【SS】マオスイ「サトシが連れて行かれちゃった!」:ポケモンBBS(掲示板) 【SS】マオスイ「サトシが連れて行かれちゃった!」:ポケモンBBS

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【SS】マオスイ「サトシが連れて行かれちゃった!」

 ▼ 1 タフリー@うみなりのスズ 17/03/15 22:56:28 ID:56tEHGWY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「連れて行かれたって…」

リーリエ「どういうことですか?」

マオ「説明は後でするから!とにかく皆外に来て!」

スイレン「マオ、私はククイ博士呼んでくる!」

マオ「よろしくスイレン、ほらマーマネも早く!」

マーマネ「ちょっと待って僕そんなに早く走れないよ〜」





 ▼ 352 ゴーム@こだいのぎんか 17/05/05 21:49:24 ID:PmjbIUxk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その時だった……。


クチナシ「ペルシアン、悪の波動。」
???「シロデスナ!シャドーボールー!」

ペルシアン「キシャア!」ドッ
シロデスナ「デースナー!」ドッ


ドォオオン!

カキ、警備員「!?」

カキの後ろから放たれた技が、水の波動と10万ボルトを打ち消した。


カキ「……助かった。」

警備員「くっ……誰だ!」


???「ねぇおじさん。この人達警備員だよ?倒しちゃっていいの?」

クチナシ「構わない。お前は警備員の相手をしてくれ。俺はハンサムに話をつけてくる。」

???「はぁ〜い!」タタタッ
 
 ▼ 353 ロバット@ムーンボール 17/05/05 23:57:06 ID:PmjbIUxk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
警備員1「なんだお前。邪魔しないでくれないか?」

???「クチナシおじさんがハンサムさんと話をするちょっとの間だけだからごめんね〜。」

警備員3「どけ、そこの赤い少年を確保した後にも逃げた奴らの処理が残ってる。お前のようなガキと相手してる場合じゃないんだよ。」

???「じゃあ勝負してみる?私のシロデスナちゃん強いよ〜?」

シロデスナ「デッスナー!」


警備員1「……どうやらお前も捕まえなければならんようだな。」

警備員3「2対1だ。確実に仕留めるぞ。」



カキ「おい、そこの人。誰だか知らないが助かった。礼を言うぞ。」

???「気にしないでよ。クチナシおじさんに言われたことやっただけだし。それと私の名前はアセロラだよ!」

カキ「アセロラ……とクチナシだな。俺はカキだ。」

アセロラ「カキ君だね!よろしく!」

カキ「ああ。」

 ▼ 354 シズマイ@グラウンドメモリ 17/05/06 00:06:56 ID:NAYLI0aE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
警備員1「……おい、無駄話はそれくらいにしてくれないか?」

アセロラ「それもそうだね!じゃあカキ君一緒に戦おう!君のバクガメスも混乱が溶けてるんじゃない?」

カキ「え?」チラッ

バクガメス「ガメ……ガメス!」

バクガメスは少し頭を抑えていたが、混乱は完全に溶けているようだ。


カキ「おお!バクガメス!」

アセロラ「でしょ?もう戦えるはずだから。」

カキ「そうだな。よしバクガメス!やってやろうぜ!」

バクガメス「ガメース!」


警備員3「ちっ……面倒だな。」

警備員1「早急に終わらせるぞ。ここから逃げた奴らの処理もあるしな。」



 ▼ 355 ュウツー@たんけんこころえ 17/05/06 02:43:38 ID:SnuoL6jk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 356 ブカス@くろいビードロ 17/05/06 07:05:28 ID:OokWWLww NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 357 ナッキー@ぎんのこな 17/05/06 19:46:24 ID:cVNQP7P6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチナシ「そっちは任せたぞ。」

アセロラ「おっけー、任せといてー。」


クチナシ「さて……。」

クチナシはハンサムの前に立った。


クチナシ「よぉハンサム。」

ハンサム「クチナシ、これはどういうつもりだ?」

クチナシ「みりゃわかんだろ。お前らがしようとしてることに対する抵抗だ。」

ハンサム「そんな真似してただで済むと思ってるのか?」

クチナシ「ふんっ……。」

さっきまで無気力な顔をしていたクチナシが、急に表情を強張らせた。


クチナシ「ハンサム、もうやめないか?こんな事。」

ハンサム「なに……?」
 ▼ 358 ルビル@エレクトロメモリ 17/05/06 23:41:35 ID:cVNQP7P6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチナシ「ずっと黙っていたが、お前のやり方は明らかに間違ってる。」

ハンサム「……それは、サトシ君のことか?」

クチナシ「それも含めてだよ。おかしいじゃねぇか、罪のない人間を処刑するなんてよ。」

ハンサム「確かに彼に罪はない……。
しかしなぁ、そのたった1人の命と引き換えに元の平和な世界に戻るって考えると、そんなおいしい話はないだろう?」


クチナシ「……例えそうなったとして、世間はお前の事を賞賛すると思うか?

俺からすればそいつは理不尽に人を殺した警察の皮を被る悪魔としか思えない。」

ハンサム「…………。」


クチナシ「それにお前、今サトシ処刑に反対したやつらを拘束しようとしてるだろ。」

ハンサム「カキ君達のことか。」


クチナシ「……さぁな。」

ハンサム「サトシ君処刑の計画を邪魔する奴は、言ってみれば世界が救われるのを防ぐ者だ。
そんな奴らを国際警察が見逃がす訳ないだろう。」

 ▼ 359 ドグラー@ロメのみ 17/05/07 00:48:52 ID:zQ2iexAY [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチナシ「何が国際警察だ、笑わせるな。
サトシを処刑させる計画を実行するとなると、当然それに反対する奴がいるに決まってるだろ?」


クチナシ「でもお前は反対する人達の声に耳を傾けなかった。それどころか拘束して反抗できないようにする。
これじゃ完全に独裁者じゃねぇか。」

ハンサム「…………。」


クチナシ「世界を救うだなんだ言いやがって……
結局はお前が一番理想とするものに辿り着かせようとしてるだけで、その障害物を権力でつぶしてるだけなんだよ。」

ハンサム「…………。」


クチナシ「……昔のお前はこんなんじゃなかったろう。
一度初心に戻って考え直せ。」クルッ

クチナシは背中を向けた。




ハンサム「……にがわかる。」

クチナシ「……ん?」



ハンサム「お前に何がわかるっ!!!」バァン!!
 ▼ 360 ガヘラクロス@きいろのバンダナ 17/05/07 11:05:38 ID:zQ2iexAY [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜謎の都市・極秘エリア52階〜 サトシ、10年後アランside


ドォォォン!!

サトシ「何だ?この音……。」

ピカチュウ「ピーカ?」

アラン「上の階でポケモンバトルでもしてるようだな……。」

グズマ「おい、上の階って言ったらハンサムさんがいる総監室があるんだぞ?そんなとこでバトルしてるわけが……。」

アラン「さっきのサイレンからして、総監室でトラブルがあるのかもしれない。先を急ぐぞ。」タッ

 ▼ 361 ギア@ゲンガナイト 17/05/07 11:11:48 ID:QFFcc.fw NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
支援
 ▼ 362 リマロン@よごれたハンカチ 17/05/07 11:13:37 ID:zQ2iexAY [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜謎の都市・極秘エリア53階〜 クラスメイトside


タッタッタッタッ

4人はNから逃げ続け、とうとう総監室まで戻って来てしまった。

マオ「……逃げられるのはここまでね。」ゼェゼェ

マーマネ「オェェェェェェ……。」バタッ

スイレン「マーマネ限界みたい……かく言う私もだけど……。」ガクガク

リーリエ「これでは捕まるのも時間の問題です……Nって人が追いついてくるまでに策を考えなければ……。」



N「呼んだかな?」

一同「!!?」

4人が振り向くと、既にNが追いついていた。


リーリエ「いつの間に……。」





 ▼ 363 ママ@ふっかつそう 17/05/07 14:38:48 ID:zQ2iexAY [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
……………………


