【SS】サンダース「絶対に許さへん……!」:ポケモンBBS(掲示板) 【SS】サンダース「絶対に許さへん……!」:ポケモンBBS

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SS

【SS】サンダース「絶対に許さへん……!」

 ▼ 1 1◆v1GnTfaqxg 17/08/03 21:05:15 ID:0F97w.t2 NGネーム登録 NGID登録 報告



とある街にある、小汚く薄暗い路地裏……


路地裏に散乱しているゴミ袋を避け、積み上げられたダンボール箱を高く飛び越える黄色い影が一つ……



そのポケモンはニヤニヤしながら路地裏をひた走る……



サンダース「エーフィとの久しぶりのデート……楽しみやなぁ……」


サンダースはそう呟くと、鼻歌を歌いながら路地裏の障害物をぴょんぴょんと飛び越えていった……


 ▼ 48 スカーン@アクアスーツ 17/08/04 23:55:17 ID:.4AKRWWk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 49 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:04:05 ID:m1r1/9v. [1/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


次の日の朝……



気持ち良さそうに眠っていたサンダースの顔を窓から差し込んだ朝日が照らした……


サンダース「んあぁ……よー寝たなぁ……」


サンダースは大きくあくびをすると、辺りを見渡した。


そこはあの男の部屋……サンダースはベッドの上に寝転がっていた。

 ▼ 50 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:07:14 ID:m1r1/9v. [2/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


サンダース「あいつは……どこや?」


サンダースがキョロキョロしていると、部屋の扉が開いて男がやってきた。


サンダース「!」


男「起きたのか? サンダース」


男はいつもの様にだらしのない格好だ。


男「サンダース、今日は散歩に行かないか?」


サンダース「(散歩?)」


男「散歩の準備をしてくるからちょっと待っててくれよ」


男は肩掛けカバンをベッドにおろすと別の部屋へ行ってしまった
 ▼ 51 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:10:25 ID:m1r1/9v. [3/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

サンダース「(……)」


部屋はまた、静かになった……


その時、どこからか声が聞こえた。



おい、聞こえるか?


サンダース「だ、誰や!?」


部屋のどこを見ても、サンダース以外誰の姿も無い……


私だ、アルセウスだ……


サンダース「なんや! 神さんか! 脅かさんといてぇな!」

 ▼ 52 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:16:16 ID:m1r1/9v. [4/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

姿は見えないが、神は呆れた様な雰囲気だ……



別に脅かそうとは……まぁいい、お前にこれをやろう……



サンダースの目の前で何かが眩しく光り輝いた。


サンダース「!?」


光が収まると……そこには、なんとも不思議な形をした美しいナイフがあった……


サンダース「これは……ナイフか?」



そうだ。でも、ただのナイフではない……そのナイフはお前の様な非力なポケモンでも簡単に扱えるうえ、差し込んだが最後、必ず獲物を仕留める恐ろしいナイフだ……



サンダース「!!」



さぁ、こいつを使ってとどめを刺して来い……私の助けはここまでだ……もう会うことも無いだろうな……じゃあな……



サンダース「ちょっ! か、神さん!!」



それっきり、アルセウスの声は聞こえなくなった……
 ▼ 53 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:19:47 ID:m1r1/9v. [5/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

サンダース「……」


サンダースは再びナイフを見つめた……


ナイフは窓から差し込む太陽の光を反射して、美しく輝いている……


サンダース「これで……これでやっと……」


サンダースはナイフを咥えると、そっと男のカバンに忍ばせた……




その時、部屋に男が帰ってきた。


男「おまたせ、それじゃあ行こうか」


男はカバンを肩に掛けた……


そのカバンに自分の命を奪うためのナイフが入っている事を知らずに……




 ▼ 54 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:26:17 ID:m1r1/9v. [6/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


