Ss モブ男「チャンピオンになる」:ポケモンBBS(掲示板) Ss モブ男「チャンピオンになる」:ポケモンBBS

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Ss モブ男「チャンピオンになる」

 ▼ 1 ネブー@ほしのかけら 17/02/22 19:49:39 ID:6jPsw7CY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
この物語の主人公はモブ田モブ男。彼の故郷であるカノコタウンから物語は始まる。

モブ男「うーんいい朝だ。絶好の旅立ち日和だ。な!ヨーテリー?」

ヨーテリー「グルルルルル……」

モブ男のパートナーはヨーテリー。モブ男が初めて手にしたポケモンで10年来の親友である。

モブ母「モブ男ー!もう朝よ!起きなさーい!」

モブ男「おっと、早く降りないとまた長〜いお説教を食らうことになっちまう。行くぞ!ヨーテリー!」

ヨーテリー「グルルルルル……」
 ▼ 2 イコウオ@ちからのこな 17/02/22 20:10:06 ID:6jPsw7CY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「おはよー母さん。」

ヨーテリー「キャンキャン」

モブ母「はいおはよう。それにしても旅立ちの日にこんな調子で大丈夫なのかしら?」

モブ男「うぐ……だ、大丈夫だよ!今日はちゃんと起きてたし、ヨーテリーだっているし。な?ヨーテリー?」

ヨーテリー「グルルルルル……」

モブ母「そうね。ヨーテリーがいれば大丈夫ね。ね?ヨーテリー?」

ヨーテリー「キャンキャン!」

モブ男「さてと、じゃあそろそろ行くね。」

モブ母「もう少しゆっくりしていきなさいって言いたいけど、寂しくなるだけだもんね。張り切って行って来なさい!チャンピオンになるまで帰って来ちゃダメよ!」

モブ男「もちろん!」

ヨーテリー「キャンキャン!」

今、モブ男の冒険の幕が上がる……
 ▼ 3 コッチ@エスパーZ 17/02/22 20:54:47 ID:6jPsw7CY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「さてと、いよいよ旅立ちなわけだけどなんか実感湧かないんだよなあ……なんでだと思う?」

ヨーテリー「グルルルルル……」

モブ男「ああ、分かったお前と一緒だからだ。なんか家族旅行みたいな感じなんだよ。安心するって言うかさ。」

ヨーテリー「グル……」

そんな事を言っていると、モブ男の横を同じく今日旅立つのであろう少年が通り過ぎて行った。傍らには研究所で管理されていた特別なポケモン。手には赤い見たことのない機械。表情は自信に満ち溢れているように見えた。

モブ男「……行くぞヨーテリー……。」

ヨーテリー「グルルルルル……」

なにか言い知れないモヤモヤを感じながら、モブ男は少年を追うように町を出た。
 ▼ 4 ニューラ@ホイップポップ 17/02/22 21:04:31 ID:f5M4trkM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
しえん
 ▼ 5 ェリンボ@シールぶくろ 17/02/22 23:23:09 ID:4hakQqME NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜1番道路〜

モブ男「何回も来たことあるはずだけど……なんだろうなこの感じ……」

ヨーテリー「グルルルルル……」

モブ男とヨーテリーは慣れ親しんだカノコタウンを出発し1番道路に足を踏み入れていた。他の街に向かうときには必ず通る道なので良く知った場所なのだが、初めての旅という状況と先ほど感じた妙な感情が景色を全く違うものに見せていた。

モブ男「旅するとなると、さすがにお前だけじゃ厳しいよなあ。なんかポケモン捕まえて……」ガサッ

モブ男「!!」

ミネズミ「ハハッ」

モブ男「ミネズミか……よし、行け!ヨーテ……」

そこまで言って気付いた。モンスターボールを持っていない。

モブ男「ははは……ダメだこりゃ……」

ヨーテリー「クゥーン……」

自分の抜けっぷりに苦笑いしながらモブ男はカラクサに向けて再び歩き出した。

???「…………」

そんなモブ男を見つめる影……
 ▼ 6 イガニ@あおぞらプレート 17/02/22 23:23:50 ID:94Uq10a6 NGネーム登録 NGID登録 報告
Ss...
あっ
 ▼ 7 マズン@タポルのみ 17/02/23 00:05:35 ID:QpkXay3E [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜カラクサタウン〜

モブ男「さてと、まずはモンスターボールの調達かな。」

ポケモンセンターにヨーテリーを預け、フレンドリーショップで買い物を済ませたモブ男はヨーテリーの回復が終わるまで町を散策することにした。

モブ男「どこから見て回ろうかな……ん?」

大男「〜〜〜!」

モブ男「なんだ?選挙演説でもしてんのか?ちょっと聞いてみるか。」

大男「皆さん!ポケモンをどのような存在だとお考えですか?友達?家族?それも良いでしょう。」

大男「ですが!!!」

大男「ポケモンは本来、人間と生活を共にする様な存在ではないのです!ポケモンはとても高等な生命。人間と同列の存在ではありません!」

大男「人間と一緒に過ごすことはポケモンの尊厳を奪う事なのです!皆さん!ポケモンを真に思うならばポケモンを解放するのです!」

マントを身に纏った大柄の男はこういった主張を延々と繰り返す。初めは耳を貸していた聴衆も、やがて「聞いてられん」とばかりに一人また一人と立ち去って行ったが、モブ男だけは最後まで演説を聞いていた……。何故かその場を離れることが出来なかった……。
 ▼ 8 リゴンZ@かいがらのすず 17/02/23 01:05:34 ID:QpkXay3E [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ポケモンセンター〜

ジョーイ「ヨーテリーはすっかり元気になりましたよ!」

モブ男「ありがとうございます。いくぞヨーテリー。」

ヨーテリー「グルルルルル……」

〜1番道路〜

モブ男は先ほど逃してしまったミネズミを捕まえるため1番道路に舞い戻っていた。

モブ男「探すと見つからないんだよなこういうのは……なんですか、物欲センs」ガサッ

ミネズミ「ハハッ」

モブ男「あ、いた。よし、行ってくれヨーテリー。」

ヨーテリー「グルルルルル……」

そこからは早いもので、モブ男とヨーテリーは抜群のコンビネーションでミネズミを追い詰めあっという間にゲットしてしまった。

モブ男「やっぱり旅は賑やかな方が良いよな」

モブ男は一人そう呟く。まるで自分に言い聞かせるかの様に。
 ▼ 9 イロス@メタグロスナイト 17/02/23 11:46:22 ID:2Gtw8I.c NGネーム登録 NGID登録 報告
Ssなのに文章まともとは
 ▼ 10 チルゼル@クリティカット 17/02/23 18:59:24 ID:4cJe5y2I [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜2番道路〜

モブ男「仲間も増えたし、いよいよ旅って感じになってきたな。な!ミネズミ、ヨーテリー!」

ヨーテリー「グルルルルル……」

ミネズミ「ハハッ」

モブ男、ヨーテリー、ミネズミはカラクサタウンを抜け2番道路を訪れていた。ジムのあるサンヨウシティに通じる道路とあって、腕自慢のトレーナーの溜まり場となっておりチャンピオンを目指すモブ男にとっては絶好の修行場である。

モブ男「何気に俺たちポケモンバトルやった事ないんだよなあ……。誰かに相手してもらうか?」

ヨーテリー「グルルルルル……」

ミネズミ「ハハッ」

モブ男「よし、じゃあさっそk」???「僕が相手をしようか?」

そう声をかけて来たのは緑髪長身の青年だった。

???「君のポケモンの声も聞きたいしね……。」

モブ男「(ポケモンの声……?)じゃあ、頼むよ…。1対1で良いよな?」

???「構わないよ。あまりトモダチを傷付けたくないしね。

モブ男「よし、やるぞ!ヨーテリー!」

???「頼むよ。チョロネコ。」
 ▼ 11 ーブル@マトマのみ 17/02/23 19:18:17 ID:s/cFgv0I NGネーム登録 NGID登録 報告
もしやこれ主人公の立ち位置がモブ男になるやつか
 ▼ 12 リーン@トロピカルメール 17/02/23 19:51:45 ID:4cJe5y2I [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「ヨーテリー、体当たり!」

ヨーテリー「グルルルルル!」

モブ男はポケモンバトルの経験こそないものの、チャンピオンになる為特訓は10年間続けて来た。タイミングは完璧。威力も申し分ない。1撃で決まる。そのはずだった……

???「ふいうち」

メキッ

鈍い音と共にヨーテリーの体は崩れ落ちる。

モブ男「えっ?」

何が起きたのか理解出来なかった。分かるのは自分が負けたという事だけ。それだけの力の差が2人にはあった……

???「ポケモンの声が聞こえない君ではこんなものか……」

青年の去り際の言葉もモブ男には届かない。

大男「どうでしたか?彼は」

???「取るに足りない存在だよ。今はね……」

大男「今は?」

???「彼はいつか再び僕の前に現れる。そんな気がする……」
 ▼ 13 ニョニョ@ジュカインナイト 17/02/23 20:33:41 ID:4cJe5y2I [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
大男「ふむ……そうですか。ところで先ほどの少年はどうだったのです?」

???「ポカブを連れた少年かい?彼は良いね……。ポケモンの声が聞こえているし実力もある……」

〜ポケモンセンター〜

モブ男「お願いします……」

ジョーイ「お預かりいたします。ヨーテリーだけでよろしいのですか?」

モブ男「ええ……」

モブ男は打ちひしがれていた。負けた事だけが悔しいのではない。文字通り「何も出来なかった」。その姿を目に止めることすら。その事実がたまらなく悔しかった……。

モブ男「ミネズミ……」

ミネズミ「ハハッ」

モブ男「負けちまったよ。ヨーテリーもボロボロにしちまって……。こんなんでチャンピオンなんて笑っちまうよな……。」

ミネズミ「ハハッ」

モブ男「もう諦めようかな、チャンピオン……」

ミネズミ「は?」

モブ男「冗談だよ冗談……」

モブ男は力なく笑った。
 ▼ 14 Q.E3mu26z6 17/02/23 23:00:50 ID:yZnc1F9g NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ポケモンセンター〜

ジョーイ「ヨーテリーは(ry」

モブ男「ありが(ry」

〜2番道路〜

モブ男「ごめんなヨーテリー……俺のせいで……」

ヨーテリー「グルルルルル……グルルルルル……」

モブ男「慰めてくれるのか。ありがとな……」

モブ男はヨーテリーの頭を軽く撫でると顔を上げ、呟く。

モブ男「さて、自分の今の実力を思い知らされたところで鍛え直すとするか」

モブ男「幸いここにはトレーナーもたくさんいるし、修行には持ってこいだしな」

ヨーテリー「グルルルルル……」

ミネズミ「ハハッ」

モブ男「さてと、じゃあまずは……」

 ▼ 15 Q.E3mu26z6 17/02/24 18:10:01 ID:JBooUYY. [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜サンヨウシティ〜

修行を終えたモブ男達はサンヨウシティに足を踏み入れていた。

モブ男「しかし、街中ではポケモンをボールから出しちゃいけないなんてなあ……」

〜5分前〜

町民A「ようこそサンヨ……ああ!ポケモンをボールにしまってください!早く!」

モブ男「えっあっはい……」

町民A「ふう……この街ではポケモンを連れ歩く事は禁止なんです。

モブ男「なんで?」

町民A「町長夫人がポケモンが大の苦手でして……全く、町長もどうしてあんな財産n」モブ男「ストップ」

モブ男「その話長くなる?ジムに行きたいんだけど。」

町民A「ジムに行くなら、まずは「ゆめのあとち」で証を手に入れて頂かないと。」

モブ男「そんなルールあるんだ。」

町民A「前は無かったんですが、財産n」モブ男「分かった。行ってくるよ。」

町民A「ゆめのあとちでもポケモンの連れ歩きは禁止ですからね。違反すると、財産狙いの若作り夫人の連れ子であるドラ息子2人につまみ出されますから気を付けて下さい。」

モブ男「悪口を詰め込むなよ。どんだけ嫌いだ。」
 ▼ 16 Q.E3mu26z6 17/02/24 19:15:58 ID:JBooUYY. [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜現在〜
〜ゆめのあとち〜

モブ男「ここがゆめのあとちか……。廃墟みたいなのあるしやたら広いし、こりゃ大変だな……」

ジムに挑戦する証を手に入れるため「ゆめのあとち」を散策するモブ男、しばらく散策していると何処からともなく声が聞こえてきた……。

…ら…めの…り…せ!や…げて…お!

モブ男「何だ?なんかトラブルか?」

ボオン!!!

現場に向かおうとモブ男が向きを変えたまさにその時、大きな火柱が上がった。モブ男からは距離が遠く煙がたちこめていてよく見えなかったが、大人と思しき影が2つ逃げ去るのが辛うじて確認できた。

モブ男「問題なさそうだな……うん……多分……」

…………………

ベル「ありがとうブラック!」

ブラック「危ないとこだったな。それにしてもなんでまたあんな無茶を…。」

ベル「だって可哀想だったんだもん……何回も叩かれて……」

ベル「おら!ゆめのけむり だせ!」

ブラック「やめたげてよお!(迫真」

ベル「おいやめろ」ブラック「お前が始めたんだろ。」
 ▼ 17 ジョッチ@のんきのおこう 17/02/24 21:49:20 ID:6Hadu8GM NGネーム登録 NGID登録 報告
しえん
 ▼ 18 Q.E3mu26z6 17/02/25 01:00:21 ID:kbKNcZqM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ブラック「っと、そんな事言ってる場合じゃない。ジムに行かないと。」

ベル「ジムに?何しにいk」ブラック「ジム戦だよ」

ベル「わー!ジム戦?私見た事ないんだ。見に行って良い?」

ブラック「良いけど、乱入するなよ。」スタスタ

ベル「しないよ!」スタスタ

???「:(;゙゚'ω゚'):」

…………………

モブ男「証ちゃんやーい」

モブ男はいまだ証を求めて彷徨っていた。

モブ男「そもそも、証ってのがザックリしすぎなんだよな。物体なのか「ゆめのあとち」の奥底までポケモンに頼らずよくたどり着いた!感動した!的なやつなのか……。」

モブ男「いや、「手に入れる」って言うからには物体なのか……?うーん……。」

ふいにモブ男の足が止まる。

モブ男「突き当たりか……。前も右も左も壁壁壁……どうしたもんかね。」

その時、モブ男の耳がバサッバサッという奇妙な音を捉える。

モブ男「羽音……?どこから……?」
 ▼ 19 Q.E3mu26z6 17/02/25 06:50:09 ID:8AlmtuBk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「どこも何も、後ろしかないよな……」

モブ男が振り向くとそこにいたのは……

モブ男「モルフォンか……なんか普通のよりでかくないか……?」

モブ男は思わず呟く。それもそのはずで、目の前にいるモルフォンは普段目にするものの2倍はある。いわゆる主とか、そういった類のものなのだろう。

モルフォン「brrrrrrrrrrrr!」バサバサ

モブ男「うわわわ!何だ何だ!」

モルフォン「brrrrrrrrrrr!」バサバサ

モブ男「なんか妙に気が立ってるな……。……?」

ここでモブ男はある異変に気付く。自分の周囲、正確には自分達がいる空間全てに何か粉の様なものが充満しているのだ。

モブ男「毒鱗粉か……。」

 ▼ 20 タモン@ながながこやし 17/02/25 11:43:47 ID:cPzv26n6 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 21 ダカ◆EFC.zmnhr2 17/02/25 11:45:34 ID:Y.4reUzY NGネーム登録 NGID登録 報告
ミネズミがミッk

支援
 ▼ 22 Q.E3mu26z6 17/02/25 12:26:22 ID:l/I6IfdE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男は咄嗟に片腕で口と鼻を覆った。続けて、腰のボールに手を伸ばし……その手を戻す。

モブ男(既に鱗粉が充満してる状態で出しても、みすみす毒を浴びせるだけだ……。)

モブ男(こいつらに頼る選択は無し……。と、なると……)

モブ男は部屋を見渡した。しかし、見渡す限り壁壁壁。出口は勿論、通気口の様なものすら見当たらない。

モブ男(やっぱりダメか……。突破するにはモルフォンの横をすり抜けるしか……。)

モルフォン「brrrrrrrr!」バサバサ

モブ男(とはいえ、あんだけ気が立ってる状態じゃあ……。……!?)

モブ男は倒れそうになる身体を必死に立て直す。

モブ男(めまいがしてきた……。そろそろまずいな……。)

その時……

ボムッ!

ハーデリア「グルルルルル!!」
 ▼ 23 Q.E3mu26z6 17/02/25 13:27:19 ID:zg5zSheo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「ハーデリア!?」

モブ男「何やってんだ!はやくボールに……」

ハーデリアはモブ男を軽く見やると、すぐにモルフォンに視線を戻す。そして……

ハーデリア「グオオオオオオオオオオ!!」

モルフォン「Σ(゚д゚lll)」

その声を聞いたモルフォンは一目散に逃げていく。

「吠える」相手を大声で威圧し、戦闘態勢の解除及び戦闘圏内からの離脱を強制する技。必要のない戦闘を避けるためにとっておいたこの技が、モブ男達の窮地を救ったのだ。

しかし、吠えるためには当然一度大きく息を吸い込まなければならない。毒鱗粉の充満した室内でそれをしたハーデリアは……

ハーデリア「グルル……」ドサッ

モブ男「ハーデリア!!!」

モブ男はハーデリアに駆け寄り抱き上げると、出口に向かって走った。

走ると息がきれ鱗粉を大量に吸引する事になるが、そんな事は気にしない。

「ハーデリアを助ける」モブ男の頭にあるのはそれだけだった。
 ▼ 24 Q.E3mu26z6 17/02/25 17:45:45 ID:ViDXoaS. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「しっかりしろ、ハーデリア!」

建物から脱出したモブ男はハーデリアを地面におろし、カバンの中を漁り始める。

モブ男「確かカラクサであれを……。」

モブ男「あった!毒消し!」

モブ男は素早く毒消しをハーデリアに吹きかけると、続けて木の実を探し始める。

モブ男「木の実もいくつかあったはず……。くっ……!」

モブ男を再び強い目眩が襲う……

モブ男(今は参ってる場合じゃない……とにかくハーデリアの処置が終わるまで……)

モブ男は何とか木の実を探し当て、ハーデリアに食べさせる。そして……

ハーデリア「グルルルルル……」スースー

モブ男(良かった。呼吸が落ち着いて来たみたいだ……。これで一安s……)ドサッ

………………

夢を見ている……。遠い遠い昔まだまだ子供だった頃……。

俺とハーデリアの出会い……そして俺たちがパートナーになるきっかけになった

"あの時"の夢を……。
 ▼ 25 ニョニョ@サファイア 17/02/25 19:37:50 ID:Y7uTM2dQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 26 Q.E3mu26z6 17/02/25 20:14:10 ID:l/I6IfdE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
俺たち2人は並んでベッドに寝ている。

母さんと医者の先生が俺たちを見守る様に立っている……。

母さんは泣いてる……だけど、悲しんでるわけじゃない。安心して泣いてる……。

声が聞こえる……俺達を呼ぶ声。母さんの……先生の……。それから……

………………

???「おいあんた!起きろ!」

モブ男とハーデリアは見知らぬ男2人の声で目を覚ました。

???「ここではポケモンをボールから出すのは禁止だ……。今すぐ出て行ってもらうぞ!」

モブ男(ああ、こいつらが例のドラ息子どもか……なるほどね……。)

モブ男はやっとの思いで身体を起こすとハーデリアをボールに戻し尋ねる。

モブ男「出ていくのは出ていくけど、せめて名前くらい教えて貰えませんかね。得体の知れない人の言う事は聞くなって「ママに」言われてるもんで」

???「俺はドラム」???「俺はスコーr」モブ男(ああ、2人合わせてドラ息子ってか。)

モブ男「それともう一つ」

バカ「何だよ……」バカ2「おれ達も忙しいんだがな。」

モブ男「さっき、大きな火柱が上がった時どこにいたんですかね?あれ、明らかにポケモンの技でしたけど。」
 ▼ 27 Q.E3mu26z6 17/02/26 00:52:22 ID:kbWGimfg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
バカ「そ、それは……」

バカ2「管理室であとち全域の監視をしていたのだ……」

バカ2人は一際高い建物を指差し、続けた。

バカ「お前のいう火柱とやらが上がった時、たまたま2人とも違うところを見ていて気付かなかったのだ。」

バカ2「そうだ、気付いていれば現場に……」

モブ男「へー。あんなにデカい音がして派手に火柱が上がっても2人とも気付かないもんなんですか。向いてないですよ、監視員。」

モブ男には、バカ2人は気付いていてわざと現場に向かわなかったのだという確信があった。

モブ男(町民の話からして、こいつらがポケモンを連れ歩いてる人達を無理矢理あとちから追い出してるのは確実……)

モブ男(さっきの俺達への態度からして、人に対する気遣いとか思いやりとかそういうのも持ち合わせてないんだろう。なのに、あの火柱の現場にだけは赴かなかった……。)

モブ男(考えられる理由なんて一つしかないよな。)

モブ男「本当は気付いてて行かなかったんでしょ?現場にいるポケモンがあんまりにも強そうだったから。」

バカ1&2「ば、バカな事を……」

モブ男「じゃあ説明して貰えます?馬鹿でかい火柱を見逃す様な人達が、建物の陰に隠れてほとんど見えない位置に倒れてる俺たちの事はすぐに見つけられた理由。」

バカ1&2「黙れ!とにかく違反は違反だ!さっさと出て行け!出て行かないなら力尽くで……」

モブ男「だから言われなくても出て行きますって。俺も、あんたらの職務怠慢を皆に早く話したくてウズウズしてるんですから。」
 ▼ 28 Q.E3mu26z6 17/02/26 01:44:08 ID:Yzd14fa. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
バカ1&2「ナニイ!?」

ここで少し町長一家について説明しておこう……。

バカ2人は生来堪え性がなく、どんな仕事をしても全く続かないような連中でひどい時には「制服が気に入らない」という理由で初日に仕事もせずに退職した事まである始末。

そんな2人を見かねたバカ親(町長夫人)がそれまでは存在しなかった「ゆめのあとち監視員」なる職を勝手に作りそこに息子2人をあてがって現在にいたる。

その後2人の給料分だけ税金が引き上げられたのだが、結局その分は全て夫人の懐に入っている。これが夫人が「財産目当て」とされる所以である。

それだけやりたい放題に振舞っているので、当然町民の不満は相当なもの。そんな所に自分たちの今までの悪どい所業が暴露されればどうなるか。さすがのバカ2人でも容易に想像出来た。

