【SS】ラティオス「ラティアスって…」

ラティオス(うーん… どうなんだろうか…)

ラティアス「じゃあさお兄ちゃん！ 明日どこ行く？」

ラティオス「うーん、そうだな…」

ラティオス(こいつはラティアス。お兄ちゃんなんて呼ばれてるけど、家族じゃない。幼馴染みってやつだ。昔からよく遊んでて、『近所のお兄ちゃん』が短くなって『お兄ちゃん』になってしまった。…そんなことよりさっき重大な事実が発覚したんだ！それは…)

ラティアス「は〜。」

ラティオス「あのさ。」

ラティアス「ん？」

ラティオス「…ラティアスって俺のこと好きなの？」ﾎﾞｿｯ

ラティアス「〜〜//」

ラティアス「バカっ！ちょっとトイレ行って来るから！」

ラティアスの背中を見送ることしかできないラティオス。ラティアスは周りの景色に溶け込む特殊な羽毛で姿を消してしまった…

ラティオス「あ……」

ラティオス(間違えた… 完全にパニックだった… もちろん急にこんなことを訊いたのには理由がある。

……別にあいつのことがそんなに好きだったわけじゃない。)

ー数分前ー

ラティオス(遅刻遅刻…『明日遊びに行く場所を決めるために遊びに行くよー！』って、 どんな会… こっちは寝てたってのに…) ﾋｭｰ…

ラティオス「…ん？」

待ち合わせ場所には既に到着して待っている様子のラティアス。どうやら何か独り言を…？

ラティアス「んーっ！ 急に呼び出したけど迷惑だったかな…？ でもでも、明日は初めてのデート！男の人側の意見も聞いて、楽しいものにしなくちゃ！！」

ラティオス(デート……？)


タイミングを見失って、木陰に隠れて様子を見るラティオス。

ラティアス「まだ来ないのかなー 暇だから一人で行きたいとこ考えとこーっと。」

ラティオス(……)

ラティアス「やっぱデートっていったら…」

ラティアス「二人でおいしいご飯食べながら楽しくお話ししたりして…」

ラティアス「うんうん、やっぱりごはんって大事だよね！」

ラティアス「そんでそんで、夕方頃に告白！夕焼けをバックに… あ、でもそれだと外じゃないといけないな。それとなく言ってみよ。うーん… ちゃんと付き合ってもらえるかな…」

ラティオス(付き合っ？？！！ あいつ俺のこと好きなの？！)

ラティオス(いやいや… きっと別のやつだよな… あいつ人懐っこいからお兄ちゃんなんて呼び方何人かにしてるんだろう… きっとそうだ…)


ラティオス「って、出づらっ！

…あ」

ラティアス「あ、お兄ちゃん！ずらって何？ ……！もしかして今の聞いてた？！」

ラティオス「…い、いや、なんのこと？なんにも聞いてないよ？？」

ラティアス「…？ほんと？ま、いいや！とりあえずあそこ座るよっ！」

ラティオス(まあつまり確信があるようなないような…)

ラティオス「……」

ラティオス「いきなり変なこと訊いちゃったな… どうしよう… 怒ってる… よなぁ…」

ラティオス「……」

ラティオス「もしかしてこれ戻ってこないやつ？！」

ラティアス「いや、戻ってはくるけど…」

ラティオス「ほっ…」

ラティアス「ほっ て… さっきのは許してあげる。でもあんまりでりかしー無いとほんとにどっかいっちゃうからね！」

ラティオス「うん。ごめんね。」

ラティオス「んでどこ行くかだけどさ、」

ラティアス「あ！思い付いた？ どこどこ？」

ラティオス「前見つけた森n…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラティアス「おいしいご飯…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラティオス(森になんて入ったらお昼は必然的に弁当になる… ラティアスは満足出来ないかも…)

ラティアス「森？…あぁ、前行ったとこね！木々の間を並んで飛んだりしたら気持ちいいよね！


ぁ… ごは ……」

ラティオス(今ごはんって…！！ やっぱりか！)

