レッド「メガシンカ……か……」コルニ「その2!」:ポケモンBBS(掲示板) レッド「メガシンカ……か……」コルニ「その2!」:ポケモンBBS
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レッド「メガシンカ……か……」コルニ「その2!」

 ▼ 661 トム@こだいのうでわ 17/01/26 12:23:43 ID:Mxn.kRN6 NGネーム登録 NGID登録 報告
しーえーんー
 ▼ 662 ンバット@ホイップポップ 17/01/30 00:08:45 ID:7KpsHiHA NGネーム登録 NGID登録 報告
しえん!
 ▼ 663 ルフォン@ラムのみ 17/01/31 04:10:02 ID:7BJVvkxc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 664 リゲイツ@やけどなおし 17/01/31 12:23:31 ID:Up10xnZQ NGネーム登録 NGID登録 報告
しえーーーーーーんっ!
 ▼ 665 イキング@いわのジュエル 17/01/31 17:54:47 ID:80/AA17s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 666 ッスグマ@あおぼんぐり 17/02/02 00:02:36 ID:5ycgmvWc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もうこのss終わったの?

支援
 ▼ 667 ラーミィ@サイキックメモリ 17/02/02 04:22:01 ID:axXNGaEI NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
しえん
 ▼ 668 エンジシ@パワーベルト 17/02/03 18:24:52 ID:DJnU89v. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 669 グノム@ひかりのこな 17/02/03 20:33:57 ID:9Uf.yJ6g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
かえってきてください
 ▼ 670 ッタ@ポケモンのふえ 17/02/04 19:56:52 ID:aYps35YA NGネーム登録 NGID登録 報告
祈りを込めて支援
 ▼ 671 ンナ@じめじめこやし 17/02/08 06:36:18 ID:fZQ.bjKI NGネーム登録 NGID登録 報告
大丈夫?
 ▼ 672 ロバット@ドラゴンメモリ 17/02/08 07:54:03 ID:lBjpWPNY NGネーム登録 NGID登録 報告
頼むから続きかいてくれ...
 ▼ 673 チム@アイスメモリ 17/02/08 13:52:24 ID:zb.ySqOs NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
レポートSSパターン入ったなこれは
 ▼ 674 ガヤドラン@アッキのみ 17/02/08 18:47:10 ID:IOBaXDlc NGネーム登録 NGID登録 報告
いま読んできた
まじかよ…この熱い展開で止まるのか…
帰ってきてくれェ!
 ▼ 675 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:27:00 ID:qTyn4K32 [1/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……っ」

過酷な打ち合いの果てに発動した、リザードンの"もうか"。

彼の周りにて力強く揺らぐその獄炎。

それはまるで、咲き返る薔薇の様に美しく。

その煌めきは、宝石のガーネットに例えても良い。

また、それでいて、流れる血にも似た猟奇的なオーラも併せ持っている。

徹底された"赤の炎"。

これこそ、力の限りを引き出されたリザードンの真の姿。

理性の崩壊、その一歩手前まで辿り着いてしまった火竜の戦闘形態。

「グォォォアッ!!」

レッド、コルニ、そしてルカリオ。

この場の誰しもが驚いている間に、リザードンは咆哮と共に反撃の狼煙をあげた。

「グッ!」

豪快に翼をはためき、大胆に宙を走る。

今までのまどろっこしい真似は止めて、正面から突っ切るつもりなのだ。
 ▼ 676 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:28:04 ID:qTyn4K32 [2/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……リザードン」

リザードンは、トレーナーたるレッドの指示も聞かずに、攻撃に出てしまった。

が、彼はそれを咎めはしなかった。

というより、寧ろ……。

「……分かったよ、リザードン」

「確かに、小手先の手段はもう飽き飽きだよな」

……同調すらしてみせた。

この、緊迫した状況の中で。

「グォォォアッ!!」

そのレッドの言葉が、リザードンの背中を更に押すこととなる。

「ル、ルカリオ!」

「"はどうだん"で、リザードンの接近を防いで!」

するとコルニは慌てて、そう指示を出した……が。

「くわ____」

「グァァォンッ!」

それよりも先に、リザードンの右拳が、ルカリオの頬へと行き着いた。
 ▼ 677 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:29:26 ID:qTyn4K32 [3/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「くわんぬぁっ!?」

炎を含んだ一撃。

リザードンの"こうげき"の値は、同じく彼の"とくこう"に比べて低い。

そのため、物理の攻撃はさほど威力が出ない。

しかしそれでも、"はがね"に対しては効果抜群。

一瞬だが、ルカリオを怯ませることに成功した。

そしてここから、コンボを鎖で繋いでいく。

「一気に攻めるぞ、リザードンッ!」

「グォッ!」

共に熱くなれ、少年とポケモン。

燃え盛れ、強敵とのバトルの中で。

「"かえんほうしゃ"ッ!」

「グォォォゥッ!」

押し寄せし深紅の津波が、波導の勇者に強襲する。
 ▼ 678 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:30:25 ID:qTyn4K32 [4/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ルカリオッ!"しんそく"で避けて!」

コルニはルカリオに叫び、回避を指示。

「くわっ!」

ルカリオは、未だ残る頬の痛みを圧し殺して、"しんそく"でリザードンとの距離を広げた。

「逃がすかッ!」

しかしレッドは、気迫の執念でリザードンに追跡を命じる。

「グォゥッ!」

ルカリオを追いかけるリザードン。

だが、追い付けない。

「グォッ……!」

普通に翼で滑空するのと、"しんそく"によって飛行するのとでは、速度に差がありすぎるのだ。

「不味い……」

「このまま時間を稼がれたら、ルカリオが回復してしまう」

時間経過によって、一度崩したルカリオの息が整ってしまった場合、今度こそ敗色濃厚。

何としてでもここは追い討ちをかけなければならない。
 ▼ 679 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:31:30 ID:qTyn4K32 [5/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「だが、この状態で"かえんほうしゃ"を撃っても無意味だ」

