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【地獄】リーリエ「タマゴが孵ってケンゴ産まれた…」

 ▼ 1 ンシカイオーガ@ゴーストメモリ 17/02/21 23:03:45 ID:lySGFfUU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「しかも3匹」


ケンゴ「ンギャア!ンギャァ!」

ケンゴ「ンビェ-ン!!!」

ケンゴ「キャッ!キャッ!」


リーリエ「ど、どうしましょう」

サトシ「……」

マオ「どうしましょうったって…」

スイレン「シロンはどの子になるの…?」

カキ「……」




ガチャ

ナリヤ「みんな!こっちのタマゴからもケンゴが産まれたぞ!!」

リーリエ「えっ?!」

ナリヤ「しかも3匹もだ!!」
 ▼ 185 ブンネ@においぶくろ 17/03/05 10:39:47 ID:sX1rQXkQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラの海は透き通っていたため、海中へ身を潜めても遠くを視認することが可能だった。そのため幸いにもケンゴを見失わずに済むとスイレンは考えた。
たしかに見失う心配はないが、ケンゴの動きは水中とは思えないほど俊敏で、かつ変幻自在。ホウとスイを両脇に抱えながらもスイレンの遊泳スピードをケンゴは遥かに凌駕していた。

スイレン「…んむむ……!」ゴボゴボ

スイレン(なんて早さなのっ?!)


ケンゴは右へ行っては急に方向を変え、逆方向へ進んだり、緩急をつけて泳ぐことでスイレンを翻弄した。
昔何かの本で、ケンゴはそうやって水中で生き物の体力を削ぎ、弱って溺れた所を襲うと読んだことがある。
もしそうだとすれば、スイレンはケンゴの策にまんまとハマっていることに他ならない。
しかしスイレンもまた、海に関しては得意分野であると自負していた。
そのためにアシマリをボールから出していたのだ。



スイレン「んんんん!んんー!!」バッ

スイレン(アシマリ!バルーン!!)

アシマリ「マリ!」



アシマリが作り出す"あぶく"。
そこに頭を突っ込むことでスイレンは酸素を得る術を身につけていた。
あぶくはスイレンの頭をスッポリ覆い、擬似的なシュノーケルの役割を果たした。


スイレン「よぉしアシマリ!これなら息継ぎもしないでケンゴを追えるよ!!」
 ▼ 186 ルネロス@ミミロップナイト 17/03/05 15:48:15 ID:Pq2Elqn2 NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
ケンゴもはやモンスターだよ!
 ▼ 187 ノワール@ふといホネ 17/03/05 16:10:06 ID:Awg/LAK. NGネーム登録 NGID登録 報告
これはケンゴ
 ▼ 188 ラチーノ@しろいビードロ 17/03/05 18:38:37 ID:Jvtx6ZYc NGネーム登録 NGID登録 報告
ケンゴがいったい何をしたって言うんだ!
 ▼ 189 ンバル@やけたきのみ 17/03/05 21:15:39 ID:03cFEw9M NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 190 マゲロゲ@ぎんのはっぱ 17/03/05 22:56:43 ID:b7V8uKuE NGネーム登録 NGID登録 報告
ケンゴは絶倫?
 ▼ 191 ガルカリオ@きれいなハネ 17/03/05 22:57:26 ID:sX1rQXkQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>190
当然です。
 ▼ 192 メタマ@マックスアップ 17/03/05 23:38:37 ID:73Cws0bc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
何だよこれ……何だよこれっ!!!!
 ▼ 193 ネコ@おおきなキノコ 17/03/06 01:19:49 ID:4cRKrZnM [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この時、スイレンは見落としていた。
1つの誤算。しかし、決定的な誤算。それが大きな綻びを生む。


スイレンにとってメレメレの海は園庭同然
常習的に海へと駆り出すことでスイレンはこの海を知り尽くしていた。
彼女の独擅場と化した海。スイレンはそんなホームグラウンドとでもいうべき海に於いて、絶対の自信を抱く。



だが、この時ばかり
その自信は慢心へ変わる。


ホウとスイを抱えるケンゴが、スイレンの注視を惹く。
それこそが、罠。
海底に敷き詰められた砂紋が、大きく乱れた。



スイレン「!!?」


舞い上がった砂塵がスイレンの視界を断つ。
同時に右足首を、何者かに掴まれる感覚を覚える。


スイレン「えっ 何っ?!」
 ▼ 194 ガチルタリス@ナナシのみ 17/03/06 01:28:27 ID:4cRKrZnM [2/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレンの足元の砂から、ケンゴの頭部が現れる。
スイレンがその姿を目で捉えた時には既に為す術も無く



スイレン「!!」

スイレン(二匹目の水棲ケンゴっ?!)



先ほど、カプ・コケコがケンゴに襲撃された際に知った事実。
ケンゴは狩りを行う時、群れを成し連携して獲物を追い詰める習性があることを、スイレンは思い出していた。


スイレン「しまったっ」


スイレンは掴まれた右足から、海底へと引きずり込まれた。
ホウとスイを抱えるケンゴの姿がその間にも沖へ向け遠ざかる。


スイレン「ホウ!スイー!!」


アシマリ「マリ!」


スイレン「アシマリ!あなたはホウとスイを追って!!」
 ▼ 195 イクン@あやしいおこう 17/03/06 01:42:27 ID:4cRKrZnM [3/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アシマリは主人をそこへ置いていくことに僅かな躊躇いを感じながらも、ホウとスイの救出を最優先事項と即座に判断しスイレンに尾を向けた。
ホウもスイも酸素の補給手段を持っておらず生命の危機に瀕していることと、一度沖へ出られては追跡が困難になることは、誰が見ても一目瞭然の事実。


