サトシ「なぁ、セレナ...俺達って幸せになれないのかな...」:ポケモンBBS(掲示板) サトシ「なぁ、セレナ...俺達って幸せになれないのかな...」:ポケモンBBS

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サトシ「なぁ、セレナ...俺達って幸せになれないのかな...」

 ▼ 1 1◆.JtaKyYZ2A 16/08/07 14:18:25 ID:PuYbR40. NGネーム登録 NGID登録 報告
本ssは、これらのssの続編になっております。

@『セレナ「明日で旅も終わり、ヤシオさんの元で修行...でもサトシが...」』
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=337489


A『サトシ「セレナ、新婚旅行どこに行きたい?」 セレナ「ここなんてどうかしら?」』
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=338511


また、こちらも並行して書いております。

『サトシ「カロスの旅から5年...」』
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=307081&l=1-1000

それでは書いていきます
 ▼ 156 .JtaKyYZ2A 16/09/26 01:16:10 ID:Mf7jRrCA [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ『生命の復活...?』ポロポロ

セレナ『そんな事って、あるんですか...?』

フラダリ『我々フラダリ研究所では、日夜人類普遍の永遠のテーマとしてその研究もしている』

フラダリ『そしてつい先日、ある実験に成功した。』

フラダリ『それは1度死んだポケモンの復活だ。』

サトシ『ポケモンの復活だって...!?』ゴクリ

セレナ『それって一体...!?』

フラダリ『とあるポケモンの力を用いて可能になった新しい技術でね』

フラダリ『それが応用できれば、君のピカチュウも蘇るかもしれない』

フラダリ『君たちは私の研究に協力する、そして私はピカチュウを復活させる』

フラダリ『どうかな? 私の実験に協力しようとは思わないかい?』

サトシ『ピカチュウが帰ってくるかもしれないんだよな...?』
 ▼ 157 .JtaKyYZ2A 16/09/26 01:25:23 ID:Mf7jRrCA [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ『(俺はもっと、ピカチュウと共に成長したい...!!)』

サトシ『やります...俺、ピカチュウとまた旅がしたいです!!』

フラダリ『よく言ったよ、サトシ君。』

フラダリ『それでは、そのピカチュウを私の研究所に連れてきてもらえるかな?』

サトシ『はい! もちろんです!!』

セレナ『サトシ、私も何か力になれないかな...?』

サトシ『セレナ...ごめん...俺、今はフラダリさんにかける事しかできないんだ...』

フラダリ『そういうことだ、セレナ君には悪いがサトシ君は君を求めていないんだよ...』

セレナ『...』

サトシ『悪い、セレナ...』タッタッタ

フラダリ『申し訳ない、セレナ君...』タッタッタ

サトシはそのままピカチュウを連れてくるためにテントに走っていった。

そしてフラダリもサトシの後を追うようについて行った。
 ▼ 158 .JtaKyYZ2A 16/09/26 01:46:42 ID:Mf7jRrCA [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
...4人の泊まるテント...

シトロン『2人とも遅いですね...何もなければいいんですけど...』

ユリーカ『サトシもいるから、多分大丈夫だよ!!』ニコッ

シトロン『噂をすれば...! ほら、帰ってきま...ってあれは...?』

スタスタスタ

暗闇で見える視界の限界でサトシとフラダリを捉えるも、シトロンとユリーカは面識のないフラダリに違和感を覚えた。

サトシ『シトロン、ユリーカ。 突然だけど俺、この人の元へピカチュウを連れていくよ』

シトロン『ちょっと待ってください、サトシこちらの方は一体...?』

フラダリ『私はフラダリ研究所で人とポケモンの絆について研究しているフラダリという者だ。』

フラダリ『その研究の一環で生命の復活について研究をしているのだが、先日遂にその実験に成功したのだよ』

シトロン『なっ...!? それは、本当なんですか....!?』

ユリーカ『生命の復活...?』キョトン

それはユリーカには分からなくても、科学者であるシトロンにはどれ程の事なのかは伝わっていた。
 ▼ 159 .JtaKyYZ2A 16/09/26 01:54:59 ID:Mf7jRrCA [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
シトロン『ちょっと待ってください!!』

フラダリ『ん? どうかしたのかね?』

シトロン『貴方は本当に研究者なんですか...!?』

フラダリ『なにっ...?』

シトロン『僕は貴方の倫理観が怖いです! サトシ、やめるべきです!!』

サトシ『なんでだよ! フラダリさんはピカチュウを元に戻せるって言ってるんだぞ!?』

シトロン『それがマズいんですよ! サトシ、生命の復活というのはこの世界における常を無くしているんです!!』

シトロン『非常に残念ですが、ピカチュウはもう死んでしまったんです! それを蘇らせるというのは、倫理に背く行為なんですよ!!』

シトロン『それが分からない研究者などありえません! フラダリさんとおっしゃいましたね...?』

シトロン『貴方、一体何者なんですか!?』

フラダリ『ふっふっふ...私はただの研究者だよ...』クスッ

シトロン『くっ...ともかくサトシ、絶対にやめるべきです!』

サトシ『悪い、シトロン...俺はもう決めたんだ...』
 ▼ 160 .JtaKyYZ2A 16/09/26 02:00:47 ID:Mf7jRrCA [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
フラダリ『そういう事だ...では行こうかサトシ君』

サトシ『はい...』スタスタスタ

ユリーカ『ねぇ、サトシ! セレナは!?』

サトシ『...』ピクッ

ユリーカ『セレナはどこにいるの!?』

サトシ『知らない...』スタスタスタ

ユリーカ『難しい話は分からないけど、セレナは仲間なんだよ!?』

ユリーカ『そんな仲間を見捨てるのはダメな事だよ!!』

サトシ『みんな、ごめん...』スタスタスタ

ユリーカ『サトシ...』

サトシはそう言うと、フラダリと共にピカチュウを連れて歩いていった。

そんなサトシにシトロンとユリーカは落ち込む暇もなくセレナを探しに行ったのだった。
 ▼ 161 .JtaKyYZ2A 16/09/26 02:18:29 ID:Mf7jRrCA [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
今日はここまで。
 ▼ 162 ノハナ@ちかのカギ 16/09/29 20:57:19 ID:7qXIDTuI NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 163 フキムシ@ウイのみ 16/10/03 04:56:16 ID:Bt/JWa5w NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 164 .JtaKyYZ2A 16/10/03 07:31:27 ID:tWyQhWek NGネーム登録 NGID登録 報告
本日時間が取れたら更新します。
 ▼ 165 ロアーク@ねばりのかぎづめ 16/10/05 20:09:19 ID:oMy7yCgI NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
こっそり読ませております。支援
 ▼ 166 ルケニオン@アップグレード 16/10/05 22:00:04 ID:PISXg5D6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 167 ウオウ@スターのみ 16/10/06 22:23:45 ID:L71j5Puo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ししし支援
 ▼ 168 .JtaKyYZ2A 16/10/07 03:08:31 ID:Ynj3pjGs NGネーム登録 NGID登録 報告
時間が取れなくてすみません、週末には更新できそうです。
 ▼ 169 .JtaKyYZ2A 16/10/10 00:45:16 ID:7CUOngDM [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
只今より書き始めます。お待たせしてすみません。
 ▼ 170 .JtaKyYZ2A 16/10/10 00:58:25 ID:7CUOngDM [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
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...一人残されたセレナ...

セレナ『私、何やってるんだろ...』ウルウル

セレナ『みんなに迷惑ばっかりかけてさ...』ポロポロ

セレナ『大好きなサトシもあんな気持ちにさせてさ』ボロボロ

セレナ『私、居ない方がいいんだよね...?』ボロボロ

そんなセレナのネガティブな気持ちと思考を止めたのは、仲間だった。

シトロン『そんな事なんかありません!!』

ユリーカ『セレナは居なきゃダメだよ!』

セレナ『ふ、2人共...』ポロポロ

シトロン『セレナがいないと、この4人でなきゃダメですよ』ニコッ

ユリーカ『ほら、セレナ! 大好きなサトシを助けにいこっ!!』ニコッ

そんなハツラツとした兄弟の差し出してくれた助け舟にセレナは自然と乗っていた。 そして、笑顔が戻っていた

セレナ『.....うん!!』
 ▼ 171 .JtaKyYZ2A 16/10/10 01:07:23 ID:7CUOngDM [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
...フラダリ研究所...

