【SS】アニポケスタッフ本気の出しどころ間違えてるw【百合初心者】:ポケモンBBS(掲示板) 【SS】アニポケスタッフ本気の出しどころ間違えてるw【百合初心者】:ポケモンBBS

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ポケモン

【SS】アニポケスタッフ本気の出しどころ間違えてるw【百合初心者】

 ▼ 1 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/11/26 18:09:46 ID:Li9ra9.Q NGネーム登録 NGID登録 報告
俺「作画ぱねぇww俺の嫁の横顔美しいわw」

俺は、パソコンで向こうにいるポケモナー仲間とボイスチャットをしていた。ちなみに俺の嫁はサーナイトたん。実際買っている。もちろん♀。

仲間「お前、サーナイトと暮らしてるもんな羨ましいわ。まぁ、俺のエルフーンがいちばん可愛いけどw」

俺「みんな違ってみんな良いんだぜ」

こうして、ポケモナー仲間とボイスチャットするのが楽しみだ。それが終われば、サーナイトたんとまったり過ごしサーナイトたんもいつも一緒にいてくれた。マスター大好き、といつも言ってくれるサーナイトたん。

しかし、様子がおかしい・・・!

こないだまではマスターと一緒がいいと言っていたのに、最近はちょくちょく出かけるようになった。もちろん、飼われていると分かるように胸元に赤いリボンを結んでいるからそこは問題ないのだが、誰と会いに何をしているのかと聞いても

「友達のところに行っています」の一点張り。

いつも会うお姉さんの飼っているミミロップとエーフィのことを指しているが最近は会っていないのこと。

怪しい……何か俺に言えないことが……?
ふふ、面白い、必ず謎を解き明かす!


じっちゃんの名に「これ以上は言っちゃダメです!」


すぐさま、サーナイトたんのツッコミが入る。さすが、ラルトスから育てていただけはある。
俺の教育は成功したようだ。
 ▼ 6 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/11/28 17:55:21 ID:8uwaE9xk [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
____⇨謎の男たち、俺

◆⇨サーナイト

★⇨アブソル


とりあえず視点変更はこんな感じです。
 ▼ 7 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/11/28 17:55:59 ID:8uwaE9xk [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
文字化けしたorz

→のつもりです
 ▼ 8 ラックアウト◆z92YeNxb3k 16/11/28 17:57:40 ID:PZX8JwR2 NGネーム登録 NGID登録 報告
夕焼けのナイトと同じ香りがするな
 ▼ 9 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/11/28 18:58:09 ID:8uwaE9xk [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
____

とうとう、『期限』が3日後に迫ってきた。最初に述べたようにラルトスから育てたのは事実だ。
しかし、ずっと俺の元に居られるわけじゃない。期限が来たら引き渡さなければならないからだ。
−ーーそう、カルマ団に−−ー

あいつらはポケモンを無慈悲に奪い去り、改造手術を行い生物兵器を作り世界征服を目論む悪の組織だ。
逆らうものは殺され、手持ちを奪われた。
俺は殺された恋人の手持ちで辛うじて生き残ったラルトスだけは生かしたいと必死だった。

しかし、神とは無情なものでカルマ団に見つかり、差し出さなければ殺すと脅された。

こんなに幼い可愛い子を差し出すことはできなかった。
すると、カルマ団から猶予が与えられた


『サーナイトになるまで待ってやる』

こうして、俺はサーナイトまで育てたのだ。育てている内に親のような情が湧いた。


もっとサーナイトに人生の楽しみを味わわせたかった


サーナイトが好きなポケモンを連れて来てくれることを楽しみにしていた。

好きなポケモンがいることも知っていた。
知っていたからこそこれからの絶望を考えたら空元気でもふざけて、明るく振舞うしかなかったのだ。

 ▼ 10 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/11/28 19:52:34 ID:8uwaE9xk [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
辛うじて生き残ったラルトスだけは生かしたいと必死だった。
→奪われなかったラルトスだけは守り抜きたいと必死だった。
 ▼ 11 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/11/29 21:48:01 ID:a8Ph80P2 NGネーム登録 NGID登録 報告
____
小さくて人見知りだったラルトス。
やっと顔を見せてくれた嬉しさに抱きしめて頬ずりした日
外へ連れて行って、景色を見せた日々。