アシマリは未だかつて見せたことがないような速さでケンゴを追った。




スイレン「…頼んだよ!アシマリ」


スイレンもまた、窮地に置かれていた。


ケンゴ「…ゴボォ」ブクブク


水棲ケンゴに足を引っ張られ、身動きが取れない。
ケンゴはスイレンの右足首から順に、手繰り寄せる様にスイレンの体へ手を伸ばす。


スイレン「やだっ!はなしてっ」


足首から、ふくらはぎへ。次は太もも。どんどんスイレンは水中深くへと沈む。
ケンゴの手つきは、いやらしく、なぞる様にスイレンの体を這う。


スイレン「い…や…!やだぁっ…!//」ゾクッ
 ▼ 196 ドラン@ザロクのみ 17/03/06 01:53:29 ID:4cRKrZnM [4/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレンの窮地に、更に拍車をかけることが起きる。

辺りの砂が、先ほど見た光景の様に舞い上がり
そこから無数の水棲ケンゴが、獲物を得たハイエナの如く、湧く。

その数、三匹。スイレンを捉えるケンゴを含め計四匹の水棲ケンゴが、スイレンの体を弄った。
ケンゴの、水棲生物らしいブヨブヨと ふやけた様な肌が体に触れる度に嫌悪感を覚える。


スイレン「いやぁぁっ!」ジタバタ


スイレン「やだぁぁっ!!」ジタバタジタ


バツンッ

ケンゴの一匹が、スイレンの顔を覆う"あぶく"に指を突き刺し破裂させた。


スイレン「!?」

スイレン「…んぐっ!」ブクブク

スイレンは咄嗟に口をつぐみ、体内への海水の侵入を防いだ。しかしもはや呼吸する術はない。


ケンゴに手足を掴まれ、スイレンは海中で大の字に広げられた。
もはや足掻くこともできない。ケンゴになされるがまま。
 ▼ 197 ワーク@カイロスナイト 17/03/06 01:57:08 ID:Yzd362mY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレンオワタ
 ▼ 198 ナアーラ@おしえテレビ 17/03/06 01:58:40 ID:4cRKrZnM [5/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「……んんんっ//」ブクッ


ケンゴの興味は全て、スイレンの女性の部分へ注がれた。
足を押し広げられ、大開脚の醜態を晒す。

ケンゴの一匹が、スイレンの股へと近寄る。


ケンゴ「…ンエヘヘ…//」ブクブク


スイレン「んーっ!!んーっ!!」ブクブク



声も出せず、息もできず、スイレンはなす術なく、ただ祈ることしかできない。


スイレン(お願いっ!!誰か!!助けて…!助けてぇっ…!!)



目から滲み出た波さえも、海水に溶けて交わる。泣くことさえ、許されぬ。
 ▼ 199 ガスピアー@カロスエンブレム 17/03/06 01:59:32 ID:XL2O3UWw NGネーム登録 NGID登録 報告
なんかテラフォーマーズみたい
 ▼ 200 ネコロロ@ダートじてんしゃ 17/03/06 02:08:24 ID:T2xL9fos NGネーム登録 NGID登録 報告
ひえっ
 ▼ 201 75◆d.0BGDpkVQ 17/03/06 02:19:36 ID:PlK0J.YE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
なんだこの文才は
 ▼ 202 スマス@ペアチケット 17/03/06 02:23:37 ID:B5AF206I NGネーム登録 NGID登録 報告
はじめの俺「クソスレ確定wwwwwwww」

途中の俺「なんか急展開だな…」

ここまで読んだ俺「ヤバい!めっちゃ面白い!続き楽しみ!」
 ▼ 203 スモッグ@レンブのみ 17/03/06 02:31:10 ID:PlK0J.YE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>202
ワカルデ
 ▼ 204 ブクロン@こだいのおうかん 17/03/06 03:13:03 ID:YwIMkiN2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クロックタワーみたい
 ▼ 205 ブクロン@げんきのかけら 17/03/06 03:14:37 ID:4sYYqVSY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>202
よーく分かります!
 ▼ 206 アル@スキルコール 17/03/06 08:03:38 ID:YBGe6DLM NGネーム登録 NGID登録 報告
Evans作品は大体面白い
 ▼ 207 ルホッグ@リピートボール 17/03/06 14:04:00 ID:RArJGQD6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このスレは伝説になるから>>1はコテつけた方がいいよ
 ▼ 208 イガニ@ファイトメモリ 17/03/06 19:03:46 ID:USebS.sg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 209 レフワン@エレキシード 17/03/06 19:06:11 ID:4cRKrZnM [6/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前出すとああこいつねってなって読んでくんねーもん!
 ▼ 210 ンダー@ポイズンメモリ 17/03/06 21:47:28 ID:4cRKrZnM [7/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
水面から差し込む光が遠ざかって縮小する様子を、朦朧とする意識の中でスイレンは見ていた。


スイレン(……希望…)


限界を迎え、鼻腔に海水が流れ込む。
隙間なくスイレンを包み、くぐもった音しか聞こえない。
呼吸、絶叫、足掻き、それらの行動余地さえ奪われ、許されたるは、ただ考えることのみ。
死に備え、恐怖に恐れおののくことだけが、今スイレンに出来る唯一だ。


差し込んでいた"希望の光"は、完全にスイレンの視界から消滅した。
たった10年ぽっちの走馬灯は、その短さ故か、スイレンに より鮮明にその一部始終を垣間見せた。



ホウとスイ。
妹らの誕生。



スイレン(………)



スイレン(……ホウ…スイ…)ゴポッ…


スイレン(二人が生まれてからの毎日…とってもとっても、楽しかったよ)
 ▼ 211 メタマ@スピードボール 17/03/06 21:55:12 ID:4cRKrZnM [8/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
海が。スイレンに牙を剥いた。











スイレン「……がはっ!!」ベチャ


気づくとスイレンは元いた桟橋の上にいた。
仰向けに寝そべり、起きようとしても出来ず、身体の疲労感がそれを妨げていた。


海水じゃない。空気が、スイレンを包み込み暖かい大気でそこは満たされていた。


スイレン「はぁ…はぁ…」

スイレン「……こ、ここ…は……」


ククイ「…スイレン!目 覚めたか!!」

スイレン「ククイ博士…」
 ▼ 212 ットロトム@なぞのすいしょう 17/03/06 22:04:47 ID:4cRKrZnM [9/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
息ができる。
ボヤけた視界が、次第に鮮明さを取り戻す。


