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SS

【SS】サトシ「こいつは一体何者なんだ!?」【グロ注意】

 ▼ 1 ◆/qIi/n6GLc 16/12/28 20:53:50 ID:SU9M/Acg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ここはどこだ?」

??「…シ、サトシ!」

サトシ「この声…カプ・プリエ!どうしたんだ!」

カプ・プリエ「来ル…怪物ガ来ル!」

サトシ「怪物って何なんだよ!?」

カプ・プリエ「逃ゲテ…逃ゲテ!」

サトシ「はっ!またあの夢か…。」

サトシはポケモンスクールの自分の教室の机で目覚めた。
ブラッド公の希望で作られたアローラの守り神を基に作られたロボット、「カプ・プリエ」の暴走により地球全生命体が滅亡しかけた「カプ・プリエ事変」から早くも2週間が経過しようとしていた。
サトシは最近、カプ・プリエが自身に警告を促す夢を何度も見ていた。

ピカチュウ「ピカチュー?」

サトシ「ここポケモンスクールか。今何時だ?」

時計を見ると針は7時を指していた。当たりは真っ暗。

サトシ「やばい、寝過ごした!早く帰らないと!」
 ▼ 64 ◆/qIi/n6GLc 16/12/31 21:50:37 ID:LYx03gYQ [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「ジェイムズ!?」

カキ「まさか…これが狙いだったのか!?」

ジェイムズ「とんでもございません!私は本当にシャンデリアをこのお方に渡そうとしたのです!」

リーリエ「えぇ、このシャンデリアは上にいってパーツを外して降ろすものです!まさか落ちるなんて…不備があったのかしら?」

ジェイムズ「いえ…昨日整備チェックをしたばかりです!」

スイレン「ま、まさか…。」

「…。」ズリズリ

サトシ「こ、この音は!」

スイレン「階段からから聞こえるよ!」

ジェイムズが階段に懐中電灯を当てると。鉈人間が降りてくるではないか。
 ▼ 65 ◆/qIi/n6GLc 16/12/31 22:00:36 ID:LYx03gYQ [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオ「や、やだ…!」

ジェイムズ「あの方が鉈人間とやらでございますか…!」

サトシ「くそ…またあいつか!」

フィール「…。」

ピカチュウ「ピカピー!」

シャンデリアの落下した音を聞きつけたのか、ピカチュウ達もやってきた。

サトシ「ピカチュウ!みんな!」

ピカチュウ「ピカピカー!」

カプ・コケコ「カプーコッコッ!」

フィール「ポケモンの攻撃は効かないのだろう?君達は下がっているべきではないのか?」

カプ・コケコ「オ前達ガ逃ゲル時間稼ギニハナルハズダ!」

サトシ「カプ・コケコは『俺達が逃げる為の時間稼ぎにはなる』って…!」
 ▼ 66 ◆/qIi/n6GLc 16/12/31 22:21:33 ID:LYx03gYQ [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「俺達って…。」

リーリエ「私達を逃がすためって…そんなことをしたらポケモン達は!?」

ピカチュウ「ピーカチュー!」バリバリ

アマカジ「カジー!」シュパッ

アシマリ「マリー!」ボボボッ

バクガメス「ガメース!」ボワッ

トゲデマル「マールー!」バリバリ

カプ・コケコ「コケコーッ!」バリバリ

ピカチュウ達は鉈人間に一斉攻撃を仕掛けた。
鉈人間はピカチュウ達の攻撃を受ける。いくつかはかわしたが、アマカジの攻撃が肩をかすめた。

鉈人間「ウウウ…。」ズリズリ

鉈人間はうめき声をあげながらそのまま去って行ってしまった。
 ▼ 67 ララッパ@おおきなマラサダ 16/12/31 22:38:24 ID:fFw6QVFI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 68 ◆/qIi/n6GLc 16/12/31 23:25:54 ID:LYx03gYQ [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「鉈人間…去っていったぞ。」

フィール「しかもダメージを受けたみたいだったな。」

サトシ「俺が最初に会った時はモクロー・ニャビー・ピカチュウの攻撃で動じなかったのに…。」

マオ「と、とにかく強盗以外は全員無事だっただけよしとしましょう…!」

リーリエ「え、えぇ…。」

ジェイムズ「とにかく、皆様はリーリエお嬢様の部屋にお戻りください!警察への通報はこちらで…!」

リーリエ「分かったわ。」

スイレン「そういえば…マーマネは?」

サトシ「そういえばさっきから見てないな。」

マーマネ「ここだよ。」

マーマネは階段の影に残っていた。
 ▼ 69 ガディアンシー@つめたいいわ 17/01/01 00:40:50 ID:rCbLjX5A [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「ずっと隠れてたんですか?」

マーマネ「それもそうだけど、これ…。」

マーマネは1枚の写真を見せた。それはくっきりと写った鉈人間の写真だった。

カキ「それなりにくっきり写ってるな。」

マオ「この写真なら犯人特定につながるかも!」

ジェイムズ「こちらの写真は警察の方に通報した際に渡しておきます。そして、先ほどリーリエお嬢様が会いたいとおっしゃっていたバルドさんという人に面会可能か問い合わせてみましょう。」

