SS アナザーストーリー グラジオ:ポケモンBBS(掲示板) SS アナザーストーリー グラジオ:ポケモンBBS

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ポケモン

SS アナザーストーリー グラジオ

 ▼ 1 ミツルギ@じゅうでんち 17/06/13 21:09:12 ID:RIL3WRc2 [1/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
初SSです。

自己解釈、オリジナル設定等を含みますのでご了承ください。

失踪しないようにガンバルザミーネします。
 ▼ 2 ンリキー@たわわこやし 17/06/13 21:53:22 ID:RIL3WRc2 [2/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あれはオレがまだ小さかった頃の話だ。

窓から見える太陽は既に水平線の奥に沈みかけていた。
オレは妹のリーリエと遊びながら両親の帰りを待っていた。

ガチャ
家の玄関の扉が開く。
その音を聴くや否やリーリエは花が咲いたように表情をほころばせた

リーリエ「かあさま、おかえりなさい!」」

ルザミーネ「ただいま2人とも。グラジオはいつもリーリエの世話をしてくれてありがとう。」

グラジオ「いえ、僕はリーリエと一緒に遊んでるだけですから」

オレの母ルザミーネは長い髪をふわりと揺らしながら微笑んだ。
母はエーテル財団という傷ついたポケモンを保護する仕事をしている
話を聞く限り部下からの信頼も厚いようで、現在は財団のナンバー2だ

そういえば父さん見かけないな。

グラジオ「父さんはまた残業?」

ルザミーネ「そうね。なんでもホールの研究で遅くなりそうなの」

 ▼ 3 ニリュウ@はがねのジュエル 17/06/13 21:58:50 ID:RIL3WRc2 [3/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
オレの父さんは財団の創立者にしてトップだ。
母さんとは違う部署でこことは違う別の場所について研究している。
研究についてはトップシークレットのようで母さんの口からもほとんど聞いたことがない。

リーリエ「えー、とうさま 帰ってこないのー?」

グラジオ「そう言うなって、また遊んでやるからさ」

リーリエ「だってにいさま、ホウエンジャーごっこしかしてくれないもん」

グラジオ「ばっ、バラすなって恥ずかしい!」

ルザミーネ「ウフフ、2人とも元気で安心したわ。今からご飯作るからちょっと待っててね」

グラジオ、リーリエ「はーーい!」



こんな日々がずっと続くと思ってた。

よりにもよってあんな事にならなければ。

 ▼ 4 ュリネ@みずのいし 17/06/13 22:02:15 ID:9FTH3OeA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 5 イアント@ゴスのみ 17/06/13 22:06:28 ID:RIL3WRc2 [4/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
オレもいつしか母さんの達の手伝いをしたいと思い、
財団で少しだけ働き始めた。
と言っても掃除やポケモンの世話など普通の従業員と同じような仕事内容だが、母さん達に少しでも貢献できて少し嬉しかった。

最近リーリエはホウエ…ゴホン

テレビを観るよりも本を読む事に夢中になり
家に1人にしても退屈そうな顔はしなかった。
 ▼ 6 ハコモリ@トポのみ 17/06/13 22:14:18 ID:RIL3WRc2 [5/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ある日から父さんも母さんも仕事が忙しくなり、あまり家に帰って来なくなってしまった。
そんな時は大体オレが家事をしている。

一度リーリエに洗濯機の使い方を教えようとしたが
「本で読んだので大丈夫です!」
とオレの説明もろくに聞かず洗剤をペットボトル半分入れたので洗濯機が大破してしまった。
それからリーリエに目をつけられる前に家事を済ませるようにしている。

この話を聞いた財団の先輩に「一家に一台グラジオ欲しいな」と言われた。
 ▼ 7 ードラ@スターのみ 17/06/13 22:17:03 ID:tsUZL54s NGネーム登録 NGID登録 報告
>>6
俺のあだ名じゃんw
 ▼ 8 バイト@はねのカセキ 17/06/13 22:38:57 ID:RIL3WRc2 [6/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
オレがいつも通り雑事をこなしていると、シークレットラボの制服を着た職員が真剣に母さんと話し込んでいるのを見てしまった。

