【長編SS】サトシ「オレに妹ができた」:ポケモンBBS(掲示板) 【長編SS】サトシ「オレに妹ができた」:ポケモンBBS

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【長編SS】サトシ「オレに妹ができた」

 ▼ 1 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/07/25 21:23:55 ID:cW1fxHtY NGネーム登録 NGID登録 報告

あなたにとって、ポケモンとは何ですか?


ポケモンにとって、あなたとは何ですか?


家族?友達?仲間?



------------------------これは、不思議な魔法にかけられた、可愛い可愛いポケモンと、


そのポケモンとドタバタでハチャメチャな暮らしをするハメになった、可哀想な可哀想な少年の物語です。



物語の主人公、少年の名はマサラタウンのサトシ。サトシの夢はポケモンマスターになること!



「みんなもポケモン探しに、ゼンリョクでいこうぜ!!」
 ▼ 486 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/24 21:32:24 ID:7XAiROUM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
                      バシャーモ●―○ダイケンキ



デント「コテツの言う通り……一番手のサザンドラのせいで戦況はシロガネさんが押され気味だ」

デント「何か手を打たなければこのまま敗けてしまう……」



                      レントラー○―●ダイケンキ



デント「互角の勝負をしているように見えても……どうしてもあのルカリオが目について仕方がない」

デント「まだアレを倒さなければと思ってしまうと……」



                      レントラー▲―▲ナットレイ



ルカリオ「グルルル……」

コテツ「! ……っしゃ。じゃあそろそろいくか」


ムーマ父「出たな……ルカリオ」

コテツ「オレが育てた最強のポケモンさ!コイツのお陰で、オレはサトシにも勝つことができた」

ムーマ父「なっ!? サトシ君を、た、倒したのか!?」

ムーマ「むむむぅ!?!?」

コテツ「……アンタのサトシの話を聞いてりゃ、アンタは随分サトシに対して驚きと尊敬を感じているようだが……」

コテツ「オレはそのサトシに勝ってるんだ!オレはアンタが尊敬してるアイツよりも強いんだよ!!」

コテツ「……と言いたいところだが、ここだけの話。オレはバトルで勝っても勝負でアイツに敗けてんだ」

ムーマ父「?」

コテツ「さっき言ったろ?愛情云々。……サトシと戦った時のオレにはそれがなかった」

コテツ「サトシには勝ったものの、アイツから学ぶことは色々あった」

コテツ「アイツと出会ってなかったらそもそもイッシュリーグにも出られたかどうか怪しいよ」

コテツ「会場・出場資格・大会のルール……色々教わった」

ムーマ父「あっ、そういう問題?戦い方とかじゃなくて?」

コテツ「もちろん愛情もな」
 ▼ 487 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/24 21:33:54 ID:7XAiROUM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
コテツ「つまりオレもアンタと同じさ!オレが日頃からしてる訓練は、次にサトシとバトルする時の為でもある!」

コテツ「さぁ来いよ!そこにいるムウマージとさっきのドンカラス、どっちを出す?」

ムーマ父「……こっちだ!」


ドンカラス「ガ ァ ァ ァ ァ ァ ! !」

ルカリオ「……っ!」


コテツ「成程、エース対決ってところか。いいぜ!やってやろうじゃん!」

----------------------------------------------------

コテツ「ルカリオ、『はっけい』!」

バ シ ャ ッ … … ! !

ドンカラス「カハッ……」

ムーマ父「ドンカラス、『あくのはどう』だ!とにかく攻撃を当てろ!」

ドンカラス「ガァァァ……」

コテツ「無駄だ!体力も限界に近いそのドンカラスの攻撃じゃ……」


ドンカラス「ガッ ァ ァ ァ ! !」

ボ シ ュ ッ ! !


コテツ「このルカリオの『はどうだん』を圧しきることはできねぇだろうよ!」

ムーマ父(ぐっ……ここまでか……)


ルカリオ「カルルォォォーーーー!!」



                      バ

                 ァ            ァ

                      ァ                          ァ

                              ァ           ァ

                      ァ          ン

                  !  !  !




                      ドンカラス●―○ルカリオ
 ▼ 488 ミツルギ@ピカチュウZ 17/09/24 23:55:32 ID:.B.rgTqo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援支援!!
 ▼ 489 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:28:18 ID:ppEhahJ. [1/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
ムーマ「む、むぅ……」

ドンカラス「ガラガラ……ゴロ……」

ムーマ父「ヤシロちゃん……後は君だけだ」

ムーマ「むむぅ……」ドキドキ

ムーマ父「心配しなくたっていい。いつも通り、この一ヶ月やってきたことと同じようにすればいいだけさ」

デント「シロガネさん、先程から貴方の話を聞いてるとそのムウマージ……ヤシロちゃんはまだバトルに慣れていないので?」

ムーマ父「そんなことはありません。この子は皆と同じように訓練させてる。今や彼女は昔の彼女ではありません」

ムーマ父「ただ……僕も心の中で不安があったのでしょうか」

ムーマ父「今まで三つのジムに挑戦しましたが、いずれのバトルもヤシロちゃんを戦わせることはありませんでした」

ムーマ父「実質、このバトルがヤシロちゃんの一つのターニングポイントになるでしょう……」

ムーマ父「サトシ君をも倒した、『本当に強いトレーナー』との勝負……ヤシロちゃんにとってはいい経験だ」

ムーマ「むぅ!むぅ!」

デント「どうやら彼女に迷いはないようですね」

ムーマ父「ありがとうヤシロちゃん。……さぁ勇気出していこうか。昨日の君に勝つため!」


ムーマ「む ま ぁ ぁ ぁ ! !」

ルカリオ「…………」


コテツ「バトルに慣れてないだと!?そんな奴がこのルカリオの相手になると思っているのか!」

コテツ「……と凡人なら言うだろうが、世の中には『奇跡』ってもんがあるよな。オレは好きだぜ、『奇跡』」

コテツ「意表をついた戦略で一発逆転!そんなこともあるからポケモンバトルってのは面白いんだ!」

ムーマ父「奇跡なんか待たないさ!僕とヤシロちゃん自身の力で君を倒す!」

ムーマ「むーま!むーま!」


コテツ「……んむむ」ビョーン

バ チ ン !

