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SS

【SS】ポケットモンスターデリート【本編】

 ▼ 1 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 18/03/26 23:09:53 ID:RlOlXtto NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アローラ地方でのウルトラビースト……UBの出現から15年が経過した……

ジポング(日本)の経済はジョウト地方とホウエン地方の間に位置するタイキョク地方の大企業、『ミロティックグループ』に牛耳られていた

ミロティックグループ本社があるタイキョク地方。ここはかつて天才エンジニアのラッカーが情報化を導いた地方である

多種多様なポケモンが生息し、独自の生態系を築いている

そんな地方で起きた物語である
 ▼ 806 コッチ@てんかいのふえ 19/07/31 23:29:08 ID:c7WofCeI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
更新楽しみにしてます
シエンネ
 ▼ 807 レイシア@グラシデアのはな 19/08/01 20:45:35 ID:Hp9UTcEA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援!
 ▼ 808 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:42:18 ID:772IePWI [1/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライキ「フフ……アヒャヒャヒャヒャ!!!」

は? いきなり怖ぇよ!?

ライキ「いやー……見事やなぁ」パチパチ

ライキ「せや、これこそタッグが協力して出来る技や」

ライキ「ホラ、持ってき! デバイスバッチや」スッ

リア「有難うございます」

セト「ありがとうございます!」

コイツでバッチも5つ目か……後残り3つだな

ライキ「それと……これこれ、『10まんボルト』のコードや」ホイッ

『10まんボルト』……誰か覚えたっけ?

ライキ「それと賞金は安心し、ポケバッグで自動でキミらんトコに支払われとるわ」

よし! 時間の超かかったアプデやっといて良かったぜ!

ライキ「ほいで…キミらはギャラドス組に乗り込むんやな?」

画像…デバイスバッチ
 ▼ 809 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:42:52 ID:772IePWI [2/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リア「ええ、気持ちは変わりませんよ、それが僕らの役割ですから」

ライキ「ふむ……役割なぁ」

そうだよ! アイツらピッピ達を捕まえてやがって……!

ライキ「リア君、キミがどんな役割を担っているのか教えてくれへんか?」

リア「どんなって……僕のファンが奴らの被害に遭ったんです、それも女性ファンがね」

リア「ファンが被害を受けたら守りその被害を防止する……それがモデルとしての僕の役割です。その被害の根源を断ちに乗り込むんですよ」

ライキ「なるほどなぁ、キミにも役割がある。でも俺にも役割があるんや」

リア「ジムリーダーとしての役割ですか」

ライキ「それもやけど……特にこの街のジムリーダーとしての役割やな」

リア「……」

この街……コキヒシティの事だよな、やっぱ大都市は違ぇのかな?

ライキ「ところでリア君、コキヒシティの別名を聞いた事あるかいな?」

リア「『技術と平和のハイテク都市』ですね?」

平和? ヤクザの本拠地がある街に一番ミスマッチな言葉じゃねぇか
 ▼ 810 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:43:52 ID:772IePWI [3/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライキ「せやせや、技術は言われんでも分かると思うけど……」

確かにホログラムの広告とか凄そうなの沢山あったな

ライキ「平和はどうや? ピンと来るやろか?」

リア「……サザバネ島」ボソリ

ライキ「せや、鋭いなぁ」

サザバネ島? どっかで聞いた事があるような無いような……

ライキ「今は立ち入り禁止やけどな、あそこには超弩級決戦砲がある」

!?!!?!?

セト「ええッ!? ンな危ねぇモン……」

ライキ「ハハ、安心し、半壊状態でな」

半壊状態? それでもビビるわ! ……まぁダギバは鼻血噴出してブッ倒れるんだろうけどよ

リア「100年前の負の遺産…というやつですね」

ライキ「せや、100年ぐらい前の旧ジポング軍が残したトンデモ兵器…やな」

ライキ「簡単に言えば……せや、カロスのセキタイで地面から生えてきたデカブツ……知っとるか?」

セト「ええ〜っと……確かもう十何年前ですよね、ネットで見た事ならありますよ」
 ▼ 811 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:45:03 ID:772IePWI [4/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライキ「その通り! アレが出て来た時は俺もガキだったし覚えてすらおらんのだけど……」

ライキ「実はアレ、3000年前の兵器だったらしいんや」

リア「噂には聞いた事がありますが……確か発射にポケモンの生体エネルギーが必要だったのだとか」

アレ現代アートってヤツじゃなかったんだな……

ライキ「らしいなぁ、こっからは俺が話させてもらうけど聞いてくれるか?」

セト「ええ」

リア「…」コクリ

ライキ「今から百何年前、世界中の力を持った国が帝国主義を掲げていた時代や。 いろんな国がいろんなやり方で領土や植民地を広げようと画策しとった……」

ライキ「そうなると自然に国同士の衝突が起こる。 そしてそれが戦争に繋がるんやけど……まぁかつてのジポングも例外やなかった」

ライキ「当時ジポングは外交でやらかして国際機関から孤立しとった。 それで他の孤立しとる国と同盟を結んで様々な国と対立し侵攻を開始した……要するにケンカを売りに行ったんや」
 ▼ 812 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:45:58 ID:772IePWI [5/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライキ「当初は一方的な侵略戦争でジポング軍が優勢やったんやけど徐々に追い詰められていってな、そんな中カロスの文献の『最終兵器』に着目したエンジニアがおったんや」

ライキ「それで『最終兵器』の複製プログラムが開始、そしてコキヒ近海のサザバネ島にオリジナルより倍近くある大きさの砲台が設置されたんや」

ライキ「その射程範囲の広さと威力の高さで直接敵国の首都を狙う予定やったんやけど……砲台自体が戦時法で違反でなぁ」

ライキ「ポケモンの生体エネルギーを使う……そこが思いっきりアウトやったんや、でも軍はそんなの御構い無しに建造を続け…完成させたんや」

ライキ「そして次の問題がポケモンや、これは酷いでぇ、簡単に言うと島の近場……タイキョクの住民から徴収したんや」

ライキ「もちろん住民は嫌がったんやけどな、まぁ強制的に奪われたんやって、脅しは当然、酷いときには暴行もされたんだと」

ライキ「紆余曲折あって発射に必要な分以上のポケモンの回収に成功し、いざ発射! となったんやけどそこで砲台が暴走。 敵の首都を焼き払うつもりがコキヒを焼き払ってしまったんや」

ライキ「その数年後にジポングは降伏、軍上層部は処断、軍も解体されサザバネ島は立ち入り禁止区域なったんや」

ライキ「その砲台にも正式名称はあるんやけど、みんな戦争への過ちの思いを込めて『生贄の巨砲』と呼んでるんや」

ライキ「……はー、終わりや! 長話ですまんかったなぁ」

ヒッデェ話……今の時代にポケモン達と生まれて良かったぜ

ライキ「んで…さっきのがコキヒが平和の街って呼ばれる所以なんやけど、100年も過ぎるとどうなるか分かるか?」

リア「それを知っている人が少なくなる……その辺りでしょうか」

ライキ「それもそうやけど、当時の『強い』ジポングに憧れるヤツらが出てくる事や」
 ▼ 813 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:47:02 ID:772IePWI [6/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライキ「指導者が死んでもその思想は何かを媒体として残る。 それを受け取るヤツはその指導者自身でないからオリジナルをそのまま受け取る事は出来ひん。 元々自分が持っていた思想と混じって純度は落ちる筈や」

ライキ「そして実行へと移す……最悪の展開やな」

ライキ「俺らにとっては禁忌の地でも、そんなヤツらにとっては聖地やからなぁ、あの島は」

リア「まさか『この街のジムリーダーとしての役割』とは……」

ライキ「やっぱり鋭いわ! そう、あの島を変なヤツらから守る事、そして戦争を忌むべき負の遺産として残す事や」

リア「それをジムリーダーの仕事に加えあの男に頼まれたのですか?」

ライキ「いや、それはエイタからは……」

──9年前──

エイタ「お前には……コキヒを担当してもらいたい」

ライキ「コキヒか! よっしゃあ大都市やんけ!」ヨッシャ!

エイタ「オマケで反社会勢力も付いてくるがな」フッ!

ライキ「それはもう……俺に任せときぃ!」

エイタ「クククッ……なら良いか、一番信頼できるお前で正解だな」

エイタ「一応最後に……」

エイタ「『生贄の巨砲』と『零の党』には目を光らせておけ」

────────────────
 ▼ 814 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:48:40 ID:772IePWI [7/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リア「『零の党』……ポケモンリーグ現会長のギリソウが所属していますね」

また出やがったなコンテストの敵野郎!

ライキ「せや……当時はまだちっぽけな政党やったけど今ではギリソウの指揮の下一大政党や」

ライキ「この就職大量絶滅期に上手いこと失業者やニートの処理をしたけどな……」

リア「はぁ、ニートも」ジーッ…

俺を見んじゃねぇ! あんな野郎の世話になるぐれぇならニートのままでいてやるよ!

ライキ「実態は過激なゼノフォビア、レイシスト、ナショナリストの集団や、ポケモンの事も食料や資源生産マシーン、兵器ぐらいにしか見とらん」

……? ムズい言葉だな……取り敢えずヤベェのは分かったから関わらないようにするか……

リア「成る程……そりゃ目を光らせておかなければならない訳ですね」

ライキ「そう言う事や、話が長くなったけどこれが俺の役割。 自分で決めたな」

リア「自分で? でもあの男は……」

ライキ「エイタ自身は、『守れ』『残せ』なんて言ってないやろ?」

リア「……」

ライキ「誰かに与えられた役割はちゃんとこなさんとアカン、でも自分で決めた自分自身の役割は投げ出したくなったら投げ出せばエエ、変な話単なる自己満足やからな」

リア「……」

ライキ「ああ別に止めるつもりは無いんやで、やばくなったらすぐ逃げぇや。って事やで! でも……」

ライキ「モデルさんに役割があるとしたら、ファンの復讐に行くよりもファンの子にカッコいい姿を見せ続ける方が役割に合ってると俺は思うけどな」
 ▼ 815 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:49:38 ID:772IePWI [8/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リア「……!」

ライキ「……ま、あくまでも個人の意見です。ってヤツやけどな!」

リア「……」タッタッタッ…

は〜……ってリア!?

セト「おいお前ちょっと待て……ウィーン…

行っちまったぜ……

ライキ「ま、リア君も自分なりに思う所があるんやろ、キミがストッパーやで」

セト「えっ、俺が…」

ライキ「見た感じリア君の精神は少なからず安定しとらん……敵の挑発に直ぐに乗ってしまうやろう」

ライキ「やからやばい時はキミがひこずってでも逃げるんやで、ええな?」

セト「え、ええ……」

ぶっちゃけアイツ俺なんかが止めても聞かなそうなんだけどな……
 ▼ 816 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:50:48 ID:772IePWI [9/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜エントランス〜

いねぇな外か……それならとっとと……「待ちぃ!」

セト「?」バッ

セト「お前かよ……」

マルテロ「アンタのポケバッグ見てみ」

あ? ポケバッグ?

