【注意】シンジ「なんか、おかしい・・・」【注意】:ポケモンBBS(掲示板) 【注意】シンジ「なんか、おかしい・・・」【注意】:ポケモンBBS

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【注意】シンジ「なんか、おかしい・・・」【注意】

 ▼ 1 1 15/04/11 22:44:03 ID:XrQlFsvc NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「久しぶりだな、シンジ!」

シンジ「(なんて頻度だ)」

サトシ「バトルしようぜ!」

シンジ「・・・・・・・・・・・」


小腹が立つ。

何故使えない奴と勝負をしなければならない。

無駄な時間を過ごすほど俺は暇じゃない。

ああ、ウザイ。

俺の周りでしっぽをふるコイツがうざい。


シンジ「・・・バトルスタンバイ」

サトシ「へ?」


エレキブルの雷殴で追い払った。

逃げられたが、あいつは声を大きくして「また会おう」といった。

あれはGか!!
 ▼ 138 15/04/25 14:30:47 ID:ObyDiJhs [1/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
奥歯を噛みしめ、

傷付けた因果を問いだせば、

アカギ「弱体化させるためだ」

意外な答えに息を呑む。

アカギ「ほかの象徴はうまく事が運べたが、意志の神は別格だ」

しかし他に方法があった、とヤツは薄く笑う。

……違う!

淡々と語る空っぽな顔に眉をひそめる。

変化したのは表情筋だけだ。

アカギ「そして、単なる気まぐれか。
    アグノムは人間と共鳴することがある」

シロナ「共鳴?」

アカギ「対象はどんな困難にも立ち向かう、
強い心だと言われている」

思わず、その言葉を咀嚼した。
 ▼ 139 ャルマー@ポロックキット 15/04/25 14:32:52 ID:29HOq7lw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
めちゃくちゃ待ってた!
応援しとります
 ▼ 140 15/04/25 14:45:10 ID:ObyDiJhs [2/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
真夜中に聞いた話が、頭に巡る。

胸に湧きあがってくる予感。

シゲル「まさか!?」

アカギ「面白いことに娘が選ばれた。そして――」

続いたセリフに全身の血が騒いだ。

どちらかが精神的または身体的に負傷すれば、

もう一方は力が弱まる、だと?

シンジ「下衆がッ!」

血の通わない行為だ。

ヤツの姿を見るだけで虫唾が走る。

シロナ「……この世界が憎いなら、
    誰もいない所へ行けばいいでしょう?」

タケシ「サトシやアグノムたちを苦しめてまで、
    世界をリセットすることに意義があるのか!」

アカギ「意義、か」
 ▼ 141 15/04/25 15:04:57 ID:ObyDiJhs [3/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
突如、変貌する瞳の色。

なにを映している?

まるで、遠い過去を見つめるような――

アカギ「不完全なものを殺せば、世界は美しさを維持できる。
    たとえ、誰もがそれを感じ取れなくても、あり続けるのだ」

ヤツが発した言葉に耳が打つ。

不完全?

優しさがそう示すと言うのか?

アカギ「それが生み出す負の産物が世界を汚すのだ」

私が正義だと言いたげな口調だ。
    
シンジ「独り善がりがッ」

アカギ「楯突くことに後悔するがいい」

鼻で笑い、冷ややかな眼で一瞥。

ギンガ団幹部と共に投げたボールが宙を舞う。
 ▼ 142 15/04/25 15:19:32 ID:ObyDiJhs [4/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
体中に駆け巡る緊張感。

手強い敵手で間違いない。

研究者に続いて、シロナ、糸目も身構えた。

アカギ「―――ッ」

ふん、どうやら完全に虚が突かれたようだな。

シンジ「エレキブル!」

雷を拳にまとい、

ドンカラスに目掛けて肉薄。

シンジ「まずは一匹!」

苦痛の叫びが森にこだまする。

奇襲は見事成功を収めた。

だが――

シンジ「ゆるさない」

声が震えているのが分かる。

腹の虫がおさまらない。
 ▼ 143 15/04/25 15:39:08 ID:ObyDiJhs [5/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
ヤツ等から余裕が消え失せ、

