【ＳＳ】ポケットモンスターディバイン【オルビス地方】

このスレは


【オルビス地方】ポケットモンスターディバイン総合スレPart2【イタリアが舞台】 http://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=788449

【新企画】ポケットモンスターディバイン【イタリアが舞台】
http://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=774757

wiki
https://www65.atwiki.jp/pokemon-divine/


で、途中まで行われていたゲーム制作が中止になったことを受け、ＳＳで完結を目指すスレです。

クライアイ「クラッ！？」

フィカス「ほう…やるじゃないか。クライアイ。大丈夫か」

クライアイ「クライ！　アイ！」

フィカス「よし。クライアイ、あやしいひかりだ」

クライアイ「アイアイ！」ﾋﾟｶｯ！

メラクーン「メラ！？」ｺﾝﾗﾝ

ミコト「メラクーン、大丈夫！？」

メラクーン「メラララ」

ミコト「どうしよう。今なんでも治し持ってないし…」

フィカス「……」

ミコト「ここは一か八か、メラクーン！　かみつく！」

メラクーン「メラー！」ｶﾞﾌﾞﾘ

クライアイ「クラッ！？」

フィカス「！」

クライアイ「ア…アイアーイ…」ﾄﾞｻｯ

フィカス「きゅうしょにあたったか。運のいい奴だ。戻れ、クライアイ」ﾎﾟﾋｭﾝ

フィカス「ご苦労だったな、クライアイ。ゆっくり休め。次は、任せたぞ。ガントレイ」ﾎﾟﾝ

ガントレイ(Ｌｖ３４)「ッガーン！」

フィカス「ガントレイ、マッハパンチ」

ガントレイ「ガンットー！」ｼｭﾊﾞｯ！

ﾄﾞｺﾞｫ!

メラクーン「メラ！？」

ミコト「メラクーン！」

メラクーン「メラ…」ｸﾞｸﾞ

メラクーン「クーン！」

フィカス「ほう。ギリギリ耐えたか」

ミコト「今回復してあげるからね！」

メラクーン「メラー！」

支援

上げ。


もうちょっと待ってね

フィカス「ガントレイ、あいつの手からいいきずぐすりを叩き落とせ」

ガントレイ「トレイ！」ｼｭﾊﾞ!


ﾊﾞｼｨ!


ミコト「！」

ムゲット「何を！？」

フィカス「傷ついたポケモンに回復アイテムなど…お前がやろうとしている事は、傷ついている友を死ぬまで戦わせる気か？」

ミコト「そんな事ありません！」

フィカス「違うな。俺とお前のこのバトルで、ポケモン達が戦い傷つくのは仕方がない事だ。技が決まり、戦闘不能になる事もある。それは仕方がない事だ。人間同士の喧嘩や戦争でも、相手が動けなくなるまで徹底的に痛めつける事がある。やり過ぎれば相手が死に至ってしまう。それは人間でもポケモンでも同じ事だ。痛みを知っていれば、傷ついている者に、さらに傷を負わせようなどとは考えないはずだ」

ミコト「それは…」

フィカス「お前がしている事は、ポケモンを友や仲間と思わず、奴隷としか思っていないという事だ」

ミコト「私は、メラクーンたちを奴隷だなんて思った事は一度もないです！」

フィカス「やはりな…お前には聞こえないらしい。ポケモン達の声が」

ムゲット「声？」

フィカス「そうだ。声だ。バトルを強制され、傷つき、倒し倒され、無理やり回復させれれ、死ぬまで奴隷のように戦わせられるポケモン達の叫び声だ」

ミコト「ムゲット、聞こえる？」

ムゲット「いや、僕には…」

フィカス「聞こえないという事は、お前達はポケモンを奴隷とみなしているという事だ。お前達のような奴に、ポケモントレーナーを名乗る資格も、ポケモンを持つ資格もない。今すぐにここで、お前達のポケモンを解放し、俺達に渡せ。そして、二度とポケモンに関わるな」

ミコト「申し訳ないですけど、そんな事、受け入れるわけにはいきません！」

ムゲット「僕もです。ポケモンに関わる関わらないは、僕たち自身で決める事です、アルカナ教団に言われて、決める事じゃありません！」

フィカス「悪魔の使徒どもめ…愚かな奴らだ」

神父「悪魔の使徒は、あなた方の方です。神は、すべての人々とポケモンに対して平等です。すべての人々にポケモントレーナーになる権利が、ポケモン達と仲間になる権利があるのです。それを、あなた方のような、ねじ曲がった。ましてや、トレーナーに対して直接攻撃をするような者に、裁きを与えないわけがありません！」