故に……

バカ1&2「分かった……今回だけは見逃してやる。次はないからな……。」

モブ男「ありがとーございまーす(棒」

因みに、この後結局別の旅人に傲慢な振る舞いを暴露されバカ2人は失職。夫人は家を追い出され、見て見ぬ振りを決め込んでいた町長も失脚するのだがそれはまた別のお話……。
 ▼ 29 Q.E3mu26z6 17/02/26 08:21:54 ID:tKc/QTaA NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「そうだ……あそこ行ってみるか……」

モブ男はまだダルさの残る身体を引きずるようにして、ある場所に向かった。その場所とはもちろん……

モブ男「さっき火柱が上がったの、この辺りだったよな……。」

モブ男「もし万が一炎に巻き込まれて誰か倒れてたら大変だと思って来てみたけど、大丈夫みたいだな……。ん?」

モブ男は足元に光る物があることに気付き手を伸ばす。

モブ男「これって……ラ」バカ2人「おい、お前!」

モブ男「今度は何ですか……?」

モブ男はウンザリといった様子で振り返る。

モブ男「ポケモンだって出してないし、別に……」

バカ「そうではない。」

バカ2「俺たちから、マ……母上に進言してやった。今回だけは特例で証無しでもジム戦をさせてやってくれとな。」

バカ「マ……母上は快諾して下さった。だから、もうお前はここにいる必要がないのだ。町までつれていってやろう。」

モブ男(ようするに、これ以上自分たちがボロ出す前に出ていってくれって事か……)

モブ男(もうちょっと奥まで見て回りたかったけど、まあ変にモメても面倒だしな……。)

モブ男「じゃあ、お願いします。」
 ▼ 30 Q.E3mu26z6 17/02/26 10:46:58 ID:WL7l7NNI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
バカ「ではついて来い。言っておくが、道中で出会う人間に話しかけることは許さん。」

モブ男「(変なこと言うなって事ね)はいはい……」

モブ男はバカ1&2に挟まれる形で歩き始めた。

歩き始めて数分、緑のどんぐり帽子をかぶった少女とすれ違った。傍にポケモンを携え、何かを探している様子であったがバカ2人は一切声かけする事なく通り過ぎた。

モブ男(ポケモン連れてる様に見えたけど、さすがのこいつらでも女の子を無理矢理連れ出すのは気が……)

バカ1&2「:(;゙゚'ω゚'):」

モブ男(あっ)

モブ男はバカ2人の表情から事情を察した。

モブ男(なるほど……さっきの現場にいたのはあの娘なのか……。いやはや、みかけによらないというか何と言うか……。)

バカ「ついたぞ!」

バカ2「ジムには話を通している。まっすぐジムに向かえ!!」

モブ男「ハーデリアを回復させてから行きたいんですけど……。」

バカ1&2「ぐっ……ならばその後ジムに向かえ!!」

モブ男「はいはい」
 ▼ 31 Q.E3mu26z6 17/02/26 12:33:27 ID:i5jJN7u. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ポケモンセンター〜

ジョーイ「ハーデリアはすっかり元気になりましたよ。毒の後遺症も出ていません。」

モブ男「ありがとございます!」

ハーデリア「グルルルルルルル……」

モブ男「しかし、お前は本当無茶するよな……。もうダメかと思ったよ……。」

ハーデリア「グルル……」

ハーデリアは「お前もな」と言わんばかりに短く唸った。

モブ男「さて、そんじゃあ行きますか……。」

〜サンヨウジム〜

受付「ようこそサンヨウジムへ!あ、モブ男様ですね?」

モブ男「そうです。」

受付「このジムでは公平を期するため、荷物はこちらでお預かりすることになっています。電子機器の電源も落とさせて頂きますがよろしいですか?」

モブ男「じゃあ、これお願いします。」

受付「はい、お預かり致します。中身を確認させて頂きますね。えーと……あら?"これ"を2台お持ちなんて珍しいですね。」

モブ男「ああ、それh」 ???「イッツ、テイスティングターイム!!!!!!!!!!!!」
 ▼ 32 Q.E3mu26z6 17/02/26 15:36:41 ID:kbWGimfg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
???「ようこそチャレンジャー!僕の名前はデント」

モブ男「あ、ハイ」

デント「今日は珍しい日のテイストだね。チャレンジャーなんてしばらく来てなかったのに、今日は君で2人目のテイストだよ!」

モブ男「ああ、そうなんですね……」

デント「そうそう、さっきのチャレンジャーは強かったよ。僕は一方的にやられたテイストなんだ!!!」

モブ男「あの、ところでテイストって言うのh」

デント「君も強そうだね!僕は先にバトルフィールドに行ってるテイストだから、君も準備が出来たらバトルフィールドに来ておくれ!」スタスタ

モブ男「はあ……」

受付「すいません……。」

モブ男の困惑を察した受付担当が口を開く。

受付「悪い人ではないんですが、元々の性格に加えて1日に2人もチャレンジャーが来るなんて久しぶりで浮かれてしまって……。」

モブ男「いえ、それは構わないんですが"テイスト"ってのは一体……」

受付「それはソムリエの用語なんです。あの方はポケモンソムリエの資格ももっていらっしゃるのでクセで出てしまうみたいで……」

モブ男(ポケモンソムリエねえ……)

聞きなれない言葉に興味を持ったが、これ以上待たせるのも悪いだろうとモブ男はフィールドに向かった。
 ▼ 33 Q.E3mu26z6 17/02/26 16:40:51 ID:lsoT8vNE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デント「来たね!!さあ早速始めようか!」

モブ男「お願いします!」

審判「では、ルールを説明します!!使用ポケモンはチャレンジャーは2体、ジムリーダーは1体。1体でも戦闘不能になった時点で試合終了とします!」

審判「では、試合開始!!」

デント「マイヴィンテージ、ヤナップ!!!」

ヤナップ「ヤナップ」

モブ男「頼むぞ、ミネズミ!」

ミネズミ「ハハッ」

モブ男(回復したとはいえ、さすがにまだハーデリアには無理させられないからな……)

デント「さあ行くよ!ヤナップ、タネ爆弾!!」

ヤナップ「ヤナップ」ポイポイ

モブ男「かわせ!!」

ミネズミは素早く、自分めがけて落下して来るタネをかわした。しかし……

バアアアアアアン!!!
 ▼ 34 ェークル@プレミアボール 17/02/26 17:08:52 ID:rdkuDz6A NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 35 ネズミ@アクロママシーン 17/02/26 17:15:59 ID:j6WFW41Q NGネーム登録 NGID登録 m 報告
sSだったのに面白くて草
支援
 ▼ 36 Q.E3mu26z6 17/02/26 17:35:00 ID:pPb5nuSA NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「爆発した!?」

デント「だから言ったろ?タネ"爆弾"って」

ミネズミはタネ本体こそかわしたものの、爆風に巻き込まれて吹き飛ばされてしまった。

ミネズミ「ハハッ……」フラフラ

モブ男(それにしたって威力がデカすぎる……。一撃であんな……ん ?)

その時、モブ男はヤナップが右手に持つ石が緑の強い光を放っていることに気付いた。

モブ男(なんだアレ?)

デント「気付いたかい?これは「草のジュエル」といってね。身につけているポケモンが放つ草タイプの技を1度だけ強化してくれる不思議な宝石なんだ。」

その説明が終わるとほぼ同時に、石は光を失い黒い塊となった。

モブ男「なるほどね……そんなら少なくともこの試合中はもう効力を発揮しないわけだ……。ミネズミ!ふるいたてる!」

ミネズミ「HAAAAAAAAAAAAAAA!!」

"ふるいたてる"自分を鼓舞し士気を高める事で一時的に、爆発的なパワーを生み出す技。モブ男は相手の攻め手が緩むこのタイミングで体制を整えようと考えていた。

しかし……

デント「甘い甘い!甘すぎるテイストだよ!アクロバット!」
 ▼ 37 Q.E3mu26z6 17/02/26 20:44:57 ID:tcf5iFSg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヤナップは指示を聞くと、手に持っていた石を放り投げ高々と飛び上がった。

その跳躍が天井に達すると、ヤナップは思い切り天井を蹴りミネズミ向けて突っ込む。

ヤナップ「ヤナップ」

そのスピードは凄まじく、かわすのは不可能と一目で分かるものであった。

モブ男「ギリギリまで引き付けろミネズミ!」

ミネズミ「ハハッ」

デント「何を狙ってるのか知らないけど、無駄なテイストだよ!」

デント「アクロバットはボールから出た時に持っていたどうぐを、既にポケモンが使うか手放すか食べてしまうかしている時技のキレと威力が上がるんだ!」

ヤナップ「ヤナップ」

ヤナップとミネズミの距離はみるみる縮まって行く。アクロバットがミネズミに炸裂する……まさにその瞬間

モブ男「みきり!」

ミネズミ「ハハッ」

ミネズミはヤナップの腕を掴みその勢いのままに壁に向かって投げ飛ばす。

ズドォォォォォォォォォォン!!!

 ▼ 38 Q.E3mu26z6 17/02/26 23:53:07 ID:f9Tm5T0g NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デント「ヤナップ!!!」

周囲には砂埃が立ち込め、デントからもモブ男からも叩きつけられたヤナップの様子は確認出来なかった。

ミネズミ「ハハッ」フラフラ

モブ男(ミネズミはもう限界だ……たのむ、これで決まっててくれ……!)

しかし、そんな思いをあざ笑うかのように砂埃の向こうからヤナップが姿を現す……。

ヤナップ「ヤナップ」

モブ男(くそ……ダメか……。今のが最後のチャンスだったのに……)

モブ男が敗北を覚悟した、まさにその時……

ヤナップ「ヤナ……ップ」ドサッ

デント「ヤナップ!!」

審判「ヤナップ、戦闘不能!!ミネズミの勝ち!よって勝者、チャレンジャーモブ男!」

モブ男「勝った……のか……?」

ミネズミ「ハハッ……?」

モブ男「勝ったぞミネズミ!!!」

ミネズミ「ハハッ!!!」
 ▼ 39 Q.E3mu26z6 17/02/27 00:50:39 ID:BY7HATQ2 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
勝敗を分けたのは、アクロバットが放たれる前にモブ男が指示した「ふるいたてる」。ヤナップを投げ飛ばす時、当然ヤナップの勢いにミネズミのパワーも上乗せされていた。

この上乗せされるパワーが「ふるいたてる」によって強化されていたために、ヤナップを一撃で戦闘不能まで追い込めた訳である。

もしも、あのタイミングでふるいたてるを使っていなければ勝負の結末はまた違ったものになっていたであろう。

デント「お疲れ様、ヤナップ……。負けてしまったけど、とても楽しいバトルだったよ!」

モブ男「俺もです!こんなにハラハラするバトルは初めてでした!」

デント「それに、バトルをしていて感じたよ。君にはポケモンソムリエの素質がある!!」

モブ男「そうだ、ポケモンソムリエって一体なn」デント「ソムリエに興味があるのかい!?」

デント「ポケモンソムリエというのはね、文字通りポケモンのソムリエなんだけど……、」

モブ男「あーー……」

デント「色々なポケモンをテイスティングして、トレーナーとポケモンの相性をチェックするのが主な仕事なんだ!!」

モブ男「えーー……」

デント「丁度明日、カラクサでソムリエ大会があるから是非見学していきたまえ!!!ね!!!」

モブ男「…………はい……。」

 ▼ 40 Q.E3mu26z6 17/02/27 14:16:19 ID:BY7HATQ2 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
審判「おめでとうございます。勝利の証、トライバッジです。」

デントの話が途切れた隙をついて審判が口を開く。

モブ男「あ、ありがとうございます。」

モブ男は淡々とバッジを受け取ると鞄に取り付ける。感動が無いのではない、つい先ほどのマシンガントークで疲れているのだ……。

デント「さあ、じゃあ行こうか!今日はカラクサで泊まって明日に備えよう!!」

そう言うとデントは出口に向かって歩き出した。モブ男は審判に会釈し、あわてて後を追う。

受付「いってらっしゃいませ。」

デント「ああ、行ってくるよ。」

受付「モブ男様、こちらお預かりしていた荷物でございます。」

モブ男「ありがとうございます。」

モブ男は、荷物を受け取り外に出る。

???「あらあらまあまあ!あなたがジムリーダーに勝ったっていうトレーナーさん?」

ジムの外では恰幅のいい女性が待ち受けていた。

モブ男「は、はあ……まあ……。失礼ですが、あなたは?」

???「あらあらごめんなさい!私はこの町の町長の妻ゼニゲー・B・ババールでs」モブ男(え?銭ゲバババア?)
 ▼ 41 Q.E3mu26z6 17/02/27 14:49:12 ID:BY7HATQ2 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デント「しかしジム戦が終わったのはたった今なのに、随分お耳が早いですねご夫人。」

・B・「ほほほ。私、耳には自信がありますの!」

モブ男(微妙に話が噛み合っていない気がするが、まあ良しとしよう……。)

モブ男(そんな事より……)

モブ男は町民の"あの言葉"を思い出していた。

………………

町民A「財産狙いの若作り夫人」

………………

モブ男(つまり、今のこの姿は若作り後ということ……ならば実年齢は60代といったところか……?いや、でもその年齢で財産狙いって町長は一体何歳……)

・B・「あら?私の顔になにかついていまして?」

モブ男「あ、いや!大変若くてお綺麗な方だなぁと……。」

・B・「あらいやだ!私ったらまた若い殿方を魅了してしまって……。でもごめんなさい。私とあなたでは、少し年の差がありすぎますの……。」

・B・「私こう見えて、40代ですのよ?ほほほほほ。」

モブ男「えぇ!!?」
 ▼ 42 Q.E3mu26z6 17/02/27 17:37:48 ID:XYzC1I0w NGネーム登録 NGID登録 m 報告
機嫌を取りたいわけじゃないし、大げさに言ったわけでもない。心からの声だった。勿論、夫人が思っているのとは真逆の意味な訳だが。

・B・「私が年齢を申し上げると皆さん、そうやって驚かれるんですのよ。」

モブ男「それはそうですよ。見えないですもん(悪い意味で)。」

・B・「たまに「若さの秘訣を伺いたいわ」なんて方がいらっしゃるんだけれど……。」

・B・「特別な事なんて何もしていないんですの。」

モブ男「へーー」

・B・「強いてあげるなら、週4回のエステくらい。」

モブ男「ほーー」

・B・「そんなの誰でもやっている事でしょう?なのにお義母様ったら……」

・B・「金の無駄だからやめろ」

・B・「なんて言うんですのよ!酷いと思いませんこと!?」

モブ男「(仕上がり的な意味で)酷いです!酷すぎます!」

・B・「でしょう!?この前なんて……あらいけない、私これからエステですの。この辺で失礼致しますわ。では、ごきげんよう。」

モブ男「はい、ごきげんよう。」
 ▼ 43 Q.E3mu26z6 17/02/27 20:04:12 ID:L7v7o0Ig NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「あーーーーーーーー疲れた……。」

デント「大変だったねえ。あのご夫人は話が長いので有名なんだよ。」

モブ男「でしょうね。」

デント「しかも、何でも自分に都合の良い方に曲解するもんだから「私は皆の人気者」と勘違いしていてね。」

モブ男「でしょうね。」

デント「そんな性格だから、平気で無茶な条例を発布したりするんだよね。「私のする事には皆さん喜んで賛同してくださるわ」ってな感じで。」

モブ男「でしょうね。」

デント「さてと、愚痴はこれくらいにして行こうか。」

モブ男「ですね。」

〜2番道路〜

デント「そういえば聞きたかった事があるテイストなんだけど良いかな?」

モブ男「どうぞ、答えられる事なら答えますよ。」

デント「ジムにご夫人から連絡があった時、「ハーデリアを連れたトレーナー」と聞いたんだけどジムでは使わなかったね。どうして?」

モブ男「ああ、それはですね……。」

モブ男は「ゆめのあとち」で起こった事の一部始終をデントに話した……。
 ▼ 44 キカブリ@リリバのみ 17/02/27 21:52:12 ID:K3lwPWhU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
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 ▼ 45 Q.E3mu26z6 17/02/28 00:32:27 ID:VQM4yN4k NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デント「と、いうことは君も毒に侵されたテイストなのかい!?」

モブ男「まぁ、そういう事になりますね……。」

大したことではないとばかりに、モブ男は言ってのけた。

デント「そういう事って……すぐに医者に見てもらわないと……。」

モブ男「大丈夫ですって。」

デント「今は大丈夫かも知れないけど……」

モブ男「俺、普通の人より毒が効かない体質なんですよ。体質というか強烈な免疫があるというか。」

モブ男「まぁ、今回はさすがに吸い込み過ぎて気を失っちゃいましたけどね。」

デント「それは、生まれつき……?」

モブ男「いやいや、まさか。昔ちょっとね……。」

モブ男は何かに思いをはせるように、虚空を見つめる。

デント「差し支えなければ、その時の話聞かせてもらえないかな。勿論、無理にとは言わないテイストだけど……。」

モブ男「長くなりますけど、それでも?」

デント「ああ……」

モブ男は小さく溜息をつくと、"あの時"の事を語り始めた……
 ▼ 46 ンベアー@ラグラージナイト 17/02/28 20:22:58 ID:Sarciyik NGネーム登録 NGID登録 m 報告
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 ▼ 47 Q.E3mu26z6 17/02/28 21:13:45 ID:hC5o2j5M NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「あれは、ちょうど10年前の俺の誕生日……」

………………

母「モブ男〜!もう朝よ!起きなさ〜い!」

モブ男「う〜ん……あと5分……。」

今日は、モブ男の誕生日。友達が集まってお祝いしてくれる事になっているのだが、当のモブ男はかれこれ30分こんな調子である。

母「こら!いい加減に起きなさい!」

モブ男「うわっ!!」

いつの間にやら部屋に入って来ていた母に布団を剥ぎ取られ、モブ男は寒さに飛び起きた。

モブ男「何するのさ!そんな事して僕が凍死したらどうするの!?」

母「そんな簡単に人は死にません。はいはい、バカな事言ってないで顔洗って着替えなさい。」

モブ男「うう……悪魔め……。」

母「なにか言った〜?」

モブ男「なんにも〜」
 ▼ 48 Q.E3mu26z6 17/03/01 15:04:17 ID:uaoOpmYo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「うう……寒い……。」

寒さに震えながら洗顔と着替えを済ましたモブ男は、リビングへと向かった。

モブ男「おはよ〜」

母「はい、おはよう。ご飯出来てるわよ。早く食べちゃいなさい。」

モブ男「うん。いただきま〜す。」

…………

モブ男「ご馳走様でした〜。」

母「はい、お粗末様。」

モブ男「ところでさお母さん、今日なんの日か覚えてる……?」

直接「誕生日プレゼントちょうだい」というのは少し照れ臭かったのか、モブ男は遠回しに尋ねる。

母「ん〜〜なんの日だったかしら……?」

その言葉にモブ男の表情は一瞬曇ったが、次の母の言葉を聞いてすぐに満面の笑みに変わった。

母「冗談よ、冗談!可愛い息子の誕生日を忘れるわけないでしょ!お誕生日おめでとう、モブ男!」

母「プレゼントもちゃんと用意してあるわよ!ちょっと待っててね。」

そう言うと、母は何かを取りにリビングを出て行った。
 ▼ 49 ボネア@フエンせんべい 17/03/01 15:15:42 ID:F7UGOX8A NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
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 ▼ 50 Q.E3mu26z6 17/03/01 17:05:32 ID:y1lDZrOE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
母「お待たせ、モブ男!はい、誕生日プレゼント!」

そう言うと母は、1つのモンスターボールを手渡す。

モブ男「わぁ〜!ありがとうお母さん!」

母「ふふふ、どういたしまして。早速ボールから出してあげたら?」

モブ男「うん!!」

ボムッ!!

