ファンタジー風?SS「アセロラが皆を幸せにするよ♪」:ポケモンBBS(掲示板) ファンタジー風?SS「アセロラが皆を幸せにするよ♪」:ポケモンBBS

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ファンタジー風?SS「アセロラが皆を幸せにするよ♪」

 ▼ 1 1◆UC9hPZe8vI 17/03/02 21:35:01 ID:7lB..Ff. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
※所々CP要素あるので注意!

ここはウラウラ島。
ホクラニ天文台の一室で週一の会議が行われていた。

アセロラ「やった!またアセロラが一番!」

マーマネ「あ〜惜しいなぁ。あと一つなのに〜」

クチナシ「一つって大して変わんねーじゃねぇか」

マーレイン「まぁまぁ、皆頑張ってるよね」

カプ・ブルルの指令の元、4人はある任務に追われていた。
それは島の人々を幸せにしその時現れる飴玉の様な心の結晶を100個集める事。
アセロラは周りのメンバーとの数を競っていた。

アセロラ「クチナシおじさんだって会議あんま出ないのに結構集めてるじゃん〜」

マーレイン「あと50個だからやっと半分集まったね」

マーマネ「今度はアセロラに負けないからね!」

アセロラ「来週はもっと持ってくるんだからっ…てもうこんな時間!早速任務開始〜いってきまーす!」

そう言って一人掛けソファーからピョンと飛び降りパタパタと部屋を出た。

クチナシ「全く…元気が有り余ってやがるな」


さてさて今日はどんな事が起きるのかな…??
 ▼ 62 1◆UC9hPZe8vI 17/04/05 21:02:35 ID:sZBa1lPg [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ビッケ「本当ですか。ありがとうございます」

アセロラ「何だか楽しそうだし!せっかくだしちょこっとだけあたしも参加していいですか?」

ビッケ「ええ。人数は沢山いた方が楽しいですからね!」

こうしてアセロラは急遽内緒のザオボー誕生日会プロジェクトの一員になった。

詳細はまた後日話し合う事に。

―そしてホクラニでの会議にて

アセロラ「あのね、話変わるんだけど自分の誕生日にしてもらったら嬉しい事って何?」

クチナシ「突然何の話だ?」

アセロラ「来週エーテルハウスでザオボー支部長の誕生日パーティーをするの!」

マーレイン「へぇーそれは珍しいね」

マーマネ「僕特大のケーキ食べたい!」


アセロラ「やっぱケーキだよね〜」

マーマネ「あと、アイスとピザと焼き肉とラーメンと〜」

マーレイン「あはは食べ物ばっかりだね」
 ▼ 63 1◆UC9hPZe8vI 17/04/05 21:04:36 ID:sZBa1lPg [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「んー料理は沢山あった方が嬉しいかも!」

マーレイン「でもパーティーを開いてくれただけでも充分嬉しいんじゃないかな」

アセロラ「確かにー。財団の人にも相談してみる」

マーマネ「もし料理余ったら分けてね〜」

アセロラ「もうっ食いしん坊だな」

マーレイン「その企画上手くいくといいね」

アセロラ「うん頑張る!そしてこの結晶集めも」

クチナシ「残り2つか…」

マーレイン「みんな頑張ったからあっという間だね」

アセロラ「全部できたらみんな一緒にカプ・ブルルのとこに持ってこうね」


そして会議はお開きに。
すっかり日は暮れ夜になっていた。

アセロラ「それじゃまたね!」
 ▼ 64 1◆UC9hPZe8vI 17/04/13 23:23:04 ID:DYyEngB. [1/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーマネ「アセロラ!き、今日はもう暗いし家まで送ってくよ」

アセロラ「???そぉ?じゃ帰ろっか。でも遠回りだけど大丈夫?」

普段はそんな事言わなかったので不思議に思った。

マーマネ「大丈夫だよ!気にしないで!」

何だかそわそわしている。

アセロラ「うん…?」

月明かりが照らす坂道を下り坂ながら歩く。

アセロラ「………………」



マーマネ「………………」

沈黙が流れる。

アセロラ「見て!今日って満月なんだね」

マーマネ「う、うん」

また沈黙する。
 ▼ 65 1◆UC9hPZe8vI 17/04/13 23:24:12 ID:DYyEngB. [2/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ(どうしたのかな?やけに喋らない。さっきは普通だったのに)

