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【ss】中生代の恐人【ポケットモンスターデリート】

 ▼ 1 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/14 22:49:46 ID:ku98va6s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オリキャラ注意!

これはbbsにて進行中の企画、ポケットモンスターデリートのあるキャラクターの過去について書いたssです。
総合スレ(本編のシナリオ、設定募集中!)
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=754807
wiki(キャラクターやオリポケ、世界観が載っています)
https://wiki3.jp/pocket-monster_delete2017

初投稿なので、文が下手だったり更新が不定期だったりしますが、お許しください!
 ▼ 33 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/19 00:17:53 ID:pLswZqks [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜9年前セキエイ高原ポケモンリーグ本部〜

その日俺はポケモンリーグ理事会に呼ばれて来た。強制的にだ。面倒な事この上ない。

普段俺はチャンピオン総会にも参加しない。そんな面倒な事について話し合うよりも大学でポケモンの絶滅種…いわゆる化石ポケモンについて学ぶ事がよっぽど楽しい。

だが残念ながら19歳の俺は理事の一人だ、強制的にシンオウからカントーに連れて行かれた……家でゆっくりしたかったのに

ここでポケモンリーグ本部の理事について紹介する。理事長、常任理事がいる。その日は理事長と常任理事だけだったな…

殆どが腕のある元チャンピオンだ。俺の枠は現チャンピオンの中の一番の実力者が入る。

理事長…ワタル

常任理事…ダイゴ
シロナ
ベンケイ(ブラウンのオリキャラです)
ミヅキ
エイタ

面倒臭そうな奴らばっかりだな…

*ベンケイの登場はブラウンのスレで揺さんに許可を頂いてからになります
 ▼ 34 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/19 00:21:08 ID:pLswZqks [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一応常任理事全員の情報を集めたが、いずれも子供の挑戦者に負けているな…「ポケモンバトルに年齢は関係ない」と言うやつか

む?ミヅキと言う奴だが……アローラ地方初代チャンピオンに就任したのが11歳の時…今から6年前か、だとすると彼女は現在17歳。俺の2歳下か、一番話しやすいかな?
 ▼ 35 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/19 00:27:37 ID:pLswZqks [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜セキエイ高原第3屋外バトルフィールド〜

ミヅキ「ジュナイパー!蜻蛉返りで距離を離しつつ影縫いでドンカラスの動きを封じて!」

ジュナイパーが翡翠色のオーラを身に纏わせ、辻斬りを仕掛ける為接近して来たドンカラスに突進する。ドンカラスはその威力に飛行体勢を少しばかり崩す。

ジュナイパーは空中でバック転の如く飛行。ドンカラスを上空から狙撃可能な位置に捕捉し、影より作り出された矢を6発放つ。超高速で連射された矢がドンカラス目掛け殺到するーー

エイタ「ドンカラス!熱風を放出し加熱された鋼の翼で影縫いを向かい撃て、外れた翼はサイコキネシスで操作しジュナイパーを追尾させろ」

ドンカラスから高温の熱風が放出され、その中を加熱されたナイフ状の鋼の翼が幾本も駆けて行く。
鋼の翼数本と影縫い一射が相殺する。
影縫いと衝突しなかった鋼の翼がサイコキネシスによりジュナイパーをまるで生物の如く追尾し、ジュナイパーは影討ちの速度を用い、翼からの追尾を振り切る

ミヅキ「ジュナイパー!一気に決めるよッ!」

ジュナイパーが視線でミヅキに合図を送る
 ▼ 36 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/19 00:37:00 ID:pLswZqks [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヅキが恐らく幽霊の類いを模したであろう奇怪な動きをし、彼女のZリングからジュナイパーにZパワーが放出される

ミヅキ「いくよッ!私達のゼンリョクのZワザ!シャドーアローズ…「甘いですよ?」

ミヅキ「!?」

それは一瞬にして起こった。
ジュナイパーがZパワーを身に纏い、今にシャドーアローズストライクを炸裂させる寸前、ドンカラスは不意打ちの原理を使いジュナイパーに急接近。そして不意打ちからの超高速の辻斬りを決めたのである

ジュナイパーが地面に落下し、ミヅキが駆け寄る。

エイタ「大丈夫ですよ、ジュナイパー種は高所からの落下にもある程度は耐性がある筈です」

ドンカラスがエイタの肩に留まる

ミヅキ「(なんだか薄情な人)」

ジュナイパーが立ち上がる

エイタ「ほら、言った通りでしょう?回復の薬です。使ってあげてください。無理は禁物です」

ミヅキ「あ…ありがとうございます!(案外優しいのかな?でもあの資料がホントなら…)」

エイタ「ミヅキさん、私は気になる事があります。聞いて宜しいでしょうか?」

ミヅキ「えっ?も、もちろん良いですよ…」
 ▼ 37 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/19 01:29:33 ID:pLswZqks [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
この後俺はアローラ地方の事、まあ主にポケモンの生態系の事だが…初代チャンピオンになった時の事など、何気もない会話を楽しんだ。

ミヅキ「エイタさんなんだか敬語ばかりでカタ苦しいですよ…普通に話しても良いですよ」

エイタ「分かった。じゃあミヅキ、これで良いか?」

ミヅキ「あっ…そんな感じでも全然構いません」

エイタ「ククッ…ミヅキも普通に話せばいいのに…まあそれは別として…ミヅキ、俺に関する資料とか配られてないか?あるなら見たい」

ミヅキ「ギクッ!そ、そんな物配られてないですよ」

エイタ「…じゃあこのドンカラスが咥えている資料は何だ?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【極秘】
エイタ 19歳 タイキョク地方チャンピオン 男
血液型…A 身長…170p 体重…63kg

経歴
タイキョク地方にてタイキョク地方の情報化を導いたエンジニア、ラッカーの息子として生まれる

不明

シンオウ地方クロガネ大学古生物学部在学中


備考
・あまりチャンピオン総会に出席しな い。
・ メガアーケオスという本部が未確認のメガシンカポケモンを所持。非常に危険なポケモン。公式大会での使用禁止を検討中。
・おそらく彼は私よりバトルの実力あり。
・タイキョク地方のリーグ制度、ジム制度を変えた。又、ジムリーダーは彼の同級生から選んだという。リーグを馬鹿にしているのか。
・2年前にシンオウ地方で謎の調査をしている。本人は何が目的か言わないが、おそらくギンガ団ボス「アカギ」についての調査だと思われる。監視を付ける必要あり?

