ククイ「みんな座れ！転校生を紹介する」

生徒「ワクワク」

ククイ「入ってこい」

　
ｽﾀｽﾀ


ククイ「こいつがこのクラスの新しい生徒、シンリだ」

シンリ「……」

ククイ「おいシンリ、自己紹介」

シンリ「……シンリだ」

生徒「……」

ククイ「……あっ、まあみんな仲良くな！シンリ、お前の席は」

シンリ「……」ｽﾀｽﾀ

シンリ「……」ｽｯ

ククイ・生徒「……」

ククイ「ま、まぁいい。10分後に授業だからそれまでに準備をしとけよ」

センリ？

威圧的ククイ嫌い

シンリ「……」

マーマネ「ねぇ？なんか、転校生絡みにくくない？」　

マオ「う、うん……なんかそうだね」

リーリエ「そんなこと言っちゃいけませんよ、意外と人見知りなだけなのかもしれませんよ？」

スイレン「そうかな……」

カキ「ポケモンは持ってるのか……？」

サトシ「よぉシンリ！」

5人「サトシっ！？」

シンリ「……」

サトシ「俺、サトシ！俺もカントーからの転校生でさ、ここに来てからまだそんなに経ってないからアローラのことについてあまり詳しくないけど、同じ転校生宜しくな！」

シンリ「……」

サトシ「……」

マオ「ちょっとシンリ！サトシが挨拶してるんだから挨拶くらい返しなさいよ！」

サトシ「いやマオ……」

シンリ「……」

マオ「転校生のくせに、随分失礼な態度取るわね？」

サトシ「まぁまぁマオ、いいんだよ。初めはお互いよく知らないし警戒することもあるだろ？少しずつ仲良くなればいいんだよ」

マオ「サトシがそういうなら……」

シンリ「……」

ククイ「授業を始める！1限は算数をやるぞ！えーと、今日は距離の問題だな！」

ククイ「教科書P53ページだ。ケンゴくんは時速5kmで10km歩きました。さて何分かかったでしょうか？……という問題だが、サトシわかるか？」

サトシ「えっ俺？う、う〜ん……1分？」

ククイ・5人「www」

サトシ「な、何だよ？何で笑うんだよ！」

マオ「1分で10kmも歩けるわけないでしょwwwひー、お腹痛いwww」

リーリエ「そーですよ、時速5kmの意味が無くなるじゃないですか」

ククイ「じゃあ、シンリ分かるか？」

シンリ「……120」

ククイ・生徒「……」

ククイ「あっ、正解だ。よく分かったなシンリ！」

シンリ「どうも」

ドラクエにいたようないなかったような

ポケモンスクールで算数とか草

シンリのサイコパス感

マオ「へぇ、転校生のくせに勉強できるんだ？」

シンリ「……」

マオ「……」ｲﾗｯ

スイレン「マオ、落ち着いて」

ククイ「この問題を解説するぞ？特にサトシはこの問題の意味を理解しような？」

サトシ「は、はい……」

ククイ「時速5kmと言うのは……」

シンリ「……」

マオ「……」ﾁﾗｯ

マオ(あいつ、真面目に授業受ける気あるのかしら？ずっと外ばかり見てるじゃない！)