コテツ「閃いた!ムウマージに絶対勝てる方法がなぁ!」

ルカリオ「ガルルルォ!!」
 ▼ 490 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:30:10 ID:ppEhahJ. [2/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
ムーマ父「来るぞ……ヤシロちゃん」

コテツ「ルカリオ、まずはムウマージの方へ突っ込んでけ!」

ルカリオ「わうっ!」

              ド ゥ オ ッ ! !

ムーマ「!」

ムーマ父「ヤシロちゃん、じっとしてろ!ただの格闘技なら君には通じない」

ムーマ「むむ……」

ルカリオ「ウ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ! !」

スカッ……

ムーマ「……?」

ムーマ父「なっ、素通り?どういうつもりだ?」


コテツ「ルカリオ、その木でいい!その今にも折れそうな大木に『はっけい』!」

デント「!?」

ルカリオ「ヴォォォォーー!!」

ムーマ父「! まずい!逃げろヤシロちゃん!」

ムーマ「むぅ!」


メキキキ……        ズ ダ ァ ァ ァ ァ ン ン ! !


デント「あ……あ……」

ムーマ父「危なかった……ヤシロちゃんじゃなくてその後ろの木を狙ってたのか」

ムーマ父「ヤシロちゃんが避けられなければ一発アウトだったかもな……さぁヤシロちゃん、今度こそ攻撃が来るぞ!」

コテツ「ルカリオ、今度は倒れた木に『はどうだん』!!」

ムーマ父「はぁ!?」

ルカリオ「わおんっ!」

バ ハ ァ ァ ァ ァ … … ン 

ムーマ父「倒木が一瞬でバラバラになった……スゴイ威力だ、けど……何が目的なんだ?」

ムーマ父「……ハッ、スキだらけだぞ!ヤシロちゃん、『シャドーボール』だ!」

ムーマ「むぅ〜……まぁ〜〜!!」ボッ!
 ▼ 491 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:33:20 ID:ppEhahJ. [3/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゴ ォ ォ ォ ォ … … !


ルカリオ「…………」

ムーマ父(ルカリオの奴、「シャドーボール」が迫ってるってのに微動だにしないぞ?)

ムーマ父(さっきからコテツ君とルカリオの行動が読めない……一体何をするってんだ?)

コテツ「そろそろやるか。ルカリオ」

ムーマ父「?」


コテツ「一刀流……居合」

ルカリオ「ガルルル……」スチャ

     ル カ  リ オ
コテツ「『流 華 李 王』! !」



ズ   パ  ァ  ァ  ァ  ァ  ン  !  !


ボコォォン                            ボコォォン


ムーマ「……!」

ムーマ父「『シャドーボール』がただの木片で真っ二つに……木を切り崩したのは木片を刀代わりにするためだったのか!」

コテツ「その通りさ。その子、対戦経験が無くともやっぱりムウマージなんだろ?」

コテツ「ムウマージはゴーストタイプ。残念ながらオレのルカリオの技は殆ど通用しない」

ムーマ父「なるほど、だから攻撃手段になりうる武器が必要だったわけか」

コテツ「その通り!」

ルカリオ「…………」ボロッ

コテツ「刀と言っても所詮木片。簡単に砕けちまうが、倒木一本から作られた木片はまだまだたくさんある!」

ムーマ父「……くっ、実質制限無しってわけか」

コテツ「木片が切れればまた木を倒して補充する!また切れればそりゃまた切り倒す!」

デント「…………」プルプル

コテツ「この町にある自然すべてがオレ達の武器だと思いな!ワッハッハッハ!」

ムーマ父「くっ、何とかしないと……」


デント「ち゛ょ゛っ゛と゛待゛て゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! ! !」


ムーマパパ/コテツ「「!?」」
 ▼ 492 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:35:29 ID:ppEhahJ. [4/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
デント「どういう神経してんだこのバンダナパッチンマン!!」グイッ

コテツ「はぁ?」

デント「はぁじゃねぇよ……ここがメトロソムリエの聖地・カナワタウンと知っての狼藉か!」

コテツ「だから何だってんだよ」

デント「ここは鉄道という人間が生みだした素晴らしい技術と、自然という地球が生みだした素晴らしい景色が交差する場所」

デント「つまりこの星の奇跡を一纏めに凝縮した場所なんだよォ!」

デント「鉄道だけじゃなく、この木々も立派なオブジェクトの一つなんだよォ!!」

デント「……その有難味も知らないでこの聖地をギッタンバッコン踏みにじるようなヤツァ」

デント「メトロソムリエ失格なんだよぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぃぃ!?!?」

コテツ「いや、別にオレソムリエじゃねぇし」

デント「じゃなくても人として失格なんだよぁぁぁぃぃ!?!?このクソゲロバッドテイスト野郎がぁぁぁぁ!!」

ムーマ父「…………」

コテツ「……わ、わかったよ。もう木は切り崩さねぇ。刀はさっきの木一本分だけでいい」

デント「ゼェ……ハァ……」


コテツ「邪魔が入ったが続けるよオッサン!オレとルカリオの戦闘術、とくと見よ!」

ムーマ父(反省してないな……)


ムーマ父「だが、それなら刀を切らしてしまえばいい。ヤシロちゃん、あの木片だまりに『シャドーボール』!」

コテツ「させるか!『シャドーボール』に『はどうだん』!!」


バ ホ ッ ! !


