【SS】ポケットモンスター外伝3:ポケモンBBS(掲示板) 【SS】ポケットモンスター外伝3:ポケモンBBS

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【SS】ポケットモンスター外伝3

 ▼ 1 1◆v1GnTfaqxg 16/11/07 22:14:50 ID:MyGz7I76 NGネーム登録 NGID登録 報告
気まぐれに昔書いてた物をあげていただけのこのスレもなんだかんだでここまでこれました。皆様ありがとうございます!



良かったらこちらも見てってね↓

ポケ外

http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=425114

ポケ外2

http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=430226
 ▼ 125 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 21:36:56 ID:NXl2coFk [1/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
?「私の名……覚えているかな?…ケネス・D・ムッソリーニだ」

ジュプトル「!!!!!」

ジュプトルは更に頭を締め付けられるような感覚に襲われて床に手を突いた。

ジュプトル「あっ……ぐ、ぐぁ!」

チルタリス「どうしたの!?」

サナ「……」

シグマ「うぅ…」

ケネス「ふふふ……」
 ▼ 126 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 21:39:43 ID:NXl2coFk [2/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジュプトルの頭の中にどんどん記憶が戻ってゆく……






あの男……ケネス……スーツをまとった細身の……あの目つき……






部屋の端のガラスが……割れている……





そうだ……俺は……な、なんて事だ……







違うよな?……違うって誰か!言ってくれよ!
 ▼ 127 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 21:41:57 ID:NXl2coFk [3/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
ケネス「そして緑……いや、お前の名前はクリフ……クリフ・J・プロトコル」





その瞬間、ジュプトルはフラッシュバックに襲われた。



 ▼ 128 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 21:46:36 ID:NXl2coFk [4/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
罪のない人間やポケモンを実験材料にして…再起不能や最悪死亡にまで追いやった……





チルタリスさんをあんな姿に変えたのも確かに俺だ……



そして研究が失敗したストレスでシグに暴力を振るった事もあった……



挙げ句の果てには小さい頃からの大事なパートナーなのにシグを被験体にして…俺の作った凶悪なポケモンの細胞を移植してしまった……






そうか……シグが怯えていたのはデルタなんかじゃなかったんだ……







シグは……俺に怯えていたんだ……
 ▼ 129 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 21:48:20 ID:NXl2coFk [5/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
ジュプトル「嘘だあぁぁあ!!」

ジュプトルの叫びが響き渡る。

チルタリス「な、なんですって!?あなたがクリフなの!?」

サナ「…」

シグマはうつむいていた。

ケネス「あの日……お前は我が社を裏切ったんだったな……」
 ▼ 130 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 21:54:20 ID:NXl2coFk [6/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
二日前……社長室にて



二人は向かい合うように立っていた。




クリフ「私はあなたとの取引には応じませんよ?社長」

クリフは不機嫌そうな顔をしている。

ケネス「まぁそう言うな……その薬さえあれば世界を我らのものにできる……金もたくさんやろう……世界征服が完了したらおまえに二番目の権力をやろう……どうだ?悪い話じゃないだろ?」

クリフ「こいつは…薬品Σはどう考えても失敗作だ。失敗は嫌いだ……」

クリフは薬品の入ったシリンダーを見ながらそうつぶやくと部屋を出ようとした。

ケネス「ふざけているのか!貴様ぁ!」

ケネスは懐から銃を取り出すとクリフに向けて引き金を引いた!

クリフ「!」


バン!


パリン!!
 ▼ 131 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:03:16 ID:NXl2coFk [7/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
しかしケネスの撃った弾はクリフには当たらず、彼の持つ薬品の入ったフラスコに命中した。

そしてクリフの皮膚にその薬品が付着した。


クリフ「な、なんてことをしてくれる!!」

ケネス「くっくっく……君のような優秀な人材を失うのは惜しいが……まぁ余生をポケモンの姿で送るがいい……薬品γの開発は他の研究員にでもやらせる事にするよ……これは私の最後の善意だ。自分の作った失敗作に苦しむがいい!」

クリフは走り出した。

クリフ「今は身を引いてやる……いつか必ず貴様を……それまで待っていろ!!」

ガシャアアン!