フラダリ『さて、サトシ君。 ここが実験を行っている部屋だ』

フラダリ『ここにある実験装置は生物の生命に関わるものばかりだ、そしてアレが....』

サトシ『あ、アレがもしかして...!』

普段から機械をあまり弄らないサトシにはよく分からないものばかりだった。

しかし、そんな中でも、そんなサトシでも気が付けるような実験装置があった。

部屋の中央にあるその実験装置は、現在進行形で復活が行われていた。

フラダリ『そうだとも、アレがその装置だ』

サトシ『あ、アレが...』ゴクリ

フラダリ『ちょうど装置の動作の最中のようだ、見ていくと良い』

そして、その装置には安らかに眠っているビッパがセットされていた。
 ▼ 172 .JtaKyYZ2A 16/10/10 01:16:18 ID:7CUOngDM [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ『あのビッパ、もう死んでる...!?』

フラダリ『そうだ、あのビッパは4日前に死亡が確認された個体だ』

フラダリ『ふっ...サトシ君見えるかね? あの装置の中が』

サトシ『光って何も見えない...一体何が...?』

フラダリ『詳しい事は言えないが、生命を吹き込む光線を照射しているのだよ』フフッ

サトシ『そんな事ができるのか...?』

装置の中の光が消え、装置からビッパを解放すると、ビッパは立ちあがって研究員に回収された。

サトシ『なっ...! ビッパが、立ち上がった..!?』

フラダリ『これで信じてもらえたかな? サトシ君』

フラダリ『それでは次は君の番だ、サトシ君』

サトシ『はいっ...よろしくお願いします』スッ

サトシはそう言うと、冷たくなったピカチュウの亡骸をフラダリに優しく大切に渡した。

フラダリ『あぁ、承った。 任せてくれたまえ』

そしてフラダリ自身が実験装置にピカチュウをセットした。
 ▼ 173 .JtaKyYZ2A 16/10/10 01:31:18 ID:7CUOngDM [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
そんな時に、仲間はやって来てくれた。

シトロン『待ってください! サトシ!!』

フラダリ『!?』

サトシ『シトロン...!』

ユリーカ『サトシ! またみんなで旅をしようよ!!』

サトシ『ユリーカ...!』

セレナ『サトシ! 私は貴方を助ける! 絶対に助ける!!』

サトシ『セレナも...!』

フラダリ『どうやって入ったのかは知らんが、もう遅いぞ!』

シトロン『フラダリ! 今すぐその装置を止めてください!!』

フラダリ『装置は既に起動した、しかも最大出力でな!!!』

フラダリ『ホエルオーに照射する程の出力だ! 確実にピカチュウは蘇るぞ!!』

シトロン『そんなエネルギーで出力したら、装置への負荷が大変なことに...!』

シトロンがそう忠告した時には遅かった。

実験装置はビッパの時とは比べ物にならない位の発光量であった。

そして、その超高負荷に耐えきれなかった装置は爆発した。
 ▼ 174 .JtaKyYZ2A 16/10/10 01:42:36 ID:7CUOngDM [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
実験を行う部屋は、こういった事態に備えた耐久度でできていた。

だからこそセレナとユリーカは助かった。

爆発の直前に、装置の異常に気が付いたサトシとシトロンが2人を部屋から押し出したのだ。

厚い扉で部屋から遮られている廊下に押し出されたセレナとユリーカは傷一つなく助かった。

しかし、部屋の中にいた者はそうはいかなかった。

フラダリは、最も近くにいた為に、爆発に巻き込まれてそのまま消息を絶った。

そしてサトシとシトロンは爆発に巻き込まれた時の衝撃と、そのエネルギーの暴走によって、後遺症として人格が変わってしまった。

それがセレナがこの次元に来て出会ったサトシとシトロンであった。

セレナ「(だから、ここの次元のサトシとシトロンはまるで、別人だったのね...)」

そして実験に使われたピカチュウは、そのエネルギーの強さによって亡骸の腐食が止まり、一見すると眠っているようにしか見えなくなっていた。
 ▼ 175 .JtaKyYZ2A 16/10/10 01:48:04 ID:7CUOngDM [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
そこで、このセレナの記憶は途切れた。

セレナ「(そういう事だったのね...)」

セレナ「(全てが繋がったわ...)」

セレナ「(私がサトシとシトロンを救わないとダメだ...!)」

セレナは決心すると、寝ているこの次元のセレナの体を乗っ取った。

セレナ「...」ムクッ

セレナ「すごい...本当に私の体を乗っ取れたのね」

セレナ「サトシ...待っててね! 今会いに行くよ...!」ニコッ

そして、そんなセレナをなぞのばしょから見ていたサトシは、自分に何かできないか、ウズウズしていた。
 ▼ 176 .JtaKyYZ2A 16/10/10 01:52:02 ID:7CUOngDM [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
今日はここまで、もう自分の中では完結までのストーリーが完成しているので少しはペースアップできるかもしれないです^^
 ▼ 177 .JtaKyYZ2A 16/10/15 08:27:11 ID:9vEB7WlM NGネーム登録 NGID登録 報告
では、ゆっくりと書いていきます。
 ▼ 178 ツベイ@きのみジュース 16/10/16 07:27:19 ID:7qPZwBdE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 179 .JtaKyYZ2A 16/10/18 22:55:06 ID:e3vxVcyU [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
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...なぞのばしょ...

サトシ「な、なぁ...」ウズウズ

サトシ「俺をセレナのいる次元に飛ばしてくれないか?」

ディアルガ「何を言っているのだ...」

パルキア「さては...あの女1人では無理だと悟ったな...?」

サトシ「違う、少しでもセレナの力になりたいんだ」

ディアルガ「すまんが...ルールはルールだ」

サトシ「だったら! 俺を飛ばせないなら、コイツだけ飛ばしてくれないか?」スッ

パルキア「なんだそれは...?」

ディアルガ「とても美しい宝石だが...それをどこへ飛ばせば...?」

サトシ「あぁ、セレナの元へ飛ばしてほしいんだけど、できるか?」

ディアルガ「可能だ、任せておけ」

サトシ「恩に着るよ、ディアルガ」ニコッ

サトシ「(受け取ってくれ、セレナ...)」

サトシはセレナに自分の想いが届くように願うと、ディアルガにアウイナイトをあしらったペンダントを渡した。
 ▼ 180 .JtaKyYZ2A 16/10/18 23:10:05 ID:e3vxVcyU [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
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...セレナのいる次元...

セレナはサトシの元へ向かおうとしたが、その途中で次元の裂け目を見つけていた。

セレナ「これって、もしかして私がここに来た時に落ちた裂け目...!?」

セレナ「でも、何でこんなところに...?」

セレナ「あれ...? これって...」スッ

セレナは、裂け目の傍にペンダントが落ちているのに気が付くと、ある事を思い付いた。

セレナ「サトシ、そういう事だよね...!!」

セレナ「待っててね...サトシ」ニコッ

セレナ「私、サトシの想い受けとったよ.....!」

そんなセレナの様子を見ていたサトシは、ディアルガとパルキアに自分達の絆を見せつけれて少しだけ鼻が高くなっていた。

コンコン

今夜はポケモンセンターに泊まっている為、男部屋をノックする。

サトシ「はい、どうかしましたか...?」

セレナ「ねぇ、サトシ...ちょっといいかな...?」

サトシ「.....なんだよ」
 ▼ 181 .JtaKyYZ2A 16/10/18 23:19:31 ID:e3vxVcyU [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「ちょっと、サトシと話したいの...」