セト「ヘッ、何だ? ウイルスでもブチ込んだのか?」ピピピッ

って……!

マルテロ「ふっ! どうや?」ニヤッ!

セト「げんきのかけらにすごいキズぐすりじゃねぇか……くれんのか?」

マルテロ「ま、まぁソレぐらいくれてやるわ!」プイッ!

しかも10個あんじゃねぇか……ラッキー!

セト「ツンデレってヤツか? まぁあのフィニッシュ見りゃ誰でも俺の……「アンタやなくて……」

マルテロ「リア君のやで、ソレ。 渡しそびれたからアンタには運んでもらうだけやで」

セト「へ?」

マルテロ「そう言う事やからアンタが使ったらアカンで、ほなな」ブゥン…

消えちまった……
 ▼ 817 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:52:23 ID:772IePWI [10/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜コキヒジム前〜

ウィーン…

あ、外で待ってたんだな

セト「よぉ、行くか?」

リア「……ああ」

俯きかげんで答えた
 ▼ 818 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:54:19 ID:772IePWI [11/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜イーストエリア ギャラドス組本部前〜

セト「はぁ……デケェなぁ」

いかにも純和風! って感じのバカデカい屋敷が目の前にある

リア「……ライキさんの言葉を聞いて」

セト「ん?」

リア「まぁ僕にも色々思うところはあるんだけど…….」スタスタ…

どうしたんだよ急に語り出して……どうせその門閉まってるだろ

リア「取り敢えず今は……」スッ……

あ? 右脚上げて……

ドスゥゥゥゥン!!!

セト「ハァッ!?」ギョッ!

組員達「!!???!」ビクッ!

リア「パーティーと行こうじゃないか!」スチャスチャスチャ…

バケモンかよアイツ……それに6個のボール?

組員「お、オイ来たぞぉぉ!!」

ドタドタドタ…

足音……なるほどな

リア「セト! お前もこう言うのはやった事あるだろ?」

セト「おうよ……やった事ならな」スチャ…

組員A「……黙れや青二才がァ! お前ら舐めてんじゃねぇぞ!」スチャ!

ざっと20か……
 ▼ 819 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/05 23:55:51 ID:772IePWI [12/12] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リア「じゃあ始めるかい?」シュッ!

セト「ああ始めようぜ……」シュッ!

ルクシオ「ルルゥーン!」

アブソル「クオォォォオッ!」

ベビオヴィ「ヴィヴィ!」

ハッサム「ムッ!」

クチート「ちゃあっ!」

キリキザン「……ザッ」

アブリボン「ぶぶりぃ!」

ルカリオ「くわあっ!」

ピクシー「クピッ!」

スキュリーク「クルルル……!」

リア「ショータイムをねぇ!」

セト「血祭りに上げてやろうじゃねぇか!」

いやそこは合わせろよ……

リア「相変わらずの口の悪さだ」ボソッ

セト「ああ!?」


セトのテーマ2
https://soundcloud.com/q5avuwfjq2pq/seto-theme-fighting
 ▼ 820 ニューラ@どくけしのみ 19/08/06 16:32:10 ID:9A16bcb6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
設定はwikiで見ただけだったからカロスの最終兵器のコピーまであったのは知らんかった…
 ▼ 821 ノガッサ@ナナシのみ 19/08/06 16:56:58 ID:.gw244Yg NGネーム登録 NGID登録 報告
主人公のテーマ戦闘曲とは面白い試みだな
支援
 ▼ 822 ラカッチ@サーナイトナイト 19/08/08 06:42:52 ID:GzdEE/TM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 823 リミアン@だいちのプレート 19/08/08 22:40:45 ID:4ynY06zg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンネ
 ▼ 824 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:20:42 ID:44IYsIpY [1/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
組員B「ひ、怯むんじゃのぉ! 束になってかかるんじゃ!」シュッ

ヤンチャムやマンキーにそれにズルッグたち……フェアリーのカモじゃねぇか!

リア「行くぞ! 左から『スパーク』 『サイコカッター』『むしくい』『つばめがえし』 そして……」ニッ

リア「空中に『ヘドロばくだん』! そして『はどうだん』で爆弾を破裂させろ!」

スキュリーク「キュラァ…」ブワッ……

組員D「何のつもりだぁ…? 構わねぇ、やっちまいなズルズキン!」

ズルズキン「ルルルゥ!」ダダッ!

ルカリオ「わっ!」パシュッ!

『はどうだん』は速すぎて並のポケモンでは捕捉不可能……向かって来るが良いさ

十数余のポケモンが360度からリアに迫る……

ブワッ!

組員L「ああ? 何だこりゃあ!?」

組員P「おい! 何ボーっと突っ立ってんだよ! シバくぞコラ!!」

ポタポタポタポタ……

ズルズキン「ズズズ…」ピクピク……

ゴロンダ「ダァ……」ピクピク……

リア「どうだい僕からのウェルカムドリンクは? この場合……ウェルカムレインかな?」
 ▼ 825 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:21:18 ID:44IYsIpY [2/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
組員P「んだとォ……!」

リア「ハッハッ 神経毒の隠し味にすっかり魅了されちゃって……」

組員O「神経毒だァ!? ワレ汚ねぇぞ!!!」カッ!

リア「汚い? ……まぁ僕は一人に対して十何人でかかって来るのも十分に汚いと思うけど……」

リア「僕にも役割があるんでね」パチッ!

ズバット「ばぁっ!?」バチバチッ!

マタドガス「ドガッ」スパッ

ワルビル「ビビィ!」バスバスッ!

ズルズキン「ズァッ!」スバッ…ザクゥ!

組員D「何だと……」ガクッ…

リア「さぁ、パーティーはまだまだこれからだよ!」バッ
 ▼ 826 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:22:01 ID:44IYsIpY [3/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方……

セト「うおっ危ねッ! ちゃんとポケモン狙えよ糞エイム野郎!!」

組員F「るっせぇなガキが! ベトベトン! 『ヘドロばくだん』じゃ!」

ベトベトン「ベェ!」ブェッ!

セト「テメェまたじゃねぇか! 一回でも許さねぇのに……

アッヤベェ……対応できるポケモンがいたとしても毒タイプの技じゃねぇか! このままじゃ……

クチート「ちぃっ!」バァン!

セト「クチート!」

自分から……しかもコイツ鋼タイプあるから毒技は全然怖くねぇ!

クチートはハサミでヘドロを受け止め、逆にベトベトンに投げ返してやった

クチート「ちぃ…」ブン

確かに一対複数のバトルは句芒の廟でサイバー団のヤツらとした事はあるけど今回は人数が全然違ぇ! ……フェアリー弱点のポケモンも多いけど正直かなりキツいぜ……
 ▼ 827 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:23:00 ID:44IYsIpY [4/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「今だ『マジカルシャイン』!」

ピクシー「ピアッ!」ピィィン!

けどああ言った手前ンなヤツらに負けてらんねぇな、行くぜ!

咆哮と絶叫、切断音と打撃音、発射音が飛び交い勝利の雄叫びと敗者の断末魔が響き十数分後……

セト「ハァ……コレで懲りたかテメェら?」ゼェ……

組員I「ハィィィ! どうか、命だけはぁ!!」

セト「バカ野郎、テメェらしたっぱごときにそこまでする気はねぇよ……つかテメェを殺っても何にもなんねぇだろうが……分かったらとっとと消えろよザコ!!」

組員I「ヒエェェェ!」ダダダダダッ!

リア「ヤクザらしくないな」

うおっ! いきなり声かけんなよ!

セト「まぁな……新入りかイキってるヤツらなんだろ」

リア「さぁ……そこは神のみぞ知るだけど……」チラッ

ん? 俺のポケモンになんか付いてんのか?

リア「ポケモンは状況によっては剣よりも鋭く、銃弾よりも貫通力が高いのは確かと言う事さ」
 ▼ 828 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:23:48 ID:44IYsIpY [5/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「ああ? 要するに脅しに効くって事かよ?」

リア「まぁそうとも言えるけど……」チラッ

組員O「オノレェ……」カチャッ

セト「あ? どうしたって…うおおぉぉ!!!」

アイツ拳銃構えて……

組員O「死ねやぁ!!」グッ!

リア「フッ」

パシュッ!

セト「リアァァァァ!!!……あれ?」

組員O「何なんだよコレ……」

拳銃に弾、それに薬莢も浮いてんじゃねぇか……

リア「『サイコキネシス』……思った通りだったねルカリオ」

ルカリオ「くるっ!」

リア「フン」カチャッ

リアを殺そうとしてたヤツの持ってた拳銃がいまや逆にリアの手に……
 ▼ 829 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:24:40 ID:44IYsIpY [6/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
組員O「ウッ!」ビクッ!

リア「怖いか? この銃口から鉛玉が放たれるのが……」

組員O「あ、ああ……」

リア「確か薄い眉のお前は僕の作戦を汚いと罵倒していたね?」

組員O「……」コクリ

リア「古代から生物には共通している本能がある……『生き残りたい』って言うね」

リア「その為にも生物はあらゆる手段を使って生き残って来た……『卑怯だ』などと評されつつね」

リア「でもそれは生き残れなかった者の愚痴にも聞こえないか? 正々堂々、自らの腕っ節だけで生き残ろうとした奴らのね」

リア「既にポケモンバトルにもその時代の流れが来てるのさ、これからはポケモンの力だけではない、トレーナーのここも大切だってね」ツンツン

そう言ってリアは人差し指でこめかみの辺りをつついた

リア「どうせお前達は『数で押せば何とかなる』と作戦も何も考えていなかったんだろ?」

組員O「……」コクリ

リア「……フッ」

リア「もうそんな化石みたいなトレーナーは必要ないのさ、化石は化石らしく地面に埋まってな!」グッ

パシュッ!

ハァ!? あの距離で撃ったら……
 ▼ 830 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:25:14 ID:44IYsIpY [7/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リア「……」

組員O「……あれ? 生きてる?」ピンピン

良かった……かは分かんねぇけど死人が出る事にはならなかったぜ

リア「……行こう」

セト「お、おう……」

ポケモンの腕っ節だけじゃなくてトレーナーのおつむも大切、正々堂々なんて形だけのモン……どっかで聞いたような気がするけどよ……まぁいいや
 ▼ 831 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:26:03 ID:44IYsIpY [8/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜ギャラドス組本部〜

セト「なぁリア、このアイテムマルテロからお前にって」スッ

例のポケフォンの画面を見せた。 するとリアは……

リア「ハハッ! もう十分だよ、僕も彼女から貰ったからね」

……あ?