クリフは部屋のガラスを突き破って外へと飛び出した。

ケネス「!!……馬鹿め……ここは180階だぞ?……おい!ここにこぼれている薬の成分を調査しろ!」

エレベーターが開くと部屋に何人かの研究員が入ってきた。

その時、何かがエレベーターから部屋に入ってきてクリフの突き破ったガラスの穴から飛び出していった。

ケネス「?……ポケモンが逃げたか……まぁ一匹くらい構わん。それより今はこの薬が最優先だ」
 ▼ 132 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:08:01 ID:NXl2coFk [8/32] NGネーム登録 NGID登録 報告




ケネス「まぁ、その逃げたポケモンがシグマだとわかった時は焦ったが……なんとかなってよかったよ…」

ケネスは彼らに背を向けた。

ケネス「それより…なぁチエル……そいつがお前をそんな姿に変えた張本人だったな?……シグマ……よくクリフに暴力を振るわれていたな……悔しくないか?」

チルタリス「……」

シグマ「……」

ケネス「よく考えてみろ……お前達の怒りの矛先は私ではなくそいつじゃないのか?」

ジュプトル「う…ぐは…」

ジュプトルは遂に倒れた。
 ▼ 133 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:16:52 ID:NXl2coFk [9/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
シグマは倒れたジュプトルに駆け寄った。

シグマ「誰がなんと言おうとマスターはマスターです!!私はこれからもマスターと一緒にいます!!例え前のように暴力を振るうようになっても…」

シグマは泣いていた。

チルタリスがシグマの前に立った。

チルタリス「確かに私はクリフを恨んでる……でも今は!!」

サナ「みんな同じ事思ってる……デルタと言う…あなたと言う悪夢から解放されたいの!!私だって……ここまで団結したんだもの。今更そんな事で揺らいだりしないわ!」

?「そうだ……目的は同じなのだから…今だけでも力を貸してくれ……サナ…チエル……そしてシグマ……いや、チャコ」

サナ&シグマ&チルタリス「!!」

それはジュプトルの声だった。

シグマはただただ驚いていた。

シグマ「……そうだ……私は……私の本当の名前はチャコだ……」
 ▼ 134 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:22:47 ID:NXl2coFk [10/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
サナ「クリフ!あなた記憶を……」

クリフ「ああ……すまないが今だけは力を貸してくれ」

サナ「…もちろんよ」

チャコ「はい!」

チルタリス「今だけ…ね!」

ケネス「これは驚いた……本当に記憶を取り戻したとは……」

クリフは立ち上がった。

クリフ「俺だって驚いているさ……確かに俺の皮膚に薬品Σが付着したはずだが……量が少なかったんだろうな…」

ケネス「まぁいい……所詮0がいくら集まった所で合計は0だ。そろそろ貴様等には消えてもらおうか……」

ケネスはポケットからリモコンを取り出すとスイッチを押した。

クリフ「…あいつを使うのか…」

部屋が揺れ始めた。

ごごごごごご……

チルタリス「な、なに?なんなの!?」

クリフ「俺の失敗作のおでましだ」
 ▼ 135 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:24:43 ID:NXl2coFk [11/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
床が開き、現れたガラスケースからアーマーをまとったポケモンが飛びだした。

ケネス「最後は苦しまずに逝けるはずだ……このミュウツーが楽にしてくれる」

ミュウツーというポケモンがこちらへ一歩寄ってきた。

 ▼ 136 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:30:25 ID:NXl2coFk [12/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
クリフはかがんでチャコの頬に触れた。

クリフ「シグ……いや、チャコ……俺に力を貸してくれ」

チャコは笑った。

チャコ「もちろんです、マスター!」

チルタリス「失敗作って事はあんたが作ったんでしょ!?弱点とかないの!?」

クリフ「ああ……俺もチャコもよく知っている…」

チルタリス「じゃあなんとかしてよ!!」

クリフ「慌てるな……あいつの弱点は……」

チャコ「私はいつでもいけますよ…」

ミュウツーはまた一歩近寄ってきた…

ケネスはニヤニヤしている……

クリフ「……」

サナ「どうするの?クリフ」

クリフ「静かにしろ……」
 ▼ 137 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:33:59 ID:NXl2coFk [13/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
その時、ミュウツーが立ち止まり 右手をこちらへ向けた。

