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ポケモン

ユア・アイズ・オンリー

 ▼ 1 ロスター@ナナシのみ 17/01/19 16:42:38 ID:hyzzxc8o NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ーーーリーリエと再会したあの日から、6ヶ月。
あの日交わした約束を果たすため、俺とリーリエは旅をしている。

もう旅に出て結構経つが、あまり進んでいない。

リーリエ「ぴ………ピィさん?ピィさん!はたくです!」

ピィ「ピ?ギェピーー♪」

リーリエの相棒ピィの特訓をしている…
…いや、これは特訓と言えるのだろうか?

ヨウ「ブラッキー、ピィの足元にシャドーボール。…威力は弱めて」

ブラッキー「ラキ、ブラキー!」

ピィの足元に小さいシャドーボールが飛んだ。弾けた風だけで、ピィは吹き飛んでしまった。

リーリエ「!ピィさん!!」

ヨウ「…戦闘不能、とりあえず今日はここまでだ。」

リーリエ「う……ピィさん、大丈夫ですか?」

ピィ「ぴー♪」

リーリエ「大丈夫…みたいですけど…うーん……」

ーーこれより語られるのは、俺とリーリエの旅のほんの一部にしかすぎない。だがこれは、俺たちの旅、ピィとリーリエの成長、そして愛を描いた真実の物語。
 ▼ 2 ロッパフ@ダークメモリ 17/01/19 16:44:09 ID:gCnm6ao. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヨウリエスレで言ってたやつか支援
台詞形式にするかタイトルにキャラ名入れてたら分かりやすかったのに
 ▼ 3 ョロトノ@ばんのうごな 17/01/19 16:45:51 ID:YQWJ3g1o NGネーム登録 NGID登録 m 報告
007スレかと思った
 ▼ 4 クシー@すごいつりざお 17/01/19 16:52:20 ID:s8QgCXPw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエ「…また負けてしまいました…ピィさん。」

ピィ「ぴ?ぴぴぃ?」

リーリエ「それに島巡りも…あれから殆ど進んでませんし…」

リーリエは頭を抱えていた。それもそうだ。旅だったのは5ヶ月も前だと言うのに、まだアーカラ島。
8番道路のモーテルの前。

ヨウ「…とりあえず休め。腹も減っただろう。」

そう言って俺はオボンの実を差し出す。ブラッキーとピィは素直に受け取ったが…

リーリエ「いいです。お腹も空いてません!私はいらなーー」

ぐぅ

変な音がした。リーリエの顔がみるみる赤くなる。
俺は無言でオボンの実を差し出した。

リーリエ「〜〜〜っっ!い、いただきます!!お礼なんて言いませんから…」

リーリエは元々はすごく素直だった。再会した日だってそう。なのにどうしてこうなったのか。理由はひとつ。
 ▼ 5 リン@あかいくさり 17/01/19 16:53:44 ID:GBWIGW0U NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヨウリエいいですね
支援
 ▼ 6 1 17/01/19 17:01:29 ID:kUmWj1G2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハウだ。あいつは俺の気持ちを知っている。それも踏まえて応援してくれているのだろうが…どうも楽しんでいるようにも見える。

リーリエが帰ってきた日、仲の良い人達で集まってパーティーを開いた。その時俺は聞いた。

〜回想〜
ハウ「リーリエー!」

リーリエ「ハウさん?どうかなさいました?」

ハウ「リーリエってさー、ごにょごにょ…」

リーリエ「!!?な、なんでそれを…」

ハウ「それでさー、ヨウって…
   ツンデレが好きらしいよ?」

リーリエ「ツンデレ…?あ、あの詳しく…!」

ここからは睡魔に襲われよく覚えていない。だが翌日の朝には…リーリエはこんな感じになっていた。

〜回想終了〜

俺はツンデレが好きなんて一言も…
絶対俺たちで遊んでいるな、ハウは。

思い出して苦笑していると、ボールからソルガレオが出てきた。
 ▼ 7 1 17/01/19 17:20:33 ID:750tSaBI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ソルガレオはボールから出るなり悩んでいるリーリエに甘えだした。リーリエのピィもゆるーい雰囲気でうたた寝している。

リーリエ「あ…ほしぐもちゃん。甘えて来てくれてるんですね…可愛い…♪」

リーリエは笑顔になったが、またすぐに悩み始めてしまった。俺も隣に座って一緒に悩んだ。

…ピィはリーリエをまるで母のように慕っている。だからこそバトルに気持ちを切り替えられない。だがトレーナーとしそれではいけない。

ピィが精神的に幼いということもあるが、リーリエも変わらなければ先には進めない。

悩んでいても仕方ないと、俺は提案をした。


ヨウ「リーリエ。俺の一番弟子になれ。はいかYESで答えろ。」

リーリエ「…え、突然何ですか?一番弟子って…何のですか?」

ヨウ「トレーナーとしての弟子だ。島巡りを進めるため、それと強くなるためだ。」

リーリエ「…というかはいかYES?選択肢一つしかないじゃないですか。」

ヨウ「ああ、そうだ。はいかYESで答えろ。」

リーリエ「………ja」

ヨウ「は?」

リーリエ「…ドイツ語ではいって意味です。で、弟子になってもいいですよ?」

…やはり素直じゃないな。
 ▼ 8 1 17/01/19 17:41:53 ID:Uot0PCE. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヨウ「…最終的な目標はどうする?ピィとどこまで強くなりたい?」