サトシ「……ん?あれは……。」

アラン「どうしたサトシ?」

サトシ「……。」ダッ

ククイ「あっ、おいサトシ!どこ行くんだ!」

……………………

マーマネ「どうしよう……捕まっちゃうよ。」

スイレン「もう逃げ道はないし、かといって私たちのポケモンじゃあの人に敵わない……。」

マオ「もうここまでなの……?」

一同が諦めかけたその時……



『おーーい!!みんなーーー!!』



リーリエ「はっ……この声……もしかして!」クルッ

リーリエが声のした方を向いた。
 ▼ 364 ルチャイ@しあわせタマゴ 17/05/07 15:33:25 ID:zQ2iexAY [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「サトシ!!」パァァァ

N「何……?」


マオ「えっ?本当だ!」

サトシ「お前ら、こんなとこで何してんだよ。」

スイレン「あ……ちょっとね……はは。」

マーマネ「そういうサトシこそどうしてここに?」

サトシ「俺?えっと……確か……。」


『サイレンを聞いてここに来たんだよ。』


マーマネ「え?」

サトシの後ろからアランとククイ博士、グズマが来た。


マオ「アランにククイ博士に……ええっと誰だっけ?」

グズマ「おいてめぇ……。」

リーリエ「失礼ですよマオ!さっき助けてくれたグズマさんです。」

マオ「あ〜思い出した!」
 ▼ 365 ターミー@こだいのぎんか 17/05/07 18:08:11 ID:zQ2iexAY [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「それでお前ら、どうしてここに?」

マオ「あっ……ええっと……。」



N「その人達は極秘エリアに侵入した被疑者だ。」

ククイ「えっ?」

ついにNが口を挟んだ。


アラン(N……何故ここに……?)

アランの顔が険しくなるが、その感情をぶち壊すようにサトシが声を上げた。


サトシ「あれ?Nさん!?」

リーリエ「え?」

N「やぁ、久しぶりサトシ君。」ニコッ

アラン「え?」

サトシ「ほんと久しぶりですね!また会えるなんて思いませんでしたよ!」



一同「えええええええぇぇぇぇぇ!!!!!!」
 ▼ 366 バメ@まんたんのくすり 17/05/07 18:44:09 ID:zQ2iexAY [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオ「サトシこの人と知り合い!?」

サトシ「ん?ああ。イッシュ地方を旅した時に知り合ったんだよ。」

アラン「マジか……。」

リーリエ「知り合いって……でもこの人はサトシ処刑の計画を……。」
サトシ「それにしてもNさんどうしてここに?」


サトシがリーリエの言葉を遮って話を続ける。しかし


N「……悪いねサトシ君、今は先にやる事があるんだ。質問はその後にしてくれ。」


Nはそう言ってリーリエ達に向き直った。


N「君たち、大人しく捕まってもらおうか。」

マーマネ「げっ!」

マオ「今の流れでなかった事に出来たと思ったのに……。」


ククイ「おい待て。なんで俺の生徒達を捕まえるんだよ。」

 ▼ 367 グザグマ@こぶしのプレート 17/05/07 19:36:08 ID:bQCAlAdY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ほほう
 ▼ 368 チャモ@ダイブボール 17/05/07 23:24:13 ID:zQ2iexAY [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
N「さっきも言っただろう。この人達は本来入ってはいけないこの極秘エリアに侵入したんだ。」

ククイ「なんだって!?」


アラン「やっぱりな……さっきのサイレンの原因もリーリエ達だったって訳だ。」

リーリエ、マオ、マーマネ、スイレン「…………。」


ククイ「その……極秘エリア?に侵入したこいつらはどうなるんだ?」


グズマ「なんせ、大量の国家機密情報が保管されてるからなぁ……。動機にもよるが、下手すりゃ死刑になりかねない行為だ。」

グズマが横から入って説明をした。

ククイ、サトシ「しっ……死刑!?」


アラン「死刑はよっぽどのことがないと起こらない。極秘エリアの侵入だけなら無期懲役が妥当だろうな。」

ククイ「それでも無期懲役か……。」


サトシ「なぁみんな……どうしてこんなことしたんだ?」

リーリエ、マオ、マーマネ、スイレン「…………。」


 ▼ 369 ンドロス@ムシZ 17/05/08 18:59:42 ID:y4XMezf. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アラン「これもサトシの為なんだろう。」

サトシ「え……?」

アランが4人に代わって答える。

リーリエ「……アランさんの言う通りです。」

サトシ「どういう事だ?」


マオ「実は昨日、私達で国際警察の偉い人にサトシの処刑を辞めさせるよう説得するって計画を立ててたの。ククイ博士に内緒で。」

ククイ「だから図書館に来なかったのか……。」


マーマネ「でも結局うまくいかなかった……それどころか ハンサムさんと警備員達に捕まりそうになって……

カキがそいつらの相手をしてる間に僕たちは逃げたんだけど、次はNさんに追いかけられてここに……。」


ククイ「そんな危険なことしなくても、昨日サトシと処刑について話し合うって言ってたじゃないか。」

スイレン「でも、誰よりも正義感が強いサトシが、話し合いだけで納得して、10年後のこの世界を放って帰るわけないって思って……。」


アラン「だからこんな無茶な行動を起こしたのか。」


サトシ「…………。」
 ▼ 370 レブー@いいつりざお 17/05/08 19:14:45 ID:Emj2m/kY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 371 マルルガ@つららのプレート 17/05/09 00:01:42 ID:Ln3GQXHc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 372 プラス@チーゴのみ 17/05/09 15:40:28 ID:xBW6EbyM [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ(分からない……。)

サトシ(なんでみんな俺なんかの為にそんなこと……
下手したらみんなまで危険な目に遭ってたかもしれないのに。)

サトシ(なんでだよ……。)



ピカチュウ「ピーカ?」

アラン「サトシ、どうかしたか?」

サトシ「……え?」

アラン「なんか上の空だったぞ?」

サトシ「あー……少し考え事を……。」

アラン「そうか。」





 ▼ 373 ココ@あかいビードロ 17/05/09 15:53:29 ID:xBW6EbyM [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グズマ「おいN、今のこいつらの話を聞いたろ、考え直してくれないか?」

N「何をだ?」

グズマ「こいつらが極秘エリアに侵入したことを見逃せって事だよ。」

N「それについて取り締まるのは僕の役目じゃない。僕はこの人達をサトシ君の処刑が実行されるまで拘束するだけだよ。」


サトシ「Nさん……。」

グズマ「だからそれをやめろっつってんだよ。」


N「無理だね。処刑を邪魔されて、サトシ君と一緒に逃げられたらどうするんだ?」

グズマ「それは……。」



サトシ「Nさん、そのことについては大丈夫だから、リーリエ達を捕まえるのやめてくれないか?」

サトシが横から話に入る。

N「え?」

サトシ「俺は絶対逃げないよ。自分の運命から。」

サトシはNを真剣な眼差しで見つめる。

N「サトシ君……。」
 ▼ 374 ルシェン@ひかりのねんど 17/05/09 16:01:52 ID:xBW6EbyM [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ククイ「…………。」


リーリエ「サトシ……それってどういう……。」

サトシ「……実は……。」



『お前に何がわかる!!』ダァン!


