リーリエ「ついにこの時が来ました…アローラリーグ!」

1 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/04 20:05:15 ID:z7VJZxJY 報告
リーリエ「…サトシ、あの時の約束を果たす時です!」

サトシ「ああ!負けないぜ!」

カキ「いよいよ今日からエントリーか…」

カキ「出場するのは去年出場した俺とサトシ。そしてククイ博士の推薦枠で出場するリーリエとスイレンの4人か…」

マーマネ「…今年は応援席が寂しくなるね…」

マオ「まぁいいじゃないの!それだけ応援するバトルが増えるって事なんだから!」

マーマネ「ま、まぁね…」

リーリエ「…それよりみなさんは何匹で出場するのですか?」

カキ「…あ!そうか!」

マーマネ「確か今年からは最低6匹、最高9匹でエントリーできるんだったね。」

リーリエ「…そして6匹以上で出場する選手は準々決勝以降の6対6のフルバトルも自由に組み合わせることができます…」

カキ「でも俺6匹しかいないしなぁ…」

スイレン「…わたしも…出場最低条件ギリギリ…」

リーリエ「…わたくしもです…!」

サトシ「俺は9匹で出る!!」

一同「「「!!!!」」」
485 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 15:11:32 ID:qexOOGg2 [1/19] 報告
リーリエ「……」

リーリエ(思い出します…“あの時”を…)

〜回想〜

リーリエ「シローン!どこに行ったのですかー!!」

キャタピー「ピーッ?」

リーリエ「ひッ!!」ビクゥッ

リーリエ「む、むしよけスプレーの効果が切れて来ました…」

リーリエ「…しかも日暮れが…」

リーリエ「シロン…一体どこに…」ウルウル

???「おや、どうしましたかな?」

リーリエ「…あなたは…ハラさん!」

ハラ「そこのお嬢さん、何か困った事でもありましたかな?」

リーリエ「じ、実はわたくしの大切なシロンがいなくなったんです!!」

ハラ「ほう…してシロンとは一体…」

リーリエ「あ、アローラのロコンです…わたくしのパートナーポケモンなんです!」

リーリエ「森の中ではぐれてしまって…」

ハウ「…ほう、では私も探すのを手伝わしてもらいましょうかな…」

リーリエ「…え!でも…もう日暮れが…」

ハラ「心配なさるな!困ったアローラの民を助けるのが、島キングの仕事ですからな…」

ハラ「それにアローラの教えは分かち合う“心”…嬉しい事も悲しい事も…みんなで分け合うという教えですな…」

ハラ「あなたの悲しみ…悩みを私に分けてくれますかな?」

リーリエ「…はい!ありがとうございます!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

リーリエ(…あれから、ハラさんはわたくしの憧れの人の1人になりました…)

リーリエ(そしてあのハウさんは…ハラさんにとても似ている…近い存在…)

リーリエ(だからこそ…)

〜観客席〜

ハラ「……」


リーリエ「負けたくない!!」
486 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 17:16:34 ID:qexOOGg2 [2/19] 報告
〜観客席〜

サトシ「…ん?」

サトシ「気合い入ってんな…今日のリーリエ…」

タケシ「…確かに…」

カキ「知り合いなのか?あのハウって奴…」

マオ「ハラさんの孫らしいしその可能性もあるんじゃない?」

スイレン「因縁の対決…」

マーマネ「えっ!そうなの!?」

スイレン「嘘です♪」

マーマネ「ガクッ」ズッコケ

 
審判「…では、ただ今より三回戦第8試合、リーリエ選手対ハウ選手の試合を行います!」

審判「使用ポケモンは3体、ポケモンの交代はどちらかのポケモンが戦闘不能になったタイミングのみとします!」

審判「先に手持ちポケモン全てが戦闘不能になった方の負けです!」

審判「…では両者、あらかじめ申請した1匹目を!」

ハウ「頼んだよー!ブースター!!」

ブースター「ブースタッ!!」

リーリエ「お願いします!ラプラス!!」

ラプラス「ラァーーーーッ!!!」

ナレーター「ハウ選手の1匹目はブースター、リーリエ選手の1匹目はラプラスだァッーーーーーーーッ!!!」

観客「ワァーーーーーッ!!!」

〜観客席〜

サトシ「よし!初戦は優勢だ!!」

マーマネ「なんで?」

タケシ「ラプラスはこおり、みずタイプだからほのおタイプの攻撃は効果抜群でもいまひとつでもない…だが」

カスミ「ブースターには水ワザが効果抜群よ…!」

スイレン「あ、そうか…!」

サトシ「みずタイプのワザで攻め続ければ…行けるぜ!」


審判「では…バトルスタート!」
487 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 17:31:53 ID:qexOOGg2 [3/19] 報告
ハウ「ブースター!ひのこ!!」

ブースター「ブースタッ!!」ボッ

ラプラス「ラァーーーーッ!!」ゴウッ

リーリエ「うたう!!」

ラプラス「ラァーーーーッ!!」

ブースター「ブースタッ!?」

ブースター「…ブー…スー…」

ブースター「…Z Z Z」

ハウ「あれー、寝ちゃったー」

リーリエ「ハイドロポンプ!!」

ラプラス「ラァーーーーッ!!!」ザパァァァ

ブースター「ブースターッ!!」ドザザ

ハウ「眠らせてからの攻撃かぁー」

ブースター「ブースタッ!!」シュタッ

ハウ「ブースター気をつけてよー、あのラプラス眠らせてくるよー!」

リーリエ「!!!」

リーリエ(気をつけてよって…そんなので対処できるわけが…!)

リーリエ「もう一度うたう!!」

ラプラス「ラァーーーーッ!!!」

ハウ「ほのおのキバ!」

リーリエ「!!!?」

リーリエ(その距離で…?)