「風圧のせいで、炎が前へと進んでいかない」

いつもは攻撃手段として利用しているその現象も、今ばかりは足手まとい。

「……ここまで来たからには、絶対に勝ちたいんだ」

「お前もそうだろ?リザードン」

レッドはリザードンに問うたが、当然彼には聞こえているハズがない。

……のだが。

「……グォッ」

リザードンは、ルカリオを追いかけながらも、その問いに静かに頷いた。
 ▼ 680 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:32:05 ID:qTyn4K32 [6/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……!」

声が届いたのか。

いいや、そんな訳ない。

ならばなぜ、さっきリザードンと通じ合えたのか。

声が聞こえないのに、なぜ。

『……ポケモンとの"絆"が、メガシンカには必要なのじゃ』

ふと、レッドの脳裏にコンコンブルの発言が甦る。

「……"絆"」

そうだ……"絆"だ。

俺とリザードンの、"絆"。
 ▼ 681 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:33:19 ID:qTyn4K32 [7/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
…………

……


『……ヒトカゲ!"メタルクロー"ッ!』

『カッゲ!』

……ある日の少年の旅立ち、そして最初の試練。

『イワァァッ……』

いわへびポケモン"イワーク"は、"ヒトカゲ"の鋼鉄の刃の前にて破れ去った。

そしてその次の瞬間、ヒトカゲの体に一つの変化が訪れる。

『ヒ……ト……!』


『……リッザァァッ!』

"リザード"……ヒトカゲの進化系。

これが、少年……レッドにとって初めての"進化"。

即ち、彼のトレーナーとしての成長だった。
 ▼ 682 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:34:39 ID:qTyn4K32 [8/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
『……このリザード……まさかッ!?』

ある日、それは少年と巨悪の決闘。

『ニドァァァァッ!』

強力な猛毒を持つポケモン"ニドキング"を前にして、リザードは再び奇跡をレッドに見せた。

『グォォォアッ!!』

"リザードン"……かえんポケモン。

『いけ……リザードンッ!』

『サカキ……これでお前も終わりだッ!』

何者にも負けることのない無敵の業火を得て、彼はレッドと共に悪を打ち滅ぼした。
 ▼ 683 ラティナ@じしゃく 17/02/08 22:35:04 ID:H9qWAujA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
来た!支援
 ▼ 684 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:35:59 ID:qTyn4K32 [9/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
…………

……

「……思えば何時だって、お前は諦めなかったな」

「俺が負けを覚悟した時、お前は何時だって俺を引っ張ってくれた」

「そして、今回も」

追憶の中で、レッドは眼前にて戦い続ける相棒を称賛する。

そして瞬間、彼は、手に持つキーストーンを強く握り締めた。

「……きっとお前は、今度もやってくれる」

「お前なら、やれる」

「一緒に行こう」

「次なる……"高み"へ」

記憶の奥底に眠っていた進化の軌跡を辿って、レッドはついに見つけた。

"答え"を。

 ▼ 685 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:37:24 ID:qTyn4K32 [10/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「いくぞ、リザードン……」

リザードンを信じ、リザードンを愛し。

真の絆で互いを結ぶ。

それは、今までだってやってきたこと。

だが、今回はまた一味違う。

今、彼らの意思は、極限までにシンクロし合っているのだ。

そしてそれだけで、レッドの胸中からはもう、"負ける気"なんて物は消え失せてしまった。

既に……"勝てる気"しかしない。

「……"メガシンカ"ッ!」

勝利を確信したその時こそ、運命の刻。

新たなる道へのゲートが、開かれる。

「グォォッ!」

刹那、リザードンの全身が目映い光に包まれた。

いよいよ始まるのだ。

リザードンの……"メガシンカ"が。
 ▼ 686 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:39:57 ID:qTyn4K32 [11/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「グォォォォォォアッ!!」

レッドの想いがリザードンに強く轟き渡り、彼の体の内から凄まじい力を解放させる。

共鳴する二人の絆。

このメガシンカの感覚は、レッドにとっては真新しい物だった。

「……す、すごい……!」

「これが、メガシンカ……!」

我ながら驚いている、と言ったところか。

こんな世界……レッドは、見たことも、感じたことも無い。

これこそ、己が探し求め渇望した至高無上の宝。

それが今、この手で確かに光り輝いている。

感無量……その言葉に尽きるばかりの思いだ。
 ▼ 687 mTQB7XkZdk 17/02/08 22:43:38 ID:qTyn4K32 [12/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「グォォゥッ!ォォォアアアアッ!!」

猛き火竜の覚醒。

どんどん加速していく己の戦闘力に、リザードンは打ち震え感動した。

これこそが、 レッドが自分に見せたかった世界なのだなと。

「グォォォォォォアッ!!」

無限に昂る紅蓮の唸り。

暁の誓いを高らかに立て、そしてようやく辿り着いた境地____。

「……ガァァァァァッ!!」

……"メガリザードン"。

……"Y"。

太陽と共に降臨した、激昂の飛竜。

今再び、"最強"の名を取り戻すため舞い降りた。

いざ……決着へ。
 ▼ 688 ーシィ@デルダマ 17/02/08 23:13:16 ID:Qaruw/ZQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
待ってました!
支援!
 ▼ 689 ガディアンシー@ウルトラボール 17/02/08 23:13:29 ID:ie7sBapI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ついにきたか支援!!
 ▼ 690 ドイデ@ウルトラボール 17/02/09 01:35:49 ID:sdxZAp86 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
きたああああああああああああああ
支援支援支援支援ンン!!!!
 ▼ 691 スブレロ@ポイズンメモリ 17/02/09 04:10:49 ID:KWRt0qjY NGネーム登録 NGID登録 報告
おお!yだったのか