スイレン「……わ、私…」


生きている。


ククイ「よかったぜ、一時はどうなるかと思って」

スイレン「ホウとスイは?!アシマリは?!」ガバッ


意外にもスイレンは冷静だった。
自身が生還したと脳が処理するや、直ちに妹らの安否をククイに問い詰めた。
連れ去られてどれだけ時間が経ったか確かめる術もなく、場合によっては既に窒息している可能性を懸念していた。


ククイ「妹達かい?大丈夫、俺の後ろで寝てるよ。ちゃんと息もある」


スイレンの脇にあぐらをかくククイ、その背後にアシマリと妹らはいた。
並んで寝そべり、その腹部は膨張縮小、つまり呼吸していた。アシマリも同様だ。


スイレン「よかった…よかった……!」ポロポロ

スイレン「博士!博士は命の恩人です!!」
 ▼ 213 ガミュウツーY@ちいさなキノコ 17/03/06 22:13:09 ID:4cRKrZnM [10/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「礼には及ばないさ。アシマリをボールへ納めてあげな。いつも以上に頑張ってたみたいで、引き上げたら倒れる様に寝ちまったからさ!」


スイレン「ありがとう…!ありがとう先生…!!」

スイレン「でも、どうやって…」

ククイ「あん?」

スイレン「どうやってケンゴの群れから私達を…」

ククイ「ああ」

ククイは立ち上がって、白衣のポケットに手を入れて言葉を繋げた。

ククイ「遠くの丘から町へ向かう途中、この桟橋でスイレン達を見つけてな。ケンゴに襲われるのを目撃したんだ」

ククイ「どうやってケンゴを出し抜いたかだが」

ククイ「…運が良かった。近くのおもちゃ売り場にこんな物が置いてあってな」スッ

スイレン「……これは…」

ククイはポケットから一体の人形を取り出した。
ポーズを決めた女の子の人形。


スイレン「この人形…!」

ククイ「そう!白・黒・ピンク。偶然にもケンゴが好む配色だ。これを彼らに投げつけたのさ。案の定、無我夢中で人形を追っていったよ」
 ▼ 214 パー@フェアリーZ 17/03/06 22:22:26 ID:4cRKrZnM [11/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
場面変わってポケモンセンター ロビー
カウンター受付の陰に身を潜めるサトシ達四人


ザッ ザッ ザッ…


サトシ「しっ!誰か来るぞ…!」

リーリエ「……!」

マーマネ「……うぅぅ、神様仏様…」

マオ「……ゴクリ」



ガチャ
ギィィイ……



カキ「…誰か、いるか」


サトシ「その声…」


サトシ「カキ!」バッ
 ▼ 215 ガフシギバナ@ルアーボール 17/03/06 22:28:23 ID:4cRKrZnM [12/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
日が沈む夕暮れ時、ホシを連れたカキが、ポケモンセンターへ到着。


リーリエ「…ホッ」

マオ「あー、よかったぁ…」ヘタッ

マーマネ「はぁ…カキかぁ」


サトシ「よかった!無事だったか!」

カキ「いや無事じゃないが」ズキッ

サトシ「?」

カキ「……そ、それより、こっちはどうだった?この様子では、ポケモンセンターも襲われたみたいだが」

サトシ「あ、ああ、そうなんだ」

マオ「ポケモンセンターには誰もいないわ。ただ…」

マーマネ「ケンゴが一匹いたようだけど、外へ逃げていったみたいだよ」

カキ「そうか…」


カキは自宅からポケモンセンターへ続く道で見た町の景色のことを。
サトシ達は人の言葉を覚えたケンゴが出現したことを、それぞれ情報を交換し共有した。
 ▼ 216 トウモリ@デボンのにもつ 17/03/06 22:36:16 ID:4cRKrZnM [13/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「なっ…ケンゴが人語を…」

マーマネ「ケンゴは野蛮な生き物だけど、知能は高いからね」

リーリエ「一説によれば、その知能指数はメタグロス並みだとか」

マオ「え、まじ?」

カキ「うむ…、確かに彼らは頭が良いのかもしれん。俺が家へ戻った際、まるでホシを囮に誘(おび)き寄せられているように感じられた」

サトシ「俺も、ケンゴは頭良いと思う。人間しか出場できないはずのポケモンコンテストに、人間に紛れて出場してたし」



ククイ「それだけじゃないぜ」



サトシ「?!」

カキ達「!!」



ククイ「彼らは群れを形成して、独自のコミュニケーション方を巧みに駆使して獲物を追い詰める。知能だけでいえばあのメタグロスを凌駕する」

サトシ「ククイ博士!それにスイレンも!!」


カキに続き、ククイとスイレン、ホウとスイもポケモンセンターへ到着した。
 ▼ 217 コザル@ふしぎなアメ 17/03/06 22:48:14 ID:NAjbWsa2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシのシンオウケンゴの話で絶対笑うんだがwwwwww
 ▼ 218 ドラ@ながねぎ 17/03/06 22:49:13 ID:JC4WYobU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 219 マケロ@はつでんしょパス 17/03/06 22:50:10 ID:AmCpYUWc NGネーム登録 NGID登録 報告
究極生命体ケンゴ
 ▼ 220 ォッコ@かるいし 17/03/06 22:56:47 ID:Ng/F8b7Q NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 221 プラス@ぎんのこな 17/03/06 22:57:39 ID:BMWzVHXU NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
宇宙に追放しよう
 ▼ 222 ックウザ@メタルパウダー 17/03/06 23:00:45 ID:4cRKrZnM [14/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
完全に日が沈み、切迫した状況の中
止むを得ず彼らはポケモンセンターで一夜を過ごすことを強いられた。
非常用の懐中電灯の限られた明かりだけを頼りに通路を進み、二階にある宿泊用の一室を使うことにした。
途中リネン室から人数分の毛布を拝借し、部屋に持ち込んだ。

