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モンスターボールが、からんと音を立てて落ちた。
からからからと、転がって行く。
「ヨウさんっ」
「ふふっ、あはははははっ」
暗い闇の中、ルザミーネの哄笑が響く。
「 勇ましくやってきたものだから、どれ程やってくれるものかと期待してたのに」
「可愛らしいものね」
膝の力が出ず、立ち上がれない。闘えるポケモンも居ない、どうしようもないこの状況で、ヨウはただ絶望していた。
負けたのだ。共に闘ってくれる友もライバルもいない、暗い暗い異次元の中で。
ウツロイドに囲まれる中、リーリエはヨウに駆け寄る。
「大丈夫、大丈夫ですから……」
手を握ってくれているその手もまた、震えている。
ルザミーネはそんな二人の様子を見て、艶然とした笑みを浮かべていた。
脚元に転がってきたヨウのモンスターボールを拾い、近づいてくる。