セレナ「あの...ピカチュウも一緒に来てほしいな...」

サトシ「何で俺がセレナなんかの為にそんなことしなきゃいけないんだ?」

サトシ「みんなの邪魔しかしないセレナの言う事を素直に聞けってか...?」

セレナ「お願い...サトシと話したいの...」

サトシ「人を馬鹿にするのもいい加減にしろよ!!」

セレナ「馬鹿になんかしてない!!!」

セレナ「私は、本心で貴方と話したいと思ってるわ!!」

セレナ「それが、この今の負の連鎖を断ち切れる唯一の方法だから...」

この次元のサトシは驚いた。 今までのセレナとは違う。

自分の意見に反発してくるセレナにサトシは違和感と興味が同時に湧いてきた。

サトシ「(セレナ、なんだか別人のようだな...)」

サトシ「(まぁいい、どうせくだらない話だろう..)」

サトシ「(ふざけた話なら、腹に蹴りを入れるだけだぜ...)」

サトシ「わかった...ちょっと待ってろ...」バタン
 ▼ 182 .JtaKyYZ2A 16/10/18 23:26:57 ID:e3vxVcyU [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
その後、サトシとセレナはポケモンセンターを出ると少し離れた公園のベンチに向かい合って座り話をする事になった。

サトシ「それで...話って?」

セレナ「信じられないと思うけど、私はこの世界のセレナじゃない」

サトシ「何を言ってるんだ...? とうとう頭までおかしくなっちまったのか...?」

セレナ「いいえ、私は本気よ...」

セレナ「それに、既に貴方は私に対して違和感を感じてるんじゃないの?」

セレナ「今まで常に自分に従順だった存在だったけど、急に人が変わったように見えたんじゃない?」

サトシ「...」

セレナ「その様子だと、図星みたいね...」

サトシ「分かった、そこは信じてやるよ...」

サトシ「だったら尚更、俺に何の用があるんだ?」

セレナ「貴方たちを助けるのよ」

サトシ「助けるって...何のことだよ」

セレナ「この次元のサトシ、シトロン、そしてピカチュウを助けるのよ」

サトシ「!?」
 ▼ 183 メール@マトマのみ 16/10/19 06:31:36 ID:RSNzDzCw NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 184 トツキ@おおきなねっこ 16/10/22 17:57:59 ID:IADKWsn6 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「なんで、何でそんなことを...?」

サトシ「わからない...何でそんなことしようと思ったんだ...?」

セレナ「サトシの事が好きだから。 かな...?」ニコッ

セレナ「それに、4人の旅は一生残る思い出だから...」

セレナ「私の旅は記憶に刻まれてるから。 かな...」

サトシ「でも、俺は今更元に戻ってもこっちのセレナに合わせる顔がない...」

サトシ「今まで沢山酷いことをしてきた。 それは許してもらえるはずがない」

セレナ「ええ、その通りね。でも、こっちの私は諦めてないよ...?」

サトシ「えっ...」

セレナ「“それ”は貴方が教えてくれた事だから...」

サトシ「俺が、教えたこと....」

セレナ「元に戻ったら、ちゃんと謝ってあげて」

セレナ「それは、絶対に必要な行動よ」ニコッ

サトシ「...」コクッ

サトシは真剣な顔でセレナの言葉に返事をしていた。
 ▼ 185 .JtaKyYZ2A 16/10/22 18:08:05 ID:IADKWsn6 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「サトシ、今から私が貴方達を元に戻すわ」

セレナ「そのために、ずっと目をつぶったままでいて...いい?」

サトシ「分かった...それくらいのことでいいならいくらでもするよ」

セレナ「じゃあ、いくよ...」ニコッ

サトシ「あぁ...分かった」ギュッ

サトシはしっかりとセレナの指示に従って目をつぶっている。

そんなサトシの様子を確認すると、セレナはペンダントを取り出して自分の胸に当てると強く祈った。

セレナ「(サトシ...私、貴方の考えてる事分かったよ...)」スッ

セレナ「(お願い、ゼルネアス...私たちに力を貸して...!!)」パアアッ

セレナが強く祈ると、ペンダントは眩い蒼の光を放ちながら宙に浮いた。

セレナ「っ...! 眩しいっ...!!」スウウッ

ペンダントの発光が終わると、宙に浮いたペンダントはセレナの手元へ戻って来た。

そして、その直後に聞こえる声が1つ増えた。

ピカチュウ!!

と、元気よく2人の近くで声が聞こえた。
 ▼ 186 .JtaKyYZ2A 16/10/22 18:24:58 ID:IADKWsn6 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「あっ...ああっ...」プルプル

サトシ「ピカチュウ!!」

ピカピカッ!!!

ピカチュウは思い切り主人の胸に飛び付くとサトシは、それを受け止めて抱きしめる。

サトシ「ピカチュウ、おかえりっ...」ギュッ

サトシ「おかえり...おがえりっ...」ポロポロ

セレナ「サトシもおかえりなさい」ニコッ

セレナ「セレナ...俺、どうかしてたよ...本当にごめん...」

セレナ「それは、こっちの私に言ってあげてね」

セレナ「もう私の役目は終わったから、帰るね」ニコッ

サトシ「セレナ、本当にありがとう...」

セレナ「それも、こっちの私に言ってあげて...」ニコッ

サトシ「分かった、絶対に約束するよ」

セレナ「じゃあさよなら、サトシ...」ガクッ

意識の憑依を終えたセレナが体外に出ると、この次元のセレナの身体から力が抜け落ち、サトシに倒れ込こんだが、それを優しくサトシは受け止めた。
 ▼ 187 .JtaKyYZ2A 16/10/22 18:38:17 ID:IADKWsn6 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシがセレナを受け止めていると、遠くから聞き覚えのある声が聞こえてきた。

シトロン「サトシ、セレナ〜!!!」タッタッタ

ユリーカ「2人共〜大丈夫!?」タッタッタ

サトシ「シトロン! ユリーカ!!」

サトシ「俺、本当に間違ってた...あそこの俺の選択がこんな事を招いたんだ...」

サトシ「本当にごめん...」ペコリ

シトロン「僕も、後遺症で人格がおかしくなってました...」

シトロン「だから僕も謝ります」

シトロン「ユリーカ、セレナ。 本当にすいませんでした...」ペコリ

サトシとシトロンが2人に謝った直後に、サトシの受け止めているセレナが目を覚ました。

セレナ「あれ...私、何でこんな所で...」ボーッ

サトシ「セレナ、ただいま...」ニコッ

状況の把握できてないこの次元のセレナは、突然サトシが目の前に居てパニックに陥っているが、そんな様子を見ていたのはセレナだった。

セレナ「(みんな、元に戻ったんだね...よかった...)」

セレナは、4人の無事を見届けると近くに出来た次元の裂け目から元の場所へ戻った。
 ▼ 188 .JtaKyYZ2A 16/10/22 18:52:09 ID:IADKWsn6 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
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...なぞのばしょ...

セレナは気が付くと、この場所に来ていた。

サトシ「おかえり、セレナ...」ニコッ

セレナは目が覚めると、サトシの傍に居た。

セレナ「サトシっ...! 私、やったよ...!」ニコッ

サトシ「ああっ、本当に良くやったよ...!」

セレナ「んっ...れろっ...サトシ、会いたかった...」

サトシ「んっ...ぷはっ...俺もだよ、セレナ...」

ようやく再会したサトシとセレナだったが、心の底から安心出来た訳ではなかった。

それは、ディアルガとパルキアという存在が居たからであった。

パルキア「ほぅ...中々やるではないか...」

ディアルガ「少し見くびっていたようだな...」

パルキア「まぁ、こんなもの前座にしかすぎないのだがな...」

ディアルガ「...」

可能性を示したサトシとセレナは、ディアルガとパルキアの元へ向かった。
 ▼ 189 ンフィア@スピードパウダー 16/10/22 18:54:51 ID:3dtYkxGo NGネーム登録 NGID登録 報告
ギラティナ「よくもサトシ達をこんな目に・・・・・ディアルガ!!パルキア!!ぜってぇ許さねぇ!!」

支援
 ▼ 190 .JtaKyYZ2A 16/10/29 05:32:55 ID:jxmIlUjs [1/4] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
では、ゆっくりと書いていきます
 ▼ 191 クタス@しめったいわ 16/10/29 17:38:33 ID:jxmIlUjs [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシはセレナの身を守るようにしながら、ディアルガとパルキアの元へと辿り着いた。

