▼  |  全表示273   | <<    前    | 次100 >> |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |   ▼   
                  スレ一覧                  
SS

【長編SS】ロケット団「Zリングください」

 ▼ 1 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:03:37 ID:iQVSysJo [1/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
Jingle bells♪ Jingle bells♪ Jingle all the way♪



今年もこの季節がやってくる。1年に1度の素敵な日。


人情豊かな南国アローラ地方も、もうすぐクリスマス。誰も彼もが幸せになれる日。


家族と、友達と、恋人と。いつもと違うちょっと特別な時間を過ごせる日。


物語は、そんな特別な日に込めた「彼ら」の祈りから始まる。




「花顔柳腰・羞月閉花   儚きこの世に咲く一輪の悪の華 ムサシ!」


「飛竜乗雲・英姿颯爽   切なきこの世に一矢報いる悪の使徒 コジロウ!」


「一蓮托生・連帯責任   親しき仲にも小判輝く悪の星 ニャース!」




「「「ロケット団  参 上 ! !」」」
 ▼ 2 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:06:34 ID:iQVSysJo [2/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------カントー地方 ロケット団アジト-------


サカキ「……ご苦労だったな。それで、例の三人は?」

マトリ「まだ生きていました。カントー地方本部への招集命令を無視した分際で気楽なものです」

サカキ「……まぁいい。過ぎたことだ」

マトリ「しかし、あのような事を彼らに聞いてどうするのです?確かに世間はクリスマス一色」

マトリ「浮かれるあまり危機感を持たない社会に付け込もうと、団員達も今まで以上に士気を高めて活動していますが」

マトリ「よりによってあの三人に、『希望するクリスマスプレゼントを聞きだせ』などと……」

サカキ「……不服か?」

マトリ「いくらロケット団といえど、彼らにプレゼントをくれてやるほどの余裕はないハズです」

マトリ「例え飴玉一個でも、目ぼしい成果を残さずしてなお団員面するような恥晒し連中に報酬を与えるのはよくないかと」

サカキ「……言ってくれるな。だが、私は何も彼らの成果を見込んで報酬を渡すのではない」

マトリ「……と、言いますと?」

サカキ「近々、奴らがいるアローラ地方に我がロケット団の精鋭を送りこみ、勢力を強化する方針だ」

サカキ「その尖兵として、我々が新しく開発した新兵器を送り込もうと思ってな」

マトリ「! まさか!」


サカキ「             団員ナンバー・『F-13』             」


マトリ「……ロケット団が誇る科学者、ガンバ博士とゼーゲル博士の共同制作によって誕生した……」

サカキ「そう。ロケット団初の『アンドロイド団員』。心配せずとも団員として活動できるかどうかはテスト済みだ」

マトリ「……そして彼の最初の仕事がアローラ地方での活動、と」

サカキ「正確には、例の三人が希望したクリスマスプレゼントを届けることが『F-13』の最初の任務だ」

マトリ「そ、そんなことの為にロケット団の最新兵器を……」

サカキ「奴らと違って活動力のある『F-13』を使ってアローラの地を広い視野で調査しておきたい。プレゼントはついでだ」

サカキ「それで、彼らのリクエストは?」

マトリ「そ、それが……」
 ▼ 3 ネブー@ダイゴへのてがみ 17/12/04 01:08:38 ID:iqNPmD4U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 4 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:12:14 ID:iQVSysJo [3/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
第1話(全12話)   「男子と女子の領域」

 ▼ 5 ュナー◆X5JqkpJxts 17/12/04 01:12:25 ID:A0iFv5r6 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あ!ムーマの人だ!
 ▼ 6 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:14:15 ID:iQVSysJo [4/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラ地方メレメレ島・ポケモンスクール。

我らが主人公・マサラタウンのサトシは、来るクリスマスに向けてパーティーの計画をクラスメイト達と考えているぞ。



カキ「……ど、どういうことだ!?今年は男女分かれてパーティーを開催するだと!?」

マオ「……不服?」

カキ「不服さ!去年は皆でククイ博士の家でパーティーを楽しんだだろう?」

カキ「今年になってどうしてそんな面倒なことをせにゃならんのだ!why?理解に苦しむ!」

スイレン「理由は大体察せるハズ。いや、カキには察してもらえなきゃ困る」

マーマネ「……あぁ、アレか。アレなら仕方ないなぁ」

サトシ「アレって?」

マーマネ「去年のクリスマスパーティー、僕達はパーティーが盛り上がるような出し物を各々考えてきたんだ」

スイレン「マオちゃんの持ってきたお菓子とか、マーマネのクイズ大会とか、盛り上がった」

マーマネ「スイレンの考えてきた『人ルガルガンゲーム』も楽しかったなぁ」

サトシ「何それ?面白そうじゃん」

スイレン「でもカキの出し物、『ダンスバトル大会』で全てが台無しになった」

カキ「…………」

サトシ「な、何か起きたのか?」


マオ「それはね、ダンスが得意分野なカキの自己満足企画だったのよ」

スイレン「クリスマスではっちゃけていつも以上にハイテンションなカキは見てて痛々しかった」

マーマネ「で、ダンス中カキがクリスマスツリーの電飾のコードに足を引っ掛けて転倒して」

スイレン「一回転したカキのかかと落としが私達が頑張って用意したクリスマスツリーにヒットして」

マオ「倒れてきたツリーの先端があたしの作ったケーキを一刀両断して」

マーマネ「キレたマオの正拳突きがカキの顔面に炸裂して」

スイレン「もう一回倒れたカキが今度はこれまた頑張って用意したディナーテーブルを道連れにして」

マオ「ひっくり返ったテーブルの脚が博士の股間にジャストミートして」

スイレン「博士が悶絶して倒れた拍子に博士の手が私のズボンの紐に引っかかって紐は解けてズボンは落ちて」

マーマネ「スイレンが博士をブン殴ったら飛んでいった博士がバクガメスの甲羅にバァンで」

サトシ「もういい、もういいです」

スイレン「うぅ……とにかく博士、絶対許さない!」

リーリエ「矛先変わった!?」
 ▼ 7 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:16:37 ID:iQVSysJo [5/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マオ「てなわけで、あたしもスイレンも今年は男子と一緒のパーティーには参加しません!」