リーリエ「最終的な……」

ヨウ「俺とソルガレオの全力Zワザを受けきる、というのはどうだ」

リーリエ「!?ピィさんにそんな無茶はーー」

ヨウ「そのくらいの目標で行かなければ、お前たちは強くなれない。島巡りも進まないだろう。それでいいのか?」

っと…強く言い過ぎてしまっただろうか。リーリエがうつむいた。

リーリエ「…確かに、強くなりたいと言ったのは私です。……わかりました。覚悟を決めます。」

ヨウ「そうか。…とりあえず今日は寝ろ。明日から本格的に特訓だ。」

リーリエ「わかりました。……師匠とは呼びませんからね?」

ヨウ「…むしろ師匠とは呼ばないでくれ。」



こうして、俺とリーリエはトレーナーとしての師弟関係となった。

ピィがリーリエをトレーナーとして見ていない(というか母としての認識しかない)ことはリーリエに黙った。少なからず傷ついてしまいそうだったから。
 ▼ 9 1 17/01/19 17:51:21 ID:eyzQZhms NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ー翌日ー

ヨウ「…さっそくだが始めるぞ。ソルガレオ、出てこい」

ソルガレオ「ピュイ!!」

リーリエ「ピィさん、頑張って下さい!」

ピィ「ギェピー♪」

ピィは相変わらず遊んでいるようなテンションだった。

リーリエ「ピィさん、はたくです!」

ピィ「ピィ?」

ピィはリーリエの指示を無視して、リーリエの方へ走って行った。足にすり寄って甘えている。

リーリエ「えっ、ピィさん?は、はたく…」

ピィ「ぴ?」

とうとうピィは遊び始めてしまった。
…これでは以前と変わらない。バトルをやめて、リーリエと話をすることにした。
 ▼ 10 バニア@むらさきのミツ 17/01/19 17:52:21 ID:wfXU7bz. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 11 1 17/01/19 18:15:21 ID:T3ZkjPGA NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ピィとソルガレオは一緒に仲良く遊んでいる。
それを横目に、俺とリーリエは話し合った。

リーリエ「ピィさん、バトルしてくれないですね…」

ヨウ「…ポケモンバトルには、トレーナーとポケモンの信頼関係、気持ちがシンクロすることが大切だ。お前たちは確かに信頼しあった仲間だが、ピィはバトルに気持ちを切り替えられていない。」

リーリエ「……」

ヨウ「トレーナーとポケモンの気持ちが重なるということは、リーリエとピィの想いが重なることだ。」

リーリエ「…ピィさんと、私の想いが重なる…」

ヨウ「お前たちの気持ちを一つにすること。これが第一段階だな」

ヨウ「…とりあえず、走り込みでもするか。体力はつけないと。ソルガレオ、行くぞ」

リーリエ「そ、そうですね、わかりました!ピィさん、一緒に走りましょう!!」

リーリエ「そうだ、皆さんで走りましょう?ブラッキーさんとエーフィさんも!」

俺はブラッキー、リーリエはエーフィをボールから出した。

エーフィとブラッキーは、6ヶ月前にタマゴから生まれたイーブイが進化したポケモンだ。

生まれた時から一緒だからか、この2体はとても仲が良い。

俺とソルガレオ、リーリエとピィ、ブラッキーとエーフィがそれぞれ並んで走った。

ゆっくり、ピィのペースに合わせて走っていたが、20分くらいでピィがダウンしてしまったので、休憩することにした。
 ▼ 12 1 17/01/19 18:17:48 ID:dVeJKZFw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ご、ごめんなさい休憩です…ご指摘等はヨウリエスレで…
 ▼ 13 1 17/01/20 00:34:55 ID:6NA/qrZY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヨウ「…ピィは体力の減りも早い…課題は山ほどだな」

ピィとリーリエはおやつのポケマメを食べながら遊んでいる。楽しそうだが、バトルではそうはいかないからな…


その頃、ブラッキーとエーフィは………

ブラッキー「(これだと時間が掛かりそうだな。ヨウも苦労する。)」

エーフィ「(そうね…修行の件もだけど、私は他の事も心配だわ…)」

ブラッキー「(他?何の事だ?)」

エーフィ「(ヨウもリーリエも奥手だし、お互いの気持ちに気づいてないし、リーリエは元々は素直だったって言ってたし…あんな喋り方になったのもヨウに好かれるためでしょうに。)」

ブラッキー「(……?何の話だ?)」

エーフィ「(…貴方の鈍感さは、本当ヨウにそっくりね…これでは先が思いやられるわ…)」

ブラッキー「(??)」


ヨウ「…そろそろ休憩は終わりだ。走るぞ。」

リーリエ「は…はい!ピィさん、行きますよ。頑張りましょう!」

ピィ「ぴぴー!」

それから日が暮れるまで、走っては休み、走っては休みを繰り返した。次の日も、その次の日も、バトルの特訓、走り込み、特訓の繰り返し…
 ▼ 14 1 17/01/20 00:47:20 ID:85ufA1OE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
10日はその繰り返しだった。ピィの体力も少しは伸びたものの、まだバトルに気持ちを切り替えることができない。

今日もまた午前中の特訓をしていた。

ヨウ「ソルガレオ、目覚ましビンタ。…加減はしてやれ。」

ソルガレオは頷き、ピィに攻撃した。

リーリエ「ピィさん!よけてください!」

だがピィは避けようとすらしない。寸止めして、また考える。

ヨウ「……………」

リーリエ「ピィさんはまだ幼いのです…これは仕方ないでしょうか。急にバトルはやはり難しいのでは…」

ヨウ「リーリエ。お前はピィに甘すぎる。それもピィがバトルをしない原因の一つなんだ。少しは厳しくしろ。」

リーリエ「そ、そんなのわかって……」

ヨウ「強くなりたい、そう言ったのはお前だ。お前は何一つ成長していないのか?違うだろう。」

リーリエ「………」

ヨウ「……とにかく、お前が答えを見つけない限りできることはない。」

リーリエ「答え…」

 ▼ 15 1 17/01/20 01:02:55 ID:NXx4mE2U NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヨウ「…俺は向こうにいる。……少し考えてみろ。」


………

お前はピィに甘すぎる。大切なのは信頼関係だ。

ヨウさんの言葉が頭に響く。『答え』は、私自身が見つけないと意味がない。ピィさんと強くなりたい。でも傷ついてほしくない…

お前は何一つ成長していないのか?違うだろう。

そうだ、私はカントーに行って、沢山の人々を見てきた。
それにポケモントレーナーは、自分の大切なポケモンが傷つくことを乗り越えて、バトルを通じて成長していく。

それも、自分の目で見てきたことだった。

『もう逃げない』

その決意を、あの日示したはずだったのに…
私はまた逃げるの?

