サトシ「スーパーマサラ人。エクストラスキルさ。」:ポケモンBBS(掲示板) サトシ「スーパーマサラ人。エクストラスキルさ。」:ポケモンBBS

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サトシ「スーパーマサラ人。エクストラスキルさ。」

 ▼ 1 ート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/11/25 23:51:04 ID:8eYVLaJ6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
はい。またクロスです。はい。SAOです。

たぶんポケモンは出ません。

時系列とか気にしない。てか話毎の関わりはほぼ無し。
 ▼ 70 ート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/15 22:46:44 ID:PzW8wQvw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
サトユリ「はあああああっ!!!」

俺たちは襲い来るボスの尾に、思いっきり盾を叩きつけ、受け止める。盾スキルガード強化技『てっぺき』。重い衝撃を受けて、思わずノックバックしそうになる。グッと堪えて、全力で押し返し、なんとか攻撃を止める事に成功する。

サトシ「よし、今だ!!!」

マサズミセレシト「うおあああっ!!!」

そのスキを付いて、アタッカー4人がソードスキルを叩き込む。色とりどりの光に包まれた武器が、様々な方向からボスを襲い、ゲージを僅かだが確実に減らして行く。

ユーリカ「うん、なかなかいいよ!!!」

サトシ「次、来るぞ!!!」

削りダメージ分のHPを、『アクアリング』で回復しつつ、俺は盾を構える。俺とユーリカが攻撃を受け止め、他4人が攻撃。この流れを、あと8分間続けた後、控えパーティと交代する。

この戦術は、いまのところ、上手くいっている。このまま続けばいいんだが…。
 ▼ 71 バコイル@あおいかけら 14/12/15 23:02:05 ID:kQq17ZDo NGネーム登録 NGID登録 報告
さっきからニヤニヤがとまんねーw
 ▼ 72 ングドラ@すごいつりざお 14/12/17 22:56:24 ID:8xX5yPKE [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 73 シャーナ@ふるびたかいず 14/12/18 22:32:13 ID:ejczU.Lw NGネーム登録 NGID登録 報告
支援♪
 ▼ 74 ート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/18 23:03:23 ID:I5DPvvy. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
まあ、そう簡単にはいかないのがボス戦だ。
先にHPが半分を切ったのはサファイアだった。
俺たちのパーティがスイッチした直後に斬り込んだ両手剣使いの攻撃が、ボスのHPバーを緑ギリギリから黄色まで減らしたのだ。

「HPが半分切った!!!行動パターン変わ…」

「ぎゅらりいいいいいいぎゅるうううう!!!!」

誰かの叫んだ声は、ボスの凄まじい咆哮に掻き消された。圧倒的緊張が攻略組を襲う。そして、その緊張感の中、

「ぎゅるぁるぃいいいいあぐぃるるるるおおあ!!!!」

セレナ「あの光…まさか!!!」

サトシ「くっ、『ゲンシカイキ』か!!!これはキツイぞ!!!」

そして、俺がゲンシカイキした敵を認識したその瞬間だった。

ルビーの方のボスのHPも、半分を切ったのは。

「ぐぅるああああああああああ!!!!!!」

ズミ「ま、マズい!!!2体ともゲンシカイキしてしまった!!!」

ナオシ「慌てるな!!!防御を固め…」

そして、ゲンシカイキした2体は、それぞれ大きく振りかぶる。

おそらく、ゲンシカイキ直後のみの確定行動…と信じたいが、強烈な一撃が飛んでくる。俺の勘が、本能が、経験が、そう叫んでいた。
 ▼ 75 ート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/18 23:13:42 ID:I5DPvvy. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
サトシ「うおおおおおおおっ!!!」

考える前に身体が動いていた。あの一撃を止めなければならない。その一心だった。俺は、2体の前に走り込んで跳躍する。こうしてヘイトを集め、ターゲットをこちらに移動させた俺は、盾を構え、『てっべき』の体勢に入る。攻略組の集団に向けて放たれるであろう一撃を、たった一人で受ける。それに対する迷いはなかった。

そして、攻撃は放たれた。

もしかしたら、防御など無意味だったかもしれない。

『ぜったいれいど』と『じわれ』の前では。
 ▼ 76 ート低めなシングル勢◆8ckxTNvsRc 14/12/20 19:27:17 ID:hxSg3C5c NGネーム登録 NGID登録 報告
上下から俺を襲う攻撃。必死に盾を支えるが、その抵抗もむなしく、盾は粉砕し、とてつもないエネルギーが俺の身体を襲う。ふと目線を上に向けると、俺のHPがすごいスピードで減って行くのが見えた。


