【クリスマスSS】川西「どうも和牛ですー！」水田「よろしくお願いしま〜す」

川西「どうも和牛と言いますー！」

水田「よろしくお願いしま〜す」

水田「僕、最近思うことがあるんですけど」

川西「何でしょうか」

水田「クリスマスプレゼントに彼女にゲームを渡すのにちょっと憧れてるんですよね」

川西「確かにね〜！今の時期やったらポケットモンスターとか発売されて女子ウケも良いですからね〜！」

水田「ポケモンって面白いん？」

川西「そら面白いですよ〜！だからあなたの場合はポケモンが好きな女の子にプレゼントとして買って二人で一緒にプレイしたらええんとちゃうかな〜？」

水田「なるほどね、それにしてもマナミちゃん遅いな〜！今日は12時に俺の家で集まる約束してたのにな〜。あっ、来た来たマナミちゃーん！！」

川西「マナミちゃん役をやれ言うてんのかそれは」

水田「マナミちゃんやれー！」

川西「『やれー！』言うとるやないか。しゃあないなもう」

眠た〜い
砂利道でいいからよこになりたーい

案の定ビリ人だった

支援

和牛すき

コイツらならCDだしても許す

時間オーバーで優勝逃した人達

支援

支援

川西「お待たせ〜！水田君の家に来るの初めてだから何だか緊張しちゃうな〜！」

水田「俺も自分の家に女の子呼ぶの初めてだからちょっと緊張するな〜！」

川西「あ、そんな事より水田君これあげるっ！」

水田「え、これって？」

川西「私からのクリスマスプレゼント！大事にしてよね！」

水田「ありがとうな〜！こんな事人生で初めてやで」

川西「どういたしまして〜！」

水田「まさかインターホン越しに渡されるとは」

川西「まだ入ってなかったんかい！」

川西「早よ家に上げろや！」

ガチャ

水田「ごめんな〜、まだちょっと散らかってて」

川西「全然気にしてへんで〜！」

水田「俺も気にしてへんで〜」

川西「あんたは気にせえや！」

川西「彼女が家に来る時くらい掃除しとけもう〜」

水田「それでプレゼントっていうのはなんなん？」

川西「あ、そうそうこのピカチュウの柄したマフラーなんだけどどうかな？水田君に凄い似合ってると思って買ったんやけど」

水田「うーん、どっちかというと普通の柄のマフラーの方が嬉しかったんやけどまあええか。ありがとうな〜！」

川西「ちょっと！せっかく彼女が選んでくれたのにその態度はあかんやんか〜！」

水田「じゃあ何て言ったらええん？」

川西「そういう時はな？たとえ欲しくなかった物でも『お前の選んでくれた物なら何でも嬉しいよ』って喜んであげんねん」

水田「なるほどな〜、それにしてもちょっと喉乾いてきたな」

川西「あっ、私が冷蔵庫見てくるから水田君はここで待ってていいよ〜！」

水田「ありがとうな〜！」

川西「コーラと麦茶どっちがいいー？」

水田「お前の選んでくれた物なら何でも嬉しいよ」

川西「どこで使っとんねん！」

川西「そんなしょうもないところで使われても嬉しないわ！」

水田「ところで俺もクリスマスプレゼント持ってきたんやけど」

川西「えっ本当に？何にしてくれたの？」

水田「じゃじゃ〜ん！新品のダイヤモンド！」

川西「びっくりした！プロポーズかと思ったらゲームの方か！」

水田「そしてこっちは中古のパール！」

川西「意味分かってても感じ悪いでそれ〜！」

水田「マナミちゃん前にポケモン好きって言うてたから喜んでくれると思って買ったんやけど」

川西「まあ確かにポケモンは好きやけど、どうせなら最新作のウルトラサンムーンとかの方が嬉しかったな〜」

水田「え、これ最新作ちゃうの？」

川西「あんたのポケモンは何年前で止まっとんねん」

水田「11年」

川西「何でそれは正確に覚えてんねん！」

水田「でもせっかくのクリスマスなんやし二人で一緒にこれやりながら年越したいやん？」

川西「年越しは無理やろ」

水田「それでマナミちゃんはダイヤモンドとパールのどっちの方がやりたいん？」

川西「うーん、じゃあ私ピンク色好きやからパールにしよっかな！」

水田「じゃあ俺は金色が好きやからプラチナやな！」

川西「新しいの出てきとるやないか！」

水田「元から持ってたやつなんやけどダイヤモンドの方がよかった？」

川西「せっかく新しいの二つ買ったんやからそっちで遊ぼうよ〜！」

水田「でもパールは中古やで？」

川西「いらんこと言わんでええねん！」