ムーマ父「チッ」

コテツ「さーて今度は二刀流だ!受けきってみろ!」

ルカリオ「カルルルォォーー!!」ダダダダ

ムーマ「むぅ!?」

ムーマ父「ヤシロちゃん、『マジカルフレイム』!」

                  オルドラン
コテツ「かわして食らわせ、二刀流・『折 弩 乱』!!」

ムーマ父「しまった!」



                  ザクッ!!            ザクッ……!!
 ▼ 493 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:37:30 ID:ppEhahJ. [5/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
ムウマージ「むぐ……」

コテツ「浴びせろ!仕上げの一太刀!」

                          ザ ン ッ !

ムーマ父「ヤシロちゃん!!」

ムーマ「……む……ぅ」

コテツ「また刀が折れちまったな。ルカリオ、また補充だ!」

ルカリオ「わおっ!」

コテツ「さて、一、二と来たら次は三刀流!これっきゃねぇだろ!」

ルカリオ「グルル……」カプッ

ムーマ父「ヤシロちゃん!攻撃を防げないなら相手のスタミナを奪え!連発で『シャドーボール』だ!!」

コテツ「オレのルカリオのフットワークを舐めんじゃねぇよ!」


           ドシャッ!!             バコォォ!

                       ベキキキ……

              ズドォォ!!                       ブシャァァン!!

                ゴォッ!                  ポシャン!


ルカリオ「カルルルォーーー!!」

ムーマ父(当たらなくたっていい。とにかく相手の体力が尽きるまで……)

コテツ「しゃらくせぇ!『シャドーボール』ごと突破しちまえ!ルカリオ、三刀流……奥義!」


     メ  ガ   ル カ  リ  オ
コテツ「『六 乗 ・ 流 華 李 王』!!!」



                            ズ


                            ド


                            ォ


                            ォ


                            ォ


                            ォ
 ▼ 494 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:40:07 ID:ppEhahJ. [6/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
                            ォ

                            ォ

                            ・

                            ・

                            ・

                            ン

                            !



パラパラ……      パラパラ……


ムーマ父「……!」

デント「ピャーーーーーー!!また何本か折れたぁぁぁぁぁぁぃゃぁぁぁぁぁ!!?」

コテツ「…………」

コテツ「          外したか          」


ムーマ「む、むぅ……」ゼェゼェ

コテツ「だがまだ攻撃は終わらないぜ!この木片や枝が尽きない限りはな!」

コテツ「幸いにも使える木が増えたし、まだまだ無限に刀が作れるぜ!」

ムーマ父「まずい……どうしたら……」

ムーマ父(あの木片は斬りつけるのは勿論、ヤシロちゃんの攻撃を防いだりできる。自然が生んだ厄介なアイテムだ)

ムーマ父(あれを利用しようと思えるコテツ君はバトルの天才だ……いや、感心してる場合じゃない)


ルカリオ「ガルォォ! ブルォォ!」 ブォン! ブォン!

ムーマ「む、むぅ〜!」ヒョイ   ヒョイ


ムーマ父(僕らにも……あれが使えたら……ダメだ。ヤシロちゃんの体じゃ、ルカリオとやり合っても打ち負かされるだけだ)

ムーマ父(考えろ……時間・フィールド・運。使えるものは何でも使え……)

ムーマ父(無数に散らばる木片。それを刀代わりに戦うルカリオ。ヤシロちゃんが勝つ術は……)


コテツ「今日は冴えてるぜオレの頭!今日のバトルはオレの発想の大勝利だぜ!さぁルカリオ、トドメだーーー!!」

ルカリオ「バルルルルァァァァ!!」


ムーマ父「今だヤシロちゃん!『シャドーボール』!!」
 ▼ 495 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:46:36 ID:ppEhahJ. [7/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
ムーマ「むぅー……!」


ド ゥ ヴ ォ ッ ! !


ルカリオ「!?」バラバラ

コテツ「しまった、刀が……ルカリオ!一旦離れろ!」

ルカリオ「わ゛おっ!」バッ


ムーマ父「コテツ君、もう君達の思うようにはいかないぞ。今度は僕達の剣技を見てもらおう!」

コテツ「アンタわかってないな。この戦法はルカリオが屈強かつ俊敏な体育会系体型だからできるのさ!」

コテツ「ムウマージのような文科系体型のポケモンじゃあたかが木片といえど剣は操れないぜ!」

ムーマ父「……どうだか」

コテツ「さぁもう一度いくぜ!一刀流……」

ムーマ父「ヤシロちゃん!新技・『サイコキネシス』だ!」


ムーマ「んむむむむむ……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……


ルカリオ「!?」

コテツ「な、何だ!?何が起きてる!?」

デント「散らばった木片が一つ残らず浮き始めた!……まるで無重力の空間にいるようだ」

デント「! ムウマージの剣技ってまさか……」



ジャキン! ジャキン! ジャキン! ジャキン! ジャキン!  ジャキン! ジャキン! ジャキン! ジャキン! ジャキン!

ジャキン! ジャキン! ジャキン! ジャキン! ジャキン!  ジャキン! ジャキン! ジャキン! ジャキン! ジャキン!



