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SS

ヨルノズク「浮気調査?」

 ▼ 1 1 14/10/09 21:01:09 ID:zy8TiXik NGネーム登録 NGID登録 報告

場所は20番道路、俗に迷いの森と呼ばれるポケモンの村へと繋がる場所に、ヨルノズクは探偵事務所を開いていた。わかりやすい場所にあるため、依頼人が迷うことはない。
「こんにちは、先生。よろしくお願いします。」
ちょうど昼頃、彼の元に1人のポケモンが訪れた。依頼人だ。
彼は夜行性だが、夜中に迷いの森に来ようと思う依頼人がいないため、彼の生活習慣は崩れ気味だった。
ヨルノズク「今日は。貴女が、私に依頼の連絡をした、ニドクインさんですね?」
事前の連絡では、依頼の内容は聞いていなかった。彼女の家は、中々の資産家である、という噂を小耳に挟んだことはあったが、今彼が依頼人に対して知る情報はそれだけだった。
 ▼ 38 ウイング◆Z41.Fx.DYA 14/10/10 22:01:58 ID:oKRKjL/E NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
觜黶支援
 ▼ 39 メガバンギラス@パワーアンクル 14/10/11 08:44:37 ID:V6/rS7vg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
人間の名前をただポケモンの名前に差し替えただけって感じがする
ポケモンは種類ごとに大きさも形も能力も違うのにそれがまるで活かされてないどころか、まるきり無視されてる
>>34の波乗りのところはちょっとよかったけど
 ▼ 40 >>1夜のダムール 14/10/11 10:18:07 ID:YMNpYFmQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>39
あまり先のことは言いたくはないのですが、犯行の方法はポケモンでなければできないものです。今の所はあなたの言う通りですが。

支援してくださった方ありがとうございます。
励みになっています。
 ▼ 41 >>1夜のダムール 14/10/11 10:19:51 ID:YMNpYFmQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
車の走る音が聞こえてきた。サイレンは鳴らしていないが、パトカーだった。ドアが開き、
刑事のゼニガメとオオスバメが3匹のポケモンを連れて降りてきた。。丁度捜査に行き詰まっていたので、彼らは話を聞くことにした。

ゼニガメ「こちら、秘書のギルガルドさんと、
ブルンゲル(青)さん。そして執事のオーベムさんです。」

ヨルノズク「秘書を、2人でやっているのですか?」

ブルンゲル「あ、はい。前勤めていた秘書が最近辞めたので、急遽やることになったのですが、慣れない仕事なので2人でやらせて頂いてたんです。」

辞めた秘書というのは、チラチーノのことだろう。

ライボルト「ご苦労。さて…あなた達はニドキングさんの話を聞いたようですが、何か重要なことを言っていましたか?」
 ▼ 42 1 14/10/12 14:17:30 ID:VlO7XoSY NGネーム登録 NGID登録 報告
ブルンゲル「えーっと、自分達は社長が電話しているのを聞いたのですが。浮気相手との電話のようでしたよ。一週間以上会ってないが、久しぶりに会わないか、と言っていたと思います。時間などは言っていませんでしたが…。」

ギルガルド「自分も同じです。」

ライボルト「ここに来てお前の浮気調査が役に立ちそうだな。」

ヨルノズク「そうかもしれないね。」

ライボルト「執事の、オーベムさんは?」

オーベム「はい。昨日の旦那様は機嫌がよく、飲酒なさって色々と話を聞かせてくれたのですが、その話の中で……」

オーベムは慎重な面立ちになって続ける。

オーベム「面倒な女だったが、それも今日で終わりだ、と言っていました。旦那様は会社で、
黒いことにも手を出していたようなので、
邪魔な誰かを殺すのかもしれない、と思ったのですが…私には止められませんでした。その後、深夜の2時ごろ、誰にも言うなとおっしゃり、こっそりと家から抜け出したのです。」
 ▼ 43 ビブラーバ@ていきけん 14/10/12 14:34:44 ID:HWjrIaT6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 44 ダンバル@パワーバンド 14/10/12 15:30:30 ID:TDnsSL7M NGネーム登録 NGID登録 報告
面白いから続き読みたい
 ▼ 45 1 14/10/12 18:00:37 ID:bzG4sE9E NGネーム登録 NGID登録 報告
ライボルト「なるほど……」

