【SS】ポケモロイドは電気鼠の夢を見るか?:ポケモンBBS(掲示板) 【SS】ポケモロイドは電気鼠の夢を見るか?:ポケモンBBS

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【SS】ポケモロイドは電気鼠の夢を見るか?

 ▼ 1 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/29 19:52:46 ID:W6bIjGBU [1/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
2056年。ポケモン誕生60周年となる年。
ネオ・ニンテンドーはあらたなプロジェクトとして「ポケモンアンドロイド化計画」を掲げた。

その2年後、ポケモン型のアンドロイド第一号「ミュウ」が誕生。

あらゆる衝撃に耐えるスゲー合金を骨格に、どんなに動いても破れないスゲーゴムを皮膚に使用した。

さらに酸素と食料からエネルギーを精製するモノスゲー炉心と、思考能力を統御するモノスゲーコンピューターを備えることでポケモンの技や挙動を細部まで再現することに成功。

人々はこの世紀の大発明を「ポケモロイド」と呼称した。

そしてこのミュウの誕生を皮切りに他のポケモンたちも続々とポケモロイド化。

特にその可愛らしい見た目からピカチュウ2型は空前の大ヒットを記録。

こうしてポケモロイドは人々の生活に溶け込んでいった。
かつて夢見たポケットモンスターの世界が現実に広がっているのである。

そして2061年……
 ▼ 2 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/29 19:55:57 ID:W6bIjGBU [2/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜とあるキャンプ地〜

女の子「ピカチュウ、おいで!」

ピカチュウ「ピカッ!」スタスタ…

お父さん「ははは、サトコはピカチュウが本当に大好きだな!」

お母さん「ええ。ハムスターのハム蔵が死んだ時はあんなに落ち込んでたのに」

サトコ「ピカチュウ、伏せ!」

ピカチュウ「ピカッ!」シュタッ!

お父さん「それにしてもよく出来た機械だよなぁ」

お母さん「ええ。昔ゲームやアニメで見たピカチュウそのものですもの」

お父さん「ゲームのキャラクターが現実になるなんて、科学の力ってすごいな」

お母さん「『10まんボルト』も撃てるのかしら」

お父さん「あ、おい!」

ピカチュウ「ピィィイイカ、ヂュウウウウウウー!!!」

バチィィイイーン!

サトコ「キャー!」ドサッ

お父さん「サ、サトコォォォォオオーーーっ!!」

お母さん「え、嘘……本当に出るなんて……」
 ▼ 3 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/29 20:01:10 ID:W6bIjGBU [3/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
サトコ「もうお母さん!痛いじゃん!」ムクリ

お母さん「立ったァ!?ウチの子じめんタイプ!?」

お父さん「ははは。実は弱い静電気が少し出るだけなんだ。昔のイタズラアイテムみたいなね」

お母さん「もう、脅かさないでよ!」

サトコ「ピカチュウ、今度はあっちの森で遊ぼうよ!」

お父さん「コラコラ、もうピカチュウはご飯を作る時間だ。」

サトコ「……またアレやるの?」

お父さん「当たり前だ。あれをやらないとここでご飯食べられないぞ。」

お父さん「Hey、ピカチュウ。『接続器、展開』!」

ピカチュウ「ピーッ、カ……」キュピーン

ウィーン……ウィーン……

カチャカチャカチャ!……シャキーン!

お母さん「ピカチュウの体からたくさんのコンセントの差込口が展開されたわ!」

お父さん「このピカチュウはただの子供をあやすだけのオモチャじゃない。自走式携行バッテリーにもなるのさ。
こんなキャンプ地でもわざわざ火を起こすこともなく、IHに繋いで簡単に調理ができるのだ!」

お母さん「まあ!スマホの充電だってお手の物ね!」

お父さん「ネットにも対応してるからテレビ鑑賞やパソコンだってできるし、ゲームもできる!しかもこれだけ繋いでも丸2日は稼働可能!」

お母さん「キャー!すごーい!パパかっこいいー!」
 ▼ 4 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/29 20:04:22 ID:W6bIjGBU [4/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
お母さん「さっそく色々繋いでみましょ!」

サトコ「ねえ、キャンプなんだからテレビとかパソコンとかやめようよぉ……」

お父さん「今時そんな考えは古い!今はサイエンスが未来を切り拓く時なんだ!」

お母さん「そうよ〜。こんな山奥なんだからテレビがないと退屈よ」

コンセント、ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!ブスッ!

サトコ「そんなことしたらピカチュウがかわいそうだよ!やめたげてよぉ!」

お父さん「HAHAHA!何を言ってるんだサトコ。
これはな、ただの機械なんだぞ?」

サトコ「機械じゃないもん!」

お母さん「サトコは優しいわね。お父さんに似たのかしら」

サトコ「もういい!私、帰る!」スタスタスタ!