最も注意すべき人物。

ワタル
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ▼ 38 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/19 22:30:24 ID:pLswZqks [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エイタ「どう言う事だ」

ミヅキ「そっ、それは前の理事会で…と言うよりなんで貴方が持っているんですか!」

エイタ「さっき俺とミヅキが話していた間にどうやらドンカラスがくすねたらしい」

ミヅキ「(嘘ばっかり…絶対命令したって!)はあ…ちゃんと見てあげてくださいよ…」

エイタ「それにしても酷い評価だな…ククッ!」

ミヅキ「(やっぱ怖い…は!と言うより)あのーこの「謎の調査」って何ですか?はっきり言っておかないとリーグから除名されますよ?」

エイタ「単なる俺の興味だ。伝説と言われるポケモン、ディアルガ、パルキアを召喚した男がどんな奴か知りたかっただけだ」

ミヅキ「そんな理由…「ところで」

エイタ「資料中の『監視』についてだが…」

ミヅキ「(え?まさか「監視を始末した」なんて言うんじゃないよね!この人本当に言いそうで怖いよ!)」

エイタ「もう誰か分かっています」

ミヅキ「え!?(口調が戻った!まさか監視の人がここにいるの?私も知らないのに!こんな人と喋っているなんて変な人に思われちゃうよ…こんな人と同類なんて嫌!)

エイタ「あなたでしょう?」

エイタがミヅキの目を直視しながら言う














エイタ「隠れていたって無駄ですよ?シロナさん」
 ▼ 39 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/20 01:32:23 ID:4QzpGPXw [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヅキ「え?え?えっ!シ、シロナさんが監視していたんですか?」

シロナがフィールド後方の物陰から出て来た

シロナ「ええ…そうよ、あたしがエイタ君の監視役を任されたの。それにしてもよく分かったわね」

エイタ「結構簡単に分かりましたよ。たしかシロナさんは変装などもしていましたよね。バレバレでしたよ、それに私は理事の全員を徹底的に調べ上げています。貴女達がどの様な車を使うか、他にも様々な特徴や癖を…

シロナ「はいはいはい、貴方の観察眼が人並み以上に優れている事は分かったわ、もうすぐ理事会が始まるわよ、ミヅキちゃんもほら、行きましょう!」

ミヅキ「は、はい!(全員の事を徹底的に調べ上げてるの…気持ち悪い…今後なるべくエイタさんと関わらないようにしよ)」

エイタ「ミヅキさん」

ミヅキ「はいッ!(ヤバいよ…)」

エイタ「私は理事会でちょっとした『ギャンブル』をするかも知れません。ポケモンのコンディションを整えた方が良いかも知れませんよ」


ミヅキ「はあ…(何言ってるんだコイツ)」

シロナ「2人とも早く!遅れちゃうわよ!」

ミヅキ「はい!今行きます!」

ミヅキは走ってリーグ建物内に向かう



エイタ「……ククッ!アーケオス、今日は少し楽しめるかもしれないね」

エイタが微笑を浮かべ建物内に入る
 ▼ 40 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/20 18:24:34 ID:4QzpGPXw [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜ポケモンリーグ会議室〜

ガチャリ。俺はドアを開ける。
本当に面倒臭い会議だな…寝ていようか

ワタル「遅いぞ、エイタ君」

エイタ「はい…すみません(コイツか…俺の資料を作成した奴は…面倒な物作りやがって)」

眠いな…欠伸が出る…

エイタは欠伸をしながら自分の席に座る

ダイゴ「む?エイタ君眠いのかい?具合は悪くないかい?」

エイタ「ダイゴさん心配しないでください、私は大丈夫ですよ。単なる寝不足ですよ、学生も大変です」

ダイゴさんとは気が合う…前にもクロガネ炭鉱で会った時に化石の掘り方のコツを教えてもらったな…

ベンケイ「カッカッカ!学生さんも大変か!わしも3時4時に目が覚めて寝不足だわい!ってわしゃジジイか!www」

ベンケイ……スイラン地方の元チャンピオンか、今はスイラン地方のポケモンリーグの4人目の四天王だ。
…いつも俺を馬鹿にしてくる……髭じゃなくて服を着ろよ露出狂のジジイが

エイタ「……」ギロッ

ミヅキ「ひえっ!」ブルブル

シロナ「こらっ!エイタ君そんな目で人を見ないのっ!」

エイタ「はい…すみませんでした、つい感情的になってしまいました」

ベンケイ「おお、怖い怖い、最近の若者は短気じゃなあww」

エイタ「貴様…」マタギロッ

シロナ「いい加減にしなさい!」

ワタル「全く……では議題に移るとしよう」


画像詳細
1枚目…ベンケイ
ベンケイの設定はこちらからお借りしました
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=744584
 ▼ 41 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/20 21:10:54 ID:4QzpGPXw [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ワタル「各地方のリーグ、ジムの経営方針は…っておい!起きろ!」

