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背後からかみさんがウルップの肩を掴んだ。
「お前にサボりは似合わない」
かみさんの絶対零度の眼差しにウルップの体がピクッと震えた。
「か、かみさん」
だがそれ以上はウルップは何も言えなかった。ウルップの言い訳をかみさんの圧が塞いでいた。
ポケットの中にかみさんの手が入ってくる。
スマホが引き裂かれ、コルニとの履歴があらわになった。
俺を説教する・・・あれだよそれだけはしないでほしいんだよ、頼むんだよ!
ウルップの冷や汗が一気に床まで流れ落ちる。
ウルップは激しく抵抗した。かみさんの好物を用意し、肩のコリを叩いた。
だが、突然自分の体から力が抜けていくのをウルップは感じた。
「コルニさんから電話来てますよー」
そう言うジムトレーナーの叫びが、ウルップの体から力を奪った。
大きくから体が縮こまり、凍てつくような気配がウルップの全身を貫いていく。
アデクは手の中で賞金を握りしめた。