好奇心に負け掃除をする振りをしつつ話に耳を傾けているとこんな話が飛び込んできた。

職員「ウ……ラホ……の件ですが、モ……さんを中心とするA班がホ……の中に………まれ、現在通信不能になっております。如何致しましょうか…」

シークレットの職員は頭部を全てマスクで覆われた制服を着ている。
その為会話の一部分がマスクに遮られ大事なところが聞き取れない。
しかし、職員の口調から悪いニュースなのは想像に難くない。

ルザミーネ「至急、A班の捜索に当たりなさい。安定したホールが必要ならこの資料について調べてちょうだい。この話は最低限の人員のみ情報の共有を許可します。」

職員「了解しました。すぐさま他の班に連絡をとり捜索チームと……対策班を立ち上げます。」

職員とルザミーネは話をしつつ、そのまま三角形のエレベーターに近づいて行く。

シークレットラボへ行くにはあのエレベーターからしか行くことができず、パスワードを入力しなければラボへは行けない。

エレベーターからの距離はかなりあるので、ここからではさすがにパスワードを確認することはできない…。

どうすれば良いか…

その時急にヒトモシに火が灯ったように
オレの頭に1つのアイデアが浮かんだ。
 ▼ 9 ルビー@ポイントカード 17/06/13 23:42:47 ID:RIL3WRc2 [7/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
後日エレベーターのボタンを確認しパスワードを打ち込む。
進入許可の青ランプが点灯するのを確認し地下2Fのボタンを押す。

パスワード入手のカラクリはこうだ。

まずバレない程度にパスワードを入力するキーに油を塗っておく。
触れたところだけは油が落ちるので、片栗粉を少しかけると
油がある箇所は粉が付き、
落ちたところは粉があまりかからないはずだ。
0〜9の数字のうち4箇所は片栗粉がつかなかった。
順番にボタンを押していきパスワードを入手した。

アローラ探偵ラキのドラマを視聴していたお陰で
とっさに思いついた。
後でファンレターを送ろう。

片栗粉と油を証拠隠滅の為に綺麗に拭きながら
エレベーターが下降するのを待っていた。

さすがに最深部ともなると監視カメラの台数も少なく
容易にラボへたどり着くことが出来た。

この先に何があるのか早く知りたくて早足で母のいる部屋を探す。

 ▼ 10 イケンキ@ももぼんぐり 17/06/14 19:54:04 ID:2ie8PJ.o NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 11 トウモリ@コスメポーチ 17/06/14 23:51:57 ID:yoSq7Wk6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
なるべく足音を立てずに慎重に廊下を進んで行く。
シークレットラボは他の階と違いどこか異様な雰囲気がした。

ふと、奥の扉から微かに光が漏れていることに気づく。
扉の隙間に片目を当てて聞いているとこんな会話が聞こえてきた。

職員1「これがコスモッグの資料だ」

職員2「成る程、ストレスを与えれば結果的にウルトラホールが開くのか。だが、捕獲はどうする?」

職員1「既に目撃情報のある祭壇と湖に特殊な監視カメラを設置した。コスモッグはUBの一種と判明している。UBは普通のポケモンと違うエネルギー波を持っている為、機械が反応すれば直ちにここに連絡が入る。」

職員2「それで俺たちの出番か。」

職員1「あぁ、コスモッグは大した技は覚えないし捕獲してしまえば後は楽なものだ。」

職員2「これの仕事がうまく行ったら昇進もアリかもな」


グラジオ(エーテルの中核ではこんな事もやっているのか。
それにしてもUBにホールにコスモッグか。
もう少し情報を集めよう…。)
 ▼ 12 ジョフー@クリティカット 17/06/15 00:14:10 ID:lGzMBLso [1/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
グラジオはもう少しラボ内を詮索する事にした。