シンリってやつ今までのアニポケで出てきたの？
初代アニポケエア視聴ですまん

>>8
完全オリジナルキャラクター
何処かのゲームや漫画のキャラではない

当たり前のようにしれっと入ってくるケンゴ

オリキャラ……！？これは黒歴史になる予感がしますねぇ……

>>15
お前頭悪そうだな

ハーメルンかなろうでやれと言いたい
BBSでやったら間違いなく黒歴史になる

>>13
ええ…なんかオリキャラってヤバそうだが…
まぁ俺は支援するけどな

マオ「ちょっとシンリ！」

スイレン「マ、マオっ！」ｱﾀﾌﾀ

シンリ「……」

マオ「朝のことと言い、国語や算数の授業はククイ先生の話を聞いてないし、やる気あるの！？」

リーリエ「マオ、そんな取り乱さないでっ！」

シンリ「……ククイ先生の質問にはちゃんと答え、正解しただろ？ちゃんと授業の内容は理解しているし、何か文句あるか？」

マオ「くっ……な、何でもかんでも合ってたら良いってもんじゃないでしょ！」

カキ「マオ、もういい。そんなやつ相手にするな」

マオ「カ、カキ……」

カキ「マオにお前のその態度を指摘されても更正しないということは、つまりそういうことだろ？別に俺はお前を非難するわけではないが、お前がその態度を変えない限りは俺はお前と仲良くするつもりはない」

シンリ「……」

カキ「じゃあ行こう。サトシ、今日もZ技の練習をしよう」

サトシ「おう、いいぜ！」

シンリ「……」ﾋﾟｸｯ

カキ「じゃあ早速グラウンドに……」

シンリ「おい、ちょっと待ちな」

カキ「何だ？今更謝ったところで……」

シンリ「お前、Z技継承者か？」

カキ「……ああ、それがなんだ？」

サトシ「Z技を知ってるのかお前！？」

シンリ「ああ知ってるぜ？俺はアローラ出身ではないが、Z技を使うトレーナーと対峙したことがある」

カキ「じゃあ、お前もZ技を……？」

シンリ「は？何言ってんだお前？」

生徒「！？」

オリキャラだろうと何だろうと黒歴史になるのは最終的に駄作だったときだけ

支援

シンリ「そうかそうか……Z技ね……フフ、フフフ……ハハハハハ！！」ゲラゲラ

カキ「な、何がおかしいっ！！」

シンリ「まさかここにZ技使うやつがいるとは……時代も落ちぶれたもんだ」

カキ「な、何を言っていやがる……」ギリッ

シンリ「いやぁ失敬失敬。当時Z技継承者と対峙したって言っただろ？」

生徒「……」

シンリ「ガラクタリングつけてガラクタな宝石をポケモンに持たせて、変な動きと糞だせぇネーミングから繰り出されたが、何が起こったか不明なまま、ボッコボコにしてやった」

シンリ「それで分かったんだよなぁ。Z技を使ってる奴は、自分は周りよりも特別人間であることを盲信して、Z技に依存しなきゃ結果も残せない、実際実力もねぇ弱い奴だってことをなっ！！」

サトシ「お前っ！！」

カキ「貴様っ！Z技を愚弄するのかっ！！」

サトシ「カ、カキ？」

シンリ「あっ？」

カキ「Z技はアローラの各島を巡り、厳しい試練を乗り越え、伝授できる者は滅多にいない神聖な技だっ！それにはポケモンとの絆も試され、ポーズも技もポケモンに思いを伝えるのに大切な儀式なんだっ！Z技に必要なZリングやZクリスタルも希少なものなんだ！それを侮辱した貴様を俺は許さないっ！！」

シンリ「……」

サトシなら1分で余裕だろ……・・……(-。-) ボソッ

支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援

シンリ「そんなの聞き飽きたぜ。どいつもこいつもお前のようなことばかり言う。反論なんかに時間を使う暇があるなら、大人しくZ技のおままごとでもしとけよっ！ハハハッ！！」