ブースター「ブースタッ!!」

ダンッ!!

ボッガァアアアアアアン!!

リーリエ(空気を噛んだ!?)

リーリエ(そんなの…ワザの無駄遣いじゃ…)

ハウ「…ほのおのうずー!」

ブースター「ブースタッ!!」ボツッ

ラプラス「ラァーーーーッ!!」ボォォォォ

ナレーター「決まったァッーーーーーーーッ!!!ブースターのほのおのうずだァッーーーーーーーッ!!!」
488 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 17:41:44 ID:qexOOGg2 [4/19] 報告
リーリエ(なんで!?眠らない…!!)

ハウ「歌ってさー、聞こえなきゃ何も届かないよねー!」

リーリエ「!!!」

リーリエ(そうか!ほのおのキバの爆発の音で…ラプラスのうたうの音を…!)

リーリエ「…さすがは三回戦まで勝ち進んできた猛者ですね…」

リーリエ(一見ボケーッとしているように見えますが…対応が早い…!)

リーリエ(やはり強いですね…!)

ラプラス「ラァーーーーッ!!」ボォォォ

ハウ「ほのおのうずの効果はしばらく続くよー」

ハウ「その隙に俺は…」

ハウ「ブースター、接近ー!」

ブースター「ブースタッ!!」ダッ

ハウ「ほのおのキバを構えてー!」

ブースター「ブースタッ!!」ボォォォ

リーリエ「…これは…!」

ラプラス「ラァッ!!」バンッ

ハウ「解けたよー、ほのおのキバ!」

ブースター「ブースタッ!!」

ガブッ!!!

ラプラス「ラァーーーーッ!!!」

ナレーター「おおーーーーーーッとォ!!!ブースター猛追ーーーーーッ!!!!」

リーリエ「…!!!」

リーリエ(ほのおのうずでダメージを与えつつ視界を隠し、それが解けた瞬間に反応出来ないタイミングでほのおのキバ…!)

〜観客席〜

タケシ「あのハウ…一見ボケーッとしてるように見えるが…対応が早くて正確だ…」

カスミ「…戦い方が上手いわ…!」


クチナシ「お、やるじゃねぇか。お前のお孫ちゃん」

ハラ「…まぁこれぐらいはやってもらわねばなりませんな!ははは!!」

クチナシ「…やっぱ孫ってのはかわいいのかね…えらく上機嫌じゃねーか…」

ハラ「おや?そう感じますかな?」
489 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 17:52:22 ID:qexOOGg2 [5/19] 報告
ハウ「でんこうせっかー!」

ブースター「ブースタッ!!」ダッ

リーリエ「地面にれいとうビーム!!」

ラプラス「ラァーーーーッ!!!」ビィィィィ

パキパキ…

ハウ「滑らせる気だよー、一旦止まって地面にひのこー!」

ブースター「ブースタッ!!」ボッ

ジュワァアアアァッ!!!

凍りついた地面が溶かされる…

リーリエ「バレたッ!!?」

ハウ「リスタートー!」

ブースター「ブースタッ!!」ダッ

ダンッ

ラプラス「ラァーーーーッ!!!」ドザザ

リーリエ「ラプラス!!」

〜観客席〜

マオ「嘘!!リーリエが押されてる!?」

スイレン「驚き…!」

タケシ「リーリエの手も悪くは無いんだが…」

サトシ「…読まれてる…!」


ハウ「ほのおのうずー!」

ブースター「ブースタッ!!」ボォォォ

リーリエ(…また!)

ハウ「かまえてー!」

ブースター「ブースタッ!!」

リーリエ「二度同じ手を喰らいますかッ!!ハイドロポンプ!!」

ハウ「かわしてー!!」

ラプラス「ラァーーーーッ!!」ザパァァァ

ブースター「ブースタッ!!」ダッ

490 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 18:03:04 ID:qexOOGg2 [6/19] 報告
リーリエ「!!!」

リーリエ(…また…!)

ハウ「ほのおのキバー!」

ブースター「ブースタッ!!」

ガブッ!!!

ラプラス「ラァーーーーッ!!!」トザァッ

ハウ「とどめのひのこー!」

ブースター「ブースタッ!!」ボッ

リーリエ(仕方ありません…!)

リーリエ「ラプラス、あられ!!」

ラプラス「ラァーーーー!!」

ボウッ!!!

ラプラス「…ラ…」ドサッ

審判「ラプラス戦闘不能、ライチュウの勝ち!」

ナレーター「決まったァッーーーーーーーッ!!!!ブースター強いーーーーッ!!!」

ハウ「…あられ…」

リーリエ「…ふー…」

リーリエ「戻って、ラプラス…」ピュ-ン

リーリエ(…ごめんなさい、でも今はこうするしかありませんでした…)

リーリエ(…しかしあのハウさん…)

リーリエ(事前の対策を…ことごとく上回る…想定以上の強さ…です)

〜観客席〜

サトシ「危なかったな…首の皮一枚繋がった…」

タケシ「ああ、だがハウを上回る手を考えないと…このままではリーリエに勝ち目は無い…」

マーマネ「あのさ…あられって事は次はシロンを出すって事?」

タケシ「…おそらくは…」

マーマネ「なんで?わざわざ相性で不利な…」

サトシ「どの道同じだからな…」

マーマネ「へ?」

サトシ「後攻で入れ替えれるハウは、多分リーリエの出すポケモンに合わせて変えてくるだろう…」

サトシ「そうなればどの道相性を突かれる事になるだろうからな…」
491 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 19:05:25 ID:qexOOGg2 [7/19] 報告
ハウ「さぁ、次だよー!」

リーリエ「…お願いします!シロン!」

シロン「コォオオオオン!!」

ナレーター「リーリエ選手の2匹目はロコンだァッーーーーーーーッ!!!」

リーリエ親衛隊「がんばれーーーーッリーリエーーーーッ!!!!」ウオ-----ッ

審判「ハウ選手、ポケモンの交代は?」

ハウ「うーん、このままでー」

リーリエ「……」

リーリエ(やはり交代はしませんか…)

リーリエ(さっき地面を凍らせる作戦は攻略されてしまいました…おそらくまた同じ事をしても攻略されてしまいます…)

リーリエ(…それなら!)