グラジオ(折角ラボに入れたんだ。特にUBとかの事を詳しく…ん?あれは…)

少し進むと「UB対策資料室」と書かれた部屋を見つけた。
直感的に何かをつかめる気がして、ほぼ無意識に扉を開ける。

部屋の中はそこそこ広く壁を埋め尽くす本棚には様々な本やファイル、レポートが所狭しと並んでいた。

その中に「対UBキラー タイプ・フル計画書」という明らかに他より浮いたファイルに目を惹かれた。
ルーズリーフ状のレポートは所々No.が抜けてしまっているが、かろうじてあらましは掴めた。

「ウルトラホールには、人知を超えた生物ウルトラビースト(通称UB)が生息している。
並のポケモンでは歯が立たない恐れがある。
そこで、対UB人口生物の「タイプ・フル」を開発。

シンオウの伝承を元に「ARシステム」を導入。

タイプ・フル、全3匹ARシステムに拒絶反応。
抑制装置を取り付け再実験したが、再び拒絶反応。

タイプ・フル、名前をタイプ・ヌルに変更

「対UBキラータイプ・フル計画」凍結

今後タイプ・ヌルは全て廃棄予定。
 ▼ 13 クノシタ@たつじんのおび 17/06/15 00:30:06 ID:lGzMBLso [2/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
グラジオはこの計画書を見てこれまで味わったことの無い感情が波のように一気に押し寄せてきた。

財団の裏に隠された人情の無さにショックを覚え、
勝手に生み出され勝手に破棄されるヌル達に同情する感情が生まれた

グラジオ(しかし、なぜ母さんはここまでUBに拘るのか…。ヌルについても気になるが、UBとホールとコスモッグについても調べないと…)

色々と考えを巡らせていたが、グラジオは1つの事をすっかり忘れていた。

コツ…コツ…コツ…

グラジオ(人の足音!?しまった。ラボに無断でいる事忘れてた!
どうやって脱出しよう…)

突然の音に驚いたがすぐに冷静になり、脱出方法を考える。

さすがにここまでヤバイ事をしてるシークレットラボなら最悪
弁解の余地もなく攻撃されるかもしれない…

足音が通り過ぎるのを確かめてからそっと扉を開ける。
人の気配はない。

グラジオ(ここからエレベーターまでは遠くない。足音殺してダッシュが適切か…)

素早く扉を閉め、廊下を元来た道に曲がる。
エレベーターに乗り込み、ボタンを連打する。

まもなくエレベーターは上昇し始めた。

グラジオ(ラボの職員が少なくて助かったな。)
 ▼ 14 パルダス@ひかるおまもり 17/06/15 00:35:58 ID:lGzMBLso [3/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
その後グラジオは通常通り仕事を済ませ家路につく。
そのままベットに横たわり頭の中で今日の出来事を整理する。

グラジオ(さすがに生身で行くのはリスクが高すぎる。だったら外部…パソコンから行くのが定石か。さすがに財団内に頼るのはバカだよな…けどハッキングできるレベルの人なんて、いないしな…)

コンピューター…

進入…

ポケモンならどうだろうか…!?

俺もそろそろトレーナーになっても可笑しくない歳だし、
ラボの人間からトレーナーの練習とか言ってポリゴンを貰おう。

そうだそれしか…ない!
 ▼ 15 ブカス@スターのみ 17/06/15 21:53:17 ID:lGzMBLso [4/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
早次の日早速、財団の先輩に聞いてみた。
財団内部の人間に頼るのもどうかと思ったが、隔離された人工島で少年1人ができる行動などたかが知れていると思ったからだ。

グラジオ「先輩、ポリゴンってポケモン知っていますか?」

先輩職員「え、ポリゴン?そうかグラジオもトレーナーデビューかぁ…。俺の時なんか島巡りで

グラジオ「あ、そういう話はいいので」

長くなると感じたグラジオは素早く話を遮る。

先輩職員「そ、そうか…」

グラジオ(落ち込みすぎだろ。そんなに話聞いて欲しかったのか?そもそも話す人いないのか?まぁどうでもいいや)

