令和ウルトラセブン×ポケモンSS 「ミアレ戦線〜都会の中の侵略者〜」:ポケモンBBS(掲示板) 令和ウルトラセブン×ポケモンSS 「ミアレ戦線〜都会の中の侵略者〜」:ポケモンBBS

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令和ウルトラセブン×ポケモンSS 「ミアレ戦線〜都会の中の侵略者〜」

 ▼ 1 ロボシ・レッド 19/05/06 18:19:18 ID:dpwMSDvM [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
この物語に登場するウルトラセブンは、昭和セブン→平成セブンを経たものである。
つまり、他のウルトラマンやゾフィーなどは登場しない、セブン直系の世界なので悪しからず。
なお、主人公はモロボシ・ダン(セブン)となるため、それが嫌な方は読まない事を
オススメする。

参照 昭和ウルトラセブン(1967〜1968)・平成ウルトラセブン(1994〜2002)
 ▼ 2 ククラゲ@かなめいし 19/05/06 18:23:48 ID:ii5kHixI NGネーム登録 NGID登録 m 報告
注意とかいらないからはよ書け
 ▼ 3 ロボシ・レッド 19/05/06 18:24:38 ID:dpwMSDvM [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
プロローグ

その昔、地球を宇宙の侵略者から命懸けで守ったある宇宙人がいた。
彼の名前は、ウルトラセブン。
もともと、恒点観測員340号として地球に飛来した。そこで、地球が様々な星人や怪獣に狙われている事を知り、地球を守ることを決意する。
だが、数々の侵略者との戦いで彼の体は多くのダメージを負い限界に達した。療養のために生まれ故郷であるM78星雲に帰還する。
その後、再び地球を訪れ守護者として戦いに身を投じた。しかし、セブンの戦いは長くは続かなかった。実は、数万年前に地球の先住民と名乗る知的生命体「ノンマルト」を現地球人が侵略した上に、彼らを滅ぼした事が判明。地球防衛軍がその事実を隠蔽し、オメガファイルと呼ばれる物にそれを封印していた。宇宙の掟では、他の星への侵略は許されていないため人間に手を貸すか、ノンマルトに手を貸すか、セブンは辛い選択を迫られた。
しかし、地球や現地球人を愛していたセブンはノンマルトの守護神獣ザバンギを殺害してしまう。大罪人と見なされたセブンはM78星雲を追放され、馬の首暗黒星雲に幽閉された。
地球人たちは、オメガファイルを全宇宙に公開し自らの罪を認め反省の意志を示した。
その反省の姿が認められ、宇宙との不可侵条約が結ばれた。
その後、幽閉されていたセブンは地球人カザモリ・マサキに自分の力を与えて一体化し、脱獄して地球に帰還した…。
 ▼ 4 ロボシ・レッド 19/05/06 18:26:05 ID:dpwMSDvM [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
―ここは、ある男の心の中―

ウルトラセブン「カザモリ…本当にいいのか?」

カザモリ「ああ…もう一度地球人として生きたいんだ。我儘ばかり言ってすまない。」

セブン「いや、いいんだ。君がそれでいいなら。」

カザモリ「貴方には本当に助けられた。ありがとう。」

セブン「礼を言うのはこちらの方だ。君と一体化しなければ、これだけ地球にとどまる事は出来なかっただろう。」

カザモリ「…故郷に帰れるのか?」

セブン「僕は、先住民のノンマルトではなく君たち現地球人に手を貸した。大罪人としてM78星雲から追放された…。しかも、君と一体化した時は幽閉されていた。つまり脱獄してしまったのだ…。もう故郷には帰れない。」

カザモリ「…すまない。こんな事になってしまって…。」

セブン「君は何も気にしなくていい。僕は地球や君たち人間を守れて良かったと思っている。何も後悔はしていない。宇宙に戻っても、ずっと地球を見守っている。
    さらばだ。カザモリ。」

そう言うと、ウルトラセブンは、カザモリと分離し宇宙に飛び立って行った。

カザモリ「ありがとう。ウルトラセブン。」

カザモリは、セブンの姿が見えなくなるまで空を見ていた。


ウルトラセブンは、地球をあとにしながら心の中で考え事をしていた。

セブン(カザモリは自分の道を歩み始めた。しかし、僕には帰れる故郷がない。やはりこのまま放浪するしかないのか…それとも脱獄した事を謝って自首するか…)

その時!

ミシ…ミシ…ゴオオオオオオオオ!

セブンの目の前の宇宙空間が歪み始めた。

セブン「なっ、何だ、これは!?」

その歪んだ空間に見えない引力で引き寄せられてしまうセブン。

セブン「デュッ! デュアアアアアアアアア!!」

…やがてその空間はセブンを飲み込み跡形もなく消えてしまった。
 ▼ 5 ロボシ・レッド 19/05/06 18:30:42 ID:dpwMSDvM [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
―カロス地方・ミアレシティのハンサムハウス―

マチエール「もこお。ジャム取ってくれる?」

もこお「フニャ〜」

「もこお」と呼ばれるポケモン、ニャスパーは念力でジャムを浮かしてマチエールの元に運んだ。

マチエール「ありがとっ」

もこお「フニャ♪」

マチエールは、もこおにポケモンフーズを用意してあげて、そのあとに朝食として焼いたトーストにバターとジャムを塗り頬張った。

マチエール「最近はミアレギャングの子達も大人しいし、おっきな事件がないね。でも、      何もないのは良い事かな!」

もこお「ニャパー」

朝食を終えて、食器の片付けをしていると、インターホンが鳴った。

ピーンポーン

マチエール「はぁーい」

ガチャ

マチエールが扉を開けると、1人の少年が顔を出した。

シトロン「おはようございます。」

マチエール「おはよう、シトロン! わざわざごめんね。」

シトロン「いえいえ、大丈夫ですよ。キッチンの照明がつかない?」

マチエール「うん、そうなんだ。蛍光灯を交換してみたんだけど、つかなくて。」

シトロン「分かりました。見てみますね。少し待っていてください。」

マチエール「ありがとう。」

その時、シトロンに続いて少女が入ってきた。
シトロンの妹、ユリーカである。

ユリーカ「おはようマチエール、もこお!」

マチエール「おはよう、ユリーカ!」

もこお「ふんにゃー」

 ▼ 6 ロボシ・レッド 19/05/06 18:33:02 ID:dpwMSDvM [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
シトロン「まったく、電気を修理するだけなのに、もこおに会うと言って付いて来たん
     です。」

シトロンが苦笑交じりに説明する。

マチエール「あたしは全然構わないよ! ユリーカ、いつももこおと遊んでくれてありが      とね!」

ユリーカ「ううん、もこおとは仲良しだから! もこお、ボール遊びしよう!」

もこお「フンニャ〜♪」

ユリーカは、もこおを連れて表へ出て、ボール遊びを始めた。

シトロン「車に気をつけるんだよー」

ユリーカ「うん!」

シトロン「マチエール、これ上の方が断線してますね。交換しますね。」

マイエール「そうなんだ…。ありがとうシトロン。」

やがて、照明の修理が終わり、マチエールは2人に少し早いランチをご馳走する事に
した。
シトロンとユリーカとは、ハンサムハウスの玄関の電球の修理を依頼したのがきっかけで
親交が生まれたのだ。
もこおとの路地裏生活が長かった彼女にとっては、友達ができたのはとても嬉しい事
だった。