一同「!?」ビクッ


サトシが話を始めようとした瞬間、総監室から怒鳴り声が聞こえた。

アラン「今のは……ハンサムさんの声か?」

グズマ「多分な……なんかトラブルっぽいな。」

N「様子を見に行くぞ。」タタッ


Nに続き、アランとグズマも総監室に向かう。

サトシ「俺たちも行こう。」タッ

ククイ「……ああ。」

リーリエ「……サトシ……。」
 ▼ 375 アルヒー@タンガのみ 17/05/09 18:26:49 ID:ORxoz1ZM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 376 ガヘラクロス@ピーピーエイド 17/05/10 07:04:54 ID:ql6WI.DA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 377 ガヤミラミ@スーパーボール 17/05/10 17:02:50 ID:ZdlVH/lc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜国際警察ビル・極秘エリア 総監室〜


ハンサム「はぁ…はぁ…。」

カキ、アセロラ、警備員達「…………。」

ハンサムの怒鳴り声とともに、総監室は突如静寂に包まれた。

その直後ハンサム自身が口を開いた。

ハンサム「おい……お前らは撤退しろ。今からこいつと大事な話をしなければならん。」

警備員「いやしかし……。」

ハンサム「早くしろ!」

警備員「は、はいっ!」タタタタッ


ハンサムの命令で、警備員4人は速やかに退出する。
それと入れ替わりに総監室に入って来たのはサトシ達であった。

グズマ「クチナシさん……。」

クチナシ「これは……Nにグズマにアラン、それとサトシとその友達と……。かなり集まっちまったな。」


カキ「サトシ!ククイ博士!」

サトシ「カキ!」
 ▼ 378 ルジーナ@ダイブボール 17/05/10 17:07:45 ID:LMrUtrT6 NGネーム登録 NGID登録 報告
シエンネ
 ▼ 379 ータクン@ホイップポップ 17/05/10 21:16:03 ID:ZdlVH/lc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カキ「なんで2人がここに……?」

ククイ「さっきのサイレンを聞いて駆けつけたんだよ。マーマネから聞いたぞ?全く……1人で無茶しやがって。」

カキ「すみません……。」


アセロラ「この人達、知り合い?」

カキ「ああ。」

アセロラ「そーなんだ!じゃあ自己紹介しなきゃね!私の名前は……。」

クチナシ「アセロラ、それは後にしろ。」

アセロラ「え〜……。」ショボン


クチナシはそう言って、再びハンサムの方を向く。

クチナシ「そんで、どうしたんだよいきなり怒鳴り出して。」

ハンサム「貴様がふざけたことを言うからだ……。」

クチナシ「ふざけてなんかねぇよ。俺はお前のやり方が間違ってると言っただけだ。」


ハンサム「世界を救うことに間違いなんてない!たとえどんなに残酷な方法でもな!」

 ▼ 380 ラカッチ@たいりょくのハネ 17/05/11 02:07:03 ID:VxuCDwQs [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチナシ「しつこいようだが、なら罪のない人を処刑するのは間違ってないと言えるのか?」

ハンサム「……そんな事言ってないだろう。クチナシ、だったらお前は世界を元どおりにする方法、他に考えでもあるのか?」

クチナシ「そんなもんあるわけねぇよ。ただ、サトシを処刑するのは止めろ。お前自身が後々後悔することになるぞ。」


ハンサム「フンッ……何を言っても無駄だ。私は計画を必ず実行させる!」

ハンサム「5年前のあの日、私の仲間は破壊活動をするサトシ君を止めようとしたが為に、私の目の前で次々と死んでいった!」


サトシ(ハンサムさん……。)


ハンサム「今でもその時の情景は嫌という程鮮明に覚えてる。仲間の死を目の当たりにした私の気持ち、お前には一生理解できないだろうなぁ!」


クチナシ「……理解できてない訳ねぇだろ。あの時のお前の絶望顔は見ていられなかったからな。
ショックだったろう……仲間が殺されたんだからな。」

クチナシ「だが、それでもお前のやろうとしてるこが正しいとはとても思えないが。」


ハンサム「分からない奴だな……。」

 ▼ 381 ユルド@ミミロップナイト 17/05/11 14:50:56 ID:VxuCDwQs [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

サトシ「…………。」


スイレン「(ねぇ、2人が話してるのって……。)」ヒソヒソ

ククイ「(ああ。サトシの処刑の件で揉めてるんだろうな。)」

マーマネ「(ハンサムさんが計画を実行しようとしてて、クチナシさんがそれを止めてる感じだね。)」

マオ「(なら、私達もクチナシさんに加勢した方が……。)」

アラン「(そんなことしたら厄介になるだけだ。お前らは口出しするな。)」

サトシ「……。」スッ

ピカチュウ「ピカ?」

一同「!?」


アランが一同に忠告した直後、サトシはハンサムの所へ歩み寄る。

アラン「(サトシ!?言ったそばから……!)」


サトシ「…………。」スタスタ
 ▼ 382 トシゲッコウガ@フィラのみ 17/05/11 18:46:26 ID:VxuCDwQs [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ハンサム「ん?サトシ君……。」

クチナシ「坊主、どうした?」

サトシ「クチナシさん……でしたっけ?」

クチナシ「そうだが……?」


サトシ「俺の事、庇ってくれてありがとうございます。
でも……後は俺に任せてくれませんか?」

クチナシ「ああ……。」


サトシはクチナシにそう言った後、ハンサムに顔を向けた。


マーマネ「(サトシ……後は任せてって、どうするつもりなんだろ?)」

マオ「(ハンサムさんを説得する方法思いついたのかな?)」

ククイ(……いや、もしかしたらサトシの奴、この場所で……?」


リーリエ「サトシ……。」

 ▼ 383 リゴン@ノワキのみ 17/05/11 18:52:58 ID:WGKI2RQs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 384 スラオ@ダイゴへのてがみ 17/05/12 10:27:08 ID:FpdT21vM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシはしばらくしてから口を開く。


サトシ「ハンサムさん、俺、最初にここに連れ去られた時は、訳わかんなくて……
でも連れ去られた理由を聞いてから、俺ずっと考えてたんだ。処刑を受けるかどうか。」


サトシ「もちろん世界が元どおりになるんならそれでいいとも思ったけど。
その反面、俺もまだやりたいことたくさんあるし……ポケモンマスターの夢も捨てたくない……。」

ピカチュウ「ピカ?」

ハンサム「サトシ君……。」


サトシ「だけど、今日までちゃんと考えて、それとさっきのハンサムさんの言葉でやっと答が出た。自分がどうするべきなのか。」

ククイ「…………。」

サトシ「俺の選んだ道が正しいとは限らないけど……みんなにも聞いて欲しい。」

リーリエ「サトシ……。」

一同「…………。」

サトシ「俺……サトシは…………。」


サトシ「この10年後の世界で、処刑してもらう事にする。」

 ▼ 385 ロトーガ@あかいウロコ 17/05/12 16:55:08 ID:SC1ySdDs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
気になる。支援
 ▼ 386 ングース@ハスボーじょうろ 17/05/12 17:25:57 ID:Y6gJWLc. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 387 ングマ@いのちのたま 17/05/13 11:04:07 ID:XL5gAGto [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
………………


リーリエ「えっ……?」

マオ「サトシ……今なんて……?」

ククイ「…………。」


クチナシ「坊主、何言ってんだよ。」


サトシ「俺1人が処刑されることで多くの人が平和になる……。
どんな形であれ、みんなの為に……そして世界の為になるなら、俺はそれでいいと思ってる。」


マーマネ「嘘でしょサトシ……。」

カキ「お前……本気で言ってるのか?」

サトシ「ああ。」



 ▼ 388 ニスズメ@フォーカスレンズ 17/05/13 17:35:41 ID:XL5gAGto [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「だっ……駄目ですよサトシ!もう一度冷静に考えて下さい!サトシが処刑されるなんてあってはなりません!」

スイレン「そうだよ!もっと他に方法が……。」

サトシ「…………。」


サトシは、リーリエとスイレンの言葉に返事はせず、しばらく俯き、再びハンサムさんに顔を向けた。


サトシ「ハンサムさん。これが俺の決断です。」

ハンサム「…………。」


ハンサムの頭にある記憶が蘇る。それは、10年前イッシュでサトシと会った時の事だ。
その時と変わらないサトシの純粋な心に、ハンサムは改めて罪悪感をおぼえた。


ハンサム(こんな純粋な子が未来に世界崩壊を起こす……今でも信じられんな……。
だがそれは事実だ。迷ってる場合じゃない。)