ヨーテリー「キャンキャン!」

ボールから出てきたのはヨーテリー。人になつき易く気性が穏やかなので、初心者トレーナーや子供がいる家庭に重宝されているポケモンである。

モブ男「わ〜!ヨーテリーだ!ヒカルとお揃いだ〜!やった〜!」

母「ふふふ、良かったわね。そうだ、お母さんにヨーテリーが技を使うところ見せてよ!!」

モブ男「うん!!よーし、行くぞヨーテリー!!たいあたりだ!!」

モブ男は喜び勇んで指示を出すが……

ヨーテリー「………………ハッ……」スタスタ

「お前の指示など聞かぬ」と言わんばかりに、ヨーテリーは小さく息を吐きリビングから出て行ってしまった。
 ▼ 51 Q.E3mu26z6 17/03/01 21:50:49 ID:cGVK9IM6 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「あ、あれ……」

母「ま、まぁうちに来たばかりだし、ヨーテリーも緊張してるのよきっと。そのうちそのうち!」

モブ男「そうだよね!僕、ヨーテリー連れてくる!おーい、ヨーテr」ピンポーン

その時、リビングに来客を告げるチャイムが響いた。

母「あら?誰かしら……。」

母「はーい……」ガチャ

???「こんにちはおばさん!」

???「モブ男の誕生日のお祝いにきてやったよ!」

母「あらあら、ヒカルくんにえ〜〜と……」

???「ちょっとちょっとおばさん、いい加減に覚えてよ。・ki・だよ!」

母「そうそう!・ki・くん!ごめんなさいね。珍しい名前だから。」

・ki・「全く……しっかりしてよね。ところで、モブ男は?」

母「ああ、奥にいるわ!上がって上がって!」

ヒカル「あ、すいません。お邪魔しまーs」・ki・「おーいモブ男ー来たぞー」ズカズカ

ヒカル「あ、ちょっと・ki・!すいません、おばさん……。お邪魔します。」
 ▼ 52 イケンキ@バトルレコーダー 17/03/01 21:54:41 ID:PKqvONNo NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
【悲報】ヨーテリーさん10年たっても進化しない
 ▼ 53 Q.E3mu26z6 17/03/01 22:28:36 ID:cGVK9IM6 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
・ki・「おーいモブ男ー、来てやったぞー。」

ヒカル「おはよ〜モブ男〜。」

モブ男「あ、おはよ〜ヒカル!!」

ヨーテリー「ガルルルルルル……」

ヒカル「あ、ヨーテリーだ!どうしたの?この子?」

・ki・「おい、モブo」

モブ男「お母さんが、誕生日だからって捕まえて来てくれたんだ!ヒカルとお揃いだよ!!」

ヒカル「そうだね!お揃いだね!」

・ki・「おi」

モブ男「だけど、なかなか言うこときてくれなくてさぁ……。」

ヒカル「うちのヨーテリーも初めはそうだったよ。そのうち慣れるって大丈夫大丈夫!!」

モブ男「そうかn」・ki・「俺を無視するなよ!!」

モブ男「ああ……いたんだ・ki・……おはよう。」
 ▼ 54 Q.E3mu26z6 17/03/01 22:46:55 ID:cGVK9IM6 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
・ki・「いたんだってお前なぁ……!」

モブ男「冗談だよ、冗談。そんなに怒らなくても良いだろ?」

ヒカル「そうだよ、怒りすぎだよ・ki・。」

・ki・「なんだよ、ヒカルはモブ男の味方ばっかりしてよ……。まさか、お前ら付き合ってるのか!?」

モブ男「何言ってんのお前?」

ヒカル「何言ってるの・ki・?」

・ki・「ほら、今だって息ぴったりじゃんよ!やっぱりお前r……」

ここで、ヒカルと・ki・について少し説明しておこう……。
 ▼ 55 Q.E3mu26z6 17/03/02 06:39:40 ID:S4PCeyHY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヒカル……

本物語の主人公、モブ男の友達。初めて手にしたポケモンはモブ男と同じくヨーテリー。先ほどまでのやりとりでも分かる通り、大変良くしつけの行き届いた「少年」である。

容姿はといえば、比較的中性的な顔立ちで髪の毛はロングヘアー。何故、髪を伸ばしているのかとよく聞かれるが「別に切る理由がない」だけである。

まぁ、これが原因で少々面倒な誤解を生んではいるのだが……。それについては次で語るとして、とにかくモブ男にとってはヨーテリーと同じく数少ない親友なのだ。

・ki・……

本名は、GC・ki・カジョーヌ。珍しい名前な上にやたら呼びにくいので、本人含めて皆「・ki・」と呼んでいる。名は体を表すとはよく言ったもので、性格はといえばかなりの自意識過剰。

また、先ほどまでのやりとりで分かる通りしつけは全く出来ていない。というか、そもそも親がアレ。「世界には俺とヒカルだけいれば良い」とか言い出したりする。キm(ry「ヒカル以外にどう思われようと関係ない」とも言う。うz(ry

お察しの通りヒカルの事を女だと勘違いしていて「ヒカルにどう思われているのか」を異常なほど気にしており、同時に「ヒカルにカッコ良いところを見せる」ことにやたらとこだわっている。

さらっと流したが、彼の誤解が原因で今回の"事件"が巻き起こるのである種「物語のキーマン」と言える。ただし、回想が終わったら出番は一切ない。

・ki・「ら付き合ってるんだろ!」

モブ男「だから、何言ってんの?一回落ち着けよ。」

ヒカル「そうだよ。落ち着きなよ。」

・ki・「ぐぬぬぬぬ……」
 ▼ 56 Q.E3mu26z6 17/03/02 14:26:33 ID:s1jgsHRw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヒカル「そんなことより、モブ男にプレゼントg……」・ki・「おいモブ男!!お客さんに飲み物くらい出せよ!気が利かないやつだな!!」

モブ男「はいはい、飲み物ね……何が良い?」

ヒカル「え、いいよそんなの……。僕達が勝手に来ただけなんだから。」

・ki・「ヒカル。お前のそういうところ俺は良いと思うけど、こういう時はちゃんと言わなきゃモブ男のためにならないぞ。」

ヒカル「う〜〜んと……じゃあ、モーモーミルク……」

モブ男「おっけー。お前(・ki・)はどうせあれだろ?カイスジュースだろ?」

・ki・「そ、そんな甘ったるい子供みたいなもん飲めるか!俺もモーモーミルクだよ!」

モブ男「お前、ついこの間まで喜んで飲んでただろ……。」

・ki・「と、とにかく今は気分じゃないんだよ!男は黙ってモーモーミr……」

モブ男「へぇへぇ、モーモーミルク2つな。ちょっと待ってて。」

そう言い残すと、モブ男はリビングから出て行った。

・ki・「な、なぁ……ヒカr」

ヒカル「それにしても、やっぱり可愛いよね〜ヨーテリー。」
 ▼ 57 アルヒー@ほしのすな 17/03/02 15:00:01 ID:ojcJB1Us NGネーム登録 NGID登録 報告
自意識過剰ヌw
 ▼ 58 Q.E3mu26z6 17/03/03 00:07:38 ID:0e353FIQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヨーテリー「ガルルルルルル……」

ヨーテリーは、ヒカルの方に目線をやりながら軽く唸った。

・ki・「こんな愛想ないやつの何処が良いんだよ?ヒカル。」

ヒカル「え〜〜?可愛いじゃんか。それに、懐きやすいって言っても最初は皆こんな感じだよ?」

・ki・「そうなのか……。じゃあさ、もし出会って間もないこいつを手懐けられたらそれって凄いことなのか?」

ヒカル「そうだね〜。ただでさえ慣れない環境で緊張してるし、ましてや・ki・は「おや」でもないから凄いことだとは思うよ。」

ヒカル「ただ、いきなり過度なスキンシップはオススメしないけどね。大人しいポケモンっていっても嫌な時は噛んだりもするし……。」

せっかくのヒカルの忠告も・ki・の耳には全く入っていない。その時の・ki・の頭には「ヒカルに凄いと言ってもらえる。」それしかなかった……。

・ki・「おい、ヨーテリー。お手!!」

ヨーテリー「……………………」プイッ

・ki・「おい!!お手って言ってるだろ!!」

ヒカル「だからいきなりは無理だって……。」

・ki・「おい!言う事聞けよお前!!」ガシッ!

ヨーテリー「!!」

ガブッ!!!!
 ▼ 59 Q.E3mu26z6 17/03/03 08:04:49 ID:buGiHuWE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
それは、極めて当然の反応であった。昨日まで野生として生きていたヨーテリーが突然危害を加えられたのだから、反撃しないほうがおかしい。

普通の人ならそう考える。しかし・ki・の場合は違った……。

重ねて言うが、・ki・は酷い自意識過剰でナルシスト、そして極度のワガママである。この状況で・ki・の頭にあったのは、

「ヒカルの前で赤っ恥をかかされた。」「このヨーテリーのせいで、ヒカルの中での自分の評価が下がった。」

この2つ。この2つの「思い込み」に支配されていた。故に……。

ヒカル「大丈夫!?・ki・!だから、危ないって……。」

・ki・「ああ、大丈夫だよ。それよりモブ男遅いな……ちょっと見て来てくれないか……?」

ヒカル「う、うん……。」
 ▼ 60 Q.E3mu26z6 17/03/03 13:53:52 ID:vqOw9xAI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
その頃台所では、モブ男と母がおやつの準備をしていた。

モブ男「ミルクだけで良いよ。別に特別なお客さんってわけじゃないんだからさぁ。」

母「ダメよ。せっかく来てくれたんだもの、ちゃんとおもてなししなくちゃ……はいできた。」

モブ男が母から、ミルク3つときのみの盛り合わせを受け取るのと同時にヒカルが台所に入って来た。

ヒカル「あの〜、何か手伝う事ありますか……?」

母「あら、ヒカルくん。お待たせしてごめんなさいね。でも大丈夫、モブ男が全部やってくれるからゆっくりしてて?」

母「ほらモブ男、お客様をお待たせしちゃダメよ。早く持って行ってあげなさい。」

モブ男「は〜い。行こう、ヒカル。」

ヒカル「うん……。」

モブ男「なんか元気ないね?・ki・になんか言われた?」

ヒカル「ううん。そうじゃなくて……実はヨーテリーが・ki・に噛みついちゃって。」

ヒカル「無理やり言う事聞かせようとした・ki・がいけないんだけど、多分その事でモブ男とヨーテリーに色々言うんだろうなぁと思って……。」

モブ男「あぁ、そういう……。ヒカルが気にする事じゃないよ。僕が、頭下げて「ごめんなさーい」って言えば満足するんだからあいつ。」

ヒカル「ふふっ、それはひどいよモブ男。」

2人は顔を見合わせひとしきり笑った後、リビングに戻った……
 ▼ 61 Q.E3mu26z6 17/03/03 19:37:39 ID:.1xhmVc2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男、ヒカル「あれ……?」

モブ男とヒカルは同時に声をあげた。・ki・の姿が見当たらない。

ヒカル「トイレかな?」

モブ男「いやぁ、トイレのドアは開いてたしなぁ。いじけて外で泣いてるんじゃないの?」

その時、モブ男は机の上にメモ用紙のようなものが置かれていることに気付いた。

モブ男「何だ?気分悪くしたから帰りますとかそういうあれか?全くあいつは……」

モブ男の言葉はそこで止まった。メモ用紙にはこう書いてあったのだ。

「ヨーテリーをしつけるため、裏山に行ってくる。」
 ▼ 62 ガヘルガー@デボンのにもつ 17/03/03 19:46:54 ID:YLOiDEiM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
・ki・池沼やん
 ▼ 63 Q.E3mu26z6 17/03/04 01:26:53 ID:/a4AT3Ow NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男、ヒカル「裏山!?」

モブ男とヒカルは思わず叫んだ。普段の裏山は極めて安全で小さな子供とポケモンが触れ合える憩いの場となっているが、この時期は冬を越す為に食料を求めて大型のポケモンが大量に姿をあらわす非常に危険な場所へと変貌する。2人ともその事をよく知っているからだ。

モブ男「何考えてんだあいつ!!早く連れ戻しに行かないと……!」

ヒカル「ちょっと待って!僕たちだけで行ってもどうしようもないよ!」

モブ男「そんな事言ってる間に、ヨーテリーがやられちまったらどうすんだよ!!!」

ヒカル「ご、ごめん…….」

モブ男「いや、こっちこそごめん……。とにかく僕は先に裏山行くから、ヒカルは大人の人と一緒に後から来て!!」

モブ男はそう言うと、ヒカルの言葉を待たず家を飛び出した。
 ▼ 64 Q.E3mu26z6 17/03/04 02:02:04 ID:th0qxD0c NGネーム登録 NGID登録 m 報告
・ki・「おいヨーテリー。俺の言うこと聞かないと、家には帰れないぞ。」

ヨーテリー「………………………………………」

・ki・とヨーテリーはかれこれ10分この状態である。・ki・の予想では「自分の言う事を聞かなければ家に帰れない」という状況下におけば、ヨーテリーがすぐに根負けするはずだった。

しかし、実際にはヨーテリーの方が何枚も上手で「どうせ、夜になれば軟弱なこの人間は音をあげて逃げ出す。その後ゆっくり家に帰れば良い。」とでも言いたげに無視を決め込んでいる。

ただ、これが悪手だった。そう、・ki・が相手のこの状況では……。

・ki・「いい加減にしろよお前ぇ!!!!」

・ki・は声の限り叫ぶ。もはや説明不要だが、・ki・はバカなのだ。故に、周囲に大型のポケモンがいる「かもしれない」状況で彼らを刺激する様な行動がいかに危険か、それを考えることもなく叫ぶ。

そして現実は非情だ。絵本の様に「結局何事もありませんでした。めでたしめでたし。」とはいかない……。

ガサガサ……ガサガサ……

・ki・「な、なんだよこの音……う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
 ▼ 65 ヌヌヌル!◆LUOrKFbDAY 17/03/04 02:06:16 ID:0sEbd1Vg NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
・ki・死ね
 ▼ 66 Q.E3mu26z6 17/03/04 08:44:58 ID:OeO1eK76 [1/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男(早く行かないと……。ヨーテリーが……!)

モブ男はある場所を目指して走っていた。・ki・がヨーテリーを連れて行くとしたら、普段ふれあい広場として解放されている中腹の空き地しかない。そう確信していた。

ほどなくして、モブ男は自分の予想が見事的中している事を知ることになる。

・ki・「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

モブ男(・ki・の声だ……!)

最悪の事態を覚悟しながら、モブ男は走る速度を上げる。そして……。

モブ男「ヨーテリー!!」

現場に到着したモブ男の目に飛び込んで来たのは、茂みに隠れて無様に震える・ki・、ボロボロで倒れこむヨーテリー。そして、それを見下ろすペンドラーの姿だった。

モブ男「お前、何やってんだよ!・ki・!!」

・ki・「お、おれはただ、ヨーテリーをしつけてやろうと……。」

モブ男「そっちじゃない!ポケモン持ってんだろ!なんでヨーテリーを助けないんだって聞いてんだよ!」

・ki・「こ、これはパパから借りたポケモンだ……。絶対に傷付けるなって言われてるんだよ……!」

モブ男「つ……!もういい……。」

モブ男はそう言いすてると、ヨーテリーとペンドラーに向かって再び走り出した。
 ▼ 67 ッシー@フェアリーZ 17/03/04 09:27:52 ID:Il1MrWqw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヨーテリーだけ助けて逃げようぜ
 ▼ 68 Q.E3mu26z6 17/03/04 10:29:57 ID:OeO1eK76 [2/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男(…………?)

モブ男は、その時ある異変に気付いた。ヨーテリーの前に立つペンドラーが追撃の構えを一切取らないのである。それどころか、自分が傷つけてしまったヨーテリーを心配するかの様な振る舞いをしている。

モブ男(何だか分からないけど、ペンドラーはこれ以上どうこうするつもりはないみたいだ……。これなら……。)

ゴツン……!

ペンドラーの頭に大粒の石が命中する。先ほどまで穏やかだったペンドラーの目にみるみる敵意が宿るのを、モブ男は見逃さなかった。

「そんなはずはない」「どうか 、間違いであってくれ」

モブ男は祈る様な思いで後ろを振り返る。が、現実はどこまでも非情だ。

そこにはヒカルの父とヒカル、そして石を握りしめた・ki・が立っていた。

そう、あろうことか・ki・はこんな状況でも「ヒカルに良いところを見せたい」と暴走し、ヒカル達の制止を振り切りペンドラーに石を投げつけたのだ。

モブ男「……………………最悪……。」

そこで、モブ男の意識は途切れた……。
 ▼ 69 Q.E3mu26z6 17/03/04 11:26:44 ID:OeO1eK76 [3/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
???「ヨーテリーとお子さんの解毒と傷の治療は無事に完了しました。命に別状はありません。ただ、申し上げにくいのですが意識がいつ戻るかは……。」

母「そうですか……ありがとうございます……。」

モブ男とヨーテリーは病院に来ていた。

モブ男がペンドラーの「ポイズンテール」を受けて気を失った後、ヒカルの父のムーランドの「吠える」によってペンドラーはその場から逃げ去った。その後、ヒカル父がモブ男をヒカルがヨーテリーをそれぞれ抱えて病院まで走って来たのである。

・ki・はと言うと、パパから借りていたバッフロンでその場から逃げようとしていたところをムーランドに捕まり、現在ヒカル父と共に自宅に向かっている。

ヒカル「おばさん……ごめんなさい……。僕が、もうちょっと早くお父さんを連れて行けてれば……。」

泣きじゃくるヒカルをモブ男の母は優しく諭す。

母「ヒカルくんのせいじゃないわ……。ううん、誰のせいでもないの……。ただ、色々な事が悪いほうに重なってしまっただけ……。」

母「だから、ヒカル君が気にする事ないのよ?」

ヒカル「でも……でも……。」
 ▼ 70 Q.E3mu26z6 17/03/04 11:48:22 ID:OeO1eK76 [4/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
その頃ヒカル父は、・ki・を自宅に送り届け事の顛末を説明していたのだが……

ヒカル父「ですから、お宅のお子さんがですね……。」

・ki・父「だから、うちの息子がそんな事をした証拠を持ってこいって言ってるんだよ!」

・ki・母「あと、うちの息子のせいでそうなったっていう証拠もね。仮に本当に息子がヨーテリーを連れ出してペンドラーに石を投げたんだとしても、それが原因でモブ男くん?が怪我したかどうかなんて分からないじゃない。」

ヒカル父「…………あんたら、本気で言ってんのか?」

クズ男「あんたこそ本気かよ?証拠もなしに人の息子を犯人呼ばわりして、恥ずかしくねえのか!?あぁ!?」

クズ女「やってもいない事で犯人にされて、うちの息子傷付いてるんですけどー。」

ヒカル父「分かりました。もう結構です……。」

クズ男「もう結構なのはこっちだ!2度とその面見せんな!ヴァーーーーーーーーーカ!!!」バタン

ヒカル「行くぞ……ムーランド……。」

ムーランド「グルルルルルルル……。」
 ▼ 71 Q.E3mu26z6 17/03/04 12:18:55 ID:OeO1eK76 [5/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜5時間後〜

ヒカルの父は仕事に戻り、ヒカルは泣き疲れて眠ってしまった。病室は永遠とも思える静寂で満たされていた……。

その時……

モブ男「う〜〜〜〜ん……」

ヨーテリー「グルルルルルルル……。」

母「モブ男、ヨーテリー!!」

母「目が覚めたのね!よかった……。」

母はホッと一息つくと、先生を呼びに走った。

医師「大したものだ……。こんなに早く意識が戻るのは正直想像していなかった。」

モブ男「ここは……?」

医師「病院だよ。君はペンドラーの毒にやられて……。」

モブ男「そうだ、思い出した……。ヨーテリーは!?」

母「ふふっ。あなたの隣にいるわよ……。」

ヨーテリー「グルルルルルルル……。」
 ▼ 72 Q.E3mu26z6 17/03/04 12:19:55 ID:OeO1eK76 [6/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>70
訂正

ヒカル「行くぞ……ムーランド……。」→ヒカル父「行くぞ……ムーランド……。」
 ▼ 73 Q.E3mu26z6 17/03/04 12:48:42 ID:OeO1eK76 [7/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「良かった、無事だったんだな。ヨーテリー……。」

モブ男はヨーテリーの頭を撫でようと手を伸ばす。どうせ拒まれるだろうと思っていたのだが、意外にもヨーテリーはすんなりと受け入れた。

ヨーテリー「グルルルルルルル……。」

モブ男「ふふっ、なんだよ……。今朝まではあんなにツンツンしてたくせに……。」

医師「君がヨーテリーを命をかけて助けようとした事、ヨーテリーはちゃんと分かってるんだよ。」

モブ男「結局何にも出来なかったけどね……。ごめんなヨーテリー、頼りない「おや」で。」

ヨーテリー「グルルル……」

ヨーテリーはそんな事はないとばかりに低く唸る。

母「2人とも、まだ無理しないほうが良いわ。さっき起きたばかりの子達に言うのも変だけど、もう少し寝てなさい……。」

医師「あぁ、それが良い。」

モブ男「そうだね……そうするよ…………。お休み、お母さん……。」

ヨーテリー「グルルルルルルル……。」

母「はい、お休みなさい……。」
 ▼ 74 Q.E3mu26z6 17/03/04 14:23:51 ID:OeO1eK76 [8/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
………………

モブ男「と、まぁそんな感じで。」

デント「すごい話のテイストだね……。と、言う事はその時のペンドラーの毒で免疫が……?」

モブ男「そうみたいですね……。まぁ、免疫って言ったって「普通の人なら20mgで死ぬ毒を35mgまで耐えられますよ〜」程度のもんで、「毒で死なないスーパーマン!」ってわけじゃないんですけどね。」

デント「ふぅむ……。因みにその時のお友達とは今も……?」

モブ男「ヒカルは今でもたま〜に連絡は取り合ってますね。今は、ヒウンシティあたりで医者になるための勉強頑張ってるとかなんとか。」

デント「じゃ、じゃあその……聞きにくいんだけど・ki・君は……?」

モブ男「あいつはどうなんですかね。親父がリストラされて家族揃いも揃って馬鹿だから金はあるだけ使って貯蓄もなくて、周りに頼ろうにも普段の態度が悪すぎて誰も助けてくれなくて、結局夜逃げ同然でカノコから出て行ったとは聞いてますけど。」

デント「そ、壮絶だね……。」

モブ男「ですねえ。」
 ▼ 75 Q.E3mu26z6 17/03/04 21:25:24 ID:HStxgIOQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜カラクサタウン〜

デント「そういえばさ、結局ヒカル君が用意してたプレゼントってなんだったんだい?」

モブ男「あぁ、それはですね……え〜っと……。」

モブ男はカバンの中を漁り始める……。

モブ男(あ、そういえば"コレ"……ちゃんと落とし主探さないとだな……。まぁ、どうせ大会終わるまでは動けないし後で良いか……。)

モブ男「コレですコレ。"ライブキャスター"」

デント「それはまた……子供にしては随分実用的なチョイスだねぇ。」

モブ男「ヒカルの両親が選んでくれたみたいですねぇ。カノコでは、割と小さい頃からライブキャスター持たせるのが慣習なんですよ。」

デント「それはまた、どうして?」

モブ男「田舎だからこそ密な連絡がどうのこうの……よく分かんないですね。」

デント「地域によって色々あるんだねぇ。おっと今日の宿に着いたよ。」
 ▼ 76 オガエン@パワーレンズ 17/03/04 23:22:53 ID:Il1MrWqw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
超支援
 ▼ 77 Q.E3mu26z6 17/03/05 18:49:54 ID:OWQaILG6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「「ホテルすどまり」ねぇ……。」

デント「このホテルはね、値段が安くてお手軽なんだよ。」

モブ男「ほうほう。」

デント「値段の割には設備も良いし。」

モブ男「ふんふん。」

デント「ただし、素d」

モブ男「素泊まりなんでしょ。」

デント「おや、よく知ってるねぇ。」

モブ男「正気かお前。」
 ▼ 78 Q.E3mu26z6 17/03/05 20:16:39 ID:A7KCXFVU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デント「まぁ、その点は心配いらないよ。なんてったって僕はシェフだからね。」

モブ男「そういえばそうでしたね。ただの、テイストテイスト連呼するヘンな人だと思ってました。」

デント「心外だなぁ。まぁ、そういう事だからご飯の心配はいらないよ。」

モブ男「そうとなったらサクッとチェックイン……。」

デント「したいところなんだけどね、まだチェックイン出来る時間じゃないんだよね……。」

モブ男「え。」

デント「悪いんだけど、あと2時間くらい適当に潰してきてくれるかい?僕はここで、テイスティングの調整をしておくからさ。」

モブ男「了解です。」

モブ男(そういえば、あの"ステージ"まだ残ってたな……。行ってみるか……。)

