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SS

【SS】ザングース「まだ……死にたくないんや……」

 ▼ 1 1◆v1GnTfaqxg 18/06/30 14:42:10 ID:yNbU9p56 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


とある街のはずれ……

ここは、物静かな山の中にある小さな処刑場の地下牢……



一匹のザングースが、薄汚く狭い牢屋の隅……壁にもたれて座り、ぼーっとしていた……


ザングース「……」


面白い物など何一つ無い牢屋の中ではする事も無く、暇で暇で仕方ない……


暇も限界を通り越し……その感情も失われつつある……

 ▼ 417 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:41:54 ID:4a92MmH6 [1/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告




将来の夢


六年一組 ザングース



わいの将来の夢は、お菓子屋さんになる事や。


誰がなんて言おうとなって見せる。



 ▼ 418 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:43:46 ID:4a92MmH6 [2/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ジュナイパー「……」


ザングース「わいには将来の夢なんてない……あの日はそう言うてたけど、それはただの嘘や」



ザングースはジュナイパーの湯呑を手に取り、お茶を一口呑んだ……



ザングース「ガキの頃から、わいには大きな夢があった……」


ジュナイパー「……」


ザングース「でも、わいはヤクザの子ども。その運命から逃げる事は結局出来へんかったんや……」



ザングースはいつかの抗争により出来た腕の古傷をさすった……



ザングース「だから、今もヤクザとして、親父の下で悪い事しとる……」


ジュナイパー「……」

 ▼ 419 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:45:06 ID:4a92MmH6 [3/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告



ザングース「でも、日の光から逃れる様に生きとる今の生活に満足してない訳やない」


ジュナイパー「何故だ?」


ザングース「そら仲間だっておるし、楽しい事だってある……けど、それでもわいは、もうこんな仕事はしたくないんや」



そう吐き捨てる様に言ったザングースの目……そこから深い悲しみを感じたジュナイパーは目を閉じ、ザングースの素直な声に耳を傾けた……



ジュナイパー「……」


ザングース「自分が仕事をすればする程、誰かが悲しむ今の仕事……わいは誰かが悲しむ顔なんて本当は見たくないんや……それでも、自分の仕事をする為に強い自分を演じてただけなんや……」

 ▼ 420 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:46:05 ID:4a92MmH6 [4/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ザングース「そんな事を後悔しながら過ごしてた……ついこの前までは……」


ザングースがジュナイパーを見つめた……


ザングース「わいが借金を取り立てようとしとった相手……フライゴンの知り合いの中に先公を見るまでは……」


ジュナイパー「……」


ザングース「初めて先公に会った時は全く気づかんかった……まさか、こんなに姿が変わってるとは思わんかったし、それに、こんなところで会うとも思ってなかったからな……」


ザングース「実は気づいたのもついさっきなんや。フライゴンの関係者リストを書き直して調べ直して……それでやっと気づいた。あんたがわいの先公やった事に……」


ジュナイパー「関係者リスト……?」


ザングース「わいらの仕事の必需品や。借金しとるポケモンの関係者の名前、電話番号、住所、職業、家族とかを全部書き残してあるリストがあるんや」


ジュナイパー「恐ろしいな……」

 ▼ 421 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:47:29 ID:4a92MmH6 [5/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ザングース「わいは先公の事と、もう一つ……あの日の宿題を思い出した訳や……」


ザングース「いや、正確には忘れてた訳やない。ただ、先公にまた会えるとは思ってなかったから……それに、結局書いた夢を実現出来へんかったし、先公に合わせる顔が無かったからな」


ジュナイパー「……」



ザングースは再びジュナイパーを見つめると、小さくつぶやく様に……


ザングース「先公、すまんな……結局夢は叶わんかったわ……」



ジュナイパー「そうか……」



ジュナイパーがそう小さく呟くと、ザングースは湯呑のお茶を飲み干して立ち上がった……



ザングース「そう、夢は叶わんかった……今はな?」

 ▼ 422 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:48:28 ID:4a92MmH6 [6/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ジュナイパー「?」


ザングース「夢を叶えるのにタイムリミットなんて無いやろ? だからわいは、今からこの夢を叶える努力をしようと思っとるんや」


ジュナイパー「!」


ザングース「今からでも遅くないなら、今から勉強したる! 絶対に叶えるって自分に言い聞かせる為にも、この宿題を出しに来たんや!」


ジュナイパー「なぜ……お前はなぜそこまでして夢を……」


ザングースはニヤリと笑った……


ザングース「あの日、先公に言われたからやで?」


 ▼ 423 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:49:22 ID:4a92MmH6 [7/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ジュナイパー「……」


