【SS】 黒い青空の下で:ポケモンBBS(掲示板) 【SS】 黒い青空の下で:ポケモンBBS

  ▼  |  全表示34   | <<    前    | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

【SS】 黒い青空の下で

 ▼ 1 ワーク@ひきかえけん 17/02/26 19:16:05 ID:4JNgiB66 [1/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
(途中からポケモン要素は湧いてきますので 読み進めてくだされば幸いです)

どこまでも突き抜けていて、見上げ続けてたらそのまま吸い込まれそうな程、その空には雲がない。
晴れて青空なのだが、正確には青ではなく最早漆黒である。
何を言い表したいかというと、その空には一切の濁りが無く、私達はそれに無意識の内に圧倒されているという事。
まるで天に蓋をされているかのような気分になるのだ。
その深層心理へとかかる強大なプレッシャーを色彩で表現したのが、漆黒なのである。
しかしどうやら、その空の下で暮らす人々・ポケモンらの様子は、むしろ快活なのだ。
慣れもあるだろうが、それの最も的確な理由は、この町が港町であるという事だ。
海を越えて来た華やかな異文化は、市場やら何やらで人々を賑わす。
それから、民家と繁華街の直ぐ隣には海岸があり、この町の名であるナギサはおそらくそれが由来だろう。
 ▼ 2 ルガルド@じゃくてんほけん 17/02/26 19:24:44 ID:4JNgiB66 [2/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
さてそんな活気溢れた町にも、たった1つ矛盾がある。
いや、1つというより1人か。
ただのとある青年の事なのだが、普通なのはその外見だけである。
その目は昏く、人と目を合わせずというより人を蔑んでおり、その態度は さながら重く凝り固まったコンクリの様に不変だ。
華やかな白い町で一点、黒い異彩を放っている。
この青年をAと呼ぶ事にする。
これから語るのは、この青年Aが辿る長く短い冒険寄憚である。
 ▼ 3 オラント@ラブラブボール 17/02/26 19:34:21 ID:71a8d2hg NGネーム登録 NGID登録 報告
これはぽかんう

支援
 ▼ 4 ンパッパ@ブレイズカセット 17/02/26 19:37:04 ID:FpNZPViU NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
小説形式は別にいいけど行間を開けて欲しい
じゃないと読みにくい。若干地の文でおかしな言い回しもあるし

取り敢えず支援
 ▼ 5 の申し子◆G3ulo7Adbw 17/02/26 19:44:00 ID:HIgu0ngc [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
うーん……支援!
 ▼ 6 コッチ@カチャのみ 17/02/26 19:59:18 ID:4JNgiB66 [3/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
まず、このAについてもう少し詳しく説明しておこう。
性格は前述の通りで、簡単に言えばゲスだ。
信頼を置く隣人は居らず、家族もとっくに居ない。ならば生活費はどうしているのか。働いている訳でもない。
大学からの年金である。
実はこのA、弱冠17歳にしてかの有名なタマムシ大学のフェローとして特別研究費が支給されており、それを生活費に充てているのだ。
しかも彼にとって、それは何ら驚かれる事ではないので、
その認識の差が彼と周りとの溝をさらに拡げてしまっている。
それは彼自身理解しているので、こうやって大学のある都会を離れ、地元でひっそり?暮らすことにしている。
 ▼ 7 マシュン@あなぬけのヒモ 17/02/26 20:16:12 ID:4JNgiB66 [4/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
前述では、世俗から離れる為に帰郷したと説明したが、理由はもう1つある。
彼は天文学に長けており、その若さ情熱をそれに注いでいる(人付き合いは投げ捨てたが)。
この町の黒い青空が、Aを天文学に引き込んだのだ。
どこまでも抜ける空に、宇宙の無限の神秘を見出だしたのだろう。
深夜に夜空を見上げるのが彼の日課なのだ。