ルカリオ「(;゚Д゚)」

コテツ「えっ、これひょっとして全部……」

ムーマ父「そうさ。君の切り崩した木片の刀全て、今まさに君達に牙を剥こうとしている!」

ムーマ「むぅ〜!」

ムーマ父「さぁヤシロちゃん、見せてやろうよ。これが僕達の剣技……」


ムーマ父「『 も く へ ん の ま い 』!!」

コテツ「ダセェ!!」
 ▼ 496 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:47:49 ID:ppEhahJ. [8/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
ムーマ父「言ってる場合かい!?……さぁ、今日の勝負は、僕の発想の大勝利だ!さぁいくぞ!」

コテツ「くるぞ、ルカリオ!」

ルカリオ「!!」


ムーマ「むぅぅぅりゃぁぁぁ〜〜〜〜〜!!」



    ダ      ダ          ダ         ダ      ダ
     ダ             ダ      ダ          ダ          ダ
  ダ               ダ            ダ   ダ   ダ      ダ      ダ
  ダ            ダ    ダ      ダ      ダ      ダ     ダ
    ダ             ダ      ダ          ダ          ダ
  ダ             ダ         ダ   ダ   ダ    ダ      ダ
ダ          ダ          ダ
  ダ          ダ            ダ   ダ   ダ  ダ        ダ
  ダ            ダ    ダ      ダ      ダ      ダ     ダ
                   ダ           ダ



コテツ「ひ、ひぇ〜!」

ルカリオ「カル……ルォォーーーー!!」

---------------------------------------------
---------------------------------


ルカリオ「あ……が……」ガクッ

ムーマ「む、むぅ〜」ヘトヘト


コテツ「くそっ、敗けるかよ……」

コテツ「立てルカリオ!ムウマージはもう疲れ果ててる!もう一撃……もう一撃だけ食らわせばオレ達の勝ちだ!」

ムーマ父「ヤシロちゃん気をしっかり!もうひと踏ん張りだ!」


ムーマ(強い……強かった……これがおにーちゃんと戦ったトレーナー……)

ムーマ(おにーちゃんの見た、世界の一部……すごい)

ムーマ(おにーちゃん、わたしは頑張ってるよ。おにーちゃんの世界、もっと見たいから!)


ムーマ父「ヤシロちゃん!『マジカルフレイム』だ!!」

コテツ「最後だルカリオ!こうなったら『まねっこ』だ! ルカリオ、『マジカルフレイム』!!」
 ▼ 497 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:52:47 ID:ppEhahJ. [9/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボ ォ ァ ァ ァ ァ … … ! !


コテツ「ぐぎぎ……!」

ムーマ父「文化系体型で悪かったね。でもね、体育会系体型のルカリオには扱えないんだよ!」

ムーマ父「夢ごこちで限りない可能性の広がった、誰もが憧れる…… フ ァ ン タ ジー をなぁぁぁぁ!!」

ムーマ「む が ぁ ぁ ぁ ぁ 〜 〜 〜 〜 ! !」


               ヴ
              ォ
               ォ
                ァ
               ア
              ァ
             ア
            ア
              ァ
                ア
                  ァ
                ア
                 ァ
               ア
             ァ
                ア
               !

                 !
              !


ルカリオ「……カハッ」

コテツ「ルカリオーーー!!」

ムーマ父「じゃあ決めてやろうか!ヤシロちゃん!」

ムーマ「むぅ!」


ムーマ父「これが僕達のゼンリョクだ!!……ヤシロちゃん、『10まんボルト』!!」

ムーマ「んむむむむむ……」バチバチ

ムーマ「ヂ ャ ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !」


ルカリオ「!!」

コテツ「くそっ……」



                    ズ ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ … …



                        ムーマ○―●ルカリオ
 ▼ 498 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:55:30 ID:ppEhahJ. [10/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
ムーマ「ハァ……ハァ……」ヘタッ

ムーマ父「お疲れ様、ヤシロちゃん。……正直、僕もちょっと疲れた」

コテツ「まさかルカリオまで倒されちまうとはな……ハッキリ言ってオレが今まで戦った中で“3番目”に強いぜ。アンタ」

ムーマ父「……そりゃ光栄だね」

コテツ「アンタとそのムウマージの絆、普通じゃない何かで出来てるってのはわかった。スゲェことだよ」

コテツ「だがこれはフルバトル!……わかってるな?オレにはまだ6体目がいるってこと!」

ムーマ父「……ハハ、僕らもまだまだ修行が足りないってことか」

コテツ「またバトルしようぜ!オッサン!!」



                       ムーマ●―○ミルホッグ



コテツ「ふぅ、自然豊かなカナワタウンで仕事した後はノンビリ食事でもしようかと思ってたが」

コテツ「こんなスゲェトレーナーに会えるとは思ってなかった!今日は運がいいぜ!」

ルカリオ「わんわん!」

ムーマ父「……フフ」


デント「お い」


コテツ「」ゾクッ

デント「わかってるだろうな?お前のしたコト。お前にはメトロソムリエの三原則を教えねばなるまい」

デント「一つ、メトロソムリエたるもの、線路に屯して撮影を行うなどの鉄道の運営に差支えると判断される行為を慎むコト」

デント「二つ、メトロソムリエたるもの、駅員・乗客・そして他のメトロソムリエに対する気遣いを忘れぬこと」

デント「三つ、メトロソムリエたるもの、ゴミの不法投棄や設備の破壊などの周りの環境に害を及ぼす行為を慎むコト」

コテツ「えーっと……つまり」

デント「イワパレス、『がんせきほう』」

コテツ「えっ、ちょっ……」


ムーマ父「バトルは楽しいけど、周りを省みない行為はいけないね」

ムーマ「むぅ」

ムーマ父「……ハハ、僕らはたまたま何も壊さなかったけど、以後気を付けなきゃね」
 ▼ 499 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 00:58:21 ID:ppEhahJ. [11/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
コテツ「妹!?サトシの!?」

