【SS】 つながるこころ 【ポケモン×KH】:ポケモンBBS(掲示板) 【SS】 つながるこころ 【ポケモン×KH】:ポケモンBBS

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【SS】 つながるこころ 【ポケモン×KH】

 ▼ 1 ンドロス@ポロックキット 18/06/21 21:10:19 ID:MM1s6kGQ NGネーム登録 NGID登録 報告
俺にはよく分からないんだ

この世界が本当に本物なのか

そんなの、考えたこともなかった...





初スレ&初SSでのクロスオーバーです。
セリフなどはほぼ原作の流用になるかもです...
まだ不慣れでかつ不定期ながら投稿していくので
よろしくお願いします。
 ▼ 13 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 17:36:03 ID:P7BUy2MY [1/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
時間に余裕ができたので投稿します。
あとトリ付けました
 ▼ 14 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 17:42:13 ID:P7BUy2MY [2/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
――ぼやけた視界は徐々に明るくなり俺は目が覚めた。

先ほどまで広がっていた黒とは違う、見慣れた自室の天井を確認していると
小さい欠伸が出てきた。つい油断していると、俺の顔を覗き込んでくる奴がいた。


「うわっ!お、脅かすなよ、リーフ!」

「そっちが勝手に驚いたんでしょ?
そろそろ起きているかと思って来たけど、案の定ね」

そう言いながら、親友はバサッと髪を払って溜息をついた。
 ▼ 15 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 17:48:33 ID:P7BUy2MY [3/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
「違うって!あの真黒い奴が俺を呑みこんで、それで..あれ?」

ゴチーン!!

「痛ってええ!!!」

リーフ「まだ目が覚めてないかしら。もう一発...」

「..十分です。リーフさん、ゲンコツ握りしめるの勘弁。」

リーフ「はぁ、とにかく早く外に出るわよ、レッド。」

レッド「わかったよ..。」
   (やっぱり夢、だったのかなあ)

目覚めた俺はリーフに(文字通り)叩き起こされて、自分の部屋を出た。
 ▼ 16 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 17:56:24 ID:P7BUy2MY [4/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
レッド「なあリーフ、リーフが前に住んでいた街ってどんなとこ?」

階段を下りながら質問した。

リーフ「覚えてないよ、前にも言ったじゃん」

レッド「帰りたくないのか」

リーフ「.........、あ、レッドのお母さんお邪魔しました。」

「いいえ、レッドも行くの?気をつけなさいね。」

レッド「うん、行ってきます!」

そう見送られて、二人は外に出た。


暫く、道を歩いていると、「さっきの話」、と声がした。

リーフ「見てみたい気もする。」

レッド「そっか。俺も見たい。この街を出て、この地方だけじゃない。
    様々な世界ががあるし、死ぬまでには絶対見たい。」

リーフ「じゃあ一緒に行こうね。」

隣の彼女はそう言って微笑んだ。
 ▼ 17 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 18:17:02 ID:P7BUy2MY [5/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
「おいおい、俺は仲間はずれかよ」

後ろから声が聞こえた。振り向くとそこには、俺のもう一人の親友。
物心がつく前からずっと一緒だった、髪の毛がツンツンしている――

レッド、リーフ「グリーン!!」

グリーン「ったく、捜したぜ。しかも、真面目に旅の準備しているの俺だけだぜ?」

と言って、頭を掻きながら二人に近づいた。

グリーン「レッドは..相変わらずとして、リーフ、
     こいつを早く呼んで来いって言ったろ?」

リーフ「だって、レッド全然起きなかったんだもん〜仕方ないじゃん。」

グリーン「とか言って、さっき街の人からいろいろ寄り道してたって聞いたが?
     準備サボろうって魂胆見え見えだぜ?」

リーフ「...へへ、ばれたか〜。後でちゃんと手伝うよ。」

とわざと舌を出す仕草をした。けど、納得いかないのが一人。

レッド「...リーフさん?なんか誰かの事殴りませんでしたっけ?」
その時、俺の中では倍返しの文字が浮かんでいた。それに察したのだろう。

リーフ「..ええと、グリーン、準備は終わってないよね?」

グリーン「え?あ、あぁ。」

リーフ「んじゃあ行こう。すぐ行こう。早く仕上げちゃおう。そうしよう。」

レッド「ちょっとまて、まだ話g「よーい、ドン!」

号令と同時に駆け出すリーフ。それを追いかける俺。それに呆れながらも
二人を追いかけるグリーン。なんやかんや俺たちは親友同士でいつも一緒にいる。


俺ら三人のいつもうるさいような楽しさは、この街にとっては名物みたいなものらしい。そして彼らは明日、ここマサラタウンから旅発つ。
 ▼ 18 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 18:36:38 ID:P7BUy2MY [6/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
マサラタウンはカント―地方にある小さな街だ。