セト「でもアイツ『これはリア君の! お前使うなハゲが!』って…」

リア「ふふふ…セト、彼女は何だったっけ?」

何だったっけ? アイツ確か人工知能だよな

セト「人工知能だろ? AIってヤツ」

リア「その通り、でもなんでAIがお前みたいな奴におつかいさせるなんて非効率なやり方を取るんだ?」

リア「そもそも僕のポケフォンに直接送信すれば良い話じゃないか」

セト「確かに……って誰が非効率なやり方だよ!」

リア「ま、そんな訳でそのアイテムはお前の物にすれば良いさ。 僕の分はあるからね」

セト「おう……ラッキー!」ヨッシャア!!

リア「……鈍いな」ボソリ
 ▼ 832 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:26:48 ID:44IYsIpY [9/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その後も俺とリアは組員達と戦いながら本部を探索した。 リアの言っていた通り組員達のバトルの腕は低かったけど、数で押されて来たら面倒な事ありゃしねぇ

セト「オイ……組長自ら出て来るんじゃねぇのかよ? これだけの相手しても出て来ねぇじゃねぇか!」

あのキリシマって野郎も例の2人組もいねぇしよ……

リア「その筈なんだけど……まだ屋敷は広い、まだ諦めるのはまだまださ」

セト「そりゃそうだけどよ……」

パパッと出てきてパパッと倒されてくれたら良いのによ

しばらくすると式場みたいな和風の大広間に出た。 だだっ広い畳の部屋、組員は誰もいないので引き返そうとしたところ……

ズズズ……ガタッ

セト「ん?」

襖が開く音、振り向くとクリップボードを持ったメガネの女がいた
 ▼ 833 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:27:57 ID:44IYsIpY [10/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「! おいテメェ……!」

見ると女の袖にはギャラドス組の組紋が……しかも服装もしたっぱとは違ぇ

???「どう言う了見かは分からないけど……」カリカリカリ…

???「出て行きな。 ここはカタギが来るような場所じゃないんだよ」

何だとォ…!?

セト「帰るワケがねぇだろうが! さぁとっとと組長連れて来いよ!」

???「ハァ……とは思ったけど。 仕方ないねぇ……」

???「この先に進みな! そうしたらオマエ達が探してる人がいるさ!」

セト「言っちまって良いのかよソレ!? なら遠慮なく……「待ちな!」

???「オマエ達男なのに2vs1で勝負する気なのかい?」

リア「仰る通り、僕らはギャラドス組を潰すのが目的。 組長カズラにそれを決断させる為の手段は選ばないさ」フッ

???「みっともないね……トレーナーの風上にも置けないさ」

リア「フン……君達反社会勢力には言われる筋合いはないね」
 ▼ 834 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:28:53 ID:44IYsIpY [11/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???「全く呆れるよ、でも言った手前ここは通すが……」シュッ

ドラピオン「ビォォォン!」シャッ!

???「通すのは1人だけ、片割れはアタシを倒してから行きな!」

クソッ……こうポケモン出されりゃ強行突破はキツいな

どっちが行くとなりゃ認めたくはねぇけど俺よりかは腕のあるリアだよな……

セト「なぁリア…「分かってる」

リア「ここは僕が先に行かせて貰おうか、いいね?」

???「構わないさ、どうせ結果は同じだからね」

リアが歩いていく途中、女がリアに何か言ったが聞き取れなかった

ズズズ……ガタッ

リアが襖の向こうに消えた。 ……つー事は

セト「ンじゃ……テメェの相手はこのセト様だなぁ!」

???「セト……」カリカリカリ…

そう言って女は手元のクリップボードに何か書き込んでいる
 ▼ 835 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:29:56 ID:44IYsIpY [12/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???「まぁよくもアタシの部下達を可愛がってくれたもんだねぇ……」カリカリカリ…

セト「ヘッ! ちゃんと目を見て話して見ろよ! まさか俺が怖ぇのか?」

???「アイツら馬鹿だからね、失敗から学ばないしただ力に任せたら良いと思っているのさ」

……ってシカトかよ!

???「でもアタシは違うよ、調べ上げるのさ」カリカリカリ…

???「オマエのポケモンは既に把握済みだよ」カチャ…

女がズレかけのメガネを直す

セト「把握済みだぁ? 言ってみろよ!」

???「ベビオヴィ、クチート、アブリボン、そしてピクシー」

……! 本当に把握済みじゃねぇか!

???「そしてピクシーに重点を置いている事もね、知るだけじゃ無意味、推察しなきゃ知る意味は無いさ」

???「……まぁ最も」

???「それを行動に移さないと意味は無いけれどね!」ビッ!

ドラピオン「ビォォォッ!」ブゥン!

ハァッ!? いきなり攻撃って……オラァッ!
 ▼ 836 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:32:09 ID:44IYsIpY [13/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シュッ!

アブリボン「りりぃっ…!」ガガガガ…!

アブリボンの『ムーンフォース』のエネルギーがドラピオンの斬撃を受け止める

セト「そのまま発射しな!」

アブリボン「……っりぃ!」バシュン!

ドラピオン「オォン!」ブワッ

ドォン! カラカラカラ……

放たれたエネルギー弾は斬撃を跳ね返すのみでなく、勢い余って天井の一部を破壊した

???「……ハァ、これ程の威力だとは。想定はしてたけどね……」カリカリカリ…

セト「ざっけんじゃねぇ! 殺す気かよ!?」

???「何怒ってるんだい、言ってただろ? オマエの片割れが」

リアが?

???「『手段は選ばない』って……だったらアタシにも考えがあるよ……」

ミヤコ「アタシはミヤコ……参謀参謀言われるけどそれ程ではないさ」

セト「ミヤコ……取り敢えずテメェをブッ倒す! 邪魔なんだよ!」

ミヤコ「フン! ……ハラは括ってるみたいだね」

戦闘! ギャラドス組
https://soundcloud.com/q5avuwfjq2pq/vs-villain
画像…ミヤコ

ギャラドス組幹部の ミヤコが 勝負を しかけてきた!
 ▼ 837 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:33:10 ID:44IYsIpY [14/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まずは麻痺にする! そこからベビオヴィの『じならし』でシメるぞ!

セト「アブリボン! 『しびれごな』だ!」

アブリボンの素早さなら粉を避けるのもムズイ筈だぜ!

ミヤコ「馬鹿が! 『つぼをつく』!」

『つぼをつく』? 聞いた事ねぇぞ!

ドラピオン「ピッ!」ズッ

何だアイツ自分の体に爪刺して……

ミヤコ「当たりだねぇ」ボソリ

何つった!?

セト「……気にすんじゃねぇ! 『しびれごな』だ!」

アブリボン「ぶぶりぃん!」ファサー

アブリボンが両翅から黄色い粉塵を放出しながらドラピオン上空を飛び回る
 ▼ 838 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:34:25 ID:44IYsIpY [15/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
……コレで麻痺の症状が見えた瞬間に攻撃して交代する! ……って思ってたら

ドラピオン「ピッ ドドッ」ネジネジ

ドラピオンが蛇腹状の体をねじらせて粉を避けてやがる!?

セト「あんな体格でンな細かい動きが出来んのかよ……って上だ! 急げ!」

アブリボン「ぶ?」シャッ!

アブリボンの真下からはマジックアームのように伸びて来たドラピオンの腕が!

アブリボン「ぶわっ!?」ガシィッ!

セト「クソッ! 捕まっちまったか!」

マズい! 天敵の毒タイプに捕まったら……

ミヤコ「チビだねぇ……『こおりのキバ』だ!」

ドラピオン「ピォッ!」ブン!

アブリボンは一気にドラピオンの口元まで引き寄せられる

セト「『かふんだんご』! 『ムーンフォース』! なんでも良いから早く脱出しろ!」

あの速さじゃ回収ビームでは間に合わねぇ!
 ▼ 839 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:35:13 ID:44IYsIpY [16/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「んー! んー!」ジタバタ

だが拘束具としてのドラピオンの爪は申し分の無い物だった

ミヤコ「やりな」

ドラピオン「オン!」ガブゥ!

アブリボン「!」

遂に冷気を帯びたキバがアブリボンの体表を貫いた

セト「アブリボン!」

徐々にアブリボンの動きは鈍くなり、体表に氷片が纏わり付いた。 氷状態だ

ヤベェ! このままじゃ……

ミヤコ「頃合いだ。 『クロスポイズン』!」

『クロスポイズン』!? あんなの動けられねぇのにまともに受けりゃ……

ドラピオンはアブリボンを咥えたまま両爪を合掌するように合わせ……

ドラピオン「ペッ」

氷状態のアブリボンをキバの拘束から解放すると……

ドラピオン「ビァァァァッ!!」ビチュゥゥゥン!!!

それを毒液を纏った両爪でX字に切り裂いた
 ▼ 840 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:36:01 ID:44IYsIpY [17/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アブリボン「あ…ががっ」ブワッ

セト「アブリボォン!!」グッ

吹き飛ばされたアブリボンを両手で受け止めたけど……

セト「オイ……お前……」

アブリボンを受け止めた俺の手は薄い黄緑色の液体に染まっていた

アブリボン「ぶ…グゥ ぶ」ダクダク

液体は間違いなくアブリボンの胸のX字の傷から滝のように流れ出ている

セト「嘘だろ?」ガクッ

嘘じゃない。 コレはアブリボンの体液だ、人間で言う血に当たる物だろう

アブリボン「りり……」

胸はアブリボン種の急所の一つ。 急所に当たったとは言えコレは……

ミヤコ「アハッ……アッハッハッハッハァ!!! 傑作だねぇ!!」ニィッ!
 ▼ 841 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:36:45 ID:44IYsIpY [18/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヤコ「ドラピオンの特性:スナイパー、急所に当たった時に破壊力が普通より増す特性だけど……」

ミヤコ「もっと分解したかったけど及第点だよこれは!! ハハハハハァ! ……本当は四肢切断なのにね」フッ

ミヤコ「しかもトレーナーもあれだけ大口叩いてたから落ち込み具合のギャップも最高だよ!!!」

セト「おいアブリボン? 返事しろよ!! 何やってんだよブッ殺すぞ!?」

アブリボン「ぼ……り ぃ」ピクリ

さっきより明らかに動きが鈍く、冷たくなって来た……夢だろ!? コレ!!

自分の腕の中で一つの命が消えようとしている。 その事実を受け入れられるワケがねぇ!!!
 ▼ 842 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:37:40 ID:44IYsIpY [19/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
死なせたくねぇコイツを、何でこんな羽目になったんだ、ミヤコと戦ったからだ、ドラピオンと戦ったからだ、ミヤコがドラピオンに指示を出したからだ、ミヤコがいたからだ、ミヤコがいるからだ、アイツがいなければコイツは……!

セドゥーム『我の出番か? 主よ』

アイツを倒す……消してやる!

セドゥーム『ならば我が力の一つを貸そう……おっと我の手は借りないのでは……「そんなのは良い」

セト「一つ頼むわ」

セドゥーム『……良かろう』スッ…

俺の脳に何かが入り込むような感覚がする。 それは俺の司令塔に繋がる、そして新しい『俺』が叫び声を上げる

俺は人間じゃねぇ、ただの復讐鬼だ
 ▼ 843 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/14 01:38:13 ID:44IYsIpY [20/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヤコ「ハハハハ……ッ!」フッ!