ムーマ「むぃ」エッヘン

ムーマ父「そう。訳あって今僕がサトシ君から彼女を預かってるんだ」

コテツ「ははぁ……人間とポケモンが兄妹ねぇ」

デント「でも、コテツだって似たようなモンじゃないのかい?ルカリオとはいつも一緒じゃないか」

コテツ「言われてみればそうか!ルカリオはオレの弟だ!」

ルカリオ「ワウ!(*´▽`*)」

------------------------------------------------

コテツ「じゃあオレはこの辺で!早く宿に行って訓練始めたいからな!」

ムーマ父「あぁ、元気でね」

デント「次会う時までに、もっとマナーを身に着けておくように」

コテツ「へいへーい」


デント「……さて、それじゃあシロガネさん。折角カナワに来たのにもう昼過ぎだ。これから車両基地でも見に行きますか?」

ムーマ父「えぇ!ぜひ」

ムーマ「〜♪」

デント「ヤシロちゃん、バトルに敗けたのにご機嫌ですね」

ムーマ父「サトシ君と戦ったトレーナーといいバトルをすることができましたからね」


ムーマ父「この一ヶ月、サトシ君の見た世界に出会う度に、ヤシロちゃんは嬉しそうに笑うのです」

ムーマ父「ヤシロちゃんが世界で一番大好きな人……サトシ君は、ヤシロちゃんに色々なことを教えてくれました」

ムーマ父「それだけじゃない。彼は本気で彼女を愛していたんだ。あの時も……」

---------------------------------------------

ムーマ父「君か!今何時だと思ってる!挨拶に来てくれたのだろうが少しは常識を弁えたらどうだい?」

サトシ「……それがムーマをあんな目に遭わせた人の言葉ですか?」

サトシ「知ってるんだ!アンタ達がムーマを殺そうとしたって!答えろ!どうしてムーマを……」

---------------------------------------------

ムーマ父「誤解していたとはいえ、僕を本気で怒ってくれた……でもそんな彼を一度は追い返してしまった」

ムーマ父「僕は自惚れていたんだ。生みの親以外じゃ、僕が一番彼女を愛せると思っていたから……」

デント「でも、ヤシロちゃんは今貴方に懐いていますよね?」

ムーマ父「えぇ。これも全てサトシ君のおかげです」
 ▼ 500 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 01:00:51 ID:ppEhahJ. [12/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
デント「……フフ、仲間のことを褒められると自分のことのように嬉しいですね」

デント「サトシも変わりないようでよかった。サトシの夢はざっくりだけど、だからこそ確実に前に進んでいける」

デント「僕も彼から学んだことはたくさんありました。僕からもサトシについて話したいことは山ほどあるんです」

デント「それにその子にも、僕がサトシと一緒に見た世界を見せてあげたい」

ムーマ「むぅ!むぅま!」ピョンピョン

デント「決めた!また来週にでも二人でどこかに行きましょうか?」

ムーマ父「えぇっ!?」

デント「あ、あぁそうか……ジム巡りの旅、邪魔しちゃマズイですよね」

ムーマ父「それは全然構わないのですが……いいのですか?またジムを留守にしてしまって」

ムーマ父「コーンさんが言ってましたよ?ジムリーダーが三人揃って初めて、サンヨウジムが誇る最高のお茶が完成するって」

デント「何、僕がいなくとも『最高のお湯』をお出しできるので問題ありません!当店はインスタントも充実しております!」

ムーマ父「え、えぇ……」

ぐ ぉ ぉ 〜 〜 〜 … …

デント/ムーマパパ「「?」」

ムーマ「む、むぅー///」

デント「……フフッ」

ムーマ父「昼間のコロッケサンドだけじゃ満足できないよね。……よし!それじゃあ先に何か食べにいこうか!」

デント「あっ、僕いい店知ってますんでそこに行きましょう!」

デント「そこでは僕の友人が一流のソムリエになる為に修行をしてるんです。彼女に会いに行きがてら昔の話でも」

ムーマ父「いいですね! ヤシロちゃん、何が食べたい?」

ムーマ「むぅ〜……むむむ……」

デント「どんな料理でも気に入ると思いますよ!万が一気に入らなければ彼女に文句を言ってやればいいんです」

ムーマ父「え、えぇ……」

ムーマ「ムヒヒ……」



おにーちゃん、元気にしてますか?おじさんとの毎日、最初は不安だったけどあんがいいい人で今は楽しくやってます。

でも正直、おにーちゃんに早く会いたい。お父様にも、ピカチュウにも、マお姉ちゃん達にも、アローラのポケモン達にも。

……だけどガマンするんだ。今ガマンすれば、おにーちゃんの大切なものにもっと出会うことができるから。

いっぱいおにーちゃんの世界を見るんだ。いっぱいおにーちゃんの話を聞くんだ。

……それでみんなにいっぱい自慢するんだ。わたしが、おにーちゃんの妹だってこと。

おにーちゃんが、他のポケモン達と同じように、「一匹の家族として」わたしを好きでいてくれたってこと。
 ▼ 501 デンネ@ゴーストメモリ 17/09/27 08:16:39 ID:z4iojR9c NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
なんかエンディングに入ってません?
 ▼ 502 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 23:14:26 ID:ppEhahJ. [13/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
-------最後に、アローラ地方-------


