ファンタジー風?SS「アセロラが皆を幸せにするよ♪」:ポケモンBBS(掲示板) ファンタジー風?SS「アセロラが皆を幸せにするよ♪」:ポケモンBBS

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ファンタジー風?SS「アセロラが皆を幸せにするよ♪」

 ▼ 1 1◆UC9hPZe8vI 17/03/02 21:35:01 ID:7lB..Ff. [1/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
※所々CP要素あるので注意!

ここはウラウラ島。
ホクラニ天文台の一室で週一の会議が行われていた。

アセロラ「やった!またアセロラが一番!」

マーマネ「あ〜惜しいなぁ。あと一つなのに〜」

クチナシ「一つって大して変わんねーじゃねぇか」

マーレイン「まぁまぁ、皆頑張ってるよね」

カプ・ブルルの指令の元、4人はある任務に追われていた。
それは島の人々を幸せにしその時現れる飴玉の様な心の結晶を100個集める事。
アセロラは周りのメンバーとの数を競っていた。

アセロラ「クチナシおじさんだって会議あんま出ないのに結構集めてるじゃん〜」

マーレイン「あと50個だからやっと半分集まったね」

マーマネ「今度はアセロラに負けないからね!」

アセロラ「来週はもっと持ってくるんだからっ…てもうこんな時間!早速任務開始〜いってきまーす!」

そう言って一人掛けソファーからピョンと飛び降りパタパタと部屋を出た。

クチナシ「全く…元気が有り余ってやがるな」


さてさて今日はどんな事が起きるのかな…??
 ▼ 2 1◆UC9hPZe8vI 17/03/02 21:37:15 ID:7lB..Ff. [2/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
時刻は夜7時。
向かった先はマリエ庭。

アセロラ「あっリーリエ見つけた!」

そこには庭園を散歩しているヨウとリーリエの姿があった。


――数日前――

アセロラ「ヨウの事が好きなの!?」

リーリエ「こ、声が大きいです…」

そう言って恥ずかしそうにうつ向いた。


マリエのマラサダショップで食事中アセロラは相談をされていた。

リーリエ「気持ちを伝えたいのですが、勇気がないのです」

アセロラ「そっかぁ〜。リーリエは可愛いからそのまま言っても全然平気だと思うんだけどな」

アセロラは不思議そうに首をかしげた。

リーリエ「え………でも……」


 ▼ 3 1◆UC9hPZe8vI 17/03/02 21:40:22 ID:7lB..Ff. [3/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

アセロラ「そうだ!いつもと違う雰囲気で会ったらドキッとするんじゃないかな?」

リーリエ「いつもと違う……とは………?」

アセロラ「うんうん、例えば髪型や服を変えたりちょっとメイクしたりとか」

リーリエ「あ……そうですね…。私、母様にいつも服を選んでもらってましたから……」

アセロラ「よし!それじゃ早速ブティックへゴーするよ!」

リーリエ「えぇ!今すぐですか?!」


アセロラはマラサダもまだ食べかけで驚くリーリエの腕を引っ張って店を出た。(お会計はちゃんとした)


 ▼ 4 1◆UC9hPZe8vI 17/03/02 21:43:05 ID:7lB..Ff. [4/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

―マリエブティックにて―



アセロラ「あれもこれもいいな〜。あっこっちなんかどう?」

何だか当の本人よりわくわくしながらアセロラは両手いっぱいに服を持っていた。

リーリエ「沢山あって迷ってしまいます…」

余り服選びに慣れてないリーリエは戸惑ってる様。

アセロラ「これ!とこれ!すっごい似合うと思うー」

アセロラは薄ピンクのワンピースとチェックのワンピースを持って来た。

リーリエ「あら…凄く可愛いですね!」

リーリエも目を輝かせる。

アセロラ「どっちも似合うから悩んじゃうね」

リーリエ「はい…!けれど私ピンクの方にします」

アセロラ「いいと思う〜リーリエはピンク好きなの?」


 ▼ 5 ドラ@スキルコール 17/03/02 21:46:11 ID:zrYefI12 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 6 1◆UC9hPZe8vI 17/03/02 21:47:23 ID:7lB..Ff. [5/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

リーリエ「私もそうですが……その………ヨウさんの好きな色なんです」

またリーリエは頬を赤らめた。

アセロラ「そうなんだぁ〜それじゃ絶対ヨウも気に入るね。んじゃ、これに決定!」


アセロラ「次はメイクルームね〜」

―数分後―

アセロラ「じゃじゃん!完成〜!リーリエ、改めて鏡見てどう?」

リーリエ「何だか私じゃないみたいです…!」

鏡に映ったリーリエはピンクのワンピースに髪を結び、ほんのり頬をやまぶたに色を乗せいつも以上に可愛くなっていた。

アセロラ「リーリエすごいいいよ〜絶対好きになっちゃうよ〜」

リーリエ自身も自分の変身に目をうるうるさせていた。

リーリエ「たったこれだけと言うのも何ですが、とても気持ちがわくわくして……勇気が沸いて来た様な気がします」

アセロラ「これをまたデート当日にしてヨウをドキドキさせちゃえ〜」

リーリエ「はい…!私、頑張ります!」

ぎゅっと握った手に力が入った。
 ▼ 7 1◆UC9hPZe8vI 17/03/03 22:25:09 ID:Jy4.8m3k [1/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ(…………なんて事があったんだよね。

リーリエが今日の夜マリエ庭で会うって言ってたから来ちゃった。

何だか覗いて申し訳ないけど……今日だけ!)


満月が庭園の池に映る。
すごく晴れた夜だった。


ヨウ「今日は楽しかったね。遅くまで付き合わせちゃったけど時間平気?」

リーリエ「時間なら大丈夫です!あの……そのお話があるんですが………」

ヨウ「話って??」

アセロラ「ちょうど大事な場面…落ち着いて行けば大丈夫!」

ヨウ「ん?リーリエ今何か言った?」

 ▼ 8 1◆UC9hPZe8vI 17/03/03 22:27:35 ID:Jy4.8m3k [2/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

リーリエ「えっ私は何も……」


アセロラは思わず口を手でふさいで木陰に隠れた。

アセロラ(いけない…大人しくしないと)

リーリエ「あの……私……前から………………」

沈黙。

アセロラ(リーリエ〜〜〜!)