支援
 ▼ 692 ノムー@ゆきだま 17/02/09 06:53:52 ID:TCJ5tfn. NGネーム登録 NGID登録 報告
やっと…
しえん‼
 ▼ 693 リーセン@ちからのこな 17/02/09 06:56:35 ID:0bxT3Rgw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
うわああああああ!
鳥肌が立ったぁ!
 ▼ 694 ビゴン@ぼうじんゴーグル 17/02/09 07:11:15 ID:ZB8zJe8A NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 695 クリュー@きょかしょう 17/02/09 14:56:13 ID:dLeAJ2nk NGネーム登録 NGID登録 報告
追い付いた!支援!!
 ▼ 696 mTQB7XkZdk 17/02/09 22:22:01 ID:q3QB0ezQ [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
メガシンカして、極大なるパワーアップを遂げたリザードン。

その名も、"メガリザードンY"。

「……リザードン、なんだよね?」

「グォォッ」

リザードンは、レッドの問いに物静かに応えた。

今までの彼の雰囲気からは一転して、何だか大人びている。

メガシンカしたことで、内面的な成長もあったのだろうか。

「……メガシンカ、できたね」

「おめでとう、レッド」

「コルニ……ありがとう」

レッドの、メガシンカ初成功の光景を目の当たりにしたコルニ。

その時彼女は、思い出してしまった。

今日と言う日まで圧し殺していた、"あの感情"を。
 ▼ 697 mTQB7XkZdk 17/02/09 22:23:15 ID:q3QB0ezQ [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
(カッコ良かったな)

(リザードンは勿論……レッドも)

(ダメだよ、アタシ……こんなにドキドキしてちゃ)

バトルの最中だと言うのに、対戦相手に対してこんな感情を抱いてしまうなんて。

コルニはそんな自分自身を"情けない"と嘆き、責めた。

しかしそれでも、目の前の少年を慕う気持ちの方が勝ってしまっている。

(今日は無心になって、完全に敵同士として彼と向き合おうと決めたのに)

(ダメね……もう)

「……ふふっ」

コルニは何故だか可笑しくなってきて、ふと笑みを溢した。

「……?」

レッドが、そんな彼女を不思議そうに見つめていると。

「……レッド!」

突然コルニは、彼の名を呼んで。

「アナタとリザードンの最っ高のコンビネーションを、アタシ達に見せてよ!」

「メガシンカを手にしたアナタ達の実力……肌で感じたいからさ!」
 ▼ 698 mTQB7XkZdk 17/02/09 22:24:24 ID:q3QB0ezQ [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
笑顔で明るく、それでいて好戦的に、レッドに願った。

「……!」

レッドは、この彼女の発言で悟った。

"コルニが、いつものコルニに戻った"と。

そしてその瞬間、安堵した。

「ふっ」

レッドは一つ息を吐いた後。

「言われなくても、やってやるさ」

「俺達の力で、君達を捩じ伏せてみせる」

「必ず……ね」

笑って、勝利宣言を掲げた。

「そうこなくっちゃ!」

対するコルニも、気合い十分。

「命……爆!発っ!」

熱く溌剌な掛け声を空に轟かせて、再び自身の闘志を沸き立たせる。
 ▼ 699 mTQB7XkZdk 17/02/09 22:25:26 ID:q3QB0ezQ [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
「グォォッ!」

「くわぁぁぁんっ!」

終幕へと迫っていく、竜と勇者の全力バトル。

(今のリザードンの"ほのお"技を一発でも食らったらアウトね)

(ここはギリギリまで、彼の攻撃を避け続けて……)

(……からの"あの技"で、決める!)

コルニが作戦を決めた、その次の瞬間だった。

「リザードン、"かえんほうしゃ"ッ!」

レッド達が、手早く先手を打った。

しかし、元より回避の作戦であるコルニにとってこれは逆に好都合。

計画通りに事が運ぶので、彼女は落ち着いた指示がしやすい。

「避けて!ルカリオ!」

そのため、彼女の口から発せられる指令も、迅速にルカリオへと伝わる。

「くわっ!」

結果として、かえんほうしゃは不発に終わった。

どれだけ技の威力が上がろうとも、当たらなければ意味が無い。
 ▼ 700 mTQB7XkZdk 17/02/09 22:26:09 ID:q3QB0ezQ [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
が、レッドはこの事態を……。