ハンサム「サトシ君、私がこう聞くのもあれだが、それでいいんだな?」


サトシ「はい。」

ハンサム「そうか。」
 ▼ 389 デッポウ@とつげきチョッキ 17/05/13 22:05:40 ID:XL5gAGto [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハンサム「刑の執行は明日の午前10時だ。頭に入れておいてくれ。」ザッ

サトシ「……はい。」


ハンサムはそう言って総監室を出て行った。


アラン「ハンサムさん!待って……。」

ガシッ

グズマ「…………。」フルフル

アラン「グズマ……?」


グズマはアランの肩を掴み、静かに首を横に振った。どこか表情が寂しげである。


アラン「くそっ……。」


アセロラ「ねぇクチナシおじさん、これって何があったの?」

クチナシ「……後で話してやるよ。今は口を出すな。」

アセロラ「うん……。」
 ▼ 390 クラビス@ギンガだんのカギ 17/05/13 22:16:18 ID:QmBInatA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 391 ラカッチ@さざなみのおこう 17/05/13 23:13:43 ID:XL5gAGto [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「……ふぅ。」

サトシは1つ溜め息を出し、リーリエ達に顔を向ける。


サトシ「ごめんな皆。俺のせいで危険な目に合わせちゃって。」

一同「…………。」

クラスメイト達は、サトシにかける言葉が見つからなかった。


サトシ「……とりあえず、ここから出ようぜ。ほらピカチュウも。」ヒョイッ

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「クチナシさん、Nさん、俺達は一旦戻ります。」

クチナシ「……ああ。」

N「…………。」


サトシ「では。」スタスタ

サトシはそう言って、総監室を1人後にした。
それに続きクラスメイト、ククイ博士、さらに遅れてアランとグズマが部屋から出て行く。


 ▼ 392 ンバル@たんちき 17/05/13 23:37:13 ID:MgXSoz/o NGネーム登録 NGID登録 報告
シエンネ
 ▼ 393 ドグラー@のろいのおふだ 17/05/14 01:38:05 ID:n3ZNsITw [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチナシ「……まさか、本人から処刑される事を認めるとはな……。」

N「10年前の彼はそんな感じで素直な人だったよ……。」

クチナシ「そんでお前はその素直な心に漬け込んで処刑の計画を立てたのか?」


N「そんなんじゃないよ。
……僕は10年前、彼に沢山の事を教わった。」

N「ポケモンを心から愛する事、真っ直ぐに立ち向かっていく心。
人間を信じられなかった僕に、人間を信じる気持ちも教えてくれた。」


クチナシ「ならそんな奴をなんで処刑させようなんて……?」


N「その5年後にまた彼から教わったからだよ……。」





N「どんなに純粋な心を持った人でも、きっかけさえあれば諸悪の根源となり得るということもね。」
 ▼ 394 ゲチック@こんごうだま 17/05/14 02:00:37 ID:n3ZNsITw [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチナシ「……なるほどな。」

N「結局人は心の奥底に悪を隠し持ってる穢れた生き物なんだよ。
5年前のサトシ君を見て思い知らされた。」クルッ

Nはそう言って振り返る。


N「やっぱり人間ってのは信用しないほうがいい。」スタスタ

Nは小声でそう呟いて総監室を後にした。


クチナシ「…………。」

アセロラ「どうするの?みんないなくなっちゃったよー?」

クチナシ「……俺たちも持ち場に戻るか。」

アセロラ「うん。」


スタスタ

クチナシ(……結局Nのビジョン通りに事が進んでるって事か。)


クチナシ「ったく……胸糞悪りぃオチになりそうだなぁ。」ボソッ

アセロラ「〜?」
 ▼ 395 イケンキ@チーゴのみ 17/05/14 03:16:17 ID:bpsNPpjo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 396 ーナイト@こだいのきんか 17/05/14 07:22:18 ID:yo9AarHk NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 397 レイハナ@みどりのプレート 17/05/14 11:45:40 ID:nrq6QtXk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 398 ータクン@ひかりごけ 17/05/14 19:40:14 ID:n3ZNsITw [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜西ビル・図書館25階〜 サトシ、クラスメイトside


事を終えたサトシ達は、再び図書館に戻ってきた。

サトシ「…………。」

一同「…………。」


サトシ「い、いやぁそれにしてもお腹すいたなぁー!」

一同「…………。」

サトシ「もうすぐ夕飯の時間なんじゃないか?俺今日まだ何も食べてないからほんと腹ペコでさ。
そうだ!みんなで食堂にでも行かない?」

一同「…………。」

サトシ「俺はカレー食べたいなぁ、いやラーメンもいいな。なぁ、みんなは何食べたい?」


マオ「サトシ……。」

サトシ「ん?どしたマオ。」

マオ「無理に明るくしなくてもいいよ……見てて辛い……。」


サトシ「…………。」
 ▼ 399 ノプス@ベリブのみ 17/05/14 22:24:20 ID:n3ZNsITw [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオの言葉を聞いて、サトシから作り笑顔が消える。


サトシ「……なんか、ごめんみんな。せっかく俺の事助けにきてくれたのに、結局こうなっちゃって。」

マーマネ「うぅ……やっぱりこんなのおかしいよ。このままサトシが処刑されたらずっと後悔することになる。
僕達も、サトシ自身も……。」

スイレン「そうだよサトシ、まだ生きてやりたいこと沢山あるんでしょ……?それにポケモンマスターの夢だって……こんな所で終わっちゃっていいの?」

ピカチュウ「ピカ……。」


サトシ「……大丈夫だよ2人とも。もう色んなことを捨てる覚悟はできてるから。」カチャ


サトシはそう言って、腕に付けていたZリングを外して机に置いた。

ロトム「ビビッ!?」

カキ「サトシ……お前……。」

サトシ「俺は明日からポケモントレーナーじゃ無くなる。Zリングももう必要ない。」

マオ「そんな……。」

サトシ「ポケモンたちの事も心配ない。イワンコは博士の所で、モクローは元いた巣に戻す。ピカチュウはオーキド博士の研究所で俺のポケモン達と仲良くくらしていける。」

ピカチュウ「ピカァ……。」ウルッ

 ▼ 400 ークイン@マックスアップ 17/05/14 22:29:43 ID:1UXcxChw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
どうなるんや・・・
支援
 ▼ 401 ワムラー@ギャラドスナイト 17/05/14 23:19:06 ID:n3ZNsITw [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシは2つのモンスターボールを取り出した。

サトシ「出てこいイワンコ、モクロー。」ヒュン

ポンッポンッ

イワンコ「キャン!」
モクロー「もくぅ。」

そしてピカチュウのモンスターボールを合わせた3つのボールをZリングと一緒に机の上に置く。


サトシ「イワンコ、モクロー、無責任でごめんな。俺がいなくなっても、幸せに暮らせよ。」

イワンコ「わう……?」
モクロー「くろぉ?」


スイレン「サトシ……。」ポロッ

マオ「こんなのって……。」


マーマネ「僕もう見てられないよ……。」ウルウル

カキ「くそっ……。」


リーリエ「……………。」
 ▼ 402 バイト@ジュカインナイト 17/05/15 14:07:33 ID:xbrEF/cs [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「それとさ……みんな。」