リーリエ「シロン、しねんのずつき!」

ハウ「おっ」

シロン「コォオオオオン!!!」ダッ

ハウ「させないよー、でんこうせっかー!」

ブースター「ブースタッ!!」ダッ

リーリエ「!!!」

リーリエ(でんこうせっかで距離を…それなら…!)

リーリエ「れいとうビーム!!」

リーリエ(遠距離攻撃で!!)

シロン「コォオオオオン!!」ビィィィィ

ハウ「ほのおのキバー!」

ブースター「ブースタッ!!」ガブッ

ボッガァアアアアアアン!!!

リーリエ(防がれた!!)

ハウ「ひのこー!」

ブースター「ブースタッ!!」ボッ

ダァアンッ!!!

シロン「コォオオオオン!!!」ズザザ

リーリエ「シロン!!!」

492 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 19:41:33 ID:qexOOGg2 [8/19] 報告
リーリエ(ダメです…全然次の手が読めません…!!)

リーリエ(一体次はどうくるのでしょうか…?)

リーリエ(…どうすれば…このバトルに…)

リーリエ「……」

〜観客席〜

サトシ「…まずいな…」

タケシ「考えすぎてる…」

マオ「え?どういうこと?」

サトシ「考えながら戦うってのは実はものすごく危険なんだ…」

タケシ「うまくいけば常に先手を取り続ける事ができる…カキ戦の時みたいにな…」

タケシ「だが、逆に失敗すれば…さらに考えてしまう…」

タケシ「次はどうすれば上手くいくか?勝つにはどうすればいいか?」

タケシ「そしてまた読みが外れれば…」

サトシ「さらに考える…」

タケシ「そのドブ沼に一度はまってしまったらもう抜け出せない…」

タケシ「…思考の渦に巻き込まれる…結果後手になる…」

サトシ「今のリーリエは完全にその状態だぜ…!」

マオ「じゃあどうすればいいのよ!?このままじゃリーリエは!!」

サトシ「…じゃあさ、なんでハウはさっきから有利なんた?」

マオ「…え?」

サトシ「リーリエは事前に対策をして、考えながら戦ってるのに…なんで押されてるんだ?」

マオ「…えーっと…」

タケシ「答えはそこにある…リーリエがここから挽回できるかどうかの答えはそこに…」

マーマネ「…何も考えないってこと?」

サトシ「…まぁそんなとこ!とにかくリーリエは考えすぎなんだよ!」

サトシ「ハウみたいにもっと気楽に戦えばいいんだ!!」

スイレン「気楽…」

タケシ「…だが、そこに気づかなければこの勝負…」

タケシ「リーリエの負けだ」
493 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 19:50:57 ID:qexOOGg2 [9/19] 報告
リーリエ「……」

リーリエ(なんで?わたくしは事前に対策をして、完璧な状態で挑んで…今も常に考えながら…)

リーリエ(なのになんで…押されて…)

リーリエ(負けてしまいます…このままでは…超えられない…憧れを…ハラさんを…その孫のハウさんを…!)

リーリエ(…ハラさん!?)

リーリエ(そういえば昔、ハラさんはこんな事を…)

〜回想〜

ハラ「なかなか見つかりませんなぁ…」

リーリエ「…あの…」

リーリエ「ハラさんはこの島で一番ポケモンバトルがお強いのですよね…」

ハラ「まぁ、一応そう言われておりますな…」

リーリエ「では、強さの秘密とかはあるのでしょうか…?」

ハラ「強さの秘密…そうですなぁ…」

ハラ「“頭を空っぽにする”事ですかな…」

リーリエ「空っぽに!!?」

ハラ「そうです、空っぽに」

リーリエ「何も考えずに戦うという事ですか!?」

リーリエ「そんな…論理的結論として…」

ハラ「それです」

リーリエ「!!!!」

ハラ「論理的結論…そんなものポケモンバトルには必要無いのです…」

リーリエ「…へ?」

ハラ「正確には、レベルの高いバトルではいちいちじっくり考えていては追いつけない…」

リーリエ「追いつけない…」
494 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 20:00:45 ID:qexOOGg2 [10/19] 報告
ハラ「もし仮に、相手の手を完全に、完璧に予測し当てる事ができるなら…それは最強の武器になるでしょうな…」

ハラ「…ですが」

ハラ「それをするのはかなり難しいし、もし仮に出来たとしてもそう何度も成功するものではありませんな…」

リーリエ「…はい…」

ハラ「だから考えてはいけないのです」

ハラ「相手がどうくるか…どうすればいいか…そればかり考えていては大事なものが見えなくなりますな…」

リーリエ「大事な…もの?」

ハラ「自分のポケモンですな…」

リーリエ「…自分の!!」

ハラ「相手がどうくるかも大事ですが、それよりまずは自分」

ハラ「自分がどうするか…ですな!」

ハラ「ポケモンバトルに深い思考などいらないのです…」

ハラ「“己”と己の“相棒”を信じていればそれだけでよいのです…」

ハラ「後は頭を空っぽにして…最初に出てきた行動を実行すればいい…」

ハラ「それが自分の経験が生み出した…最適解だから…」

ハラ「少なくとも私はそう思うし、自分もそうしている…」

ハラ「結果強いと言われているのですから…まぁ合っているのでしょうな…」

リーリエ「そうですか…考えない…」

ハラ「まぁ、そう言ってもあくまで人には向き不向きがある…あなたには考える戦いが向いているのかも知れませんな…」

リーリエ「……」

ハラ「…ですが」

リーリエ「!!!」

ハラ「もしバトルに行き詰まったら…私の言葉を思い出して欲しいのですな…」

ハラ「きっと役に立ちますぞ…!」

リーリエ「…ありがとうございます!」

???「…コン!」

リーリエ「…シロン!!」

シロン「コォオオオオン!!」ダキッ

リーリエ「シロン!!よかった…!」
495 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 20:08:12 ID:qexOOGg2 [11/19] 報告
ハラ「お!その子がシロンですかな…?」