ああ、俺、死んだわ。


派手に吹っ飛ばされ、壁に激突し、そのまま地面に崩れ落ちた俺は、目を閉じ、静かに目を閉じた。

やがて俺の身体は、爆散し、ポリゴンの破片となって、消えて…、














あれ、消えていかない?
 ▼ 77 レキッド@どくけし 14/12/21 18:35:23 ID:.JfLP0L2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 78 ーピッグ@ディアンシナイト 14/12/23 23:08:29 ID:uK339flw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 79 ート低めなシングル勢#ラブピ 14/12/25 10:53:12 ID:X1H3SvF. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
自分に死が訪れない事に疑問を抱き、閉じていたのを開いた俺の目に、最初に飛び込んできたもの。それは、大量のスキル発動通知ウィンドウだった。


根性スキル「がんじょう」

気合スキル「こらえる」

波導スキル「受けるダメージ0.5%カット」

盾スキル「ガード貫通ダメージ3%カット」

体術スキル「受け身時削りダメージ50%カット」

覇気スキル「いかく」


 などなど、たくさんのスキルが発動していた事が分かる。HPを見ると、ゲージは残り一割を切って、真っ赤な色で点滅していた。でも、僅かではあるが、確かに残っている。俺は、「スーパーマサラ人」。たくさんの自己強化やステータスアップで、真正面から戦う者。下手に第二武器スキルとか取らず、ひたすら自己強化振りしていたことが、俺の命をつないだのだ。

マサムネ「大丈夫かサトシ!使え!!!」

 俺はマサムネから投げられた「いいきずぐすり」をキャッチして一気飲みしている間に、ズミやセレナがボスに斬り込んでいくのが見えた。


サトシ「早く回復して、戦線に戻らないとな…。」

「いいきずぐすり」は、回復に時間がかかる。自分の残りHPが、まだ4割ほどしか無いことにじれったさを感じながら、俺はそうつぶやいた。
 ▼ 80 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 14/12/25 10:56:41 ID:X1H3SvF. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
トリミスったあああああああああ

トリ変えます…
 ▼ 81 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 14/12/25 11:11:34 ID:8NmU9Mys [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
その後、ゲンシカイキして暴れまわるボスに対し、俺たちは苦しめられた。


「ぐるああああああああああああああ!!!!!!!」
「ぎゅらりいいいいいぎゅるうううう!!!!!!!」

ナオシ「『ソーラービーム』と『れいとうビーム』が来るぞ!!!全員回避!!!」

「うわあああああああっ!!!」

ズミ「くっ、一人被弾したか!私がフォローに入るからサトシ君は奴の注意を!」

サトシ「了解!らああああっ!『ブレイズキック』!」



攻撃を防ぎきれず、被弾してしまう者、またその人を一旦下がらせるため、フォローしに行く者…。気づいた時には、ボスの残りHPは2割を切ってはいたが、攻略隊の3分の2が、下がってHP回復をしており、戦える者はわずか10人ほどしかいなかった。
 ▼ 82 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 14/12/25 11:23:58 ID:8NmU9Mys [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ぐるあああああああ!!!!」

マサムネ「『きりさく』か!サトシ、ユーリカ、頼む!」

サトシ「おう!」

 ボスの巨大なツメに対し、俺たちが盾を叩き付けたのはもう何度目だろうか。『てっぺき』で攻撃を防ぎ、そして相手に生まれたスキをついて斬り込む。ひたすらそれを繰り返す戦い。

マサムネ「気合の気合の『あくうせつだん』!!!」

ナオシ「はあああ『エアスラッシュ』!!!」

斬り込んで行くのも、もうこの二人だけになっていた。
 ▼ 83 ラブ@メガストーン 14/12/25 15:49:53 ID:F8j6OByI NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 84 ブリアス@べにいろのたま 14/12/26 20:40:18 ID:VWhZu7Ns [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 85 バイト@ラッキーパンチ 14/12/27 23:12:56 ID:uK339flw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
さすがスーパーマサラ人
 ▼ 86 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 14/12/28 22:55:53 ID:S5htgVTc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
そして、その後、長かった戦いは終わりへと近づいて行く。

セレナ「えええええええいっ!!!」

シトロン「うあああああっ!!!」

セレナの『れんぞくぎり』と、シトロンの『ワイルドボルト』が炸裂し、サファイアの方のボスの、残り少ないHPを吹き飛ば…しきれなかった。
ボスは断末魔の絶叫をあげているのに…いや、あれは大技の予備動作!