カキ「もう我慢できねぇ……俺とバトルしやがれ！Z技の本当の力ってのを見せてやるっ！！」

シンリ「あーん？なんでてめぇなんかとバトルしなきゃいけねぇんだよ？どうせあいつらの二の舞になるだけだ、結果がみえてるのにやる意味ねぇよ」

カキ「ただとは言わない。もし俺がお前に負けたらZリングとZクリスタルをお前にくれてやるよ」

シンリ「あ？」

サトシ「カキ！そこまでしなくてもいいだろっ！」

カキ「いや、そこまでの覚悟を見せないとあいつは応じない」

カキ「それに、俺は負けるわけがない。何故なら、寝る間も惜しむことなくバクガメスとZ技の特訓に捧げてきたからだっ！」

シンリ「ふーん、いいねぇ……気に入ったぜ、その覚悟ってやつをよ……」

シンリ「俺が勝てば、そのリングとクリスタルのやりぁ、ぶっ壊してもいいんだよな？」

生徒「なっ！！」

カキ「ああ、俺が負けたらZリングとZクリスタルはお前がどう扱おうが自由だ」

シンリ「いいぜ、その条件ならやってやるよ。俺が負けたらZ技を侮辱したことを謝罪してやるぜ」

ゴウカザル連れてきてカクトウz使え

Z発表時の俺のようでワロタ

シンジ意識した感

ククイ「よしっ、みんな理科の準備はできて……ってあれ？みんなどこだ？」ｷｮﾛｷｮﾛ

ククイ「あっ！あいつらグラウンドにいやがる！おいお前ら、教室に戻れ！！」

リーリエ「あっ、ククイ先生！すみません、今それどころじゃないんですっ！」

ククイ「ど、どういうことだっ！？」

リーリエ「唐突ですが、カキとシンリがバトルすることになりました！理由はカクカクシカジカマルマインですっ！」

ククイ「何っ？シンリがZ技を侮辱してカキが憤怒し、バトルの展開になっただと！？今すぐ俺もそっちへ行く！！」ﾀﾞｯ

スイレン・マーマネ(なんで、カクカクシカジカマルマインで内容把握できたんだろう？)

急に凄え喋り出して草

支援

転校初日だから緊張してたのかな？

ククイ「おいお前ら！何を勝手にバトル始めようとしてるんだ！やめろ！！」

カキ「すみませんククイ先生、授業を潰してしまう形になりますが、俺はZ技を馬鹿にしたあいつを許せない」

ククイ「カキ……」

ククイ「っていうかシンリ！なんでお前はカキを怒らせるようなことを言うんだっ！」

シンリ「……別に良いでしょうよ、事実なんですから」

ククイ「シンリ、お前な……」

マオ「ククイ先生、もういいからっ！邪魔しないでっ！！」ｸﾞｲｯ

ククイ「お、おいマオ！引っ張るなって！白衣が破れるから……」ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ

あのさ、少し聞きたいけど
オリジナルポケモンって出してもいいと思う？
いわゆる、僕が考えたポケモン的な……

……シンリは単に不器用でバトルをしたかったからわざわざ煽ってカキとバトルするのか、
それとも悪意からの行為なのか…

というかシンリよりマオの性格がトゲトゲしくて苦手だ…

支援

SSのマオってビックリするくらい意地悪い性格が多いよな
そこがちょっと気になっちゃう

オリポケでフルボッコにするとかならやめといたほうが良いと思うよ

>>36
うーん…分かりやすければなんでもいいよ!!

>>39
勝敗は置いといて、フルボッコにするわけではないから安心して

マオはサトシみたいな感じなんだけど、シンリがウザいのでこれはキレていい

>>38
うん…
まあSS自体は面白かったりするんやけどね…

支援

>>36
原作にいない人間……原作で描写されていないだけであって、そういう奴がいてもおかしくはない

原作に存在しない種のポケモン……世界観的に無理がある

まぁ、納得の行く説明つけられるなら良いんじゃない？

シンリ勝利希望

>>44
読者を納得させられるように頑張るわ

あと、今日は寝る

出身地方名は明かす？

なんだこれ、スゲえ面白い！
超絶支援！！！！！

これは黒歴史になり得ない

黒歴史確定ですね
まぁ支援

シューベルトかな？

オリポケはやめたほうがいい

>>53
これ

シンジに見えた

力がマイナス一億で防御がめっちゃ硬いオリキャラ作ったの思い出した…。黒歴史だったなぁ…

オリポケについて見た目とかちゃんと説明できんの？よくわからん奴が戦ってても面白くないぞ。

>>6
これ、
転校生のくせに…これ一回言われると遠慮しちゃってなおさら馴染めなくなる
(自分語りだったかも)