しかしある日突然そんなAの人生も、大きな転機を迎えることになる。
この黒く輝く青空の町への、とある訪問者によって…

ご指摘ありがとうございます
しかし自分はこの文体が気に入っているので
変えるつもりはありません
自分勝手でホントすいません
 ▼ 8 の申し子◆G3ulo7Adbw 17/02/26 20:28:19 ID:HIgu0ngc [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ええんやで
 ▼ 9 メパト@ひみつのカギ 17/02/26 20:33:22 ID:4JNgiB66 [5/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
先程、この町にある唯一の黒点として青年Aを紹介したが、実は今日、もう1つまた別の点がやって来る。Aと同じく、この町には似合わない色をしている。。
一言で言うと、その娘の外見はお嬢サマだ。
人と人とがひしめく繁華街の中で一点、真っ黒ドレスにコントラストの効いた白いフリフリが、リズムに乗って頷く。
小さな靴で優雅にノックされるその一定のリズムは、ザワザワと色濃く飛び交う音の中で異彩を放つ。
そしてその音源は、もう1つの点に向かって歩みを進めている。
…やがてその娘は人混みを抜け、人気のない海沿いの道を歩くと、小高い崖の上に1つ、小さな小屋を捉える。
 ▼ 10 ラードン@がんせきおこう 17/02/26 20:43:21 ID:4JNgiB66 [6/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
建築から十数年は経っているであろうほどのボロい木の家。
雨どいは外れてぶら下がり、はめ殺しの錆びた窓はたった2つ、虫食いのようにくりぬかれてある。
壁のペンキも剥げ落ちていて、一階建てだ。
何か鉄屑とボロ木の塊のような建造物、それに向かって淡々と歩み寄る容姿端麗な女の子。
やがて玄関前まで着き、鈍いベルを鳴らす。
 ▼ 11 シマリ@ノワキのみ 17/02/26 20:57:48 ID:4JNgiB66 [7/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
その部屋の端には、9つの球が並んだ1つの模型が埃を被って置かれていて、その台には“das Sonnensystem”と彫り記されている。
この部屋では、沢山の天文学に纏わる模型だの資料だのが埃を被っていて、さらに窓は殆どないので薄暗い。
そんな部屋にたった一ヶ所、点滅する蛍光灯が照らしている空間があり、そこの本棚だけは一切埃を被っていない。
そしてそこの机で、Aは読書している。
 ▼ 12 ネネ@セシナのみ 17/02/26 21:11:14 ID:4JNgiB66 [8/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あまりに動かないので、何かイタズラのマネキンかと疑うほど静かなその瞳は、目に悪そうな光に照らされながら、こんこんと本の文字を追っている。
お察しの通り、このマネキンがAである。

…ォォーオン…
「近くで何か鳴いている…」
…ォォーオン…
「でもこんな辺鄙な所にはポケモンさえも…」
…ォォーオン…
「…ああ、呼び鈴か。聞くのも久しぶりだなぁ。」
本の閉じる音がし、暗闇で光る眼鏡はテレキネシスのようにのっそり浮き上がると、部屋のドアに向かって平行移動する。その後をニューラが追う。