キルリアに成長した時、我が事のように喜んだ。
喧嘩もしたけれどすぐ仲直りした。
自分を好きと言ってくれたことが嬉しかった


サーナイトになった時、小さかった時より友達が沢山出来た
運命の出会いで恋愛感情を覚えた、好きなポケモンも。
いつも一緒に過ごしてきたサーナイト。

嗚呼、神は残酷だ。ずっと一緒に命尽きるまで共に人生を歩みたいという細やかな望みはカルマ団によって無残に打ち砕けた。



こんなに早く終わりが来るなんて。
誰か嘘だと言ってくれ。これは夢だと。



彼女が影から心配そうに見つめていたことに気がつかず、現実から逃れるような弱い自らを嘲り、夜を泣き明かしたーーー
 ▼ 12 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/01 19:06:48 ID:woOPqZOk NGネーム登録 NGID登録 報告
---3日後---
とうとう、『期限』の日が来た。約束通り渡さなければならない。

サーナイトはいつもより、早く起床していた。いつもは俺が起こしに行くのに。

サーナイト「おはようございます、俺さん」

いつもとは違う、俺の名で読んでいる。いつもより、表情が固い。不穏な何かを察しているようだ。
きっと、昨日のことを見られたに違いない。

「サーナイト、・・・お前と過ごせて楽しかった。ごめんな、ずっと一緒にいたかった」

サーナイト「私、俺さんと別れなければならないんですね、昨日葛藤しているのがたまたま見えてしまいましたから」


・・・やっぱりか、当たって欲しくなかったな。
ただ単に別れるどころか彼女に蔑まれても、恨まれても文句を言えないような仕打ちをこれから行うのだから。
 ▼ 13 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/02 19:27:42 ID:8XdE92JM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
____
気乗りがしないながらも、約束された場所へ向かう。
そこにはカルマ団の下っ端らしい男女が2,3人いた。
開口一番、男はこういった。

カルマ団下っ端「さっさとしろ、こっちは待ってやったんだから」
我儘を聞いてやったのだからさっさと実験体を引き渡せ、と言う意図がセリフに見える。
ごめんな、とサーナイトを引き渡そうとした時にふと思い出してしまう。
今までの思い出を。彼女の幾多の表情を。
初めて、ミミロルとイ−ブイと友達になった時のこと。
進化してミミロップとエ−フィになったとしても、今なお、交流が続けられ二匹をきっかけに友好の輪が広まったこと−−−
思い出しては込み上げそうになるのを堪える。

本当にこれでいいのか?

本当に諦めるのか?

いや、策があるはずだ


こんな簡単に終わらせたくない
往生際が悪いと思われるかも知らない。けど、

「・・・無理だ!!お前らには渡せない!」



俺は、サーナイトと逃げることを選択した。
 ▼ 14 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/02 22:31:32 ID:8XdE92JM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
____

俺は、サーナイトを連れて無我夢中で走り逃げる。
後ろからしいカルマ団の罵声と自分たちを追う足音が聞こえる。
インドア派なせいか、体力に自信は無いもののどうにかあいつらを撒かなければならない。
はぁはぁ、と呼吸を荒げ彼女の手を力強く握り走り続ける。
やがて、見知らぬ森の中に入った。昼間だというのに何故か薄暗い。


此処まで来れば大丈夫だろう・・・


どこか身を隠す場所は無いだろうか、走り続けたせいでフラフラな足取りで歩を進めた。
 ▼ 15 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/03 22:17:54 ID:q6G4APFk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
____数分後、
俺とサーナイトは、少し歩いた所に小さな草原のような場所を見つけた。内側から草原、木々になっておりそこの中心には東屋があった。築数十年は経っていそうだが、東屋としての役目は果たしてくれそうだ。
俺とサーナイトは東屋を囲む植え込みの一部に空いた人1人通れるくらいの隙間を通り、ベンチらしき椅子に座る。

俺「なんとか落ち着いたな」

サーナイト「そうですね、それにしてもあの方たちはなんだったのでしょうか?」

彼女が俺に、カルマ団について問うた瞬間ーーー





ざわざわと森がざわめいて、黒い影が2人の目の前に現れた。
 ▼ 16 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/03 22:22:05 ID:q6G4APFk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
こんな感じのを想像してくれると嬉しいです
 ▼ 17 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/04 22:51:55 ID:uW5NmJ.Y NGネーム登録 NGID登録 報告
____★◆