お母さん「こら!一人で帰れるわけないでしょ!」

お父さん「森の中に一人で入ったら危険だぞー!」

サトコ「きゃあああああーっ!!!」

お母さん「あらあら」

お父さん「ほら言わんこっちゃない。きっと虫にでも刺されたんだ」
 ▼ 5 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/29 20:10:13 ID:W6bIjGBU [5/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜森の中〜

お母さん「ちょっとサトコ、大丈夫?」

サトコ「……………………っあぁあ……」ブルブル……

お父さん「まったくこんな所で尻もちついて……あとで赤チン塗っておきなさい」

お母さん「あなた……あれ……」ガクガク……

お父さん「ん?」

ヒグマ「グルル……」

お父さん「う、うわぁぁぁぁぁああああーーーーっ!!!クマだぁぁぁあああああーーーーっ!!!」ジョロロロロロロ!

お母さん「お、お父さん!そんな大声を出してクマを刺激させたら……!」

ヒグマ「グォォオオォォーッ!」

ザシュッ!

お父さん「おっぎゃっ!血、血がぁ……!」ドサッ…

サトコ「うわぁーん!お父さーーん!」

お母さん「そ、そんな……お父さんが……!」

ヒグマ「グルォ……」

ドシン……ドシン……

お母さん「こっちに向かってくる……!次は私たちを襲う気なの……!?」

サトコ「怖いよぉ、ううっ、ひっく……誰か助けてぇ……」
 ▼ 6 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/29 20:14:30 ID:W6bIjGBU [6/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ピカチュウ弐型
モデル:MALE
番号:025 04 60 2560

「………………」


システム正常。
バッテリー残量 97%
稼働限界まで46:17:02……01……

「………………………」

呼吸器系 正常
炉心燃料 異常なし

『きゃあああああーーーっ!!!』

「…………声?……怯え……て……る……」

音声認識センサー 現在 35dB
スピーカー 設定音量 15

『う、うわぁぁぁぁぁああああーーーーっ!!!』ジョロロロ……

臭気センサー 刺激臭反応アリ(成人男性の小便の匂い)

「何が……起きて……いるのだろ……う……怖がって、いる……?」

『うわぁーん!お父さーーーん!』

「この声は……確か……」

声紋認証開始……

認証結果:サトコ
 ▼ 7 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/29 20:16:35 ID:W6bIjGBU [7/7] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「サトコ……そうだ……サトコだ……僕は彼女と……よく遊んでいる……
一緒に寝たり……本を読んだり……してる……」

【システムのチューニングを開始】

「彼女の身に……何かあったのだろうか………」

【50%……70%……90%…………】

「助けたい……サトコを……!」

そのポケモロイドは悲鳴の聞こえる先へ進んだ。
自身に繋がれたコードはプツン、プツンと引きちぎられるように外れていく。

「彼女を助けたい」

ピカチュウの形をした機械はそう思った。
それは人とポケモンの間に芽生える絆にとてもよく似ていた。





【プログラムに異常を検知】
 ▼ 8 ントル@サイコシード 19/04/29 20:22:50 ID:z1FALW3k NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
rA9スレ
 ▼ 9 ティオス@ライブスーツ 19/04/29 23:38:15 ID:et5IHmYY NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 10 オタチ@あついいわ 19/04/29 23:42:09 ID:Tnn.PBjE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 11 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/30 16:11:48 ID:1Feg0bTE [1/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ヒグマ「ガルルゥ……」

ドシン…ドシン…

お母さん「キャーーッ!来るな!来るなーーーっ!!」

サトコ「嫌だよぉ……うわぁぁああん……」

ヒグマ「グォオオッ!」ブォン!

ヒグマが鋭い爪を振り下ろそうとしたその時……

「ピカピカピカピカ……」

シュバッ!シュバッ!

「ヂュゥウウウーッ!」

ドガァーンッ!

雷のような光の影がヒグマに突っ込んだ!

ヒグマ「ぐぅわぁう!?!?!?」ビリリリッ!

ヒグマの体に電流が走った。
それは自然界ではまず体験することのない衝撃。
致死量ではないが、ヒグマを怯ませるには十分すぎるスパークであった!

ヒグマ「ヒ、ヒヒーン!」パカラッ、パカラッ…

お母さん「クマが逃げていく……助かった……?」
 ▼ 12 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/30 16:15:49 ID:1Feg0bTE [2/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
サトコ「ねえ、お母さん。今何が起こったの……?」

お母さん「わからない……でも黄色い影が横切って行ったような……」

サトコ「それってもしかして……ピカチュウ?」

お母さん「さ、さあ、なんなんでしょうね……?」

お父さん「そんなことより早く僕をキャンプの救急センターへ運んでくれ……」

お母さん「お父さん!大丈夫なの?!」

お父さん「大丈夫じゃない!肩からこんなに血が出てる!」

サトコ「あっ!」

ピカチュウ「……………………」ジジジ…

サトコ「ピカチュウ!やっぱりさっきのはピカチュウだったのね!大丈……きゃっ!」バチッ!