「……回避ばかりの作戦を続けるのは辞めた方が良い」

「君もルカリオも、臆病になってしまう」

……物ともしていなかった。

それどころか、相手を案じる程の余裕さえも見受けられる。

「……攻撃が来たら避ける」

「アナタ達だってやってることじゃない」

コルニはレッドの忠告に反論したが、彼は……。

「しかし時には、がむしゃらに攻めてもみるさ」

「好機が来るまでじっとしているのも手だが……」

「……それでも、待てない時だってあるんだよ」

……瞬間、痺れるような眼光をギラリと向けて。

「リザードン……"フレアドライブ"だッ!」

「グッォォアアアアッ!!」

……フレアドライブという大技に、満を持して打って出た。
 ▼ 701 トベトン@クオのみ 17/02/09 22:58:47 ID:LcMhYcHY NGネーム登録 NGID登録 報告
おお
支援支援
 ▼ 702 パー@リーフのいし 17/02/10 01:17:09 ID:nV8NuhUc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
関係ないけど、すまぶらのリザードンのフレアドライブすげぇ強かった
 ▼ 703 リボーグ@カビゴンZ 17/02/10 06:26:52 ID:ByKntJ8o NGネーム登録 NGID登録 報告
支援ーー!!!
 ▼ 704 カルゲ@こだいのおまもり 17/02/10 08:33:48 ID:2OlFTdWk NGネーム登録 NGID登録 報告
待ってました!!!
 ▼ 705 シギダネ@いかりまんじゅう 17/02/11 20:37:32 ID:.KpZscGI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンネ
 ▼ 706 クケイル@デルダマ 17/02/13 13:58:25 ID:Rh3wHSMk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
初代って鋼あったっけ?
 ▼ 707 ソクムシ@ポイントカード 17/02/13 15:54:55 ID:ETDdon2I NGネーム登録 NGID登録 報告
>>706
ない
2世代から鋼と悪追加
 ▼ 708 トウモリ@ほのおのいし 17/02/14 04:12:51 ID:UmfkNzcQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 709 ダリン@オボンのみ 17/02/14 20:40:29 ID:O0B1a/tw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 710 ゲデマル@クラボのみ 17/02/17 17:29:48 ID:1GbJVoHA NGネーム登録 NGID登録 報告
あげ
 ▼ 711 mTQB7XkZdk 17/02/19 23:12:34 ID:MdhevL/6 [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
「グォォォッ!!」

リザードンは一つ吠えると、力を込めて自身の内なる炎を爆発させた。

必殺"フレアドライブ"、発動。

橙に揺らぎし魂の一撃が、今放たれる。

「グォンッ!」

リザードンは、翼を広げて飛び立った。

瞬間に巻き起こる爆風を地に広げて、迫り来る風圧にも負けぬ勢いで加速していく。

「グォォォッ!!」

かつてなく力強いその咆哮は、あたかもルカリオを食らい尽くすかのような迫力だ。
 ▼ 712 mTQB7XkZdk 17/02/19 23:13:16 ID:MdhevL/6 [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ふ……ふっ」

「とうとうヤケになったの?レッド」

このリザードンの剣幕を前にしても、余裕と平静を繕うコルニ。

彼女にはまだ、"命綱"があるのだ。

「ルカリオ、"しんそく"!」

「くわ!」

音速をも越えた業、"しんそく"。

これがある限り、リザードンは決してルカリオに追い付けない。

……が。

「……そうさ」

「もう、ヤケみたいなものさ」

「だけど」

レッドはまだ、諦めていない。

ルカリオの"しんそく"に、追い付くことを。
 ▼ 713 mTQB7XkZdk 17/02/19 23:14:06 ID:MdhevL/6 [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
「"ヤケ"こそが、俺のトレーナーとしての原点」

「本当にどうしようも無くなった時こそ、新しい何かを得て成長できる」

「そのために、ヤケになるんだ」

そう、追憶すればいくらでも思い出せる。

かつての激闘の日々の中には、いつだって熱狂してる自分が居た。

普段は穏やかでも、戦いの時だけに見せる激しい闘争心。

それをむき出しにする度に、レッドは一つ一つ大きくなってきた。

そして今もまた、再び……。

「お前なら追い付けるぞ、リザードン」

「身を焦がせ、最大出力だ」

「ガォォォォァァッ!!」

メガシンカしたリザードンなら、やれる。

やってくれる。

きっと。
 ▼ 714 mTQB7XkZdk 17/02/19 23:14:39 ID:MdhevL/6 [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ガォォンッ!!」

「くわっ……!」

青く光る波導を纏いながら逃走するルカリオと、赤き光焔をたぎらせながら追走するリザードン。

しかし、ルカリオの方がまだまだ断然有利だ。

"しんそく"の名は伊達では無い。

容易く追い付ける程、甘くはないのだ。

だが。

「逃げてばかりいる相手に、怖じ気づく必要がどこにある」

「攻めて攻めて、攻めまくってやるだけさ!」

レッドはそれでも強気だった。

(さっきから何なの……この、レッドの気迫は)

(こんなに熱くなってるレッド……初めてかもしれない)
 ▼ 715 mTQB7XkZdk 17/02/19 23:15:13 ID:MdhevL/6 [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
これまでも、バトルに熱中する彼の姿は見てきたつもりだが。

今日の彼は、何だか違う。

(何だろう……この感じ)

(今アタシは、"本当の彼"と戦っている気がする……)

……と、そんなことをコルニが考えている内に。

「グオッ!」

「くわぁっ!?」

追い付いた。

リザードンが、ルカリオに。

「……嘘ッ!?」

まさか。

「嘘よ……"しんそく"に追い付くなんてッ!」

能力の差だけで覆せるはずはない。

"しんそく"には、"しんそく"で対抗する他無いのに。

なぜ。
 ▼ 716 mTQB7XkZdk 17/02/19 23:15:52 ID:MdhevL/6 [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
「どうかな?」

「俺のリザードン……速いだろ?」

……"速い"とか、そういうレベルの話じゃ無いのに。

この人は、明らかに常識を壊している。

「ようやく思い出したか、レッド」

ふと、突然にグリーンが言った。

「え?」

コルニが聞くと。

「あれが"レッド"って奴の本性だぜ、コルニ」

「アイツはいつだって、こういうムカつく戦い方をしてくれやがった」

「……!」

そうか。

これが、レッドというトレーナーの本当の姿。
 ▼ 717 mTQB7XkZdk 17/02/19 23:16:25 ID:MdhevL/6 [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
純粋にバトルを楽しみ、ポケモンを愛し。

そして……どこまでも"最強"を追い求め続ける研鑽の戦士。

一度"チャンピオン"という座に座ってからは、その面影を消してしまったが。

たった今、甦った。

カロスでの旅を経て。

「リザードン!攻撃だ!」

「グォォォッ!!」

瞬間、リザードンの拳がルカリオに降りかかる。

「……ふふっ」

「ルカリオ、対抗して!」

「くわっ!」

それに歯向かったのは、ルカリオの拳。

ドスッ……重たい音が、空中にて響いた。
 ▼ 718 mTQB7XkZdk 17/02/19 23:17:03 ID:MdhevL/6 [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
「!」