セト「……」シュゥゥン……

セト「……」シュッ!

ピクシー「……!」ポォン!

……声が聞こえる

ピクシー『……セドゥームから聞いたぜ。 ま、やってやろうじゃねぇの』

セト『お前話せたのかよ!?』

ピクシー『ま、テレパシーってヤツだなコレ、そうだろ? セドゥーム』

そしてこちらからも話せる……

世界にはごく僅かとは言われるがポケモンと話せる人間がいると聞いた事がある

ソイツらの原理が今の俺の場合と同じかは分からねぇがもし同じならテレパシーで指示が出せる、つまり相手に行動を察知され難いワケだ

……そう言う事かよセドゥーム

セト『じゃあ行くぜピクシー! 準備はいいな!?』

ピクシー『あたぼうよ! いつでも行くぜ!』
 ▼ 844 フレシア@4ごうしつのカギ 19/08/19 13:45:46 ID:OopM3tDk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 845 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 22:47:22 ID:46UgD35. [1/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヤコ「オ、オマエは一体……」

セト「……!」ギリリリ…!

どうやらミヤコには俺が変に見えているらしい。 どんな感じなんだろうな

ミヤコ「(一体何が起きてるんだい……訳が分からないよ!)」

ミヤコ「(何があったら人間の目が赤く光るんだよ……それになんでアイツの影の頭がヘルガーみたいになってるんだよ!?)」

セト『ミヤコ! テメェに味わさせてやるよ…!』

セト?「ミヤコ……貴様に見せてやろう…」

ミヤコ「(口調も変わった?)」

セト『アブリボンの無念をなァ!!』ギッ!

セト(セドゥーム)「本当の地獄を…!」ギィ…!
 ▼ 846 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 22:48:30 ID:46UgD35. [2/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヤコ「……虚仮威しを! ドラピオン! 『クロスポイズン』でピクシーを引き裂きな!!」バッ

ドラピオン「ビォッ!」ガシャガシャガシャ

ピクシー『……っと来たぜ、どうするよ?』

セト『そうだな……引きつけてから『まもる』、それから足元に『ムーンフォース』だな』

ピクシー『ああ分かった』

セト「……」

ミヤコ「(何で指示の一言も出さないのさ!? ……怪しいがここは仕留めに行くよ!)」

ドラピオンは既にピクシーの目の前に迫り、両腕を振り上げ……

ドラピオン「オォッ!」ビチュン!

素早く毒液を纏い振り下ろすが……

ガキィン!

ピクシー『甘いね嬢ちゃん、俺を堕としたけりゃタマゴグループから見直して来な』チッチッチッ

ミヤコ「(『あの速さを『まもる』で受け止められた!? 前代未聞だよ……)」ガリガリッ!

ピクシー『オラッ』バァン

ピクシーは軽々と爪を弾き返して……

ピクシー『ホラ、足元注意だぜ!?』ピシュツ!

ドラピオン「ラァッ!?」ドテェン!

ドラピオンの4本足も突然の攻撃には強くはないみたいだ、すぐに転んでしまった
 ▼ 847 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 22:50:28 ID:46UgD35. [3/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヤコ「(しまった! ……でもね)」

ミヤコ「そのまま尻尾で『どくづき』だよ!」

ミヤコ「(転ぶ勢いを利用して突き刺すのさ!)」カリカリ…

ミヤコの視線は僅かな間、手元に向けられていた。 再び視線を上げると……

クチート『テメェみたいな♀とキスするのはこっちの口で十分なんだよ…』

ピクシーではない、そうクチートがハサミで尻尾を受け止めている光景が網膜に飛び込んで来た

ミヤコ「読まれていた…!?」

────────────────

セト『ンで次はアイツは転ぶだろ? でも尻尾があるからアレを使って……なら』

セト『おいクチート?』

クチート(ボール)『お前何で話せるようになったんだよ……面倒臭ぇ』

セト『うるせぇ! ……まぁ細かい事は後回しだ! 取り敢えず次交代させるぞ!』

クチート(ボール)『ダリィ……で何したらいい?』

セト『ドラピオンの尻尾が飛んで来ると思うからソイツを受け止めてからの『たたきつける』だ』

クチート(ボール)『はいよ』

────────────────
 ▼ 848 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 22:51:14 ID:46UgD35. [4/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クチート『ハァ……いつまでも……』バッ!

クチートは自身よりも何周りも体格の違う敵を挟みながら軽々とジャンプし……

クチート『俺に引っ付いてんじゃねぇよゴミムシが!!!』ブォン!

ドラピオン「オ"オ"ッ!?」バキィン!!!

畳が跳ね上がる程の力でドラピオンを叩きつけた

ミヤコ「何だってぇ!?」

ドラピオン「ド……ォン…」ピクピク

クチート&セト『ヘッ!』

クチート『……次にハモらせたら殺すぞ』

セト『こっわ! ……すまねぇなぁ!』

ミヤコ「全く……化け物かい」シュゥゥン

セト(セドゥーム)「……」キッ…!

ミヤコ「(クチートとは不利なポケモンだねぇ……かと言ってアイツを出す訳にはならないしねぇ!)」

ミヤコ「アンタの出番だよ! マニューラ!」

マニューラ「ララッ!」シャキン!

クチート『マニューラか……随分乱暴な助産師って印象しかねぇな…』

確かコイツはタマゴの中にいた時にヤエさんのマニューラにタマゴ割られて孵化したんだよな……

セト『だよな……なら『ふいうち』からの……『ア、アニキィ!』
 ▼ 849 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 22:52:38 ID:46UgD35. [5/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ベビオヴィ(ボール)『ここは俺に任せてくれませんか!?』

セト『あ?』

クチート『ベビくん?』

うわコイツ口調変わりやがった……

ベビオヴィ(ボール)『クチートのアニキから昔の話は聞いてて……とにかくそのマニューラって奴と闘ってみたいんス!』

何だってぇ〜!? ……まぁ弱点は突けるけどよ

クチート『いやベビくん良いんだよ? ぶっちゃけ鋼タイプの俺の方が……『危ないっ!』ポォン!

マニューラ「ニュラッ…!」ギギギギ…!

ベビオヴィ『ううう…!』ギギギギ…!

ボールから勝手にベビオヴィが飛び出した刹那、そのトサカはマニューラの鉤爪と交わっていた

ベビオヴィ『ふん!』ブゥン!

マニューラ「マニッ」タッ!

マニューラが前方10メートル先に着地する

ミヤコ「今度は2vs1…『手段を選ぶな』って言う教育をしっかりしているんだねぇ」

お前らの子分にもしっかりしてるらしいけどな!
 ▼ 850 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 22:53:43 ID:46UgD35. [6/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
……! 良いコト思いついた!

セト『クチート戻りな』

クチート『…! オイ、お前…『クチートのアニキ!』

ベビオヴィ『今のアニキなら大丈夫っスよ! だから安心して下さい!』

クチート『……ヘマすりゃ分かってんだろうな』

セト『ああ、いくらでも死んでやるさ』シュゥゥン…

セト『……さて、やるか!』

ベビオヴィ『ウッス!』

セト『ちったぁ痛ぇかも知れねぇけど聞いてくれよ……』

ベビオヴィ『ウ…ウッス!』アセアセ

ミヤコ「(ベビオヴィに交代かい、ならまだ楽なもんだ)」

ミヤコ「(タイプは岩・フェアリー、しかも遅い……素早いマニューラの『メタルクロー』で楽勝さ!)」

ミヤコ「行きなマニューラ! 『メタルクロー』で細切れにしてやりな!!」バッ!
 ▼ 851 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 22:57:06 ID:46UgD35. [7/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マニューラ「ニッ…!」ギィン…!

鉤爪が動くタマゴを見て硬質化する、後は動かなくするだけだ

だが……

ベビオヴィ『うわぁぁぁぁぁ!!』パリパリパリパリ……!

なんと獲物がタマゴの殻を撒き散らしながら自らこちらに飛び込んで来るではないか!

ミヤコ「気でも触れたのかい? 今だよッ!!!」

マニューラ「マニャッ!!!」ガリィ!!

ベビオヴィ『……!!!』バリィ!

殻を派手に剥いでやった、でも飛び込んで来た勢いのまま後ろに吹っ飛んでいった

ガスガスッ!

変な音、まぁいいや。 もうすぐご馳走だし

セト『よくやってくれたな……ベビオヴィ』

ベビオヴィ『……』モソリ

ミヤコ「まだ息が…! また『メタル…ッ!?」

ここで特性発動だぜ?

ベビオヴィ「ヴィリィィィィィィ!!!!『ああ!! やっちまったぜアニキィィィ!!!』」バリィッ!
 ▼ 852 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 22:57:50 ID:46UgD35. [8/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヤコ「『砕ける鎧』……ッ! でもベビオヴィの素早さが二段階上がろうともコイツの速さにゃ勝てはしないよ!」

セト『さあなぁ……今だぜベビオヴィ』

ベビオヴィ『ああ! ヒャハハァー!!』ダダダダダ!!!!!

ミヤコ「速い! ……なら『こおりのつぶて』だよ!」

マニューラ「マニュ!」シュッ!

マニューラが目にも留まらぬ速さで小さな氷塊を投げつける……が

バリッ! パァン!

ベビオヴィの撒き散らす残ったタマゴの殻が死球を防いだ

ガスガスッ!

ミヤコ「(そんな事も出来るのかい……しかも加速してるね、最初と同じ動きだけど……)」

ミヤコ「(加速、軽量化、削減、岩タイプ……まさか最初とさっきの技は『ロックカット』!?)」

セト『さてと……特性と『ロックカット』で随分素早さも上がったけど気分はどうだ?』

ベビオヴィ『サイコーだぜ!! アイツ子孫のクセに退化してんのかよって感じだァ!!!』ダダダダダ!!!!!

セト『準備はいいな……じゃあ飛び込めッ!』

ベビオヴィ『イヤッハーッ!!!!!』バッ!

ベビオヴィは跳び、そして飛び込む……アブリボンが作った天井の穴へと
 ▼ 853 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 22:59:04 ID:46UgD35. [9/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヤコ「天井に…! はっ! 危ないよォッ!!」

マニューラ「ンニュラッ!?」ビクッ!

ミヤコとマニューラが上を見上げた時には遅過ぎた

そう、天井におびただしい数のタマゴの殻が刺さっている事に気付いたのも

ベビオヴィ『アブリボンのアニキが開けた穴……』バッ!

アブリボン、お前のやった事をムダにはさせねぇぞ……!

セト『おっもいっきりブチかませ!! 『メガトンキック』!!!』

ベビオヴィ『オルルァアアアアア!!! 消えろやこのクソ女がァ!!!!』ベキィィィィィン!!!!