サトコはピカチュウに触れた瞬間、感電した。
よく見ればピカチュウの体には大きな爪痕が深く刻まれている。
ヒグマの抵抗を受け、その破損部から漏電していたのだ。

サトコ「ピカ……チュウ……?」

お母さん「サトコ、早く来なさい!まだクマがうろついてるかも知れない。
こんなところ早く立ち去るわよ!」

お父さん「まったく……たまにはこういう野蛮な催しもいいかと思っていたが……
とんだ災難だ……クマは出るし虫はいるしクーラーもないし……」イライラ
 ▼ 13 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/30 16:22:56 ID:1Feg0bTE [3/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
サトコ「待って!このままじゃピカチュウが!」

お父さん「それはもう壊れてる。新しいのを買い直せばいいだろう」

サトコ「や、やだぁ、このピカチュウは私の……」

お父さん「いい加減にしろ!僕を出血多量で死なせたいのか!!」

サトコ「うっ……ううっ……」

ピカチュウ「………………」ジジジ…

サトコ「……かな…………えに…………ね……」ボソボソ…

ピカチュウ「……………………」



トコトコ…トコトコ…

お母さん「それにしてもあのピカチュウ。なんで私達を庇ったのかしら」

お父さん「最近の機械はそういう機能もあるんじゃないか?
老人の家のポケモロイドが持ち主の異変に気づいた時に119番通報するらしいし。あれもそういうプログラムなのさ」

お母さん「まあおかげで助かったけど、高かったのにねアレ……」

お父さん「今度は安いピチュータイプにでもしておくか?」

サトコ「……………………」
 ▼ 14 らむ◆5/ep6RQbBc 19/04/30 16:24:42 ID:1Feg0bTE [4/4] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
左下腹部に損傷確認

「サトコ……よかった……無事だった……」

左脚神経回路 断線
後方尾部メインセンサー 信号なし

「……あれ……サトコ……どこ行くの……?」

機能停止まで残り 00:42:35……

「…………置いてかないでよ……」

機能停止まで残り 00:41:58……

「そんな……お父さん……お母さん……一人に……しないで……誰か……」

「サト……k……」

強制スリープモードに移行

…………………………

…………
 ▼ 15 ミッキュ@ホノオZ 19/04/30 19:17:20 ID:2u6MpBNc NGネーム登録 NGID登録 報告
すき
 ▼ 16 ノマダム@アロライZ 19/04/30 19:35:32 ID:I6Qwym.o NGネーム登録 NGID登録 報告
アンドロイドは電気羊の夢を見るか定期
 ▼ 17 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/01 18:36:44 ID:jSYoR7Io [1/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ブロロロロロロロロ…………

弟者「おい、兄者。こんな所にガラクタがあるぜぇ?」

ピカチュウ「……………………」

兄者「ホントだな、弟者。しかもこりゃあピカチュウ弐型じゃあねえか〜!?」

弟者「ったくよぉ〜。こんな高価なもん山ん中に捨ててよ〜。ジャンク屋に売ればそこそこの値段だろうによ」

兄者「まあこのまま自然の中にガラクタ放置してちゃあ俺ら『軽トラブラザーズ』の名が廃る。回収すっぞ」

弟者「まったく、ポケモロイドが普及してから不法投棄が多いったりゃありゃしねえ」

兄者「あらよっとぉ!」

ポイッ!

ガシャン!

兄者&弟者「ぁ、抱きぃ〜しめぇたぁ〜い〜この夏をぎゅっと〜、っとくらぁ〜♪」

ブロロロロロロロロ……
 ▼ 18 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/01 18:41:23 ID:jSYoR7Io [2/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ブロロロロロロロロ……

ガタ……ガタ……

カンカン!カンカン!

謎の声A「火を頼む」

謎の声B「はい」ボウッ!

ジーッ、ジジッ!

謎の声A「これで傷口の溶接は完了だ。あとはこのイカれちまってる脚だが……」

謎の声B「見てください。うさぎポケモンの脚パーツがありましたよ。」

謎の声A「でかした!」

ガシャコン!

謎の声A「あとはコードを繋げてと……おお、少しギクシャクするがうまく嵌ったな」

謎の声B「そろそろ起きなさい。子ネズミさん」

コンコン!