先輩職員「ポリゴンねぇ、俺の知り合いに持ってるヤツいたな。
ひとしきりデータの研究したら誰かに譲るとか言ってたし」

グラジオ「交渉できますかね?」

先輩職員「ヨユーだっての!任せとけ」

グラジオ(心ともないが、とりあえず良しとしよう)
 ▼ 16 さだんご 17/06/15 22:10:51 ID:lGzMBLso [5/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
次の日には既に先輩がポリゴンを持ってきた。

先輩職員「はよーグラジオ、ポリゴンゲットだぜ☆」

グラジオ「ポリゴンありがとうございます。朝から暑苦しいですね」

先輩職員「アローラなんだから暑いの慣れてるだろ?
まぁいいや。あとコレ、アップグレードとよくわからんパッチ
ポリゴンを進化させるのに必須だからーって貰ったわ」

グラジオ「ありがとうございます。じゃあ仕事あるので」スタスタ



先輩職員「…何オレパシリ?」

 ▼ 17 さだんご 17/06/15 22:19:53 ID:lGzMBLso [6/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
グラジオ「出てこいポリゴン」ポンッ

ポリゴン「ピ〜ローンピロリンっ!」

ポリゴンは久々にポールから出たのか少し動き回ったり跳ねたりした
人口のポケモンでも感情とかはあるのか…

それはともかく、シークレットラボのパソコンのロックをポリゴンに
解かせる事を覚えさせねば。

ポケモンに非合法的な事をやらせるのは胸が痛んだが、タイプ・ヌルの事を見ていても立ってもいられなくなった。

グラジオ「ポリゴン、今日から君のトレーナーになるグラジオだ。よろしく頼む」

ポリゴン「ピロリー」

ポリゴンは少しすり寄ってきた。

ポリゴンとの関係は上手くいきそうだ。
 ▼ 18 さだんご 17/06/15 22:35:36 ID:lGzMBLso [7/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ポリゴンにロック解除を教えたり、アップグレードをもたせて先輩と交換進化をさせていたら2ヶ月が過ぎていた。

グラジオとポリゴン2の仲は良くなっていった。

グラジオ「ポリゴン本番だ。今までやってきた事をやればいい」

ポリゴン2(コクリ

ポリゴン2は頷くとパソコンの奥へ消えていった。

そこから20分足らずで、CDのイラストをくわえて帰ってきた。

ポリゴン2「ピロリリーン」

グラジオ「ポリゴンありがとう。」

ポリゴン2の頭をそっと撫でる。

ポリゴン2「ピルン」

ポリゴン2は嬉しそうに鳴いた。

ポリゴン2にポケマメを与えながら、CDのイラストをクリックする。
中には「コスモッグ資料」「タイプ・ヌル今後」「UB、UH」
「失踪者データ」が載っていた。

コスモッグの資料から順に見ていく。

コスモッグはウルトラホールという異次元空間を開く能力を持っており、この能力を使い「失踪者」を捜索するという計画が書かれていた
 ▼ 19 さだんご 17/06/15 22:39:44 ID:lGzMBLso [8/8] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
次に「失踪者データ」を開く

ウルトラホールの実験中に行方不明となった人員は以下の通り

A班〇〇、〇〇、〇〇、〇〇…

画面をスクロールし目で追っていく

最後まで読みもう一度最初から読み返す。

グラジオは目を疑った。

「モーン博士」

失踪者の最後の欄に自分の父親の名前が載っていたからだ。

仕事で家を開けることが多かった父親に特別ショックを覚えた訳ではないが、やはり肉親が行方不明というのは心が痛い。

 ▼ 20 さだんご 17/06/16 23:47:06 ID:lmJKnOfI [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
気になっていた「タイプ・ヌル今後」を開く。