リーリエ「はい!ハラさんのお陰で見つける事が出来ました…!」

リーリエ「本当に…ありがとうございました!!」

ハラ「お役に立てて私もうれしく思いますな…」

ハラ「では、私はこれで…」

リーリエ「はい!ありがとうございました!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

リーリエ「…頭を空っぽに…」

リーリエ(…そういう事ですか…!)

リーリエ(ハウさんもそれをやっていた…)

リーリエ(だから追いつかなかった…)

リーリエ(なら、もしわたくしにもハウさんやハラさんと同じ事が出来れば…)

〜観客席〜

マーマネ「直感で戦う!?」

サトシ「ハウは少なくともそれで戦ってる…それをやってる奴相手に考えて戦っていては相当上手く行かない限り追いつけない…」

タケシ「だからリーリエも同じ事をやるしかない…ただ」

カスミ「考えずに戦う…リーリエみたいな論理的思考派には結構難しい事かもね〜」

カスミ「サトシみたいな単純君には簡単だろうけど」

サトシ「なっ!単純だとォ!!」

カスミ「ほら!単純!!安心して…一応褒めてるから…」

サトシ「…む…」

タケシ「…おい見ろ!リーリエの表情が変わったぞ!!」

サトシ「…気づいたか…」

カキ「よし!ならここから反撃開始だ!!」
496 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 20:15:52 ID:qexOOGg2 [12/19] 報告
リーリエ(…考えずに…頭を空っぽに…)

〜観客席〜

マーマネ「でも大丈夫かなぁ…その直感云々ってやつ…リーリエにできるの?」

サトシ「多分大丈夫さ!リーリエはキビモチ戦でなんとなく似たような事をしてたから!!」

タケシ「アレは多分サトシのスタイルを真似たからだろうな…結果、少し考えが減った戦い方になった…」

タケシ「アレをもっと意識して鋭くすれば…」

サトシ「可能性は充分にあるぜ!!」


リーリエ「考えない…空っぽ…」

ハウ「んー、こないのー?ならこっちから行くよー!」

ハウ「ブースター、でんこうせっか!!」

ブースター「ブースタッ!!」ダッ

リーリエ「…!!」

リーリエ「シロン、しねんのずつきで受け止めて!!」

シロン「コンッ!!」ダンッ

シロンはしねんのずつきで防御こそしたが、後ろに弾き飛ばされた…

リーリエ「れいとうビーム!!」

シロン「コォオオオオン!!!」ビィィィ

ハウ「!!!」

ハウ「ほのおのキバ!!」

ブースター「ブースタッ!!」

ボッガァアアアアアアアン!!!!

シロン「コンッ!!」ブワッ

リーリエ「しねんのずつき!!」

シロン「コンッ!!!」

ダンッ!!!

爆煙から速攻をかけたシロンのしねんのずつきが炸裂した…

ハウ(指示にひねりがなくなったけど…なんか指示が速くなった!?)

リーリエ(…もっと、もっとです…まだ少し考えている…!!)
497 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 20:25:57 ID:qexOOGg2 [13/19] 報告
リーリエ(考えない…直感に委ねる…!!)

ハウ「ブースター、ひのこ!!」

リーリエ「こなゆき!!」

ブースター「ブースタッ!!」ボッ

シロン「コンッ!!」

ボッガァアアアアアアアン!!!!

リーリエ(もっと!!!)

ハウ「ほのおのキバ!!」

リーリエ「れいとうビーム!!」

シロン「コォオオオオン!!」

ブースター「ブースタッ!!」

ガブッ!!!

ボッガァアアアアアアアン!!!!

ナレーター「は、速いーーーーッ!!!息つく間もない攻防ーーーーーッ!!!!」

ハウ「でんこうせっか!!」

ブースター「ブースタッ!!」ダッ

リーリエ(もっと!!!)

リーリエ「!!!!」

瞬間、リーリエが見たものは…シロンの動き…のイメージ…

リーリエが今まで重ねた何千回ものシュミレーション…それと現実のバトルが…考えずにバトルすることにより始めて一致した…

リーリエ(これは…予知じゃない…わたくしのイメージ…!)

リーリエ(見覚えがあります…この景色はわたくしの脳内でのシュミレーションにそっくり…!)

リーリエ(まさか…考えずにバトルすることで…)

リーリエ(シュミレーションが現実と並行して行われた…!?)

リーリエ(たしかにシュミレーションでは…何も考えずバトルしていました…)

リーリエ(現実のバトルでも考えずにバトルすることでシュミレーションと現実が初めて一致した!!)

リーリエ(見えます…!わたくしの直感が出した論理的結論が…ビジョンとして…!!)

リーリエ「シロン!しねんのずつきを構えて!!」

シロン「コンッ!!」ピキ-ン

リーリエ(今なら…行けます!!)
498 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 20:32:33 ID:qexOOGg2 [14/19] 報告
リーリエ「しねんのずつきで受け流して!!」

シロン「コンッ!!」バッ

ブースター「ブースタッ!!?」スルッ

リーリエ(背後を取った!!)

リーリエ「れいとうビーム!!」

ハウ「ほのおの…」

ハウ(間に合わない!?)