マーマネ「そ、そんな……」

スイレン「去年と違って今年はリーリエもいる。楽しく平和なパーティーができる」

カキ「ちょ、ちょっと待て!それでも物足りなかろう!?今年もオレ達と一緒に楽しもうぜ!」

マオ「男子の考えることなんてふざけることばっかじゃないの!男子のノリにはついていけないって言ってんの!」

スイレン「べぇー」

マオ「行こうリーリエ。今年のクリスマス、真面目に考えよっ」

リーリエ「……は、はい」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

カキ「ク ソ ア マ ! !」ガンッ

マーマネ「ほら、そういうトコだよ?反省の意味もこめて、今年は僕らも僕らなりに楽しくやれるように計画しようよ」

サトシ「謝りに行かないのか?」

カキ「行くもんか。男子と女子ってのは決して相容れない関係にある。お互いに譲れないプライドってもんがあるのさ」

サトシ「そんなことないだろ!ちゃんと謝れば許してくれるって!」

サトシ「カキは去年謝ってないみたいだけど、ちゃんと気持ちを示しておけばこんなことにならなかったんじゃないのか?」

マーマネ「個人の事情ならね。でもこれは男子と女子、互いの価値観の違いから起こった事柄さ」

カキ「確かに事件の発端はオレだが、アイツらはオレじゃなく、男子そのものに対して怒っていた」

カキ「だからそんな男子のノリから離れるべくあの二人は女子だけのパーティーを始めようとしている」

サトシ「単なる憶測じゃないのそれ……」

カキ「さっきの様子からして、今頃アイツらの頭の中からはとっくに男臭さが消し去られている」

マーマネ「そうだね。フレアフレグランスだね」

サトシ「??」

カキ「とにかくこれはオレとマオ達との喧嘩じゃない。男子と女子の喧嘩なんだ」

サトシ「納得いかないよ!カキが行かないならオレが言ってくる!」

マーマネ「ヤレヤレ、これだからスクール初心者は」

カキ「ポケモ……いや、スクール全般において男子には男子の領域、女子には女子の領域があるということを理解しておけ」

サトシ「うぅ……」

マーマネ「気にしなくていいよ。きっと今頃リーリエもサトシと同じ心境さ」

カキ「だがすぐに気も変わる。サトシも開き直ってオレ達と一緒に来い」
 ▼ 8 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:19:54 ID:iQVSysJo [6/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------ククイ家-------


ククイ「ハハハ、そりゃとんだ災難に巻き込まれたもんだ。お前もリーリエも」

サトシ「笑いごとじゃないよ!クラスがバラバラになっちゃうかもしれないのに!」

ククイ「ならないさ。アイツらはアイツら。みんなスクールの仲間さ」

ククイ「カキもマオ達も、お互いに触れてはいけない境界線に触れてしまっただけさ。明日になればまたいつも通りだ」

サトシ「でも、結局パーティーは別々なんでしょ……?」

ククイ「だな。……少し寂しいが、今年は男のクリスマスパーティーで盛り上がろうじゃないか!」

サトシ「うーん……」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

サトシ「どうすっかね……カキの言う通りこのままでいいのかな」

ピカチュウ「ペカペカ?」

サトシ「リーリエはもう気が変わってると思う?」

ピカチュウ「ピーカー……」

サトシ「オレさ、お前と出会う前は友達が殆どいなかったんだよね」

サトシ「クリスマスはいつもママやオーキド博士といっしょ。……このスクールに通って、クリスマスも近づいて」

サトシ「やっと友達みんなでワイワイ楽しめるパーティーが開けると思ったのに……」

ピカチュウ「ピカー、ピカチュウ」

サトシ「まぁ、それがアイツら皆のルールなのかもね。オレはそんなの知らないし、従うっきゃないか……」


サトシ「パーティーはクリスマスイブ!会場はこの家!オレ達もしっかり出し物考えようぜ!!」

ピカチュウ「ピカーーー!!」

ほしぐも「0-(*゚Д゚*)-0」ビクッ


ビ エ エ エ エ エ エ エ … … ! !


サトシ「!? ピ、ピカチュウ、金平糖!」

ピカチュウ「ピカーッ!」シュバッ


ほしぐも「0-(*U▽U*)-0  ZZZ……」

サトシ「フフ、かわいい……コイツもきっとみんなとのクリスマスは初めてだ。盛り上げような」

サトシ「ん? ……ひょっとして、ウルトラスペースってところにもクリスマスはあるのかな?」

ピカチュウ「ペカーー……?」
 ▼ 9 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:21:54 ID:iQVSysJo [7/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------12月22日-------