ユリーカ「さあ、何食べようかな〜?」

シトロン「こらこら、ユリーカ。僕たちはご馳走してもらうんだよ? マチエールに
     何でもかんでも頼んじゃダメだよ。」

ユリーカ「はーい」

マチエール「近くに喫茶店があるからそこに行こう。2人とも、遠慮しないでね!」

シトロン「すみません、マチエール。」

マチエール「ううん、いつもお世話になってるんだから。」

シトロンは頼りになるし、ユリーカも本当に良い子だなぁ。
あたしにはもったいないくらい。



何でもない平穏な日常。
…やがて、この日常を脅かす事件が起ろうとは、この時3人は思ってもみなかった。
 ▼ 7 ロボシ・レッド 19/05/06 18:35:15 ID:dpwMSDvM [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
今日のところは、これで終わります。
文字と文字の間に空間が出来てしまっているので、
次から気をつけます。
 ▼ 8 ンヂムシ@ファイヤーメモリ 19/05/06 21:50:25 ID:u1z6gft2 NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
ダン 「アンヌ!アンヌなのか?」

アンヌ 「ちがいます わたしはアンヌじゃないのです」
 ▼ 9 ロボシ・レッド 19/05/07 22:50:45 ID:dF0w9HOE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
―ミアレシティ、ミアレ出版の前―

ダン「ここは一体何処なんだ? 明らかに地球ではあるが、何か違う。」

この男の名は、モロボシ・ダン。
ウルトラセブンが地球で生活するための仮の姿である。
宇宙に突然現れた空間に飲み込まれ、気が付いたらミアレシティの路地裏に倒れ
込んでいた。
とにかく、セブンの姿ではまずいので、ダンの姿に変えたというわけである。
ここに飛ばされて来たのが深夜であり、人の目が無かったのが幸いした。
それから数時間が経過し、夜が明けて、明るくなった。

ダン「ん? あれは…」

ダンは、人と一緒にいるポケモンに目を奪われた。

ダン(何だ、あの動物は!? 見た事がない…他にも色々な動物がいる…)

ダンは、通行人の女性に色々尋ねる事にした。

ダン「すみません。ちょっとお尋ねしても宜しいですか?」

通行人「? はい。」

ダン「ここは何処なんでしょうか? それと、貴女が連れているその動物は…」

通行人「…え?…ここはミアレシティですよ? この子は私のポケモンです。
    トリミアンっていうんですよ。」

ダン「…ミアレ…シティ?…ポケモン?」

通行人「ミアレシティを知らないんですか? カロス地方で一番有名な街ですよ?」

ダン「カロス地方…ミアレシティというんですか…。」

通行人「…ええ。 現に貴方もここにいるんでしょう?」

通行人がダンを不審な目で見る。
ダンは、直感で不味いと感じた。

ダン「そうですか。ありがとうございます!」

通行人「…いえ。」
 ▼ 10 ロボシ・レッド 19/05/07 22:51:49 ID:dF0w9HOE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
通行人と別れた後、ダンは推測を始めた。

ダン(とにかくおかしい。僕はまだ見ぬ別の星に来てしまったのかもしれない。)

早く元居た場所に戻らなければ、地球が危ないと思うダンであったが、帰る方法が
分からないのだ。

ダン(しばらくはここに居て、帰る方法を探るしかないのか…)

ダンは途方に暮れるばかりだった。

ダン(とりあえず、生活費を稼ぐしかないな…いちいちセブンに変身して、
   太陽エネルギーを補給するわけにもいかない…仕事を見つけなければ。)

ダンは、自分の後ろにあるミアレ出版と書かれた施設に目を向けた。

ダン(ここで仕事がないか聞いてみようか…)

ダンは、ミアレ出版に入って行った。
 ▼ 11 ロボシ・レッド 19/05/19 14:19:43 ID:7NpkDzwY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
所長「すみません。うちは現在、人は募集してないんです。
   他を当たってもらえますか?」

ダン「そうですか…いや、ありがとうございます。お忙しいのに…」

所長「いえ、お力になれずに、申し訳ない。」

ダン「では、失礼します。」

パンジー「………」

パンジーは、ダンの背中を見送っていた。

パンジー(何か不思議な感じのする人ね…何処からいらしたのかしら?)


ダンはミアレ出版を出た。

ダン(ふむ、なかなか難しいものだな。就職も…ん?)

男性「ヤヤコマ! ヤヤコマ! どこだ!? 戻ってきてくれ!」

ダン「どうかしたんですか?」

男性「私のヤヤコマがいなくなってしまったんだ!」

ダン「ヤヤコマ…とは?」

男性「小型のオレンジ色の鳥ポケモンだよ!」

ダン「はあ…それがいなくなったと?」

男性「ああ! ボールから出してあげてたんだが、目を離したすきに…
   貴方、見かけなかったかね?」

ダンは、男性が手に持ってたいたモンスターボールを見た。

ダン「いえ…すみません。ポケモンには詳しくなくて…
   それより、そのボールの中にポケモンが入るんですか?」

男性「はあ!? 何訳わからん事を言ってるんだ! もういい! ヤヤコマァ!」

男性は行ってしまった。

ダンが周りを見渡すと人々がポケモンらしき名前を呼びながら、あちこちで
騒いでいた。

ダン(ここに何かあるのか?…いや、確か以前にもこんな事が…)

ダンは表情を険しくした。
 ▼ 12 ロボシ・レッド 19/05/19 14:40:30 ID:7NpkDzwY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
マチエール「何だか遠くから騒がしい声がするね。どうしたのかな?」

もこお「ふんにゃ」

マチエール「ちょっと様子を見てこようか?」

もこお「ふにゃっ!」


マチエールは、もこおを連れて騒がしい声の方に行った。

マチエール「あのう。どうしたんですか?」

女性「私のポケモンがいなくなっったのよ! 私だけじゃないわ! ほら!
   周りの人達も!」

女性は、自分のポケモンを探して行ってしまった。


マチエール「どうしたんだろ…何が起こってるのかな?」

もこお「ふんにゃぁ…」


その時! もこおの体にどこからか光が当てられた。

マチエール「もこお!?」

もこお「ふんにゃあああ!」

もこおは、その場から消えてしまった。

マチエール「もこお! どうして…」

マチエールは、もこおを探して走り回った。

マチエール「はあ、はあ、もこお!」


その時、マチエールに声が掛けられた。

???「君、待ちたまえ! ここは危険だ!」

マチエール「誰?」

???「君もポケモンをさらわれたのか?」

マチエール「もこおが…ニャスパーがいなくなったの…」

???「そうか…やはり奴らの仕業か。」

マチエール「奴らって!? 何か知ってるの!?」

???「今のところ、人は誘拐されてないみたいだが、奴らは何をするか
    分からない。下手に動かない方がいいだろう。」

マチエール「動くなって…もこおは、あたしの家族なんだよ!
      絶対に助け出して取り返す!」
 ▼ 13 ロボシ・レッド 19/05/19 15:05:02 ID:7NpkDzwY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
???「待て! 奴らを刺激しない方がいい。今度は人をさらうかもしれないぞ!」