しかし、この街には世界中に住むポケモンの研究第一人者とまで云われる
オーキド博士の研究所があり、数々の新米ポケモントレーナーがこの地に集う。
そして、初めての相棒と共に世界中をマサラの地から駆け出していくのだ。

【マサラはまっしろはじまりのいろ】

そう呼ばれる所以の一つとして、トレーナーが世界を知っていく時、様々な経験が
色濃く染みついていく。一人ひとりが何色にも成れるように真っ白なキャンパス、
つまり初心の心をこの場所で手に入れることが出来るからと言われている。

そして、この性格がそれぞれ違う三人組。トレーナーとしてだけでなく、
まだ見たことない外の世界を夢見ていた。物語からでは想像がつかない、そんな世界を
明日の旅発ちに備え、色々と準備をしていたのである。

そして、夕刻――。
 ▼ 19 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 18:54:11 ID:P7BUy2MY [7/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
レッド「俺達って、どこまでいけるかな。」

準備を終えた三人はマサラを見下ろすことが出来る丘の上で夕日を眺めていた。

グリーン「さあな、リーフが元いた場所も俺たちが見つけられるか分からない。」

そう冷静に返されたレッドは「だよな...」と溜息をついた。しかし、

グリーン「だから、ダメだったらまた別の方法を考えるさ。」

と付け足した。それにリーフが顔を覗くようにしながら、

リーフ「グリーンは他の場所に行って何がしたいの?」と問いかけた。

グリーン「正直考えてない。色んなポケモンを捕まえて、リーグで優勝する。
     それは、トレーナーとしての夢だ。でも、それはこの地方だけでも出来る。
     そうじゃなくって、なんで俺がここじゃないといけなかったのか、
     って考え出したら、他の地方だけじゃない色んな世界を見てみたいって
     思った。そうしたら居ても経ってもいられねーんだよ。」

レッド「..、わっかんね。」

グリーン「そゆこと。じっとしてても何も分からないし、変わらない。
     だから動くんだ。」

リーフ「グリーンって、色々考えてるんだね。博士譲りの探究心?」

グリーン「ジジイはカンケ―ねえよ。俺なりの探究心だ。
     てか、強いて言うなら、リーフのおかげだ。お前が別の場所から来たから
     別の世界を見たいって視野が広がった。お前がいなかったら
     今も俺はずっとここにいたと思う。」

リーフ「なんだか照れるな〜、さてと、そろそろ戻りますか〜」

なんて言って、リーフを先行して三人は帰路に歩みだした。
 ▼ 20 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 19:04:25 ID:P7BUy2MY [8/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
グリーン「レッド。」

親友の声の方向へ振り向くと、何かが飛んできた。
キャッチすると見たことない木の実が手の中にあった。

グリーン「それ、スターの実って言うらしいぜ。中々貴重なモンらしい。
     ジジイのとこから持ってきた。」

レッド「何やってんだよ...。」

グリーン「なんでも..、それを好きな人にあげると永遠に結ばれるそうだ。
     どんなに離れていても、いつか必ず。」

そう言うとグリーンは少しニヤッとして「試してみればいいじゃねーか?」と言った。

レッド「な、なにいって..」と俺はたじろいだ。

グリーン「冗談だよ。ほら返せ、怒られるから。」と木の実を取り返された。

なんて言う会話をしながら、二人は彼女の後を追った。
特にグリーン、お前終始ニヤニヤしていたが...、後でド突いておこう。
 ▼ 21 ロカロス@じめじめこやし 18/06/22 19:07:49 ID:myKMDvnc NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 22 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 19:12:50 ID:P7BUy2MY [9/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
同刻――、別世界にて。



「あわわわわわわわ...、どうしようどうしよう〜〜!!
 とにかく誰かに知らせないと..、どこにいるんだ..」

慌ただしく室内を駆け巡る足音はいかにも緊急事態のようだった。
同僚のあいつを見つけないと、この事態は非常にヤバイ。

「! いたぞ!!」

足音は中庭に横たわっている者を発見するとすぐにそっちに向かった。
そして開口一番。

「ドーブル騎士隊長!!大変だ!!」

「Zzzz..」大声で放ったエマージェンシーは虚しく眠りには勝てなかった。

「こうなったら..念力!!」

そう言うと、瞬間、ドーブルの体が浮き、すぐに勢いよく地面に落とされた。

ドーブル「..ふあぁ、やあおはよう、ゴルダック。」
 ▼ 23 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 19:22:18 ID:P7BUy2MY [10/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
体を強く打ったにもかかわらず、のんびりとした声で彼は言った。