ヨウ「リーリエ??」

リーリエ「ですから、その……」

リーリエ(緊張して言葉が出ません……どうしましょう…………。)

ヨウ「大丈夫…?具合悪いの?」



 ▼ 9 1◆UC9hPZe8vI 17/03/03 22:28:51 ID:Jy4.8m3k [3/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

リーリエ「いえ!全然そんな事はないです!!あっ……」

元気な素振りを見せようとすると勢い余ってに躓いてよろけてしまった。

ヨウ「危ない!」

とっさにヨウはリーリエを抱き寄せる。


アセロラ(よし!今だ!いっけ〜〜〜〜〜!!)

アセロラは前屈みになって両手を差し出すとキラキラなオーラを飛ばしリーリエを包む。
カプ・ブルルがくれたパワー!

リーリエ(はっ!何だか勇気が湧いてきてた…!私、言わなきゃ……!)

気が付けば二人の距離は近かった。
近すぎて心臓の音が聞こえるんじゃないかって位。

 ▼ 10 ッシブーン@こぶしのプレート 17/03/03 22:32:48 ID:0gZa/DSw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ一人称アセロラだっけ、
 ▼ 11 1◆UC9hPZe8vI 17/03/03 22:33:40 ID:Jy4.8m3k [4/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
リーリエ「私、ずっと前からヨウさんの事が好きなんです。」

ヨウ「え…?」

リーリエ「いきなりでびっくりしますよね………。」

リーリエは思わず照れながら顔を背けた。

ヨウ「……先に言わせちゃってごめんね。まさかリーリエから言われるなんて思わなくて」

リーリエ「……どういう事でしょうか?」

リーリエは目を丸くしてヨウを見つめる。

アセロラ(え!え!これってもしかして…)


 ▼ 12 1◆UC9hPZe8vI 17/03/03 22:48:24 ID:Jy4.8m3k [5/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

ヨウ「僕もリーリエが好きなんだ。これも最後に渡そうとしてたんだけど」

そう言ってた鞄からリボンの髪飾りを取り出した。

リーリエ「これは……」

ヨウ「よかった。とっても似合うよ」

取り出したリボンをリーリエの髪につけてあげた。

ヨウ「リーリエがよかったら僕と付き合ってくれないかな。」

リーリエ「ゆ、夢みたいです…」

ヨウ「リーリエはいつも一生懸命だし一緒にいて楽しいんだ」

リーリエ「私もヨウさんといると楽しいですし、これからも一緒にいたいです…」

リーリエはまた目をうるうるさせた。


 ▼ 13 1◆UC9hPZe8vI 17/03/03 22:50:48 ID:Jy4.8m3k [6/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

ヨウ「今日のリーリエいつもと雰囲気違っててまたさ更に好きになったよ。これからもよろしくね」

リーリエ「はい………!」

二人はそっと手を繋いだ。


アセロラ(やっっっっったぁ〜〜〜〜!よかった…よかったね!!)

木陰からピョンピョン跳ねているとふと目の前にキラキラ光るものが現れる。

アセロラ「これは…やっぱり」


 ▼ 14 1◆UC9hPZe8vI 17/03/03 22:52:20 ID:Jy4.8m3k [7/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

透明な心の結晶が手の平に落ちた。リーリエの心にある満たされた気持ちが形になったものだった。

アセロラ「リーリエ、幸せになったもんね…」

両手で包み目を閉じて右頬に当てる。
結晶はほんのり暖かかった。


こうしてマリエの夜は更けていったのだった。

 ▼ 15 1◆UC9hPZe8vI 17/03/03 22:53:00 ID:Jy4.8m3k [8/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
第一話おしまいです。

第二話に続きます。
 ▼ 16 1◆UC9hPZe8vI 17/03/04 21:29:05 ID:igdAtMh. [1/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
シャーっと自動ドアが開く。
店員「ありがとうございましたー」

アセロラ「今日もいっぱい買っちゃったな〜」

アーカラ島のスーパーめがやすに買い物に来ていたアセロラ。
両手一杯にお菓子を抱えてるのに右手には三段重ねのアイスクリームを持っていた。

アセロラ「あっちのベンチで座って食べよっと」

するとスーパーの脇から喧嘩する声が……

マオ「もう、カキなんて知らない!大嫌い!!」

勢いよくマオがスーパーの角から走って行った。

アセロラ「マオ一体どうしたのって…うわ!」

カキ「待てよ!マオ!…っておわっ!」

アセロラがマオを追いかけようとすると後から走って来たカキとドンっとぶつかった。

 ▼ 17 1◆UC9hPZe8vI 17/03/04 21:30:29 ID:igdAtMh. [2/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

アセロラ「いたたた…」

しりもちをついておでこを右手で抑えた。

カキ「何だ…?アセロラじゃねぇか」

アセロラ「言い合いみたいなの聞こえたけど、どうしたの?」

カキはアセロラの手を引いて起こしてくれた。


カキ「別に…大した事じゃない」

そう言って目を反らした。

アセロラ「本当に〜?ってあ!!アイスクリームが!!」








 ▼ 18 1◆UC9hPZe8vI 17/03/04 21:31:38 ID:igdAtMh. [3/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告


見ればぶつかった衝撃で手に持ってたアイスが見事に地面に逆さまになっていた。
アセロラ「はぁ…まだ一口しか食べてないのに…」

無残なアイスを見てがっくり。

カキ「あ……」








 ▼ 19 1◆UC9hPZe8vI 17/03/04 21:33:36 ID:igdAtMh. [4/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
―ロイヤルドーム前の花壇広場にて―