ポケモンが傷つくのを見るのは今でも胸が痛む。けれど、それはきっとすべてのトレーナーさんに言えることで。

その痛みを乗り越えない限り、私もピィさんも前には進めない。だってそれを恐れていたら、私はトレーナーとすら呼べないのかもしれないから。

ピィ「ぎぇぴぃ?ぴぃ!」

ふと、足元にピィさんがいた。
 ▼ 16 1 17/01/20 01:14:39 ID:Qt4FFpyg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエ「ピィさん?どうしました?」

ピィ「ぴぴぃ!」

ピィさんは森を指差して、私の手を引っ張る。

リーリエ「森へ行きたいんですか?」

ピィさんは頷き、早く行こう!というようにぴょんぴょん跳ねた。
気分転換にもなるし、と私は了承し、ピィさんと二人で一緒に森へ入った。ヨウさん達には告げずに。


リーリエ「………きれいな空気…。」

ここにいれば気分が晴れやかになるような、暖かい場所。
木々や土の香りが心地良い。

近くにあった切り株に座り、ピィさんと話をした。もちろん言葉は分からない。けれどなんだか、気持ちが通じている気がして。そこでしばらく歌を歌ったり、話をしたり…

心安らげる空間だった。こんなに気持ちがいいならヨウさん達も呼べばよかったな、と考えてながら、再び歩き出す。

ゆっくりと森林浴をしていると、突然ピィさんが走り出した。

後を追っていると、一つの木にたどり着いた。木の実が沢山なっている木だ。

ピィさんは木の上の方を指差し、鳴いている。
 ▼ 17 ーマルド@プテラナイト 17/01/20 17:32:55 ID:ibuAxid2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
更新はまったり進めてもいいと思います。あと>>1の絵素敵です
 ▼ 18 1 17/01/20 19:26:34 ID:26Mnd88A NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>17
ありがとう、ちょっと忙しいので再更新は日曜日の予定です…すいません
 ▼ 19 1 17/01/22 09:38:26 ID:SPnCxfyU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ピィ「ぴ!ぴぴぴ〜!」

リーリエ「…あ!もしかして、あの木の実が欲しいんですか?」

ピィは大きく頷き、木に登り始めた。

リーリエ「!?ピィさん危ないですよ!」

ピィは大丈夫!と言うように鳴いて、ゆっくり登って行く。
リーリエはそれを不安げな顔で見つめていた。

もうすぐ木の実に届く、そう思った瞬間……

ピィ「!!」

ピィが、すごい勢いで吹き飛ばされた。

リーリエ「っ!ピィさんっ!」

リーリエはとっさにピィを庇い、地面に転がった。
ピィは驚き、リーリエをじっと見つめている。

リーリエ「………ピィさん、お怪我はないですか!?」

ピィはふと我にかえり、元気良く頷いた。

ピィを攻撃した虫ポケモンが、ゆっくりとこちらに近づいてくる。住処に登って来られたのに怒っているようで、エナジーボールを構え、今にも放とうとしている。
 ▼ 20 1 17/01/22 09:55:23 ID:6BGfNkzc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
私はピィさんを強く抱きしめた。これ以上ピィさんを傷つけさせない!絶対に守る!

エナジーボールが放たれたのが分かった。私は衝撃を覚悟して、目をぎゅっと瞑った。

……けれど、衝撃はこなかった。誰かが私を庇ってくれたのだとすぐにわかった。

ヨウ「っ……」

リーリエ「!!ヨウさん…!?」

ヨウ「ソルガレオ、ラスターカノン」

ソルガレオさんの攻撃が足元に当たり、虫ポケモンは逃げていった。

リーリエ「ヨウさん…大丈夫ですか!?」

エナジーボールを背中に受けたんだ。私なんかを守って。

ヨウ「ーーリーリエ。」

ヨウ「なんて無茶をしてるんだ!お前に何かあったら…!!」

ヨウさんが声を荒げた。こんなヨウさんは珍しく、私は驚いてしまった。

リーリエ「………なんで、私なんかを庇ったんです!?私のせいでヨウさんが傷つくなんて…!」

ヨウ「……お前のせいで怪我したなんて思ってない。それにかすり傷みたいなものだから気にするな。」

ヨウ「…それと、“私なんか”とか言うな。」
 ▼ 21 1 17/01/22 10:10:50 ID:daGuN7.g NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヨウさんは小さくそれだけ呟くと、ピィさんに怪我はないか、と言った。ピィさんは元気に跳ねている。