アカギ「強者だな」

雰囲気が凍りつく。

瞬間。

鋭利なかぎ爪で切り払ってきた。

間一髪。

ピカチュウが間に入る。

そのまま強力な電撃を放った。

が、相手は機敏に躱した。

アカギ「ほう、それが狙いか?」

ねずみ「び〜ッか」

広範囲に拡散したでんきワザ。

おかげで特性が発揮。

残像を散らしながら、

エレキブルはマニューラへ接触した。
 ▼ 144 15/04/25 15:48:49 ID:ObyDiJhs [6/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
アカギ「ヘルガー!」

シンジ「相殺しろッ」

トリトドンが前へ出る。

<<悪の波導>>と<<冷凍ビーム>>が衝突。

チッ!

互角か!

衝撃波が襲った矢先、

クロバットが飛び掛かる。

シゲル「ブラッキー、<<すなかけ>>

巻き上げた砂が生みだす壁が

<<あやしいひかり>>を遮断させた。

しかし、いつの間にか距離を縮め、

アカギ「<<クロスポイズン>>

シゲル「しまった!」

勝利と敗北は紙一重。

一撃で戦闘不能と化した。
 ▼ 145 ザーX◆akVVZ7TkhA 15/04/25 16:02:49 ID:dPQDtPvs NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 146 15/04/25 16:03:54 ID:ObyDiJhs [7/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
……次はどんな手か?

シンジ「確実に仕留めるぞ!」

間合いを取り、周囲を見渡す。

いまだに戦況は均衡を保っている。

なにか打開策は――

アカギ「なるほど。力の源は娘に対する感情というわけか。
    馬鹿馬鹿しいにも程がある。まやかしに操られるとは」

顔に落とされた暗い影。

異様な迫力に満ちた視線は、冷たい。

アカギ「くだらない感情のために争うとは、愚かすぎる」

なに訳のわからないことを!

間髪置かずに命令を下す。

リザードンは鋼鉄の翼をでギャラドスを倒した。

アカギ「揺らぎ消えてしまうものに価値があるか?」

耳障りな声色だ。
 ▼ 147 15/04/25 16:22:32 ID:ObyDiJhs [8/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
そして、その眼差しが気に障る。

反吐が出る。

関わるほど険悪の念を抑えきれない。

声に殺意を乗せて、

シンジ「なにが言いたい!」

アカギ「……知りたいか?」

サトシ「シンジ!」





――危機迫ったアイツの呼び声。

からだに衝撃が走ると同時に、

視界が前触れなく夜空に覆われた。

なぜか遠ざかっていく感覚。

頭が追い付かない。
 ▼ 148 15/04/25 18:35:46 ID:ObyDiJhs [9/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
ねずみ「ぴかぴ!」

短い悲鳴が五感をよび覚ました。

俺に覆いかぶさる重み。

無意識に視線をやれば、

シンジ「さと、し」

心臓がいやに大きく脈打った。

首元に刺さった<<針>>にざわつく。

震える全身を叱咤して、

シンジ「しっかりしろ!」

必死に呼び掛けた。

だが、ピクリとも動かない。

透き通るように青ざめた顔。
 ▼ 149 1 15/04/25 19:23:49 ID:ObyDiJhs [10/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
脈を診れば、

息遣いとともに弱まっていく。

アカギ「憐れなものだな」

シンジ「!」

嘲笑に、胸がかっと熱くなる。

思わず唇を噛み鉄の味が広がった。

アカギ「感情に任せて戦った末がコレか?」

自責の念に駆られていく。

どうしてだ?

なぜ、冷静に勝負を臨まなかった?

結果的に俺はサトシを――

アカギ「憎いか? 大事な者を奪われて」
 ▼ 150 1 15/04/25 19:38:51 ID:ObyDiJhs [11/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
あまりの喪失感に視界が霞んでいく。

アカギ「これで分かっただろう?」

死んでしまえば消える不完全なモノに、価値はあるか?

