【スワップSS】テールナー少年の憂鬱:ポケモンBBS(掲示板) 【スワップSS】テールナー少年の憂鬱:ポケモンBBS

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【スワップSS】テールナー少年の憂鬱

 ▼ 1 1◆J44kAZeDOM 17/10/14 21:41:38 ID:tfXLZ45s [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
凄い。
頭いい。
天才。

どれもこれも、僕に付きまとって来た評価。

幼い頃から、勉強がよくできた僕に、母さんはもっともっとと勉強を押し付けて来た。

父さん曰く、姉ちゃんには普通だったというから、やっぱりこれは、僕が悪いのだろう。

僕が、よくできたから。だから母さんは、変わった。

だけど、本当は苦痛だった。勉強なんて、もう嫌だ。そう叫んでしまえれば、どんなに楽だっただろう。

結局、僕にそんな勇気はなかった。姉ちゃんが1匹立ちし、父さんが死んじゃって、家には僕と母さんだけ。

そんな中で、そんなことを言えるとは、到底思えなかった。

代わりに、僕を救ってくれたのは、姉ちゃんがもう着なくなった、服の数々だった。

僕、姉ちゃんになりたい。姉ちゃんなら、純粋に、頭とか抜きで愛してもらえるのに。

そんな風に心にへばりつく囁き声が、僕をそそのかした。

服に袖を通すと、すっと気が楽になった。姉ちゃんになれた、気がした。


誰にも言えない、僕の趣味。女装、すること。


溜まりに溜まった憂鬱の発露は、そんな不自然な形で起こったのだった。


これは、そんな僕、テールナーを照らしてくれた、淡く優しい光の物語。
 ▼ 2 1◆J44kAZeDOM 17/10/14 21:43:13 ID:tfXLZ45s [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
当SSは、スワップSS企画(↓)に参戦しております
http://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=690223

つまり、このSSをどなたかが引き継いで、続きを書くということになります
 ▼ 3 y9k2BHg7Kg 17/10/22 14:26:50 ID:eh7BId2M NGネーム登録 NGID登録 報告
スワップ企画でこちらのSSの続きを書くことになりました

現在構想練り練りしております

よろしくおねがいします
 ▼ 4 1◆J44kAZeDOM 17/10/22 15:44:10 ID:JGBW0vbk NGネーム登録 NGID登録 報告
>>3
こちらこそ、よろしくお願いします
俺のテールナーの行く末がどうなるのか……楽しみにしてます
 ▼ 5 y9k2BHg7Kg 17/11/02 11:54:24 ID:8hAoiFow [1/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……ふぅ」
 
 
 
扉を閉めてため息をつくと、まるで今日一日の心労がしゅるしゅると抜けていくようだった。
 
期待、賞賛、羨望、そして嫉妬やひがみ、やっかみ。
 
学校にいると、そして僕自身が優秀であればこそ、そういった感情の視線や言葉が無数に浴びせかけられる。
 
そして、家に帰ってきたから、と息を抜くことはできない。
 
家であっても、母さんの前であれば、僕は優秀な息子でなければならないからだ。

優秀な僕∴ネ外の僕を、きっと母さんは認めてはくれない。
 
仏壇の父さんにただいま≠フ挨拶をして。
 
母さんに今日の一日を話して。
  
そしてあらためて、僕自身を戒められて。
 
優秀な僕≠本当にオフにすることができるのは、こうして、自分の部屋に戻ってきたときだ。
 
自分をオフにして、そしてようやく、僕は、わたし≠ノなれる。
 
 
 
「〜♪」フリッフリッ
 
 
 
家を出た姉ちゃんの服。
 
母さんは、姉ちゃんの部屋をそのままにしている。
 
タンスの中にたくさん入っていた姉ちゃんの服を見つけたとき、宝物を見つけたような気分になったのを覚えている。
 
衝動を押さえきれずそれを着込み、鏡を見たときの高揚感といったら!
 