ピィさんは私に近づき、心配そうな顔で見ている。
私の腕と足を指差して、ヨウさんに何か訴えている。

ヨウ「……怪我してるのか。
   …とりあえずポケモンセンターへ行くぞ。立てるか」

リーリエ「!…じ、自分で立てます……それに怪我は大丈夫です…」

私に手を差し伸べるヨウさんがいつもよりカッコ良く見えて、私は自分で立とうとしたが…

リーリエ「痛っ…」

さっき地面を転がった時、落ちていた枝などで怪我をしたようで、足がすごく痛い。

ヨウ「…思っていたよりひどいな。早く消毒をしないとな。」

リーリエ「だ、大丈夫ですこのくら……わっ!?」

体がフワッと浮き上がったかと思った。ヨウさんの顔がすごく近い。鼓動がすごく早くなるのを感じた。

リーリエ「よ…よよヨウさんっ!!???お、おお下ろしてくださ…下ろしてください!!」

まるで…というか、お姫様抱っこをヨウさんにされている。驚きと恥ずかしさとで、私はパニックになった。

ヨウ「…暴れるな、落ちる。こういう時まで意地を張るな。その足で歩けると思っているのか。」
 ▼ 22 1 17/01/22 10:27:51 ID:ugZaYw5I NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエ「よ…ヨウさんも怪我してるじゃないですか!ヨウさんこそ無理しないで下さい…!」

ヨウ「…かすり傷だと言っただろう、無理なんてしてない。それに…お前が怪我をしたのも、元はと言えば、お前から目を離した俺の責任だ。」

リーリエ「………」

もう何も言うな、そんな目で私を見たから…私はもう、何も言わなかった。けれど、やっぱり恥ずかしくて…ヨウさんと目を合わせられない。

ヨウ「…どうした、傷が痛むか?」

リーリエ「いっいえ!…私、重くないですか?」

ヨウ「…こんな時に何を気にしてるんだ。むしろ軽い。」

リーリエ「!!…」

改めて、ヨウさんを意識してしまう。
早く時間が過ぎてほしいと願う。けれど心では、ずっとこのままならいいのにと思った。

 ▼ 23 ックル@ヨロギのみ 17/01/22 13:05:05 ID:LmvvdsdU NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
ギエピーwww
 ▼ 24 1 17/01/22 18:36:07 ID:WqdGeS6s NGネーム登録 NGID登録 m 報告
私の気持ちをよそに、もうポケモンセンターに着いてしまった。別々の部屋で治療をしてもらい、私達は合流した。

リーリエ「ピィさんに怪我がなくて、本当に良かった…」

私が安堵していると、ピィさんが真剣な眼差しで私を見た。

ピィ「………ぴぃ!」

ピィさんは私を心配してくれているようだ。なんだかすごく嬉しくなって、私はピィさんを抱きしめた。

リーリエ「…私は大丈夫ですよ。ありがとうございます。」

優しくそう言うと、ピィさんは安心したようだった。

リーリエ「あの、外へ行きませんか?特訓の続きがしたいんです!」

ヨウ「………。
   その怪我で?…それに、俺は答えが見つかるまで何もしないと言ったはずだが。」

リーリエ「……」

ヨウ「…答えが見つかったのなら、話せ。」

私は決心して、ヨウさんの目をまっすぐに見た。
 ▼ 25 ガユキノオー@ライブドレス 17/01/22 18:48:30 ID:n4chm/9w NGネーム登録 NGID登録 報告
お、進んでた!支援!!
 ▼ 26 1 17/01/22 18:51:46 ID:Tl9VDJwI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエ「ーーー私は、あのあと考えました。でも私はやっぱり、ポケモンさんが傷つくのは見たくありません。すごく胸が痛むし、辛い…でも!」

リーリエ「それはすべてのトレーナーさんに言えることだと気付きました。いつまでも傷つく痛みに目を背けていたら、何も始まらない、何も成長できないと。」

ヨウ「…」

リーリエ「ピィさんに傷ついてほしくないのは変わりません。でも、バトルでの痛みを通じて成長していく。それを痛感しましたから……私はもう、逃げたくありません!」

リーリエ「ーーこれが、私なりの答えです!私は、ピィさんとエーフィさんと強くなりたい!!」

ヨウ「……………。」

ヨウさんは私の言葉を静かに聞いてくれていた。
私が話終わった途端、ヨウさんは口元を緩めた。

ヨウ「…リーリエらしい答えだな。」

リーリエ「え…?」

ヨウ「…それでいい。リーリエの言葉で聞きたかったんだ。
   特訓は続ける。だが休息も大事だ。……この言葉の意味、分かるな?」

リーリエ「あ…!はい!!きょ、今日はゆっくり休ませていただきます!」

ヨウ「ああ、また明日から特訓を再開するぞ。」

リーリエ「はい!!」
 ▼ 27 1 17/01/23 20:02:45 ID:X6H/U8Cg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ー翌日ー

リーリエ「ヨウさん!起きて下さい!特訓始めましょう!」

ヨウ「……朝から元気だな。傷はもう大丈夫なのか。」

リーリエ「はいっ!私、外で待ってていいですか?」

ヨウ「ああ。…大人しく待ってろよ。」

リーリエ「そ、それくらい言われなくても分かってます!」

ヨウ「はいはい。」

リーリエは相変わらず素直じゃない。けれどもう迷いはないようだ。俺は顔を洗い、準備をして外へ向かった。


リーリエ「頑張って下さい、ピィさん!」

ヨウ「…ソルガレオ、行ってこい。」

ピィとソルガレオが対峙する。リーリエはピィをまっすぐに見て言った。

リーリエ「ピィさん…いきますよ!はたく!」

ピィはいつものように遊ぼうとしたりしなかった。
真剣な面持ちで、ソルガレオへ向かっていく。
 ▼ 28 1 17/01/23 20:19:21 ID:NmlsllLc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ピィ「ぴ〜〜!!」