抽象的で曖昧なセリフが重々しくのしかかった。

アカギ「所詮、感情は負の産物しか生み出さない」

シンジ「――――ッ」

急速に頭が冴えていくのに、

思考は拡散と収縮を繰り返す。

早まる鼓動が全身に響いた。

アカギ「だから、不完全で醜い世界を変えるのだ」

空気に呑まれた。

ヤツの言葉。

こん睡状態の重み。

血の気のない顔。

様々な感覚が胸をかき乱していく。
 ▼ 151 1 15/04/25 19:54:16 ID:ObyDiJhs [12/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
シンジ「ぐっ――」

ねずみ「ぴっか!!」

痛みが右頬に走った。

…叩かれたのか?

呆然と見れば、

ねずみ「ぴかぴ、ぴーかーちゅう!!」

電光が走る頬袋。

逆立っている毛並。

目尻を険しく吊り上げていた。

ねずみ「びーか!」

だが、瞳が違う。

あの疑問が想起される。

浅い眠りから覚めた時だ。
 ▼ 152 1 15/04/25 20:05:48 ID:ObyDiJhs [13/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
底が見えないほど深く澄んだ黒。

その色味に憤りが入混じっているのか。

ねずみ「ぴっか、ぴかーちゅう!」

シンジ「…… …… ……」

咎める声で、

なにかを示す小さな指。

目で追いかけた瞬間、

呆然と眺めてしまった。

シンジ「サトシ」

俺の服をつよく掴む、ほそい指。

気絶しててなお、

決して離そうとしない。

無意識のまま俺の手をかさねた。
 ▼ 153 1 15/04/25 20:20:13 ID:ObyDiJhs [14/14] NGネーム登録 NGID登録 報告
鼓動が早く打つ。

唇を固く噛みしめ、思考を巡らした。

やさしさが愚かなのか?

アカギはこの感情を消し去ろうというのか?

世界が変わってしまったら、

サトシの意思は無駄になるのか?

考えれば考えるほど、

この手を握り締める力が強まる。

そして――…

アカギ「ほぉ、まだ感情に揺れ動くか」

シンジ「口を閉じろ」

募った感情を躊躇なく言葉にだす。

やっと、答えを掴んだのだ。

シンジ「貴様に消させやしない」

アカギ「なに?」

シンジ「コイツに対する感情を消されてたまるか!」
 ▼ 154 ュバルゴ@あかいウロコ 15/04/26 20:57:09 ID:4kMBw07M NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 155 15/04/29 20:36:40 ID:w0ReLjH. [1/16] NGネーム登録 NGID登録 報告





刹那――

凄まじい音が地面を揺らす。

大波のように吹き過ぎる烈風。

バッと顔を上げれば、

炎とともに靡く黒い煙が。

シロナ「爆発!?」

シゲル「いったい!」

現れた影が二つ。

光?いや――
 ▼ 156 1 15/04/29 20:45:55 ID:w0ReLjH. [2/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
ねずみ「ぴかぁ」

シンジ「…… …… ……」

俺の中心を飛びまわる生き物。

額にはあの赤い結晶が。

ポケモン、なのか?

???「きゃううん!」

???「きょううん!」

不規則な動きだ。

サトシの周囲を浮遊すれば、

風がやわらかい髪をふわりと巻き込み、

穏やかな光が注がれる。

シンジ「……おまえ」

あたたかい。

心地好い鈴の音だ。
 ▼ 157 1 15/04/29 20:57:31 ID:w0ReLjH. [3/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
全身の傷が、見る見るうちに回復する。