エイタ「zzz…ん?経営方針がどうかしたんですか?」

ワタル「なんで君は会議中にそんなに堂々と寝る事が出来るんだ!」

エイタ「最近寝不足で眠いんですよ」

ワタル「ふざけるなッ!」ムナグラガシッ

エイタ「離してくださいよ…痛いです」

シロナ「ちょっと2人ともやめなさい!そんな事しても…「やっぱり」

ベンケイ「やっぱりグロリオの方がチャンピオンの座に相応しかったのう…」

エイタ「貴様今グロリオと言ったか?」

怒りが湧いて来る。この時の俺は父を殺した紫色の髪のテロリストがグロリオという事を知っていた

エイタ「奴の方が相応しい?あんなテロリストが…

ワタルがエイタの胸ぐらを掴む手の力を更に強める

シロナ「ベンケイさんも何言ってるんですか!そこ2人も良い加減やめなさい!」

ミヅキ&ダイゴ「(ヤベェよヤベェよ…)」

エイタ「あ、そうだ」

エイタ「私とある『ギャンブル』をしませんか?」
 ▼ 42 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/20 21:38:54 ID:4QzpGPXw [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エイタ以外「?」

エイタ「ギャンブルと言ってもルーレットのようなものではありません。単なるポケモンバトルです」

ワタル「賭けるものは?」

エイタ「そうですね……私のチャンピオンの座です」

エイタ以外「!?」

エイタ「ただし!私が負ければタイキョク地方チャンピオンの座を放棄しますが、私が勝てば私はチャンピオンのままで理事会、チャンピオン総会に参加しなくて良い」

エイタ「そしてバトルは私対あなたたちの1VS5で行います……如何でしょうか?」

会議室が沈黙に包まれる−−−

ワタル「よし、俺は乗った!」

その後次々と他の理事達も賭けに乗り出し、遂に全員が賭けに乗った

エイタ「ありがとうございます、バトルフィールドは地下の第7フィールド、『白亜紀の密林』で行います。お待ちしております」

エイタが微笑を浮かべ、会議室から出て行く

ミヅキ「気持ち悪るっ」
 ▼ 43 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/21 00:04:56 ID:9jQRoLD6 [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜地下第7バトルフィールド『白亜紀の密林』〜

エイタ「皆さん来てくださりありがとうございます」

ダイゴ「エイタ君、本当にチャンピオンの座を賭けて良いのかい?折角勝ち取ったビッグタイトルを…」

ミヅキ「私もダイゴさんに賛成。エイタさんなんだか今日おかしいですよ!」

エイタ「ご心配ありがとうございます、でも決めた事です。今更止められません。それではルールを説明させて頂きます」

エイタ「ルールは簡単です、一人ずつ自分の『切り札』と呼べるポケモンを1匹だけ使用して下さい。バトルはトレーナーに攻撃する以外、どんな手を使っても構いません。トレーナーがフィールドの密林に入ってはいけません」

シロナ「なるほど……でもここ『白亜紀の密林』はとても広いフィールドじゃない、あたし達トレーナーはポケモンに指示出来ないし、バトルを見る事さえままならないじゃない」

エイタ「その点に関してはご心配なく。ポケモンにはカメラを、トレーナーには特製のインカムを付けさせて頂きます」

エイタの後ろからメイド服の女が現れる、その手にはスーツケースがある

エイタ「ありがとう、シャロット。その中身をひとつづつ皆さんに配ってください」

シャロット「分かりましたわ、エイタ様」

シャロットがインカムとカメラを配り始める、シロナとミヅキに渡す時彼女は2人を睨み付けていた

エイタ「では皆さん使用する1匹のポケモンを出し、カメラを付けてあげてください」

6人全員が使用する『切り札』のポケモンを繰り出す。ワタルはカイリュー、ダイゴはメタグロス、シロナはガブリアス、ミヅキはジュナイパー、ベンケイはクチート、そしてエイタはアーケオス

エイタ&シャロット以外「アーケオス……まさかメガアーケオス!?」

エイタ「では皆さんカメラをポケモンに付けましたね、ではカメラ、インカムの説明をさせて頂きます。始めにカメラの電源を付けてください」

ベンケイ「こうかの?」

エイタ「そうです、そしてインカムの緑のボタンを押してください」

5人のインカムからホログラム映像が流れ始める

ワタル「む?これは俺達じゃないか、カイリューのカメラの映像か?」

エイタ「そうです。このカメラで撮影される映像がホログラム映像で流されます。ポケモンに付けたカメラがあなたたちの『目』になるのです」

エイタ「そしてインカムには通話機能があり、ここからポケモンに指示が出せます」

ミヅキ「なるほど、これでポケモンバトルをするんですね」

エイタ「そうです。私が反対側のトレーナースペースに移動したらインカムで連絡します。その瞬間からバトル開始です」


画像詳細
1枚目…白亜紀の密林
2枚目…カメラ、インカム

シャロットのイラストはイラストスレで募集中です!
イラストスレ

http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=741734
 ▼ 44 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/21 10:47:33 ID:9jQRoLD6 [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
エイタ『聞こえるでしょうか?』

エイタの声がインカムを通して聞こえる

ワタル「ああ、全員聞こえている」

エイタ『それでは始めましょうか、バトル終了は私のアーケオスが戦闘不能になるかあなたたちのポケモン全てが戦闘不能になった時です』

エイタの宣言と同時にメタグロス、ガブリアス、クチートから眩い紫色の光が放出される−−−メガシンカ。その現象により発生する光だ

3匹のポケモンがメガシンカした直後、この『ギャンブル』に参加するトレーナーの切り札のポケモン全てが密林へと突入した
 ▼ 45 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/21 12:30:15 ID:9jQRoLD6 [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ベンケイ「なんじゃこのフィールドは!?木だらけで老眼のわしには何も見えんぞ!ってわしゃジジイか!」

ミヅキ「(本当に木しかなくて視界は最悪、でもジュナイパーのスナイパー戦術には最適!あ、良い事思いついた!)」

ミヅキ「ベンケイさん!」

ベンケイ「なんじゃ?」

ミヅキ「このフィールドは私のジュナイパーが隠れるのには最適です!ジュナイパーがあの左の木から狙撃を行うのでベンケイさんはクチートにアーケオスを攻撃しつつ、あの木の下に誘き寄せてくれませんか?」