…ォォーオン…
短く暗い廊下を渡る途中で、4度目の鈴が鳴る

 ▼ 13 の申し子◆G3ulo7Adbw 17/02/26 21:32:41 ID:HIgu0ngc [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
書いてて大変そう。頑張れー
 ▼ 14 ジョット@かなめいし 17/02/26 22:03:03 ID:4JNgiB66 [9/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「君が電話の娘だね、分かってるよ」
Aは、ドアを開けて出てくるのと同時に、目も合わせず投げ捨てる様に言い放つ。ニューラは脚に登りしがみついている。
ボサボサ放置の髪にズボンからシャツをはみ出させながらという、大変礼儀正しい男である。
一方例の娘はというと、4度呼び鈴を鳴らしても返事もないものだから、小鏡を取り出し髪を整えようと、顎を引き上目遣いでいた所に、突然Aが目の前に現れたものだから、驚いて思わずアッと声が出てしまう。
直後羞恥心で顔と耳が熱くなり、Aとは違い不本意ながら目を合わせられないでいる。
 ▼ 15 ドラン♂@ミュウツナイトY 17/02/26 22:34:41 ID:4JNgiB66 [10/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
数秒の淡い沈黙の後、落ち着いたのか例の娘が口を開く。
「どうも。私は一昨日訪問の連絡をさせて頂いた、ALPO(アルフ遺産保護団体)の職員、マイと申し「だからもういいよ言わなくて、分かってるから。二度も言わせるなったく…」これほど感じの悪い人間が果たしているだろうか。
「…何か貴方に気に障る言動があったのなら謝ります。」
「フッフ。言動も何も、キミまだ何もやってないだろう?僕が来るまで髪を弄ってた様だけど、それくらいで、ねぇ?」
明らかに馬鹿にしてきてるだけなのを感じ取り、マイもやや強い口調で放つ。
「では本題に移させて頂きます!一昨日の電話の通り貴方には、その優秀な頭脳と実力を見込んで、我々のある計画遂行の為に、第2支部であるキッサキまで来て頂きます!」
 ▼ 16 ンパン@ひかりのいし 17/02/26 23:01:24 ID:4JNgiB66 [11/11] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「アルフ遺産保護団体、ねぇ。知ってるんだぜ僕。前々から世間じゃ『偏向宗教団体』だの、最近カントーで活動してるっていう『R団の派生団体』だの、とやかく言われてるんだろ?」そう言って髪を掻きながら欠伸をする。
「話を逸らさないで下さい!それにウチはそんなのじゃないです!」っもう!と小さく溜息しながら、肩に提げたポーチから小さなデバイスを取り出す。
そしてそれを手首で軽く一振りすると、その光る軌跡は一面の地図となって空中に留まった。
その一連の出来事を見て、Aは目を丸くする。
「それでは早速、キッサキまでのルートを大雑把に確認しましょうか。222番道路の角ですが、遠回りする必要は無いのでトバリ方面で…」
そうやってマイが話してる間、Aはずっとそのデバイスが気になってしょうがなかった。
 ▼ 17 ンメン@きのみぶくろ 17/02/27 14:03:16 ID:eVgTXclc [1/10] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「な、なあそのデバイス、ちょっと貸して。ウズウズ」
Aの顔は笑ってはいないが、目は輝いている。
「へ?別にいいですけど…何か?」不思議に思ったマイの質問には耳も傾けず、Aはそのデバイス片手に、イソイソと家の奥へ戻っていった。
…10分経っても戻らないので、マイはまた鏡を取り出して前髪を弄り、同じく外で待っているニューラも、丸まって毛繕いをしている。
やがてAは頼りない歩き方で出て来た。
浮かない顔をしている。
マイはまた不思議に思って訊ねようと、鏡を下ろして顔を上げた所で、Aの手の平の上にある無数の鉄屑が視界に入る。
状況が理解出来ないマイに一言、「直し方、知ってる?」