これまでとは打ってかわって、反撃を見せたコルニとルカリオ。

この突然の作戦変更に、レッドは一瞬驚いたが。

「……そうでなくっちゃ」

すぐにまた表情を戻して、戦闘の構えへ。

「アタシも、ちょっと熱くなってきちゃった……!」

レッドに感化されたのか、この感情は。

体に籠る熱気が、徐々に己を戦いへと駆り立てていく。

負けたくない……互いが抱くその想いが、強まっていく!
 ▼ 719 ュナイパー@ウルトラボール 17/02/19 23:17:03 ID:yaAmb02g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
うおおおおおおおおお
いいぞレッド!リザードン!
支援!!
 ▼ 720 ルーグ@フェアリーメモリ 17/02/19 23:22:55 ID:96rBQ9SU NGネーム登録 NGID登録 報告
うぉー!!!!
リザードン!
支援!!!
 ▼ 721 mTQB7XkZdk 17/02/20 22:23:41 ID:pmaKdpPY [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
「グォォッ!!」

「わんぬっ!」

両者が腕を交わせる度、熱風が宙にて舞う。

各々のトレーナーの闘気が、ポケモンたる彼らにも伝染しているのだ。

「リザードン、かえんほうしゃ!」

「グォ____」

「させないっ!グロウパンチ!」

「くぁぁっ!!」

リザードンの炎より先に、ルカリオの拳が届いた。

「グォンッ……!?」

腹を突かれ、仰け反るリザードン。

「そこよ!はどうだん!」

「くわぁぁ……」

リザードンの隙を見てコルニは、ルカリオに追撃させた。
 ▼ 722 mTQB7XkZdk 17/02/20 22:24:51 ID:pmaKdpPY [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
「わんぬっ!」

ぶっ放された波導の一閃。

凝縮されたエネルギーが、敵を貫く火矢と化す。

しかし。

「甘い!」

これをはね除けられないリザードンではない。

レッドは思い出したのだ。

リザードンの心強さを。

だから、決して臆することなく果敢に立ち向かえる。

「こんなもの、尻尾でふり払ってしまえ!」

「ガルゥッ!」

リザードンは、炎を灯せし自身の尻尾で、迫った攻撃を一蹴。

はどうだんは、衝撃に負けて地に叩き落とされた。

「所詮は一瞬の隙を突いた攻撃」

「十分に力を溜められなければ、そもそも俺のリザードンには通用しないぞ!」
 ▼ 723 mTQB7XkZdk 17/02/20 22:25:40 ID:pmaKdpPY [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
「くっ……流石にやるわね」

まだなお絶えぬ戦意を彼女に見せつけ、レッドは反撃の狼煙をあげる。

「攻撃ってのは……こうやるんだ!」

「リザードン!一旦距離を置け!」

「グォッ!」

するとリザードンは、翼を再び展開し後退。

ルカリオとの距離を広げる。

「追いかけて!ルカリオ!」

「くわっ!」

すかさずルカリオは追跡。

「……よし、十分だリザードン!」

「かえんほうしゃ!」

「グッ……ォォォォァァァァアアアッ!!」

リザードンは、凄まじい量の炎を一気に放出した!
 ▼ 724 mTQB7XkZdk 17/02/20 22:26:26 ID:pmaKdpPY [4/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ッ!」

レッドは、リザードンに回避させると同時に、力を蓄えさせたのだ。

彼自身は、直接その旨をリザードンに指示の中で伝えなかったが。

「ォォォンッ!!」

リザードンは指示を受けた瞬間、察したのだ。

言外にレッドが放った真意を。

おかげで作戦の全容が敵に知られることなく、奇を突けた。

このレッドの攻撃をかわすのは困難だ。

……最もそれは。

「……ふっ」

向こうがそのことを予見していなければ、の話だが。

「アタシ、アナタが強いの知ってるからさ」

「"そういうの"、分かっちゃうんだよね」
 ▼ 725 mTQB7XkZdk 17/02/20 22:27:14 ID:pmaKdpPY [5/5] NGネーム登録 NGID登録 報告
「ッ!?まさか……」

コルニは、気付いていた。

というか、勘づいていた。

「ルカリオ!こちらも全力はどうだん!」

「くぉぉぉっ!!」

ルカリオも、予め溜めていた力ではどうだんを放つ。

そして、"かえんほうしゃ"と"はどうだん"が、激突した。

激しい閃光が全員の視界を一瞬埋めた後、二つは爆散。

両方塵となって、空へと消えた。

「相殺……くそ、やるな」

「グォン……」

意表を突いたつもりだったが、失敗に終わってしまった。

「まだまだここから、でしょ?」

「……全く、末恐ろしい子だよ君は」

レッドとコルニの死闘は続く。
 ▼ 726 ラナクシ@ふしぎのプレート 17/02/20 23:16:32 ID:PxREdAUI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グリーン完全に空気でワロタ

支援
 ▼ 727 ボミー@あさせのかいがら 17/02/21 17:42:08 ID:Br9NEL8s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もうリザードン対ルカリオ終わると思った
しえん
 ▼ 728 モリ@しんかのきせき 17/02/21 21:21:25 ID:J3MQxMFo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
昨日見つけてから一気に読んでしまった
支援!
 ▼ 729 mTQB7XkZdk 17/02/21 23:55:38 ID:TAWrpH1w [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
激しい戦闘を繰り返す両者。

双星の如くリザードンとルカリオは、互いに交差しぶつかり合い、赤青混じった火花を散らす。

「グォォッ!!」

「くわぁぁっ!」

以前として、接近戦主体の試合展開が続いていた。

遠距離からの攻撃がことごとく相手に打ち消されているために、レッドもコルニもこうせざるを得ないのだろう。

しかし、"それでも良い"とすら二人は思っていた。

(どの道、もうこれしか手はない)

(こうなったらリザードンと心中するくらいの気持ちで、アイツの実力に賭けてやる)

レッドは覚悟を決め。

(行けるよルカリオ!)

