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ケンゴ「みんなで楽しくテンガン山を登ろう!」

 ▼ 1 ットロトム@ライボルトナイト 16/05/22 19:12:44 ID:ZQggthHM NGネーム登録 NGID登録 報告
クロガネシティのポケモンセンター。談話室



ケンゴ「せっかく旅に出たんだ、テンガン山はいつか踏破したいと思っていたし、サトシ達も一緒だしこれは行くしかないよね」

ケンゴ「キャンピングアイテムも詰めたし、準備万端」


サトシ「おはようケンゴ。登山の支度は捗ってるか?」


ケンゴ「おはよう!もちろんさサトシ!キャンプの事ならこの僕に任せておいてくれればいいさ!」


タケシ「ほぉ〜、そいつは心強いな!」

ヒカリ「登山なんて初めてだからとっても楽しみ!ね、ポッチャマ?」

ポッチャマ「ポッチャ!」
 ▼ 81 ャルマー@デンリュウナイト 16/05/26 05:26:57 ID:oZ1qpNeE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
さよならケンゴ
お前のことは忘れない
 ▼ 82 まじゃろ◆K9KKk9II1I 16/05/26 08:45:53 ID:SwoiGBB. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケン虐だと予想
 ▼ 83 ジロン@ハイパーボール 16/05/27 01:46:36 ID:oYwElREo [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
三人で輪になって座り、シンジから分けてもらった非常食の袋を囲む。
サトシは袋を開けて中の物を取り出した。カロリーメートやゼリー状の栄養食品、塩分補給に味付きの塩飴、12種類の味のドライフードパック、スポーツ飲料、少し溶けかかった板チョコ、そして梅干しの入ったタッパー。主にコンパクトで収納しやすく高カロリーを得られるものが多い。それらを床に並べるとかなりの量になった。三人で分けるなら十分な量だ。
用意周到なシンジらしいなと、サトシは思った。

タケシ「よし、それじゃあ三人で分けよう。ただし、一度に全部食べるなよ?ちゃんと後先のことを考えて温存しておく食糧のことも考えてくれ」

ヒカリ「これからケンゴを探さなくちゃいけないし、山を降りるにしても1日じゃ下山できないもんね」

タケシ「そのことなんだが…」

非常食を手に取り、黙々とそれを食べる二人に、タケシは真剣な表情を浮かべて言った。


タケシ「明日からの行動を決めたいと思うんだが」

サトシ「明日からの行動…?」

ヒカリ「…?」

サトシ「ケンゴを探して合流するんだろう?」

タケシ「…ああ…まぁ…そうなんだが」

タケシの表情は、険しくなる一方。
 ▼ 84 ビワラー@あかいバンダナ 16/05/27 02:03:36 ID:oYwElREo [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「何か、問題があるのか?」

タケシ「…ケンゴを探すと簡単に言っても、容易なことじゃないのはわかるか?」

タケシ「俺たちが今後とる行動は、大きく分けて三つ。一つはケンゴを探すこと。二つ目はこのテントの中でシンジが呼んでくれたであろう救助隊の到着を待つこと。三つ目は夜が明けたら直ちに下山すること」

サトシ「…ちょっと待てよ!ケンゴを探す以外に選択肢なんてないだろう?!」

ヒカリ「そうよ!ケンゴは今もこの薄暗い山の中で一人怯えてるかも知れないのよ?!」

タケシ「…そんなことは、俺だって百も承知だ…だが俺たちが三人だからって、安心できると思ったら大間違いだぞ…!」

タケシが、少し声を荒げる。そこにはタケシ自身の気持ちが見え隠れしていたのかもしれない。どうすることもできない悔しさ。

タケシ「いいか?俺たちは三人集まっているとは言え遭難者だ。山は傾斜になっているから極端な話、降っていけば下山すること自体は可能だろう。だが正規の道を通ってもここまで来るのに数日を要したんだ。全く見ず知らずの山中で無闇矢鱈に歩き回ることは自殺行為に等しい」

タケシ「ケンゴを探す道中でこちらの食糧が底を尽きたらそれこそ全員野垂死にするだけだ。それだけじゃないぞ、またいつリングマがやってくるかわからない。俺たちも常に危険な状況下に置かれているというのを、十分理解してほしい」

サトシ「そ…それはそうだけど…!」
 ▼ 85 ュウツー@やわらかいすな 16/05/27 02:23:44 ID:oYwElREo [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヒカリ「それならシンジと会った時に一緒に下山すれば良かったんじゃ…」

タケシ「確かに、今思えばそうだが俺たちはケンゴがテントに戻っているかもしれないと思っていた。戻っていれば合流して一緒に下山すればよかったが、実際ケンゴはいなかった」

タケシ「シンジと一緒に下山したとしても、下山するのに数日かかり、救助隊へ知らせて捜索が始まって見つかるまでの間、ケンゴは飲まず食わずでさらにリングマの危険に晒されることになる」

タケシ「そう考えるととても一緒に下山はできなった。シンジだけ下山して救助隊の要請を任せ、俺たちはケンゴと合流することがベストだったんだ」

タケシ「だがテントに戻ってみると、ケンゴはおらず、いた形跡もない。ケンゴの足取りが掴めない以上、この360°を森に囲まれた中で探すなんて無謀だ」

サトシ「じゃあどうすりゃいいんだよ…テントで救助隊が来るのを待つのか?」

タケシ「…今の所、それが最善策だと思うんだが。待っている間にケンゴがひょっこり戻ってくる可能性もある」

ヒカリ「そっか!タケシは最初からそのつもりでテントを修繕したのね!」

タケシ「だが…ここで待つのにもやはりリスクがある」

サトシ「…リスク……?」
 ▼ 86 クフーン@ヘルガナイト 16/05/27 02:37:38 ID:oYwElREo [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
タケシ「…あぁ、それは」

サトシ「しっ…」

サトシがタケシの口を遮る。
ヒカリの非常食を食べる手が止まる。

三人はそれぞれ目線を配り、アイコンタクトを図った。



いる。

すぐそこだ。テントから1メートルもない。至近距離だ。


耳を澄ます。


ズッ…ズッ…という、土を踏む音。

フグゥーッという、大きな鼻息の音。


間違いなくあのリングマだ。

三人に緊張が走る。
三人は額から、ドッと汗が吹き出るのを感じた。

リングマはゆっくりと、テントの周りをグルグルと周回し始めた。
息が詰まるほどの恐怖感。恐らく、リングマは我々がテントにいることを気付いている。
 ▼ 87 ーランス@たいようのいし 16/05/27 17:54:30 ID:WBJ05rEY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 88 ッフロン@キズぐすり 16/05/27 17:55:28 ID:zh0BcKMw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
4世代メンバーにデントいたっけと思ってしまった
 ▼ 89 ーブシン@こうてつプレート 16/05/28 23:00:01 ID:ixriYfow NGネーム登録 NGID登録 報告
アゲェェェェチス
 ▼ 90 まじゃろ◆K9KKk9II1I 16/05/29 12:54:31 ID:9dS381tk NGネーム登録 NGID登録 報告
V支援ネレート
 ▼ 91 テッコツ@たんけんセット 16/05/29 15:28:50 ID:/0mFyP0Q [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「……」