ゴルダック「ああ、おはよう
      ...、じゃなくって!大変だ!でもこれは誰にも言っちゃだめだぞ!!」

ドーブル「ミミロル王妃?」

ゴルダック「ダ、メ!」

ドーブル「スワンナさんも。」

ゴルダック「トップシークレ..「おはようございます。」..ット、え?」

振り向くと、そこには仕えるべき王妃とゴルダックの妻がそこにいた。

ゴルダック「...、ああ、もう..。」

王宮魔道士は大きく溜息をついた。



そう、王宮では大事件が起こっていたのである...。
 ▼ 24 1◆w2J63flsZQ 18/06/22 19:25:49 ID:P7BUy2MY [11/11] NGネーム登録 NGID登録 報告
今回は以上です。

ポケモンたちが人語を話す展開になりますが、(今更)ご了承ください。
後、今のところポケモンのキャラのみ登場する予定になっています。
 ▼ 25 ーシャドー@ノメルのみ 18/06/23 00:49:20 ID:RiYQaAzU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 26 ワーク@トレジャーメール 18/06/23 19:44:31 ID:.Saw2TOI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 27 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 10:46:40 ID:dlNcOfG2 [1/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
投稿します。
 ▼ 28 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 11:06:16 ID:dlNcOfG2 [2/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
次の日――。

今日は待ちに待った旅発ちの日...。
俺達は朝早くから、オーキド博士に研究所に来るように言われ集合していた。
そしてなんといっても、俺達三人の相棒とのご対面の日である。

「待たせたな、君達。」

うずうずしながら待っていると研究室の扉が開き、そこから博士が出てきた。
その両手には大きめのトレイが抱えられ、3つのモンスターボールが並んでいた。

グリーン「ったく、待ちくたびれたぜ、じーさん!」

オーキド「これ!じーさんとはなんだ。全く、お前は少し言葉に気をつけなさい。」

グリーン「へいへい、わかってるよ。はぁ、退屈してたぜ。」

レッド「とか言って、グリーン。博士が来るまでずっとそわそわしてたじゃないか。」

グリーン「な..!うるせーぞ、レッド!!」

リーフ「二人は相変わらずね、でもワクワクするなあ!
    この子達が私たちのパートナーになるんですね!」

オーキド「うむ、そうじゃよ。そして儂からのプレゼントと言っても過言ではない。
     君達は昔から冒険への思いが強かったからのう..。
     君たちを見ていると、儂が凄腕のトレーナーだったのを..。」

グリーン「って、じーさんの思い出話はどーでもいいよ!早くご対面と行こうぜ!」

オーキド「全く、せっかちじゃのう。まあいい、出てくるんじゃ、皆!!」

と博士が言うと、3つのボールから一斉に光を発し放たれた。
 ▼ 29 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 11:21:33 ID:dlNcOfG2 [3/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
カゲェ!!  ゼニゼニ!!  ダネ、ダネ!!

3匹の元気なポケモンたちが現れた。

オーキド「さて、この子達はな...。」

グリーン「ヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネ。だろ?その位知ってるぜ?」

オーキド「ふむ、よく勉強しとるな。しかし、儂の見せ場を取るでないぞ..。
     まあいい、改めて言うが、この3匹はそれぞれ火、水、草タイプの
     初心者向けのポケモンじゃ。3人とも、どの子をパートナーにするか
     うまく相談して決めるのがよかろう。」

レッド「わかったよ、博士。さて、どうしようかな...、あれ?」

最初の相棒を選ぼうとした瞬間、何かが心の中で反応した。
誰かが俺を呼んでいるかのような"何か"が3匹がいる方向から感じる。
そう、それはまるで最初から決まっていたかのような。

リーフ「どうしたの、レッド?」

ふと我に返って、親友の顔を見た。心配そうにこちらを覗いている。

レッド「え?ああ、いやなんか、この子達を見た時..、いや、見る前から
    心に決めていたような子がいる気がしてさ。」

リーフ「ふーん、じゃあ、レッドから決めなよ。いいですよね博士?」

オーキド「いいじゃろう、グリーンもそれでいいか?」

グリーン「別に構わないぜ。じっくり、選んでる最中だしな。」
 ▼ 30 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 11:34:13 ID:dlNcOfG2 [4/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
レッド「それじゃあ..。」

