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【SS】ポケットモンスターベストウイッシュ【サトシのイフストーリー】

 ▼ 1 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 21:08:13 ID:lP1M3/GM [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
このSSは、サトシのイッシュ地方でのイフストーリーです。
基本は、元のベストウイッシュを参考としていますが、手持ちのポケモン、進化するポケモン、技構成...などなどに若干の変化を加えています。

それでは、宜しくお願いします。

サトシ「おぉ!!ピカチュウ、見えてきたぞ!」

ピカチュウ「ピカチュゥ!」

サトシ「あれが、イッシュ地方か...」

ピカチュウ「ピカピカ!」

飛行機の小さな窓から、サトシとピカチュウがイッシュ地方を見下ろしている。

2人は、これから始まる冒険にドキドキワクワクの様子だ。

機内放送「皆様、本日はルギア航空のご利用ありがとうございます。当機は、後10分ほどで目的地に着陸致します。」

サトシ「あ〜〜、待ち遠しいぜ!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!」

サトシとピカチュウ...

2人の目はキラキラと輝いている。

初めて降り立つイッシュ地方の事を考えているいる間に、10分の時間は、あっという間に経ち、飛行機は目的地のカノコタウンの小さな空港に着陸した。
 ▼ 2 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 21:18:53 ID:lP1M3/GM [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「行こうぜピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッカ!」

2人は飛行機が止まると早速、席を立ち、飛行機から降りていく。

サトシ「ありがとうございました!」ペコッ

サトシがキャビンアテンダントに頭を下げる。

キャビンアテンダント「ベストウイッシュ!良い冒険を!」

サトシ「はい!!」タッタッタッ

飛行機から降りた2人は、オーキド博士に紹介されていた、アララギ研究所へと向かう。

サトシ「なぁピカチュウ」

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「一体どんな冒険が待っているんだろうな!」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「ワクワクするよな?」

ピカチュウ「チュウ!」

ワクワクとドキドキ、飛行機に乗っている間からずっと同じことを考え、同じことを口にする。

意気揚々と歩を進める2人は、いつの間にか目的地のアララギ研究所へとたどり着いていた。

サトシ「ここか...」

研究所の扉にそっと手を伸ばす。

サトシ「こんにちはー!」

扉を開けるのと同時に、元気な声で挨拶をする。

アララギ博士「あら?」

サトシ「え〜〜と...貴女が...」

アララギ「私はアララギ!ココ、アララギ研究所の博士よ!オーキド博士から話は聞いているわ!キミはサトシ君ね!」

サトシ「はい!!」

アララギ「ちょっと待ってもらえるかしら?」

サトシ「えぇ...」

アララギ「ごめんなさいね、ちょうど新人トレーナーが旅立つ日なのよ」

サトシ「そうなんですか!」

ピカチュウ「ピッカ!」

新人トレーナーの門出を見送ることができる!そう思ったサトシのテンションは、一気に最高潮まで昇りつめる。
 ▼ 3 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 21:29:11 ID:lP1M3/GM [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「それ、俺も同行していいですか!!」

是非とも、新人トレーナーの旅たちは見たい!

そう強く思ったサトシは、アララギ博士に少し興奮気味でお願いする。

アララギ「えぇ、いいわよ!」

サトシ「やった!!」

ピカチュウ「ピカ!」

丁度その時...

バタンッ

研究所の扉が開く音が響く。

???「すいません」

アララギ「あら?丁度来たわね!」

サトシ「へぇ〜あのトレーナーが!」

???「こんにちはアララギ博士」

アララギ「こんにちはシューティー君!」

サトシ「シューティーっていうのか...」ボソッ

シューティー「ん?彼は?」

サトシ「俺はサトシ!で、こっちが相棒のピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカピカチュウ!」

シューティー「僕はシューティー、宜しく。」

サトシ「あぁ!」

アララギ「じゃあ、早速だけど、シューティー君には最初のポケモンを選んで貰おうかしら!」

シューティー「はい!!」

これまで変わらなかったシューティーの顔色が、少し明るくなる。

サトシ「イッシュ地方での最初の三匹...一体どんなポケモンなんだろ?」

ピカチュウ「ピカァ...」

サトシとピカチュウは、アララギ博士のそばに置いてあるモンスターボールをマジマジと見る。

アララギ「それじゃあ出てきて!」

アララギ博士は、一気に三つのモンスターボールを放り投げ、三匹のポケモンを登場させる。

 ▼ 4 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 22:26:16 ID:lP1M3/GM [4/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
ツタージャ「タジャ!」

すました顔で、クールに登場したのは、くさタイプのツタージャ

ポカブ「カァーブゥ!」

野太い声で、力強さをアピールしているのは、ほのおタイプのポカブ

ミジュマル「ミィージュ!」キランッ

渾身のキメ顔を見せているのは、みずタイプのミジュマル

サトシ「おぉー!!!みんなも面白そうなポケモンだ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!」

シューティー「なんで新人トレーナーの僕よりキミが興奮してるんだ...」

サトシ「悪い、悪い!」

サトシは、アハハと笑いながら頭の後ろをかく

アララギ「この子達は、どの子もかなりポテンシャルの高いポケモンなのよ!」

シューティー「ポテンシャルが?」

アララギ「えぇ!もちろん新人トレーナーに合わせてレベルは低いのだけど、親が優秀でね、いい技を覚えているのよ!」

シューティー「へぇ〜...それはありがたいですね」

アララギ「で、どの子にするのか決めた?」

ミジュマル「ミィ〜ジュ〜」キラキラ

ミジュマルがシューティーを見つめる

シューティー「はい!元々僕は、コイツと旅をするって決めてました!」

そう言ってシューティーは、とあるポケモンを指さす

シューティー「ツタージャ、僕と旅をしてくれるかい?」

ツタージャ「タジャ!」コクン

ツタージャは、頷く。

ミジュマル「ミッ...ミジュマァ...」ガックシ

ポカブ「ポカァ...」

選ばれなかった2匹のテンションは、一気に下がり、ガクンと首を下におろす。

特に...

ミジュマル「ミジュマァ...」

キメ顔が無意味に終わり、やるせない表情を出しているミジュマルは、特にショックが大きかったようだ。

手足の力はぬけて、腕はプラ〜と垂れ下がり、お腹についているはずのホタチは足元へと転がっている。
 ▼ 5 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 22:39:41 ID:lP1M3/GM [5/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
サトシ「おい、大丈夫か?」

流石に見ていられなくなったサトシが、ミジュマルに声をかける。

ミジュマル「ミジュ?」

サトシ「そんな落ち込むなって!きっと誰かがミジュマルのことを選んでくれる日がくるさ!」

ピカチュウ「ピカ!」

ミジュマル「ミジュゥ?」

サトシ「俺が新人トレーナーだったら、多分ミジュマルを選んでたぜ!!」ニコッ

ミジュマル「ミィ〜シュ!」パァ~

サトシの一言で、ミジュマルの表情は、枯れた花に水をあげたかのように、一気に明るくなる。

サトシ「元気になったようだな!!」

アララギ「あら、サトシ君は優しいのね」

シューティー「人たらし...いや、ポケモンたらしか?」

サトシ「?」

シューティーの言葉の意味を理解出来なかったのか、サトシは首を傾げる

アララギ「それじゃシューティー君、モンスターボールとポケモン図鑑を渡すわね」

そう言って、そばに置いてあったモンスターボール5つとポケモン図鑑をシューティーに手渡す。

シューティー「何から何までありがとうございます」

アララギ「そんなにかしこまらないで!新人トレーナーに旅立ちの支援するのが私の仕事なんだから!」

アララギ博士が、ポンとシューティーの肩を叩く。

サトシ「どうだシューティー、初めてポケモンを貰った感想は?」

シューティー「そうだな...はやくバトルしてみたい...!って気持ちでいっぱいってところかな」

サトシ「じゃあさ!バトルしようぜ!」

シューティー「サトシと?」

アララギ「サトシ君は、これまで様々な地方を回ってポケモンリーグでもかなりの成績を残している、凄腕のトレーナーよ!相手にとっては不足はないんじゃないかしら?」

シューティー「へぇ〜 だったらバトルをお願いしようか!!」

サトシ「よし!行くぜピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」

サトシの一声で、ピカチュウが前に出る。

シューティー「行くよツタージャ!僕達のデビュー戦だ!」

ツタージャ「タジャア!!」
 ▼ 6 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 22:51:43 ID:lP1M3/GM [6/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
アララギ「って、歴戦の勇士のピカチュウと、バトル未経験のツタージャじゃ、流石にレベルの違いがありすぎるわね...」

シューティー「それでも構いません!どれだけサトシが強いのか、これからの冒険の良い経験値になる!!」

ツタージャ「タジャ!」

シューティー、ツタージャ共に、やる気充分のようだ。

サトシ「へへっ!だってよピカチュウ!後輩に情けない姿は見せないようにしないとな!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」バチチッ

ピカチュウは、ほっぺから軽く電気を走らせて、やる気を示す。

アララギ「まぁ、2人がいいなら...」

と、アララギ博士が話している途中で...