ミュウツーの頭を覆うヘルメットの目のあたりのランプが光を放った。

クリフ「今だ!チャコ!!」

クリフがその言葉を発したとき、既にチャコはミュウツーの後ろにいた。

ケネス「なに!?」

クリフ「いけっ!!」

チャコ「はぁあ!」

チャコのアイアンテールがミュウツーの後頭部に入った。

バギィ!!

ミュウツーのヘルメットにひびが入った。

 ▼ 138 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:37:00 ID:NXl2coFk [14/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
チルタリス「やった!」

サナ「いえ!まだよ!」

サナのその言葉どおりミュウツーはすぐに立ち上がった。

クリフ「なに!?あのアーマーの後頭部にはあれがついているはず!!」

チャコ「な、なんで!?」

ケネスは笑った。

ケネス「くくく……お前達の失敗作の欠点はとうの昔に改善されているのだ!!いけぇ!!ミュウツー!まずはサナとシグマからだ!!」

 ▼ 139 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:41:41 ID:NXl2coFk [15/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
サナ「!?」

チャコ「ま、マスター!」

サナとチャコの体が浮かび上がると一瞬でガラスを突き破って外へと放り出された。

クリフ「チャコ!サナ!!」

その時、サナの声が聞こえた…


サナ「あなたならできるわ……本当は優しいチャコちゃんの友達……あとはお願いね…」


サナとチャコの姿は見えなくなった。

クリフ「そ、そんな……」

クリフはその場に座り込んだ。

チルタリス「サナぁあ!!」

チルタリスは叫んだ。

ケネス「どうだ?もう諦めろ……」

チルタリス「サナ……サナぁ……」

チルタリスは戦意喪失している……
 ▼ 140 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:47:54 ID:NXl2coFk [16/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
クリフは必死に思考を巡らせた……

クリフ「(ど、どうして……あのアーマーの後頭部には奴を洗脳するための装置があったはず……あれがないとミュウツーは言うことなんか聞かない………っ!!)」

クリフはミュウツーの後ろ姿を見て気づいた。

クリフ「(な、なに!?奴の洗脳装置は確かに潰れている!……他に装置らしき箇所もないし……どうやって洗脳を……………洗脳?そう言えばさっき見つけたあの説明書の……小型洗脳装置なら……)」

ケネス「どうした?クリフ……降参か?」

クリフ「(そして装置を小型にした理由………簡単なことじゃないか!それは……)」

クリフは立ち上がった。
 ▼ 141 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 22:55:57 ID:NXl2coFk [17/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
クリフ「諦めろ……か」

ケネス「そうだ、諦めろ……」

クリフは笑い出した。

クリフ「くっくっく……」

ケネス「なにがおかしい!!」

クリフ「誰が諦めるか!!諦めなきゃ可能性は0じゃない!!」

ケネス「減らず口をたたきおって!!」

クリフ「俺は失敗は嫌いだ……だが諦めるのはもっと嫌いだ!!」


?「そうよ……それでこそクリフよ」

ケネス「なに!?」

ケネスが振り返ると割れた窓からサザンドラがチャコを乗せてこちらを見ていた。
 ▼ 142 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:03:15 ID:NXl2coFk [18/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
ケネス「このくたばりぞこないが!」

チルタリス「この声……サナ?」

サナ「ありがと、クリフ……あなたの考えた薬品γのおかげで助かったよ」

ケネス「ミュウツー!サナを撃ち落とせ!」

ミュウツーが両手からビームを放ったがサザンドラになったサナには効いていない……

ケネス「なに!?」

クリフ「馬鹿か……悪にエスパーはきかないぞ…」

クリフがため息をついた。

クリフ「やはりお前のような無知な人間が世界の頂点に立つなんて不格好だ……チャコ!あいつの胸を切り裂け!」

チャコ「はい!」

チャコは一瞬でケネスの懐に飛び込んだ!