男とサンダースは、あの公園にやってきた……


公園にはやはり、子どもやその母親……昼休みの学生やスーツを着た会社員……野生のポケモン達もちらほら……


男は小高い丘に寝転がった。


男「今日はいい天気だな、サンダース」


サンダースも男の隣に寝そべった。


空を見上げれば、雲一つない青空……


サンダース「(エーフィとデートするはずやったあの日も……こんな天気やったな……)」


男「昨日はあんな雨だったのに……それより、お前はどうしてこんな所に捨てられていたんだ?」


男はサンダースの背をなでた。


サンダース「(いちいちうるさいな……お前を殺すためや!!)」
 ▼ 55 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:30:06 ID:m1r1/9v. [7/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


サンダースは男の隙をうかがうが……なかなかチャンスはやって来ない……


サンダース「(お、落ち着け……落ち着くんや、わい!)」


焦るサンダースが自分にそう言い聞かせた……その時……




サンダースの視界に見覚えのある、ピンクの尻尾が……




サンダース「(えっ……?)」

遠くの草陰に見えた特徴的なその尻尾は、茂みの中に見えなくなった。


サンダース「(あ、あの尻尾は……!)」


サンダースは尻尾の消えた草陰に向かって駆け出した。


男「え!? さ、サンダース!?」
 ▼ 56 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:36:17 ID:m1r1/9v. [8/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


茂みに向かってサンダースは走る……


サンダース「(そんなあほな……でも、わいがエーフィの尻尾を見間違える訳……でも、あの日確かにエーフィは……)」


茂みに飛び込むと、どこからか聞き覚えのある声が……


サンダース「……」


サンダースはその声のする方へゆっくりと歩き出した……


だんだんとその気配に近づいていく……


サンダース「……」


懐かしい声が聞こえてくる……




それと……聞き覚えの無い誰かの声と気配……?




サンダース「(っ! エーフィだけやない?)」


気がつけば、その先からは茂みが少し開けていて……そこには、確かにエーフィの姿があった……




そして、もう一匹……黒いスマートなポケモンも……




サンダース「!」


サンダースは焦る気持ちを押し殺し、耳を立てた……

 ▼ 57 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:40:35 ID:m1r1/9v. [9/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


エーフィ「今日はごめんね、いきなり呼び出しちゃって……」


ブラッキー「気にしないで! どうせ僕も暇してたし!」


エーフィ「本当、ブラッキー君は優しいわね!」


ブラッキー「そんな事ないよ……えへへ……」




サンダース「(な、なんなんや……あいつ……)」


茂みに隠れるサンダースの前脚がガクガクと震え、次々と汗が流れ落ちた……


サンダース「(な、なぁ……エーフィ……違うよな? わいの事を捨てるなんて……違うに決まってるよな!?)」

 ▼ 58 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:43:49 ID:m1r1/9v. [10/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告



その時、エーフィがブラッキーに寄り添った……



そして……そのまま二匹は口づけを……




サンダース「!!!!!!」





サンダースの頭は真っ白になった……




エーフィとの思い出が頭の中を駆け巡る……


 ▼ 59 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:46:01 ID:m1r1/9v. [11/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告




そんな……なんで……!



なんでこんな事になってもうたんや!!



こんなの嘘や!! エーフィを奪われるなんて……そんな事が……




っ!




せや……奪われたんなら奪い返せばええだけやないか……



あのポケモンを殺してエーフィを奪い返したる!!




そのためのナイフやないか!!


 ▼ 60 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:49:20 ID:m1r1/9v. [12/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


サンダースがあのナイフを取りに走り出そうとした……その時、また、エーフィの声が聞こえた……



エーフィ「ブラッキー君はね? 私の大好きなポケモンにそっくりなの」


サンダース「!」


サンダースは立ち止まった……


ブラッキー「大好きなポケモン?」


エーフィ「うん、サンダースって言ってね? 少しせっかちで……ドジなところもあったけど……私の事が大好きで……私も、そんなサンダースの事が大好きだったの……」


ブラッキー「……」


 ▼ 61 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:52:25 ID:m1r1/9v. [13/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