長い夜が始まる。



ククイ「さて、君たちが聞きたがっていた今後の俺たちの方針だが」

ククイ「まず明日、早朝にポケモンセンターを出発し、ポケモンスクールへ行く」


サトシ「ポケモンスクールへ、ですか」

マオ「どうして?スクールの方が危なそうなのに」

クルマユの様にサトシら、ホウとスイ、ホシは毛布にくるまって、ククイの言葉に耳を傾ける。


ククイ「順を追って説明しよう」

ククイ「最初、脱走した八匹のケンゴフレンズは新たな繁殖場所を選定するためにスタート地点となったスクールを中心に四方へ散った。つまり、出発地点のスクールにはケンゴはいない。この非常事態に際しスクールは今、市民の緊急避難場所として開放されている」

カキ「じゃ、じゃあお袋達も…!?」

ククイ「ああ。……だが、状況は芳しくない。避難している人の多くは負傷者で、医者の手も回らないのが現状だ」

スイレン「元々緊急避難場所だったポケモンセンターが襲われたんだもん、避難が間に合わなかったってことだよね…」
 ▼ 223 オッキー@フリーズカセット 17/03/06 23:20:05 ID:8Ot5wJBA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もはや文学の域
 ▼ 224 オー@ポフィンケース 17/03/06 23:22:10 ID:4cRKrZnM [15/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「スクールには外部との連絡手段があるが、他の島と連絡がつかない。どうなっているのか、大人も細部まで現状把握出来ていない」

マオ「待って、外部との連絡手段って…」

ククイ「役場の人からの情報によると、役所も襲撃にあったらしく今現在アローラ地方の為政は完全に停滞してしまっている。隣国へ援助要請をしたが、鼻で笑われて取り合ってくれなかったそうだ」

マーマネ「なんで?」

ククイ「その国はケンゴの認知度も低くてな…危険生物だと事細かに伝えても信じてもらえなかったんだと」


リーリエ「つまり、今この島は……」

ククイ「そうだ、完全に孤立してしまっている。それも、地方単位じゃなく、島単位でだ」

カキ「島国なのが祟ったのか…」

ククイ「ああ。だが、幸運でもある」

スイレン「ケンゴによる被害を、島の内で止める事ができるから…ですね」

ククイ「そうだ」

ククイ「スクールに戻ったらまず、ナリヤ校長や役場の人らも一丸となって島の奪還作戦を練る」

ククイ「その作戦には、ケンゴの内情を知り、何よりポケモントレーナーである君たちの力が必要不可欠になってくる。必ずな」


ひとときの沈黙。
一抹の不安。飛行能力を擁した、ケンゴ。ククイと妹達を除いた数名が、人知れずカプ・ケンゴの存在を脳裏に浮かばせていた。
 ▼ 225 ナップ@ばんのうごな 17/03/06 23:26:25 ID:7CygVBLs NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 227 シボン@きりのはこ 17/03/06 23:38:22 ID:4cRKrZnM [16/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「っそ!」ダンッ

サトシ「…カキ…」


カキの拳が、床を突いた。

カキ「歯痒いぜ…今こうしている間にも、ケンゴはねずみ算に増えてるって思うと…!!」

ククイ「仕方ないさ、ケンゴは本来夜行性の生き物…闇に忍び、夜を歩く。それがケンゴだ」

マオ「そーだよ、夜出歩くのはそれこそ自殺行為だよね」


ケンゴの繁殖。それは何者かの命が失われていることに他ならない。
事実、母体の腹を突き破り生まれ堕ちるケンゴの出産を幾度となく目の当たりにしてきたサトシらがカキの様に苛立ちを覚えるのは無理もない。

だが、苛立ちの種はそれだけではない。


スイレン「…ぁ…//」グゥ〜


マオ「あはは、スイレンたら」グゥ〜


サトシ「はは、何だよみんなして…」


カキ「……そういえば、出発してから何も食べてなかったからな。せめて妹達だけでも何か食べさせてやりたいが…」
 ▼ 228 ラチーノ@ロゼルのみ 17/03/06 23:43:23 ID:p1fYIBro NGネーム登録 NGID登録 報告
もうメレメレ島に原爆投下して根絶やしにしよう
 ▼ 229 イアント@ぎんのこな 17/03/06 23:44:16 ID:NAjbWsa2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
オラワクワクしてきたぞ
 ▼ 230 ブルモ@ホロキャスター 17/03/06 23:47:01 ID:4cRKrZnM [17/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「どれ。何か食糧になるものが無いか探してくるか」

マーマネ「どこいくの?」


ククイ「確か、一階の自販機に菓子パンとか売ってなかったか」

マオ「あるけど、電気止まってるんじゃない?自販機」

ククイ「非常事態だからな。許してもらえるよ」


自販機を破壊する気だ。
ククイは一人立ち上がって部屋を出ようとする。


スイレン「待って、私達だけじゃ不安かも…」

ククイ「うーん、確かに…ポケモンがいると言っても相手はケンゴ。万全を期しておいて損はない、か」

ククイ「よし、スイレン。これを持ってろ。護身用だ」スッ


ククイは先ほどスイレンに見せた女の子のフィギュアを、彼女に渡した。
それを見たサトシは目を丸く見開き、大きな声をあげた。

サトシ「あぁーっ!!」

サトシ「それ!それ!そのフィギュア!!」
 ▼ 231 ガフーディン@ジュナイパーZ 17/03/06 23:51:57 ID:uda3ygPM NGネーム登録 NGID登録 報告
ククイ…無事に戻ってこいよ…
 ▼ 232 ケンカニ@ガブリアスナイト 17/03/06 23:53:52 ID:4cRKrZnM [18/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイレン「な、なに…?」

