【SS】足りなかった少しでも大きな勇気。:ポケモンBBS(掲示板) 【SS】足りなかった少しでも大きな勇気。:ポケモンBBS

  ▼  |  全表示53   | << 前100 | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

【SS】足りなかった少しでも大きな勇気。

 ▼ 1 い◆5oP7VYU6fg 17/07/25 23:05:53 ID:uWT.xSCA NGネーム登録 NGID登録 報告



「いっけぇー!!!」


画面に向かって興奮する少年の声が聞こえる。

 ▼ 14 い◆5oP7VYU6fg 17/07/26 21:12:12 ID:f9cWO8Q6 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告


無数の石の礫が掠り、ジワジワと追い詰められる。

「うぅっ!」

逃げの無いところて飛んできた一粒が直撃する。



エーフィ「はぁ、はぁ……」


トレーナー「まだ立っていられるのか、耐久力は悪くなさそうだな」

トレーナー「……どうした? 攻撃してこないのか?」


軽く首を傾げて挑発する男に苛立ちを覚える。
しかし、ダメージが大きく今は立っているのがやっとで、攻撃する力などほとんど残っていない。


トレーナー「まぁいい、技は後でいくらでも見れる」


エーフィ「……!!」

ため息をつき、取り出したのはモンスターボール。
人間がポケモンを捕獲するために使うアイテムだ。



「入れ」
 ▼ 15 い◆5oP7VYU6fg 17/07/26 21:12:52 ID:f9cWO8Q6 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
こちらに向かって、軽くモンスターボールを投げる。
あのボールが私の体に触れれば、私はあのトレーナーのポケモンになってしまう。



『追いで……?』



いや、いやだ……!


ダメ! 立って!

お願い! 捕まりたくない!


動け!




「やめろ!!!」


トレーナー「……!?」


!?
 ▼ 16 い◆5oP7VYU6fg 17/07/26 21:13:17 ID:f9cWO8Q6 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告


モンスターボールが弾かれた……?


サンダース「そうはさせない!!」


サンダース! 何で!


サンダース「エーフィ! 動ける!?」

トレーナー「邪魔が……」

エーフィ「ごめん、もう体が動かないの……私はもういいから、みんなに伝えて、逃げて……」

サンダース「ダメだよ! そんなことできない! ここから離れたら捕まっちゃうんでしょ!? 動けないならこのポケモン倒して絶対助ける!!」


ダメ……サンダースは知らないから……伝えないと、サンダースの攻撃は、相手には……





── 目の前が、黒く塗り潰された。

 ▼ 17 い◆5oP7VYU6fg 17/07/27 23:25:43 ID:.i3RgnX. [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告


あの日、私達は負けてそのトレーナーのポケモンになった。



トレーナー「サンダース、戦闘不能、エーフィの勝ち」



エーフィ「大丈夫!? ご、ごめん! 強くやりすぎた!」

サンダース「大丈夫、じゃない……」


「立て。そんなことで倒れていては、リーグで勝ち残れないぞ」


エーフィ「何よ、何で仲間同士で戦わなきゃいけないの……」

サンダース「別にいいよ、僕が弱いのがいけないんだ」


傷だらけの体を何とか奮い立たせる。
あの人はただ、強さを求めてるだけだ。私たちのことかんか、一つも考えてない。
 ▼ 18 い◆5oP7VYU6fg 17/07/27 23:26:10 ID:.i3RgnX. [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
サンダースが言っていた。
公式の大会に野生のポケモンは出場できない。
それは自分も例外じゃない。ある意味、夢に近づいた。と。


違う。


『僕もいつか、人間の友達になって、一緒に一番を取るんだ!』


強がりだ。

彼は夢に憧れるのと同時に、それを叶えた者達のポケモンとトレーナーの関係にも憧れていた。
 ▼ 19 い◆5oP7VYU6fg 17/07/27 23:26:41 ID:.i3RgnX. [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告

「三ヶ月後のポケモンリーグで合計五回以上勝つこと」

五体のポケモンを倒せれば、

そうすれば大会に参加させてくれると言う。

だからこそ今はこうして特訓をしているんだ。


「サンダース! かみなり!」


相手はゲッコウガ、同じスピードタイプの新入りらしい。
有利な相性もあり、サンダースが勝てる唯一の相手。


ゲッコウガ「また、負け……」

サンダース「ギリギリの勝負だった。次やったら結果は変わってるかも」

ゲッコウガ「前も言ってた気がする……」


私が悲観的すぎるだけで、案外馴染めているのかもしれない。あのトレーナーも扱いは同じように荒いはずなのに、他のポケモン達は逆らうことなく信頼しているようにも見えた。
 ▼ 20 い◆5oP7VYU6fg 17/07/27 23:29:22 ID:.i3RgnX. [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
何とか良い方向に進むようにと祈り、不信感を抱えながら日々を過ごしていた。そして、リーグが一ヶ月後に迫ったある日。



