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が、それはあくまで創作世界においての話だ。現実にて、例えば桜並木の下で告白する例がよくあるかと訊かれたらまあ答えはノウだし、カップルが離れるのにしてもキスシーンにしてもそう。現実において、そういう背景は印象的な出来事には付随しない。創作は創作、現実は現実なのだ。
だから、その日の天気が特筆に価しない極めて穏やかなものであったのも、まあ当然と言えた。
「ねえ、カルム。私達、もう別れない?」
――ミアレシティの一角、とある高級カフェにて。
いきなり別れ話を切り出してきたセレナに、僕はコーヒーカップをテーブルに置くと。
「ああ、別にいいよ」
セレナはまじまじと僕の顔を見つめた。
「……意外とあっさりしてるのね。普通、もっと狼狽するものと思っていたわ」
「そりゃあ、ね。でも、理由くらいは聞きたいな」
「理由? そうね、色々あるけど、総括すると……」
髪の金色をくるくると弄びながら、セレナは何でもないふうに言った。
「……『飽きた』から、かしら」
「『飽きた』」
おうむ返しする僕。セレナは首肯すると、
「私達、一緒になってもう4年。ただの”お隣さん”だった頃を含めれば6年になるのかしら。……それだけ一緒にいれば、当然飽きだって入ってくるわよ」