俺がそう認識した瞬間、大技を今出さんとするボスに斬り込んで行く一つの影があった。

 ▼ 87 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 14/12/28 23:08:22 ID:QG009JDM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「うおおおおおおお!!!命!爆はあああつ!!!」

ダメだ。遅い。斬り込んでった人は、武器を出していない。抜剣してからのソードスキルじゃ、ボスの大技に間に合わな…いや!?

振りかぶった拳を赤い光が包み、その人が揺れた…いや、あれは残像!!!

途轍もない出の早さと、スキル自体のスピード。

真っ直ぐに突き出した拳。その前で硬直し…爆散してポリゴンとなっていくサファイア。

あのスキルは…体術スキル上位単発技『マッハパンチ』!!!
 ▼ 88 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 14/12/28 23:17:49 ID:QG009JDM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
俺の視界に、経験値とドロップアイテムの詳細が現れる。サファイアを倒しただけあって、莫大な経験値が入っていて、俺のレベルが1上がっていた。その画面を一旦消した後、俺は、残ったルビーと向かい合う。

サトシ「よし、ようやく楽になってきたぜ…うわぁっ!」

「ごぅゅるろうああああああああああっ!!!」

いや…片方が死んだからパワーアップ、孤軍奮闘、ブチ切れ状態か。

サトシ「楽には慣れそうにないぜぃあるあっ『てっぺき』!!!」

一撃が段違いに重いが…あと少し、こいつさえ乗り越えれば!!!
 ▼ 89 ャロップ@おおきなねっこ 14/12/29 22:49:30 ID:8xX5yPKE [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
命爆発って言った奴の名前がわからん
 ▼ 90 ポポタス@ちからのこな 14/12/31 00:26:27 ID:VWhZu7Ns [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
頑張って
 ▼ 91 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/01 01:06:49 ID:jrdHHXUI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
その後、さらにさらに辛い戦いが続いた。

今まで以上に重い一撃を、『てっぺき』で受けながら少しずつ削っていく。

狂ったように暴れまわるボスの攻撃を必死にガードし、スキを作る。

時間にすれば、たった7分ほどだった。でも、俺にはそれが永遠のように感じていた。


そして、その長い時間に、終わりが訪れる。

俺の心に、深い爪痕を残しながら。
 ▼ 92 ンベ@ヤドランナイト 15/01/02 22:03:46 ID:8xX5yPKE [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ま、まさか
 ▼ 93 ノプス@あかいウロコ 15/01/04 15:30:22 ID:j2ea2qP. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 94 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/05 16:54:49 ID:zzPD862o [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ルビーのボスのタックル攻撃を、俺の『てっぺき』が受け止める。強烈な一撃に、10メートル程ノックバックし、脚が地面にめり込みかけたが、
なんとか踏みとどまった。そして、攻撃後の隙を見せたボスに、マサムネらアタッカー達が斬りかかり…。

ナオシ「あと一撃です!!!」

ついにボスのHPは風前の灯火。だれかが一発ソードスキルを叩き込めば、ボス撃破。

しかし、それはサファイアもそうだったように、今倒し切らないと、死に際の大技が飛んでくる、という事を意味していた。

だが、今俺はノックバックで10メートル離れているし、ボスに近い奴らは全員スキル硬直中。攻撃できるのは…いた。

ユーリカ「トドメ、刺すよ!!!」

さっきまで回復していたユーリカが、ボスへ斬り込んでいた。
 ▼ 95 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/05 17:12:27 ID:zzPD862o [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ルビーのボスが大きく振り被ると同時に、ユーリカは跳躍し、ボスの目の前に躍り出る。鋭く突き出さんと引かれた槍の切っ先が狙うは、ボスの急所である、「Ω」の字のど真ん中。

ユーリカ「ええいやああああっ!!!」

紫色のライトエフェクトがユーリカの槍を包む。敵の急所を撃ち抜かんと放たれた『どくづき』。フロアにいた全員が、ボスを倒せると確信した瞬間だった。



真っ直ぐに突き出された刺突は…ボスの「Ω」の目の前まで伸びていき…僅かに届かずに、技が終わったのだった。
 ▼ 96 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/06 19:02:54 ID:2S2GxlQ6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
しまった!!!