そうして、俺は手を伸ばして俺を呼ぶポケモンを抱き抱えた。


レッド「よろしくな――、ゼニガメ。」


「ゼニィ!!」相棒は頼りがいのある声で返事をした。

ああ、やっぱり知ってる。この感じ。この優しい光に包まれてる感じはまるで。

レッド「まるで、夢で一度会ってるみたいだ。」

そのセリフが聞こえたのか。リーフは首をかしげていた。
どういう意味?って質問されたが、何にもないと答えておいた。

リーフ「..まあいいや、次、私ね、実は私も決めてたの!
    ってことで〜、よろしくね!ヒトカゲ!!」

「カゲ!カゲ〜」自分の主人が決まってヒトカゲは満足そうだ。

グリーン「あ、リーフてめえ!先に決めやがって...。まあいいさ、俺も
     最初からお前がよかったんだ、よろしくな、フシギダネ。」

「ダネダネ!」フシギダネも同じく満足してる。すぐに主人の事を気に入ったようだ。
 ▼ 31 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 11:57:57 ID:dlNcOfG2 [5/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
オーキド「はは、喧嘩なく決まったようじゃな。良きことじゃ。
..さて、諸君。君たちはポケモントレーナーとしての一歩を踏み出す。
     そして、人とポケモン。互いに協力し合わないといけない関係なのだ。」

そして、と博士は続けた。

オーキド「だからこそ、≪繋がる心≫――。つまり、途切れることの無い絆だ。
     培われたその関係は互いの一生の絆となる、それが大切なのじゃ。」

レッド「繋がる...心か。」もう一度博士の言葉を呟く。

俺はゼニガメの方を見た。純粋な目をした小さな姿から伝わる、大きな力。これから彼との冒険を考えるとワクワクが止まらない。その相棒は、どうしたの?と不思議そうに見ていたが。

オーキド「後、ポケモン図鑑を君達に渡したかったんだが..、
     生憎昨日図鑑が壊れてしまってなあ。また今度、君達に渡すことになる。」

グリーン「何やってんだよ、じーさん..。んまあ、いいよ。今度皆で来てやるよ。」

なんて、会話をした後、俺たちは研究室を後にした。


レッド「グリーン、今日ちょっと博士に当たり厳しくなかったか?」

グリーン「..んまあ、じーさんは凄い人だよ。認める。けど、俺はじーさんの威光を
     使いたくないし、だから反抗しちまうんだと思うよ。
     トレーナーとしてじゃなく世界を見ていくって言う、俺の目標を元に
     相棒と共にじーさんを追い抜いてやるんだ。」

リーフ「そのためには、旅に出なきゃね!」

グリーン「おう、そのために準備したんだもんな、てなわけで先に家帰ってるぜ。」

と言って、走って家の方向へ走って行った。
 ▼ 32 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 12:18:54 ID:dlNcOfG2 [6/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
出発は昼過ぎなので少し時間があり、彼を見送った後も俺達はしばらく歩いていた。

「グリーン、ちょっと変わったね。」

隣で歩く彼女はそう呟いた。目の前では二人の相棒がはしゃいでる。

レッド「そうか、あまり変わらないと思うけど。」

リーフ「...、ねえ。このまま二人で先行っちゃおうか?」

意外なセリフを言う親友に俺は驚いた。すぐ、「なんてね。」と付けたが。

レッド「リーフの方が変わったんじゃないか?」

リーフ「かもね。最初はなんか不安だった、でも今はワクワクしてる。
    どこに行っても何を見ても、必ずここに帰ってこれる。でしょ?」

なんて、笑顔で問いかけてきた。

レッド「当たり前だろ、任せとけよ。」なんて胸を張った。

その姿を見てリーフは一瞬顔が綻んだ。そして彼女は立ち止まった。

リーフ「よかった。...、レッドは変わらないでいてね――。
    色んな景色、見れるといいね――。」

その言葉を口にした彼女の声は何処か悲しげだった。準備中に作っていた
お守りを静かに握りしめていた彼女の心情を、俺は理解が出来ずにいた。

依然として、2匹ははしゃいでいて子供のようであった。
まるで昔の俺らのように――。
 ▼ 33 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 12:37:57 ID:dlNcOfG2 [7/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
リーフに今両親はいないらしい。元いた場所で離ればなれになったらしく、
自身もどのような人だったのか覚えていないらしい。マサラタウンに来てからは、
街の村長の家に養子として住んでいる。俺と相棒はその家でリーフと別れた後、
街の外れにある森に入り、その中にある洞窟に向かった。

そこは俺達3人の【ひみつきち】だ。小さい頃に偶然見つけた場所であり、
昔から遊び場として使うことが多かった。数ある中でも地上に残る思い出の場所だ。
その石壁にはグリーンと描いた夢の世界の絵。リーフと描いた互いの似顔絵など..。

「ゼニィ..?」 ゼニガメは不思議そうに周りを見渡し、そしてあるものに気付いた。

それは、"扉"だった。ドアノブの無い、木で形取られたような。
特に気にしていなかったが、俺もゼニガメもなぜか今日は惹き付けられた。

「この世界は繋がった。」

悪寒が走る。すぐに振り向くと、そこには謎のフード男がいた。

レッド「だ、誰だ!」俺は叫んだ。

「闇と繋がった世界、間もなく光を失い世界。」

レッド「!?気味悪いこと言うな!誰だか知らないけど...!
    そういえば、あんたどっから来たんだ?他の地方の人間か?」

その姿形からこの街の人間とは思えない。ならば別の場所から来たのではないのか?