水田「あ、そうそう赤と白の3DSがあるんやけどマナミちゃんはどっち使いたい？」

川西「今度は水田君が先に選んでくれてええよ〜！」

水田「じゃあピンクにしよっかな〜！」

川西「色混ざっとるないか！」

水田「マナミちゃんはこの透明なの使ってな〜！」

川西「色抜けたんかなこっちは」

水田「さてと、ゲームにカセットを差し込んでっと」

川西「ねえねえ水田君、せっかくやから一緒のタイミングでゲーム起動させへん？」

水田「じゃあ俺が３つカウントするからそのタイミングで同時に電源付けよっか」

川西「オッケー！」

水田「それじゃいくで〜！」

川西「うん！」

水田「3、2、1！」

川西「えいっ！」


水田「って言ったらスタートやで」

川西「ややこしいわ！」

支援

川西「先に起動しちゃったやないかもう〜！」

水田「お、始まった始まった！それにしても懐かしいな〜！」

川西「水田君はダイヤモンドとパールのどっちが好きなん？」

水田「俺はマナミちゃんが一番好きやで！」

川西「質問に答えて欲しかったんやけど」

水田「まあでもやっぱりディアルガが好きやからダイヤモンドかな〜！」

川西「ディアルガかっこいいもんね〜！」

水田「俺の方がかっこええけどな！」

川西「何を張り合っとんねん」

水田「それにしてもほんまに久しぶりやな〜！」

川西「やっぱり昔やってたゲームやと懐かしさも味わえてええね〜！」

水田「あっ、えーと……この博士の名前なんやったっけ？」

川西「あ〜確かにややこしい名前しとるよね」

水田「あ、思い出した！」

川西「ほんまに？」

水田「生卵や！」

川西「ナナカマドや！」

川西「どこの国に生卵博士とかおんねん！」

水田「あ、マナミちゃん！3匹のうちから1匹だけパートナーを選べるんやって！」

川西「水田君は誰にするん？」

水田「マナミちゃん！」

川西「ヒコザルやね〜」

水田「マナミちゃんはどれにするん？」

川西「私はやっぱり可愛いのが好きやからポッチャマかな〜！」

水田「じゃあナエトルは余り物やな」

川西「そこまで言わなくてええんちゃう！？」

水田「あ、ニックネーム付けれるんやって！何にする？」

川西「何にしようか迷うね〜！」

水田「どうせならヒコザルとポッチャマに関連する名前がええよな」

川西「その方が分かりやすいもんね〜！」

水田「ポケモンとか」

川西「そのまんま過ぎるやろ」

水田「でもちょっと捻った名前の方がかっこええもんな」

川西「確かにその方がオシャレやね〜！」

水田「シコザルとか」

川西「下ネタやないか！」

水田「マナミちゃんは何て名前付けるん？」

川西「私はポッチャマがペンギンやから『ペンたろう』とかにしようかな〜！」

水田「俺の場合は『シコたろう』やな」

川西「何で『シコ』の方が残ってんねん！」

水田「でもなかなかいいニックネーム思いつかないな〜」

川西「なんだったら私が考えてあげようか？」

水田「え、ほんまに？」

川西「そうやね〜、『サルきち』とかどうかな〜？」

水田「キチガイなサルってこと？」

川西「そんな訳ないやろ」

水田「あ、サル並みのキチガイか！」

川西「あんたの情緒はどうなっとんねん！」

水田「まあでもせっかくマナミちゃんが考えてくれたんやし『サルきち』にしようかな」

川西「あ、そうだ水田君！お互いにパートナーも決めた事やし早速バトルしてみない？」

水田「いや流石にマナミちゃんは殴れへんよ〜」

川西「誰がリアルバトルの話してんねん！」

水田「ああ、ポケモンバトルの方か」

川西「当たり前やろ」

水田「じゃあ赤外線通信するからDS向かい合わせにしてくれる？」

川西「こうかな？」

水田「もうちょいずらして」

川西「この辺？」

水田「もう少し左」

川西「ここ？」

水田「そう、そのまま動かさせんといてな〜」

川西「うん！」

水田「よしっ！」


水田「電源つけるね」

川西「まだやったんかい！」

水田「あ、対戦画面になったでマナミちゃん！」

川西「楽しみやね〜！」

水田「ここからは真剣勝負やからな〜！」

川西「お、望むところや！」

水田「いけっ！『サルきち』とその残党！」

川西「いきなり卑怯や！」

水田「一対一の方がよかった？」

川西「当たり前やろ！猿山みたいになってるやないの！」

水田「じゃあ特別に攻撃はマナミちゃんが先にしてもええよ」

川西「何の特別なんよもう〜」

