【SS】シアーハートアタック:ポケモンBBS(掲示板) 【SS】シアーハートアタック:ポケモンBBS

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【SS】シアーハートアタック

 ▼ 1 路翠泡◆5gBcX6RAcw 18/05/05 22:28:00 ID:ikSDDThU [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
落ちちゃった……>_<
http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=763154&l=1-1000#



 森林を散歩するとどうも不可解が目に見えた。幾つかある。まず、狸穴までの道には本来、土とたまに落葉が少しあるだけだが今日は青漆でするどい突起のあるなんだかが無造作にばらまかれている。こんな植物は産まれて此方見たことがない。罠かなんかだろうか、確かに踏んだら痛いだろう。しかしあるのは道のみであるから、仕方ないと思って木の枝を飛んで行こうとした。するとここで第二の不可解が俺の前に現れる。さっきまで気づくことは無かったがこの辺一帯の木の幹、枝、葉には細い糸が巻きついている。それらは見てみると複雑に絡まりつつも全てが連携している。これも罠かと思った。たしかに絡まっては身動きが取りづらかろうよ。俺はやはり仕方が無いから慎重にさっきの棘の無さそうな所を木の上から見計らって、飛び降りた。するとここで第三の不可解が待ってましたとばかりに俺を襲撃する。ぼうぼう生え散らかる長い草むらに着地した瞬間、その茂みの死角から俺の身体程もあるばかに大きい岩石が五六飛んでくる。目標は言わずともがな俺の五体である。俺はしまった、かかったのかと思って、さっと身を伏せた。通り過ぎるかと思いきや岩石は飛び出した方向から進行方向をくっと曲げて変えて、しゃがんだ俺の頭を目掛けて突進してくる。たまらんと思って草むらを這い出して逃げると、さっきの道にでて運悪くも左腕に棘が刺さる。ギニャャーッと痛撃の反射に漏れた絶叫が木を伝って森をかけてこだまする。痛みに悶えていると背後から猪突猛進する岩の群れが襲来する。なんとか必死に右手の爪の間から礫をだして迎撃する。無闇に乱射した氷が、無機質に進撃する岩の一つ当たって、それが砕ける。また別の岩が砕ける。しかしいくつかは怯まずに襲ってきて、俺の右手の爪に直撃する。自慢の銀色が散華して、八方に散った。声も出なかった。
 ▼ 2 ロバンコ@とくせいカプセル 18/05/05 22:55:23 ID:7OBpE3tg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 3 路翠泡◆5gBcX6RAcw 18/05/05 23:09:58 ID:ikSDDThU [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
 爪を砕いたものの次にもう一つ無情の岩が飛来して、今度は俺の左足にぶつかった。細いしなやかな膝がグギャァアンといって嫌な方向に曲がった。ここで俺は生まれて初めて涙を流した。
 苦痛激痛に耐えかねて土の上に寝そべっていると、空から白い網が降ってきた。体にまとわりついてべとべととする辺り虫の糸だ。今更遅い、不審に思った時点で俺は絶望の一本道を盲目のように何も知らず歩いていたのだ。後悔をしているとまわりからがさがさ、ばたばたと音がする。音が大きくなる度に、潤んだ世界に影が増える。それは鳥のようにも、虫のようにも、獣のようにもみえた。はっきり見えないからわからないが、少なくともこいつらが俺を嵌めたのだということだけははっきりと理解した。

「つかまりましたか」

 少し遠くから声が聞こえる。いつかの門番の狸に似た声である。

「捕獲しました__確かに、シアーハートアタックです。そうでしょう、私は昨日はっきりこの目で見たんだから、間違いない」

 これは昨日のエアームドの声に似ている、いやそれなんだろう。そうかこいつら、俺を視察しにきていたんだ。

「……今まで沢山の我々の仲間、森のポケモンが__遊びだったんだろう、そのために殺されてきた、そしてその両腕の銀の鋭利から"シアーハートアタック(暗殺者のナイフ)"と呼ばれて恐れられていた」

 生意気にも無学の畜生共が気取った名前を付けたものだと思った。

「これで御霊も安寧でしょう。キャタピーにビードルに、それから__オタチ一家のみなさんに、それと私の……」

 言いかけて話しているやつが黙った。こいつは何だろうか知らない。思い出せないくらい手にかけている。
 ▼ 4 路翠泡◆5gBcX6RAcw 18/05/05 23:11:41 ID:ikSDDThU [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「とにかく、我々の同胞眷属をいたずらに弄んで、残虐の限りに殺戮したこの最低最悪、下品下生の悪魔を我々は決して許すわけにはいかない。そのために遠方からわざわざ航空警備隊の方に来ていただいて、征伐の協力を頼んだのだからな」

 こいつは鼠かなんかだろうか、下種がいいように言ってくれるじゃあないか、身動きが取れたなら自分の過ちをその身体に刻んでやれるのに、動けない、動く気もない。このまま俺はこいつらに、散々言われて殺されるんだろうか、とんでもない災難だ、俺が何だってこんな目にあわなきゃいけないんだ。周りの連中が次々に俺を罵倒する。この低脳生物どもが、今までで一度でも一つの輪の覇者となったものはいるのだろうか、いるはずがない。せいぜい仲良しクラブの団長程度だ。俺は衆に徹底的に恐怖を植え付けて王になったんだ、貴様ら地を這うダニ程度の分際がふざけたまねをしやがって、クソ!

「……一言、最後に一言だけ遺言を残させてやる。言い終わったらすぐだ、瞬きする間もなく貴様の首を俺の翼で断ち切ってやる。十秒だけやろう……南無阿弥陀仏でも唱えるがいい」

 俺が殺される? つまり、死ぬのか。あっけないものだ、世の英雄も大方は呆気なく死ぬものだ、俺もそういうものかもしれない。だが俺には意地がある。命が風前の灯になろうと、露命には冷酷の意思がある。こんなクソカスどもに俺は決して、屈するか! 痛みに堪えて、馬鹿どもに気高さを見せてやる。

「……いいか……これは『最後じゃあない』。俺は『死なない』。何故なら貴様らに俺は殺せないからだ、必ず舞い戻る、野卑な連中に俺の崇高な意思は怪我させない、無論命乞いなんてしない……」

「『身体がある内では最後の言葉』だッ! 俺は必ずどんな手を使ってでも! 貴様ら全員呪い殺してくれるからな! この群れなきゃあ何も出来ないちっぽけなカスどもがァー!」

 俺の魂の絶叫と切断音が広大な森林に鳴り響いた。
 ▼ 5 路翠泡◆5gBcX6RAcw 18/05/05 23:12:39 ID:ikSDDThU [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ンッン〜完>_<
即興でばばばっとだけど書き終えてすっきりしました>_<
ばいばいノシ
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