レッド「もしくは...、他の世界?」

「お前の知らないまだ知らぬ扉の向こう。
 お前には何も分かるまい、お前は何も知らない。」

レッド「俺はこれから色々知るんだよ。なあ、相棒!」

ゼニガメ「ゼニゼニ!」  隣にいるゼニガメは強い返事をした。
 ▼ 34 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 12:50:07 ID:dlNcOfG2 [8/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
グゥオオオオ.....。
その瞬間、男から言葉に出来ない圧力に襲われた。

その圧に押され、俺は男を直視出来なかった。

「何も知らない者が何を見ても――、そう、何も理解できない。」

レッド「な...、それって...!」

目を離した隙にはもう男はいなかった。
なんだったんだよ..、今の。そう男がいた場所を睨んでいると、

ゼニガメ「ゼニィ..。」心配そうに俺に擦り寄ってきた。

レッド「大丈夫だよゼニガメ。さて、帰るか。母さんにお前を紹介してやるよ。」

と、相棒に向けてムリヤリ笑顔を作った。

そう言ってしばらくして俺達は外に出た。洞窟内には、リーフの似顔絵に
向けられた星の形をした実が描き足されていた。


だが俺達は気付かなかった。あの男のいた足元の影がまだ残っていて
それが徐々に広がっていたのを。
 ▼ 35 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 13:03:42 ID:dlNcOfG2 [9/14] NGネーム登録 NGID登録 報告

同刻―――、王宮にて。

“親友、ゴルへ。”
『突然、皆の前から消えた事を許して欲しい。事は一刻を争うようだ。
どうしてもすぐに出かけなければならない。例の奇妙な事件――、
夜空の星が消えるのも、すでに始まっている災厄の一部に過ぎない。
なんとしても、問題を解決しなければ。王として、君とドーブルに頼みがある。
この事件の"鍵"を握っている人間がどこかにいる。
彼を探し出し、共に行動してほしい。我々は"鍵"が必要なんだ。
まずはトラヴァースタウンにいる、この写真の男に会ってくれ。

追伸 ミミロルには君から上手く伝えといて。...ホントに。』


話は遡る。

王様が玉座にいない事に僕は驚いた。その時、
「ゴルさん、王様がこれを。」と王様の親友であるイーブイが王様からの
置き手紙を渡してきた。そして、僕は手紙の内容にまたビックリ仰天。
王様失踪どころか世界に関わる事件に巻き込まれているじゃないか。

「あわわわわわわわ...、どうしようどうしよう〜〜!!」

そして、今に至る――。
 ▼ 36 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 13:19:55 ID:dlNcOfG2 [10/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
王様の執務室には、現在の状況を知った者達がいた。
僕とドーブル、イーブイに妻のスワンナ、そして王妃ミミロルだ。
この事態に緊急会議として手紙の内容と共に話し合いを行うはずなのだが...。

「しかし、長い文章だね〜。」

呑気な声でドーブルが手紙についての感想を言った。

ゴルダック「そんなこと言ってる場合かぁ!エマージェンシー、だぞ!」

同僚..、昔からの友の言葉に怒れば、隣を見ると、涙を浮かべている王妃...。
(はあ。)  ゴルダックは頭を抱えた。

スワンナ「何が起きているんでしょう...。」

常に冷静沈着な妻はこの事件に対してもどうするか冷静だった。

ミミロル「今は、グズ..、王を信じるしか..ヒク、信じ..、
     うわあああああん、王様ああぁ!!」バンバンバンバン

ゴルダック(ああ、王妃がパニックに...。常に王様を溺愛してるからな..。
      そりゃあ、行方不明って聞いて黙っちゃないよな。)

ドーブル「王様、一人で大丈夫かなあ...。」

ドーブルの言葉にはっとなった。そうだ、僕たちが王様を守らなきゃ。

ゴルダック「ご安心を、必ず鍵を見つけ王様を連れ戻してきます。」

ミミロル「グス...、うん、二人ともありがとう。」

やっと笑顔が戻られた王妃に僕は安堵した。
 ▼ 37 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 13:32:15 ID:dlNcOfG2 [11/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゴルダック「スワンナ、王妃を頼む。」