その時前にハプウと話していた事を思い出した。

そう思うと意識して緊張してしまう。

アセロラ(そんな事ある訳ないけどね…。だとしてもあたしどうしたらいいか…)

マーマネ「あのさ!いきなりだけどアセロラって好きな人いる?」

アセロラ「え?突然どうしたの?」

マーマネ「いや…深い意味はないんだけどさ…」


アセロラ「うーん、みんなの事が大好きだけど。な〜」

そんな答えを求められてるんじゃないって分かっていたが思わずはぐらかした。

マーマネ「そ、そうじゃなくて…」

アセロラ「…………」

何て言ったらいいかわからず黙ってしまう。
 ▼ 66 1◆UC9hPZe8vI 17/04/13 23:25:28 ID:DYyEngB. [3/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
そしてマーマネが立ち止まってこちらを見て言った。

マーマネ「こんな事いきなり言ってびっくりするかもしれないけど…」

アセロラ「……」

マーマネ「僕アセロラの事が…」

アセロラ「あ!そうだ!早く帰らなきゃ駄目なんだった!」

マーマネ「…え?」

アセロラ「ほら早く走るよ〜!」

そう言って急にダッシュした。

マーマネ「え?え?待ってよ〜」

話が途中なままその日は別れた。

家に着いてベッドに倒れこむ。

アセロラ(はぁー。あの空気何だったのかな。いつになく真剣だったからつい…)

ため息をついて枕に顔を埋める。
 ▼ 67 1◆UC9hPZe8vI 17/04/13 23:27:53 ID:DYyEngB. [4/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
サプライズ当日。

アセロラは仕事終わりにエーテルパラダイスから出てくるザオボーをエーテルハウスに上手く誘導する係になった。

アセロラ(ビッケの話だと5時過ぎに仕事が終わる予定だったな)

エーテルパラダイスの出入り口の端に隠れて様子を伺ってた。

5時過ぎ、ザオボーが出てきた。

アセロラ「来た!」

こっそり後をついてく。

作戦はアセロラが迷子に変装してザオボーにエーテルハウスまで案内させるという内容。

アセロラ「あのすみません!」

ザオボー「はい?何ですかあなたは?」

アセロラ「私エーテルハウスに行きたいのですが間違ってここに来ちゃって。どこに行けば着きますか?」

ザオボー「そこの船着き場からマリエシティへ向かえばエーテルハウスのあるウラウラ島へ行けます。のでそこへ向かってはどうですか」
 ▼ 68 1◆UC9hPZe8vI 17/04/13 23:29:26 ID:DYyEngB. [5/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「方向音痴なものでそこまで一緒に来てもらえませんか?」

ザオボー「はぁ。何を言ってるんですか。私は忙しいのですからそこまで手助けは出来ませんよ」

アセロラ「そこをなんとか!あー船が行っちゃう!」

そう言って無理矢理ザオボーの腕を引っ張って走る。

ザオボー「ちょっ一体何なんですか!」

半ば強引に連れてく事に。

船の中では何やらザオボーがぶつぶつ文句を言っていた。

ザオボー「全く今日はついてないです。見知らぬ人に船に乗せられ職員達はいつも以上によそよそしいし……」

アセロラ「どうかしました?」

ザオボー「あなたには関係のない事です」

ザオボーはちょっと不機嫌。
そうしてマリエシティに着いた。

ザオボー「ふぅ…ここまで来たなら仕方ありません。エーテルハウスまでお連れしましょう」

アセロラ「やったー」
 ▼ 69 1◆UC9hPZe8vI 17/04/13 23:30:43 ID:DYyEngB. [6/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ザオボー「ここまで親切にしているのだから感謝してくださいね」

アセロラ「ありがとうございまーす」

ザオボー「大体エーテルハウスに何の用事が?」

アセロラ「それはちょっと…ゴニョゴニョ」

ザオボー「…怪しいですが見張りも兼ねて一緒に行くとしましょう」

着々と作戦は進む。

その頃エーテルハウス


ビッケ「そろそろアセロラさんが支部長を連れて来ます。皆さん準備はいいですか?」

職員1「ばっちりです」

職員2「早く来てほしいです」

部屋は花などで豪華に飾り付けられテーブルには沢山の料理が用意されていた。

ザオボー「ここがエーテルハウスです」

アセロラ「やっと着いた!」
 ▼ 70 1◆UC9hPZe8vI 17/04/16 20:59:48 ID:mdUMA5O. [1/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ザオボーがドアノブに手をかけ扉を開けた。
その瞬間に沢山のクラッカーがパーンと鳴った。