ジュナイパーが呆然としていると、ザングースはそんなジュナイパーを鼻で笑った。


ザングース「忘れてもうたか? ま、昔の事やからな……」


ジュナイパー「……」



ザングース「わいは先公に助けられたんやで? 差し出されたあんたの手は……その言葉は、確かにわいの心の奥に届いてたんやで?」



ジュナイパー「……」

 ▼ 424 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:51:05 ID:4a92MmH6 [8/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ザングース「いつか、夢を叶えた時には先公にとっておきのお菓子を食わしたる! 今日はそれを言いに来たんや!」


ジュナイパー「……そうか」



あの日から変わらぬザングースはケラケラと笑いながら歩いて行く……



ザングース「そん時まで待っててや! 先公が死ぬ前にはきっと叶えてみせるからな!」


ジュナイパー「……」



遠ざかるその背中は……確かにあの日と変わらない……でも、どこか違う背中……


あの日よりもたくましく、ほんの少しの勇気とありもしない計画性……無鉄砲さも残る、懐かしい……


 ▼ 425 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:51:56 ID:4a92MmH6 [9/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ジュナイパーは、そんな背中を見つめて微笑んだ……



ジュナイパー「……頑張れよ、ザングース」



そう呟いた声を聞いてか聞かずか……ザングースは振り返る事なく手を振りながら歩いて行った……


 ▼ 426 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:53:00 ID:4a92MmH6 [10/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告




こうして、わいの長い長い宿題は終わった。



いや、まだこれで終わりやない……



だって、夢を宣言しただけで実現してないやろ?







あれから、何年たったやろうか?




 ▼ 427 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:53:56 ID:4a92MmH6 [11/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告



街の外れの商店街……




沢山の店々が並ぶ、ポケモン達で賑わう商店街……



その片隅に、小さなお菓子屋があった。



店の名前は……ネコイタチカフェ……


 ▼ 428 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:54:51 ID:4a92MmH6 [12/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


あまり広くは無いその店……今のところ、喫茶の利用客もおらず、二匹は退屈していた……



ザングース「ふぁぁ……ねむ……」



レジをいじっていたザングースは大きなあくびをした。



ズルズキン「兄貴ぃ、お疲れっすね……」


ザングース「まぁな……今日もお菓子の仕込みの為に朝二時起きやからな……」


ズルズキン「ひぇー! おいらにはそんなのできないっすよぉ!」


 ▼ 429 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:55:58 ID:4a92MmH6 [13/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ザングース「ま、こうしてがんばれるのも……」



その時、店の戸が開いて一匹の子どもが駆け込んで来た……



ピチュー「おじさん! こんにちは!」


ザングース「おうおう、また来たんか?」



少し遅れてその子の母親もやって来る……


ライチュウ「すみません、いつもうちのピチューが……」


ザングース「おう、別に気にせんでええよ。こっちも暇してたし!」

 ▼ 430 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:57:04 ID:4a92MmH6 [14/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告



ライチュウ「いつものケーキ、まだあります?」


ザングース「おう! まだあるで!」


ライチュウ「じゃあ、そのケーキを三つお願いします!」



ザングースは手際良くケーキを箱に詰めると、ライチュウに手渡してお金を受け取った。



ザングース「いつもありがとさんやでー! あ、あとこれおまけしとくで!」


ザングースはピチューに袋に詰めたビスケットを手渡した。


ザングース「さっき試しに作ってみたビスケットや! 良かったら食べてみてくれ!」


ピチュー「わーい! おじさんありがとー!」

 ▼ 431 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 11:58:22 ID:4a92MmH6 [15/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ライチュウ「ありがとうございました!」


ピチュー「おじさんまたねー!」



親子は仲良く手をつなぎながら店を出て行った……



ザングース「また来てやー!」



再び静かになる店内……



ザングース「……ま、こうしてお得意さんもおるし……わいの作ったお菓子を食べたポケモンの笑顔をみてたら、いくらでも頑張れるわ!」


ズルズキン「兄貴素敵っす!」


ザングース「そう言うのはメスに言われたいんやけどな……」


ズルズキン「まぁ……兄貴、お腹出てますからねぇ……メスにはあんまり……」


ザングース「やから腹の事は言うなって言っとるやろ!!」


ズルズキン「ひ、ひぇえ! すみませんっすぅ!」

 ▼ 432 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:00:40 ID:4a92MmH6 [16/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