………………

モブ男「あの"演説"聞いたのも随分昔みたいに感じるな……。濃かったからな、あれから……。」

モブ男は今、長マントの男が演説をしていたステージの前に1人立っている。

彼の演説はモブ男にとって、頭ごなしに否定も肯定もできない絶妙なラインをついていた。それ故に、モブ男の頭には常にあの言葉がちらついていたのである。


真にポケモンを思うなら、ポ ケ モ ン を 解 放 す る の で す。
 ▼ 79 Q.E3mu26z6 17/03/05 22:57:15 ID:0L0ipSCY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
???「あ、見〜つけた。」

モブ男(確かに、・ki・みたいな人間を基準にすれば、ポケモンと人間が一緒にいるのは間違ってる様に思える……。)

???「すいませ〜ん。」

モブ男(でもヒカルやヒカルのお父さん、ジムリーダーや善良なトレーナーを基準にすれば間違いとは断言できなくなる……。)

???「もしも〜し。」

モブ男(やっぱり、そう簡単に答えを出せる問題じゃないのかな……。ポケモンの解h)

???「無視しないでくださ〜〜〜〜い!!!!」

モブ男「あぁ……何かご用ですか……?」

???「え?反応薄くない?普通もっとこう、うわ〜〜!ビックリした〜〜!いきなり目の前にこんな美少女g」

モブ男「ああ、すいません……。じゃあ、やり直しますね。うw」

???「いや、いいよ。逆に恥ずかしいよ。」
 ▼ 80 Q.E3mu26z6 17/03/06 00:05:55 ID:5kf.YfKI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「あぁ、すいません。で、失礼を重ねる様ですけどどちら様ですかね?」

???「あ、ごめんごめん。まだ名乗ってなかったね。私は、「ハナ」っていうんだ。気軽に、「はなちゃん」って呼んで良いよ。」

モブ男「ハナさんですね……。俺は……」

ハナ「また真面目に返す……。ダメだよ、ノリが悪い男はモテないよ?モブ男くん。」

モブ男「すいませ……」

そこまで言って、モブ男はある違和感を覚える。

モブ男「俺、まだ名乗ってないですよね……?」

ハナ「え、あ、いや、その……ほら!あの緑の髪のお兄さんと話してるのたまたま聞いてて……。」

モブ男「サンヨウからついて来てたって事ですか……?」

ハナ「そ、そうなの……!サンヨウでモブ男くんを見つけて一目惚れしちゃって。カラクサまで、後をつけて来たんだ///」

モブ男「………………………………。」

ハナ「本気でひかないでよ。冗談だよ。」
 ▼ 81 Q.E3mu26z6 17/03/06 07:18:29 ID:XL2O3UWw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「ほんとはね、私もちょっと理由があってジム巡りしてるんだ。」

ハナ「で、さぁサンヨウジムに挑戦!って時に丁度モブ男くんと緑の髪のお兄さんが出かけちゃったから、用事が済んだらすぐに相手してもらおうと思ってつけて来たわけ。」

モブ男「サンヨウジムにはあと2人いるんじゃなかったですか?ジムリーダー。」

ハナ「いるにはいるんだけどね〜。」

ハナ「俺たちは3人で1つだ!!(ポッドの声真似で)」

ハナ「ですから申し訳ありませんが、ジムの方はデントが戻るまで閉めさせていただきます(コーンの声真似で)。」

ハナ「なんて言われちゃってさ。」

モブ男「それはそれは……ご愁傷様です。」
 ▼ 82 Q.E3mu26z6 17/03/06 08:59:05 ID:BG/3WoCg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「せっかくこの子のトレーニングになると思ったのに……。」

モブ男「この子?」

ハナ「そう、この子。」

ハナはそう言うと、腰からボールを取り外し放り投げる。

ボムッ

オーベム「ehdiryfjwi%#」

モブ男「このポケモンは?」

ハナ「オーベムっていうの。この指先についてるライトみたいなので仲間と会話するんだって。」

モブ男「会話ねぇ……。」

ハナ「そう。お腹すいたね〜とか、ご飯まだかな〜とか、きのみ飽きたね〜とか。」

モブ男「食い物の事ばっかじゃないですか。」

ハナ「お腹すいてるからね。」

モブ男「誰が?」

ハナ「私が。」
 ▼ 83 Q.E3mu26z6 17/03/06 16:28:32 ID:dj3Fwcz2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「ん?」

ハナ「私が。」

モブ男「…………………………。」

ハナ「…………………………。」

モブ男「分かりましたよ……。なんか買ってくれば良いんでしょ……?」

モブ男はため息まじりにそう言うと、向きを変え歩き始める。

ハナ「あ、ちょっと待って!どうせ、もうすぐ晩御飯でしょ?それ一緒に食べるからいいよ。」

ハナは当然の様に言い放った。

モブ男「ちょっとm」

ハナ「ちょうど私もあのジムリーダーさんに用あるし、3人で行動してた方が何かと都合が良いでしょ?」

モブ男「………………ですかね……。じゃあ、デントさんにその事伝えに行きますか……。」

ハナ「よ〜し、レッツゴー!!」
 ▼ 84 Q.E3mu26z6 17/03/06 18:30:57 ID:h75AAaEI [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ホテルすどまり前〜

モブ男「デントさ〜ん。」

デント「あ、おかえりモブ男くん。丁度そろそろチェックインインの時間だよ。」

デント「おや?随分と可愛らしいガールフレンドを連れているね。ふふふっ、案外隅に置けないテイストだね君も……。」

モブ男「あぁいや、そうじゃなくてですね……。」

ハナ「さっき、突然ナンパされちゃって……。「一緒にご飯でもどうだい……?(モブ男の声真似で)」なんて。えへへ……。」

モブ男(…………まぁいいか……。)

モブ男「そんな訳なんですけど、御飯飯彼女も一緒で大丈夫ですかね?」

デント「もちろんウエルカムだよ!食べてくれる人が多いほど気合も入るってもんさ!だって僕は、「一流の」シェフだからね!」
 ▼ 85 Q.E3mu26z6 17/03/06 19:39:32 ID:h75AAaEI [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
………………

デント「じゃあ、僕は今から食事の準備するから1時間位ブラブラしてくると良いよ。「2人で」ね。ふふふ……。」

ハナ「じゃあ、お言葉に甘えて……「2人で」楽しんで来ますね!!ふふふ……。」

モブ男(初対面とは思えない息の合いようだな……。)

ハナ「ほら、行くよモブ男くん!!女の子を待たせちゃダメだよ!モテないよ!!」

モブ男「はいはい……」

………………

ハナ「で?これからどうするの……?」

モブ男「どうするって言われても、即チェックインしてご飯食べて就寝をイメージしてたんで特に何にも……あ、そうだ……。」

モブ男はおもむろに鞄を漁り出す……。

モブ男(大会終わってからやるつもりだったけど、折角時間出来たし今のうちに"コレ"どうにかするか……。)

ハナ「何それ?ライブキャスター?」

モブ男「ゆめのあとちで拾ったんです。今のうちに交番にでも届けちゃおうかと……。」

ハナ「まず、電源入れて連絡先チェックしてみたら?落とし主が知り合いかもしれないし。」

モブ男「それもそうですね。じゃあ……。……………………うわっ……。」
 ▼ 86 Q.E3mu26z6 17/03/06 20:23:43 ID:h75AAaEI [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「何これ……履歴36件のうち34件がお父さんって……。」

モブ男「30分に1回くらいのペースでかけて来てますね……。」

モブ男「他の2件は…………チェレンとブラック……どっちも知らない人ですね。残念ながら。」

ハナ「じゃあ、結局交番に届けるしかないんだね……。」

その時……

プルルルルルルルル!

モブ男「あ、電話……なんとまぁ良いタイミング。」

電話の相手は、ゆめのあとちですれ違ったドングリ帽の少女だった。

ベル「もしも〜し。私のライブキャスターにかけてあなたが出たって事は、あなたが私のライブキャスター拾ってくれたんですね?」

ハナ「あ……この子……。」

モブ男「(ん?知り合いなのか?)そうなんですよ。すいません、色々バタバタしてて中々お返し出来なくて……。」

ベル「良いの良いの。そのおかげで、しばらくお父さんにアレコレ言われず自由に旅も出来たし。気にしないで。」

モブ男「そう言って貰えると助かります。で、これお返ししたいんですが今どちらに?」
 ▼ 87 Q.E3mu26z6 17/03/06 20:58:45 ID:h75AAaEI [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ベル「それなんだけどね……私、今カラクサにいるんだ。だから、悪いんだけど……」

モブ男「丁度良かった。俺も今、カラクサにいるんですよ。」

ベル「ほんとに?すごい偶然だね。じゃあ、どこで待ち合わせにする?」

モブ男「俺たちが泊まる「ホテルすどまり」の前でどうでしょう?分かります?場所。」

ベル「わかるわかる!じゃあ、30分後に取りに行くね。今は、ムンナがマッサージしてもらってるから。」

モブ男「はい、じゃあ30分後に。」

ハナ「話ついたみたいだね。30分後にホテル?」

モブ男「そういう事になりました。すいません、遊ぶ時間減っちゃって……。」

ハナ「良いの良いの!これから、ずっと一緒に旅するんだから遊ぶ時間なんかいくらでも作れるって!」

モブ男「ん?」

ハナ「よし、じゃあちょっと早いけどホテル戻ろうか。もしかしたらご飯ももう出来てるかもだしね!」

モブ男「あれ?」

 ▼ 88 Q.E3mu26z6 17/03/06 22:07:41 ID:FbGihp5I NGネーム登録 NGID登録 m 報告
………………

デント「いやぁ、それにしてもモブ男くんが2人も女の子を連れてくるとはねぇ。」

デント「初めて会った時は全くそんな感じしなかったのに、意外とプレイボーイなテイストだったんだね。」

モブ男「いや、あの……。」

ハナ「私以外の女の子にも声をかけてたなんて、酷いです!酷すぎます!」

ベル「浮気性の男の子は嫌だね〜。やっぱりこう、男の子は一途でなくちゃ。何事も。」

モブ男「…………それはそうと、これお返ししますね。」

ベル「ありがと〜。親切な人が拾ってくれて良かったよ。」

モブ男「それにしても、なんであんなとこに……。」

ベル「うんとね、ゆめのあとちに行った時このムンナがいじめられてて……助けてあげようと思っていじめてた人達ともみ合った時に落としちゃったみたい。」

モブ男(あの火柱はその時に上がったもので、 逃げてった2人が「いじめてた人達」って事か……。)

ベル「でも、結局私1人じゃ助けてあげられなくて…………。」

モブ男「じゃあ、誰か他にもムンナを助けようとしてた人がいるって事ですか?」

ベル「うん、そうなんだ。え〜っとね、確か何とか団……何とか団……。そうだ、思い出した!」

「 プ ラ ズ マ 団 だ ! 」
 ▼ 89 Q.E3mu26z6 17/03/07 00:24:29 ID:EdS5MgfY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「プラズマ団って、最近いろんなところで怪しげな演説してるっていうあのプラズマ団?」

ベル「そう!私も最初は危ない人達なのかと思ってたんだけど、実際会ってみたら凄く良い人達だったの!」

デント「人は見かけによらないねぇ。てっきり、過激なだけの団体だと思ってたよ。」

モブ男「俺も1回演説聞いただけだからよく知らなかったけど、そんな慈善団体みたいな人達だったんですね。」

ベル「ポケモンの解放っていうのも、「誰彼構わず」ってわけじゃなくて「ポケモンを傷つける愚かなトレーナー」からの解放って意味なんだって。」

ハナ「それなら私は賛成だなぁ。ポケモンも人も、その方が幸せだもんね。」

ベル「ところで、皆はどうしてカラクサに戻ってきたの?特にジムリーダーさんなんて。」

デント「随分急な話題変更だね……。僕は明日の、ポケモンソムリエの大会に出場するんだ。」

モブ男「俺は、それを見学するためにデントさんについてきたんです。」

ハナ「私は、それが終わったらジムリーダーさんにバトルしてもらおうと思って。まぁ、もう必要なくなったんだけど。」

ベル「じゃあ私と一緒だ。私も明日の大会見学しようと思って戻ってきたの!楽しみだね〜!」








オーベム「…………………………………………」
 ▼ 90 Q.E3mu26z6 17/03/07 08:48:12 ID:.OHHU2pE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜翌日〜

第122回カラクサタウン主催ポケモンソムリエNo.1決定戦。優勝はデントさんです!優勝したデントさんには賞品として……クの…ーフを……。

ベル「いや〜凄かったね!まさかあそこで、「スパイシーでスウィートなテイスト」なんて表現が来るなんて!」

ハナ「私的には、その前の「何の面白みもないね。ごく平凡なテイストだよ。」が好きだったかな〜。」

モブ男「会場が冷え切りましたけどね。でも実際には加点されてるんだから、奥が深いというか意味が分からないというか……。」

デント「やぁ、みんな楽しんでくれたかい?」

ベル「とっても面白かったです!カラクサまで戻ってきた甲斐がありました!」

デント「それは良かった。ところで、僕はこれから祝賀会があるからまだしばらく動けないんだけど……君たちはどうする?」

ベル「私は、そろそろ出発しようかなって。もともと50日だけってお母さんと約束して旅に出るの許してもらってるから急がないと。」

デント「そうか、それは大変なテイストだね……。それじゃあ、体に気を付けて良い旅をね。」

ハナ「またどこかで会えたら良いね!お父さんに見つからないように気を付けなきゃダメだよ。連れ戻されちゃうんだから。」

モブ男「色々気を付けて、頑張ってくださいね。」

ベル「ありがとねみんな!じゃあねバイバ〜イ!」



 ▼ 91 Q.E3mu26z6 17/03/07 09:16:42 ID:.OHHU2pE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デント「さて、君達はどうするんだい?」

ハナ「私達もそろそろ出発するつもりなんです。ね?モブ男くん。」

モブ男「いや、出発はしますけど……。」

デント「うんうん。若い男女の2人旅、青春だねぇ。素晴らしいテイストだよ!」

ハナ「でしょ?やっぱり長い旅だし、むさい男一人旅より可愛い女の子連れてた方が旅に潤いが出るし華もあるし〜」

デント「ははは……君もこれから苦労しそうなテイストだねぇ……。」

モブ男「でしょ?」

デント「まぁ旅は道連れっていうし頑張りたまえ。そうだ、餞別として"コレ"をあげるよ。草タイプのエキスパートである僕には必要ないテイストだからね。」

モブ男「良いんですか?ありがとうございm」

ハナ「ほらモブ男くん、そろそろ行くよ!モタモタしない!」

モブ男「はいはい……じゃあ、デントさん失礼します。お世話になりました。」

デント「こちらこそ、付き合わせちゃって悪かったね。これからもジム巡り頑張ってね。」

モブ男「だいたいハナさん、大会終わったらデントさんとバトルするって言ってませんでしたっけ?何でまた一緒に行くなんて……」

ハナ「はいはい、文句なら歩きながら聞いてあげるから急ぐ急ぐ!」

モブ男(やれやれ……)
 ▼ 92 Q.E3mu26z6 17/03/07 14:33:08 ID:Hnm9SrCk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜シッポウシティ〜

モブ男「サンヨウからシッポウまでは早かったな。旅慣れしてきたのかな……?」

ハナ「そりゃあ男1人で黙々と旅するのと、女の子とイチャイチャしながら旅するのは全然違うでしょうよ。」

モブ男「イチャイチャはしてないけどな。」

ハナ「またまたぁ。」

モブ男「それはそうとして……今からどうする?俺としてはハーデリア達を回復させたらすぐにジムに行きたいんだけど。」

ハナ「すぐにジムに行かせてあげたいのは山々だけど、ジム戦終わったらすぐ町出ちゃうんでしょ?」

モブ男「そのつもりだけど……。」

ハナ「まったく……相変わらずモブ男くんは女心が分かってないな〜。何のために私が道中昼も夜もなく、手取り足取り徹底指導したんだか……。」

モブ男「誤解を招く言い方はやめてください。見たか?今のおばちゃんの顔。とんでもなかったぞ。」

ハナ「そうだね〜「最近の若者はこんな町中で何て話を……親の顔が見てみたいわ!!」って顔してたね。」

モブ男「分かってるなら止めろ。」
 ▼ 93 Q.E3mu26z6 17/03/07 19:51:57 ID:hkflse9k NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「まぁ、別に特別見たいものもないからすぐにジム行っても良いんだけどね。」

モブ男「さっきのくだり何だったんだよ。」

ハナ「モブ男くんが困ってる顔もっと見てたいなと思って。複雑な乙女心ってやつだよ、えへへ……。って、あれ?」

モブ男「カイフクオネガイシマース。」

ハナ「あのノリの悪さはどうにかならないのかな〜……。ん……?」

町人A「聞いたか?博物館泥棒騒ぎ、プラズマ団とかいう奴らの仕業だったって。」

町人B「プラズマ団ってあれじゃん。最近「ポケモンを解放しましょ〜」って演説やってる怪しげな集団。」

町人C「ポケモンを解放だのご立派な事言ってるくせに、自分たちがポケモン使って悪さしてりゃ世話ねぇぜまったく。」

ハナ「…………………………。」

………………

受付「ようこそ、挑戦者の方ですね?こちらのジムでは公平を期するため、荷物をこちらでお預かりする事になっておりますが……。」

モブ男「じゃあ、これお願いします。」

ハナ「ねぇモブ男くん。やっぱり私、ジム戦の間そこらへんブラブラしてて良いかな?ちょっとやりたい事があってさ……。」

モブ男「そりゃ勿論良いよ。じゃあ、ポケセン前で待ち合わせにしようか。」

ハナ「うん……ごめんね……。」
 ▼ 94 Q.E3mu26z6 17/03/08 01:10:30 ID:cs2VwA7o NGネーム登録 NGID登録 m 報告
受付「では、バトルフィールドへご案内しますね。」

……………………

アロエ「ようこそチャレンジャー!あたしの名はアロエ。古代のものに目がないもんだから、皆からはナチュラルボーンママなんて呼ばれてるね。」

モブ男「アロエさんですか……。今日はよろしくお願いします!」

アロエ「元気が良いね!あたしは元気の良い子好きだよ!ところで、受付の話だと可愛らしい彼女を連れてたらしいけど見学には来ないのかい?」

モブ男「なんか用事があるとかで別行動なんですよ。まぁ、彼女じゃないんですけどね。」

アロエ「おや、そうなのかい?あたしはてっきり……。おっと、無駄話はこれくらいにして始めようか!」

審判「では、ルールを説明します!使用ポケモンは、チャレンジャーは3体ジムリーダーは2体。どちらかのポケモンが2体戦闘不能になった時点で試合終了とします!」

審判「また、ポケモンの交代はチャレンジャーのみ認められます!では、試合開始!!」

アロエ「さぁ、行くよ!頼んだよ!ミルホッグ!」

ミルホッグ「ミツメルヨ」

モブ男「こっちの先鋒はお前だ!頼むぞシママ!」

シママ「ブルルルルルルル……。」
 ▼ 95 Q.E3mu26z6 17/03/08 16:09:33 ID:ov3nYAEE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アロエ「先手必勝!ミルホッグ、ひっさつまえば!」

ミルホッグ「カミツクヨ」

ミルホッグは指示を聞くとすぐに、シママに噛み付かんと飛びかかる。その歯は鋭く尖っていて、噛み付かれればタダでは済まないことは容易に想像できた。

モブ男「まだだ、もっと引き付けるんだシママ……。」

シママ「ブルル……。」

ミルホッグとシママの距離はみるみる縮まっていく。そして、ミルホッグがシママに食らいつくまさにその瞬間……

モブ男「ほうでん!」

シママ「ヒヒーン!!!」

バリバリバリバリ……!!

シママを囲うように突如発生した電撃。空中にいたミルホッグにはどうする事も出来ず、まともに電撃を浴びる形となった。

ミルホッグ「シビレタヨ」ドサッ

アロエ「ほう、やるじゃないか!ほうでんをそんな風に使うとはね!」

モブ男「こいつ、まだあんまり広い範囲に放電出来ないんですよ。それで、ベストな使い方を模索していったらこういう形に落ち着いたんです。」

アロエ「なるほど、あたしたちは「飛んで火にいるなんとやら」だったわけだね……。だけど、あたしたちもやられっぱなしじゃないよ!」

ミルホッグ「マダヤレルヨ」ググッ……
 ▼ 96 Q.E3mu26z6 17/03/08 17:10:11 ID:.k04rAtc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「さすがに一撃って訳にはいかないか……。畳み掛けるぞ!ニトロチャージ!」

シママ「ブルルルルルルル!」

シママは全身に炎を纏いミルホッグに向かって走る。ニトロチャージの効果によってスピードが上がり、シママとミルホッグの距離はみるみる縮まってゆく。

アロエ「やられっぱなしじゃないって言っただろ?ミルホッグ!砂かけ!」

ミルホッグ「メツブシダヨ」バサッ

シママ「ブルル!?」

ズシャァァァァァァァァァァァァァァ!!

モブ男「シママ!」

アロエの指示でミルホッグは素早く体制を立て直すと、足元の砂をシママに向かって投げつける。それにより、突然視界を奪われパニックに陥ったシママは足がもつれ転倒してしまった。

アロエ「あれだけの勢いで転倒したんだ、ダメージも相当なものだろうねぇ。」

モブ男「くっ……!シママ、一旦戻っ……。」

アロエ「やらせないよ!くろいまなざし!」

ミルホッグ「ミツメルヨ」ジーッ

モブ男「ボールに戻らない!?何で……!?」

アロエ「くろいまなざしを受けたポケモンは、一時的にボールに戻れなくなるのさ。まぁ、どういう原理かは知らないけどね。」
 ▼ 97 Q.E3mu26z6 17/03/09 00:28:12 ID:6i7OzDGc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アロエ「さぁ決めるよ!叩きつける!」

ドゴッ……!!