サトシ「え゛ぇ!?マオ達がモーテルの予約をしてるのを見たって!?」

マーマネ「ガチやん」

カキ「そうさ。ガチなクリスマスパーティー、略してガチパだ」

カキ「よほど外界と女子の空間との間に壁を作りたいようだ。女だけのパーティーは誰にも邪魔させないそうだ」

ククイ「とにかく、これで男子だけのクリスマスパーティーが決定したな」

カキ「異論は?」

マーマネ「無いっ!」

サトシ「お、オレも無い……かな」

ピカチュウ「ぺか……」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

ネッコアラ「ふぉ〜……」

キーン コーン カーン コーン … …


サトシ「リーリエー!クリスマスにモーテル貸切るってホントかよ!?」

リーリエ「えぇ♪ と言っても小さなお部屋ですが……サトシこそ、男子側のパーティーの準備は順調ですか?」

サトシ「うん。……ねぇ、リーリエはどう思ってる?男子とか女子とか……」

リーリエ「アハハ、仕方無いと割り切ってます。これがスクールのルールなんだなって」

リーリエ「マオから教わりました。男子と女子にはそれぞれの領域があると」

サトシ「やっぱそうなんかな……」

リーリエ「ウフフ、皆で盛り上がることができないのは残念ですが、せめて終わった後、皆で出来事を語り合いましょう!」

サトシ「おぉ、いいな!」

ピカチュウ「ペカペカ」

シロン「コン!」


ナリヤ「仲良き事は美しきかな。些細な諍いもまたその証ですな」

ククイ「ホントはもっと仲良くしているといいのですが……意地の張り合いは若くて元気な証拠といいますが」

ナリヤ「元気なら何より。しかしその子供達の元気を間違った方向に導かないようにするのはポケモンスクールの務め!」

ククイ「……ですね。いつまでもこうして頑なな子供達に笑っていたいです」

ナリヤ「未来ある子供達の成長を見守ローブシン!」
 ▼ 10 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:25:11 ID:iQVSysJo [8/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「よしっ決めた!」

ククイ「バトル大会、だろ?」

サトシ「まだ何も言ってないよ!」

ククイ「お前が考えそうなことだ。お前の考える出し物くらいわかるぞ。そりゃ女子達も距離を置きたくなるわな」

サトシ「えぇ……でも三人ともバトル大好きなんだよ?仮にマオ達がいたって、盛り上がると思うけど……」

ククイ「メリハリを大事にしろメリハリを。教師として言うがカキもマーマネも、そういう時と場を弁えない行動が目立つなぁ」

サトシ「ママからも聞いたことある!『PTAを弁えろ』ってヤツかよ」

ククイ「……ま、まぁ似たようなもんだな。それより覚えておくといい」

ククイ「『話を相手のペースに合わせて接する』……それが、女子を落とすための男子の秘策だぜ♪」

サトシ「話を相手のペースに合わせて……女子を落とす……」モヤモヤ

-------------------------------
--------------------------------------------

マオ「じゃじゃーん!アイナ食堂の限定メニュー、女子スペシャルだよ!」

スイレン「私達三人の共同製作だよ。どうぞ食べて」

リーリエ「論理的結論として残さず、お願いしますね」

サトシ「むぐむぐ……(マッズッ!何じゃこれ!?)」

マーマネ「まぐまぐ……(3人の強烈な個性が入り混じってる……)」

カキ「ダメだ、吐きそう」

マオ「どう?おいしい?」

サトシ「お、おいしいよ☆」

マオ「ホント!?」

サトシ「今だピカチュウ!床だ!床を狙え!マオ達の足元に『10まんボルト』!!」


ズドォォォォォォン!!


マオ/スイレン/リーリエ「「「ウ オ オ オ オ オ オ ア ア ア ア ! !」」」


ヒュウウウ……


サトシ「ふぅ……落ちたな」

--------------------------------------------
-------------------------------

サトシ「何だってそんなことするんだ!三人は何も悪くないぞ!」

ククイ「何か勘違いしてないか?」
 ▼ 11 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:28:23 ID:iQVSysJo [9/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------再び、ククイ家-------


モクロー「もっふっふぅー♪もっふっふぅー♪もっふっふぉーろろー♪」ジングルベー♪ジングルベー♪

ニャビー「にゃーにゃーにゃー♪にゃにゃぶにゃー♪」キョウハータノッシィー♪

ルガルガン「わーうーうーうーうー♪」クリスマスイブイブイブ-♪


サトシ「明日は交換用のプレゼントを買いに行くぞ。カキにもマーマネにも喜んでもらえるような物を買いにいこう!」

ピカチュウ「ピッカァ!」

ほしぐも「0-(*oωo*)-0」

ククイ「で、どこに買いに行くんだ?」

サトシ「トイ○らス!」

ククイ「好きだなぁ……まぁ、あまり高い買い物をしないようにな」

サトシ「ほーい」

ククイ「さぁ、今日は早いところ風呂入って寝るんだな。明日から冬休みだからって油断するなよ?」

サトシ「ほっほーい」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

サトシ「ピカチュウ、まだ起きてる?」

ピカチュウ「ピカー」

サトシ「……リーリエ達、明日からモーテルに行くんだってさ」

ピカチュウ「ピカカピィ?」

サトシ「アハハ、気になるけどしょうがないよね。女子には女子、男子には男子の領域があるんだから」

ピカチュウ「…………」


サトシ「いよいよ明後日だ。男のパーティー、楽しもうぜ!」

ピカチュウ「チャァ〜……ZZZ……」

サトシ「……フフッ、おやすみ」
 ▼ 12 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:33:33 ID:iQVSysJo [10/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------カントー→アローラ連絡船 航路-------