「……?」



仄かに明るさを感じて目を開けると、まだ月が頭上から落ちない深夜のようだ。

中々開ききらない目を擦りながら光を放つ灯台の下へと向かう。数分歩くと湖のほとりに焚き火を作る男とポケモンの姿。


「……? ポケモンと何か話しているけど、聞こえない……」


(あいつは……)


額の宝玉をバレない程度に輝かせ、しばらく使っていなかったテレパシーを使う。相手の考えを読むことができれば、話していることも大方予想できる。

隣にいるポケモンはガブリアス。よくそばにいる。多分この中では一番強いポケモンだ。


(サンダースは期待外れだな)

(弱いうえに伸びしろも無さそうだ)


(リーグでも通用するかどうか……出さないってのもありか)


「……!! そんな……」



(さて、そろそろ戻って寝るぞ。明日のトレーニングに向けてな)



あっ──!
こっちに来る、早く戻らなきゃ……!
 ▼ 21 い◆5oP7VYU6fg 17/07/27 23:29:41 ID:.i3RgnX. [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告


「ん? いま、何か音がしたか?」

ガブリアス「ガバァッ!!」


!?

ひいいいい目の前に!
逃げ道塞がれた……!
どうし


トレーナー「なんだ、エーフィか」



冷徹な目付きに背筋が凍る。

── もう、要らないから』



エーフィ「〜っ!!」



シャワーのように嫌な汗が流れた。



トレーナー「今の話、聞いてたのか、あいつには言うなよ?」


「リーグに出すにしろ、出さないにしろ。あっさり負けるにしろ、勝ち続けるにしろ、必死こいて無駄なことをする姿は見物だ」


……!!

何よ、その言い方……。
無駄って、どう言うこと?
まるでサンダースとの約束なんてどうでも良いみたい。
 ▼ 22 い◆5oP7VYU6fg 17/07/27 23:30:04 ID:.i3RgnX. [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告



その翌日の夜。
エーフィはサンダースを呼び出した。
半月が照らす夜の森、川原に座り込む二匹。


 ▼ 23 い◆5oP7VYU6fg 17/07/29 23:55:01 ID:hJ.Fmxso [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告


サンダース「何か用?」

エーフィ「このままで良いの?」

サンダース「……何が?」

エーフィ「だって、あれからみんなともあ別れたまんまだし……あの人は無事だって言ってたけど」

サンダース「……後で考える。だってもう少しで、夢を叶えるチャンスなんだよ! 逃さない手はないよ!」


エーフィ「本当にそれで良いの……? 本当に叶うと思ってるの!?」


あの人が他のみんなを捕まえずに私たちだけを選んだのは、私達に戦いの「素質」があると思ったからだそうだ。


エーフィ「あの人にとって私たちは、仲間じゃない! 本当に協力してくれるかもわからないじゃない!」

サンダース「そんなことないよ! 確かに扱いは酷いけど、悪い人じゃないと思う!だから他のポケモンたちも彼に着いていってるんだよ!」

エーフィ「それは、みんなも人と同じ意思だから……」

サンダース「だったら僕も同じだよ! 強くなりたい! 夢を叶えるために……!」

エーフィ「……!」



『これに出たい! 人間とも仲良くなって、世界で一番速いポケモンになるんだ!』


サンダース「だから僕は……ここで強く」



── 違う!!!



声が、静かな夜の森に響き渡る。
時が止まったような感覚になった。
 ▼ 24 い◆5oP7VYU6fg 17/07/29 23:56:09 ID:hJ.Fmxso [2/7] NGネーム登録 NGID登録 報告

「私は……本当の夢を叶えてほしいの……」

エーフィ「妥協なんてしてほしくない。自分の一番やりたいことを……」


サンダース「じゃあどうすればいいの?」

エーフィ「……え?」


呟くように放った一言は、震えて掠れていて、聞き取れなかった。


サンダース「仕方無いじゃないか、どうしようもないんだ」

「何もできないのに、不満ばっかり言って……」


エーフィ「ち、ちがうの……! 聞いて!」


「じゃあそうできるように解決してよ」



エーフィ「……!」


ゾクリと体の芯から一瞬で寒気が広がる。明らかに眼の色が変わった。テレパシーを使わなくても、何度も見てきたから、その心情はわかる。

失望している眼だ。
 ▼ 25 い◆5oP7VYU6fg 17/07/29 23:56:27 ID:hJ.Fmxso [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告



エーフィ「ご、ごめ……」


「もういい」



スタスタと歩いていく。



嗚呼、止めなきゃ……!