マチエール「離してよ! もこおは…あたしの命より大事なの!
      だいたい奴らって誰よ!? 貴方は誰なの!?」

???「僕かい?…そう、モロボシ・ダンとでもしておこうか。」

マチエール「もろぼし…だん? ていうか、とでもしておこうかって…」

マチエールはダンを不審そうな目で見た。

ダン「それよりこっちだ!」

マチエール「あっ!」

ダンは、マチエールの手を引いて路地裏の入り口の方へ連れて行った。

マチエール「何するの!?」

ダン「いいかい? よく聞いてくれ。信じられないかもしれないが、ポケモン達を
   さらったのは恐るべき宇宙人なんだ。」

マチエール「…宇宙人?」

ダン「そうだ。奴らは別の世界の宇宙からやってきたんだろう。自分たちの研究の
   ために、標本としてポケモンを集めているんだ。そして、いずれはこの世界の
   地球を侵略するつもりなんだ。」

マチエール「宇宙人…侵略…」

ダン「うん。」

マチエールは、この男の馬鹿な話に、わなわなと震えていた。



マチエール「ふざけないで!!!」

ダン「!?」

マチエール「そんなバカな話、信じられるわけないじゃん! あたしだって
      そこまでバカじゃないもん!」

ダン「い、いや、だから…」

マチエール「もういい! もこおぉぉぉ!」

マチエールは、ダンを振り切って走り出した。

ダン「待て! 危ない! 行っちゃイカン!」

その時! 光がマチエールに当てられた。

マチエール「!? 何!?」

ダン「! しまった!」

マチエール「きゃあああ!」
 ▼ 14 ガディアンシー@ひみつのコハク 19/05/19 17:01:25 ID:wNWY3.I6 NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
続きが気になるぅ
 ▼ 15 ロボシ・レッド 19/05/25 17:05:31 ID:mSZ6Brao [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダン「あれほど言ったのに…畜生! 奴らの宇宙船はどこに…」

ダンは空へ目を凝らした。



一方…

パンジー「一体どうなってるのかしら…?」

パンジーは、街を走り回りながら不安げな表情で呟いた。

プラターヌ「パンジー君?」

パンジー「あっ! プラターヌ博士!」

プラターヌ「無事だったかね? 街中が大変な事になってるんだ!」

パンジー「はい。私も気付きました。人やポケモンが次々に消えてしまって…。」

プラターヌ「うん。とにかく危険だ! とりあえず研究所の中に入ってくれ!」

パンジー「はい、ありがとうございます。」

プラターヌ「一応、助手のデクシオとジーナには状況は伝えてある。しかし、今
      下手に帰ってくると危険だから、ミアレには入らないように伝えた
      けどね。」

パンジー「私の方も、妹のビオラには伝えました。…一体、何が起こっているんで
     しょうか?」

プラターヌ「…分からない。 何か悪い予感がする。」
 ▼ 16 ロボシ・レッド 19/05/25 17:27:02 ID:mSZ6Brao [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
マチエール「う…ううん…」

気を失っていたマチエールは目を覚ました。
そして自身は、宇宙船の中に入れられ空中に浮かされた状態になっている事に
気付いた。

辺りを見渡すと、大勢の人やポケモン達が自分と同じように浮かされている。

マチエール「ここは…どこなんだろう。一体何が…」

もこお「ふんにゃっ!」

マチエール「もこお!! 無事だったんだね! 怪我は無い!?」

もこお「ふんにゃ〜!」

もこおは、「大丈夫」と言わんばかりマチエールに笑いかけた。

マチエール「良かった…。」


その時、遠くからマチエールに声が掛けられた。

ユリーカ「マチエール!」

マチエール「ユリーカ!? ユリーカもここに連れてこられたの!?」

ユリーカ「うん! お兄ちゃんも一緒だよ!」

マチエール「えっ!?」


よく見ると、ユリーカの数メートル後ろにシトロンが浮かされているのが見えた。

シトロン「マチエール! ぶ、無事ですか!?」

マチエール「うん! あたしと、もこは大丈夫だよ!」

シトロン「良かった…僕は情けないです。こんな状態で…。」

シトロンは悔しそうな顔をした。

ユリーカ「お兄ちゃん…」

シトロン「僕はジムリーダーです! この街に何かあれば守る義務があるのに!」


マチエールもシトロンと同じ気持ちだった。

あたしだって同じだよ。
この街の平和を守るって決めたんだ。
ハンサムおじさんの分まで守るって決めたんだ!
でも、今のあたしには何も出来ない。

もこお「ふんにゃぁ…」

顔を歪めているマチエールを、もこおは心配そうに見ていた。
 ▼ 17 ロボシ・レッド 19/06/08 17:18:23 ID:puqQsutM NGネーム登録 NGID登録 報告
???「だいぶ集まったようだな」

マチエール「!?」

その時、マチエールの近くで異様な生物が姿を現した。
シラミを逆立ちさせたような、虫みたいな生物である。
見た事もない生物に、その場の人間やポケモン達は唖然としていた。

マチエール「あなたは誰!? あなたの仕業なの!?」

???「私はクール星人だ。」

マチエール「クール…星人? じゃあ、さっきの人が言ってたとおり、
      本当に宇宙人が…」

ユリーカ「うわっ! 気持ち悪い! 虫みたいじゃん!」

シトロン「ユリーカ! 余計な事言わない!」

シトロンはユリーカを注意した。

クール星人「うるさいぞ小娘! お前から先に始末してもいいんだぞ?」

ユリーカ「う…」

ユリーカは星人の言葉にたじろいだ。

マチエール「ここはどこなの!? 何でこんな事するの!?
      みんなを開放して!」

クール星人「ふんっ、やかましい…自分達の立場が分かってるのか?」

マチエール「くっ!」

クール星人「お前達には我々の研究材料として、標本になってもらう。」

マチエール「標本?」

クール星人「そう、この星の生態系を調べるのだ。人間…そしてポケモンという
      不思議な生き物をな。十分に研究した暁には、この星を我々の物にして
      植民地にする。」

マチエール「そんな事許さないんだから!…そうだ! もこお!」

もこお「ふんにゃ?」

マチエール「サイコキネシスだよ! 技マシンで覚えて練習したよね?」

もこお「ふんにゃ!」

マチエール「よーし、あいつにサイコキネシス!」

もこお「ふんにゃあああ!」

クール星人「な、何だ!? ぎ、ぎゃあああああああああああああ!!!
      #$%&!@:;./\」

クール星人は悲鳴を上げた。
 ▼ 18 ルット@マッハじてんしゃ 19/06/08 20:09:22 ID:/mUIYJtc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 19 ンリュウ@Zリング 19/06/08 22:31:22 ID:G3l2s0WQ NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
しえん
 ▼ 20 ロボシ・レッド 19/06/09 12:49:56 ID:v1sMDOCs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>18
>>19
支援ありがとうございます。
稚拙な文章しか書けませんが、何とか頑張ります。
 ▼ 21 ロボシ・レッド 19/06/09 13:10:59 ID:v1sMDOCs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダン(…見つけたぞ!)


ダンは自身の透視能力を使い、空を飛ぶクール星人の小型船を捉えた。
そして、持っていた金属の箱のフタを開け、中からカプセルのような物を
取り出す。
このカプセルには、ウルトラセブンが何らかの事情があって戦えない時、あるいは
相手の様子をうかがう時に戦わせるカプセル怪獣が入っている。


ダン「ウィンダム、頼むぞ! 行け!」


ダンは、そのカプセルを遠くに投げた。


ドカーン!!