天井裏で怒りが爆発し、矛先を求めて天井は崩落する

マニューラ「ギニュウ! ギニャァァァァ……」バァン! ドゴォン! ガラガラガラ…

ミヤコ「くっ!」ピシュッ!

セト(セドゥーム)「……」

セト『……』

ベビオヴィ『……』シュタッ

しばらくの間沈黙が続いた。 回収ビームの音が静寂を破った
 ▼ 854 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 22:59:57 ID:46UgD35. [10/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヤコ「……アタシの負けさ、何にでもするといいさ」シュゥゥン…

顔は俯いており、表情は読み取れなかった。 涙ではなく頰の小さな切り傷から血が流れていた

……何故なんだろう

ザッ

恨めしい相手が驕り高ぶる時よりも

ザッ

下らない言い訳を述べる時よりも

ザッ

やめてくれと懇願する時よりも

ザッ

無抵抗を晒す姿の方が怒りが沸き起こるのは!!!

バッ!

気付けば俺は無意識のうちに何かベビオヴィに指示を出していた。 だが分かった事が一つある

ベビオヴィが物凄い剣幕でミヤコに飛び掛かっている事だ

ザクッ!
 ▼ 855 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:01:03 ID:46UgD35. [11/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



……そうか

ミヤコ「オマエ……嘘でしょ!?」

ん?

ユキカブリ「リリリ……リィ…!」グググ……!

どこから現れたのか知らないが、ユキカブリがベビオヴィの前に立ちはだかり、その鉤爪を受け止めていた

その光景を見て正気に戻った

スゥッ……

セト「戻れベビオヴィ」カチャ

ベビオヴィ「ヴィアッ!? ヴィヴィヴィヴィ!?」シュゥゥン…

ユキカブリ「ユキ? キィー……」フゥ……

ミヤコ「なぁにやってんのさ! アンタにそんな激しい事は……」

ユキカブリを見てみると下半身? の茶色い部分に明らかな縫合痕があった

さっきのミヤコの発言からしてワケアリのポケモンなのは明らかだな

もしもミヤコがいなくなったらこのユキカブリはこの先どうするつもりだったのだろう
 ▼ 856 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:02:25 ID:46UgD35. [12/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「……なぁ」

ミヤコ「アブリボンだろ? アレは致命傷じゃないさ」

何だって?

セト「嘘付け……じゃああの体液はどう説明すんだよ」

ミヤコ「黄緑色だろ? ならアブリボンの血液なんかじゃないね」

セト「証拠でもあんのかよ!」

ミヤコ「ポケフォンで画像検索でもしてな、『アブリボン 血液』って。 腐るほど出てくるさ」

セト「……じゃあアレは何なんだよ」

ミヤコ「人間で言うところの膿みたいなものさ、ドラピオンの毒で化膿でもしたんだろうね」

どうやら本当の事らしい。 画像検索の結果先程とは全く違う色の液体が出てきた

ミヤコ「……けど」



ミヤコ「重傷には違いないよ、放っておいたら次は膿とは違う色の滝が流れるだろうね」

その時こそ……!

ダダッ!

ミヤコ「待ちな! どこ行くんだい!」
 ▼ 857 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:03:40 ID:46UgD35. [13/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「るっせぇ! ポケセンに連れてくんだよ! 黙って…「片割れを見捨ててかい?」

セト「……アイツは強いさ」

ミヤコ「馬鹿言うんじゃないよ!!! あの人は元四天王なんだよ!」

セト「……今何つった?」ビクッ!

ミヤコ「そうさ! タイキョクリーグの元四天王の一人……名前は騙っていたけどね」

カズラ……ヤクザが四天王かよ

ミヤコ「しかもチャンピオンがあのクレイジーボーイの時にね! あの片割れじゃあ勝てるビジョンが見えないよ」

ライキ『見た感じリア君の精神は少なからず安定しとらん……敵の挑発に直ぐに乗ってしまうやろう』

ライキ『キミがストッパーやで』

……マズい

今すぐ行かねぇと……でもそうすりゃアブリボンが……!

ミヤコ「貸しな、アブリボンのボール」
 ▼ 858 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:04:54 ID:46UgD35. [14/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「は?」

ミヤコ「貸せって言ってるんだよ、ほら、治療してやるから、その間に…「できっかよ!!!」

ユキカブリ「キィ!?」ビクッ!

セト「あんな怪我をさせるようにした張本人の口からよく出たよなンな言葉! どうせ剥製かなんかにして売り飛ばすつもりなんだろうが!!!」

ミヤコ「仲間を天秤にかけるなんてマネ出来るのかい?」

……!

ミヤコ「腕は安心しな、こう見えても医者のタマゴだからね」スッ…

そう言ってミヤコはユキカブリの縫合痕を指差した

セト「……」

ミヤコ「早く決めな、どうするか……」

ミヤコ「アタシはウジウジして助かるものが助からなくなるのが大嫌いなんだよ」

セト「……!」
 ▼ 859 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:06:13 ID:46UgD35. [15/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミヤコ「それにオマエに負けたのも気に食わないしね……リベンジマッチに仇がいなかったら萎えるだろ?」

セト「どう言うことだよ」

ミヤコ「ハァ……オマエ途中から心霊の類に憑かれでもしたのかい? 雰囲気が豹変してさ」

ミヤコ「アタシはオカルトの類いは信じないんだ、この借りは必ず返してやるよ。 だから一匹勝ち逃げするのは許さないのさ」

セト「ヘッ、どうせ組長ごとブタ箱行きが何言ってんだよ」

ミヤコ「サツなんかからは逃げてみせるさ、アタシにも目的はあるんでね」

セト「目的か……」

本当にコイツに預けて大丈夫なのか? でも今すぐ行かねぇとリアが、今すぐ治療しなきゃアブリボンが……

遅れれば……
 ▼ 860 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:07:52 ID:46UgD35. [16/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「……」バッ

ミヤコ「やっと貸す気になったかい」

セト「ああ……確かにテメェの言う通り俺には仲間を天秤にはかけられねぇ」

ミヤコ「フ……人間臭いねぇ」カチャリ…

ミヤコは微笑みを浮かべながらボールを受け取った

セト「もし…「分かってる」

ミヤコ「もしアタシが失敗したり騙したらハラワタ引きずり出すなり好きにしな」

セト「……」スタスタ…

後ろは振り返らない。 この先だろう

セドゥーム『本当に良かったのか? あんな女狐に渡して……』

それしか……

セト「方法がねぇんだよ!!!」バァン!

冷たい壁しか殴れる相手はいない

セト「引っ込んでろ!!」

セドゥーム『……』

神なんて名前だけだ、中身はただの臆病者に過ぎない
 ▼ 861 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:09:00 ID:46UgD35. [17/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
進む途中、半開きのロッカーがあった

気になったのでのぞいてみると……

セト「おいンなとこに置いて良いのかよ……」

拳銃が一丁畳まれていないズボンの上に置かれていた

念の為に持っていくか? でも……と少し迷った内に、もしもの時の為にと持って行く事にした

反動が凄ぇって聞いた事があるけど俺の場合肩が吹っ飛ぶんじゃねぇの…?

16センチ程の鉄のひんやりとした冷たさがポケットを通じて右腿に伝わった

そしてしばらくすると組紋が金色で描かれている扉があった

きっとこの先が……!

バッ!

俺は扉をこじ開けた
 ▼ 862 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:11:23 ID:46UgD35. [18/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜組長室〜

セト「リア! ってマジかよ……」

部屋に入るなり顔面蒼白になるのも無理はない。 なぜならあのリアが自身のポケモン達と共に倒れていたのだから

セト「……! おいリア!! 大丈夫か!?」ガタガタ

俺は急いでリアの元に駆け寄り激しく揺さぶった……でも返事がねぇ

セト「おい!! ……よかった呼吸はしてるんだな」

気絶してんだな……でも何でビショ濡れなんだよ

視線を上げると茶色い和風に身を包んだ濃い緑髪の男の背中が見えた。 アイツが…!

セト「カズラ!! テメェリアに何しやがった!?」カチャッ

念の為の拳銃が怒りであらかじめの拳銃になってしまった

カズラ「いつからカタギがチャカ持ってええ時代になったんじゃろうか…」

セト「るっせぇ!! テメェらみてぇなヤツらが……痛ッてぇ!」バッ

何か強い力が拳銃を連れ去って行った
 ▼ 863 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:12:44 ID:46UgD35. [19/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カラカラカラ……

一体何が……!? 血は出てねぇけど指が痛ぇ!

カズラ「そがいな危ない物カタギのおどれが持っとったらつまらんじゃろうが…」ポイッ

カズラは右手から拳銃を落とした……まさか俺の銃に当てたのか!? 見てもねぇのに!?

背筋に冷たいモノが走った

……いやポケモンバトルに持ち込まねぇと、じゃないと俺に勝ち目はねぇ!

セト「ああつまんねぇよな……ならコイツで白黒付けようじゃねぇか!」シュッ

ピクシー「ピピィ!」ポォン!

カズラ「……ポケモンバトルか」スタッ…

カズラが立ち上がり、こちらを向いた。 なんだよあの傷……

画像…カズラ
 ▼ 864 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:14:55 ID:46UgD35. [20/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「ああ、テメェが勝ちゃ何でもすりゃいいさ、でも俺が生きてる限りは何度でも潰しに行ってやるけどな…!」

セト「俺が勝てばこの場で今すぐ組を解体しな、いいな!?」

カズラ「なるほど……じゃけぇカチコミに来たわけか」

なんなんだよコイツの余裕は……

セト「ああ! テメェらが捕まえようとしたピッピの復讐なんだよ!!」

カズラ「ピッピの復讐か……ブワッハッハッハッハ!! おどれもバカじゃのぉ……嫌いじゃないがのう」

セト「……ッ!」

カズラ「そこに倒れとるガキの力は大したもんじゃった……わしにゃあ及ばんがな」

リア……

カズラ「……で、おどれの力はどがいなもんじゃ?」スチャリ…

ギャラドス組組長の カズラが 勝負を しかけてきた!

戦闘! ギャラドス組組長
https://soundcloud.com/q5avuwfjq2pq/gba-vs

 ▼ 865 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:15:47 ID:46UgD35. [21/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
バッ!

ギャラドス「グオォォォォ!!!」ドォン…!

ピクシー「ピッ!」ビクッ!

デケェ……コイツがカズラの切り札なのか?

カズラ「コイツ相手におどれの力を見せてみぃ……」

ギャラドス「グォルル……!」

セト「ああ……見せてやるよ!!」

カズラ「フン……だが初っ端から切り札同士はさえんじゃろう……じゃけぇ」バッ!

ギャラドス「クォオオォォォォォ!!!!」

ピクシー「ピ、ピピリィ!?」ビリビリ

セト「うわぁっ!」ビリビリ

るっせぇ!! 鼓膜が破れそうだぜ……ん?

カタカタカタ!