ヒカリ「……」ビクビク

タケシ「……」

ヒカリの肩に手を添えるタケシ。
息を殺し、三人は身を寄せ合った。

どうすることも出来ない。
ピカチュウの電撃も、ヒコザルの火炎も、このリングマに対しては脅かし程度の効果しか期待できない。
下手に刺激すれば、三人の命は恐らくないだろう。

ヒカリ「…ハァ…ハァッ…ァ…」ビクビク ガクガク

震えるヒカリの身体。恐怖から息遣いが荒くなる。
タケシはヒカリの口を手で覆った。

タケシは首を横に振った。
サトシとヒカリはそれを、リングマが去るまでここでやり過ごそうという判断だと受け取った。

その間も、リングマは頻りにテントに鼻を押し付けては、サトシらを震え上がらせた。

リングマが一枚の布切れを隔てて、すぐそこにいる。
サトシは改めてリングマの大きさに恐れを抱いた。テントに映る手のひらのシルエットは、自分らの顔よりもはるかに大きい。木の幹のように太い足。体格もガッシリしていて、重量感がある。
サトシは今まで、大型のポケモンとバトルをしたり触れ合ったりしてきた経験がある。しかしこのリングマはそのどれとも違う恐怖心を抱かせられた。野生のままの、本能のままに生きる獰猛な野生の生き物と、相対しているのだという恐怖心。
 ▼ 92 ニガメ@すごいつりざお 16/05/29 15:46:05 ID:/0mFyP0Q [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシは帽子を脱ぎ、額の汗を拭った。
ポケモンは、みんな友達になれるという思いで旅をしてきた彼さえも危険信号を発せずにはいられないくらい切迫した状況であった。

サトシは深く帽子を被り直す。
その間もテントの外に意識を向け、油断出来ない。

タケシの案でリングマが興味を失い、テントから去るのを待つことになったが、現実は思い通りには行かなかった。

1時間が経過した。
時刻は午後8時を回る。リングマはまだ、テントの外に居座っている。
タケシが二人に目を配る。

このままここにいてはいけない。
タケシの目はそう物語っているように見えた。
ここに籠城していては危険だと。タケシはテントから脱出するため、リュックを背負い、サトシらにも促した。

サトシとヒカリも、タケシと同じ気持ちだった。
二人は頷き、リュックを背負いいつでもテントから飛び出せる準備を整えた。非常食を再びリュックに詰め込もうという余裕などない。
タケシの目が血走っている。チャンスは一度きりだ。テントから飛び出した瞬間、リングマに襲われるかもしれない。誰一人として、遅れをとってはいけない。

タケシ「……」スッ

タケシはテントの出入り口に立つと、テントの微かな隙間から外の様子を伺った。リングマの背中が見える。フワフワとした茶色い体毛が逆立っている。



タケシ「今だっ!!!」

タケシは勢いよくテントの出入り口を開き、外へと飛び出した。
 ▼ 93 リゴンZ@ふっかつそう 16/05/29 15:57:18 ID:/0mFyP0Q [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
今の大声でリングマに気付かれたかもしれないとタケシは思った。
しかし後ろを確認している余裕はない。サトシとヒカリがテントから飛び出すのを、足音で判断するとタケシは一目散に走った。

どこでもいい。リングマが追ってこなくなるその場所まで、休むことなく全力疾走した。
足が悲鳴をあげようと御構い無しだ。サトシとヒカリが後ろをついてきているのを信じて、死に物狂いで走った。


時間が永遠に感じられた。もうどれほど走っただろうか。
もう三合目まで降りてこられたんじゃないだろうかと思うほど、山を降る。

タケシの走るペースが遅くなった。気がつくと辺りはガレ場で斜面になっていた。大きく丸い石畳のようなゴツゴツした下り坂で、走るのに適さない場所だった。

ヒカリ「ハァッ…ハァッ…!」

サトシ「ハァッ…、もうここまで来れば平気か…?」

タケシ「あ…あぁ」

二人の息遣いが聞こえてホッとするタケシ。
三人はペースを落とし、足元に注意して、息を整えながら進んだ。
ふと、サトシが後ろを振り向くと、あのリングマがすぐ真後ろにまで迫っていた。
 ▼ 94 ザリガー@アブソルナイト 16/05/29 16:00:44 ID:dPkTIhZk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴヘルプ
 ▼ 95 ニガメ@ひみつのカギ 16/05/29 16:06:12 ID:/0mFyP0Q [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「うわぁぁーーーっ!!」

サトシの叫び声が挙がった。

タケシとヒカリは飛び上がり、振り返らず走った。
サトシも二人の跡を追い、全速力で走る。


ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!


リングマ「ぐぉぉあん」

大きな音を立てて、リングマがサトシを追う。
その速度はとても早く、運動神経の優れるサトシもすぐに追いつかれてしまいそうな程だ。

サトシとヒカリとタケシは逃げる際に散り散りに逸れ、リングマはサトシに狙いを絞り追いかけた。
サトシが逃げる方を目で追うタケシ。

タケシ「サ…サトシ!!」

ヒカリ「嘘でしょ?!…そんなぁ!!」

サトシの姿は森の奥、茂みの向こうへと消えていった。
そのすぐ後ろを、リングマが追いかける。
 ▼ 96 タチマル@じしゃく 16/05/29 16:16:06 ID:cqFDGF7A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
END
 ▼ 97 マンボウ@むげんのふえ 16/05/29 16:19:22 ID:/0mFyP0Q [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!!」

再びサトシの叫び声が、森の奥から響き渡る。

タケシ「サトシ!」

ヒカリは涙を流してその場に座り込んだ。

ヒカリ「そんな…サトシィ…!!」涙ポロポロ

ヒカリ「イヤァァァ…!!」ポロポロポロポロ

タケシ「な…なんてことだ…」

タケシも顔面蒼白になる。

タケシ「チクショウ…!サトシ…!サトシィ…!」

地に拳をぶつけるタケシ。
サトシがリングマに襲われた。あの悲鳴…無事では無いのは明白だった。

しかし悲しみに暮れている余裕は無い。タケシは涙を堪えて、ヒカリの腕を掴んで立ち上がらせた。

タケシ「行くぞ!ヒカリ!!」

ヒカリ「…うぐっ…ひぐぅっ…」めそっ

タケシ「サトシなら大丈夫だ!絶対助かる!!信じろ!!!」

タケシはそう、自分に言い聞かせた。
サトシと旅をしてきた時間は、ヒカリよりも長い。サトシとはまだ駆け出しだった頃からの付き合いで、タケシにとってサトシはかけがえの無い相棒のような大きな存在、親友だった。これまで幾度となく世界の危機を救ってきたサトシの結末がこんなものだなんて、タケシには信じられるはずがなかった。
 ▼ 98 ンシグラードン@せんせいのツメ 16/05/29 16:31:25 ID:YoBi6Qqo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テンガン山に入山して五日目が始まった。