リーリエ「お願いね!」

サトシ「でも、今日はもう遅いから寝室行こう。」

スイレン「…また鉈人間戻らないよね?」

サトシ達は寝室へと向かった。しかし、フィールとカプ・コケコはすぐには寝室にはいかなかった。
 ▼ 70 ◆/qIi/n6GLc 17/01/01 00:41:26 ID:rCbLjX5A [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>69
コテ忘れてた…すみません。
 ▼ 71 1◆/qIi/n6GLc 17/01/01 21:11:27 ID:rCbLjX5A [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「何故だ…何故攻撃が効いたんだ?」

カプ・コケコ「コケ?」

フィール「あぁ、サトシが初めて遭った夜のポケモンスクールの鉈人間はポケモンの攻撃は効かなかったと言っていただろう。だがこの屋敷で現れた鉈人間は明らかにポケモン達の攻撃が効いていたようだった。」

カプ・コケコ「コケー。」

フィール「ポケモンの攻撃が効く個体と効かない個体がいるというのか…。」

「うわああああああっ!」

フィール&カプ・コケコ「っ!?」

突如庭の方から悲鳴が聞こえた。フィールとカプ・コケコは庭に向かった。
辿り着いた先で見たのは左胸を刃物で貫かれた傷のある警備員の死体だった。

フィール「…死んでいる。」

カプ・コケコ(マダ近クニイルヨウダナ…。)

警備員「ああっ!大丈夫か!?」

警備員が別の警備員に近づいて息を確認していたその時!
 ▼ 72 1◆/qIi/n6GLc 17/01/01 21:22:28 ID:rCbLjX5A [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
警備員「ぬぐおっ!?」ザシュッ

警備員の腹部を刃物が貫いた。警備員が倒れた後ろにはまたしても鉈人間が。

フィール「また出たか…これで犠牲者は7人目だな。」

カプ・コケコ(ナントイウザル守リ…コノ島ヲ守ッテイルノハ人間デハナク俺ダカラナ、ココノ人間ハ、コウイウコトニハ慣レテナイノダロウ。)

フィール「カプ・コケコ、一度あいつを攻撃してみてくれないか?」

カプ・コケコ「コケッ!コーケコーッ!」バリバリ

カプ・コケコは鉈人間に放電してみた。ところが、この鉈人間は怯む様子は見せずにこちらに向かってくる。

カプ・コケコ(効イテナイ…!)

フィール「やはりそうか…ポケモンの攻撃が効く個体と効かない個体がいる!こいつが夜のポケモンスクールと帰路と図書室でサトシ襲った鉈人間だ!カプ・コケコ!下がっているんだ!」

カプ・コケコ「コケッ!?」

フィールはカプ・コケコの前に立つ。鉈人間は構わず向かってきた。
 ▼ 73 1◆/qIi/n6GLc 17/01/01 21:59:01 ID:rCbLjX5A [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「来い…相手してやる。」

カプ・コケコ(コノ人間何ヲ言ッテイルンダ!?武器モ持タズニ…!)

鉈人間はフィールに近づくと鉈を振り下ろした。しかし、フィールはそれを紙一重でかわした。
鉈人間は何度もフィールに鉈を振り下ろすがフィールはことごとく紙一重でかわしていく。

カプ・コケコ(完全ニ動キヲ見切ッテイル…)

フィール「どうした、殺したいんだろう?私を。」

鉈人間が横に鉈を振った時フィールはジャンプしてかわしたかと思うと思いっきり鉈人間を蹴り飛ばした。鉈人間はそれなりの遠くに吹っ飛んだ。

鉈人間「ヌオッ!?」ズザザザ

フィール「もう終わりか?鉈を持った狂人さん。」

鉈人間「…。」シュッ

鉈人間は突如姿を消した。どうやらテレポートで立ち去ったようだ。

カプ・コケコ(ナンテ人間ダ…!武器ヲ持タズ体術ノミデ怪物ヲ撃退スルトハ…!)

サトシ「フィールさん!カプ・コケコー!」

フィール「あぁ…サトシ達か。」
 ▼ 74 1◆/qIi/n6GLc 17/01/01 22:38:40 ID:rCbLjX5A [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「悲鳴が聞こえたので…!」

フィール「悲鳴が聞こえて行ってみたんだが新たに犠牲者が出てしまった。」

マーマネ「そんな…。」

フィール「さっきもまた鉈人間に遭遇したんだが、その鉈人間にはカプ・コケコの攻撃が通じなかった。鉈人間はポケモンの攻撃が効く個体と効かない個体がいる。」

マオ「なんですって!?」

フィール「さっき私とカプ・コケコが会った個体はサトシをポケモンスクールで襲った奴と同じだろう。」

カキ「じゃあ、シャンデリアを落としたのは…。」

フィール「祭りで司会者や参加者を襲った個体と考えていいだろう。」

スイレン「どんどん犠牲者が出てる…早く鉈人間を倒す方法を見つけないと!」

リーリエ「そうですね…!先ほどジェイムズからバルドさんと話をすることの許可を頂けましたから、そこへ行って少しでも多くの情報を集めましょう!」

サトシ「そうだな…!」
 ▼ 75 1◆/qIi/n6GLc 17/01/02 22:09:54 ID:Kys/0iYE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日。サトシ一行は小説の作者であるバルドという人がいるという古い屋敷に向かった。