ピクシーのボールが震えて……ってオイ!
 ▼ 866 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:16:43 ID:46UgD35. [22/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピクシー「クピィ!?」シュゥゥン……

勝手にボールが……って別のボールも!?

カタカタカタ……ポォン!

ベビオヴィ「ヴィ〜……べ?」キョトン

ギャラドス「ルググ…」

ベビオヴィ「ビャッ!?」ビクリッ!

ヤベェ! 岩タイプのベビオヴィだと水タイプのギャラドスには……!

カズラ「準備は整うたみたいじゃのぉ……『ハイドロポンプ』!」

ふざけんじゃねぇ! 準備もクソも……いや落ちつけ俺!

セト「『ドわすれ』だ! そうすりゃ耐えられる!」

ベビオヴィ「……オ?」ポカン

ギャラドス「グァァァァ!!!」バシャァァァッ!!!

超極太の高圧水がベビオヴィに向けて放たれる。 今までに見た事のねぇ派手さだぜ…
 ▼ 867 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/08/22 23:17:24 ID:46UgD35. [23/23] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ベビオヴィ「ヴァッ! ィィ…!」グググ…!

必死に高水圧を耐えるベビオヴィ、頼むなんとか……!

ベビオヴィ「ヴァッ!」バシャッ!

しばらくして勢いが落ちた水を右手で払い除けた。 よくやったぜベビオヴィ!

ベビオヴィ「ヴゥ…!」ビショ…

タマゴにはヒビが入り、茶色い羽毛からは水が滴り落ちている

それに表情も強張ってんな……耐えたとは言えそれなりのダメージは受けてるだろう

カズラ「ほう……アレを耐えるたぁ骨のある奴じゃのぉ」
 ▼ 868 ノセクト@ヤドランナイト 19/08/23 02:27:40 ID:zyfQ9Gok NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
>>864
てかBGMクソかっけぇなオイ
 ▼ 869 カルゲ@カイロスナイト 19/08/28 11:14:46 ID:oYFQqEVI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンネ
 ▼ 870 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/02 01:26:22 ID:zas2dM8A [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
だがここで耐えたのは……

セト「今だ! 『がんせきふうじ』!」

後々効いてくるぜ?

ベビオヴィ「ヴィ……アッ!」バッ!

岩がギャラドスの頭上に現れるが……

カズラ「接近せい」

ギャラドス「グオ!」ササッ! ……ドゴドコ

頭にクリーンヒットはできなかったけど効果はバツグン! それに素早さも下げられたぜ!

カズラ「続けて『なみのり』よぉ」

ギャラドス「ゴアァァァ…!」ザババババ…!

来やがったか……けど抵抗はさせてもらうぜ!

セト「『うちおとす』だ! 今なら間に合う!!」

ベビオヴィ「ヴィ!」ズシッ

ベビオヴィは左手に生成した石を投げ……

ベビオヴィ「ヴィッヒィ!」バァン!

回し蹴りでギャラドスに向け蹴り飛ばした
 ▼ 871 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/02 01:27:02 ID:zas2dM8A [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ギャラドス「グア!」ドスン!

今度こそ顔面に当たったが……

カズラ「そがいな石ころやら効かんわ、押し通せ!」

ギャラドス「グォォッ!」ギッ!

セト「ビクともしねぇのかよ!?」

ベビオヴィ「ビアッ!?」

おい嘘だろ? 急所に弱点タイプの技だぞ?

ザザザザザザ…!!

ベビオヴィ「ビャウッ!?」ザバァン!

きょうあくポケモンを乗せた津波がベビオヴィの身体を包み込んだ

セト「ベビオヴィ! ……クソッ!」ビシャッ!

激しい水飛沫が飛びかかるが右腕で払いのけた、だがベビオヴィは……

ベビオヴィ「オ"ッ……」グルグル…

やられちまったか……でも!

シュッ! ……チッ!

カズラ「!」

クチート「ぢぃやぁぁぁ!!!」バキィン!

ギャラドス「グオッ!?」ユラッ…

セト「俺のポケモンはぼっちじゃねぇ!!」

ベビオヴィのバトンを繋いでやるぜ!
 ▼ 872 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/02 01:28:19 ID:zas2dM8A [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カズラ「『ふいうち』とは楽しませてくれるのう……ならわしは……」

セト「良いぜクチート! そのまま……」

カズラ「『だいもんじ』じゃあ!」

セト「『アイアンヘッドォ!』」

ギャラドス「ギャッ……ボァアッ!」
ボワァァァ!!

大の字の業火がクチートを包み込む……が

クチート「ちゃぁぁぁっ!」ボワフッ!

闘争心のエンジンはエンストを起こしてはいなかった

所々燃える身体、赤熱したハサミが目指すモノは……

クチート「くうぇいッ!!!」バキィン!

ギャラドスの脳天ただ一つ

ギャラドス「ギィィィイィッ!?」ベキベキベキベキ…!

セト「クチート!」

クチート「ぢぃっ…!」ドサッ!

かなりダメージを受けてんな……このまま戦うのはキツイな

カズラ「ハーッ…! やるのぉ!」ニッ!

何ニヤケてやがんだ……ギャラドスは?

ギャラドス「……」ダラン…

だらりと頭を垂らしてやがる……やったか!?

カズラ「じゃが…」パッ

カズラが何かを取り出した、あれは……メリケンサック?
 ▼ 873 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/02 01:29:15 ID:zas2dM8A [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
カズラ「わしもやられっぱなしは嫌でのう……」スチャリ……キラッ!

何だ? 一瞬光ったような……

カズラ「ここからはわしの番言う訳よ!」ズゴォン!

セト「ええっ!? 何やってんだテメェ!?」

驚くのも無理もねぇ、何せアイツ自分のギャラドスを殴りやがったんだぜ!?

カズラ「……ふん」…ニッ

カズラの口角が上がる、すると紫の光がギャラドスを包み込んだ

セト「あ……ああ?」

クチート「ぢぃ…?」ゼエゼエ

光は徐々に球状になり、ギャラドスは完全に光の球体に呑まれた

見た事がねぇ……

セト「テメェ一体何を…」

カズラ「おどれは絆の力を信じるか?」

……?

カズラ「何にでも『力』はある。 わしはそれが好きでのう……」

カズラ「何にでも強い力を求めてしまうんじゃ」

絆? 力? 一体……何だ!?

光の強さが急激に増す、腕で遮ろうとした次の瞬間……

パリィィィン!!!

何が割れるような音、それと同時に……

ギュォォォォォォォ!!!!

鼓膜を引き破るような咆哮、そこにいたのは

メガギャラドス「ギルルルル…!!」
ギラギラ

ギャラドスに似た何かだった
 ▼ 874 リージオ@ゴツゴツメット 19/09/04 06:45:11 ID:LeMUeqvw NGネーム登録 NGID登録 報告
シエンネ
 ▼ 875 ダリン@セシナのみ 19/09/04 23:17:48 ID:1L5csQ7s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 876 クタス@かたっぽピアス 19/09/06 21:42:27 ID:7PSgWI2. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 877 ンファン@アゴのカセキ 19/09/08 16:27:16 ID:vRF6dnxI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 878 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/09 02:47:11 ID:p9O.0/nI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「ああっ……!」

俺はそのまま固まってしまった、こんな現象なんざ見た事ねぇ

カズラ「どうじゃ! これが……」バッ…

件のポケモンが口の中に大きな水球を作り出す。 あの動きは……

カズラ「『力』じゃあッ!」

メガギャラドス「ギュワァァァァッ!!!」ドドドドド!!!!!

『ハイドロポンプ』だ

クチート「ぢぃつ……」ボゥ……

流石のクチートも先程の怪奇現象に度肝を抜かれたのか、迫り来る爆流を前に一歩も動けなかった

クチート「でゅやぁ!?」バァン!

吹き飛ばされるクチート、だが水流はまだ……

セト「ぐおっ!?」ドムッ!

腹にタックルをかまされたみてぇだ……

クチートのみでは満足しなかった水流が俺を襲った
 ▼ 879 ツボット@ちからのハチマキ 19/09/10 01:19:02 ID:lcaofFgU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 880 コドラ@オッカのみ 19/09/10 01:38:43 ID:61iYhXCY NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 881 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:03:28 ID:ho/g18v. [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「ぬぁっ!?」ガァン! ポタポタ……

背中が痛ぇ……ブッ飛ばされたみてぇだな

カズラ「どうだ? 身をもって知ったじゃろう……『力』をな」フッ

セト「ゴッホゴッホ!……うあ…」スタ

ヘッ! 何が『力』だよパワー厨がよ……!

セト「ったく……だからって俺を濡らして楽しいかよ、あぁ?」シュゥゥン…

カズラ「そがいな物興味ないわ、それより早う出せよ……」

カズラ「おどれの切り札を…!」ギィィィン!

セト「!」ゾクッ!

何だよあの目! 他のヤツらとは違ぇ……

カズラ「どうした? 固まっとるぞ」

コイツこそがマジの極道ってヤツかよ……

……って何ビビってんだよ俺! コイツに勝ちゃ万事解決だ!

セト「……へ、へへッ! 武者震いってヤツだよ……何つったって…」シュッ!

ピクシー「ピャァッ!」

セト「コイツがそのギャラドスもどきをブッ倒してぇってウズウズしてるかなァ!!」

メガギャラドス「ギィィィ…!!」ギラギラ

カズラ「フフン……面白うなってきたのう」ニィ
 ▼ 882 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:04:10 ID:ho/g18v. [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
さてと……あのデカブツをどう倒すかだよな

ぶっちゃけ得体の知れねぇヤツだからな……攻撃が前と変わってたら怖ぇから

セト「『めいそう』だ!」

カズラ「なんじゃショボ臭いのう……」

ヘッ! 今に見てやがれよ!

ピクシー「……」ピィィィン……

セト「安心しな! コイツが布石になんだからよ!」

カズラ「それなら……盛り上げてくれるんじゃろうな?」

メガギャラドス「ギュォォォッ!!」
ビシュゥゥゥ…!

どこにビーム撃ってんだコイツ!? ……って天井が!!

ガラガラガラァン!!

瓦礫が落下する音、けど誰の叫び声も聞こえねぇ

目を開くと、天井の末路が分かってしまった

カズラ「逃げ場もない、退路もない土俵でつけようや……」

カズラ「ケジメをのう」ギィィィン!

……チッ! フィールドが一気に最悪になっちまった!

瓦礫に俺とカズラ、そしてポケモン達は囲まれてる……しかも瓦礫も高く積み重なってて飛び越えられは出来ねぇな
 ▼ 883 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:05:34 ID:ho/g18v. [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それに範囲も狭い……あのギャラドスもどきの攻撃が全部全範囲攻撃になるんじゃねぇのか? って狭さだ

けど逃げ場がねぇのは相手も同じ……しかもあのデカブツならこの狭さだと回避もムズイ筈だぜ…!

それにピクシーには電気タイプの『チャージビーム』がある!

しかも的はキングサイズだぜ?