ミジュマル「ミジュゥ!!!」

お腹をポンっと叩いて、ミジュマルが登場する。

サトシ「どうしたんだミジュマル?」

ミジュマル「ミジュマァ!!」タッタッタッ

ミジュマルがピカチュウの押しのけて、サトシの前に立つ。

ミジュマル「ミジュマミッジュ!」

サトシ「ミジュマルがバトルするのか...?」

突然の状況に流石のサトシ、そしてピカチュウも少々同様してしまう。

サトシ達だけでなく、シューティーも目を丸くして唖然としている。

しかし、アララギ博士だけは違った。

アララギ「いいじゃない!!ミジュマルとツタージャならレベルは同じくらいだし!相性はミジュマルの方が多少不利でも、経験値で勝るサトシ君には丁度良いハンデじゃない?」

サトシ「...なるほど」

ピカチュウ「ピ〜カァ〜?」

サトシは納得したようだが、ピカチュウは不満そうな顔をする。

シューティー「僕らは、どっちが相手でも構わないよ」

ツタージャ「タジャ!」

サトシ「じゃあミジュマル、お願いできるか?」

ミジュマル「ミジュ!!」

再びミジュマルは、お腹をポンっと叩く。

アララギ「その前にサトシ君にはポケモン図鑑を渡すわね」

アララギ博士はポケット入れてあったポケモン図鑑をそのままサトシに渡す。
 ▼ 7 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 23:03:02 ID:lP1M3/GM [7/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
アララギ「これでミジュマルの覚えている技を確認してちょうだい」

サトシ「分かりました、ありがとうございます!!」ピピッ

アララギ博士に言われた通り、サトシは図鑑を開いてミジュマルの技構成を確認する。

サトシ「へぇ〜、こんな技を覚えているのか!」

ミジュマル「ミジュマ!」コクン

アララギ「それじゃバトルを始めるわね!」

シューティー「はい!」

サトシ「行くぜミジュマル!!」

アララギ「それではサトシ君対シューティー君のバトル開始っ!!!」

シューティー「先手必勝!グラスミキサー!」

ツタージャ「タジャァァァー!!」ゴォォォ

葉っぱの嵐が巻き起こるーー

サトシ「ミジュマル エアスラッシュだ!」

ミジュマル「ミッジュ!!」スパンッ

ミジュマルは空を切り、グラスミキサーを切り裂くー!!

シューティー「なっ?!」

ツタージャ「タジャ?!」

サトシ「技が破られたらからって慌てちゃダメだぜ!ミジュマル シェルブレード!」

ミジュマル「ミジュ!!」シャキン

シューティー「よけろ!」

スパッ

ツタージャ「タジャ!」スカッ

ツタージャが紙一重でシェルブレードのかわす。

シューティー「よし!」

サトシ「油断は禁物!!」

ミジュマル「ミィィィジュ!!」ズバッ

ミジュマルはさっき切り込んだ勢いを利用して一回転し、再びツタージャに刃を向けるー!

シューティー「リーフブレードで迎え撃て!」

ツタージャ「タジャアー!」ズバッ

カキンッ
 ▼ 8 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 23:17:28 ID:lP1M3/GM [8/11] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
シェルブレードとリーフブレードがぶつかり合うー!!

サトシ、シューティー「「互角か...!!」」

シューティー「ツタージャもう一度リーフブレード!」

ツタージャ「タージャ!!」ズバッ

サトシ「ホタチでガード!!」

ミジュマル「ミジュ!!」バッ

切り込んできたツタージャに対し、ホタチを盾代わりに使用するー!

カンッ!!

シューティー「防がれた?!あんな防御方法があるのか...!」

サトシ「行くぜミジュマル!せいなるつるぎ!!」

ミジュマル「ミッジュ!!」ジャキィィン

ミジュマルがホタチを空へかざす...

すると、オレンジに光る巨大な剣がホタチを覆うように出現するー!

アララギ「シェルブレードが水を覆った日本刀ならば、せいなるつるぎは、斬馬刀...って言ったとこかしら?」

サトシ「いっけぇぇ!!」

ミジュマル「ミィィッジュゥゥ!!」ヴォン

ミジュマルがせいなるつるぎを振り下ろし、ツタージャの頭上に叩きつけるー!!

ツタージャ「タァァジャッ!!」

シューティー「なっ...!!」

サトシ「いいぞミジュマル!!」

ミジュマル「ミジュ!」エッヘン

上手くいって嬉しのか、ミジュマルは腰に手を回しドヤ顔をきめる。

サトシ「油断するなミジュマル!!」

ミジュマル「ミジュ?」

シューティー「ツタージャへびにらみ!!」

ツタージャ「タァージャ」ギラン

ビリリ

ミジュマル「ミジュ?!」バチッ

ミジュマルが麻痺になってましうー!

サトシ「だから言ったのにー!!」
 ▼ 9 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 23:31:55 ID:lP1M3/GM [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
一瞬の隙をつかれて、ミジュマルはツタージャのへびにらみの餌食となるーー!!

シューティー「よし!ツタージャ連続でリーフブレード!!」

ツタージャ「タジャァァ!!」ズバッズバッ

ズバババッ

ミジュマル「ミィーージュッ!!」

サトシ「ミジュマル!!」

シューティー「留めのグラスミキサー!!」

ツタージャ「タァァジャァア」ゴォォォ

サトシ「ミジュマル立てるか?!」

ミジュマル「ミジュゥゥ...」ビリッ

シューティー「いけっ!」

ツタージャ「タッジャァァ!!」ドォォォン

グラスミキサーがミジュマルに命中するーー!!

サトシ「くっ...!!」

ミジュマル「ミッミジュマァ...」バタッ

ミジュマル「ミィイィジュウゥウゥ」グルグル

アララギ「ミジュマル戦闘不能!ツタージャの勝ち!よって勝者シューティー君!」

シューティー「良くやったツタージャ!」

ツタージャ「タッジャ!」

サトシ「ミジュマルお疲れ様」

サトシは倒れているミジュマルを抱え込む。

ミジュマル「ミジュマ...」ショボ-ン

自分のせいで負けたと思っているミジュマルは、浮かない顔をしている。

アララギ「最終的な勝者はシューティー君だけど、終始押していたのはサトシ君ね」

シューティー「えぇ、経験の差を見せられました...」

アララギ「最後のミジュマルの油断が、そのままバトルに決着をもたらしたわね」

ミジュマル「ミジュウゥ...」

サトシ「そう落ち込むなって!結構強かったぜミジュマル!おまえは、絶対に最強のポケモンになれる!!俺が保証する!!」

ミジュマル「ミジュゥゥ〜」ウルウル

ミジュマルは感激のあまり、ほろりと涙を零す。
 ▼ 10 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 23:45:41 ID:lP1M3/GM [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
シューティー「サトシ」