マイは膝から崩れ落ちる。
ニューラは能天気に欠伸する。
 ▼ 18 チコール@きいろビードロ 17/02/27 14:34:29 ID:eVgTXclc [2/10] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
夕暮れ時、海岸沿いの道路を二人が歩く。
1人は、明らかに不機嫌そうな顔をしていて、歩くリズムには、焦りと落胆の色が不規則に見え隠れする。
もう1人はというと、だらしなくポッケに手を突っ込み、そうでありながら若干気まずそうな顔をしている。
前を早足で歩くその娘の、歩くピッチについて行こうとしないので、距離が空く度にその娘は後ろを振り向き睨み、立ち止まって待つ。
このやりとりを三回繰り返した所で、その娘が口を開く。
「ほら、そこを右に曲がれば、後は真っ直ぐトバリですよ。一々立ち止まらせないで下さい!」
怒っているこの子は、ほんの数時間前まではそのノロマに対して、ここまで強い口調で話すことはなかった。
このノロマことAが、マイが1つしか持っていなかったデバイスを、直せないくせにバラバラに分解したことが、マイをここまで強気にさせ、元凶のAにも頭が上がらなくさせている。
Aには、これまで壊れた扇風機や古いパソコンなどを自分で直してきたという経験からの自信と、最新鋭の端末に強い好奇心があったので、今回こんなことをしでかしたのだ。
 ▼ 19 レディア@こううんのおこう 17/02/27 16:08:33 ID:eVgTXclc [3/10] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
(流石に自惚れが過ぎたな。次から気を付けよ。)
人が嫌がるのを見て楽しむAでも、多少の罪悪感はあった。それでも、人からとやかく言われるのは嫌いだ。
元からのジト目を更に鋭くしてこちらを睨み、腰に手を当て説教してくるマイを鬱陶しく思い、Aは視線をずらす為にやや先の曲がり角にある『真っ黒な木』を見つめていた。
夕方もふけこみ、物の色の境目が見えない程に暗くなっていたから、『真っ黒な木』なのだ。
そんな木の幹の輪郭が突然揺らぐ。「!?」
目を凝らしてよく見ると、木の陰に人がいる。
(…誰だ一体…俺達を待ってるのか…?)
そしてその陰は、チラチラ出てきたり引っ込んだりする。
(…まるでこちらを観察でもしてきてるみたいだな。…いや、考え過ぎか…)
関係ないか、とりあえずこの小娘に適当に謝って…と考え、目線をマイに戻そうとした瞬間─

その『真っ黒な木』から、やけに真っ直ぐな枝が生える

─Aは直感的に理解し、戦慄した
 ▼ 20 マカジ@ムシZ 17/02/27 17:09:21 ID:eVgTXclc [4/10] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
刹那の後、Aはとっさに右腕でマイを庇い被さると、左手で腰のバックルをまさぐる。
小さな球を手に取ると、スックと立ち上がった。
その表情は強張り、左目の真横は今の銃弾で抉られて血を流している。
先程までの気だるそうな態度を消し去り、例の木に注意を向ける。そして思考する…。

(…どうして俺が狙われているのかは今考えても無駄だ。まずは生き残るのが先のようだ!)
地面に押し付けられたマイは、目の前の地面に飛び散った鮮血を見て状況は理解することが出来た
 ▼ 21 ワルン@ひみつのカギ 17/02/27 17:36:56 ID:eVgTXclc [5/10] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
Aは球を持った手を後ろに回し、スイッチを押す。
次の瞬間、背後からボールの展開する光が拡がったかと思うと、Aの肩にはいつの間にかニューラが登っている。

丁度2秒間を置いて、叫ぶ。
「ニューラ!つぶてッ!!」
Aの、先程とはまるで別人のような叫び声に呼応するように、ニューラの毛は勢いよく逆立つ。

そして鋭く尖った無数の氷の礫が、弾丸の如く射出され、例の木に命中する。
すると木の周りが冷気に包まれた。Aはこれを狙っていて、すぐさま近くの雑木林の方へ隠れる、筈だったのに、…視界に入ってしまった

マイ

軽かったので 抱えてくことにした
 ▼ 22 ガヘルガー@きのみ 17/02/27 18:38:55 ID:eVgTXclc [6/10] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
予想外にも氷の弾幕で視界を遮られた狙撃手は、彼らを見失う。
その狙撃手は、ヘルメットに防弾チョッキという徹底した武装をしている。
そして、そのゴツゴツしたリュックからサーモグラフィゴーグルを取り出し、装着する。
「暗闇に紛れようったって…」考えが甘いぜ…という決め台詞を小声で口にする、つもりだった。