1日で溜まった心のしこり≠ェ全部ほどけて、霧散していくようだった。
 
以来、こうしてお母さんの目を盗んでは、わたし≠ヘこの秘密の趣味を続けているのだ。
 

 
「ん〜」
 
「ふふっ」
 
 
 
けっこう、かわいいんじゃないかな、と自分では思う。
 
人が見たらどうなのだろう。
 
どう、思われるんだろう。
 ▼ 6 y9k2BHg7Kg 17/11/02 11:56:45 ID:8hAoiFow [2/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
「……外、出てみたいな」
 
 
 
いけない、いけない、と思いつつも、衝動は日増しに強くなってくる。
 
誰かに見てもらいたい。
 
かわいいとほめられたい。
 
もう、我慢の限界だった。
 
 
 
「お母さんが眠ったら、外に出てみようかしら」
 
 
 
女の子っぽく呟いてみて、ときめきがクライシスするとともに、決心がついた。
 
今日はわたしのお披露目だ!

 
 
「………よし」
 

 
時間は0時を回って深夜1時。
 
そろり、そろり。
 
お母さんの就寝を確かめた僕は、わたしになって、家を出た。
 
 


アブソル「ここは子どもがいていい場所じゃない」
 
アブソル「時間もわきまえな」
 
アブソル「少年」
 
テールナー「」ガクゼン
 

 
即バレだった。
 
普段あまり来ない場所───商店街から少し外れた通りに来たわたしは。
 
このおねえさん(おにいさん?)に声をかけられ、あっさりと女装を看破されてしまった。
 ▼ 7 y9k2BHg7Kg 17/11/02 11:57:45 ID:8hAoiFow [3/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
テールナー「こ、こんこん」
 
テールナー「そんなこと、ないわ。わたし、いつもこちらでお店をひいきにさせていただいてるんですもの」
 
アブソル「」ブフッ
 
テールナー「」カァアア
 
アブソル「……いや、すまんすまん」
 
アブソル「つたなすぎてさ、つい」ニヤニヤ
 
アブソル「立ち振舞いから男の子っぽさが抜けてないんだよ。練習してるんだろうけど」ズイッ
 
テールナー「」ビクッ
 
アブソル「でも、そこがそそるなァ……」
 
アブソル「なんでこういうところにきちゃいけないか───わかる?」ササヤキ
 
テールナー「」ゾッ
 
アブソル「俺みたいなのが、君のことを食べたくなっちゃうからだよ?」サワ
 
テールナー「……ひっ」
 
テールナー「ご、ごめんなさいっ……もう来ませんッ!」
 
テールナー「だから、許して……」ウルッ
 
アブソル「〜ッ……!!」ゾクゾクゾクッ
 
アブソル「………んー」
 
アブソル「じゃ、はやいとこ帰んな」
 
テールナー「……え?」
 
アブソル「悪いこと言わないからさ」
 
アブソル「出るなら、近所の公園とかにしとき」ニィ…
 
アブソル「〜……」スタスタ 



わたしのお披露目は、1時間足らずで終わった。
 
あの人の忠告はとても、とても恐ろしかったけれど。
 
怖くてたまらなかったけれど、なぜかわたしの中に、今までになかった感情が生まれていた。
 
達成感とも、挫折感とも違って、それは少しとろりとした感触で。
 
なぜか焦がれてしまっている自分がいることに、僕は困惑していた。
 ▼ 8 y9k2BHg7Kg 17/11/02 11:59:08 ID:8hAoiFow [4/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
ワカシャモ「どうしたんだお前」
 
テールナー「」
 
テールナー「え、オレ?」
 
ワカシャモ「なーんかすっげ、眠そうっていうかよ……」
 
ワカシャモ「明後日見てる感じっていうかよ」
 
ワカシャモ「何かあったのか?」
 
テールナー「……今日、塾だな〜って思ったらしんどくてさ」
 
ワカシャモ「塾がしんどい? お前が?」
 
テールナー「講師のオバサンが苦手なんだ」
 
テールナー「目付きがやらしーのなんの」ヤレヤレ
 
ワカシャモ「あぁ、そういうことか」
 
ワカシャモ「俺もあいつキライ」
 
 
 
こいつは僕の唯一の友達。
 
親友のワカシャモ。
 
代々武闘派の家系の生まれで、両親ともバリバリ現役のプロの格闘家だ。
 
こいつも常日頃から将来はふたりみたいな格闘家になる≠ニ口にしている。
 
が、塾には行かされている。
 
さっぱりとした性格で、気のいいやつ。
 
そんなワカシャモに嘘をついたのは少し心苦しかったけど、でも、言うわけにはいかなかった。
 
だってそうだろ?
 