また声がでない……

ダメ!



何で、震える?



ついこの前まで、仲良くしてたのに……。


待って、お願い……

仲直り、しなきゃ……。


また……!!


涙が溢れる。


震えて、崩れ落ちた。


 ▼ 26 い◆5oP7VYU6fg 17/07/29 23:57:13 ID:hJ.Fmxso [4/7] NGネーム登録 NGID登録 報告

── 「わー! かわいい! イーブイだ!」


イーブイの頃、捨てられて段ボール入れられていた私は、少女と出会いました。


「おいで……?」


優しい声で私を呼び、暖かく抱きしめます。
それから私と彼女はいつも一緒でした。


「ねぇねぇ、イーブイって、仲良くなるとニンフィアに進化するんだよね!」

イーブイ「ぶい!」


手慣れた様子で棚から取り出した絵本、それで見せてくれたその子の話をするときは、いつも目を輝かせていて、意味はよくわからなかったけど、期待されてるみたいで、嬉しかったです。

「イーブイがいるから寂しくないもん!」


家で一緒にお留守番したり、一緒に寝たり、10歳になったら、一緒に旅にでて、勿論最初のポケモンは私。
 ▼ 27 い◆5oP7VYU6fg 17/07/29 23:57:48 ID:hJ.Fmxso [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告


そうやって、ずっと一緒にいられると思っていました。

ある日、私は進化しました。


彼女は光に包まれる私をみて、凄く嬉しそうな顔をしていました。だけど……。


「可愛くなくなったから、いいや」


エーフィ「?」


一瞬、何を言ってるのかわからなかったけど、
だけどその時、初めて使えるようになったテレパシーで、その意味はすぐにわかりました。


(ニンフィアが良かったなぁ)

「もう、要らないからどっか行って良いよ」



あの日から私は彼女にとって、

“要らない子”になりました。


「しつこいなぁ」

モンスターボールから逃がされても、諦めきれず、ずっと後ろをついて行きます。何度断られても、今までの思い出が全部、嘘のように思えて、こんなことで崩れてしまう何て、嫌だったから……

だけど──


「来ないでって言ってるでしょ」


ギロリと鋭く睨み付ける。その目に、いつもの優しい彼女はなかった。その冷たい眼を見た瞬間、凍らされたように体が固まって、動けなくなる。いつも一緒にいた彼女が、私を置いてどんどん遠くへ行ってしまう。なのに、声がでない。


ただ涙が溢れた。

──
 ▼ 28 い◆5oP7VYU6fg 17/07/29 23:58:14 ID:hJ.Fmxso [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告


それ以降、テレパシーを使うのはやめた。
誰かの考えを読むのが、本心を知ってしまうのが怖かったから。

あれからずっと、本心は違うのではないかと、怯えてきた。

あの時から、何も変わっていない。

また動けなかった。



言い返せなかった。

一度トレーナーのものになってしまったポケモンは、トレーナーの意思がなければ逃げることはできない。
だからサンダースはここで主人に従うことにしたんだ。
条件を満たせば、どんな形でも夢は叶えられるから。


「でも…………!」

 ▼ 29 い◆5oP7VYU6fg 17/07/29 23:58:46 ID:hJ.Fmxso [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告

── それからは、後悔と不安で、眠れない夜が続いた。
それは私だけじゃなく、サンダースも同じだった。


旅先の夜。微かな電撃の音と光。
バトルの特訓、とでも言うのだろうか。

軽く覗こうと起きたつもりが、中々辿り着かない。
音や光で他のみんなが起きないように相当遠くでやっているようだ。


その音は次第に大きくなり、その姿が確認できる頃には、虫が飛ぶほどの小さなおとから、しっかりとした鈍くも鋭くも感じる独特の電撃音に変わる。


(もっと、強くならなきゃ……!)


……!!
テレパシーで声が聞こえる。


(勝たなきゃ……勝つしか、無いんだ……!)