ザオボー「!?これは…?」

財団一同「お誕生日おめでとうございます!!」

開けるとそこには財団のみんなとビッケが笑顔でザオボーを出迎えていた。

アセロラ「こっそり驚かせようと準備をしていたの」

変装を外して後ろからひょっこり出てきた。

ザオボー「あっあなたも仲間だったのですか!」

ビッケ「いつもの感謝の気持ちを込めて、今日はお祝いをさせて下さい。支部長」

職員1「日中はこの準備に気をとられてすみません」

職員2「ばれないように演技するの大変でした」

ザオボー「いつもと様子が違うと思っていましたが…仕事に集中出来ないとはまだまだ未熟ですね」

アセロラ「とか言いながら少し泣きそうになってない?」
 ▼ 71 1◆UC9hPZe8vI 17/04/16 21:00:37 ID:mdUMA5O. [2/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ザオボー「そ!そんな事はありません!」

そう言いながら照れているのか右手で顔を多いながら下を向いている。

アセロラ(素直じゃないなぁ…)

いつものオーラをえいっと飛ばしてみる。

ザオボー「………まぁ今回は多目に見て素直に皆さんの好意を受けとるとしましょう」

職員1「良かったです!」

職員2「これからもよろしくお願いします!」

ビッケ「この一年も支部長そして財団にとって素敵なものになるといいですね」

アセロラ「なんやかんやで上手くいったかも?!」

そしてアセロラの元に心の結晶が現れる。

アセロラ「うーん、めでたしめでたし!」

こうしてサプライズパーティーは成功したのだった。
 ▼ 72 1◆UC9hPZe8vI 17/04/16 21:02:19 ID:mdUMA5O. [3/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あれからアセロラはマーマネと二人きりになる事が多々あったが何か言われそうになると違い話題を出して反らしていた。

サプライズの帰りアセロラはマーマネに借りていたCDを返すのに公園で待ち合わせをしていた。

すっかり辺りは暗くなっていた。

アセロラ(返そうとしてたけどタイミング合わなくてずっと持ってたよ…)

待ち合わせ場所に向かうと既にマーマネが待っていた。
焦ってちょっと小走りでその場所へ行った。

アセロラ「お待たせ!」

マーマネ「あ…アセロラ」

マーマネは相変わらず少しそわそわしている。


アセロラ「これ遅くなっちゃった。ありがと!」

すっと鞄からCDを出して渡す。

マーマネ「ううん。そんなのいいよ。で、もう1つ話があるんだけど」

アセロラ「それじゃアセロラちゃんは帰るね〜」
 ▼ 73 1◆UC9hPZe8vI 17/04/16 21:03:34 ID:mdUMA5O. [4/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
また何か言いけてたが、振り切った。
ぱっと渡してさっさと帰るつもりだった。

マーマネ「待って!」

帰ろうとするアセロラの手をぐっと引いた。

アセロラ「ん?何?新しいマラサダの話なら今度聞くから」

マーマネ「違うよ」

アセロラ「……」

アセロラは目を合わせられなくて少し下をむいた。

マーマネ「もう気づいてるかもしれないけど…僕、アセロラの事が好きなんだ」

アセロラは下を向いたまま顔を上げない。

マーマネ「だから…その…これからは友達じゃなくて彼女になって欲しいんだ」

二人の間に沈黙が流れる。

アセロラ「………ごめん。それは無理」

マーマネはぱっとアセロラの腕を離した。
 ▼ 74 1◆UC9hPZe8vI 17/04/16 21:04:59 ID:mdUMA5O. [5/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーマネ「…そっか。やっぱりそうだよね」

アセロラ「ずっと友達でいられると思ってたのに、だからこの関係を崩したくなかった」

マーマネ「え…」

アセロラ「だから最近そんな風にならないように避けてたの」

マーマネも小さく息を吐いた。

マーマネ「何となくわかってたよ。変な事言ってごめんね。今の話忘れていいから…あっ」

アセロラはその場の空気に耐えられず走って行ってしまう。

アセロラ(はぁ…。こんなはずじゃなかったのに)

息を切らしながら走り疲れてその場にしゃがみこんだ。
その時ポロっとさっき手に入れた結晶が落ちる。

拾うと心なしかいつもよりくすんで見えた。

アセロラ(どうしたら良かったのかな)