果たして、そこにいたのは一匹のドンカラスだった。

「お前は・・・。」

ドンカラス「私はドンカラス。あの子と同じここに住んでるの」

サーナイト「あの子・・・?」

ドンカラス「アブソルちゃんのことよ、あの子、あなたにご執心だから」

「でも、残念ね。カルマ団に目をつけられて。」

ドンカラスは続けた。サーナイトがカルマ団に聞こうとした時、ドンカラスはこれだけ告げた。

「・・・今生の別れを覚悟しなきゃいけないわ」

意味深な言葉を告げると、そのまま飛び去った。
 ▼ 18 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/06 18:24:20 ID:yloITEPw NGネーム登録 NGID登録 報告
____

なんだったんだ、と飛び去ったドンカラスの意味深な発言に疑問を抱く。
続けざまに、ガサガサと草の揺れる音がすればポケモンが現れた。
鎌のような角が特徴的なポケモンの名はアブソルだ。

アブソル♀「大変みたいだね、ドンカラスから聞いたけど・・・そこにいるのはサーナイトの主?」

アブソルは俺を見て、サーナイトの主人なのか問うた。

俺「元は俺の恋人がラルトスとして飼ってた。・・・カルマ団に殺されて唯一奪われなかったラルトスを俺が育てたのが今のサーナイトなんだ」

俺は正直に答えた。アブソルは大変だったね、と慰めの言葉をかけてくれた。
サーナイトの目が一瞬輝いた。恐らくこのポケモンが好きなポケモンなのだろう。


・・・待て。この子性別はどっちなんだ?
♂・・・?もし♂なら何かモヤモヤするな・・・1人娘を嫁に・・・
心の中で今の緊迫感溢るる状況とは関係のない、疑問が湧く。すると、心を読まれたのかサーナイトからツッコミが入る

サーナイト「アブソルさんは♀です」







・・・まじか。
 ▼ 19 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/07 00:26:29 ID:nBpYJj7g [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
__
百合来たーー!!
・・・いけない、今はシリアスなのにふざけている場合じゃない。
それにしても、サーナイトの好きなポケモンが同じ♀とは・・
愛に性別は関係ないんだという例を示してくれている。

アブソル♀「あの、本題入っていい?」

俺の不審な様子を感じ取ったか怪訝な形相で話しかけてくる。
慌てて、真面目な表情を繕い許可を出した。
 ▼ 20 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/07 15:09:59 ID:nBpYJj7g [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告

この人がサーナイトの主か。
今まで出会ってきた人間の中では悪くなさそうだ。滅多に出会えないかもしれないというのが第一印象だ。

「カルマ団って知ってる?」
僕は唐突に切り出した。サーナイトは詳しくは知らないのかもしれないが先ほどのことから悪い人たちだと察したのだろう。翳りが見える。

サーナイトにカルマ団についてを問われる。僕は正直にドンカラスから言われたことを答えた。カルマ団についてのことを全て。


「カルマ団は・・・ポケモンを奪い改造手術を行い生物兵器に作り変える悪の軍団。奴らはそれを紛争地域に売り、金儲けをするんだよ」

僕は、ドンカラスに告げられた事実で一番否定したかった事実を彼女に告げた












「・・・君はその対象なんだよ」
 ▼ 21 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/08 18:42:04 ID:swXrUvlI NGネーム登録 NGID登録 報告


突然に告げられた事実に、一瞬頭が真っ白になった。
信じられない。
それ以前にも衝撃的な事実。私には元の主さんがいて、その人はカルマ団と呼ばれる人たちに殺されてしまったと。今の主さんである俺さんが元の主さんの恋人で運良く殺されなかったわたしを育ててくれたのだという真実を。
嘘だ、と否定したかった。彼女の苦悩に歪む表情が真実であると理解するのに時間はかからなかった。
実験体?嗚呼、私は悪い人たちに利用されるためだけに育てられていたのですか…?
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ。
そんなわけない、いや、もう諦めよう。違う。どうにもならない。否定と諦念が渦巻く。
となると、聞くべきことが一つ。