ライボルトは、思考を整理する。

ヨルノズク「一週間以上会っていない、という程度なら、恐らく相手は私が尾行していた間に被害者と接触したものでしょう。」

これでようやく、容疑者を絞ることができる。
そして、

ライボルト「ニドキングは、相手を殺す気だったかもしれない…ということか。」

ライボルトは容疑者を今すぐ集めるか迷ったが、もう暗くなってきたため、それは翌日にすることにした。

ライボルト「明日、被害者と接触したという者を署に連行する。今日の内に、住所を調べるように。……明日は、あんたも署に来るがいい。」

ヨルノズク「いいのかい?」

ライボルト「白々しいな。容疑者の供述したことの真偽も、尾行したあんたがいれば多少は確かめられる。」

そこで太陽が沈み切り、その日の捜査はそこまでとなった。
 ▼ 46 1 14/10/12 20:22:52 ID:sSOdASHE [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
深夜の3時頃に、ヨルノズクはポケモンの村にやってきた。ズバットがどのような行動をとっているか、確かめるためだ。

ヨルノズク(木にぶら下がっていたり、飛んでいたりするもの…パッと見ただけで10匹以上はいる。ポケモンの村でなら、ズバットに噛まれても不思議ではない。)

しかし、ズバットは彼に襲いかっては来ない。
攻撃が失敗することを警戒し、様子を伺っているのだろう。
彼はズバットが出てくる洞穴とは反対側の森、すなわち遺体の発見された場所にも行ってみる。そこにズバットの気配はない。

ヨルノズク(やはりポケモンの村で殺されたのか…?死因は恐らく溺死…それなら死んだ後に
血を吸われたということか?しかしいくら死体といえど、近くには犯人もいたはずだから、
好き放題襲い掛かったりはしないと思うが。
犯人も、ズバットが来たら追い払いそうなものだが…。)

わからないことはあるが、今はお預けだ。
明日の事情聴取で分かることがあるかもしれない。
 ▼ 47 1 14/10/12 20:46:38 ID:sSOdASHE [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
警部のヘルガーは、容疑者の住所を調べていた。彼は別の地区を担当するライボルトとは
ライバルのような関係だったが、そのライボルトが彼に頼んだのだ。住所の特定が、思ったより時間がかかってしまっていたためだ。

ヘルガー(手伝いなどしたくはないが、借りを作れるのはいいかもしれん。あの探偵とも、知り合いになれるしな。)

ライボルトはヨルノズクが事件に関わってくることを嫌がっていたが、ヘルガーは羨ましく感じていた。ヨルノズクが手伝う事件は、その多くが解決されていたからだ。

ヘルガー(難しい事件を手伝って貰えるようになるかもしれない。)

ヘルガーとその部下は、ライボルト達と共に容疑者を探した。夕方頃になってようやく容疑者
全員を揃えることができた。
 ▼ 48 1 14/10/12 20:47:23 ID:sSOdASHE [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
集められたのはチラチーノ、クチート、ミミロップ、エーフィ、そして『一週間以上会っていない』というニドキングの発言から可能性は低いと思われたが、ニドクインにも事情聴取をすることにした。動機が最も想像しやすいのは彼女だ。

ニドキングの死はすでに大きなニュースとなっていたため、知らぬものはいなかった。

ライボルト「一人ずつ、事情聴取を行います。」

まずはチラチーノから部屋に呼び寄せ、椅子に座らせる。
 ▼ 49 1 14/10/12 20:47:51 ID:sSOdASHE [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
どうして呼んだのかは、すでに説明してある。

ヨルノズク「私は被害者を、依頼を受けて尾行していたのですが…バーで、あなたは被害者と会っていましたね。何か、揉めていたようですが。」

チラチーノ「……社長が、妻と別れるから待っていてくれって言ったから私は待ってたのに…
あの人は私の時間を無駄にしたのよ!…あ、もちろん殺そうだなんて思いもしなかったですけどね!」