ディアルガ「やっと来たか...待っていたぞ」

パルキア「本当だ、それにしても遅かったなぁ...」

サトシ「速さなんかどうでもいい、俺とセレナはお前らに可能性を示した!!」

セレナ「そうよ! お互いに1つの次元の未来を変えた!!」

セレナ「それは、揺るぎない事実よ!!」

今のサトシとセレナの絆の力は、何物にも負けない絶対的な説得力を有していた。

そんな不可能と言われた壁を2つ、いやそれ以上の数超えてきた絆は、神々さえも驚くべきものであった。

ディアルガ「あぁ、確かにその通りだ...」

パルキア「可能性を示しきったこと。 それは認めよう」

パルキア「しかし、何か大事な事を忘れていないか?」

セレナ「だ、大事な事...?」

サトシ「アルセウス....か?」

パルキア「そう、アルセウスの事だ」

パルキア「奴はもう瀕死だ、つまり創造神が生まれ変わるのだ」
 ▼ 192 .JtaKyYZ2A 16/10/29 17:52:47 ID:jxmIlUjs [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「な、なんですって...!?」

サトシ「アルセウスが、死ぬのか...!?」

パルキア「そうだ、力を集中させている際に受けた我々の攻撃が奴を瀕死に追い込んだのだ」

サトシ「なんで....」ギリッ

サトシ「なんでそんな事したんだよ!!!!」

セレナ「そうよ! 貴方たちのやってる事は、最低な事よ!!」

サトシとセレナは怒りを爆発させながら、ありったけの思いをぶつける。

パルキア「理由など簡単だ...」

パルキア「次のアルセウスになる為だ...!!」フハハハハハハ

サトシ「なん...だって.....?」

ディアルガ「そう、我々がアルセウスを攻撃した理由」

ディアルガ「それは、次のアルセウスになるために、今のアルセウスを消す必要があるからだ...」

サトシ「じゃ、じゃあ全部自分たちの目的の為にやったのかよ!?」

パルキア「そうだ、1つしかない席の為にやったのだ」フフフ

セレナ「貴方たちのやってる事は許されないことよ!」
 ▼ 193 .JtaKyYZ2A 16/10/29 18:02:51 ID:jxmIlUjs [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ディアルガ「許されないこと....か」

ディアルガ「確かにそうだ...我々のやった事は許されない事だな...」

パルキア「しかし、そんな事などもう今となってはどうでも良い」

パルキア「ディアルガよ、我は先に行く」スーッ

パルキアはそう言うと、次元の裂け目を作り出し、その中へと入っていった。

サトシ「パルキアの奴、行っちまった...」

セレナ「えぇ、もう次元の裂け目も消えていく...」

ディアルガ「我もアルセウスの元へ行く。 力を誰に継承するかは奴が決めることだ」

ディアルガ「我はそれを見届けるつもりだ...」

ディアルガ「お前らも来るがよい。 それが我に出来る最大限の償いだ...」ボソッ

サトシ「ディアルガ、お前本当は...」

セレナ「ありがとう、ディアルガ...」

ディアルガ「では、我の作る次元の裂け目から来るがよい」スーッ

サトシ「行こう、セレナ...」ギュッ

セレナ「うん、サトシ...」ギュッ
 ▼ 194 ジロン@ダートじてんしゃ 16/10/29 18:04:38 ID:qofJee22 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 195 .JtaKyYZ2A 16/10/30 19:24:05 ID:nTqOfc.s [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
...???...

サトシとセレナは、アルセウスの元へ辿り着くまでに意識を失わずにいた。

その間2人はアルセウスの苦しむ姿が映し出された次元の歪みを見せられていたのだった。

ディアルガ「さぁ、着いたぞ...」スッ

2人はディアルガに礼をすると、その目の前で力なく倒れているアルセウスの元へと急いだ。

サトシ「おい! アルセウス!! しっかりしろ!!」ユサユサ

セレナ「アルセウス! そんなっ...」ユサユサ

パルキア「もう遅い、手遅れというヤツだな...」

アルセウス「サトシに、セレナか.....」グッタリ

アルセウス「死ぬ前に、2人と会いたかった...」グッタリ

サトシ「死ぬだなんて...そんな事俺は認めない!!」

セレナ「私だって同じよ...貴方じゃなきゃこの世界の秩序は守れないよ...」ウルウル

パルキア「諦めろ、もう時間の問題だ...」フフッ

パルキア「さぁ、アルセウス、我に力を継承するのだ...」

一切の容赦をすることなく、非情にもパルキアは淡々とアルセウスに語りかけていた。
 ▼ 196 .JtaKyYZ2A 16/10/30 19:37:05 ID:nTqOfc.s [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
アルセウス「すまない...サトシ、セレナよ」グッタリ

アルセウス「力は継承しよう...」

パルキア「ふふっ、ようやくか...」

ディアルガ「...」

アルセウス「だが、私が継承するのは、パルキア! 貴様ではない!!」

パルキア「な、なんだと!? なぜ、何故我ではないのだ!!」

パルキア「となると、まさかディアルガに...!?」

アルセウス「いや、ディアルガでもない...」

パルキア「なっ...」

ディアルガ「では一体、誰に継承するのだ...?」

パルキア「そうだ! 神々以外への継承など聞いたことが無い!!」

アルセウス「私がこの力を継承するのは...」

アルセウス「“サトシ” お前だ...」グッタリ

サトシ「えっ...俺に...!?」

セレナ「えっ、サトシに...?」
 ▼ 197 ガギャラドス@ユキノオナイト 16/10/30 19:41:29 ID:O4JtRQH. NGネーム登録 NGID登録 報告
【速報】サトシ、葛葉紘汰になる!!
 ▼ 198 .JtaKyYZ2A 16/10/30 19:47:53 ID:nTqOfc.s [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
パルキア「なっ!? 神々でもなく人間だと!?」

パルキア「そんなこと聞いたこともないぞ!!!」

アルセウス「私が決めることだ...お前らに決定権はない」フフッ

パルキア「貴様ぁっ...!!!」ギリッ

ディアルガ「ほぅ...そんな選択があったとは....」

ディアルガ「我には思いつきもしないな...」

サトシ「ちょ、ちょっと待ってくれよ! アルセウス!!」

サトシ「そんな事、突然言われても俺には、セレナが居るし...」

アルセウス「すまない、これしか思いつかなかったんだ...」

アルセウス「願わくば2人の幸せが見たかったが...本当にすまない...」グッタリ

セレナ「そんな...私、サトシと一緒じゃなきゃ...」

サトシ「あぁ、俺もだよ、セレナ」

サトシ「でも、これが俺の運命なのかもしれない...」

セレナ「そ、そんなっ...! サトシ、そんな事ないよ!!」

サトシ「ごめん、セレナ...今は選択の余地がない.....」
 ▼ 200 ラージェス@フリーズカセット 16/11/01 00:45:07 ID:COF/mjDM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援です!
 ▼ 201 .JtaKyYZ2A 16/11/01 20:53:07 ID:qInKcS.A [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
そろそろ終盤に入ってきてます。

この3スレにまで及んだこの物語も完結します。

それでは、ゆっくりと書いていきます
 ▼ 202 .JtaKyYZ2A 16/11/01 21:08:25 ID:qInKcS.A [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
アルセウス「サトシよ、受け継いでくれるか・・・?」

サトシ「・・・・・・・・・はい」コクッ

セレナ「・・・」

アルセウス「私の力を受け継ぐ、それは過去の自分が誰だか分からなくなるという事だ・・・」

アルセウス「それでも、サトシは良いのか・・・」

サトシ「あぁ、俺がやらなきゃ、誰もできない・・・」

セレナ「ねぇ、サトシ・・・絶対帰ってくるよね・・・?」

セレナ「約束してよっ・・・もう貴方と離れ離れになりたくないよ・・・」ポロポロ

サトシ「セレナ、俺は絶対に帰って来る。 約束する」

サトシ「だから、少しの間だけ信じて待っててくれないか?」

セレナ「うんっ・・・サトシがそう言うなら、私信じるよ・・・」グスッ

ディアルガ「何故、人間はそんなにも相手を信じられるのだ?」

ディアルガ「この者たちの様子を見ていて思った。 何故なのだ・・・」

アルセウス「それが分かれば、お前も力を継承出来ていたのかもな・・・」

ディアルガ「そうか・・・アルセウス、貴様はコレに気が付いたのか・・・」
 ▼ 203 .JtaKyYZ2A 16/11/01 21:15:35 ID:qInKcS.A [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
アルセウス「お前やパルキアもきっと見たことだろう?」