「じゃあ・・・俺さんは分かっててわたしを・・・?私を売るために育てていたんですか?」

私は、俺さんに問うた。

俺「・・・・・・そうだ。幼いお前を殺せなかったから、成長したお前を引き渡すと約束させられた。だが、育てているうちに親のような感情が湧いたんだ。お前を大事な大事な1人娘だと思うようになった。無謀だと分かっている。騙したくせに虫のいいことを言うなと言われてもいい。けど、最期まで守り抜きたい。お前とお前の好きな人を。」










俺さんは私をじっと見て、真摯な顔つきで私に告げた。
 ▼ 22 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/09 17:57:49 ID:2Gjv0hxw NGネーム登録 NGID登録 報告
____
その時、


ガサ。


茂みが揺れる音がした。続けざまに、カルマ団らしい団員の声が聞こえる。

俺「嗅ぎつけられたか!行くぞ2人とも!!」


「待てー!!、」「大人しく捕まれ、クソが!!」

サーナイトとアブソルを連れ、そこから逃げた。
ポケモンの唸り声とカルマ団員の罵声が聞こえる。ポケモンの唸り声はハッサムかマニュ−ラだろう。
とにかく、早く逃げなければ。このままだと殺される。
“生きて守り抜く”それだけの思いで外を目指して走る。
途中木の根に足を引っ掛け転ぶもののグっ、と起き上がり走り続ける。
精神が肉体を凌駕しているようだ。とりつかれたように走る。






 ▼ 23 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/11 18:01:26 ID:LoK8P9.Y [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
____

マニュ−ラ「メタルクロ−!!」

男の頸目掛け、鋼の如く硬く鋭い爪で斬りかかろうとした時、

「そうはさせないよ、かまいたち」

アブソルの攻撃により、マニュ−ラは木に叩きつけられた。
俺は危うく死ぬところをすんでのところで助けられたのだ。助けてくれたアブソルに礼を言う。
再度、攻撃を受ける危険を案じてか、サ−ナイトが変化技を繰り出す。

サーナイト♀「光の壁」

すると、薄暗い森の中にも関わらず薄く光る壁がまるでバリアのように3人を包む。

サ−ナイト「これでいかなる攻撃も跳ね返せます、行きましょう!」

いつもより彼女が強く見える。俺は二匹に感謝しつつ、外を目指しひたすら走る。

花を、草を、構わずに蹂躙し踏みにじりながら。
 ▼ 24 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/11 18:58:14 ID:LoK8P9.Y [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
____

ハッサムやマニュ−ラの攻撃を跳ね返してくれる強靭な光の壁だが、限度というものがある。
それを分かっているのか時折壁の中から飛び出してアブソルが攻撃を打ち消してくれている。

急がねば。その思いだけで走る。
15分後、視界からは徐々に木々が姿を消していったかと思うとやがて森の前方に開けた部分を視認した。


(やった・・・!このまま行けば奴らを撒ける!後はどこか遠くの町へ・・)


すぅ、と息を吸い込むと意を決したように全力で森の開けている部分へと駆ける。
 ▼ 25 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/12 22:49:30 ID:qz2ZlO1c NGネーム登録 NGID登録 報告
____
やっと・・・やっとあいつらを撒けた…!
俺は勝利を確信した。・・・絶望の建築物を見るまでは。
・・・・そう、その建築物の名は


『カルマ研究所」


そんな・・・そんな・・・
こんなところにあいつらの拠点が・・・


コンクリートで出来た無機質な建物、全体的に物々しい雰囲気を醸し出している。ここで生体実験が行われていたのだろう。
何体のポケモンがここに無理矢理に連れてこられ、命を落としたのだろう。
考えただけでも、悲憤の感情が沸き立つ。


街に逃げられると思ったのに、ある意味行き止まりのような結果になってしまった。
 ▼ 26 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/15 12:54:45 ID:yS/mkLDo NGネーム登録 NGID登録 m 報告

ここが研究所か…
確かにドンカラスが言っていた通りの建物だ。物々しく禍々しい雰囲気を覚える。
殺されたポケモンの怨念が渦巻く様だ。それを過敏に感じ取ったのかサ−ナイトの顔色が悪い。
それと同時に今まで攻撃に耐えてきた光の壁がすぅ、と消えていった。