ピィのはたくが、ソルガレオに命中した。ソルガレオは衝撃で少し押されたが、足で踏ん張って耐えた。反撃はさせなかった。リーリエが、すごく喜んでいたから。

リーリエ「ピィさん……!やった!!当たりました!!」

ピィ「ぴぴぃ!ぴー!」

いつの間にかピィもリーリエの元へ走って、一緒に手をとって喜んでいる。リーリエはピィを抱きしめ、

リーリエ「ありがとうございます!私の指示を聞いてくれたんですね…!!」

ピィ「ぴぃ?ぴぴ!」

リーリエ「え…?」

ヨウ「…ピィとお前の間に、さらに強い信頼関係が生まれたんだろう。お前、ピィを守って怪我したんだろ?」

リーリエ「あ…」

ヨウ「ピィはそんなお前を見て、“自分の手で守りたい”と思ったんだお互いを守りたいという二人気持ちが、重なったんだろう。」

リーリエ「………気持ちが……重なった…」

リーリエは呟き、ピィを見つめている。
ピィは俺の言葉に力いっぱい頷きながら微笑んでいる。

ヨウ「…良かったな。……さて、特訓の続きだ。まだ課題は残っいるからな。」
 ▼ 29 1 17/01/23 20:31:22 ID:VHoSCFho NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエはハッとして、

リーリエ「…はい!!ピィさん、一緒に頑張りましょう!!」

ピィ「ぴぴぴ!」


それからバトル、走り込みをした。ピィはまだ素早さも力も防御もまだまだだ。だが前よりはずいぶん良くなった。

ヨウ「…休憩だ。休め。」

リーリエ「え…ま、まだまだです!」

ヨウ「……お前、まだ足痛いんだろ。それにピィも結構疲れてるぞ。」

ピィ「ぴぴ!」

ピィは頷き、リーリエに休むよう促した。

リーリエ「!ご、ごめんなさい…分かりました、休ませていただきます。」

本当はピィはすごく元気なんだが、リーリエが辛そうにしていることに気づいて、疲れてるフリをした。
この二人は強い絆を手に入れたようだ。

それから川岸で休憩をした。ピィとソルガレオ、ブラッキーとエーフィはそれぞれ楽しそうに遊んでいる。
 ▼ 30 ソクムシ@ぼうじんゴーグル 17/01/25 11:04:38 ID:RrXE4ORk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あげ
 ▼ 32 1 17/01/26 15:53:28 ID:yLJ5Bzzo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
私とヨウさんは、木陰で話をしていた。

ヨウ「…良かったな。お前の気持ちがピィに伝わって。」

リーリエ「はい!ヨウさんのアドバイスのおかげです!!あ…ありがとうございます」

ヨウ「アドバイス…?……………
   ……………ああ、そういえばそんなこと言ったか。」

リーリエ「わ、忘れてたんですか…」

ヨウ「ああ、忘れてた。
   …それにピィを守ったのはお前だし、礼を言われる筋合いはないが」

リーリエ「素直じゃないですねー。」

ヨウ「…お前にだけは言われたくないんだが。」


ーブラッキーとエーフィはー

エーフィ「(なんだか、リーリエとピィの顔が明るくなったわね。)」

ブラッキー「(ああ、互いの信頼がより深まって、バトルも楽しくなったのかもな。)」

エーフィ「(ええ、そうね。私達もよくピィとバトルの特訓をするけれど、攻撃の威力が増しているのも感じるし)」

ブラッキー「(最初の頃と比べるとホント変わったよな、ピィ。)」
 ▼ 33 クシオ@ダイブボール 17/01/26 15:58:53 ID:B/24izbU [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 34 1 17/01/26 16:01:22 ID:N1upJWhs NGネーム登録 NGID登録 m 報告
エーフィ「(ええ。
      …リーリエとヨウもね。)」

ブラッキー「(ヨウ達が?何が)」

エーフィ「(………)」

ブラッキー「(…な、なんだその目は。)」

エーフィ「(貴方のその鈍感さ…まさかヨウ以上…?!)」

ブラッキー「(だ…だから何が……)」


リーリエ「エーフィさんとブラッキーさん楽しそうですね!」

ヨウ「楽しそうというか…何というか…」

リーリエ「あ、ほら、追いかけっこ始めましたよ!」

ヨウ「追いかけっこ…?ブラッキーが一方的に追い回されているの間違いでは…」

リーリエ「あ、今度は川に飛び込みました!冷たくて気持ちよさそうですね!」

ヨウ「………今のは飛び込んだというより落とされたというか………」

ヨウ「ブラッキー……頑張れ…」
 ▼ 35 1 17/01/26 16:11:35 ID:9R5R05p6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエ「…ふー…暑いですねー」

ヨウ「…この時期でもアローラのこの辺は暑いからな……って、ピィとソルガレオまで…あいつら川遊びして楽しいのか…」

リーリエ「ふふ、ホントに楽しそう…そうだ、私達も川に入りませんか?」

ヨウ「……一応まだ特訓の予定があるんだが。」

リーリエ「い、いいじゃないですか……ダメですか?」

ヨウ「………」

ヨウさんはしばらく考えて、ふと言った。

ヨウ「川に入ろうと言うが…その服でか?」

リーリエ「あ、水着持っていますから!大丈夫です」

ヨウ「なんで水着常備してんだよ……はあ、それなら今日の特訓はやめだ。だが明日からはきっちりするからな。」

リーリエ「やった!ありがとうございます!では早速………あっ。」

私はふと気づき、足を止める。

リーリエ「……私今から向こうで着替えますけど、絶対に見ないで下さいね?」

ヨウ「お前は俺を何だと思ってるんだ。誰がそんな破廉恥なことするか。」

ヨウさんは少しの恥じらいもなく、そう言った。
なんだか複雑な感情…なんだろう、これは…
 ▼ 36 クケイル@くっつきバリ 17/01/26 16:23:11 ID:B/24izbU [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
いい展開だエフィブラナイス
 ▼ 37 1 17/01/26 16:28:00 ID:DPGFK0mE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
私はモヤモヤした変な気持ちのまま着替えると、ヨウさん達の所へ戻った。

