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ポケモン

【SS】我らが守護神 カプ・レンジャーズ!!

 ▼ 1 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:08:28 ID:hca6XnsM [1/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
=アローラポケモンスクール・教室=

キーンコーンカーンコーン……


先生「あら、今日の授業はここまでみたいね。さ、みんな帰る用意してね」

生徒「ねぇねぇ先生〜! いつもの守り神様のお話しして〜!」

先生「ケンタ君ったらまた〜? もうその話はいっぱいしたでしょ」


生徒たち「おねがい〜」「せんせぇ〜!」

先生「もう、しょうがないわね。……じゃあこれ話したらまっすぐ帰るのよ」

生徒「うん!」


先生「……今から遥か大昔。アローラ地方の島は、海深くにある火山が噴火して出来たの」

先生「最初は生き物も何もない、岩だけの島だったんだって……」

先生「でも何時からか、鳥ポケモンがそこで休息をとるようになって、鳥ポケモンがふと運んできた植物の種が、その岩だらけの島でぐんぐん育つようになったの────」
 ▼ 2 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:09:28 ID:hca6XnsM [2/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
──植物が生い茂ると、自然と島には様々な生命が息吹くようになった。


栄養や住処を求めて海のポケモンが島の周りに集まり始め、

飛行ポケモンや草ポケモンが風に運ばれやって来るようになったのだ。


アローラは、他の地方にはない独特の環境を持つ場所だ。

ゆえに、独自の生態系や新たな種族が、そこで形成されてゆくわけである。


例えば、今では島の守り神とされる「あるポケモンたち」も、その独特の世界で長年生きてきた内の一種なのだ……。
 ▼ 3 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:10:05 ID:hca6XnsM [3/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
=戦の遺跡=

ハラ「島キングはやるキングー♪」

カプ・コケコ「……」


ハラ「む、これは珍しい……。遺跡の掃除に来てみれば、まさか島の守り神様とお目見えになれるとは」

カプ・コケコ「……」


ハラ「……何かを懐かしんでいる、という顔ですな? 何を思い出しておられるのですかな?」

カプ・コケコ「……ケコ」
 ▼ 4 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:10:44 ID:hca6XnsM [4/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告




=時は今から、数千年前にさかのぼる=



 ▼ 5 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:11:19 ID:hca6XnsM [5/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

〜とある無人島〜

コケコ「いよっしゃぁぁぁ! 徒競争、ダントツで俺の勝ちぃー!」


メグロコ「くそ〜、やっぱコケコくん早いよぉ」

マケンカニ「やっぱり速さじゃ敵わないでヤンス」


テテフ「クスクスッ、コケコは本当に戦いがすきなのねっ」

コケコ「そりゃあな。戦いこそポケモンの生きる道ってもんよ!」


ブルル「ぼ、僕には理解できないけど……」

レヒレ「ブルルは戦いが好きじゃありませんから……でも、それもまた一つの道だと思いますわ」


ジジーロン「おーいお前たち! 飯の時間だよ!」

コケコたち「あ、お父さん!」
 ▼ 6 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:12:00 ID:hca6XnsM [6/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コケコたちには生まれたころから、親という存在がいなかった。


気づけば、ある無人島──後にウラウラ島となる島なのだが──の密林の中に、置いてけぼりにされるかの如く、ポツンと四匹、取り残されていたのである。


誰がコケコたちを産んだのか、誰がコケコたちを密林に捨てたのか、それは未だに謎のヴェールに包まれていた。



とにかく、親のいなかった彼らは当然幼い身であったため、
四匹とも底知れない孤独を感じ、
いつもいつも密林の中で身を寄せ合って泣いていたという。


それを保護したのが、他でもないジジーロンであった。
 ▼ 7 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:12:30 ID:hca6XnsM [7/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジジーロン曰く、

ラナキラマウンテンから降りてご飯を探していたら、

たまたま泣き喚くコケコたちに会ったという。


それからだ。ジジーロンがコケコたちを育て始めたというのは。

コケコたちはやがて、彼のことを「お父さん」と敬うようになったのである。
 ▼ 8 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:13:20 ID:hca6XnsM [8/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジジーロン「コケコッ、もっと落ち着いてご飯を食べなさいッ」