ミルホッグは、自らの尾をシママに思い切り叩きつける。

シママ「ブルル…………」ドサッ

審判「シママ、戦闘不能!ミルホッグの勝ち!チャレンジャーの手持ちがあと1体戦闘不能になった時点で、ジムリーダーの勝利となります!」

モブ男「お疲れさんシママ。後はゆっくり休んでくれ……。頼むぞ!ミルホッグ!」

ミルホッグ「ハハッ」

アロエ「おや、図らずも同じポケモンでの戦いになったね。ノーマルタイプのエキスパートのあたしにノーマルタイプで挑んでくるなんて……。ますます燃えてきたよ!」

モブ男「ノーマルタイプのエキスパートのアロエさん相手だからこそ、ミルホッグの力の引き出し方を学ぶ良い機会になると思いまして。」

アロエ「なるほど、あたしは練習台ってわけかい。ふふふっ、言ってくれるねぇ。ミルホッグ!叩きつける!」

モブ男「ミルホッグ!けたぐり!」

ミルホッグ「ハハッ」ゲシッ

ミルホッグ「ツマズイタヨ」ドシャ

尾を叩きつけんと走ってくるアロエのミルホッグの足を、モブ男のミルホッグが蹴たぐって倒す。先ほどのシママのお返しと言わんばかりの戦術であった。

ミルホッグ「モウムリダヨ……」ドサッ
 ▼ 98 Q.E3mu26z6 17/03/09 01:28:40 ID:6i7OzDGc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
審判「ミルホッグ戦闘不能!次に相手のポケモンを倒した方が勝利となります!」

アロエ「さすがにダメージが蓄積してたみたいだね……。お疲れ様ミルホッグ。ゆっくり休むんだよ。」

アロエ「さぁ、最後だ!行っておいで!ハーデリア!」

ハーデリア「ガルルルルルルルルル……!」

モブ男(ハーデリアか……よく知ってるだけに、逆にやりづらいな……。)

アロエ「さぁ、始めから全開で行くよ!かたきうち!」

ズドン…………!!

ミルホッグ「ハ……ハ…………」

モブ男「ミルホッグ!!」

「かたきうち」技を出す直前に自分の仲間が倒れていた場合、その怒りを糧に威力が爆発的に上昇する技。これをモロに受けたミルホッグは、一撃で戦闘不能寸前に追い込まれた。

モブ男「踏ん張れミルホッグ!ふるいたてる!」

ミルホッグ「Ha……Haaaaaaaaaaaaaaa!!」

アロエ「おや、交代しないのかい……なるほど、何か狙ってるんだね……?だけど、それをやる前に戦闘不能になったら無意味だよ!」

アロエ「一気に行くよ!ハーデリア、とっしん!」

ハーデリア「ガルルルルルルルルル!!」
 ▼ 99 Q.E3mu26z6 17/03/09 01:57:29 ID:ADJnrMj2 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハーデリアは唸り声を上げ猛然とミルホッグに突っ込む。ミルホッグが万全の状態であればかわせないスピードではないが、満身創痍の今の状態での回避は至難の技であった。

モブ男「みきり!!」

ミルホッグ「ハハッ…………」ヒラリ

モブ男「からの、ふるいたてる!」

ミルホッグ「haaaaaaaaaaaaaaaa……!」

みきりは本来、相手の攻撃を受け流しながら自身の攻撃を加える技。前回のジム戦でヤナップに対して行ったのがそれである。

だが、今回は回避行動を取るのが精一杯だった、それほどまでに、ミルホッグは追い詰められていた……。

モブ男(逆転の可能性はまだある……。だけど"アレ"を狙えるチャンスは一度きり……それを外せば勝機は完全になくなる……。」

アロエ「随分粘るねぇ……一体、何を狙っているんだい?ハーデリア!噛み付く!」

モブ男「みきり!」

アロエ「避けてるだけじゃあ勝てないよ!!ハーデリア!とっておき!!」

ハーデリア「ガルルルルルルルルル!!!」

「とっておき」この技を打つ前に他の技を打った回数が多ければ多いほど技の威力があがる、まさにとっておきの技。そのとっておきの一撃を叩き込まんとハーデリアは跳躍する。

だがそれこそが、モブ男が待ち望んでいた" 勝機"であった。
 ▼ 100 Q.E3mu26z6 17/03/09 02:21:52 ID:ADJnrMj2 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「ミルホッグ!バトンタッチ!」

ミルホッグ「ハハッ…………!!」

パァン!!

指示を聞くや否やミルホッグは地を蹴りモブ男に向かって跳躍する。それに合わせるようにボールから飛びだしたポケモンがミルホッグに向かって跳躍し、タッチして入れ替わった。

ボールから飛び出したポケモンとは勿論……

ハーデリア「グルルルルルルルルルルルルルル……!!」

アロエ「バトンタッチか……弱り切ったミルホッグをあえて交代させなかったのは、このためだったんだね?」

モブ男「アロエさんほど強い人に勝つには、全員で力を合わせないといけないと思ったので…………。」

アロエ「あたしが隙の大きい大技を使う時を虎視眈々と狙ってたわけだ。これは一本取られたね。だけど、まだ勝負が終わったわけじゃないよ!」

モブ男「わかってます。このチャンスを作ってくれたミルホッグのためにも、勝って終わらせますよ!」

アロエ「言うじゃないか!ハーデリア!とっしん!」

モブ男「ハーデリア!お前もとっしんだ!」

ハーデリア「ガルルルルルルルルル!!」

ハーデリア「グルルルルルルルルル!!」

ズドン…………!!
 ▼ 101 Q.E3mu26z6 17/03/09 02:48:44 ID:ADJnrMj2 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
小細工無しの真っ向勝負。その結末は……

ハーデリア「ガルルル…………」ドサッ

審判「ハーデリア戦闘不能!よって勝者、チャレンジャーモブ男!!」

アロエ「やられたね……ふるいたてるで攻撃力が上がっているとはいえ、あたしのハーデリアなら一度は耐えると踏んでいたんだけど……。」

そこでアロエは、モブ男のハーデリアの足に白いスカーフの様なものが巻かれていることに気付いた。

アロエ「それは……シルクのスカーフかい?」

モブ男「はい。ソムリエ大会の優勝賞品だったのを、必要ないからってデントさんから譲って頂いたんです。」

アロエ「ふふふ、まさに皆の力を合わせての勝利ってわけだ。これまた一本とられたね……。」

アロエ「とはいえ結果は結果、負けは負け。あんたに勝者の証のバッジを授与するよ。…………審判!」

審判「はい。おめでとうございます。こちら、勝利の証ベーシックバッジでございます。」

モブ男「ありがとうございます。やったな!みんな!」

モブ男は、頑張ってくれたポケモン達への労いの意味を込めて語りかける。

アロエ「さて、これであんたはこの町での大きな目標を達成したわけだけど、これからどうするんだい?」

モブ男「すぐに町を出たいところですけど、まずは連れと合流しないとですね……。なんか様子がおかしかったんで、それが心配で……。」
 ▼ 102 Q.E3mu26z6 17/03/09 03:13:22 ID:ADJnrMj2 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「お〜〜〜〜い!!モブ男く〜〜〜〜ん!!勝ったんだね〜〜〜〜!!おめでとう〜〜〜〜!!」

声のする方をモブ男とアロエが見やると、ハナがまさに今闘技場に降りて来ようとしていた。

アロエ「なるほど、無理に明るく振舞っているみたいだね。あんたが様子がおかしいっていうのもわかる気がするよ……。」

モブ男「いえ、あれが平常運転です……。」

アロエ「え……。よ、良かったじゃないか元気になったみたいで……。」

ハナ「お疲れ様モブ男くん。どうだった?やっぱりアロエさん強かったんでしょ?」

モブ男「そうだね。常にヒヤヒヤしてたけど、その中でもくろいまなざしで交代を封じられた時が一番焦ったかな。」

ハナ「ふ〜ん」ジー

モブ男「え……?何?」

ハナ「いや、私もくろいまなざしを使えばモブ男くんが逃げないかな〜と思って。」

モブ男「また意味の分かんないことを。」「それにそんな事しなくても別に逃げないよ……。」ボソッ

ハナ「え?なんか言った?」モブ男「言ってません。」

ハナ「うそだよ。絶対なんか言ったよ。」モブ男「さー次の町行くぞー。」





???「ふふふ……上手く取り入っている様ですね……。さすがはハナ……。」
 ▼ 103 Q.E3mu26z6 17/03/10 00:44:49 ID:14YMU7KI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
受付「お荷物お返ししますね。」

モブ男「ありがとうございます。」

ハナ「ね〜ね〜、さっき何て言ったのか教えてよ〜。あ、分かった。「お前みたいな可愛い子ちゃんを離すわけないだろ?(イケボ」とかそういうアレでしょ?」

モブ男「(地味に良いところついてるのが腹立つ……)何も言ってないって……。それはそうと、ジム戦の間何してたんだよ?なんか様子おかしかったけど……。」

ハナ「ん?気になる?」

モブ男「そりゃあ、仮にも一緒に旅してるわけだし何か悩みがあるなら相談に乗るくらいは出来るというかなんというか……。」

ハナ「モブ男くんがそんな事言える様になるなんて……成長したんだねぇ。私、感動しちゃった。」

ハナ「でも、教えないけどね。」

モブ男「なっ…………」

ハナ「女の子は、ちょっとミステリアスな位が丁度良いんだよ。それが分からない内は、まだまだだよ?モブ男くん。」

モブ男「あっそ……。じゃあもう良いや、この話は終わりな。…………ん?」

町民A「しかしアレだな。博物館泥棒、結局犯人の手がかりも掴めてないんだってな。」

町民B「警察の目をも欺く世紀の大泥棒ってか?怖いねぇ……。」

町民C「ポケモンを使ったらしいって事だけは分かってるみたいだけどな。ポケモンをそんな事に使うなんて、何考えてやがんだか……。」

ハナ(…………………………ふふっ……)
 ▼ 104 Q.E3mu26z6 17/03/10 09:10:31 ID:8DwMY0V2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「博物館泥棒騒ぎなんてあったのか……。アロエさん、そんな事言ってなかったのにな。」

ハナ「まぁ、いちチャレンジャーのモブ男くんに言ってもどうにもならないし、言うだけ無駄だしね。」

モブ男「いや、そりゃそうかも知れないけどさ……。それにしたって、今の言い方はトゲトゲしすぎじゃないかな。」

ハナ「気のせいだよ。私の言葉は常に、モブ男くんへの愛で溢れてるよ。」

ハナ「そんな事よりさ……。」

モブ男「ん?」

ハナ「こういうことがあると、プラズマ団とかいう人達の「愚かな人間からのポケモンの解放」ってやっぱり正しい考え方なんだと思っちゃうよね……。」

モブ男「……………………まぁ、そうかもな……。」

モブ男「だけど、俺たちはまだ一部の人間とポケモンしか見てないわけだし、ゆっくり旅してそれからプラズマ団が本当に正しいかどうか答え出しても良いと思うんだ。」

ハナ「そうだよね……。」
 ▼ 105 Q.E3mu26z6 17/03/10 19:06:06 ID:RtbgpO8s NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「プラズマ団から見た「愚かな人間」からポケモンを解放したとして本当にそのポケモンは幸せなのかとか、そういう問題もあるし。」

モブ男「それに、プラズマ団の基準ではセーフでも見る人によっては「ポケモンを大事にしないクズ」みたいな事もあるかも知れない。」

モブ男「そういう意味では、俺みたいにポケモンバトルばっかりやってる奴なんかはどっちかって言うと「愚かな人間」寄りなのかも知れな……」

ハナ「そんな事ないよ!」

ハナ「確かにバトルはしてるけど、別に戦闘不能のポケモンを無理に闘わせてるわけじゃないしポケモンのお世話だってちゃんとしてるし……」

ハナ「だから、その…………」

モブ男「……………………………………」ポカーン

ハナ「…………なに……?」

モブ男「いや、そんな深刻な感じで話してるの初めてみたからさ……。ふざけてないと死んじゃう病気なのかと思ってたよ。」

ハナ「ん?もしかして、真剣な私を見て惚れ直しちゃった?いやー、まいったねそれは。」

モブ男「カイフクオネガイシマース」
 ▼ 106 ブリボン@れいかいのぬの 17/03/11 01:12:16 ID:bS151QYs NGネーム登録 NGID登録 報告
Ssか……

ひさまさ元気かなぁ……
 ▼ 107 Q.E3mu26z6 17/03/11 09:08:24 ID:9AVM0iwE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「こういう時にスパッと切り返せないのが弱点だよね、モブ男くんはさ。」

モブ男「何の分析をしてんだお前は……。はい、とにかくこの話題はこれで終わり。「答えはまだ出せない」で決着って事で。」

ハナ「答え?それは私の事がs」モブ男「違う」

ハナ「そういえば話変わるんだけど、回復が終わったらやっぱりすぐ町出るの?」

モブ男「そのつもりだったけど……なんで?」

ハナ「ん?いや、聞いてみただけなんだけどね。」

モブ男「なんだそれ……。」

モブ男「この町はすぐ出るけど、次のヒウンシティは大都会だしそれなりに時間とって観光するつもりだよ。だから、遊びたいなら次まで我慢してもらえれ……」

ハナ「え?ほんとに?鈍感大王のモブ男くんが、そんなこと言うと思ってなかったからビックリだよ。」

モブ男「誰が鈍感大王だ。女の子に旅付き合ってもらってるのに、さすがに観光も無しでジム戦ばっかってのも申し訳ないなと思ってさ……。」

ハナ「ふ〜ん……そっかそっか……。モブ男くんも成長したんだねぇ……。」

モブ男「さっきも聞いたぞそれ。」
 ▼ 108 Q.E3mu26z6 17/03/11 22:00:54 ID:sv/dJMU6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ヤグルマの森〜

モブ男「さてと、この森はスムーズに行けば半日位で抜けられるはずだし今日中にヒウンまで行っちゃおうか。」

ハナ「その事なんだけどさ……。」

ハナ「今日は最悪、ここで野宿になっても大丈夫かな?」

モブ男「別にキミが良いなら、俺は全然構わないけど……何で?」

ハナ「たいした事じゃ無いんだけどね……。ここで、その……ポケモン捕まえようかな〜なんて……。」

モブ男「あぁ、良いじゃん。そういう事なら1日でも2日でも、捕まえられるまで野宿しようよ。」

ハナ「良かった……いや〜、どんな事言われるかと思ってドキドキしたよ。泣く準備までしてたんだから私。」

モブ男「俺に対してどんなイメージ持ってんのよ。」

ハナ「いや、モブ男くんが私の事大好きなのは分かってるんだけどね。」

ハナ「こう、愛が重すぎるが故に「俺というものがありながらポケモンに浮気するなんてどういう事だ」的ないわゆるヤキモt」モブ男「黙れ」
 ▼ 109 Q.E3mu26z6 17/03/12 01:13:13 ID:ey7BRdMg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「で?捕まえるポケモンはもう決めてるの?」

ハナ「決めてるわけないでしょ?初めて来たんだから。どんなポケモンがいるかも知らないよ。」

モブ男「あぁ、そうなんだ。そんじゃあ、なんでまた急にポケモン捕まえようなんて……?」

ハナ「うんとね、本当は前から捕まえたいな〜とは思ってたんだけどモブ男くんが先を急いでる感じだから言い出せなくて。」

モブ男「それは本当ごめん……。知らなかったとはいえ、そんな我慢を強いてたなんて……情けなくて、穴があったら入りt」

ハナ「ウソだよ!ウソ!そんなに真に受けると思わなかった!ごめんね!」

ハナ「ほんとはね、この前のジム戦見て私ももっとポケモンの事知ってポケモンと仲良くなりたいと思って。」

モブ男「なるほどね。そういう事なら、やっぱりポケモン捕まえられるまでは野宿ってことにしようか。思い立ったがって言うしな。」

ハナ「どんなポケモンにしようかな……。私、自分のポケモンって初めてだからすごく迷っちゃうんだよね。」

モブ男「そうだな、せっかくだし女の子らしく可愛いポケモンとか……。お、ほら丁度あそこに……。」
 ▼ 110 Q.E3mu26z6 17/03/12 12:59:25 ID:LD52Ix.2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
チュリネ「〜〜♪」

ハナ「何?あの子!?凄い可愛いんだけど!!私、あの子に決めた!あの子捕まえるよモブ男くん!あの子捕まえるまでここ離れないよモブ男くん!ねぇモブ男くん!」

モブ男「分かった。うるさい。落ち着け。」

モブ男「そうと決まれば……これ、ボールとポケモン用の薬。そんなに数ないから大事に使ってくれよ。」

ハナ「ありがとモブ男くん!あとは一人で頑張るから、もうあっち行ってて良いよ!モブ男くん!」

モブ男「サラッと結構な事言ったぞ今……。まぁ良いや、俺はあっちで寝られそうな場所とか探してるから。」

ハナ「よ〜し、やるぞ〜!」

〜夜〜

……たダ……だ〜……ん……?

モブ男「結局、野宿に落ち着いたな。しかし凄い根性だよな……昼間から今まで休み無しだよ。」

ハーデリア「グルルルルルルル…………」

ミルホッグ「ハハッ」

シママ「ブルルルルルルル……」

モブ男「……もし明日起きてもまだやってたら、ちょっと手伝ってやるかぁ……。」
 ▼ 111 Q.E3mu26z6 17/03/12 21:30:30 ID:ey7BRdMg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜翌朝〜

モブ男「ふぁ〜……良く寝た。さて、戻って来て…………ないな……。」

……で…ま……かな〜……

モブ男「まさか、徹夜でやってるのかあの子は……。しょうがないなぁ……。」

モブ男は軽くため息をつくと、身支度もそこそこにハナの元へ向かう。

ハナ「ハァ……ハァ……。ん?おはよ〜モブ男くん。私がいなくて寂しくなっちゃった?」

モブ男「寂しくなったかどうかは別として、朝起きても戻って来てなかったからビックリしたのはあるよね。」

ハナ「またまたぁ。素直に、「寂しかった。やっぱり、俺にはお前がいないとダメだ」って言えばいいのに。」

モブ男「徹夜で動き回って、まだそんだけ減らず口叩けるのは素直に凄いと思うよ」

ハナ「えへへ///」

モブ男「褒めてねぇぞ。それはそうと、首尾はどんな感じ?もうちょっとで捕獲できそうとかまだまだ無理そうとかさ。」

ハナ「それが……その〜……まだ、全く弱らせられてもいないんだよね……。」
 ▼ 112 Q.E3mu26z6 17/03/12 23:41:52 ID:.IgPJOcs NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「え!?」

ハナ「え、あ、ごめんなさい……。頑張ったんだけど、中々上手くいかなくて……。」

モブ男「あぁ、いやいやごめん。ちょっとビックリしてさ。」

モブ男「で、弱らせられなかったっていうのはどういう……?」

ハナ「あんまりポケモンを傷付けたくないというか……バトルもやったことないから勝手がわからなくてさ……。」

ハナ「だから、夜通しボール投げて弾かれて弾かれたボールを拾ってまた投げてしてたんだ。」

モブ男「それはそれは……お疲れ様です……。……ん?」

チュリネ「チュ……チュリ……。」

モブ男(さすがに一日中相手させられて、あっちも疲れてるな……。これなら……。)

モブ男「シママ……でんじは……。」ボソッ

チュリネ「チュ!?」ピリピリ

モブ男「ほら、あいつも疲れちゃって動きが大分鈍くなって来たよ。チャンスチャンス。」

ハナ「え?ほんと?ボール投げなきゃ……ボールボール……。あった!せいや!」ポイ

パシュン……カタ……カタ……カタ……カチ……。

ハナ「やった!やっと捕まえられたよモブ男くん!褒めて褒めt……」ドサッ
 ▼ 113 Q.E3mu26z6 17/03/13 00:36:21 ID:/B87tSR6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「!?どうしt……。」

ハナ「zzz……zzz……。」

モブ男「寝てる……。まぁ、夜通し動き回ってたんだから当たり前か……やれやれ……。」

……………………

ハナ「う、う〜ん……寝ちゃったのか……。おはよ〜モブ男くん。…………モブ男くん……?」

返事がない。辺りを見渡すが姿も見当たらない。「置いていかれた」ハナがそう結論を出そうとしたその時……。

ガサガサ……

モブ男「あ、起きたんだ。おはよ。」

手に木の実を山盛り持ったモブ男が戻って来た。

ハナ「……………………グスッ」

モブ男「え?何?どうした?」

ハナ「置いていかれたかと思ったよ……。不安だったよ?私は……。」

モブ男「寝てる女の子を夜の森にほっていくって、どんだけクソ野郎だ俺は。もうちょっと信用してくれてもさ……。」

ハナ「だってモブ男くんは前科があるからね。ほら……3番道路で……。」
 ▼ 114 Q.E3mu26z6 17/03/13 18:28:29 ID:s9CzaSHQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
……………………

〜3番道路〜

ザァァァァァァァァァァァァ……

ハナ「降って来たね〜急に。」

モブ男「降って来ましたね〜。」

ハナ「あそこに保育園みたいなのあるし、あそこで雨宿りさせてもらおうよ!」

モブ男「そうしますか……。さすがにこの雨じゃきついですしね……。」

モブ男とハナは突如降り始めた雨を凌ぐため、保育園へと向かう。

ハナ「すみませ〜ん。雨宿りさせて下さ〜い。」

保父「構いませんよ。この雨の中で旅をするのは大変でしょうから、止むまでこちらで体を休めてください。」

ハナ「皆、お昼寝の時間なんだね。私も疲れちゃったし、ちょっと寝ようかな……出発する時起こしてね、モブ男くん。」

モブ男「はいはい……。おやすみなさい。」

ハナ「zzz……zzz……。」

保父「早いですね……。」

モブ男「早いですね……。」
 ▼ 115 Q.E3mu26z6 17/03/13 19:13:26 ID:OrZUR416 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜30分後〜

モブ男「さて、雨も止んだしそろそろ出発しますね。お世話になりました。」

保父「お連れの方を起こさなくてよろしいのですか?」

モブ男「何故か成り行きで一緒に旅することになってただけですし、わざわざ起こして一緒に行く理由もないかなぁと……。目的も(多分〕違いますし。」

保父「では、お目覚めになったらその旨伝えておきますね。」

モブ男「お願いします。ご迷惑おかけします……。」

……………………

ハナ「私、あの後大変だったんだからね。」

モブ男「あったなそんな事も。キミがオーベムの力を借りて、俺の居場所特定して追いかけて来たときは泣きそうになったね。怖くて。」

ハナ「愛の力は不可能を可能にするって事だね。」

モブ男「エスパーの力な。」

ハナ「とにかくそれもあって、私さっきほんとに悲しかったんだ……。モブ男くんが、私を置き去りにしてもいつか必ず居場所を特定されて捕まるってことを忘れちゃったのかなと思って。」