そっか……。
サンダースも必死なんだ。

それ以外に、道が見えないから。


前を向いて、少しでも希望のある方に、懸けるしかないんだ……。



私、何やってるんだろう。


足を引っ張るばかりで、何も行動を起こさない。



私は…………。
 ▼ 30 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:03:17 ID:uau1iAps [1/21] NGネーム登録 NGID登録 報告

悩んでいても、時間は待っていてくれない。
去るように時は過ぎ、あっという間にリーグの日を迎えた。


五回以上勝つこと。
つまり合計で五匹以上ポケモンを倒せと言うことだ。
リーグは合計で六試合行う。

全ての試合に出れるとすれば、必ず一匹だけでもだけでも倒せば良い、チャンスは十分にある。


だが


無事に予選を通過してこれから本戦が始まる。と言うのに、サンダースは浮かない顔をしている。それも当たり前、まだサンダースは一度も試合に選出されていないのだ。

鳴り止まない実況と歓声の嵐の中、不安そうな彼に何か声をかけようと思ったが、とても話し掛ける勇気はなかった。その後、問い詰めるようにトレーナーに寄ると、彼は答えた。
 ▼ 31 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:04:25 ID:uau1iAps [2/21] NGネーム登録 NGID登録 報告


「これから始まる本戦は四試合ある。その全ての試合でお前をトップバッターとして選出する。俺はお前に指示は出さない。交代することもない。いいな?」


提示された条件、それはかなり厳しいものだった。

昔、人間を毛嫌う私が「身勝手な人間に従うなんて、やめた方がいい」と言った時、サンダースは強く言った。

トレーナーとポケモンは一心同体。トレーナーは指示するだけのように見えても心は強く繋がっている。そうなったら、きっと他のポケモンよりももっと凄い力が出る。

きっと、形は違えどここに辿り着き、リーグに参加するトレーナーは皆そういう人達だろう。
そんな中で、サンダースは一匹、自分の力だけで戦うことになる。


それに、最初のポケモンが毎回同じなら、対策されて当然だろう。どんどん強力になる相手に対して、こちらは交代も一度の負けも許されないプレッシャー。


「そんな中で、勝ち続けるなんて……」


── しかし


実況『知的な戦略で他を寄せ付けない強さを持つポケモントレーナー、ヴィン!相対するは予選をたった一匹のポケモンで勝ち上がった圧倒的強さのメタグロス使い!』





試合が開始した数十秒後、
そんな不安を一瞬だけでも吹き飛ばしたのは、巨大な波が押し寄せるような歓声。


審判「メ、メタグロス、戦闘不能! サンダースの勝ち!」

実況『な、何……!?』

 ▼ 32 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:05:37 ID:uau1iAps [3/21] NGネーム登録 NGID登録 報告

最初の難関から圧勝を飾った乗りに乗った一回戦は無事に二体倒したのちに、戦闘不能になった。そして試合自体は二体目のゲッコウガが残りの四体とも撃破し、ヴィンは当然のように勝利を納めた。

約束は5勝。残り三勝。試合数は多くて三。
だが無事に決勝まで勝ち上がれるかも怪しい。


二試合目も順調に二体を、条件を満たすまで残り一体となった。そして三試合目の前日。あるトレーナーが現れた。


ヴィン「何の用だ?」

「初めまして、僕の名は」


ヴィン「リュウ」


リュウ「知っていたのですか?」

ヴィン「予選からガブリアス一体でここまで勝ち抜いてきた。いずれ当たることになると思っていたからな」


リュウと名乗る男は嬉しそうに笑う。


リュウ「ほう、それは奇遇ですね。次の三回戦目の準決勝、僕も君が決勝に上がってくると思いまして、宣戦布告に来たわけですよ」

ヴィン「へぇ……」


「決勝戦でもガブリアス一体で、あなたを倒す。とね」


彼はそう言って去っていった。リュウはトーナメントの真逆のブロックにいたらしく。確かに勝ち続けても決勝でなくては当たることはない組み合わせだった。

そんな彼の言い放った一言を気に留めながらの三回戦目。
相手は地面ポケモン使いのトレーナーで、中でも特別耐久力のあるメガハガネールがエースと言われている。


三試合目は流石に対策されており、最初からハガネールを繰り出され、負けてしまった。だが最終的には水タイプであるゲッコウガが大活躍し、無事に決勝戦進出。

残るは一試合のみ、だが一度だけで良い、一勝でも出来れば、夢への道は開かれる。

最後に励ましの言葉をかけようかと思ったが、近付けば電撃のような痛みが走りそうな程の、異様な緊張感と、覚悟を決めたその姿を見て、また萎縮してしまった。


結局あの日の喧嘩以降、私達は話すこともしないままこの日を迎えてしまった。今の私に出来ることは、ただ、願うことのみ。
 ▼ 33 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:06:32 ID:uau1iAps [4/21] NGネーム登録 NGID登録 報告

そして、全てが決まる、“決勝戦”が始まる。
相手はガブリアス使い、どの試合でも強力なガブリアスを最初に使用し、その一体だけで勝ち進んできた。
奇しくも、

平和な日々が一変したあの日と同じ、


二体の対峙。


今もあの時と同じくサンダースには圧倒的に不利な相手、だけど……


サンダース(勝つ!)