アセロラはカキにアイスを弁償してもらって二人は
ベンチに座っていた。

カキ「…マオと先週俺が風邪引いた時の話でちょっと喧嘩しちゃってさ」

冷静になったカキはさっきの事を話し始めた。



――めがやすの裏での出来事だった。
たまたまお互い買い物に来ていて偶然会ったが、中で話すのも何なので外へ出てた。

 ▼ 20 1◆UC9hPZe8vI 17/03/04 21:34:40 ID:igdAtMh. [5/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
カキ「この前の差し入れだけどさ、何で嫌いって言ってた野菜入れたんだ?」

マオ「体調が優れない時こそ栄養つけなきゃ駄目じゃない」

少し膨れて両手を腰にあてる。

カキ「けどよ、具合悪い時にそんなの食べられる訳ねーだろ」

カキは溜め息をついた。

マオ「何よーせっかく作ってあげたのに、そんな言い方はないんじゃないの?」

カキ「あーわかったよ。もう何も持って来なくていいから」

マオ「ひどい!来なくていいとか言うなんて!」

カキ「本当に来なくていいからそう言ってるんだ」

マオ「もう、カキなんて知らない!」

そう言ってマオは遠くへ走って行ってしまった。

 ▼ 21 1◆UC9hPZe8vI 17/03/05 20:35:50 ID:HgqK77NQ [1/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
カキ「…という訳なんだ」

アセロラ「うーん…」

カキ「あぁ…マオには悪い事しちまったな…さすがに言い過ぎた」

カキは右手で頭をくしゃくしゃとする。

カキ「最初めがやすで会った時マオは俺を見つけるなり…笑顔で元気になった?って聞いてきた。
わざわざ家まで見舞いにきてこの言われようはないよな」
がっくりと肩を落とした。

アセロラ「カキ反省してるんだね…」

カキ「そりゃそうだ。ついカッとなってマオを悲しませた」









 ▼ 22 1◆UC9hPZe8vI 17/03/05 20:37:34 ID:HgqK77NQ [2/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「素直に謝りに行ったらどうかな?きっとマオだって許してくれるよ」

カキ「だよな。だが、気まずいな…」

アセロラ「ぶつぶつ…仲直りする方法……ぶつぶつ…そうだ!」

ぽんっと何か閃いた様子。

カキ「どうした?」

アセロラ「カキの家牧場やってるでしょ?
お家で作ったチーズとかを一緒に渡したらマオ喜ぶと思うよ。
その方が言い易いんじゃないかって」

カキ「そうか。マオの料理に使えるし…いいかもな」

アセロラ「マオだってきっと本気で嫌いだなんて思ってないはずだよ」

そう言ってアセロラはにっこりと微笑んだ

カキ「だといいんだが」



 ▼ 23 1◆UC9hPZe8vI 17/03/05 20:38:42 ID:HgqK77NQ [3/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告



―その頃のマオ―

マオ「はぁ〜。何であんな事言っちゃったんだろ」

とぼとぼとさっきの喧嘩を思いだしながら家への道を歩いてた。

マオ「早く謝りに行かなきゃな…」

 ▼ 24 1◆UC9hPZe8vI 17/03/05 20:40:43 ID:HgqK77NQ [4/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
一方、牧場からチーズをもらってカキとアセロラはマオの家へ行った。

マオ兄「マオならまだ帰ってきてないよ」

アセロラ「そうですか…」

カキ「どこにいるとかわかります?」

マオ兄「さぁな〜」

アセロラ「どこ行っちゃったのかな」

二人はマオの居そうな場所を探す事にした。

カキ「アセロラ、わざわざ一緒に探さなくてもいいんだぞ。他にやる事あるんだろ?」



 ▼ 25 1◆UC9hPZe8vI 17/03/05 20:43:03 ID:HgqK77NQ [5/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

アセロラ「困ってる友達をほっとけないんだよ〜。
二人で手分けして探したらすぐに見つかるよ」

カキ「そうか…ありがとな」



手分けして探したがマオは見つからず、気が付けば辺りはオレンジ色に染まり夕方になっていた。


カキ「スイレンや他の友達の家も行ったしシェードジャングルにもいなかった」

アセロラ「さっきまたマオ家に行ったけどまだ帰ってないって」

カンタイシティの波止場で二人は柵に寄りかかった。

アセロラ「どこ行っちゃったのかな…」

カキ「……」



 ▼ 26 1◆UC9hPZe8vI 17/03/05 20:44:22 ID:HgqK77NQ [6/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
すると突然はっとした顔で

アセロラ「もしかして、カキに料理の事言われてカントーに修行に行ったとか?!」

カキ「は?マオに限ってそんな事ないだろ!しかも家族にも内緒って」

ブォーと船が汽笛を鳴らして出港した。

カキ「ん?あれは」

見ると出港した船の側にマオがいつも着けている花の様なものが浮かんでいた。

アセロラ「あれマオのじゃない??」

カキ「…だよな。マオ、本当にあの船に乗ってカントーへ行っちまったのか?」

アセロラ「そんな!やだよーマオー!!」

カキ「マオ!嘘だろ…!」

アセロラ「マオーーー!」

二人は柵に前のめりになって叫んでいた。その時

マオ「そんな所で何してるの!」




 ▼ 27 1◆UC9hPZe8vI 17/03/08 21:10:36 ID:eW26tDaQ [1/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
驚いて振り返るとそこには紛れもないマオがいた。

カキ「マオ!」

アセロラ「どこにいたの!」

マオ「どこって私を呼ぶ声が聞こえたから来たんだよ」

カキ「カントーへ修行しに行ったんじゃないのか?」

マオ「何言ってるの?私はずっとここにいるけど?」

よく分からない状況にマオはポカーンとしていた。

マオ「でもちょうど良かった。私カキの家に行こうとしてたから」

カキ「え?」

アセロラがぽんっともたもたしているカキの背を押した。

アセロラ(カキ、大丈夫だから。ちょっとだけ勇気がでる魔法をかけてあげる)
 ▼ 28 1◆UC9hPZe8vI 17/03/08 21:13:12 ID:eW26tDaQ [2/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
小さく手の平を広げてカキに向けてキラキラオーラを飛ばした。