ヒカリ「……」

タケシ「……」

二人とも、一睡もせずに歩き続けていた。
サトシが欠けたことにより、心身ともに憔悴しきっていて、生気が感じられない面持ち。

タケシ「…あ…あれは…」

タケシがガレ場を超えた先に、二つの灰色のテントを見つけた。

タケシ「おい、ヒカリ。あれを…」

ヒカリ「あぁ…」

二人はガレ場の崖を早足で下り、テントの側へと駆けて行った。


コウヘイ「おや、ヒカリさんじゃありませんか」

テントを張っていたのは、ポケモントレーナーでヒカリの友人でもあるコウヘイだった。

コウヘイはヒカリのことを、何かと付け回してはヒカリに煙たがられている。しかしこの時ばかりはコウヘイに出会えたことがとても幸福に思えた。

コウヘイ「奇遇ですねぇ、まさに運命を感じます。んふふ」

ヒカリ「…」

ヒカリ「ううっ…!コウヘイ…!」じわっ
 ▼ 99 イキング@バシャーモナイト 16/05/29 16:35:25 ID:lWwkLRQo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スーパーマサラ人なら余裕だろ
 ▼ 100 ュゴン@バクーダナイト 16/05/29 16:40:06 ID:ySEL4Jz2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
顔見知りの友達に出会い、それまでの緊張が緩和されたと同時にヒカリはその場にへたへたと座り込んで泣き出してしまった。

コウヘイ「ど…どうなさったのですか、これは」

タケシ「あ…あぁ…すまない。少し…休ませてくれ」

タケシも気が抜けたせいか、たまらずその場に腰を下ろしてしまう。


ジュン「何だよこんな朝っぱらから…罰金100万円だぞぉ〜…」

もう一方のテントから、ひょっこり姿を現したのはサトシのライバルでヒカリと同じフタバタウン出身のトレーナージュンだ。
ジュンはマイペースな性格で、常に慌ただしいのだが早朝というのもあって寝ぼけている様子だ。

コウヘイ「やっと起きましたか。全くあなたといると出発が遅れてしまって予定が狂う一方ですね」

ジュン「って、タケシ!それにヒカリも!どうしたんだよ一体!」

コウヘイ「取り敢えず、テントの中で話はお伺いします。二人とも立てますか?」

ヒカリ「え、えぇ…」

タケシ「すまない…二人とも」
 ▼ 101 ッサム@おおきなキノコ 16/05/29 16:54:50 ID:7hd5gwd6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴはお腹を空かせ、森の中を彷徨っていた。
もう2日ほど、何も口にしていない。体力が限界を迎え、体を動かす気力が湧かない。

ふくよかなケンゴでさえ、頬がコケるほどだった。それは食べ物を口にしていないからだけではない。
精神的な疲弊も起因していた。

ケンゴは、サトシらと逸れる前のテントを目指していた。ケンゴのリュックの中には、食料がある。そのほとんどがお菓子類だが。
それだけじゃない。
大切な身分証明となるコンテストパスや、これまで勝ち得たコンテストリボン、お財布や貴重品、そして何より大切なポケモンたちをリュックの中に置き去りにしていた。命より大切な、ケンゴのポケモンたちだ。
それと、宝物のヒカリの写真。それらを取り戻さなければ、下山なんて出来ないとケンゴは思った。

しかし、どこにテントがあるかなんて、彼にはわからない。ただ闇雲に、虚ろになり森の中を彷徨い歩くだけだ。

ケンゴ「…」

ケンゴ「みんな…僕はここに…いるよ」

ケンゴ「みんな…僕はここに…」

気付くとケンゴはガレ場に足を踏み入れていた。
ゴツゴツした足場で、歩きにくい。ちょっとした崖になっていて、気を付けなければ崖下に転げ落ちてしまいそうである。

ケンゴ「…あ…あれ…」

ケンゴは崖下にある、二つの灰色のテントを見つけた。
 ▼ 102 ンタイン@たべのこし 16/05/29 16:58:38 ID:lWwkLRQo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
これ落ちてくる展開か
 ▼ 103 ライオン@のんきのおこう 16/05/29 17:00:50 ID:kcUmUsL6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
夢かと思った。
二日間森の中を彷徨い続け、ようやく人間の元に辿り着いたのだ。
これで助かる。ケンゴはそう思った。

それだけじゃない。
テントの外にいるヒカリとタケシ、ジュンとコウヘイを見つけるとケンゴは涙を流した。

テントの中へ入っていく彼らを目の当たりにし、ケンゴは残された力を振り絞ってガレ場を降ろうと足を踏み出す。

食事をとっていないためか、声が上手く出せない。
それでもケンゴは喜びの声をあげようとした。


ケンゴ「ヒカリ…!タケシ…!」

ケンゴ「僕はここだ!僕は無事だ!」

ケンゴ「コウヘイ!ジュン!今そっちに行くからね!!」


ゆっくりと、ケンゴはガレ場を降る。


しかしケンゴは歩みをピタリと止めた。
 ▼ 104 タフリー@1ごうしつのカギ 16/05/29 17:01:39 ID:dPkTIhZk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
妄想?
まぁどうせケンゴ助からないんだろ・・・
 ▼ 105 ガジュカイン@ぼんぐりケース 16/05/29 17:09:23 ID:kcUmUsL6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
崖下の先にあるテントと、崖を降るケンゴの丁度中間地点程にリングマの姿を確認したケンゴはその場に凍りついた。
気付かれぬよう、動きを止めるケンゴ。
だが、時すでに遅く、リングマの双眸はケンゴの姿をしっかりと捉えていたのだ。


やばい。
ケンゴの血の気が引く。つかの間の安堵は一瞬にして絶望へと変化した。

リングマは崖を猛スピードで駆け上がってきたのだ。
四脚を器用に使い、ガレ場も難なく登ってくる。

ケンゴ「…はっ…はぁっ…!!」

テントに背を向け、ケンゴは血相を変えて崖を登り始めた。


ようやく助かったと思ったのに…!
あと少しで、みんなと再会できたのに…!!
 ▼ 106 ャタピー@ヒメリのみ 16/05/29 19:41:09 ID:uxxodZVk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴ死ね
 ▼ 107 まじゃろ◆K9KKk9II1I 16/05/29 21:41:23 ID:1e33vVho NGネーム登録 NGID登録 報告
>>106
そんな









 ▼ 108 ンヤンマ@げんきのかたまり 16/05/30 00:20:17 ID:pulS5/fE [1/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ただガムシャラに走った。

茂みを、枝を、掻き分けて縦横無尽に走った。

右へ、左へ、左へ、右へ。

とにかくリングマから逃れる事だけ考えて。

たとえ茂みから伸びる枝が頬に切り傷を作っても。度重なる悪路の連続で履いてきた靴のソール部分が剥がれ落ちても。
御構い無しにケンゴは走った。気にしている余裕など、無いのだ。