テレパシーを使わずともわかるその眼に宿る強い意思。
その目を見ていれば、不思議と勝てると思えた。


相手は自慢の速さで目先へ急接近し、爪をエメラルド色に染め上げ、腕を上から下へと振り下ろすが、スピードに自信があるのはサンダースも同じ、軽く右に横に跳ね、攻撃は地面を叩く。

ひび割れ、土がめり上がった光景から、当たれば一溜まりもない威力だとわかった。そのまま武器を携えた左手を弧を描くように滑らせるが、即座に屈んでそれもかわす。


そこから曲がった四本の足をバネに腹へのタックル。
軽くふらついて後ずさった、確実に攻撃は効いている……。

ある確信が頭に過った。戦える。と。


やっぱりあの時とは違う。

『このポケモン倒して絶対助ける!』

電気技以外の技も使えなくて、ガブリアスのタイプも知らずに敗北した。あの時とは……!
 ▼ 34 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:06:53 ID:uau1iAps [5/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
相手が少し怯んだ先に走り、撹乱する。ガブリアスの周囲を大きく星を描くように丸く。素早く。
高速移動、素早さを更に底上げし、確実に仕留めるための準備をする技だ。


ガブリアス「ガバァ!!!」


敵は焦ったように攻撃を放つ。石の礫の連弾。しかし命中するわけもなかった。相手が一歩先を読んで攻撃を放っても、サンダースの速さ、その更に先を行く。


地面タイプの相手が出てくるのは予想してた。どんな相手が出ても勝てるように、色んな技を特訓していたんだ。


それを準決勝で使わなかったのは、
一度でも見せてしまえば、次の試合からは予想されて外れるか、対策されて倒しきれない可能性が高くなってしまう。だから、


『ガブリアス一体で、あなたを倒す』


耐久自慢のメガハガネールよりも、技の相性でも圧倒的に有利なガブリアスを確実に倒せるようになるまで、残しておいた。



その速さは既に眼で追えるものではなく、風が渦を巻くように動いているのがみえる。



あの時とは違う。


「確実に……絶対に……倒す……!」


止まった。その場所は、敵の背後。


エーフィ「いける!!」



夢への一撃。



サンダース「目覚めるパワー!!!」

 ▼ 35 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:07:17 ID:uau1iAps [6/21] NGネーム登録 NGID登録 報告

命中。
白い煙が立ち込め、それが晴れたバトルフィールドには息を絶え絶えながら立ち尽くし、倒れた敵をただ呆然と眺める。サンダース。


『ガブリアス、戦闘不能! サンダースの勝ち!』


予想し得なかった展開に沸く観客。


「勝った……」


エーフィ「サンダース……!」

サンダース「勝ったんだ!」


夢への道は、開かれた。

腹の奥底から何とも言えない感情が沸き上がり、溢れそうになる涙を必死に腕で拭う。やっと、夢が……

悦に入る間もなくモンスターボールへ戻され、淡々と試合は続行された。結果は、ヴィンの圧勝。

 ▼ 36 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:11:44 ID:uau1iAps [7/21] NGネーム登録 NGID登録 報告
そして、試合後。

私はすぐに戦いを終えたトレーナーとポケモン達が休む控え室に向かった。

きっとサンダースを含め、純粋にリーグ優勝と言う目標を達成した、ポケモンたちの喜びに溢れた空間が待っていることだろう。


「お前は使わない」


サンダース「え?」


意気揚々とドアを少し開けたまさにその瞬間、その壁を隔てた先の空気が凍りつくのがわかった。

エーフィ「……!!」

頭に?を浮かべた。いや、少しだけ考えたこともあった。だけど考えたくなかった。しかし考えても無駄だとすぐに隅に追いやった。
だから別のことを考えた。その嫌な予感が的中してしまうのが怖かったから……。



ヴィン「ポケモンの競技大会? 参加する気何て無かったんだよ。だけどお前が必死になるから興味が湧いた」


「ゲッコウガを参加させることにした」


何を言っているのか、理解できなかった。
理解しようとしなかった。


サンダース「なんで……?」


ヴィン「まぁ、元々俺はお前をリーグに出そうなんて考えてなかったからな。お前みたいに素早い電気ポケモンはゲッコウガを鍛えるのに適役だと思って、お前を捕らえた」

「そしたらお前、自分が認められたみたいに必死に頑張るからさ、面白いから……少し遊んでみるかなって」


サンダース「っ!!」


エーフィ「そんな……」


嘲笑気味に顔を緩ませる。扉の隙間から覗かせたその顔は今までの冷徹な表情とは違う初めて見せる笑顔。


サンダース「で、でも、ゲッコウガにはまだ負けたことないし……! 素早さなら」

ヴィン「気付いてないみたいだけど、お前相性が良いから運よく勝ててるだけで、素早さは既にゲッコウガに劣ってるぞ」

サンダース「……くっ!!」


エーフィ「サンダース……!」



更に口角を上げてあざ笑う男に激しい苛立ちを覚え、刃物のように鋭く尖った体毛を逆立たせる。迸る電流に周りのポケモンたちはうろたえるが、奴は余裕の笑みを崩さない。
 ▼ 37 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:12:09 ID:uau1iAps [8/21] NGネーム登録 NGID登録 報告



