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SS

レントラー「先輩!事件です事故です緊急事態でsムクホーク「どれだよ」

 ▼ 1 ◆BOBgBjOnfs 15/03/26 10:27:26 ID:QslFonqc NGネーム登録 NGID登録 報告
――現在は、午前7時前後だろうか。
 大抵の者の休日、日曜日。それは、このムクホークも例外ではく、昼まで寝ていようという淡い希望を前日に抱き、現在はすっかり眠りに落ちていた。

……が、その希望は、あっさりと砕かれた。

レントラー「先輩?せんぱーい。ムクホーク先輩!
リーゼント!ヤンキー!目付き!鳴き声!ピィィィィィン!」

 ピンポンピンポンと、玄関のチャイムの音が家中に煩く鳴り響く。それと同時に、ムクホークには聞き覚えのありすぎる声が聞こえた。
 相手は誰かわかりきっている。まずは文句を言おう。そう決め、ムクホークは玄関へ向かった。

ムクホーク「うるせえよ、レントラー!しかも、最後の方ほとんど悪口じゃねえか!」

レントラー「あ、先輩起きてたんですか。おはようございま〜す」

ムクホーク「おうよ。お前のせいで起こされたわ。眠気吹っ飛んだわ」

文句を吐き捨てつつも、レントラーが自分に用があることがわかっているムクホークは、「入れ」と、彼を中に通した。
 ▼ 23 水野 五郎◆.flNhBxqaM 15/04/05 17:55:10 ID:d8DP6Q7c NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 24 ◆XluLEifYBs 15/04/05 17:58:53 ID:h.ZKNnwQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
──夕方


レントラー「何で俺まで行くはめに……」

ムクホーク「当たり前だろ。お前が元凶なんだからな。お前の春休みも一緒に潰れろ」

レントラー「俺彼女とのデートがあるのに!」

ムクホーク「嘘乙。お前の年齢=彼女いない歴だろうが」

レントラー「何故バレた……あ、警察署が見えてきましたね」

ムクホーク「ああ、そうだな」

 ムクホークは少し嫌そうに歩く。彼処に着けば、その瞬間に自分の春休みは潰れてしまうからだ。レントラーはその様子に、少し苦笑を浮かべた。

ルージュラ「よく来たわねぇ、貴方たち〜。
待ってたわ。皆に貴方たちの捜査協力を勧めたのはワタシなのよ。
 ささ、入って入って」

 お前かよ!お前あの二人の上司なのかよ!?てか、お前が上司で大丈夫なのかよ!?と、ムクホークは心の中でツッコんだ。



 ムクホークとレントラーは、ルージュラに案内された部屋のドアを開けた。その瞬間、二人の警察と思われし者が彼等の前に立ち塞がった。
 ▼ 25 ◆XluLEifYBs 15/04/05 18:15:31 ID:h.ZKNnwQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
???「お前らだな?」

ムクホーク「はい」
レントラー「そうです」

ズルズキン「そうか。あ、俺はズルズキンだ」

レパルダス「あたしはレパルダスよ」

 自己紹介をする二人に、ムクホークとレントラーは軽く頭を下げた。そして、二人の後に続いて、さらに進む。

ワルビル「来たかお前ら。既に遺留品等は揃えてあるぞ」

 ワルビルが差す場所に二人は座り、それらを手に取った。現場の写真や遺留品……レントラーはあの日の光景をまた思い出してしまった。

レントラー「……」

ムクホーク「レントラー、大丈夫か?」

レントラー「あ、はい!」

 ムクホークの声でレントラーは我に返り、また次の資料を手に取った。
 ▼ 26 ゴチミル@ヘラクロスナイト 15/04/08 20:26:44 ID:GaZJsV/6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 27 ◆XluLEifYBs 15/04/11 13:51:53 ID:cA7HO/y6 NGネーム登録 NGID登録 報告
 事件現場の写真や遺留品を眺めていくうちに、ムクホークはあることが気になった。

ムクホーク「凶器とかって、見つかってないんですか?」

 これだけの写真や遺留品がここに置かれているなら、凶器もここに置かれているはずなのにそれがないのだ。

ワルビル「ああ、まだ見つかっていない。だが、恐らく、ナイフのような鋭利な刃物で数ヵ所刺されたと俺達は考えている」

ムクホーク(やっぱり刺殺なのか……?)