シロン「コォオオオオン!!!」ビィィィ
 
ダァアアン!!!

ブースターは凍りついた…

ハウ「ほのおのキバ!!」

ブースター「ブースタッ!!」

パリィイイイン!!!

ハウ「!!!」

ハウ(ブースターが氷を割る隙に急接近を…!!)

リーリエ「しねんのずつき!!」

シロン「コォオオオオン!!!」

ダンッ!!!!!

ブースター「ブースタッ!!!」ドザザ

ブースター「…ブースタ…」ドサッ

審判「ブースター戦闘不能、ロコンの勝ち!」

ナレーター「決まったァッーーーーーーッリーリエ選手のロコン、相性差を覆し勝利したァーーーーーッ!!!」

ナレーター「勝負を振り出しに戻したァッーーーーーッ!!!!」

観客「ワァーーーーーーッ!!!」

リーリエ親衛隊「いいぞ!!いいぞ!!リーリエ!!!」
499 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 20:41:57 ID:qexOOGg2 [15/19] 報告
〜観客席〜

マオ「やったァッーーーーーッ!!!」

マーマネ「ねぇ!!アレって!!」

サトシ「リーリエ!!上手くやったな!!」

カキ「流石はリーリエだ!俺に勝った漢!!」

マオ「ちょっとカキ!リーリエは女の子でしょ!!」

カキ「そうでした〜!」


ハウ「戻ってー、ブースター」ピュ-ン

ハウ「いっけー!ライチュウ!!」

ライチュウ「ライッ!!」

リーリエ「!!!」

リーリエ(アローラのライチュウ…)

審判「リーリエ選手、ポケモンの交代は?」

リーリエ「……」

リーリエ「このままでお願いします!」

ハウ「あれー、変えないのー」

リーリエ「…その方がわかりやすいですからね!」

ハウ「ふーん…とにかく、いくよー!」

ハウ「でんきショック!!」

ライチュウ「ラァーーーーイ!!」バチバチ

リーリエ「かわしてッ!!」

シロン「コンッ!!」バッ

ハウ「サイコキネシスで捕まえてー!!」

ライチュウ「ライライッ!!」ブゥゥゥン

シロン「コンッ!?」フワッ

リーリエ「落ち着いてシロン!浮かされただけです!」

リーリエ「こなゆき!!」

シロン「コォオオオオン!!!」ビュオオオオ

ライチュウ「ラァーーーーイッ!!!」ドザザ

シロン「コンッ!!」シュタッ
500 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 20:51:18 ID:qexOOGg2 [16/19] 報告
ハウ「…冷静だねー」

ハウ「持ち上げれば少しは動揺するかと思ったけど…」

リーリエ「おかげさまで…」

ハウ「ふーん…じゃあこんなのはどうー?」

ハウ「ライチュウ、エレキフィールド!!」

ライチュウ「ラァーーーーイ!!」バチバチッ

フィールドを雷が包む…

〜観客席〜

サトシ「アレは…エレキフィールド!!」

マオ「カプ・コケコとおんなじ…!」

タケシ「あの中では電気ワザの威力が向上する…!」


ハウ「天気はあられ、地面はエレキフィールド」

ハウ「これで場の優劣も五分五分だねー」

リーリエ「……」

リーリエ(しかし、もうすぐあられは止んでしまいます…)

リーリエ(いいえ!考えてはいけません!!とにかく突っ切るのみです!!)

ハウ「かみなりパンチ!!」

ライチュウ「ラァーーーーイ!!!」

リーリエ(イメージを信じて!!)

リーリエ「しねんのずつき!!」

シロン「コンッ!!!」

ダンッ!!

シロン「コォオオオオン!!」ドザァッ

ハウ「エレキフィールドの中での電気ワザに真っ向から勝とうなんて無理だよー!」

ハウ「もう一度かみなりパンチ!!」

ライチュウ「ラァーーーーイ!!!」バッ

リーリエ「こなゆき!!」

シロン「コォオオオオン!!」ビュオオオ

ハウ「そんなもの…振り払ってー!!」

ライチュウ「ラァーーーーイ!!」ブンッ
501 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 20:59:24 ID:qexOOGg2 [17/19] 報告
ライチュウはこなゆきをかみなりパンチで振り払った…

リーリエ「右!!」

シロン「コンッ!!」バッ

リーリエ「れいとうビーム!!」

シロン「コォオオオオン!!!」

ライチュウ「ラァイ…!!」

パキィイイイイン!!!

ハウ(かみなりパンチで振り払った時に出来た死角から…!)

ライチュウは凍りついた…

ハウ「脱出するよー!!でんきショックーー!!」

ライチュウ「…ラ…イ…」

ライチュウ「ラァーーーーイ!!」

パリィイイイン!!!

ハウ「今度こそかみなりパンチ!!」

ライチュウ「ラァーーーーイッ!!」バッ

リーリエ(…“ゆきがくれ”を信じる!!)

リーリエ「かわして!!」

シロン「コンッ!!」バッ

ハウ「ええ!!?」

ハウ(このスピードのかみなりパンチをかわしたー!?)

リーリエ「背中に捕まって!!」

シロン「コンッ!!」バッ
 
ハウ「…え?」

〜観客席〜

サトシ「このパターンは…!」

カキ「リーリエの十八番…!」

マオ「シロンの切り札!!」


リーリエ「シロン、ぜったいれいど!!」

502 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 21:04:58 ID:qexOOGg2 [18/19] 報告
シロン「コォオオオオオオオオン!!!」ビュオオオオ

吹雪が吹き荒れ、地面が凍りつく…

ライチュウ「ラァーーーーイ!!!」パキパキ

ハウ「ライチュウーー!!!」

リーリエ(このまま…一気に!!)