モブ男「怖えよ。さっきまでの乙女ムードどこいった。」
 ▼ 116 Q.E3mu26z6 17/03/13 20:56:14 ID:02cLV/9Q NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「まぁ、置いて行かれてなくて良かったよ。」

ハナ「それでさ……さっきから気になってたんだけど、その木の実なに?」

モブ男「ん?あぁ……キミもそのポケモンも夜通しじゃれあってて、どうせ食事もしてないんだろうな〜と思って。」

ハナ「私たちのために集めて来てくれたの!?」

モブ男「まぁ、食料が尽きかけてたのもあるんだけどな。こんだけ食料補充しとけば、しばらくは……」

ハナ「ありがとね!モブ男くん!ありがたく全部もらうね!」

モブ男「聞けよ。」

ハナ「出ておいで!チュリ!」

ボムッ

チュリネ「チュリ……。」

モブ男「チュリ?」

ハナ「そう、チュリチュリ鳴くからチュリ。良い名前でしょ?」

モブ男「まぁ、名前なんて覚えやすいに越したことないしな……。良いと思うよ。」
 ▼ 117 Q.E3mu26z6 17/03/14 05:49:36 ID:FfICyaC2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「じゃあ、私たち今からご飯タイムだから。男子禁制だから。あっち行ってて良いよ。」

モブ男「理不尽って、こういう時に使うんだと痛感してるよ俺は。」

モブ男「とは言っても俺たちはもう飯も終わったし、そろそろ寝ようと思ってたから別に良いんだけどな。お休み……。」

ハナ「……うん……お休み……。」

……………………

モブ男「zzz……zzz……」

チュリネ「チュリ……」モグモグ

ハナ「ねぇチュリ……」

チュリネ「チュ?」モグモグ

ハナ「私がモブ男くんと一緒に旅してるのは、実は"ある人"から「彼を必ず仲間に引き込みなさい」って指示されたからなんだ……。」

ハナ「だから最初は、「さっさと仲間に引き入れて終わりにしたい」くらいにしか思って無かったんだよ。」

チュリネ「チュ……」モグモグ

ハナ「なのに、さっき「置いていかれた!」と思った時「作戦」とかそんなの関係なく、凄く寂しくて悲しかったんだ……。何でだと思う……?」

チュリネ「チュリ…………」

ハナ「ふふふ……変な事言っちゃったね……。ごめんごめん。そろそろ寝よっか……。」
 ▼ 118 Q.E3mu26z6 17/03/14 20:27:54 ID:P2uaMo6. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜翌朝〜

モブ男「ふぁ〜あ。良く寝た。」

ハナ「おはよ〜モブ男くん!」

モブ男「おはよ。えらい早いな。」

ハナ「変な時間に寝ちゃったから、全然寝られなくてね〜。ずっと起きてたんだ。」

モブ男「そうなんだ……。夜中に一人で起きてるとか、退屈で仕方なかっただろ。お疲れ。」

ハナ「そんな事ないよ。モブ男くんの寝顔じーっと眺めてたら、あっという間だったよ?」

モブ男「……………………」

ハナ「本気でひかないでよ。冗談だよ。」

モブ男「……なんか今、初めて会った時のこと思い出した……。」

ハナ「気が合うね。私も。」

ハナ「今だから言うけど、私あの頃モブ男くんの事「無愛想でつまらない残念な人」だと思ってたんだよね。」

モブ男「なんで俺は朝っぱらから、こんな強烈にディスられてるんだ?」

ハナ「だってさ、私が言うこと全部に真面目に返して全然乗ってくれないんだもん。そりゃそうなるよね。」

ハナ「まぁ、今はそれがなんか楽しかったりするんだけどね……。」ボソッ
 ▼ 119 Q.E3mu26z6 17/03/14 21:34:08 ID:bqIv9gJE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「ごめん、後半聞こえなかった。何て?」

ハナ「ん?そりゃそうなるよねって。」

モブ男「いや、そっちじゃなくて……。まぁ良いや……とりあえず、そろそろ出発するか?」

ハナ「そうだね。さすがに二日連続の野宿は疲れちゃったし、今日こそヒウンシティまで……」

???「ちょっと待ってくれよ!そこのボーヤ達!」

???「出発する前に俺たちの話を聞いていき……」

モブ男「誰だよお前ら。」

???「よくぞ聞いてくれた!俺の名はチンピ!」

???「そして俺の名はラーズ!」

「「二人合わせて!!」」

モブ男&ハナ「チンピラーズ。」

モブ男「なんだ、チンピラか……。一瞬でも話聞いてやって損した……。」スタスタ

ハナ「ね〜。話聞いたら、なんかお得な事があるのかと思っちゃった。詐欺だよ詐欺。」スタスタ

チンピ「ちょっと待て!貴様ら!」

モブ男「なんだよチン〔ピー〕。俺達、急いでるんだよチン〔ピー〕。手短に済ませてくれよ。チン〔ピー〕。」
 ▼ 120 Q.E3mu26z6 17/03/14 23:14:22 ID:P2uaMo6. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
チンピ「貴様ら、人の名乗りを邪魔した上に話も聞かずに立ち去ろうとは!失礼にも程があるだろう!」

モブ男「だから、早く要件言えって。長い。」

チンピ「良いだろう……。単刀直入に言うぞ。その女を、こちらに渡せ。」

モブ男「嫌です。」

ラーズ「そ、即答だと……。」

モブ男「むしろ、どこに迷う要素があったのかを是非教えて頂きたい。」

ハナ「大体、私を連れてくのが目的なんだったらモブ男くんが寝てる間に攫っちゃえば良かったよね。」

モブ男「それな。お前が言うのはおかしいけどな。」

チンピ「何も分かっていないな……。」

モブ男&ハナ「?」

ラーズ「男を叩きのめし目の前で女を奪ってこそ、男には無力感を女にはより強い絶望感を与えられるというものだろう!」

ハナ「そういうもんなの?」

モブ男「知らね。」
 ▼ 121 Q.E3mu26z6 17/03/14 23:35:20 ID:P2uaMo6. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
チンピ「そう、つまり我々はあえてベストな……」

ハナ「あれかな?「くっ……俺は……弱い!!」みたいなさ。」

モブ男「そこまでキャラ作り込む時間を特訓にあてれば、そんな悲劇は起きなかったと思うね俺は。」

ラーズ「そういった意味で我々は誇り高き……」

モブ男「逆に、女の子ってそんなすぐ諦めちゃうもんなの?まだ、色々可能性残ってる段階だと思うんだけど。」

ハナ「私は別になんて事ないかな〜。最後は、イッシュの伝説の龍と英雄が助けに来てくれるって信じてるから。」

モブ男「そんなとこにまで駆り出されるのか。英雄って……。」

チンピ「そんな我々をそこらのチンピラ風情と……」

ハナ「でもあれだよね。こんな人たちに狙われるって事は、私もまだまだ捨てたもんじゃないって事だね!」

モブ男「まぁ、それはそうなのかも……」

ラーズ「聞けーーーーーーーーーい!!」

モブ男「あぁ、まだやってたんだ……。」

ハナ「お疲れ様でーす。」
 ▼ 122 Q.E3mu26z6 17/03/15 07:20:53 ID:Ld0cIjMM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
チンピ「とにかくその女を……」

モブ男「そういえばさ、キミのオーベムで…………って出来る?」

ハナ「出来る出来る。オーベムなら余裕だよ。」

モブ男「じゃあ、あいつらがポケモン出しそうなそぶり見せたらさ……。」

ハナ「オッケーオッケー。任せて……。」

ラーズ「何をコソコソと…………。まぁ良い……あまり趣味ではないのだが、実力行使といこうか。」

チンピ「できれば平和的に済ませたかったがな。話を聞かぬのだから、しかたあるまいな。」

ハナ「よし、お願い。オーベム……!」

チンピ「ゆけ!ゴルバット!」

ラーズ「ゆけ!ズバット!!」

ボムッボムッボムッボムッ!
 ▼ 123 Q.E3mu26z6 17/03/15 20:26:53 ID:chcVg0xU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ズバット「ズバット」

ゴルバット「ゴルバット」

チンピ「くふふ……。どうした?ポケモンを出さないのか……?」

ラーズ「それとも出せないのか……?まぁ、仕方あるまい。我らのポケモンの威風堂々たる姿を見てしまってはな……。」

モブ男「いや〜、出せないというか……。」

ハナ「もう出てるというか……。」

チン〔ピー〕「なんだと……うぐっ……!?」ドサッ

ラーズ「どうした!?チンピ!?……ぐはっ……」ドサッ

二人の言葉を合図とばかりに突如倒れこむチンピラ二人。その後ろには二つの影があった……。

ハーデリア「グルルルルルルルルルルルルルル…………」

ミルホッグ「ハハッ」

モブ男「よくやったハーデリア、ミルホッグ。お疲れさん。」

チンピ「馬鹿な……どうやって……。」

ラーズ「俺たちは貴様らから一度も目を離していないぞ……。一体どんな手を使いおった……。」
 ▼ 124 Q.E3mu26z6 17/03/15 21:33:00 ID:aCRoSt6M NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「どんな手もなにも……。この娘のオーベムのエスパーの力を使って……」

ハナ「ミルホッグとハーデリアのボールをちょろっとテレポートさせて。」

モブ男「あとは、お前らがポケモンを出すタイミングでオーベムのエスパーの力で開閉スイッチをポンと。」

ハナ「いや〜エスパーって便利だね。困ったらエスパーって感じだよね。」

ラーズ「卑怯な……。やり口も去ることながら、ポケモンではなく人間を狙うなど言語道断!!」

モブ男「だって、仮にそのゴルバット達を戦闘不能にしたってポケモンセンターで回復させて同じことやるだろ?お前ら。」

モブ男「そんならいっその事、一回痛い目みせとけばちょっとは反省するかな〜と思ってさ。」

チンピ「小僧がぁ……!」

モブ男「心配しなくたって、あと一時間もすれば動けるようになるよ……。その間に起きることに関しては責任持たないけどな。」スタスタ

ハナ「頑張って下さ〜い。」スタスタ

「「おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」
 ▼ 125 Q.E3mu26z6 17/03/16 07:15:55 ID:UJPdAlYM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「結局あいつらなんだったんだ……?」

ハナ「私の目の前でモブ男くんを倒して、抵抗する気も失せた私をアジトに連れ帰ってあんな事やこんな事をするつもりだったんだよきっと。」

モブ男「あそこまで行くと他の目的がありそうだったけど、結局そうなのか。もし、負けてたらと思うとゾッとするな。」

ハナ「私は、モブ男くんの事信じてたから心配してなかったけどね。えへへ。」

モブ男「はいはい。ありがと。」

ハナ「あ、信じてないでしょ?」

……………………

チンピ「様々な地方を股にかけその名を轟かせてきた俺たちが、あんな小僧に舐められるとはな……。」

チンピ「このままでは「泣く子も黙るチンピラーズ」の名が泣く。なんとしてでも、あの小僧に復讐してやる……。」

ラーズ「だがチンピ、復讐しようにも奴らの居場所を掴む術などないぞ……。」

チンピ「その点は抜かりない。あの小僧、カバンにジムバッジをつけていやがった。大方、ジム巡りの旅でもしているのだろう……。」

ラーズ「なるほど。つまり……」

チンピ「ジムのある町に先回りすれば、あの小僧は必ず現れるということだ……。くくく……。」
 ▼ 126 Q.E3mu26z6 17/03/18 20:09:55 ID:5EK.UGtg [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
……………………

モブ男「そんな事よりさ、さっき言ってた「イッシュの龍」とか「英雄」って何?」

ハナ「ん?知らない?」

ハナ「イッシュの何処かには物凄い力を秘めた龍が眠ってるって伝説。」

ハナ「一説によると、その龍の力を手に入れる事ができた人は「英雄」と呼ばれて、自分の「理想」とか「真実」を実現出来るとか何とか。」

モブ男「ただでさえ眉唾ものの話なのに、話し手の記憶がアバウトすぎて全く分からん。」

ハナ「ごめんね。だけど私も、人から聞いただけでよく分かってないからさ……。」

ハナ「まぁとにかく、その龍と英雄の姿を見るのが私の夢なの。夢っていうか、絶対成し遂げたい目標なんだけどね。」

モブ男「壮大だな……。」

ハナ「ところで、モブ男くんの夢は何なの?お嫁さんとか?」

モブ男「ここで「お嫁さんだよ」って言ったら、どうするつもりなんだお前は。」

ハナ「そりゃあもちろん、私が貰ってあg」

モブ男「そうだな……夢っていうか、もはや野望だけど……。やっぱり……」

モブ男「チャンピオンになる」

モブ「かな。」
 ▼ 127 Q.E3mu26z6 17/03/18 20:11:27 ID:5EK.UGtg [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>126
訂正

モブ「かな」→モブ男「かな」
 ▼ 128 Q.E3mu26z6 17/03/18 21:30:32 ID:5EK.UGtg [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「そうなんだ。ふ〜ん。そっかそっか。」

モブ男「興味ないのを隠す努力をしろよ。」

ハナ「何言ってるのモブ男くん。未来のお嫁さんの夢だよ?応援するに決まってるでしょ?」

モブ男「凄いね、凄く嬉しい事言ってくれてるはずなのに全く響かないね。」

ハナ「そうかな?もし、私がモブ男くんの立場だったら嬉しくて目から鼻水が止まらないけどなぁ。」

モブ男「女の子が鼻水とか言うな。」

ハナ「モブ男くんって、ノリが悪いのは全然変わらないね〜。やっぱり、人はそう簡単に変われないって事だね。」

モブ男「それな。」
 ▼ 129 ベルタル@バグメモリ 17/03/18 21:43:53 ID:F2HZz1cI NGネーム登録 NGID登録 報告
Ss久しぶりですねえ!
と思ったらマジメなssで草
 ▼ 130 Q.E3mu26z6 17/03/19 15:29:31 ID:hGx54P6Q [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「ところでモブ男くん、「未来のお嫁さん」に対してもっとリアクションはないのかな?」

モブ男「だって、キリないだろ?」

ハナ「せっかくモブ男くんのために、モブ男くんがお嫁さんになった時のシチュエーションも考えたのに。」

モブ男「なにがどう俺のためなのか全く分からんけど、言ってみな。」

ハナ「あのね、モブ男くんは毎日私に言うわけ。舌なめずりしながら「ふひひ、俺無しじゃ生きられないからd」

モブ男「ド変態じゃねぇか。」

ハナ「誰が?」

モブ男「俺がだよ。」

ハナ「え!?」

モブ男「違う、そうじゃない。」

ハナ「大丈夫だよ!きっと、モブ男くんのそんな一面を受け入れてくれる人も……」

モブ男「あぁ、もう分かった。うるせぇ。」
 ▼ 131 Q.E3mu26z6 17/03/19 16:59:18 ID:hGx54P6Q [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「とか何とか言ってる間に、なんか橋が見えて来たよ。」

モブ男「あぁ、あれ渡ったらヒウンシティだよ。確か。」

ハナ「そうなんだ!ついにだね!ようやくだね!やっとだね!」

モブ男「分かった。うるさい。落ち着け。」

モブ男「さてと、そんじゃあサクッと……」

???「ちょっと待ちたまえお二人さん。」

ハナ「ん?どうしたの?おじいさん。」

O・G・Son「いやなに随分仲の良さそうなお二人だったのでな、このスカイアローブリッジに伝わる伝説を教えてやろうと思っての。」

モブ男「伝説ねぇ……随分とまたタイムリーな。」

O・G・Son「伝説というのは他でもない、このスカイアローブリッジを男女二人で渡ると生涯離れることはなくなるというものじゃ。」

モブ男「……………………」

ハナ「ねえねえモブ男くん!このスカイアローブリッジを二人で渡ると……」

モブ男「知ってる。」
 ▼ 132 Q.E3mu26z6 17/03/19 19:29:49 ID:2hAV15uM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「え?何で知ってるの?物知りだねモブ男くん!」

モブ男「たった今一緒に聞いただろ。記憶力0か。」

ハナ「そんな……二人の初めての共同作業だなんて……。えへへ……。」

モブ男「どうした。今日絶好調だな。」

ハナ「いや〜、やっぱり初めてポケモン捕まえられたっていうのが大きいよね。テンション上がっちゃって。」

モブ「それなんだけどさ、オーベムはどうなんだ?」

ハナ「ん?どうって?」

モブ男「いや、「初めて捕まえたポケモン」はオーベムじゃないのかなぁって。」

ハナ「あぁ、あの子はね……保護した子なんだ……。」

ハナ「元のトレーナーに身勝手に捨てられちゃってね……。プ……私がお世話になってる施設で保護したの……。」

ハナ「それで私、そんな悲しい思いをするポケモンを少しでも減らしたいと思って旅に出たんだ……。何か出来ることがあるかもって。」

モブ男「そうか……。」

ハナ「なんか辛気臭い空気になっちゃったね!明るくするために、一発ギャグやってよ!」

モブ男「なんでだよ。」
 ▼ 133 ィアンシー@うつしかがみ 17/03/19 19:34:47 ID:OnWg.U86 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 134 Q.E3mu26z6 17/03/20 00:36:18 ID:J1Acm2ag [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ヒウンシティ〜

ハナ「やっと着いたねヒウンシティ!!」

モブ男「着いたな。あと三日くらいかかるかと思ったね。」

ハナ「え?私ともっと一緒にいたかった?私はそれでも良かったんだけど……。でも、やっぱり……」

モブ男「お前が橋の途中で急にヘタれた事を言ってんだよ。」

モブ男「ん?っていうか、ここでお別れになるのか?」

ハナ「お?寂しくなった?寂しくなっちゃった?心配しなくても、まだまだ一緒に行くよ?」

モブ男「あっそ。」

ハナ「で?早速ジム行くの?」

モブ男「シッポウ出るときに言っただろ?とりあえず、観光の時間取るよ。今まで我慢してもらった分…………どした?」

ハナ「いや、私が観光してる間に先に行かれたらどうしようかなっていう。」

モブ男「置いてかないってのに……。分かった、二時間後にポケモンセンター集合にしよう。それからジム行くよ。」

ハナ「ほんと!?じゃあ、また二時間後にね!解散!」
 ▼ 135 Q.E3mu26z6 17/03/20 01:50:21 ID:iHSs3VUE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「さて、何処から見て周ろうか?チュリ?」

チュリネ「チュリ?」

ハナ「とりあえず、この街の名物のヒウンアイス買いに行こっか!すっごく美味しいらしいんだ!」

チュリネ「チュリ!チュリ!」

……………………

「「ヒウンアイス 1個300円 1パック(6個入り)1500円」」

ハナ「は〜やっと着いた……。すいませ〜ん!ヒウンアイスくださ〜い!!」

店主「ごめんね。ついさっき、最後の1パック売れちゃってね……。」

ハナ「えぇ〜!?どんな人が買っていったんですか!?」

店主「ハハハ……それは教えられないなぁ……。アイスは毎日売ってるから、また今度来ておくれ。」

ハナ「はぁ〜い……。」

ハナ「あ〜あ……道に迷わなきゃ買えたかも知れないのにね。残念だね〜チュリ。」

チュリネ「チュリ〜……。」

ハナ「まぁしょうがない……適当にブラブラしてから、ポケモンセンター戻ろっか……。」
 ▼ 136 Q.E3mu26z6 17/03/20 02:09:15 ID:iHSs3VUE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「さてと、とりあえず何するかな……。」



通行人A「今日はヒウンアイス多めに作る日だよな!買いに行こうぜ!」

通行人B「いっつも売り切れだもんな。今日こそ食ってやるぜ!」

モブ男(…………ヒウンアイスねぇ……。)

……………………

「「ヒウンアイス1個300円 1パック(6個入り)1500円」」

モブ男「お、ここか。すいませ〜ん、ヒウンアイスまだありますか?」

店主「お!お兄さん、運が良いね!ラスト1パックだよ!」

モブ男「じゃあそれで。」

店主「まいど!!」

モブ男「6個か、ピッタリ全員分だな……。良かった良かった。」スタスタ
 ▼ 137 Q.E3mu26z6 17/03/20 10:25:52 ID:UB871.z. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜二時間後〜

ハナ「お、モブ男く〜ん。お待たせ!!」

モブ男「早かったね。あと一時間くらい待たされるかと思ってた。」

ハナ「あんまり待たせちゃうと、モブ男くんが泣いちゃうかな〜と思って急いで戻って来たんだ!」

モブ男「そりゃどうも……。そうだ、はい"コレ"」

ハナ「ん?これ……ヒウンアイス!?」

モブ男「そう、名産らしいよ。ポケモンも人間も食べられますっていうから全員分買って来たんだけど。」

ハナ「ありがとう!!私も買いに行ったんだけど、もう売り切れちゃっててさ……。」

モブ男「あぁ、そうだったんだ……。」

ハナ「モブ男くんが買わなかったら、私が買えたのにな〜……。」

モブ男「それを言っちゃお終いだよ君は……。」

ハナ「ウソだよ!ありがとね!ふふふっ。」
 ▼ 138 Q.E3mu26z6 17/03/20 12:00:38 ID:J1Acm2ag [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ヒウンジム〜

受付「ようこそヒウンジムへ!こちらのジムでは……」

ハナ「ところでさ、モブ男くん。」

モブ男「ん?」

ハナ「モブ男くんがジム戦やってる間、私はどうしてたら良いの?」

モブ男「どうって……シッポウの時みたいに、客席で……。」

ハナ「あぁ、いやいやそうじゃなくて……こう客席で「頑張って〜モブ男く〜ん!」とかやった方が良いのかなって。」

モブ男「やめろ。」

ハナ「なんで?」

モブ男「なんでも何も……」受付「あの〜……」

受付「そろそろ荷物を預けていただきたいのですが……。」

モブ男「すいません。じゃあ、これお願いします。」

???「ふふふ……いいねぇ青春だね。」

 ▼ 139 Q.E3mu26z6 17/03/20 13:13:15 ID:J1Acm2ag [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男&ハナ「?」