フィカス「神父。お前のつかえている神を頂点として、我らアルカナ教団。いや、オルテンシア様は新たな世界を作ろうとしているのだ。邪魔をするものは、たとえ神父であろうと、直接攻撃する事もいとわない。それが俺達だ」

神父「おお、なんと！　神は汝らを許したもうだろうか」

フィカス「黙れ。ガントレイ、神父を黙らせろ」

ガントレイ「ッガーン！」ｼｭﾊﾞｯ

ミコト「いけない！」

メラクーン「ッラクーン！」ﾊﾞｯ

ﾄﾞｺﾞｯ！

ミコト・神父・フィカス「！」

支援

ミコト｢メラクーン！｣

フィカス｢ポケモンが、盾になっただと？｣

神父｢おぉ、なんと…！ 私を守ってくれたのですか？｣

メラクーン｢メ…ラ…｣

神父｢ありがとうございます。あなたのおかげで、私は無事ですよ｣

メラクーン｢メ…｣

フィカス｢……｣

ミコト｢ありがとう、メラクーン。戻って｣ﾎﾟﾋｭﾝ

ミコト｢今度はこの子！ お願い、ピッカリー！｣

ピッカリー｢ッカリー！｣

フィカス｢ガントレイ、マッハパンチだ｣

ガントレイ｢ガンッ！｣ｼｭﾊﾞ！

ミコト｢ピッカリー！ かわしてかみなりのキバ！｣

ピッカリー｢ピッカ！｣ﾊﾞｯ

フィカス｢何っ！？｣

ガントレイ｢ガンッ！？｣

ピッカリー｢ピー…カー…｣

フィカス｢ガントレイ！ よけろ！｣

ガントレイ｢ガンッ…｣

ピッカリー｢ピッカー！｣ｶﾞﾌﾞﾘ！

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ！ ﾋﾞﾘ！

ガントレイ｢ガガガガガ！？｣ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

フィカス｢！？ ガントレイ！｣

ガントレイ｢ガ…ガン…｣ﾄﾞｻｯ

フィカス｢……！｣

ミコト｢やったぁ！｣

フィカス｢…戻れ。ガントレイ｣ﾎﾟﾋｭﾝ

フィカス｢なるほど…いいだろう。お前の勝ちだ。ここは退こう。だが、また会うだろう。我らアルカナ教団に仇をなすお前達から、必ずポケモン達を解放させてやる｣

じあげ

ミコト「神父さん、けがはないですか？」

神父「勇敢なポケモンと、あなた方のおかげで無事ですよ。どうもありがとうございます」

ミコト「よかった」

神父「しかし、アルカナ教団は噂に聞く通りの危険な人達の様ですね。目的の為なら、たとえ子供相手や私のような者でであろうとも、直接攻撃をする事をいとわないとは」

ミコト「そうですね。まさか、トレーナーではない神父さんを攻撃するとは思いませんでした」

神父「先ほどのトレーナーは、よほど過去につらい経験をしたのでしょう。噂に聞いていたよりは、やや妄信的と言う感じがしますね」

ムゲット「僕もそう感じました」

ミコト「うーん。私はそう感じなかったけど…」

神父「感じ方は人それぞれですから。それより、ポケモンの回復をしてあげましょう」


神父「これでもう大丈夫ですよ」

ミコト「ありがとうございます」

神父「いえいえ。あなた方に神のご加護がありますように」




――某所


フラン「お兄様」

クラン「なんだい？」

フラン「スイーツを食べ過ぎて、少し気持ち悪くなってきましたわ」

クラン「全く…いくらお祭りで色んな地方の屋台が出てるからって、食べ過ぎだよ」

フラン「面目ないですわ」

クラン「カフェでコーヒーでも飲んで落ち着こうか」

フラン「そうしますわ」


――某所


ミコト「スタンプラリーも終わったし、夜は仮面舞踏会の目玉のパレードがあるね」

ムゲット「見に行くかい？」

ミコト「うん！」

ムゲット｢じゃあ、夜まで時間を潰さないと｣

ミコト｢少しお腹も空いたし、カフェでお茶でもしてこうよ！｣

ムゲット｢そうだね｣

ミコト｢じゃあ、行こー｣


━━某所


アネモネ｢負けた？｣

フィカス｢ああ、そうだ｣

アネモネ｢あなたが負けるなんて…｣

フィカス｢予想外か？ だが、負けたんだ｣

アネモネ｢そう…｣

フィカス｢まさか、ポケモンが自分の意思で、盾になるとは思わなかったからな｣

アネモネ｢何ですって？ 盾になった？｣

フィカス｢そうだ｣

アネモネ｢なんて事…｣

フィカス｢まったくもって予想外だ。それだけ、奴等の間には主従関係が出来ているんだろう｣

アネモネ｢主従…ならば、なんとしても私達が解放しなければならないと言うことね｣

フィカス｢ああ、そうだな。オルテンシア様が目指す世界実現の為に｣

アネモネ｢オルテンシア様の為に！｣

これポケモンじゃなくてもよくね？

あげ

ＳＳ更新できないなあ…

