リーリエ「最近、誰かにストーキングされてる気がするんです」

ミヅキ「何それ許せない。女の敵」

リーリエ「私もう怖くて怖くて……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ミヅキ「大丈夫。私がついてる」

リーリエ「ミヅキさん…！」

ミヅキ(いつも私が見守リーリエしてるというのに一体どこから…？必ず捕まえる)

支援

一体誰なんだろうなー支援

リーリエ「ID:5Pbw8oq.さんにストーキングされてる気がするんです」

>>13
>>13を含めなかったら>>1のレズ数と同じだしな…
しかも「支援」オンリー

>>13
気のせい、気のせい

ミヅキ(……やっぱり、心配)

ミヅキ(リーリエちゃんは……シャワー浴びてるところ？)

ミヅキ(一番危険な時間。警戒を強化せねば)ﾏﾄﾞﾉｿﾞｷｺﾐ


リーリエ「ふんふーん♪……あれ？」ﾁﾗｯ

視線「やぁ」

リーリエ「っ…！キャー！」


ミヅキ「！？」

支援

>>17
支援コメそんなに要らないから
支援したい気持ちは分かるが、ただ「支援」と書くより感想を書くようにしよくぜ

ククイ「どうしたっ！？」ﾄﾞｱﾊﾞｧﾝｯ!

リーリエ「ま、窓に人影が…！」

ククイ「なに！？」

ミヅキ「許せない…！」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

リーリエ「……」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

ミヅキ「大丈夫。大丈夫だから」ｷﾞｭ-

ククイ「よしミヅキ、この場は頼む。僕は外を見てくるぜ」

ミヅキ「任せた」

ククイ(あれ？なんでミヅキがいるんだ？……いや、今は緊急だ。気にしてる暇はないな)

支援
一体ストーカーは誰なんだ。

ククイ「……」ｷﾞｨ...

リーリエ「博士……どうでした？」

ククイ「何も見当たらなかった……逃げられたようだ」

ミヅキ「……ところで」

ククイ「？」

ミヅキ「博士、さっきリーリエちゃんの裸を見た」

ククイ「」

リーリエ「ミ、ミヅキさん！？///」

ミヅキ「つまり犯人は博士」

ククイ「そ、それはおかしいだろ！？」

リーリエ「さっきのは仕方ないですよ！///」

ミヅキ「……でも、見たことは事実」

ククイ「確かに少しだけ視界には入ってしまったが……」

リーリエ「あれは仕方ないのでいいです！思い出させないでくださいよミヅキさん！」

ミヅキ「……むぅ。納得いかない」

次の日

ミヅキ「……」ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ

リーリエ「ど、どちら様ですか…？」ｿ-...

ミヅキ「私」

リーリエ「ミヅキさん！良かったです…」

ミヅキ「博士は？」

リーリエ「それが朝から出掛けてるんです。バーネット博士に呼び出されたとかで」

ミヅキ「それ、昨日の事報告したの私」

リーリエ「ミ、ミヅキさん……ですから、昨日の博士の事はいいですから、ね？」

ミヅキ「……むぅ」

許せん…！一体誰が犯人なんだ…！？

リーリエ「でも良かったです。今日はひとリーリエだったので心細くて……」

ミヅキ「……昨日の事がある以上、家の中も安全とは限らない」

リーリエ「そうですよね。お風呂を覗かれたことなんて今までなかったのに……」

ミヅキ「……私のせいかもしれない」

リーリエ「えっ？ど、どういう事ですか？」

ミヅキ「昨日、リーリエちゃんを一人にさせなかった。犯人からすれば、本来ならストーキングのチャンスだったはずの時間が潰れた。それが犯人を逆上させた。そしてあんなに行動的になった」

リーリエ「なるほど……」

ミヅキ「逆上……つまり犯人はジジーロン」

リーリエ「そ、それは……どうでしょう…？」

もどかしいのお

ミヅキ「とにかく、家に籠ってばかりじゃダメ」

リーリエ「そうですよね……」

ミヅキ「守ってばかりじゃ何も解決しない。私達が攻める番」

リーリエ「でも……大丈夫でしょうか？」

ミヅキ「大丈夫。私がついてる」

リーリエ「はい……」

ミヅキ「まずはハウオリのショッピングモール」

リーリエ「何を買うのですか？」

ミヅキ「監視カメラ」

リーリエ「高いんじゃないですか…？」

ミヅキ「博士から貰ってある」

リーリエ「ちゃ、ちゃんと普通に貰ったんですよね？無理矢理な事言ってませんよね？」

ミヅキ「………」

リーリエ「ミヅキさん！？」

ミヅキ「いい感じのがあって、良かった」

リーリエ「ククイ博士ごめんなさい……」

ミヅキ「少し、休憩」

リーリエ「そうですね……あっ、ちょうど広場でマジックショーをやってるみたいですよ！見てみましょう！」

ミヅキ「分かった」


マジシャン「さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい！この何の変哲も無いコインを今から消してみせます！」

子供達「そんなん出来るわけないじゃんｗｗｗｗｗｗ」

マジシャン「さて我が相棒カクレオンよ、このコインを持って……」

カクレオン「おん」

マジシャン「そぉれ！」ﾕﾋﾞﾊﾟｯﾁﾝ!