(肉弾戦でアナタの右に出る者は居ない!)

コルニは、自信を持って。

「くぉっ!」

すると、恒久的に続くと思われた戦いに動きが。
 ▼ 730 mTQB7XkZdk 17/02/21 23:56:36 ID:TAWrpH1w [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「グゥゥッ!?……」

リザードンが、突然腹を抱えた。

ルカリオの猛ラッシュを防ぎ切れず、あろうことか攻撃がクリーンヒットしてしまったのだ。

(まずい!)

すぐに対策を講じようとしたレッドだったが。

「貰った!」

「ルカリオ____」

「____"インファイト"ッ!」

「くわぁぁぁぁぁっ!!」

遅かった。

ついに、コルニ達が今日までしてきた修行の真価とも言える技が、繰り出される。

"インファイト"。

守りを全て捨てて攻撃に転じ、全力で相手をぶちのめす……かくとうタイプ究極の必殺技。
 ▼ 731 mTQB7XkZdk 17/02/21 23:58:08 ID:TAWrpH1w [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
「わんぬっ!」

鈍く響いた、肉が歪む音。

「グォッ……!?」

インファイト、その一発目がリザードンの腹にねじ込まれた。

重たい。

この地点で、果てしなく。

「わんぬわんぬ!くわんぬぁっ!」

「ガォォォァッ!!」

それが何発も、何発も。

空から降り注ぐ酸性雨のような絶え間なさと鋭さで、リザードンの体を何度も打ち付ける。

「リザァァドォォォンッ!!」

このままだと確実に負けてしまう。

いや……もしかしたら、"ただ負けるだけ"では済まないかも知れない。

(くそ……!)
 ▼ 732 mTQB7XkZdk 17/02/21 23:59:08 ID:TAWrpH1w [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
(…………)

レッドは、眼前の惨状をその目に焼き付けた。

だが、それでもなお。

(……いや)

(まだだ)

諦められない。

(アイツはまだ……炎を消しちゃいないッ!)

分かっている。

これ以上、リザードンに無理をさせてはいけないことは。

しかし残酷なことに、トレーナーとしての己の欲求にレッドは抗えなかった。

"勝ちたい"という欲求は、それ程までに強かった。

(リザードン……お前だって、このまま終わりたくは無いだろ)

(お前の尻尾の炎と、俺の命の炎が消えない限り、決して俺達は諦めちゃいけないんだ)

(これは、そういう戦いだから)
 ▼ 733 mTQB7XkZdk 17/02/22 00:01:10 ID:ijHBI8jk [1/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
ふとレッドは、リザードンに視線を送った。

熱い眼差しが、リザードンの瞳を貫く。

「……ニヤッ」

笑った。

リザードンが、この期に及んで笑ってみせた。

「……勝つぞ、リザードン」

それに釣られたのか、レッドもまた笑みを浮かべた。

(レッド……アナタはこの状況でも、まだ諦めていないというの!?)

自分が知ってるレッドなら、これ以上リザードンに戦わせることは絶対にしなかっただろう。

リザードンの身を第一に考え、すぐに試合を棄権したハズだ。

このまま行けば、瀕死を通り越す可能性だってあるのだから。

だが、今の彼……いや彼らは。

互いに、"ただ一つの目標"を見据えている。

「……強い」

思わずコルニはそう溢した。
 ▼ 734 mTQB7XkZdk 17/02/22 00:02:57 ID:ijHBI8jk [2/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
そして、同時に悟った。

今の彼らは、"絆"すら超えた何かで結ばれているのだ、と。

「まだまだやれるさ!なあ!?」

「リザードンッ!!」

レッドが、天空に向かって大声でその名を叫んだ。

リザードンの胸の芯まで、この声が染み込むように。

「…………!!」

瞬間、死の淵にまで追い込まれていたリザードンが。

「……ガァァァァオオオオッ!!」

見事に、息を吹き返した。

満身創痍ながらも、活力に溢れた咆哮をあげて。

「くわっ……」

「……はは」

ルカリオもコルニも、もう笑うしか無い。

目の前の二人は、呆れるほど往生際が悪いのだから。
 ▼ 735 mTQB7XkZdk 17/02/22 00:04:19 ID:ijHBI8jk [3/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
(俺は信じきったぜ……リザードン)

(だから……応えてくれッ!!)

胸中にて、彼の願い。

「グォォッ!!」

"任せろ"と、リザードンは言う。

「フレアドライブッ!!」

炸裂する大技、フレアドライブ。

灼炎が目覚める時、それは全てを無に帰す滅びの光となる。

「ガォォァァァァァッ!!」

ここでふと、グリーンが口を開いた。

「これは……この炎は、フレアドライブじゃねえ」

「……"オーバーヒート"だ」

"オーバーヒート"。

その技の威力は、フレアドライブに匹敵する程。
 ▼ 736 mTQB7XkZdk 17/02/22 00:05:58 ID:ijHBI8jk [4/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
しかしこの技が新たに発現したことによって、リザードンとのある"シナジー"が発生する。

それは、従来のフレアドライブにでは成し得ない効果。

「メガリザードンYは、"こうげき"より断然"とくこう"が高くなる形態」

「よって、"ぶつり技"のフレアドライブではメガシンカの恩恵を然程得られない」

「だが、これが"とくしゅ技"のオーバーヒートになったことで____」

「____その破壊力は、俺らの想像を絶するものとなる」

「覚悟しといた方が良いぜ、コルニ」

満を持して顕現した必殺技、"オーバーヒート"。

窮地から這い上がったリザードンが、土壇場で習得したこの奥義で。
 ▼ 737 mTQB7XkZdk 17/02/22 00:06:58 ID:ijHBI8jk [5/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「いけッ!!リザードンッ!!」

この長き戦いに……終止符を打つ!