コケコ「だってほら、もぐもぐもぐ、すごく美味しいから、もぐもぐもぐ、仕方ないじゃん!」


ジジーロン「テテフッ、コケコにりんぷんをかけようとしないの!」

テテフ「えへへ〜バレチャッタ」テヘッ


ジジーロン「ブルルとレヒレは……君らはホント落ち着いてるねぇ」

ブルル「だ、だって。ご飯はゆっくり噛んで食べないと……か、身体に悪いし」

レヒレ「食事中静かにするのは当然のことですわ」



コケコ「もぐもぐもぐ、ごちそう様っ! じゃあ遊んでくるねー!」

ジジーロン「ああこらっ! 食べた木の実の殻くらい片付けてきなさーい!」
 ▼ 9 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:13:50 ID:hca6XnsM [9/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コケコには最近、あるブームが到来していた。

喧嘩や争いがあったら、乱入して止めさせるという、いわゆる「ヒーローごっこ」である。

今日もまた、コケコは元気にヒーロー役を興じていたのであった。



ヤトウモリ「ゲハハハハ! 何だぁてめえ、ガン飛ばしてんじゃねーよ!」

カリキリ「べ、別にそんなことしてません……」

ニャース「何だい、アタイらが間違ってるとでも言うつもりかい?」

オニスズメ「生意気でありますな……お望みとあらば、つついて差し上げましょうか」

ヤトウモリ「いやいや、ここは俺っちの毒で……」

カリキリ「い、いやぁ……!」



コケコ「おい貴様ら、そこまでだ!」
 ▼ 10 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:14:27 ID:hca6XnsM [10/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ニャース「……で、出やがったね! このヒーロー気取り!」

オニスズメ「フンッ、老害ジジーロンの子か。ここはこのワタクシめがっ……!」


コケコ「スパークッ!!」

オニスズメ「ぎゃあああああああああ」ビビビビビ


ヤトウモリ「畜生! 問答無用でオニスズメになんてことしやがる! この外道!」


コケコ「それはこっちの台詞だぜ? 俺の目の前で弱い者いじめは許さねえっ!」

コケコ「イナズマが轟き、勇気の翼で駆けつける。それこそ我が信条──」


ヤトウモリ「くらえっ、ベノムショック!」ドバァ

コケコ「おい! ──せ、台詞はまだ続くのにっ。空気読めないなぁっ!」
 ▼ 11 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:15:01 ID:hca6XnsM [11/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ケコ「ほうでん!」

ヤトウモリ「たわばぁっ!」ビリビリッ

ニャース「……!? ……ク、クソッ! 今日はここまでにしといてやるよ! 覚えてな〜ッ!」


コケコ「フハハハ、これにて一件落着〜ッ!」

カリキリ「……あ、ありがとうございます。コケコさん!」

コケコ「ああ、お安い御用さ。また何か困ったら、俺を呼んでくれよな!」
 ▼ 12 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:15:36 ID:hca6XnsM [12/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
これは、コケコの些細な楽しみであった。

基本的に、ここはのどかで幸せな島であるがゆえに、

コケコは無意識に刺激を求めていたのであろう。

彼が戦闘を好むのも同じ理由からだったと言える。



しかし、彼はまだ知らない。

この「戦闘好きな性格」と、「ヒーローごっこ」というただの趣味が……

世界を揺るがすレベルの大事件を、この島に呼ぶことになろうとは。
 ▼ 13 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:16:16 ID:hca6XnsM [13/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜同日、某無人島(現メレメレ島)〜

船乗りA「おったまげたぁ……こげなとこに島があったなんてなぁ」

????「これは興味深い……この島には独自の生態と環境があるようだ」


船乗りB「アローラ博士、目的は分かってますよね? この旅は単なる観光ではなく……」

アローラ博士「分かっているとも。カロス王 AZ様の命により、黄金の国ジャパングを探すのが最終目的なのだろう?」


アローラ博士「だが、この島で貴重なモノを手に入れられれば、AZ様もお喜びになるに違いあるまい? 少しくらい調査してもよいではないか」

船乗りB「ま、そりゃそうですが」


アローラ博士「よし、さっそく探索を開始しよう。おーい、カプ! こっちに来なさーい」

カプ少年「……はい、父さん」
 ▼ 14 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:16:47 ID:hca6XnsM [14/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この日、ある旅団がコケコたちの住処の近くに上陸した。

その中に、著名な博物学者Dr.アローラの息子「カプ・アローラ」という名の少年がいた。

彼とコケコ達の出会いが、島々の運命を変えてゆく。
 ▼ 15 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:17:26 ID:hca6XnsM [15/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告





〜プロローグ・終〜




 ▼ 16 ノ◆lnEOBF5j7c 17/01/05 00:18:03 ID:hca6XnsM [16/16] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ひとまずここまで

またストック溜まった後で更新
 ▼ 17 ケッチャ@きんりょくのハネ 17/01/05 00:22:27 ID:VT/wGbOc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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