???「あぁ、ごめんごめん。僕はアーティ、このヒウンジムのジムリーダーにして稀代のアーティストなんだ!」

アーティ「アートは良いよ。見る人間を魅了するだけでなく……」

モブ男「……………………」

アーティ「それ故に、僕はポケモンバトルもすなわちアートだと思って……」

ハナ「モブ男くん……」

モブ男「ん?」

ハナ「私、この人が言ってる事全然分からないんだけど。」

モブ男「心配しなくても良いよ。俺もだから。」
 ▼ 140 Q.E3mu26z6 17/03/20 14:10:46 ID:J1Acm2ag [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アーティ「おっと、ごめんごめん。アートの事になると、つい熱が入ってしまってね。」

アーティ「それじゃあ、そろそろバトルフィールドに行こうか。僕のポケモンも待ちきれないようだしね!」

モブ男「はい!」

アーティ「ところで、そっちのお嬢さんはどうするんだい?」

ハナ「私?私は、え〜っと……。」

アーティ「本来なら、見学は客席でって決まっているんだけど彼氏の勇姿を少しでも近くで見たいよね?」

モブ「別に付き合ってる訳じゃ……」

ハナ「確かに、彼女として近くで見たいっていうのはあります……。でも、私が近くにいるせいでモブ男くんが集中できなくなったら悪いから……。」

ハナ「私、客席で我慢します!!」

アーティ「なんて素晴らしい愛なんだろう!!感動したよ!」

モブ男(……………………なんだコレ……。)
 ▼ 141 Q.E3mu26z6 17/03/20 15:28:28 ID:rX0r3AwE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
審判「それでは、これよりジムリーダーアーティとチャレンジャーモブ男のバトルを開始します!!」

審判「使用ポケモンは3体!ジムリーダーのポケモンが2体、もしくはチャレンジャーのポケモンが3体戦闘不能になった時点で試合終了とします!」

この地方のジムでは、チャレンジャーの所持するバッジの数によってバトルのルールが変化するというシステムが用いられている。

例えば、今回であればモブ男がバッジを2つ所持していたため「3対3」という形式になったが、モブ男がバッジを1つも所持していなければ「1体3」

逆に、4つ以上所持していれば「3対3」で「どちらかのポケモンが全て戦闘不能になったら決着」というルールになっていた。

審判「それでは、試合開始!!」

アーティ「頼むよ!!ハハコモリ!!」

モブ男「行ってこい!ミルホッグ!」

ハハコモリ「ハハコモリ」

ミルホッグ「ハハッ」

アーティ「さぁ、まずは場を整えようか!いとをはく!!」

ハハコモリ「ハハコモリ」

アーティの指示を聞くと、ハハコモリはすぐに周囲に糸を撒き散らす。ただしミルホッグは狙わず、あくまでバトルフィールド全体に糸を張り巡らす様にである。

モブ男「……………………しまった!ミルホッグ!」

アーティ「気付いたかい?でも、もう手遅れだよ!!」
 ▼ 142 Q.E3mu26z6 17/03/20 17:11:23 ID:2nQ9tpgc [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
バトルフィールドは、あっという間にハハコモリの糸で埋め尽くされた。

モブ男(やられた……これで、こっちのポケモンは自由に動けない……。)

アーティ「油断大敵ってやつだね。アーティストの行動に無駄なことなんてないんだよ?」

アーティ「さぁ、上げて行こうか!ハハコモリ、リーフブレード!!」

ハハコモリは糸の間をぬってミルホッグに接近する。その動きはまるで踊っているかの様で、モブ男もハナも一瞬目を奪われるほどの美しさであった。

モブ男「ミルホッグ!みきり!」

ミルホッグ「ハハッ」

モブ男は、とにかく攻撃を回避しようと指示を出す。しかし……

ネバッ

ミルホッグ「は?」

ミルホッグは、糸に絡め取られ動きを封じ込められてしまう。そして……

ハハコモリ「ハハコモリ」

ズバババババババババババ!!

 ▼ 143 Q.E3mu26z6 17/03/20 17:12:19 ID:2nQ9tpgc [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>140

訂正

モブ「別に〜」→モブ男「別に〜」
 ▼ 144 Q.E3mu26z6 17/03/20 19:52:54 ID:JuCJbpJs NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ミルホッグ「ハハッ……」ドサッ

ハハコモリの強烈な攻撃をまともに受け、ミルホッグは力なく倒れこむ。

審判「ミルホッグ戦闘不能!ハハコモリの勝ち!」

ハナ「あぁ……やられちゃった……。」

モブ男「お疲れさんミルホッグ……。」

モブ男「次はお前だ!ハーデリア!!」

ハーデリア「グルルルルルルル!!」

アーティ「まずは僕の作戦が上手く決まった様だね!だけど、まだまだ勝負はこれから……。そうだろ?」

モブ男「もちろんです……こっから俺の反撃ですよ!」

アーティ「ふふふっ、そうこなくちゃ!ハハコモリ、リーフブレード!!」

ハハコモリは先程と同じく、踊るように糸の隙間をぬいハーデリアに迫ってゆく。

モブ男(下手に動けば、ミルホッグと同じ様に糸に絡め取られる……と、なると……。)

モブ男とハーデリアは、動かずただハハコモリを見つめる。そして、ハハコモリがハーデリアの眼前に迫ったその時……

モブ男「ハーデリア!かたきうち!」
 ▼ 145 Q.E3mu26z6 17/03/20 22:43:16 ID:2nQ9tpgc [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ドゴッ!

ハハコモリ「ハハ……コモリ……」

至近距離でハーデリアの一撃を受けたハハコモリは、大きく後ずさる。

モブ男「さすがに、一撃じゃ無理か……。」

アーティ「やるねぇ。だけど、僕たちも簡単には負けないよ!ハハコモリ、もう一度リーフブレード!」

モブ男(しょうがない……もうちょっと温存したかったけど……)

モブ男「ハーデリア!吠える!!」

ハーデリア「グオォォォォォォォォォォォォォォ!!」

ハハコモリ「(゚Д゚)」

ハハコモリ「ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3」

モブ男が指示した吠えるによって、ハハコモリは戦意を喪失しハーデリアから逃げるようにバトルフィールドから外に出てしまう。

イッシュでは、公式ルールとして「相手の攻撃を受けて弾き出された場合」を除き試合中にバトルフィールドから出たポケモンは一旦控えに回らなければならないと定められている。

これは屋外で公式にバトルを行う際、「際限なくポケモンが駆け回り周囲に大きな影響を与える」といった事態を防ぐための配慮である。

アーティ「なるほど、そう来たか……。」

アーティ「じゃあ、次は君だ!頼むよ!イシズマイ!」
 ▼ 146 Q.E3mu26z6 17/03/21 01:05:08 ID:JXyg0T7Q [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
イシズマイ「イシズマイ」

モブ男(さっきのハハコモリと違って機動力は無さそうだ……これならどうにか……。)

アーティ「今、イシズマイならどうにかなる……と思ったね?甘いよ!」

アーティ「イシズマイ!シザークロス!」

イシズマイは指示を聞くと、ハハコモリが残した糸に飛び乗り綱渡りの要領でハーデリアに接近する。そして……

イシズマイ「イシズマイ」

ズバッ!ズバッ!

ハーデリア「グルルルルルルル……」

イシズマイは、糸から糸へと飛び移りながらハーデリアに猛攻を仕掛ける。糸に触れると動きを封じられてしまうためハーデリアは反撃出来ずにいた。

ハナ(モブ男くん……さっきからずっと押されてる……。負けないで……モブ男くん……。)

ハナ(あれ?何で私、こんなに必死になってるんだろ?まぁ、仲間に引き込む人は強いに越した事ないもんね。うん、そうだそうだ。)

モブ男(反撃するチャンスは一瞬だな……さて……)

イシズマイ「イシズマイ」バッ

イシズマイがハーデリアにさらに一撃を加えんと飛び出す……その時……

モブ男「ハーデリア!とっしん!!」
 ▼ 147 Q.E3mu26z6 17/03/21 01:26:23 ID:JXyg0T7Q [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ドゴッ!

イシズマイ「イシ……ズマイ」

イシズマイはハハコモリの時と同じく、ハーデリアの攻撃で弾き飛ばされる。唯一違っていたのは……

ネバッ

空中で攻撃を受けたため踏ん張りがきかず、糸に突っ込んでしまった事。それにより、イシズマイは完全に身動きを封じられてしまった。

アーティ「しまった!」

モブ男「逃すなハーデリア!とっておき!」

ドゴン!!

イシズマイ「イシズ……マイ」ドサッ

審判「イシズマイ戦闘不能!ハーデリアの勝ち!!」

アーティ「やるね……。だけど、僕も負けないよ!!」

アーティ「頼むよ!ホイーガ!!」

ホイーガ「ホイーガ」

モブ男「ホイーガか……なんとも嫌な感じだな……。」

アーティ「早速行かせてもらうよ!ホイーガ、どくどく!!」
 ▼ 148 Q.E3mu26z6 17/03/21 01:40:17 ID:JXyg0T7Q [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ホイーガは自分の体を糸に密着させると、毒液を噴出する。これにより周囲の糸は全て、触れると毒に侵される凶器と化した。

アーティ「ありがとうホイーガ。お疲れ様。」

そう言うと、アーティはホイーガをボールに戻す。そして当然……

アーティ「もう一度頼むよ!ハハコモリ!!」

ハハコモリ「ハハコモリ」

モブ男「やっぱり最後はこいつを倒さなきゃダメか……。ハーデリア、お疲れさん。戻ってくれ。」

ハハコモリの再登場に合わせるようにモブ男はハーデリアを戻す。それは、連戦で疲れているハーデリアを気遣っての行動だった。

モブ男「頼むぞ!シママ!!」

シママ「ブルルルルルルル……」

アーティ「さぁ、ここからが本当の勝負だよ!ハハコモリ、リーフブレード!!」

モブ男「シママ!じゅうでん!!」

シママ「ブルルルルルルル……!」

シママは、自分が生成している電気エネルギーをツノに集中する。これにより、高い威力を保ったまま技が打てるというわけだ。

モブ男「そのまま、フィールドを走り回れ!!」
 ▼ 149 Q.E3mu26z6 17/03/21 01:51:14 ID:JXyg0T7Q [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
シママ「ブルルルルルルル……!」

シママはモブ男の指示を聞くと同時に、フィールドを駆け巡る。厄介な糸も、電気を集め強力な刃物と化したシママのツノの前では無力だった。

アーティ「なるほど、そう来るわけか……。ハハコモリ!いとをはく!!」

ハハコモリ「ハハコモリ」

ハハコモリは前回と同じように糸を吐く。違うのは、今回はダイレクトにシママを狙ったと言う事……。」

シママ「ブルルルルルルル……」

程なくして、シママは糸に絡め取られる。だが、それこそがモブ男の真の狙いだった。

モブ男(来た!!)

モブ男「シママ!ニトロチャージ!!」

シママ「ヒヒーン!!」

シママの体が炎に包まれる。そして、その炎は糸を伝ってハハコモリへと向かう……

ボォォォォォォォォォォォォォォォ!!

アーティ「ハハコモリ!!」

ハハコモリ「ハハ……コモリ……。」ドサッ

審判「ハハコモリ戦闘不能!シママの勝ち!よって勝者、チャレンジャーモブ男!!」
 ▼ 150 Q.E3mu26z6 17/03/21 07:19:12 ID:J6G44R8I NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「やった……勝っt……」ハナ「やった〜!!勝った〜!!」

モブ男「…………お……?」

アーティ「ふふふ……本人よりも勝利を喜ぶなんて、良い彼女じゃあないか……。」

そんなやりとりをしている間に、ハナが闘技場へと降りて来る。

ハナ「やったねモブ男くん!おめでとう!私、ヒヤヒヤしちゃって!こんなにヒヤヒヤする事なんて人生でそうそうないよ!」

モブ男「……………………」

モブ男「……………………ありがと。」

ハナ「お?珍しく素直だね?モブ男くん!ついに、ツンデレモブ男くんのデレの面が解禁されたのかな?でも私としては、ツンツンしてるモブ男くんもそれはそれで……」

モブ男「分かった。うるさい。落ち着け。」
 ▼ 151 Q.E3mu26z6 17/03/21 18:58:53 ID:6e8j5HFM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
審判「ゴホン……。おめでとうございます。勝利の証、ビートルバッジでございます。」

モブ男「あ、すいません。ありがとうございます。」

ハナ「ありがとうございま〜す。」

モブ男「何でおま……あぁ、もう良いや。」

ハナ「モブ男くんもついに諦めたんだね。私の粘り勝ちだね。」

モブ男「うるせぇ。」

アーティ「ふふふっ。君達はほんとに仲良しだね。そんな君達にとっては、次の街は最高の思い出になると思うよ。」

モブ男「次の街っていったら……ライモンシティでしたっけ。」

アーティ「そう!娯楽の殿堂ライモンシティ!一人でも良し、カップルでも良しの最高の街さ!」

モブ男「遊園地とかもあるんでしたよね。」

ハナ「遊園地!?私、遊園地大好きなんだ!ほら、早く行くよモブ男くん!置いてくよモブ男くん!引きずって行くよモブ男くん!」

モブ男「とりあえず、お前は待つ事を覚えようか。」

モブ男「アーティさんお世話になりました。それじゃあ、失礼します。」

アーティ「うんうん。これからも良い旅をね。」
 ▼ 152 Q.E3mu26z6 17/03/21 19:30:24 ID:6e8j5HFM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ポケモンセンター〜

モブ男「今回は正直ダメかと思ったよ。よく頑張ってくれたな。みんな。」

ハーデリア「グルルルルルルル……。」

ミルホッグ「ハハッ」

シママ「ブルルルルルルル……。」

ハナ「本当、みんなカッコ良かったよ!私、感動しちゃった!!」

モブ男「それに引き換え、俺は油断しまくりでお前らをピンチにさせちまって……情けないったら……」

ハナ「ほらほら、モブ男くん!反省なら歩きながらでも出来るでしょ!早く行くよ!!」

モブ男「はいはい……。もう遊園地で頭いっぱいなんだな、あの娘は……。」

ハーデリア&ミルホッグ&シママ「それな。」

モブ男「!?」
 ▼ 153 Q.E3mu26z6 17/03/21 20:14:36 ID:1hAtTbGI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ライモンシティ〜

モブ男「やっと着いた……。まさか、あんな砂漠で野宿する羽目になるとは……。」

ハナ「いや〜、やっぱり自然と野生を侮っちゃダメだね……。」

ハナ「とはいえ、モブ男くんは仲間も増えたんだし結果オーライだね!ポジティブポジティブ!」

モブ男「まぁ、それもそうか……。」

ハナ「そうそう!よし、この話は終わり!遊園地行こうよモブ男くん!」

モブ男「はいはい……確か遊園地は……。……ん?あれは……。」

・B・「あら、奥様もこの先のブラックシティに別荘を建てるんですの……?」

・B・「実は、私も建てようと思ってるんですの!お金?お金なら、住民のみなさんから頂くから大丈夫ですの!ほほほ!」

ハナ「誰?元カノ?」

モブ男「どこをどう見てそう思ったのか、教えてもらって良いかな。」

ハナ「モブ男くんのストライクゾーンの広さはハンパないからね。で、誰なの?」

モブ男「サンヨウシティの町長の奥さんだよ。名前は忘れたけど、何とかババァだった気がする。」

ハナ「クソババアとか?」

モブ男「ただの悪口じゃねぇか。」
 ▼ 154 Q.E3mu26z6 17/03/21 20:51:40 ID:/.KQp5bs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
・B・「それでわたくし、今からブラックシティに下見に行こうと思ってますの!わたくしに相応しい土地かどうか確かめておかなくてはね!」

ハナ「ところでさモブ男くん。ブラックシティってなに?」

モブ男「成金と守銭奴だけが住む街を作る計画があるとかなんとからしいよ。どんなに早くても二年はかかるって話だけど。」

ハナ「じゃあ、今はまだ何にも無いんだ。」

モブ男「そのはずだけど。だから、あの人が何の下見をしようとしてんのか全く分からないんだよね。」

ハナ「ついて行ってみよっか?」

モブ男「遊園地は?」

ハナ「遊園地は逃げないでしょ?戻ってきてからで良いよ!」

モブ男「気まぐれ娘め……。やれやれ……。」

モブ男とハナは・B・を追って16番道路に通じるゲートに入る……そのゲートの中では……

ハナ「何?この人たち……。」

デブ達「意味無く踊る俺たち。意味無くいつか消えるブー♪」

奇怪なデブの集団がもう片方の出口を塞ぐ形で踊り狂っていた。

ハナ「あの〜すいません。私たちこのゲート通りたいんですけど……。」

デブ達「意味無く踊る俺たち。意味無くいつか消えるブー♪」
 ▼ 155 Q.E3mu26z6 17/03/21 21:59:12 ID:/.KQp5bs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「すいませ〜ん!!」

デブ達「意味無く踊る俺たち。意味無くいつか消えるブー♪」

ハナ「ダメだ、モブ男くん……。この人たちと私は、違う次元に生きてるみたい……。」

モブ男「何言ってんだお前……って言いたいとこだけど、俺もそう思えてきたとこだよ。」

ハナ「う〜ん……何とかして突破したいなぁ……。」

ハナ「……そうだ!出てきて!チュリ!」

ボムッ

チュリネ「チュリ?」

モブ男「チュリを出してどうするつもりなん………………まさか…………。」

ハナ「そのまさかだよ!チュリ!マジカルリーフ!!」

チュリ「チュリー!!」

デブ達「ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3」

チュリはデブの集団に向かって容赦無くマジカルリーフを放つ。突然攻撃を仕掛けられたデブは当然逃げ惑うのだが……
 ▼ 156 Q.E3mu26z6 17/03/21 22:24:27 ID:/.KQp5bs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「よし!いまd……………………」

デブ達「意味無く踊る俺たち。意味無くいつか消えるブー♪」

16番道路側の出口に向かうハナに気付くと、体勢を立て直しその体型からは想像も出来ないほど素早いサイドステップでハナの行く手を塞いだ。

ハナ「…………………………もういい……。」

ハナ「なんか気持ち悪いし、そこまで興味もないし。もういい……。帰るよ!チュリ!モブ男くん!」

そう言うが早いか、ハナは足音荒くゲートから出て行った。

チュリネ「チュリ!!」タタタッ

モブ男「はい……(怖い……)。」

モブ男(にしても……あそこまで邪魔しなくても良いのに……。気持ち悪い奴ら……。)

モブ男が、内心毒づきながらゲートを出ようとしたその時……

デブ達「た………………て……れ……。」

モブ男「……?今、なんか……」

ハナ「モブ男くん!!モタモタしない!!」

モブ男「ごめんなさい……。」スタスタ
 ▼ 157 Q.E3mu26z6 17/03/22 18:47:25 ID:FaJsqBjo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デブ1「これで、良かったんだよな?」

デブ2「あぁ、「奴ら」は確かに十代中頃の子供は全員追い返せと言っていた。彼らは対象だったはずだ……。」

デブ3「目的は分からんが……とにかく、今は奴らの言うことを聞くしかないな。そうでなければ、俺たちのポケモンが……。」

デブ4「何を偉そうに。貴様が奴らをカモにしようなどと言い出さなければ、こんな事にはなっていないのだ。」

デブ3「なにを!?貴様とて俺の作戦に賛成しただろう!」

デブ5「揉めてる場合か……今は、この状況を……。」

デブ3「クール気取ってんじゃねぇ!デブ!」

デブ5「なんだt……」

デブ5が言い返そうと口を開いた時、2つの影がゲートに入って来た。

チンピ「おやおや……今日は随分豚が騒がしいな……。」

ラーズ「餌をやっていないからな……腹でも減っているのだろう……。」

チンピ「なるほどな……。ところでお前達……仕事はちゃんとしていたのか……?」

デブ1「このゲートを通ろうとする子供は一人残らず追い返している……そんな事より、いい加減我々のポケモンを……。」

ラーズ「ご苦労……引き続き頼むぞ……。」
 ▼ 158 Q.E3mu26z6 17/03/22 20:13:16 ID:B9NlAY6k [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
デブ2「ちょっと待て!一体いつまで、こんな意味の分からん事を……。」

ラーズ「始めに言ったであろう。俺たちの復讐が終わるまでだ。」

デブ5「ならば、いい加減に教えてくれ……。その復讐とやらと、このゲートを塞ぐ事に何の関係があるんだ……?」

チンピ「良いだろう……教えてやろう……。まず第一に、我々はどの町で復讐を実行するか既に決めて計画も立てている。」

ラーズ「だが、その計画を完遂するためには「ターゲット共の足取りがハッキリ分かっている」必要がある。我々にも準備というものがあるのでな。」

チンピ「そこで、このゲートだ……。」

チンピ「このゲートを塞いでおけば、我らのターゲットはもう片方のゲートを通る。そしてそこからは完全な1本道。」

ラーズ「我らは安心して、決着の地で待ち構えていられるというわけだ……。」

デブ2「そんなしょうもない理由で俺たちは…………。」

デブ3「ふざけるな!やってられるか……俺はもう降りるぜ!」

チンピ「構わんぞ。ポケモンがどうなっても良いならな……。」

ラーズ「貴様らの身勝手で、ポケモン達はその命を終えることになるのか。不憫な話だな……くくく……。」

デブ達「くっ……。」
 ▼ 159 Q.E3mu26z6 17/03/22 20:57:50 ID:B9NlAY6k [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
チンピ「ところでお前達、さっき何か言っていたな……「許してくれ」だったか……?」

デブ達「!!!!!!」

ラーズ「このゲート内の音声は常にこちらに届いている。他の人間がいる時は「意味無く踊る俺たち。意味無くいつか消えるブー♪」以外の発言は禁止していたはずだがな。」

デブ達「それは…………。」

チンピ「俺たちの命令が聞けないとあらば……仕方あるまいな。」

デブ1「待ってくれ!子供達に対して、たった一言謝罪しただけじゃないか!それすら……。」

ラーズ「命令違反は命令違反だ。約束通り、誰か1人のポケモンを…………。」

デブ2「頼む!これからは絶対に命令には背かない!!どんなに無茶な命令にも従う!だから……!」

チンピ「…………肝に命じておけ……。次はない……。」
 ▼ 160 Q.E3mu26z6 17/03/22 22:42:30 ID:ksLagfZs NGネーム登録 NGID登録 m 報告
……………………

ハナ「あ〜イライラする……。なんなの?あの人たち!?な〜にが「意味無くいつか消えるブー♪」だっつの。」

モブ男(怒ってるなぁ……。普段怒らない人が怒ると怖いってホントだな……。うんうん。)

ハナ「なんかこう、一気に気分が晴れるような何か…………ん……?」

モブ男(……………………?)