大きな爆発音が起こり、ミアレの大通りに巨大なロボット型の怪獣が現れた。

ウィンダム「グアァァァ!」

大きな声を上げたウィンダムは、小型船を追いかける。
その小型船は、ウィンダムから逃げながらミアレタワーの方へ向って行った。


プラターヌ「な、何だあれは!?」

パンジー「ロボット!?」

プラターヌとパンジーは、目の前を走っていくウィンダムを唖然と見ていた。

プラターヌ「一体何がどうなっているんだ…?」

パンジー「私たち、これからどうなるのかしら…?」

パンジーは不安を隠せなかった。


ウィンダム「グアァァァ!」

バキッ!

ドカーン!

ウィンダムは、追いかけていた小型船に追いつき手で叩き落とした。

ダム「よし、いいぞ! ウィンダム!」

そして、別の方角からやってきたもう一つの小型船と対峙する。
 ▼ 22 シレーヌ@きのみぶくろ 19/06/09 19:56:31 ID:PnpMqARc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
がんばってください!
セブンは父の影響で好きです

 ▼ 23 カマル@モモンのみ 19/06/09 19:58:31 ID:PnpMqARc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
ポケモンはカプセル怪獣からアイデアをとりいれたみたいです
 ▼ 24 ロボシ・レッド 19/06/16 10:57:32 ID:fqGwolo2 [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>22
応援ありがとうございます。
自分も父親の影響でセブンが好きです。

>>23
はい。カプセル怪獣がルーツなのは有名な話ですよね!
 ▼ 25 ロボシ・レッド 19/06/16 11:28:18 ID:fqGwolo2 [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
もこお「ふにゃああああ!!!」


もこおは、別のクール星人が機械から出した光線を食らい、ぐったりしてしまった。


マチエール・ユリーカ「もこお!」

クール星人2「何をやってるんだ! こんな猫一匹に!」

クール星人1「あ、ああ。 す、すまん。」

クール星人2「緊急事態だ! 人間とポケモンを転送する我々の小型船が
       一機叩き落とされた!」

クール星人1「何!? な、何があったんだ!?」

クール星人2「これを見ろ! 外の映像だ!」


その画面には、小型船と対峙するウィンダムの姿があった。


ウィンダム「グアァァァ!」


クール1「これは…ウルトラセブンのカプセル怪獣!?」

クール2「ああ。その通りだ。」

クール1「と、いうことは…つまり!」

クール2「ウルトラセブンが近くにいるんだ! 非常にマズイ状況だ!」

クール1「な、何故だ!? 奴は大罪を犯して、馬の首暗黒星雲に幽閉されて
     いるんじゃないのか!?」

クール2「そのはずだったんだが…どうやら17年前に脱獄したらしい…。」

クール1「ど、どうする!? どうすればいいんだ!?」

クール2「決まってるだろう! 撤退だ! 52年前も我々の先輩が地球を侵略
     しようとしたが、上手くいかなかった。
     お前も資料を見て、よく知ってるだろう!
     ウルトラセブンの戦闘力やエネルギー値の高さは!
     奴は、色々な意味で異常だ!」

クール1「わ、分かった! すぐ準備にかかる!」

二人のクール星人は、その場から姿を消した。


ユリーカ「どうしたんだろう? なんか話し合ってたけど。」

シトロン「さあ…かなり焦ってたみたいだけど…。」

マチエール「もこお! しっかりして! もこお!」

もこおは、ぐったりしたまま動かない。
 ▼ 26 ロボシ・レッド 19/06/16 11:50:23 ID:fqGwolo2 [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ウィンダム「グアァァァ!」


ウィンダムは、対峙していた小型船に向かって、頭から光線を浴びせた。


ドカーン!


小型船は地面に落ち、爆発を起こして炎上した。


ダン「よし!」


クール2「ちっ、小賢しいロボットめ! こうしてくれる!」


ウィンダムの背後から別の小型船が現れた。


ダン「ウィンダム! うしろだ!」

ウィンダム「グアァァァ」


その小型船からウィンダムの頭に向かって光線が当てられた。


ウィンダム「グ、グアアアア!!」


ウィンダムは頭を抱え込み、倒れ込んでしまった。


ダン「くっ、ウィンダム! 戻れ!」


ウィンダムの姿は消え、ダンが持っていたカプセルに戻った。


ダン「……………」


ダンは、着ているウィンドブレイカーの左胸内ポケットに手を伸ばそうとしたが、
そこで手を止めた。


ダン(何とか、ここで生きている人達やポケモン達を救わなければ!
   しかし、ここは僕のいた世界の地球ではない…。
   大罪を犯して罪に問われた僕が、この世界の地球を救う資格があるのか…。)


ダンは悩んだ。
 ▼ 27 ロボシ・レッド 19/06/16 12:08:23 ID:fqGwolo2 [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
うわああああん!

その時、幼い女の子がイーブイを抱いて泣き叫んでいた。

ダン「!」

女の子「お父さーん! お母さーん! お父さんとお母さんを返してー!」

うわああああん!

イーブイ「ぶい、ぶい…」

女の子に抱かれたイーブイも泣いている。


ダン「………!!!!」

ダンは、その二人の姿を見てたまらなくなった。
左胸内ポケットに手を入れ、赤いゴーグル型のメガネを取り出す。
これはウルトラ・アイといい、ダンがウルトラセブンになるための変身アイテム
である。
それを自身の目に装着した。


ダン「ジュア!」


ダンの姿は変わり、元M78星雲人・ウルトラセブンが姿を現した!


セブン「デュア!!」


セブンは飛び立ち、ウィンダムを倒した小型船に向かってエメリウム光線の
熱線タイプを浴びせた。

セブン「ダアア!」

ドカーン!

小型船は破壊され、粉々になって吹っ飛んだ。
セブンは、そのままミアレタワーの近くに止めてあった、クール星人の母船に
向かって行った。
 ▼ 28 ルノリ@クラボのみ 19/06/16 20:43:08 ID:2vMMjVZU NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
がんばってください!
支援

もっと、いろんな人にみていただきたいですね!

セブンは 作者さんもお父様の影響ですか…

父がウィンダムのソフビもっていました

ダンが 普通にセブンになるのですね!
 ▼ 29 ロボシ・レッド 19/06/22 14:09:08 ID:k.Ocv0vE [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
パンジー「博士! あれは何でしょう!?」

プラターヌ「赤い…何だあれは?」

パンジー「着ぐるみのような…でも飛んでましたよね…?」

プラターヌ「…もう色々起こりすぎて、頭が追いつかない…。」


クール1「マズイ! マズイぞ! ウルトラセブンが現れた! こっちに向かって来る!」

クール2「ビーム攻撃だ! 早く発射しろ!」

クール1「りょ、了解!」


母船からウルトラセブンに向かって、光線が放たれる。
セブンは、それをかわしながら母船に向かう。


セブン「ダアァ!」


バキーン!