「タイプ・ヌルは現在制御不能。
暴れだすと収拾がつかない恐れがある為廃棄処分。
現在研究棟Bにて三体全て抑制装置を装着した状態で保存中」

グラジオは人口のポケモンとはいえ、1つの生命である「タイプ・ヌル」を道具のように扱う財団に侮蔑と嫌悪感を覚えた。

そして、どうにかタイプ・ヌルを助け出そうと考えていた。

グラジオ「研究棟Bか…」

研究棟Bは通常エリアではには無いので、それなりの侵入対策は施してあるが、廃棄予定のタイプ・ヌルを置いているあたりそこまでガードは硬く無いと判断した。

グラジオ「ポリゴン、また汚れ仕事をさせてすまないが、今度はここのロックを解除してくれないか?」

ポリゴン2「ぴりゅーん」

ポリゴン2は既にポケマメを食べ終えたようで、喜んで返事した。

 ▼ 21 さだんご 17/06/16 23:55:18 ID:lmJKnOfI [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
コンコン

グラジオ「!?!?」

いきなりドアをノックする音に心臓がビクンと飛び跳ねた。
急いでパソコンの服歴を消し電源を落とした。

グラジオ「は、はい?」

ガチャ
ルザミーネ「入るわよ」

ドアを開けて入ってきたのはルザミーネ。
グラジオは今のパソコンを弄っていた事を勘付かれていなくて胸を撫で下ろした。

しかし、やけに上機嫌だ。
右手の紙袋には布らしき物が入っている。

ルザミーネ「今日はね、グラジオに渡すものがあるの」

グラジオ「何ですか?」

ルザミーネ「ウフフ…」ゴソゴソ
 ▼ 22 さだんご 17/06/17 00:06:10 ID:q2BCegVI [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ルザミーネは紙袋の中から黒くトゲトゲしたパーカー、黒いパンツに
赤のボールケース、黒を基調として所々に赤いラインが入っているスニーカーを取り出した。

ルザミーネ「仕事の同僚からあなたがポケモンを扱い始めたって聞いたから、プレゼントよ。立派なトレーナーになってね、応援しているから…」

グラジオ「あ、ありがとう…」

意外な人物からの思いがけない贈り物に少々驚いた。
だが ちょっとしたプレゼントというものは、やはり嬉しかった。

ルザミーネ「早速着てみて。絶対に似合うから。母さんリビングで待っているから着替えたら出てきて」

グラジオ「はい」

そう言うとルザミーネは部屋から出て行った。

それにしても変な服だ。
確かに今までの服は全て母さんが決めていたが、ここにきて趣向が変わったような…?

とりあえず貰ったばかりの服に袖を通す。
新品の服は全てサイズが合っていて着心地が良かった。

鏡の前でフードや裾を直しドアを開ける。
 ▼ 23 さだんご 17/06/17 00:16:09 ID:q2BCegVI [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
グラジオ「これでいいでしょうか?」

ルザミーネ「ウフフ…何だかもうトレーナーのようね。電気のように強いトレーナーになるよう精進するのよ」

ルザミーネはふと笑った。

その時グラジオの目にはルザミーネが一瞬だけ瞳の奥に白く透明なモノが映ったように見えた。

が、瞬き1つの内にソレは消えてしまった。

グラジオ(目の錯覚か?)

グラジオ「精一杯、頑張ります」

ルザミーネ「そういえばあなたのポケモンというのは?」

グラジオは少し躊躇した。
さすがに初心者が進化したポリゴン2を使うのは違和感があるし、
何よりロック解除の痕跡が残っていればそこから足が着いてしまうからだ。
しかしこの人口島でポケモンを用意するのは簡単な事ではないし、余程のヘマをしなければ大丈夫だろうと考えた。

グラジオ「ポリゴンです。今は外に出しているので見せる事は出来ませんが」

ルザミーネ「そうなの。じゃあまたの機会にね」

ルザミーネはそう言うと屋敷から出て行った。

 ▼ 24 さだんご 17/06/17 00:33:31 ID:q2BCegVI [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
グラジオは1人部屋でパーカーを見て考え事にふけっていた。