猛毒も浄化したのか、

血色が穏やかに変わると同時に、

淡い光は瞬く間に消えていった。

しかし、

ねずみ「ぴかちゅ!?」

糸が切れたように、

サトシの上に崩れ落ちてしまった。

息はある。

体力が尽きたらしい。

アカギ「何故だ――!」

狼狽した声に目線をやれば、

険しい表情が視界に映った。

眼つきは驚異そのもの。
 ▼ 158 15/04/29 21:09:11 ID:w0ReLjH. [4/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
アカギ「なぜだ、瀕死状態だったはずだ。なのに!」

シロナ「あら、言ってたじゃない」

弓を弾いている口元。

彼女は意味深な顔つきを浮かべて、

シロナ「シンジ君に共鳴したのよ、エムリットは」

アカギ「!?」

驚愕の色が顔に浮かぶ。

凄まじい動揺を覚えているようだ。

対して、チャンピオンは威勢を放った。

アカギ「馬鹿な!あり得るものか!」

怒鳴りかかる姿。

歪んだ面は狼狽に満ちている。

アカギ「人間の戯言ごときに!」

シロナ「……可哀相な人ね、ガブリアス!」

戦闘が再開。
 ▼ 159 15/04/29 21:19:41 ID:w0ReLjH. [5/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
真っ先に攻撃を仕掛けた龍は、

次々と敵を薙ぎ払った。

……そうだ、流れが変わったんだ。

この機会を見逃すか!

力を使い果たしてくれた彼らの為にも、

呆然と突っ立ってる訳にはいかない。

シンジ「<<瓦割り>>!」

エレキ「エレキッブル!!」

電気エンジンを発揮した状態だ。

駿足で地を駆け抜け、敵へ迫る。

ねずみ「ぴっか!」

お得意の<<10万ボルト>>

敵のクロバットは感電。

遂に戦闘不能だッ。
 ▼ 160 れいなゲーチス◆DDZyhxqa9w 15/04/29 21:29:06 ID:W.pW/hiY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
もう支援以外ありませんね
 ▼ 161 15/04/29 21:35:33 ID:w0ReLjH. [6/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
シゲル「もう一度<<炎の渦>>!」

タケシ「<<毒突き>>だ」

着実に数が減ってきたが、

こちらも半数以上が瀕死と化した。

さすがに一筋縄にはいかないか。

瞬間。
 ▼ 162 15/04/29 21:35:53 ID:w0ReLjH. [7/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
???「国際警察だ!」

警察@「無駄な抵抗はやめなさい!」

第三者の声に振り向けば、

シゲル「ハンサムさん!」

シロナ「遅すぎるんじゃない?」

感極まった声が響き渡った。

有無を言わせぬ50代の男性。

背後には警察関連者が100人以上いる。

アカギ「!!」

シロナ「この私が逃がすとでも?」

勝ち気なセリフと共に、

ギンガ団の撲滅は決定的となった。
 ▼ 163 15/04/29 21:47:42 ID:w0ReLjH. [8/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
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湖から少しばかり離れた、

静かな森へ移動する。

幸いにも、風がひと揺れも無い。

サトシはリザードンの腹に身を預けて、

寝息をたてていた。

タケシ「脈も安定している。心配はいらない」

シンジ「……そうか」

安堵の胸をなでおろした。

重荷をおろした感覚だ。

タケシ「おまえはサトシの傍についてろ」

そう告げて、湖の方へ戻っていった。
 ▼ 164 れいなゲーチス◆DDZyhxqa9w 15/04/29 21:47:55 ID:W.pW/hiY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 165 15/04/29 21:56:33 ID:w0ReLjH. [9/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
周囲を改めて見渡す。

おぼろな薄明が野に吸われていた。

神経が擦り減った心地だ。

気が抜けば、疲労感に襲われる。

だが……

ねずみ「ぴーか」

シンジ「…… …… ……」

つい、左頬を撫でた。

かなり凝っているな……

疲弊しきっているのにも関わらず、

手持ちが輪になって見守り続けている。

本当、主人想いの連中だ。
 ▼ 166 ースト@ねばねばこやし 15/04/29 21:57:43 ID:36FSgPXA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 167 15/04/29 22:10:22 ID:w0ReLjH. [10/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
ねずみ「ぴかちゅ?」