 遺体の写真を見る限り、ムクホークもそう感じ取っていた。傷がまるで何かに刺されたようなのだ。

 だが、凶器が見つかっていないとなると──ムクホークは色々なことを考えながら、その写真を元の場所に置いた。
 ▼ 28 紳士◆flqej48CV2 15/04/11 14:45:29 ID:TDxSXNLs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お
 ▼ 29 ゴチルゼル@ラブタのみ 15/04/12 17:00:29 ID:y.NAlAwg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こういうの好き。支援
でも警察のほとんど悪・・・。
 ▼ 30 ジヘッド@プテラナイト 15/04/12 19:27:48 ID:3guqdJPU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
レントラーのテヘペロとかかわいすぎて萌え死ぬ。
 ▼ 31 ◆XluLEifYBs 15/04/16 00:15:27 ID:XSJFX.12 [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
──時刻は午後八時くらいだろうか。

ムクホーク「今日がバイト休みで良かったぜ……。でも、明日からはバイトと捜査の両立だもんなぁ〜……
 マジで俺の春休み返せ!」

 レントラーの方をチラチラ見ながら嫌味ったらしく言えば、彼は「I don't know」と小さく呟いた。まあ、彼の春休みも潰れるのだ。それはおあいこだろう。

レントラー「おっ、アパートが見えてきた!
んじゃ、先輩。俺はこれで!」

ムクホーク「おう、じゃあな」

 レントラーと別れの言葉を交わしあったムクホークは、バサバサっ……と羽の音を立てながら、自宅へと向かった。




その様子を、不気味な目で誰かが見ていた──
 ▼ 32 ◆XluLEifYBs 15/04/16 00:32:07 ID:XSJFX.12 [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
──翌日、午前8時半。

 ムクホークは欠伸をしながら、スマホのスケジュールアプリで予定を確認する。午前はバイト、午後は捜査……それが逆の日もある。それらが春休みの大半を占めるため、休みは片手に収まる程しかない。

ムクホーク「冗談じゃねえよ……いてっ」

 交差点を渡った後、バイト先であるコンビニまで数メートルの地点で誰かとぶつかった。ムクホークは、「すいません」と軽く頭を下げた。

ルカリオ「いや、俺は大丈夫だ。こちらこそすまなかった……あんたか、ムクホーク」
ムクホーク「ルカリオ!」

 ぶつかった相手は、幼稚園児の頃からの同級生であるルカリオだった。ルカリオは、ちらりとムクホークを見た後、「リーゼントが刺さらなくて良かった……」と呟いた。

ムクホーク「おい、どういう意味だテメー」

ルカリオ「……フン。それより、俺は先を急ぐ。遅刻はごめんなのでな。あんたも急いだらどうだ」

ムクホーク「言われなくても急ぐつもりだ馬鹿」

 ムクホークがスマホを持ち直し立ち上がろうとした時、「ムクホーク先輩!ルカリオ先輩!!」と後ろから声が聞こえた。

レントラー「何で俺を置いてくんですか!」

ムクホーク「電話で起こしてやっても、LINEで伝えてやっても起きなかったからだ。……さっさと行くぞ、馬鹿」

レントラー「はいっ!」

 息を切らしながら、レントラーは二人の後へと続く。いつも通りの、ただただ平凡な光景である。

 が、この後のことを、三人はまだ知らない。
 ▼ 33 ベクテュール=ハッホ=モー◆EuElo92TGk 15/04/16 01:56:30 ID:Hp1ZSzbs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お、4世代の相棒2匹やん
 ▼ 34 ドンメル@あまいミツ 15/04/16 07:12:27 ID:r/uaujjA NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 35 ◆XluLEifYBs 15/04/16 16:16:37 ID:XSJFX.12 [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
エルフーン「遅いよ〜、ムクホーク達」