恐怖のあまり、堪えきれず涙が溢れ出る。

ケンゴ「…はぁっ!…はぁっぁ!」タッタッタッタッタッタッ


もういやだ。

もういやだ。

フタバタウンに帰りたい。

暖かいママのスープを飲んで、フカフカのベッドでぐっすり眠りたい。

ケンゴ「うぐぅっ!…うぐふぅぅぅ!!」

横腹がギュウっと締め付けられるように痛むのを感じた。
それでもケンゴは、走り続けた。

常人には想像もつかない。
想像を絶する、果てし無い恐怖とケンゴは戦った。
 ▼ 109 オスバメ@きれいなぬけがら 16/05/30 00:35:55 ID:pulS5/fE [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
藁にもすがる思いで走り続けたケンゴは、辿り着いた。


ケンゴ「ハァッ…はぁっ…はぁっ!」

サトシらと、最後に泊まったあのテントだ。見た目こそ違えど、間違いなく自分たちの用意したテントだ。きっとタケシか誰かがリングマに壊された部分を修繕したに違いない。

何より、自分のリュックがすぐ近くの地面に転がっていたのだ。自分のリュックの中身が辺りに散乱しているのを見ると不愉快になるが、そんなことは言っていられない。

ケンゴは眉間にシワを寄せながら、散乱する荷物を拾いリュックに無造作に押し込んで修繕されたテントの中に入った。

ケンゴ「ハァッ…はぁっ…」

ケンゴ「ハァッーー…」すぅー

ケンゴ「…はぁ……ふぅ…」

リュックをギュッと抱きしめ、息を深く吸い込み気持ちを落ち着かせた。

とりあえず、テントの中に隠れていようとケンゴは思った。
ケンゴはリュックの中から先ほど拾った物を取り出した。
封の開いたスナック菓子だ。泥が付着していて、所々が黒ずんでいる。

ケンゴ「…はぁっ…はぐっ!」バクッ

それを食べるのに抵抗は無かった。耐えきれないほどの空腹感のせいだ。
なんだって言い。とにかく食べるものにありつけたのだ。
 ▼ 110 ポッコ@パワーウエイト 16/05/30 00:38:16 ID:fyfmHNUY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
モンスターボール持ってるなら生き残れる
 ▼ 111 ロベルト@1ごうしつのカギ 16/05/30 00:50:34 ID:pulS5/fE [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
次にケンゴがリュックから取り出したのはペットボトルに入った水だ。こちらはまだ封を切られておらず、綺麗な状態で残っていた。

ケンゴ「…うぐっ!こくっ…こくっ…こくっ」

豪快に喉を鳴らしながら、水を口に流し込む。
500ミリリットルのペットボトルはすぐに空になった。

ケンゴ「…」

ケンゴ「…ふぅーっ…」

食べ物を口に出来て、安心感に包まれてきた。
気持ちが落ち着いて、不思議と冷静になったケンゴはリュックの中の物を一つ一つ取り出し始める。
登山に出発する前に詰めた物だ。こんなに懐かしく感じるなんて思いもしなかった。

モンスターボールが3つ出てきた。ケンゴの手持ちポケモンたちだ。ケンゴは寂しさを紛らわそうと、ボールからポケモンを出そうと試みたがボールは開かなかった。

開閉スイッチがひしゃげている。何かに圧迫された拍子に変形してしまったのだろう。開閉スイッチが押せなくなっていた。
中のポケモン達は無事だと思いたいが、ケンゴにはどうすることも出来ない。
ケンゴはボールを再びリュックの中へ戻すと、次に手帳を取り出した。

ケンゴが、旅立つ前から使っている手帳だ。
カレンダーのページを開くと、登山のタイムスケジュールが細かな文字で記されていた。本来なら今頃山頂付近に到達していた頃だろう。
 ▼ 112 ンドラー@ヒメリのみ 16/05/30 01:07:27 ID:pulS5/fE [4/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ケンゴ「は…はっ…懐かし…」

ケンゴはペラペラとカレンダーのページを遡っていった。

大抵はポケモンコンテストの開催日や、友達らと合流するための予定。その日の出来事を綴ったり日記の役目も果たしていた。

マル月バツ日
ヒカリ達とポケモンセンターで待ち合わせ。その後一泊をしてテンガン山へ!楽しみでしょうがない!

マル月バツ日
クロガネシティに到着ぅー!ジムリーダーを務めるヒョウタさんに出会う!

マル月バツ日
洞窟の中で一夜を過ごす。ズバットだらけで不気味。早く抜けてクロガネシティを観光したい!


ケンゴはさらにページをめくり時間を遡る。


マル月バツ日
ヒカリに遅れを取ったけど、フタバタウンを出発!目指せトップコーディネーター!!ナナカマド博士からポッチャマをもらう!可愛い奴!そういえば、ヒカリもポッチャマを貰ったんだって。

マル月バツ日
ママからヒカリが2日前に旅だったって聞いた。僕に一言も言わないなんて!僕もそろそろ旅の準備をしなければ!

マル月バツ日
ヒカリはポケモンコンテストの話ばっかり。トップコーディネーターになるんだって。あのピカリがトップコーディネーターなんて!
 ▼ 113 リキザン@ヘルガナイト 16/05/30 01:20:40 ID:pulS5/fE [5/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
マル月バツ日
ヒカリとフタバタウンシネマへ映画を観に行った。さすがピカリ、盛大にポップコーンをブチまけた!

ケンゴ「これ、映画の半券…」

そこのページには映画の半券がセロテープで貼り付けられていた。
映画の作品名、日付や時刻、シートの番号まで記されている映画の半券はケンゴにとってヒカリと一緒に映画を観に行った際の思い出の品だった。

カサッ

手帳から写真が落ち、ケンゴはそれを拾い上げた。
自分の宝物の写真だ。この写真を持つ際は、指紋が着かないように写真の縁を掴むようにしているが、写真に身に覚えの無い指紋の痕が浮かんでいた。

ケンゴ「…ヒカリ……」

ヒカリ達は、僕がテントの中で一人でいることに気づいているのだろうか。
救援隊は来るのだろうか。
みんな僕のことを忘れてはいないだろうか。

ケンゴは側にあった寝袋を手繰り寄せると、その中へ入った。羽毛の入ったシュラフだ。暖かい。
羽毛に全身を包まれたケンゴは激しい眠気に誘われた。
疲れがピークに達した状態が続いていた。少しでも長く、眠っていたい。この機会に体を休めたい。

ケンゴは寝袋の中から手を伸ばし、手帳を開いた。
日記の続きを書くのだ。
 ▼ 114 ライゴン@リザードナイトX 16/05/30 01:28:50 ID:pulS5/fE [6/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
マル月バツ日
3日前になるだろうか。非常事態が発生した。野生のリングマに襲われた。サトシ達と逸れてしまって、僕は一人。
幸運にもまだ生きている。
今はツギハギだらけのテントの中。シュラフが暖かい。こんな状況なのに、心地が良い。
もう眠い。明日に備えて寝ることにする。明日、朝起きたらテントを出てサトシ達を探しに行こうと思う。