オリポケはちょっと無理があると思う。
オリポケ考えた見たいなスレだったらいいと思うけど、ＳＳではちょっと…アレだと思う。

シンジのパチモンやんけ

ナッシュ・ゴールドJr.っぽい奴だな
シンジに似てたけと違った

このオリキャラウザいからを皆でフルボッコしてほしいわ

>>58
転校生のくせに〇〇とか言われてもただただ戸惑って疎遠になり、
ケンカっ早い性格だとケンカになっちゃって溝が深まるだけなんだよね…

マオはなんかのテレビ番組かなんかに感化されて転校生は勉強ができないものと思い込んでるんだろうか……？
とにかくこのマオ(とカキもまあまあ含む)のウザイというかトゲトゲしい性格は苦手。
シンリが悪意からバトルを仕掛けたならフルボッコだドン！みたいな感じがよかったかな…
でも面白いから支援！

オリキャラとポケモン以外のキャラクターが戦闘して成り立ってたSSを知ってる

ククイ「ったく、何だってんだ……」

マオ「私ね……」

ククイ「…！」

「Z技の試練を受けたことないし、使ったこともないから偉そうにシンリを説教するなんてことはできない。でもカキはアローラの島々を巡って、厳しい試練にも突破してやっとの思いでZ技を手に入れたことを誰よりも知ってる。なのに、あいつはカキの努力をいとも簡単に踏みにじった……私はあいつを絶対許せない」

ククイ「マオ……」

サトシ「俺も同じだぜマオ」

マオ「サトシ？」

サトシ「俺も最初は、試練を受けずにカプ・コケコに譲り受けただけだから、Z技なんてただのバトル強化アイテムだと思ってた。でも俺とZ技を使うピカチュウやモクロー、イワンコとハラさん、そしてカキにZ技の凄さってのを教えてもらった。Z技はポケモンとの絆がいかに重要であることを教えてくれる素晴らしいものなんだ！」

ククイ(……そうだな、サトシ)

サトシ「大丈夫だマオ！カキはZ技を馬鹿にするあいつなんかに絶対負けねぇ！あいつがZ技を習得した後も努力し続けているのは、何よりも俺たちが知ってるじゃねぇか！」

マオ「…うん、そうだね！カキ、頑張って！！」

サトシ「カキ、その生意気転校生をフルボッコにしてやれ！！」

リーリエ・スイレン・マーマネ「カキ、ファイトぉぉぉ！！」

ククイ(…カキ、お前の努力が実ってなのか、こんなにも応援してくれる仲間がいる。だがな、これを持ち出したのはお前、すべてお前の責任だ。だから俺は公平にジャッジするぞ。Z技を馬鹿にしたことを取り消すのはお前の仕事だ。お前のそのZ技でシンリをコテンパンにしてやれ！)



「……」

ククイ「このバトル、俺が審判を務める。バトル形式は1対1、それでいいな2人とも！」

カキ「はい！」
シンリ「……」

カキ「行くぞバクガメス！！」ﾎﾞﾑｯ

バクガメス「ガメェ！！」

シンリ「…へぇ、そいつがさっき言っていたバクガメスなのか。初めて見るなぁ」

カキ「バクガメスを知らないのか？」

シンリ「俺はアローラ出身じゃねぇって言っただろ？知らねぇよ、そんなポケモン。まぁ別にいいや、どっちにしろ“公平だと思う”しな」

カキ「どういうことだ？」

シンリ「いけっ、オーカサス！」ﾎﾞﾑｯ


オーカサス「カサァァァァス！！」ﾄﾞﾝｯ


ククイ・生徒「！！」

サトシ「なんだあのポケモン！？ロトム、あのポケモン……あっ、先週故障したから修理に出してたんだった……」

スイレン「何、あのポケモン……見たことない」

リーリエ「全長だとバクガメスぐらいありそうです。頭に長く伸びた鋭利な角が4つと、その真ん中に透き通った黄色の四錐体の角がありますね。どういう戦い方をしてくるのでしょうか？」