ムクホーク「お前が早いだけだろ、エルフーン。集合時間の2時間前に来る奴が何処にいるんだよ」

エルフーン「えー?だって、遅刻するの嫌じゃん。だから僕は、早めに来てるんだよ!」

ムクホーク「せめて30分前だろ……」

 バイトも同期で、大学の同級生でもあるのがこのエルフーンだ。ちなみに、一人称は『僕』だが、性別は♀。俗に言う僕っ娘である。

ルカリオ「俺にしては遅い方だが……あんたにしては早い方だな、レントラー。何時もは集合時間ギリギリで滑り込んで来るのに。
 明日は大雪か?」

レントラー「何で俺、早めに来るとそんな風に言われなきゃならないんですか!」

ムクホーク「それだけ珍しいからだよ」

 その瞬間、周りがどっと笑った。レントラーは少し舌を出していた。
 ▼ 36 ◆XluLEifYBs 15/04/16 16:25:39 ID:XSJFX.12 [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 準備開始時間間近になったため、人数確認をすることになった。ルカリオは人数確認をしていると……

チラチーノ「あの……副店長は……?」

 後輩であるチラチーノが、恐る恐る訊ねた。確かに、確認すると副店長がいない。そもそも、自分達があの時盛り上がっていた時点でおかしかった。


 副店長であるバンギラスは、自分にも他人にも厳しい人だ。それは、店長も頭が上がらないほどに。

 副店長はエルフーン並に早く来て、「さっさと仕事に取りかかれ!」と、来た人全てに怒鳴り、すなおこしの砂を投げつけるのだが……今日はそれがなかったのだ。その時点で、彼がいないことに気づくべきだったのだ。


 だが、ルカリオは何も動じず、「遅刻だろう。まあ、あの人が遅刻するのは珍しいが」とだけ言った。



ムクホーク「早く来るレントラーに、遅刻の副店長……明日は大雨大雪大嵐か?」

ムクホークは、呑気に呟いた。
 ▼ 37 ◆XluLEifYBs 15/04/16 16:36:44 ID:XSJFX.12 [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
──自分達が店番をする時間がだんだん迫ってきていた。だが、副店長はまだ来ていない。ムクホークは、「明日は地球が滅ぶのか……」と呟いた。

デデンネ「おうおう、お前らちゃんと仕事してるのかンネ。サボってる奴には僕がほっぺすりすりしてやるンネ」

ドレディア「店長……!」

 後輩のドレディアが声をあげた。ドレディアの方向を見ると、店長がレントラーに踏まれそうになっていた。

レントラー「うおわああああ!?店長!?」

デデンネ「てめっ、僕のこと踏みそうになっただろ。覚えとけンネ、今度ほっぺすりすりしてやるからな
……そんなことより。副店長のバンギラスとは、朝から連絡がつかないンネ。だが、僕が代わりに来たンネ」

ルカリオ「店長、朝から連絡がつかないとは?」

デデンネ「ああ、電話にも出ないし、メールも返信がないンネ。Twitterにも更新がないンネ」

ムクホーク「あの人Twitterやってたのかよ!?いやいや……そうじゃなくて。それは心配ですね……」

 ムクホークはツッコミを抑え、副店長を心配する言葉を発した。それに対し、デデンネは、「まあ、今日一日はいばれるからいいンネ」と胸を張った。

ムクホーク(いや、お前最低だな!?)
 ▼ 38 ◆XluLEifYBs 15/04/16 16:46:16 ID:XSJFX.12 [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 自分達の番となった。ムクホーク、ルカリオ、エルフーンは絶対レジに着く。ルカリオは女の客寄せ、エルフーンは男の客寄せ、ムクホークはヤンキー系の客の対応係だ。

ムクホーク(うっわ……ルカリオの所には女の客が、エルフーンの所には男の客がやべぇな……
それに対して、俺ヤンキーとかそんなんばっかかよ!)