こほんと咳払いをして頭ぽりぽりしながら話し始めた。

カキ「あー…それでだな…」

アセロラがじっと見つめる。

カキ、マオ「さっきはごめん!!」

カキ「え?」

マオ「あれ?」

カキ「さっきは思ってもいない事言って悪かった。マオが俺の為に作ってくれて嬉しかったんだ。」

マオ「私こそ大嫌いなんて思ってないよ。勢いで言っゃっただけで…」

カキ「マオ…」






 ▼ 29 1◆UC9hPZe8vI 17/03/08 21:14:35 ID:eW26tDaQ [3/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マオ「具合悪い人に栄養とかばっかり言って嫌いな食べ物持ってくなんて良くなかったね」

カキ「これ、お詫びに持ってきた。家で作ってるチーズ料理に使ってくれよ」

すっとマオにチーズを渡した。

マオ「ありがとう。実は私も今度はカキの好きなもの沢山使ってパンとかケーキ焼いてきたよ!」

カキ「本当か?ありがとう」

カキはマオからマオから手渡された紙袋を受け取った。

カキ「けどさっきマオの家に行ったんだけど留守って言われてよ。何処で作ってたんだ?」

マオ「えへへ…渡す時びっくりさせようとして居留守使っちゃったの。それもごめんね」

カキ「ははっ!なんだそうだったのか」

二人は笑いあった。

アセロラ(よかったよかった。無事仲直り見届けたし、あたしはそろそろ帰ろうかな)
 ▼ 30 1◆UC9hPZe8vI 17/03/08 21:16:26 ID:eW26tDaQ [4/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
よそ見をしながら二人の邪魔をしない様こっそり歩いているとトンっとまた誰かにぶつかる。

アセロラ「痛っ今日ぶつかるの二回目…ってマーマネ!」

マーマネ「アセロラもここにいたの?」

アセロラ「あたしはカキと一緒にマオを探して仲直りしようとしてたの」

マーマネ「僕はマオがカキと喧嘩しちゃって、相談を受けてたんだ。で、特製のオーブンを開発してマオにあげたんだ」

アセロラ「なーんだ、カキもマオも同じ事思ってたのね」

マーマネ「そのあとどうなったか心配になっちゃってさ」


アセロラ「何はともあれほっとしたよね」

 ▼ 31 1◆UC9hPZe8vI 17/03/08 21:18:53 ID:eW26tDaQ [5/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マオ「今日は色々言っちゃったけど、これからも友達でいようね。カキ」

カキ「おう!よろしくな!」

その時アセロラとマーマネの元にキラキラと二つの結晶が現れる。

アセロラ「今回は二つある。カキの分とマオの分だよね」

マーマネ「うん。仲直りの印だね」

アセロラとマーマネはしっかりとそれぞれの結晶を握りしめた。

アセロラ「これでまた少し目標に近づいたね」

マーマネ「僕の発明さえあれば100個集めるのなんて楽勝さぁ!」

アセロラ「あとの残りも頑張ろー!」

アセロラ、マーマネ「おー!!」

二人はグーにして空を突き上げた。
アーカラは今日も夕焼けが綺麗だった。
 ▼ 32 1◆UC9hPZe8vI 17/03/12 08:53:55 ID:idZ1.HI2 [1/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
いつものホクラニ天文台の一室で、またアセロラとマーマネとマーレインは会議中だった。

アセロラ「あぁ、今日はクチナシおじさん来なかったね」

マーマネ「先週はたまたまいたけどいっつもいないじゃーん」

マーレイン「今週も少しずつだけど集まってるし、いい感じだね」

テーブルに今までの結晶を綺麗に並べながら言った。

マーレイン「ところで、この前言ってたあの子とはどうなったのマー君?」


アセロラ「何?何の話?」

興味深々に顔を上げた。

マーマネ「え、それは…」

―――――――――

アセロラ「えーー!こんなに綺麗な人にアプローチされてるのー??」


見せてくれた携帯の画面にはカロス地方のエリートトレーナー。
名前はサヤカ。

 ▼ 33 1◆UC9hPZe8vI 17/03/12 08:55:30 ID:idZ1.HI2 [2/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
フェスサークルの関係で知り合ったらしい。

アセロラ「すごーい!すごーい!いいなぁ」

目を輝せて手をぱちぱちする。

マーレイン「あ、言ってなかったんだね…マーマネごめんね」

マーマネ「それはいいんだけど、あれからも沢山メール来るし贈り物ももらっちゃうし困っちゃってさ」

そう言って腕を組んで首を傾げる。

アセロラ「でも悪い子じゃないんでしょ?一回デートしてみたら?」

マーマネ「デ、デート!?!?ちょっとしか会った事ないのに?」

マーレイン「マー君がいいなら行ってみたら?」

アセロラ「そうそう!行ってみる価値ありだよ」

マーマネ「うーん…けど僕、恋愛?とかよく分からないし……」

アセロラ「普通に遊びに行けばいいんだよ〜それに」

するとマーマネの耳元にこっそり手を当ててながら

アセロラ「何かあった時あたしが助けてあげるから」

マーマネ「そ、そう…?」
 ▼ 34 1◆UC9hPZe8vI 17/03/12 08:57:04 ID:idZ1.HI2 [3/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
――後日