女装して深夜に会ったアブソルのおにいさん(おねえさん?)にまた会いたい、なんて。
 
同級生に話せるような情報がまったくないんだから。



ワカシャモ「何でもいいけどよ」
 
ワカシャモ「なんか悩んでることあるんなら、話してくれよな」
 
ワカシャモ「モヤモヤするからさ」
 
テールナー「……ありがとな」
 ▼ 9 y9k2BHg7Kg 17/11/02 12:00:22 ID:8hAoiFow [5/13] NGネーム登録 NGID登録 報告



アブソル「何してんの?」
 
テールナー「!」



学校が終わってすぐ。
 
僕は塾をブッチして、あの通りに来ていた。
 
もしかしたらもう一回、あのアブソルに会えるかもしれない、と思ったからだ。
 
そして、やっぱり何か不思議な縁があるのかもしれない。
 
僕はすぐに、アブソルと再会できた。
 
 

テールナー「あ、あの!」
 
アブソル「」ツーン
 
アブソル「」スタスタスタ
 
テールナー「ま、待ってください!」
 
テールナー「オレ、あなたに話が……」
 
アブソル「」ガシッ
 
テールナー「ッ!」
 
アブソル「帰れって言ったよな」
 
テールナー「夜じゃないし、格好もいつもの、だから……」

 
 
自分で言っておきながら根拠が弱い。
 
ならいいってもんじゃないだろう、と言いたいのが、アブソルも顔に出ている。
 
なぜだろう。
 
そのあきれ顔を見ていると、僕は何をやっているんだろう≠ニ自信がどんどんなくなっていってしまう。
 
口にしたそばから、言葉なんかしりすぼみになってしまうんだ。
 
はずかしくて、顔をあげられない。
 
 
  
テールナー「僕、その……どうしてもあなたに会いたくて……」ウルッ
 
アブソル「」ドキッ
 ▼ 10 y9k2BHg7Kg 17/11/02 12:00:53 ID:8hAoiFow [6/13] NGネーム登録 NGID登録 報告

 
 
 
 
 
 
アブソル「……はぁ」パッ

アブソル「来な」スタスタ
 ▼ 11 y9k2BHg7Kg 17/11/02 12:02:33 ID:8hAoiFow [7/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
テールナー「ここは」
 
アブソル「俺んち」
 
アブソル「で、話ってなに?」
 
アブソル「それがすんだらさっさと帰んな」
 
テールナー「……っと、その」タジッ
 
 
 
何を言ったらいいんだろう。
 
この人と話をしたかった。
 
もう一度会いたかった。
 
それで、それで……?
 
僕はこの人とどうなりたいんだ?
 

 
テールナー「僕、この前あっさりバレて……それで、あなたに聞いてみたくて……その、その───」
 
テールナー「どうしたら、もっと、女の子っぽくなれますか!?」
 
アブソル「……」
 
テールナー「ど、どういう振る舞いをしたら、女の子になれますか!?」
 
アブソル「」シラー
 
アブソル「切れば?」
 
テールナー「」ヒュンッ
 
テールナー「そそそっ、それ以外で」
 
アブソル「」ハァ…
 
アブソル「厄介だな……」ボソッ
 
テールナー「え? 今なんて」
 
アブソル「なんも」
 
アブソル「じゃー何。女装のクオリティ上げたくて、俺を探してたの?」
 
アブソル「俺んとこ来ることもあるまいに……ほかにいなかったの?」
 
アブソル「女友達なりママなり、いるだろ」
 
テールナー「き、聞けるわけないじゃないですか」カァア
 
テールナー「こんなこと……っ」ウルウル
 ▼ 12 y9k2BHg7Kg 17/11/02 12:03:26 ID:8hAoiFow [8/13] NGネーム登録 NGID登録 報告

アブソル「……一度くらい考えそうなもんだけどな。で……」
 
アブソル「だからとなぜ俺に聞こうと思った?」
 
テールナー「あなたが、僕のことを食べたいって思うようなレベルになるなら、やはり、あなたにてほどきをしてもらいたい、と!」
 
アブソル「????????」
 
アブソル(てほどき? なんで? え? できないこともないけど)
 
アブソル「んじゃ、なにか?」
 
アブソル「お前、俺に食べられたいの?」
 
テールナー「」
 
テールナー「それくらいのクオリティがほしいな、と」
 
アブソル「そうか」

アブソル「ポケセン行った方がいいぞ」
 
テールナー「ポ、ポケセン行ったら、クオリティを上げられないではないですか!」
 
アブソル「アウチ」
 
アブソル(美少年だから、すでにだいぶ有害なんだよなァ……)
 
