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SS

サン・ムーン アナザーストーリー

 ▼ 1 ブルモ@ずがいのカセキ 18/05/31 21:33:27 ID:ZpWAMp96 [1/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
SSなんて書くの初めてやけど頑張って書いてくで
良かったら読んでってくれください

元ネタ:http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=831454

※主人公は男の子
・名前はレイ
 ▼ 2 モンガ@こうらのカセキ 18/05/31 21:58:01 ID:ZpWAMp96 [2/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
(…ネさん…!)

(…ルザ…ネさん!!)

「ルザミーネさん!!」

自分の寝言に驚いて飛び起きる。

念のため布団の中も確認しておく。

…セーフ。

あれから2ヶ月、僕はずっと弱虫のままでいる。

財団のみんなはもう忘れたみたいに振る舞っているけれど、空元気なのは誰が見ても明らかだった。
 ▼ 3 ンボラー@ラティオスナイト 18/05/31 22:07:13 ID:ZpWAMp96 [3/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
そんな御通夜みたいな雰囲気の中でも、リーリエ姉さんは一生懸命に、毎日遅くまでモーンさんとウルトラホールについて研究していた。

何でも、ウルトラホール間を自由に行ったり来たりする方法について研究しているらしい。

そんな姉さんが泣きながら僕の部屋へやってきて、何も言わずに僕を抱きしめる。


グラジオ兄さんがいなくなったのだ。

僕はえずく彼女の背中をたださすることしかできなかった。
 ▼ 4 クオング@れいかいのぬの 18/05/31 22:12:19 ID:ZpWAMp96 [4/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
姉さんが落ち着いた後、モーンさんから事の顛末を聞いた。


といっても、僕は知っていたのだ。

昨日の夜、兄さんは珍しく僕の部屋へやってきて

「妹を頼む」

とだけ言った。

僕は兄さんが何を考えているのかすぐにわかったけど、ひき止める間もなく兄さんは去ってしまった。
 ▼ 5 マザラシ@ダークメモリ 18/05/31 22:25:13 ID:ZpWAMp96 [5/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「あいつは母さんに似たなぁ」

モーンさんは言った

「昔俺がウルトラホールの向こうに閉じ込められちまった時、母さんはリーリエを身籠っているにも関わらず、研究中だったコスモッグを使ってホールをこじ開け、俺を助けに来たことがあるんだ」

「その後コスモッグは弱って消えてしまったし、母さんは研究者としての立場を失ったんだけどね…」


「きっとあいつは母さんを連れて帰ってくるよ」

「なんせ、俺と母さんの子だからね」


モーンさんの拳がとてもきつく握られていたことを僕は見逃さなかった。
 ▼ 6 メイル@きちょうなホネ 18/05/31 22:34:08 ID:ZpWAMp96 [6/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
それ以来、健気に振る舞っていた姉さんも研究はやめて僕やポケモン達と部屋で過ごすことが多くなった。

姉さんが顔を出さなくなると、まるで太陽がなくなってしまったみたいに財団の雰囲気は暗くなり、仕事を休む人も増えた。


そんな折だった、財団にウルトラビースト、UBの目撃情報が通報された。

 ▼ 7 ママ@やすらぎのすず 18/05/31 22:48:51 ID:ZpWAMp96 [7/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
メレメレ島で島巡りに参加していた女の子が茂みの洞窟で目撃したそうだ。

幸いその女の子に被害は無かったが、茂みの洞窟内部は酷い有り様だったという。


姉さんが調査に行くというので、僕も行くことにした。

姉さんや財団のみんなにはやめておけと説得されたが、兄さんに頼まれたのだ。

僕はしつこく姉さんに頼み込み、ついについて行くことを許された。
 ▼ 8 ダイトス@ちからのハチマキ 18/05/31 22:53:41 ID:ZpWAMp96 [8/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
これに際して、モーンさんは捨てられポケモンだったニャビーを貸してくれた。

モーンさんは

「そいつはまだ小さいときに人に裏切られて以来、人が信用できないんだ」


「でも、お前ならきっとそいつと仲良くなれると、そう思うよ」
 ▼ 9 ルバット@きんりょくのハネ 18/05/31 23:26:43 ID:ZpWAMp96 [9/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
正直、仲良くなれる気しかしなかった。