ボボボボボボボボ…………


団員A「うーみーはー広いーなー大きいーいなー♪」

団員B「浮かれるなよ。……アローラ到着までまだ5時間。着いたら早速『F-13』と行動開始だ」

団員A「休ませてくれないんですか?」

団員B「いや、1時間の仮眠をはさむつもりだ」

団員A「1時間!」

団員B「恨むなら、ボスに無茶なプレゼントを頼んだあの三バカを恨むんだな。まったく無茶な注文を寄越しやがって」

団員A「ホント、カントー地方には無いものですから今からこうして現地調達をするハメになりましたからねぇ……」

団員A「『Zリング』……アイツらにとって、その道具は価値のある代物なのでしょうか」

団員B「そうだろうな。余程の物ならオレ達が抜け駆けして懐にしまっちまうのもアリだがな」

団員A「ダメですって。ボスの命令は絶対ですよ」

団員B「わかってるさ……おいお前、『F-13』の状態は?」

団員C「スリープモードです。彼のエネルギー源はサンバ博士が開発した特殊な化学燃料のみなもので余計な消費は……」

団員A「まだまだ、アンドロイド団員の本格的な実戦投入は先になりそうですね」


団員B「……にしても、アジトで『F-13』の性能テストに参加したが奴の力には恐れいったな」

団員A「まったくです!……計算された戦術、トレーナーとしての圧倒的センス」

団員A「さらに手持ちはルンバ博士とゼーゲル博士によって強化改造されたポケモンときた。まさに鬼に金棒」

団員C「でもそのテストの参加報酬として私達もキッチリ頂けたじゃないですか♪……改造されたポケモン達を」

団員B「……フフ、だな。今回はそいつらの性能テストも兼ねているらしいしオレ達の役目は重大だ」


団員B「張り切っていくぞ!クリスマスに浮かれた世の中に絶望の火を放つのだ!」

団員A「世のリア充共の首をリース代わりに部屋に飾ってやるぜ!!」

団員C「あ、そう言えばお二方は先日フられてましたね。確か理由は……」

団員B「そうだよ!急に好きな人がいるって言われてフられたんだ!」

団員A「オレもです!しかもその好きな人とやらがオレ達二人のお互いの相手!」

団員B「♀つまりオレの彼女とコイツの彼女が付き合い始めてしまったんだよぉぉぉ〜〜!!♀」

団員A「同性に負けるオレの魅力って何なんだよぉぉぉ〜〜〜!!」

団員C「……大変ですね」
 ▼ 13 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 01:36:36 ID:iQVSysJo [11/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
次のおはなし



第2話(全12話)   「Zリングに迫る影」
 ▼ 14 クロズマ@マスターボール 17/12/04 03:20:26 ID:2YeXLcQw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ムコニャってめちゃくちゃ優秀だよな思いついたらすぐに一週間かそれ以上かかりそうな機械作るし
 ▼ 15 ルネロス@きょうせいギプス 17/12/04 06:05:16 ID:.MAiQDT. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>14
技術開発・資金調達・ボスへの忠誠、基本的に優秀なんだよ

ただ「現場の工作員」という現在の役職が致命的に向いてないだけ
 ▼ 16 イル@するどいくちばし 17/12/04 11:27:21 ID:mVrP02LA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こいつはなかなか面白そうだな
 ▼ 17 ュナー◆X5JqkpJxts 17/12/04 12:16:53 ID:A0iFv5r6 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
前のサトシに妹ができたやつはすごい面白かったから、これも期待!
 ▼ 18 ドリーノ@ひみつのコハク 17/12/04 13:16:27 ID:2EtryZnk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>2
>>12
プルプルプルプルプルプル
ガチャ
マトリ「はい」
団員A「は!こちら団員A」

ナンバ博士「ナンバである!!!!!!!!!(怒)」
 ▼ 19 ナッキー@ふねのチケット 17/12/04 17:40:05 ID:jfptgbFU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援支援
 ▼ 20 ータクン@リゾチウム 17/12/04 18:07:40 ID:HyNa6y6M NGネーム登録 NGID登録 報告
大支援
 ▼ 21 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 22:39:02 ID:iQVSysJo [12/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------12月23日-------


サトシ「子供でいた〜い♪ずっとートイ○ーらースキーッズ♪大好きなオモチャに囲まれて〜♪」

ピカチュウ「ペカペカ〜♪」

ロトム「プレゼントの予算は5000円まで。ククイ博士との約束ロト」

サトシ「まぁ、それだけあれば何かしら買えるでしょ。ほらほら、店が見えてきたよ」

モクロー「ZZZ……」

サトシ「ほしぐもは博士に預けてきたし……久しぶりにハメ外すか!行くぞ!」

ピカチュウ「ピカァ!」

ロトム「サトシ!絶対に制限をオーバーするんじゃないロトーー!!」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

サトシ「いょーし、豊作豊作♪」

ロトム「二人の喜ぶ顔が目に浮かぶロト」

サトシ「あっ」

ロトム「ロト?」


スイレン「わかっちゃいるけどやめられねぇ♪あホーレ♪」

ホウ「スーイスーイスーダラダッタースラスラスイスイスーイ♪」

スイ「スィーラスーダララッタースラスラスイスイスーイ♪」

アシマリ「あおっ♪あおっ♪」


サトシ「スイレン達だ!ちょっと会いにいってくる」

ピカチュウ「ペカー」


サトシ「スイレーン!アローラ!」

スイレン「ウンジャラゲ!?」ビクッ

ホウ「あ、でたなボーイフレンド!」

スイ「すがたをあらわしやがったなボーイフレンド!」

スイレン(き、聞かれてた……///)

サトシ「妹ちゃん達も一緒か!これからお出かけ?」

スイレン「聞いてなかった?これから明日のパーティーの準備をするために予約したモーテルに行くの」

サトシ「そっか!今日から行くんだったっけ」
 ▼ 22 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 22:40:15 ID:iQVSysJo [13/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ホウ「じー……」