 こんな見た目の自分を、少し恨んだ。ヤンキーだけでなく、自分の担当レジには、変な客ばかりが来るからだ。


客「ねぇ、ここってハルヒのグッズないの?」
ムクホーク「ねぇよ」

客「20点」
ムクホーク「じゃあもう来るな」

客「お前のリーゼントクソカス♪」
ムクホーク「あ”?このリーゼントで刺したろか?」

 終始暴言だが、この対応が何故か受けるのだ。……まあ、全ての客にではないが。


ムクホーク(あー……午前はめんどくさい客の対応、午後は捜査協力……



最悪じゃねえかよ!!!)

 思わず叫びたくなったが、その衝動をグッと抑えた。
 ▼ 39 ちいおん 15/04/16 22:24:13 ID:XRh0ZcXo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
明日も見るぞ
 ▼ 40 ◆XluLEifYBs 15/04/16 23:31:56 ID:XSJFX.12 [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
 午後四時。やっとバイトが終わり、ムクホークは安堵の溜め息……をこれまでならつけていた。今は違う。

 バイトが終わろうと、この後は捜査がある。それはレントラーも同じで、彼も溜め息をついていた。

ルカリオ「溜め息ばかりでこっちまで憂鬱になるだろうが。あんたら二人には、余程憂鬱なことがあるのか」

 微かに眉を潜めて訊ねる。
 レントラーが「ムクホーク先輩のせいで春休みが潰れたっす……」と答えたため、ムクホークは「元凶はお前だけどな」と付け足した。

ルカリオ「……まあ、あんたらの春休みが潰れようと、俺には関係ないがな。先に帰らせてもらう」

二人「ちょっと待てええええ!!」

 二人は必死で、帰ろうとするルカリオを止めた。
 ▼ 41 ◆XluLEifYBs 15/04/16 23:39:35 ID:XSJFX.12 [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ルカリオ「何だ」

ムクホーク「お前も一緒に春休み潰そうぜ!なっ?」

レントラー「そうですよ!先輩どうせ暇でしょ?」

ルカリオ「何が“どうせ”だ。悪いが、俺はそんなに暇ではない」

 少しイラついた口調でルカリオは答える。それに対しても、二人は折れることなく、どんどん説得していった。

ムクホーク「お前あれだろ?『バイトを終え、その後やることがある』って言い訳するつもりだろ?」

レントラー「通用しませんから!やること、って言っても、読書したり、書店に行ったり……そんなもんですよね?」

ルカリオ「貴様ら……」

 ルカリオの顔には、明らかな嫌悪感が出ていた。それでも、二人はひたすら説得し続けた。まるで、ストーカーのように。



ルカリオ「……一回だけだぞ、次はないと思え」

 三人で並んで、警察署まで向かう。ルカリオは渋々、「一回だけなら」という条件を飲み込んでくれた。

レントラー「おっ、見えてきた見えてきた……」

 三人の目線の先には、昨日見た警察署がそびえ立っていた。
 ▼ 42 ◆XluLEifYBs 15/04/16 23:45:32 ID:XSJFX.12 [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ルージュラ「あらぁ〜。可愛い男の子ね〜。ワタシ、こういう子好みよん」

 ルカリオは、いきなりベタベタしてきたルージュラに、明らかに嫌悪感を表す。彼女はそれに構わず、ルカリオに話しかける。



ルージュラ「みんなぁ〜〜。ルカリオくんっていう子が新しく捜査に協力してくれるわよん!」

ルカリオ(一回限りだけどな)

 ルージュラはフンフンと鼻唄を歌いながらドアを開けた。その鼻唄が音痴過ぎて、三人はそれを聞いていられなかった。
 ▼ 43 ◆XluLEifYBs 15/04/20 16:08:40 ID:0HhDSlm2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ルージュラのテンションとは反対に、室内の空気は何処か重々しかった。彼女も、部屋に入ると、鼻唄をやめていた。