火炎竜「グルォ」

シンジ「俺は大丈夫だ」

羽織った上着を脱いで、サトシの肩にかける。

だが、意識がなければ、

低体温症状になりかねない。

夜明けが最も気温が下がる時間。

それに加えて真冬だ。

命に別状がないとはいえ、身体は弱っている。

……短いようで長い。

気掛かりで胸が引き裂かれそうだ。

早く意識が戻ってくれ。



サトシ「……しん、じ?」

シンジ「!」
 ▼ 168 15/04/29 22:20:59 ID:w0ReLjH. [11/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
琥珀色の瞳に俺の姿が映る。

知らず胸が高鳴った。

頭の中がぐちゃぐちゃだ。

溜まりに溜まった言葉。

何を言えばいいか分からない。

たまらず抱きつけば、

春のような香りが鼻をくすぐった。

安堵した矢先、

シンジ「?」

サトシ「…… …… ……」

なぜか、俺の体を引きはがした。

動揺に揺れうごく瞳。

何かに耐えるように、

口元が引き結ばれていた。
 ▼ 169 15/04/29 22:31:38 ID:w0ReLjH. [12/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
不安を過り、顔を覗き込めば――

サトシ「ごめん、シンジ」

シンジ「サトシ?」

サトシ「……危険な目に遭わせて」

胸が切られるような痛みがはしった。

切なげに眉根を寄せながら、

騒動に巻き込んだことに対して謝罪を述べた。

サトシ「怪我がなくてよかったぜ」

シンジ「何を言っている?」

あの時、俺が冷静でいれば、

逸早く身の危険を察知できたはず。

しかし、俺はおまえに――
 ▼ 170 15/04/29 22:41:28 ID:w0ReLjH. [13/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
サトシ「元はと言えば、俺が悪いんだからさ」

彷徨う視線と、口元に浮かぶ苦笑。

何ともいえない圧迫感が胸を締める。

なぜだ?

あの時もそうだ。

なにかあれば自分に犠牲を払う……

心臓が刺さる針に眉を秘め、

思わず歯を食いしばった。

シンジ「ふざけるな!」

サトシ「!?」

力の限り抱き締めて、

その肩口にことりと頭を預けた。

そんな悲痛な顔、見たくもない。
 ▼ 171 れいなゲーチス◆DDZyhxqa9w 15/04/29 22:43:12 ID:W.pW/hiY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
……支援
 ▼ 172 15/04/29 22:52:46 ID:w0ReLjH. [14/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
シンジ「俺を頼れ」

声が震える。

上手く言葉にできてるだろうか?

サトシ「……シンジ?」

シンジ「だから、俺の手を離すな!」

腕に込める力を強めた。

前日の記憶が脳裏に蘇ってくる。

あんな思いは二度と御免だ。

シンジ「!」

ぬくもりが右手に伝わる。

ああ、握ってくれてるのか。

安堵感が浸った。

不思議だ。

苦しい心が段々とほぐれていく。

アイツの手を繋ぎ返してから、

俺はゆっくりと目を閉じた。
 ▼ 173 15/04/29 22:53:14 ID:w0ReLjH. [15/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
〜完〜
 ▼ 174 15/04/29 22:54:03 ID:w0ReLjH. [16/16] NGネーム登録 NGID登録 報告
わからない描写・指摘・感想があればおねがいします。
 ▼ 175 サシ◆MANVrzhS2M 15/04/29 23:08:27 ID:9C4mZRY. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
乙でした
 ▼ 176 リゴン@レベルボール 15/04/29 23:20:04 ID:uc6/oUmk NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ひええ…毎日の楽しみだった乙
言い回しが?なところもあったりしたけど
それも含めて味があってよかったよ!
淡々とした書き方がシンジにあってたし
また機会があったら
書いてほしいな
 ▼ 177 15/04/30 21:28:44 ID:690yAV7. NGネーム登録 NGID登録 報告
>>176
指摘ありがとう
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