アルセウス「この2人の絆を・・・人間の持つ可能性を」

ディアルガ「あぁ、確かにこの目で見た・・・」

パルキア「・・・」

アルセウス「私はそれを見て思ったのだ。 人間も捨てたものじゃないと」

アルセウス「だから私はこの者達を幸せになれるようにしたのだ・・・」

アルセウス「だが、それは貴様らによって阻まれてしまった!」

サトシ「アルセウス、もういいんだ・・・」

アルセウス「なっ、サトシ・・・」

サトシ「俺は絶対に帰ってくる。 そうすれば何も問題はないさ・・・」ニコッ

アルセウス「サトシ、お前・・・!」

セレナ「うん、私もサトシと一緒だよ。 絶対にサトシは帰ってくる」

セレナ「私も、もう覚悟したから。 きっと大丈夫」ニコッ

アルセウス「セレナまで・・・!」

アルセウス「やはり、私の認めた2人だな・・・」フフッ
 ▼ 204 .JtaKyYZ2A 16/11/01 21:25:20 ID:qInKcS.A [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
アルセウス「では、これよりサトシに私の力を継承する」

アルセウス「サトシ、私の身体に手を当てて目を瞑っていてくれ・・・」

サトシ「その前に、1つお願いがあるんだ・・・」

アルセウス「お願い・・・? それは一体・・・」

サトシ「セレナを・・・セレナの目を覚ましてほしいんだ・・・」

アルセウス「分かった・・・それ位ならまだ残りの力でも可能だ・・・」

サトシ「ありがとう、恩に着るぜ・・・」ヘヘッ

アルセウス「では、目を覚ますセレナはこの世界からは消える・・・」

セレナ「サトシ、私は絶対に信じてるから・・・!!!」ギュッ

サトシ「あぁ、約束だぜ・・・」ニコッ

セレナの悲しみを解してあげるかの如く、サトシが優しくセレナを包みながら、2人の唇は重なり合う。

唇を重なり合わせながら、セレナの身体は段々と消えていった。

アルセウス「あまり時間もない・・・もう、いくぞ・・・」グッタリ

サトシ「あぁ、よろしく頼むよ・・・アルセウス」ニコッ

サトシはアルセウスの身体に手を当てて目を瞑った。 そして、アルセウスの命のロウソクが消える瞬間、アルセウスのエネルギーがサトシの体を包み込み、その場に居たディアルガとパルキアも目を開けられない程の光が辺りを包み込んだ
 ▼ 205 ジアイス@いいキズぐすり 16/11/01 21:27:19 ID:6UXKyCqU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 206 .JtaKyYZ2A 16/11/01 21:34:28 ID:qInKcS.A [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
...???...

意識が覚醒してからずっと真っ暗だ・・・

私は自分が何者なのかも分からない。 そしてここがどこなのかも同じように知らない。

私の名前は・・・名前は・・・

そうだ、私はアルセウス。 この世界を創造した存在であった。

そのような事すら覚えていないとは・・・まるで私は生まれ変わったかのようだな・・・

しかし、身体が重い。 本当にこれまで過ごしてきたのか不安になる。

私は自身の本能、世界の秩序を維持するという本能の赴くままに人間の住む世界を覗いた。

人間など、所詮は私たち以下の存在であり、そんな奴らに可能性など微塵も感じないのだが、ポケモンという存在を覗く過程で、必然的に現れるものなのだ。

私は初めてこの世界を覗いた気がする・・・。

だが、なのに何故かポケモンや人々の笑顔には見覚えがある・・・。

なんだ、この感覚は・・・分からない・・・分からない。

頭に浮かんで止まない謎の言葉の並びが更に私を困惑させる。

せれな? 私はそんな名前のポケモンや人は知らない、だが頭を駆け巡る。

この不思議な謎が解ける日は来るのだろうか・・・。
 ▼ 207 ョロボン@チャーレムナイト 16/11/01 21:35:29 ID:naLWIA1M NGネーム登録 NGID登録 報告
まさかのBad Endか・・・・・
 ▼ 208 .JtaKyYZ2A 16/11/01 21:46:30 ID:qInKcS.A [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
...マサラタウン...

あれから、あの新婚旅行の事件から2年が経った。

当時は新聞の一面を飾るほどの大事件として、ニュースなどでも報道されたものだ。

その後、事件も沈静化し、また平穏な日々をおくっていた。

ピンポーン

セレナ「はーい! 今行きます!!」タッタッタ

セレナ「あの、またですか・・・?」ガチャ

記者a「サトシさんは、まだ帰ってきてないのでしょうか?」パシャリ

記者b「ポケモンマスターに何かあったのでしょうか!!」カシャカシャ

記者c「セレナさんの知ってることを教えてください!!!」

最近は毎日こうだ・・・。

サトシ程の有名人が音沙汰無く忽然と消えると、それだけで世間は騒ぐものだ。

セレナ「何も言えることはありません・・・すみません・・・」バタン

あれから目を覚ました私は、ハナコさんと共にサトシの実家に住まわせてもらってる。

そして、未だにサトシは帰ってこない・・・。
 ▼ 209 .JtaKyYZ2A 16/11/01 22:00:31 ID:qInKcS.A [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
私は事件の直後に起こったことをハナコさんに全て話した。

もちろん、最初は半信半疑だったけど、ハナコさんは私の話を信じてくれた。

そして、私と一緒にサトシの帰りを待つと言ってくださった。

そして今の現状に至る。 サトシはまだ帰ってきてないけど、記者の人達にアルセウスの話なんかできるはずもなく、単純に何かサトシの身に起こっているものと勘違いされている。

最初は記事の中には私を批判するサトシのファンや私と離婚したというようなガセネタまであった。

でも、誰もサトシの姿を見ていないから、徐々にそんな記事も消えていった。

それでも、諦めの悪い記者達は私やハナコさんといったサトシの近親者に誰彼構わずインタビューをしている。

本当ならサトシ本人の口から説明してほしいけど、私はサトシを待つって約束したから、絶対に私は何も言わないって心に決めてる。

そして、そんな生活にも段々と慣れてきた時に、私は久しぶりにあの感覚に陥った。

セレナ「あれ・・・頭が痛い・・・」ズキズキ

セレナ「何これ・・・ちょっと休もうかな・・・」ズキズキ

セレナ「ハァハァ・・・息が苦しい・・・」ズキズキ

セレナ「もう、ダメ・・・」ズキズキ

セレナ「サトシ、助けt・・・」バタッ


そこで、セレナは意識を失ってしまったのだった。
 ▼ 210 .JtaKyYZ2A 16/11/01 22:01:42 ID:qInKcS.A [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ここまで、...が・・・に変わってますが気にしないでいただけると助かります。

そして、次回の更新で終わりそうです。
 ▼ 211 .JtaKyYZ2A 16/11/03 19:44:23 ID:0y8Fu95. NGネーム登録 NGID登録 報告
深夜頃に更新します。

今日の更新で完結させたいですね。
 ▼ 212 ドリドリ@ポイントカード 16/11/03 21:08:41 ID:tBDAMAWs NGネーム登録 NGID登録 報告
期待してます!
 ▼ 213 .JtaKyYZ2A 16/11/04 00:14:19 ID:jck6Ux9A [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
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...???...