ライボルト(殺す理由としては弱いか…?いや、殺人を起こすような者なら何を考えるかは分からない。)

ライボルト「アリバイは?」

チラチーノ「えーっと、3時ごろですよね?ニュースでみただけですよ!?その時は家で寝てたので、アリバイは……ない、ですね。」

起こったのが深夜なだけに、アリバイはあまり当てにならなそうだ。他のことで推理していくしかない。
 ▼ 50 1 14/10/12 20:48:32 ID:sSOdASHE [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
クチート「私は、ニドクインさんの大学時代の後輩なんです。先輩のことを慕ってニドキングさんの会社にはいったんです。」

ライボルト「なるほど…あなたは、被害者と関係を持ったりしましたか?」

クチート「いいえ。ニドクインさんの夫と分かっていたので…。外出などに誘われた時も、可能な限り断っていました。」

ヨルノズク(今度も、あまり参考になるような情報は得られなかったな…。)

続いて、ミミロップ。

ミミロップ「私は仕事があるのに、早くしてよ!私殺してないし!」

ライボルト「まあまあ、落ち着いて。犯人で無いと分かったら帰しますから。」

ヨルノズク「貴女は、ニドキングとどういう関係だったのですか?」

ミミロップ「え?ああ、あの人の会社のCMに出ることになったからそれで知り合っただけ。アイツはしつこかったけどね!」

 ▼ 51 1 14/10/12 20:49:04 ID:sSOdASHE [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
続いてエーフィ。

エーフィ「私はもう先生に話してありますが…ニドキングの、愛人のようなものでした。」

ライボルト「もめていたのは妊娠したから…ということで間違いないないんですね?」

エーフィ「はい、そうです。」

最後はニドクイン。

ニドクイン「どうして私が疑われなくちゃいけないの?夫が殺されたのに!」

ライボルト「まあ、そうですが。念のためですよ、念のため。3時ごろ、どこにいましたか?」

ニドクイン「寝てたに決まってるでしょ!」

ヨルノズク「最後に会ったのはいつですか?」

ニドクイン「前の日の夕食の時間に会ったわ」
 ▼ 52 1 14/10/12 20:49:45 ID:sSOdASHE [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
事情聴取は終わったが、あまり有益な情報は得られなかった。アリバイも全員ない。

ライボルト「このままでは、事件は解決できない…」

落ち込み気味のテンションが漂う部屋の中に、ゼニガメがドアを開けて入ってきた。

ゼニガメ「解剖の結果、死因は溺死で間違いないようです!」

今までの推理が無駄でなかったことは分かったが、先に進める情報でもない。

すぐにオオスバメも部屋に報告にやってきた。

オオスバメ「ポケモンの村の噴水近くに落ちていた黒い石の破片が、分析の結果こわもてプーレトだったようです。」
 ▼ 53 1 14/10/12 20:50:41 ID:sSOdASHE [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ライボルト「こわもてプーレト…?」

また謎が増えた、彼がそう思ったとき、

ゼニガメ「な、何をしているんですか?」

ゼニガメが声を上げる。目を向けると、ヨルノズクが首を180°回転させていた。

ライボルト「ああ…これはこいつの癖らしくてな。首を回すと、頭の回転が早まるらしい。」

ズバットに噛まれた沢山のあと、遺体を運んだ痕跡がない現場、そして砕けて落ちていたこわもてプレートの破片。
様々なことが、ヨルノズクの頭の中でパズルのように組み合わさって行く。

ライボルト「ん?どこに行くんだ?」

ドアへ歩き出したヨルノズクに、ライボルトが声をかける。

ヨルノズク「事件を再現するための助っ人と…
最後の証拠を取りに行く。悪いけど、事件が起こった時刻に、ポケモンの村に容疑者を連れて集まってくれ。」

そう言い残して、彼は警察署を後にした。
 ▼ 54 ペルシアン@ながながこやし 14/10/12 21:33:07 ID:t.l5ptos NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しぇん
 ▼ 55 カイリュー@ほしのかけら 14/10/12 21:36:10 ID:Fmcq9g1Q NGネーム登録 NGID登録 報告
>>53
の考える描写なんかかっこいいな
鍵のかかった部屋みたいで
 ▼ 56 1 14/10/12 22:07:56 ID:xfWmmfv2 NGネーム登録 NGID登録 報告
深夜の3時。ライボルトたちは容疑者と共にポケモンの村にいた。ヨルノズクが来るのを待っていたのだ。そこに、車が一台走ってきて、ヨルノズクが降りてきた。