ハウ「負けるなライチュウー!!でんきショックー!!!」

ライチュウ「ラァーーーーイ!!!」バチバチ

シロン「コォオオオオン!!!」ビリビリ

リーリエ「シロン!!」

リーリエ「頑張って!!シロン!!」

シロン「コォオオオオン!!!」

ハウ「負けるなー!ライチュウー!!」

ライチュウ「ラァーーーーイ!!!」

ダァアアアアン!!!!!

シロン「…コンッ!!」シュタッ

ライチュウ「ライッ!!」シュタッ

リーリエ「シロン!!」

ハウ「ライチュウー!!」

シロン「…コ…ン…」ドサッ
 
審判「ロコン戦闘不能、ライチュウの勝ち!」

ナレーター「決まったァッーーーーーッ!!!ロコン、ぜったいれいどで反撃するも一歩届かずーーーーッ!!!」

ナレーター「これでリーリエ選手は残り1匹だァッーーーーーッ!!!」

観客「ワァッーーーーーッ!!!」
503 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/23 21:14:35 ID:qexOOGg2 [19/19] 報告
〜観客席〜

サトシ「クソーーッ!!あとちょっとだったのになぁーー!!!」

マオ「これで2対1だよ…」

タケシ「…いや、もしかしたらすでに…」


リーリエ「戻って、シロン!」ピュ-ン

リーリエ「惜しかったね…お疲れ様…!」

ハウ「さぁ、これで最後だよー!」

リーリエ「…お願いします、ジャラランガ!!」

ジャラランガ「ジャラァーーー!!」

ナレーター「リーリエ選手のラストポケモンはジャラランガだァッーーーーーッ!!!」

審判「ハウ選手、ポケモンの交代は?」

ハウ「うーん、このまま…」

ハウ「!!!」

ハウ「ライチュウ!!!」

ライチュウ「…ラ…イ…」

ナレーター「…これは…!」

ナレーター「気絶しているーーーーーッ!!!ライチュウ、立ったまま戦闘不能になったァッーーーーーッ!!!」

審判「ら、ライチュウ、戦闘不能!!」

ハウ「…あの時…すでにやられてたのかー…」

リーリエ「…シロンの執念が…勝利を繋いでくれました…!」

ハウ「…ならしかたないなー」ピュ-ン

ハウ「最後の一騎打ちだよー!!」

ハウ「行け!ガオガエン!!」

ガオガエン「ニャアア!!」

ナレーター「ハウ選手の最後のポケモンはガオガエンだァッーーーーーッ!!!」
504 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/24 03:32:04 ID:h6k1zLB2 [1/9] 報告
〜観客席〜

マオ「やった!相性で有利だよ!!」

サトシ「しかも今のリーリエはハウの速い指示にもついていける…」

カキ「行ける…勝てるぞ!!」


クチナシ「最後の一騎打ち…相性ではお孫ちゃんが不利か…さて、どうなるか…」

ハラ「……」

リーリエ親衛隊「頑張れ!!頑張れ!!リーリエ!!!」


リーリエ「ジャラランガ、スケイルノイズ!!」

ジャラランガ「ジャラァーーーッ!!」ドォォォォン

ガオガエン「ニャアア!!」ビリビリ

ハウ「フレアドライブー!!」

ガオガエン「ニャアアッ!!」ボウッ

ガオガエンは炎を纏い走り出す…

リーリエ「れいとうパンチで受け止めて!!」

ダァアンッ!!!

ジャラランガ「…ジャ…ラ…!!」ビリビリ

リーリエ「左手でドラゴンクロー!!」

ハウ「くるよー!右手でほのおのパンチー!!」

ガオガエン「ニャアアッ!!」バッ

ダァアンッ!!

ジャラランガ「…ジャラァッ!!」ビリビリ

ガオガエン「…ニャアアッ!!」ビリビリ

リーリエ「スケイルノイズ!!」

ハウ「かえんほうしゃ!!」

ジャラランガ「ジャラァーーーッ!!」

ガオガエン「ニャアアーーーッ!!」

ボッガァアアアアアンッ!!!

ナレーター「これはすごいーーーーッ!!!息つく間もない攻防ーーーーーッ!!!」

観客「オオーーーーーーッ!!」
505 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/24 06:52:32 ID:h6k1zLB2 [2/9] 報告
ハウ「…やっぱり強いねー!」

リーリエ「…!!」

ハウ「でもこのままだと相性で不利な俺のガオガエンが先に戦闘不能になっちゃうかなー!」

リーリエ「!!!」

ハウ「…ガオガエンにこのワザを覚えさせといてよかったよー!」

ハウ「ガオガエン、げきりんー!!」

リーリエ「!!!」

リーリエ「…げきりん!!」

ガオガエン「ニャアア…!!」ギロッ

リーリエ「!!!!」

ガオガエン「ニャアアアアアアアアアッ!!!」ダッ

リーリエ(…イメージの答えは…!!)

リーリエ「ジャラランガ、りゅうせいぐん!!!」

ジャラランガ「ジャラァーーーッ!!!」ボンッ

ダァアンッ!!

ジャラランガは口から火球を放ち、それが空中で爆発する…

ヒュルルルルル

ドンッ!!! ダンッ!!! ボゴッ!!!

フィールドに流星群が降り注いだ…

ハウ(りゅうせいぐん!!?げきりん状態のガオガエンはかわせない!!)

ボッガァアアアアアアアン!!!

その内の一発がガオガエンに命中した…

ガオガエン「ニャアアアアッ!!!」ドザァッ

リーリエ「やったッ!!!」

ハウ「…負けるなガオガエンー!!」

ガオガエン「ニャアア…」ムクリ

リーリエ「!!!」

ガオガエン「ニャアアアアアアアアッ!!!」バッ

ダンッ!!!