ガタイだけじゃ勝負が決まらねぇ事を教えてやるよ!

セト「言ったな…? 後悔するんじゃねぇぞ!!!」ギッ!

セト「ピクシー! 『チャージビーム』だ!」

ピクシー「ピィ…」ジジジ…

ピクシーが引いた右手に電気エネルギーを溜める。 水・飛行タイプのギャラドスには電気タイプが超効く筈だ!

ピクシー「ピャフゥ!」ビリィン!

電撃が件のポケモンに命中する、二重の弱点を突いてやったが……

メガギャラドス「ギィィ…!!」バリリリリ!

全然予想とは違うリアクションが俺の目に飛び込んで来た

セト「は!? 二重弱点でコレかよ!?」

カズラ「フン…」

単純に特殊防御力が上がったのか? まさかだけどタイプが変わってるんじゃねぇよな!?

あり得ねぇだろバトル中にポケモンのタイプが変わるなんてよ……
 ▼ 884 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:06:25 ID:ho/g18v. [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピクシー「ピィ…?」ギュイイイン!

でも『チャージビーム』の効果でピクシーの特攻は上がった、『めいそう』と合わせて二段階、バカには出来ねぇ威力だぜ

カズラ「『れいとうビーム』で氷漬けにせい!」

ギャラドスもどきが口内に冷気を貯め、ピクシーの方に視線を合わせた

来たな……でも遅ぇよ!

セト「左に走りな! それから……」

メガギャラドス「ギョォォォ!!」ピィィィン!

ビームはピクシーの身体を貫き損ねると、追いかけるように瓦礫を凍結させた

ピクシー「ピッ!」ダダッ!

ピクシーと例のアイツの距離が幅まり……今だ!

セト「『チャージビーム』! 」

至近距離ならどうだ!?

ピクシー「ピャァ!」ジッ…バァン!

今度は左手から電撃が放たれる。 チャージが短かったから特攻アップは期待出来ねぇけど……どうだ?

メガギャラドス「クグゥ…!」ギリリ…

さっきとほぼおんなじじゃねぇか!

カズラ「助かるのう!」

ああ? ……まさか!?

カズラ「自分から近付いてくれるたぁ手間が省けたわ!」
 ▼ 885 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:07:40 ID:ho/g18v. [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「……! 今すぐ引き返せ!!」

ピクシー「ピッ!?」

カズラ「トロいわぁ!! 『ぼうふう』でカチ上げぃ!!!」

メガギャラドス「グゥ!」ギュルル…!

カズラの一声でギャラドスもどきはピクシーの周りを超高速で回り始め……

セト「は? ウソだろ?」

グォォォォォ……

竜巻を発生させた

ピクシー「ピッ……ビィッ!?」ギュルルルル!!

セト「ピクシー!」

ピクシーだけじゃねぇ、凍りついた瓦礫までも竜巻は巻き込んだ

ピクシー「ビッ! グワッ!?」ドゴッ! バスッ!

凍りついた事で鋭利さを増した瓦礫がピクシーの身を切り裂く

だから『れいとうビーム』が何か遅かったのかよ……

カズラ「これで終いにしようや……『はかいこうせん』」ギン!

メガギャラドス「ギィィィィ!!!」ギュゥゥゥ……

!?!! ヤベェ! あのまま竜巻に拘束されたままだと……早く降りねぇと……アレだ!!
 ▼ 886 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:08:41 ID:ho/g18v. [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「『じゅうりょく』だ!! そうすりゃ助かる!」

ピクシー「……!」

カズラ「ハハハハ!! もう遅いわぁ!! その高さから落下しても射程……何じゃと!?」

カズラの眼に映っていたのは月夜を背に瓦礫と共に舞い降りる月の精霊だった

『じゅうりょく』は空中からポケモンを引きずり下ろすのみではなくその一帯の重量自体を強める技、よって落下は……加速する!

ピクシーの右手にはピンク色の光球が乗っていた、そして眼下には破壊のエネルギーを口内に充し、大きく開いた例の口が……

ピクシー「ピッ……」ヒュッ…

口に光球がスッと乗せられ、ピクシーは俺の目の前に着地、そして視線が合った

なるほどな

件のポケモンはエネルギーを充填し、今にも発射するだろう。 でもピクシーの目が全てを教えてくれた

セト「ケジメ……つけな!!」ビッ!

メガギャラドス「ギュッ!?」ブオッ…!

握り拳から右親指が真下に伸びた瞬間

メガギャラドス「……!?!!」ボワァァァァァァァ!!!!

ギャラドスもどきの頭は月と破壊の大爆発の爆心地と化した
 ▼ 887 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:10:12 ID:ho/g18v. [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガギャラドス「……」ダァァン!!!

巨体が倒れる。 ついに……やったんだな

セト「ふぅ……やったなピクシー」

ピクシー「……ピ」ゼェゼェ

ピクシーの身体は裂傷まみれだった、よくあの中耐え抜いたぜ……

さてと……

セト「おい、忘れてねぇだろうな、俺が勝ちゃ……」

カズラ「ま、若頭にしてはようやったもんよ」シュゥゥゥ……

ん? 何言ってんだ?

カズラ「安心せい、仇は……」シュッ

ギャラドス「ゴオオオオオ!!!」

カズラ「今取ってやるからの」

もう一匹のギャラドス!? それにさっきのヤツよりふた回りはデカイ!!

つーか…!

セト「オイ!! ふざけんじゃねぇ!!! コイツ相手にって言ってただろうが!!!」

カズラ「兄弟の仇は何が何でも返す。 それが……」

カズラ「極道ってもんじゃけんなぁ」

セト「ク……クソが!!」
 ▼ 888 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:11:17 ID:ho/g18v. [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
チッ! やるしかねぇのかよ……でも今度は見慣れたギャラドスだ、右の角が折れてるけど…

セト「『チャージビー……『たきのぼり』」

コイツは物理技? って……

ズザザザザ……バシャアン!!

次の瞬間、俺の目の前にはピクシーの背中ではなくギャラドスの恐ろしい顔面が覗いていた

ドサッ

後ろで何かが落ちた音が聞こえた

もう誰もいない……

ヤクザの組長の目の前で一人丸腰になってしまった

カズラ「これで終いか……じゃがおどれら二人の力はわしの好みじゃ、それに免じて今回のカチコミはチャラにしたろう」

セト「ンだと……」

納得いかねぇ…! 俺の勝ちだろうが!!

セト「テメェ何様のつもりで……!」グッ

絶望感が怒りに変質した、すると後ろから……

カツンカツンカツン

足音?

キリシマ「ヨォ……久シブリジャネェカ……」

声だけで誰か分かった。 内容物が逆流するのを感じた後視界は黒く塗りつぶされた
 ▼ 889 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:12:55 ID:ho/g18v. [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
─────────────

────────

────

セト「……あぁ? ここど…「らぁっ!」

セト「うおわァッ!?」ドテン☆

ラッキー!? しかもなんでベッドから落ちてんだ!? ケツ痛ぇ……

ジョーイ「え!? 何の音…って大丈夫ですかっ!?」ギョッ

今度はジョーイさん!? よく見りゃラッキーもナース帽被ってる……ここポケセンか!?

セト「あ、大丈夫です……つか何で俺ここにいるんですか?」ヨイショ…

ジョーイ「グロリオさんって人が気絶してたあなたと隣の方を連れて来られて……」

隣? ……ってリアじゃねぇか!

セト「コイツの容体は? 大丈夫なんですか!?」ビッ

俺はベッドに横になっているリアを指差した

ジョーイ「今も気を失っていますが、それ以外に異常はありませんよ」

ああ……ホッとしたぜ

ジョーイ「それと……セトさんですか?」

え? どうしたんだよいきなり

セト「はい、そうですけど……」

ジョーイ「これ、昨日の深夜にコミヤさんって言う方から渡して欲しいと……」スッ…

ジョーイさんの掌には何度も見たモンスターボールが乗っていた

セト「あ! ありがとうございます!」

『コミヤさん』だってよ、ひっと文字も変えてねぇな
 ▼ 890 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:13:39 ID:ho/g18v. [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「あ、すみません一つ良いですか?」

ジョーイ「? 何でしょうか?」

セト「さっきのグロリオさんって方まだいらっしゃいますかね?」

ジョーイ「いえ……セトさん達を連れて来られた後はすぐ帰られたので……っていない!?」

ラッキー「らきゃっ!?」ギョエッ!

助けてもらったお礼はしねぇとな……ちょっくら探しに行ってみるか!


ジョーイ「ハァ……元気ねぇ、でもなんでグロリオさんがいた時にみんなザワついてたんだろ?」

ジョーイ「コトブキから転勤になって3日だけど早くコッチにも慣れなくちゃね……」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アブリボン「りぶぅ?」キョトン

セト「あ? いやお前ワイルドになったなぁ…って」

アブリボン「ぶりりぃ!」エッヘン!

アブリボンの胸にはクロス状の縫合痕があった。 ドラピオンの『クロスポイズン』を受けたのと同じ位置に

ギャラドス組本部に乗り込んだ結果は失敗だった

あんな負け方には絶対納得いかねぇし……

でも一回ダメだったのが何だ、強くなってもっかい乗り込めば良いだけじゃねぇか!

その時まで首を洗って待ってろよクソ野郎ども!!

……こんな風に整理しとかねぇとやってらんねぇよ
 ▼ 891 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/10 07:17:36 ID:ho/g18v. [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
話を戻すぜ、リアが目覚めんのがいつなのかは分かんねぇけど、その間に俺はグロリオさんとやらを探す事にした

取り敢えずポケセンの周辺だよな

ウィーン

自動ドアが開くと同時に……

???「オウ、目ェ覚めた見てェだな」

右手から突然声を掛けられた、ぶっちゃけビビったぜ……

声のした方を見ると、帽子にスーツ姿のオッサンがこちらを向いていた

セト「えっ、あっ、あなたが……」

グロリオ「お! ネェちゃんから聞いたか、俺はグロリオ。ウノハナで育て屋とポケモンスクールの講師やッてるモンだ、よろしくな」

セト「たっ、助けて頂いてありがとうございますッ!」

グロリオ「良いッてモンよ、組ん中に知り合いがいてな、ソイツにお前らを引き渡してもらッたのよ」

セト「はぁ……」

ヤクザの知り合いがいんのか……それより

セト「でも何で俺達があんな所にいるのが分かったんですか?」

グロリオ「それはなァ、お前をつけてみたのよ」フフ…

セト「へ?」

画像…グロリオ
 ▼ 892 ュウツー@エドマのみ 19/09/14 01:31:10 ID:LoTgoWek NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 893 シギソウ@かくとうジュエル 19/09/17 21:19:12 ID:zKGY9anQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 894 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/18 13:58:46 ID:tRUc2m3s [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グロリオ「『ぶれいくふりー』からだなァ……俺も昼メシ食ッてたんだがお前を見た瞬間直感で分かッたんだよ……」

グロリオ「コイツはハラに一つあるッてな」

そんな顔に出てたのかよ俺!?