ヴィン「そんなに怒るなよ……。しかし、じゃあそうだな。ゲッコウガとお前、一対一で勝負しろ。お前が勝てば出場させてやろう。そして負けた方は必ず逃がす。つまり俺のポケモンではなくなる」

「これならお前は勝っても負けても望みが叶い、ゲッコウガにも負けられない理由がある。どうだ? 受けるか?」


コクりと頷くサンダース。
断る理由はない。だけど、明らかに不利な条件を出すってことは、相手にも自信があると言うこと。それに何より、サンダースの心情が心配だ。



そして私を入れた他のポケモンたちも見守るなか、バトルフィールドに立つ二体のポケモン。お互いトレーナーの指示はなし。正真正銘、ポケモン同士の実力勝負が始まる。


「バトル開始!!」
 ▼ 38 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:13:06 ID:uau1iAps [9/21] NGネーム登録 NGID登録 報告


ゲッコウガ「先手必勝!!」


連続で手裏剣を放つ。だが、水出てきた攻撃は脆く、鋭い電撃が貫くように弾き飛ばした。飛び散る水飛沫の中を眼にも止まらぬ速さで走り抜け、強力な体当たりを加え、ガブリアス相手の時と同様、周囲を円を描くように駆ける。

高速移動だ。


サンダース「はぁ、はぁ……」


決勝戦の疲労も言えぬままの戦闘のため、息が絶え絶えで、安定しない、だがそれはゲッコウガも同じ、現に目を回すようにサンダースの動きを凝視しているが完全に遅れている。

さっきと同じように素早さを上げたあと、不意をついて電撃を食らわせる算段のはずだが……。


「見えた!!」


── 刹那、鈍器で殴ったような鈍い音が響く。

サンダース「かはっ……!」

腹の下から打ち上げられるように蹴られ、苦しそうに息を吐く声に一瞬目を逸らしてしまった。

その一撃は、他のポケモンに速さで敗北したことを意味する。


ゲッコウガ「がぁ!!!」


だがその隙を逃すことはなく、流れるように浮いた足を掴み、地面に叩きつけるように投げた。


エーフィ「嘘……!」


負ける。

今まで勝ち続けた相手に、初めてそう感じた。
負ければ、サンダースは……


エーフィ「サンダース! 負けないで!」


サンダース「……!!」
 ▼ 39 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:13:32 ID:uau1iAps [10/21] NGネーム登録 NGID登録 報告


地面に倒れる相手に止めの踵落とし、何とかギリギリで立ち上がり、かわす。だが先程の攻撃だけで既にフラフラな状態。
もう攻撃を繰り出すこともままならない。サンダースがここから逆転するのは不可能、とその場にいる全員が感じただろう。ただその二匹を、除いては……


サンダース「……ぐっ……!」


一瞬、二人の脳内に、古い記憶が走馬灯のように駆け巡った。

『無理とか、やってみないとわからないよ! 夢は叶えるためにあるんだ!』


エーフィ「サンダース……まだ……」


サンダース「まだ……戦える……!」


ギロリと睨み付ける。

尖った体毛は更に鋭利に逆立ち、

そこから流れた電流が激しく瞬く。


「うあああああああああああ!!!!!」


叫んだ声は激しい電撃に掻き消され、巨大な電流の塊が放たれる。ゲッコウガは咄嗟に動きを見せた。がその瞬間、激しい爆発が起き、バトルフィールドは黒煙に包まれた。

集中が切れたポケモン達が騒がしく話し出す。
内容はもちろん、その結果に対してだ。


黒煙が晴れ、一瞬の静寂画ながれる。そこには、向かい合って立つ二体のポケモン。だがその間には壊れた地面がめり上がったように出来た壁がある。

サンダースの電撃は、防がれていた。


サンダース「はぁ……はぁ……」


静寂の中心だからこそ、
強く鳴り響く、地面に崩れ落ちた音。


「サンダース、戦闘不能。ゲッコウガの勝ち」


エーフィ「……!!」


涙が溢れた。その言葉は、サンダースの夢が潰えたことを冷たく、そして高らかに宣言していた。
 ▼ 40 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:14:35 ID:uau1iAps [11/21] NGネーム登録 NGID登録 報告