サトシ「シューティー...負けちゃったけど、結構面白かったぜ!」

シューティー「僕の方こそ色々と良い経験をさせてもらったよ 記念に一枚いいかな?」

サトシ「え?別にいいけど...」

ピカチュウ「ピカ?」

シューティー「ありがとう」カシャッ

そう言ってシューティーは、サトシとピカチュウ、そしてミジュマルの写真を撮る。

シューティー「初バトル記念、そして初勝利記念だ」

サトシ「写真好きなのか?」

シューティー「写真を見てると、その時の感情や、学んだことを思い出せるからね サトシとの」

サトシ「次会ったら、またバトルしようぜシューティー!」

シューティー「フッ...そうだな」

2人は握手をかわす。

三秒ほどお互いの手を握った後、シューティーはツタージャをボールに戻し、アララギ博士に一礼してから研究所を後にした。

サトシ「俺達も行くか!」

ピカチュウ「ピッカァ!!」

ミジュマル「ミジュゥゥ...」

ミジュマルがサトシを見つめる。

サトシ「今度ミジュマルとあった時はライバル同人だな!どんなトレーナーに選ばれる分からないけどバトルする気とは全力だぜ!」

サトシはミジュマルに向かって拳を突き出す。

ミジュマル「ミジュマ...」

しかし、そんなサトシに目もくれず、ミジュマルはうつむいてしまった。

サトシ「どうしたんだ?」

アララギ「もしかしてミジュマルは、サトシ君たちと旅をしたいんじゃないかしら?」

サトシ「え?!」

ミジュマル「ミジュ!!」

その通り!と、言わんばかりに反応をする。

サトシ「って言っても...ミジュマルは初心者用のポケモンだからや...」

ミジュマル「ミィ〜ジュ〜!!」

ミジュマルは、サトシのズボンのスソを引っ張って、連れてけアピールをする。
 ▼ 11 イボルト@カイスのみ 18/04/22 23:47:51 ID:JYwSxKEU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
嫌いじゃないよ、支援
 ▼ 12 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/22 23:54:29 ID:lP1M3/GM [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
アララギ「サトシ君さえ良ければだけど...」

サトシ「?」

アララギ「その子を連れて行って貰えないかしら?」

サトシ「いいんですか!!」

ミジュマル「ミジュマ!!」

アララギ「えぇ、冒険ってトレーナーがポケモンを選ぶだけでじゃなくて、ポケモンがトレーナーを選ぶ場合があっても良いともうの」

アララギ「だから、ミジュマルが行きたいって思いをサトシ君には向けているなら、連れて行って貰うのが1番だと思うのよ」

サトシ「アララギ博士...」

ミジュマル「ミジュミジュ!」

アララギ「そのミジュマル、ゲットしてもらえる?」

サトシ「勿論です!!」

ミジュマル「ミジュウ!!」

ミジュマルが満面の笑みを見せる。

サトシ「一緒行こうぜミジュマル!!」

アララギ「じゃあ、はい!これがミジュマルのモンスターボールよ!」

サトシ「ありがとうございます!よしっ!じゃあ......ミジュマル戻れ!」

ミジュマル「ミジュ!」ビチューン

サトシ「イッシュ地方初めてのポケモン...!ミジュマル ゲットだぜ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュウ!!」

パァーーン

ミジュマル「ミジュ!!」

ミジュマルが勝手にモンスターボールから飛び出す。

サトシ「これから宜しくなミジュマル!」

サトシは再びミジュマルに拳を突き出す。

ミジュマル「ミジュ!」コンッ

今度はミジュマルもそれに応え、拳を突き返す。

ピカチュウ「ピカピカ!!」

アララギ「それじゃサトシ君!イッシュ地方での冒険頑張ってね!」

サトシ「はい!!!」

 ▼ 13 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 06:36:32 ID:3lWIbY.A [1/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ達は、アララギ研究所を後にし、カラクサタウンへと向かっていた。

サトシ「おぉ!あそこに見たことないポケモンがいる!」

ピカチュウ「ピカ?」

ミネズミ「ネズ?」

サトシ「あのポケモンは...」ピピッ

サトシが図鑑を開く。

サトシ「ミネズミか...よしっ!早速ゲットだ!行くぜピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!」

パァーーン

ミジュマル「ミジュ!」

サトシ「ミジュマルまた勝手に...」

ミジュマル「ミジュマ!」ポン

サトシ「ミジュマルがバトルするのか?」

ミジュマル「ミィージュ!」

サトシ「そうだな!だったらミジュマルでバトルだ!」

ピカチュウ「ピカァ〜?」

ピカチュウがまたもバトルを邪魔され、怪訝そうな顔をする。

サトシ「ピカチュウごめんな、ジム戦では絶対ピカチュウでバトルするぜ!」

ピカチュウ「ピッカァ!」

ミジュマル「ミジュミジュ」ツンツン

ミジュマルがサトシのズボンの裾を引っ張り、何かを訴える。

サトシ「ん?」

ミジュマル「ミジュ」

ミジュマルがさっきまで、ミネズミがいたはずの場所に指をさす。

ミネズミ「ネミ!」タッタッタッ

サトシ「逃げられてる!!」

ピカチュウ「ピカ?!」

急いでサトシ達はミネズミのあとを追いかける。

 ▼ 14 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 06:52:04 ID:3lWIbY.A [2/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「まてぇー!!!」タッタッタッ

ピカチュウ「ピカピィー!!」タッタッタッ

ミジュマル「ミッジュマ!」タッタッタッ

三人はミネズミを追いかけ、薄暗い林の中を駆けていく。

草木をかき分け、切り株を飛び越え、時に軽い崖を下り、必要以上にミネズミを追いかけていく。

しかし....

サトシ「見失った...」

ピカチュウ「ピカー...」

ミジュマル「ミジュー...ミジュー...」ゼーゼー

サトシ「あー...走ったら、お腹空いたな」グゥ~

サトシ「ママに貰ったサンドイッチが確か...」ガサゴソ

昼ご飯を食べようとしているサトシ一行を偶然、草の影から除く三人組の影...

ムサシ「ちょっとちょっと!アレ、ジャリボーイじゃない?」

コジロウ「本当だ」

ニャース「なんでアイツもここに?」

ムサシ「どうやら、アタシ達は切っても切らない縁があるようね...いいチャンスじゃない、ピカチュウをゲットしましょ!」

コジロウ「だな!!」

ニャース「そうだニャ!」

サトシ「ん〜〜!やっぱママのサンドイッチは最高だぜ!」モグモグ

ピカチュウ「ピカァ〜」モグモグ

ミジュマル「ミージュ♪」モグモグ

三人が昼ご飯を楽しんでいると突然ーー!

バサッ!

ピカチュウ「ピカ?!」

何処からか飛んできた網が、ピカチュウを捉えるーー!

そして、網についているロープにより、草の影へとピカチュウは、引っ張られていく。

サトシ「ピカチュウ!!」

ミジュマル「ミジュマ?!」

 ▼ 15 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 07:04:23 ID:3lWIbY.A [3/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
ムサシ、コジロウ、ニャース「「「ハッーハッハッハッハー!!」」」

ムサシ「ピカチュウ!!ミジュマ?!と聞かれたら!」

コジロウ「答えてあげるが世のなさけ!」

割愛

ムサシ「ちょっと!ちょっと!割愛って何よ!!」

コジロウ「面倒くさがるな!」

ニャース「ニャーは、口上一つも行ってないニャ...」

サトシ「なんでお前達がここにいるんだ!!」

ムサシ「サカキ様の命令よ!」

コジロウ「よし!ピカチュウもゲットしたし...」

ムサシ、コジロウ、ニャース「「「かえる!!」」」スタコラサッサー

サトシ「まてっ?!」

ムサシ「でてこいデスマス!」パァーーン

デスマス「デース!」

サトシ「あれは?」ピピッ

サトシ「デスマス...アイツらも新しいポケモンをゲットしてたのか...」

コジロウ「デスマス シャドーボール!」

デスマス「デース!」ボンッ

ドカンッ

シャドーボールがサトシの足元に命令!