ククイ「なんだサトシ、このフィギュアのキャラクターを知ってるのか?」

サトシ「キャラクターじゃないよ!実在の人物だよ!!」


スイレン「ええっ?」


サトシ「友達のヒカリっていうんだ!前にシンオウ地方で一緒に旅してて、ポケモンコーディネーターなんだけど…!!」


スイレン「!」

マオ「!」

リーリエ「……」


ククイ「え、ええっ…?」

サトシ「なんでヒカリがフィギュアになってるんだ…?!」

マーマネ「コーディネーターの中でも実力や人気、知名度のある人はフィギュアやポスターなんかのグッズとして売られてるらしいね。きっとそういうとこからの輸入品だね」

サトシ「な、なるほど〜…すっげぇなヒカリ…」


ククイ「実在する人物だったか…(彼女がもしケンゴと出会ったらを考えると…気の毒だな…)」
 ▼ 233 ィ@エスパーZ 17/03/06 23:55:35 ID:1tijUUIQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 234 ミカラス@きよめのおこう 17/03/07 00:18:17 ID:uRDcB/ww [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイが子供達を部屋に残し、食糧を求めて一人闇を彷徨う同時刻。



アーカラ島



ハル「……とんでもないことになった…」


アーカラ島に住むハル少年は鬱蒼と生い茂る林の中に身を隠し、町の様子を伺った。



ケンゴ「……ンェェ…」ザッ ザッ

ケンゴ「……」ダラダラダラ

ケンゴ「……ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ」パンパンパンパン

ズリュ
ズチュルルゥ……

ケンゴ「ンマァ-!!」ズリュリュ ← 新生児




ハル「地獄だ…僕は今地獄にいる……!!」
 ▼ 235 ガルデ@しろいハーブ 17/03/07 00:27:58 ID:uRDcB/ww [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
町はケンゴが跳梁跋扈していた。
いつもの様にママの手伝いをしていたハルは、突如ケンゴの襲来を受けた。
我が子を守らんとする決死の足止めにより、なんとか逃げ延びることができたハル少年だったが…。


ハルママ「ハル…!ハル…!あなたは…逃げ…!!」


ハルは目の前で、最愛のママを失った。
昼下がり、ケンゴの手によって、輪姦にかけられてだ。


ハル少年は島の脱出ルートを探し、一度は港へ足を運んだ。しかしどこもかしこも、ケンゴはそこにいた。
名うての船乗りがこぞってケンゴの餌と化す様を見て、ハルは島の中で生き延びる手段を模索した。
どれも非現実的で、実行には移せなかった。

そして今、この林の中にいる。
目の前をケンゴが通り過ぎる度に、ハルは畏縮し、神に祈った。

様々な思惑が頭をよぎる。



この島に生存者はあとどれ程いるのだろうか。


他の島は無事なのだろうか。


パパは、今頃何をしているだろうか。無事でいて、自身の身を案じてくれているだろうか。
 ▼ 236 クライ@フォトアルバム 17/03/07 00:42:28 ID:uEZXCceM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
軍の出動が必要だな
 ▼ 237 ックラー@たいりょくのハネ 17/03/07 00:44:11 ID:d3qa97tM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>236
軍の人が餌食になる未来しか見えない。
 ▼ 238 ツハニー@ジュペッタナイト 17/03/07 00:44:33 ID:uRDcB/ww [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハルは人知れず、眠れぬ夜を過ごすことが怖くて堪らなかった。
建物に入ろうにも、徘徊するケンゴの目を盗んで忍び込むのは至難の技だ。

幸いにも今ハルが潜伏している林は深緑の密度も高く、外から林の中を目視することは容易ではなかった。
そしてなによりこの、地面に敷き詰められた枯葉や枯れ枝が彼にとって天然の非常ベルであった。
何か物音がすれば、即座にそちらに注意を払うことを可能にしたからである。

ハルの前は茂みの城壁が覆い、
ハルの背後は天然の非常ベル。備えは万全と言えぬまでも、ハルはほんの僅かに高を括っていた。

まさか自分が見つかりはしないだろう、と。




その時
ケンゴが一匹、茂みの前を横切る。


ケンゴ「……ンェ」ダラダラ


息を殺し、ジッと様子を伺う。
腹の虫が鳴らぬよう、下腹にキュッと力を込める。
緊張が走る。汗が滴る。


唾を飲み込む音さえ、命取りだ。
 ▼ 239 ンタロス@ロックカプセル 17/03/07 00:47:13 ID:uEZXCceM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
怖すぎる…
 ▼ 240 レイシア@でかいきんのたま 17/03/07 00:55:13 ID:uRDcB/ww [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
遠ざかるケンゴの背中を見つめる。
緊張が解れ、息を漏らす。


ハル「はぁ…」


ハル(危なかった…)



何とかやり過ごし、ことなきを得た。
その油断が悪魔の付け入る隙を生んだ。



ハルは全身のうぶ毛が、逆立つのを感じた。
恐怖からくるものではない。



ハル「……?」


ハル(……静電気…?)パチ …パチ…


ハルは身体に異変を覚え、腕をさする。

ハル「……な、なんだ…ピリピリする…」
 ▼ 241 レフワン@ミミロップナイト 17/03/07 01:00:43 ID:akaoJ3xw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
The devil was standing
 ▼ 242 サナン@ハバンのみ 17/03/07 01:03:02 ID:uRDcB/ww [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



パキッ




自分のすぐ真後ろで、枯れ枝が折れる音。
ハルは咄嗟に凍りついた。


ハル「………ぁ…ぁ…」ビクビク


予想外の事態。
普通に考えると後方から接近する場合、少なくとも近付くまでに枯葉のがさつく音がするはずである。
それさえ無く、音は突如としてハルの真後ろで鳴ったのだ。

あり得ない!とハルが心の中で叫ぶ。


近付くまで音を立てず、自分の真後ろに立つ。それができるとすれば、厨に浮くポケモンくらいだ。
ハルは、ユックリと恐れながら後ろを振り向いた。その者の姿を確認するために。