サトシ「な、何?」

スイ「じー……」

スイレン「あ、二人とも。言い忘れたけど今年は女の子だけでパーティーをやるんだよ」

ホウ「えぇ?オメガマユゲは?かりんとうは?」

スイレン「無論、来ない」

ホウ/スイ「「え゛ぇーーーー!!?」」

サトシ(妹ちゃん達になんちゅうあだ名吹き込んでんだ……)

スイ「それじゃあピカチュウのおにいちゃんもこないの!?しょーたいしてあげなかったの!?」

スイレン「左様。男子禁制」

ホウ「ふばっ!?」ガビーン

スイ「おねえちゃん!クリスマスにボーイフレンドとすごさないでどうするのさ!!」

ホウ「そうだよ!のんきにおんなのこどうしでイチャイチャしてるばあいじゃないよ!」

スイレン「じゃあねサトシ。お互いパーティーを楽しんで」

サトシ「お、おぉ……」

スイレン「後、サトシのことは友達として認識してるけど、男子としては正直軽蔑してる」

サトシ「え゛ぇ!?もういいだろそういうの!」

スイレン「万が一、カキやマーマネと共謀して私達の領域に足を踏み入れようものなら容赦はしない」ギロッ

サトシ「し、しませんよ……」


ホウ「あーあ、またそうやっておねえちゃんはモテきをのがす〜」

スイ「こんきをのがす〜」

ホウ「いきおくれ〜」

スイ「うれのこり〜」

スイレン「あんまり言うと連れてってやんないよ。男子パーティーと言う名の監獄にブチ込むよ」

ホウ「…………」

スイ「…………」

サトシ「あっ、えーっと……」

スイ「…………セックス」

スイレン「」ブチッ
 ▼ 23 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 22:49:11 ID:iQVSysJo [14/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ! !


サトシ「ウアアアアアアアアア!!」

ホウ「ズボシだね」

スイ「おねえちゃんもオトメだね」


スイレン「ヴルルルル……チガウ……チガウ……ゼンゼンチガウ……チガウ……チガウ……ゼンゼンチガウ……」


ロトム「ピピピ! 何だあの化け物は!?恐ろしいオーラが漂ってるロト!」

サトシ「そこらのドラゴンポケモンの100倍怖い」


スイレン「チガウ……チガウ……ゼンゼンチガウ……」


ロトム「オーラから推測した戦闘力、1000、5000、10000、30000、50000……まだまだ上昇するロトォ!!」

ホウ「ピカチュウ!『10まんボルト』!」

ピカチュウ「えっ」

ホウ「やれ!」


ピカチュウ「ピ……ピカァァァァァ!!」ババババババ

スイレン「うぎぎぎゃぎゃん!!」ビリビリ

サトシ「あーあー……」

ロトム「戦闘力がものスゴい勢いで下降していくロト……」

スイ「きょうもセクシーなコツバンですこと」

ホウ「ちったぁあたまをひやせ」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

スイレン「」

ホウ「じゃあピカチュウのおにいちゃん、ばいちゃ!」

スイ「ばいちゃ!」

サトシ「あ、あぁ……マオ達にもよろしく……」


ロトム「人は感情が高まるとモンスターと化す。データアップデー……あれ、このデータはもう登録済みロト」

サトシ「あはは、あの時は一緒にカキに怒られたっけ」

ロトム「あれは死を覚悟したロト」
 ▼ 24 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 22:51:49 ID:iQVSysJo [15/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロトム「カキ達はサトシに何をくれるロトかな?」

サトシ「何でもいいかな。二人がくれるなら何だって喜んで受け取るよ」

ロトム「良い子ぶらないで真面目にどんなものが欲しいか答えるロト」

サトシ「うぅ……ん……」

ピカチュウ「ピカカピ?」

サトシ「逆に貰えそうなのを考えると……マーマネなら、ラボにあった面白い機械を何かくれるかも」

サトシ「カキは牧場自慢のアイスでも持って来……そうだ!カキには明日アイスケーキを作ってきてもらおう!」

サトシ「うん!それがいい!そうと決まれば早く家に帰ってカキんちに電話入れようぜ!」

ロトム「話が逸れたロト……」


……ガサッ


サトシ「!」

ロトム「ロト?どうしたんロト?」

サトシ「……今、ちょっと嫌な予感がしたような」

ロトム「サトシが身震いだなんて。プレゼントの予算オーバーしたこと、やっぱり後悔してるんじゃないロト?」

サトシ「してます……いや、そうじゃなくて!何かいたんだよ!ホラ、あそこの茂みの中から!」


ロトム「??」

サトシ「やっぱ気のせいか。行こっか」

ピカチュウ「ペカペカー」



団員A「…………行ったか」

団員A「アレがZリング……島民達からの聞き込みで得た情報が真実ならあの少年が持ってるもので間違いない」

団員A「アローラの少年少女はあのZリングを腕利きのトレーナーの証として所持しているようだ」

団員A「成程、例の三バカは凄腕トレーナーの称号欲しさにリングを求めていたのか。相応の実力もないクセに。しかし……」

団員A「Zリングの在り処を聞きだせたものの……『しまキング』に『守り神』と、物騒な単語が出てきて近づきづらい雰囲気だ」

団員A「なら一番手っ取り早い方法は……フフ、仲間達もきっとそれに気づくハズだ」

団員A「『F-13』もいることだし、Zリングは必ずいただくぞ」
 ▼ 25 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 22:53:57 ID:iQVSysJo [16/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------カキ家-------


カキ「……そうか、来ないのか。なら仕方があるまい。時間を取ってしまってすまなかったな」

ホシ「アレ?いいの?いつものお兄ちゃんなら私が断ったらギャン泣きしながら止めるのに」

カキ「いいさ。お前もマオに招待されたなら女子だけのクリスマスパーティー、楽しんでくるといい」

カキ「その方がお互いにとって好都合かもだしな。男子には男子の盛り上げ方がある!」フンス

ホシ「お、おぉ……」


シブ「カキーー!サトシ君から電話だ!何でも明日のパーティーのことでお願いがあるらしい」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