アセロラ「パンケーキ美味しかったね!」

マーマネ「つい食べ過ぎちゃったよ」

夕暮れの海辺の道を二人は歩いてた。

アセロラ「列に並んで食べた甲斐があったね」

マーマネ「さっき珍しいポケモン連れてる人いてアセロラはしゃいでたけどあれは?」

アセロラ「イッシュ地方とかにいるヒトモシっていうポケモンだよ。
小さくって可愛いいの!」

その場でピョンピョン跳ねながらアセロラは言った。

マーマネ「アセロラは本当にゴーストタイプが好きなんだなぁ」

静かな海辺に優しく波の音がひびく。

マーマネ「そういや、前言ってたカロスの子と明日会う事になったんだよね」

アセロラ「本当に?」

マーマネ「うん。すごく楽しみにしてるって言われたけど…」

アセロラ「けど?」

マーマネ「何でこんなに自分の為にプレゼントくれたり楽しみにしてくれたり不思議でさ」
 ▼ 35 1◆UC9hPZe8vI 17/03/12 08:59:33 ID:idZ1.HI2 [4/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「そんな事考えてたの??」

マーマネ「そんな事って……ってか、髪留めずれてるよ」
さっきはしゃいだ時にとれかけてしまったらしい。
マーマネはそっと前上につけ直してあげる。

アセロラ「あはは、ありがと。全然気づかなかった」

少し照れながら髪に手を当てた。

アセロラ「今みたいに優しいとことかいっぱいあるじゃん」

マーマネ「え?」

アセロラ「色んなもの発明して頭いいし、努力家だし細かいとこ見てくれてるし。
そりゃたまにドジしたり運動神経悪いけどね〜なんて!」

マーマネ「………」

 ▼ 36 1◆UC9hPZe8vI 17/03/12 09:00:41 ID:idZ1.HI2 [5/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告

アセロラ「何より一緒にいて楽しいもん!あたしはそう思うよ。
少しの時間だけでも相手はそう感じたんじゃないかな」

そういってアセロラはにっこりと微笑んだ。

マーマネ「そうなのかなぁ…」

アセロラ「だから自信持ってね」

こう言うとアセロラはマーマネの両手をぎゅっと握った。

マーマネ「うん……」

やけにアセロラの笑顔が輝いてかわいく見えた。

 ▼ 37 ルフォン@ロックメモリ 17/03/14 00:56:27 ID:mzsD6eEg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>10
アセロラちゃんじゃなかったっけ
 ▼ 38 1◆UC9hPZe8vI 17/03/15 21:29:45 ID:0jPyr4sk [1/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
そしてデート当日。


アセロラ「ちょっと変装して見に行ってみよ!
…前のリーリエの時に潜入するの今日だけって言ってたけど気になるしなぁ〜」

と言ってデート予定のハウオリシティに来ていた。

程なくして、待ち合わせ場所にマーマネが来た。そして噂のエリートトレーナー、サヤカがマーマネを見つけるなり走ってきた。

アセロラ「あ!あの子がサヤカか〜髪さらさらだし美人だな」


勢いよく走ったため息を切らしながら

サヤカ「お久しぶり!待ったかしら??」

マーマネ「大丈夫だよ。じゃ、落ち着いたら行こっか」


サヤカ「だ、大丈夫!」

サヤカはちょっと緊張気味らしい。

そうして二人は街の中へ。


 ▼ 39 1◆UC9hPZe8vI 17/03/15 21:31:51 ID:0jPyr4sk [2/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「なんだかこっちも緊張しちゃうな」

ショッピングエリアの中でマーマネとサヤカはマラサダショップに行ったり、
バイキングに行ったりブティックなど沢山見てまわった。

サヤカ「ずっと行きたかったメレメレ島に来れて嬉しい!
知らない所も見れて良かったわ。
…これもマーマネのお陰ね!ありがとう」

マーマネ「そ、そう?それなら良かった」

サヤカ「本当に優しくて何でも知ってて素敵ね!」

マーマネ「あ…うん」

何だか落ち着きのない様子。

アセロラ「サヤカは緊張ほぐれたみたいだけどマーマネがぎこちない感じ?」

デート中もずっとマーマネはそわそわしていた。

こうしてる内に日が暮れてきてハウオリシティの海には夕焼けが赤く反射していた。

サヤカ「今日は本当にありがとう。楽しかったわ」

マーマネ「こっちこそ、遠くから来てもらっちゃって」

サヤカ「多分気づいてたと思うけど、私マーマネの事が好きなの!」
 ▼ 40 1◆UC9hPZe8vI 17/03/15 21:33:05 ID:0jPyr4sk [3/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラはハッとする。

マーマネ「あ…」

アセロラ(わわ!やっぱり積極的な子なんだな)

サヤカ「初めて会った時から何でも出来て尊敬していて…ずっと憧れてたの。

少し離れてるけどよかったたら私と付き合ってほしいな」


アセロラ(マーマネどうするのかな??)

マーマネ「……」

アセロラ(あれ?どうしちゃったの!
あたしがキラキラかけてあげようか??せーの…って)

マーマネ「申し訳ないけど、僕君とは付き合えないや…」

アセロラ(えー?!)
 ▼ 41 1◆UC9hPZe8vI 17/03/15 21:34:49 ID:0jPyr4sk [4/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーマネ「そういってもらえるのはすごく嬉しいんだけど…
僕は君が言う程完璧じゃないし、それに……他に気になる子がいるんだ」

サヤカ「…!そう、なのね…」

マーマネ「今日みたいに期待させちゃう事してごめんよ」

サヤカ「…それなら仕方ないわね。短い間だったけど楽しかったわ。それじゃ」

涙目でサヤカはパタパタと走って行ってしまった。


アセロラ「マーマネ!」

マーマネ「アセロラ!…やっぱりいたんだね」

アセロラは隠れてた事を忘れて思わず飛びだしてしまってた。そして苦笑いしながら

アセロラ「やっぱりってばれてたんだね…」

マーマネ「今思えばサヤカには可哀想な事したなぁ」

アセロラ「うん。中々難しいよね…。」

マーマネ「沢山好きになった理由を言ってくれたけど、それは本当の自分じゃないって思ったんだ」

 ▼ 42 1◆UC9hPZe8vI 17/03/15 21:35:49 ID:0jPyr4sk [5/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「そっか…。最近あたし結晶集めとか自分が上手くいってるからって調子に乗り過ぎてた。
一人で舞い上がってたみたい」