カプ・ケンゴ「……ンェァ…」バチッ バチチッ
 ▼ 243 ンガー@ほしのかけら 17/03/07 01:04:27 ID:d3qa97tM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ラスボス降臨
 ▼ 244 ンダース@すくすくこやし 17/03/07 01:09:01 ID:akaoJ3xw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告

 ▼ 245 ェルダー@ルールブック 17/03/07 01:09:32 ID:uRDcB/ww [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハル「ひっ ひぁっ!!」ダッ


ハルは反射的に茂みを飛び出した。
それに背を向け、一目散に逃げる。


ケンゴ「んぁ…?」

ケンゴ「……」


茂みを出たことにより、町のケンゴ達の視線を牛耳る。
そんなことも御構い無しに、ハルはひたすらに走る。



ハル「はぁ!はぁ!」タッタッタッ

ハル「いやだっ…!いやだっぁぁ…!!」タッタッタッタッ


後ろを振り返って確認している暇もない。


ハル「うわっ!」ドサッ



走る最中、ハルは地面に横たわる何かに足を取られ転んでしまった。
 ▼ 246 ャワーズ@マックスアップ 17/03/07 01:14:48 ID:edHA/mls [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テキサスかなんかのバーに立てこもるパニック映画なんだっけ?
バカとマッチョとネーチャンとババアがギャーギャーするバカっぽい映画なんだけど、外のエイリアンが戦ってる時に交尾してすぐ子供が産まれるシーン思い出した
 ▼ 247 ガエルレイド@クオのみ 17/03/07 01:15:05 ID:uRDcB/ww [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハル「……痛っつぅ…」ズキズキ


膝を擦りむいてしまった。
しかし、その痛みはすぐにどうでもよくなった。


ビリビリに破かれたスーツ。頭蓋骨が露出してしまった頭部。
ハルが躓いたそれは、変わり果てた実の父親の姿だった。



ハル「……は…ぁ…ぁぁ…」


言葉を、失くす。




ケンゴ「…んまぁ」ガバッ


ハル「うわぁぁ!!」


父の亡骸に気を取られていたハルは背後から近付くケンゴに気がつかなかった。
ケンゴは全体重を以って、ハルに覆いかぶさる。後から駆けつけるケンゴの群れも同じように、彼に重なる。

ハル「助けて!助けてぇっ!!!」
 ▼ 248 リバード@ボイスチェッカー 17/03/07 01:18:54 ID:cSzChJ1Q [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
そこまでだ!
 ▼ 249 ッタ@サファリボール 17/03/07 01:19:55 ID:d3qa97tM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>248
待て!ケンゴを撃ったら、中に居るハルが死ぬぞ!
 ▼ 250 クーダ@リンドのみ 17/03/07 01:21:51 ID:cSzChJ1Q [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>249
そうか…そうだよな…













知らねズダダダダダダダダダ
 ▼ 251 レイドル@ふしぎなおきもの 17/03/07 01:23:23 ID:uRDcB/ww [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハルの断末魔は、人知れず夜の外気に溶けた。











カキ「どうだマーマネ、いけそうか?」

マーマネ「うん、接続完了だよ」

カキ「よし、それじゃあ電源を入れるぞ」


ポケモンセンターのサトシらが泊まる一室。
マーマネが持ち歩いていた携帯バッテリーと、部屋に備え付けられているテレビを繋ぎ合わせた。これで電気を得たが…。


テレビ『』ザ-


サトシ「はぁ〜、やっぱダメか」


テレビ画面に映るスノーノイズ(砂嵐)が、不気味に室内を照らすのみ。どの局も放送はストップしていることを示していた。
 ▼ 252 ブキジカ@きのみジュース 17/03/07 01:26:23 ID:VXQhv5/w [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
UB06 RAPER
 ▼ 253 ーマルド@ミストシード 17/03/07 01:34:17 ID:uRDcB/ww [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイが食糧を探すと出て行ってもうすぐ1時間が経過しようとしていた。
時刻は午後8時に近い。


ホウ「お姉ちゃんお腹すいた…」

スイ「すいた…」

スイレン「ごめんね、もうちょっとの辛抱だから…」

カキ「……」


カキ「ホシは、平気か?お腹、空いてないか?」

ホシ「うん…平気。お腹空いてないもん」

カキ「そうか…」


ホウ「……」

スイ「……」


ホウ「ホウも…空いてないもん」

スイ「スイもだもん」

スイレン「うん、偉い偉い」ナデナデ
 ▼ 254 ォーグル@ミストシード 17/03/07 01:36:16 ID:VXQhv5/w [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ククイ…
 ▼ 255 FAX◆sI8WwmkfO6 17/03/07 01:43:39 ID:JI.6a0JE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>252

97-211-23-89-47-103 合計570
 ▼ 256 イゼル@クイックボール 17/03/07 01:46:10 ID:uRDcB/ww [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「……」ウトウト

マオ「リーリエ、大丈夫?」

リーリエ「はっ…」パチッ

リーリエ「わ、私寝ちゃいそうでした」

カキ「……」

スイレン「……」ナデナデ

マーマネ「…まぁ、無理もないよね」

カキ「ずっと緊迫してたからな…そりゃ疲れも出る」

マオ「ねぇ、明日からまた忙しくなるなら少しでも睡眠を摂るべきじゃないかしら?」

マーマネ「そうだけど、ちょっと無防備じゃない?」

サトシ「なら、見張りを立てようぜ。交替でさ」

カキ「そうだな…」

スイレン「それなら、寝る方も安心だね」ナデナデ

ホウ「寝るホウ?」


サトシ「よし、じゃあ見張りの順番を決めようぜ。ホシやホウ達を除いて!」
 ▼ 257 チリス@ハイパーボール 17/03/07 01:47:01 ID:edHA/mls [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>255
体力は低くないんだな
 ▼ 258 ララッパ@たわわこやし 17/03/07 01:51:02 ID:VXQhv5/w [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
銃とか持てば良いのに…
 ▼ 259 ルマイン@バンジのみ 17/03/07 01:51:19 ID:d3qa97tM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>257
BDが低いから先制技で死にそう(小並感)
 ▼ 260 ュバルゴ@とくせいカプセル 17/03/07 01:55:02 ID:ojWj7DYg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
これはハンサムが大活躍パターン
 ▼ 261 FAX◆sI8WwmkfO6 17/03/07 01:56:54 ID:JI.6a0JE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
UB06 RAPER