ありがとう、君のおかげで助かったよ

彼女が作ってくれた壁のおかげで、受けるダメ−ジを少なくできたことに感謝をする。
彼女は、嬉しそうに照れた笑みを浮かべた。
相変わらず君は可愛いね、僕は君のそんなところに惚れたのかも、と改めて再認識する。

・・・甘い雰囲気に浸りたいが今は緊急時。
ぐっ、と堪え僕は目の前に追いついてきたであろうカルマ団を睨み臨戦態勢に入った。
 ▼ 27 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/15 22:55:14 ID:YnM7Wvmg NGネーム登録 NGID登録 報告


走る緊張感。アブソルさんがギッ、とカルマ団の方々を睨みつけている。
恐らくは戦うつもりなのだろう。私との幸せのために。
私を愛してくれている俺さんのために。


・・・ならば、私も戦いましょう。
私を守ってくれた、俺さんとアブソルさんのために。

貴女と共に−−−−−
私は、彼女より先にカルマ団の下っ端の方々に手を翳すと球状のエネルギー砲をぶつけた。
 ▼ 28 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/16 21:05:22 ID:mVjFOBuU NGネーム登録 NGID登録 報告

ぐはっ

轟音と共に衝撃音が響き、下っ端に当たったのかうめき声をあげ、地面に叩きつけられる。
気合玉、の余波のせいか周りの人々もバタバタと倒れていく。

「くそっ」
幹部らしい人物が荒々しい罵声を吐き、拳銃とナイフを同時に放つもののアブソルのかまいたちで銃弾を真っ二つ、ナイフを弾き飛ばして心臓に突き立てた。
幹部は目を見開いたまま絶命した。下っ端たちはガクガクと膝が笑っている。無理もない。人智を超えた力が。
ポケモンたちが自分たちに向かって攻撃しているのだから。




サ−ナイトやアブソルがカルマ団と戦っている。
そんな中、喧騒から抜け出すよう彼は1人、研究室へと向かおうとしてきた
 ▼ 29 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/18 17:51:22 ID:SxDtr7Hs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
____

あの二匹がカルマ団と戦っているのに俺は何も出来ないのか。
情けなくなるようだ。だから、せめて。
ポケモンたちを解放しよう。二匹に丸投げするのは気分が悪いが何もしないよりはマシだと自分の行為を正当化した。
抜き足差し足で研究所に忍び込む。どこかにポケモンたちを収容する場所があるはずだ。

ここじゃない。ここでもない。


あたりを探し回るが、なかなか見当たらない。
どこなんだ・・・?一体どこに・・・?!


すると、頭の中に声が響いた。
 ▼ 30 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/18 20:21:43 ID:SxDtr7Hs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
____

(俺さん、聞こえますか・・・?)

頭の中に響く声はよく聞き慣れた声だった。

「(サ−ナイト、お前直接脳内に・・・?!)」

(今、どこにいますか?研究所の中ですよね?今、ざっと透視してみましたがポケモンを収容している場所は東棟です!)

東棟。テレパシ−によって伝えられた情報を元にそこへと向かう。あとで礼を言わなくては。
俺たちは必ず生き抜くと決めたのだから。
東棟へ向かう途中、施設に残る下っ端2,3人と出会った。
マズイ。俺は今、丸腰だ。それに対して相手はポケモンを持っている。

くそ、ここまでか。諦めかけたその瞬間______

 ▼ 31 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/19 17:10:14 ID:jrZvoXK6 NGネーム登録 NGID登録 報告
________

「僕に任せて」

白い影が俺の目の前に降り立った。よく、聞き慣れた声。
そう、先ほどまで戦っていたはずのアブソルだった。激闘の末か白い毛並みは薄汚れ、少しだけ疲労しているように思えた。

「大丈夫なのか?あんなに大勢の奴と戦ってきたばかりなんだろう?」

「手持ちも何もなしに挑む無謀な主を放っておけないから助けてやれってさ。全く君は本当に馬鹿だね」

痛いところを突かれる。確かにポケモンの手持ちもなしにこいつらに挑むのは無謀だ。
カルマ団からの逃亡、もかなり無謀だがポケモンの手持ちも無しにカルマ団に挑むのは無謀を通り越し死の危険がある。

悪いな、と俺は苦笑を浮かべ謝罪する。

「僕はサ−ナイトの言葉でここに来た。無謀で愚かな君のためじゃない。」

ほら、さっさと行きな、と俺はアブソルに促された。
 ▼ 32 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/20 18:25:00 ID:Col2A7qk NGネーム登録 NGID登録 報告


下っ端の女がモンスタ−ボ−ルを胸の前に構える。
そして、僕の目の前にそれを投げた。

ポン、と軽い音がした。現れたのはゴルバットだった。

(そこそこ早い奴だ・・・、けど僕のサイコカッタ−があれば・・・!')