マオ「大きなお屋敷…。」

マーマネ「リーリエの住んでいるお屋敷よりも古い感じがする…。」

リーリエ「バルドさんは、どんな人なんでしょうか…。」

屋敷のドアをノックするサトシ。ドアを開けたのは60代くらいの男性だった。

「あなた方が私に会いたいと言っていた方々ですね?」

サトシ「あ、はい…。」

バルド「私がバルドです。わざわざ遠い所からよくぞいらっしゃいました。どうぞお入りください。」

屋敷の中は、リーリエの屋敷とはまた違った雰囲気だった。そして大きなソファーに座らされるサトシ達。

バルド「さて、私に会いに来たのは…鉈人間の件ですね。鉈を振り回して人間を多く切り殺したという狂人…。」

フィール「あぁ、あなたの書いた小説に出てくる不死身の殺人鬼と特徴が酷似していたから何が関係があるのではと。」

バルド「…今まで誰も信じてくれませんでしたが、これは現実に起こったことを書いたものなのです。」

スイレン「現実に!?」


 ▼ 76 1◆/qIi/n6GLc 17/01/02 23:08:46 ID:Kys/0iYE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「…ということは地獄の扉も?」

バルド「はい、どこかにあるといいます。」

カキ「鉈人間は話を聞いただけでは信じがたい話だ…俺も祭りで遭遇するまではサトシが悪夢を見ていたんだと思っていた。」

バルド「私は何者かが不死身の殺人鬼を何らかの方法で地獄の扉を開けて復活させたのだと思っております。」

マーマネ「地獄の扉を再び開いた…。」

マオ「小説では『地獄への道を示せ!ヘルズドアージャッジメント!』とか言ってたよね。」

サトシ「じゃあ、仮に封じてもまた誰かに復活させられる可能性があるんじゃあ…。」

フィール「地獄の扉とやらで鉈人間を再び追放したのちにその扉が二度と開かなくなる方法はないのか…。」

バルド「書斎にその小説の元となった書物があったはず…。」

椅子から立ち、書斎へ向かったバルド。程なくしてバルドの悲鳴が上がった!

バルド「うわあああああ!」

サトシ「バルドさん!?」

サトシ達は書斎のドアを開けた。そこにはバルドの姿はなく、床に血痕が残されていた。
 ▼ 77 1◆/qIi/n6GLc 17/01/03 23:59:18 ID:2cR7cRwU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「いない…!まさか鉈人間に!?」

マーマネ「でも死体がないよ!」

ズルズル・・・

またあの音が聞こえてきた。鉈人間は近くにいる。

スイレン「この音…。」

フィール「私達が入ったドアの方から聞こえてくる…私が囮になる。君達はあっちのドアへ奥へ行ってバルドさんを探しに行くんだ!」

リーリエ「フィールさん!」

マオ「そんなの危険すぎます!」

フィール「私は大丈夫だ…あの人が死んだら恐らく鉈人間を滅ぼす方法は永遠に分からなくなってしまう!行け!行くんだ!」

サトシ「…分かりました。絶対に死なないでくださいね!?」

フィール「あぁ…約束だ!」

サトシ「みんな、行こう!」

サトシ達は意を決して扉の先へと向かった。
 ▼ 78 1◆/qIi/n6GLc 17/01/05 22:30:54 ID:pFIwsKqI [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ達がその場を後にして間もなく鉈人間が部屋に入ってきた。

フィール「また会ったな、狂人さん。」

鉈人間「…。」ズリズリ

鉈人間はまたフィールに鉈を振り下ろしてきた。しかしリーリエの屋敷の時と同じく、紙一重でかわすフィール。
何度もフィールを狙って鉈を振り下ろす鉈人間。学習能力は低いようだ。
フィールはついに鉈人間の振り下ろした鉈を受け止めた。

フィール「…どんな気分だい?殺すはずの人間にここまで弄ばれるのは。」

鉈人間「…っ!」シュッ

またしても鉈人間はテレポートで姿を消した。

フィール「消えたか…ん?」

フィールはとある本棚に不自然な本のでっぱりを見つけた。気になって出っ張った本を抜いてみると、中には録音機があった。

フィール「録音機…?」

フィールが録音機の再生ボタンを押してみると、聞き覚えのある悲鳴が聞こえた。

録音機の音声『うわああああ!』

フィール「これは…私達が聞いたバルドさんの悲鳴と同じ…。」

 ▼ 79 1◆/qIi/n6GLc 17/01/05 22:39:50 ID:pFIwsKqI [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィールは録音機を調べてみた。どうやらこの録音機は指定した時間に音を鳴らすことができるようだ。

フィール「なるほど、これで狙った時間に音を鳴らせるのか。」

さらにこの録音機の裏には鍵がついていた。

フィール「なんて不用心な人だ…。」

フィールは部屋の隅々を探ってみた。そして机の引き出しに鍵穴を発見。その鍵穴にバッチリはまり、解錠して引き出しを開くと、中には一冊のノートがあった。バルドのノートだろうか。

フィール「鍵のかかる場所にしまってあるということは…。」

フィールは日記を読みあさった。

フィール「…そういうことか。」

フィールはどうやらこの事件の真相を大方掴んだようだった。日記を読んだのち、床下を調べるフィール。案の定、妙なでっぱりがあった。
そのでっぱりを引いてみるとそこには隠し扉が!

