【ホラーSS】誰もいない海水浴場:ポケモンBBS(掲示板) 【ホラーSS】誰もいない海水浴場:ポケモンBBS

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【ホラーSS】誰もいない海水浴場

 ▼ 1 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/28 01:37:56 ID:RNWwz8rE [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
※四足歩行ポケモンが二足歩行している設定です


ある夏の日の夜、ロコンの家から一本の電話が掛かってきた。


ロコン(♀)「はい…もしもしロコンですけど…。あっ!ルカリオ君!」

ルカリオ(♂)「やあロコン。夏休み…十分満喫してるかい?」

ロコン「ええ。それで、私に何かご用?」

ルカリオ「明後日から3日…用事とか旅行とか予定はしてない?」

ロコン「うん…特に何も無いわ」

ルカリオ「実は僕とガバイトとオノンドそれからライチュウと一緒に2泊3日の海水浴旅行に行くんだけど君も一緒に来る?」

ロコン「いいの?」
 ▼ 2 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/28 01:39:47 ID:RNWwz8rE [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「勿論、最初から君を誘おうと思ってたんだから」

ロコン「それじゃお言葉に甘えて私も参加するわ」


ルカリオ「ははは。じゃあ君の両親と話し合ってもしオッケーだったらまた連絡くれるかな?」


ロコン「ええ。それじゃ一旦電話切るわね」

ルカリオ「うん」

ロコンはルカリオと通話を終えた後早速ロコンの両親と相談して特に断られる事無く
素直に海水浴に行く許可を貰えた。

― 翌日 ―

ロコンとルカリオは駅でオノンド達を待っている。
 ▼ 3 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/28 01:41:08 ID:RNWwz8rE [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「遅いわね…あの3人」

ルカリオ「たぶんもうそろそろ来る頃だと思うけど」

ロコン「早く来ないと電車に乗り遅れるわよ」


5分後、ようやくオノンドとガバイトそしてライチュウと合流する。

オノンド(♂)「おうお前ら!久しぶりだな!元気にしてっか!?」

ガバイト(♂)「相変わらずルカリオはロコンとイチャイチャしてやがるなあ」


ライチュウ(♂)「やあ〜」

ルカリオ「遅かったじゃないか君達…」

オノンド「いやそれはガバイトが寝坊しちまってさ」
 ▼ 4 ニドリル@ふっかつそう 18/07/28 01:46:41 ID:YMZA0CX. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
何か久しぶりに見た気がする……支援
 ▼ 5 ブト@ウッディメール 18/07/28 04:13:34 ID:J8f.A4WQ NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
支援
 ▼ 6 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/28 22:21:10 ID:RNWwz8rE [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイト「何だよ。原因はライチュウがカバンの中にお菓子詰めまくって時間が掛かったんだろ?」

ライチュウ「え〜?違うよ〜」


ロコン「も…もういいじゃない。早く電車に乗ろっ!」

慌てて駅のホームまで突っ走るルカリオ達。

なんとか発車時刻間に合い、電車は目的地の海水浴場の近場の駅まで走行する。

オノンド「皆、旅館に着いたら部屋に荷物置いて早速海で泳ごうぜ!」


ルカリオ「いいね!ここの所結構暑い日が続いてるから」

ガバイト「市民プールはガキんちょだらけでゆったり泳げなかったしな」

ライチュウ「ガバイトもまだ〜ガキだよ〜」
 ▼ 7 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/28 22:28:08 ID:RNWwz8rE [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ガバイト「黙ってろよライチュウ」

ロコン「私、余り泳げないから波打ち際で遊ぶわ」

オノンド「オイオイ…折角遠くの海まで行くんだぜ?勿体なさすぎるだろ」


ルカリオ「僕が泳ぎ方を教えてあげるよ」

オノンド「ルカリオ!ロコンは俺と一緒に泳ぐ約束してんだ!勝手に横取りすんじゃねぇ」

ロコン「え?ええ?いつ約束したの?」

ガバイト「もうそんな事忘れたのかよロコン」

ロコン「そんな…私何にも聞いてないって!」
 ▼ 8 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/28 22:29:15 ID:RNWwz8rE [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「オノンドの場合は嫌でも沖の方まで連れて行きそうだから僕と一緒の方が安全だよ」

オノンド「俺が女に対してそんな危険な行為すると思うか?」


ルカリオ「とにかくロコンは水泳が苦手なんだから浅瀬辺りで練習すればいいんだよ」

ライチュウ「オラもルカリオと同じ意見だよ〜」


オノンド「ライチュウ!ここはこのオノンド様に一票譲るべきだ!」

なんやかんやで賑やかな会話で盛り上がる5人。

あっという間に目的地の駅に到着する。

ロコン「着いたわね」
 ▼ 9 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/28 22:35:12 ID:RNWwz8rE [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「皆、降りるよ!」

オノンド「へいへい」

ガバイト「ライチュウ!起きろ!置いてきぼりにされたいか?」

ライチュウ「ふあ〜…」

ルカリオ「えーっと確かこの駅前からバスに乗っていくハズなんだけど」

ロコン「ルカリオ君、もしかしてその旅館に宿泊するの初めて?」

ルカリオ「そうだよ。他の皆も言った事ないよね?」

オノンド「当然だ」

ガバイト「旅行雑誌見た限り結構ショボそうな旅館だったがな」

ライチュウ「外暑い〜。早くバス乗りたい〜」
 ▼ 10 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/28 22:37:18 ID:RNWwz8rE [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「ふう〜…ホントに暑い。例の旅館に向かうバス停はあっちだ」


オノンド「クソ〜!この暑さなんとかならんのか!」

ロコン「皆だらしが無いわね…」

気温が40℃も超える快晴で雲一つもない満点青空である。

待つこと10分、ようやくバスが到着したようだ。

ロコン以外のポケモン達は体全体汗だくになりながら古いバスに乗り込む。


バスには冷房が設備されてはいないので窓を開ける。

ロコン「だいぶ山の中に入って行くみたいね〜」

ルカリオ「うう…しかし海は全然見えて来ない」
 ▼ 11 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/28 23:18:07 ID:RNWwz8rE [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイト「周り見渡しても…山!山!山!」

オノンド「おいルカリオ!まさか俺達海じゃなくて山に連れて行こうと企んでるな?」


ルカリオ「いやいや!そんな事は断じて…」

ライチュウ「あ〜…一瞬あっちの山の向こうに海が〜」

オノンド「あっちってどの方向を示してるんだよ」

ロコン「私も海がバッチリ見えたわ」


ルカリオ「僕も僕も!いよいよ夏旅行の本場って気がして来たね!」

ガバイト「うおおおお!早く泳ぎてぇぇぇぇ!バスよ!もっと飛ばせ飛ばせ〜!」

なんだかんだでバス内でハイテンションになって燥ぐルカリオ一行。

そして目的地の旅館の近場のバス停で降りる。
 ▼ 12 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/28 23:22:55 ID:RNWwz8rE [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「ようやく着いたか。長い旅路だったぜ」

ガバイト「海が見事に一望出来る景色は中々良いな」


ルカリオ「ここから少し歩いた所に『はなかま』っていう名前の旅館があるんだけど」

ロコン「あっ!あれじゃない?」

ロコンがはなかまと書かれた看板を指さす。


古風な木造建てで築50年も経っていそうな雰囲気の小さな旅館である。

その旅館の女将ポケモン、ラランテスがルカリオ達を丁寧な挨拶を交わす。

ラランテス(♀)「皆さん、暑い中ようこそ『旅館はなかま』においで下さいました。私はこの旅館のオーナーのラランテスと申します」
 ▼ 13 マナッツ@リリバのみ 18/07/29 22:41:14 ID:oww.GwI. [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「この旅館に予約したルカリオです。そしてロコンとオノンドとガバイト後ライチュウの計5名です」

ラランテス「それでは中へどうぞ。貴重品以外の荷物は私が部屋にお持ちしますので」

ルカリオ「そこまで気を遣って頂かなくても…」


ラランテス「お客様に対して丁寧な対応で接するのが女将としてのお務めですから」

ロコン「ルカリオ君、ここはお言葉に甘えてラランテスさんにお任せしない?」

ラランテス「長旅で皆さんお疲れでしょうからゆっくりと客室で寛いで下さいね」


オノンド「それより俺達の泊まる部屋教えてくれよ」

ラランテス「部屋はそちらの階段を上ってすぐ右にあります。客室の鍵をお渡ししますのでお受け取り下さい」

ルカリオ「ありがとうございます。じゃ皆、ここから先は自由行動でいいかな?」
 ▼ 14 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/29 22:41:52 ID:oww.GwI. [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイト「俺は海で泳ぐぜ〜!」