ヒュン


僕の顔の横を風が走った。
今、何が起こった?!振り向いてみても姿を捉えることは出来ない。

_______速い!
あっちに行ったと思えば、今度は後ろに。後ろにいたと思えば上に。
改造の成果か、通常個体より遥かに速い。


これは強敵だ。


僕はゴルバットを睨みつけた。

 ▼ 33 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/21 20:51:28 ID:/lMM4Zj2 NGネーム登録 NGID登録 報告

ゴルバットはバサバサと翼を羽ばたかせている。
突然に空気の流れが変わる。

ーーっ!

風の刃が僕を切りつける。危ない。一歩遅れていたら危うく死んでしまうところだった。風の刃が掠ったのか白い毛がパラリと落ちる。

スゥ、と息を吸い込み角に力を溜めると、鎌の形の刃を放つ。
僕の十八番のかまいたち。しかし、それは当たることなく空気となって消えた。

その後もゴルバットの猛攻は続く。僕は何度も攻撃をするが当てることは出来ず避けることで精一杯だ。



だめだ・・・このままじゃ勝てない。
けれど、あまりに圧倒的な速さに攻撃も出来ず回避だけしか出来ない。

 ▼ 34 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/22 13:00:11 ID:6H53vxJE NGネーム登録 NGID登録 m 報告

どうすればいい・・・?
闇雲が得策とは思えない。けれど、闇雲でもなければ当たってくれそうにない。
落ち着け。必ず隙が出来るはずだ。戦闘に特化した種とは言えども元は普通のポケモン・・・


っ…!!


激痛が走る。一瞬の油断。風の刃が僕を切り裂いた。
エアスラッシュ?若しくはエアカッター?
そんなことはどうでもいい。あいつは指示なしに動いている。そして、僕は油断を突かれ怪我をした。
早くしなければ僕はここで負ける。




一刻の猶予も無くなってきた。決着をつけなければ。
そして・・・彼女と彼女の大切な人を守らなければ。
 ▼ 35 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/24 18:58:14 ID:vhqEeUSo NGネーム登録 NGID登録 報告

・・・一つだけ策がある。これは賭けだ。
スゥ、と息を吸い込み鎌状の角の部分に力を貯める。
頭を軽く一振りし、刃を飛ばす。己の思念を刃状にし、相手に飛ばす。サイコカッタ−だ。

女の嘲笑する声が聞こえる。ヤケになったのか、と思われているのかもしれない。
しかし、違う。思念の刃を飛ばしたのは一つだけではない。複数だ。それを互いにぶつけ弾けるように飛ばす。

たしかにアイツは早い。けれど、僅かながらに“隙”がある。
あいつはトドメを刺すためにもう一度、光速でこちらに来る。
その瞬間が来た時____


ザシュ____!!


刃が交差するようにゴルバットにクリティカルヒット。ゴルバットは翼をもがれたの如く地面に落ちた。戦う気力すら無いように思える。

女は瀕死になった、ゴルバットをボ−ルに戻すと恐怖のあまり慌てて逃げ出した。


やった・・・勝てた・・・







・・・・・・・僕の意識はそこで途切れた。
 ▼ 36 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/25 17:39:24 ID:ZiwOzm9A NGネーム登録 NGID登録 m 報告
___

???「こんなところでアブソルが倒れています!」

???「今すぐポケモンセンターに連れて行ってやれ」

???「わかりました!」

彼は、上司に値する人物に敬礼をすると、アブソルを抱きかかえポケモンセンターへと向かった
 ▼ 37 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/26 17:05:15 ID:mEQ.M0hg NGネーム登録 NGID登録 m 報告

私は俺さんが東棟に到達したと同時に、テレポートでそこへ移動した。
檻の中にはたくさんのポケモンたち。中には幼いイ−ブイまでいる。ひどい。人間は酷い。
私は怒りを覚えた。目の前に対峙する男に。
この人がすべてを取り仕切る頭の人。