マーマネ「なんか全身トゲトゲしてるね？羽っぽいのあるけど、格納しているのかな？」

マオ「せこくない！？私たち、あんなポケモン見たことないし、全然フェアじゃないじゃない！」

リーリエ「いえ、そうでもありません。シンリもバクガメスは知らないとおっしゃってましたし、お互いのポケモンのタイプや技、特徴を探りながら戦うことになるでしょうね……」

サトシ「うーん……」

リーリエ「どうしましたサトシ？」

サトシ「あいつ、どっかで見たことあるんだよなぁ……」

カキ「オーカサス……見たことないな」

シンリ「おっ、やっぱりか。だったらフェアだな。お互い見たことない者同士、Z技以上に楽しいバトルになりそうだぜ」

ククイ(俺も長年博士をやっているが、あんなポケモンを見たことがない。しかし、あのポケモンに似ているな…気のせいか？)

カキ「先生、さっさと始めましょう！」

ククイ「あっ、そうだな！準備はいいな？それじゃ、バトル開始っ！！」



カキ&バクガメスVSシンリ&オーカサス

コーカサスオオカブト？じゃないよな

カキ「先手必勝だ！バクガメス、火炎放射！！」

バクガメス「ガメェェェ！」ﾎﾞｫｫｫｫ

シンリ「オーカサス、いわなだれで相殺しろ！」

オーカサス「カサァァァス！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

カキ「…いわなだれを使うという事は、岩タイプか？」

シンリ「さぁな？ご自分の頭でオーカサスのタイプを推理してみろよ」

シンリ(かといっても、俺もバクガメスのタイプは分からねぇ。しかし、いきなり未知のポケモンに炎を使ってきたという事は、炎タイプの可能性が高いな。一致技は威力が上がるから、その線が妥当だろう……)

大阪？

カキ「どうした？仕掛けてこないのか！？」

シンリ「おっ、仕掛けていいのか？だったらお言葉に甘えて……ピラミッドホーン！！」

カキ「！！」

オーカサス「カサァァァァス！！」ｽﾞｽﾞｽﾞ……

カキ「避けろバクガメス！！」

バクガメス「ガメッ！！」ｽｯ


ズドォォォォン！！


バクガメス「…ガメ……」

カキ(…かろうじて避けられたが、なんて威力だ……)

シンリ「へぇ、初見にしてはよく回避できたもんだ」

カキ「その真ん中の角からエネルギーを溜めて、エネルギー弾を発射する仕組みのようだな」

シンリ「まぁな、頭冴えてるじゃないか。因みに、非接触物理技な！」

カキ「バクガメスいけるか！？」

バクガメス「ガメッ！」

カキ「よしっ、いけっりゅうのはどう！！」

バクガメス「ガメェェェ！」ｽﾞﾘｭｳｳｳｳ

シンリ「……！」

オーカサス「…っ！」

カキ「！」

オーカサス「カサァァァァス……」ｽﾞｻｧｧｧ

カキ(避けなかっただと…いや、動けなかった……？もしや、あのピラミッドホーンという技、相当なエネルギーを費やすのじゃないだろうか？あと、りゅうのはどうが効いていた……？)

シンリ「考えている暇なんざ与えないぜ？オーカサス、いわなだれ！！」

カキ「しまった！避けろバクガ…」

オーカサス「カサァァァァス！」ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

バクガメス「ガメェェェ……」ｽﾞｻｧｧｧ

カキ「すまない、バクガメス！大丈夫か？」

バクガメス「ガメェ…！」ｽｯ

シンリ「……ふーむ、そいつほのお・ドラゴンだな？」

カキ「むっ？」

シンリ「いやぁ、俺は【りゅうのはどう】という技を初めて知ったのだが、ドラゴン技が抜群とれるタイプはドラゴンのみしかないし、そもそもドラゴンタイプじゃなければ覚えさせる必要がない。さらに、いわなだれが思った以上に効いていたし、最初に火炎放射を使用したところから、ほのお・ドラゴンタイプじゃないかな…ってな」