ケネス「や、やめろ!そこには!!」

チャコのアイアンテールがケネスの胸を切り裂いた!

バキ!

何かが割れた音がした。
 ▼ 143 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:06:13 ID:NXl2coFk [19/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
ケネス「ぐふっ!ま、まさか…!貴様気付いていたのか!」

クリフ「今だ!チャコ!!」

チャコ「わかってます!」

チャコは飛び上がってミュウツーに雷を放った!

サナ「私も!」

サナは3つの首から様々な光線を放った!

クリフ「奴に全力をぶつけろ!!」

ケネス「ミュウツー!!」

どごおぉぉおお!!

ミュウツーのアーマーが爆発し、ミュウツーは爆発の衝撃で気を失った。
 ▼ 144 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:09:40 ID:NXl2coFk [20/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
その時、ケネスがポケットから拳銃を取り出した!

ケネス「し、死ねぇ!クリフ!」

クリフ「遅い!」

クリフが走り込みケネスの足を払った。

ケネス「うぉ!?」

ドサッ!

こけたケネスの首をすかさずチャコの尾が捉えた。

ケネス「ぐ!貴様!」

クリフ「動くな……もう終わりだ……切り札のミュウツーが使えなくなった今、お前に勝ち目はない」

クリフ「…く、くそ」

ケネスは両手をあげて降伏した。
 ▼ 145 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:19:04 ID:NXl2coFk [21/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
クリフはケネスのスーツの胸ポケットを探った。

ポケットからは割れた小型洗脳装置が出てきた。

クリフ「やはりお前が電波の発信源だったのか」

ケネス「…そ、そうだ……だからお前も山崎もミュウツーも……そして他職員もそれぞれ装置の波長をシンクロさせて私の思うがままに動かしていた……サナだけには使っていなかったなだがな……」

チャコ「!!」

クリフ「……そうか」

クリフはカバンから試験管を取り出すとケネスの口に無理やり薬品を流し込んだ。

ケネス「げほ!な、なんのつもりだ!」

クリフ「お前が俺にした事と同じ事をしているだけだ……でも安心しろ。薬品βだ…薬品Σじゃない。」

クリフは割れた窓ガラスを指差した。

クリフ「お前がどのポケモンになるか賭けだ……俺と同じ様にあの窓から飛び降りろ……飛べるポケモンになれたら見逃してやる……」

ケネス「飛べない時は……」

クリフ「そこまでだ」

ケネス「き、貴様!」

 ▼ 146 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:22:13 ID:NXl2coFk [22/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
ケネスは起きあがろうとした。

クリフ「チャコ」

チャコがバチバチと電気袋を鳴らして威嚇した。

ケネス「くそ!やれば……やればいいんだろ!!」

ケネスは割れた窓に向かって歩き出した。

クリフ「…」

ケネスの背に皆の視線が集まる…

ケネス「貴様ら…覚えておけ……必ず後悔させてやるからな……」

ケネスは窓から飛び降りた。

チルタリスは床に座り込んだ。

チルタリス「勝った……」

 ▼ 147 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:26:34 ID:NXl2coFk [23/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
チルタリスがそうつぶやいた瞬間、ケネスが空に浮かび上がった!


クリフ「!」

チャコ「あれは!!」

ケネスの背をオオスバメが掴んで飛んでいる!

ケネスは笑った。

ケネス「今は引いてやる……だが必ずいつかこの私がこの世界を奪ってやるからな!」

クリフ「チャコ!」

チャコは電撃を放ったがケネスはそれをよけて飛び去った……

サナ「逃げられた……」

しかしクリフはいたって冷静だった。

チルタリス「ジュプトル……じゃなくてクリフ…なんでそんなに落ち着いてるのよ」

クリフはケネスの飛んでいった空を見ながら言った。

クリフ「なんとなくだが……あいつは助からない気がするからだ」
 ▼ 148 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:31:36 ID:NXl2coFk [24/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
その頃、ケネスはオオスバメに掴まれ空を飛んでいた。



ケネス「クリフの奴め……侮れんな……少し奴を舐めていたようだ」

ケネスがそう言った瞬間、ケネスの体が縮み始めた!