俺「どうして・・・どうしてこんなことをする!?」

「ふふ、それはな、金儲けのためさ。そして、今回私は生きた兵だけではない。ゾンビ兵、通称“屍兵”を作り出したのだ!!」

男、もといカゲリはこう答えた。ポケモンであれば生死は問わないというのか。生きてても死んでいても地獄のような仕打ちが待っているのだと理解するのに時間はかからなかった。
ならば、せめて檻の中にいるポケモン達だけでも解放せねばならない。
あとは残念ながら、もう化け物になっているのだろうから。

カゲリ「それにしても残念だ、君のご主人様が君を連れ出して逃げるとはね。部下も何もやられてしまった以上残るは私だけのようだ」

俺「育てているうちに段々親のような情が湧いた。だから、あんたらに背いてでも守りたかった。」

俺さんは、カゲリの目を強い瞳で睨み上記のセリフを告げた。
 ▼ 38 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/26 19:11:48 ID:oMs6M1EM NGネーム登録 NGID登録 m 報告

カゲリ「どうやら、君とは分かり合えないようだ」

カゲリは一言俺さんに残念そうに言葉を発すると、モンスタ−ボ−ルを投げた。出てきたのはギャラドスだった。

凶悪な容貌。ドラゴンのような巨大な身体つき。本来なら青いはずの身体が赤い。
ロケット団と同じように無理矢理進化させ改造したのだろう。

カゲリ「さぁ、始めよう!君と我がギャラドスの戦いを!」

ギャラドスは、私を威嚇し臨戦態勢へと入る。
この勝負、負けるわけにはいかない。













私は、主人を守るサ−ナイトなのだから。
 ▼ 39 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/28 00:42:38 ID:wjazUmAs NGネーム登録 NGID登録 m 報告

戦闘の火蓋が切って落とされた。
ギャラドスがビシ、と鞭の形に実現した水の尾をぶつけるが、すんでのところですっ、と避ける。
はぁ、と気合の入れた咆哮と同時に魔術をかけた葉を相手に向かって飛ばす。
どこまでも追いかける葉だ。逃れられたものはいない。
・・・しかし、
ゴォォ、という轟音と共に葉が炭になって焼け落ちた。
火炎放射。覚えるはずのない技なのに。
やはり、相手も改造か。


痛っ・・・!


ギャラドスの大きな口から、黒い螺旋状の波動が吐き出され直撃する。悪の波動だ。迂闊だった。
通常攻撃より遥かに高威力になっている。
私の体力は一気に削がれた。テレポートで後ろに回り込みもう一度マジカルリ−フを当てる。


ザシュ


今度は当たった。バタバタ痛みにのたうちまわり
所構わず、毒を撒き散らす。私は渾身の力でリフレクターを張る。
攻撃を跳ね返してくれる効果は光の壁と同じだが特殊技のみ有効だ(物理技が無効ではないが、若干劣る)

ふらり。

リフレクターに囲まれた中、限界に達したのか心臓を押さえ座り込んだ。
 ▼ 40 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/30 12:52:58 ID:stWsV.us NGネーム登録 NGID登録 m 報告

リフレクターがバリアの役目を果たしてくれているが破壊されたら終わりだ。少ない体力では壁は張れなかった。


どうにか持ち堪えて欲しい…


私はその思いだけで必死だ。身体が鉛を飲み込んだように動かない。
今の私にはただひたすら祈ることしか出来ない。
しかし。リフレクターの弱点がバレたのか無情にもギャラドスのドラゴンテ−ル、アクアテ−ル、噛み砕く、物理技の猛攻が続きとうとう恐れていた事態が起こった。


リフレクターにヒビが入ったのだ。


ギャラドスはチャンスとばかりに、ヒビに向かい鋼のように硬化させた尻尾を振り下ろす。


パリ−ン!!!
最悪な事態はつづく。リフレクターが砕け散ってしまったのだ。
破片が辺りに散らばり、キラキラと輝くのと対照的に彼女は絶望に暗く染まる。


もうだめだ…


死を覚悟した瞬間、声が聞こえた。
 ▼ 41 コンキスタ◆saIAUcAnGc 16/12/31 17:31:34 ID:zj.XO0JM NGネーム登録 NGID登録 報告
???「ライボルト!雷!」


ドォン!!!