セブンは、そのまま母船の入り口に向かって体当たりし、中に進入した。
中へ進み、操縦席らしき空間に入る。


クール1「うわあああ! ウルトラセブン!」

クール2「くそっ!」

セブン「貴様達、人間とポケモンを開放しろ!」

クール2「う、うるさい!」


クール星人は、近くにあった機械を操作し、セブンにビームを当てる。


セブン「デュウッ!」


セブンは、ややたじろいだが、すぐに体勢を立て直す。


セブン「デュアア!」


セブンは頭に装着しているアイスラッガーを投げ、二人のクール星人をそれぞれ
真っ二つに切った。


クール1「グ…ガ…アァ…」

クール2「こ…んな…はず…で…は…」

二人のクール星人は絶命した。
 ▼ 30 ロボシ・レッド 19/06/22 14:45:30 ID:k.Ocv0vE [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
クール星人を倒したセブンは、船内を捜索し、人間とポケモンを捕えている部屋に
辿り着いた。
大勢の人間とポケモンが浮かされていた。


男性「誰か助けてくれ…私には娘が…」

女性「グスン…えっぐ…」

ヤヤコマ「…やたたぁ…」

セブン(重力調整バルブは…これか!」


セブンは、部屋の重力を回復させて人間とポケモンを床に下ろした。
いきなり現れたセブンに、人間とポケモンは怯えている。


男性「や、やめてくれ! 助けてくれ!」

女性「お願い…殺さないで…」

ニンフィア「…ふぃあぁ…」

セブン「みんな安心してくれ! 私は君たちの味方だ!
    君達を助けに来たんだ! 敵はもう倒した! 
    さあ! 早く外へ出るんだ!」


人々やポケモン達は、戸惑いつつも出口に向かい始めた。


セブン「さあ、 出るんだ! 行ってくれ! さあ!」


大方全員が出終わったが、3人と一匹のポケモンがまだ出ていなかった。


セブン「君達、どうしたんだ? 早く外へ…」

マチエール「…もこおが目を覚まさないの…もこお…」

ユリーカ「もこおぉ…」

マチエールとユリーカが泣きながら、もこおに声を掛け続けている。

シトロン「さっき宇宙人に光線を当てられてしまって、動かないんです…。」


シトロンがセブンに説明した。


セブン(この女の子はさっきの…という事はこのポケモンがニャスパー…
    もこおか。」
 ▼ 31 ロボシ・レッド 19/06/22 15:03:43 ID:k.Ocv0vE [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
セブン「分かった! 少し待ってくれ!」

マチエール「…何?」

セブン「デュウ!」


セブンは、額のビームランプからエメリウム覚醒光線を発射し、もこおに当てた。
エメリウム覚醒光線は、相手を傷付ける物ではなく、目を覚まさせる光線である。


マチエール「何するの!?」

セブン「大丈夫。目を覚まさせるだけだ。」


もこおは少しずつ動き始め、目を覚ました。


もこお「…ふ…ふにゃあ?…」

マチエール「もこお!」

ユリーカ「もこお!」

もこお「ふんにゃ〜」

マチエール「もこお!…良かった…!」


マチエールは、もこおを優しく抱きしめる。


セブン「ポケモン専門の医者はいるのかい?」

シトロン「はい。ポケモンセンターに行けばポケモンの健康状態を看てくれます。」

セブン「一応、看てもらった方がいい。いいね?」

マチエール「うん!…ありがとう…本当にありがとう!」

セブン「さあ、君達も早く脱出するんだ!」


もこおを抱いたマチエール・シトロン・ユリーカも外へ脱出した。


セブン「もう誰も残っていないか!?」


セブンは船内に呼びかけ、人やポケモンが残っていないか隅々まで調べ、
自身も外へ出た。
 ▼ 32 ロボシ・レッド 19/06/22 15:15:08 ID:k.Ocv0vE [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
セブン「デュッ!」


セブンは両手を振り上げ、自分の体を巨大化させた。


男性「何だあれは!?」

女性「さっきの奴じゃない!?」

マチエール「大きい…」

ユリーカ「すっごい大きくなっちゃったよ! お兄ちゃん!」

シトロン「ど、どんな仕組みなんだ!?」

セブン「ダア!」


セブンは、クール星人の母船を持ち上げ、空へ飛び立った。
しばらく飛んだのち、母船を空中に投げ出した。
そして、両手の人差し指と中指を額に組み、エメリウム反磁力線を出し、
母船に当てた。


ドカーン!


母船は大破し粉々になって吹っ飛んだ。
セブンはそのまま空へ向かって飛び立って行った。
 ▼ 33 ンデツンデ@タウンマップ 19/06/23 00:21:59 ID:XcL.YXqo NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 34 ロボシ・レッド 19/06/29 14:55:47 ID:W00M.tYk [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
みなさん、支援ありがとうございます。
 ▼ 35 ロボシ・レッド 19/06/29 15:27:05 ID:W00M.tYk [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
セブンが巨大化し、クール星人の母船を破壊するシーンを見て、人々やポケモン達は
唖然としていた。
そして、セブンが空へ消えて行ったあと人々の間では、今起こった事の話題で
持ち切りだった。
時間が経つにつれて、落ち着きを取り戻し、お互いの帰還を喜んでいた。

ユリーカ「あの赤いのは何だったのかな?」

シトロン「さあ…あれも宇宙人なんだろうか?」

マチエール「でもいい宇宙人なんじゃないかな。あたしたちを助けてくれたし。」

もこお「ふんにゃ」

ダンは、ミアレタワー付近にいる人やポケモンの様子を遠くから見ていた。

男性「ヤヤコマ! よかった! 無事だったんだな!」

ヤヤコマ「やたたぁ!」

ダン(さっきの男性だ…あれがヤヤコマ…再会できたんだな。)

女の子「お父さん! お母さん!」

イーブイ「ぶいぶい!」

ダンが変身する前に、イーブイを抱いて泣いていた女の子は、両親に再会できた
ようだ。

ダン(良かったな…)

その時、ダンに声が掛けられた。

パンジー「あの…貴方は先程の…」

ダン「え?」

ダンが振り返ると、ミアレ出版にいた女性がいた。
その隣には白衣をはおった男性がいる。

ダン「ああ、先程はどうも。」

パンジー「たしか…モロボシ…ダンさん…でしたよね?」

ダン「ええ、そうです。ご無事でしたか?」

パンジー「はい、私たちは大丈夫です。あっ、プラターヌ博士。
     こちら、モロボシ・ダンさんです。さっき、ウチの出版社の方に
     仕事がないか訪ねて来られたんです。

プラターヌ「そうなんだね。初めまして、モロボシさん。私はポケモンの研究を
      しているプラターヌと言います。よろしくお願いします。」

ダン「こちらこそよろしくお願いします。プラターヌ博士。」

二人は握手した。
 ▼ 36 ーデリア@ものしりメガネ 19/07/04 21:56:19 ID:LUjom47Q NGネーム登録 NGID登録 報告
終わり?
 ▼ 38 ニャット@たいようのいし 19/07/04 23:48:58 ID:iLTMf3kU NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
おもしろいです
支援
 ▼ 39 ロボシ・レッド 19/07/14 10:39:51 ID:wDq2vwOc [1/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
皆さん、支援本当にありがとうございます。
話はいくつか考えているので、何とか書けるように頑張ります。
 ▼ 40 ロボシ・レッド 19/07/14 11:02:37 ID:wDq2vwOc [2/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダン、パンジー、プラターヌの3人で帰還した人々やポケモンの様子を見て回って
いるとプラターヌに声が掛けられた。