カキ「成程な。お安い御用さ」

サトシ『あんがとーござーまーすっ!!カキのお陰で楽しいパーティーになりそうだよ!』

カキ「ハハ、アイスケーキ一つで変わるなら苦労はないさ。今年こそはオレが、皆で楽しめる企画を考えてきてやるさ」

サトシ『あぁ、バトル大会はもう決めたからそれ以外ね』

カキ「了解。それでは明日の『男のガチパ』に 栄 光 あ れ !」

サトシ『栄 光 あ れ !』

ガチャッ

カキ「……ふぅ」


ホシ「でねでね、明日の朝にお兄ちゃんに送っていってもらうんだ」

アマラ「楽しみだねぇ。帰ったらいっぱい思い出話聞かせておくれよ」

ホシ「ねぇお兄ちゃん!明日は6時にリザードンで出発ね!」

カキ「あぁ。あとお願いなんだが……モーテルから少し離れた場所で下ろすから、くれぐれも道に迷わないようにな」

ホシ「マオさん達……よっぽどお兄ちゃんを隔離したいんだね」

カキ「まぁそういうことだ」

シブ「ところでカキ、サトシ君達に渡すプレゼントは用意してあるのか?」

カキ「あぁ、勿論。きっと驚くだろうぜ」

カキ「さぁ、サトシが折角バトル大会を企画してくれたんだ!運動がてらチョイと特訓するぞ!」

バクガメス「ガメェー」

ガラガラ「…………」
 ▼ 26 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 22:55:35 ID:iQVSysJo [17/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------その夜 ククイ家-------


ほしぐも「0-(*U.U*)-0   ZZZ……」

サトシ「金平糖のストックもそろそろ尽きそうだな……また買いに行かなくちゃ」

ロトム「ほしぐもの1日の金平糖の消費量、毎日平均2gずつ増えていってるロト」

サトシ「まぁ、成長してるってことだな。何より」

ロトム「成長……ほしぐもも今はこんなに小さくとも、成長すればきっと強そうなウルトラビーストになるロト」

サトシ「うん……」

-----------------------------------------------------

グラジオ「何故ウルトラビーストがお前といる!?そいつらは危険な存在なんだぞ!?」

サトシ「いや、ほしぐもは全然危なくなんかないよ」

グラジオ「……ウルトラビーストが何かわかってるのか?」


グラジオ「リーリエがポケモンに触れなくなったのは……ウルトラビーストに襲われたからだ」

-----------------------------------------------------

サトシ(ほしぐもはそんなんじゃないよ。ウルトラビーストもポケモンなんだ)

サトシ(夢の中で伝説のポケモン達の言ってた通り、オレが愛情をもって育ててやればいい)


ククイ「サトシ、お前にお客さんだぞ」

サトシ「えっ、お客さん? 誰だろう……」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

男性「初めまして。私、島巡り協会の者です」

サトシ「島巡り協会?」

男性「アローラの伝統文化、島巡りを広めるべく我々は活動しているのです」

男性「実はこの度、我々島巡り協会は多くの地方にこの良き文化を広めるべくPR活動を行っておりまして」

男性「アローラの文化に精通しているトレーナーを探していたところ、こちらにお住まいのお子様の噂を聞きつけまして」

男性「失礼ですが、お名前を……」

ククイ(何だ?こんな時間に押し売り業者か?宗教の勧誘か?)

サトシ「マサラタウンのサトシといいます!」

男性「!? ま、マサラタウンとは……まさかカントー地方の?」

サトシ「そうですが……何かご用ですか?」
 ▼ 27 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 22:58:32 ID:iQVSysJo [18/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男性「いえいえ、これは失礼しました。アローラにはいつから?」

サトシ「数ヶ月くらい前から……です」

男性「成程……わかりました。本来であれば生粋のアローラのトレーナーにお願いしたいところですが……」

男性「どうか近くの公園でお話ししましょう!PR活動にあたっての交渉などを……」

ククイ「なんだなんだ、それはつまりサトシを島巡りPRのイメージキャラクターにするってことですか?」

サトシ「!?」

男性「いえいえ、我々はアローラ中の多くのお子様に交渉をお願いしております。勿論御宅も例外ではございません」

男性「PRすべきは島巡りに挑戦する子供達の元気な姿。ほんの短時間、短時間だけ取材をさせてほしいのです」

ククイ「何を取材するのです?」

男性「そうですね……例えば、バトルをしているところとか」

サトシ「!」

男性「どうですサトシ君。取材を受けてくれますか?……私とバトル、してみませんか?」

サトシ「やりますっ!!」

ククイ「おぉい!?」

サトシ「大丈夫だよ博士!晩御飯までには戻って来るって!」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


ククイ「ハァ……サトシ。あんな胡散臭い業者についていくとは世間知らずな」

ロトム「僕はちょっと見てくるロト」

ククイ「そうか。頼んだぞ」





-------メレメレ島のどこか-------


団員C「ハァ……留守番は暇ですね……」

団員C「持ってきた漫画は読み終わっちゃいましたし、猥談で盛り上がる相手もいませんし……何をしましょう」


                    タッ……                タッ……


団員C「おや、帰ってきたのですか?『F-13』」

団員C「え?一緒についてきてほしい?やだ///それはお誘いですか?」

団員C「フフ、冗談ですよ。融通が利かないのですねアナタ ……さぁ、行きましょう」
 ▼ 28 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 23:01:34 ID:iQVSysJo [19/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------メレメレ島 モーテル-------