そのはずみで、サトシは横転してしまう。

サトシ「くそっ!」ドテッ

逃げ足の早いロケット団の三人組は、既に目に見えない所まで行ってしまっていた。

サトシ「何とかして、ピカチュウを探さないと...」

ミジュマル「ミジュ...」
 ▼ 16 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 08:54:10 ID:3lWIbY.A [4/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
バサバサ

何処かで鳥ポケモンの羽ばたく音が聞こえてくる

サトシ「そうだ!!」

サトシはあたりを見渡して、羽ばたいた主を探す。

サトシ「どこだ〜」

マメパト「クルッポォ!」

サトシ「いた!!」

マメパト「ポ?」

サトシ「いくぜミジュマル シェルブレード!」

ミジュマル「ミジュ!」シャキン

ミジュマルが切りかかるーー

マメパト「ポォー!」ズババッ

マメパトは、エアカッターで迎え撃つーー!!

ミジュマル「ミジュッ!!」ザシュッ

ミジュマルにエアカッターがクリーンヒット!!

サトシ「っ...!エアスラッシュ!」

ミジュマル「ミッジュゥゥ!」スパンッ

ミジュマルが空を切り、斬撃は放つーー

マメパト「ポォ?!」

ズバンッ!

マメパト「ポォォッー!!」

マメパトがエアスラッシュの餌食になる!

サトシ「よし追撃だ!せいなるつるぎ!!」

ミジュマル「ミィィジュ」ジャキィィン

ミジュマルが斬馬刀を模した、せいなるつるぎをマメパト目掛けて振り落とす!

ミジュマル「ミッジュウ!!」ドカァァンッ

マメパト「ポォォォォッ!」

サトシ「今だ!」

自分にそう言ってサトシはベルトに着けたモンスターボールを手に取る。
 ▼ 17 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 09:08:31 ID:3lWIbY.A [5/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「いっけぇぇー!!」シュッ

コンッ

コロンコロン...

クイッ...クイッ...クイッ...

サトシ「...」ゴクリ

ポォーーン

サトシ「よしっ!えーーと...」

ゲットすることに夢中でポケモン図鑑を開き忘れていた。

サトシ「でてこい!」

マメパト「ポォー!!」

サトシ「このポケモンは...」ピピッ

サトシ「マメパトか...、これから宜しくなマメパト!!」

マメパト「ポォォ!」

サトシ「早速で悪いんだけど...」ピピッ

サトシが図鑑でピカチュウを検索し、マメパトに見せる。

サトシ「このポケモンを空から探して見つけてくれるか?」

マメパト「ポォォォ!!」バサバサ

バトルに負けたマメパトは早速サトシを主と認めたようで、すぐさま指示されたことを実行する。

林の上から、先ほど図鑑で見せてもらったでんきねずみを、マメパトは目を凝らして探す。

ピカチュウは、イッシュ地方には生息していないポケモン...もし、この林でピカチュウを見かけたら、それは十中八九サトシのピカチュウと言えるだろう。

サトシ「頼むぜマメパト...」


所変わって......

ムサシ「いやぁ〜奇襲作戦は成功ね!!」

コジロウ「おう!まさかジャリボーイも俺達がイッシュ地方に来ているとは思わなかったみたいだな!」

ニャース「それにこの地方に来たばかりのジャリボーイは、戦力になるようなポケモンを持ってないはずニャ!!」

コジロウ「何時ものように仕返しされる心配もないな!!」

ムサシ「何か起きる前に、このまま本部にピカチュウ送っちゃいましょ!」

コジロウ「長年追いかけていたピカチュウが、こうもあっさりゲットできるとは!!」

調子に乗っている三人組は、今日の成果に大満足し、勝利の余韻にひたっている。

ピカチュウを捉えている網は、例のごとく対電気性のものを使用、必死に脱出しようとするピカチュウだが、奮闘虚しく網から抜けられないでいる。
 ▼ 18 ジョフー@コスメポーチ 18/04/23 09:17:46 ID:JtfcgoiA NGネーム登録 NGID登録 報告
今のアニポケならシューティーもこんな好青年に描いてるんだろうな
本編の彼は犠牲になったのだ
後のライバル達の性格を良くする為の犠牲にな
 ▼ 19 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 09:21:02 ID:3lWIbY.A [6/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
そこへーー...

???「あなた達何をしてるの?」

ムサシ、コジロウ、ニャース「「「ん?」」」

一人の少女がやって来る。

???「あれ?そのポケモン...イッシュ地方じゃ珍しいピカチュウじゃない!!」

ムサシ「何よ!!これはあたし達の獲物よ!」

???「獲物...?」

少女はピカチュウを見つめる。

ピカチュウ「ピカァ〜」

???「そのポケモン困ってるじゃない!!もしかしてあなた達密猟団ね!イッシュ地方では珍しいピカチュウを売りさばこうって魂胆なわけね!」

ニャース「なっ?!違うニャ!ニャーたちは売るためにピカチュウを捕まえたんじゃないニャ!ボスにお届けするためにこのピカチュウを盗んだのニャ!」

???「どっちも同じようなものじゃない!いけっチラーミィ!モンメン!」パァーーン

チラーミィ「チラ!」

モンメン「メェ〜ン」

謎の少女はピカチュウを助け出そうと、二匹のポケモンを繰り出す!

コジロウ「いけデスマス!」パァーーン

デスマス「デース!」

ムサシ「コロモリあんたもよ!」パァーーン

コロモリ「モリィ!」

サトシよりもひと足はやくイッシュ地方にたどり着いていたロケット団は、ムサシ、コジロウ両名共に、新たなパートナーをゲットしていた。

???「モンメンようせいのかぜ!チラーミィ スイープビンタ!」

モンメン「メェェン!」コォォーー

モンメン、コロモリ共にようせいのかぜに吹き飛ばされ、近くに生えていた木に叩きつけられるーー!

デスマス「マスッ!」

コロモリ「モリィッ!」

チラーミィ「チラァ!」バシッバシッバシッ

コロモリ「コロモリィィッ!!」

チラーミィは尻尾を使い、コジロウの頬を三度引っ叩くーー!!

ムサシ「ちょっと!あんな小娘に押されるんじゃないわよ!」
 ▼ 20 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 09:31:58 ID:3lWIbY.A [7/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
コジロウ「デスマス シャドーボール!」

デスマス「デース!」ボンッ

シャドーボールがモンメンに向かって放たれるーー!

???「チラーミィ、モンメンを庇って!」

チラーミィ「ミィ!」ガバッ

スッ...

ニャース「ニャんと!!ゴーストタイプが無効なノーマルタイプを盾にしたニャ?!」

???「モンメンすいとる!」

モンメン「メェ〜〜ン!」ポワァァン

モンメンは、デスマスから体力を奪いとるーー!

デスマス「デスゥッ!!」

???「留めのマジカルシャイン!」

チラーミィ「チラァ!!」ピカァァ

ババンッ

光の衝撃波がデスマスを襲うーー

デスマス「マァァスッ!」ドサッ

コジロウ「そんな?!!」

ムサシ「何やってんのよ!コロモリ エアカッター!」

コロモリ「コロモリィ!」ズババッ

チラーミィ「チラィッー!!」

エアカッターがチラーミィを切り裂くーー!

???「モンメンようせいのかぜ!」

モンメン「メェェン!」コォォーー

コロモリ「モリィッ!!」

今度はムサシの胸元まで吹き飛ばされるーー!

胸にコロモリがぶつかった衝撃でムサシは地面へ倒れ込む

ムサシ「ごはっ!」

???「チラーミィ留めのハイパーボイス!!」

チラーミィ「チラァァァァァ!!!」ドドドドド

ドカァァァァンッ
 ▼ 21 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 09:41:51 ID:3lWIbY.A [8/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
ハイパーボイスの衝撃波が、ロケット団を空の彼方へ吹き飛ばす。

ムサシ、コジロウ、ニャース「「「やーなかーんじぃぃ!!!」」」キランッ

???「ふぅー...」

少女が額の汗を拭う。

相手が弱かったとはいえ、大人の悪者...緊張で額や手やら、至る所に汗を流していた。

???「今出してあげるね?」ガサガサ

ピカチュウ「ピカチュゥゥ」

???「よしっ!これでOK!!」

少女は網を破り、ピカチュウを外へと出す。

???「さっきの三人組は、あなたのことを盗んだって言ってたけど、あなたのトレーナーは?」

ピカチュウ「ピカァ...」ショボン

???「困ったなぁ...とりあえずカラクサタウンに行けばなにか分かるかな?」

少女はピカチュウを抱え上げる。

???「キミのパートナーが見つかるまで私が面倒見てあげるよ!」

ピカチュウ「チュウ!」

???「私は、メイ!!」

ピカチュウ「ピカピカチュウ!」

メイ「それで、この子達が私のパートナーのチラーミィとモンメン!」

チラーミィ「チラ!」

モンメン「メン!」

メイ「しばらくの間、宜しくね?」

ピカチュウ「ピィーーカ」ペコリ


そんなメイとピカチュウを上空から覗くポケモンが一匹...