「終わりだな」


サンダース「待て……!」


ヴィン「……!!」


その言葉の意味はわからなかったはずだが、その目と声、ポケモンをボールに戻し、去ろうとする彼の腕に弱い電撃を浴びせた。その小さな抵抗は、彼等の怒りを買うことになった。


「ガブリアス……」

ガブリアス「ガバァ!!」


サンダース「……!」


鋭い爪を突き刺すよう傷だらけの体に突き刺す。
空間を伝って強い衝撃が走り、他のポケモンから汗が流れる。その表情から、“やってはいけないこと”をやってしまったのであろうと言うことは見てとれる。

ガブリアスの次の雄叫びで、
私以外のポケモン達が一斉にサンダースへと襲い掛かった。


エーフィ「あ……」


私は、


その光景をただ、


眺めて……



エーフィ「何を……サンダースが……」


サンダースが……

 ▼ 41 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:15:22 ID:uau1iAps [12/21] NGネーム登録 NGID登録 報告


恐怖の形は様々だった。
ガブリアスがその一撃で与えた恐怖により、ポケモンたちは支配され、動かされた。

打って変わり、私はその眼によって、硬直した体が動かないままだ。


(痛い)



エーフィ「……!!」


(苦しい)


(体が動かない)


テレパシー等使っていない筈が、感じ取ったのは、彼の音の無い声。鍛え上げられたポケモン達からの集中攻撃、ただではすまないだろう。


(誰か……助けて……)



「……!!」



サンダースが、攻撃されてるのに、


もうとっくに動けないのに、攻撃され続けている彼を、

助けなきゃいけないのに……


何でまた、動かない?



エーフィ「あ……」



気付けば、総攻撃は止み、残されたのは見るも無惨なボロボロの体で倒れたサンダース。
 ▼ 42 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:15:54 ID:uau1iAps [13/21] NGネーム登録 NGID登録 報告


ヴィン「“約束通り”お前はもう俺のポケモンじゃない。故郷に帰るなり、勝手にしろ」

サンダース「……」


「あぁ、言い忘れてたが、お前らの仲間。この前無事だって言ったが、あれは嘘だ」


「……!?」


ヴィン「元々戦力補充のためにポケモンを探してたんだ。勿論あいつらとも戦った。だが全員弱すぎて使い物になら無いんで散々荒らしてそのまんまだよ」


エーフィ「まさか……」


ヴィン「巨木は燃えてたし、あいつらはもう彼処には住んでいられないだろうな。いや、そもそももう何処かで野垂れ死んでいるかも」


── ッ!!!


こいつ……許さないっ!!!



赤い宝石がレーザービームのような眩い光を放つ。

 ▼ 43 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:16:24 ID:uau1iAps [14/21] NGネーム登録 NGID登録 報告


ヴィン「何だ?」

ガブリアス「……」



エーフィ「……ッ!!!」


睨みを利かすその眼に、込み上げた怒りは一瞬で吹き飛ばされた。風船の空気が抜けるように体から力が無くなり、膝から崩れ落ちる。

その後、彼か私とサンダースにモンスターボールを向けると、赤い光線が走り、途中で切り取られたように割れた。

それはポケモンとトレーナーの関係を断ち切る事を表す。


エーフィ「あぁ……」


情けない、結局、私は何も……。


あれ?

辺りをキョロキョロと見渡す。


ついさっきまでバトルフィールドで倒れていた筈の、サンダースが、


居ない。



消えた?



エーフィ「どこに……!?」



行かなきゃ、

探さなきゃ、

まだ、遠くにはいってないはず……


「血だ……このあとを辿れば……」


必死に血の跡を追う。

サンダースはいつでも楽観的で、よく言えば前向きな子だった。
でも、夢への道を断たれ、希望を奪われた上にあの攻撃、追い詰められた今、何を考えているか、どんな気持ちで、どんな思いでいるか。想像できるものじゃない。
 ▼ 44 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:17:33 ID:uau1iAps [15/21] NGネーム登録 NGID登録 報告

間に合って!
そう祈り走った先、辿り着いたのは空が見える開けた草原。立つのは、一歩でも進めば落ちてしまうような崖の先端。

ただ立ち尽くしていた。



エーフィ「……あっ」



声を、掛けなきゃ……。

止めなきゃ。


死ぬつもりかもしれない。


でも、何て言えば良い?

理想ばかり追いかけて、いつも一緒に暮らしていた。

家族とも言える彼に失望させた。

彼が襲われている時も、助けられなかった。


そんな私に、何が言える?