そう言ってしょんぼりしていた。

アセロラ「あれだけ騒いでたのに、幸せにしてあげられなくてごめんね」

マーマネ「アセロラのせいじゃないよ!自分で決めた事だし」

慌ててマーマネはフォローした。

マーマネ「それに、幸せになるって他の人にしてもらうものでもないしね」

アセロラ「マーマネ……。」

マーマネ「だから全然大丈夫だよ」

アセロラ「…うん。そういえばさっき気になる子いるって言ってたよね?」


 ▼ 43 1◆UC9hPZe8vI 17/03/15 21:36:42 ID:0jPyr4sk [6/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーマネ「あぁあれね…実は……」

アセロラ「わ!さっきは買ったマラサダお店に忘れてきちゃった!」

マーマネ「マラサダって…?」

アセロラ「せっかくお土産にしようと思ったたのに〜って話の途中だったよね。で??」

マーマネ「いや、何でもないよ。ほらマラサダなら僕の分けてあげるから」

がさごそと袋から一個取り出した。

アセロラ「そお?ありがたくもらっちゃうね!」

お土産にするって言ったのにもぐもぐと食べ始めた。

マーマネ「もう食いしん坊だな〜。僕も食べよっと!」

そう言ってもやもやする気持ちを書き消すように食べる。

マーマネ(本当、アセロラは呑気だなぁ。人の気持ちも知らないでさ)

日は暮れメレメレの空には一番星が輝いていた。
まだまだ二人の距離は縮まりそうにないのでした。
 ▼ 44 1◆UC9hPZe8vI 17/03/19 21:55:14 ID:4pitcma. [1/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ある晴れた日、アセロラはクチナシに頼まれたお使いの帰り道だった。

アセロラ「のんびり買い物しすぎてたらこんな時間になっちゃったよ!早く戻らないと怒られちゃう」

ちょっとの買い物の予定が一時間近くもだらだらと店にいてしまった。

アセロラ「そうだ!早く帰れるように裏道から行こう!」

人気のない路地裏から走って帰る事にした。

アセロラ「この道本当静かだなぁ」

そうパタパタと走っていると

モブ1「あなた、可愛くもない癖に生意気なのよ!」

モブ2「グラジオ様と付き合うなんて100年早いの!」


ミヅキ「痛い!やめて!!」

側の曲がり角から何やら言い争う声が聞こえた。

アセロラ(何事なの?)

一度通り過ぎた角を曲がってみるとそこには数人の少女達がミヅキを囲んで鞄で叩いていた。

 ▼ 45 1◆UC9hPZe8vI 17/03/19 21:57:08 ID:4pitcma. [2/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「そこで何してるの!」

モブ3「チッ…引き上げるよ」

モブ1「今度はただじゃおかないんだからね」

少女達はアセロラが現れるなり何処かへ走って行った。

アセロラ「大丈夫?一体どうしたの?」

慌ててミヅキの側に駆け寄る。
見れば腕や頬にあざが出来ていた。

ミヅキ「大丈夫…助けてくれてありがとう」

よろよろと立ち上がる。

アセロラ「大丈夫じゃないじゃん!病院で診てもらお」

アセロラはミヅキを手当てに病院に連れて行った。

手当ての後病院の待合いで二人は椅子に座った。

アセロラ「さっきグラジオがなんとかって言ってたけど…」
 ▼ 46 1◆UC9hPZe8vI 17/03/19 21:58:22 ID:4pitcma. [3/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ミヅキ「うん。ファンクラブの子達が度々嫌がらせをしてくるの」

グラジオは島中の女子に人気者でファンクラブが開設される位だった。

ミヅキとグラジオは周りには内緒で付き合っていた。


アセロラ「怖い!彼女を攻撃するなんてファンじゃないよ。この事彼氏には相談したの?」

ミヅキ「話しててない…」

アセロラ「何で?」

ミヅキ「彼には心配かけたくないから。アセロラ、この事内緒にしててね」

アセロラ「でも…」

ミヅキ「本っ当にお願い!」

そう言われたもののアセロラはもやもやしていた。
 ▼ 47 1◆UC9hPZe8vI 17/03/19 22:00:23 ID:4pitcma. [4/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
―次の日

エーテル財団の仕事でグラジオがエーテルハウスにやって来た。

アセロラ(やっぱりミヅキの事、話した方がいいよね…?)

グラジオ「今日はありがとな。お陰で仕事も捗ったよ」

アセロラ「それは良かった。で、ちょっと聞きたい事が…」

プルルルルル!タイミング悪くグラジオの携帯が鳴る。

グラジオ「もしもし?あぁどうした?」

話しながら向こうに行ってしまう。

アセロラ(今聞こうとしたんだけどな)

すると話し終わってグラジオが戻って来た。

グラジオ「そういや、お前ミヅキと仲良いよな?」

アセロラ「う、うん。そうだけど?」

グラジオ「最近何か隠してる気がしてさ。擦り傷みたいのも多いし、聞いても転んだだけって言うんだよ」

ふと頭の中に内緒にしてねっていうミヅキが浮かんだ。

アセロラ「えー…っと、何も聞いてないかなぁ…」
 ▼ 48 1◆UC9hPZe8vI 17/03/19 22:03:11 ID:4pitcma. [5/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
グラジオ「そうか。ならいいや」

アセロラ「何かあったの?」

グラジオ「いや変な連中がミヅキの周りでよく見かけるからさ。それじゃ次のがあるし行くから」

そう言ってグラジオは世話しなくエーテルハウスを出てった。
アセロラ「うんまたね…」

パタン。

アセロラ(グラジオも薄々気づいてたのね。どうにかして助けてあげたいけど…)