ヨルノズク「待たせたね。」

ライボルト「遅い。…それより、そこにいるのは誰だ?」

ライボルトは、助手席から降りてきた男のことを、ヨルノズクに尋ねる。

ヨルノズク「ああ、彼はカイリキー。事件の再現に協力してもらうんだ。」

ライボルト「なんでカイリキー…?まあいい、早くお前の推理を聞かせてくれ。」

ヨルノズク「そうだね。それじゃあ私の考えを聞いてもらおう。」
 ▼ 57 1 14/10/12 23:04:32 ID:h9IW1Bkk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヨルノズク「そうだね、まずは…こわもてプレートのことから始めよう。なぜ現場にこわもてプレートが落ちていたかだけど…ここで大事なのは、こわもてプレートが、『砕けていた』ということだよ。」

ライボルト「どういう、ことだ?」

ヨルノズク「考えてみれば分かるだろう。一度使えば、使えなくなってしまうジュエル等とは違い……プレートは、何度使っても失われることはない。壊れることは、ないんだ。でも、壊れていた。それは何故か。」

ライボルト「焦らさないで、早く言えって」

ヨルノズク「道具が使えなくなるような状況になるのは……はたきおとす、なげけつける。そのどちらかが、このプレートに影響を与えたからだろう。マジックルームという技もあるけど、これは一時的に効力を失わせるだけ。関わったのはどちらかだよ。」
 ▼ 58 1 14/10/12 23:09:25 ID:h9IW1Bkk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
今日はここまでにします。変なところで終わってしまい申し訳ないですが、次のレスの部分で犯人が分かる&分かるなら最後までいってしまいたいという考えだからです。
よかったら犯人が誰か考えて見て下さい。ズバットの噛んだ後と、移動させた方法については、カイリキーの存在が大ヒントとなっています。
分かってもネタバレはしないでください。
読んでくださった方ありがとうございます。
 ▼ 59 1 14/10/13 02:00:51 ID:aQ4ho2tU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヨルノズク「そして次に考えなくてはならないのは、どちらの技によって、こわもてプレートは壊されたのか。どちらも道具が使えなくなる技だけど、この二つはある意味、両極端のような関係にある。」

ライボルト「なげけつけるは自分の道具が使えなくなる。はたきおとすは、相手の道具を使えなくする…か。」

ヨルノズク「その通り。じゃあどちらなのかとなると、これは考えれば分かることだ。被害者も加害者も、相手を殺そうとしていた。つまり、こわもてプレートは『殺すため』に必要だったものだろう。殺すつもりなら、わざわざ相手の持ち物をはたきおとす必要もないし、それが相手に対して高い打点になるポケモンもいない。よって、プレートは投げつけるために持って来られたものだろう。」

ヨルノズク「続いて、ズバットの噛んだ跡と、移動させた方法だけど…」

ライボルト「そうだ、それはどういうことなんだ?」

ヨルノズク「今から説明するよ。ではまずライボルトくん、そこで死んだふりをしてくれたまえ。」

ライボルト「ファッ!?」
 ▼ 60 1 14/10/13 12:30:00 ID:aQ4ho2tU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヨルノズク「現場を再現するためだよ。大丈夫、襲ってこないって、君も分かっているだろう?犯人も近くにいた筈だからね、私が近くにいよう。」