ケネス「なに!?このタイミングで!?」

ケネスの体がみるみる縮んでいく…

ケネス「手がぁ!足があ!!」

ケネスの体は小さく…赤くなっていく……

 ▼ 149 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:33:28 ID:NXl2coFk [25/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
オオスバメ「?」

気が付くと彼はケムッソになっていた。

ケムッソ「な、なんてことだ!よりによってケムッソだなんて!」

オオスバメがケムッソを見てニヤリとした。

ケムッソの背筋が凍った。

ケムッソ「!!」

オオスバメは近くの木にとまった……

ケムッソは必死にもがく……

ケムッソ「や、やめろ!!主人に対してそんな事が許されると!や、やめろぉ!」









ぎゃあああああああああああああああああああ!!!
 ▼ 150 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:39:23 ID:NXl2coFk [26/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
クリフ「とりあえず……俺達は勝ったんだろうな」

クリフの言葉を聞いたサナは静かに微笑んだ。

チルタリスは堪えきれずに泣き出した。

チャコはただ、クリフを見つめていた。

 ▼ 151 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:40:22 ID:NXl2coFk [27/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
クリフはチャコの視線に気づくとチャコに歩み寄った。

チャコ「……マスター」

クリフはチャコを抱きしめた。

クリフ「すまなかった…」

チャコは首を振った。

チャコ「さっきの話……マスターは洗脳されていたんですね…私こそごめんなさい。私、マスターが私の事を嫌いになったのかと思ってました」

クリフ「チャコ……許してくれるのか?……こんな俺を」

チャコは笑った。

チャコ「だって私の大好きなマスターですから」

クリフの目から涙が落ちた。

チャコ「泣かないで下さい……マスター」



月明かりが彼らを優しく照らしていた……
 ▼ 152 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:41:02 ID:NXl2coFk [28/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
エピローグ



あの日、俺達の戦いが終わった。



あれから何日か経って……

 ▼ 153 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:43:21 ID:NXl2coFk [29/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
クリフとチャコの二匹はあの草原に来ていた。



クリフ「懐かしいな……ここ」

チャコ「そうですね、マスター」

草原はあの日と変わらず美しかった。

クリフ「最近忙しかったからな……外に出るのもひさしぶりだし……目がチカチカする」

チャコ「体調管理はしっかりしてくださいよ」

クリフ「そうだな…それよりあいつらは元気かな」

クリフは空を見上げた。
 ▼ 154 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:48:01 ID:NXl2coFk [30/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
数日前……


新しく建てたクリフの研究所前……


クリフ「いいのか?その体で……」

チルタリス「いいのよ!もんなんかなれてきちゃったし!」

サナ「私も色々便利だと思うし……」

チルタリスとサナは顔を見合わせて笑った。

チルタリス「そう言うあなただってジュプトルのままじゃない」

クリフ「なんか戻るのも面倒でな……まぁ元に戻りたくなったらいつでも来いよ。薬品の一つや二つ、いつでも用意してやるから」

 ▼ 155 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:51:22 ID:NXl2coFk [31/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
チルタリス「わかった!色々ありがとね!」

サナ「チャコちゃんも、元気でね!」

チャコ「はい!」

サナの体が輝き……彼女はサザンドラに変化した

チルタリス「じゃあトキワまで競争よ!よーいどん!」

バサァ!

チルタリスが飛びたった。

サナ「あ!待ってよ!チエルねぇちゃん!」

バササっ!