フィール「…なるほど。」

 ▼ 80 1◆/qIi/n6GLc 17/01/05 22:46:50 ID:pFIwsKqI [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方のサトシ達は、ドアの先の廊下をひたすら突き進んでいた。

サトシ「ハァハァ…フィールさん大丈夫かな…。」

スイレン「…信じるしかないよ。」

カキ「とにかく今はバルドさんを探さないと!」

「動くな!」

サトシ達は突如現れた大きなローブで姿を隠し、銃を持った5人の人間に取り囲まれた。

リーリエ「なんなの!?

ローブの男1「こんなところに子供が迷い込むとはな…。」

ローブの男2「しかも6人…これはまたとないチャンスだ!」

ローブの男3「とりあえず子供達のポケモンを取り上げるんだ!殺されたくなかったらまずそのポケモンを全部こちらに渡してもらおうか!」

ピカチュウ「ピカ!?」

カプ・コケコ「コケッ!?」

ローブの男4「おっと!こいつがどうなってもいいのかな?」

ローブの男は素早くサトシに銃を突きつけた。ピカチュウとカプ・コケコは仕方なくローブの男の元へ行き、他のローブの男達はサトシ達のポケモンを全て回収した。
 ▼ 81 1◆/qIi/n6GLc 17/01/05 23:00:03 ID:pFIwsKqI [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローブの男達はサトシ達の腕をロープで拘束して連れて行った。そのまま連れてこられたのは怪しげな絵と巨大な扉のある地下だった。

マーマネ「凄い絵…。」

マオ「これってまさか…地獄の扉!?」

ローブの男1「おぉ正解!あんたカンがいいね。」

ローブの男2「ほら!連れてきましたよ、ドン様!お求めの子供達を!」

呼び声と共に現れたのは鉈人間だった。

リーリエ「鉈人間…!」

サトシ「俺達をどうするつもりだ!」

ローブの男1「あんた達には生贄になってもらうのさ!地獄の扉を消滅させるためにな!」

カプ・コケコ(地獄ノ扉ノ消滅…?)

ローブの男2「地獄の扉は後6人の人間を吸い込むと扉が自然消滅して二度と開かれることは無くなる。君達が地獄の扉に吸い込まれれば扉は消えてドン様、君達の言う鉈人間の唯一の弱点は無くなる!」

ローブの男3「これで好き放題暴れられるってわけだ!」
 ▼ 82 1◆/qIi/n6GLc 17/01/05 23:08:37 ID:pFIwsKqI [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
するとカプ・コケコが放電したかと思うと尖った岩でロープを切り、ローブの男が持っていたモンスターボールのボタンを押してポケモン達を解き放った。
そしてサトシ達のロープも切り落とした。

スイレン「アシマリ!みんな!」

アシマリ「あしゃまー!」

カプ・コケコ「オ前達モ怪物ヲ含メテ6人。ナラオ前達ガ吸イ込マレレバ、コノ悪夢モ終ワラセラレルトイウ事ダナ!」

サトシ「そうか…『ピンチはチャンス』だな!」

カキ「だったら逆にあいつらを吸い込ませれば…!」

リーリエ(あ、あの!マオ達にお願いがあります…)ヒソヒソ

マオ(オッケー!)コソコソ

ローブの男2「お前ちゃんとカプ・コケコ拘束しとけよ!」

ローブの男4「それ以前になんで目的しゃべったんだった話だよ!」

マーマネ「よし!一斉攻撃だ!」
 ▼ 83 1◆/qIi/n6GLc 17/01/05 23:37:20 ID:pFIwsKqI [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウ達はローブの男達に向かって一斉攻撃を仕掛けた!

ローブの男達「うわあっ!」ドカーン

カキ「いいぞ!そのまま攻撃して注意を反らしつつ奥の方へ押し込むんだ!」

その隙に祭壇へ向かうリーリエ。
鉈人間はやはりポケモンの攻撃は効いておらずこちらに向かってくる。

スイレン「この鉈人間はポケモンの攻撃が効かない方だね…。」

カプ・コケコ「コケーッ!」バッ

カプ・コケコは鉈人間の鉈を奪い取って遠くへ投げ捨てた。それを拾いに一旦サトシ達の元を離れる。

ローブの男5「おい、ヤバいぞ!」

ローブの男3「何とかならないのか!?」

ローブの男1「そんなこと…ってああっ!」

ローブの男の1人が指差した先にはリーリエが。リーリエは祭壇で呪文を唱えた。

リーリエ「地獄への道を示せ!ヘルズドアージャッジメント!」

地獄の扉はゆっくりと開き、吸い込み始めた。
 ▼ 84 1◆/qIi/n6GLc 17/01/05 23:45:32 ID:pFIwsKqI [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ローブの男達「うわああああ!」