その台詞が出る筈だった狙撃手の喉元には、既に大きな裂け目が出来ていた。

…呻き声も出さずに、武装ダルマは崩れ落ちる
その下では、ニューラがご機嫌で自分の爪をペロペロ舐めていた。
勝負はあっけなく決まった
 ▼ 23 ロスター@ながねぎ 17/02/27 19:10:53 ID:eVgTXclc [7/10] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
Aは必ず、どんなに徹夜しようとも8時間以上は眠る。
そのお陰で、小中と遅刻しなかった日は無い(Aは中学の途中で大学へ飛び級したので、高校時代は無い)。
そんな彼でも、今夜ばかりは中々眠りにつけなかった。なぜ眠れずにいるのか。
シンオウでも有数の『リッシ湖リゾートホテル』なんかで泊まってしまって、財布が力尽きないか心配、だからではない。
今日起こった出来事について、思考を巡らしていたからだ。
(…何故俺は、命を狙われているんだ?
そりゃ俺は今まで、色んな奴に反感を買うような事は散々してきた。でも殺したくなる程の恨みなんて流石に見に覚えはねぇ。
俺以外の発端があるとすれば…マイだ。
アイツと狙撃手がグルだとしたら、俺をあそこまで誘導したということで、そこまでは辻褄が合う。
だが…アイツは、震えていた。
それは演技だったのか?それも分からない…)
Aは、マイが敵か味方か判断しかねたので、わざわざ2部屋分を払って別々に寝させている。
 ▼ 24 クケイル@ホロキャスター 17/02/27 19:28:51 ID:eVgTXclc [8/10] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
(くそっ、あの時アイツを気にせずそのまま残しておきゃ、敵か味方か判断出来たのに…。)
なら何故そうしなかったのか
(…俺と同様に狙われてるという可能性がある内は、見捨てる気にはならなかった。…なれなかったからなのか?)
結局答えは出せず、やがてAは眠りについた。
 ▼ 25 ョロネコ@がんせきプレート 17/02/27 23:20:14 ID:eVgTXclc [9/10] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
Aは翌朝(といっても11時)マイに部屋の外から呼ばれて目覚め、正午過ぎにやっとホテルから出てきた。
Aはホテルの入口を出る前から、マイが遅れた自分に対して、昨日の様にまたキーキー声を荒げるか、はたまた髪を弄りながらぶつぶつ文句を垂れるのを想定し、軽く身構えていた。
(どうも自分はコイツの頭ごなしの説教に弱いようだからな。)
しかしマイの口から出た言葉は、予想と反していた
「あ、あの…昨夜は庇って頂き、その、ありがとうございました。…その顔の傷、大丈夫ですか?」口調が柔らかい。
「え!ええああはいまあ」Aも予想だにしなかったマイの態度に驚き、普段使わない口調になってしまった。
そして─自分が昨日までこの娘を疑っていた事を、少し恥ずかしく思った。性にも合わず

 ▼ 26 ンプク@シルバースプレー 17/02/27 23:55:45 ID:eVgTXclc [10/10] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リッシ湖ホテルに一泊した後に、この214番道路を抜け、取り敢えずトバリシティまで、というのがAの予定していたルートであった。
その214番道路のすぐ入口には、『リッシ湖にてとある大規模調査 関係者以外立ち入り禁止』と記されたバリケードが張ってあるのを見て、
「ええええええ!もう、だから昨日の内にトバリまで行っちゃえば良かったんですよぉ〜もぉ〜」
「……お前急に騒がしくなったな」
「え?そりゃ私さっきまで低血圧でしたし、多少はね?…て言うか朝の低血圧は大抵の女の子の悩みの1つなんですから、それくらい察して下さいよ〜。あっでも貴方みたいな人には、そんな高次な要求出来ませんかね〜?」
畳み掛けるように煽ってくる