オノンド「あっ!俺が先に言おうとした台詞を…」


ライチュウ「オラもオラも〜」

ロコン「私は…部屋で少し休むわ」

ルカリオ「僕は泳ぐ前にこの辺をブラブラと散歩でもしようかな」

オノンド「ロコンとルカリオ…お前ら泳がねぇのかよ?」

ロコン「二泊三日なんだからまだまだ十分に海水浴出来る余裕があるじゃない」


ガバイト「実に勿体ないな!後で後悔しても知らんぜ!」

ルカリオ「まあまあ…自由行動なんだから好きにしたらいいよ」

部屋の中に入った後、各自行動を開始する。
 ▼ 15 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/29 22:43:02 ID:oww.GwI. [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンドとガバイトそしてライチュウは旅館の近くの海水浴場へ向かう。

一方ルカリオとロコンは部屋で窓から見える大海原を悠々と眺めていた。

ルカリオ「海って…ホント広くて大きいんだね」


ロコン「ええ」

ルカリオ「ガイドで見たんだけど確かここら辺に海水浴場って二つあるらしいね」

ロコン「そうなの?」

ルカリオ「うん。でもその一つの海水浴場は余り誰もいないっていう噂らしいけど」


ロコン「どうして?まさか…何か恐ろしい事が起きたとか?」

ルカリオ「僕もよく知らないんだけど。その海水浴場には地元のポケモン達も近寄らないって書かれてたみたいだし」

ロコン「ふーん…。それより一休みしたらちょっと外歩いてみない?」
 ▼ 16 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/29 22:44:19 ID:oww.GwI. [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ルカリオ「いいね。近くに色々な店があるから寄ってみるのもいいかも」

ロコンとルカリオは部屋で一休みした後、旅館を出て近くの小さな街へ行く。


一方オノンド一行は旅館の近くの海水浴場サザンビーチへ来ていた。


― サザンビーチ ―

オノンド「思ったより結構ポケモン達が沢山いるな〜」


ガバイト「そりゃ夏だからな」

ライチュウ「何か窮屈で泳ぎにくそうだね〜」

オノンド「仕方無いだろ…」
 ▼ 17 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/29 23:05:47 ID:oww.GwI. [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
所狭しと沢山のポケモン達が大賑わいで海水浴を楽しんでいる。

オノンド「何処か空いてる場所探そうぜ。こうウロウロしてたら干からびちまいそうだし」


ガバイト「ってかここ以外他の海水浴出来るトコ無いのかよ?」

ライチュウ「知〜らな〜い」

オノンド達は場所取りで汗を掻きながら必死で空き場所を探す。


ルカリオとロコンは旅館を離れ、町並みを散歩する。

ロコン「いいわね〜…こういうのんびりしてる場所」

ルカリオ「やはり都会とは違って空気が全然違うね」

ロコン「あら?ルカリオ君見て、あそこの道の端に鳥居が…」
 ▼ 18 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/29 23:06:47 ID:oww.GwI. [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「ホントだ。鳥居があるという事は近くに神社があるのかな?」

ロコン「行ってみる?」

ルカリオ「そうだね」


二人は道の奥にある古く若干錆がかかっている鳥居を潜ってその先の石段を上っていく。

階段を上り終えるとそこには築100年位経っている社がルカリオ達の前に立ちはだかる。

ルカリオ「大きな神社だ…」


ロコン「ええ。随分古そうな建物だけど誰か住んでるのかしら?」

二人は神社の周りをうろついていると背後から…二人の後をズルズルと
這いつくばるような足音を立てて目の前まで迫って来た。

ルカリオ「!?今何か変な音が…」

ロコン「え?なんですって!?」

???「これお主ら!そこで何をしている!?」
 ▼ 19 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/29 23:12:25 ID:oww.GwI. [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「わああああああ!!」

ロコン「きゃう!!」


いきなり声を掛けられロコンとルカリオは思わず大声を出し、腰が抜けたかのようにペタンと地面に尻もちを付く。

背後から声を掛けた正体はこの神社で住んでいるポケモン、ジャローダであった。

ジャローダは身体からツタを出し、素早い動きでルカリオとロコンの体をツタでグルグル巻いて縛りつける。


ジャローダ(♀)「誰かと思えば見知らぬ子供のポケモンが2匹。お主ら、何者じゃ?」

ルカリオ「いきなり僕達を縛り付けておいて名を名乗れっていうのはないでしょ!」

ロコン「そ…そうよ!」

ジャローダ「わらわはジャローダ。この神社の住職である」
 ▼ 20 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/29 23:15:33 ID:oww.GwI. [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「ええっ!そうだったの?」


ロコン「言っておくけど私達怪しい者じゃないわよ!」

ジャローダ「一つ問う。……お主ら、ここから北東の方角にある浜辺には行ったか?」


ルカリオ「行ってません!僕達たった今この神社に来ただけです!」

ジャローダ「そうか。よいか?くれぐれも夜にあの浜辺には絶対近づいてはならんぞ」


ロコン「え?なんで?」

ジャローダ「フンッ!理由はお主らに言うまでもない。さっさとここから立ち去れ」

ジャローダは縛っていた二人を開放し、社の玄関でルカリオとロコンを軽く睨み付けた。

ルカリオ「なんだんだあのポケモンは?」

ロコン「なんだか近づいて欲しくないっていう表情してたわね」
 ▼ 21 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/29 23:18:14 ID:oww.GwI. [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「う〜ん…。まああのジャローダってポケモンの言う通りにするしかないじゃない?」

ロコン「北東にある浜辺が気になるけどね…」


あっという間に夕方になってルカリオ達は旅館に戻り、オノンド達と合流する事になった。

オノンド「おうルカリオとロコン。お前ら、何処行ってたんだよ」


ルカリオ「ちょっとその辺をブラブラしてただけだよ。オノンド達は海水浴楽しんできたのか?」

ガバイト「それがさ〜…結構ポケモン達がウヨウヨしてて海水浴所じゃ…」

ライチュウ「泳ぐ前に〜疲れちゃった〜」

ルカリオ「そうか。結構大変だったね」
 ▼ 22 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/29 23:41:11 ID:oww.GwI. [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「あ〜あ…腹減っちまったな。早く飯食いに行こうぜ」

ロコン「ご飯よりまずはお風呂でしょ?」


ライチュウ「お風呂〜!」

ルカリオ「それじゃ一旦部屋に戻ってそこから浴場に行こう」

ルカリオ一行は客室に戻り、そして旅館1階にある露天風呂へ向かう。


―男湯―

オノンドとガバイトは走って湯船に浸る。

オノンド「うおおお…気持ちいぜ。うう〜!身に沁みるなあ!極楽極楽」

ガバイト「ハハハ!まるっきりオヤジだなあ!」
 ▼ 23 黒の災い◆7B7OwE3LJM 18/07/30 06:46:06 ID:QJo2k5LQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援です
 ▼ 24 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/31 22:34:49 ID:1e2cfmn2 [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「なんだとー!」

ルカリオ「おいおい…オノンドとガバイト。湯船で暴れないでくれよ」


ライチュウ「ねぇ〜ルカリオ〜。ロコンと何してたの〜?」

ルカリオ「旅館からちょっと先離れた小さな街を歩いてたんだ」


ガバイト「お〜?するとお前とロコンまたイチャイチャラブラブデートしてたのか?」

ルカリオ「別にデートしてたわけじゃ無いんだけどね」

オノンド「フンッ!何かそういう風に語ると妙にイラつくんだよなあ…」

ライチュウ「ひょっとして〜オノンドヤキモチ焼いてる〜?」
 ▼ 25 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/31 22:35:26 ID:1e2cfmn2 [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「バ…バカ!余計な事言うな!」