意識を失ったセレナが目を覚ましたのは、見覚えのある場所だった。

何度か訪れたことのある空間。 セレナはそれを直感的に理解していた。

セレナ「ここに来るってことは・・・」

セレナ「ディアルガかパルキアが私を呼び寄せたのね・・・?」

セレナの考えは当たっていた。 直後にディアルガが闇の中から姿を見せた。

ディアルガ「久しいな、人間の者よ・・・」

セレナ「ええ、それで・・・? 私を呼び寄せたのはどういうつもりなの・・・?」

ディアルガ「実はだな、アルセウス・・・いや、あの人間についてなんだ・・・」

ディアルガ「単刀直入に話す」



ディアルガ「もう、奴は・・・お前の事は覚えていない」


何を言われたのか理解できなかった。 いや、理解するのをセレナの身体が拒んだのだ。

理解をすると、話の意味を自己完結させて辻褄が合うと、それはサトシとセレナの絆の負けを意味している事だったから。

セレナは、そんな重すぎる衝撃を素直に受け入れられるほどのメンタルの持ち主ではなかった。
 ▼ 214 .JtaKyYZ2A 16/11/04 00:25:39 ID:jck6Ux9A [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「で、でもまだ何とか・・・」アセアセ

ディアルガ「ならない・・・」

セレナ「私と、サトシの絆が負けるわけッ・・・!」

ディアルガ「・・・」

セレナ「そんなの、私は信じない・・・」プルプル

ディアルガ「お前の意思ではどうにもなr 「そんなの絶対に信じないっ!!!」

ディアルガ「(なんだ、この強すぎる意思は・・・)」

ディアルガ「(一体なんなんだ・・・)」

セレナ「アルセウス・・・いや、サトシに会わせて・・・」

ディアルガ「何故だ・・・なぜ、やめない・・・?」

セレナ「確かに、貴方の言葉を聞いた時、私は怖くなった・・・」

セレナ「でも、私とサトシは約束した・・・」

セレナ「その約束は、絶対に覚えてくれてるはず・・・!」

セレナ「ねぇ、ディアルガ。 今のアルセウス、サトシの状況を教えてくれる・・・?」

ディアルガは、セレナの強さに圧倒された・・・。 そしてそんなセレナに状況を話さざるを得なかった。
 ▼ 215 .JtaKyYZ2A 16/11/04 00:39:18 ID:jck6Ux9A [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ディアルガは、事細かにセレナにアルセウスの状況を話した。

セレナという単語を現在も口にしていることや、自分が元々何者なのか分かっておらずに、人々の笑顔やポケモンの笑顔が更に困惑させていることなども全て話した。

セレナ「つまり・・・貴方がさっき言ったことは、半々正しい事って訳なのね・・・?」

ディアルガ「そうだ・・・。 このまま困惑し続けても答えに辿り着かずにアルセウスが暴走を始めてしまう」

ディアルガ「それはアルセウスのような創造神となると世界の終わりを指し示しているのだ」

セレナ「だからさっきは、少し話を誇張したの・・・?」

ディアルガ「あぁ、暴走に至るまでの時間であれば人間程度なら何代も子孫を残せる程の時間だ」

ディアルガ「だから、お前には奴のことを忘れて幸せになってほしかった・・・」

セレナ「何で、そこまで私の事を・・・」

ディアルガ「我々はお前達2人がアルセウスにその絆を見せていたあの時に、裏で見ていたのだ」

ディアルガ「あの時、サトシと言ったか・・・あの男がお前の事を想ってそうしたからだ・・・」

ディアルガ「別の信頼している男の元へ置いてまでお前を救う。 それが奴のとった行動だった」

ディアルガ「だから、奴ならこうすると思ったのだ・・・」

セレナ「ディアルガ、あなた・・・サトシをよく見てたのね」

ディアルガ「あぁ、我もお前達に興味が湧いてきたからな・・・」
 ▼ 216 .JtaKyYZ2A 16/11/04 00:51:19 ID:jck6Ux9A [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「・・・ありがと」クスッ

セレナはそれだけを笑顔でディアルガに言うと、すぐさま真剣な顔になって話し始めた。

セレナ「それで、まだサトシは帰ってくる可能性はあるのよね・・・?」

ディアルガ「あぁ、まだ何とか・・・僅かな可能性ならある」

セレナ「だったら、私とサトシを会わせて!!」

セレナ「きっと、サトシなら分かってくれるはずだよ・・・」

ディアルガ「分かった・・・」

ディアルガ「だが、それでも奴は今暴走しかけだということを忘れてはならぬ」

ディアルガ「過干渉はほどほどにしないと、我々ですら消されるほどのパワーを奴は有している」

ディアルガ「我々も、その力の強さ故に制限されている事項が幾つかあるのだ・・・」

セレナ「そんなにも・・・でも、サトシならきっと大丈夫・・・!」グッ

セレナ「だから、おねがい。 ディアルガ」

ディアルガ「あぁ、お前達の絆の強さ、見せてみろ・・・!」

ディアルガはセレナの熱い思いに心を動かされていた。

2人の思いはアルセウスに続いてディアルガの心さえも動かし、その無限の可能性に賭けてみたい。 不思議とそう思わせていた。
 ▼ 217 .JtaKyYZ2A 16/11/04 00:59:57 ID:jck6Ux9A [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
...始まりの間...

ディアルガの力でセレナはアルセウスの佇む場所にやって来た。

何も無い、ただただ地平線が広がるだけの空間にある光る階段。

その階段を登り切ると、その先にアルセウスはいた。




セレナ「・・・サトシ!」

セレナ「本当にサトシ、だよね・・・?」

アルセウス「誰だ・・・お前は・・・」

アルセウス「我はサトシ、というのか・・・」

セレナ「そうだよ・・・私はセレナ」

セレナ「貴方と永遠を誓いあった・・・」

セレナ「私との愛を、絆を・・・忘れてないよね・・・?」ウルッ

アルセウス「せれ、な・・・?」

アルセウス「せれな? セレナ? セレナ・・・? セレナ、お前がセレナ・・・?」
 ▼ 218 .JtaKyYZ2A 16/11/04 01:14:55 ID:jck6Ux9A [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「そ、そうだよ・・・? 私がセレナだよ・・・?」

アルセウス「セレナ、セレナ、セレナ、セレナ・・・」

アルセウス「セレナっっ・・・!!!!」ビクッ

アルセウス「本当に、本当にセレナなのか・・・?」

セレナ「うん・・・! ほら、サトシ・・・」ニコッ

セレナ「私の顔をよく見て・・・? 何か思い出さない・・・?」

アルセウス「ぐっ・・・! ああっ・・・!!」

アルセウス「があっ・・・!!! うがっ・・・!」ズキズキ

アルセウス「セレナっ・・・!! セレナぁぁ!!!!!!」ズキズキズキッ!!

アルセウスは悶えた。 それはセレナとやっと会えた反動からだった。

激しい痛みがアルセウスを襲う。 それは、人としての理性を取り戻しつつあるから・・・。 かもしれない。

アルセウス「はぁ・・・はぁ・・・」ズキズキ

アルセウス「ゴクリ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

セレナ「サトシ、大丈夫・・・?」

アルセウス「あぁ、全部思い出したぜ・・・セレナ」
 ▼ 219 .JtaKyYZ2A 16/11/04 01:38:10 ID:jck6Ux9A [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシにはセレナが小さく見えた。 それは今のサトシの視点が人間の時よりも高い位置にあるからであろう。

アルセウス「セレナ・・・どうやってここまで来たんだ?」

セレナ「えっとね、ディアルガが私を呼び寄せてくれたんだ・・・!」ニコッ

アルセウス「ディアルガが・・・?」

セレナ「うん! ほら、初めてアルセウスと会ったときのやり取り覚えてる?」

アルセウス「うん、あの時は本当に困ったよ・・・」

アルセウス「ただひたすらにセレナの幸せだけを考えてたよ・・・」ニコッ

セレナ「えへへ・・・ありがと、サトシ・・・///」カアアッ

セレナ「それで、その時ディアルガが見てくれてて、私達の助けになってくれたの」

アルセウス「そういう事だったのか・・・」

アルセウス「なぁ、セレナ・・・」

セレナ「うん? どうしたの・・・?」

アルセウス「これで、俺たちは幸せになれるんだよな・・・?」

セレナ「うん! 私達はこれから幸せになるんだよ!」

アルセウス「よかっ、たよ・・・せれ、な・・・」バタッ
 ▼ 220 .JtaKyYZ2A 16/11/04 01:45:14 ID:jck6Ux9A [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ここまで、今日はまだ完結しませんでした。

しかしもう残り僅かです・・・。

スレタイのように果たして2人は“幸せ”になれるのでしょうか・・・
 ▼ 221 ガギャラドス@ひかりのいし 16/11/04 02:18:54 ID:fLsQwyEE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 222 .JtaKyYZ2A 16/11/04 19:21:34 ID:jck6Ux9A [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
今日も深夜頃に更新します。
 ▼ 223 THUN◆V0Yf6qVU6U 16/11/05 19:08:52 ID:wHN4.TwM NGネーム登録 NGID登録 報告
いいぞ、もっとやれ
 ▼ 224 .JtaKyYZ2A 16/11/06 02:00:45 ID:GgMo591s [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
もう、何回目だろうか・・・・・・。