ハナ「モブ男くん!!」

モブ男「ビックリした……。なんだよ……?」

ハナ「第31回イシュニカポワゾネス全国大会予選だって!!これは見なきゃ損だよ!!」

モブ男「見るのは別に良いんだけどさ……イシュニカポワゾネスって何?」

ハナ「知らない。」

???「ほっほっほ。ワシが説明してやろう……。」
 ▼ 161 Q.E3mu26z6 17/03/23 07:21:51 ID:LeU5P8dM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「?……おじいさん、だれ?」

ジジイ「ワシは、しがないイシュニカポワゾネスの一ファンじゃよ……。」

モブ男「はぁ……。で、イシュニカポワゾネスって?」

ジジイ「うむ……。イシュニカポワゾネスとはな、最強の称号を求める漢達が凌ぎを削る最高に熱いスポーツなんじゃ!」

ハナ「ルールはどんな感じなの?」

ジジイ「まず、選手二人が向かい合って立ち目をつぶるんじゃ。両者が目をつぶったら試合開始じゃ。」

ジジイ「試合が始まったら体内時計で30秒測り、各々「30秒」と思ったタイミングで目を開き相手をビンタする。これだけじゃ。」

モブ男「え……………………?」

ジジイ「相手をビンタした時間が30秒に近い方が勝利じゃ。」

モブ男「それ、ビンタする必要あります?」
 ▼ 162 Q.E3mu26z6 17/03/23 18:28:50 ID:PJ0rO0xo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ジジイ「なにを言っておる?ビンタしなければ、イシュニカポワゾネスじゃないじゃろう?」

ハナ「そうだよモブ男くん!ビンタしなきゃ、イシュニカポワゾネスじゃないでしょ!?」

モブ男「……………………。」

ジジイ「全く……最近の若いもんは……。まぁ良い、実際に明日の試合を見ればそんな事も言えんようになるじゃろう。」

ハナ「え?これ、明日なの?」

ジジイ「そうじゃ。」

ハナ「え〜?せっかく気分が晴れそうだったのに……。どうしてくれるの?モブ男くん?」

モブ男「俺のせいかよ……。そうだな……元々遊園地目的で来たんだから、今日はとりあえず遊園地で我慢……。」

ハナ「流石だねモブ男くん!私もそう言おうと思ってたんだ!」

モブ男「嘘つけ。」
 ▼ 163 Q.E3mu26z6 17/03/23 19:42:06 ID:d./pyzp6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「で?で?遊園地行って、まず何乗る?」

モブ男「(さっきまでの不機嫌は何処へやら……)とりあえず、無難に観覧車で良いんじゃないかな。名物みたいだよ、ペアでしか乗れないとかなんとかで。」

ハナ「よく知ってるねモブ男くん。もしかして、私に内緒で乗った事あるのかな?」

モブ男「カラクサからずっと一緒なのに、いつそんなチャンスがあったんだろうね。」

ハナ「冗談だよ冗談。もし男の子が隠れて他の女の子と遊んでたら、すぐ分かるからね女の子は。」

モブ男「なんで?」

ハナ「ん?知りたい?どうしても知りたいっていうなら教えてあげない事もないけど。」

モブ男「いや、別にそこまd」

ハナ「しょうがないな〜。教えてあげる!」

モブ男「聞けよ。」
 ▼ 164 Q.E3mu26z6 17/03/23 20:47:19 ID:mLTET0NY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「じゃあ、わかりやすく例え話で説明するね。」

モブ男「いや、理由だけ説明してくれれb」

ハナ「まず、モブ男くんは上司と打ち合わせとか言って家を出るわけ。」

モブ男「…………うん。」

ハナ「で、女の子と1日デートするわけね。奥さんに内緒で。」

モブ男「ふむふむ。」

ハナ「で、何も知らない奥さんが待つ家に素知らぬ顔で帰るの。モブ男くんは。」

モブ男「とんだクソ野郎だな。」

ハナ「モブ男くんの帰宅からしばらく経った頃、突然奥さんが言うわけ。「ねぇ、今日って仕事の打ち合わせだったんだよね……?男の人だけで……。」」

モブ男「む?」

ハナ「一瞬同様するモブ男くん。でも、ここでボロを出すわけにはいかないから平静を装って言うわけ。「あぁ、そうだよ。どうかした?」って。」

モブ男「とんだクソ野郎だな。」

ハナ「その時奥さんが静かに言うの。「そうだよね……じゃあ……」」

ハナ「「ど う し て あ な た の か ら だ か ら ほ か の お ん な の に お い が し て る の か し ら ?」」
 ▼ 165 Q.E3mu26z6 17/03/23 21:48:15 ID:lGNLM/BA NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「いやでも、普通に隣の席に女n……」

ハナ「でも、モブ男くんも粘るわけ。「違うよ。隣の席に女の人が……。」って。」

モブ男「読まれてる……だと……。」

ハナ「だけどね、奥さんはもう止まらないの……。」

ハナ「「ドウシテウソツクノ?ア、ソウダ。クチガナケレバウソモツケナイヨネ?ワタシガソノクチ、ヌッテアゲルネ♪」って。」

モブ男「」

ハナ「そんなわけで、女の子には匂いで分かるんだよ?」

モブ男「「分かるんだよ?」じゃねぇよ。怖えよ。」

ハナ「ナニガコワイノ?モブオクンガカクシゴトシナケレバイインダヨ?」

モブ男「それ止めろ。泣くぞコノヤロー。」
 ▼ 166 Q.E3mu26z6 17/03/24 00:28:04 ID:S4/pRT1. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「そもそもさ、隠し事の一つや二つ誰にだってあるだろ?」

ハナ「私は………………ないよ?」

ジジイ(…………ほほう……)

モブ男「いや、それはそれで問題あると……」

ジジイ「お若いの……30分程席を外してくれんか?お嬢さんと2人にしておくれ……。」

モブ男「……?何でまt」

ジジイ「つべこべ言わんとサッサと行かんかぁぁぁぁぁぁ!!………ゲホッ!ゴホッ!」

ハナ「えっ!?」

モブ男「急にデカイ声出すから……。大丈夫ですか……?」

ジジイ「今はまだ大丈夫じゃ……。だが、次も無事で済むとは限らん……。殺人者になりたくなくば、サッサと行けい!!」

モブ男「いやいや……。」

モブ男「まぁ良いか……。ほんじゃ30分くらいその辺ブラブラしてきますね……。」

ジジイ「あぁ……。そうせい……。」
 ▼ 167 Q.E3mu26z6 17/03/24 19:36:37 ID:VkJrIjdg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
……………………

ハナ「……で、急にどうしたの?おじいさん。」

ジジイ「うむ。おぬしに聞きたいことがあっての……。あのボーズがおっては話しづらいかと思って外してもらったんじゃ。」

ハナ「?」

ジジイ「ズバリおぬし……あのボーズに言えずにおる事があるな……?」

ハナ「え……?何で分かるの?」

ジジイ「あのボーズの問いに対する妙な間……よほどの鈍感でなければ勘づくわい……。……ワシで良ければ相談に乗るぞ?」

ハナ「う〜ん……じゃあ聞いてもらっちゃおうかな……。」

ハナ「……実は私、モブ男くんに(自分がプラズマ団員だって事を)告白するべきか悩んでて……。」

ジジイ「ふむ……(恋愛的な意味での)告白か……。」

ハナ「最初はね、別に伝える必要もないと思ってたんだけど……最近は(嘘ついてるのが)辛くなってきて……。」

ジジイ「なるほど……それならば……。」
 ▼ 168 Q.E3mu26z6 17/03/24 20:53:43 ID:LMWagnBk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
……………………

モブ男「さてと、30分くらいブラブラとは言ったものの……何したもんかな……。」

モブ男「…………ミュージカルでも見に行くか……。いやでも、また「私も見たかったのに〜」とか言われそうだな……。……ん…………?」

モブ男「何だ?あいつ?」




クソ「お前みたいな弱いポケモンなんかいらねぇよ!!サッサとどっかに消えちまえ!!」

???「キュー……」

モブ男が見つけたのは、自分の手持ちと思しきポケモンに酷い言葉を浴びせる男だった。

モブ男「ほんと、ああいうクズは何処にでもいるな……。おい!おm……」

モブ男が男を懲らしめようと1歩踏み出したその時……

???「サザンドラ……りゅうせいぐん……。」

ドドドドドドドドドドドドドドドド!!
 ▼ 169 Q.E3mu26z6 17/03/24 21:34:53 ID:zWP/p0UI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
何処からともなく指示が飛び、男は見る間に大量の隕石に埋もれてしまった。

モブ男「…………:(;゙゚'ω゚'):」

???「ふぅ……少々やりすぎてしまいましたかね……。…………あら、御機嫌よう。」

サザンドラに指示を出した黒ローブの女は、モブ男に気付くと明るい口調で語りかける。

モブ男「ご……御機嫌よう……。」

???「どうされました……?顔色が優れないようですが……。」

モブ男「あ〜いや、別にソンナコトナイデスよ。ハい。」

???「そうですか……。まぁそんなことはどうでもよいのです。大事なのはあの男の振る舞いを見て、あなたが憤りを覚えた……という事実だけ。」

モブ男「?」

???「やはり、あなたには私達と共に世界を正しい方向に導く素質がある……。」

モブ男「え」

???「では、また近いうちに……。」

モブ男「あ、ちょっ……行っちまった……。何だ?あの人……。」
 ▼ 170 Q.E3mu26z6 17/03/25 07:34:42 ID:vZ3BtMKI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
……………………

モブ男(世界を正しい方向ねぇ……。)

ハナ「お〜い。」

モブ男(プラズマ団といいあの人といい……随分壮大な目的を持ってる人がいたもんだ……。)

ハナ「もしも〜し。」

モブ男(それにしても、俺の素質ってなんだ……?世界を変える素質……。)

ハナ「モブ男く〜ん!」

モブ男「ん?あぁ、ごめんごめん……。何?」

ハナ「何?じゃないよ。観覧車乗ってからずっと黙り込んじゃって……。分かった、こんな可愛い子と観覧車乗るなんて初めてだから緊張してるんでしょ?」

モブ男「……まぁね……。」

ハナ「……え?」

モブ男「……ん?」
 ▼ 171 Q.E3mu26z6 17/03/25 08:32:43 ID:5L/ix1t6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「……………………」

モブ男「……………………」

ハナ(う〜ん……おじいさんが「悩んでるなら伝えた方が良い!そして何かを伝えるなら邪魔の入らない場所が良い!そう!観覧車じゃな!」って言うから意気込んでみたものの……。)

ハナ(モブ男くんはこんな調子だし、切り出すきっかけもないし……どうしたもんかな〜……。)

モブ男「……………………」

ハナ(いや、悩んでても始まらない!「私、実はプラズマ団員なの。ポケモン解放のために一緒に戦ってくれる人を探してたんだ……。隠しててごめんね。」これでいこう……。)

ハナ(よs……)

モブ男「…………あのさ……」

ハナ「はい!?」

モブ男「…………そんな驚くかね。」

ハナ「だって、さっきまで修行僧みたいな顔して黙り込んでたのに急に喋るんだもん!そりゃビックリするよ!」

モブ男「誰が修行僧だ。」
 ▼ 172 Q.E3mu26z6 17/03/26 20:59:15 ID:/e7vz3v6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「修行僧じゃないよ?修行僧みたい、だよ?そこ間違えないで欲しいな。」

モブ男「はいはい。」

ハナ「で?なに?」

モブ男「あのさ 、世界を変える素質ってどういうもんだと思う……?」

ハナ「…………え……?」

モブ男「いや……さっき知らない人に世界を変える素質がどうのこうの言われたんだけど……どうにも意味が分かんなくてさ……。」

ハナ「そうだね〜今よりもっと良い世界にするには、モブ男くんの力が必要だって事じゃない……?」

モブ男「うん。……うん?結局どういう事だ?それ。」

ハナ「う〜ん……わかんないや。」

モブ男「まぁ、そうだよな。正直分かるって言われたらそれはそれでアレだし……」

モブ男「気になるな……。追いかけて行って、もっと詳しく話聞けば良かったかな……。いや……でも……」

ハナ「モブ男くん、分かんない事で悩んでてもしょうがないよ?忘れちゃえ忘れちゃえ!」

ハナ「はい、忘れた!」
 ▼ 173 Q.E3mu26z6 17/03/26 23:44:43 ID:n2gwmac. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「また適当な……。まぁでも、実際そうだよな……うん……忘れよう。」

ハナ「そうそう!それが良いよ!」

モブ男「キミのおかげで吹っ切れたよ。俺一人だったら、ウジウジ考えてドツボにハマってたな多分。」

モブ男「キミがいてくれて良かったよ。ほんと。」

ハナ「……………………」

モブ男(あれ……?いつもだったらここで「やっぱりモブ男くんには私がいないとね。ダメ男だから。」とか言い出すんだ……け…………ど?)

ハナ「も、もぉ……モブ男くんは私がいないとほんとダメなんだから……。しょうがないなぁ……///」

モブ男「……?どうした?なんか、おかs……」

ハナ「何言ってるの?モブ男くん。私がおかしいのはいつものことでしょ?」

モブ男「自覚あるのかよ。」
 ▼ 174 Q.E3mu26z6 17/03/27 20:14:11 ID:pNoyuJ5Q NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「まぁとにかく、私はいつもと変わらないよ。」

モブ男「ふ〜ん……本人がそう言うなら別にそれで良いけどさ……。」

モブ男&ハナ「……………………」


ハナ(あぁ……ビックリした……。本気で恥ずかしくなっちゃった……。)

ハナ(前までなら……)

ハナ(「キミがいてくれて良かった」か……えへへ……。いつ間にか、そんな風に思ってもらえるほど打ち解けられたんだなぁ……。)

ハナ(この調子でどんどん距離を縮めて、最後には上手く仲間に引き込んで……ぐへへ……。)

ハナ「………………とか考えてたのになぁ……。」

モブ男「何が?」

ハナ「あ、ごめん。声出ちゃった。」
 ▼ 175 Q.E3mu26z6 17/03/27 21:23:54 ID:rvQOA3zM NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「やっぱり何か変じゃないか……?なんか悩みがあるなら聞くけど……。」

ハナ「本当に?話すと長くなるけど……良い……?」

モブ男「別に良いけど、具体的にはどんくらい?」

ハナ「3ヶ月くらいかな。」

モブ男「あぁ、それは無理だわ。」

ハナ「ドウシテ……?キイテクレルッテイッタノニ……ワタシニウソツイタノ……?」

モブ男「分かったよ……聞くからソレ止めろ……。目が怖いんだよ目が。」

ハナ「男は目で○すってやつだね!!」

モブ男「目からビーム出そうだもんな。お前の場合。」

モブ男「っていうか、そんな事はどうでも良いんだよ。本題行こう本題。」

ハナ「うん、まぁ悩みっていうかモブ男くんに言っときたい事があるってだけだからあんまり期待しないで欲しいんだけどさ……。」

モブ男「うん。」

ハナ「私……実はね……。」
 ▼ 176 Q.E3mu26z6 17/03/28 00:08:58 ID:G2C.Zgbo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナがモブ男に真実を伝えようと口を開いたその時……

???「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

街中に響き渡らんばかりの悲鳴が上がった。

モブ男&ハナ「!!?」

モブ男とハナはすぐさま外へと視線を向け……信じられない光景を目の当たりにする……。

山男「こんなイケない一時を満喫しないわけにはいかないよな!?」

山男「さぁ、観覧車に突入だ!」

少年「いやぁぁぁぁぁ!!助けてぇぇぇぇぇぇ!!○されるぅぅぅぅぅぅ!!」

モブ男「……………………」

ハナ「……………………」

ハナ「…………2人とも声大きいね〜……。」

モブ男「違う、そこじゃない。」

ハナ「……大丈夫だよ……きっとただの、年下好きのホモのオジさんだってあの人。」

モブ男「何一つ大丈夫じゃないなそれ。完全にアウトだよ。」
 ▼ 177 Q.E3mu26z6 17/03/28 07:21:05 ID:HrZ5kWyk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
モブ男「まぁ……でも結局は本人たちの問題だからな……うん。どうせ何も出来ないし……。」

ハナ「良かったねモブ男くん。私と一緒じゃなかったらモブ男くんが狙われてたかもよ?」

モブ男「怖い事言うな……。」

モブ男「……話を戻そうか…………。言いたい事って何?」

ハナ「その事なんだけどさ……。」

ハナ「忘れちゃった。」

モブ男「は?」

ハナ「今のインパクトが大きすぎたよね。記憶喪失だよ記憶喪失。」

モブ男「……まぁ、衝撃ではあったな……アレは…………。」

ハナ「まぁ、そんなわけだから……思い出した時に改めて言うよ。だから、これからもよろしくね?モブ男くん。」

モブ男「色々と釈然としないけど…………まぁ良いか……。」

ハナ「それとさ、モブ男くん……。」

モブ男「ん?」

ハナ「私も、モブ男くんがいてくれて本当に良かったと思ってるよ。…………へへへ……。」

モブ男「…………そりゃどうも……。」
 ▼ 178 Q.E3mu26z6 17/03/28 20:59:38 ID:ddt.EU2E NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハナ「ん?反応薄くない?」

モブ男「そんな事ないよ。最大限の喜びを込めたリアクションだよ今のが。」

ハナ「まぁ、ツンデレで照れ屋さんだもんね。モブ男くんは。」

モブ男「やかましい。」

ハナ「だってさ〜、普通の男の子だったら女の子にあんな風に言われたら嬉しすぎて三日三晩リンボーダンs……」

モブ男「はいはい……下着いたし降りるぞ。」

ハナ「はいは〜い。」


ハナ「でさ、これからどうするの?」

モブ男「今日はもう疲れたし、ホテル行って明日に備えようと思ってたよ俺は。」

ハナ「そんな……ホテルだなんて……///さすがに、まだはy……」

モブ男「行くぞ〜。」

ハナ「しょうがないなぁ……強引なんだから///」モブ男「続けるのかよ。」

……………………

山男「ところでだ……少年……恋人とか……いないのか……?」

少年「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 ▼ 179 Q.E3mu26z6 17/03/28 23:56:10 ID:e6HtwKS. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ホテル・ボッタ・グリード〜

モブ男「着いた着いた……。こちらが、本日のお宿になります。」

ハナ「何でかよく分からないけど、すごくボッタクリ感があるよ。このホテル。」

モブ男「そんな事ないよ。素泊まり7800円。安い安い。」

ハナ「うん。高いね。」

モブ男「そうは言うけどこのホテル、バッフロン座流星群がすこぶる綺麗に見えるとか見えないとかで人気なんだぜ?しかも今日、明日が丁度狙い目とか。」

ハナ「うん。すごく胡散臭いね。」

ハナ「どうしたのモブ男くん。いつもだったら、むしろモブ男くんが「胡散臭すぎんだろ。○ねよ。」って言う場面でしょ?」

モブ男「口悪すぎんだろ。」

モブ男「ま、とにかく入った入った……。」スタスタ

ハナ「しょうがないなぁ……。」スタスタ
 ▼ 180 Q.E3mu26z6 17/03/29 00:50:36 ID:9JLn.ceI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜翌朝〜

フロント「おはようございますお客様。ゆっくりお休みになれましたか?」

モブ男「そりゃもう。流星群も見られたし、大満足でした。」

ハナ「私は寝不足だけどね。モブ男くんが寝かせてくれなかったから。」

モブ男「人聞きが悪いな。いやまぁ、事実なんだけどもさ……。」

ハナ「モブ男くんが私を(一緒に流星群眺める相手として)激しく求めてくるから///」

モブ男「誤解を招く端折り方すんな。」

ハナ「まぁ、それはそれとして……今日はアレでしょ?ジム行くんでしょ?」

モブ男「俺はそのつもりだけど、キミはどうする……?」

ハナ「私はね、イシュニカポワゾネス見に行こうと思ってるの。やっぱり気になるからね、人がビンタし合うだけのスポーツ。」

モブ男「あぁ……。じゃあ、終わったらミュージカル会場集合にしようか。分かりやすいし。」

ハナ「そうだね。そうしよっか。」

モブ男「そうと決まれば、早速出発……ん?何だ"コレ"?」

フロント「そちら、当ホテルのサービスでございます。ご自由にお持ちください。」

モブ男「ふ〜ん。"コレ"がねぇ……。」
 ▼ 181 Q.E3mu26z6 17/03/29 19:59:03 ID:ixuQpZDY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜イシュニカポワゾネス会場〜

ハナ「はぁ〜。すごい熱気だなぁ……。何がそこまで彼らを熱くさせるんだろうなぁ……。」

ハナ「あ、おはよ〜!おじいさん。」

ジジイ「おや、随分と早いじゃないか。試合開始までは、まだ一時間以上あるぞ?」

ハナ「え?そんなに?」

ハナ「なんだ……だったらモブ男くんのジム戦見てからでも良かったか……。」

ジジイ「ふむ……そういえば昨日の小僧がおらんな。振られてしもうたのか……?」

ハナ「振られた……?よく分かんないけど、今ジムに行ってるよモブ男くんは。」
 ▼ 182 Q.E3mu26z6 17/03/29 20:01:15 ID:ixuQpZDY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>181
ミス
 ▼ 183 Q.E3mu26z6 17/03/29 20:29:31 ID:ixuQpZDY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>180

〜イシュニカポワゾネス会場〜

ハナ「はぁ〜……凄い熱気……。何が彼らをここまで熱くさせるんだろう……。」

ジジイ「うむ……歴史あるスポーツじゃからな。参加者の気合も自ずと違ってくるのじゃよ。」

ハナ「あ、おはよ〜!おじいさん。」

ジジイ「うむ、おはよう。しかし随分と早いの……試合開始までは、まだ一時間もあるぞ?」

ハナ「え?そんなに……?それなら、モブ男くんのジム戦見てからで良かったかな……。」

ジジイ「まぁ、今更言っても仕方あるまい。試合が始まるまでの間、わしがイシュニカポワゾネスの歴史を話して聞かせてやろう。」

ハナ「…………わ〜い……。」
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