ルカリオ「後それから如何にも古代から実在してそうな古い神社を発見してね」


ガバイト「そんな所なんて行ってもつまらないだろ?せめて年明けてからにしろよ」

ルカリオ「そこの神社から少し離れた所に浜辺があるらしいんだけど…」

オノンド「マジか!?そこ泳げるのか?行ったのか?」

ルカリオ「いや…神社に住んでるジャローダっていうポケモンに止められたんだよ」


ガバイト「どうしてだ?さてはその場所で何か秘密が隠されているのか?」

ルカリオ「…さあね」

オノンド「まあどんな奴に止められようと俺達は知ったこっちゃないけどな!」

ライチュウ「あ〜…上せてきた〜」
 ▼ 26 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/31 22:39:02 ID:1e2cfmn2 [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイト「ライチュウ顔が真っ赤だぜ。倒れない内に早く風呂から出ろよ」

女湯ではロコンが男子達の会話をこっそり聞いている。

ロコン(ヤケに盛り上がってるわ。男子って寝る時やお風呂に入る時変な会話してたりするのよね〜)

露天風呂から上がった5人は客室に戻る。

ロコン「料理は客室で食べるの?」

ルカリオ「そうだよ。一応食堂はあるんだけどあえてこっちの部屋食の方がいいかなって思ったんだ」

暫くして旅館の女将ラランテスと仲居のポケモン達がルカリオ達の客室に料理を膳で丁寧に運んでくる。

ラランテス「お待たせ致しました。お夕食をお持ちしましたのでどうぞお召し上がりください」
 ▼ 27 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/31 22:48:13 ID:1e2cfmn2 [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「いよっ!待ってました!」

ガバイト「やっぱりオノンドって親父っぽい発言しやがるなあ」


ロコン「美味しそうね〜。見るからにご馳走っていう雰囲気が漂ってるんですもの」

ルカリオ「じゃあ皆、いただき…ってオノンドとガバイトもうガツガツ食べ始めてるよ」

ライチュウ「い〜ただきま〜す」


全員が夕食の料理を食べ始める中、ルカリオは一つ疑問に思っていることを
女将のラランテスに質問し出す。

ルカリオ「あの〜…ラランテスさん。一つだけ聞きたい事があるんですが…」

ラランテス「はい?どういったご質問を?」

ルカリオ「実は、この旅館から少し離れた所に神社があるのはご存知ですよね?」
 ▼ 28 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/31 22:55:49 ID:1e2cfmn2 [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「はい。確か海神神社という名前ですね。…それがどうかなされました?」

ルカリオはどうやら神社の先にある浜辺について気になっているようだ。

北東に進んだ場所に浜辺があるらしいが神社に住んでいるジャローダという老いたポケモンに近づくなと忠告されたという事を粗方説明した。


ラランテスは少し険しい顔を浮かべながらルカリオにこう話す。

ラランテス「お食事中では余り語りたくないのです。…しかもそれについて少々怖い内容をお聞きする事になりますがよろしいでしょうか?」

ガバイト「お?怪談話か?いいねぇ!是非聞いてみたいぜ!」

ロコン「え〜…。私怖いのはちょっと苦手で…」

ロコンは過去に恐怖体験を味わった事があるようだ。

オノンド「へっ、ロコンは相変わらずビビりだな〜」
 ▼ 29 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/07/31 22:58:39 ID:1e2cfmn2 [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「オノンド、ロコンをからかっちゃダメだよ」

ガバイト「なあなあ!早く聞かせてくれよ!その怖い話とやらをな」


ラランテス「覚悟があればお話しましょう。あの浜辺は原因不明な怪奇現象が起きていると言われて恐れられている場所…」

ライチュウ「カイキゲンショウ?それって何〜?」


オノンド「ライチュウは何も言うな…」

ライチュウ「……」

ラランテス「その浜辺には恐ろしい呪いが掛かっているらしくそこに入った
ポケモン達は…たちまち行方が分からなくなってしまうっていう噂がありまして…」

ルカリオ「ゆ…行方不明に…?」

ラランテス「はい。それからおよそ3日か4日で…同じ浜辺で遺体となって
発見された事件が数多く起きているらしいのです」
 ▼ 30 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/01 23:43:11 ID:F2n6IB/w [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「や…やだ!もうその話止めて!怖い!」

オノンド「ロコン〜。そんなに怖がるなよ」


ロコン「だって〜!そんな恐ろしい話聞いたら夜寝れなくなるもん!」

ラランテス「一度警察がその不可解な事件を検証したのですが…一行の手がかりが掴めず、迷宮入り仕舞いとなった訳です」

ルカリオ「一体その浜辺で何が起きてるんだろう…」


ラランテス「その事件の真相を探ろうとする探求者達もいますがその方々達も…」

ガバイト「死んだって…事か?」

ラランテス「…余りお言葉で伝えたくは無いのですが…」

ロコン「そんな恐ろしい場所普段誰も近寄らないんじゃないの?」
 ▼ 31 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/01 23:44:37 ID:F2n6IB/w [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「そうですね。主にこの旅館の近くのサザンビーチで海水浴に行くポケモン達がいらっしゃいますので」

オノンド「なあ!今度試しに皆で行こうぜ!」


ライチュウ「わーい!探検!探検〜!」

ロコン「何を面白がってるのよ!?ここは逆に怖くなるのが普通でしょ?」

ガバイト「ロコンは臆病な性格だからな〜。怖がるのも仕方ないか」


ルカリオ「よせよガバイト。ロコンを余りイジメたら泣いちゃうだろう」

ラランテス「お食事の中、皆様に湿っぽいお話をさせてしまって…大変申し訳ございません」

ルカリオ「いえいえ。女将さんお気になさらずに」

ロコン「元はオノンド達が悪いのよ」
 ▼ 32 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/01 23:46:41 ID:F2n6IB/w [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「では私達はこれで失礼致します。ごゆくっりとお寛ぎ下さい」

女将ラランテスは深く一礼した後、客室から出てルカリオ一行は夕食を食べ続ける。

オノンド「あ〜食った!食った!…ところでこの後何するんだ?」

ルカリオ「僕花火を持って来たんだけど…サザンビーチでしない?」


ロコン「私も持って来たわ」

ライチュウ「花火〜!花火〜!」


ガバイト「ライチュウお前燥ぎ過ぎだぜ!たかが花火位で」

ルカリオ「花火は夏が本場だからたかがっていうのは変だと思うよ」

ロコン「夏の風物詩だからね〜」
 ▼ 33 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/01 23:59:37 ID:F2n6IB/w [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイト「準備出来たらサザンビーチへレッツゴー!」


各自道具を揃え皆はサザンビーチに向かう。

― サザンビーチ ―

穏やかな小波が彼らを涼しみ

ルカリオ「あっという間に着いたね。僕達以外にも花火をしてるポケモンがいるよ」

ロコン「ここ位でいいかしら?」


オノンド「ロコン。花火の先端にお前の火の粉で火をつけてくれよ」

ロコン「そんなので私の技を使おうとしないで」

ライチュウ「ライターがあるよ〜」

ガバイト「おい誰かロケット花火持ってる奴セットしてくれよ」
 ▼ 34 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/02 00:00:43 ID:VbVYdIec [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチュウ「え〜?ピカチュウ花火が先〜!ヒュルヒュル動いて面白いから〜」

オノンド「ピカチュウ花火とかあれ縦横無尽に動いて足に当たって火傷しやすいから危ないだろ」


ルカリオ「それよりもまずこのヒトモシロウソクに点火して火を灯そうよ」

ロコン「私が付けるわね。ひのこっ!」

ロコンは口からとろ火程度の火の粉でヒトモシ型の蝋燭に火を灯す。


オノンド「なんだよ…結局使うんじゃんか!」

ルカリオ「あはは…」

和気藹々と花火を楽しむルカリオ達…しかし温度が急に下がったように肌寒く感じる。

ルカリオ「ん?なんだか急に冷え込んできたような…」
 ▼ 35 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/02 00:08:12 ID:VbVYdIec [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「え?あら…そういえばそんな気が…」

ガバイト「ルカリオの言う通り一気に冬になった位の気温になった感じがするぜ」


オノンド「お前ら寒がりだな。へ…ヘ〜ックシ!」

ライチュウ「オノンドもだよ〜」

オノンド「い、今のはタダのクシャミだ!」


ルカリオ「潮風が原因じゃない?」

ロコン「ううん。潮風じゃなくて何か全体的に異様な冷たい空気に包み込まれてるみたい」

ガバイト「常夏っていうのに寒気が半端ないな…。早く花火終わらせて旅館に戻ろうぜ」
 ▼ 36 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/02 23:19:44 ID:VbVYdIec [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
突然妙な空気の冷え込みに襲われるルカリオ達は少し立ち竦む。