ライボルト「………。」

ライボルトは仕方なく、他の人たちと少し離れて、そこで寝っ転がり死んだふりした。ヨルノズクが近くに立つ。

ヨルノズク「ほら、襲ってこないだろう?」

ズバットは機会を伺っているようだが、襲ってこない。

ライボルト「当たり前だ。攻撃が失敗すれば、自分たちの身が危ないんだからな。」

そう言いながら、ライボルトは無事であることに胸を撫で下ろす。

ライボルト「それで、これで何か分かるってのか?意味もなくやらせたんじゃないだろうな?」

ヨルノズク「分かるのは、これからさ。カイリキー君、こっちに来てくれたまえ。」
 ▼ 61 1 14/10/13 12:48:46 ID:aQ4ho2tU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
呼ばれたカイリキーは、ヨルノズクの元へ歩み寄る。代わりにライボルトは戻っていく。

カイリキー「私は何をすればいいんです?」

カイリキーは、説明を受けていないようだった。

ヨルノズク「そこに寝て、死んだふりをしてくれ。大丈夫、さっき襲って来なかったのを見たでしょう。」

カイリキー「は、はあ…」

カイリキーがそこに寝っ転がり、少しすると…

カイリキー「うわ、うわわわわ!ちょっと!え、どういう!?やめろって!」

隣にヨルノズクが立っていたにも関わらず、ズバット達は警戒をとき、カイリキーに襲いかかった。
 ▼ 62 1 14/10/13 13:50:10 ID:cfGWMEDs NGネーム登録 NGID登録 報告
マニューラ「これは……どういうことです?」

マニューラが、疑問の声を上げる。この場にいる全員の考えを代弁して。
ズバットを追い払ったヨルノズクが、その質問に答える。

ヨルノズク「簡単なことさ。今までズバットは、攻撃の失敗を恐れて襲ってこなかったが……カイリキーの特性は『ノーガード』。攻撃が失敗することはない。警戒など、必要ないのさ。」

ライボルト「それがズバットに噛まれた理由だとして……だからどうなるんだ?容疑者の中に、『ノーガード』の特性を持つものはいないし、遺体を移動させた方法だって解らないんだぞ。」

ヨルノズク「今のは、事件当時の状況を解りやすくするために行っただけだよ。『ノーガード』の事も、遺体を移動させた方法の事も、ある一つのことで簡単に説明出来るんだ。」
 ▼ 63 ウツドン@でんきだま 14/10/13 13:58:18 ID:yAyt3lGk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 64 1 14/10/13 15:25:58 ID:aRGOeTM2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ライボルト「ある、一つのこと?それはなんだ?」

ヨルノズクは少し悩むような顔をし、

ヨルノズク「それをどう伝えるのが良いか、いろいろ考えたけど、早く言ってしまうのが良さそうだね。」

そう言うと、ヨルノズクは事件の謎を明かす。

ヨルノズク「遺体を運んだのは、『テレキネシス』という、ポケモンの技だよ。相手を持ち上げることができ、さらに地面タイプ以外の全ての攻撃が必ず当たるようになる。『ノーガード』とは、一撃必殺が当たらない、という違いはあるけどね。解ってしまえば簡単なトリック……いや、トリックですらない。異様な事件現場に、私達が惑わされていただけだったんだ」


 ▼ 65 1 14/10/13 15:33:15 ID:aRGOeTM2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヨルノズク「つまり、ニドキングと犯人はポケモンの村で待ち合わせしたが、ニドキングがこわもてプレートを犯人に投げつけた。恐らくそれをかわすか防ぐかした犯人は、その後反撃し……最後には溺死させた。後は犯人が『テレキネシス』で遺体を森の中に隠した、ということさ。」

ヨルノズクは事件の真相をまとめた。そして語る。

ヨルノズク「つまり犯人は、『なげつける』が有効で、技『テレキネシス』が使えるポケモン。それは……貴女しか、いませんね?」

ヨルノズクは目を真っ直ぐと見つめ、その名を呼ぶ。

ヨルノズク「犯人は………エーフィ。貴方です。」
 ▼ 66 ドテッコツ@ドリームボール 14/10/13 15:58:56 ID:t0nrcqAQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テレキネシスとは思いつかなかった。
 ▼ 67 1 14/10/13 15:59:24 ID:aRGOeTM2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
エーフィ「……!」