その時、再び店の戸が開いた。



ザングース「いらっしゃ……っ!」



その客を見たザングースの動きが止まった……


店の戸を開けたのは……



ジュナイパー「……」


ジュナイパーを見たザングースはニヤリと笑った……


ザングース「……来たんか」


ズルズキン「あれ、このポケモンって……兄貴の」


ザングース「おう、わいの先公や……」


 ▼ 433 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:01:31 ID:4a92MmH6 [17/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ジュナイパーは店内を一通り見渡すと、ザングースに歩み寄り、その頭を優しく撫でた……



ジュナイパー「ザングース、お前は本当に夢を叶えたんだな……頑張ったな……」


ザングース「まぁな……仕事はきっついけど、それなりに充実しとるで!」


ジュナイパー「そうか……」


 ▼ 434 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:02:38 ID:4a92MmH6 [18/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ザングース「ほれ、ケーキ用意したるから、その辺の席に座り!」


ジュナイパー「じゃあ、失礼するぞ……」



ジュナイパーは窓際の席に座った。


ザングースはそれを確認すると、コーヒーマシンをセットし、ガラスケースの中からケーキを取り出して皿にのせた。



店内を挽きたてのコーヒー豆の香りが包む……



ジュナイパー「……」



ジュナイパーは窓から見える商店街を見つめた……

 ▼ 435 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:03:44 ID:4a92MmH6 [19/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


それからしばらくたち、ザングースがジュナイパーのもとへケーキとコーヒーを持ってきた。



ザングース「先公、お待たせやで! コーヒーとショートケーキや」


ジュナイパー「……すまないな」



ジュナイパーは机の上に置かれたケーキを一口口に運ぶ……



ジュナイパー「……」


ザングース「……どや?」


ジュナイパー「……美味しい」



無表情である事の多いジュナイパーの表情が緩んでいる……嘘では無いだろうと、ザングースは安心した。



ザングース「そうか、そりゃ良かったわ」
 ▼ 436 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:04:41 ID:4a92MmH6 [20/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ザングース「夢を叶えた所、先公に見せれてほんま良かったわ……」



ジュナイパーはまた、窓の外を見た……



ジュナイパー「私も、負けてられないな……」


ザングース「ん? そう言えば先公も、なんかやってるんか?」


ジュナイパー「私は今、小説を書いているんだ……」

 ▼ 437 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:05:40 ID:4a92MmH6 [21/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ザングース「ほーん……小説家なぁ……で? なんか書いたんか?」


ジュナイパー「今度、一冊本を出す事になってな……これだ」



ジュナイパーは懐から一冊の本を取り出し、ザングースに渡した。



ザングース「……蜻蛉……教室?」


ジュナイパー「ああ……お前達との数日をモチーフに書いたんだ……良かったら読んでくれ」


ザングース「わい、文字読むの苦手やけど……ま、先公が書いたんなら読んだろやないか!」


ジュナイパー「また、いつか感想でも聞かせてくれ……」


 ▼ 438 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:07:03 ID:4a92MmH6 [22/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告



しばらくして、ケーキを食べ終えたジュナイパーは席を立った。



ジュナイパー「じゃあ、そろそろ帰る事にするよ……」


ザングース「そうか……また来てや!」



ジュナイパーは財布を取り出そうとしたが、ザングースはそれを押し戻した。



ザングース「お代はええねんって! 先公なら顔パスでタダでええ! それに、小説もろたからな!」


ジュナイパー「……そうか……悪いな」



ジュナイパーは店の外へ向かって歩き出した……

 ▼ 439 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:08:03 ID:4a92MmH6 [23/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ドアを開け、一歩踏み出した所で……ジュナイパーは立ち止まった……



ジュナイパー「そうだ……あのフライゴンの事だが……」


ザングース「あー……最近連絡とってへんなぁ……で? フライゴンがどうかしたんか?」


ジュナイパー「来年度から、小学校教諭として働く事になったらしい……」


ザングース「えっ!? ほんまか!?」


ジュナイパー「ああ……この前フライゴンから電話がかかってきてな……」

 ▼ 440 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:09:10 ID:4a92MmH6 [24/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ザングースは突然の知らせに嬉しくなった。



ザングース「なら、あいつの先公一日目にはパーティーでもやったらなあかんな!」



そんなザングースにジュナイパーはあの日の様な優しい目を向けていた……



ジュナイパー「お前達は最高の教え子だ……お前達の先生でいれて、本当に良かったよ……」

 ▼ 441 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:10:17 ID:4a92MmH6 [25/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