リーリエ「?ヨウさんは泳がないんですか?」

ヨウ「ああ。……………。」

リーリエ「??」

ヨウ「…い、いいから早く行ってこい。
   ……………目のやり場に困る。」

ヨウさんは少しだけ頬を赤らめ、最後になにか呟いたが、聞こえなかった。聞き返しても、なんでもないと言うばかりで…私は川に向かい、ピィさん達と遊んだ。

この暑さと、走って汗ばんでいた体には冷たい水がすごく気持ちいい。ソルガレオさんは、ずっとピィさんと遊んでいて少しだけ疲れたようで、ヨウさんの所へ戻っていった。

それから何十分か、ピィさん達と泳いだり水遊びをした。

ひとしきり遊ぶとピィさん達も疲れたようで、皆川から上がった。私も着替えて、ヨウさん達の所へもどった。

ソルガレオさんは体を丸めて眠っていた。ソルガレオさんにもたれ掛かるようにして、帽子を顔に被ってヨウさんも眠っていた。

そのすぐ隣で、エーフィさんとブラッキーさんがうたた寝していた。

私は皆を起こさないよう、そっとヨウさんの隣に座った。
ピィさんを膝の上に乗せて撫でていると、ピィさんもうとうとし始め、とうとう寝てしまった。
 ▼ 38 1 17/01/26 16:47:12 ID:5O5Ph3BQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
めったに見ないヨウさんの寝顔を、私は思わずまじまじと見つめてしまった。いつもは固い表情のヨウさんが、今はまるで子供のようで…

思わずそっと頭を撫でてしまった。

ヨウさんの寝顔を見つめていたが、なんだか私も眠くなってきて…そっとソルガレオさんに寄りかかって目を閉じたーー


ーーーリーリエ。

誰かが…私の名前を呼んでる。すごく聞き覚えのある、大好きな人の声が私を呼んでいる。

うっすらと目を開けると、そこにはさっきの声の主がいた。
大好きなヨウさんがいた。今まで見たことないような、すごく優しい、何かを愛おしむような瞳で私を見つめていた。

私は夢だと思った。すごく幸せな夢を見ているのだと。
夢なら…少しくらい許されるかな。そう思い、私は起き上がってヨウさんに抱きついた。

ヨウ「っ!??」

ヨウさんはすごく驚いているようだった。夢の中でもいつも通りの反応なヨウさんが面白くて、笑ってしまった。

私はヨウさんの目を見つめて、言った。

リーリエ「……大好き…」

ヨウさんは目を見開いて、顔を赤くして…たったこれだけなのに、ヨウさんがすごく愛しくて。
 ▼ 39 1 17/01/26 17:04:43 ID:q2dNHNMU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエ「本当に大好き…ずっと前から…貴方が好き…」

ヨウさんは顔を赤らめながらも、私の言葉を受け止めてくれていた。現実ではめったに見せない、ヨウさんの照れた顔が可愛い…大好きで。

リーリエ「夢っていいですね……なにも隠さずに、気持ちを言える…抱きしめてもらえる…現実でも、こうなればいいのにな………」

ヨウさんはハッとして、私を見た。私は不思議に思いながらも、ヨウさんの肩に顔をうずめた。

すると…

ヨウさんが、私を強く抱きしめ返してくれた。そして、私の耳元で囁いた。

ヨウ「…俺も、リーリエが好きだ。前から…ずっと大好きだった。」

リーリエ「!!!」

なんて素敵な夢だろう…なんて嬉しい夢だろう…そう思いながら、私は再び目を閉じた。

ヨウ「……リーリエが現実だと自覚した時は……俺から言わせてもらうからな……」

ヨウさんの声が聞こえた。だけどほとんど聞き取れずに、私の意識はどんどん遠くなっていったーーー


目を開けると、日が暮れかけているのか、ほのかにオレンジ色に染まった空があった。ソルガレオさんは、私が起きるまで寄りかからせてくれていた。

私が目をこすりながら起き上がると、荷物の整理をするヨウさんの姿が見えた。さっきの夢を思い出し、すごく顔が緩んでしまう。
 ▼ 40 1 17/01/26 17:17:45 ID:WBsuUfhM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
するとヨウさんは私に気づいて、リュックを背負いながらこちらに向かってくる。

ヨウ「……どうした、ニヤニヤして」

リーリエ「に、ニヤニヤなんてしてません!!でも…」

ヨウ「でも?」

リーリエ「…すごく…幸せな夢を見てました……」

私がそう言うと、ヨウさんは私から目をそらし、顔を赤らめた。夕日の光が反射して、そう見えただけかもしれないけれど。

ヨウ「……………そうか」

その様子を見ていたソルガレオさんは温かい微笑みで私達を見ていた、ピィさんは無邪気に飛び跳ねて喜んでいる。

ブラッキーさんは少し赤くなって、どうしていいか分からないという顔をしている。エーフィさんはブラッキーさんをからかいながら、私達を見つめて微笑んでいた。

私が不思議そうにポケモンさん達を見ていると、ヨウさんが私に手を差し伸べて来た。

ヨウ「……ポケモンセンターに帰るぞ。」

リーリエ「は、はい!」

私はヨウさんの手をとって、立ち上がった。一瞬だけ繋がれた右手を見ながら、私は思った。

いつかあの夢が、現実になるといいな。

そうして、私達はポケモンセンターに戻った…。
 ▼ 41 クシー@カイスのみ 17/01/26 17:32:20 ID:qWsVO3aI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ええやん
 ▼ 42 ムパルド@ひかりのいし 17/01/26 18:01:44 ID:B/24izbU [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
とても良い・・・
 ▼ 43 ガプテラ@もりのヨウカン 17/01/27 17:34:13 ID:rFzvqzwU [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ブラッキー、のろいとにぶいかけてるのか。上手いなぁ
 ▼ 45 ガニウム@こおりのジュエル 17/01/29 11:04:53 ID:oM/Nz04I NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あげ
 ▼ 46 1 17/01/30 16:52:09 ID:EHtTW9Oo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ー翌日ー