ライボルト「エーフィって…お前の助手じゃないか…」

ヨルノズク「そう。私も信じ難かったが…あらゆる事が、彼女が犯人であることを証明しているんだよ。」

エーフィ「でも、私には……殺す理由は、ありませんよ?子供ができても、おろせばいい、だけですし。」

ヨルノズク「……君は私が依頼を受けた日、病院に行っていたね。君は風邪だと言っていたが……それは、本当だったのかな?」

エーフィ「!」

ライボルト「どういうことだ?」

ヨルノズク「彼女は、嘘をついていたんです。子供ができた、というのが嘘かはわかりませんが……病院にいった理由は、病気だったからです。」
 ▼ 68 1 14/10/13 16:31:16 ID:MAQGjGYM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ライボルト「病気……?」

エーフィは黙っている。

ヨルノズク「そう。彼女は、ニドキングの、身体から分泌される毒で、病気になってしまったんです。」

ライボルト「……!で、でも、ニドキングの身体から分泌される毒は、それほど強くない!毒消しで治療すれば、治るはずだ!」

ヨルノズク「その通り。でも、彼女の場合は違ったんだよ。特性『マジックミラー』は、相手の変化技、どくどくなども防ぐことができる。それで状態異常になることが減った。それが祟って、彼女は免疫力が落ちてしまったんだ。さっき、彼女が行った病気の医師に聞いてきたから、間違いない。」

ライボルト「し、信じ難いが……」

ヨルノズク「…これが、私の推理です。エーフィ君、どこか間違っているかな?」
 ▼ 69 1 14/10/13 16:33:45 ID:MAQGjGYM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
静寂が続いた。そして、ついにエーフィが口を開く。

エーフィ「そう…そうですよ。私が殺したんですよ。あいつに病気にさせられたから!シンクロでうつしてやろうと思ったけど、あいつには毒が効かない!こっちは命が危ないのに知らんぷりして!あいつが…あいつが悪いのよ!」

エーフィは、隠していた感情を爆発させる。

ライボルト「……署に、連行するぞ。」

ライボルトが、エーフィの前足を縛る。

ヨルノズク「例え相手が悪くても、殺してしまえば、負けなんだよ。助手の君にそれを伝えられなかった事が……私は、悲しいよ。」

エーフィ「………」

エーフィは何も言わず、連れて行かれた。
 ▼ 70 プロトーガ@たつじんのおび 14/10/13 16:36:45 ID:r7bFCMxU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 71 1 14/10/13 16:39:31 ID:MAQGjGYM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
20番道路の、迷いの森で、ヨルノズクは探偵事務所を開いている。椅子に座り、新たな依頼人の事について考えていた。

彼は、机に向けていた顔を上げ、静かな部屋を見渡す。

ヨルノズク「こんなに、広がったっけなぁ…」

再び会うことは無いであろう、助手の事を思い出し、彼は涙を流した。


ヨルノズク「浮気調査?」・完
 ▼ 72 1 14/10/13 16:41:41 ID:MAQGjGYM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
これにて完結です。読んで下さった方ありがとうございました。
キャラのアイデアをくれた方もありがとうございます。

最後に、良かったら感想を聞かせてください。今後の参考になります。

そして探偵を書いたら泥棒を書きたくなったので、近々 SS・ニューラ「立派な泥棒になる!」を書こうと思っています。もし見かけたら、読んでやって下さい。

ありがとうございました!
 ▼ 73 サイホーン@グラシデアのはな 14/10/13 16:42:26 ID:LbfvxCGE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙
 ▼ 74 ココドラ@すごいキズぐすり 14/10/13 16:50:53 ID:PX4DV2ms NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙!
上の宣伝がちょうど
「浮気捜査はハートベル探偵」になっててワロタ
とても面白かったので続編も期待してます
 ▼ 75 メガジュカイン@オーロラチケット 14/10/13 17:46:01 ID:zm0AEGmw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙
 ▼ 76 オンバーン@バトルレコーダー 14/10/13 18:35:16 ID:CMQa..QQ NGネーム登録 NGID登録 報告
次回も楽しみにしてます
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https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=25275
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