ワルビル「来たか。早速、単刀直入に言わせて貰うが──先程、遺体が発見された」

レントラー「えっ!?」

ヘルガー「遺体がある部屋に案内しよう」

 数人の刑事と共に、霊安室へと向かう三人。その間、誰も一言も発さなかった。その空気が息苦しく、ムクホークは、早くこの空間から抜け出したい気分になる。


レパルダス「此処よ」

 音も立てず、静かに部屋のドアが開けられた。室内は薄暗く、少し冷えている。三人の目線の先には、白いシーツが見えた。

ズルズキン「今回の事件の被害者だ」

 顔にかけられていた布が、そっと取られた。
 被害者の顔が露になった瞬間、三人は呆然自失となってしまった。




三人「副店長…………!!」
 ▼ 44 ◆XluLEifYBs 15/04/20 16:17:25 ID:0HhDSlm2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
──誰かの唾を飲む音がした。静かな室内だからか、その音が響く。
 室内が余計に冷えたように感じた。

レントラー「……副、店長……」

 三人の中で第一声を放ったのはレントラーだ。途切れ途切れの、掠れ気味の声で“副店長”とだけ呟いた。

 そこからは、完全に言葉が消えた。誰も言葉を発さない。いや、発せないのだろうか。ムクホークは、後者の方が大きかった。ルカリオもレントラーも同じだ。

ムクホーク(嘘だろ……!?まさか、副店長が……)

ルカリオ(俺は幻覚を見ているのか……?
 いや、違う。幻覚なんかじゃない。これが現実だ)

 刑事たちも三人の心境を察しているのか、何も話さない。彼らは今、これまでにないほどの絶望を味わっていた。
 まるで、地獄に落とされた気分だった──
 ▼ 45 オムスター@さらさらいわ 15/04/20 19:43:51 ID:pGf7Fz8k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バンギを殺せるやつ・・・
ルカリオさんのインファですかね(笑)
 ▼ 46 ミロカロス@ひこうのジュエル 15/04/24 15:44:33 ID:NxoYSaIE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
最近更新ないな・・・。
紫煙
 ▼ 47 ◆XluLEifYBs 15/04/25 14:44:55 ID:c3ZXw2cc NGネーム登録 NGID登録 報告
 重苦しい空気が張りつめ、沈黙が続く。誰もこの空気を壊そうとはしない。いや、壊せないのだろうか。

「死因は、鈍器で頭を殴られたことによる出血多量だ」

 ワルビルが、メモ用紙を見ながらそう告げる。この瞬間、やっと沈黙が破られた。

レントラー「撲殺……ですか?」

ヘルガー「ああ。さらに、遺体は害者の自宅から二キロ程離れた場所にあった」

ルカリオ「二キロ程も……?そこまで遠くに運ばなければならない理由があったのか……」

ムクホーク「んなもん、犯人に聞かなきゃわかんねえだろ」

 だが、肝心の犯人はわからない。いや、そいつを捜すのが俺達の役目だ──ムクホークは心の中で言い聞かせる。


ムクホーク(こうなったら、絶対捕まえねえとな……)

レントラー(敵は、必ず……!)

ルカリオ(これからも、捜査に協力することにするか……)



 何としても犯人を見つけよう、彼等はそう決心した。
 ▼ 48 スバメ@みどりのプレート 15/04/25 20:35:14 ID:OhaERzZQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 49 シザーX◆akVVZ7TkhA 15/04/25 20:36:18 ID:dPQDtPvs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 50 ◆XluLEifYBs 15/05/03 23:26:32 ID:VRuzwuZs NGネーム登録 NGID登録 報告
──帰り道。