―そしてホクラニ天文台の一室。
会議後アセロラとマーマネは残って喋っていた。

アセロラ「ねぇ、相談なんだけど」

マーマネ「どうしたの?」

アセロラ「ミヅキの事なんだけど、グラジオのファンの子達から狙われてるみたいで…」

マーマネ「アセロラも知ってたの??この前数人の女の子に嫌がってるのに捕まってたから助けてあげたんだよ」

アセロラ「やっぱりそうなんだ。どうにかしてあげたいよ」

マーマネ「グラジオには内緒って言うしね」

 ▼ 49 1◆UC9hPZe8vI 17/03/19 22:05:18 ID:4pitcma. [6/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「うーん…どうしたらいいんだろ」

マーマネ「ミヅキを説得するしかないのかなぁ」

―その頃ファンクラブではファンクラブ会長と会員のモブ達が会議していた。

モブ1「近頃邪魔ばかり入ってるわね」

モブ2「こうなったらもっと作戦を考えなきゃ…」

ファン会長「いい事思い付いたわ!これにしましょう」

モブ達「なになに…」

一方ミヅキとグラジオは部屋でぼんやりテレビを見ながら

グラジオ「ミヅキ…その傷転んだ時に出来たって嘘なんだろ?」

ミヅキ「そ、そんな事ないよ!本当に転んだだけだよ!」

グラジオ「日に日に傷跡増えてるだろ?あの連中にやられたんじゃないのか?」

ミヅキ「平気だから!私そろそろ帰るね…」

急いで立ち上がったミヅキの腕をグラジオが慌てて掴む。


 ▼ 50 1◆UC9hPZe8vI 17/03/25 22:40:34 ID:9F2ZXllA [1/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
グラジオ「待てよ!話の途中だろ!」

ミヅキ「いっ…痛いよ…」

グラジオ「あっ悪い…」

すぐに離すも勢いで傷があるのに掴んでしまった。

二人の間に重い空気が流れる。

ミヅキは無言で部屋を出てった。


そして次の日

ばたん!と勢い良くグラジオが息を切らしながらエーテルハウスの扉を開けた。

グラジオ「アセロラ!ミヅキの事見てないか?」


アセロラ「見てないよ。ミヅキいなくなったの?」


グラジオ「こんなのが今朝ポストに入ってたんだよ」

見せてくれたのは手紙だった。
内容は「ミヅキは預かった。無事に返して欲しければ今すぐ別れなさい。そうですしなければどうなっても知らないわよ」
 ▼ 51 1◆UC9hPZe8vI 17/03/25 22:42:02 ID:9F2ZXllA [2/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「これは…」

グラジオ「もっとミヅキの近くにいれたらこんな事にならなかったのに…」

そう言って手紙をぐしゃぐしゃに丸めた。

アセロラ「あたしも一緒に探すよ!」

二人は手分けして探す事にした。
アセロラはすぐにマーマネにも連絡した。


マーマネ「えぇ!ミヅキがさらわれた??」

アセロラ「そうなの!まさかこんな事になるなんて」

マーマネ「よし!ミヅキをすぐに探せるようにするからちょっと待ってて」

アセロラ「いい方法があるの?」

マーマネ「これをこうして……出来た!」

すると画面の付いたリモコンのようなものが完成した。

マーマネ「これにミヅキの情報を入力すれば今いる場所が分かるんだ!」
 ▼ 52 1◆UC9hPZe8vI 17/03/25 22:44:20 ID:9F2ZXllA [3/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「早いしすごい!グラジオにも連絡しよう!」

早速二人はミヅキの場所を特定する事に。

どうやらミヅキはポータウンの空き民家にいるらしい。

アセロラ「急ごう!」

マーマネ「うん!」

行けばポータウンはどしゃ降りの雨だった。


アセロラ「すごい雨…」

マーマネ「この辺りにいるはずなんだけど」

荒れ果てた街並みに雷が不気味に鳴っている。

マーマネ「この辺り近いかも!」

やたら機械が反応している。
ミヅキが近くなってるよう。

そこへ二人の前に

モブ1「あんた達この前はいいところで邪魔してくれたわね」

モブ2「もしかしてあの子を助けにきたの?」
 ▼ 53 1◆UC9hPZe8vI 17/03/25 22:45:35 ID:9F2ZXllA [4/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「ミヅキを返してよ!」

モブ3「ここにいるってよく分かったわね」

モブ1「人の彼女たすけるなんてよっぽど暇なのね。彼氏…グラジオ様は来ないっていうのに」

マーマネ「誰の彼女だからじゃなくてミヅキは友達だから助けるに決まってる!」

アセロラ(グラジオ…ポータウンに来てって連絡したんだけどまだ来てないのかな)


グラジオ「アセロラ!マーマネ!」


振り返ると傘もささずずぶ濡れになりながらグラジオが走ってやって来た。

モブ達「グラジオ様…!!」

グラジオ「ミヅキはどこにいる?!」

モブ1「あの子なんてどうだっていいじゃない!」

モブ2「早く別れてよ!」

モブ3「私達だってグラジオ様の事こんなに好きなのに!」
 ▼ 54 1◆UC9hPZe8vI 17/03/25 22:46:34 ID:9F2ZXllA [5/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ(そう、だよね…最初は純粋に憧れてたはずがいつの間にか嫉妬に変わってこんな事に…)


グラジオ「いいからミヅキを早く出せ!」

モブ1「別れてくれないと解放しないんだから!」

アセロラ(こんな黒い気持ちがなくなればいいのに…!)