マメパト「ポォォ」バサバサ

マメパト「ポォォォォー!!」
 ▼ 22 ンダース@くろおび 18/04/23 09:43:05 ID:eclZwlL6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マメパトがマイケル・ジャクソンみたいで草
 ▼ 23 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 09:45:20 ID:3lWIbY.A [9/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>19
すいませんコジロウの頬じゃなくて、コロモリの頬でした...

 ▼ 24 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 10:11:42 ID:3lWIbY.A [10/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシとミジュマルは、連れ去られたピカチュウを探して、未だ林の中をさ迷っていた。

サトシ「どこいったんだアイツら?」

ミジュマル「ミジュゥゥ」

そこへーー

マメパト「クルッポウ!!」バサバサ

サトシ「見つかったかマメパト!!」

マメパト「ポポゥ!」バサバサ

サトシ「サンキュー!でかしたぞマメパト!」

マメパトはサトシの前を飛び、ピカチュウを見つけた場所へと誘導する。

サトシ「待ってろよピカチュウ!!」タッタッタッ

林の中を駆け進む...しばらく走ると少しひらけた場所へと抜けた。

マメパトはそこで旋回し始める、これはここでピカチュウを見たという合図だ。

サトシ「少し遅かったか...!!」

そこにピカチュウはおらず、悔しさのあまりサトシが下唇を噛む。

ミジュマル「ミジュ〜...」

サトシが図鑑のマップを開き、自分達のいる位置を確認する。

あと数キロ先へ行ったところに、当初の目的地だったカラクサタウンがある。

一刻も早くピカチュウを見つけたいサトシだが、日も暮れてきて、これ以上林での散策は危険だと判断しカラクサタウンへ向かうことにした。

サトシ「もしかしたらアイツらもカラクサタウンに行ってるかもしれない...」

それに、カラクサタウンにつけばジュンサーさんもいることだろう、ここは大人の手を借り、ピカチュウを見つけ出そうと考える。

サトシは足早に林を抜けて、カラクサタウンへと辿り着く。

サトシ「まずはポケモンセンターで情報収集だ!」タッタッタッ

町につくやいなや、サトシは走り出してポケモンセンターへと向かう。


ポケモンセンター

メイ「ここに来ればキミのパートナーにも出会えるかな?」

ピカチュウ「ピカチュウー」

メイ「もしかしたらまだ林の中を測索してたりして...」

もしもピカチュウのトレーナーがこんな時間に林の中にいては危険だ。

そう思ったメイはポケモンセンターを飛び出し、カラクサタウンの出入り口付近へと向けて走り出す。
 ▼ 25 アルヒー@ルールブック 18/04/23 18:10:33 ID:xDCb7lww NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こういうss好きだけど完結しない事が多いから完結まで頑張ってほしい
 ▼ 26 ヤップ@くろいメガネ 18/04/23 18:33:35 ID:jiPIPqaE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シュー太郎がシューティになってる…
支援
 ▼ 27 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 19:47:53 ID:3lWIbY.A [11/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「すいません!!」

ポケモンセンターの自動ドアをぬけ、大勢の来客がいる中で、サトシは大声で叫ぶ。

ポケモンセンターに寄っていた旅のトレーナーが、一同にサトシに視線を向ける。

サトシ「あの!!」

サトシ「この町でピカチュウを見かけませんでしたかっ!!」

男1「ピカチュウ...?イッシュ地方にはいないはずのポケモンだな...」

女1「そんなに慌ててどうしたの?」

サトシ「俺のピカチュウ、悪いヤツらに攫われて...この町で手掛かりをつかめないかなって思ったんですが...」

男2「アレ?でも、ピカチュウならさっきここにいた女の子が持っていたような...」

サトシ「それ本当ですか?!」

男2「あ、あぁ」

サトシ「そのトレーナーは何処へ行ったかわかりますか?」

男2「どうだろうな...なにか閃いたようにポケモンセンターを飛び出していったからな...」

サトシ「分かりました、ありがとうございます!!」タッタッタッ

そう言い残し、サトシはポケモンセンターを飛び出す。

サトシ「ピカチュウ...!!」タッタッタッ

カラクサタウンを右へ左へと走り回る。

道行く人に、ピカチュウのことを訪ねてはいるが、どれも「知らない」の返事ばかりだ。

何度もロケット団にピカチュウを攫われた事があったが、今回のように何時間も離ればなれになり、さらにタケシという頼れる親友がいない状況は初めて...

サトシの中で焦りばかりが大きくなっていく。

サトシ「すっすいません!!」

長時間走っているため、呼吸は落ち着かず、汗で全身がベトベトだ。

ジェントルマン「どうしたキミ?!」

そんなサトシの風貌を見たジェントルマンは、かなり慌てた様子を見せる。

サトシ「ここら辺でハァーハァーピカチュウを連れた女の子見ませんでしたか?ハァーハァー」

ジェントル「ピカチュウ...そういえばカラクサタウンから一番道路に出る所で見かけたような...」

サトシ「本当ですか?!」

ジェントル「あぁ」

サトシ「ありがとうございます!!」タッタッタッ

再びサトシは走り出し。
 ▼ 28 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 20:12:33 ID:3lWIbY.A [12/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
女の子の持っているピカチュウが本当に自分のピカチュウなのか?それは定かではないが、サトシにとってはその女の子に希望を託すしかなかった。

サトシ「頼む....!!」

もし、女の子の持ってるのが自分のピカチュウだとしたら...なぜ、ロケット団とはぐれたのか?そもそも何故女の子と一緒にいるのか?様々な疑問が浮かんでくるが今は気にしていられない。

最大の相棒を...最高の友達を今ここで失いたくない!

そんな気持ちで無我夢中でジェントルマンに教えてもらった場所へ向かう。

しかし、夢中になりすぎてしまい...

ドンッ

サトシ「わっ!!」

???「いたっ」

誰かとぶつかってしまった。

サトシ「すいません!!ちょっと急いでて...」

???「いや、僕の方こそボォーっとしてたからね」

???「ところでそんなに慌ててどうしたんだい?」

帽子をかぶり、薄い緑色の髪をした青年がサトシに尋ねる。

サトシ「ちょっと相棒のピカチュウと、はぐれてしまって...」

???「ふーん...」

???「じゃあ、キミは自分のポケモンの面倒もろくに見れないトレーナーってことかな?」ニコッ

サトシ「っ?!なにぃ?!」

サトシ「ピカチュウとはぐれたのは悪いヤツらに捕まったからだ!!そうじゃなきゃ...!」

青年がサトシの言葉をさえぎる。

???「人間なんかの手にポケモンが渡るからややこしくなる、ポケモンは誰のものでもない...キミの言う悪いヤツらのでも、キミのものでもね...」

手を帽子のつばに当て、やや早口気味でそう話す。

サトシ「俺はピカチュウを自分のモノだと思ったことは一度もない!!ピカチュウ含め俺のゲットしたポケモンはみんな俺の友達だ!!」

???「ともだちねぇ...」

???「だったらキミは、その友達をモンスターボールに閉じ込めておくのかい?」

サトシ「モンスターボールに入れるってことは、一緒旅をするってことだ!!閉じ込めているわけじゃない!!」

???「詭弁だね」

サトシ「今はお前と話し合っている時間はない!!じゃーな!」タッタッタッ

ここで言い争っていてもしょうが無い、サトシは謎の青年との口論をやめ、ピカチュウの元へと向かう。

???「...」
 ▼ 29 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 21:14:53 ID:3lWIbY.A [13/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
謎の青年と口論してから数分後、サトシはジェントルマンに教えてもらった場所に来ていた。

サトシ「どこだ」キョロキョロ

サトシがあたりを見渡す。

しかし暗くてよく見えない。

サトシ「ピカチュウー!!いるかー!!」

サトシが大声でピカチュウを呼ぶ。

女の子がポケモンセンターをでてからどれ位の時間が過ぎたのだろうか?