 ルカリオと別れたムクホークとレントラーは、すっかり暗くなった道のりを並んで歩いていた。街灯もあまり効かない道で、互いの姿はあまり確認できない。


レントラー「これから……被害者はどんどん増えてくんでしょうか」

 レントラーがぽつりと呟く。それに対しムクホークは、彼の顔を見ず、

ムクホーク「……さあな。だけど、それを未然に防ぐのが俺達の役目なんじゃねえのか」
 とだけ、答えた。



ルカリオ「(明日、明後日は急遽休店か……
 コンビニが休店というのもおかしな話だが、店の重役が亡くなったのだからな。仕方のないことだろう)」

 ガチャリ、と言う音がしたのを確認すると、ルカリオは一人、暗い部屋の中へと入っていった。

???「次の標的は、──かな……」

 その姿を、誰かが不気味な目で見ていたことも知らず──
 ▼ 51 レッシラムゥ 15/05/03 23:34:21 ID:6kyAhj/M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
お、更新来た
 ▼ 52 ビリリダマ@ベリブのみ 15/05/05 09:35:09 ID:g6eN.VkU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 53 ヒトモシ@イバンのみ 15/05/05 10:15:16 ID:KAW9Bizw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私怨
 ▼ 54 シャワーズ◆.lVeZoFt0I 15/05/05 23:54:21 ID:Bo1PGAwQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 55 キバゴ@あさせのかいがら 15/05/06 16:58:22 ID:nAC3OxMo NGネーム登録 NGID登録 報告
安価立ててくれ
 ▼ 56 レックウザ@こだいのおうかん 15/05/08 10:11:37 ID:f3KCmzxw NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 57 ジーランス@あかいいと 15/05/08 10:56:19 ID:wdTA64.. NGネーム登録 NGID登録 報告
更新してくれ‼︎
支援!!!!
 ▼ 58 ゾロア@シルクのスカーフ 15/05/08 11:52:59 ID:Ez.BXLlo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 60 バリヤード@ウタンのみ 15/05/15 15:08:12 ID:BoXsZvis NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
久しぶりの更新DA
支援
 ▼ 61 ◆XluLEifYBs 15/05/18 00:33:56 ID:CuSekMZI NGネーム登録 NGID登録 報告
お知らせ
日付的には今日から修学旅行に行くので、水曜日の夕方まで更新ができません。
水曜日の夕方にはなるべく更新するので、よろしくお願いします。
 ▼ 63 ◆XluLEifYBs 15/05/20 23:52:20 ID:.mbtzh6w NGネーム登録 NGID登録 報告
ルカリオ「電波時計を見ても、携帯の時計を見ても、やはり11時半を回っている……」

 まさか俺に限ってこんなことになるとは……
と、彼は少し自分を責めた。
 アラームをセットしておけばこんなことには──相手にも迷惑がかかることもなかったのに、と後悔の念もあった。

ルカリオ「迷惑かもしれんが、返信しておくか」


『すまん、今起きた。今からは無理……であろうな』
『あんたの都合がいい日にずらそうとも思うが、これからバイト先でのこと等色々なことがあり、それも無理そうだ』
『大切な話なら、すまんが電話等で伝えてくれ』


 この文章を素早く打ち、相手に送信する。既読がつくのは早く、返信もすぐ来た。


『いきなりごめんね。寝てたなら仕方ないよ』
『別に大した用事じゃないから構わないよb』


 では、何故──は、大した用事ではないのに空き地に呼び出そうとしたんだ……?

 ルカリオにそんな疑問が浮かんだが、気にしないことにした。
 ▼ 64 ◆XluLEifYBs 15/05/29 22:46:28 ID:dSjCumdM NGネーム登録 NGID登録 報告
 葬儀会社と協力して、通夜の準備を朝早くから始めた。呼び出されたのが朝早く、欠伸混じりに準備をする者は少なくなかった。

レントラー「ふああ……眠い……」

エルフーン「僕、帰って寝たいよ……」

ムクホーク「お前らしっ!」

 愚痴をこぼすレントラーとエルフーンを、ムクホークはたしなめた。二人は欠伸をしながらも、愚痴はこぼさなくなった。

ムクホーク「……そういえば、ルカリオの奴遅いな」

 ムクホークは、いつも早くに来ているルカリオがいないことに疑問を感じていた。
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