グラジオ(母さんはなぜこんな棘々しい服をくれたんだろう?うーん。考えても分からないときは…)

グラジオはパソコンを立ち上げキーボードを操作する。

グラジオ「トゲトゲ 検索」↖カチッ

もしかしてーーー心トゲトゲ

グラジオ「どういう事だ?」カチッ

気になったグラジオは「心トゲトゲ」について少しだけ…いや、かなり調べてしまった。


3時間後…

グラジオ「フッ、成る程、母さんは俺に大人になって欲しかったのか」

グラジオの頭の中で厨二病=大人と認識してしまった。

その後厨二病について検索しまくった。

グラジオ「ポリゴン、オレ達は暁の如くアローラを照らす月になろう。ポーズはこんな感じか」シャキーン☆

ポリゴン2「?????」

ポリゴン2もいきなり主人のイメージチェンジについて来られず困惑する。
 ▼ 25 さだんご 17/06/17 14:51:55 ID:q2BCegVI [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>24
文字化けしてます。すみません
 ▼ 26 さだんご 17/06/19 00:01:38 ID:I73uLMCw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
気持ちを切り替え、再びパソコンに向き合う。

グラジオ「最後はUBとウルトラホールか」

UBとUHのファイルをクリックする。

「ウルトラホール(以下UH)はこの世界と違う異次元空間である。
そしてUHにはウルトラビースト(以下UB)と呼ばれる人智を超えた生物が生息している。UBは並みのポケモンより能力が高く、恐らくアローラ地方の「カプ」と呼ばれる守り神と同等以上の能力を持つ可能性がある。

我々エーテル財団はUBの研究、保護とUHの世界について研究する為ホールを開く能力を持つ「コスモッグ」の捕獲に当たった。
ホールを開かせるにはコスモッグにストレスを与え続ける必要がある為ストレス促進装置を開発中」

この資料を見た後、グラジオは静かに考え込んだ。

グラジオ「これは…コスモッグも逃がす必要があるな…。でも2匹を連れて…」

コンコン

グラジオ「!?」

再びドアからノックが聴こえた。
また母が来たと思い、パソコンを隠す。

グラジオ「ど、どうぞ…」

ビッケ「失礼します、坊っちゃま」

グラジオ「ビッケさん!どうしたんですか!?」
 ▼ 27 さだんご 17/06/19 00:15:22 ID:I73uLMCw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ビッケ「先ほど代表代理…あルザミーネ様と廊下ですれ違いまして、坊っちゃまがトレーナーに成られたものだとお伺いし、こうして見に来たんですよ」

グラジオ「そ、そうか…」

ビッケにやましい気持ちがないことが分かり、安堵する。

グラジオは上層部の人間であるビッケなら何か情報が掴めると思い慎重に尋ねてみる事にした。

グラジオ「ビッケさんの部署はどこでしたっけ?」

ビッケ「私ですか?基本的に保護区での仕事がメインですが、UBの方にも応援に行きますよ」ニコッ

グラジオ「……あー…そうなんですか…」

さすがのグラジオもトップシークレットのUB情報が簡単にビッケの口から出た事に対する驚きと、機密情報を漏らしたビッケの天然(?)さにに唖然とした。

しかし、上層部の人間でこれだけ敵に回らなそうなのは多分ビッケだけなのでどうにかして協力を仰げないか探りを入れる。

グラジオ「ビッケさん、UBってたしか機密情報でしたよね?言っちゃっていいんですか?」

ビッケ「坊っちゃまなら口固いから大丈夫だと思いまして」

グラジオ(軽率!?)

ビッケ「それにしても、実験に使われるコスモッグやタイプ・ヌルは遠目で見てもかなり苦しそうで…。私はトレーナーではありませんので助け出す事も出来ません…」

そう言うとビッケは悲しそうに首を横に振った。
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