カクレオン「おん」ｽｯ

マジシャン「はい消えましたー！」

子供達「す、すげええええええええええええええ！！！！」


リーリエ「わぁ…！凄いですよミヅキさん！あれどうなってるんですか！？」

ミヅキ「カクレオンのへんしょく」

リーリエ「なるほど…！よく考えられてますね！」

ミヅキ「……誰でも思いつくと思う」

ミヅキ「……それにしても、怪しい」

リーリエ「へ？な、何がですか？」

ミヅキ「カクレオンを利用すれば、ストーキングも容易」

リーリエ「は、初めて会った人なんですよ…？疑いすぎですよ」

ミヅキ「……でも」

リーリエ「もしあのマジシャンさんが犯人なら、もっと私達の方に視線を向けると思いませんか？けれどマジシャンさん、目の前に集まっている子供達の方しか見てませんよ」

ミヅキ「確かに……でも、一応警戒はする」

犯人はID:5Pbw8oq.だな

ミヅキ「……ふぅ」

リーリエ「これで全部設置し終わりましたか？」

ミヅキ「うん」

リーリエ「……こんなに必要ですかね？」

ミヅキ「必要」

リーリエ「近辺はともかく……家の中まで？」

ミヅキ「必要」

リーリエ「でもお風呂場は……」

ミヅキ「必要。昨日はそこまで侵入されかけた」

リーリエ「き、緊急じゃない限りあまり見ないでくださいよ！///」

ミヅキ「……女の子同士。恥ずかしがる事ない」

ミヅキ「作戦はこう。ロトムがカメラの中に入り、ネットワークを繋ぐ」

リーリエ「ロトムさん凄いです」

ミヅキ「センサーに反応があったら、私がそこの画面を確認する」

リーリエ「犯人が現れた場合は？」

ミヅキ「私がすぐに取り押さえに行く」

リーリエ「また逃げられたりしないでしょうか……各カメラの近くにミヅキさんのポケモンさん達を配置しておくというのはどうでしょう」

ミヅキ「犯人に気付かれる可能性が高くなる」

リーリエ「ミヅキさんの事は勿論信じてますけど……ちょっと不安です」

ミヅキ「大丈夫。私に任せて」

しょうがねぇ俺も監視を手伝うぜ

ｲｯﾀｲﾀﾞﾚｶﾞﾊﾝﾆﾝﾅﾝﾀﾞﾛﾅｰ

ミヅキ「……」ｼﾞ-

画面の中のリーリエ『ふんふーん♪』ｼｬ-

ロトム(ミヅキ、やっぱりリーリエのシャワーシーンに夢中になってるロト)

ミヅキ「……」ｼﾞ-

ロトム(やっぱりボクがいないとダメロトね〜)

ミヅキ「……」ｼﾞ-

ロトム(……ム？)

画面の中の人影『……』ｶｻｶｻ...

ロトム(反応アリ！反応アリ！)

ミヅキ「……」ｼﾞ-

ロトム(ミヅキ！怪しい人影が写ってたロト！)

ミヅキ「……」ｼﾞ-

ロトム(ミヅキ！？聞こえてないロトか！？)

ミヅキ「……」ｼﾞ-

ロトム(……ム？待てよ……？)

ミヅキ「……」ｼﾞ-

ロトム(ボク、図鑑に入ってないと喋れないんだったロト！)ｶﾞ-ﾝ!