保守。

SS中々更新できないなぁ

あげ

SS更新したい…中々出来ない…

>>227
無理に向こうに関わらないで
SSに専念した方がいいのでは

>>228
休みの日に色々やることが山積みだったり、予定が入ったりして時間がね…

今日こそはと思ったけど、年末による家に手伝いとかで色々忙しいから無理っぽい。

申し訳ない。

保守。

いつになったらかけるのか…

保守。

またかけなかった…

>>232
お疲れ様です、続きを待ってます
キングダムが企画終了の方向へ向かっているみたいなので
無理に気にしないでフランとクランはここで考えていいと思います

――カフェ


ミコト「ムゲットは何にする？」

ムゲット「僕はエネココアかな」

ミコト「じゃあ、私もそれにしよっと」

ムゲット「何も同じのにしなくても」

ミコト「ムゲットと同じのがいいの！」

ムゲット「なら、良いけど」

アネモネ「お邪魔していいかしら？」

ムゲット「え？」

ミコト「あ、昼間のお姉さん。どうぞどうぞ」

アネモネ「ありがとう。お邪魔するわ」

ミコト「おごりますけど、何か飲みます？」

アネモネ「自分で払うから、気持ちだけ受け取っておくわ」

ミコト「そうですか」

アネモネ「店員さん、ロズレイティーをお願い。ホットで」

ミコト「私達はエネココアで」

店員「かしこまりました」

ムゲット「あの、どうしてここへ？」

アネモネ「ちょっと調べものがあってぶらぶらしていたら、あなた達の姿が見えたものだから」

ミコト「あの、調べ物っていうのは？」

アネモネ「伝説のポケモンについて少しね」

ムゲット「へえ」

アネモネ「ところで、さっきアルカナ教団の人間とすれ違ったけど、あなた達、アルカナ教団と戦ったのかしら？　子供二人に負けたって、騒いでいたのだけど」

ミコト「えっと、まあ」

ムゲット「教団員の人達とは二人で戦いましたけど、幹部みたいな人とはミコトが」

アネモネ「そう…あなた強いのね」

ミコト「それほどでもないですよ。幹部の人も強かったので」

アネモネ「あら、意外ね」

ムゲット「またいずれ会うって言ってたし、僕もミコトに負けないようにしないと駄目ですね」

アネモネ「頼もしいわね。お姫様を守るナイトさんかしら？」

ムゲット「えぇ！？　そ、そんなのじゃないですよ！　僕はまだまだミコトより弱いですから」

ミコト「え〜？　ムゲットもそこそこ強いと思うけどなぁ」

ムゲット「僕はまだ弱いよ。君みたいにトリッキーな戦い方は出来ないから」

店員「お待たせしました。エネココア２つとロズレイティーです」

アネモネ「ありがとう」

ミコト「でも、ボルモットやマシュリ達には凄く懐かれてるよね」

ムゲット「そうかな？」

ミコト「そうだよ」

アネモネ「好かれてるのね」

ミコト「ボルモットとムゲットは昔から一緒にいますから」

ムゲット「でも、マシュリは旅に出てからゲットしたポケモンだろ？」

ミコト「でも、マシュリは自分からゲットされたじゃない。ムゲットの事が気に入ってくれたんだよ」

ムゲット「そうかなあ？」

アネモネ「彼女の言う通りよ。ポケモンが自分からゲットされに来るのは、滅多に無い事だから」

ムゲット「そうなんだ」

ミコト「ムゲットはポケモンに好かれる何かを持ってるのかもねぇ」

ムゲット「うーん？」

アネモネ「(この子は…もしかしたら…)もう少し二人と話をしていたいのだけれど、夜はパレードがあるし、参加するのでしょう？　邪魔しちゃ悪いから、私はこれで失礼するわ」

ミコト「あ、そうですね。もうすぐ時間か」

ムゲット「そろそろいこっか」

ミコト「うん」

アネモネ「ここは私が払っておくから、あなた達は先に行きなさい」

ムゲット「え、でも…」

アネモネ「気にしなくていいわ。また、どこかで会う事があるかもしれないし」

ムゲット「じゃあ、お言葉に甘えて。ありがとうございます」

ミコト「ありがとうございます。行こう、ムゲット」

ムゲット「うん」

アネモネ「パレードと行っても、夜は危ないところもあるから、気を付けなさい」

ミコト・ムゲット「はーい」ﾀｯﾀｯﾀ

保守

これ、ママ「ほら、早く起きなさい！」のパクリじゃない？
イタリアモチーフの舞台とか所々類似してるし

>>237
そのSS読んだことないし、パクリって言われても…

>>238
これだね、見たらパクリと頷けない事もない
https://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=1090407