セレナの不安と、ある種のデジャヴ的なモノは的中していた。


セレナ「えっ・・・? サトシっ!?」タッタッタ


何が起こったのか、それは理解していなかったが思わずその人間よりは大きい体へと駆け寄る。


セレナ「サトシっ!! どうしたのよ・・・!?」ユサユサ

アルセウス「くっ・・・何でか、俺ものすごく意識が遠いんだ・・・」

アルセウス「そう、今にも気を失いそうになるくらい・・・!!」

セレナ「えっ・・・!? 何で、なんでよ・・・!!」


セレナは、ある一つの結論に至った。

それは、先程のディアルガの言葉によるものだった。






それはサトシ、いやアルセウスはもう暴走が始まりかけてるというものだった。
 ▼ 225 .JtaKyYZ2A 16/11/06 02:08:12 ID:GgMo591s [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
到底信じたくない事実だが、それと同時にどうしようもない現実でもあった。


セレナ「(で、でもディアルガはかなりの時間がかかるって・・・)」

セレナ「(まさか、さっきの頭痛って・・・!)」

セレナ「(そんな・・・・・・私を思い出すことが暴走に起因してたの・・・!?)」

アルセウス「はぁ・・・はぁ・・・ くあっ・・・」

アルセウス「やっべえ、セレナ・・・もう何も見えねぇ・・・」

アルセウス「目の前がさ、真っ暗だ・・・」


緊迫した状況に、セレナは焦りを隠せなかった。

しかし、セレナはこれまでの経験で格段に強くなっていた。


セレナ「サトシ! 私の声を聞いて!!」

セレナ「絶対にサトシなら勝てるよ!! サトシはそんなのに支配されないよ・・・!!」

アルセウス「あぁ・・・俺は負けないぜっ・・・!!」ヘヘッ

セレナ「うん! その調子だよ!!」ニコッ

そんな励まし合う2人だったが、現実とは本当に非情なものだった。 アルセウスの暴走は止まるところを知らずに、段々と“サトシ”の心の部分を支配していっていた。
 ▼ 226 .JtaKyYZ2A 16/11/06 02:18:52 ID:GgMo591s [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
絶対に負けない絆 VS 心の支配

そんな矛盾のような状況だったが、遂に決着が着いた。



セレナ「サトシ! サトシっ!!」ユサユサ

アルセウス「セレナ・・・はぁっ・・・」

アルセウス「俺は絶対に負けない・・・からっ・・・・・・」

アルセウス「なにがあっても・・・・・・せれなのも・・・」

アルセウス「 ・・・・・・・・・・・・ 」


2人を待っていたのは、暴走という結果だった。

意識を失ったはずのアルセウスは再び目を覚ますと、全身を黒く染めて咆哮をあげた。

それと同時に崩壊を始めたこの場所から避難するべくセレナは登ってきた階段を急いで駆け下りた。

しかし、華奢な体付きのセレナには無理があった。

もう間に合わない・・・・・・! そう思い自身の死すら覚悟したセレナの目の前に突然パルキアが現れた。

早くこっちへ来い。 そう言わんばかりの登場の仕方に、セレナは乗るしか生き残る術はなかった。

そして、セレナはパルキアの作りだした次元の裂け目に共に飛び込んだのだった。
 ▼ 227 .JtaKyYZ2A 16/11/06 02:29:31 ID:GgMo591s [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
...???...

セレナ「パルキア! 一体どうして・・・?」

パルキア「奴の暴走は我々とてタダで済むものではないのだ・・・」

セレナ「それって、貴方達が力を貸してくれるって事・・・!?」

パルキア「緊急の事態だ・・・あまり気が乗らないが、我は既にディアルガと話を終えた」

セレナ「ありがとう、パルキア・・・」フフッ


パルキアは既にディアルガと大まかな作戦について話していた。

それは、パルキアがセレナの擁護を、その間にセレナがアルセウスの気を引く。

そしてセレナとパルキアの稼いだ時間を利用して、ディアルガが過去に戻ってアルセウスへの攻撃を無かったことにする。 というものだ。


セレナ「分かったわ・・・私に出来ることなら、何でも任せて・・・」ググッ

セレナ「でも、何で私なら気が引けると思ったの・・・?」

パルキア「それはあの男の心をまだ宿しているかもしれないからだ・・・」

パルキア「もし宿しているのなら、お前にしか可能性が残っていないからだ・・・」

パルキア「もう時間がない・・・・・・今からアルセウスのいる場所へと向かう。 気を引き締めていけ」
 ▼ 228 .JtaKyYZ2A 16/11/06 02:36:11 ID:GgMo591s [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
パルキアの言葉通り、直後に次元が変わりアルセウスの元へ帰ってきた。

セレナは覚悟を決めると、アルセウスとのコンタクトを図りに行った。


セレナ「アルセウス! いや、サトシ!!」タッタッタ

セレナ「私を見て! サトシ!!」

アルセウス「グアアアアアアアア!!!!!!」ドンッ


目の前に現れた突然の敵に、理性など無い本能でアルセウスは攻撃を仕掛ける。


パルキア「くっ・・・! はっ・・・!!」スパッ


それを防いだのはパルキアの“あくうせつだん”だった。

パルキアは的確にセレナへの攻撃を相殺していた。

しかし、そんな短調なやり取りに気が付かないアルセウスではなかった。


セレナ「サトシっ!!! 思い出してよっ!!」

セレナ「私は貴方と愛を誓いあった!! サトシ! 貴方と!!」

セレナ「だから、思い出してよっ・・・・・・!」
 ▼ 229 ワンテ@TMVパス 16/11/06 02:38:15 ID:aQhcdTQk NGネーム登録 NGID登録 報告
あいはすべてにかつあ
 ▼ 230 .JtaKyYZ2A 16/11/06 02:48:56 ID:GgMo591s [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
アルセウス「グルアアアァァァァァァ!!!」スパン!!


またしてもセレナを狙う、それを守る

そのやり取りを続ければそのうち事が終わる。

そんな考えは、暴走している創造神には通じなかった。


パルキア「くっ・・・! コイツは我が守っ・・・・・・!?」ズバッ!!

セレナ「パルキアッ・・・・・・!!!!」


深手ではないにしても、怯まずにはいられないほどの力を有していた。

そんな一瞬に生じた隙。

その瞬間に、暴走したアルセウスは次の攻撃を放っていた。

セレナの視界に映るのはこちらに一直線に向かってくるアルセウスの攻撃だった。

もう避けることすら不可能なスピードを持って近づいてくる攻撃。

セレナは もう無理だ・・・・・・ そう悟った。

しかし、その攻撃はセレナの視界から突然消えた。

そして同時に大きな壁が目の前を覆った。
 ▼ 231 .JtaKyYZ2A 16/11/06 03:06:08 ID:GgMo591s [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
そして、その壁はセレナの目の前に倒れた。


セレナ「パルキア! 貴方っ・・・!!?」

パルキア「われ・・・がっ・・・まもる・・・のだ・・・!」

パルキア「おまえはっ・・・! 我が守るのだっ・・・!!!」ヨロヨロ


無理をして立ち上がるパルキアを尻目に、アルセウスは三度攻撃を仕掛けてくる。

暴走していると誰が見てもわかる程の無情さだった。

決死の思いで立ち上がるパルキアは、2度目の攻撃に完全に倒れた。


パルキア「すまぬっ・・・われは・・・まもれなかった・・・」グッタリ

パルキア「に、にげろ・・・ここから・・・にげっ!!」ドカーン!!

セレナ「パルキアッー!!!」ドガーン!!!!