ベンケイ「なんじゃ、そんな事か!わしに任せるんじゃ!クチートや、聞こえるかー?」

メガクチート「くちゃ?」

ベンケイ『ミヅキちゃんのジュナイパーが左の木の上でアーケオスを狙撃してくれるから、お前はアーケオスを攻撃しつつ、木の下まで誘き寄せるんじゃ!』

メガクチート「くちぃ!」ウナズキ

ワタル「誘き寄せる……良い案を思いついたぞ」

ダイゴ「どんな案だい?」

ワタル「クチートでアーケオスを誘き寄せ、ジュナイパーで狙撃する……そこまでは同じだ。だがジュナイパーが狙撃に用いる技は影縫い…そうだろう?ミヅキちゃん?」

ミヅキ「そうですが…!?まさか影縫いの追加効果を利用して…」

ワタル「その通りだミヅキちゃん。影縫いがアーケオスに命中し、逃げれなくなった所を俺達のポケモンで総攻撃する…メガシンカされない内にな」

シロナ「何でそんなにアーケオスのメガシンカに怯えているのかしら?メガシンカして凶暴化するポケモンなんて幾らでもいるでしょ、あたしのガブリアスなんか良い例じゃない」

ワタル「……兎に角作戦を実行に移すぞ!」
 ▼ 46 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/21 18:25:07 ID:9jQRoLD6 [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜密林内〜

ジュナイパー「じゅなぁ…」バサバサ

ジュナイパーがアーケオスを狙撃する為コケまみれの大木の枝に着地する。ジュナイパーの体色が大木の緑と同じ為、一目で発見には至らない

ガサガサ…草むらや周りの大木が揺れる。どうやら総攻撃を仕掛ける『後続隊』も準備が出来たようだ

ベンケイ『クチート!アーケオスを誘き寄せに行くんじゃ!』

メガクチート「くちゃっ!」

メガクチートが密林の緑へと呑み込まれて行く…
 ▼ 47 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/21 21:17:12 ID:9jQRoLD6 [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガクチート「くち…(何処にいるんだろう?ボクは大丈夫だけどみんなは無事かな?)」

バリッボリッ…

メガクチート「!」

メガクチートの頭上10メートルから咀嚼音が聞こえ、メガクチートは頭上を見上げる

ベンケイ『む!クチート!上におるぞ!って上から何か落ちてくる!躱して剣の舞じゃ!』

メガクチート「くちゃっ!」

メガクチートは落下物を躱し、剣の舞を舞おうとする、が彼女は落下物が気になり、剣の舞を舞い遅れてしまった

そこに落ちていたのは齧りかけのオボンの実。落下物の正体を確認し、剣の舞を舞い始める。だがその舞は中断されてしまう…

アーケオス「アッアッアッwwww」ジタバタ

メガクチート「くちゃァァァァッ!」ブチギレ

そう、メガクチートの頭上にいたアーケオスが降りて来て、同時にメガクチートを挑発したのだ

ベンケイ『(まずい!あれは挑発じゃ!わしのクチートは怒ると手がつけられん!この場で戦闘を始める気じゃ…)クチート!そんな挑発に乗ってはならん!元の目的を達成するんじゃ!』

だが無情にもベンケイの指示は怒り狂うクチートには届かず…

メガクチート「くちャッ!!(●ねッ!)」アイアンヘッド

アーケオス「アッアアー♪」ヒョイッ

メガクチートの渾身のアイアンヘッドはいとも容易くアーケオスに躱されてしまう

ベンケイ「まずい……作戦がぁ…」

ミヅキ「?」
 ▼ 48 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/21 23:06:58 ID:9jQRoLD6 [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ベンケイの指示を完全に無視し、本能のままに暴れるメガクチート。彼女の2つの鋏は大木を根刮ぎ引き抜き、アーケオスに向かって投げつける。だがアーケオスはそれを容易く躱し、何処かへと飛んで行く

理事4人もベンケイの異変に気付く

ダイゴ「ベンケイさん?どうしたんですか?さっきから震えていますが…」

ベンケイ「まずい…わしらは嵌められたんじゃ…あの若僧の罠に!」ガクガク

シロナ「罠?どういう事なんです?」

ベンケイ「奴はわしらがメガアーケオスを恐れておる事をおそらく知っておる…そしてわしらのポケモンの性格や特徴まで!わざわざこの戦い難いフィールドを選んだのも集団での行動を封じ、調べ上げた個々のデータを基に絶対的な優位に立つ為じゃろう…」

ミヅキ「まさかあの資料で……」

ワタル「ミヅキちゃんッ!まさかあの資料を彼に見せたのか?」リョウカタガシッ

ミヅキ「! いえ!彼のドンカラスが勝手に私のバッグから取って…多分彼がドンカラスに命令したと思いますが」

ワタル「何てこった!あれには俺の名前が書いてあるのに!」

シロナ「そういえばエイタ君は『貴女達の事は全て調べ上げています』って…」

ベンケイ「そうじゃ…そしてわしのクチートも暴れてしもうて手がつけられん…作戦は失敗じゃぁ…」

ベンケイの一言で場が沈黙に包まれる
 ▼ 49 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/22 00:02:27 ID:UU/A6xZI [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一同「……」

ダイゴ「黙っていても何にもなりません!ボクの考えた案を聞いてください!」

ベンケイ「どうやってこの状況を打開するんじゃ…」

ダイゴ「簡単です!2匹1組で行動し、アーケオスをジュナイパーの狙撃ポイントまで追い詰めれば良いんです!」

ミヅキ「なるほど!それで集団で行動すれば個々のデータに基づいた…

シロナ「でもフィールドは木が生い茂っていて2匹で行動し難いじゃない」

ダイゴ「その点はアーケオスにこちらの位置がバレても大丈夫。こちらに向かって来たアーケオスに2vs1で闘えるし、木を折って行動することで視界が良くなり、あわよくばもう1組も合わせて4vs1で闘えるからね」

