男「あれ、この『モーモーミルク』いつのだっけ……？」

男「……」ﾌﾘﾌﾘﾌﾘ


ﾌﾞﾁｭﾌﾞﾁｭﾌﾞﾁｭ


男「……完全に液体の音してねぇな」


男「結構いい値段したのに腐らせちゃった……」


男「……ま、いいや。さっさと捨てよう」


モーモーミルク「おい待てや」


男「っ？！」ﾋﾞｸｯ

ほう

梨子さん…

ミルクか‥‥‥‥

梨子ｪ･･･

ｼｬｧﾍﾞｯﾀｧｧｧｧｧｧｧ!!!

男「っ？！っ？！」ｷｮﾛｷｮﾛ


シーン……


男「き、気のせいか……」


男「さっさとこれ捨てて、リュック整理しなきゃ……」


モーモーミルク「ちょお、自分」


男「っ？！？！？！」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

梨子スレ

冷ビもそろそろ潮時か？

男「…………」ｼﾞｰ


モーモーミルク「ちょっ、そんな見んといてや……照れるやんか……///」


男「…………えっと、この木の実は要る。これも要る」


モーモーミルク「いや無視かいな！！！散々見つめといて無視かいな！！！」

男「……まじでお前が喋ってんの？」


モーモーミルク「せやで！ワイの名前は『モーモーミルク』！皆大好き『ミルタンク』から出てきたミルクの妖精や！！！『モーちゃん』と呼んでくれ！」


男「よしそうか。じゃあまたなモーちゃん」ｷｭﾎﾟ


モーモーミルク「待て待て待て待て！！！！ストップッッッ！！！ポケストップッッッ！！！！」


男「なんだよ。最後に言い残した事でも？」


モーモーミルク「最後もなにもあるかい！！！自己紹介して即抹殺て普通やらへんやろ！！！！あービックリしたー！！！！急過ぎてビックリしたー！！！！」


男(こいつうるせえな……)

モーモーミルク「で、自分。ワイに言うことあらへんか？」


男「え？」


モーモーミルク「ワイに、言うこと、あるやろ？」


男「……どうして喋ってるんですか？」


モーモーミルク「うんそこじゃない。その気持ちも分かるけど、そこじゃないな」


男「口はどこにあるんですか？」


モーモーミルク「ワイが喋る理由はどうでもいいやろ！！！！そんなもん大人の都合や大人の！！！！！！」


男「へぇ」

なんか夢をかなえるゾウ思い出した

これ思い出したわｗ

モーモーミルク「自分さ。ワイの事腐らせたやろ？それについて話したいねん」


男「あーそっちか。全然分かんなかった」


モーモーミルク「他に何があるっちゅうねん。自分一回スレタイから読み直した方がええんちゃう？」


男「それがなんだよ」


モーモーミルク「自分さ、親に『食べ物を粗末にするな』って言われた事ない？」


男「お前飲み物やろ」ﾎｼﾞﾎｼﾞ


モーモーミルク「揚げ足を取るなや口調被せるなや鼻くそほじるなや」

モーモーミルク「ええか？まず」


男「わかんないです」


モーモーミルク「まだ何も言ってへん」


男「仕方ないでしょ。リュックの底の方に入ってたんだから」


モーモーミルク「いや、だからまだ何も」


男「だからって腐らせた物はもうこれ以上どうしようもないですよね。口に含んだ時点でアウトだし。もうゴミにするしかないですよね。なのでモーちゃんはゴミ箱行きって事で」ｺﾞｿｺﾞｿ


モーモーミルク「まだ何も言ってないって言うてるやろ！！！！！！！！ていうかどさくさに紛れて『ダストシュート』しようとするのやめて！！！！！」


男「ちっ」

>>13
ワイも

モーモーミルク「全く！！食べ物を粗末にするなって親に言われなかったんか！！」


男「でも流石に乳製品はアウトでしょ」


モーモーミルク「何言うてんねん！！チーズだってカビ生えさせてるやないかい！！！ワイもチーズと同じや！！食える！！きっと食える！！！」


男「喋る乳製品が俺を殺そうとしてる」