もうここにはいないかもしれない。

そう思っていると...

ピカチュウ「ピカピ!!」

サトシ「ピカチュウ!!」

ピカチュウがサトシに飛びかかる。

サトシ「よかった!ピカチュウ無事だったんだな!」

ピカチュウ「チャ〜〜!」

サトシ「心配したぜ!!」

サトシがピカチュウを抱きしめる。

いつも一緒にいるピカチュウがたった数時間はぐれてしまうだけで、離れていた時間が途方もなく感じる。

その時間を埋めるように、サトシは強く、強く、ピカチュウを抱きしめるのだった。

メイ「キミがこの子のトレーナー?」

暗がりから、一人のトレーナーが姿を表す。

サトシ「キミは...」

メイ「私はメイ!」

サトシ「俺はサトシ!メイがピカチュウのこと見ていてくれんだな!ありがとう!!」

メイ「んーん!困った時はトレーナー同士助け合わないと!」

サトシ「ところでピカチュウ、ロケット団って悪いヤツらに捕まってたはずなんだけど...もしかしてキミがピカチュウを助け出してくれたの?」

メイ「うん!そりゃ悪そうなヤツらに捕まってたら、ほっとけないからね!」

サトシ「本当にありがとう!!」

ピカチュウ「ピカピカチュウ!」

メイ「いいって!いいって!それに、二人のそんな仲睦まじい姿を見せられたら、助けがいがあったってもんですよ!」ニッシッシー

メイが綺麗な歯を見せながら、無邪気に微笑む。
 ▼ 30 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 21:35:54 ID:3lWIbY.A [14/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「あっそうだピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「あれから新しい仲間が出来たんだぜ!」

そう言ったのと同時に、腰のベルトにつけてあるモンスターボールを握り、空中へ放り投げる。

パァーーン

マメパト「クルッポォー!」

ピカチュウ「ピッカ!!」

マメパト「ポッポー!!」

サトシ「コイツはマメパト!ピカチュウが連れ去れた時、一緒に探してくれたんだぜ?」

ピカチュウ「ピカチュー」ペコリ

ピカチュウがお辞儀すると、マメパトもお辞儀を返す。

メイ「お〜〜!マメパトかぁ〜いいね!」

サトシ「よしピカチュウ、今日は遅いしポケモンセンターで休もうぜ!」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「メイも一緒に泊まるだろ?」

メイ「うん!!ってサトシ...一緒泊まるってことは一緒に寝たいってこと?」ニヤニヤ

メイが冗談でサトシをからかう。

サトシ「ん?俺は別にいいぞ」

メイ「えぇ〜〜...」

予想外の反応にメイが驚く。

サトシはこれまでの帽子で何度も、女の子と一緒に寝泊まりしている。

だから、そういったことに一切の照れや、恥などはもたないようだ。

メイ「なんか今時珍しい男の子だねぇ〜」

サトシ「そうなのかピカチュウ?」

ピカチュウ「ピィーカ?」

サトシとピカチュウは、メイの言葉を理解出来ずに首を傾げる。

メイ「いや...やっぱなんでもない」

メイがサトシとの言葉のキャッチボールをやめる。

サトシ「?」

メイ「まっ、とりあえずポケモンセンターに行こ!」
 ▼ 31 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 21:36:43 ID:3lWIbY.A [15/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイがサトシの腕を引っ張る

そこへーー

???「やぁ」

サトシ「おまえは!!」

そこに、先程サトシと口論をした
 ▼ 32 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 21:51:48 ID:3lWIbY.A [16/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
途中送信すいません...

先程サトシと口論した、帽子をかぶった薄緑色の髪をした青年が現れる。

メイ「知り合い?」

サトシ「いや...ただ、さっきちょっと喧嘩したんだ」

メイ「えぇ...」

???「フッ...僕はN 夢は、全てのポケモンをトレーナーの元から解放すること」

サトシ「解放?!」

N「あぁ...ポケモンがトレーナーの元にいては自由な暮らしが出来ない!モンスターボールという名の監獄で一生暮らしていくなんて可哀想だろ?」

サトシ「また勝手なことを...!!」

N「キミは突然バトルさせられて、ゲットされるポケモンの気持ちを考えたことはあるかい?」

サトシ「それは...」

サトシは人一倍ポケモン思いなトレーナーだ。

ゲットしたポケモンだけでなく、それ以外にも優しく接し、ゲット有無はポケモンの意思を尊重する場合が多い。

しかし今日のマメパトなどの様に、いきなりバトルを仕掛けてゲットすることもある。

果たしてそれは、本当にポケモンによって良い事なのだろうか?自分の気持ちの中に少しの疑念が生じてしまう。

N「それは...?」

サトシ「それはポケモンに聞かなきゃ分からないかもだけど、ゲットしたポケモンはちゃんと面倒をみるつもりなんだ!」

N「それは本当にポケモンが望んでいることなのか?ポケモンの声を聞けないキミ達には到底分からないことだろうけどね」

サトシ「なに?!!」

その言葉にカチンときた、者が一人...いや、一匹

パァーーン

ミジュマル「ミジュマ!!」

サトシ「ミジュマル?!なんで...」

ミジュマル「ミジュ!ミジュミジュ!」

ミジュマルがNに向かってなにか訴えている。

N「なに...?!」

サトシ「え?」

Nの様子は、まるでミジュマルの話している言葉が分かるかのようだった。

果たしてそんな事がありえるのか?しかし、さっきのNの言葉「ポケモンの声を聞けないキミ達には」と言っていた。

キミ達には...?と、いうことはこの目の前にいるNというトレーナーは、ポケモンの声を聞くことが出来るということだろうか?
 ▼ 33 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/23 22:14:59 ID:3lWIbY.A [17/17] NGネーム登録 NGID登録 報告
N「キミは自分から、あのトレーナーに着いてきたと言うのか?あのトレーナーの事が好きだから自分から望んであのトレーナーを選んだと...?!」

ミジュマル「ミジュ!」

N「そんなことが...?いや、それはまやかしだ!キミは騙されているんだ」

Nとミジュマルが会話している...しかも、自分とミジュマルしか知らないような内容を語り合っている。

サトシ「Nってポケモンの言葉が分かるのか?!」

N「ん?あぁ、小さい頃からポケモンの声を聞くことが出来たんだ。だからこうしてミジュマルと話し...そして戸惑っている」

サトシ「戸惑う?」

ピカチュウ「ピカ?」

N「ポケモンが自らトレーナーを選ぶなんて、今までに聞いたことがなかった...面白い!面白いよサトシ君!」

サトシ「あれ?俺、自己紹介したっけ?」

N「このミジュマルから聞いたのさ」

サトシ「じゃあ...」

ピタリと名前まで当てられてしまった...

本当にミジュマルに聞かない限り、ついさっき出会ったトレーナーの名前が分かるはずがない、Nのポケモンの声を聞くことが出来るという話に嘘は無さそうだ。

N「僕とバトルしてくれないかい?」

サトシ「え?!」

N「キミとキミのポケモン...その関係性を是非バトルして確かめたい!」

メイ「さっきは、ポケモンを解放とか、モンスターボールが監獄だとか言ってたくせに、自分だってポケモンを持ってるんじゃない!!」

N「持ってないよ」

メイ「へ?」キョトン

N「トモダチの手をかりてバトルするのさ...ゾロア手を貸してくれるかい?」

そう語りかけると、Nの方からヒョッコリと黒い狐型のポケモンが顔を出す。

ゾロア「ゾロ!」

N「頼んだよ」

ゾロア「ゾロォー!」

サトシ「そーか!だったらやろーぜピカチュウ!!」

ピカチュウ「ピカ!!」

売られたバトルは買うのがサトシの主義!