ガオガエンのげきりん攻撃がジャラランガに炸裂した…
506 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/24 07:12:15 ID:h6k1zLB2 [3/9] 報告
リーリエ「…ジャラランガ、ドラゴン…」

ハウ「無駄だよ!げきりんの超連続攻撃の前で反撃なんて出来ないよー!!」

ガオガエン「ニャアアアアッ!!!」

ダンッ!!ダンッ!!ダンッ!!!

ジャラランガ「ジャラァーーーッ!!」ドザァッ

リーリエ「ジャラランガ!!」

ナレーター「おおーーーーッとォ!!ジャラランガの超連続攻撃ーーーーーッ!!!効果は抜群だァッーーーーーッ!!!!」

観客「ワァッーーーーーッ!!!」

ハウ「一気に決めるよー、ジャラランガー!!」

ハウはZワザのポーズを取り始めた…

〜観客席〜

カキ「Zワザ…!!」

タケシ「ジャラランガが怯んだ隙に…!!」

サトシ「まずいぞ、ジャラランガの残りの体力的にも…」


ハウ「これが俺とガオガエンの全力の力ー!!」

ハウ「全力!!ダイナミックフルフレイムー!!!」

ガオガエン「ニャアアアアアアアッ!!!」ボンッ

リーリエ「ジャラランガ、かわして!!!」

ジャラランガ「ジャラ…!!」

ボッガァアアアアアアアアアアン!!!!

ガオガエンのダイナミックフルフレイムがジャラランガに炸裂した…

ジャラランガ「…ジャ…ラ…」ドサッ

リーリエ「ジャラランガ!!!」

〜観客席〜

マオ「ジャラランガ!!」

タケシ「…これは…決まったな…」

サトシ「…リーリエ…」
507 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/24 07:18:50 ID:h6k1zLB2 [4/9] 報告
リーリエ「ジャラランガ、起きて!!」

ジャラランガ「…ラァ…」

審判「……」

審判「ジャラランガ戦闘不能、ガオガエンの…」

ジャラランガ「ジャラァッーーーーーッ!!!」

審判「!!!!」

ハウ「え!!?」

リーリエ「!!!?」

ジャラランガ「ジャ…ラァッ…!」ハァ ハァ

ハウ「嘘ォ…!」

ナレーター「おおーーーーッとォ!!!ジャラランガ、立ち上がったァッーーーーーッ!!!!」

〜観客席〜

タケシ「立ち上がった!!?もうジャラランガの体力は限界だったはず…!!」

サトシ「ああ…もうとっくに気絶してるはずのダメージ量だよ…アレは…」

サトシ「でもアイツはリーリエのポケモンの中で特にリーリエが好きなヤツだからなぁ…」

マオ「あ!たしかに!!リーリエにじゃれついてる時のジャラランガすごいよね!襲われてるみたいだもん!!」

サトシ「自分が倒れればリーリエは負ける…そうなればリーリエが悲しむ…リーリエを悲しませたくない…」

サトシ「その想いが、とっくに限界が来ていたジャラランガを立ち上がらせた…」

タケシ「だが、次喰らえば…」

サトシ「ああ…正真正銘の終わりだぜ!!」
508 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/24 07:28:26 ID:h6k1zLB2 [5/9] 報告
ハウ「…どうせ気合いで立ち上がっただけだよー!」

ハウ「今度こそとどめだよー!かえんほうしゃー!!」

ガオガエン「ニャアア…」

ガオガエン「ニャアアッ!!」ダンッ

ハウ「ガオガエン!!」

リーリエ「こんらん!!」

ナレーター「おおーーーーーーーッとォ!!!ガオガエン、訳もわからず自分を攻撃したァッーーーーーッ!!!」

リーリエ(今なら行けます!!)

リーリエ「ジャラランガ!最後の力を振り絞って!!」

リーリエ「スケイルノイズ!!!!」

ジャラランガ「ジャラァッーーーーーッ!!!」ドォォォン

ガオガエン「ニャ…ニャアア…!」ビリビリ

ジャラランガ「ジャァッーーーーーーーーッ!!!!」

ドォォオオオオン!!!!

ハウ「ガオガエン!!!」

ガオガエン「…ニャ…アア…」ドサッ

審判「ガオガエン戦闘不能、ジャラランガの勝ち!」

審判「よって三回戦第8試合は…リーリエ選手の勝ち!」

ナレーター「決まったァッーーーーーーーーッ!!!ジャラランガ、一度倒れかけるも、気合いでガオガエンを破ったァッーーーーーーーーッ!!!!」

ナレーター「ベスト8最後の椅子はリーリエ選手で決まりだァッーーーーーーーーッ!!!!」

観客「ワァッーーーーーーーーッ!!!」
509 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/24 07:41:27 ID:h6k1zLB2 [6/9] 報告
〜観客席〜

マオ「か…勝った…?」

マオ「リーリエが勝ったよーーーーッ!!!」

タケシ「ジャラランガ、よくあんな状態でスケイルノイズを…」

サトシ「本当にギリギリの勝負だった…だがリーリエが勝った…!!」

マーマネ「よかったーーー!!」

スイレン「リーリエ!!おめでとう!!」

カスミ「やるわね!あの子もついにベスト8…」

カキ「フン!俺に勝ったんだ!!こんぐらいはやってくれないとな!!!」


リーリエ親衛隊「ウオーーーーーーーッ!!!リーリエーーーー!!!!」


グラジオ「…まさかアイツが俺の所まで勝ち上がってくるとはな…」

グラジオ「…強くなったな…リーリエ…」


クチナシ「おーおー、すごい接戦だったな…」

ハラ「惜しかったですな…しかし少しだけ嬉しく思いますな…」

クチナシ「なんでだ?愛孫が負けたのに…」

ハラ「……」

ハラ(リーリエ殿、私の言葉を思い出してくれたようですな…)


リーリエ「お疲れ様、ジャラランガ!」ピュ-ン

リーリエ「ありがとう、あなたの根性が無かったらわたくしは今頃…」

ハウ「おつかれー、ガオガエンー!」ピュ-ン

ハウ「負けちゃたー!まぁ、いいやー!来年リベンジすればいいだけだもんねー!」

ハウ「リーリエー!!」

リーリエ「ハウさん!!!」

ハウ「準々決勝、頑張ってよー!!」

リーリエ「ありがとうございます!!」

ハウ「じゃあ俺は帰ってマラサダ食べよー!!」ダッ

リーリエ「行ってしまいました…」

リーリエ(…でもこれで、憧れに一歩近づけました!!)