「ガォォォァァアアアアアッ!!」

爆裂!!

「く……くわぁぁぁぁあああっ!!」

無限に押し寄せし炎に、ルカリオは一瞬にして埋まった。

断末魔をあげながら、彼は業火の中へと消え去っていく……。

「ルカリオオオオォッ!!」

もう、コルニは叫びすぎて声が枯れてしまった。

思うように声が出ない。

「燃え尽きてしまぇぇぇぇっ!!」

「グォォォォォォォッ!!」

かたやレッドとリザードンは、未だ声絶やさず叫んでいた。

まるで、最後の最後まで奮闘し尽くした己らに、凱歌を捧げるかの如く……。
 ▼ 738 チゴラス@こないれ 17/02/22 00:12:52 ID:l7/yLEWI NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
初見
久々に見たこるにという文字につられてきてしまった
コルニはエロい
 ▼ 739 ミッキュ@ゲンガナイト 17/02/22 02:19:17 ID:vAtxAHcs NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 740 キカブリ@ブロムヘキシン 17/02/22 07:14:48 ID:MPgR7da2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
連日更新お疲れ様です
いやー、好きですねぇー…。
 ▼ 741 ルネアス@サイコソーダ 17/02/22 08:07:40 ID:BcdxWQvM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 742 ルセウス@ポロックキット 17/02/22 08:08:42 ID:BcdxWQvM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 743 ータクン@メンタルハーブ 17/02/22 21:24:56 ID:w3wvdL7o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>697
「肌で感じる」
エロいと思ってしまった…
 ▼ 744 mTQB7XkZdk 17/02/22 23:54:03 ID:ijHBI8jk [6/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
……………

………


……その日の夜。

「……………」

レッドはバルコニーにて一人、言葉無く空を見上げていた。

天気は、夕方辺りから続いている曇りのせいで見透しが悪く、生憎月が見えない。

にも関わらず彼は、そんな空に夢中で見入っていたのだった。

「……勝った」

ふと口を開き、勝利の喜びを溢す。

朝から昼にかけて繰り広げられていたレッドvsコルニの戦いは、レッドの勝ちで見事収まった。

その時の熱き戦いの記憶は、今もなお彼の脳裏に強く焼き付いている。

「これで、ようやく俺も晴れて、念願のメガシンカ使い」

「夢が……叶った」

その言葉には、喜びの他にもう一つ、別の感情が宿されていた。

それはまるで……"喪失感"のような。
 ▼ 745 mTQB7XkZdk 17/02/22 23:54:51 ID:ijHBI8jk [7/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「これからどうするか」

「新しい目標を、見つけなくちゃ」

"メガシンカを手に入れる"という宿願が達成された今、レッドの旅の目的は何一つとして残っていない。

故に彼は、何だか虚しい気分になっていた。

そう……あの日、初めてチャンピオンになった瞬間に抱いたそれのような。

しかし。

「……思い上がるなよ、俺」

「まだこんなところじゃ終わらない」

「あるはずだ、まだ成し得ていないことが……!」

それでもなおレッドは、向上心を絶やさなかった。

そう、あの時の自分とは違う。

あの山に籠っていた頃の、自惚れていた自分とは違う。

彼は変わった。

仲間達と巡った、このカロスという地で。
 ▼ 746 mTQB7XkZdk 17/02/22 23:55:35 ID:ijHBI8jk [8/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……っ!」

レッドは、自分に喝を入れるかの如く、自らの頬をパチンと叩いた。

「よーし!明日からまた頑張るぞ!」

「目指せ!ポケモンマスター!」

「ははっ、なんちゃっ____」

と、ふとレッドが気配を感じて振り向くとそこには。

「……こ、こんばんは!レッドっ!」

「____て」

いつものへそ出し寝間着を着たコルニが、笑顔で手を振っていた。

恥ずかしいところを、見られてしまった。
 ▼ 747 mTQB7XkZdk 17/02/22 23:56:43 ID:ijHBI8jk [9/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
…………

……

「いやぁ、今日のバトルはとびきり面白かったなー!」

「お互い全力を出した戦いって感じで、アタシも燃えまくりだったよ!」

「はは……」

コルニが、ビシバシ拳を虚空に突き出しながら、本日の戦いの感想を熱く述べる。

一方でレッドは、彼女の隣でただただ空返事をするばかりだった。

なぜかと言えば。

(見られた……今の絶対見られた)

(恥ずかしすぎる……っ)

"目指せポケモンマスター"なんて、ガラにもなくはしゃいでたところをコルニに見られたと思い、それに対し恥を抱いてたからだ。

「どうしたのレッド?」

そんな、"レッド"なのに"ブルー"な彼を見てコルニは、不思議そうに首を傾げる。
 ▼ 748 mTQB7XkZdk 17/02/22 23:58:22 ID:ijHBI8jk [10/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……っ」

レッドもレッドで、これ以上引きずるのは彼女の前でみっともないだと思ったのか。

「いや、何でもないよ」

「それにしても、今日もまた満天の星空だね」

すぐに気持ちを切り替え、彼女との談話を楽しむことにした。

「今日、曇りですけど……」

「あっ……」

「……ふふっ、勝利の喜びに浸ってたってトコかな?」

「ま、まあね……はは」

……話している内にレッドは、次第に心穏やかになり。

「……でさ」

「ホント?はは……」

コルニとの会話に、花を咲かせ。

それはそれは、楽しい夜長を過ごしたのだった。
 ▼ 749 mTQB7XkZdk 17/02/22 23:59:07 ID:ijHBI8jk [11/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
そして。