ロコン「この寒さ…尋常じゃないわよね?」

オノンド「ロコンが寒いっていう位なら相当なもんだな。今日はこれ位で引き上げるか?」

ルカリオ「うん。手持ち花火に火がついてたら水入りバケツに入れて消火してね」

花火の後片付けをした後、旅館に戻り就寝する。

次の日 ―

午前7時頃…ぐっすり眠っていたルカリオはオノンドからルカリオの
顔面に思いっきり枕を投げつけ起こされる。

オノンド「うらあ!ルカリオ!起きやがれ!」

ルカリオ「ぐわっ!なにすんだ!ってオノンドか…」

オノンド「早く起きろよ。既に全員朝飯食いに食堂行ったぞ」

ルカリオ「あれ?僕寝坊したのかな?」
 ▼ 37 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/02 23:20:55 ID:VbVYdIec [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「まだ寝ぼけてんのかよお前は」

ルカリオ「あっ!ごめん!ごめん!すぐ準備するから待っててくわんぬ!」


ルカリオは慌てながら先行くオノンドを追っかけて食堂に向かう。

― 食堂 ―

ロコン「あら?ルカリオ君今起きたとこ?」


ルカリオ「やあ…。遅れてごめんね」

ガバイト「お前が寝坊するとか珍しいな」

ルカリオ「それがね…昨夜何故か余り寝付けなくて寝不足気味みたいで」

ロコン「大丈夫?」
 ▼ 38 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/02 23:22:59 ID:VbVYdIec [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「誰かのイビキが気になってしょうがなかったんだよ」

オノンド「それってたぶんライチュウじゃね?」


ライチュウ「え〜?僕イビキなんかかいてないよ〜!」

ガバイト「そりゃ寝てたら分かんないだろ」

オノンド「朝飯食い終わったらさ、昨日ルカリオとロコンが行ってた例の浜辺に行こうぜ」

ライチュウ「行く行く〜!」

ロコン「私は…遠慮しとこうかしら」


オノンド「なんだよ!つれねぇなあ」

ガバイト「じゃロコンは独りぼっちで留守番するか?」

ロコン「え〜…。や…やっぱり行く!」
 ▼ 39 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/02 23:28:39 ID:VbVYdIec [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「気が変わるのはえーよ!」

朝食を食べた後、5人は昨日ルカリオとロコンが足を踏み入れた神社へ向かった。

― 海神神社 ―


オノンド「ほお〜…随分ボロッちい神社だな」

ガバイト「鳥居の柱に海神神社って文字が彫られてるな。…で?どこにあるんだ?砂浜?」

ルカリオ「この先に見える石段を下りていけばすぐそこにあるらしいんだよ」


ライチュウ「遠くから波の音が聞こえてくるね〜」

ロコン「……」

およそ200ある石段を降りて行くと約直径300メートル規模位ある浜辺が
ルカリオ達の前に姿を見せる。
 ▼ 40 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/02 23:30:29 ID:VbVYdIec [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しかしサザンビーチとは違って周りに誰一人もポケモン達が居ない事に驚いた。


ロコン「誰も泳いでるポケモンがいないわね…」

オノンド「っていうか俺達以外誰もいないぞ」

ルカリオ「変だね。如何にも海水浴場っていう所なのに…」


ロコン「前にジャローダっていうポケモンが言ってたけどこの浜辺には近づくなって注意されたのよね」

ガバイト「近づくなって言う割には怖い物なんて何もないぞ?」


オノンド「そんなジャローダっていう奴なんて放っておいて気にせずここで泳ごうぜ!」

ルカリオ「うん。今日も日照りが凄いから熱中症になる前に海に浸ろうよ」
 ▼ 41 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/02 23:33:35 ID:VbVYdIec [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチュウ「カイスの実持って来たから泳ぐ前にカイス割りしようよ〜」

ガバイト「そんな事してたら先に体が干からびちまうだろ」


ルカリオ「ライチュウ、カイス割りは後でいいかな?今は皆海で泳ぎたい気分になってるから」

ロコン「私は浅瀬でいるわね」

ルカリオ「浮き輪があるから溺れる心配はないよロコン」


ロコン「海は苦手なのよ…」

オノンド「ガバイト!ライチュウ!沖の方まで泳いでいくぞ!」

ガバイト「おう!」
 ▼ 42 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/02 23:35:47 ID:VbVYdIec [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチュウ「ほーい!」


オノンドはガバイトとライチュウと共に奥まで気持ち良く泳いでいく。

一方ルカリオはロコンに水泳の練習を教える。

ルカリオ「ロコン、この浮き輪を被って少し深い所まで行ってみようか」


ロコン「ええ…。でも波にさらわれて沖まで流されたら…」

ルカリオ「僕がちゃんと見張っててあげるから大丈夫!」

ロコン「ホント?」

ルカリオ「オノンドなら見放したりするかもするけど僕はしっかりとロコンを見ててあげるから安心して」
 ▼ 43 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/04 19:45:40 ID:nhVA5SCg [1/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「ルカリオ君…ありがとう。本当はあなたも海で泳ぎたいはずなのに…ごめんね」


ルカリオ「ううん。気にする事無いよ。君だけ寂しい思いをするのはなんだか悪いなあって思って」

ロコンが奥の方で泳いでいるオノンドとガバイトそしてライチュウをジッと
観察していた。

しかし向こうで泳いでいる3人が何だか慌ただしい様子を捉える。


ロコン「ねぇルカリオ君。あの3人…様子が変じゃない?」

ルカリオ「え?ただ面白く燥いでるように見えるけど」

ロコン「それだじゃないわ。只事じゃない位で必死で声を上げてるわ…」
 ▼ 44 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/04 19:52:19 ID:nhVA5SCg [2/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
遠くから助けを叫ぶが如く、オノンド達はロコンとルカリオがいる浅瀬まで必死で泳いでくる。

オノンド「はあ…はあ…」

ガバイト「ぜぇ…ぜぇ…」


ライチュウ「う〜…」

ルカリオ「一体どうしたの君達?足でも吊って溺れかけたの?」

オノンド「で…で…でた!」

ロコン「え?何が出たの?」


ガバイト「ゆ…幽霊!幽霊がいたんだよ!」

ライチュウ「お化け達が海の深い所でオラたちを…見てたんだよ〜!」
 ▼ 45 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/04 19:57:12 ID:nhVA5SCg [3/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「もし出るとしてもこんな真昼間に出る訳ないじゃないか」

オノンド「マジだって!!嘘じゃないんだ!!な?ガバイト!」


ガバイト「おう!あれは間違いなく幽霊だ!」

ロコン「信じられないわね…」

オノンド「もう海で泳ぐの…終わろうぜ」

ライチュウ「え〜…カイス割りは〜?」


ガバイト「そんなの後ですればいいだろ」

ルカリオ「じゃあ別の浜辺に行こうか」

オノンド「そうしてくれ。なんだかここにいると気分が悪くなってくるぜ」
 ▼ 46 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/04 19:59:24 ID:nhVA5SCg [4/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ達は30分も経たない内に別の浜辺に移動する事にした。


海神神社を通ると突然社の入り口からジャローダがルカリオ達の前に現れる。

ジャローダ「これ!お主達!そこで何をしておる!」

ルカリオ「わっ!また出た!」

ロコン「きゃ!ビックリした!」


ジャローダ「むむっ!そこの二人…前に一度会った事があるな」

オノンド「おい誰だよコイツは?」

ジャローダ「わらわはジャローダと申す。お主ら、やはりあの浜辺に足を踏み入れおったな」
 ▼ 47 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/04 20:05:34 ID:nhVA5SCg [5/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガバイト「それがどうかしたか?俺達は海水浴に来たんだぞ!」

ジャローダ「命知らずな…。よいか?今からわらわの社へ来い。お主らに大事な話しを伝えねばならん」

ルカリオ「え?僕達にお説教するんですか?」


オノンド「なんで旅行に来たのにこんなむさ苦しい事に付き合わなきゃならんのだ?」

ジャローダ「いいから黙ってわらわについて来い!命が惜しければな!」


ジャローダに脅されているかのようにルカリオ達は何も言い返せないまま渋々と社の中に入る。


ジャローダ「集まったな…では早速説教…いやお祓いを始める」

ルカリオ「おはらい?僕達別に悪行なんてした訳でもないのに」
 ▼ 48 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/04 23:19:18 ID:nhVA5SCg [6/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジャローダ「…よいかお主ら。あの場所は一般のポケモン達は立ち入り禁止なのじゃ」