ワタル「でもメガクチートには誰が付くんだ?今のままだと暴れていて危険だし、放っておいてもやられてしまうぞ」

ダイゴ「クチートにはボクのメタグロスが付く。ワタルさんのカイリューはシロナさんのガブリアスと組んでもらえるかな?」

ワタル「俺は良いが…ジュナイパーは大丈夫か?」

ミヅキ「ジュナイパーは1匹でも大丈夫です!木が折られても元々影が薄くて見つかりにくいので大丈夫です!」

ジュナイパー『じゅなぁ…(ええ…俺影薄いて)』

シロナ「それなら決まりね、実行に移しましょう!」

〜反対側のトレーナースペース〜

ベキッ…バキバキ…

シャロット「全く野蛮な人達ですわ…エイタ様、コーヒーのお代わりはいかがでございます?」

エイタ「うん、ありがとう…(やはりそう来たか……流石元とは言えどチャンピオン5人だ………そろそろか)」

シャロット「淹れたてのコーヒーでございます〜(ああ考えているエイタ様可愛いッ!手放したくないッ!誰のものにもさせないッ!アタクシの、アタクシだけの『弟』ですものッ!)」

シャロットは歪んだ愛で『ご主人様』を見守り続ける–−−
 ▼ 50 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/22 00:46:45 ID:UU/A6xZI [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜密林内〜

バキバキ…木々が倒れる音–−−

メガメタグロス「メタァ?(クチートは何処だ?む!あれは!」

ダイゴ『メタグロス!そこに倒れているメガクチートを起こしてくれ!きっと彼女は疲れて寝てるんだよ』

メガメタグロス「メタァ(おい、起きるのだ小娘)」

メガクチート「くちぃ…(あれ?ボク寝てたの?」

ベンケイ『ふう…ダイゴ君のメタグロスが起こしてくれたんじゃ、良かったのぅ…一安心じゃ。心臓に悪い…ってわしゃジジイか!』

ダイゴ『!メタグロス!10時の方向にバレットパンチだ!』

鋼の拳が銃弾の速度で数発、ダイゴがカメラ越しに補足した黄色い飛行体に命中する

黄色い飛行体–−−アーケオスは砂埃を上げながら撃墜する

アーケオスも運が良かったのか悪かったのか、撃墜した地点はジュナイパーの狙撃ポイントの一つだった

即座に影縫いが4発撃ち込まれ、アーケオスは四肢を影縫いの矢で固定される

アーケオス「ア、ア…」

ザッザッザッ…撃墜の瞬間を見たカイリュー、メガガブリアスが近づく足音−−−

メガメタグロス、メガクチートも攻撃の体勢に入る

その時だった。ダイゴのインカムに着信があった

ダイゴ「なんだい?エイタ君」

エイタ『ダイゴさん、今何時か教えてもらえないでしょうか?』

ダイゴ「急にどうしたんだい?今は午前10時だけど…

エイタ『それだけです。ありがとうこざいます』ブチッ

通話が切れる

〜再び密林内〜

アーケオス「ア…」ブッ

アーケオスのカメラが通話を開始する

エイタ『アーケオス、そろそろ10時のおやつの時間だ。今日は5個おやつがある。ご自由に捕食してくれ………アーケオス、メガシンカだ』

アーケオスから眩い紫の光が放出される
 ▼ 51 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/22 23:35:32 ID:UU/A6xZI [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガアーケオス「ガルルルグァァァァァッッ!!」

メガアーケオスの咆哮が密林内に響きわたる

ミヅキ『あれが……メガアーケオス…』

ワタル『(マズイッ!メガシンカを許してしまったか!速攻で決めないとな)カイリュー!龍の…ブチッ!ザー…

ワタル『(通話が切れた…?)』

ベンケイ「ひゃっ!何じゃいきなり切れおって!」

次々とポケモンとのインカムを通した通話が切れてゆく−−−

同時刻、密林内

メガアーケオス「グルァァァァ!!!」バキッ!

メガアーケオスが電光石火を駆使し、ポケモンのカメラの通話アンテナを巧みに折ってゆく

メガガブリアス「ガブァァッ!」ドラゴンクロー

メガアーケオスがメガガブリアスのドラゴンクローを躱し、ジュナイパーへと殺到する

ズドドドド…トレーナーの指示が届かず、闘争本能を露わにしたカイリューがメガアーケオスに向け破壊光線を放つ

メガアーケオスはそれを躱し、地上へと降下を開始する

画像詳細
1枚目…メガアーケオス
 ▼ 52 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/23 00:18:40 ID:Sm.I5eQw [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
理事5人のインカムにホログラム映像のエイタの映像が流れる。テレビ通話と同じ様なもののようだ

エイタ『どうしましたか?皆さん、さっきまでの威勢は?』

シロナ「どうしましたかじゃないわよ!こんなのポケモンバトルじゃないわ!」

エイタ『ククッ!……あの冷静なシロナさんが珍しい…この試合のルールを忘れたんですか?』

シロナ「ルール?…まさか!」

シロナを始めとし、理事達の脳裏にエイタの発言がよぎる

エイタ「ルールは簡単です、一人ずつ自分の『切り札』と呼べるポケモンを1匹だけ使用して下さい。バトルはトレーナーに攻撃する以外、どんな手を使っても構いません。トレーナーがフィールドの密林に入ってはいけません」


バトルはトレーナーに攻撃する以外、どんな手を使っても構いません。








どんな手を使っても構いません。


エイタ『思い出されたでしょうか?そう。このバトルは「どんな手を使っても構わない」と言うルールがありましたね』

エイタ『よってこの戦法もルールに則った戦法の一つです』

ワタル「(タイキョク地方チャンピオンエイタ…彼が『中生代の恐人』と呼ばれるのは化石ポケモンを中心としたパーティの力を狂気的なバトルスタイルで必要以上に発揮する事に由来する……)」