エーフィ「この前……サンダースとこの公園でデートをする約束をしていたんだけど……サンダースは来なかった……こんな事は初めてだった……」


エーフィ「私は不安になってこの公園を探したの……そしたら……今、私達がいるここ……」


エーフィは歩き出し、大きな石の近くで立ち止まった……



エーフィ「サンダースはここで死んでいたの……」



エーフィの瞳から一筋の涙が零れ落ち、その石に染み込んだ……

 ▼ 62 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 08:57:25 ID:m1r1/9v. [14/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


ブラッキー「そんな事があったんだ……」


エーフィ「ごめんね、ブラッキー君の事も大好きだけど……私、サンダースの事を忘れられる気がしないわ……」


ブラッキーがエーフィの背を撫でた……


ブラッキー「いいんだよ、それで」


エーフィ「……」


ブラッキー「ずっと忘れずにいてくれたなら、サンダースさんもきっと喜ぶよ」


エーフィは前脚で涙を拭った。


エーフィ「……そうよね」


 ▼ 63 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 09:00:04 ID:m1r1/9v. [15/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


茂みのサンダースはその言葉に涙していた……


サンダース「ごめんな……エーフィ……わい、間違ってた……」


サンダースは再び草陰からエーフィの顔を見た。


サンダース「最後にもう一度だけ話したかった……会いたかったけど……でも、こんなに汚れてしまった今のわいは、エーフィの瞳に映ることですら許されへんのや……」



サンダース「ごめんな……ごめんな……」




サンダースはそっとその場を後にした……
 ▼ 64 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 09:02:05 ID:m1r1/9v. [16/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告



エーフィ「? 今、サンダースが近くにいた様な…… 」


ブラッキー「きっとサンダースさんはずっとエーフィさんのそばにいてくれますよ!」 


エーフィは美しい青空を見上げ、呟いた……






サンダース、ありがとね……






 ▼ 65 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 09:09:28 ID:m1r1/9v. [17/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告



茂みの中を歩くサンダース……



サンダース「エーフィが生きてたんなら、あの人間も冤罪やな……殺す必要はなかったんや……」


サンダース「今からでも謝ったら許してくれるやろか?」



その時、サンダースは異変に気づいた……



サンダース「(ん? なんか騒がしいな……)」



先程まで静かだった公園を謎の騒がしさが包んでいた……



サンダースは茂みを抜け出した……直後、突然見知らぬ男に抱き上げられた。


サンダース「!?」


見知らぬ男「いたぞ! その男の手持ちのポケモンだ! さっき一緒にいたのを見たから間違いない!!」


白衣の男「よし、そいつも救急車にのせてやれ!」


サンダース「(な、なんやぁ!?)」


サンダースは白衣の男に抱きかかえられ、救急車にのせられた。


サンダース「!!」


救急車の中に連れ込まれたサンダースの目の前にいたのは……担架の上に苦しそうな表情で横たわる、あの男の姿だった……




続く

 ▼ 66 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 09:13:15 ID:m1r1/9v. [18/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
第4話 おしまい

サブタイのっけるの忘れてました。

四話のサブタイは愛と呼ばれた刃です。

次、最終話になります。

では
 ▼ 67 ガライボルト@シルクのスカーフ 17/08/05 10:06:18 ID:eSVD.2b6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
コガネ弁のサンダースとエーフィ…人間が存在する世界…
あのSSのパラレルかな?支援
 ▼ 68 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:16:44 ID:m1r1/9v. [19/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


救急車の中で、サンダースは何が起こったのかわからずにいた……


サンダース「わ、わいがおらん間に何があったんや……?」


白衣の男が苦しそうなあの男に声をかけ続けている……


白衣の男「気をしっかり持て! ほら! あんたの相棒もここにいるぞ!!」


サンダースは白衣の男に持ち上げられて、男の隣にのせられた。


サンダース「……」


 ▼ 69 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:22:15 ID:m1r1/9v. [20/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