ガバイト「でも立ち入り禁止の看板とか立って無かったぞ?」


ジャローダ「邪悪な怨霊が海底に棲んでいるのじゃ」

オノンド「うっ!おいおい…俺達を面白半分にビビらそうとしてるんだろ?」

オノンドは先程海で泳いでいた際に、水中の奥深くで幽霊と思われる物を目の当たりにしたのをジャローダの台詞で脳裏に過った。

ジャローダ「……」


ジャローダは冷静にルカリオ達に神社の近くにある浜辺について語りだす。

昔…その浜辺に大きくて誰もいない古びた屋敷が存在していた。

しかしある日…突如凄まじい嵐が吹き荒れ、とてつもない高波が発生し、屋敷をあっという間に海の底までのみ込んだらしい。

その際に屋敷にいた子供のポケモンが数匹が波にのまれ、亡くなってしまった。
 ▼ 49 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/04 23:27:56 ID:nhVA5SCg [7/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジャローダ「あの災害事件以降…。亡くなったポケモン達の魂が今でも海底に彷徨っているらしいのじゃ」

ジャローダ「わらわの息子ツタージャもな…」


ルカリオ「息子?」

ジャローダ「いや…なんでもない」

ロコン「そのポケモン達が未だに未練を残してこの世に居座ってるっていうの?」


ジャローダ「さよう。迂闊に夜浜辺に来るものは…その亡霊ポケモン達によって海底に引っ張られてしまうかもしれん」

ガバイト「そんなのウソに決まってんじゃんか!」

ルカリオ「ジャローダさん、あなたの仰ってる事は本当ですか?」

ジャローダ「…わらわの目を信じぬか?」
 ▼ 50 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/04 23:31:30 ID:nhVA5SCg [8/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオはジャローダの瞳をジッと見つめる。

その瞳は何やら少し虚ろで物哀し気な虚無感を感じた。

ルカリオ「……」

ジャローダ「お主ら…分かってくれたか?分かったのならもうあの場所へ来るのではないぞ」


ジャローダの長話とお祓いが終わった後、ルカリオ一行は海神神社を後にした。


ガバイト「なあルカリオ。あの蛇ポケモンのいう事…まさか鵜吞みにしてんじゃないだろうな?」

ルカリオ「う〜ん…。半信半疑ってとこかなあ」

オノンド「俺は信じねぇな!あの時俺が見たのはポケモンに似たような岩だったんだよ!きっと…」

ライチュウ「でもオノンド凄く怖気づいてたよ〜」
 ▼ 51 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/04 23:38:30 ID:nhVA5SCg [9/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「いやいや!この俺様に怖い物なんて…ない!絶対にだ!」

ライチュウ「ホント〜?強がってないよね〜?」


オノンド「そこまで言うなら今日の夜…全員であの神社を舞台に肝試ししようぜ!」

ルカリオ「肝試し!?」

ロコン「ええ〜!」


ガバイト「いいな!花火よりもそっちの方が楽しそうじゃん!」

ライチュウ「肝試しよりカイス割りがしたい〜」

ガバイト「ライチュウお前…まだカイス割りに根を持ってるのかよ」

オノンド「決まり!じゃあ夜に入り口まで行ってそこから班分けだ!」
 ▼ 52 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/04 23:44:46 ID:nhVA5SCg [10/10] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「ちょっと!私まだ何も意見言ってないのに話を進めないでよ!」


ルカリオ「僕は別にいいと思うけどね」

オノンド「夜ならあのジャローダって奴に邪魔されないだろ」

ロコン「そういう問題じゃなくて…」

オノンドは唐突に肝試し大会を催す事にした。


夜を迎え、5人は海神神社の入り口へ行く。

ロコン「周りに電灯が全く見当たらなくて…暗いわね」

ガバイト「暗い方が感じ出ていいじゃないか」

ルカリオ「ところで班分けはどうする?」
 ▼ 53 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/05 00:11:34 ID:n.8IjR6g NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

オノンド「この五本のクジ引いて二人チームか三人チームに分かれて行動するんだ」

ロコン「…爪楊枝をクジ代わりにしてるのね」


ルカリオとロコンそしてガバイトとライチュウはオノンドが右手で握りしめている
爪楊枝クジを抜き出していく。

先端が赤色に塗られている3つの爪楊枝をガバイトとライチュウそして
オノンドで一つのチームとなった。


残りは何も塗られていない爪楊枝二本を取ったルカリオとロコン。

オノンド(チッ!ロコンは俺と一緒のチームになると思ってたのによりによってルカリオなんだよ!)

クジの結果に不満を抱くオノンドはルカリオをに対して軽く舌打ちをした。
 ▼ 54 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:05:13 ID:1LBoXWME [1/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
実はオノンドは内心ロコンの事が大好きで二人きりで肝試しに参加したかったらしい。

オノンド「はあ〜…よりによっていつものメンバーに振り分けられたな」


ガバイト「オノンド何か残念そうに言ってるけど…俺とライチュウじゃ納得いかないのか?」

ライチュウ「オラは〜オノンド好きだから〜!一緒になって良かったって心からそう思ってるよ〜♪」

オノンド「やめろよ!気持ち悪い事ぬかすなって!ほら行くぞ!」


ルカリオ「質問なんだけど具体的にどのルートを辿って何をすればいいの?」

オノンド「ここから石段を上がって神社を通ってそこから朝行った浜辺でこの空のペットボトルに海水汲んできてここまで戻って来る事が条件だ」

ロコン「あの浜辺って夜行っちゃダメってジャローダさんが…」
 ▼ 55 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:06:16 ID:1LBoXWME [2/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「あんなのただの脅しに決まってるだろ!さあ俺達の班から出発するぞ!」


ガバイト「お…おう」

ライチュウ「はーい」

オノンド「ルカリオとロコンは5分後に出発しろよ。いいな?」


ルカリオ「わかったよオノンド」

ロコン「怪我しないでね…」

オノンドはガバイトとライチュウと共に海神神社の中へ進む。

その後、特に彼らにトラブルに見舞われる事無く順調に神社の近くの浜辺まで足を運ぶ。
 ▼ 56 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:06:54 ID:1LBoXWME [3/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
― 浜辺 ―

オノンド「ここまで来たが別に大した事ないよな?」


ガバイト「ああ。さっさと海水汲んで戻ろうぜ」

時が止まったかのように辺りがシンと静まり返り、水面の波の揺らぎがピタリと静止したかのようで何処か不気味さが漂ってくる。

オノンド「あれ?」

ガバイト「どうしたオノンド?」


オノンド「ライチュウの奴…どこ行った?」

ガバイト「知らねえよ。一人で先にスタート地点まで行っちまったんじゃないか?」

オノンド「いや、さっきまで近くにいたはず」

ガバイト「あいつ探そうぜ。3人一緒に帰らないと失格になるからな」
 ▼ 57 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:08:08 ID:1LBoXWME [4/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「全く…ライチュウには世話が焼けるぜ!」


ガバイトとオノンドは居なくなったライチュウを捜す。

5分位捜索したもののライチュウは一向に見当たらない。

オノンド「ライチュウの奴…俺達を置いて帰るはずはないんだが…。なあガバイト」

オノンドが振り向くとガバイトの姿も見なくなった。


オノンド「あ?ガバイト?何処行った?さっきまで俺の近くにいたはずなのに」

昨日サザンビーチに行った際に異常な寒気を感じ取るオノンドは嫌な予感を察した。

オノンド「あ…あいつら!俺を一人にさせやがって!ぜ、全然怖くないからな!」
 ▼ 58 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:10:36 ID:1LBoXWME [5/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一人叫ぶオノンドは浅瀬付近をウロウロし始める。

すると水面下から泡がポコポコと吹き出してる所を発見し、恐る恐る近づいてみる。


オノンド「な…なんだ?どうしてここだけ泡が吹いて…あっ!!」

オノンドが見た物とは途中で居なくなったライチュウとガバイトがなんと水中からオノンドを見上げ、そして彼らは互いにオノンドの足を引っ張り出す。

オノンドは後ろに倒れ込んでそのままライチュウとガバイトに海の奥深くまで連れて行こうとする。

オノンド「ぐぼあ!おい!何しやが…ゴボボ!離せ!」


オノンドはもがきながら二人にドラゴンクローを繰り出そうとするが足の自由を奪われどうする事も出来ない絶望的な状況に追われていた。

オノンド「ガボボボボ!」

意識がどんどん薄れていく中、ぼんやりと4つの謎の白く輝く物体が彼の目の前に現れる。

そのまま海底まで連れ去られオノンドの意識は失ってしまった。

 ▼ 59 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:12:17 ID:1LBoXWME [6/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方ルカリオとロコン派オノンド達の帰りを待っていた。