轟音が響き、ライボルトの稲妻がギャラドスの脳天を貫き全身を電撃が通る。
バタ、と倒れた。カゲリは分かりやすく狼狽えた。


ハンサム「国際警察ハンサムだ!カルマ団、両手を上げて膝をつけ!!」

国際警察のハンサムと部下数名だ。
カゲリはチィ、と舌打ちをして服従する。
突然の事態に混乱していたが、サ−ナイトが一番混乱していた。

「アブソルさんは?俺さんを助けたらこっちに来るって…」

どうしよう、まさか…まさか…
悲観的なサ−ナイトを安心させるべく部下は言った。

部下1「アブソルはポケモンセンターに連れて行ったよ大分重傷を負っていたからね」

良かった、と彼女は泣きそうな笑顔で呟くとボロボロの身体のまま意識を手放した。
 ▼ 42 コンキスタ◆saIAUcAnGc 17/01/01 21:36:44 ID:5UsznEow NGネーム登録 NGID登録 報告
____3日後____

サ−ナイト「・・・・ん・・・・」
ポケモンセンターの一室でサ−ナイトは目を覚ました。
俺と同じようにアブソルも心配そうに覗いていた。

アブソル「良かった!無事でいてくれて!!君3日も寝てたんだよ!」


アブソルが目を覚ましたサ−ナイトに上記を話しかけた。いつものク−ルな話し方とは違う。いつ目を覚ましてくれるだろうかという不安が解消されたが故の変化だろう。

サ−ナイト「ここは・・・ポケモンセンターですか?」
サ−ナイトはゆっくりと身体を起こして、国際警察のハンサムさんに質問を投げかけた。

ハンサム「ああ、そうだ。アブソルも君も満身創痍だったからここに運んだんだ」

サ−ナイト「アブソルさんが・・・?!」

ハンサムさんの話によると、駆けつけたときには既に意識を失っていたこと、恐らくは改造ポケモンとの戦闘が原因だろうと告げた。

アブソル「ゴルバットにだいぶ苦戦したからね。ここにいる人間のお陰でこの通り元気だよ。」

サ−ナイト「よかった・・・本当に無事で良かった!」

堰を切ったように紅い瞳から、大粒の真珠の如く清らな涙が溢れアブソルをぎゅっと抱きしめた。
 ▼ 43 コンキスタ◆saIAUcAnGc 17/01/02 18:21:24 ID:sQzExfpY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
____
その後ハンサムさんから聞かされた話によると、カルマ団は全員逮捕され、捕らえられていたポケモンたちは無事飼い主の元へ帰された。
失敗作として処分され屍兵として利用されるはずだったポケモンはポケモン霊園へと埋められた。


生物兵器に変えられたポケモンは・・・
寿命が極端に短くなっており、その後自我を失い化け物と化したポケモンが多数続出したため戻せないと判断し残念ながら安楽死させることとなった。
 ▼ 44 コンキスタ◆saIAUcAnGc 17/01/02 22:28:02 ID:sQzExfpY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
その後、彼は裁判にて支払われた賠償金を基に友人と共に里親会設立。
理由は定かではないが、彼曰く『これ以上ポケモンが傷つき非情な扱いを受けるのは許せない』らしい。
捨てポケモン、虐待されていたポケモンを保護し譲渡会を開き、サ−ナイトやアブソル、友人の手持ちのエ−フィ、ミミロップと共に精力的に活動をした。
やがて、彼は里親会の仲間である女性と結婚し3人の子宝に恵まれた。
子供達も成人して、結婚し孫が生まれた。

彼とその妻は年老いて体力の衰えを痛感したのかその後は孫へと活動権限を譲渡した。

そして、彼とその妻は子と孫、彼の飼っていたポケモンたちに看取られ息を引き取った。
_______享年75歳________


ポケモン霊園にはサ−ナイトとアブソルの墓が隣り合うように。
墓地には彼の墓が。
荒らされることなく未だに献花が絶えないという。
 ▼ 45 コンキスタ◆saIAUcAnGc 17/01/02 22:30:16 ID:sQzExfpY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
--------------

ぱたん。
『僕』はその本をそっと閉じて本の中の主人公をそっと呟いた。
「お祖父ちゃん…」

〜終〜
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