幼い頃から財団で育ってきた僕だ。

これまで数々の捨てられポケモンや人嫌いのポケモンを相手にしてきたし、そのあやしかたなどもう熟知していた。


ためしにニャビーの顔を覗き込んでみる。

当然、ニャビーはツンと顔を背け僕と目を合わそうとしない。

そこで僕もニャビーから目を離して興味がないようなフリをした。

するとニャビーは急に不安になったようで僕の顔を気づかれないようにチラチラ見ている。


…マジでチョロいな。

僕はこのニャビーにチョロと名付けた。
 ▼ 10 ルンゲル@サンのみ 18/05/31 23:27:57 ID:57CcPHBs NGネーム登録 NGID登録 報告
アナザースト―リーが頭の中でトゥルー・エンディングに変換されてしまった
支援
 ▼ 11 タッコ@きょうせいギプス 18/05/31 23:36:26 ID:ZpWAMp96 [10/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ポケモンを貰ったはいいけれど、今後ポケモンバトルをすることになるのだろうか。


僕は憂鬱になった。

捨てられポケモンの他に、バトルで傷ついたポケモンもよく財団に連れてこられる。

その中には明らかに悪意のある攻撃を受けたポケモンもいる。

野生同士の戦いではまず見られない、人為的に1ヵ所のみを狙った攻撃や、よく手入れされた刃物で斬られたような傷口。

怪我の手当てが終わって、トレーナーにポケモンを返す時、自分が相手を睨み付けてることを自分でも知っている。

そんなポケモントレーナーに、自分も成り下がったのだろうか。

>>8
で、借りたことになってるけど、貰ったですね
誤:ニャビーを貸してくれた
正:ニャビーをくれた
 ▼ 12 ンシカイオーガ@するどいキバ 18/05/31 23:47:34 ID:ZpWAMp96 [11/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
次の日、姉さんと一緒にメレメレ島へ出発した。

エーテルパラダイスからメレメレ島までは連絡船で40分の距離だ。

甲板に立ち、ルザミーネさん譲りの金髪を靡かせる姉さんはとても綺麗だった。

島に降り立つと、溜め息と同時に胃から何かこみ上げて来るものを感じた。

久しぶりに船に乗ったことと寝不足が相まって、フェリー乗り場のトイレで20分も足止めされてしまった。


…恐るべし島巡り。
 ▼ 13 マゲタケ@あかいバンダナ 18/05/31 23:57:00 ID:ZpWAMp96 [12/12] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
しまキングのハラさんとキャプテンのイリマくんとは、スクールで待ち合わせだった。

イリマくんと会うのは久しぶりだったので、僕は楽しみにしていた。

前会ったときはいつだったか、自分が鍛えたというデカいデカグースを自慢された。

あのデカいデカグースは今も元気にしているだろうか。



※イリマは年齢は17歳前後ですが、初対面でなぜか女の子と間違えたレイは、以来女の子と間違えないようにイリマくんと呼んでいます。

 ▼ 14 メラ@ヤミラミナイト 18/06/01 00:10:30 ID:X6Vfq.mg [1/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
スクールに着くと、深刻な顔をして凄みの増したハラさんと、今にも泣き出してしまいそうなイリマくんが待っていた。

イリマくんは僕達の姿を見るなりこちらに駆けてきて、僕達の横を通りすぎ、メレメレ島担当の財団職員の女の子の足元で泣き崩れこう叫んだ。

「デカグースが…デカグースがぁ!!」

財団職員の女の子は顔を真っ赤にしながらイリマくんを宥めていた。

姉さんは溜め息をついて苦笑した。

イリマくんは天才策士だが、デカグースに何かあったのは間違いないらしい。




あと、財団の女の子にはチョロというあだ名を付けた。
 ▼ 15 ガデンリュウ@ベリブのみ 18/06/01 00:17:57 ID:X6Vfq.mg [2/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハラさんによれば、茂みの洞窟に現れたUBは、イリマくんが鍛えたらしいデカグースのコロニーを蹂躙し、一匹残らず平らげてしまったという。

大きな2本のハサミのようなものと、バカデカい口を持つらしい。

まさかあのデカいデカグースをも丸のみにしてしまったのだろうか、俄には信じ難い事だ。



それよりも驚いたのはそんな状況下でも即座に色仕掛けを仕掛けたイリマくんの精神力だが…。
 ▼ 16 ガニウム@レンズケース 18/06/01 00:41:47 ID:X6Vfq.mg [3/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
兎も角、僕達は茂みの洞窟へ向かうことにした。

草むらを歩くとき、僕は列の一番後ろを着いていくことを決め込んでいたのだが、姉さんがニコニコしながら列の一番先頭に連れてきてくれた。

鬼か、あんたは。


案の定野生のポケモンと戦う事になった。

ポッポだ!ポッポ!