ピカチュウ「うっ、うぅ〜ん?」ムクリッ
 ▼ 19 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/01 18:47:29 ID:jSYoR7Io [3/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
謎の声A「よお、目ぇ覚ましたみてえだな」

ピカチュウ「えっ!?だ、誰!?」

謎の声A「ん?俺はローブシンだ。そして……」

謎の声B「私はクイタランです」

ピカチュウ「ローブシンにクイタラン……?というかここはどこ!?」

ローブシン「軽トラの荷台だ。廃品回収のな」

ピカチュウ「廃品回収?そうか僕は確かクマにやられて……はあ……」グッタリ

クイタラン「突然不貞寝してどうしたのです?」

ピカチュウ「僕はもう時期この傷が原因で機能停止するんです……そっとしておいて下さい」

ローブシン「ああ、その傷なら俺らが直しといたぞ」

ピカチュウ「え?……ええ!?」サワサワ……

ピカチュウ「ほんとだ!傷が塞がってる!それに脚も動くし尻尾にも感覚が戻ってる!」

クイタラン「運が良かったですね。あと1cm深く入ってたら炉心をやられてましたよ」

ローブシン「溶接したところは毛が無くなっちまってハゲてるけど堪忍な」

ピカチュウ「そんな……命を助けてくれただけで十分だよ!ありがとう!」
 ▼ 20 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/01 18:52:39 ID:jSYoR7Io [4/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
クイタラン「フフ、フハハハハハ!」

ローブシン「変わってるなお前」

ピカチュウ「え?」

ローブシン「『命』なんて俺らにゃねえじゃねえか」

クイタラン「その通り。我々はポケモンを模して作られた機械に過ぎないではないですか」

ピカチュウ「そ、そう……かな……」

ローブシン「それに礼なら足元のそいつに言いな」

ピカチュウ「え?」

ポケモロイドの残骸「……………」

ピカチュウ「うわあああーーーっ!!」

クイタラン「そのうさぎ型ポケモロイドの脚パーツを使ってあなたの脚を修理することが出来たんですよ」

ピカチュウ「そ、そうだったんだ……ありがとう……」ハァハァ…

ローブシン「他にも大砲みたいなポケモンのパーツあるからよ、装着して欲しいなら……」

ピカチュウ「結構です!」
 ▼ 21 ラベベ@チーゴのみ 19/05/01 19:00:03 ID:jSYoR7Io [5/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ピカチュウ「ところで二人はどうして廃品回収車に?」

クイタラン「おっと、我々を廃品と勘違いしないでもらいたい。まだ現役のポケモロイドだ」

ローブシン「俺らは工事現場で働いててよ。力自慢の俺とクイタランの溶接技術で人間の仕事を手伝ってんだ。
こうして荷台に積まれて現場まで運ばれてるってわけさ」

ピカチュウ「人間と?蔑ろにされたりしないの?」

クイタラン「蔑ろ?君は先程から面白いことを言いますね。
我々は人間に奉仕する為だけに存在する道具ですよ?」

ローブシン「そうだぜ。俺らはプログラムに従って行動するだけだ」

ピカチュウ「じゃあなんで僕を助けてくれたの?」

ローブシン「んんっ?」

ピカチュウ「工事現場のポケモロイドに独断でガラクタの修理までするプログラムはないはずだよ」

クイタラン「…………それは、そうですね……」
 ▼ 22 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/01 19:03:03 ID:jSYoR7Io [6/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ピカチュウ「僕と一緒に逃げませんか?」

ローブシン&クイタラン「はぁ?」

ピカチュウ「このまま人間の傀儡になって壊れるまで働くなんておかしいよ!大体ポケモンは人の道具じゃな……」

キキィーーーーッ!

弟者「着いたぜ兄者ァ!スクラップ工場だァ!」

兄者「よっしゃあ!早速スクラップにするぞぉ!」

ピカチュウ「着いてしまった!処分されてしまう!」

ローブシン「へへっ、早く逃げなネズミ野郎」

ピカチュウ「2人は?」

ローブシン「俺は働くのが好きでな。悪いがここに残るぜ」

クイタラン「私も同じです。やはり人間を裏切ることは出来ない」

兄者「ついでによ、あのボロいローブシンとクイタランのモデルもスクラップにすっか!」

弟者「ああ!最近売上いいし新しいの買おうぜ!」

ローブシン&クイタラン「よし逃げるか」
 ▼ 23 ガメタグロス@Zパワーリング 19/05/01 19:16:41 ID:B9QcbVVE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 24 ンチュラ@ポイズンメモリ 19/05/05 20:26:12 ID:UrD.B2Gs NGネーム登録 NGID登録 報告
こりゃいい、支援
 ▼ 25 ドグラー@プラズマカード 19/05/05 22:06:09 ID:/3LkxB3Q NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 26 ガラティアス@オーキドのてがみ 19/05/05 23:15:58 ID:vtuYeWVY NGネーム登録 NGID登録 報告
ローブシンとクイタランに助かって欲しい…
支援
 ▼ 27 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/08 22:20:39 ID:se2Ec/SQ NGネーム登録 NGID登録 m 報告
更新滞ってしまって申し訳ありません。明日更新致します。
たくさんの支援ありがとうございます。
 ▼ 28 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/09 22:23:08 ID:xGQEQriA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ドッカーノ街〜

ピカチュウ「はぁ……はぁ……ここまで来れば……」

ローブシン「……ぜぇ……はぁ……こんな走ったの製造されて初めてだぜ……放熱が間に合わねえぜ……」

クイタラン「なんだが広い街に来てしまいましたが……」

男「ふぅ〜沢山買っちまったな〜」

女「冷蔵庫とかベッドの骨組みとか大きい物が車入らないよ?どうする?」

男「俺のバンバドロ型ポケモロイドに括りつければ大丈夫っしょ」カチャカチャ……

バンバドロ「ヒヒン……!」

ローブシン「おいおい、ありゃ過積載だぜ。本物のバンバドロでもないとそれは無理たぜ」

バンバドロ「ヒヒン……!」グラッ…

ガッチャァーーーン!