「「「「「グッパ、グッパ、グーーーッパ!!」」」」」

スイレン「あらら」

マオ「決まりだね。じゃああたしとスイレンは明日のごちそうに使う材料をコンビニで揃えてくるから」

リーリエ「はい。私はそれまでホウちゃんとスイちゃんの相手、ですね」

ホウ「けんとうをいのる」

スイ「きをつけてねー」

スイレン「もう大袈裟。買い物に行くだけなのに」

アシマリ「あおっ、あおっ」

マオ「よしっ、行くよアママイコ。一緒に明日食べるお菓子選んでこよっ」

アママイコ「まぁーい!」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

スイレン「……とは言ったものの」

マオ「寒゛っ!!夜だからって今日は寒すぎない!?スイレンはよくいつもの恰好でいられるね」

スイレン「マオちゃんだって着込んでいるように見えて脚はしっかり出してる。何かそういうポリシーでもあるの?」

マオ「無い。たまたまだよ」


マオ「……にしても、あれから早一年か。去年のクリスマスは散々だったねぇ」

スイレン「早いもんだね。私もこの一年で色々なことがあった」

スイレン「リーリエに出会って、サトシに出会って、師匠に出会って、ポケモンバトルをして……」

アシマリ「あぅ〜」シミジミ

マオ「ハハ、確かに皆の中で一番周りの環境が変わったのはスイレンかもね」

スイレン「……フフ、ZリングとZクリスタルも手に入れた。今年の成長の証として、これらは私の一生の宝物だね」


通りすがりの男性「!」ピタッ


スイレン「サトシやカキほどじゃないにしても……私は私らしく、トレーナーとしての力を身につける」

スイレン「そんな未来のために、運命は私にZリングを授けたのかも……」

マオ「おぉ、何かいつになく哲学的だね」


通りすがりの男性「おぉーい!そこのお嬢ちゃんたち、ちょっといいかい?」
 ▼ 29 トツキ@おうごんのみ 17/12/04 23:36:49 ID:GGbmeVCc NGネーム登録 NGID登録 報告
全力支援
 ▼ 30 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 23:37:19 ID:iQVSysJo [20/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
-------メレメレ島 どこかの公園-------


男性「よし、この辺でいいかな」

サトシ「じゃあ、お願いします!早速!」

男性「あぁ、それなんだが……その前に僕からお願いをしていいかな?」

サトシ「? ……何でしょうか」

男性「実は僕達島巡り協会はね、アローラの文化を世に広めるための仕事をしていることは話したと思うけど」

男性「島巡りの文化の良さを全国に売り込むためにグッズ販売を用いた宣伝も行いたいと思ってるんだよ」

サトシ「どこでもド○えもんみたいなヤツですね」

男性「ちょっと違うね」


男性「そこでだ。グッズ開発の資料として君のZリングを少しの間だけ貸してもらいたいんだけど……」

サトシ「ええ゛えっ!?ダメですよ!これは大事なものなんです!」

ピカチュウ「…………」

男性「やっぱりか。でもね、これも仕事の一つなんだ。君が僕らに協力してくれるならぜひお願いしたい」

男性「君の言い分もわかるよ。実際取材はともかく、この件を承諾してくれる子は中々いないんだ」

男性「ね?貸してくれたら君はPRで大きく取り上げてあげるよ。そうすれば君はたちまち世界中の人気者さ」

サトシ「…………」

ピカチュウ「ピカ、ピチュ」

サトシ「あぁ分かってる。大丈夫」

男性「……受けてくれるんだね?」

サトシ「いいえ。お断りします!……あなたの仕事、面白そうだけどさすがにZリングまではやることはできません」

男性「いや、だから貸してくれるだけで」

サトシ「これはただのリングではありません!オレにとってこのZリングには大事な意味があるんです!」

男性「強いトレーナーとしての証……だろ?だけどね、本当に強いトレーナーは称号に拘らないものだよ」

男性「君はそれを意地でも手放したくないようだが、そう言ってるウチはトレーナーとしてまだまだだね」

男性「心配せずとも君の実力は君自身でも証明できる!たかが記号、さぁ、こっちに渡したまえ」

サトシ「……っ!」


サトシ「          コイツは!オレの目標を叶えるためのものだ!!          」
 ▼ 31 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 23:38:40 ID:iQVSysJo [21/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男性「何だ……急に怒ることないじゃないか。少しの間だけと言っただろう?さぁ……」

サトシ「断るって言ってんだろ!」

男性「それじゃ困るよ!もう何度もそうやって断られてるんだ!君は人が良さそうだし、僕を助けると思って……」

サトシ「行くぞ、ピカチュウ」

ピカチュウ「ピカッ!」


男性「…………」


男性「          待   て          」



-------同じ頃-------


スイレン「は、放してください!」

通りすがりの男性「君が抵抗しなければすぐに放してやるさ。ちょっと借りたいものがあるだけなんだ」

スイレン「私のZリングをどうするつもりですか……?」

通りすがりの男性「僕は珍しいモンに目がなくてね……」


マオ「アママイコ、『マジカルリーフ』!」

ズ ァ バ ッ ! !