ルカリオ「あの三人…まだ帰ってこないね」


ロコン「何かあったのかしら?」

ルカリオ「僕達も出発しようか」

ロコン「う…うん」


ルカリオとロコンは海神神社に行く事になった。

― 海神神社 ―

ルカリオ「周りが木々で生い茂って真っ暗だから足元に気をつけて歩いてね」

ロコン「……」

ルカリオ「怖い?」

ロコン「ううん」
 ▼ 60 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:12:49 ID:1LBoXWME [7/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコンは無言で足をブルブル震えさせながらルカリオの手をギュッと強く握った。

ロコン(怖いって素直に言えないけど…やっぱり体が態度を示しちゃうのよね)


ルカリオ「この石段を下りて行った先に浜辺があるんだよね」

ロコン「うん…」

ルカリオ「足を踏み外して転げ落ちない様にゆっくり下りようか」

石段を下りて行く二人の後をコッソリと社の襖からジャローダが見つめる。

ジャローダ「……」


― 浜辺 ―

ルカリオ「オノンド達もここに来てるはずなんだけど…」

ロコン「もう先に行ったのかしら」

ルカリオ「あっ!ちょっとまって!あそこに何か落ちてるよ」
 ▼ 61 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:14:08 ID:1LBoXWME [8/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオは波打ち際で流されている小さなペットボトルを見つけた。

ロコン「これって…肝試しをする際にオノンドが持ってたペットボトルじゃないの」


ルカリオ「やっぱりオノンド達はいたんだね。でも彼らは何処に…」

ロコン「ひょっとしたら…悪い幽霊に連れ去られたりして…」

ルカリオ「そんな訳ないじゃないか。きっと僕達を恐がらそうとしてるだけだよ」

ロコン「そ…そうかしら?」


ルカリオ「とにかく海水汲んで戻ろう」

ルカリオはペットボトルの蓋を開けて満タンになるまで海水を入れて浜辺を後にする。

ルカリオ「一旦旅館に戻ってオノンド達が帰ってきてるか聞いてみるよ」

ロコン「ん?」
 ▼ 62 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:14:43 ID:1LBoXWME [9/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「どうしたのロコン?」

ロコン「なんだか私達…さっきから誰かに見られてる気がするのよ」


ルカリオ「僕は特に何も感じないけどなあ。ロコンちょっと疲れてるみたいじゃないかな」

ロコン「そうかしら…」

二人は一度旅館はなかまに引き返す事にした。

― 旅館はなかま ―

ルカリオ「え?オノンド達…まだ帰ってきてないんですか?」


ラランテス「え…はい。その方達はまだお戻りになられていませんが…」

ロコン「一体何処まで行ったのかしら…」

ラランテス「まさか…あなた方はあの例の浜辺に行ったのですか?」
 ▼ 63 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:16:05 ID:1LBoXWME [10/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「は…はい。肝試しをするとかで僕達全員で海神神社に行ったんです」

ラランテス「そんな…。あの場所は決して夜に来てはいけないと云われている所に…」


ロコン「私とルカリオは懸命に捜したんですが一向に彼らを見つける事は出来なかったんです」

ラランテス「私もどうすればいいのか分かりませんが…とりあえず警察に連絡を入れた方がよろしいかと」


ルカリオ「僕、もう一度あの浜辺に行って来ます!」

ロコン「わ…私も!」

ラランテス「え?危険ですよ!あなた方まで行方不明になるかもしれないのですよ?」

ルカリオ「でも!友達を見捨てるわけにはいかないんです!行かせてください!」
 ▼ 64 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:16:52 ID:1LBoXWME [11/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「ルカリオ君は勇敢な性格だから正義感がポケ一倍強いのよね…」


ラランテス「……わ…わかりました!私も一緒にあなた方の友人を捜してあげます!」

ルカリオ「ラランテスさん…」

ロコン「いいのですか?女将さんもお仕事中ですのに」


ラランテス「はい。私があなた方の力になれるか不安ですが…こうしている間にもルカリオさん達のお友達の身に危機が迫っているかもしれません」

ルカリオ「急ごう!」

― 海神神社 ―

ラランテス「外とはいえととえも肌寒く感じます」

ルカリオ「昨日サザンビーチで花火をした時と同じくらいの冷え込みがする…」
 ▼ 65 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:17:52 ID:1LBoXWME [12/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジャローダ「お主ら…こんな夜遅くにここで何をしておる」

ロコン「わっ!また出たあ!」


ジャローダ「いい加減にせんとわらわの怒りを買う事になるぞ。とっとと立ち去れ」

ルカリオ「ごめんなさいジャローダさん。実は…」

ジャローダ「言い訳など聞きたくはないわ」


ルカリオ「僕達の友達でオノンドとガバイトとライチュウが浜辺に行ったきり帰って来ないんです」

ロコン「ひょっとしたらお化けに攫われたかもしれないの!」

ジャローダ「ふん!お主らに散々警告していたはずじゃ。警告を無視した当然の報いじゃ」
 ▼ 66 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:21:45 ID:1LBoXWME [13/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「お願いです!彼らを助ける方法はないんですか?」

ジャローダ「そんなものは有りはせん。大人しく亡くなって浜に打ち上げられるまで待つしかなかろう」


ロコン「そんな…」

ラランテス「ジャローダ!あなた困っている子供達を放っておくつもり?」


ジャローダ「久しいのう…ラランテス。お主は相変わらずお淑やかのように見せ掛けて口が達者じゃのう」

ルカリオ「え?二人共知り合いなのですか?」

ラランテス「わたくしとジャローダは実は幼馴染なのです。でも何故か急にお互い仲が悪くなって余り会う事がなかったの」

ジャローダ「子供相手に良い子ぶって…偉そうに」
 ▼ 67 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:22:53 ID:1LBoXWME [14/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「霊媒師のあなたならルカリオ君達の友人を救えるはずです!お願い!彼らに協力して!」

ジャローダ「わらわに頼った所でどうなる?不幸な事に巻き込まれるのは勘弁しておくれ」


ラランテス「あなたの息子ツタージャが亡く魂が今でもあの海辺に彷徨ってるかもしれないんですよ」

ジャローダ「ツタージャ…」


ラランテス「ちゃんとお別れの挨拶もせずに待っている息子さんのお顔を見てあげられないの」

ジャローダ「くっ…。亡き息子の名を語ってわらわの心を動かせる気か!リーフストーム!」

ラランテス「きゃあ!」
 ▼ 68 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/06 00:24:02 ID:1LBoXWME [15/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「ラランテスさん!」

ロコン「大丈夫ですか!?」


ラランテス「は、はい…思ったよりは痛くは無かったです。ジャローダ…手加減したのね」

ジャローダ「お主らが素直に退けばこうはならなかったぞ。さあとっとと出て行くがよい」

ルカリオ「ジャローダさん!お願いします!」


ジャローダ「無駄じゃ無駄じゃ!お主もこのラランテスと同じ目に遭いたいか?」

ジャローダの脅しに屈しず、ルカリオはなんとジャローダの目の前で土下座し、何度も何度も頭を下げて彼女に力になって欲しいと頼んだ。

ジャローダ「なんという奴じゃ…。一歩も退かんとはよほどお主らの友が大事か?」

ルカリオ「お願いします!お願いします!」
 ▼ 69 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/07 23:29:46 ID:6xPcuzPE [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ジャローダ「流石にこうも泣きつかれては堪ったもんじゃないな。仕方あるまい…今回だけ特別に助太刀してやろう」

ルカリオ「本当ですか!?ありがとうございます!」

ロコン「そうと決まったら早く浜辺に行きましょ!」

― 浜辺 ―

ラランテス「ジャローダ、何か感じ取った?」

ジャローダ「浅瀬から霊感を感じる…」

ルカリオ「悪霊とかいるの?だとしたら油断禁物だね」
 ▼ 70 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/07 23:52:46 ID:6xPcuzPE [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジャローダ「むっ!お主ら…少しわらわから離れてくれぬか?」