サトシ「う、うおぁーー!!」

園児A「おにいちゃん、まってよ!こんどはボクとバトルしてよ!」

園児B「おにいちゃん、そんなのいいからアタシとおままごとしようよ!ね?」

園児C「おにいちゃん、このモクローもらっていい?」

園児D「おにいちゃん、ぼうしこうかんしようよ!」

サトシ「ま、待っ……」

                  「オニーチャン!」          「オニーチャン!」        「オニーチャン!」

サトシ「ウ ワ ァ ァ ァ ァ … …」


ククイ「……と、いうわけで、今日はスクール主催のボランティア活動の一環としてメレメレの保育園にお邪魔してるぞ」

リーリエ「博士、誰に解説をなさっているのです?」

ククイ「うんうん、皆キチンと保育園の手伝いや子供達の世話ができているようだな」

リーリエ「無視!?」


園児E「このおにいちゃんプヨプヨー!」

園児F「みてみて!トランポリン!」ビョンビョン

マーマネ「ぶへぇ゛!!がほ゛ぇ゛!!……ちょ、ちょっと、出る!!あんまり跳ねたら色々出ゴボ ォ ォ゛ォ ォ゛」

園児E「うわー!」キャッキャッ


園児G「え?ちがうの?」

スイレン「だから違うって!/// ウチの男子共とはそういう仲じゃない!」

園児H「でもいまどき、ほいくえんじでもふくざつなれんあいかんじょうをかかえるこのごじせ、こいぐらいするでしょ?」

スイレン「しないったらしない!」


園児I「わーい!」ダダダダ

カキ「おい、ちょっと、ズボンを返しなさい!お兄ちゃん今公共の場にいるから!ねぇ!」

園児J「シャツもきてないヒトがなにいってるのさ」

カキ「ちょ、ホント勘弁して……あ、先生!その子を捕まえて!」

保育士A「ろ、露出狂!!?」
 ▼ 503 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 23:20:08 ID:ppEhahJ. [14/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「はぁ、はぁ……」

ピカチュウ「ペカ……」

マオ「よっす!苦労してますねぇサトシ君」

サトシ「はは、順調そうで何よりです……」

----------------------------------------------------

サトシ「いやー参った。軽い気持ちで参加したけど、子供のお世話って大変ねぇ」

マオ「フフ、大変ゆえに今回の行事は志願制。それでも皆がこの活動に参加してるってことは」

マオ「……思い出すんだろうね。この間までのこと」

サトシ「ムーマのことか?それならもう一ヶ月前だぜ」

マオ「ホンット、信じられないよね……あたし達皆の妹だったムーマちゃんが、今や立派な旅人……旅ポケモンだなんて」

マオ「あたしね、今でも時々ムーマちゃんの夢を見るの。あたしに向かっていつも笑顔で『マお姉ちゃん』って呼んでくれる」

サトシ「マオには助けられたなぁ。よくムーマの面倒を見てくれてたし」

マオ「そういうサトシはさ、ムーマちゃんの夢は見ないの?」

サトシ「見ないな」

マオ「嘘やん」

サトシ「……見ないけどムーマいた日のことは忘れてないよ。それにムーマと別れてから、オレの日常もちょっと変わった」

サトシ「時々ハウオリ霊園にお菓子を持っていくようになったり、カキやスイレンの兄弟事情に耳を傾けるようになったり」

サトシ「ハハ、こうなると何かムーマよりオレの方が色々教えてもらった気がするな」

マオ「そうだね。サトシも成長した。エライエライ」ナデナデ

サトシ「えへへ……///」

サトシ「……ムーマのことといい、アローラ地方での生活にはオレの足りないものを今まで以上に教わってる気がする」

サトシ「ノンビリしてるように見えて、実はもう見つけてるのかも。ポケモンマスターになるための、一番大事なこと」

マオ「一番大事なことって?」

サトシ「それはわからんけど」

マオ「うぉい!!いい加減だねサトシらしいけど!」

サトシ「でもそんな気がするんだ!今こうしてオレがアローラにいる時間は絶対無駄じゃない!それは断言できる!」

マオ「……今こうして。か」

サトシ「ん?」

マオ「……ねぇ、サトシ」
 ▼ 504 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 23:21:50 ID:ppEhahJ. [15/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
マオ「サトシもいつかは……あたし達と一緒にいられなくなるんだよね」

サトシ「!」

マオ「サトシ、アローラには後どのくらいいるの?」

サトシ「そ……そんなこと聞いてどうするんだ?」

マオ「噛み締めたいの。サトシと一緒にいられる幸せを」

マオ「あたし達6人、アローラで過ごす毎日を一秒ごとにもっと深く感じられるようになりたいの!」

マオ「別れの時間が迫る感じは辛いけど……」

マオ「だけどその終わりが見えたら、サトシにより沢山思い出を作ってあげたいって思えるようになると思うの!」

マオ「サトシとムーマちゃんの最後の一週間だってそうでしょ?別れることがわかってたから初めの頃と感情も違ったハズ」

マオ「ねぇ、どのくらい?」

サトシ「え、えぇっと……」


ククイ「マオ、それは違うぞ。サトシに余計な事を聞くんじゃない」


サトシ「博士!」

ククイ「サトシに聞こうが聞くまいが、いつかは別れの日が来るのは変わらない事。そのくらいわかるハズだ」

ククイ「……だから、わざわざそんな悲しい事を聞くな。いつも通り、お前達皆仲良くしてりゃいいだけの話だ」

マオ「で、でも……」

ククイ「それにサトシだって、別れの時間を気にしてムーマと最後の一週間を過ごしてたワケじゃないだろう?」

サトシ「ど、どうだろう」

ククイ「そうさ。オレには分かる」

ククイ「とにかく、別れまでの時間の心配なんてしんみりしたこと、お前達のような未来ある子供のすることじゃない」

ククイ「そういうのはオーキド校長くらいの歳になってからで十分だ」

サトシ/マオ「「プハッ」」

ククイ「フフ、笑ったな。……そうだ。それでいい」

ククイ「さぁ仕事に戻るぞ!ムーマと過ごした日々の経験。それを生かす為にボランティアに志願したんだろ?」

マオ「は、はい!……よしやるぞ、もうひと頑張り!」

アママイコ「あむぁー!」


ククイ「さぁサトシ、お前も」

サトシ「うん!……行こ、ピカチュウ」

ピカチュウ「ピカッチュウ!」
 ▼ 505 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 23:23:33 ID:ppEhahJ. [16/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
                   あなたにとって、ポケモンとは何ですか?