思わず両手を差し出してキラキラオーラをモブ達にかける。

モブ達からスーっと嫉妬の念が抜けていった。

モブ1「……??私ってば今なんて…」

モブ2「ものすごくひどく事してたような…」

モブ3「ミヅキならあの民家にいるわ…」

そう言って荒れ果てた家を指差した。

グラジオ「あの中にいるのか…!」

三人は急いで向かった。
 ▼ 55 1◆UC9hPZe8vI 17/03/30 21:55:34 ID:g1mFSa7c [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
民家の中には手足を縛られて捕まってるミヅキがいた。
周りはやはりファンが囲んでいた。

グラジオ「ミヅキ!」


ファン会長「どうしてここが分かったの!」

グラジオ「早くミヅキを離せ!」

ファン会長「そう簡単にはさせないわ」

ファン会長はミヅキを縛ってる紐を強く締めた。

ミヅキ「痛い……」

グラジオ「ミヅキ!」

その時目にも止まらぬ勢いで走ってミヅキを縛ってる紐を刃物で切った。

ファン会長「何が起こったの?!?!」

一瞬の出来事過ぎて理解出来ない様子。

グラジオ「大丈夫か?」

そっとミヅキを抱き締めた。
 ▼ 56 1◆UC9hPZe8vI 17/03/30 21:56:39 ID:g1mFSa7c [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ミヅキ「平気だよ。来てくれてありがとう」

ファン会長「こんなはずじゃ…どうして……」

がっくりと膝を落とした。

グラジオ「この際はっきり言う。ミヅキは大切な彼女なんだ、また傷つける事があったら許さないからな!」

ファン会長「そんな……認めたくない……」

アセロラは邪念がとれるようにキラキラオーラを会長にかけてみた。

会長「仕方ない…私達の入る隙なんてない。このファンクラブも今日で解散するわ…」

そう言ってファン達は去っていった。


ミヅキ「…良かった。本当は私今まで心配かけたくないから黙ってたの」

申し訳なさそうにミヅキはうつむいた。

グラジオ「何となく気づいてたけどな。ミヅキが悪いんじゃなくてはっきり言わなかった自分のせいでこうなったんだ」

ミヅキ「これからはもう隠し事なんてしないで素直に話すね」

グラジオ「あぁ。今まで辛かったな。もう怖くないから」
 ▼ 57 1◆UC9hPZe8vI 17/03/30 21:59:16 ID:g1mFSa7c [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「見てるこっちが恥ずかしい位甘々だね!」

そう言ってマーマネの背中をばしばし叩く。

マーマネ「ちょ、力強すぎ」

そこへ二人分の結晶が現れる。

アセロラ「ミヅキもグラジオも幸せな気持ちになったもんね。あたし達で一個ずつだね」

マーマネ「うんうん良かった。邪魔しない内に僕達も帰ろっ」

アセロラ「グラジオ、ミヅキを助ける為に一生懸命だったね。何だか格好良かったな〜。惚れちゃうかも!」

さっきを振り返っては少しにやにやした。
 ▼ 58 1◆UC9hPZe8vI 17/03/30 21:59:59 ID:g1mFSa7c [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マーマネ「そ、そうかな〜?別に普通じゃないの?」

ぷいっと不機嫌そうにそっぽを向く。

マーマネ「それに彼女助けるなんて当たり前だし」

アセロラ「どうしたの?嫌な事あった?」

マーマネ「別に……」

アセロラ「もしかしてやきもち妬いてるの〜??」

マーマネ「ちっ違うよ!そんな訳ないじゃん!」

すたすたと照れながらマーマネは早歩きする。

アセロラ「も〜冗談だよ〜」

潮風が妙に心地いい午後でした。
 ▼ 59 1◆UC9hPZe8vI 17/04/05 20:56:11 ID:sZBa1lPg [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
アセロラ「会うの久しぶりだけど元気にしてた?」

ハプウ「もちろん元気にしておったぞ」


ある昼下がり二人はバイキングにきていた。
料理を山盛りに乗せ食事を楽しんでいた。

ハプウ「前に話していた結晶集めとやらは順調なのか?」

アセロラ「それはもういい感じだよ!あと少しでカプ・ブルルに報告できるしね」

そう言ってパンケーキを頬張る。

アセロラ「そう言えばね、この前も結晶をとった時グラジオを格好いいって言ったらマーマネが急にプンプンしちゃって〜」

ハプウ「ほぉ…それで?」

アセロラ「焼きもち?ってからかったら必死になって否定してるから面白かったんだよ〜」

ハプウ「二人は仲が良いんじゃな」

アセロラ「確かに最近は一緒にいる事が多いかも?」

ハプウ「もしかしたら奴はアセロラに惚れてるのかもしれぬな」

アセロラ「えー!まさか!それはないよ〜」

ハプウ「何となく今の話を聞いてわらわの勘じゃがな」
 ▼ 60 1◆UC9hPZe8vI 17/04/05 20:57:09 ID:sZBa1lPg [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハプウもニコニコパンケーキを食べる。

アセロラ「マーマネに限ってそんな感じあったらびっくりだよ」

ハプウ「その内交際を申し込まれたりするかもしれぬぞ」

アセロラ「やだもうやめてよ〜!笑っちゃう」

そう言って既に笑っていた。

――――――――

ハプウ「それじゃ。今日は楽しかったぞ」

アセロラ「また来ようね」

お腹いっぱいになり夕方までお喋りした二人は店前で別れた。

アセロラ(沢山食べたな〜色々喋ってすっきり!)

その時一通のメールが。

開けるとエーテル財団のビッケからだった。

アセロラ(何だろ?急ですが明日エーテルハウスの件で相談したい事があります……?)

メールには明日そっちにいっていいかとの事。

アセロラ(明日何もないしいっかー。それにしても相談て気になるなぁ)
 ▼ 61 1◆UC9hPZe8vI 17/04/05 21:01:10 ID:sZBa1lPg [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
―次の日
エーテルハウスにビッケがやって来た。

ビッケ「アセロラさん、今回は時間をとってもらってありがとうございます」

アセロラ「全然大丈夫です」

二人は奥の部屋の椅子テーブルを挟みに向かい合って座る。

ビッケ「今日お話しようとしたのは、来週このエーテルハウスの一部屋を貸して頂きたいのです」

アセロラ「それは平気ですけど、どうして?」

ビッケ「実は来週末にザオボー支部長の誕生日会を本人に内緒で行いたいのです」

アセロラ「えー!」

ビッケ「エーテルパラダイスでは支部長の直接な管理下におかれているので準備が出来ないのです。そこでこちらならサプライズで出来るかもと思いまして…」

アセロラ「そんな事ならもちろん協力します!と言うか元々ここはあたしの物じゃないしね」
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