ベンケイ「若僧……おぬしはポケモン達で何をするつもりじゃ…」

エイタ『何も、ポケモンバトルですよ。5vs1のね、しかし6500万年前の密林で現代のポケモンvs狩猟本能をむき出しにした絶滅種のポケモンのポケモンバトルです』

ホログラムのエイタがにやりと笑みを浮かべる
 ▼ 53 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/23 01:21:23 ID:Sm.I5eQw [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜密林内〜

低空飛行していたメガアーケオスが再び上昇し、高速でジュナイパーに突撃を仕掛ける

−−−狙い易い的だ。一撃で仕留める

ジュナイパーはそう思い、影から大型の影縫いの矢を創り出し、迫るメガアーケオスの眉間に狙いを定め、射る−−−

メガアーケオスの周辺で影縫いのエネルギーが爆散する−−−命中だ

エイタ『残念でしたね。避けるだけでなく、盾も使います』

立ち込める影縫いのエネルギーが消え去り、メガアーケオスの姿が露わになる−−−彼は『盾』白眼をむいたメガクチートを後脚で鉤爪を食い込ませ、掴んでいた

ミヅキ「えっ……どう言う事なの?」

ミヅキがカメラを通して見る光景に言葉を失う

次の瞬間、メガアーケオスはメガクチートをジュナイパーに向けて投げ飛ばす。ジュナイパーは影討ちでこれを躱し、メガアーケオスからの逃亡を図ろうとするが……

ガコン!
メガクチートがトレーナースペースの壁に当たる音。これが意味するのは…

シャロット『クチート、戦闘不能でございます。』

シャロットが全員のインカムからホログラムで映され、クチートの戦闘不能、ベンケイの脱落を知らせる

ベンケイ「クチート!大丈夫か!?」

ベンケイが倒れているクチートに駆け寄り、容体を確認する

彼女−−−クチートは白眼をむき、鋏の歯が欠け、身体全体に鉤爪で付けられた深い傷があり、中には多量の出血が確認できるものもあった
 ▼ 54 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/23 21:14:18 ID:Sm.I5eQw [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガアーケオス「ギャギルルグァァ!」

メガアーケオスの殺傷能力の高い鉤爪がジュナイパーの頭部を捉え、ジュナイパーを掴んだまま急降下し、ジュナイパーをフィールドに叩きつける

ジュナイパー「じゅっぱぁ…」

ミヅキ「ジュナイパー!逃げて!お願い!早くッ!」

ミヅキが通話機能を失ったインカムに向かって叫ぶ。

彼女が「逃げて」と言ったのも無理がない。何故なら彼女は叩きつけられた衝撃により砂嵐混じりでジュナイパーの視線をホログラムで見ていたからである

そこにはジュナイパーを捕食しようと口を開けたメガアーケオスの姿があった
 ▼ 55 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/23 23:37:16 ID:Sm.I5eQw [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バグッ!…

鈍い音が響くと同時にメガアーケオスがメガメタグロスのコメットパンチで吹き飛ばされ、20メートル先の木に激突する

メガメタグロスの特性『硬い爪』を最大限に発揮した重い、重い一撃。並のポケモンなら一撃で地に伏せる。

ベキベキ…
激突した木が折れ、メガアーケオスに覆い被さる

ダイゴ「終わったか?」

理事5人が安堵の息を漏らす

ワタル「エイタ君、俺達の勝ちだ。さあ約束通り…バコン!

理事5人「⁉」

メガアーケオスに覆い被さっていた木は幹を真っ二つに切断され、落下したのかメガアーケオスがいた所で土埃を上げている

そして土埃からメガアーケオスが姿を現わす−−−

ダイゴは一瞬ホログラムを通じ、メガアーケオスの目を直視してしまう……狩猟本能ではなく、殺戮本能を露わにした眼を…

次の瞬間、ダイゴのホログラムの視界からメガアーケオスが消えた

メガメタグロス「メタァッ!」

メガメタグロスが敵の補足の為、バレットパンチで周囲の木の枝を折りつつ、360度回転する。掴まりそうな枝を先に折っておけば敵はいずれ自分の前に姿を現わす。と言った算段だろう
 ▼ 56 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/24 00:28:22 ID:rjz6.0n. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それは一瞬だけ生じた隙だった…
バレットパンチを撃ち込む為、目標の枝にメガメタグロスが視線を向けた時だ

ガシャン!
メガメタグロスの頭部にメガアーケオスが飛び乗る音−−−メガメタグロスがサイコキネシスでメガアーケオスを振り落とそうと念じ始めたときだった

ザクッ!ブチブチィッ!
メガアーケオスの鉤爪がメガメタグロスの唯一の軟質部位……目を引き裂いたのである

片目を引き裂かれ、片目の視力を失ったメガメタグロスは戦闘不能に。そのままその場に倒れ込んでしまう

メガアーケオスは敵のダウンを確認したのか、着陸し草むらに入ってゆく……方向からして次の目標はメガガブリアスのようだ

ダイゴのホログラムの映像に片目を引き裂いた時に出た物だろう、カメラに付着したメガメタグロスの体液が映し出され、ダイゴは全てを悟り、メタグロスを助けるべく密林に入ろうとする
 ▼ 57 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/24 01:28:26 ID:rjz6.0n. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヅキ「ダイゴさん何してるんですか!密林の中は危な過ぎます!と言うより入ったらルール違反で私達の負けに…「分かっているんだ!」

ダイゴ「分かっているんだ……ボクもそんな事…でも今メタグロスを助けないと…このままじゃアイツは…」

ダイゴは彼のメタグロスが今置かれている状況について他の理事4人に話した

シロナ「ウソでしょ……エイタ君がそんな残忍な事…」

ベンケイ「わしのクチートも酷い目におうた…奴は狂っておる」

ミヅキ「……」

ワタル「やはりアイツは…」

ベンケイ「ダイゴ君や、ここはわしが審判に問い合わせてみようかの」

ダイゴ「ベンケイさん……ありがとうございますッ!」

ベンケイ「なぁに、気にすることないわい。審判のチャンネルは7じゃったな」

ベンケイが「審判」のシャロットと通話を開始する−−−
 ▼ 58 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/24 23:14:39 ID:rjz6.0n. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ベンケイ「審判や、聞こえるかの?」