ポタポタと涙が結晶に落ちる。
空は雲って星が見えなかった。
 ▼ 75 ゲデマル@カビチュウ 17/04/17 02:19:48 ID:dYTw09LM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 76 1◆UC9hPZe8vI 17/04/19 21:24:03 ID:ZhSWXmBA [1/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
その後も二人は避けるようになった…。

いよいよ結晶が全て集まったので実りの遺跡のカプ・ブルルの元へ皆で行く事になった。
丁度その日はハイナ砂漠の風も止んでいて歩きながら喋ってた。

マーレイン「これでやっと納められるね」

クチナシ「わざわざ全員で来る必要あったのか?」

アセロラ「……」

マーレイン「アセロラさっきから下向いてるけど具合悪い?大丈夫?」

アセロラ「だ…大丈夫だよ!」

突如話かけられ慌てて返事をする。
気分がすっきりしないまま遺跡に着いた。

マーレイン「みんな、この台に自分の集めたのを置いてね」

各自並べているとアセロラははっとした。

アセロラ「あれ、これどうなってるの?」

見るとアセロラのだけ結晶が全部透明でなく黒くくすんでいた。
 ▼ 77 1◆UC9hPZe8vI 17/04/19 21:25:36 ID:ZhSWXmBA [2/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「前はこんなんじゃなかったのに」

マーレイン「これは…」

クチナシ「ひでぇなこりゃ…」

その時祭壇が光った。

カプ・ブルルの精神が皆の心に直接訴えてきた。

カプ・ブルル「くすんだ結晶などもう力はない。もう一度集めて来い」

するとすーっと光は消えた。

アセロラ「今のは…」

仕方なく一同は出直す事に。
砂漠の帰り道で歩きながら今後の話をした。

マーレイン「アセロラのだけどうしてこうなったんだろうね」

クチナシ「とにかく、さっさと集めて終わらせようぜ」

アセロラ「皆ごめん…。あたしのせいで」

 ▼ 78 1◆UC9hPZe8vI 17/04/19 21:27:26 ID:ZhSWXmBA [3/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーレイン「平気だよ。協力すればすぐにできるさ。マーマネもそう思うよね?」

マーマネ「…あー。そうだね」

苦笑いしながらぎこちない返事をした。

マーレイン「??二人とも今日は調子わるいのかな?」

クチナシ「……」

−−−−−−−−−−−
そしてアセロラはがむしゃらに結晶集めに励んでいた。
だけど今まで通り問題解決したり助けたりしたけど結晶が出てくる事はなかった。

アセロラ「何でだろ…」

いつもの公園のベンチに座ってぼんやり考えていた。

アセロラ(スランプなのかなぁ…それにしても突然こうなったのがわからないな…)

マーマネ「なーにしてるの?」

ひょっこりとマーマネが現れた。

アセロラ「わ!びっくりした。いつの間にいたの?」

マーマネ「ぼーっとしてるから全然気づかないもん。あれから結晶は集まった?」

この前の重い空気がまるでなかったかのように明るく話かけてくる。
 ▼ 79 1◆UC9hPZe8vI 17/04/19 21:30:31 ID:ZhSWXmBA [4/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラは不思議に思いながらも話しに合わせる。

アセロラ「何だか最近上手く行かなくて。結晶もだめになっちゃったし…変だねあたし!」

マーマネ「らしくないなぁ〜。きっとまたいつものアセロラに戻れるよ」

アセロラ「うん…そうかな??」

マーマネ「それにこうしてる間に今度こそ僕が一番集めちゃうからねっ!」

アセロラ「ま、負けないもん!」

マーマネ「それじゃ、早速行ってくるから!まったね〜!」

アセロラ「あ…」

思わ立ち上がるけどマーマネは走って行ってしまった。
アセロラ(これで良かったんだ…)

その日の夜アセロラはクチナシに会いにポー交番を訪れていた。
 ▼ 80 1◆UC9hPZe8vI 17/04/19 21:32:05 ID:ZhSWXmBA [5/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラは外の空気を吸いに壁に寄っ掛かって空を眺めていた。

アセロラ(本当どうしちゃったんだろ…。結晶集めが上手く行かなくなったり、さっきの事も。

友達関係が壊れるのが嫌だったはずなのに。これは望んでいた事だったんだけど)