今度こそミジュマルではなく、ピカチュウでバトルする様だ。
 ▼ 34 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 21:33:48 ID:328KBNmA [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「ポケモン持ってるじゃん!!」

N「持っていないよ、ゾロアは野生のポケモンなんだ」

Nがメイを見つめて話す。

その瞳は、吸い込まれそうなほどに純粋な黒い色をしている。

そのまま見つめ合っていたら、Nの考えが頭の中に流れ込んでくる気さえした。

N「小さい頃からの僕のトモダチだよ」

そう言ってNは、ゾロアの顎をかるく撫でる。

撫でられたゾロアは、甘えた声をだし、お返しにとNの頬に顔を擦りつける。

メイ「...怖い」

Nの独自的な考え方、そしてそれを本気で実行しようとしている強い意思を感じとったメイは、目の前の青年に恐怖し、身震いする。

サトシ「N、勝負するんだろ?」

Nの 「あぁ、いつでもいいよ」

サトシ「だったらこっちからいくぜ!ピカチュウ でんこうせっか!」

ピカチュウ「ピッカ!!」シュタッ

N「ゾロアかわして!」

ゾロア「ゾロア!」ヒョイッ

ピカチュウのでんこうせっかを、ジャンプしてかわすーー!

N「バークアクト!」

ゾロア「ゾロァ!!」ズドドド

ゾロアが黒い円状の衝撃波を、周囲に拡張させるーー!!

サトシ「よけろっ!」

ピカチュウ「ピィィカァッー!!」ズダンッ

サトシの指示も虚しく、ピカチュウにバークアクトがヒットするーー!!

ピカチュウ「ピカァ...」

特攻がワンランクダウンするーー

サトシ「ピカチュウ 10まんボルト!!」

ピカチュウ「ピッカッチュゥゥゥゥ!!」ビリリリ

バチチチチチ

ゾロア「ゾロォッ!!」

ゾロアが電撃を浴びるーー!!
 ▼ 35 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 21:43:34 ID:328KBNmA [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
N「ゾロアみだれひっかき!」

ゾロア「ゾッア!!」シャキッ

ゾロアが爪を立てるーー!

サトシ「アイアンテールで迎え撃て!」

ピカチュウ「ピッカァ!」カキン

ズドォォォン

ピカチュウ「ピカァッ!!」ズキッ

ゾロア「ゾロォッ!!」ズキッ

アイアンテールとみだれはひっかきのぶつかり合いは、痛み分けに終わるーー

サトシ「ボルテッカー!!」

間髪入れずに、サトシが指示をだす。

ピカチュウ「ピカピカピカピカ...」バジジジジジ

N「イカサマ!」

ゾロア「ゾロアァ!!」

ピカチュウ「ピカピッカァ!!」

ズドォォォン

再びゾロアとピカチュウが激しくぶつかり合うーー!

サトシ「いっけぇぇ!!」

ピカチュウ「ピカァァァ!!」

ドドッ

ゾロア「ゾロォ?!!」バコォォン

ピカチュウのパワーに根負けしたゾロアが、ボルテッカーにより吹き飛ばされるーー!!

ゾロア「ゾロォォ...」ズサァァァ

ピカチュウ「ピィッ!!」バチンッ

ピカチュウがボルテッカーの反動を受ける。

N「中々のパワーだね...」

ゾロア「ゾロ!」ヨレッ

よろめきながらも、ゾロアは立ち上がる。
 ▼ 36 クレオン@チイラのみ 18/04/24 21:58:20 ID:7KKVwSng NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケモンダイパ思い出した
 ▼ 37 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 22:54:59 ID:328KBNmA [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
N「ゾロア バークアクト!」

ゾロア「ゾッロォ!!」ズドドド

サトシ「バークアクトに向かってアイアンテールだ!」

ピカチュウ「ピカチュ!!」カキン

ズダァァァンッ

ピカチュウがアイアンテールで、バークアクトを弾き飛ばすーー!

メイ「わぁー...大胆」

N「っ?!」

Nが驚きの声を上げる。

が、しかしバークアクトをアイアンテールで破る大胆不敵な作戦に驚いている訳では無い。

"バークアクトをアイアンテールで破れ"なんて指示を躊躇なくしたサトシと、それに迷わず応えるピカチュウに驚いている。

それは一か八かの作戦のはず、しかし2人に何の迷いもなく、まるで必ず成功すると分かっているかのような息の合い方だ。

さっきのボルテッカーもそうだ、ゾロアのイカサマと均衡に渡り合っていたはずなのに、サトシの一声でピカチュウのパワーは増し、ゾロアが吹き飛ばされた。

この2人の間には確かな絆がある。

いままで見てきたトレーナーよりも、一段とその信頼関係は高い。

一瞬、"トレーナーにゲットされているポケモンが可哀想"という自分の思想を疑問に思う程だった。

N「フッ...なんだろうね、この嫌悪感は...サトシ君を見てると胸が締め付けられるような感覚にさいなまれるよ」

サトシ「なにをブツブツいってるんだ」

N「いや...キミが嫌いだなと思って」

サトシ「なにぃ?!」

N「いくよゾロア!ピカチュウに勝とうか!」

ゾロア「ゾロ!」

サトシ「へっ!俺達は絶対値負けないぜ!」

ピカチュウ「ピッカァー!!」

N「ゾロア イカサマだ!」

ゾロア「ゾロァ!!」

サトシ「引きつけろ!」

ピカチュウ「ピカァー」ジィィ

ピカチュウがゾロアの動きを見切るーー

サトシ「今だアイアンテール!!」
 ▼ 38 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 23:11:44 ID:328KBNmA [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
N(まただ...!ピカチュウとサトシ君の考えがシンクロしている!!)

そうNに思わせたのは、ピカチュウがゾロアの動きを見切り、"ここだ"と思ったタイミングと、サトシの指示を出すタイミングが完全に一致していたからだ。

ピカチュウ「ピッカァ!」カキン

ピカチュウがアイアンテールを振り下ろすーー!

N「ゾロア!」

ゾロア「ゾア!!」ヒョイッ

しかしゾロアもNもサトシ達の動きを予測しており、アイアンテールを空振りに終わらせるーー...

否ーー!!

サトシ「尻尾を振り上げろ!!」

ピカチュウ「ピィィィカァ!!」ボォンッ

振り下げた尻尾を、今度はゾロア目掛けて振り上げるーー!

ゾロア「ゾロォォッーー!!」バコンッ

ゾロアの顎にアイアンテールが炸裂ーー!!

N「?!!」

サトシの出した指示は至ってシンプルだった。

振り下げたものをただ、振り上げさせただけ。

しかしあの一瞬で、直ぐに指示をし直すサトシの判断力とピカチュウの動きの速さは、目を見張るものがある。

N「ゾロア?!」ハッ

ゾロア「ゾロォォ...」グルグル

N「そんな...」

Nがゾロアを抱える。

メイ「やった♪サトシの勝ちね!」

サトシ「お疲れピカチュウ」

ピカチュウ「ピィーカ」

メイ「これで貴方が間違ってるって分かったかしら!!」

メイがNに人差し指を向ける。

N「...今回は僕が負けたけど、次はそうはいかない」

N「それに、この勝負は僕とサトシ君のどちらの考えが正しいかを測るためのものじゃない」

メイ「なによ!負け惜しみ?」

サトシ「メ、メイ...」
 ▼ 39 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 23:31:22 ID:328KBNmA [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
どこか強気なメイに、サトシが若干気後れする。