カキ「さぁな？例え合っていたとしても俺は何も答えない。せいぜい、お前のその賢い頭でバクガメスのタイプを探り続けて、勝手に確信しときな」

シンリ「……」

カキ(防御が高くてかろうじて助かった。しかし、りゅうのはどうは初見のくせに、ドラゴンタイプと見極めやがった！ただ、あいつの発言が引っ掛かる…ドラゴン技が抜群とれるタイプはドラゴンのみ…？オーカサスはドラゴンタイプ…なのか？確かにりゅうのはどうは効果絶大であったし、その可能性は高いな。あとピラミッドホーンのタイプを知ることができれば大きな手掛かりになりえるのだが……)

ククイ(お互いの知らないポケモンを探り、そして読み合い、こりゃとんでもないバトルだな……)

マオ「すごいねカキ！あんな見たことないポケモンと渡り合ってるよ！」

サトシ「いや、シンリもすごい。こんな短いバトルでバクガメスのタイプを当てやがった……」

マオ「ちょっとサトシ！なんでシンリのことを褒めてるのよ！」

サトシ「あっ、いや、2人のバトルが凄くてつい……」

カキ「考えるのは後だ！りゅうのはどうだ！！」

シンリ「メガホーン！」

バクガメス「ガメェェェ！」ｽﾞﾘｭｳｳｳｳ

オーカサス「カサァァァァス！！」ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

サトシ「メガホーン……？はっ、思い出した！！あいつ、ヘラクロスにそっくりじゃないか！！」

生徒「ええっ！？」

カキ「確かに言われてみれば……そいつ、ヘラクロスの進化形か何かなのか？」

シンリ「……んー、まぁ隠すことではないな。そうだ、そいつはヘラクロスの通常進化形態だ」

ククイ「やはりそうだったのか！」

リーリエ「ヘラクロスの進化形…がいたのですか……？」

サトシ「マジかよ…ヘラクロスに進化形がいたのか……すげぇ！」

マオ「なんで喜んでるのよサトシ！」

サトシ「えっ…いやまぁ……」

カキ「そうなると、そいつは虫・格闘タイプ…か？」

シンリ「さぁねぇ？これまでのバトルから考えてみれば？」

カキ(ヘラクロスの進化形か……となると、メガホーンを使ってきたから虫タイプは入っていそうだな……もしやピラミッドホーンも虫技なのか？いわなだれをよく使ってくるから、岩タイプ？しかし、りゅうのはどうの反応からして、ドラゴンタイプの線も考えられる……岩ドラゴン？虫ドラゴン？虫岩？それとも……)

マオ(カキ……)

カキ「ちっ、考えてもいても埒が明かねぇ！バクガメス、勝負をつけるぞ！火炎放射！！」

シンリ「そんな雑魚技で勝負つけれるかよ！いわなだれ！！」

バクガメス「ガメェェェ！」ﾎﾞｫｫｫｫ

オーカサス「カサァァァァス！！」ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ


ドカァァァァァァァァァァァァァン！！


ククイ「うおっ！！」

生徒「くっ！！」

シンリ「ちっ、砂埃が邪魔だぜ」


キィィィィィィィィン…！


シンリ「ん？」


カキ「行くぞ、バクガメス……！」

バクガメス「ガメッ！！」


シンリ(砂埃でよく見えないが、あれはもしや……！)



カキ「ウオオオオオオオオオオオオ！！」
バクガメス「ガメエエエエエエエエエエエエエエ！！」



シンリ「オーカサス」ﾎﾞｿｯ

オーカサス「……」ｺｸｯ