リーリエ「ピィさん!エコーボイス!」

ヨウ「ソルガレオ、ラスターカノン」

リーリエ「!!ピィさん、右に転がって下さい!」

ピィ「ぴぴ!」

リーリエ「大丈夫ですか?!」

ピィ「ぴぃ!」

リーリエ「良かった……では、てんしのキッス!」

ヨウ「かわして目覚ましビンタ!」

ソルガレオ「!!」

ー私達は、バトルの特訓の最中だった。
ヨウさんが、『実戦に慣れてもらわないとZワザを受けきるのは難しい』と言ったから。

ヨウさんは、手加減はしないから避けろ、と言った。
避けることで反射神経が鍛えられたり、素早さが上がることが目的らしい。

でもソルガレオさんはとても素早い。ピィさんの体力はどんどん減っていって…。
 ▼ 47 1 17/01/30 17:00:35 ID:T9OpP4UM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヨウ「ソルガレオ、ラスターカノン!」

ピィ「!!」

ピィさんに、ラスターカノンが命中した。

リーリエ「ピィさんっ!!!」

ヨウ「……戦闘不能か。ラスターカノン一発でこれは…
   …いや、とりあえず回復だな。オボンの実だ。」

リーリエ「…あ、ありがとうございます。…ピィさん、食べられますか?大丈夫ですか…?」

ピィさんはゆっくりとオボンの実を食べた。食べ終わると、私を見て鳴いた。大丈夫だよ、って言うみたいに。

リーリエ「良かった…」

ヨウ「……ピィ、よく頑張ったな。休むか」

ピィさんは首を横に振った。まだ動ける!そう言っているように見えた。

リーリエ「でも…」

ヨウ「…ピィ、無理はしなくていいんだ。体を壊したら本末転倒だぞ。」

ピィさんは考え込むような仕草をした。少しの沈黙の後、私を見て何かを訴えた。

リーリエ「あの…ピィさんはまだ戦いたいって…」
 ▼ 48 1 17/01/30 17:09:16 ID:/bESkXG6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ピィさんが何を言いたいのか、分かったような気がしてヨウさんにそう告げると、ピィさんは隣で頷いていた。

ヨウさんは微かに目を見開いて、ほんの少し口元を緩めた。

ヨウ「…そうか。なら、とりあえずあと一回だ。そのあとはちゃんと休むと約束できるか?」

ピィさんは元気よく何度も頷いた。

ヨウ「…じゃ、始めるか。リーリエも準備はいいか」

リーリエ「あ、はい!」

ヨウ「…よし。そっちから仕掛けてこい。」

リーリエ「でしたら遠慮なく!ピィさん、マジカルリーフ!」

ヨウ「…ラスターカノンで迎え撃て」

技と技がぶつかり合い、砂煙が舞い上がった。

リーリエ「っ…!ピィさん、マジカルリーフです!」

ピィさんがそこに居るのを感じて指示を出すと、ピィさんのマジカルリーフが見えた。

ヨウ「っ!ソルガレオ!」

ピィさんのマジカルリーフは、ソルガレオさんに命中した。
 ▼ 49 1 17/01/30 17:23:21 ID:UqFXuQoQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエ「!やった…………あっ」

私は技が当たったことに舞い上がったが、ふと我にかえり、冷静になった。

リーリエ「ピィさん、たたみかけます!はたく!」

ピィさんは全力でソルガレオさんに向かって走った。

ヨウ「ソルガレオ、大丈夫か。」

ソルガレオさんは頷いた。

ヨウ「…よし。…来るぞ、気をつけろ。」

ピィさんは砂煙を纏いながら、ソルガレオさんに向かって攻撃した。

ピィ「ぴぃ〜〜〜!!!」

ソルガレオ「!!?」

ピィさんのはたくは、明らかにパワーアップしていた。
ソルガレオさんは衝撃で、2、3メートル飛ばされた。

リーリエ「………やった…やったー!ピィさん!!」

私はピィさんを強く抱きしめ、喜んだ。
今までソルガレオさんに沢山のダメージを与えたことはなかったこともあり、とても嬉しかった。
 ▼ 50 1 17/01/30 17:34:06 ID:TgXGiK5w NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヨウ「ソルガレオ、大丈夫か?」

ソルガレオ「レオ。」

ヨウ「そうか。お疲れ。ゆっくり休め。」


私とピィさんが手をとり合って喜んでいると、ヨウさんとソルガレオさんが近づいてきた。

ヨウ「ピィ、よく頑張ったな。疲れているだろう。」

ヨウさんがそう言うと、まるで糸が切れたようにピィさんは倒れた。

リーリエ「!ピィさん?!」

ヨウ「大丈夫だ。疲れて眠っているだけだからな。」

耳をすませると、ピィさんは安らかな寝息を立てていた。

リーリエ「…良かった…」

ヨウ「…とりあえずは休憩だな。ソルガレオ、お前もゆっくり休め。」

ヨウさんがそう言うと、ソルガレオさんはピィさんの隣へ近づいて、寝息を立てた。
だいぶ疲れていたようだ。
 ▼ 51 1 17/01/30 17:50:38 ID:1IkZw2IQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエ「…ヨウさん、ソルガレオさんは本気だったんですよね?」