510 : グマラシ@くろぼんぐり 17/12/24 07:42:46 ID:rULc0RDA m 報告
サトシ対リーリエまで後少し
511 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/24 07:49:17 ID:h6k1zLB2 [7/9] 報告
ナレーター「さぁーーーーーッ!!!激戦続く4日目もついに終了!!!」

ナレーター「明日からはいよいよフルバトルだァッーーーーーーーーッ!!!!」

観客「ワァッーーーーーーーーッ!!!!」

ナレーター「ここまで勝ち抜いた強者達が繰り広げるフルバトルはどれも見逃せないーーーーッ!!!」

ナレーター「それでは!!皆さん!!!」

ナレーター「また明日ァッーーーーーーーーッ!!!!!」

観客「ワァーーーーーーッ!!!」

アラン「ついにベスト8集結か…」

ククイ「……」

ククイ(リーリエもなんとか勝ち進めた!!次はいよいよ準々決勝だ!!)

ククイ(頑張れよ2人とも!!)

〜ハウオリスタジアムの外〜

マオ「サトシ、リーリエ!!おめでとう!!!」

サトシ「ありがとう!!!」

リーリエ「ありがとうございます!!!」

カキ「次はいよいよ準々決勝だな!頑張れよ!!!」

サトシ「おう!!この前のリベンジを果たすぜ!!」

リーリエ「わたくしの相手はお兄様…燃えてきました!!」

サトシ「絶対勝つ!!」

リーリエ「はい!!!」

一同はハウオリシティを後にした…
512 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/24 08:30:01 ID:h6k1zLB2 [8/9] 報告
ククイ「あー、今日も疲れたー!!帰るかなー!!」

ハラ「お、ククイ殿ではありませんか!!」

ククイ「あなたは…ハラさん!」

ハラ「あなたの生徒さん、お強いですな…」

ハラ「私の孫も負けてしまいましたな…」

ククイ「いえ、俺は何もしてませんよ…ただの教師ですし…」

ハラ「…ほう」

ククイ「アイツら、勝手に強くなっていってるんですよ…」

ククイ「俺はただ、スイレンとリーリエがこの大会でも通用すると思ったから推薦したまでです…」

ククイ「…にしても俺のクラスから2人もベスト8に食い込むとは…正直俺も驚いていますよ…」

ハラ「…なるほどなぁ…あ、そうそう、これ…」

ククイ「…これは?」

ハラ「緊急号外というヤツですな…」

ククイ「号外?」

ハラ「…表紙を見てくだされ」

ククイ「アローラリーグ準々決勝直前、ベスト8特集!!?」

ハラ「ご自慢の生徒さんたちの事も、きっと書いてありますな…」

ハラ「時間があれば家で読んでみて下され…」

ククイ「…ありがとうございます!ハラさん!!」

ハラ「では…わたくしはこれで…」

ククイ「お疲れ様です!ハラさん!!」

ククイ「……」

ククイ(号外かぁ…)

ククイ(帰ったらサトシに読ましてやるかなぁ…)

ククイ(あー、腰いってー…一日中座りっぱなしだもんな…)

ククイ(さーて…明日からの準々決勝、どうなるかなー…)

ククイ(…帰るか…)

ククイを最後にハウオリスタジアムには誰もいなくなった…
513 : 明けのコイキング◆f0L1H50Mfo 17/12/24 08:31:12 ID:h6k1zLB2 [9/9] 報告
キリがいいのでこれにて前編終了とします。後編は後日新しいスレを立ててそこに書こうと思います。
514 : ンギラス@にがいきのみ 17/12/24 09:33:30 ID:ryp1ll52 m 報告


ブースターがライチュウになってたりガオガエンがジャラランガになってたりするから間違えに気を付けてなー!
515 : ノンド@シールぶくろ 17/12/24 11:10:46 ID:PVtEq7oo m 報告
516 : ンペルト@はいぶくろ 17/12/24 14:48:10 ID:uLMckd6Q m 報告
517 : ルキー@ピーピーエイド 17/12/24 18:59:45 ID:rRrmaNh6 m 報告
518 : マガル@ホエルコじょうろ 17/12/24 19:50:49 ID:Ms./gRMY 報告
519 : ガプテラ@イトケのみ 17/12/25 07:17:03 ID:Fahuw3dc 報告
520 : ーパーバカット◆byXTdvfl7U 17/12/25 07:55:19 ID:y3zER3fg 報告
521 : ンノーン@さざなみのおこう 17/12/25 11:04:47 ID:L1Kcv/fE 報告
おもろかったよ!乙!
522 : タモン@チャーレムナイト 17/12/26 08:12:55 ID:b3LESh9M m 報告
おつ
523 : ャルマー@サメハダナイト 17/12/31 06:06:02 ID:2aVA8Les 報告
追いかけて読みました。面白いですね、続編も読みます

贅沢言うと、ティエルノからショータに話しかけるシーンを読みたかったです
524 : ージュラ@はいぶくろ 18/01/03 13:36:46 ID:xKTT9p0E 報告
ハウの心のしゃべり方と普段のしゃべり方違うな、ちびまるこの中野さんみたいw