生まれて初めてエンカウントする野生のポケモンに少しだけテンションが上がる。

心なしか盛り上がるBGMが流れている気がする。
_
僕はチョロの入ったボールを投げた。


やはりチョロはボールからでて来ない。

やれやれと思いながらポッポがボールに興味を示してくれるのをニヤニヤしながら待つ。


ポッポがボールに気付き、くわえようとしたその瞬間、チョロが慌ててボールから出てきて心底焦った顔で此方を見る。

僕は凶悪なドヤ顔をチョロに向ける。

チョロは僕に向かって攻撃しようとするが、後ろにはポッポがいる。

しかも二匹に増えてる。

だんだんとチョロが劣勢になってくる。

そこで僕がポッポの攻撃から身を呈して守ってやる。

チョロはチョロいのでこれで完全に僕になつくはずだ。

完璧だ。

完璧なまでの『あいつムカつくけどたまには良いとこあんじゃん』作戦。

某M町のS氏はこれでピカチュウと仲良くなったのだ。



 ▼ 17 ゲピー@ゴーゴーゴーグル 18/06/01 00:55:18 ID:X6Vfq.mg [4/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
さっそく作戦を実行しようとボールに手をかける。

あれ…?

ボールにずっしりとした手応えがない。

慌てて辺りを見渡すと、目の前でチョロがポッポ相手に無双している。

姉さんが

「すごいすごい!強いですね!あのニャビー!」

とか言って喜ぶと、チョロはさらに火力を上げた。

あの野郎…

集まってきたポッポの援軍ももろともせず、いとも簡単に追い払ってしまった。


…モーンさん、僕はこいつとは仲良くなれそうにない。

一仕事終えたみたいな顔でこちらに帰ってくるチョロ。

僕はひきつった顔で撫でてやろうと手を伸ばしたが、チョロは僕なんか見えていないみたいに姉さんのほうへ一直線に歩き、姉さんの白くて細いふくらはぎに頬擦りした。

この野郎…


僕がボールを取りだし強制送還すると、チョロは最後にこれ以上無いってぐらい凶悪なドヤ顔をした。

 ▼ 18 ドシシ@まんまるいし 18/06/01 01:01:30 ID:X6Vfq.mg [5/16] NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
今日はここまでや

おやすみ
 ▼ 19 ジョン@きんのいれば 18/06/01 12:45:31 ID:Wu8QFOy6 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
このドスケベ野郎、あのとき見てたのは僕じゃなくて姉さんだったのか。

そのあとニャビーの凶悪なドヤ顔を4回見る事になった。

4回目の戦闘で僕は、ハラさんがチョロのことをひたすら羨ましそうに眺めていることに気づいてしまったので、モンスターボールをガムテープでふさいでおいた。

バッグの中でチョコレートが液体と化し、サイコソーダは熱湯になってしまったが仕方ない。

そうこうしているうちに洞窟前のポケモンセンターにたどり着く。

ジョーイさんのいないポケモンセンターは新鮮だった。
 ▼ 20 ンダース@ヒコウZ 18/06/01 13:33:02 ID:Wu8QFOy6 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「僕はここに残るよ」

イリマくんの声は震えていた。

そりゃあんな事件の後だ。

僕だったら家から出られなくなっていただろう。

キャプテンとしてのイリマくんの覚悟と強さを思い知らされた。


これで変なあざとさがなければ本当にイケメンなんだけどなぁ。

今もチョロさんの手首を握ってるし。


耳の先まで真っ赤なチョロさんは犯罪級にかわいかった。



 ▼ 21 ガガルーラ@シールいれ 18/06/01 13:51:58 ID:Wu8QFOy6 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
十分に準備を整えて、洞窟に向かう。