ケンゴは重たい瞼を頑張って開けながら日記を書き綴った。
段々と辺りは暗くなる。
ケンゴは寝袋の中に頭の先まで入り込むと、瞬く間に深い眠りの中へ入っていった。

ケンゴ「…」スー、スー

5日目、午後9時のことである。








サトシ「………」

サトシ「……………」

サトシ「……う…うぅん…」
 ▼ 115 ォッシュロトム@おしえテレビ 16/05/30 01:31:01 ID:Xb6gMXuE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ...生きていたのか!!
 ▼ 116 ロベルト@ポフィンケース 16/05/30 01:39:57 ID:pulS5/fE [7/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
目を覚ましたサトシの視界に、見慣れない光景が飛び込んできた。
真っ白の壁、真っ白のカーテン。自分は真っ白のベッドに横たわっている。

サトシ「…ここは……」

ヒカリ「サトシ!!気がついたのね!!」

ベッドの脇にはヒカリとタケシがいて、心配そうな面持ちで横になるサトシを覗き込んでいた。

タケシ「サトシ!よかった!あぁ…本当によかった!!」

サトシ「タケシ…ヒカリ…」

サトシ「ここは…」

タケシ「あ、あぁ…ここはクロガネシティの病院だ!俺たちは無事に下山出来たんだ」

サトシ「病院…」

まだ意識が朦朧としているサトシは必死に記憶をたどった。

サトシ「…そっか…俺、リングマに襲われてその後…」

タケシ「その後?」

サトシ「茂みの奥にあった崖に気付かずに、そこに足を取られて真っ逆さまに落ちて行ったんだ。そしたら下は激しい川になってて、そこから覚えてないや…きっとそこから気を失ってたのかな」

奇跡的に、サトシには外傷らしい外傷は見受けられなかった。
 ▼ 117 ポポタス@ピーピーエイダー 16/05/30 01:56:07 ID:pulS5/fE [8/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヒカリとタケシの話では、サトシは初日に昼食を済ませた川辺に流れ着いていたところを、下山途中のシンジが偶然発見して助けてくれたのだという。シンジは救援隊の要請を済ませた後、さっさと隣町へ行ってしまったという。

サトシ「そうだったのか…シンジ…礼くらい言わせろよな…」

サトシはもう一人の友達のことを思い出し、ベッドから飛び出した。

サトシ「ケンゴ!ケンゴはどうなったんだ!!!」

ヒカリ「…その事だけど」

タケシ「これから、救援隊がテンガン山に入って捜索活動が始まるところだ」

サトシ「始まるところだって…」

サトシは壁に掛けてある時計に目をやった。今は正子。真夜中だ。

サトシ「今まで探してなかったのか!ケンゴはその間もずっと一人ぼっちなんだぞ!!」

タケシ「…あぁ…わかっているが…」

病室のドアが開き、ジュンサーさんが部屋に入ってきた。その表情は深刻さを醸し、サトシらを不安にさせるものだった。

ジュンサー「気がついたようね、サトシくん」

タケシ「ジュンサーさん、どうかなさったんですか?」

ジュンサー「ええ、かなり事態は深刻だわ…」

ジュンサーさんは下唇を噛みながら言った。

ジュンサー「テンガン山が濃霧の悪状況に見舞われ捜索活動が難航しているの。救援活動はみょうにち、日が昇ってから再開される見通しよ」
 ▼ 118 ラチーノ@いかりまんじゅう 16/05/30 08:01:28 ID:3PY/3Ve. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここにきて濃霧とかケンゴ大ピンチやんけ
 ▼ 119 ランセル@シールいれ 16/05/30 12:45:11 ID:GbM1IiUU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ無事でよかった
 ▼ 120 ンプク@ヒウンアイス 16/05/30 20:02:56 ID:KgxrZ766 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴ助かって欲しい
映画の流れはアイスクリームシンドロームのことかな?
切ない
 ▼ 121 ガバンギラス@たわわこやし 16/05/30 20:45:51 ID:pulS5/fE [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ケンゴ「………」

もう、どのくらい眠っただろうか。

羽毛の温もりが身体全身をふんわりと包み込んで、気持ちがいい。シュラフから外に出たくない。

ケンゴ「スゥー…スゥー…」

僕は息をしている。

鼻から取り入れられた酸素が肺を満たし、お腹を膨らませると今度はお腹がヘコみ、同じ道を通って体外へ排出される。その繰り返し。

ああ。僕は生きている。
目を開けずとも、それがわかる。

ケンゴ「………うんん…」


ケンゴは時刻を確認するために、仕方なく目を開けた。

気付くと朝になっていた。朝日の柔らかい陽ざしがテントを通していてもわかる。
テントの中は、昨晩と変わらぬ状態のままであった。
飲み干したペットボトルが隅に転がっている。

なんて平穏な、静かな朝なのだろう。

時刻は午前6時を示していた。



サトシ一行がテンガン山を登り始めてから、6日目の朝が始まる……。
 ▼ 122 マゲタケ@みどりのかけら 16/05/30 21:14:41 ID:pulS5/fE [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告

【EPILOGUE : THE LAST DAYS】




その日の朝からシンオウ地方は、あちらこちらで騒ぎになっていた。



ニュースキャスター『昨夜未明。テンガン山で遭難中にいた4名の登山者の内、3名は無事保護されました。3名に目立った外傷はなく、麓のクロガネ病院に搬送されたとのこと』

アヤコ「…」

リビングルーム。
ニャルマーと一緒に、テレビを食い入るように見つめるのは、ヒカリの母アヤコだ。
テレビ画面はヘリコプターからの中継映像に切り替わり、テンガン山の森林地帯を空から映している。

アヤコは気が気でならない面持ちだった。
一週間ほど前、ヒカリから電話でテンガン山に登ることを聞かされた。ポケモンやサトシくんといった友達と一緒なら安心だと、それを快く快諾したのはアヤコ本人だった。

昨日初めてニュースで取り入れられたこの遭難事件の報道を目の当たりにして、アヤコは寿命が縮む思いだ。
子供たちは未成年のため、実名報道はされず遭難したのがヒカリ本人なのか確かめる術がない。
 ▼ 123 ルタンク@ウッディメール 16/05/30 21:38:46 ID:pulS5/fE [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
ニュースキャスター『なお、未だ行方不明の少年1名の安否につきましては、早朝から捜索隊が結成されテンガン山へ入山したとのこと』

ニュースキャスター『一刻も早く救助されることを願うばかりです』

ニュースキャスター『引き続き、ヘリコプターからの中継を〜〜』


アヤコ「…」

アヤコ「…う…」

アヤコ「…ううぅ…」涙ポロポロ

アヤコの涙が頬を伝い、ニャルマーの額に雫となって落ちた。

アヤコ「…もし…ヒカリにもしもの事があったら…私…私ィ…!!」ポロポロポロポロ

ニュースキャスター『…えー、保護された3名の内、1人は女の子で、救出された今でも怖さで震えが止まらないとのことです』

ニュースキャスター『心的外傷が危ぶまれますね』

アヤコ「!!」


アヤコ「女の…子…」

アヤコは膝に触るニャルマーに構わず、立ち上がった。

アヤコ「こうしちゃいられないわっ!」

アヤコは涙を拭い、サンダルを履いて家を飛び出していった。
 ▼ 124 ノガッサ@するどいツメ 16/05/31 02:35:47 ID:6GwTC.5Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴだけ助からないでくれ
 ▼ 125 まじゃろ◆K9KKk9II1I 16/05/31 07:13:21 ID:GRGm2RMc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>124
これ