園長「いやいや、今日はありがとうございました。またぜひいらっしゃってくださいね」

ククイ「今日の経験は、必ずウチの生徒達の将来を助けてくれることでしょう。また次回もよろしくお願いします」

リーリエ「今日の活動はとても楽しかったです!たくさん褒められたし……今日の成果を早く活用したい!」

リーリエ「……お兄様で実戦しましょうか」

マオ「保育園での経験を年上にやるのは……」

リーリエ「では、ジェイムズに!」ドドン!



                   ポケモンにとって、あなたとは何ですか?



園児A「またね!おねえちゃんたち!」

園児H「れんあいのことならわたしにそうだんしてね!」

スイレン「だから違うってば!」

マーマネ「コホン、僕でよければ相談に乗

スイレン「オメガマユゲに私の心は理解できない」ボコォ

マーマネ「たわば」



                      家族?友達?仲間?それとも……



サトシ「カキ、随分なホクホク顔だけど何かいいことあったのか?」

カキ「帰ってから今日の活動で学んだことをホシに実戦しようと思うと楽しみで仕方ないんだ♪」

サトシ「……でもあれだろ?ホシちゃんは着々と兄離れを進めてるって」

カキ「何、ただの反抗期さ。反抗期に怯まず、優しく接すれば妹もすぐにまた振り向いてくれるさ」

カキ「お前もきっとあのままムーマと一緒にいれば、反抗期は必ず思わぬところでブチ当たる壁になっただろうぜ」

サトシ「……そういうもんかね」



                       あなただけの理想? 幻?



                     それとも……奇跡の巡りあわせ?
 ▼ 506 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 23:25:32 ID:ppEhahJ. [17/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
                  不思議な魔法にかけられた、可愛い可愛いポケモンと



ジリリリリリ……!

サトシ「どふぁーーーっ!寝坊したーーーーっ!」

ロトム「時刻は午前8時30分。スクールまでの距離を考えると、遅刻は確定的ロト」

サトシ「…………」

サトシ「……」パサッ

ロトム「お゛ぉぉぉぉい!!寝るんじゃねぇ!!」



                 少年・サトシの物語は一旦幕を閉じる……けれども



ロトム「急げ急げロトーーーーー!!」

サトシ「う゛おぉおぉおぉおぉ!!」ダダダダ

警官A「おっすサトシ君!しばらくだね!どうしてそんな走ってるの?」ダダダダダ

サトシ「スクールに遅刻してて!出席日数が足りないとヤバイんですよ!あとお姉さんも何で走ってんの!?」ダダダダダダ

警官A「ジュンサーさんの命令で数量限定のパンケーキを買いに行く途中!午前中には売り切れるらしいの!」ダダダダダダダ

サトシ「それって警察の仕事!?」ダダダダダダダダ

警官A「新人ってそんなもんよ!あっしも早く後輩がほしいでゲス!」ダダダダダダダダダ



                   サトシの夢はポケモンマスターになること!



ククイ「遅い!連絡を受けてからもう随分立つぞ!」

サトシ「すみません。お詫びにパンケーキ買ってきました。数量限定の」

ククイ「ほほぅ、パンケーキで機嫌を取ろうというのか……」

サトシ「へへ……///」

ククイ「まぁ、今回はパンケーキに免じて許……」

サトシ「ホッ」

ククイ「……すわけがなかろう!『ウルトラロイヤルドローーーーップ』!!」

サトシ「う わ ら ば」



      ポケモンマスターになるための次の物語が、間もなく始まるのだ。サトシ自身も気付かぬうちに……
 ▼ 507 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 23:26:44 ID:ppEhahJ. [18/20] NGネーム登録 NGID登録 報告





リーリエ「〜♪」

サトシ「嬉しそうな顔してるな。何かいいことあった?」

リーリエ「えぇ。……今日は会えるのです。私の家族に」

サトシ「おぉ!グラジオがまたこの辺に来るのか!?じゃあもう一度彼とバトルを……」

リーリエ「フフ、いいえ」


ピカチュウ「ピカピカ!」キャッキャッ

モクロー「もふぅ♪もふぅ♪」

ほしぐも「0(*^o^*)0」


リーリエ「私、その人に話したいコト、たくさんあります!ポケモンに触れるように頑張ってるコトとか」

リーリエ「たくさん友達ができたコトとか、色々」

サトシ「リーリエは初めと随分変わったよなぁ」

リーリエ「そういうサトシはあんまり変わりませんね♪」


リーリエ「……サトシ、『再会』ってワクワクしますよね」

サトシ「うん。……前にタケシとカスミに会った時は、その瞬間、昔の旅の記憶が頭の奥からヴァッと飛び出す感じがしたよ」

リーリエ「私もです。あの人と過ごした日の記憶が、ぽぉ……っと蘇ってくるのを感じました」

リーリエ「別れは辛いですけど、再会の楽しみが後で待ってるんだと思うとまた毎日頑張れる気がしますよね!」ガンバリーリエ

サトシ「あぁ!オレもそういうのが心の支えになってる所があるな。また会いたい人やポケモン達はまだまだたくさんいる!」

リーリエ「フフ……」


サトシ「……ムーマの話、早く聞きたいなぁ」

リーリエ「ムーマちゃん、か……今頃何をしてるのでしょうか」

マオ「もうお昼だし、大好きなコロッケでも食べてるんじゃない?」

カキ「バトルの特訓に励んでるんじゃないか?」

マーマネ「きっとパパさんと観光しながら旅を満喫してるよ」

スイレン「新しい趣味を見つけてるかも……」

サトシ「うぉっ!?」

リーリエ「み、皆さん!一体どこから……」
 ▼ 508 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 23:53:42 ID:ppEhahJ. [19/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
ククイ「知りたいか?今のムーマ。……サトシ、お前宛にパパさんから手紙が来てる」