通りすがりの男性「がふっ!?」

マオ「一体何なんなのよアンタ!通りすがりに人の持ち物を奪おうとするなんて何考えてるの!」

通りすがりの男性「そりゃあ、人の物やポケモンを奪うのも僕らの仕事だからねぇ……」

スイレン「? ……違う」

マオ「違うって、何が?」

スイレン「あなた……ここらの人じゃない。あなたはどこから来たの?」

通りすがりの男性「まぁ、じきにここもウチらの支配下におかれる。それならここで名乗った方がいいよな」






男性「子供にしちゃ危機感はあるようだね……いいさ。こうなりゃ僕の正体、教えてあげよう。マサラタウンのサトシ君」

サトシ「?」


                          バ     ッ     !
 ▼ 32 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 23:41:59 ID:iQVSysJo [22/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
男性→団員A「初めまして!同じカントー出身のポケモントレーナー!」


通りすがりの男性→団員B「オレ達は世界中のポケモンを悪巧みに使いまくって金儲けをするロケット団だ!!」




サトシ「ロケット団……!?」

団員A「そうさ。君もカントーの人間ならよく知ってるだろう」

サトシ「何しにアローラまで来たってんだ?」

団員A「オレ達は、仲間とともにアローラに滞在中のでき損ないの団員の手伝いをしにやってきたのさ」

団員A「せっかく見つけたZリング……ここでみすみす見逃すわけにはいかないな」

団員A「それを渡すのが嫌ならせめてバトルの取材には付き合ってもらおう!だが正体を知られた以上、敗ければどうなるか……」

サトシ「あんな奴らの仲間になんか敗けるもんか!やるぞ、ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッカァ!!ピカッチュ!」バチバチ

団員A「フフゥ、強そうなピカチュウだ。改造ポケモンの性能テストをするには丁度いい相手かもしれないなぁ」




スイレン「ロケット団……!?」

マオ「ってことは、あの三バカの仲間?」

団員B「おや、例の三人を知ってるのか?こんな子供にも知られているとは、アイツらも侮れないな」

団員B「最も、印象は最悪のようだがな。子供にバカにされるとは情けない奴ら」

スイレン「サトシからあなた達の事は色々聞いたことがある。……ポケモンと人の共存を大事にするアローラにおいて……」

スイレン「          あなた達は、最も不適合な存在          」ギロッ

団員B「……おぉ怖。見かけによらずキツイ性格してんなぁ」

スイレン「あなた、Zリングが欲しいの?」

団員B「あぁ、いくらかな。他にも手に入れる方法はあったが……」

団員B「大試練だの何だの、アローラの文化はわからないことだらけ」

団員B「なんでロケット団らしく、Zリングを持っているガキ共から直接奪うのが一番手っ取り早い方法だと思ってな」

マオ「ス、スイレン……」

スイレン「マオちゃん、下がってて」

スイレン「……残念だけどあなたは、大試練を突破するよりも回りくどい手段を選んでしまったみたい」

団員B「?」

スイレン「          私……強いから          」
 ▼ 33 ーゲン◆O4/zV1DaK6 17/12/04 23:50:46 ID:iQVSysJo [23/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「改造ポケモンって何だ?」

団員A「フフ……さぁ、出てきやがれ!」


シードラ「フシュゥゥゥゥ……フシュゥゥゥゥ……」


サトシ「シードラだ!でも……何かおかしいような」

団員A「気が付かないか?コイツの放つ違和感に」

サトシ「あ゛っ!?浮いてる!!」

団員A「そうさ。水中でしかまともに戦うことのできないシードラを、水陸両用に改造したのさ」

団員A「気をつけた方がいいぜ……コイツは住み慣れた培養液のカプセルから離れて気が立ってるんだ」

シードラ「フシャァァァァァァ!!」

サトシ「! ……ヤバそうだけどピカチュウ、戦えるか?」

ピカチュウ「ピカッチュ!」





団員B「さぁ出てこい!オレの改造ポケモン!」


ニャース(改)「フィィィィ……」

スイレン「ニャースだ。カントーの」

マオ「改造ポケモンだって……一体普通のニャースとどう違うんだろ?」

団員B「お前達、例の三人を知ってるのならこのポケモンも当然知ってるよな」

団員B「だがコイツはあの落ちこぼれの数倍強い!特殊な訓練をされたポケモンだからな」

ニャース(改)「キャァァァァァァオ!!」

マオ「喋らない……てことは、あたし達が見たアレとは別の子みたいだね」

アシマリ「あ、あぉ……」

スイレン「苦しそう……きっと無理をさせられたんだ。あの子の眼、生き物のそれじゃない……許せない」

団員B「わかってるな!オレが勝ったら当然お前のZリングは頂く!随分な大口を叩いてくれたし、後悔しても知らねえぞ!」

スイレン「しない。するのはあなたの方」

団員B「言ってくれるじゃねぇか。さぁニャース、これからお前は自由だ!お前は戦うために作られた改造ポケモンだ」

団員B「ここからはオレと、お前自身の闘争本能を信じて暴れまくれ!」

ニャース(改)「キ ャ ォ゛ オ゛ オ ォ オ゛ ! !」
このページは検索エンジン向けの機能制限版の旧ページです。
下URLから閲覧下さい。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=726274
  ▲  |  全表示273   | <<    前    | 次100 >> |  履歴   |   スレを履歴ページに追加  | 個人設定 |  ▲      
                  スレ一覧                  
荒らしや削除されたレスには反応しないでください。
書込エラーが毎回起きる方はこちらからID発行申請をお願いします。(リンク先は初回訪問云々ありますがこの部分は無視して下さい)

. 書き込み前に、利用規約を確認して下さい。
レス番のリンクをクリックで返信が出来ます。
その他にも色々な機能があるので詳しくは、掲示板の機能を確認して下さい。
荒らしや煽りはスルーして下さい。荒らしに反応している人も荒らし同様対処します。




面白いスレはネタ投稿お願いします!

(消えた画像の復旧依頼は、お問い合わせからお願いします。)
スレ名とURLをコピー(クリックした時点でコピーされます。)
新着レス▼