リーリエ「ローブの人達が吸い込まれていく…!」

サトシ達はポケモン達をボールに戻し、壁などにしがみついた。ローブの男達は全員吸い込まれて残るは鉈人間のみ。しかし鉈人間は鉈を持ちながらも何とか踏ん張りながらこちらに近づいてくる。

マオ「鉈人間が近づいてくる…!」

マーマネ「あいつが吸い込まれれば…!」

ここでカプ・コケコが鉈人間に突っ込んだ。

カプ・コケコ「コケッ!」ガッ

鉈人間「ヌオッ!?」

カキ「カプ・コケコ…っ!まさか!?」

サトシ「どうしたんだ!?」

カキ「カプ・コケコは自分もろとも地獄の扉に鉈人間を押し込むつもりじゃ…!」

スイレン「そ、そんなことしたらカプ・コケコはどうなるの?誰がメレメレ島を守るの!?」

サトシ「だったら…うおおおおっ!」ダッ

カキ&マオ&マーマネ&スイレン「サトシ!?」

突如サトシは鉈人間とカプ・コケコの元へ向かっていった。
 ▼ 85 1◆/qIi/n6GLc 17/01/05 23:53:07 ID:pFIwsKqI [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
鉈人間「ヌオッ!?」

カプ・コケコ「コケッ!?」

サトシ「カプ・コケコ。鉈人間を地獄の扉に押し込むのは俺に任せてくれ!」

カプ・コケコ「何ヲ言ッテイル!ソンナコトヲスレバオ前ハ…!」

サトシ「カプ・コケコがいなくなったら誰がメレメレ島を守るんだよ?ここは俺に任せるんだ!」ドンッ

カプ・コケコ「コケッ!?」ドサッ

サトシはカプ・コケコを突き飛ばし、最大パワーで鉈人間に体当たりをした。

サトシ「うおおおおおっ!」ドカッ

鉈人間「ヌオオオオオッ!」

鉈人間はサトシもろとも地獄の扉に吸い込まれていった。そしてすぐに地獄の扉は閉じられた。

リーリエ「そ、そんな…。」

マオ「嘘でしょ…サトシ…!」

ピカチュウ「ピ、ピカピ…。」

カプ・コケコ「…。」

 ▼ 86 1◆/qIi/n6GLc 17/01/05 23:59:59 ID:pFIwsKqI [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
地獄の扉は光り輝いて消滅した。そして突然地響きが。

マーマネ「じ、地震!?」

カキ「ここは危ない!脱出しなくては!」

スイレン「でもサトシとフィールさんとバルドさんは!?」

カキ「今はそれどころじゃない!それにサトシ達の為にも生き延びないと!」

カキ達は全速力でその場を後にした。数分ほど走ってどうにか屋敷から脱出。カキ達が出て間もなく屋敷は崩れた。

リーリエ「ハァハァ…間に合ったみたいですね。」

マーマネ「何とかね…。」

スイレン「でもサトシとフィールさんとバルドさん…。」

「おーい!大丈夫か!?」

リーリエの車からククイ博士が下りてきてこちらへ向かってきた。

カキ「ククイ博士!鉈人間は地獄の扉に吸い込まれました!鉈人間はいなくなったんです!ですが…。」

ククイ「そういえばサトシとフィールがいないな…っ、まさか!?」
 ▼ 87 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 00:06:14 ID:Nvu2izCA [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエは泣きながら言った。

リーリエ「フィールさんは私達を鉈人間から逃がすために囮になって、サトシは鉈人間を道連れに地獄の扉へ吸い込まれました…。」ポロポロ

カキ「あと、バルドさんも悲鳴が聞こえた後にずっと姿を見てません…。」

ククイ「なんだって!?じゃあ3人は…。」

マーマネ「やめてください!これ以上は辛すぎます!」

ククイ(死亡者7人、3人消息不明か…。)

ピカチュウ「ピカ…ピィカ…。」ポロポロ

カプ・コケコ(サトシ…。)

ジェイムズ「この事件、相当な被害者が出てしまったようですね…。」

ククイ「そうだな、世界滅亡の危機の次は大量殺人か…。」

周りは重い雰囲気になっていた。
 ▼ 88 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 22:32:11 ID:Nvu2izCA [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「おぉーい!みんなー!」

カキ達「っ!?」

カキ達は声のする方を見た。そこにはサトシとフィールの姿があった。

カキ達「サトシ!」

ピカチュウ達は一斉にサトシとフィールの元に駆け寄った。

ピカチュウ「ピカピー!」バッ

サトシ「ピカチュウ!」

ククイ「2人共無事だったんだな!」

フィール「何とかね…。」

リーリエ「で、でもサトシは地獄の扉に吸い込まれて…。」

マーマネ「扉も消えたよね。この目で見た。」

マオ「フィールさん、どうやってサトシを助けたんですか?」

フィール「いや、脱出途中に彼が倒れているのを見つけたんだ。」

カキ「じゃあどうやって地獄の扉から脱出したんだ?」

サトシ「それが…俺にもよくわからないんだけど…。」
 ▼ 89 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 22:37:34 ID:Nvu2izCA [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシは、自分と鉈人間が地獄の扉に吸い込まれた後のことを覚えている範囲で話し始めた。
気が付くと辺りは真っ暗な空間で、自分もろとも吸い込まれたはずの鉈人間の姿も見えなかった。