私の言葉が、

彼を踏み出させるきっかけを作ってしまったら?

 ▼ 45 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:17:56 ID:uau1iAps [16/21] NGネーム登録 NGID登録 報告


サンダース(こわい)


(でももう嫌だ)



エーフィ「……!! サンダース!!」



(感覚がない)


(痛くない)




(こわくない)



エーフィ「待って!!!」


掛けた時にはもう遅く、いや、

そもそも私の声なんて、もう届いていなかった。
 ▼ 46 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:19:33 ID:uau1iAps [17/21] NGネーム登録 NGID登録 報告




── そこはポケモンを癒す場所、ポケモンセンター。

そしてその一室、二匹のポケモン……。


サンダース「前足二本の骨や筋肉がグチャグチャになっていて、もう走るどころか、障害歩くことすら叶わないかもって……」

エーフィ「うぐっ……」


包帯でぐるぐる巻きにされた体に吊るされた前足二本。

目も当てられないような姿。



エーフィ「ごめん……ごめん……」


サンダース「謝らないでよ、寧ろポケモンセンターってご飯も美味しいし、扱いも良いから、変なトレーナーにも狙われないし、意外と快適かも」


嘘。テレパシーでわかる。


サンダース「エーフィは悪くないよ、僕が、弱かったのが、僕が、死にきれなかったのが悪いんだ」

 ▼ 47 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:20:27 ID:uau1iAps [18/21] NGネーム登録 NGID登録 報告

違う……!

私が……! 私が……!
あの時……


声を掛けて、引き止めていれば……!

ポケモン達に襲われるあなたを、助けていれば……!

喧嘩したとき、怯えずに言い返せていれば……!

湖で盗み聞きした事を、ちゃんと伝えられていれば……!

いや、もっと前、最初から、テレパシーを使っていれば……!


昔の記憶に怯えず、

あの『眼』怯えず、

立ち向かっていれば……!!


「私に、もう少しだけ……立ち向かう為の勇気があれば……!! 私にも……!!」

あなたのように……


「大きな敵に立ち向かう勇気があれば!」

「前を向き続ける勇気があれば!」


「あそこから飛び降りる……勇気が、あれば……!!」


サンダース「僕には、勇気なんて無いよ。ただ、もうどうでもいいやって思って……」

「でも飛び降りる時、一瞬、みんなの顔が頭によぎって、迷っちゃったんだ。だから、頭から落ちれなかった。足から落ちたから、死にきれなかったんだ」
 ▼ 48 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:20:45 ID:uau1iAps [19/21] NGネーム登録 NGID登録 報告

サンダース「それに、きっと大丈夫だ!って、そうやって、怖いことから目を背けてるだけで、前を向いてる訳じゃない。そんなのは、勇気じゃないよ……」


エーフィ「う、うぅ……!!」



それも、違う……。

テレパシーを使わなくてもわかる。

もう一生走れない。

動けない。

夢を捨てるしかない。

家族もいない。

希望もない。


そんな中でも、絶望せずに、希望を見出だすために頑張るのがサンダースだから……。



私に、そんな勇気は ──
 ▼ 49 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:21:46 ID:uau1iAps [20/21] NGネーム登録 NGID登録 報告



──





「家がなくて、ノコノコと帰ってきたのか?」


違う。


「へぇ、戦いに来たのか、臆病なお前が、俺たちと」


そうだ。


ヴィン「いけ、ガブリアス」


いつものように冷徹な眼。

だけどもう、その『眼』には、負けない!







足りなかった少しでも大きな勇気。──完。
 ▼ 50 い◆5oP7VYU6fg 17/07/30 00:29:37 ID:uau1iAps [21/21] NGネーム登録 NGID登録 報告





ここまで読んでくださったかた、ありがとうございました。


とりあえず反省点は多々ありますが、完結できて良かった。思い付きの病みSSなので本当は一晩で終わらせるつもりだったのに五日間もかかってしまった。

書き溜め無しの見切り発車な割にはマシなものになったんじゃないかなぁ。とは思ったり……
 ▼ 51 リーン@ぎんのこな 17/07/30 00:39:38 ID:.qAXGerI NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 52 ガボーマンダ@ミアレガレット 17/07/30 01:00:28 ID:NIU2xXhs NGネーム登録 NGID登録 報告
乙です
 ▼ 53 レビィ@ひこうのジュエル 17/07/30 01:20:11 ID:R7eIJK7w NGネーム登録 NGID登録 報告
強く…生きて(悲しみ)
  ▲  |  全表示53   | << 前100 | 次  |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!
スレの消えている画像復旧リクエスト
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