スワンナ「ええ大丈夫。あなたこそしっかりね。」

僕達はこれで十分だ。

ミミロル「そうだわ、旅の記録に彼を...。」

そう腕を伸ばした先には小さなポケモンがいた。

「どうも、私はコロボーシといいます。お見知りおきを。
 小さく力が無いものの、旅先での知識を記録していきたいと思います。」

礼儀正しいそのポケモンは「失礼。」というと、ドーブルの頭に飛び移った。
ドーブルは特に気にした様子もなさそうだ。

ミミロル「3人とも。王を、あの人助けてあげて。無事を祈っています。」

その言葉を胸に僕は敬礼をした。そして妻にも改めて敬礼を。
そして妻の隣にいて笑顔でいってらっしゃいしている友人にも――、

「って、君も来るの!!」 「え〜」  ちゃっかりしてるなこいつ...。

結局ドーブルの腕を引っ張りながら僕たちは部屋を出た。
まるで漫才のような僕たちの行動に王妃が少し笑っているのが見えた気がした。
 ▼ 38 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 13:43:05 ID:dlNcOfG2 [12/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
ドーブル「それじゃあ、コロボーシの世界も消えてしまったの?」

コロボーシ「ボー、でいいですよ。長いから。そうですね、今は皆、離ればなれです。」

王宮の地下階段を下りながら3人は話していた。

ゴルダック「ドーブル、分かってるよね?」

ドーブル「大丈夫だよ〜、他の世界から来たということは知られてはいけない。
     秩序を守るために、でしょ?」

そう、元々数ある世界があるものの、それは本来干渉してはならないものである。
それは、互いの世界でも原則的なことであり、秩序を守る上での暗黙のルールであり、
今回それを僕達は犯そうとしている。それほどの異常事態なのだ。

ドーブル「そのためにも、別の世界に行ったら気をつけなきゃね。」

ゴルダック「...、僕は君の方が心配だよ」

今回の事件を含め、道中での悩みの種は尽きそうにないしね..。
 ▼ 39 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 13:54:20 ID:dlNcOfG2 [13/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
なんて歩いていると、王宮の最地下にある、船のドックに着いた。
船と言っても様々な空を飛ぶことが出来るポケモンの発着地点である。

ゴルダック「今日はよろしく頼むよ、カイリュー。」

王宮では同僚であるカイリューが今回の船だった。

カイリュー「おう、任せときな。同僚の頼みだ、ほおっちゃおけねえよ。それに、
      ドーブルに、後コロボーシだったけか?よろし..「待って下さい!」?」

一同声のする方を見るとイーブイが走ってドックまで来ていた。

イーブイ「僕もついていきます。お供お願いします。」

少し僕は考えたが、他の皆が了承したのでそれに従った。


カイリュー「それじゃあ、整備班、準備OKだぜ?」

カイリューが見上げると、整備班・救護班である、パチリス、デデンネ、ラッキーの
3人は一斉に手を挙げて外への門が開いた。

カイリュー「それじゃあ、行くぜ!!」

駆け付けた王妃達が見守る中、ブーストした力を一気に放出するかのように、
音速の速さで宇宙を駆け出した。
 ▼ 40 1◆w2J63flsZQ 18/06/24 13:57:29 ID:dlNcOfG2 [14/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
今日の分は以上です。
 ▼ 41 アル@もののけプレート 18/06/24 21:09:31 ID:16rglDxk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 42 1◆w2J63flsZQ 18/06/28 08:30:11 ID:ZzeksOZ6 [1/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
昼過ぎ――。

街の外れにある俺の家。ひみつきちから帰って来て家に入ると異変に気付いた。
母さんの姿がどこにもいない。買い物だとしても、昼過ぎには帰ってきているはずだ。
嫌な予感がする。

ゼニィ、ゼニゼニィ!!

突然何かを察したのか、相棒が勢い良く外に飛び出していった。

レッド「お、おい。待てよゼニガメ!」

そのあとを追いかけて行き外に出ると、俺は目を疑った。

さっきまで遠くにあった山、見渡す限りの森をはじめとする様々な景色が
黒い嵐と共に呑みこまれていく光景がそこで広がっていた。

レッド「さっきまではこんな風になっていなかったのに...。」

数分前までは特に何もなかったはずだった。どこでこんな風になったのか。
 ▼ 43 1◆w2J63flsZQ 18/06/28 08:46:37 ID:ZzeksOZ6 [2/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
「この世界は繋がった。」

先程の、謎の男から告げられた言葉を思い出した。
あの言葉に意味があるとしたら、そう考えた時再び悪寒を感じた。
風が徐々に大きくなるにつれ、闇はどんどんと追い込んでくるように
猛威を振るい始めていた。