ジュナイパーは扉の向こうへと踏み出した……



ジュナイパー「じゃあな……きっと、また来るから」


ザングース「おう! いつでもまっとるで!」



扉が少し軋みながら、ゆっくり閉まる……



ザングースは久しぶりに会えた恩師の温もりと、旧友の成長を感じて嬉しさを隠せずにいた……



ザングース「よかったな……先公も、フライゴンも……」


ズルズキン「兄貴もこうして夢を叶える事ができたんすから、ほんと、良かったっすね!」


ザングース「……せやな!」

 ▼ 442 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:11:14 ID:4a92MmH6 [26/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


窓の外を見れば、この商店街にももう夕日が差し込み始めている……



ザングース「お客も少ななってきたし、せっかくやから読んでみよか……」



ザングースは窓際の席に座り、ジュナイパーから受け取った小説を開き、目を通した……



ザングース「えっと……」




 ▼ 443 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:13:11 ID:4a92MmH6 [27/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告





蜻蛉教室



あるアパートの一室に、一匹の若いフライゴンが住んでいた。



そのフライゴンはゴミだらけの部屋の中、ただ布団にくるまって何をするでもなく、酷く怯えた様な顔をしていた……


その時……







 ▼ 444 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:14:14 ID:4a92MmH6 [28/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告





ザングース「……たまには読書もええもんやな……」



小さくつぶやくと、夕日に照らされた席……ザングースはページをめくっていった……



そんなザングースを見て、レジの前に立つズルズキンは微笑んだ……



ズルズキン「みんな夢を叶えて、めでたしめでたしっすね!」


 ▼ 445 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:15:20 ID:4a92MmH6 [29/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告





これは、ある商店街でひそかに人気の小さなお菓子屋を営む店主の物語……




目つきこそ悪いものの、彼の作るケーキは絶品と言う……




そんな彼には、真っ白なショートケーキとは比べ物にならない程に、真っ黒な闇に包まれた過去があるらしい……のだが、知る者は誰もいない……


 ▼ 446 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:16:34 ID:4a92MmH6 [30/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告


小説にしおりを差し込むと、ザングースは大きく伸びをした。


窓の外を見れば、いつの間にか真っ暗に……



ザングース「もうこんな時間か……」


ズルズキン「今日も色々なお客さんがきたっすねぇ」


ザングース「せやな……」



ザングースは今日の客の顔を思い出し……それぞれの会話を胸にしまうと、席を立った。



ザングース「じゃ、明日も頑張ろな! ズルズキン、よろしくやで!」


ズルズキン「了解っす! 兄貴ぃ!」


 ▼ 447 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:17:35 ID:4a92MmH6 [31/32] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告








そして再び、友に会える日を望みながら、彼はケーキを焼き続けるのだ……








おしまい。
 ▼ 448 1◆v1GnTfaqxg 18/07/12 12:28:20 ID:4a92MmH6 [32/32] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おまけ編おしまい。

ここまで読んでくださった方々、ほんとありがとね。

>>411
いろんな所にちまちま挟んでる自分の書いた他のSSとの繋がりに気づいてくれたなら嬉しいです。

>>410
アシレーヌさんですか……成る程、考えてみます。


色々と個人的にトラブルが重なり、SS書くのをそろそろ辞めようと思っていたのですが……まぁ、書くだけならタダなんで、これからも、思い付いたらここで書くってスタイルで行こうと思ってます。

それじゃ、ほんとありがとね。

またどっかで会いましょう。

ではではー。

 ▼ 449 ラナクシ@ほのおのいし 18/07/12 15:34:18 ID:osvUTMMU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
面白かったで〜
 ▼ 450 ルガー@ライドギア 18/07/12 21:27:09 ID:Xy1M4dKc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 451 シズマイ@けいけんポン 18/07/13 01:37:54 ID:ZqoIRdag NGネーム登録 NGID登録 報告
乙!
 ▼ 452 1◆v1GnTfaqxg 18/07/13 17:49:30 ID:5JfY36t6 NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
>>410
ひっそりとお知らせ。

リクエスト貰えるなんて数年ぶりなんで、久しぶりにやる気が出ました。

タイトルは仮の物になりますが、下書きをグズグズ書き始めてます。
期待しない程度に期待しといてくださいね。

では、またここの板で会いましょう……
 ▼ 453 ソッキー@どくけしのみ 18/07/13 20:25:48 ID:Mii.xWjk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
期待
 ▼ 454 ブルモ@ふしぎのプレート 18/07/13 20:30:37 ID:mcjQbRmA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙!!
やっぱりこのシリーズ最高だわ!!
 ▼ 455 ナギラス@きあいのタスキ 18/07/14 22:22:57 ID:MWc.5zD2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
乙です!
次回作期待
 ▼ 456 マクロー@バンギラスナイト 18/07/15 00:24:47 ID:YbJ.xxRo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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