シトロン「プラターヌ博士ー!」

プラターヌ「あっ、シトロン君! ユリーカ君も!」

シトロン、ユリーカ、マチエールの3人が近付いてきた。

プラターヌ「無事だったかね?」

シトロン「いえ、それが情けない事に…妹と一緒に宇宙人に捕まってしまって…」

パンジー「ええ!? 大丈夫だったの!?」

シトロン「はい。別の宇宙人が現れて、みんなを助けてくれたんです。
     あ、そうだ!
     博士、パンジーさん。こちらマチエールとニャスパーのもこおです。
     僕達の友人なんです。

マチエール「あの…初めまして。こんにちは。」

もこお「ふんにゃー」

プラターヌ「初めまして。ポケモンの研究をしているプラターヌです。
      噂には聞いているよ。
      ミアレシティの平和を守ってくれている女の子がいると。
      君なんだね? 」

マチエール「いえ、そんな。あたしは、ただみんなの役に立ちたくて…」

プラターヌ「それでも大変な仕事だよ。大したものだ。」

マチエール「な、なんか照れるなぁ/// ありがとうございます。」

パンジー「初めまして! ミアレ出版に勤めているパンジーといいます。
     シトロン君もやるわね! こんな可愛いガールフレンドがいるなんて。」

シトロン「ちょっ、パンジーさん! 何言ってるんですか!
     そんなんじゃありませんよ!」

ユリーカ「お兄ちゃん、焦っちゃって〜」

シトロン「ユリーカ!」

ユリーカ「あはは! ごめんごめん!」

マチエール「二人は、本当に良い友達なんです。……って!」

マチエールは、プラターヌとパンジーの背後にいる男に気付いた。

マチエール「ああっ! さっきの人!」

パンジー「えっ、ダンさんと知り合いなの?」

マチエール「はい。さっき、あたしに宇宙人の事を教えてくれたんです。」
 ▼ 41 ロボシ・レッド 19/07/14 11:27:12 ID:wDq2vwOc [3/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダン「やあ!さっきぶりだね! 大丈夫だったかい?」

マチエール「うん。ごめんなさい。忠告を聞かなくて。本当に宇宙人の仕業なんて
      思わなかった…。」

ダン「無理もない。気にしなくていいよ。」

マチエール「シトロン、ユリーカ、もこお。紹介するね。
      この人は、モロボシ・ダンさん。
      さっき宇宙人の事を教えてくれた人だよ。」
      ダンさん、こちらあたしの友達のシトロンとユリーカ。
      二人は、兄妹なの。そして、こっちがニャスパーのもこお。
      あたしの家族なんだ。」

シトロン・ユリーカ「初めまして!」

もこお「ふんにゃ〜!」

ダン「こちらこそ初めまして!」

プラターヌ「ダンさん、今回起こった事は宇宙人がやった事なんですか?
      宇宙人について、お詳しい?」

ダン「ええ、ある程度は…。」

マチエール「さっき、赤い色をした宇宙人みたいなのがいたんだけど…
      そんな宇宙人知ってる?」

シトロン「僕達を助けてくれたんです。」

ダン「ああ、ウルトラセブンの事かい?」

一同「うるとらせぶん?」

ダン「うん。僕も彼に助けてもらった事があるんだ。本人から直接聞いた。」

マチエール「ウルトラセブンか…また会えるかな? お礼言わなきゃ。」

ダン「またきっと会えるさ。彼は地球の守護者だからね。」

マチエール「地球の守護者?」

ダン「全ての宇宙人が悪いわけではないんだ。宇宙人にも色々いて、宇宙の平和を
   守るために戦う者もいるんだ。
   ウルトラセブンは…地球や地球人の味方だよ。」

ユリーカ「そっか〜、なんかヒーローみたいでカッコよかった!」

シトロン「うん。みんなのヒーローだね!」

ダン「いや、そんな。はは…。」

マチエール「何でダンさんが照れてるの?」

ダン(ギクッ!)

ダン「い、いやぁ。僕もウルトラセブンに感謝してるからね。
   自分の事のように嬉しいんだ。ははは!」

マチエール「…ふうん。そんなんだ。」
 ▼ 42 ロボシ・レッド 19/07/14 11:30:45 ID:wDq2vwOc [4/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
すみません、間違えました。
↑のマチエールのセリフ

誤 …ふうん。そんなんだ。

正 …ふうん。そうなんだ。

です。
 ▼ 43 ロボシ・レッド 19/07/14 15:33:06 ID:wDq2vwOc [5/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
その後、一同はポケモンセンターに移動し、もこおの健康状態を看てもらった。
結果は、特に異常なしとの事だったので、マチエールは胸を撫で下ろした。

ダン(これがポケモンの健康状態を看る施設なのか。立派な物だな。この広い街に
   いくつもある。おまけに旅人が泊まれるのか…。)

ダンは感心していた。
そして、プラターヌの研究所に移動し、談話が始まった。

パンジー「ダンさん、お住まいはどちらなんですか?モロボシ・ダンというお名前を
     聞くと、カントーかジョウト…それかホウエンの方かなと思ったんです
     けれど。」

ダン「…え?いや、僕はただの風来坊でして…。」

パンジー「風来坊?」

ダン「ええ。つまり旅をしていて、現在自分の家はないんですよ。
   それに今おっしゃった、どこの出身でもないんです。
   ちょっとワケ有りで…。」

ユリーカ「奥さんに追い出されたとか?www」

シトロン「ユリーカ! やめなさい! すみませんダンさん…。」

ダン「いや、構わないよ。ちなみに家族は一人もいないんだ。」

ダンは笑いながら説明する。

マチエール(あたしと同じだ…。)

マチエール「お仕事は何かやってるの?」

ダン「今は…何もやってないんだ。…以前は…そう、国を防衛する仕事をしていた
   事はあるな。」

プラターヌ「軍隊に所属していたとか、ですか?」

ダン「…まあ、そんなところです。」

ユリーカ「じゃあ、今ニート?」

シトロン「ユリーカ…いい加減にしなさい。…人には色々事情があるんだよ?」

ユリーカ「はあい。ごめんなさい。」

マチエール「ふふふ。」

プラターヌ「ダンさん、もし差し支えがなければ、しばらくこの街にとどまって
      もらえませんか?この先、また宇宙人が来るとも限りませんし…。」

ダン「…そうしたいですが、僕には住まいがないので…。

マチエール「じゃあさ、あたしともこおと一緒に、ハンサムハウスに住んだら?」

ダン「え?…ハンサム…ハウス?」

マチエール「うん。あたしともこおの家だよ。一応、事務室もあるんだけどね。」
 ▼ 44 ロボシ・レッド 19/07/14 15:50:39 ID:wDq2vwOc [6/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダン「いや、迷惑は掛けられないよ。それに君は女の子じゃないか。
   訳の分からん男が上がり込むのは不味いだろう。」

マチエール「大丈夫! 部屋は余ってるし。前はハンサムおじさんと一緒に住んでた
      事もあるし。あたしは気にしないよ。
      あっ、ハンサムおじさんっていうのは、ハンサムハウスの初代所長
      なんだ。あたしは、2代目所長。
      ハンサムおじさんは、国際警察の警察官で立派な人なの。
      あたしに、読み書きなんかを教えてくれた恩人なんだよ。」