サトシ「ここは…どこだ?」

とりあえず進んでみるサトシ。しかし進んでいるのかさっぱりわからなかった。なんせ何も見えないのだから。
しばらく進むと、どこからともなく聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「サトシ…サトシ…。」

サトシ「っ!この声は…カプ・プリエ!?どこにいるんだ?」

カプ・プリエ「コッチ、コッチ…。」

サトシは辺りを見渡してみた。ふと、後ろを見るとそこにはカプ・プリエの姿があった。

サトシ「カプ・プリエ!」ガバッ

カプ・プリエ「サトシ…マタ会エタネ…!」

思わずカプ・プリエに抱きつくサトシ。お互い再会を喜んだ。
 ▼ 90 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 22:51:32 ID:Nvu2izCA [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「そうだ!カプ・プリエ、ここは…どこだ?」

カプ・プリエ「ココハ、地獄トコノ世ノ狭間ッテ聞イタ。地獄ノ偉イ人ガソウ言ッテタ。」

サトシ「地獄とこの世の狭間…じゃあ鉈人間達は…。」

カプ・プリエ「地獄ニ送ラレタ。モウ大丈夫、アノ狂人ハ地獄カラ抜ケ出ス事ハモウ無イ。」

サトシ「よかった…これでメレメレ島は平和になったな。」

カプ・プリエ「デモ、サトシガ…何モ悪イコトシテナイ、寧ロイイ事シテイルノニコンナ場所ニ…。」

カプ・プリエは悔しそうに言った。しかしサトシは仕方ないと悟っていたのか、吹っ切れている様子だった。

サトシ「ポケモンマスターの夢はこれで終わっちゃったけど、俺は後悔してないよ!」

カプ・プリエ「エッ?」

サトシ「ピカチュウやカプ・コケコやリーリエ達を守れたし、鉈人間に命を奪われた人達の仇を取れたしね…何より、あのままだとカプ・コケコが吸い込まれてしまってたから、あのまま残ってカプ・コケコが吸い込まれてた方が後悔していたと思う。」

サトシの意外な答えにカプ・プリエは驚きを隠せなかった。
 ▼ 91 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 23:06:56 ID:Nvu2izCA [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・プリエ「サトシ…。」

サトシ「強いて後悔があるなら、島めぐり終えてカプ・コケコともう一度バトルしたかったかな。でも俺はもう大丈夫。ほとんど悔いはなく地獄に行けるよ。」

カプ・プリエ「サトシ…ヤッパリ君ハ強イネ。自分ハトテモ敵ワナイヨ。君ト出会エテ本当ニヨカッタ…。」

サトシ「そう言われると照れるな…。」

すると突如サトシの後ろ側が突然輝き始めた。これを見たカプ・プリエは嬉しそうに言った。

カプ・プリエ「サトシ…誰カガ君ヲ迎エニ来テクレタミタイダヨ。コンナ所ニワザワザヤッテクルナンテ、トッテモ強イ力ヲ持ッテテ、サトシトトッテモ仲良シナンダネ!」

サトシ「え…ここにいるってことは俺って死んでるんじゃないの?」

カプ・プリエ「ココノ空間ハ死ンデモ生キテモイナイ状態ダカラ、引キ戻シテクレル人ガイルナラ、元ノ世界ニ帰レルヨ…!」

サトシは後ろを向いた。光の中央に見える巨大な影…巨大な人のような姿をしており、所々丸く重厚そうな鎧、背中には下部分がボロボロなマントに羽のような物…サトシは全く見覚えがなかった。

サトシ「俺を…元の世界に返してくれるのか?」

巨人は小さく頷いた。
 ▼ 92 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 23:16:42 ID:Nvu2izCA [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カプ・プリエ「…オ別レダネ。」

サトシ「どうして…?カプ・プリエも一緒に…!」

カプ・プリエ「自分ハモウコノ世ニハ行ケナイ…地獄トココト天国ハ自由ニ行キ来デキルケド。」

サトシ「カプ・プリエ…。」

カプ・プリエ「コケコ達ニ伝エテオイテ。鉈人間ハ地獄ニ連レ戻サレタカラ、モウ大丈夫ダト。」

サトシ「うん、カプ・コケコ達に伝えておくよ。」

カプ・プリエ「サ、行ッテ。巨人サンモ待ッテルヨ。コケコ達モ心配シテルダロウカラ…。」

サトシ「じゃあ、俺はもう行くな…ありがとうカプ・プリエ。また会おうな。」

カプ・プリエ「ア、待ッテ!」

サトシ「何だ?カプ・プリエ。」

カプ・プリエ「モシマタ生マレ変ワッテ、サトシニマタ会エタラ…一緒ニ冒険…シテイイ?」

サトシ「もちろんさ!俺、その時が来るまでずっと待ってるから!」

カプ・プリエ「ウン…約束ダヨ!サトシ!」

そして後ろ側から辺り一帯が真っ白に染まって、何も見えなくなった。
 ▼ 93 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 23:23:03 ID:Nvu2izCA [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「…シ!サトシ!」