俺は毒づいた後、盾を捨てて走る。
ユーリカは最近槍を使い始めたばかり。今まで使っていた武器と同じ感覚で跳んでしまったのだろう。あんな重い盾を持っているため、跳躍のタイミングが早すぎて、届かなかった、そういう事か…。


振りかぶっていたボスの動きが止まる。きっと次の瞬間、死に際の必殺技が飛んでくるはずだ。奴の周りには硬直中のアタッカーが何人もいる。今攻撃できるのは俺だけだ。俺が間に合わなければ、周りのアタッカーも、俺も、ユーリカも即死するだろう。

…ダメだ…ここから斬り込んでも間に合わない!

俺とボスとの距離、約5メートル。
この近いようで遠すぎる距離。間に合わない。俺がソードスキルを当てられる圏内まで距離を詰めるまでにもう、奴の必殺技は来る。

クッソ…どうする…どうする…!!!
 ▼ 97 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/06 19:16:17 ID:2S2GxlQ6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
無我夢中だった。理性より本能が働いていた。

ボスより早く攻撃を当てる。

それ以外考えていなかった。そう…ボスのすぐ目の前に、空中で硬直しているユーリカの姿を見ても、特に何も思わなかった。


サトシ「うおおおおおおおお!!!!」

俺の剣が、肩に担ぐように思いっきり引き絞られ、紅いライトエフェクトを帯びる。俺が叩き出した、奴を必殺技の前に仕留める唯一の方法、それは、この技だ。

サトシ「はあああ!!!『はどうだん』!!!」

刀身の倍以上のリーチを誇る、波導スキルの大技。その真っ直ぐな一撃は5メートル先のボスの「Ω」の字のど真ん中を深々と貫いた。




その直線上にいた、ユーリカの華奢な身体も一緒に。
 ▼ 98 ルマッカ@きちょうなホネ 15/01/07 22:44:04 ID:xareSMjI NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 99 ズモー@そうこのかぎ 15/01/07 22:57:20 ID:tTLqVOPQ NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 100 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/11 16:55:55 ID:7k1qgU92 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
剣を前に突き出し、硬直した俺の視線のすぐ先で、ユーリカは不思議そうな顔をして、自らの胸を貫いている剣を見ていた。

そして、ゆっくりとこちらに振り向き…

その表情が如何なるものか、こちらが認識する前に、派手な音を立てて、ポリゴンの欠片となって、爆散した。

俺が『はどうだん』を放った瞬間から静寂に包まれていたフロアに響く、乾いた音と、喧しいファンファーレ。それは、ボス戦の勝利と、ユーリカの死を意味していた。

サトシ「あ…あああ…うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

その音で、自分が何をしでかしたのか。そして何が起こったのか。それらが一気に渦巻いた思考回路がオーバーヒートした。

その後のことはよく覚えていない。
ただ頭の隅に残っているのは…完全に狂って叫び続ける俺に、シトロンが無言で襲いかかってきた事。それを止めるために、プレイヤー同士で斬り合いが発生したこと。それだけだった。
 ▼ 101 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/11 17:11:01 ID:7k1qgU92 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
第四話 「スーパーマサラ人」

サトシ「んで…クリスマスボスの情報は?」

エニシダ「ほらよ。まあまだ場所の特定は出来てないけど。」

サトシ「さすがの情報量だな…『鼠のエニシダ』」

エニシダ「当然だよ。『スーパーマサラ人』。
…本気でボスに挑むのか?」

サトシ「当然だろう。知ってんだろ。ユーリカ事件」

エニシダ「まあな…。でも蘇生アイテムねぇ…本当に…」

サトシ「無いと困るんだよ。だって…」


サトシ「俺はそのために今まで戦ってきたんだから。」
 ▼ 102 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/11 17:31:56 ID:7k1qgU92 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ユーリカの死から半年。最前線を離れ、ボス攻略にも参加せず、人との関わりを極力避けて、ひたすらレベル上げだけやってきた。

ユーリカの死の直後は、自殺も考えた。『君は俺が守るから。』なんて軽い言葉なんだろう。慢心と虚構に塗り固められた、薄っぺらい一言。俺のその言葉を、信じて戦ったユーリカは、俺の手によって殺された。

ユーリカは死の直前、何を思ったんだろう。どんな顔をしていたんだろう。それを思うと、苦しかった。逃げたかった。死んでユーリカに詫びたかった。でも…死ねなかった。

そんな時、クリスマスボスと蘇生アイテムの噂が流れた。『蘇生』。ユーリカは生き返るかもしれない。それは、また俺に剣を握らせるきっかけとなった。

クリスマスボスを倒して、
ユーリカを生き返らせるため。

そして、ユーリカに何と言われても、どう思われてもいい。ただ一言言いたい。
「ごめん。」
って。
 ▼ 103 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/24 18:46:04 ID:CctpKtGA NGネーム登録 NGID登録 m 報告
失踪しててすいません。
疾走して戻ってきました。