アブソル(しかし……)
 
テールナー「」(=`ヘ´=)
 
アブソル(言っても帰らなさそうだな)ハァ…
 
アブソル「……アドバイスくらいはやってやるよ」
 
テールナー「ほ、ほんとうですか!」

テールナー「ハイハイ、ほんとほんとほんと」ウンウンウン
 
テールナー「では早速」ゴソゴソ
 
アブソル「持ってきてんのカーイ」
 
テールナー「」ヌギヌギ
 
アブソル(わーお細っそ。エッッッッッッロ、すでに食いたい)
 
アブソル「第二次性長(2回目の進化)前───期限つきの魔性だよな」ボソッ
 
テールナー「」ポフッ
 
テールナー「」パタパタ
 
テールナー「できました。何が足りないでしょうか?」
 
アブソル「恥じらい……かな」
 ▼ 13 y9k2BHg7Kg 17/11/02 12:04:52 ID:8hAoiFow [9/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
テールナー「いや、すっごく恥ずかしいですけど」

アブソル「ちっげーんだよ」
 
アブソル「君のは男の子が女の子の格好してるのみっともないかなぁ≠チて恥ずかしさ。それは払拭しなさい」
 
アブソル「君が女装とともにまとわなきゃならんのは、普段こんな服着ないんだけど、わたし、変じゃないかなぁ≠チて恥じらいよ」

アブソル「君はやはりどこかガーリィではない。ボウイィだ」
 
アブソル「だから俺は君の女装を見ても襲いたくはならない」
 
アブソル(平時の方がよっぽどそそるね)
 
テールナー「お、おみそれしました。さすが造詣が深い」
 
テールナー「兄様───にいさまと呼ばせてはもらえないでしょうか」
 
アブソル「俺をにいさまと呼ぶな」
 
テールナー「ね───」
 
アブソル「姉様ならいいってわけでもないからな」
 
テールナー「せ、性別不詳なんですか?」
 
テールナー「アブソルって、別に性別不明の種族じゃないですよね」
 
アブソル「男らしさ女らしさを言われんのはキライなんだ」
 
アブソル「俺のことは普通にさん&tけにしろ」
 
テールナー「イエッサー」
 
アブソル「よし、んじゃ、話は終わりだな」
 
アブソル「帰った帰った」シッシッ
 
テールナー「」ヌギヌギ
 
テールナー「ありがとうございます」
 
テールナー「また来ます」
 
アブソル「来んなー」バイバーイ
 

 
アブソルさんちのドアを閉めたところで、安心したら腰が抜けそうになった。

しのいだ。
 
なんとかしのいで、やりきったぞ。
 
アブソルさんの元を訪れる(実益をかねた)口実ができた。
 
なんでも、当たって砕けろの精神で飛び込んでみるもんだ。
 
さて、塾をサボったこと、母さんになんて言い訳しようか……。
 ▼ 14 y9k2BHg7Kg 17/11/02 12:06:24 ID:8hAoiFow [10/13] NGネーム登録 NGID登録 報告

 
 
メタモン「おかえりなさい」
 
テールナー「ただいま、母さん」
 
メタモン「電話が来たわ」
 
メタモン「今日、塾に行かなかったそうね」
 
メタモン「どこで、何をしていたの?」
 
テールナー「図書館で勉強してたんだ」
 
テールナー「塾じゃ、イマイチ集中できなくて」
 
メタモン「本当に?」
 
メタモン「あの塾は評判がいいから入ったのよ。他の子達だって、塾で勉強してる」
 
メタモン「お月謝だって安くないんだからね」
 
テールナー「わかってるよ、それくらい」
 
テールナー「でも、塾のやってることなんて、復習の復習にしかならないんだ」
 
テールナー「自分ひとりでやった方が、よっぽどはかどるよ」
 
「母さん、キッチンタオル切れてるよ」ヌッ
 
テールナー「……え」
 
テールナー「姉ちゃん?」
 
テールナー姉「うぃっすー。ただいま」
 
テールナー「帰ってたのか」
 
姉「久しぶりに帰ってみよっかなー、って思って」
 
姉「元気してたかー? 弟よー」
 
メタモン「ルナちゃん、キッチンタオルならそっちの引き戸に入ってるわ」
 
メタモン「ティーバッグもそこだから、好きに使っちゃって」ニッコリ
 
姉「はぁーい」

テールナー「……」
 
メタモン「どこまで話したかしら」
 
テールナー「僕は塾に行く必要ない」
 
テールナー「自主勉強で事足りてるよ」
 
テールナー「今までだってそうだったろ」
 ▼ 15 y9k2BHg7Kg 17/11/02 12:07:46 ID:8hAoiFow [11/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
姉「じゃ、あたし帰るね」
 