これ
 ▼ 126 タチ@ラブタのみ 16/05/31 07:14:25 ID:ba5/R6Jg NGネーム登録 NGID登録 報告
>>124
まださほど悪いことしてないからセーフ
 ▼ 127 まじゃろ◆K9KKk9II1I 16/05/31 07:19:02 ID:GRGm2RMc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>126
まだワロタ
 ▼ 128 コロモリ@リピートボール 16/05/31 15:27:37 ID:Ho.BBhvI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>124
ここのケンゴはそこまで悪いことしてないだろ
ケンゴ叩きに便乗しすぎや
 ▼ 129 リアドス@どくのジュエル 16/06/01 00:12:58 ID:BGMY0UWA NGネーム登録 NGID登録 報告
捜索隊が結成されたとの報道の裏には、さらなる問題が待ち構えていた。


彼らがテンガン山へ入山しようとするのを阻もうとする者達がいたのだ。


ポケモン愛護組合会長「あなた方の入山は野生ポケモンの生命を脅かすものとして見過ごすわけにはいかない!」

大きなメガフォンを手にこのようなことを述べたのは、ポケモン愛護組合会長のおじいさんだった。
ポケモン愛護組合とは、野生ポケモンを保護することを第一の取り組みとする自然保護団体である。近年目立つようになった野生ポケモンの生態系を脅かす乱獲や密猟、身勝手な開拓工事による自然への干渉を根絶すべく発足されたのだ。
彼らは山への入山ルートを通らせまいと、横一列に並び人によるバリケードを築いた。捜索隊は彼らの前でたじろぐばかり。

ジュンサーさん「道を開けてください!今なお救助を待っている遭難者がいるのですよ!!」

ポケモン愛護組合会長「救助に出向くのは一向に構わん!だがアンタたちのその格好はなんだ!!!」

捜索隊の格好は、「1人の少年を救助しに行こう」という姿には到底思えない出で立ちであった。
捜索隊員の一人一人が肩から38口径のアサルトライフルを掲げていたのだ。
 ▼ 130 カマル@しろいハーブ 16/06/01 00:17:15 ID:fKiUwgiI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカ様の電撃が通じないリングマにはそのくらいの装備はないとな
 ▼ 131 レザード@ぐんぐんこやし 16/06/01 00:32:38 ID:2K03eK1M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なんか世界観ぶっ壊れてきたなぁ
 ▼ 132 ーフィア@かいふくのくすり 16/06/01 00:45:16 ID:OLM8ColA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケンゴという名前だけで罪だからねしょうがないね
 ▼ 133 ッタ@きれいなハネ 16/06/01 07:31:26 ID:7/3AcJXo [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
【お詫び】

『ケンゴ「みんなで楽しくテンガン山を登ろう!」』の作者です。

この度はご閲覧いただきありがとうございます。


「7歳男児を北海道の山中へ置き去りに」という事件を先日知りました。

当SSの内容がこの事件に非常に酷似しています。
このまま続けるのは大変不謹慎他ならないので、自粛の意を込めて打ち切りとさせていただきます。

誠に勝手ながらご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 ▼ 134 ンドラー@たてのカセキ 16/06/01 08:30:21 ID:e214wyxg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
は?
 ▼ 135 ルズキン@ラムのみ 16/06/01 08:37:21 ID:XsLKuJJw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>133
考えは立派だが、こんな掲示板で不謹慎だの何だの言われても正直寒い
 ▼ 136 ルガルド@たべのこし 16/06/01 08:45:38 ID:oVnzxNLU NGネーム登録 NGID登録 報告
>>133
責任とって完結させろやカス
 ▼ 137 ョロボン@つめたいいわ 16/06/01 09:30:53 ID:SNL4YEI6 NGネーム登録 NGID登録 報告
管理人に、ロック希望してきた方が良いよ
最近の読者はマナー悪いから
 ▼ 138 ンバス@みずのジュエル 16/06/01 10:31:45 ID:fKiUwgiI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ここは不謹慎とか気にする掲示板じゃないぞ
 ▼ 139 ッキー@ひでんのくすり 16/06/01 18:11:29 ID:Dse9Vjgg NGネーム登録 NGID登録 報告
止める理由がちゃんとあるんだから仕方がなだろう
 ▼ 140 カシャモ@おうじゃのしるし 16/06/01 19:40:51 ID:YahO8YL2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
確かにすごい似てるよね
これで実際のが死んでたりしたら胸糞すぎる
ちゃんと理由があるからいいと思うよ、最後まで見たかったけど
 ▼ 141 デんね卿◆sjZfDYsK1. 16/06/01 19:46:46 ID:3UL7QaKI NGネーム登録 NGID登録 報告
大丈夫。
 ▼ 142 ッポ@こだいのうでわ 16/06/01 19:48:13 ID:jwPssK/s [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
結末が見れないのは残念ですけど作者さんが決める事ですからね
 ▼ 143 ズパス@つららのプレート 16/06/01 20:13:46 ID:YahO8YL2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>140の者です、言い忘れた
お疲れ様でした。
また次作品を楽しみにしています。
 ▼ 144 ジャンボ@ていこうのハネ 16/06/01 20:23:57 ID:7/3AcJXo [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
作者です。

物語の外から、ご挨拶申し上げます。


沢山のコメをいただきありがとうございます。
結末を気にしてくださる方がいらっしゃるのを見て、とてもいたたまれない心境であります。

今回の事件で、行方不明男児が無事救助された暁には再開させていただきたいと思います。


以下はなぜこれを書こうと思ったかの経緯を話していきたいと思います。
このSSは、単なるケンゴが無残な目に遭うだけのSSではなく、ちゃんと皆さんに伝えたい、知ってほしい事がある上で、そういった思いの下執筆しておりました。

本来ならばこういった話は物語が終わってからする者ですが、場合が場合なのでご了承くださいませ。
 ▼ 145 ークイン@ポケじゃらし 16/06/01 20:25:22 ID:6rZN17mw NGネーム登録 NGID登録 報告
カスとかさむいとか言ってる奴がゴミ読者すぎてワロタw
ssをどうするかなんて作者の自由やろw
 ▼ 146 SharpKiss◆cuXkGrSILw 16/06/01 20:27:00 ID:c2WYR.LE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まあ仕方ないですよね

男の子の無事と、このSSの完結を祈ります
 ▼ 147 タドガス@パワーウエイト 16/06/01 20:55:55 ID:7/3AcJXo [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
北海道へロングツーリングに行った時の話。

ツーリング仲間に誘われ、5月初頭のGWを利用して北海道へ行くことになりました。

日本国内で本州を離れたのは沖縄旅行くらいしか経験がなく、初めての北海道をとても楽しみに事前準備をしていました。

そして迎えた当日。
友達と夕方出発してフェリー乗り場へ向かう。乗船。

北海道へ向かうフェリーの中で、知らない数名のおじさんに声をかけられました。
聞けば彼らも北海道ツーリングに向かうのだというライダーで、私がその時ライダージャケットを着ていたので声をかけたのだという。

バイクに乗っていると、本当に多くのバイク乗りに声をかけられる。その度に色々と情報交換が行えるので自分も積極的に話題を展開しようとする。
その時もそうだった。
 ▼ 148 カブ@セシナのみ 16/06/01 20:58:05 ID:fKiUwgiI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
行方不明の子の親が許せんわ
 ▼ 149 バメ@プレシャスボール 16/06/01 21:13:16 ID:7/3AcJXo [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告



北海道ツーリングで、気をつけることってありますか?