そして、クリスマスイブの朝はやってきた。
俺は、いつものようにレベル上げをした後、
武器のメンテナンスや、アイテムの購入に走った。
今日捨てる覚悟のこの俺が、今さら金の出し惜しみなどしてる場合では無い。全財産を叩いて、すごいきずぐすりや、こおりなおしを買い占めて回り、終わった頃にはもう日は落ちかけていた。

事前の情報収集から、もうクリスマスボス降臨場所の目星はついている。

サトシ「転移!!!」

さすがにゲームマスターは、『そらをとぶ』なんて便利な物は配らないようだ。『テレポートの欠片』とかいう馬鹿みたいに高いアイテムを使い、俺は、行き先を告げた。

サトシ「…。オルアースの森!!!」
 ▼ 104 ラマネロ@リザードナイトY 15/01/25 10:55:08 ID:aLBYl1DY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
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 ▼ 105 ャスパーたん 15/01/27 21:46:45 ID:HDHpMC0o NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 106 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/31 14:20:59 ID:qkBEg0Io [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
雪の積もった森。しかし、モンスターが冬眠していてくれるほど、この世界は優しく無かった。それでも、俺は無傷のまま森の中へ入って行った。

俺の剣が9匹目のモンスターを屠ってすぐ、俺は目指していた場所に到着した。

地面が割れた下に、湖があった。その奥底に、黒い繭のような物が見えた。

前見た時と違い、その繭は激しい光を漏らし、湖を紅く染めていた。封印が解かれるのを待っているかのように。

俺が湖に近づこうとしたその時だった。

「待てよ。」

俺を呼び止める複数の影があった。
 ▼ 107 ート低めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/01/31 14:44:21 ID:qkBEg0Io [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マサムネ「すまねぇな。付けてたよ、サトシ。」

そこにいたのは、マサムネにズミ、その他3人。そう言えば、マサムネが小さいけどギルド組んだって風の噂に聞いた記憶がある。この5人がそうなのだろう。

マサムネ「サトシお前、一人でクリスマスボスに挑むって、聞いたぞ!無理に決まってんだろ!俺たちと組むんだ!一人で無茶すんな!」

サトシ「…せぇよ…」

マサムネ「お前一人で戦って無駄に命を捨てるな!このメンバーなら絶対に勝てる!討伐報酬はドロップした人の物で恨みっこなし!これで…」


サトシ「うるせぇっつってんだよ!!!」

俺は迷うことなく背中の剣を抜刀していた。

サトシ「お前らが…首突っ込んでいい話じゃねぇんだよ!!!」
 ▼ 108 新遅めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/02/14 20:22:40 ID:HkhVfzkw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あの時、下手をすれば、俺はマサムネやズミを斬り殺していたかもしれない。

あそこに乱入者がなければ。

サカキ「貴様らにボス戦はさせん。クリスマスボスは、我が『ロケット団』の物だ。」

マサムネ「ロケット団!?くっ…」

ズミ「レアアイテムのためなら、プレイヤーアタックも辞さない過激派集団ですか…」

この時、俺はすでに、攻撃の構えを取っていた。邪魔者は誰であろうと、叩き斬る。ユーリカの蘇生のためなら、何人でも殺す。

しかし、そんな俺がソードスキルを放つ前に、マサムネがカタナを抜いて叫んだ。

マサムネ「ちきしょう!行けサトシ!気合いの気合いで勝ってこい!ここは俺たちに任せろ!」

他の5人が武器を構えるのを横目に見ながら、俺は黙って湖へと走った。
ほぼ無心だった。
ユーリカの事以外考える余裕なんて、俺には無かった
 ▼ 109 新遅めなシングル勢◆4BpRu99H.. 15/02/14 20:31:12 ID:HkhVfzkw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
俺が湖に近づいた時、湖底に沈んでいた繭は、今覚醒の時を迎えていた。

大量の命を吸い取ったであろう紅い光が当たりを照らし、破壊の化身は、その翼を広げ、凄まじい咆哮を上げていた。

サトシ「…うおおおおあああああっ!!!」

俺は、その姿を見た瞬間、『ストーンエッジ』を叩き混む。HPゲージの減りは目視するにも足りないが、減らした事は確かだ。

サトシ「うあああるああああ!!!」

そのまま滅茶苦茶にソードスキルを叩き込む。

俺は、

俺は、

サトシ「ユーリカあああああ!!!」

叫び続け、技を叩き込み続けた。
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