ダン「いや、しかし…。」

パンジー「いいんじゃないかしら? むしろ女の子の一人暮らしは物騒だし、
     男の人が一人ぐらいいた方が、いいかもしれないわね。」

マチエール「うん、ダンさんがいてくれた方が心強いよ。」

ダン「そうかい?…じゃあ、お言葉に甘えようか。」

マチエール「うん! よろしく、ダンさん!」

こうして、ダンはハンサムハウスに住む事になった。
マチエールの仕事を手伝い、時々、プラターヌ研究所に通う事になった。




…そして、ここにいる一同は、またもや恐ろしい事件が起ろうとは、この時はまだ
思ってもみなかった。
 ▼ 45 ロボシ・レッド 19/07/14 15:57:29 ID:wDq2vwOc [7/7] NGネーム登録 NGID登録 報告
一応、最初の戦いはこれで終わりです。
本当は、ウルトラセブンという事で、別のサイトで書いた方が良かったのかなと
思いましたが、クロスオーバーとして、こちらに書き込ませて頂きました。
もう一つの戦いは、このスレッドで書きたいと思いますので、
このまま続けます。

もう一つの戦いが終わったら、別のスレッドを立ち上げて新たに進めていきますので、
ぜひ、ご期待下さい。
 ▼ 46 ンムー@バトルレコーダー 19/07/14 16:06:22 ID:xfw6G6Qs NGネーム登録 NGID登録 m 報告
お、更新されてる
楽しみにしてる
 ▼ 47 ロボシ・レッド 19/07/20 14:50:28 ID:ml.cCuVA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
―ある日の夜のハンサムハウス―

ダンは、マチエールにモンスターボールを見せてもらっていた。

ダン「ほう…これはなかなかの代物だな。性能も良さそうだ。」

マチエール「ダンさんは、モンスターボール見た事ないの?」

ダン「ん? あ、ああ。僕には使う機会が無かったからね。」

マチエール「ふうん。でもみんな一度は見た事あると思うんだけど…
      ダンさん、もの凄い田舎から来たんだね!」

ダン「あ、ああ。まあ、そんなところだ。」

ダンはモンスターボールをよく観察し、見つめていた。

ダン(僕が持っているカプセルとは形が違うが、機能は全く同じだ…。
   これは偶然なのか…。)

マチエール「ボールの中は快適らしいんだけど、ボールの中に入るのが嫌なポケモンも
      いるみたい。」

ダン「ふぅん。」

マチエール「もこおは、あたしのポケモンじゃないんだ。ゲットしたわけでも
      ないし。」

ダン「そうなのかい?」

マチエール「うん。あたし、路地裏生活が長くて…もこおとは、その時出会ったの。」

もこお「ふんにゃー」

ダン「…君は、もこお以外に家族はいないのか?」

マチエール「…うん。…もういないんだ。…とっくに…。」

マチエールは悲しげな顔を見せた。

ダン「…すまない。悪い事を聞いたな。」

マチエール「ううん! 全然大丈夫だよ! 今はもこおがいるし、ダンさんも来て
      くれたから寂しくないよ!」

もこお「ふんにゃ!」

ダン「そうか。」

ダンは笑って、マチエールに答えた。


その後、ダンとマチエール、もこおで食事を準備し、夕食になった。

マチエール「ふふ。もこお、おいしい?」

もこお「ふんにゃ〜♪」

その時、テレビのある特集映像が流れてきた。
 ▼ 48 ロボシ・レッド 19/07/20 16:08:56 ID:ml.cCuVA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
テレビに映っていたのは、異次元の世界に関する考察を述べた特集だった。
ダン、マチエール、もこおは、その特集映像を見ていた。

ダン「異次元の世界?」

マチエール「うーん、本当にあるのかなぁ?そんなの。
      あたし、難しい事は良く分かんないや。」

もこお「ふんにゃー」

ダンは、心の中である推測を立てていた。

ダン(…やはり、どこかしらに異次元の世界に通じる道が、宇宙空間にあったとしか
   思えん…。
   僕は、たまたまそこに通りかかり、飲み込まれてこの世界に来た…。
   これは偶然なのか…。あるいは…。

プルルルル・・・プルルルル

その時、ハンサムハウスの固定電話が鳴った。
マチエールは、それを取りに行く。

マチエール「はあい。こんばんわ。ハンサムハウスです。
      …はい。…はい。…
      ええ!? 喧嘩!?」

ダンはマチエールの声に振り向いた。

マチエール「分かりました! すぐに行きます!」

ガチャッ

ダン「どうかしたのかい?」

マチエール「ミアレギャングの子達が喧嘩してるんだって。
      ちょっと行って来るね。」

ダン「待て! 一人では危険だ! 僕も行こう!」

マチエール「え?大丈夫だよ。よくある事だから。
      ダンさんは、もこおと御留守番してて。」

ダン「いや、何かあってはいけない。念のため僕も行こう。」

マチエール「ダンさん…うん、ありがとう! ちょっと準備するから待ってて!」

そう言うと、マチエールは自分の部屋に向かった。

ダン「…準備?」

マチエールは戦闘服を装着し、部屋から出てきた。

マチエール「お待たせ!」

ダン「マチエール、それは?」

マチエール「イクスパンションスーツっていうんだ。筋力を強化して、身体能力を
      高めてくれるの。さあ、行こう!」

ダン「あ、ああ。」
 ▼ 49 ロボシ・レッド 19/07/27 13:46:32 ID:P6YUMyhQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
こうして、ダンとマチエールはミアレシティに起こるトラブルを解決する日々を
送るのだった。
マチエールは、ダンが格闘慣れしていたので感心していた。

マチエール「さすが元軍人さんだね! あんなに強いとは思わなかった。」

ダン「いや、それほどではないよ。」

マチエール「でも、ダンさんの掛け声ってウルトラセブンみたいだね!
      ジュッ、とか、ジュアって言うじゃない?」

ダン(ギクッ)「あ、ああ。僕もウルトラセブンの戦いぶりを見てきたからね。
        それを参考に、戦いに取り入れたりしてたんだ。
        似てしまったのかなぁ。ははは!」

マチエール「ふぅん。そうなんだ!」

ダン(ふう…。気をつけないと正体がバレそうだな。)
 ▼ 50 ロボシ・レッド 19/07/27 14:41:47 ID:P6YUMyhQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダンがこの世界に来て、2週間が経った。
未だ元の世界に戻る方法が見つけられないダンは、この日プラターヌ研究所に
出向いていた。

ダン「えっ、博士! 異次元の世界の存在は実際に確認されているんですか?」

プラターヌ「ええ。私は実際に見た事も、行った事もないので何とも言えませんが、
      実際にあるようです。それに何種類もあるそうです。」

ダン「何種類も?」

プラターヌ「ええ。まず、『破れた世界』…つまり反転世界とも呼べるものです。
      ここはカロス地方ですが、遠く離れた異国にシンオウ地方という場所が
      あります。
      シンオウ地方には3体の伝説のポケモンがいると言われています。
      ディアルガ、パルキア…そしてギラティナというポケモンです。
      この3体のポケモン達は同時に生まれたのですが、ギラティナは相当の
      暴れ者だったので、創造神によって現実の世界の裏側に追放されました。
      これが『破れた世界』です。その世界では現実の常識が一切通用しない
      そうです。重力なども滅茶苦茶で、頭が下…下半身の方が上になる…
      などです。ギラティナはたった1体でそこに住み、こちらの現実世界を
      見守っていると言われています。」