シャロット『聞こえますわ、其方はいかが?』

ベンケイ「こちらも聞こえるぞ、本題じゃが…」

ベンケイ「ダイゴ君のメタグロスが大怪我をしておる。ポケモンバトルをしておる時間はないんじゃ、バトルを中断し、メタグロスの治療をしてくれんかね、ポケモンの命の危機かもしれんのじゃ」

シャロット『ふふっルールをお忘れなさったのですか?ベンケイさん。トレーナーはバトルが終わるまでフィールドに入ってはならないのですわ!』

ベンケイ「ポケモンの命が懸かっておるのかもしれんのじゃ!そもそもあんたのご主人がアーケオスを…『は?』

シャロット『今貴方アタクシのご主人様を馬鹿にされましたね?』

ベンケイ「ああそうじゃ、奴は狂人じゃ!それも相当のものじゃ!あんな若僧がチャンピオンなど、わしは認めんぞ!」

シャロット『……良く言ってくれますわね老害が…アタクシの宝物を馬鹿にした事は許しませんわ…当然バトルは続行しますわ』ブチッ

シャロットとの会話が切れる。ダイゴが絶望に浸る中、メガアーケオスは次の獲物を捕食する準備が整ったようだ
 ▼ 59 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/25 01:00:16 ID:4aAMZQcc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガサガサ…
メガガブリアスの背後の草むらが揺れる

メガガブリアスはその鎌状の腕で草むらを切り裂く。同時に草むらに潜んでいたメガアーケオスが飛び出し、2匹のポケモンは目を合わせる

メガガブリアスがストーンエッジでメガアーケオスを正確に撃ち落とし、落下したところを地震でトドメを刺そうとする

フィールドから次々と噴出される岩の刃。それをメガアーケオスは影分身を作り出し、回避を続ける

メガガブリアスは砂嵐を起こし、特性「砂の力」により自己強化に成功する

一見、影分身を行なっている敵がいる中、砂嵐を起こし視界を悪化させるなど自殺行為に値するが、ガブリアスは本来砂漠に生息するポケモン。目が独自の進化を遂げており、敵の捕捉も容易い

だがメガガブリアスは確実に疲労していった。分身を見つけては攻撃し、分身を破壊するという作業を彼女は繰り返していた
 ▼ 60 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/25 23:57:53 ID:4aAMZQcc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その時だった

ザクッ

メガガブリアスの右足に鉤爪による傷が入る

だが流石と言ったところだろう。チャンピオンの切り札はそれに動じず、攻撃態勢を整える

メガアーケオスが霧払いを行い、砂嵐を除去し、その姿をメガガブリアスの前に現わす

メガアーケオス「ギャルグァァァァッ!」

メガガブリアス「ゴグブグルァァァァ!」

二体のポケモンが同時に雄叫びを上げ、真っ正面から激突する−−−

寸前の事だった
 ▼ 61 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/26 00:46:39 ID:twjVcS8M [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガクンッ

メガガブリアスの巨体が揺らぎ、体勢を崩し、転ぶ…

右足の傷が仇となり、生まれてしまった最大の隙。これをメガアーケオスが見逃す事は無かった

メガアーケオス「ギャワァッ!」

ガチュリッ!

−−−不穏な音が響く














シャロット『メガガブリアス、「戦闘不能」ですわ』

インカムから「戦闘不能」の言葉を強調したシャロットの声が聞こえる−−−

シャロット『残るはメガアーケオス、カイリュー。1vs1の闘いですわ』
 ▼ 62 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/26 01:16:17 ID:twjVcS8M [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ザザッ

ワタルのインカムに着信が入る

エイタ『ククッ!やっと1vs1ですねワタルさん。私が勝てば……条件を呑んで貰いますよ』

ワタル「……一つ聞きたい。何故君のメガアーケオスはそこまで長時間高速で飛行し、暴れ回る事が出来るんだ?」

エイタ『ククッ……ある技を使うんですよ』

ワタル「どう言う技なんだ(アーケオスはドレイン系の技は習得不可能だった筈だ!と言う事は…)」

エイタ『……折角だし教えてあげましょう、あれは私とアーケオスで開発した専用技です。名を「捕食」と言い、相手のポケモンにダメージを与えつつ、自己回復もできる便利な技です』

ワタル「捕食ゥ!?そんな技などこの俺が…『ワタルさん』

エイタ『次の獲物は貴方のカイリューですよ』ブチッ

通話が切れる、ワタルは胃から何か寒い物が込み上げる様な嫌な感覚を覚えた
 ▼ 63 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/27 01:51:59 ID:NRsqWlTo [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カイリューが高速で飛び回り自らに接近する黄色い閃光を捉え、神速を用い閃光に接近する

ガキィン!

メガアーケオスとカイリューの爪が交わり、火花を散らす

メガアーケオスの動きを爪で封じたカイリューは流星群を発生させる

ズドドドド…

天から龍のエネルギーを纏った流星群が降り注ぐ

メガアーケオスはカイリューと交わらせていた鉤爪を引き、流星群を回避しようとアクロバット飛行を始める

カイリューは破壊光線を連射し、メガアーケオスの回避を妨害する

エイタ『(流石「竜王」ワタルの切り札だ……破壊光線をあそこまで連射出来るポケモンはまずいない)メガアーケオス、アクロバットで隕石に飛び乗れ』

エイタからの指示を受けたメガアーケオスはアクロバティックな動きで次々と隕石……流星群に飛び乗り、カイリューとの距離を縮める

カイリューは破壊光線を駆使し、周辺の隕石を爆発させ、メガアーケオスの足場を奪うと同時にその周辺の隕石を誘爆させる
 ▼ 64 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/27 11:07:03 ID:NRsqWlTo [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガアーケオスが足場にしていた隕石も爆発し、メガアーケオスは飛行を始める