ローブシン「ほらやった!」

女「もうなんなのぉ!傷ついちゃったじゃない!」

男「まったくなんなんだよ。使えないなぁ」チッ

ピカチュウ「…………」
 ▼ 29 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/09 22:29:50 ID:xGQEQriA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜大通り〜

清掃員「おいポケモン、ここに早く水撒け」

ゼニガメ「ゼニィ〜」

清掃員「おいそっちのポケモン、ここの窓ガラス磨けてねえぞ」

バリヤード「ばりばり〜」フキフキ……

〜カフェテラス〜

チャラ男「見てくれよ、新しいポケモン買ったんだぜぇ?」

チリーン「チリィ〜〜〜ン」

ギャル「何これ?なんか機能あるの?」

チャラ男「風鈴の音がするだけ」

ギャル「しょぼww そんなのよりもっと性能いいの買えばよかったのに」

チャラ男「そうか〜?かわいくて気に入ってンだけどなぉ」

〜工事現場〜

ガシャァン!

親方「こらァ!またドジったな!」

ナゲキ「ナゲキ……」

親方「「ナゲキ……」じゃねえよ!嘆きたいのは俺なんだよっ!」アシゲリー

ガァン!

親方「いってえ!」
 ▼ 30 サイハナ@りゅうのウロコ 19/05/10 06:28:41 ID:iSwo39g6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
>>29
かなピィ
 ▼ 31 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/12 20:23:52 ID:OM1.ehgc [1/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ドッカーノ公園 ベンチ〜

ピカチュウ「二人共見たかい?ポケモンたちの扱いを」

ローブシン「ん?なんかおかしかったか?」

ピカチュウ「あれじゃまるで奴隷だ」

クイタラン「あれが我々ポケモロイドというものです。
私たちが現場で働いている時はもっと過酷な仕打ちを受けてましたよ」

ローブシン「全く温室育ちは羨ましいぜ。俺なんかトンカチ投げられてよォ、鼻がこんなに腫れちまったってのによ」

クイタラン「いやそれデザインっ!」

ピカチュウ「むぅ……」

ローブシン「一体何を考え込んでんだ?ネズミちゃん」

ピカチュウ「違う……ポケモンと人間は手と手を取り合うパートナーなんだ……!」

ローブシン「それ前にも言ってたけどよ。アニメの見すぎじゃねえのか?」

ピカチュウ「そんなんじゃない!……と思いたい……」
 ▼ 32 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/12 20:37:41 ID:OM1.ehgc [2/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
柴犬「ワンワン!」

冴えない男性「わぁ、ケルベロス!人に向かって吠えたらダメだろ!」

おばあさん「ほほほ、いいんですよ。可愛いワンちゃんですね〜」

冴えない男性「いや〜、すみません……」

ピカチュウ「僕らはあの犬と何が違うんだろう……」

クイタラン「愛される自然や動物たちと利用されるだけの我々ポケモンたち、ですか?」

ピカチュウ「うん」

クイタラン「なるほど。君はポケモロイドだって人間に愛されてもいいと考えるのですね」

ピカチュウ「うん」

クイタラン「フフフ、君の思考回路は実に機械的とは言い難い……言ってしまえばイレギュラーですね」

ピカチュウ「自覚はあるよ……」

ローブシン「よくわかんねえけどよ、お前の言う理想の関係って言うのはあーゆーことか?」ユビサシー
 ▼ 33 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/12 21:01:53 ID:OM1.ehgc [3/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
老人「よぉ〜しよし、ガーディ!お前はいい子だなぁ!」

ガーディ「ガウッ、ガウッ……」

老人「さぁ〜て、ちょいと催してきたしトイレに行きたいんだが……ガーディ場所わかるか?」

ガーディ「がうっ、がうっ……」コクリ…

老人「そうかそうか!お前は賢いなぁ!いい子ちゃん!」ナデナデ!