ラティオス「い、いや、やっぱ無しだ！森に入ったりするより、もっと街中で遊んだ方が昼ご飯も良くなる！そうだろ？！」

ラティアス「うぇっ？いや、ちょうどそう思ってたとこだけど…」

ラティアス「でも街中っていったら…どこだろ？」

ラティオス「うーん… あ、そういやこの前テレビでCM見て気になってる映g…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラティアス「夕焼けをバックに…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラティオス(映画館は室内… 夕焼けなんて見えないぞ…)

ラティアス「おーい、お兄ちゃん？ どうしたのー？ さっき映画って言ったの？」

ラティオス「あ、えっと、やっぱ映画も無しだ！外で遊んだ方が良いよな！絶対そうだ！」

ラティアス「外！そう！言おうしてたんだった！」

支援

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支援

急に支援来てびっくりしましたw ありがとうございます。では続きを。


ラティアス「……」

ラティオス「……」

ラティアス「お兄ちゃん？」

ラティオス「はい！！」

ラティアス「…なんか今日ヘンだよね？」

ラティオス「え？え？？別に普通だよ？？」

ラティアス「なんか妙に察しがいいっていうか… というかたまに口調変わるし。」

ラティアス「それで考えてみたんだけど。」

ラティオス「……」

ラティアス「あのとき、やっぱり私の独り言聞いてたでしょ。」

ラティオス「え… あ…… うん……」

ラティアス「〜〜//」

急に顔を赤らめるラティアス。

ラティオス「…え？どうしたの？」

ラティアス「…だって、聞いてたんでしょ？」

ラティオス「うん。どこ行こうか考えてたんでしょ？」

ラティアス「え？そこしか聞いてない？」

ラティオス「あ… 好きだってのも…」

ラティアス「………………」

ラティオス「あの… ラティアス？」

ラティアス「いや、なんでもない……


なんでもなくはないけど………

………」

支援

あーーーー


いったい何週間忘れるんだ私は…
ただでさえ読者少ないのに…

再開します、ごめんなさい、、、

ラティアス「お兄ちゃんはさ、」

ラティオス「う、うん。」

ラティアス「…私のこと ……好き？」

ラティオス「………え？」

ラティオス(……考えたことなかった。)

ラティオス「いや… え？ うーんと……」

ラティオス(俺はどうか？ なんだそれ… 俺はこいつとは、仲の良い友達で…)

ラティオス「好きかどうか… だよな。」

ラティアス「うん… どうかな…？」

ラティオス(そりゃ性別が違うんだから、周りからはそういう風に見られたりするのかも…なんて考えたことはあるけど…)

ラティオス(そのときはそんなの関係無い！なんて思ったりしてて…)

ラティアス「やっぱり、私じゃダメかな…？」

ラティオス「っ！」

ラティオス「ダメ…？そんなわけ無い！

ラティオス「正直恋愛なんて自分には遠いことだと思ってたし、ましてやその相手がラティアスだなんて想像もしなかった。だから… その… なんて言ったらいいのか分かんなくて…」

支援ネ

支援

支援

おもしろい

しえん

>>9
神

ラティオス「でも！」

ラティオス「自分がダメだんて言うな！そりゃドジかもしれないし抜けてるところもあるけど…」

ラティアス「うぅ…」

ラティオス「ラティアスは十分魅力的だよ！さっきまでは友達の一人だと思ってたけど考えて分かったんだ！

俺はラティアスが好きだ！！」

ラティアス「〜〜っ」

ラティアス「お兄ちゃん……！」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラティアス「〜〜♡」

ラティオス「好きだとは言ったがくっつきすg…」

ラティアス「え…？」ｳﾙｳﾙ…

ラティオス「はぁ… なんでもない。」ﾖｼﾖｼ

ラティアス「〜♪」

ーおしまいー

BLEACH並に終わり方雑で草

おわりです。

支援して下さったみなさん、ありがとうございました！


……終わり方が雑ですか…
確かに最後を纏めるのは苦手かもしれません。
推敲が足りなかったですかね…

今別に二つ書いているので、そちらの方はラストも頑張りたいと思います。
25さん、ご指摘ありがとうございました。


ではまた〜