メガアーケオスが背後から鉤爪でドラゴンクローをカイリューに仕掛けるが、カイリューはこれを神速で回避し、アクアジェットでメガアーケオスにカウンターを仕掛ける

普通は避けられない非常に高度な攻撃だ。だがカイリューはメガアーケオスの特性を知らなかった

そう、ビビットボディである。特殊な羽毛に覆われたメガアーケオスは先制技を無効化する−−−

ザクッ

メガアーケオスの鉤爪がアクアジェットで突撃して来たカイリューの巨体を捉え、マルチスケイルを削る

カイリューも得意の反射神経を生かし、自身の身体にまとわりつくメガアーケオスを振り払おうと、アクアジェットの体勢から攻撃体勢に入る

メガアーケオスの斬撃がカイリューの逆鱗に触れる−−−途端にカイリューは暴れ出す……逆鱗だ

そして殺戮本能を露わにした始祖鳥は闘争本能に駆られ暴れ回る飛竜に臆せず突撃する−−−
 ▼ 65 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/27 15:31:38 ID:NRsqWlTo [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それは一瞬のうちに決まった

カイリューの攻撃を回避し、メガアーケオスがカイリューの首元に接近する

ザクッ!ガジュリ…

メガアーケオスが鉤爪と幾多の生物を捕食してきた牙をカイリューの首元に突き刺す−−−

カイリューは動じず、雷パンチをメガアーケオスに打ち込む為、左の拳を帯電させる−−−

それと同時だった






バリィッ!ブチュ…ビチッバチッ…







メガアーケオスが鉤爪を左斜め上に引き抜き、口を閉じ、噛んでいたカイリューの首元の肉を抉り取る

カイリュー「クァァァァァァァ!!!!」

カイリューの悲痛の絶叫と共にフィールド上空に鮮血が舞う
 ▼ 66 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/27 16:13:02 ID:NRsqWlTo [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シャロット『カイリュー、戦闘不能。よってエイタ様の勝ちですわ』

インカムからシャロットの声が聞こえる−−−既に理事達は言葉を失っていた

ミヅキのインカムに着信が入る

エイタ『どうでしょうかミヅキさん、これが私とアーケオスの「ゼンリョク」です』

ミヅキが何か言おうとしたが、他の理事とも通話が始まり、言い止まった

エイタ『皆さんお疲れ様です、楽しいバトルでした。ですがこれはギャンブルです。私はチャンピオン総会、理事会に出席しなくて良くなります』

エイタ『あとあなた達のポケモンですが、いずれも致命傷ではありません。早く回復させてあげて下さい。インカム、カメラも差し上げます。それでは、さようなら』

エイタがシャロットと共に反対側のトレーナースペースから出て行く……

その時だった

ワタルのインカムに着信が入る

エイタ『さっきの発言を訂正します。致命傷ではないのはカイリュー以外です』
 ▼ 67 ンジュモク@イーブイZ 18/01/27 17:11:56 ID:Tgz/Gl0c NGネーム登録 NGID登録 報告
こいつ……ヤバい……
支援
 ▼ 68 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/27 17:15:32 ID:NRsqWlTo [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜サイバー団アジト〜

シュンラン「zzz…」

エイタ「……(結局眠ったか、後で起こして帰らせてやらないと…面倒臭いな)」

エイタは溜息を漏らし、机に置かれた1枚の額入りの写真を見つめる

エイタ「(シャロットか…今頃アイツは何をしているんだろう?面倒な事をしていなければ良いのだが)」

〜時を同じくしてカントー地方、ヤマブキシティの狭い路地裏〜

痴漢「わかったって!俺が電車であんたのケツを触ったのが悪かった!だからポケモンの攻撃はやめてくれ!」

頭から血を流し、歯が何本か折れたサラリーマン風の男がシャロットに懇願する

彼は痴漢だった。
エイタを探して4年間各地を旅しているシャロットの尻を電車の中で揉んだ男だった

その後すぐにシャロットに気づかれ、シャロットに「続きはホテルで」と囁かれ、ヤマブキシティの駅で降りたが、彼は騙されていた

そして今に至る…

シャロット「攻撃をやめて欲しいならこの写真の方をご存知で?」

シャロットは懐から特徴的な匂いの付いたエイタの写真を痴漢に見せる

痴漢「何だコイツwwwダッセー髪型だなwwwというかこの匂い…まさかコイツがあんたのオカズ…「ウーシュン、シャドークローですわ」

ウーシュン「ウシュ!」

ズバッ!ブシュー!

痴漢の首が飛び、切断面から血が噴出する

シャロットはそれに動じず、写真を懐に戻す

シャロット「エイタ様ぁ…どんな手を使っても貴方を見つけて差し上げますわ…ウフフッ!」

歪んだ愛はとどまる所を知らない


ポケットモンスターデリート 中生代の恐人 完


画像詳細
左…ウーシュン(ゴースト・格闘 トウロボシの進化系)
右…トウロボシ(ゴースト)
 ▼ 69 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/27 17:16:16 ID:NRsqWlTo [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>68
画像貼り忘れました!すみません!
 ▼ 70 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/27 18:15:11 ID:NRsqWlTo [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
読んでくださった方、支援してくださった方、イラストを描いてくださった方、ありがとうございました!

初投稿でしたが、おかげで何とか完結する事が出来ました!

今後も、デリートの設定などを考えつつ、こういったキャラのssも書きたいですね
デリートのキャラでこういった過去談などを書いて欲しいキャラがいればこのスレに書いてください!
そのキャラのssを書いてみようと思います
 ▼ 71 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/01/28 00:12:43 ID:2edFMWf. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シャロットのイラストです
 ▼ 72 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/02/05 18:46:03 ID:rWgUl4Vw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シャロットのイラストです
このページは検索エンジン向けの機能制限版の旧ページです。
下URLから閲覧下さい。
https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=755606
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