今回の僕らの仕事はあくまで調査だ。

チョロはポケモンセンターに預けていくことにした。


僕と財団職員の男の人はリュック満杯の回復用具と調査用器具を。

ハラさんと姉さんはできるだけ調査時間を稼げるように、体力と防御力に自信のあるポケモンを一匹だけ持っていくことにした。
 ▼ 22 キカブリ@つりざお 18/06/01 17:00:50 ID:Wu8QFOy6 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
洞窟付近では酷い悪臭と熱波が漂っていて、植物が腐食を始めていた。

防護マスク無しでは呼吸すらできなかった。

ずっと響いていた工場みたいな轟音もその強さを増していく。


そうしてたどり着いた場所はもはや洞窟とはいえなかった。

天井が完全に無くなっていて、洞窟というよりただの岩場だ。

イリマくんが手入れしていた頃の面影は全くない。

中は湖を吹き飛ばすほどの威力の爆弾でも爆発したみたいに荒れ果てていて、ヤングースの巣があったであろう場所は、まるごとかじられたように無くなっていた。




そして、奥の広間にいた生物の姿を見て、僕は絶望した。






 ▼ 23 エトル@しずくプレート 18/06/01 17:33:19 ID:X6Vfq.mg [6/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
黒光りする巨大な胴体から、まるで後から付け足されたみたいな歪な食腕が長く伸びて、周りの地形を破壊している。

時々脈を打つ動脈みたいな組織からは、大量の毒液がだらだらと流れ出て、地面を侵食していた。


そして、体のほとんどを占めている巨大な口。

あの口に、イリマくんの大切にしていたもの達みんな飲み込まれてしまったのだ。

そしてこれからもこの島の大切なものを奪っていく。




 ▼ 24 ーフィア@レベルボール 18/06/01 17:38:50 ID:X6Vfq.mg [7/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ハラさんと姉さんがボールに手をかけようとしたその瞬間だった。

向こうがこちらに気付き、ものすごい速度で食腕を伸ばしてくる。

「「レイッ!!!」」



あぁ、死ぬ。

ごめん、兄さん。

姉さんを護れなかった。


さよなら。
 ▼ 25 ジョット@グラウンドメモリ 18/06/01 18:02:11 ID:X6Vfq.mg [8/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
_人人人人人人人人人_
>カプゥーコッコ!!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

初めて聞くはずなのに何故だか安心する声だった。

これが死神の声か。


恐る恐る目を開くと、目の前で死神みたいな姿のポケモンが僕を攻撃から守ってくれている。



「黒い…カプ・コケコ…?」

ハラさんがつぶやく。

どうやら僕は間一髪のところでこの死神に助けられたらしい。

死神は食腕攻撃を軽々とはじき返し、そのまま圧倒的な力でUBをぶちのめした。

その場にいた全員がおくちあんぐりだったと思う。

僕達に思考能力が戻ってきた時には、もう死神の姿は無かった。



 ▼ 26 ラエナ@まるいおまもり 18/06/01 18:09:08 ID:X6Vfq.mg [9/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
姉さんが泣きじゃくりながら僕を抱きしめる。

「レイ…!!…生きてる…?」

僕もよくわからなかったが、姉さんから防護服越しに伝わる体温は確かなものだった。

僕はうんうんと頷きながら大泣きしてしまった。

 ▼ 27 ックウザ@アクアカセット 18/06/01 18:14:50 ID:X6Vfq.mg [10/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
僕達が泣いている間に、財団職員の男の人とハラさんはUBの遺骸を調べて来てくれたのだが、もう胴体はほとんど腐ってしまっていて、もはやただの肉塊でしか無かったという。

サンプルを採取して、僕達はポケモンセンターに戻った。
 ▼ 28 オタチ@キラキラメール 18/06/01 18:34:07 ID:X6Vfq.mg [11/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
それにしても、あの死神は何者だったのだろう。

ポケモンにしてはあまりにも強すぎる。

もしかして僕の寿命を食べて強くなったとか…?