ロコン「どうして?」


ジャローダ「…いいから早く退かぬか!わらわの息子の魂が微かに…見えるのじゃ」

ルカリオ「ホントですか!?」

ジャローダ「恐らくわらわと二人きりでしか話がしたいようじゃ」


ロコン「そ…そうなんですか。では私達ジャローダさんが話終えるまで遠くで待機しています」

ジャローダは浅瀬に浮かんでいるツタージャの幽霊と意思伝達し始める。

ジャローダ「ツタージャ…」

ツタージャ(♂)「……」
 ▼ 71 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/07 23:54:42 ID:6xPcuzPE [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジャローダ「わらわが見えるか?」


ツタージャ「あ…おか…おかあ…さん」

ジャローダ「すまんな…。あんたが亡くなってから衝撃を受けて頭が空っぽになって…」


ジャローダ「辛い思いをさせてしまって…本当に申し訳ない気持ちでいっぱいじゃ」

ツタージャ「…あいたかった。ぼく…さみしかった」

ジャローダ「わらわも…。再会を果たして嬉しいのだがツタージャ…実は…お願い事があるのじゃ」

ツタージャ「……?」
 ▼ 72 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/07 23:56:38 ID:6xPcuzPE [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジャローダ「あっ!ツタージャよ、暫くそこで待っててくれぬか!」

ジャローダはルカリオ達の元に向かってくる。

ロコン「あっ!ジャローダさんが戻って来た!」


ジャローダ「待たせたな。お主ら、オノンドとライチュウ後ガバイトとやらを救出する方法を発見したぞ」

ルカリオ「ええっ!?ホントですか?でも一体どうやってオノンド達を助けるんですか!?」


ジャローダ「まあ冷静になれ。ツタージャがお主らを海の底にある屋敷へ連れてってくれるそうじゃ」

ロコン「海の底にある屋敷?」

ジャローダ「前にも話したじゃろ。昔…この付近に屋敷があって荒らしが起き高波にのまれてしまった起きた事を」
 ▼ 73 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 00:02:01 ID:sG56I.Ws [1/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテス「今でも…実在してるっていうの?」


ジャローダ「それは実際に行って確かめるしか他に道はない」

ロコン「私達…過去に幽霊のポケモンに出会った事があるのよね」

ルカリオ「うん。あの時は夢でも見てるのかと思ったけど」


ジャローダ「なぬ?お主ら…霊が真面に直視出来るのか?」

ルカリオ「一応…」

ジャローダ「それなら話は早い。ツタージャの所に行くのじゃ」

ルカリオ・ロコン「はい!」
 ▼ 74 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 00:02:23 ID:sG56I.Ws [2/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオとロコンは浅瀬に向かって走り出す。


ラランテス「ジャローダ、ルカリオ君とロコンさんだけ任せても大丈夫?」

ジャローダ「心配するな。きっと彼らなら…上手くやってくれるはずじゃ」

ラランテス「私達も何かルカリオ君達の力になってあげたいけど…」


ツタージャ「あっ…きみたちはだれ?」

ルカリオ「…君がツタージャだね。僕はルカリオ。こっちはロコン。」

ロコン「あの…念の為一つ聞くけど。私達を襲ったりはしない?」

ツタージャ「ううん」
 ▼ 75 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 00:03:53 ID:sG56I.Ws [3/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「君のお母さんのジャローダっていうポケモンに色々と事情を聞いたんだけど…」


ツタージャ「それね…。お母さんが君達をお屋敷に連れてってあげるお約束をしたんだ」

ロコン「でも水没してるんでしょ?海の中に潜ったら私達溺れちゃうわよ?」

ツタージャ「大丈夫。僕につかまって。そうすれば息苦しくもないから」


ロコン「ねぇルカリオ君。この幽霊ポケモンの事信じてもいいの?」

ルカリオ「ここは一か八か賭けてみるしかないよ」

ロコン「死んだポケモンに触れるとなると正直不安に圧し潰されそうなんだけど…私」

ツタージャ「僕を信じて」

ルカリオ「ロコン行こう。もしこれがラストチャンスだとしたらやらなきゃ意味ないかもしれない」
 ▼ 76 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 00:04:16 ID:sG56I.Ws [4/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「物は試しね。うん!私も勇気を振り絞ってオノンド達を助けに行くわ」


ツタージャ「じゃあ今すぐ君達を連れて行くね」

ツタージャはルカリオとロコンを引っ張りながら海の底へ潜り出す。

不思議な事に水中にも関わらずツタージャの言う通り息苦しい酸欠状態にならなかった。

あっという間に昔に水没したと思われる古びた屋敷に辿り着く。


屋敷の周りには海藻やコケがこびり付いて緑色に覆われている。

ルカリオ「この先に…オノンド達が…」

ロコン「水の中なのに普通に喋れるのね」
 ▼ 77 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 00:05:33 ID:sG56I.Ws [5/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ツタージャ「君達のお友達はたぶんここにいるよ。でも気をつけた方がいいよ」

ロコン「何に気をつけるの?」


ツタージャ「僕以外にも幽霊ポケモンがいるから…。もしかしたら何か悪さされるかも」

ルカリオ「そうか。とにかくオノンド達を見つけるのが先決だ。行くよ皆!」

海底に沈んだ屋敷内を歩き回る。

―居間―

ルカリオ「ここにも彼らは居なさそうだね」

ロコン「ま…まままさかツタージャが言ってた悪霊に喰べられちゃったのかしら…」

ルカリオ「ロコン、そんなマイナス思考にならないでよ。もっと気分を明るく!」
 ▼ 78 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 21:22:51 ID:sG56I.Ws [6/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「あ…あそこに倒れてるポケモンが!きっとお化けに違いないわ!」


ルカリオ「なんだって!?…ってオノンド!それにガバイトとライチュウまで!」

ロコン「あら?お化けじゃなかったの…。なんだかぐったりしてるみたいだけど意識はありそう?」

ツタージャ「起こしてみて」

ルカリオ「オノンド!ガバイト!ライチュウ!」


ロコン「しっかりして!」

オノンド「……うう」

ガバイト「んあ…お?ルカリオとロコンじゃんか」

ライチュウ「ふあ〜…もう朝〜?」
 ▼ 79 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 21:36:30 ID:sG56I.Ws [7/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「良かった!皆無事だったんだね!」


オノンド「それよりさ、ここはいったいどこだよ?うわっ!しかも幽霊が!」

ガバイト「おいおいルカリオまた変なの連れてきやがって!って俺達確か…砂浜にいたんだよな?」

ライチュウ「うん。そこからえーっと…あれ?何も思い出せない〜」


ルカリオ「君達がここにいる理由は後から説明するよ」

ロコン「ツタージャ、皆揃ったから私達を元の場所に連れてってくれる?」

ツタージャ「!!」

ツタージャは険しい表情をしてルカリオ達に直ぐに逃げるように大声を出す。
 ▼ 80 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 21:39:34 ID:sG56I.Ws [8/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ツタージャ「みんな逃げて!早く!早く!」

ルカリオ「えっ!?」


ツタージャ「とにかく早くここを離れて!」

ツタージャの周りに4つの亡霊がぼんやりと出現し、ツタージャの動きを止めるかのようにその場で留まる。


オノンド「なんだありゃ!一体全体何が起きてやがるんだ?」

ガバイト「察するからに俺達かなりヤバい状況に遭ってるのは間違いないな」

ライチュウ「逃げるのはいいけどツタージャはどうするの〜?」

ルカリオ「どうするって言われてもどうしたらいいか僕には分からないよ」
 ▼ 81 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 21:43:37 ID:sG56I.Ws [9/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ツタージャ「僕の事はいいから早く外に!」


ロコン「ルカリオ君!」

ルカリオ「……よし!皆、今すぐこの屋敷から出るよ!ついてきて!」

オノンド「ああ!」

ガバイト「何か見捨てる感じで罪悪感半端ねぇって思うが…」


ライチュウ「ルカリオ〜やっぱりツタージャも一緒に連れて逃げようよ〜」

ルカリオ「ごめん。…ツタージャの指示通りに…動いて…」

ツタージャ「あ…あの…これだけはおかあさんに伝えておいて」

ロコン「な…何を」
 ▼ 82 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 21:50:00 ID:sG56I.Ws [10/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ツタージャ「…ぼくはお母さんの事…大好きだって」