Aは、ホテル前の時の素直な自分が恥ずかしくなった
 ▼ 27 ョボマキ@しんぴのしずく 17/03/03 20:40:31 ID:e46pVNvM NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
滅茶苦茶面白いです
頑張れ!
 ▼ 28 ラスル@エレベータのカギ 17/03/05 19:45:43 ID:5on41sKs [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
近道の214番道路が通れなくなったので、仕方なくノモセ方面から遠回りして行くことになった。
到着したノモセでは、何やら大規模な工事が行われていた。
お決まりの如く前髪を弄りながらマイが喋りだす。
「そういえばもうすぐこのノモセに、ある観光施設が誕生するらしいですよ。何でもこの近辺の湿原を丸々利用したレジャーパークだとか。」
キョロキョロ見渡し歩きながらAも口を開く。
「なるほど、確かにこの町は住宅が少ないのか、いささか活気なさげに見えるな。観光で集客し町を復興しようという魂胆か。」
「あぁ〜観光かー。私も任務中でなければ是非行きたいものですね〜。 あ、先に断っておきますけど、誰も貴方と一緒になんて言ってませんからね〜?『淡い期待は禁物ですよ』。」マイは勝ち誇った様に最後の一言に念を押す。
(そうか、お前をそこの湿原に置いていけなくて残念だ。野生がお前の実家だもんな、このサル。)
そう口に出すとまたサルの様に喚くに違いないと思い、自分の中に留めておくだけにしておいたAであった。
 ▼ 29 ンボラー@ちからのねっこ 17/03/05 19:56:32 ID:vLsPIEHE NGネーム登録 NGID登録 m 報告














 ▼ 30 ルキモノ@ロゼルのみ 17/03/05 20:15:54 ID:VlMxe2yA NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
読者様は無視していいよ
支援
 ▼ 31 イケンキ@ポロックキット 17/03/05 21:35:54 ID:A7KCXFVU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 32 ーケオス@するどいキバ 17/03/05 22:14:48 ID:5on41sKs [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
212番道路─ノモセ周辺地域は年間を通して湿気が高く、そのせいだろうかこの道路にはどこまでも沼が続いている。
その沼は基本的に浅いが、それでも足を捕られがちであり、人が通る場合特殊なブーツ無しだと苦戦を強いられる。

そんな沼の中をただの革靴で、しかも人を背負って掻き分け進む1人の青年がいる。
「…ノモセの雑貨店でブーツ買っとくんだった…」ズボズボ
「その時は私の分もですよ。お金なんて持ってきてませんし…あ〜ちょっと沈んできてますよ汚れちゃいますよ!私が!」
真っ黒のドレスの端でお辞儀する白いフリフリは、今にも沼に頭をぶつけてしまいそうだ。
「んなもん服も真っ黒だから少しくら…え!?金もってきてないってどういうことだ!?」
Aは驚きで手を離しそうになった
 ▼ 33 ツボット@きよめのおこう 17/03/05 23:20:30 ID:5on41sKs [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「そりゃお前昨日のリッシ湖ホテルは、俺が急に予定変更したのもあったから部屋代を払ってやっただけで…」

「本当ならトバリまでの道のりだけだったからですよ。だから本当になけなしのお金しかありません。
貴方は取り敢えずヨスガまで私のお財布とゆーことで。

まあこんなルートを行くことになったのも貴方の責任なんですし、妥当ですよね〜?」

「」
(やっぱり俺この小娘が苦手だわ)
そう心の中で弱音を吐きながら沼をのぷのぷ進むAは、自分の足元にピンと張られた白い糸に気付かなかった。

─第二の敵が待ち構えていたことに
 ▼ 34 ムパルド@やけたきのみ 17/03/05 23:32:09 ID:5on41sKs [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マイ(公式絵)

姿以外の設定を変更して 扱っております
  ▲  |  全表示34   | <<    前    | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!
スレの消えている画像復旧リクエスト
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