「「「「「「えっ……!?」」」」」」


ククイ「綺麗な筆遣いで書かれていたよ。ただ隅っこの方にだけ、やけに大きくて汚めの文字があったんだが」

ククイ「何て書いてあったと思う?」

サトシ「えっ、そんなこと急に言われても……」

ククイ「まぁ、自分の眼で確かめるんだな」


サトシ「えーっと、『拝啓、サトシ君。 元気?こちらは特に何の変わりも……』」

カキ「いや、あるんだろそのデカイ文字。そこを読んでくれよ」

マーマネ「綺麗な方の文は後でじっくり読もうよ」

マオ「それで、何て書いてあるの?……同じ人が書いたようには見えないね」

サトシ「えーっと……」



サトシ「…………」



スイレン「サトシ?」


サトシ「……ハハ、こちらこそ」


リーリエ「こちらこそ……?何に対しての返事ですか?その大きい文字には何と?」













サトシ「          『アローラ!  おにーちゃん』   だってさ!          」








                        -------fin-------
 ▼ 509 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/27 23:54:31 ID:ppEhahJ. [20/20] NGネーム登録 NGID登録 報告
ここまで読んでくださってありがとうございました。と同時に、お疲れ様でした。

サトシみたいなお兄ちゃんがほしくなったとか、ムーマちゃんみたいな妹がほしくなったとか、
カキに叱られたくなったとかマオに心配されたくなったとか博士に説得されたくなったとか、
ゲームでムウマを厳選しようと思ったとか、
もしこのSSが皆さんの印象に残ってくれるなら私は感無量です(´▽`*)

改めて、ありがとうございました……
 ▼ 510 マクロー@ライブスーツ 17/09/28 01:08:07 ID:k/MSoumo NGネーム登録 NGID登録 報告
すばらしいSSをありがとう (^o^)/
 ▼ 511 ィアルガ@バグメモリ 17/09/28 02:22:42 ID:jwi1HP4E NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!
最高でした!ずっと楽しみにしていて!

(続編の予定とかってあるんですか?)
 ▼ 512 リミアン@だっしゅつボタン 17/09/28 03:26:19 ID:1WiZSPbk NGネーム登録 NGID登録 報告
大作だった、素晴らしいものをありがとう!
 ▼ 513 レザード@ハーバーメール 17/09/28 05:50:41 ID:K7IlhaJM NGネーム登録 NGID登録 報告
マジで今ちょっと泣いてる
 ▼ 514 ガボスゴドラ@ふしぎなアメ 17/09/28 11:53:44 ID:/CqXT33c NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
最高でした! 続きお願いします!(その後とか、再会とか)
 ▼ 515 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/09/28 21:00:27 ID:ay1LjxQM NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
早速たくさんの返信ありがとうございます!

>>511
>>514
むぅ〜……(ムーマちゃん風)
結論から言うと続編の予定は無いです。申し訳ない
理由はダラダラ続けると今度こそエタる可能性があるのと、
次回作を書く時はまた新しい設定・世界観でやりたいと思ってるからです。
心配せずともムーマちゃんはおにーちゃんにいつか会えます!最後の最後で約束したもの!
コメントありがとうございました
 ▼ 516 バゴ@たんけんこころえ 17/09/29 09:33:14 ID:q3WR1V1U NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
>>515
続きが無いのは残念ですが、新作待ってます!
 ▼ 517 ンヂムシ@こんごうだま 17/09/29 14:00:25 ID:PPnRGn.o NGネーム登録 NGID登録 m 報告
俺の妹がこんな可愛いければなあ……
なんであんなうざいんだろう
 ▼ 518 ミツルギ@かいがらのすず 17/10/06 16:56:09 ID:P03phows NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
>>517
その気持ちわかるよ。ムーマは可愛いのにウチの妹ときたら・・・。
 ▼ 519 ガラグラージ@ポイズンメモリ 17/10/09 23:54:42 ID:4n3iwZH2 NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 520 ママイコ@ミクルのみ 17/10/12 01:14:24 ID:KFyEZGZw NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
新作まだか
 ▼ 521 ジロン@かいのカセキ 17/10/12 06:24:43 ID:WsbsXWjM NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
ついつい一気に読んでしまった
ちょこちょこ歌詞が入ってるのよかったなあ
 ▼ 522 ュナー◆mEq.Fp/iL. 17/10/12 13:54:46 ID:q/9gqKEs NGネーム登録 NGID登録 報告
>>515
続きはないのか…でも、新作も待ってるぜ
 ▼ 523 リンク@あいいろのたま 17/10/12 15:58:51 ID:YU5ft2qI NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
新作の予告してくれ
 ▼ 524 ットレイ@タマゴけん 17/10/15 15:47:08 ID:OYEiO6yo NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 ▼ 525 リヤード@あくのジュエル 17/10/15 18:32:53 ID:JcXwkjqI NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
しーんさく
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