サトシ「ここは…あっ!フィールさん!」

気が付くとここは屋敷の廊下だった。地震が起きているのか、屋敷が揺れているようだった。

フィール「サトシ、大丈夫か!?どうしてこんなところで眠ってたんだ?」

サトシ「えっと、俺は確か地獄の扉に吸い込まれて…でもここは危険です!脱出してから話します!」ダッ

フィール「そうだな!まずは脱出だ!」ダッ

そしてサトシとフィールはリーリエ達とは別の出口から脱出することができたのだった。
そして屋敷は崩壊した。

サトシ「な、何とか出られましたね!」

フィール「そうだな。間一髪だった…。」

サトシが辺りを見渡すとそこにはリーリエ達の姿があった。

サトシ「あっ!リーリエ達だ!こっちこっち!」

フィール「お、おい待つんだサトシ!」

サトシ「おぉーい!みんなー!」

こうしてサトシとフィールはリーリエ達と合流できたのだった。
 ▼ 94 ロバンコ@クリティカット 17/01/06 23:28:30 ID:DlWRHY1c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
プリエおひさ
 ▼ 95 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 23:30:38 ID:Nvu2izCA [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ということがあって、俺はここに戻ってこれたんだ。」

サトシの話に驚きを隠せないカキ達。

カプ・コケコ「プリエニ会エタノカ?」

ククイ「そ、そんなことが…。」

リーリエ「全部が全部嘘ではなさそうですね…。」

マオ「まぁ、サトシが無事に戻ってこれたんだから結果オーライじゃない!フィールさんも無事だったんだし、鉈人間も…ってああっ!」

マーマネ「どうしたの?マオ!」

マオ「鉈人間、まだ1人残ってるじゃない!フィールさん確か鉈人間は複数いるって…!」

カキ「俺達が戦ってた鉈人間はポケモンの攻撃が効いてなかったよな?」

スイレン「じゃあ、ポケモンの攻撃が効く方の鉈人間がまだ残ってるってことだよね…?」

鉈人間「…。」ズルズル

ククイ「って、言ってるそばから出たぞ!」

サトシ「でもこいつはポケモンの攻撃が効くんだよな!行くぞピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!」

するとフィールは鉈人間に近づいて行った。
 ▼ 96 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 23:34:56 ID:Nvu2izCA [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「フィールさん!」

鉈人間「…。」ズリズリ

フィール「…。」

フィールは鉈人間に近づくと鉈を思い切り蹴り飛ばした。

鉈人間「ヌオッ!?」

ククイ「なっ!なんて度胸のある行動を…!

フィールは無防備になった鉈人間にトドメを刺すかのようにこういった。

フィール「もうあなたの野望は潰えたよ…観念するんだ、バルドさん!」

サトシ達「えっ!?」

ピカチュウ「ピカ!?」

カプ・コケコ「コケッ!?」
 ▼ 97 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 23:47:09 ID:Nvu2izCA [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マーマネ「待って、バルドさんって…書斎で悲鳴を聞いて血があったからてっきり鉈人間に殺されたのかと…!」

フィール「あぁ、君達があの部屋を去って鉈人間を撃退した後に部屋を探ったら分かったんだよ。ちょっとしたトリックさ。」

スイレン「トリック?」

フィール「まず、私達が聞いたバルドさんの悲鳴は特定の時間に録音した音を出せる録音機から流れたものだったんだ。特定の時間にセットしてその隙に床の隠し扉に進み、録音機の悲鳴を聞いた私達と鉈人間が集まるというトリックだ。」

フィールはさらに続ける。

フィール「そして録音機から見つけた鍵、その鍵で開けた引き出しの中から見つかったこのノート。これがあなたが犯人という最大の証拠さ!」

鉈人間「っ!」

鉈人間は明らかに動揺している様子だった。

リーリエ「それ、見せてもらっていいですか?」

フィール「もちろんさ。」

フィールはリーリエにノートを渡した。その日記の内容を見るリーリエ達。
そこには地獄の扉から特定の人間を呼び出すためのメモ、鉈人間が暴れて恐怖に震えるメレメレ島の島民をあざ笑ったり、自身が鉈人間になり切って本物の鉈人間をうまく誘導してカプ・コケコに重症を負わせたことの達成感を綴った日記、そして鉈人間事件の新聞の切り抜きが貼られていた。

ククイ「そんな馬鹿な…じゃあ鉈人間を地獄から呼び戻したのはバルドさんだったのか!」

マオ「酷い…こんなことをする人だったなんて…!」
 ▼ 98 1◆/qIi/n6GLc 17/01/06 23:56:04 ID:Nvu2izCA [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フィール「そのノートにはそれ以外にも鉈人間を呼び出すことに成功したと思われる日記や、私達を敵視していると思われる日記もあった。これだけの証拠があれば犯人を断定することは容易いことだ。」

カキ「バルド!お前が呼び出した怪物せいでどのくらいの人間が犠牲になったと思ってるんだ!」

サトシ「そうだそうだ!」

フィール「もうあなたに勝ち目はない…観念するんだ、バルドさん。」

バルド「そうですね…私の完敗です。流石は『孤高の名探偵』。推理だけでなく鉈人間との戦闘もお見事なものでした。」

鉈人間はマスクを外してコートを脱いだ。そこにいたのはバルドだった。

フィール「…。」

ククイ「バルドさん、どうしてこんなことを!」

バルド「魅入られたんですよ、鉈人間に…。」

カプ・コケコ(魅入ラレタ…?)