ロトム図鑑「ミヅキー！」

ミヅキ「……なに？今いいとこ」

ロトム図鑑「怪しい人影写ってたロト！」

ミヅキ「それを早く言いなさい」

ロトム図鑑「言ったロト！……言えてなかったケド」

ミヅキ「……写ってないんだけど？」

ロトム図鑑「もう逃げられたかもロト。録画を再生してみるロト」

翌日

リーリエ「えっ！？写ってけど後から気付いた！？」

ミヅキ「……ごめん」

リーリエ「どのカメラに写ってたんですか…？」

ミヅキ「そんなに近くまでじゃない。もしかしたら途中で気付いたのかも。犯人はプロ」

リーリエ「ストーキングのプロなんて居るんですか…？」

ミヅキ「世界には色々いる。でも私の方が上」

リーリエ「ということは？」

ミヅキ「犯人、分かった」

リーリエ「流石ですミヅキさん！」

リーリエ「急に呼び出したりしてごめんなさい兄様」

グラジオ「構わん。兄が妹を助けるのは当然のことだ」

ミヅキ「………」

グラジオ「リーリエから話は聞いたぞ。ストーカーを捕まえたいんだろ？」

リーリエ「はい！ミヅキさん、犯人は分かってるみたいなんです。それで兄様の協力が必要だと」

グラジオ「俺とお前は仲良しじゃない……でも、妹の為なら力を貸そう。そういう関係だ」

ミヅキ「…………」

リーリエ「それでミヅキさん。犯人とは一体…？」

ミヅキ「……犯人は、お前だ」ﾋﾞｼｯ!

グラジオ「！？」

リーリエ「！？」

グラジオ「お、俺か？」

リーリエ「じょ、冗談ですよねミヅキさん！？」

ミヅキ「こんな時に冗談は言わない」

グラジオ「ふっ…ふはははははは！面白い事を言う！俺が犯人という証拠がどこにある！」

ミヅキ「……監視カメラに写ってる」

グラジオ「本当か！？見せてみろよその映像を！」

ミヅキ「ロトム」

ロトム(はいロト！)

グラジオ「……確かに人影は写っていたな。だがあんなもので俺と決めつけるな！」

リーリエ「そうですよミヅキさん！兄様がそんなことするはずないじゃないですか！」

ミヅキ「昨日、カクレオンのショーを見た時から疑ってた。グラジオにはゾロアークがいる」

グラジオ「！？」

ミヅキ「同じ種族のポケモンでも、少しずつクセというものはある。この人影の感じはグラジオのゾロアークのイリュージョンに違いない」

リーリエ「い、言われてもよくわからないです……」

ミヅキ「チャンピオンの目は誤魔化せない」

グラジオ「こんなものは言い掛かりだ！」

ミヅキ「正直に白状したらリーリエちゃんがちょっとえっちなことしてくれるって」

グラジオ「マジで！？俺です！俺がやりました！」

ハンサム「……」ｶﾞｼｬﾝ

グラジオ「………」

リーリエ「兄様……どうしてこんな事を！」

グラジオ「……ヌルを連れて家出した後、しばらく離れてたからな……思春期の俺には、お前の存在はエロすぎた」

ハンサム「さっさと歩けこの変態め！」

グラジオ「刑事さん……俺、どうしてこんなことしちまったのかな…！」

ハンサム「知るか変態話しかけるな」

ミヅキ「一件落着」

ミヅキ「……ショック？」

リーリエ「それはそうですよ……まさか兄があんな事をしてたなんて……」

ミヅキ「だから言った。男は信用ならない。例え肉親でも」

リーリエ「はい……身に染みました」

ミヅキ「だから、私と結婚しよう？」

リーリエ「はい……はい？」

ミヅキ「やった。決まり」

リーリエ「ちょっ……ミヅキさ……えぇっ！？」

ミヅキ「なに？」

リーリエ「こっちのセリフですよ！何言ってるんですか！？///」

ミヅキ「私だったら、リーリエちゃんが傷つくことはしない。絶対幸せにできる」

リーリエ「そうじゃなくて……」

ミヅキ「リーリエちゃんは、私のこと嫌い？」

リーリエ「す、好きですけど！///そういう好きじゃなくて！」

ミヅキ「…？好きにそういうも何もない」

リーリエ「ありますよ！///」

セレナ「自覚のないストーカーって恐いわね〜」

リーリエ「そもそも女の子同士じゃ結婚出来ないんですよ！？」

ミヅキ「なんで？」

リーリエ「なんでも何もそういう決まりです！」

ミヅキ「愛さえあれば関係ない」

リーリエ「関係あります！」

ミヅキ「ない」

リーリエ「ありますっ！」

ミヅキ「……リーリエちゃんの分からず屋っ」ﾀﾞｯ!

リーリエ「あっ……ど、どうしましょう……言いすぎちゃったかな……」

ミヅキ(……これが、フラれたってやつ？)

ミヅキ(そんなの……全く想定してなかった)

ミヅキ(……でも、私がすべき事は変わらない)

ミヅキ(これからもリーリエちゃんを見守リーリエするだけ)

ミヅキ(せめて、他の誰にも取られないように)

リーリエ(犯人は捕まったはずなのにまだ視線がっ…！？)ｿﾞｸｯ



終わリーリエ

ストーカーって怖いですよね


ありがとうございました

乙です

乙

グラジオェ…

実際、グラジオは本当に風呂覗いてたの？
それともミヅキの仕掛けた冤罪？

犯人はミヅキ！