ヨウ「もちろんだが…急に何だ?」

リーリエ「いえ…私達がソルガレオさんにダメージを与えることができたのが…夢みたいで」

ヨウ「…そうか。だが手は抜いていない。ダメージを与えたのはお前達の実力だ。」

リーリエ「!」

ヨウ「…だが、ソルガレオは戦闘不能になった訳じゃない。ダメージを与えたと言っても2分の1くらいだ。」

ヨウ「ピィ達が起きたら、またトレーニングだ。それまでお前も休んでろ。」

リーリエ「あ…はい。では休ませていただきます。ヨウさんは?」

ヨウ「…俺はちょっとポケモンセンターに行って来る。すぐ戻るからそこに居ろ。」

リーリエ「…?はい。」

そう言うと、ヨウさんはポケモンセンターの方へ歩いて行ってしまった。私は言われた通り、しばらくじっとしていたが、ふと気になってヨウさんを追った。眠っていたピィさんとソルガレオさんは、エーフィさんに見てもらった。


暫く走っていると、ヨウさんに追いついた。私は気づかれないよう、木の陰に隠れたりしながら追った。時々、私は何してるんだろうと冷静になったが、気になって追った。

ヨウさんが右に曲がった。ポケモンセンターはその方向じゃない…突然不安になりながらも、私は急いで追い、右に曲がった。
 ▼ 52 1 17/01/30 18:00:13 ID:qWSK1Rdw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
すると…

リーリエ「あれ…?」

ヨウさんがいない。私が驚いて固まっていると…

??「……おい。」

リーリエ「ひゃあ!!」

突然背後から声を掛けられ、思わず変な声を挙げてしまった。でもその声は、とても聞き覚えがあった。

リーリエ「…えっ、ヨウさん?」

ヨウ「…はあ……なんて声出してんだよ。あとなんで俺をつけてたんだ。」

リーリエ「えっ?あ、き、気づかれてたんですか…。」

ヨウ「あんな下手な尾行に気づかないのがおかしい。」

ヨウさんにズバッと言われて少しうなだれたが、すぐに訳を話した。

リーリエ「ヨウさんが私達を…しかもソルガレオさんを置いてどこかへ行くのは珍しいな…って。それにポケモンセンターに行くと行ったのに、逆に曲がったのが気になって…」

ヨウ「……それで、ソルガレオ達は置いて来たのか。」

リーリエ「あ…エーフィさんに見ていただいてます。」

ヨウ「はぁ…そうか。」
 ▼ 53 1 17/01/30 18:10:43 ID:UqFXuQoQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヨウ「ソルガレオを連れて行かなかったのは、あいつが疲れて眠っていたからだ。」

リーリエ「なるほど…。………。」

ヨウ「……どこへ行こうとしたのか聞きたいと顔に書いてあるぞ。」

リーリエ「えっ!??」

私は驚いて顔を触った。

ヨウ「…ホントに書いてある訳ないだろ。例えだ。」

リーリエ「あ…そ、そうですか。」

ヨウ「……。
   …ポケリゾートという場所に行こうとしただけだ。」

リーリエ「ポケ…リゾート……?」

ヨウ「ああ。預けたポケモン達の様子を見てこようと思ってな。」

リーリエ「へえ…そんなところがあるんですね…」

ヨウ「ポケマメもそこで貰っている。…ついてくるか?」

リーリエ「え、いいんですか?」

ヨウ「…疑われたままじゃ面倒だ。それにお前、ポケモン達と触れあうの好きなんだろ?」

リーリエ「あ……はい!!」
 ▼ 54 1 17/01/30 18:22:13 ID:8tyufNRI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
突然、ブラッキーさんがボールから出た。ヨウさんに何か訴えている。

ヨウ「そうか、じゃあピィ達を頼む。」

ブラッキーさんは頷き、ピィさん達のところへ走って行った。

そのあとすぐ、ヨウさんはライドポケモンのリザードンさんを読んだ。先に乗って、私を引っ張り上げてくれた。
リザードンさんが高くとび、ポケリゾートへ向かう。

リーリエ「あの…さっき、ブラッキーさんは何て?」

ヨウ「ピィ達が心配だから自分は残る、と言った。」

リーリエ「へえ……すごいですね、ヨウさんは。
     ポケモンさん達の言葉が分かって…」

ヨウ「…いや、言葉が分かるわけじゃない。何を伝えたいのか、何となく感じ取れたというだけだ。それに、お前もピィの言いたいことが分かったんだろ?」

リーリエ「……………あ」

ヨウ「それと同じだ。…お前ももう、立派なトレーナーだな。」

リーリエ「…!……はいっ!」

色々話しているうちに、ポケリゾートに着いた。
 ▼ 55 ッツー@キラキラメール 17/01/30 18:25:39 ID:l.nFmBmk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 56 1 17/01/30 18:35:20 ID:bm6IAT3g NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエ「…わあ……広いです…沢山のポケモンさんが…」

リーリエははしゃいで、ポケモン達と触れあい始めた。ポケモン達もすぐにリーリエに懐いたようで、楽しく遊んでいる。

ヨウ「俺は木の実を取ったり、石を取ったりしてくる。」

リーリエ「そんなものまであるんですか!私も見ていいでしょうか?」

ヨウ「ああ。」

リーリエは木の実を取ったり、アスレチックで遊ぶポケモン達を見て微笑んでいた。本当に楽しそうだった。



ー同時刻、ブラッキーとエーフィはー

エーフィ「(あら、ブラッキー。貴方も来たの?)」

ブラッキー「(ああ。邪魔か?)」

エーフィ「(とんでもないわ。そんなことあるわけないじゃない。)」

ブラッキー「(そうか。ならいい。)」

エーフィ「(……ん?貴方がこちらに来たということは、リーリエとヨウは二人きり…でもあの二人だもの、なにもなく帰って来そうね…)」

ブラッキー「(……?)」

エーフィ「(貴方、本当にブレないわね。)」
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