ロコン「あっ!亡霊達がこっちに迫って来るわ!」

オノンド「くっ!くそっ!攻撃が全然当たんねぇぞ!」

ガバイト「おいおいオノンド、無理するなって。相手はお化けだぜ?」

ルカリオ「行こう…。早く脱出しないと生きて帰ってこれないかもしれないし」


ルカリオはロコンの手を強く引っ張って屋敷の玄関まで突っ走る。

オノンド達もルカリオとロコンの後を追う。

玄関口まで来ると玄関の扉が光眩しく金色に輝き出した。

ルカリオ「うわ!眩しい!」
 ▼ 83 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 21:50:54 ID:sG56I.Ws [11/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「ここを抜けたら元居た所へワープするのか?」


ガバイト「絶対そうだろ!ここまで来たら前進あるのみだぜ!」

ライチュウ「ひょっとしてあの世に行ったりして〜」

ロコン「ちょっとライチュウ!縁起でもない事言わないでよ〜!」

ライチュウ「ごめんなさい〜」

ルカリオ「消えない内に扉に入ろう!」


………………………………………………………………………………

― 浜辺 ―

ラランテス「まだ戻って来ないわね…」

ジャローダ「……」

ラランテス「ジャローダ、何か感じる?」
 ▼ 84 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 21:53:00 ID:sG56I.Ws [12/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジャローダ「ふっ…」

ラランテス「な…何よため息ついちゃって」


ジャローダ「ラランテスよ、気付かぬか?ルカリオ達が無事生還したという事を」

ラランテス「え?」

ラランテスは辺りを見回すと波打ち際から少し離れた場所にルカリオ達が
横たわっている姿を目撃する。

ラランテス「まあ!皆さん!大丈夫ですか!?」

ジャローダ「心配するな。気を失ってるだけだ。ひとまずわらわの神社へ連れていくのじゃ」

― 海神神社 ―

ルカリオ「う〜ん…」
 ▼ 85 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 21:55:22 ID:sG56I.Ws [13/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ロコン「ん〜?あら?ここは…」

オノンド「まさかライチュウの言う通りあの世に来たんじゃ」


ジャローダ「何があの世じゃ。お主らは生きていることを自覚して無さそうじゃの」

ガバイト「うわっ!また出たな幽霊め!」

ジャローダ「こらっ!わらわはまだ死んでおらんぞ!無礼者め!」


ライチュウ「ユウレイじゃなくても怖いよ〜!」

ラランテス「皆さんご無事で!」

ルカリオ「ご心配かけてすみませんでした」

ジャローダ「所でお主ら、ツタージャは…何かわらわに何か申しおったか?」
 ▼ 86 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 21:57:19 ID:sG56I.Ws [14/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「えーっと。ツタージャは…お母さんが大好きだと言っていましたよ」

ジャローダ「………そうか」


オノンド「何か訳ありって顔してやがるな」

ジャローダ「うむ。実は…」

ジャローダは亡きツタージャの過去について語り出した。

嘗てツタージャは怖がりで臆病な性格でよく同じ年齢のポケモンに虐められていた。


そんなある日、ツタージャにとって大事な物を4人のポケモンが誰も使われていない屋敷に隠す。

怖がりなツタージャは隠された宝物を屋敷中探し回る。

その時、未だ嘗てない大嵐が起き、ツタージャと4人のポケモンが大波に飲まれて亡くなってしまった。
 ▼ 87 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/11 22:02:30 ID:sG56I.Ws [15/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジャローダ「あの出来事が一生でわらわにとって史上最悪の不幸な災いじゃった…」

ルカリオ「ジャローダさん…」

ジャローダ「もっと…もっと早くツタージャの辛い気持ちが分かれば…こんな事には…」

ラランテス「ジャローダ…」


ジャローダ「すまぬ…。今は一人にしてくれぬか」

ロコン「なんだか…とても切ない話ですね」

オノンド「…俺達はお呼びでないっていう雰囲気が漂ってるな」

ガバイト「じゃあジャローダの言う通り潔くここから立ち去ろうぜ」
 ▼ 88 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/12 19:12:55 ID:5tlgH8MI [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ライチュウ「ジャローダさん〜さようなら〜」

翌日の朝…

―旅館はなかま―

ルカリオ「色んな事があったけど…あれからジャローダさんどうなったんだろ」

ロコン「気になるわね…。ツタージャの伝言を聞いて以降相当落ち込んでたみたいだし」

オノンド「そうか?」

ガバイト「皆で励ましに行くか?」


ルカリオ「励ますか…。そっとして置いた方がいいと思うけど」

ライチュウ「気になるなら神社に行ってみようよ〜」

ロコン「行ったらまた怒られない?」

オノンド「その時はその時だ」
 ▼ 89 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/12 19:30:52 ID:5tlgH8MI [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
朝ご飯を食べ終わったルカリオ一行は客室に戻り荷物を纏め、旅館のロビーまで
移動し女将のラランテスに挨拶をする。

ルカリオ「ラランテスさん、二日間どうもお世話になりました」

ラランテス「皆さん色々と大変な出来事に巻き込まれまして海水浴を十分満喫出来なかったですよね…」

ロコン「ヒヤヒヤした体験を味わったけど…いい夏の思い出になりました」


オノンド「またいつか来るぜ!」

ガバイト「一時はどうなるかと思ったけどな」

ライチュウ「今度こそカイス割りする〜!」

ラランテス「皆さん、道中お気をつけてお帰り下さいね。それでは…またのお越しをお待ちしております」
 ▼ 90 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/12 19:49:30 ID:5tlgH8MI [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラランテスは深く一礼をした後、ルカリオ一行は旅館を後にする。


ジャローダが気になって海神神社へ寄り道する事になった。

― 海神神社 ―

ジャローダは外でツタで箒を持って周りを掃除していた。


ジャローダ「なんじゃお主ら。また来おったか」

ルカリオ「ジャローダさんにお別れの挨拶をしようと改めて神社にお参りに来ました」

ジャローダ「ほう…律義な子達じゃな。ところでお主らはもう帰るのか?」

ロコン「はい、そうです」

ジャローダ「そうか。お主らに礼を言わんといかんな。わらわの思いがツタージャに届いて本当に嬉しぞ」
 ▼ 91 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/12 20:12:14 ID:5tlgH8MI [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
オノンド「礼なんていらねぇよ。ただ俺達は事件に巻き込まれただけなのに」

ガバイト「でもまだ油断は出来ねぇよな。また幽霊共に誘拐されるのはマジで御免だぜ」

ジャローダ「その心配は無用じゃ。先程わらわが浜辺で除霊の儀式を行ったからな」

ルカリオ「じゃあもうあの浜辺には幽霊は出現しないんですか?」


ジャローダ「無論、もう誰も脅かされる事は無くなる。そしてまたあの場所に大勢のポケモン達が海水浴に来るはずじゃ」

ロコン「あの…私、ここに来る前にラランテスさんにお花を幾つか貰ったの」

ライチュウ「そのお花をお供えしに来たんだよ〜」
 ▼ 92 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/12 20:14:47 ID:5tlgH8MI [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ジャローダ「お主ら…なにからなにまですまんな…」

オノンド「あー!暑い暑い!早く供えて帰ろうぜ!」

ガバイト「ホント暑がりだな〜オノンドは」

オノンド「うるせぇ!」

ガバイト「なんだと〜!?」


ロコン「ほらほら二人共!ケンカしちゃだめ!」

ルカリオ「そうだね。熱中症になったら大変だから」

ルカリオ達は浜辺に向かい、そして浅瀬に花束をそっと置いて黙祷をする。

ジャローダと別れた後、ルカリオ達はバス停まで歩いて旅の帰路につく。

何時しか浜辺に幽霊が出る噂が無くなり、観光客が次々と浜辺に海水浴を楽しみにやって来るようになった。

                         ― おわり ―
 ▼ 93 い糸テールナー◆r8RzcYRKik 18/08/12 20:15:59 ID:5tlgH8MI [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
以上で【ホラーSS】誰もいない海水浴場のSSを終了とさせていただきます

見て下さった方、支援して下さった方ありがとうございました!
 ▼ 94 スマス@タマゴふかポン 18/08/13 00:43:27 ID:emVofKUY NGネーム登録 NGID登録 報告
良かった
乙です
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