涼しい風がそっと髪を揺らす。

アセロラ(何故だか悲しいな…)

クチナシ「こんなとこにいたのか」

ドアを開けてアセロラの様子を見に来た。

アセロラ「ちょっと…考え事があって…」

クチナシ「何で悩んでんのか知らねぇけど」





 ▼ 81 1◆UC9hPZe8vI 17/04/19 21:33:38 ID:ZhSWXmBA [6/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
そう言ってアセロラの隣で壁にもたれた。

クチナシ「まずは自分の気持ちが何なのかよく考えろ。あとはそれに従えば自ずと上手く行くだろ」

クチナシはポケットから何かを取りだしてはアセロラに片手でぽいっと投げて渡した。

アセロラ「これは?」

クチナシ「とりあえず持っとけ」

そう言い残すとパタンと中に戻ってしまった。

アセロラの手のひらにはツルツルとした深い紫の石があった。

アセロラ(お守りなのかな?)

それを鞄に仕舞おうとすると入れっぱなしになってたくすんだ結晶が手に当たる。

また見てみたけど元には戻ってなかった。
今まで見て来たリーリエ、カキ、グラジオやビッケ達の事を思い出した。

アセロラ(皆は素直に頑張ってたのにあたしは…)
 ▼ 82 ルマッカ@エネコのシッポ 17/04/20 03:17:36 ID:nxp87wz6 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 83 1◆UC9hPZe8vI 17/04/21 19:09:40 ID:j.ZOfpqg [1/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
翌日突然ニュースが流れてきた。

ポニ島でジャラランガが大暴れして島民にも被害が出ているとの事だった。

テレビを見ると色んな家や木をなぎ倒していた。

アセロラ「大変!今すぐ止めなきゃ!」

急いでポニ島に向かうと島民達がジャラランガを止めようと必死にポケモンと戦っていた。

アセロラ「よし!出ておいで!」

ダダリン「ダ!」

マーマネ「アセロラ!」

振り返えるとマーマネ、マーレイン、クチナシもここへ止めに来ていた。

アセロラ「皆も来てたんだ!」

クチナシ「思った以上だなこりゃ」
 ▼ 84 1◆UC9hPZe8vI 17/04/21 19:11:26 ID:j.ZOfpqg [2/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーレイン「僕達はあっちで島の人達が被害に合わないように誘導するから二人はこっちを頼むよ!」

アセロラ「わかった!」

と言ったものの想像以上に暴れていてちょっと不安だった。

マーマネ「僕達なら平気だよね!だって友達なんだから仲良しチームプレーで余裕だよ」

アセロラ「う、うん!」

勇気を持って立ち向かう決心をした。

マーマネ「トゲデマル!びりびりちくちく!」

トゲデマル「マッチュ!」

ジャラランガ「ジャラー!」

アセロラ「あたし達も行くよ!」

ダダリン「ダー!」
 ▼ 85 1◆UC9hPZe8vI 17/04/21 19:13:10 ID:j.ZOfpqg [3/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
全力で戦うもなかなかジャラランガは強く一向に収まらなかった。

するとアセロラはジャラランガの首元に何かを見つけた。

アセロラ「あれは…!」

マーマネ「危ないっ!」

目を奪われてたアセロラをマーマネが腕を引いてジャラランガの攻撃を避けてくれた。

勢い良く尻尾は後ろにある大きな岩を砕いた。

アセロラ「ありがと…!あのね、ジャラランガ怪我してるみたい」

マーマネ「怪我??」

アセロラ「見て!首元に矢が刺さってる」

何者かがジャラランガを捕獲しようと飛ばしたのか矢がささり傷ついていた。

アセロラ「もしかしたら暴れてる原因ってこれで怒ってるのかも」
 ▼ 86 1◆UC9hPZe8vI 17/04/21 19:16:24 ID:j.ZOfpqg [4/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーマネ「あの矢をとればいいんだね」

アセロラ「あれじゃ上手く近づけないな」

マーマネ「よし、トゲデマルいっぱいジャラランガにびりびりちくちく〜!」

トゲデマル「マッチュー!」

マーマネ「トゲデマルの攻撃でひるめば少しは大人しくなる!」

アセロラ「その隙に近づくのね!」


トゲデマル「マッチュ〜〜〜!」

ジャラランガ「ジ、ジャラ…!」

マーマネ「動きが鈍くなった!今の内〜!」
 ▼ 87 1◆UC9hPZe8vI 17/04/21 19:17:53 ID:j.ZOfpqg [5/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
トゲデマルが矢をとろうとするもなかなか取れない」