ケンゴ

せいよくポケモン

危険生物 UBの一種。強い 繁殖力を持ち、どのような 相手とでも 交尾をする。

97-211-23-89-47-103 合計570

技考えて
 ▼ 262 レフワン@フライングメモリ 17/03/07 01:57:59 ID:edHA/mls [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>259
パコ○コする時の話な(小声)
 ▼ 263 ドン@タイマーボール 17/03/07 01:59:59 ID:uRDcB/ww [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この部屋にはベッドは2つしかない。
女の子勢と妹達でベッドは占領され、男子は床にリネン室から持ってきた布団を敷いて眠ることになった。
なるべく離れぬよう、2つのベッドも移動させて繋ぎ合わせ、全員が部屋の隅の固まった場所で寝る。


見張り番は安全のため二人ペアで行う。
最初の見張り番に決まったのは、サトシとマオのペアだった。

部屋の中心にLEDライトのランタンを置き、それを囲んでサトシとマオは静か夜を過ごす。
少し肌寒く、毛布にくるまって、二人はランタンの灯りをボーッと見つめていた。



マオ「ねぇ、サトシ」

サトシ「んー?」


マオ「さっき言ってた"ヒカリ"って子なんだけどさ」

サトシ「ああ、ヒカリがどうかしたのか?」


マオ「サトシとはどんな感じだったのかなーって」

マオ「ちょっと、気になったりなんかして!」

サトシ「へぇ、なんだよそれ」

サトシ「どんな感じって……」
 ▼ 264 ンヤンマ@クラボのみ 17/03/07 02:11:41 ID:xHovzdps NGネーム登録 NGID登録 報告
>>261
タイプ 毒/虫
高さ 1.5m
重さ 48.0kg


Lv1 ヘドロこうげき すいとる したでなめる なきごえ ひっかく しおふき
Lv7 いえき
Lv13 やどりぎのタネ
Lv19 タネマシンガン
Lv23 たくわえる のみこむ はきだす
Lv29 いやなおと
Lv31 どくづき
Lv37 いえき
Lv43 ゲップ
Lv47 ドわすれ
Lv53 シザークロス
Lv57 ギガドレイン
Lv69 ダストシュート
Lv73 だいばくはつ
 ▼ 265 ニョニョ@ヤミラミナイト 17/03/07 02:26:01 ID:lyd/yZNw NGネーム登録 NGID登録 報告
専用Z技は茶臼回しだな
 ▼ 266 ディバ@ビスナのみ 17/03/07 08:22:53 ID:QFfqkXgM NGネーム登録 NGID登録 報告
>>264
ゲップでくさ
 ▼ 267 ゲデマル@あなぬけのヒモ 17/03/07 12:31:13 ID:bUWvHnhA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 268 シデ@ひみつのカギ 17/03/07 12:48:35 ID:C0r2gCNA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
UB06 RAPER
ケンゴ
分類 せいよくポケモン
タイプ 毒/虫
高さ 1.5m
重さ 48.0kg
危険生物 UBの一種。強い 繁殖力を持ち、どのような 相手とでも 交尾をする。

97 211 23 89 47 103


Lv1 ヘドロこうげき からみつく したでなめる なきごえ ひっかく しおふき
Lv7 すいとる
Lv13 やどりぎのタネ
Lv19 タネマシンガン
Lv23 たくわえる のみこむ はきだす
Lv29 いやなおと
Lv31 どくづき
Lv37 いえき
Lv43 ゲップ
Lv47 ドわすれ
Lv53 シザークロス
Lv57 ギガドレイン
Lv69 ダストシュート
Lv73 だいばくはつ
 ▼ 269 ノンド@ラッカのみ 17/03/07 12:51:24 ID:dPTMeL1U NGネーム登録 NGID登録 報告
>>261
>>264
>>268

盛り上がってるとこすまんが
そういうネタは余所でやってくれ
 ▼ 270 ドリーノ@きょかしょう 17/03/07 12:54:45 ID:C0r2gCNA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
専用Z技 ちゃうすまわし
威力 220
タイプ 毒
元技 どくづき
効果 相手が♀の場合与えるダメージが2倍に、♂の場合与えるダメージが0.5倍になる。相手が♀の場合に限り、タイプ相性による半減・無効を無視して攻撃する。
 ▼ 271 クロム@エレキシード 17/03/07 15:32:17 ID:yEQARO8A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
実装石みたいな狂気を感じる……………
 ▼ 272 ルケニオン@メガストーン 17/03/07 19:55:01 ID:ZYoQQVbo NGネーム登録 NGID登録 報告
ケンゴハザードだな
 ▼ 273 マゾウ@ちりょくのハネ 17/03/07 22:27:15 ID:d73gLAhY NGネーム登録 NGID登録 報告
はよ
 ▼ 274 Evans◆ta3ohwpboU 17/03/08 16:23:38 ID:RSA2GMlM [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この未曾有の事態にも関わらず、サトシが郷愁を覚え古い話に耽ったのは
煌々と暗闇に光るランタンの灯火に胸襟を揺さぶられたからか。
旅をする者として、旧友の名を遥か彼方の異邦の地で耳にした事に感極まってのことか。