容赦のない攻撃の連続に、簡単にパルキアの命は尽きた。

目の前で起こった惨事に、セレナは言葉を失ってしまう。

次は自分の番だ・・・。 もう自分を守るものは存在しないのだ。
 ▼ 232 .JtaKyYZ2A 16/11/06 03:09:27 ID:GgMo591s [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ここまで、あと2回で完結の予定です。

これまでの長い間ありがとうございました。
 ▼ 233 THUN◆V0Yf6qVU6U 16/11/06 14:22:18 ID:vVGyjy8A NGネーム登録 NGID登録 報告
いいぞ、もっとやr…

ダメだ、やるか
 ▼ 234 ニョニョ@オレンジメール 16/11/11 22:35:20 ID:rlLYrXKw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デデンネ
 ▼ 235 .JtaKyYZ2A 16/11/13 23:38:29 ID:qSXAr2Zo NGネーム登録 NGID登録 報告
それでは、ゆっくりと更新していきます。
 ▼ 236 .JtaKyYZ2A 16/11/14 00:03:47 ID:2hl6V/n6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
暴走するアルセウスは、再び破壊光線のような攻撃を仕掛ける為に力を溜めている。

次の攻撃は今度こそ直撃するだろう、それもほぼ確実に。

そしてこの世界は、現実のセレナとリンクしている。

即ちこの世界で死んでしまえば最後、現実世界のセレナも死んでしまうのだ。

それは本能的にセレナも理解していた。

だが、セレナは今の背水の陣が如き状況に立たされて尚諦めていなかった。


セレナ「絶対に諦めない・・・!!」ググッ

セレナ「例え、私がここで死んでもサトシは元に戻す!!」

セレナ「それが・・・・・・」

セレナ「サトシの仲間であり、妻であり・・・」

セレナ「ずっとサトシの傍にいる私の使命よ!!」


セレナは言い切った。 強大な力に屈すること無く言い切った。

だが、そんな“強い”セレナにも次の攻撃が向けられていた。

アルセウスは、力をチャージし終えるとセレナへ向けて一直線にその力を浴びせてきた。
 ▼ 237 .JtaKyYZ2A 16/11/14 00:19:19 ID:2hl6V/n6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナの視界が段々と自身に向かってくる光で埋め尽くされる。

これからどうなるのか。 そんな事は容易に想像できる。

だが、それでもセレナは顔色一つ変えなかった。

それどころか、その美麗で整った顔は笑顔だった。


セレナ「私、サトシが帰ってくるって信じてるから・・・・・・」

セレナ「だから、最期は笑顔で貴方の無事を信じます・・・」ニコッ

セレナ「私の大切な・・・・・・・・・・・・」ジュッ


セレナの声は、そこで途絶えた。

アルセウスの攻撃が通過した部分は、その周りすら抉りとるようにして通過している。

そんな攻撃をモロに受けたらどうなるか・・・。

その説明はもはや不要であった。

 ▼ 238 ジギガス@やけたきのみ 16/11/20 04:57:40 ID:wbcAOiGQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
保守
 ▼ 239 ロモリ@まひなおし 16/11/21 03:23:28 ID:oq0DIdzU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デデンネ
 ▼ 240 リル@ぐんぐんこやし 16/11/21 21:27:09 ID:QMzGNr7g NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
更新が無いという事はこれで完結かな?仮に続いても二人は幸せに終わらんだろうな
絶対にバッドエンドで終わらせてやるという作者のぶれない精神を感じた(小並感)
 ▼ 241 リッパー@パワーウエイト 16/11/21 21:28:37 ID:TZxQZsz6 NGネーム登録 NGID登録 報告
>>240
まさか・・・・・って思ったけど俺もXYZの伝説とドラゴンボール超パターンになりそうな気もする
 ▼ 242 .JtaKyYZ2A 16/11/21 21:36:59 ID:5Xx4ERzM NGネーム登録 NGID登録 報告
>>240
すみません、単純に忙しすぎて更新できてないだけです・・・。。
 ▼ 243 レユータン@さざなみのおこう 16/11/22 19:03:38 ID:gtBxJ/kY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
頑張って!待ってますよ!支援
 ▼ 244 .JtaKyYZ2A 16/11/25 21:06:21 ID:DlM38mis NGネーム登録 NGID登録 報告
日曜日に更新できるかもしれません。

お待たせしてすみません。 できるだけ早めにします
 ▼ 245 .JtaKyYZ2A 16/11/27 22:21:16 ID:TRi/G3Ow [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
何も無い暗闇がひたすらに眼前を覆っていた・・・・・・・・・。

意識はあったが、視線を動かすことができない・・・。

しかし視線を動かしたとて、そこにも暗闇しかないのだが・・・・・・。


セレナ「あれ、ここってどこなのかな・・・?」

セレナ「サトシは・・・? どこにいるの・・・?」

セレナ「暗いよ・・・怖いよ・・・」ブルブル

セレナ「あっ・・・光だっ・・・!!」パアアッ


急に晴れた暗闇は、セレナの意識にリンクしているかのようだった。

そして、今度は暗闇を覆い尽くすほどの光が覆い尽くした。

そして、その光が収まるとセレナの今までの人生が映し出され始めた。

目の前には、とても大きなスクリーンのような壁に、今までのセレナが映し出されている。

何が起こっているのか、それは定かではないが、セレナ本人は懐かしさを帯びる数々の記憶を見てみたい。 そう思っていた。

そしてセレナは映し出される記憶を見る度に、その時々の事を鮮明に思い出していく・・・。

それはこんな状況下に置かれているセレナを安心させていった。
 ▼ 246 ルビー@ひでんのくすり 16/11/27 22:25:38 ID:kGOAOgC6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
更新キターッッ
支援
 ▼ 247 .JtaKyYZ2A 16/11/27 22:58:36 ID:TRi/G3Ow [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
セレナ「あっ・・・! これ、ビオラさんとサトシのバトルだ・・・!!」

セレナ「この時に私、サトシと再会できたんだよね・・・」クスッ

セレナ「これもっ・・・! 初めてのトライポカロンだ・・・」

セレナ「この時の失敗があるから今の私達があるんだよね・・・」


これも、あれも、そのすべてが手に取るように分かる。

初めてサイホーンに乗った時、初めてサトシと会って助けてもらった時

初めてのトライポカロンで失敗した時、初めてサトシとキスをした時

やっとの思いでサトシと気持ちを通わせれた時、そしてサトシと共に“初めて”を迎えた時

そんな数々の思い出は、自然にセレナの頬を緩ませていった。

再び自身の幸せを実感させた。


セレナ「終わった・・・」


ここまで起こったことの記憶を全て見終えた。

それは現実の時間では一瞬の出来事だったが、今のセレナにはとても濃密な時間だった。

しかし、記憶には続きがなかった。 その先の“未来”が、なかった。
 ▼ 248 ロリンガ@まひなおしのみ 16/12/02 21:11:47 ID:ccOPUcjI NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
支援
 ▼ 249 ライオン@しゅんぱつのハネ 16/12/08 00:52:59 ID:4ojJM1yM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 250 フォクシー@ぼうじんゴーグル 16/12/10 12:51:28 ID:Yr93.I/2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 251 リゴンZ@きあいのハチマキ 16/12/16 13:29:15 ID:A6Su96I6 NGネーム登録 NGID登録 報告
保守
 ▼ 252 ーシィ@ふうせん 16/12/19 18:00:10 ID:kinxFQxU NGネーム登録 NGID登録 報告
ナズェコウシンサレナインディス!?
 ▼ 253 ジロン@しんぴのチケット 16/12/22 23:15:50 ID:6WMfhmGY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あげ
 ▼ 254 ケンカニ@サイキックメモリ 16/12/25 18:03:20 ID:Rc6ZDkn6 NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 255 .JtaKyYZ2A 16/12/25 19:15:46 ID:150/ApvQ NGネーム登録 NGID登録 報告
全ての記憶を見たセレナは、幸せの絶頂に再び立つことができた。

しかし、記憶の先はなかった。

それはセレナを絶頂部から突き落とすには十分だった・・・・・・。


セレナ「私、死んじゃったの・・・?」

セレナ「なんで、なんで・・・・・・」プルプル

セレナ「なんで幸せになれないのよっ・・・・・・!!」ボロボロ


余りにも無情な現実は、セレナの精神をボロボロにしていく。

ここがどこだか分からない、しかし今のセレナはそんな自身の安否などはどうでもよかった。

“サトシとの幸せ” それがセレナの一番の望みだった。

なのに、それは叶わずに時間のみが経過していた。

だからセレナはただただ泣くことしかできなかった。

そして、感情を抑えられないセレナの本音を引き出していった。
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