マオ「……どうしたの?」


サトシ「その、なんて言うか……今までありがとな。
アローラで過ごした時間は他の地方に比べて短かったけど、みんなのおかげですっごい楽しかった。」

一同「…………。」

サトシ「何も知らない俺に、みんながアローラのいいところを沢山教えてくれた。俺、アローラもみんなも大好きだ。みんなと過ごした事、ずっと忘れないからな。」


リーリエ「…………。」


マーマネ「サトシ〜〜……。」ポロポロ

スイレン「うぅぅ……。」ポロッポロッ


サトシ「……よっしゃ!これでやり残した事はないな。あとは明日の10時になるのを待つだけだ!」ニカッ


サトシ自身も寂しさと悲しみで心が潰れかけているのだろうか。
だが彼は持ち前の明るさでそれを振り払った。だか……


リーリエ「……忘れないって、無理に決まってるじゃないですか。」

さっきまで黙っていたリーリエが、口をあけた。
 ▼ 403 ンフィア@ペアチケット 17/05/15 18:31:23 ID:xbrEF/cs [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「え?」

リーリエ「人は死んでしまったら何もかも忘れてしまうんですよ?サトシが私達の事を覚えていられる訳ないじゃないですか……。」

マオ「リーリエ、今そんな事は……。」

リーリエ「……っ!」スタスタ

ガシッ

サトシ「……えっ、ちょっ!」

ドンッ

リーリエはサトシに歩み寄って両肩を掴み、その勢いのまま図書館の壁にサトシを押し付ける。


マオ「!?」

サトシ「痛っ……リーリエ、どうしたんだ?」

リーリエ「…………。」

サトシ「何か言いたいことがあるなら言っ……。 !」


サトシがリーリエの顔を覗くと、そこにはリーリエの悲しみと怒りが混ざった涙が止むことなく溢れおちていた。

サトシ「リーリエ……。」
 ▼ 404 ラップ@ジュナイパーZ 17/05/15 18:49:19 ID:yw3U2XsM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 405 ズレイド@ドクZ 17/05/15 21:43:10 ID:xbrEF/cs [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「分からないんですか……?死ぬというのは、そういう意味なんですよ?」

リーリエ「死んだら……サトシが大好きなポケモンバトルも二度と出来ない、ポケモンマスターを目指す事すら出来ない……何もできなくなってしまうんです……。」

サトシ「……ああ。」

リーリエ「ぐすっ……それだけではありません。
サトシが今までに感じた楽しい思い出も、ポケモンや私達との思い出も……ぜんぶ……全部忘れてしまうんですよ……?」ポロポロ


マオ「リーリエ……。」ウルッ

リーリエは涙ながらに必死に訴える。それを見たクラスメイト達の目にも涙が浮かんだ。


リーリエ「私も……もっとサトシと楽しい思い出を作りたい……
また6人揃っていつもの賑やかな日常を送りたいです……。1人でもいなくなってしまってはダメなんですよ……。」ポロポロ


リーリエはそう言いながら、自分の目をサトシの肩に押し当てて泣いた。

ピカチュウ「ピカチュ……。」ウルウル
モクロ「くろぉ……。」
イワンコ「くぅ〜ん。」


サトシ「リーリエ、俺……。」ジワッ
 ▼ 406 プラス@パワーリスト 17/05/15 23:53:24 ID:xbrEF/cs [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「俺だって……俺だって、もっとみんなと一緒にいたいよ!」

さっきまで笑顔を作っていたサトシの顔が少し険しくなる。

サトシ「カキとZ技の特訓したり、マオの新メニューももっと食べたい!
マーマネとアイス食べに行ったり、スイレンと海に遊びに行ったり……リーリエがポケモンを触れるようになるのをずっと応援していたいし……。」


サトシ「ポケモン達と一緒に強くなっていきたかった……!」

ピカチュウ「ピカァ〜……。」ポロポロ

マオ「うぅぅ……サトシィ……。」グスッ

カキ「くっ……。」ジワム


サトシ「まだ死にたくない……生きたいよ……。
やりたい事だって山ほどある!」


サトシ「でも……もう無理なんだ……もう俺には今までの日常は戻らないんだ……これが俺の運命だから。」ウルウル

リーリエ「うぅ……ひっぐ……。」ポロポロ


サトシはついに自分の思いを打ち明けた。
みんなに心配かけまいとずっと強がっていた彼が、初めてみんなに本音をさらけ出したのだった。
 ▼ 407 ガルデ@リバティチケット 17/05/16 07:20:42 ID:6W4RZVQ. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 408 ロトック@ギネマのみ 17/05/16 13:06:57 ID:YrUDW25Y NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 409 ィグダ@バクーダナイト 17/05/16 19:35:20 ID:iC9g0X6o NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
タッタッタッタッ


4人のクラスメイトが、サトシの前に集まってきた。

サトシ「みんな……。」


スイレン「うぅっ……サトシィ〜。」ポロポロ

カキ「俺たちも……お前と同じ気持ちだ。」グスッ

マオ「もっとサトシと……楽しい事したいよぉ。」ポロポロ

マーマネ「うわぁぁぁぁん!!サトシー!!」


サトシ「……や、やめろよ。そんなに泣かれると……俺まで……。」ジワッ

ピカチュウ「ピカァ……。」ポタポタ


リーリエ「ひぐっ……泣いていいんですよ、サトシ。」

リーリエがサトシの肩から顔を離して、そう言った。

リーリエ「辛い時は……みんなで一緒に悲しみましょう……そうすれば、きっと楽になれますよ……。」

サトシ「リーリエ……。」

 ▼ 410 ギアナ@やみのいし 17/05/16 21:25:00 ID:nKR2v7HI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 411 ャヒート@はがねのジュエル 17/05/16 21:35:28 ID:LeMTKRN6 NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「う……うぁぁ……。」ポロッポロッ


サトシは、今まで溜め込んでいたもの全てを吐き出すように泣いた。


マーマネ「ぐすっ……サトシ……。」

スイレン「ごめんね……私達、なんの力にもなれなくて……。」ポロポロ

カキ「お前に……苦しい事をずっと背負わせてしまってたんだな……。」

マオ「もっと……もっと早くサトシの気持ちに気づいていれば……。」

ピカチュウ「ピーカァ……。」


サトシ「何言ってんだ……みんな俺のこと助けようとしてくれたじゃんかよ……。俺、すげぇ感謝してるんだぜ……?」グスッ

リーリエ「当然でしょう……?私達、友達なんですからぁ。」ポロポロ

サトシ「うぅ……ありがとう……ほんとに。」


6人の涙は、泣いても泣いても悲しみで果てることなく、その悲しみを全員で分け合うようにしばらく泣き続けた。

ククイ「…うっ…くっ。」ポロッ

ロトム「……サトシ。」

 ▼ 412 プ・ブルル@ヒコウZ 17/05/17 06:36:25 ID:p0D.DGlY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援ロト
 ▼ 413 ットロトム@バグメモリ 17/05/17 11:47:53 ID:0zRhE1Qs [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜国際警察ビル・25階図書館〜 アラン、グズマside


アランとグズマは、図書館の大きな扉に寄りかかり、サトシ達の会話の一部始終を聞いていた。

『うわぁぁぁぁん!』

扉の向こうから聞こえてくる泣き声に、2人はただ黙って立ち尽くしていた。


アラン「…………。」

グズマ「……悪いな、サトシ。」ボソッ

アラン「…………。」

グズマ「おいアラン、そろそろ戻るぞ。気の毒で聞いてらんねぇ。」

アラン「…………。」

グズマ「はぁ……お前の気持ちも分かるが、もう決まっちまったことなんだ。どうしようもねぇよ。」


アラン「……グズマ。」

グズマ「あ?」


アラン「お前はこの計画の責任者として、まだサトシを処刑する事を正しいと思うか?」
 ▼ 414 メモース@ネコブのみ 17/05/17 13:00:52 ID:0zRhE1Qs [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グズマ「……なんだいきなり?」