私はおじさんらに尋ねた。
一応、一緒にいたツーリング仲間は何度か北海道経験があるのだが話を盛り上げようとそんなことを尋ねたと思う。

おじさん達の返答は、ネットで下調べした時に見かけた内容ばかりだったが、1人のおじさんが気になる発言をした。


「あー、あとクマには気をつけなかんな」



ほぅ。クマですか。
確かに北海道といえばヒグマが有名だ。木彫りの熊のお土産だって有名だ。

そこから先は、私と友人そっちのけでおじさん達のクマ談義だった。笑
「俺は何年か前のツーリングの時見たよ!」とか、
「俺も遠目にだけれど見たよ」みたいな話をしていたと思います。
 ▼ 150 ーブシン@あまいミツ 16/06/01 21:19:30 ID:7/3AcJXo [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
話の流れはどんどんクマに入り込んでいく。

クマの特性。

クマは執念深いとか、嗅覚が犬の数倍ある、とか。

ヒグマの大きさや、恐ろしさ。


そしてそんなクマ談義もエスカレートして、あるひとつの、身の毛のよだつ話を私は聞くことになる。



そしてそれが今回のケンゴSSの元となった話。
このケンゴSSには元ネタがあるのだ。
 ▼ 151 リムガン@カシブのみ 16/06/01 21:30:32 ID:7/3AcJXo [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
北海道ツーリングから帰った私は、撮影した写真を整理する横で、おじさんライダーから聞いた話を調べていた。ずっと気になっていて、帰ったら調べようと思っていた。

以下、その事件の話。



今からおよそ46年前の7月。3人の若く尊い命が失われた。


【福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ襲撃事件】


この事件の事を知っている方もいることでしょう。
ワンダーフォーゲル部とは、簡単に説明すると「アマチュア登山部」である。


5人のチームが北海道にある「カムイエクウチカウシ山」という山に登った際、1匹のヒグマから幾度となく襲撃を受け3名の死傷者を出した事件である。

同じくヒグマ事件として有名な【三毛別ヒグマ事件】と比べ、死傷者数や規模こそ劣るが、それと同じくらい凄惨さを感じられる事件となった。


【注意1】
あまりに凄惨な事件であるため、検索閲覧の際はご注意ください。サイトによっては個人名を載せているようなのでURLは貼りません。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

【注意2】
上述の通り個人名を載せているサイトもございます。当BBSでのURLの記載や、個人名の記載はお控えくださるようお願い申し上げます。
 ▼ 152 トライク@グラシデアのはな 16/06/01 21:31:27 ID:jwPssK/s [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
三毛別は知ってたけど他にもあったとは
 ▼ 153 アームド@ふしぎのプレート 16/06/01 21:34:59 ID:CchTtQdo NGネーム登録 NGID登録 報告
>>152
同じく三毛別しか知らなんだ
支援
 ▼ 154 ゲキッス@きれいなウロコ 16/06/03 09:36:33 ID:kBNddW/g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男の子保護されたらしいよ!良かった〜
 ▼ 155 ラピオン@シルバースプレー 16/06/03 10:59:45 ID:14ICDXZw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
無事保護されたぞ
続きはよ
 ▼ 156 クロッグ@ガブリアスナイト 16/06/03 11:02:48 ID:xxWJUyRw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
無事保護されたらしいぞ
何にせよよかった、というわけで続きはよ
 ▼ 157 ーゴート@きのみジュース 16/06/03 12:38:25 ID:j2l.kge. NGネーム登録 NGID登録 報告
【ご報告】

作者です。

男児行方不明事件の報道を見ました。どうやら無事に保護されたようで、特別外傷も無いとの事なので本当によかったと思います。


さて、これで心置きなくSSを再開できると思うのですが、すでにネタばらしをしてしまっています。
ここから先の展開は、読者様にとって特別面白味の欠けるものになるかもしれませんが、どうか暖かく結末まで見守っていただければ幸いです。


【お詫び】から、数日間お騒がせいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

作者より
 ▼ 158 ジャンボ@しあわせタマゴ 16/06/03 13:04:19 ID:zGfd3gwk NGネーム登録 NGID登録 報告
いや〜良かった支援
 ▼ 159 SharpKiss◆cuXkGrSILw 16/06/03 18:49:06 ID:86gYT1ro NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
保護されて本当によかった

続き待ってます
 ▼ 160 イアント@オニゴーリナイト 16/06/04 20:50:09 ID:ODPKd4.2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジュンサー「これは…」

ジュンサーは一瞬、言葉に詰まった。

ジュンサー「いいですか。リングマは普段人を襲うことはあまり無いとされていますが、その素性は大変恐ろしい攻撃性の高いポケモンなんですよ?!」

ジュンサー「リングマは自分の獲物と認識した対象をどこまでも追い回します。それこそ、自分のテリトリーを遠く離れ人里に下り人家を襲撃した事例も過去に度々確認されています!」

ジュンサー「先に保護された少年少女達の証言でリングマが彼らを付け狙っていたのは事実です!遭難中の少年には常にリングマに襲われる危険が付きまとっているのです!」

ポケモン愛護組合員「なら、麻酔銃なんかで眠らせてしまえばいいだろう!!なにもそんな物騒な物を持ち出さなくてもいいだろうさ!!」

ジュンサー「そういうわけにはいきません。リングマが一度人が食べる物の味を…もしくは、"人の肉"の味を覚えた場合…意識して人を襲う文字どおり"殺戮動物"となってしまう…!!」

ジュンサーは一歩前に踏み込んだ。返答の無い愛護組合員らを押し退け、捜索隊員とともに強引に山へ押し入った。

ジュンサー「直ちに立ち退きなさい!でなければあなた方全員公務執行妨害罪で逮捕しますよ?!」



その警察と組合のやり取りの様子は各報道メディアによって中継され、インターネット上でも多くの波紋を呼ぶ結果となった。
 ▼ 161 チゴラス@きあいのハチマキ 16/06/04 21:06:59 ID:uLe2RVE2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
インターネットの掲示板や、SNSサイトで瞬く間に情報が拡散され、様々な意見が匿名で飛び交い24時間昼夜問わず多くの人の注目を集めた。