するとたっとジャラランガへアセロラ自身が向かった。

マーマネ「あー危ないよ〜」

ジャラランガは動揺して上手く歩けなくて倒れこんだ。

アセロラ「ジャラランガ!」
駆け寄ると傷の近くに手をやる。

アセロラ「辛かったね、誰にもわかってもらえなくて」

ジャラランガは虚ろな目でこちらを見つめる。

しまっていた昨日クチナシにもらったお守りが温かくなってるのに気づいた。

アセロラは思わず取りだし引き寄せられる様に傷に石を当てる。

するとぼんやり光ったと思えばすーっと傷は治り矢は消えた。
 ▼ 88 1◆UC9hPZe8vI 17/04/21 19:19:13 ID:j.ZOfpqg [6/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラは額同士をくっつけて目を閉じる。

アセロラ「もう大丈夫だよ…」

ジャラランガ「ジャラ…」


ジャラランガは落ち着き穏やかな表情で山奥に帰って行った。

マーマネ「やった!すごいよアセロラ!トゲデマルもありがとう」

トゲデマル「マッチュ…!」

トゲデマルもダダリンもくたくたに働いてくれたのでボールに戻してあげた。

アセロラ「はぁ〜。怖かった」

マーマネ「無事で良かったよ」

 ▼ 89 1◆UC9hPZe8vI 17/04/21 19:20:51 ID:j.ZOfpqg [7/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「うん…!それにね」

手に握り締めていたのは新しいキラキラとした結晶だった。

マーマネ「あはは!これでスランプ脱出だね」

アセロラ「うん!」

喜びも束の間、ジャラランガが暴れていたせいで足場にひびが入りガタガタと崩れ始めた。

アセロラ「何これ!」

マーマネ「とにかく逃げよう!」

マーマネはアセロラの手を引いて走り出した。

後ろからどんどん崩れていく。

アセロラ「もう無理ー!」

マーマネ「僕を信じて!」
 ▼ 90 ルマッカ@クリティカット 17/04/22 10:13:35 ID:7DGrGYWs NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 91 ウマ@こうてつプレート 17/04/23 02:31:45 ID:kS6JvMUg NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 92 1◆UC9hPZe8vI 17/04/25 20:00:12 ID:FSfPg/iM [1/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
二人がたどり着いたのは小さな洞窟だった。


マーマネ「ここまで来れば地面も安定してるし安全だよ」

アセロラ「はぁはぁ…びっくりした…」

走り疲れたアセロラはよろよろして地面に躓く。

アセロラ「ひゃ!」

マーマネ「わわ!」

マーマネは振り向きアセロラをかばおうと受け止めようとしたがしりもちついて転ぶ。

アセロラ「うっ…」

マーマネ「大丈夫…?」

アセロラ「うん…」
 ▼ 93 1◆UC9hPZe8vI 17/04/25 20:01:29 ID:FSfPg/iM [2/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
躓いた勢いでアセロラはマーマネに抱きついてしまってた。
そしてアセロラはゆっくりと話し始めた。

アセロラ「……ねぇマーマネは…大変な時もずっとあたしの手を離さないでいてくれたんだね」

マーマネ「…え?」

気づけばずっと繋いだまんまだった。

マーマネ「いやこれはその…」

急に恥ずかしくなってぱっと手を離す。

アセロラ「ありがとう。守ってくれて」

そう言ってアセロラは顔を埋めた。

マーマネ「えぇ??ち、ちょっと待って…」

さっきまで友達だって公言してたくせにめっちゃ照れている。

マーマネ「そんな事されたら勘違いしちゃうよ…」

アセロラ「…………」

 ▼ 94 1◆UC9hPZe8vI 17/04/25 20:03:09 ID:FSfPg/iM [3/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーマネ「僕、やっぱりアセロラの事諦めるなんて出来ない」