バルド「あの小説を書いた後、ずっと鉈人間に会いたいと思ってましてね…必死で地獄の扉を開き、鉈人間を呼び出す方法を研究し、ようやく会えたのです。」

リーリエ「あんな狂人に魅入られるなんてどうかしています…!」

 ▼ 99 1◆/qIi/n6GLc 17/01/07 00:07:34 ID:nuEqgFF2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バルド「フィールさん、あなた方が私の屋敷に来ると知った時、絶好のチャンスだと思ったんです。地獄の扉を閉じて、鉈人間が地獄に戻らずに済むチャンスをね…ですが、そこの子供達とポケモン達にはしてやられましたよ。ローブの人達にはポケモンを所持させていませんでしたからね…あの人達は犯罪などで社会復帰が絶望的な人ばかりでした。」

フィール「さぁ、警察に行くんだ、そして罪を償うべきだ。」

バルド「いえ、その必要はありません…うっ!」ザシュッ

なんとバルドは隠し持っていたナイフで自ら腹を切って自殺してしまった。

サトシ「ああっ!」

カキ「お、おい!しっかりしろ!」

フィール「この傷じゃもう無理だ…即死ものだよこれは。」

スイレン「そんな…。」

ククイ「鉈人間に魅入られての凶行か…解決はしたがなんとも言えない結末だったな。」

マーマネ「でも、これで鉈人間に襲われることはないってことだよね。」

フィール「あぁ。鉈人間に怯えることは二度とないだろう。」

リーリエ「よかった…これで安心して勉強できます!」

マオ「私も安心して食材を探しに行けるわ!」
 ▼ 100 1◆/qIi/n6GLc 17/01/07 00:12:41 ID:nuEqgFF2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシがふと周りを見ると、フィールはその場を去ろうとしていた。

サトシ「フィールさん!どこへ行くんですか?」

フィール「私の仕事は終わったからな、事務所に戻らなければ。」

サトシ「そうですか…フィールさん、本当にありがとうございました!また機会があったらお会いしましょう!」

フィール「あぁ…またな、サトシ。良いスクールライフを。」

ククイ「体に気を付けろよ、フィールー!」

リーリエ&マオ&スイレン&マーマネ「さよーならー!」

ピカチュウ「ピカ―ピカ―!」

カプ・コケコ「コケッコー!」

サトシ達はかつてカプ・コケコが他の守り神達が去っていく時と同じように、フィールの姿が見えなくなるまで手を振っていた。
 ▼ 101 1◆/qIi/n6GLc 17/01/07 00:22:57 ID:nuEqgFF2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こうして、メレメレ島を恐怖のどん底に落とした鉈人間は倒され、再びメレメレ島に平和が戻った。
帰りのリーリエの車の中、サトシはどこか浮かない顔をしていた。

スイレン「サトシ、どうしたの?そんな顔をして。」

マオ「そうよ、せっかく鉈人間が倒されて平和になったんだからさ、もっと明るい顔しなよ。」

サトシ「そうだけど、俺を助けてくれたあの巨人が気になるんだ…。」

マーマネ「巨人って、あのこの世と地獄の狭間で出会った…。」

サトシ「そう、また会えるならお礼が言いたいんだ。その巨人に。」

ククイ「でも、特徴から考えても該当するポケモンはいなかったぞ?」

カキ「でも俺達は地獄の扉にサトシが鉈人間と共に吸い込まれたのを見てるし、そこから生還したのを見ると実在しないとは思えないな。」

リーリエ「ポケモンスクールの休み時間、また図書室で調べてみましょう!」

サトシ「そうだな!」

車はポケモンスクールの方へ向かっていった。それを空から見守るカプ・コケコ。彼もまた、サトシの言っていた巨人が気になっていた。

カプ・コケコ(マタ、コノ島ハ平和ガ戻ッタヨウダ。しかし巨人カ。特徴カラ考エテモ見タ覚エハナイナ。ブルル達ハ知ッテイルノダロウカ…?)

カプ・コケコはサトシを地獄の扉から助け出した巨人について色々考えながら、その場から飛び去って行った。


〜完〜

 ▼ 102 ボツボ@いしょうトランク 17/01/07 00:49:46 ID:rOTQxGUg NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
乙。
巨人の正体が気になる。
 ▼ 103 ブンネ@リバティチケット 17/01/07 00:57:30 ID:A06nB.X2 NGネーム登録 NGID登録 報告
お疲れ様です。
このページは検索エンジン向けの機能制限版の旧ページです。
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