グロリオ「それでつけてみたんだが777、ジャックポットだァ……とんでもねェモン抱えていやがッた」

セト「そうですか……」

グロリオ「で、負けたんだろ? カズラに」

セト「ええ……アイツのギャラドスが変形? したりしてワケ分かんなかったです……」

今思えば何だったんだよあの現象はよ……

グロリオ「なるほど……いきなりで悪ィがお前の名前は?」ボッ! フゥー…

グロリオさんはタバコを吸い始めた。 まぁ匂いは親父で慣れてるから良いけど

それよりまだ言ってなかったな

セト「セガヤ・セトって言います、22です」

グロリオ「セトねェ……コレ取ッときな」スッ…

そう言うとグロリオさんの掌には銀色の指輪が乗っていた
 ▼ 895 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/18 13:59:53 ID:tRUc2m3s [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「は? えっ!?」ウロタエ

ほとんど関係ない人からいきなり指輪渡されたら絶対みんなこんな反応するぜ!?

グロリオ「何考えてんだお前……ほらよ」ピン!

セト「あ、ありがとうございます…」パシッ

一応もらっとくか……って何だこりゃ!?

指輪にはヒエログリフ? ってヤツか? 解読不能な文字が刻まれており、出っ張った目の部分には虹色の宝石が埋め込まれていた

グロリオ「ソイツは『メガウジャト』ッて代物だ、お前『ウジャトの目』ッて知ッてるか?」

ウジャトの目? この目の事かよ?

セト「いや聞いた事もありません……」

グロリオ「まァいつか調べてみャいいさ、でその石を太陽の光に当ててみな」

太陽の光? まぁいいか……

キラッ!

ん? 単純に反射しただけどこの光り方……

グロリオ「カズラのメリケンサックと同じだろ?」

セト「確かに……」

グロリオ「で、カズラがギャラドスを殴ッたら姿形が変わッたんだよな?」

セト「ええ……」

グロリオ「間違いねェ、ソイツは『メガシンカ』ッて言う現象だ」
 ▼ 896 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/18 14:00:38 ID:tRUc2m3s [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
メガシンカ?

グロリオ「端的に言えば、一部のポケモンに見られる一時的な進化現象だな。 トレーナーの持つキーストーンと……」ビッ

グロリオさんはメガウジャトを指差した、この石がそれなのか?

グロリオ「ポケモンの持つメガストーンが絆をトリガーに共鳴する事で起こるな」

絆……

グロリオ「まァ絆と言っても愛情だッたり信頼だッたり忠誠心だッたりと様々なケースがあるけどな」
グロリオ「中には欲望や闘争本能と言ッた変わり種もいるんだが……」グリグリ…

グロリオさんは短くなったタバコを踏んだ、そのせいか表情は帽子の影で見えない

グロリオ「お前は……分かんねェな」チラッ

あ! コイツ絶対俺のパーカー見ただろ! 人を見た目で……ってそれよりだよ

セト「あの……ピクシーのメガストーンってあるんですか?」

あったら即購入モンだな
 ▼ 897 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/18 14:01:18 ID:tRUc2m3s [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グロリオ「さァな……今はねェと思うが今後見つかる可能性も十分あるから100パーねェとは言い切れねェな」

セト「そうですか!」

よし! 発見され次第即購入決定!

グロリオ「メガシンカを操れるようになッたらカズラにリベンジするのも良いかも知れねェな」

セト「はぁ……」

やっぱそのぐらいまで強くなんねぇとな

グロリオ「すまねェけど俺も予定があッてもう帰らねェといけねェんだが最後に良いか?」

セト「! ええ」

どうしたんだ?

グロリオ「お前の連れの兄ちャんに伝えて欲しいんだが……」

リアにだよな

グロリオ「『ポケモンの力を自らの力として過信し過ぎるなよ』とな」

セト「……はぁ」

確かにアイツ自惚れ気味なトコあるけどよ

グロリオ「勘と経験ッてヤツでな、アイツからは匂うんだよ……」

匂う?

グロリオ「……ま、こんぐらいだな。 あばよォ!」カッカッ

セト「あっ……さようなら…」

行っちまったか……

メガウジャトだっけ? これ、左の人差し指にはめとくか

セト「ったく何て彫られてんのやら」

取り敢えず俺が棺桶にブチ込まれるまでには翻訳できねぇんだろうな

……さて! お礼も言えたしリアのトコに戻るか
 ▼ 898 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/18 14:02:17 ID:tRUc2m3s [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜ポケセン〜

ポケセンに入るなりリアがフロントでポケモンを受け取っている姿が見えた

一応さっきの事言っとくか

セト「よぉリア、大丈夫か?」

リア「……まぁね、お前も元気そうだな」

なんか表情暗いな……やっぱカズラにボコされたのが原因クセェなぁ……

セト「ポケモン達は?」

リア「みんな無事さ、でも奴に負けたのは事実だ……」

リアはクヨクヨしている、コイツらしくねぇぞ……

セト「まぁ確かにそうかも知れねぇけどよ、また行きゃ良いじゃねぇか! 強くなってよ!」

リア「確かにそうだ!! でも僕は……メガシンカに全く対応出来なかった……」

リア「メガシンカなんて世に広く知れ渡っている物なのにね……」

マジかよ!? 俺初耳だったぜ?
 ▼ 899 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/18 14:03:08 ID:tRUc2m3s [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リア「僕こそが化石なのさ、バトルの進化の波に乗れず淘汰された…「おいちょっと待てよ!!」

セト「それだったら俺なんか誕生してもねぇじゃねぇか……それは嫌だからよ」バッ!

俺はメガウジャトをリアの目の前に突き出した

セト「俺らだってシンカすりゃ良いだけの話じゃねぇか…!」

リア「お前、これ……」

セト「キーストーンってヤツだろ? ンなモンお前みたいなヤツなら簡単に買えんだろ!」

リア「えっ……」ゲッ

セト「とにかく!」

セト「俺もお前もメガシンカが使えるようになる事!! それができたらまた行くぞ! クヨクヨしてんじゃねぇ!! いいな!?」

リア「……わかったよ、手に入れたら良いんだろ?」ハァ…

セト「おうよ! そしたら絶対アイツに勝てるぜ!」

リア「フッ……言ったね?」

セト「ああ言ったぜ? まだメガストーン持ってねぇヤツが」

ぶっちゃけキーストーンだけあってもなぁ……
 ▼ 900 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/18 14:04:01 ID:tRUc2m3s [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リア「お互い様だね。……でそのキーストーンはどこで手に入れたんだ? 一緒にいた時ははめて無かった筈だ」

まぁそうなるよな

セト「コイツはさっきグロリオって人から貰ったんだよ、何しろ気絶してた俺らを助けてくれた人でよ、お礼言いに言ったら貰ったんだぜ」

リア「お前……まさかその人見た事ないのか?」

は? 何言ってんだコイツ? 全然関係ねぇ一般人だぜ!? 知ってる方が怖ぇよ

セト「あたりめぇだろ、何言ってんだよお前?」

リア「全く無知にも程があるよ……」ヤレヤレ

セト「は? もしかして有名人なのかよ!?」

エンタメ関係はコンテスト以外興味ねぇからな……

リア「あの人は旧タイキョクリーグを代表するチャンピオンさ」

ハァッ!? ま、マジかよッ!?

リア「そして同時に元環境テロリストだ……」

!?!!!??!?!!?!
 ▼ 901 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/18 14:04:47 ID:tRUc2m3s [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「て、て、てッテロリストってマジ……」

リア「その通りさ、19年前まで活動していた環境テロリスト『ネイチャーズ』の指導者だ」

指導者!? それにネイチャーズってどっかで……

セト「なぁ、ソレってよ…」

リア「ああ、過度な自然保護、捉え方によっては文明退化を掲げるネイチャーズはタイキョク発展の父とも言えるラッカー・カルダミンを殺害している」

ヤエさんが言うにはエイタの親父だよな……

リア「お陰でタイキョクの発展は予想より遅れてね、もしも彼が存命なら僕らの体に埋め込まれたICチップがポケフォンの代わりになる。なんて説もあるぐらいさ」

セト「マジかよ……でもグロリオは一家まるごと殺ったんだろ? じゃあなんでそんなヤツがチャンピオンになったんだよ?」

リア「分からないよ……彼は逮捕はされたが釈放された。 様々な陰謀論なんかがあるけど釈放理由は公表されなかった」

絶対裏があるだろソレ……
 ▼ 902 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/18 14:05:41 ID:tRUc2m3s [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リア「けど彼のチャンピオンになってからの功績は素晴らしかった、彼はタイキョクのトレーナーをPWTなんかの世界大会に出場できるようにしたのさ」

セト「……で、後任がソレをダメにしたんだよな?」

リア「ああ……だから僕が再び出場できるようにしなければならないんだ!」

リア「この手でリーグを再開して…チャンピオンになって!」グッ!

セト「ホラ、ンな所だぜ?」

リア「そんな所って…」

セト「前言ったじゃねぇか、『リーグに囚われんな』ってよ。 それにコレはグロリオからの伝言だけど……」

セト「『ポケモンの力を自らの力として過信し過ぎるなよ』だってよ。 お前にな」

リア「……その通りだな」

セト「ヘッ! 分かってんのかよ?」

リア「それぐらい分かってるさ、実際に強いのはポケモン達だ。 僕はバトルでは人間観点の指示を出す事しか出来ないからね」

セト「そう言う事なのかは分かんねぇけど……まぁ自惚れねぇ事だな、今回みてぇに足元すくわれるぞ?」

リア「重々承知しておくよ……で、お前次はどうするんだ? 僕は決まってるけど」
 ▼ 903 ーケオスの羽毛◆5dlyl3s5o2 19/09/18 14:06:28 ID:tRUc2m3s [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
セト「何だよその言い方はよ……取り敢えずメガストーン探す事は決まってるんだけどな」

リア「それならスズイロビレッジに行ってみると良いよ、ここから近いしジムもある」

セト「スズイロか……確か造船所があるトコだよな?」

リア「ああ、スズイロ造船だな」

デカいドックがあるんだっけ

リア「じゃあ僕はこの辺で失礼するよ、時間は効率的に使いたいからね」

セト「お前もう行くって……メシは!?」

リア「これで十分さ」ガササ

リアはポケットから棒状のスナックを取り出した。 確かCMでやってるヤツだよな

セト「マジかよ」

リア「余分な栄養は脂肪になるだけだからね、じゃあ!」ウィーン

セト「おう……じゃあな」

マジであんな菓子だけで腹が膨れんのかよ?
 ▼ 904 フーライ@じゅうでんち 19/09/18 15:14:37 ID:Bz06uv4I NGネーム登録 NGID登録 報告
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 ▼ 905 ククラゲ@グラスシード 19/09/19 19:16:09 ID:0PPkfOMg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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