そう言うとマーマネはアセロラをぎゅーっとする。

アセロラもそれに答えるかの様に何も言わず抱きしめ返す。

マーマネはアセロラの髪をそっと撫でてあげる。

静かな洞窟は何の音もしなかった。

アセロラはそっと顔を上げた。
その目はどことなく潤んでいた。

二人の目が合う。息がかかるんじゃないかって位近い距離で。

アセロラ「あのね…あたしも…」

すると突然声がした。

島民「いたぞー!大丈夫かー?!」

二人ははっとして離れる。
島民何人かが走って助けに来てくれた様。

後ろからマーレインとクチナシもやって来た。

マーレイン「二人共無事だったんだね。ジャラランガは??」

 ▼ 95 1◆UC9hPZe8vI 17/04/25 20:06:22 ID:FSfPg/iM [4/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーマネ「山に帰って行ったよ」

アセロラ「アセロラ達も帰ろうっ…て痛い!」

さっきの戦いと転んだので足に傷が出来てた。
アセロラ「全然痛み感じなかったけどほっとしたら痛くなってきたー」

クチナシ「はぁ…。全く本当に世話が焼けるな」

ぶつぶつ言いながらもクチナシはアセロラをひょいっとおんぶしてくれた。

アセロラ「わーい!やった!……今日はおじさんのお陰で助かったよ。ありがと」

クチナシは何も答えなかったけど口元が緩んでた。

−−−−−−−−−

結局アセロラのくすんでしまってた結晶はあの日からまた元の様に光りを取り戻していた。

数日後今度こそと4人は実りの遺跡へ向かう。

祭壇に100個の結晶を並べるとぼんやりと光り輝く。

そこへカプ・ブルルが現れた。

カプ・ブルル「良くやった。ご苦労であった」

カプ・ブルルはアセロラにの心だけに直接語りかけてきた。
 ▼ 96 1◆UC9hPZe8vI 17/04/25 20:08:32 ID:FSfPg/iM [5/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
カプ・ブルル「お前の結晶が黒くなってたのは自身の心が負の感情に支配されていたから。
もう大切なものは何か、わかっているはずだ」

アセロラ「うん。あたしもう平気だよ」

カプ・ブルルは腕を一振りし光を放つ。

4人の心に見せたものは島中のすたれた建物を復興させ、枯れた草木は蘇り廃棄物で汚れてた水も綺麗にさせた。

アセロラ「すごーい!」

カプ・ブルル「今まで力を制御されていたが結晶でこれまで以上に島を守れる。
本当に助かった。これで任務は終了だ」

クチナシ「何だこれだけか」

マーレイン「まぁ島も綺麗になったし良かったよね!」

マーマネ「本当良かったよ〜」

アセロラ「うん!!」

そして帰り道、アセロラとマーマネは二人で歩いていた。
 ▼ 97 1◆UC9hPZe8vI 17/04/25 20:10:11 ID:FSfPg/iM [6/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「ねぇねぇ、あそこの公園までアイスかけてかけっこしよ!」

マーマネ「かけっこ〜?僕走るの苦手だよ〜。それに自分だって足怪我してるでしょ」

アセロラ「もー治ったし!」

アセロラは得意気に腰に手をやる。

マーマネ「本当に〜?うーん、アイスの為なら頑張ろうかなぁ」

アセロラ「それじゃ、よーいどんで走るからね」

マーマネ「オッケー」

アセロラ「位置について…の前に」

くいっとマーマネの腕を引き耳元でこう言った。

アセロラ「あたしも好きだよ」


マーマネ「…え??」

アセロラ「よーいどんっ!」
 ▼ 98 1◆UC9hPZe8vI 17/04/25 20:11:49 ID:FSfPg/iM [7/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーマネを置いてアセロラはスタートする。

マーマネ「あー!今何て??もう一回言って!」

アセロラは数メートル走ったあと振り返りピョンピョンしながら手を振った。

アセロラ「早く〜!じゃないとゴールしちゃうよ!」

マーマネ「も〜待ってよ〜!」

アセロラ「ふふっやっぱりアセロラちゃんが一番!」

そう言ってはにかみながら走って行く。

太陽の暖かい日差しが二人を照らしていた。

向かう先は優しい光で満ちていた。



おしまい♪
 ▼ 99 1◆UC9hPZe8vI 17/04/25 20:16:16 ID:FSfPg/iM [8/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ここまでお付き合いありがとうございました。

これにて俺はROM専に戻りまっすw
みんな元気でねー!
 ▼ 100 ルネアス@リーフのいし 17/04/26 11:17:02 ID:nsacldsI NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 101 リーセン@うすもものミツ 17/04/27 10:23:21 ID:tynjbdZ. NGネーム登録 NGID登録 報告
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