N「勝負がどう転ぼうが、僕の考えは変わらない」

N「ただ...いや、何でもない」

何か言いかけるも、Nは口をつむぎ、そそくさとその場を後にするのであった。

メイ「なんか感じ悪い!!」

サトシ「それよりポケモンセンターだ!ピカチュウもかなりダメージをおっているし」

メイ「そうだね!」

2人はポケモンセンターへ駆け足で向かう。

ーーーーー
ーーーー
ーーー

ジョーイさん「それではポケモンお預かりしますね!」

サトシ、メイ「「お願いします!!」」

ポケモンセンターへ着いた2人は、早速ジョーイさんに自分達のポケモンを預ける。

ジョーイさんにポケモンを見てもらっている間、サトシとメイはロビーで会話を弾ませる。

メイ「そういえば、まともな自己紹介がまだだったよね」

サトシ「確に...色々バタバタしちゃったからなー」

メイ「お互いの名前しか知らないよね、私達!」

サトシ「じゃあ改めて、俺はマサラタウンから来たサトシ!夢はポケモンマスターになること!!」

メイ「へぇーマサラタウンから来たんだ!!まぁー、ピカチュウを持っていたからイッシュ地方のトレーナーでは無いなーとは、思ってたけど」

サトシ「あぁ!出身はカントー地方さ!だけど一応、ジョウト地方、ホウエン地方、シンオウ地方も旅したんだぜ!」

メイ「えぇぇ!!すっごいベテラントレーナーじゃん!!」

サトシ「ハハハ...なんか照れるな」

サトシの顔がほんの少しだけ、赤くなる。

メイ「それじゃ私の自分紹介ね!名前はさっきも紹介したけどメイよ!夢はポケウッドの一流女優!!」

サトシ「ポケウッド?」

メイ「そう!様々な映画が作られているポケウッドっていう町があるんだろけど、そこでの一流女優になるのが夢なの!」

サトシ「へぇ〜、でもなんで女優になるために旅を?」

メイ「ポケウッドではね、ポケモンと一緒に映画を撮るの!」

メイ「だから手持のポケモンとの信頼関係を気付くためなのと、どんな映画にも出てれるように、色んな個性を持つポケモンをゲットするために旅を始めたんだ!」

サトシ「そっか!!色々考えてるんだな!」
 ▼ 40 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/24 23:39:36 ID:328KBNmA [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
補足ですが、このSSの"ポケウッド"は施設ではなく、"ハリウッド"を模した都市として存在しています。
 ▼ 41 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 12:24:10 ID:feb801sM [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「うん!!」

オレンジジュースを飲みながら、メイはニコッと笑う。

メイ「ていうか、サトシの夢のポケモンマスターって?」

サトシ「あぁー...、ポケモンリーグのチャンピオンに勝って、色々なポケモンと仲良くなって、えーと、それから...」

メイ「アハハッ!曖昧じゃん!!」

サトシ「とになく!!この世界でナンバーワンのポケモントレーナーになることさ!!」

メイ「私の夢よりも過酷だね」

サトシ「夢は大きい方が面白いだろ!!」

サトシとメイが将来の夢の話に花を咲かせている頃、先程預けたポケモン達の診察が完了する。

すっかり元気になったピカチュウ達の姿を確認したサトシ達は、今までに腰掛けていたイスから立ち上がり、ジョーイさんの元まで歩いていく。

ジョーイ「元気になりましたよ!」

サトシ、メイ「「ありがとうございます!!」」

自分達のポケモンを受け取った後で、再びさっき座っていたイスにもたれる。

イスに座ると同時に、メイはさっきまで口にしていたオレンジジュースの残りを飲み始めた。

メイ「あっ」

メイがなにか思い出したかのように、声をあげる。

サトシ「ん?」

メイ「サトシってさ、ミジュマルもってるじゃない?」

サトシ「うん...」

メイ「さっきのNってトレーナーが、"ミジュマルは自分からサトシに着いてきた"みたいなこと言ってたけど、その子もしかしてアララギ研究所にいたポケモン?」

サトシ「そうだぜ」

メイ「やっぱり!!なんか、見覚えのある雰囲気のミジュマルだったからさー!」

サトシ「よく分かったなー」

サトシが関心した様子で尋ねる。

メイ「すっごい個性的な子だったからさ!記憶に残ってるんだよね〜」

サトシ「ハハハ...確に」

サトシ「ん?メイはさ、カノコタウン出身なんだよな」

メイ「そうだよー」

サトシ「最初のポケモンは、誰を選んだんだ?」

ピカチュウ「ピカー?」
 ▼ 42 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 13:10:07 ID:feb801sM [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「あぁ〜私、子供の頃からずっと仲良くしているチラーミィと仲良くしててさ、旅に出る時もその子って決めていたからアララギ博士からは、ポケモン貰わなかったんだ〜」

サトシ「へぇー」

メイ「あっ!それじゃ私のポケモン紹介するね?まだサトシにみせてなかったし!」

サトシ「おぉ!見たい見たい!!」

メイ「出ておいでチラーミィ!モンメン!」

チラーミィ「チラ!」

モンメン「モーン!」

ピカチュウ「ピッカ!!」

サトシ「チラーミィとモンメンか...」ピピッ

例のごとく、サトシは図鑑を開いてチラーミィとモンメンの情報を確認する。

サトシ「なんか、可愛いポケモンだな!」

メイ「そうでしょ!!この子達と絶対ポケウッドで主演映画を撮るんだ〜!」

メイがチラーミィとモンメンを抱きかかえ、ギュッと握りしめる。

サトシ「そっか!」

メイ「サトシのポケモンも見せてよ!」

サトシ「あぁ!出てこいミジュマル!マメパト!」

ミジュマル「ミジュマ!」

マメパト「クルッポウ!」

メイ「サトシはすごいね、イッシュ地方に来たばかりなのにもう3匹もポケモンをゲットしてなんて」

サトシ「もっともっと仲間を集めて、ポケモンリーグに挑戦するんだ、俺!!」

ピカチュウ「ピカ!」

ミジュマル「ミジュ!」

マメパト「クルッポー!」

サトシのやる気に呼応するように、ピカチュウ、ミジュマル、マメパトの三匹は気合いの込めた声をだす。

メイ「じゃあ、ジムにも挑戦するんだ!」

サトシ「あぁ!!ワクワクするぜ!」

メイ「じゃー、次に向かうのはサンヨウシティだね!この町を抜けたとこにあるんだー!」

サトシ「そっか!じゃあもう少しバトル出来るんだな!」

メイ「そんなにバトルしたいなら、この町に打って付けの施設があるよ?」

サトシ「本当に?!」
 ▼ 43 ンボルギーニ◆M5sUM5ZfwE 18/04/25 13:26:11 ID:feb801sM [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
メイ「うん!バトルクラブってところがあるんだけど...明日行ってみる?」

サトシ「行きたい!!」

ピカチュウ「ピッカァ!」

ミジュマル「ミジュマ!!」

マメパト「ポポゥー!!」

サトシのやる気につられて、ピカチュウ達も興奮を抑えられない様子だ。

メイ「アハハ...みんなサトシそっくり」

サトシ「あぁー!!ワクワクしてきた!!早く明日になんないかなー!」

メイ「そんなに興奮すると、今日眠れないよ?」

サトシ「そうだ!さっさと寝て明日に備えるぜ!!」

ピカチュウ「ピッピカチュー!」

サトシ「おやすみメイ!!」タッタッタッ

嵐の如く、サトシがその場を立ち去る。

メイ「もぉー、騒がしい人だなー」

メイはオレンジジュースの最後の一口を飲み干し、自分の寝室へと向かう。


ーー翌日ーー

サトシ「メェェェイ!!!」

ドンドンドンドン

サトシがメイの寝室のドアを激しくノックしている。

メイ「もぉー...うるさいな...」

まだ寝足りないメイは、まぶたをこすりながら扉に開く。

サトシ「メイ!バトルクラブまで案内してくれよ!」

既に着替えを済ましているサトシが、ソワソワしながら部屋の前で待っていた。

メイ「もぉ!!そんなに慌てなくても大丈夫だよ」

サトシ「だってさワクワクが止まらないんだ!!」

ピカチュウ「ピカピカ!」

メイ「はいはい...着替えるからちょっと待ってて」

どうやらメイは、少し朝には弱い様子で昨夜のテンションとはだいぶかけ離れている。

一方、昨夜と変わらないテンションのサトシは、まだかまだかと部屋の前で待っている。

扉を開けたまま...
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