後描き人さんにアドバイス
オリポケの名前にシュレージュは使わない方がいいと思うよ
あの騒動でシュレージュという名称がBBS全体で忌み嫌われる単語になってしまったから
pixiv等に移籍するか別の名前をそのオリポケに考えてみては？

>>239
描き人さんも気の毒としか言えない

>>239
先にこっちで産み出されて、使ってたのを名前代えろと言われてもな…だったら、フラワールも代えなきゃいけないし

後、モチーフ被りはあることだし、今さら言われてもなと。

ていうかBBS全体で忌み嫌われてる〜とかさすがに大げさすぎ
シュレージュなんか知らない人の方が圧倒的に多いと思う

あげ

保守。

中々更新できないなぁ

保守あげ

リアルイタリアがやばい

保守。

支援

保守

保守あげ

アネモネ「…可能性、ありね……」



司会「お待たせいたしました！　ただいまより、仮面舞踏会を始めます！　まずは恒例のパレードからです。皆さま、どうぞお楽しみください！」

ミコト「良かった間に合った」

ムゲット「本物の仮面舞踏会は初めて見るな」

ミコト「そうだねー。いつもテレビだったから」


モストロ「はわわわ。ラチェ…フォルゴレ何処ですか〜？」

フォルゴレ(ラチェット)「モストロ、僕はここだよ。君の隣さ」

モストロ「ほっ、良かった。安心しました」ｷﾞｭｯ

フォルゴレ「人が多いからね。はぐれないようにしないと」

モストロ「そ、そうですね」

フォルゴレ「皆動き出したし、僕達も行こうか」



フィカス「始まったか。俺達も行くぞ」

アルカナ教団員達「はっ！」


ミコト「見てみてムゲット！　パレードが来たよ！」

ムゲット「うん。皆着飾ってるよね。すごいなぁ」

ミコト「私もいつか、これに参加したいなあ」

ムゲット「ま、もう少し大人になってからだね」

ミコト「うん。あ、モストロさんだ。おーい」


フォルゴレ「おや。ミコト君達じゃないか。手を振ってあげたらどうだい？」

モストロ「あ、そうですね」


ミコト「あ、振り返してくれた。わーい」

ムゲット「隣の人はラチェットさんかな？」


アネモネ「…フィカス」

フィカス「何だ」

アネモネ「状況は？」

フィカス「まだ何ともだな」

アネモネ「そう…」

フィカス「教団員達には、この機に乗じて多くのポケモン達を解放し、信者も増やす絶好の機会だと言ってある。よほどのことがない限り、へまはしないだろう」

アネモネ「あの子供たちの事？」

フィカス「そうだ。あの二人は我々アルカナ教団にとっては脅威となるだろうな」

アネモネ「正確には、１人の方が正しいかもしれないわね」

フィカス「どういうことだ？」

アネモネ「あの二人のうち、男の子の方は、こちら側に引き入れられる可能性があるわ」

フィカス「そうか」

アネモネ「あの子達と戦う事になるのなら、次は私が戦うわ」

フィカス「分かった。お前に任せる」


ミコト「パレードの人達ってどこまで行くんだろうね？」

ムゲット「パンフレットによると、街をぐるっと一周して戻ってくるみたいだよ」

ミコト「そうなんだ」

ムゲット「ここでずっと待っててもいいし、パレードの人達と一緒に周ってみるのもいいかもね」

ミコト「そうだ。せっかくだし、シュガーのゴンドラに乗りながらパレードを見てみようよ！」

ムゲット「あ、そうだね。水上からだとよく見えるかもしれないし、行こうか」ｽﾀｽﾀ



アネモネ「あれは…」




――ゴンドラ乗り場


ミコト「おーい、シュガー」

シュガー「あ、ミコトムゲットいらっしゃーい」

ミコト「パレード中もゴンドラはやってるの？」

シュガー「もちろん。ゴンドラからパレードを見るツアーもあるくらいだからね。二人もゴンドラに乗ってパレードを見る？」

ムゲット「うん」

シュガー「オッケー。じゃあ、乗って」

ミコト「はーい」

アネモネ「私もまた一緒に乗らせてもらっていいかしら？」

シュガー「もちろんですよ」

じあげ