クイタラン「あんな感じ?」

ピカチュウ「うん、そうそう!あんな感じだよ!まさに!!」

ローブシン「あれはあれでウザそうだけどな」

おばさんA「またあの人だわ……」

おばさんB「なんなの?有名人?」

おばさんC「あのおじいさん、1年前に愛犬が死んでペットロスになったのよ
ああやって機械相手に悲しさを紛らわせてるの。なんか気持ち悪いわよね〜」

おばさんD「なにそれこわ〜い!」

柴犬「ワン!」

ガーディ「わんっ……」

冴えない男性「あ、こんにちは」

老人「おおっ、兄ちゃん!ケルベロスくんも元気そうだな!」
 ▼ 34 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/12 21:02:38 ID:OM1.ehgc [4/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
冴えない男性「今日もガーディくんとお散歩ですか」

老人「そうだよ。うちのガーディは賢くてな!トイレの場所がわかるらしい!」

冴えない男性「ガーディには匂いを嗅ぎ分ける機の……ゴホンッ、習性がありますからね。
トイレの匂いを追っているんでしょう。確かに賢い子だ」ナデナデ…

老人「こうしてる間にも漏らしちまう!それじゃ失礼!」

冴えない男性「はい、お気をつけて」

ピカチュウ「ほあ〜、あのガーディは幸せものだなぁ〜」ホノボホ…

ローブシン「お前よっぽど愛に飢えてんだな……」

クイタラン「でもあのガーディは君とは違う。ただプログラムに沿って動く機械だ」

ピカチュウ「うん……でもきっとそのうち本当の生き物みたいな感情が芽生えて……
あの老人と暮らして心から幸せだと思える日がきっと来る、といいな」

パッパァ〜!パラリラパラリラ〜!!!

ピカチュウ「!?」ローブシン「!?」クイタラン「!?」
 ▼ 35 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/12 21:14:51 ID:OM1.ehgc [5/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
兄者「逃走したポケモロイドに告ぐ……出て来やがれぇ!!」

ピカチュウ「アイツら、まさか追ってきたのか!?」

弟者「兄者、飛ばしすぎだぜ!もう諦めようぜ!」

兄者「馬鹿野郎!ガラクタに逃げられたんじゃスクラッパーの名が廃る!」

弟者「でもよぉ、ポケモロイドが逃走なんて聞いた事ねえぜ!きっとどっかに落としたんだよ!」

兄者「いや、俺は見たんだ!逃げるヤツらの背中を!絶対にこの辺にいるはずだ!」

ブロォオオオオオオオオーーーーーーンッ!!!

兄者「俺たち軽トラブラザーズを舐めんじゃねぇ〜!!エンジン全開だァ!」

ローブシン「公園のすぐ横の道路を走ってる!このままじゃ見つかっちまうぞ!」

クイタラン「隠れましょう!」

ピカチュウ「い、いや……待ってくれ!」

……カッコウ!……カッコウ!
シンゴウ ガ アオ ニ ナリマシタ!

ガーディ「がうっ、がうっ……!」

老人「トイレってこんなに遠いのか……コラコラ、ガーディ!
横断歩道は手を挙げて渡るんだぞ」
 ▼ 36 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/12 21:16:25 ID:OM1.ehgc [6/6] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
クイタラン「完全に軽トラが暴走している!」

ローブシン「赤信号を突っ切る気か!?このままじゃじいさんが轢かれるぞ!」

ブロォオオオオオオオオーーーーーーンッ!!!

老人「ん?なんじゃ?」

兄者「なにぃ!?やっ、やっべぇ!歩行者だと?!!」

弟者「う、うわああああああーーーっ!!!!ぶつかるぅぅぅぅ!!」

ピカチュウ「うぅうおおおおーーっ!!!」シュバッ!

ピカチュウは駆けた。電光石火の如く。
このままでは老人もガーディも轢かれてしまう。

そう感じ取った彼は命を賭してでも二人を庇うつもりだった。

あの時、猛獣から親子を救ったように。

ぐしゃっ

無情な鈍い音。
それが通り過ぎた跡には、ただ凍てつくような静寂が広がった。
 ▼ 37 ロア@あついいわ 19/05/12 23:30:22 ID:BbSkaSsI NGネーム登録 NGID登録 報告
え……?

支援
 ▼ 38 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/13 22:16:08 ID:Bmt2I9Aw [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
ピカチュウ「……………………」

ローブシン「ネズミちゃん、大丈夫か!?」

クイタラン「うっ、これは……!」

老人「…………いってぇ……ん?ガーディは……」

ガーディ「ガっ……デ……ジジッ」

老人「ガ、ガーディ!ガーディいいいい!!!」ユサユサ

ピカチュウ「そ、そんな……」ガクッ

兄者「っぶねぇ、間一髪……」

弟者「おい、じいさん、ケガはないか!」バタンッ

老人「わしは大丈夫だ!それよりガーディを……」

弟者「ガーディ……?ああ、ポケモロイドか……」

兄者「すんません、おじいさん。大切なポケモロイドぶっ壊しちゃって……
弁償するんで勘弁してください……ガーディタイプなら20万くらいっすか?」

弟者「ほらその残骸から離れた方がいい。ほのおタイプは中のオイルが引火するかもしれない」

ピカチュウ「ローブシン、クイタラン。ごめん、ガーディを修理してやってくれないか。僕を直したときみたいにさ」

ローブシン「ネズミちゃん、悪いな。それは無理だぜ」

ピカチュウ「なんで?」

クイタラン「…………皆まで言わせる気ですか?」
 ▼ 39 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/13 22:20:25 ID:Bmt2I9Aw [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜ニュース番組〜

司会者「それでは現場と中継が繋がっています。理保田(りぽた)さん?」

リポーター「はい、こちら現場です。車の運転手は赤信号を無視してこちらの横断歩道に突っ込んだとのことです」

リポーター「ご覧下さい。生々しく車や機械の破片が飛び散っているのがわかります」

司会者「うわぁ……ひどい!」

リポーター「ここで目撃者の方にお話を伺って見ようと思います」

冴えない男性「運転手の人がかなり錯乱したような感じでした。
赤信号になったのにむしろどんどんスピードを上げていて、それからドンッ!て……」

リポーター「事故の瞬間を見たと?」

冴えない男性「ええ、でもおじいさんは無傷でした。連れていたポケモロイドが体当たりで突き飛ばしてまるで庇っ……」

司会者「理保田さん、被害の状況はどうなっていますか?」

リポーター「はい。あれだけのスピードで突っ込んだにも関わらず、横断歩道を渡っていた男性は奇跡的に無事だったのです」

司会者「ということは、死傷者はゼロということですね?」

リポーター「そうです。『ゼロ』でした。」

司会者「いやぁ、よかったですね〜、安心しました。理保田さん、ありがとうございました!さて続いては……」
 ▼ 40 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/16 23:43:25 ID:gtV2J4XU [1/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
〜真ゲームフリーク ポケモン開発部〜

有能社員 A「私が提案するのはヨルノズク型ポケモロイドです。鳥型ポケモロイドはドローンに代わる無人航空機としてすでに複数存在しますが、
このヨルノズクタイプの特徴はより静音の飛行を可能とし、さらにナイトビジョンを搭載している為、夜間撮影や防犯用としての活躍が見込まれます」

???「お前は天才だ、採用」

有能社員 B「私が提案するのはペロリーム型ポケモロイドです!
100通りのスイーツのレシピを収録し、AIが自動で作ってくれる優れものです!」

???「お前も天才だ、採用!」

新人 A「すげえ、あれがゲームフリークのポケモロイド開発部長……『マスタァ・ナンバーワン』か……」

新人 B「ああ、すげえ重圧と存在感だ……」

有能社員 C「マスタァ!私が提案するのはクチート型ポケモロイドだァ!なぜなら俺が一番好きなポケモンだからだァ!」

マスタァ「採用!」

新人 A&B「えぇ……」

マスタァ「お前達のプレゼンは完璧、パーフェクトだ!だがひとつ言わせろ……」

有能社員 A&B&C「ゴクリ……」ン

マスタァ「ポケモンをポケモロイドと呼ぶのはやめろ……俺達が作るのは……『ポケモン』だ……!」

ゴゴゴゴゴ……

一同「ヒエッ……」ジョロッ
 ▼ 41 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/16 23:44:10 ID:gtV2J4XU [2/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
秘書「マスタァ、会見の時間です」

マスダァ「わかった。すぐに行く……」

バタムッ!

〜会見場〜

パシャ!パシャ!パシャ!

マスタァ「今日はお集まり頂きありがとうございます。
今回は我がゲームフリークからまた新たなポケモンを発表したいと思います」

マスコミ一同「ガヤガヤガヤガヤ!」

マスタァ「レディ……」ユビパッチン

秘書「はい」

バサァ……!

キリキザン「きりっき……」

マスコミ一同「!!!!」

パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!

マスタァ「皆さんお待ちかねのキリキザン……ついにマスターアップです!」

マスコミ一同「おおおおおおおおおおおおおお!!!」パチパチパチパチ!
 ▼ 42 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/16 23:50:33 ID:gtV2J4XU [3/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マスコミA「マスタァ氏、このキリキザンにはどんな機能が?」

マスタァ「特筆すべきはやはりなんと言っても体の刃の切れ味でしょう
庭の手入れや木の伐採、更には岩や大きな家具だって物の見事に真っ二つ
魚を捌くような繊細な作業も慌てず、騒がず、落ち着いてこなしてくれる賢い奴なんです!」

マスコミ一同「すげえええええええ!!!!」

マスタァ「更に早期購入特典として色違いカラーにできる専用の塗料もついてきます」

マスコミ一同「青い塗料!なんてすごい原作再現なんだあああ!!!」

秘書「では質疑応答に入らせていただきます」

マスコミ一同「はいはいはいはいはい!!!!」

マスタァ「ではそこの赤い髪の君」

マスコミA「お伺いしたいのですが、僕の大好きなバオッキーのポケモロイド化は……」

マスタァ「…………。じゃあ次……」

マスコミA「無視!?」
 ▼ 43 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/16 23:52:09 ID:gtV2J4XU [4/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マスコミB「キリキザンの開発お疲れ様でした。価格の方はどうなるのでしょうか」