マサラの中心街を見てみると、その上空に謎の黒い球体が浮かんでいた。

レッド「なんだ..あれ。」

その球体に向かって、様々なものが吸い込まれているのが見えた。
中心街には、リーフの棲む家、グリーンの家、そして研究所...。

レッド「皆...。早く助けに「ゼニィイ!」..!!」

遠くに気を取られている中、相棒が悲鳴を上げていた。その方向に向けると
地面から黒い影が現れて俺たちを襲い始めた。

レッド「なんだこいつら!!ゼニガメ、たいあたり!」

俺から指示を受けた相棒は勢いよく影に技を決めた、が効いてるようには見えなかった。
よく見ると、影はまるで近くの草むらによくいるようなポケモンの姿に似ていた。

レッド「効いてない!?..、ゼニガメ、逃げるぞ!」
ゼニガメ「ゼニィ!」  俺達は中心街に向けて走り出した。
 ▼ 44 1◆w2J63flsZQ 18/06/28 09:01:44 ID:ZzeksOZ6 [3/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
走っている最中にも影に襲われていた。
しかしうまく切り抜けていきしばらくして、中心街にたどりついた。

レッド「グリーン!リーフ!皆、どこにいるんだ!」

俺は力限り声を振り絞った。が、二人はおろか街の住人も姿が見えない。
上空には相変わらず球体が俺達を吸い上げるようにそこにいる。
皆、闇に呑みこまれたのか..。

うぅ..、その声はレッドか?

声が聞こえた。その方向を見ると、今日相棒に会わせてくれた..。

レッド「博士!!」俺は倒壊した建物の下敷きになっている博士を見つけた。

オーキド「儂は後にするんじゃ。今は..グリーンとリーフを..追うんじゃ。
     特にグリーン、あの子が..危ない。方向は..丘の方じゃ。」

博士の言葉に、悩みながらも一言。「わかった、すぐに帰ってきます。」と言って、
俺は丘の方に走って行った。「頼む..。」と微かに聞こえる声がした。

オーキド(儂はもう持たぬ..、そしてレッド、君は希望に、ひかり..に。)


俺達は丘にたどり着いた。綺麗な丘は黒く染み出た地面で姿が変わっている。
そして、一人。今のマサラを一望している親友がいた。
 ▼ 45 1◆w2J63flsZQ 18/06/28 09:14:47 ID:ZzeksOZ6 [4/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
「グリーン!!」俺は叫んだ。その言葉を合図に振り返った親友の目は
この状況とは程遠いような喜びに満ちた目をしていた。

「扉が開いたんだ。」  レッド「え?」なんの話だ?
グリーン「扉が開いたんだよ、俺達、外へ、他の世界に出れるんだぜ?」

いきなり不可解な言葉を発するグリーンに戸惑いを覚えた。

レッド「何を言ってるんだよ!リーフはどうしたんだ!」
グリーン「あいつも一緒さ!先に行ってもらってるはずだ。扉をくぐれば
     帰ってこられないかも知れない。姉ちゃんやじーさんにも会えないかも。
     でも、恐れてたら何も始まらない。闇を恐れることなんかないんだよ。」

そう言って親友は手を差し伸べた。「お前も来いよ、レッド。」
目に映っているのは、冒険に憧れた目ではなく、深い探究心と深い闇だった。

親友の変わり果てた姿にどうすればいいか分からなかった。
迷っているうちに、突如俺たちの足元に闇が襲い始めた。一人は抜け出そうと
呑みこまれる事から足掻き、一人はためらいもなく呑みこまれていく。
俺は呑みこまれていく親友の手を掴みながら懸命に足掻いた。しかし、巨大な力は
足掻きもむなしく、俺までも呑みこんでいく。

その時、まぶしい光が俺を照らした。いつの間にか絡み付いた黒は取れ、目の前には
つぶらな瞳を向けた相棒が立っていた。
 ▼ 46 1◆w2J63flsZQ 18/06/28 09:26:21 ID:ZzeksOZ6 [5/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
ゼニィ、ゼニゼニ、ゼーニ!!

闇に抗い、最後まで呑みこまれないように光を失わない心。
彼の瞳にはそのように映っていた。その相棒である俺も、それに魅了された。
そして、真っ直ぐ見つめる優しさ、やはり覚えがある。

レッド「夢に出てきた光って、お前なのか?ゼニガメ」

その言葉に相棒はにっこりとほほ笑んだ。

なら、希望とやらの期待に応えなきゃなと俺は立ち上がった。
そして、もう一人の親友がいるだろうと思う場所に俺達は走った。

襲いかかる闇。先程まで効かなかった攻撃も希望を含む力に変わった相棒は

レッド「たいあたり!」「ゼニィ!」どぉおん!!