サザンドラも飛び立った…

二匹は彼女らの背をずっと見ていた……
 ▼ 156 1◆v1GnTfaqxg 16/11/09 23:56:09 ID:NXl2coFk [32/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
チャコ「きっと元気でやってますよ!」

クリフ「そうだな…」

クリフは微笑んだ。

クリフ「……ミュウツーはどうしているだろうか?……更なる改造で心を与えてはみたものの…すぐに研究所を飛び出してどこかへ行ってしまったから……ずっと心配してたんだ…」

チャコ「どうでしょうね……今まで心を持たずに生きてきたあの方も心を得た今は普通のポケモンのように生きているのではないでしょうか?マスターのしたことは正しいと思いますよ?」

クリフ「あいつを生み出してしまったのは間違いなく俺だからな……あいつには一匹のポケモンとして生きてほしかったんだ」

チャコ「そうですか……あの方もきっと喜んでますよ」
 ▼ 157 1◆v1GnTfaqxg 16/11/10 00:01:07 ID:NMArlRmU [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
草原に風が吹いた。

チャコ「いい風ですね」

クリフ「そろそろ研究所に戻ろうか」

クリフは研究所のある方角へ歩き出した。

チャコ「もう少し休んではどうですか?」

クリフは立ち止まった。

クリフ「たとえあいつに操られていたとしても自分のしてしまった罪は大きい……償いになるかわからないが……これからは自分の研究でポケモンと人間が共存できる世界を作っていけたら…と思っている」

チャコは笑った。

チャコ「さすが私のマスターです!」

クリフ「行こう、チャコ」

チャコ「はい!」

二匹は歩き出した。
 ▼ 158 1◆v1GnTfaqxg 16/11/10 00:04:18 ID:NMArlRmU [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告




世の中ってのは科学じゃ解明できない事ばかりだ……俺が記憶を取り戻したのもその一つだ……



理由などわからない……でも記憶が戻ったのも事実。

まぁ、科学じゃ証明できないからこそ世界ってものは面白いんだろうな……


これまで夢を叶えるためにしてきた勉強……そして得た知識をこれからは世界の平和のために使いたいと思っている。







クリフはチャコを見た。
 ▼ 159 1◆v1GnTfaqxg 16/11/10 00:07:19 ID:NMArlRmU [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
遥か昔……


幼少期クリフ「チャコ!今日はどこ行こうか?」


チャコ「ピカ!ピッカ!」


幼少期クリフ「やっぱりなに言ってるかわからないな……そうだ!」


クリフはチャコを抱き上げた。


幼少期クリフ「俺、大人になったらすっごい研究者になってチャコとお話ができるようになれる薬を作ってやる!!」


チャコ「ピッカー!!」
 ▼ 160 1◆v1GnTfaqxg 16/11/10 00:09:21 ID:NMArlRmU [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
チャコはクリフの顔を見た。


チャコ「どうかしましたか?マスター」

クリフ「いや、なんでもないよ」

クリフはチャコを抱き上げると研究所へと歩き出した。





もう俺の夢は叶ったから……



end
 ▼ 161 1◆v1GnTfaqxg 16/11/10 00:17:38 ID:NMArlRmU [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
遅くなりましたが3はこれでおしまいです。

明らかにシリアスを無理に書いてるのがにじみ出てますね…シリアスは苦手です

それはさておき、もし外伝1を読んでこれも読んだよという方がいらっしゃったら少し繋がりが見えてきたと思います……多分

明日からこの話から派生する番外編でも書こうと思ってます。主人公はこの話に出てきた山崎って奴です。話の雰囲気はシリアスではなくこれまでのゆるーい雰囲気で書いてく予定なのでよろしかったら…

読んでくださった方ありがとうございました。

では
 ▼ 162 ロエッタ@げんきのかけら 16/11/10 08:30:49 ID:wot5cm.I NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 163 もリー◆woBJ.2LDUY 16/11/10 08:47:59 ID:uuSl3e2w NGネーム登録 NGID登録 m 報告
お疲れさまでした
 ▼ 164 1◆v1GnTfaqxg 16/11/10 09:53:54 ID:NMArlRmU [6/6] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=437371

こちらに続き?を書いています。

タイムスリップした山崎と外伝2にでてきたあるポケモンの出会いの物語になっています。

番外編なのでこの話より短い物になる予定です。よろしかったら覗いてみて下さい。
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