だとしたら何年くらい寿命が縮まったかな。

ハラさんも、黒いカプ・コケコなんて見たことが無いという。


姉さんが今後アセロラに聞いてみると言っていた。

確かに図書館なら何かわかるかもしれない。


 ▼ 29 イーガ@ボーマンダナイト 18/06/01 18:39:39 ID:X6Vfq.mg [12/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
その夜はなんとハウオリシティでディナーだった。

何でも、UBを追い払ってくれた感謝の気持ちだと、島からのプレゼントだそうだ。

僕は本当は何もしていない事を伝えようとしたけれど、イリマくんがこちらに向かってウィンクしたので、黙っておいた。


その後、僕はチョロともう一度向き合ってやることにした。
 ▼ 30 ゲピー@たんけんセット 18/06/01 19:04:40 ID:X6Vfq.mg [13/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ボールは沸騰したヤカンみたいな温度になっていた。

軍手を使ってガムテープをはがし、チョロを外にだしてやる。

ボールから出たチョロは、マセたニャルマーみたいな態度で部屋のベッドの上に登り、顔を舐めている。

もっと怒って攻撃してくるかと思ったのに、どこまでも人をバカにした奴だ。



今日の様子で、チョロについてわかったことがいくつかある。

まずは姉さんのことが大好きなこと。

誰だって姉さんのことは大好きだが、こいつは下心が丸出し過ぎる。

顔の位置的に多分パンツも丸見えなのだろう。

結構レベルが高いこと。

もうすぐガオガエンになるレベルまで成長していると思われる。

どうして進化しないのだろう、パンツを拝むためだろうか。

僕の事を舐めていること。

正直これはどうしようもないかも知れない。

『あいつムカつくけどたまには良いとこあんじゃん』作戦が失敗した以上、何か新しい方法を考えるしか無い。

いま使えそうなのは姉さんの手作りピッピ人形だけど、こいつにだけは渡したくない。



そして、手加減ができること。

これは正直感心した。

何度かの野生のポケモンとの戦闘で、チョロが本気で相手を傷つけることは無かった。

モーンさんはこれを知っていてチョロを僕のパートナーに選んだのかも知れない。

人を信用しないってのが、こういうタイプの信用しないだとは思わなかったけれど。
 ▼ 31 ッシード@きょかしょう 18/06/01 19:19:56 ID:X6Vfq.mg [14/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ベッドの上で全身をべろべろなめ回しているチョロに神妙な声で話しかける。

「姉さんのパンツ…いる…?」

即座にベッドから降りてきて僕の目の前に座り、猫の癖に犬みたいに息をハァハァさせているチョロ。

なんて残念なポケモンなんだ…。

僕は頭を抱えた。

「冗談だよ」

チョロは牙を剥き、全身の毛を逆立ててフーフー言って怒った。

あまりの最低さに僕は笑ってしまった。

「でもな、こんなのならあるぜ」

さっきショッピングモールで買ってきたミミロップとキルリアのぬいぐるみを見せてみる。

思春期男子がこれを買うのにどれだけの抵抗があったことか…。


チョロは迷わずキルリアを僕から奪い取り、ベッドの下へ持っていって腰を振っていた。


こいつはヤバい…。
 ▼ 32 ガサメハダー@するどいツメ 18/06/01 19:22:40 ID:X6Vfq.mg [15/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
それきりチョロはベッドの下から出てこなくなったので、今日は諦めて寝ることにした。

夜な夜なベッドの下から聞こえてくるチョロの雄叫びはレベル相応に野太いリアルなものだった。
 ▼ 33 ノズ@ジメンZ 18/06/01 19:37:34 ID:X6Vfq.mg [16/16] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
次の日の朝、ボロ雑巾みたいなチョロをボールに閉まって帰る支度をする。

キルリアのぬいぐるみはなぜか新品のときよりも綺麗にされていて、チョロのヤバさをうかがい知れた。

船着き場まではハラさんとイリマくんが見送りに来てくれた。

ハラさんは僕の体調を気遣ってくれて、何かあったらすぐに連絡しなさいと言ってくれた。

私服のチョロさんはイリマくの陰に隠れてこちらと目を合わせないようにしていた。


その姿にドキドキしてしまったのはきっと気のせいだと信じたい。



こうして僕達の初めての調査は完了したのだった。
 ▼ 34 チミル@ボイスチェッカー 18/06/06 02:14:07 ID:.0sRkH4k NGネーム登録 NGID登録 m 報告
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