男は口に半透明のカバーを付けられている……


男「……」


瞳は閉じたまま……ただ、弱々しく呼吸をしている……


サンダースは苦しそう男の姿を見ていると、不思議な気持ちになった……


サンダース「(なんでや……? わいはこいつの事を殺そうとしとったのに……なんでこいつの事を心配してしまうんや?)」



その時、救急車が止まった。


救急車の扉が勢い良く開き、沢山の白衣の男達がわっと男に群がった。


白衣の男「すぐに緊急治療室へ運べ!!」


サンダースと男は担架にのせられたまま、白衣の男達に連れて行かれた……


 ▼ 70 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:22:58 ID:m1r1/9v. [21/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告










5.後悔と聞いた感情








 ▼ 71 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:25:58 ID:m1r1/9v. [22/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


緊急治療室前……



白衣の男「お前はここで待っていてくれ」


サンダース「……」


サンダースは担架から降ろされ、部屋の前に残された。


あの男は白衣の男達に連れられ部屋の中に入っていった……


サンダース「……あいつ……大丈夫なんかな……」


騒がしかった廊下は静かになり、その静けさがサンダースの焦りを煽った……

   
 ▼ 72 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:30:51 ID:m1r1/9v. [23/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


サンダース「……」


その時突然、部屋の中から大勢の白衣の男達がぞろぞろと出てきた。


サンダース「?」


そのうち一人がサンダースの前で屈み、そっとサンダースの頭を撫でた……


サンダース「……」


白衣の男「中でお前のご主人が待っている……さぁ、早く行ってやれ……」


サンダース「??」


サンダースは白衣の男に背を押されて部屋に入れられた。
 ▼ 73 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:36:08 ID:m1r1/9v. [24/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


緊急治療室……



薄暗い部屋の真ん中にベッドが一つ……

そこに、あの男が横たわっていた……


サンダース「(何があったんや?)」


サンダースがゆっくりとベッドに歩み寄ると、男が弱々しく手を伸ばした。


男「サンダース……」


サンダース「(おい、お前……大丈夫か?)」


男「俺はもうダメなんだ……ごめんな……最後まで面倒見てやれなくて……」


サンダース「な!? だ、ダメってどういう事やねん!!」


男「俺は子どもの頃から治らない病気をもっていた……毎日病院に通っていたけど……もう体が限界らしい……」

 ▼ 74 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:42:28 ID:m1r1/9v. [25/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

男はなんとか体を起こすと、サンダースを抱き上げた……


男「もう一つ……お前には謝らなくちゃいけない……」


男はぎゅっとサンダースを抱きしめた……


男「俺は……お前の事を死神だと思っていたんだ……」


サンダース「(死神?)」


男「俺はこの前……車であるポケモンを轢いてしまった……でも、怖くなってすぐに逃げ出してしまったんだ……」


男「車を飛ばしながら……バックミラーで黄色い影を見た……それは、お前とそっくりなサンダースだった……俺が轢いてしまったそのポケモンのそばに寄り添っていた……」


男「きっとあのポケモンの友達だったんだろうな……可哀想に……」


男「一言、あのポケモンに謝れたなら……でも、俺にはその勇気が無かった……」

 ▼ 75 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:46:53 ID:m1r1/9v. [26/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


男「それからだ……何度も何度も、ダンボール箱に入ったサンダースを見かける様になった……」


男「どういう因果かは知らないが……俺は、そのサンダースを見るたびに胸騒ぎを感じて……どうしてか飼うことになった……」


男「友達ができた事を素直に喜べばいいのに……どうしてか、まるで、そのサンダースが復讐のために俺をねらい続けている死神の様に感じた……俺は、いつも心の何処かではお前に怯えていたんだ……」


 ▼ 76 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:51:28 ID:m1r1/9v. [27/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