「リングマを殺そうなんてあんまりだ!」

「リングマはまだ人を殺したわけじゃないんだろ?さすがは警察ひっでぇことしやがる」

「リングマ可哀想」


「ここでリングマの身を案じてる奴の気が知れない。少年がどれだけ危険な状況か理解してんのか」

「これで救助が遅れて少年死んだら愛護組合人殺しだろ」

その多くはまだ負傷者を出したわけでもないリングマを殺そうとする警察を「あんまりだ」と貶むものや、愛護組合が少年の危機的状況を軽視していると揶揄するような発言の二極化に分かれたが、やがては遭難者を誹謗中傷する書き込みまでされるに至った。

「人間が彼らのテリトリーを侵したんでしょ?その少年が悪いじゃん自業自得でしょW」

「どう考えても少年らが悪い。リングマに関して無防備過ぎる。無知は罪だね」

「どーせ面白半分にリングマを挑発したんだろ?はた迷惑なガキどもは死して当然。あの世で親に詫びろ」
 ▼ 162 オラント@クイックボール 16/06/04 21:28:46 ID:z5q7AksU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
うーむ・・・色々考えさせられるな
 ▼ 163 クシオ@カムラのみ 16/06/05 00:20:41 ID:IxanCdpg [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「おい…病院の外…凄い騒ぎになってるぞ」

サトシは病室のカーテンを少しだけ開けた。まだ低い太陽の一筋の日差しが、薄暗い部屋を照らす。
病院の建物の、塀の外には地元報道局が多く駆けつけごった返していた。

タケシ「いや…ここはまだマシさ。おそらく現場はもっと混沌としていることだろう」

タケシは椅子に座りながらも、落ち着かない様子で地団駄を踏んでいた。
年長者として側にいながらケンゴを置き去りにしたことの後ろめたさから、押し潰されそうな気持ちだった。多くの弟妹を抱える長男のタケシは責任感も人一倍強い人間だ。

ヒカリ「…」

ヒカリはケンゴとは幼馴染の間柄だった。特別仲が良かったといえばそうではない。よく"ピカリ"というあだ名でからかわれたりした。今だってそうだが、からかわれるヒカリ本人はケンゴの内心を何とは無しに気付いていた。
ヒカリはケンゴの意中の人だった。

ヒカリ「…ぐすっ…ケンゴォ…」

恋愛事に鈍感であるヒカリも、薄々ケンゴの気持ちに気付いていた。気付いてしまっていたからこそ、今この瞬間ヒカリは大変いたたまれない感情に苛まれた。
 ▼ 164 グカルゴ@パイルのみ 16/06/05 00:25:26 ID:IxanCdpg [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「…なぁ、みんな」

サトシはカーテンをピシャリと締め、2人に向き直った。

サトシ「ケンゴはまだ、息絶えたと決まったわけじゃない」

ヒカリ「…」

タケシ「…」


サトシ「ケンゴを信じよう!今の俺たちがするべき事は自分たちの行いに後悔し過去を悔やむことじゃなく」

サトシ「ケンゴの無事を祈ること。俺わかるんだ、あいつとは何度かバトルしたから」

サトシ「ケンゴは、あいつはそんなにヤワじゃない。俺たちと合流するまでだってずっと1人で旅を続けていたじゃないか」

サトシ「大丈夫。ケンゴは必ず帰ってくる!」



その言葉は、自分自身に言い聞かせた言葉でもあった。
 ▼ 165 ールデリート◆FRYGNIEUDY 16/06/05 00:30:07 ID:yYbB8X6s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男の子無事でなにより
紫煙ね
 ▼ 166 テラ@ディアンシナイト 16/06/05 00:48:27 ID:IxanCdpg [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告

午前7時。

山に入ってからよく鳴いていた鳥ポケモンの囀りは聞こえなかった。
かわりに消し忘れたラジオの音がケンゴの耳に入る。

ラジオ「…本日は全国的にお日柄もよく晴天に恵まれるでしょう。コトブキシティの最高気温は29度、最低気温は…」

ケンゴ「……」

ケンゴ「…うむぅ…」もぞもぞ


ラジオの音声でケンゴは目を覚ました。
シュラフの中で身悶え、寝返りうつ。

二度寝してしまったと気づいたケンゴは、頭の側にある時計を探して時刻を確認した。起きてから一時間ほど眠っていた。

ケンゴはシュラフから手を伸ばして手帳を手繰り寄せると、再びペンを握った。

ケンゴ「…」


マル月バツ日
午前7時、再び目を覚ます。二度寝してしまったようだ。
ラジオから聞こえる男の人の声がなんだか安心する。
今日は5合目の山小屋を探すつもりだ。そこへ行けば人がいる。
テントの中は怖い。ラジオだけが暖かい。


ペンを走らせる途中、ケンゴは手を止めた。
 ▼ 167 ンヤンマ@タウンマップ 16/06/05 20:48:44 ID:76L82h/M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 168 ガカメックス@こだいのツボ 16/06/08 12:41:09 ID:.AnTpk7I NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 169 ーブイ@なぞのすいしょう 16/06/10 05:15:03 ID:yJLoGoOo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 170 カリオ@とつげきチョッキ 16/06/10 22:47:38 ID:bgED/Ah. [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
そういえば逃げる時ピカチュウ空気だったけどどうしてたんだろう
 ▼ 171 ルジーナ@ひかりごけ 16/06/10 22:49:52 ID:1K/DwHn2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
福岡大学ワンゲル部ヒグマ事件を元に作られてるのか。。

5人中3人がやられたそうな...

日本で3番目かな?獣害の被害としては。

そして先日の秋田県での4人が殺害された事件。

これはss書けないだろう。少なくとも私には無理。
 ▼ 172 ポエラー@みかづきのはね 16/06/10 23:42:04 ID:bgED/Ah. [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>171
変な当て付けはやめろ
作者が書きにくくなるだろうが
 ▼ 173 っ白な蛙◆tm1pVTQmqw 16/06/10 23:43:04 ID:TxYuhBo6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おもろいわ
支援
 ▼ 174 ガカメックス@フシギバナイト 16/06/10 23:46:20 ID:yJLoGoOo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 175 チュー@タウンマップ 16/06/10 23:52:11 ID:bgED/Ah. [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>174
名前欄すげぇな
 ▼ 176 ルトス@ペアチケット 16/06/10 23:56:32 ID:bgED/Ah. [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>172
すまん作者が自分で言ってたことなんだな
早とちりして悪かった
 ▼ 177 ヤシガメ@ウイのみ 16/06/12 19:19:39 ID:dbmY4ikQ NGネーム登録 NGID登録 報告
最近獣害事件多くない?
 ▼ 178 イリュー@しめつけバンド 16/06/12 19:47:29 ID:hq72Z1i. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まだかな
 ▼ 179 チニン@オレンのみ 16/06/12 20:03:14 ID:aOIQ1zK2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
文章力高いし面白い
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 ▼ 180 クラビス@ノワキのみ 16/06/13 20:52:56 ID:QYJfeg/c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
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