アラン「いや、聞いてみただけだ。」


グズマ「……まぁ責任者の立場からしたらその計画には勿論賛成だ。」

アラン「そうか。」

グズマ「ただ、俺の心の中で反対してる自分がいるってのも確かなんだ。」

アラン「…………!」


グズマ「おい、なに驚いてんだ?俺にだって他人に同情する気持ちくらいあるわ。」

アラン「…………(知ってるさ、さっきクチナシさんと話してたのを聞いてたからな。)」


グズマ「……どうした?急に黙っちまって。」

アラン「それでグズマ……結局お前はこの計画の賛成派として、サトシの処刑を実行するんだな?」

グズマ「まぁ、そうなるよな。」


アラン「……なら俺は、計画の反対派として、何としてもサトシの処刑を阻止させてもらうぞ。」

グズマ「……は?」
 ▼ 415 ガルカリオ@サイコシード 17/05/17 18:57:59 ID:S/SJCi6. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 416 チャブル@ちりょくのハネ 17/05/17 20:29:56 ID:0zRhE1Qs [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アラン「心配するな、ただ邪魔する訳じゃない。
明日までにサトシを処刑させずに、世界を戻す方法を見つけ出すんだ。」

グズマ「いや……それは無理だろ。会議で出た他の案のほとんどが実現不可能って言われて却下されてるんだぞ?
お前1人でどうこうできるものじゃねぇ。」

アラン「そうだけど……今はそれしかサトシを助ける方法は無いんだ、やれることは全部やってやる。」



グズマ「お前……なんでそこまでしてサトシを……?」


アラン「……俺も……助けられたんだよ。あいつに……。」

グズマ「アランがサトシにか?」

アラン「そうだ。10年前、カロスにいた時にな……。」
 ▼ 417 ソクムシャ@ほのおのいし 17/05/17 22:50:05 ID:0zRhE1Qs [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アラン「俺はその時、ある組織に利用されていてな。組織が起こした犯罪に加担してしまったんだ。」

グズマ「10年前のカロス……もしかしてフレア団か?」

アラン「知っているのか?」

グズマ「まぁ、かなり歴史に残る事件だからな。」


アラン「そうか……俺も利用されていたとはいえ、その事件の協力をしてしまってたんだよ。」

アラン「その時全てを知った俺は絶望した。取り返しのつかないことをしてしまったんだと……。罪悪感で押し潰されそうになった。」


アラン「でもサトシは、俺を責めずに励ましてくれた。
それどころか、俺がフレア団に加担していたことには目もくれずに、組織の陰謀を止めることに協力してくれたんだ。」


グズマ「なるほどな……。」

アラン「あいつの言葉と行動に、俺はどれだけ救われたか ……。今の俺がいるのもサトシのお陰なんだ。」


 ▼ 418 ガエルレイド@しんぴのチケット 17/05/17 23:07:56 ID:0zRhE1Qs [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グズマ「それで、サトシに恩返ししたいと?」

アラン「……別に助けられたから助けたいって訳じゃないが、次は俺がサトシを救ってやりたいんだ。」


グズマ「そうか。なら早くした方がいいんじゃないか?明日の10時まで時間はないぞ。」

アラン「フッ……止めないんだな、俺の事。」

グズマ「止めたところで、お前はじっとしないだろ?分かりきったこと聞くんじゃねぇよ。」

アラン「それもそうか。」


グズマ「その代わり、やるからにはしっかり結果を残せ。後悔しないためにもな。」

アラン「当然だ。」


グズマ「ははっ。それじゃあ俺は戻るぞ。
明日お前がサトシの運命を変えることに期待するぜ。」スタスタ

アラン「ああ。必ず成し遂げてみせるさ。」スタスタ


そう言ってグズマとアランはそれぞれ別の方向に歩みだした。
 ▼ 419 ガバンギラス@あなぬけのヒモ 17/05/18 07:39:24 ID:EyQ1gRTQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 420 スブレロ@メカニカルメール 17/05/18 13:43:40 ID:.xVAm3/I NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 421 ンニュート@しめったいわ 17/05/18 21:44:23 ID:rz8FzXP. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜国際警察ビル・図書館25階〜 サトシ、クラスメイトside

午前0時


『zzz……。』

サトシを含めたクラスメイト達は、図書館にある大きな円卓を囲んで眠りについていた。


みんなで泣いたあの後、
サトシとの最後の思い出を作ろうという程で、その円卓を囲みクラスメイトとククイ博士、ロトムを合わせた8人で会話をして盛り上がっていた。


サトシの旅してた事や、それぞれの最近あった事など……
とにかく話題は尽きなかった。クラスメイトのことを色々知ることも出来た。


『最後はみんな明るくな』とククイ博士が言っていた。そのお陰で重い雰囲気にならず、笑い声が飛び交っていた。

まるでそこが図書館ということを忘れる位に……。




明日にはサトシがいなくなってしまうという事実が嘘だと思える位……。


いつも通りの笑顔でみんなが明るく振舞っていた。
 ▼ 422 ボミー@1ごうしつのカギ 17/05/19 07:37:37 ID:6eX6g0Dc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 423 エルオー@やまぶきのミツ 17/05/19 13:40:12 ID:pOZ9MgCU [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

リーリエ「………んっ。」パチッ

リーリエ(あら……?)キョロキョ.

リーリエは突然目を覚まし、あたりを見回した。

『zzz……。』


リーリエ「……あの後、みなさんも寝てしまってたようですね。」

リーリエは再び眠りにつこうとしたが、目が冴えてなかなか眠れない。

リーリエ「……少し、夜風にでもあたろうかな……。」スクッ

トタトタトタ

キィ---ッ


リーリエは、みんなを起こさないように静かに図書館を出た。


 ▼ 424 ゴーム@ハッサムナイト 17/05/19 13:49:02 ID:pOZ9MgCU [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パタンッ

ピカチュウ「……ピッ?」ピクッ


扉の閉まる微かな音で、ピカチュウが目を覚ました。

ピカチュウ「(ピカ、ピーカチュ。)」ユサユサ

ピカチュウがサトシを起こす。


サトシ「ん……?どうしたピカチュウ?」ゴシゴシ

ピカチュウ「(ピカァ。)」

サトシ「みんな寝てるのか……。こんな所で。」キョロキョロ

サトシ(……あれ?)


サトシは寝起きで辺りを見て、そこにリーリエがいないことに気づく。

サトシ「(ピカチュウ、リーリエがいないぞ?)」

ピカチュウ「(ピカピーカ。)」スッ


ピカチュウはサトシの質問に対して、指で図書館の扉を指して答えた。

サトシ「……どこか行ったのかな?)」
 ▼ 425 マタナ@きあいのハチマキ 17/05/19 14:01:07 ID:Q.UCbitE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 426 ソクムシャ@ミュウZ 17/05/19 15:44:36 ID:pOZ9MgCU [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜国際警察ビル・バルコニー〜


ヒュウゥゥゥゥ……


リーリエはバルコニーのベンチに座り夜風に当たっていた。その表情はどこか寂しげである。

シロン「コォ……。」グゥグゥ

リーリエ「…………。」ナデナデ

シロンはリーリエの膝の上で眠っており、リーリエはシロンの頭を優しく撫でながら、ただただ物思いにふけっている様子だ。


ポンッ

リーリエ「……っ!」ビクッ


突然、リーリエは肩を叩かれ、驚いて振り向く。その後ろにいたのは……。


サトシ「こんな所にいたら風邪引くぞ?」ニッ

ピカチュウ「ピーカチュ。」


リーリエ「サトシ……。」
 ▼ 427 ネッコ@シャドーメール 17/05/19 15:56:43 ID:pOZ9MgCU [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーー


サトシはリーリエの隣に座り、同じように夜風に当たる。


サトシ「眠れないのか?」

リーリエ「はい……少し目が冴えてしまって、バルコニーに出て気分転換をと思ったのですが……ごめんなさい、起こしちゃったみたいで……。」

サトシ「全然構わないさ。俺達も気分転換したいなぁ〜と思ってたとこだし!」

ピカチュウ「ピカチュ。」

リーリエ「そうですか。」クスッ



 ▼ 428 ラカッチ@うしおのおこう 17/05/19 15:58:35 ID:cwen2SBA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 429 リアドス@こおりのジュエル 17/05/19 22:36:47 ID:wWiHIImA NGネーム登録 NGID登録 報告
リーリエ「……それにしても凄いですよねサトシは。
いろんな地方を旅して、いろんなポケモンをゲットして、それにリーグにも出ていたなんて。」

サトシ「え?ああ、そういえばさっき話してたっけな。」

リーリエ「忘れてたんですか?」


サトシ「結構盛り上がってたから、なに話してたのかよく覚えてなくて……。」ハハッ

リーリエ「ふふっ、サトシらしいですね。」ニコッ


サトシ「でも俺は凄くなんかないよ。俺はただ、ポケモン達と一緒に強くなりたい。そう思って常に行動してただけだから。」ナデナデ

ピカチュウ「チャ〜〜!」


サトシ「それに、いっつもリーグ優勝できてないしなぁ……。俺もまだまだだったんだよ。」

リーリエ「でも私からみたら、サトシは十分凄いですよ!
そうやってポケモン達やいろんな事にまっすぐ向き合えるのも、私からしたら難しい事ですから……。」


サトシ「リーリエも十分凄いじゃん!
最初は全くポケモン触れなかったのに、短い間にシロンを抱き抱えられるようになったんだからさ!」

リーリエ「そっ、そんな……私なんてサトシと比べたら……。」アセアセ

 ▼ 430 ガピジョット@きんりょくのハネ 17/05/19 23:52:00 ID:pOZ9MgCU [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「別に比べる必要なんてないだろ?
俺は俺、リーリエはリーリエで目標は違うんだからさ。その目標に一歩近づけた事にもっと胸を張っていいと思うぜ?」

リーリエ「サトシ……。」


サトシ「でも強いてアドバイスするとしたら……やっぱ気合いだな、気合い!気合いがあればなんだって出来るからな!ピカチュウ!」グッ

ピカチュウ「ピーカチュ……。」


リーリエ「こ、これまた随分と大雑把なアドバイスですね……。」(汗)

サトシ「えっ、そっ、そんなことないだろ!なぁピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカ……。」ヤレヤレ

サトシ「ピカチュウまで!お前〜〜!」グリグリ

ピカチュウ「ピーカピーカァ!」ケラケラ


リーリエ「ふふふっ、もうサトシったらぁ。」

シロン「コォン?」ガバッ

リーリエ「あら?」

サトシ「あっ、シロン起こしちゃったか、悪い。」

ピカチュウ「ピーカ……。」ペコリ
 ▼ 431 ラマネロ@ヤゴのみ 17/05/20 10:17:54 ID:Url/J.YE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「はははっ!」ワイワイ

ピカチュウ「ピカピカァ!」


リーリエ「……………。」ジィ-


リーリエ(本当、サトシは元気がいいですね。
それでいてとても優しくて、とてもまっすぐで……。)

リーリエ(……自分が明日処刑される身であるのにも関わらず、私の事に気を使ってくれて……。)


リーリエ(そんな彼をいつも見ていて、気づいたら私、サトシの事を……。)ギュ

シロン「コン?」


サトシ「リーリエどうした?俺の顔になんかついてるか?」

リーリエ「えっ……!?い、いえなんでも!///」

サトシ「そうか。……とりあえず、そろそろ戻るか?少しここ寒いしさ。」

リーリエ「あっ、はい。」

サトシ「じゃあ行くぞピカチュウ。」

ピカチュウ「ピカァ。」ピョンッ
 ▼ 432 ッピ@メンタルハーブ 17/05/20 11:45:18 ID:Url/J.YE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「…………。」

リーリエ(明日にはもうサトシはいない……。)

リーリエ(わかってる事だけど、やっぱり……。)ズキッ


リーリエ(……もうサトシと話すことはできない。そう考えただけで、胸がすごく苦しくなる……。)ズキズキ

リーリエ(私達の友達、かけがえのない大切な……
そして私が初めて好きになった人……。)


リーリエ(もう……二度と会えない大切な人……。)ポタッ

ピチョン

シロン「コン……?」


無意識に出たリーリエの一粒の涙が、シロンの頭に落ちた。シロンが心配そうにリーリエを見つめる。


リーリエ(あっ……また涙が……困りましたね、博士に笑顔でって言われたのに……。)ポタッポタッ

シロン「コォ〜ン……?」

リーリエ「う……うぅ……。」ギュッ

 ▼ 433 ラチーノ@サイキックメモリ 17/05/20 22:45:02 ID:FqxMbcOY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 434 ダック@イナズマカセット 17/05/21 10:58:13 ID:2cH0C.iM [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「あれ……リーリエ?戻らないのか?」クルッ

リーリエ「……っ!」バッ


サトシに泣き顔を見られそうになり、咄嗟に顔を手で覆う。

サトシ「……リーリエ?どうしたんだ……?」キョトン

リーリエ「な、なんでもありません!」ゴシゴシ


サトシ「なんでもない訳ないだろ。」バッ

リーリエ「……ぁ…。」


サトシはリーリエの手を顔から離した。

サトシ「………。」

リーリエ「……すみませんサトシ、博士に笑顔でって言われたのに、私……また……。」ポロポロ


ピカチュウ「ピカ……。」

シロン「コォン……。」

 ▼ 435 モネギ@ゴスのみ 17/05/21 11:00:34 ID:0yPrnSH6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 436 ネボー@ゆきだま 17/05/21 11:22:38 ID:2cH0C.iM [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「あなたがいなくなると思う度に……私……胸が苦しくて仕方ないんです。」

サトシ「リーリエ……。」


リーリエ「……どうしてですかね……もう出る涙は残ってないと思ってたんですけど……。」ポタポタ


サトシ「…………。」ポンッ


サトシは、リーリエの肩に手を置いた。

リーリエ「サトシ……?」

サトシ「リーリエその、なんていうか……
俺こういう時に気を使ったこと言えないんだけどさ、俺、またリーリエ達に会いに行くよ!」

リーリエ「……え?」

サトシ「俺は明日には死んじゃうけど……
もし俺が同じ世界で人として生まれ変わったら、必ずポケモンスクールに行って、リーリエ達とまた友達になる!だからきっとまた会えるさ!」

リーリエ「……ぁ…。」


リーリエは分かった。サトシが自分の事を励ましてくれていることに。
勿論生まれ変わってまた会えるなんて不可能な話だか、それでもリーリエは心が軽くなるのを感じた。

 ▼ 437 グトリオ@ブレイズカセット 17/05/21 11:38:10 ID:LDcq4F4A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
涙腺崩壊した…
 ▼ 438 ーパ@おしえテレビ 17/05/21 16:15:02 ID:2cH0C.iM [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「だからもう泣くなよ。」ニコッ

リーリエ「グスッ……ありがとうございますサトシ……。」ゴシゴシ


ヒュンッ

その時、夜空に一筋の光が通った……。


サトシ「あっ……みろよリーリエ!」バッ

リーリエ「え?」クルッ


リーリエはサトシが指を指した方を見る。
そこには暗い夜空に輝く一筋の流れ星……。

リーリエ「……あ…。」


ヒュン  ヒュン   ヒュン


その流れ星に先導されるように、次々と新たな流れ星が夜空を飛び交う。

リーリエ「綺麗……。」

サトシ「スッゲー!」
 ▼ 439 マコブシ@マックスアップ 17/05/21 16:28:39 ID:2cH0C.iM [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「流星群ですね……中々見れるものではありませんよ……。」

サトシ「ああ。」

ヒュン   ヒュン


サトシ「……なぁリーリエ!」

リーリエ「なんですか?」


サトシ「俺、今見てるこの流星群、ずっと忘れないからな。」

リーリエ「……え?」

サトシ「これは、俺とリーリエの最後の思い出だ。
もう会えなくても、お互いの記憶に思い出として残しておけば、いつだって一緒さ!」

リーリエ「サトシ……。」

サトシ「リーリエもこの流星群を見た事、忘れるなよ!」グッ

リーリエ「……勿論です!サトシ!」バァァァ



サトシとリーリエは、流れる流星群を目に焼き付けるように眺めていた。
この景色がお互いにとって、絶対忘れたくない大切な思い出となるのだから……。
 ▼ 440 エルコ@ハートスイーツ 17/05/21 20:34:57 ID:VtG7U2W6 NGネーム登録 NGID登録 報告
〜国際警察ビル・情報管理室 51階〜 アランside


午前4時


アラン「…………。」カタカタカタ

アランはサトシを助ける手段を見つける為、ただひたすらコンピュータを操作している。
しかし、作業は難航していた……。


アラン(くそっ、これだけ模索しても世界を救う方法が見つからないなんて……
サトシ処刑の時間まであと少しだってのに!)ガァン!