水田「ほらほら攻撃してきてええんよ？」

川西「ほないくで！ペンたろうの体当たり！」

水田「しかし情報は得られなかった！」

川西「誰が体当たり取材してんねん！」

支援

支援

シコザル懐かしい
覚えてる奴いる？

面白い
支援です

川西「普通に攻撃させろや！」

水田「サルきちの"にらみつける"！」

川西「あ〜防御下げられた！」

水田「サルきちの"にらみつける"！」

川西「うわまた下げられた〜！」

水田「マナミちゃんもどんどん攻撃してかないと勝てへんで？」

川西「えーっとじゃあ、ペンたろうの"あわ"！」

水田「サルきちの"にらみつける"！」

川西「ペンたろうの"つつく"！」

水田「サルきちの"にらみつける"！」

川西「ペンたろうの"はたく"！」

水田「サルきちは倒れた！」

川西「何してんねん！」

水田「いや〜まさかマナミちゃんがこんなに強いとはな〜！」

川西「あんたは終始睨みつけてただけやないの！」

水田「じゃあそろそろストーリー進めようか」

川西「切り替え早いな」

水田「あ、そうそう俺ゲームする時に毎回やるんやけど今から集中モードに入るから」

川西「集中モード？」

水田「この状態になるとゲームに集中し過ぎてどんな事にも動じなくなんねん」

川西「へ〜！凄いやんそれ！」

水田「だから今から集中するためにしばらく話しかけんといてな？」

川西「え、まあええけど」

水田「………」

川西「………」

水田「………」

川西「………」


水田「そういえばさ！」

川西「あんたが話すんかい！」

水田「マナミちゃん色違いのズバット欲しい？」

川西「え、でもそんなの悪いよ〜！水田君の貰うなんて〜！」

水田「気にしなくてええよ、むしろせっかくのクリスマスなんやし今日ぐらい俺に甘えてくれてもええんやで」

川西「ほんまに？じゃあ水田君に甘えちゃおっかな〜！」

水田「じゃあちょっと4時間くらい待ってな」

川西「捕まえてなかったんかい！」

水田「今もう一回集中モード入るから」

川西「もうええってそれは〜！」

水田「あ、そうやマナミちゃん今ストーリーどれくらい進んだん？」

川西「私はちょうど今二つ目のバッジ手に入れたところやで〜！」

水田「あ〜じゃあまだ序盤も序盤やね」

川西「水田君はどれくらい行ったん？」

水田「主人公の名前決めてるんやけど」

川西「何でリセットしてんねん！」

水田「何か前のデータ気に入らなくて」

川西「私の『サルきち』を返せ！」

水田「あ、そこは大丈夫やで！新しいパートナーのナエトルに同じ名前付けたから！」

川西「訳分からん事になっとるやないか！」

水田「そうやマナミちゃん、せっかくやからどちらが先に殿堂入りできるかの勝負せえへん？」

川西「うーん、でも私ストーリーはじっくり楽しみたい派やから」

水田「じゃあ俺の不戦勝ってことでいい？」

川西「勝負をなくすって事にはならないんやね！」

水田「あ、じゃあ後1時間でどれだけ進められるかで競わへん？」

川西「それならええけど、あんた滅茶苦茶不利やないそれ〜？」

水田「こう見えて人生をリセットさせる事には慣れてるから大丈夫やで！」

川西「慣れてちゃあかんやろそれ！」

水田「じゃあ俺の体内時計が一周したらストップな？」

川西「あんたの匙加減やないか！」

水田「いや〜、あれから1時間経ったけどマナミちゃんどれくらい進んだ〜？」

川西「えへへ〜！どれくらい進んだでしょうか〜？」

水田「ジムバッジ4つくらい？」

川西「じゃじゃ〜ん！5つ目のバッジで〜す！」

水田「へ〜！凄いやん！」

川西「水田君はどれくらい行ったん？」

水田「じゃじゃ〜ん！5つ目のデータで〜す！」

川西「どんだけリセットしてんねん！」

川西「もうええわ！」


水田&川西「どうもありがとうございました〜！」



〜完〜

これにて完結です
このSSはこちらの企画に参加しております
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=721326

最後まで読んでいただきありがとうございます
軽いクリスマスの暇つぶしに程度になってくれたのなら幸いです
それではメリ〜クリスマ〜ス☆

乙！

乙
脳内再生余裕だった

乙
脳内再生余裕でしたw

乙ですw滅茶苦茶笑いましたww
次も期待してます

もうえぇわぁ
乙！

乙です

メッチャ和牛っぽくて面白かった！
乙