メタモン「気をつけてね」
 
メタモン「何かあったら、また来ていいのよ?」
 
姉「はぁーい」パタン
 
姉「……あいつ、部屋から出てこなかったな」
 
姉「親子揃ってこじらせちゃって。やれやれ……」スタスタ
 
 
 
今日、アブソルさんからもらった課題。
 
恥じらい。

やはりどこか、僕の人生の積み立てがにじんでしまっているのか、ふるまいから男の子らしさが抜けていないらしい。
 
そして何より、僕は女の子らしさ≠わかっていないんだろうな。
 
女の子らしさを手っ取り早く獲得するためには。
 
女の子らしさを勉強するためには。
 
やはり実例を観察するのが一番だろう。
 
 





























 
テールナー「彼女作るか」
 ▼ 16 y9k2BHg7Kg 17/11/02 12:08:50 ID:8hAoiFow [12/13] NGネーム登録 NGID登録 報告
テールナー「ゲコガシラさん」
 
ゲコガシラ(♀)「?」

テールナー「小学2年生のときからのよしみで頼みがある」
 
ゲコガシラ「あらたまってどうしたの?」
 
ゲコガシラ「わたしたち友達じゃない
。気軽に言ってくれればいいのに」
 
テールナー「ありがとう、たすかるよ」
 
テールナー「ゲコガシラさん、オレと付き合ってくれないかな」
 
ゲコガシラ「は?」
 
テールナー「あ、ちがうからね。買い物につきあって、とか、遊びに行くのに、とか、一時的な交遊のはなしじゃないよ?」
 
テールナー「オレ、ゲコガシラさんと彼氏彼女の関係になりたいんだ」
 
ゲコガシラ(勘違い定番の真逆みたいなこと言ってる)
 
ゲコガシラ「ど、どうしてわたしと?」
 
ゲコガシラ「テールナーくんなら、もっといい子いるんじゃない?」
 
テールナー「オレ、誰でもいいってわけじゃないんだよ?」
 
テールナー「(恥じらいという観点から、素養のありそうな)ゲコガシラさんだから、こうして頼んでるんだ」
 
ゲコガシラ(た、頼みっていうか告白じゃない!)
 
テールナー「オレ、ゲコガシラさん(の女の子らしさ)をもっと知りたいんだ!」
 
ゲコガシラ(ママママッ、マジ告白じゃない!!!)カァアア
 
テールナー「オレじゃ、だめかな……」シュン
 
ゲコガシラ「はうっ」ドキッ
 
ゲコガシラ(テールナー君の仕草……むかしからこうなんだよね)
 
ゲコガシラ(キュンとするッ)ハァハァ
 
ゲコガシラ「そ、そんなことない……よ?」フシメガチ
 
ゲコガシラ「わたしなんかでいいなら、テールナーの彼女に……なり、たい……かな」モジモジ
 
テールナー「」
 
テールナー(こここっこっ……)
 
テールナー(これだぁ!)


 ▼ 17 y9k2BHg7Kg 17/11/02 12:10:00 ID:8hAoiFow [13/13] NGネーム登録 NGID登録 報告

 

 
やはり僕の見立ては間違ってなかった。
 
ゲコガシラさんはメガシンカ級の恥じらい力を持っている……ッ!!
 
やべえ!
 
めっちゃドキドキした!
 
これか!
 
これだな!!
 
これだ!!
 