募る苛立ちを抑えきれずにアランは机を強く叩く。

アラン(落ち着け……あと6時間ある。それまでに新たな方法を見つけないとな。)カタカタカタ





 ▼ 441 ーホー@サイコシード 17/05/21 21:07:32 ID:PgG3SAbM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 442 ンリキー@まんたんのくすり 17/05/21 21:45:27 ID:cW5EyDLo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
楽しみ楽しみ
支援
 ▼ 443 ルマッカ@ふしぎなおきもの 17/05/21 22:14:53 ID:mX042642 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 444 ロバレル@カイスのみ 17/05/22 14:06:27 ID:Nk6hzZas NGネーム登録 NGID登録 報告
アラン「…………!」ピタッ


突然アランの手が止まった。

アラン「これは……没になった計画のデータか……?」


コンピュータのモニターに映し出されたのは、
以前 "世界救出計画考案会議" という、国際警察が中心となり数回に渡って開催された会議の中で、
考案されたが没になってしまった計画のデータだった。


アラン(……この中にあるデータに探りを入れてみたら、もしかするとサトシを助ける手段があるかもしれない。)

アラン(でも……一度没になった計画が果たして通用するのか?)


アラン(……考えてる場合じゃないな。今はこれに賭けるしか方法がない。何としても明日の10時までに間に合わせなければ……。)

カタカタカタカタ……
 ▼ 445 ルケニオン@カゴのみ 17/05/22 18:20:14 ID:3q/9VGWk [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


……3日前、サトシは突然拐われた。


急な出来事にサトシ自身もクラスメイト達もかなり動揺していたが、
クラスメイト達はサトシを助けに行くことを決意した。


しかしそこで明かされたのはサトシの拐われた理由……処刑されるという事。


サトシが死ぬことにによって、世界崩壊の原因である5年後のサトシの存在を消滅させる。それが国際警察の真の狙いだった。





そしてついに……サトシの処刑が実行される時がやって来る…………。



午前9時(刑の執行まで残り1時間。)
 ▼ 446 レフワン@はかせのふくめん 17/05/22 21:26:39 ID:3q/9VGWk [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜国際警察ビル・54階 大処刑場 入口〜 サトシ、クラスメイトside


クラスメイト達は、サトシと共に極秘エリア54階に来ていた。今は処刑場の扉の前にいる。

カチャッ

警備員がサトシに手錠を掛けた。

サトシ「…………。」

一同「…………。」


警備員「……これで大丈夫だな。」

警備員「おい坊主、もうすぐ処刑場に入る時間だ。友達に言い残したいことがあるなら今のうちに言っておけ。」


サトシ「……わかりました。」

サトシはそう返事をすると、リーリエ達の方に顔を向ける。


マオ「サトシ……。」

ククイ「…………。」

 ▼ 447 wGiHMAH5Hk 17/05/22 21:36:39 ID:goxPkVd6 NGネーム登録 NGID登録 報告
うわあぁ、処刑されちゃうよ〜
支援
 ▼ 448 オー@ウイのみ 17/05/22 21:39:28 ID:DffgM/Is NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アラン〜
支援
 ▼ 449 ュワワー@ゴーストメモリ 17/05/22 23:08:10 ID:3q/9VGWk [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「みんな……ごめんな、こんな形でお別れする事になってさ。」

一同「…………。」

サトシ「リーリエ、マオ、カキ、スイレン、マーマネ、ククイ博士。みんなそれぞれ個性があって、面白くて、それでいてみんな優しくて……。」

サトシ「俺、みんなと出会えてほんとに良かったと思ってる!」

カキ「……俺たちも同じ気持ちだ。」

スイレン「うん、サトシと出会えて私達……ほんとに楽しかった!」

サトシ「ああ。」コクッ


サトシは静かに頷くと、まずは右端にいるマーマネの方を向いた。


サトシ「マーマネ、俺の特訓の手伝いしてくれたり、アイスが美味い店とか連れてってくれてありがとうな。すげぇ楽しかったよ。」

マーマネ「……僕の方こそありがとう……サトシとの楽しかった思い出、ずっと忘れないよ!」

サトシ「俺も忘れないさ、絶対な!」
 ▼ 450 ネコ@ハートのウロコ 17/05/22 23:48:53 ID:3q/9VGWk [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「マオ。」

マオ「うん……。」

サトシ「マオの料理、すっげえ美味いから……もう食べられないって思うと残念だけど……。
マオのアイナ食堂をアローラ1の食堂にしたいって夢、マオなら絶対にできると思う!だってあんなに美味い料理作れるんだからさ!」

マオ「サトシ……ありがとう。私、もっともっと料理が上手になれるよう頑張るからね!
サトシの期待に応えるためにも!」

サトシ「ああ、マオならきっと大丈夫だ。」



サトシ「スイレン。」

スイレン「んっ……。」ウルウル

サトシ「俺に海のことについて色々教えてくれたり、よく海に遊びに行ったり……スイレンのおかげで俺、海がもっと好きになれた!ありがとう。」

サトシ「それと、バルーンの練習頑張れよ。スイレンの夢の為にもさ!」


スイレン「うん……。私、サトシが応援してくれたからあそこまでバルーン上達できたんだと思う。

私とアシマリの夢もそうだけど、今度からはサトシの為にも……バルーン頑張るからっ……。応援しててね、サトシ……!」ポロッポロッ

 
サトシ「当たり前だ!ずっと応援してるからな。」
 ▼ 451 シレーヌ@アイスメモリ 17/05/23 13:43:04 ID:pSTHoDGw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「カキ。」

カキ「おう。」

サトシ「俺、アローラに残るって決めたきっかけ、カキがあの時出したZ技を見たからってのもあるんだ。」

カキ「俺の……?」


サトシ「ああ。あの時のバクガメスのZ技に俺すっげぇ興奮してさ!
俺も使えるようになって、もっと強くなりたい!そう思えたんだ。ありがとう、カキ。」

カキ「ふっ……俺も、サトシの様なライバルが出来てほんとに良かったと思ってる。これからお前の分までもっと強くなってやるからな!見とけよサトシ。」グッ

サトシ「ははっ、言ってくれるぜ!」



サトシ「リーリエ。」

リーリエ「はい。」ジワッ

サトシ「リーリエがポケモンに触れる様になるためにもっと協力したかったけど……もう側で応援出来なくなっちゃってゴメンな。」

サトシ「でもリーリエならいつか触れる様になるはずさ!だってこんなにポケモンの事大好きで、色々知ってるんだから、絶対に出来るよ。」


リーリエ「……っはい!私もサトシを見習って、自分の目標に向けて"気合い"で頑張ります!
そしていつかは、サトシの様な素敵なポケモントレーナーになれるようになって見せますから……!」ウルウレ

サトシ「ああ!"気合い"で頑張れよ!」グッ
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