いずれにせよ、緊迫した状況の中サトシの口を綻ばせるには十分な要因であることに変わりない。

深々と、夜は更ける。





マオ「じゃあ、ヒカリは今は別の地方を旅してるんだ」


サトシ「うん。シンオウからホウエンへ、ホウエンから今度はジョウトへ……それも随分前のことだから、今どの地方を旅歩いているかは伝わってないかな」

マオ「ふぅん、そうなんだ」


その時のマオは
どこか、嬉しそうに見えた。


マオ「そのグランドフェスティバルで準優勝、かぁ…サトシの友達って凄い人ばっかなんだね!」


サトシ「へへ、そうかも。けどマオたちの事だって 俺は凄い人だなって思ってるんだぜ。マオは食堂の看板娘だし、カキは大試練を乗り越えてZリングを託された凄いトレーナーだし」

 ▼ 275 Evans◆ta3ohwpboU 17/03/08 16:49:49 ID:RSA2GMlM [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオ「なにそれ。カキと比較する?」

看板娘は所詮 家のお手伝いだ。試練を乗り越えて称号を得たカキと比べられては、看板娘の肩書きなど霞んでしまう。というのがマオの意識だった。
膨れた態度でサトシをやじる。

一呼吸の沈黙を置き、題目はリセットされ
話の軸が、過去から現実へと切り替わる。


マオ「ヒカリは、ケンゴに目をつけられてたんだよね」


サトシ「……うーん…」


サトシは言葉を濁した。


サトシ「……客観的に視ると…そうなんじゃないかな…って…」


種族、風習、文化。その全てが違えども全てを友として受け入れる事が出来る度量の大きさ。
本人さえ気付かぬ、誰しもが認めるバカが付くほどの博愛精神をサトシは持っていた。

このケンゴ被害に於いて、サトシの胸中はここにいる誰よりも重く、辛い現実を直視しなければならない事を直感していた。

自分らと種族こそ違えど、ほんの僅かな時間を同じ釜の飯を食い、袖を分かった存在であったケンゴだ。個体こそ違えど、姿形はやはりケンゴ。憎しみを懐く感情は、かつての友に矛を向ける行為に見えた。

そう思う一方で、
個体こそ違えど、この一連の騒動の根源となったのは紛れもなくケンゴであり、何としてでも事態を終息させなければという思いも強く、2つの感情が混濁していた。
 ▼ 276 ツロイド@フェスチケット 17/03/08 16:57:32 ID:vmXV5vh2 NGネーム登録 NGID登録 報告
ケンゴとは(哲学)
 ▼ 277 Evans◆ta3ohwpboU 17/03/08 17:05:01 ID:RSA2GMlM [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ(……マオの言う通りだ)


サトシ「……俺の汁ケンゴは、確かに同じケンゴなんだけど、この騒動で暴れまわってるケンゴとはまた違う」

マオ「……?」

サトシ「今回の事件のケンゴはまだ産まれたばかりの幼な子だけど、俺の知ってるケンゴは生後10年…つまり成獣してるケンゴだった」

サトシ「人様の言葉を話して、理解して、一丁前にポケモン捕まえて従わせて……」

マオ「…まるで人間だね…」

サトシ「けどケンゴは人を襲う。人を犯し、喰らい、殺すんだ」


サトシはそう自分に言い聞かせた。
でなければ、揺らいでしまいそうな気がした。
毅然としていなければ、行動に迷いが生じる。迷いが生じれば、足元を掬われる。




マオ「…そういえば、博士…ちょっと遅くない?」


サトシ「ああ…確かに……自販機ってそんなに遠くもないはずなのに」


微かな不安が二人を過ぎる。
 ▼ 278 Evans◆ta3ohwpboU 17/03/08 17:16:41 ID:RSA2GMlM [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「カキ…カキってば」ユサユサ

カキ「ううん……俺のちん…返せ…zzz」ムニャムニャ

サトシ「ダメだ、起きない…熟睡しちゃってる」

マオ「スイレンもマーマネも…疲れが溜まってたのかグッスリ…」


サトシ「仕方ない、俺ちょっと博士の様子を見てくるよ」

マオ「大丈夫?一人で…」

サトシはランタンを担いで、立ち上がった。
ククイ博士を探しに行くのだ。


サトシ「ああ、俺は男だし、マオよりも襲われる心配はないしな……ランタン、持っていくぜ」

マオ「それはいいけど…不安だな…」

サトシ「内側から鍵を掛けておけば平気だって」

マオ「でもそれじゃあサトシが入れないじゃん」

マオ「ねぇ、合言葉を決めておこうよ」

サトシ「なるほど…でもククイ博士が先に帰ってきたらどうする?ククイ博士は合言葉なんて知らないぜ?」

マオ「そしたらククイ博士のみが知り得る事を訊いてみればいいよ」
 ▼ 279 ロボーシ@ムシZ 17/03/08 17:48:23 ID:qmbkxZdc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 280 Evans◆ta3ohwpboU 17/03/08 17:56:28 ID:RSA2GMlM [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシはピカチュウと共に客室を出てククイ博士の探索へと向かった。
マオは真っ暗闇の部屋の中で見張りとしての役目に専念した。


サトシが部屋を出発して、十数分。
最初に異変に気付いたのは、部屋に残ったマオだった。


締め切られたカーテンを僅かにズラして、窓から外の景色を伺ったところ


マオ(……なに…あの光は…?)


うん十メートルと離れた地点、
二階の窓から一望できる丘の上に、米粒の様に小さな光の粒が無数、点々と揺らめいていた。
何より奇妙なのが、その光がまるで作為的に配置されたかの如く綺麗な列を為していたことである。

丘の上の道を、光の粒は一列になって動いているのだ。


目を凝らしても暗くてよく見えない。
しかしそれは確かに、このポケモンセンターへと続く道のりを辿っていた。
 ▼ 281 ツドン@サイキックメモリ 17/03/08 18:03:15 ID:2ksLCz6M NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 282 ンド@きんりょくのハネ 17/03/08 18:47:35 ID:9rJp1wek NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
嫌な予感…
 ▼ 283 カグース@サイコソーダ 17/03/08 19:23:27 ID:gVNZIAYY NGネーム登録 NGID登録 報告
ククイ…
 ▼ 284 ーケン@サイキックメモリ 17/03/08 19:23:37 ID:ZKdTNnzY NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
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