「……ふぁ」

「話し込んだら急に眠くなってきちゃった」

「俺もだ……そろそろ寝ようか」

二人の時間がお開きになろうとした、次の瞬間だった。

「あ、そうだ」

「最後に、レッドに渡したいものがあるんだけど」

「え?」

コルニはそう言うと。

「レッド、アナタのキーストーンを一旦貸してくれる?」

「ん……良いけど、どうするんだ?」

「えへへっ、見てて」

レッドに頼んで、彼のキーストーンを拝借。

すると彼女は、どこからか……。
 ▼ 750 mTQB7XkZdk 17/02/22 23:59:49 ID:ijHBI8jk [12/12] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……"マフラー"?」

「そっ!」

……赤いマフラーを取りだし。

「ここを……こう!」

そのマフラーに取り付けられていた、ちょうど小さめの玉が埋まりそうな窪みに。

キーストーンを……はめた。

「名付けて、"メガマフラー"!」

「ささ、これを首に巻いてみて!」

そしてコルニは、半ば強引にそれをレッドに着せた。

「わわっ」

レッドはこの突然のことに驚くものの、暴れること無く言われるがままにマフラーを装着。

暖かい毛糸の温もりが、彼を優しく包み込んでいく。
 ▼ 751 mTQB7XkZdk 17/02/23 00:01:10 ID:UDgOs2fY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
「似合うよレッド!」

「そ、そうかな?」

「うん!」

レッドは素直に嬉しかった。

確かに、他の皆はキーストーンを腕輪やら手袋やら何やらに付けてたから、自分もそういうのが貰えて嬉しい。

しかも、自分のそれはマフラー……何だか、特別な感じがする。

「……ん?」

と、ここでレッドはあるものを見つけた。

それは。

(このマフラー、市販の物にしては縫い目にバラつきがある)

(というかこれ……手編みのマフラーだ)

(一体誰が編んでくれたんだ……?)
 ▼ 752 mTQB7XkZdk 17/02/23 00:02:19 ID:UDgOs2fY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
彼が真っ先に思い浮かんだのは、目の前の人物。

「……!」

ふと、コルニの手に目がいった。

そしてそこには、多数の絆創膏が貼ってあった。

(そういえば、なんでコルニはこんなにも絆創膏を)

(待てよ……まさか)

レッドはこの時悟った。

このマフラーは手編みであることを。

そして。

「……これは、君が?」

マフラーを編んだ人物が、コルニその人であることを。
 ▼ 753 mTQB7XkZdk 17/02/23 00:03:10 ID:UDgOs2fY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……はは、バレた?」

「ごめんね……真剣に編んだんだけど」

「やっぱヘタ____」


「ありがとう」


「……っ!」

「とても暖かい」

「君の心の籠ったこのマフラー……」

「一生、大切にするよ」

レッドのこの言葉に、コルニは。

「……ありがと」

お礼を言って、しかしそれ以上のことは言わなかった。

(……まだ言えない)

(もう少し、秘密にしてたいな)

コルニはその内なる想いを封じ込めて、レッドとの時間を終えた。
 ▼ 754 ナッキー@ゴージャスボール 17/02/23 04:54:18 ID:uZeStCDg NGネーム登録 NGID登録 報告
支援なのじゃ
 ▼ 755 チャモ@つめたいいわ 17/02/23 06:34:58 ID:V1OjFQNs NGネーム登録 NGID登録 報告
しえん
 ▼ 756 ロッパフ@ヤゴのみ 17/02/23 07:11:20 ID:NW7jRuvs NGネーム登録 NGID登録 報告
しえーん!
 ▼ 757 ガニウム@タマゴけん 17/02/23 19:43:06 ID:Ru96Nyco NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
楽しみ
 ▼ 758 mTQB7XkZdk 17/02/23 23:42:50 ID:7HuiM6xA [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
…………

……

……翌朝。

「それでは……レッド君、グリーン君」

「改めて我が孫娘……コルニを、よろしく頼む」

シャラシティ東の境界線にて、コンコンブルがレッド達に深々と頭を下げた。

「はい」

対してレッドは、責任を持って彼女を預かることを承諾。

そう。

今日からコルニが再び、レッド達の旅路に加わるのだ。

「おいコルニ、くれぐれもこの旅の意味を忘れるでないぞ」

「これはあくまでも、お主がジムリーダーとして更なる成長を果たすための____」

「もう!分かったってば」
 ▼ 759 mTQB7XkZdk 17/02/23 23:44:06 ID:7HuiM6xA [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
彼女のこれからの旅は、"自分磨き"という果てない目的の下で成り立つこととなる。

そしてその一環として、カントーの優れたポケモントレーナーであるレッドとグリーンの旅に同行する。

そうすることで、より己を鍛え上げようというわけだ。

「……ごほんっ!」

と、ここでコルニは一つ咳払って。

「改めてよろしく!二人とも!」

今一度、挨拶をした。

これから、もう一度彼らの仲間となる身として。

「ああ!」

「おう」

「ピカッ!」

皆一同、そんな彼女を心から歓迎した。

「それじゃあ、そろそろ行きます」

「コンコンブルさん、色々とありがとうございました」

「うむ、気を付けてな」

レッドからの礼も受け取り、コンコンブルはこの町から去り行く彼らの後ろ姿を見送る。
 ▼ 760 mTQB7XkZdk 17/02/23 23:45:31 ID:7HuiM6xA [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……若いな」

「この町に初めて来たときよりも、彼は"若くなった"」

不思議なことを言う。

常に成長を続ける人間という生き物に対し、以前よりも若くなったなどと。

しかしそれは、決して嘲りの意で言ったわけではない。

コンコンブルは、かえって安心したのだ。

「そうだ、レッド君」

「君はそれで良い」

「君はまだ……子供なのだから」

「無闇に、無鉄砲に立ち向かっていけよ」

子供は、達観してるより少し身の程知らずな方が良い。

コンコンブルは影ながらレッドにそう言い放ち。

「……ワシも、頑張るとするかな」

彼もまた己が役目を果たすため、シャラシティジムへと向かって行った……。
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