 
 
テールナー「ありがとう、ゲコガシラさん」
 
テールナー「オレ、ゲコガシラさんに一生の感謝を捧げるよ」
 
ゲコガシラ「それはちょっと………重いかな」
 ▼ 18 ノワール@じめじめこやし 17/11/05 22:30:11 ID:TF9ymK9. NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 19 コリザル@バグメモリ 17/11/07 23:12:56 ID:d/mFXHok NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 20 y9k2BHg7Kg 17/11/09 19:56:01 ID:nnv3jmtQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
そんなわけで、週末。
 
息抜きと称してデートにきた。
 
 
 
ゲコガシラ「お、おまたせ」
 
テールナー「ゲ、ゲコガシラさん……その服……」
 
ゲコガシラ「あ、あのね、お姉ちゃんが着てけって言って聞かなくて……そのっ///」
 
ゲコガシラ「変……かな……?」
 
テールナー「グッフッ」ドシャァッ
 
テールナー(あ゙〜これかぁーこういうことかぁーッスッゲーヤッベーショック死しそう)ビクンビクン
 
テールナー(このレベルを……僕は体得しなければならないのか───)
 
ゲコガシラ「テールナー君、だいじょうぶ!?」
 
ゲコガシラ「足でも滑らせたの!? 車に轢かれたみたいに吹っ飛んだよ!?」
 
テールナー「大丈夫大丈夫。発作みたいなもんだよ」
 
テールナー「思春期だとよくあるんだ」
 
ゲコガシラ「冷静なようでいて視点から老獪さがかもし出てるわ。ほんとに平気?」
 
ゲコガシラ「思春期って自称するのはちょっとどうかと思うよ?」
 
テールナー「ゲコガシラさんのそういう言うことは言うところ、シビれる」
 
テールナー「あと、俺がちょっと早めに来てただけだから。好きで待ってたんだ、気にしないで」
 
テールナー「服メッチャ似合っテル」キリッ
 
ゲコガシラ(テールナー君がはしゃいでるの初めて見たなぁ。ほんとに平気かなぁ)
 
ゲコガシラ(告白だって突然だったし、なんならデートのお誘いだってロケットスタートだったわ)
 
ゲコガシラ(直後だったもの。やっぱりどうかしているんじゃないかしら)
 
 
 
※ゲコガシラさんはどうかしたんだろうか=Aを現在進行形で言おうとしてしまったためにどうかしている≠ニいう言い回しをとりましたが、テールナーを心配こそすれどヤバい子と断じてはいません。
 
まだ。



ゲコガシラ「それで、映画だっけ、何やってるかな」
 
ゲコガシラ「わたし、亜○とか気になってるんだー」
 
テールナー「○人か……」
 ▼ 21 y9k2BHg7Kg 17/11/09 19:58:10 ID:nnv3jmtQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
たしか、主人公が周りからクズと断じられるくらいに冷徹で、目的のためにいくらでも周囲を振り回すようなヤツなんだよな……アニメで見た。
 
自分の目的優先で友人を道具みたいに使うって、どうなんだろう。感心しないなぁ、と思ったものだ。



テールナー「アクション映画、好きなんだね」
 
ゲコガシラ「う、うん///」
 
テールナー「─────ッ」カーン
 
テールナー(女の子らしくないかなー恥ずかしいなぁ言わなきゃ良かった≠チて顔してるーッ!!)
 
テールナー「ゴフッ」
 
ゲコガシラ「咳が恐いよ!」
 
テールナー「気にするなかすり傷だ」
 
ゲコガシラ「いつの間に怪我したの!?」
 
テールナー「ほら、オレ炎タイプじゃん。くせになってんだ……鬼火でお手玉するの」
 
テールナー「手がすべって」
 
ゲコガシラ「自分の鬼火でかすり傷負ったの?」
 
テールナー「やけどのスリップダメージって気づいたらけっこう致命傷になってたりするだろ」
 
テールナー「それ。」
 
ゲコガシラ「…………致命傷なの?」
 
 
 
結局亜人を見た。
 
 
 
ゲコガシラ「すごかったぁ」ホクホク
 
テールナー「すごかったぁー」ボーゼン
 
テールナー(静かにしてなきゃならない映画館でマナーを守りながら、あれだけの恥じらい力を見せつけるとは)
 
テールナー(ゲコガシラさんの所作が破壊的すぎて、映画の内容がザンコクシーン以外頭に残ってないや……)
 ▼ 22 ンベアー@つりざお 17/11/10 22:59:28 ID:oGK6SBkE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 23 y9k2BHg7Kg 17/11/27 13:37:42 ID:iETN6Ka. NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
報告。

書き上げようと思っていた企画の期間に私でトラブルがあったため、期限は過ぎるが書き上げる≠ニ報告していましたが、こちらを書き進める余裕がなくなってきてしまったため、執筆を辞退させていただきます

申し訳ありません
 ▼ 24 J44kAZeDOM 17/11/27 18:20:26 ID:FbsIRgCU NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
>>23
お疲れ様でした
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