男「でも、一匹目は部屋の中で謎の中毒死……二匹目は何処かへ行って帰ってこなくなってしまった……そのたびに俺は、これまで感じた事のない寂しさに襲われたんだよ……」


男「ずっとずっと一人だった俺は、お前のおかげで寂しい思いをせずに済んだのに……勝手に死神だとか思って怯えたりしてごめんな……そんなはずは無いのにな……」


男は弱々しく目を閉じた……


男「最後にお前に謝ることが出来て良かった……今度はあっちの世界にいる、俺が轢き殺してしまったあのポケモンに謝りに行くよ……」




サンダース、ありがとう……




 ▼ 77 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:55:22 ID:m1r1/9v. [28/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告


サンダースは薄れて行く男の腕の温もりの中、すすり泣いていた……



サンダース「わいは……感謝されるようなポケモンとちゃうんや……それに、お前がおらんくなったらわいは……わいはほんまに一匹になってまうのに……」












そうか……神さんはここまで見通してたのかも知らんな……




最初からこうなる運命やったんや……





わいは変えられへん運命の中で意味のない足掻きをしてただけやったんや……




神さん……ごめんな…………ありがとやで……






 ▼ 78 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 22:58:21 ID:m1r1/9v. [29/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告



数分後……白衣の男が緊急治療室に足を踏み入れた……


白衣の男「……主人との別れは済んだか?…………っ!?」




白衣の男の目に飛び込んできたのは……




安らかな顔でなくなったあの男と……その腕の中、腹部にナイフが突き刺さり、絶命したサンダースの姿だった……






 ▼ 79 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 23:03:22 ID:m1r1/9v. [30/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告



天国にて……



アルセウスは溜め息をついた……


アルセウス「可哀想に……まさか、こんな最期を迎えてしまうとはな……」



アルセウス「たとえまた蘇ってたとしても、あいつは一匹……居場所を失ってまで生き続けるほどに辛い事は無いだろうな……」



アルセウス「私の創ったこの世界はなんて不完全なんだろうか……全てこの世界を創った私の責任だ……」



アルセウス「せめて、あいつには来世……大きな幸せを掴んで貰いたい物だ……」



アルセウスは涙で潤む、憐れみに満ちた瞳で空を見上げた……


 ▼ 80 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 23:04:05 ID:m1r1/9v. [31/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告








その後、二度とサンダースが蘇る事は無かった……







 ▼ 81 1◆v1GnTfaqxg 17/08/05 23:09:23 ID:m1r1/9v. [32/32] NGネーム登録 NGID登録 報告
これにて完結です。

書いてて鬱になってきたので、次はもっと緩いSSを書きたいです……はい

それはさて置き、支援してくださった方々、ありがとうございました! 



>>67
なんか感づいてる方がいる様で……前作の読んでくれた方々、ありがとうございます。

一応、このサンダースはそのSSのサンダースの前世の姿です。

そう考えて読めば、少しは救いがあるかもですね……


ではでは


 ▼ 82 テボース@わすれもの 17/08/05 23:20:16 ID:M.0UF3B6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告


めっちゃ良かった

 ▼ 83 ガサメハダー@スチールメモリ 17/08/05 23:32:14 ID:pe13pVu6 NGネーム登録 NGID登録 報告

良かった
 ▼ 84 メラ@はかいのいでんし 17/08/05 23:40:06 ID:kJjcPpgo NGネーム登録 NGID登録 報告

面白かった
 ▼ 85 マヨール@ダウジングマシン 17/08/06 00:02:35 ID:ZFTD3os2 NGネーム登録 NGID登録 報告
鬱なSSもたまにはいいな…
オッツオッツ
 ▼ 86 オキシス@おうじゃのしるし 17/08/06 00:15:44 ID:Spw1liIY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
”あっちの”サンダースが山田と出会うのは運命的な何かがあったのかもな
 ▼ 87 ーシャン@ものしりメガネ 17/08/06 17:57:00 ID:cwPUWUSg NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
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