闇を打ち砕く能力を備えていた。

敵を薙ぎ倒しながら進んでいくと、ひみつきちに辿り着いた。

中に入り、思い出の場所に行くと、そこには。

レッド「リーフ!!」振り向いた彼女は悲しそうな顔を浮かべていた。
 ▼ 47 1◆w2J63flsZQ 18/06/28 09:45:13 ID:ZzeksOZ6 [6/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
「レッド....。」

刹那、謎の扉は姿形を変えて、ギギ..と重い音を立てて開いた。
中から、外で舞っている闇の如く、猛烈な風が飛び出し、扉の目の前にいた
彼女の体をも吹き飛ばした。正面にいた俺は彼女を受け止めようとした――。

抱き抱えるその瞬間、消えた。リーフの体が、触れた瞬間に。

「え...?」湧き上がる疑問と共に、気づけば俺の体も吹き飛ばされていた。



意識が途絶えていた。ぼやける頭と視界を起こし、辺りを伺った。すると、
真っ白なキャンパスはそこにはなく、引き裂かれた真黒な街が広がっていた。
ズシン...、と後ろから響く音。
そこには、夢で出てきたあの刺々しい化け物がそこにいた。

レッド「くっ..、出て来いゼニガメ!!」
ゼニガメ「ゼニィ!」 ボールから元気よく飛び出した相棒はすぐ臨戦態勢に入った。

グォオオオオオ.....!!!  荒々しい雄たけびをあげた化け物は、
背中に生えている棘を高速で飛ばしてきた。

レッド「よけろゼニガメ!」俺の指示に従って何とか避けた相棒。続けざまに、
   「その勢いでたいあたり!!」闇に向かって全身を使って攻撃をした。

グォォ...。ゼニガメの攻撃でよろける巨大な影は、なんとか体勢を立て直した。
そして、体を丸め、逆にたいあたりを仕掛けてきた。
 ▼ 48 1◆w2J63flsZQ 18/06/28 10:02:44 ID:ZzeksOZ6 [7/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
不意の攻撃に俺は驚き対応が遅れた。

ゼニガメ「ゼニィイイ!!」相棒は直撃をくらってしまう。その時、
レッド「んぐっ!!」俺にもその一撃が食らったかのように感じた。

..、何となく理解が出来てきた気がする。俺の心の光であるゼニガメは、
同時に心と絆を共有するような感覚に陥るのだと..予想しておこう。

(繋がる心、絆を大切にするんじゃよ)

なんとなく博士の言っていたことがわかった。それなら話は早い。

レッド「ゼニガメ、大丈夫か?」  「ゼニィ!」どうやら元気そうだ。

相手もこちらの攻撃で相当弱っている。もうすぐみたいだ。
グウオオオオ!!!化け物は先ほどと同じくたいあたりをしてきた。
俺は集中した。俺がゼニガメならどう動くか?――、答えはすぐに出た。

レッド「右にとべ!」相棒は指示に従って、直撃を避けた。そして、
   「『あわ』だ!」ゼニガメの口から小さい泡が発射された。

それが相手の体全体にまとわりついて、泡がはじけ飛ぶように爆発した。

ギャオォォォォォ....!!!! こうかはばつぐん、だったようだ。その巨体は
グラッと揺らついたかと思うと、地面に倒れ、そのまま消滅した。
 ▼ 49 1◆w2J63flsZQ 18/06/28 10:09:37 ID:ZzeksOZ6 [8/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
倒した安堵が油断だったのだろう。

上空に漂う黒の球体がさらに力を増し、吸い上げる力も一層した。
それに、気づいた時にはもう遅く、俺の体は闇の入り口ギリギリだった。
瞬間的に、俺は相棒をボールに戻した。せっかくの希望だ。
離ればなれになったら困るしな。なんて思いながら、なす術もないこの
圧倒的な力の前に呑まれていくしかなかった。

そして、また俺は...意識を..うしな..て........。



そして、カント―だけでなく、レッドたちのいる世界はこの力により
深い深い、闇に堕ちてしまった。
 ▼ 50 1◆w2J63flsZQ 18/06/28 10:13:33 ID:ZzeksOZ6 [9/10] NGネーム登録 NGID登録 報告


あ、星が消える―――。

友達の言葉で僕は空を見上げた。
空の星は昔からいくつもの世界が散らばっているのだと教えられてきた。
それが消えていく様を今見えたということは、いよいよ危機が
迫っているのだと実感がわいていくのがわかった。

(早くしないと。)

そう思い、僕とドーブル、そしてイーブイは、ここ、
トラヴァースタウンを歩き始めた。

王様、そして"鍵"の手掛かりを探しに――。
 ▼ 51 1◆w2J63flsZQ 18/06/28 10:13:50 ID:ZzeksOZ6 [10/10] NGネーム登録 NGID登録 報告
今日の分は以上です。
 ▼ 52 ンテール@プレシャスボール 18/06/29 00:38:29 ID:eSMkf5x2 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
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