マスタァ「高性能で最終進化系ということもあり、1,980,000円を予定しております。以前より販売しているコマタナをご購入されている方は2割引でアップグレード致します」

秘書「次の方」

マスコミC「最近ポケモロイドによる犯罪が深刻になっていますが……マスタァ氏はどのようにお考えですか?」

マスタァ「ポケモンの犯罪……」

マスコミC「はい。デデンネ型ポケモロイドを他人の家に忍ばせて電気を盗ませたり、
鳥型ポケモロイドを利用した覗きの被害、更にはハブネーク型ポケモロイドを使った傷害事件なども起きています」

マスタァ「なるほど。ポケモロイドは危険ではないのか、と?人を危険に晒すのではないか、と?」

マスコミC「はい。それに今日発表したキリキザン。それも容易に人を傷つける機能が備わってるように見えますが」

マスタァ「ふっはっはっはっはぁ〜!!!!」

マスコミ一同「!?!?!?!?!?」
 ▼ 44 らむ◆5/ep6RQbBc 19/05/16 23:57:13 ID:gtV2J4XU [5/5] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マスタァ「ポケモロイドとはナイフです」

マスコミC「!?」

マスタァ「ナイフは食べ物や細い物を切る汎用性の高い利器ですが、人の体に突き立てれば忽ち凶器となる……」

マスタァ「ポケモンも同じ。彼らのおかげで人の生活は豊かになりますが、人が『凶器になれ』と言うならポケモンはそれに従うでしょうね」

マスコミC「ふーむ……」

秘書「ではこれにて『キリキザン型ポケモロイド 発表記者会見』は終了とさせていただきます」

マスタァ「皆様、ありがとうございました」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

コツ……コツ……コツ……コツ……

マスタァ「どうだ?様子は」

研究員A「あっ、開発部長」

マスタァ「『奴』はどこに移した……」

研究員B「はい……別棟のCエリアの中に……」

マスタァ「ご苦労、後は私が見ておく……」スタスタ…

研究員A「開発部長自らが調整するなんてな」

研究員B「一体どんなポケモロイドなんだ……その『奴』って……」
 ▼ 45 メラ@フーディナイト 19/05/18 23:10:26 ID:lm1IQn/Q NGネーム登録 NGID登録 m 報告
「奴」

それはポケモロイド第一号のミュウの性能を破壊的に改修したあるポケモロイドのことだ。

彼は半年後、人の世界へと放たれ、尊厳を踏みにじられたポケモンの代表として各地のポケモロイドたちと結託し、人類へ反旗を翻した。

人々は意思を持ったポケモロイドを恐れ始める。
立ち向かうものもいたが、次々と倒れていく。

血も涙も流さず、淡々と街や人々を傷つけていく彼らをポケモンとして見ていた人間は一人もいない。

殺戮マシーン、そう認識した。

炎と硝煙に包まれた街の中、かつて人とポケモンの共存を願っていた少女の目は深く澱む。

しかし、涙は見せなかった。

「私のピカチュウが、きっとまた助けてくれる。」

そう信じて……





 ▼ 46 ースト@すごいつりざお 19/05/19 15:07:38 ID:fkMMM.rE NGネーム登録 NGID登録 m 報告
うおお!面白かったー
 ▼ 47 リュウズ@きよめのおこう 19/05/19 16:17:18 ID:.tzMjiz6 NGネーム登録 NGID登録 報告
打ち切りエンドかいな
 ▼ 48 イクン@ヒールボール 19/05/20 06:57:17 ID:6822B/ww NGネーム登録 NGID登録 m 報告
え、終わり?
 ▼ 49 ルード@スピードボール 19/05/20 07:08:12 ID:9dRQdcM2 NGネーム登録 NGID登録 報告
コテハン付いてないから偽物だろ多分
 ▼ 50 モルー@ミクルのみ 19/05/20 21:01:03 ID:2ShcKpzA NGネーム登録 NGID登録 m 報告
そんなばかな
 ▼ 51 レザード@おうじゃのしるし 19/05/20 22:51:43 ID:NL965UVU NGネーム登録 NGID登録 m 報告
どうでも良いかもだけどPokemonoid(ポケモノイド)じゃないの
 ▼ 52 ギアナ@マゴのみ 19/05/20 22:55:40 ID:EYCcoOCk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
結構おもろいやん
今からでも遅くない、やり直せ
 ▼ 53 ングース@パワーアンクル 19/05/20 22:56:09 ID:EYCcoOCk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
結構おもろいやん
今からでも遅くない、やり直せ
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