ダン「…なるほど。」

プラターヌ「あとは…そうですね…。『並行世界』というものもあるそうです。

ダン「並行世界?」

プラターヌ「ええ。イメージ的には、自分とまったく同じ人間、同じ世界がもう一つ
      あるという感じです。例えば、私とダンさんは今こうやってお話して
      いますが、別の世界でも私とダンさんが会話しているというものです。
      何とも不思議な感じがしますが、少し難しいですね…。」

ダン「…色々あるんですね。」

プラターヌ「ええ。でもダンさん。どうして急に異次元の世界の事を?」

ダン「…少し興味があったので。でも割と普通に認知されているとは思いません
   でした。」

プラターヌ「私はポケモンの研究家ですが、そのような世界があれば見てみたですね。
      危険かもしれませんが。」

ダン「僕も見てみたい気持ちになりますね。」
 ▼ 51 ーディ@どくバリ 19/07/28 01:24:30 ID:oACoccyQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 52 ディアン@セシナのみ 19/07/28 07:55:15 ID:Z8cMieTg NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 53 ロボシ・レッド 19/07/28 13:30:21 ID:CD2wr3vE NGネーム登録 NGID登録 報告
ダン「あの…博士。例えば、宇宙空間にも異次元の世界はあるのでしょうか?」

プラターヌ「え?」

ダン「いや…この間、宇宙人が現れましたから。ウルトラセブンもそうですが。
   もし、宇宙に異次元の世界に通じる道があれば、それもありえるのかな、と。」

プラターヌ「…そうですね。その可能性はありますね。実際、宇宙からやってきた
      とされるポケモンもいます。」

ダン「えっ!? 本当ですか?」

プラターヌ「ええ。ちょっと待って下さい。」

プラターヌは、ポケモンの資料を持ってきてダンに見せた。

プラターヌ「例えば、このピッピは宇宙から来たとされています。このポケモンは、
      ピクシーというポケモンに進化するのですが、その際、『つきのいし』と
      いわれる石を与えると進化します。
      この石は月から降ってきたのではないかとされています。
      ここから、これまた遠く離れたカントー地方という地方があるのですが、
      そこにニビシティという街があって、ニビ科学博物館という博物館が
      あります。ここには、『スペースシャトル・コロンビア号』という宇宙船
      が展示されていて、月から持ち帰った『つきのいし』も一緒に展示されて
      いますね。
      調べたところ、この『つきのいし』と地球上にある『つきのいし』は、
      ほぼ同じ物であるということが分かりました。
      つまり、ピッピは元々、月からやってきたといわれるワケです。」

ダン「なるほど。そうなんですね。」

プラターヌ「はい。ダンさんが言うように、宇宙にもし異次元の世界があるなら、
      宇宙人もそこを通ってきたのかもしれませんね。」

ダン「………。」

その時、プラターヌに声が掛けられた。

助手「プラターヌ博士。デクシオさんとジーナさんが来ましたよ。」

プラターヌ「おお、そうかい。分かった!」

そして、二人の男女が入ってきた。

少年の方は、金色の髪をした中々のイケメンである。
もう一人の少女は、褐色の肌をしたエキゾチックな美人である。

プラターヌ「ご苦労さん。今、お客さんが来てるんだ。こちら、モロボシ・ダンさん
      だよ。宇宙人に詳しい人なんだ。ダンさん、この二人は私の助手で、
      デクシオとジーナです。」

ダン「初めまして。モロボシ・ダンです。よろしく。」

デクシオ「初めまして。デクシオと言います。よろしくお願いします。」

ジーナ「初めまして! 麗しいあたくしの麗しい名前はジーナ!…
    よろしくお願いしますわ!」

ダン「あ、ああ。よろしく。」
 ▼ 54 ロボシ・レッド 19/08/04 16:22:56 ID:j50Yu4xY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダン(お嬢様みたいな子だな…悪い女の子ではなさそうだが…)

デクシオ「博士。宇宙人についてはその後何か動きはあったのですか?」

プラターヌ「いや、今のところは何もないよ。ただ、別の宇宙人がまたやってくる
      可能性もあるから、用心しないとね。」

ジーナ「何故、急に宇宙人が現れたのでしょうか?」

博士「その事だがね。今ダンさんと話してたんだが、宇宙空間に異次元の世界に通じる
   道があったんじゃないかと推測していたんだ。」

デクシオ「異次元の世界ですか…。」

博士「うん。この街だけじゃなく、別の街も…いや、世界中に危険が迫っているかも
   しれないな…。」

デクシオ「それで…例の、ウルトラセブンについてですが、あれも宇宙人なのですか。」

ダン「うん。そうだよ。」

ジーナ「…危険な宇宙人かもしれないわね。」

ダン「え?」

ジーナ「人間やポケモンでさえ、対処しきれなかった宇宙人をいとも簡単に退治したり、
    光線のようなものを出して、円盤を粉々に破壊するなんて…
    どう考えても普通じゃありませんわ。」

ダン「…彼は宇宙の平和を守る宇宙人だ。…決して害はないよ。」

ジーナ「信用しきれませんわ。」

デクシオ「確かにそうだね。この街の人々やポケモンを助けたのは演技かも
     しれないし。博士、闇雲に信用するのは危険だと思います。」

プラターヌ「うーん…。」

ダン「………」

ダンは正直、デクシオやジーナの言葉にショックを受けた。
しかし、いきなり現れた宇宙人を信用しろというのは無理があるかもしれない。
こればかりは、ダン自身にもどうしようもなかった。
いたたまれなくなったダンは、ハンサムハウスに帰る事にした。

ダン「すみません博士。僕はそろそろ失礼します。」

プラターヌ「え? あ、そうですか? ゆっくりしていかれたらいいのに。」

ダン「いえ、マチエールと食事を作らなければならないので、もう行かないと。」

プラターヌ「そうですか。またいつでも来てください。」

ダン「はい。ありがとうございます。それでは…」

ジーナ「……」
 ▼ 55 ロボシ・レッド 19/08/04 16:49:00 ID:j50Yu4xY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダンが出て行ったあと…

ジーナ「博士。あのモロボシ・ダンという人は、本当に信用出来るのですか?」

プラターヌ「え?」

デクシオ「そうですよ。宇宙人に詳しい人間なんて聞いた事がありません。
     もしかすると宇宙人の仲間で、何か企んでいるんじゃないですか?
     冷静に考えれば、そうも考えられます。」

プラターヌ「いや、そんな事はないと思うがね…。」

ジーナ「…」

デクシオとジーナは、プラターヌに調査報告を済ませ、研究所を後にした。

ジーナ「デクシオ、やはり信用なりませんわ。あの人。あたくし達で見張った方が
    よろしくなくて?」

デクシオ「そうだね。しばらくはミアレに留まった方が良さそうだね。」



ガチャッ

マチエール「おかえりー。」

もこお「ふんにゃー」

ダン「…ああ、ただいま…」

マチエール「どうしたの?元気ないね。」

ダン「いや! そんな事はないよ! さあ、ご飯にしよう!」

マチエール「うん!」


その夜、ダンは部屋で考え事をしていた。

ダン(僕は…僕がこれまでやってきた事は正しかったのだろうか?
   美しい地球や、そこで必死に生きる地球人が好きだった。
   だが、ノンマルトという先住民がいた。
   人間の方が侵略者だったと…
   こちらの世界の地球はどうなのだろう?
   僕が、こちらの世界の地球に干渉する事は正しいのだろうか?
   
   …もし、こちらの地球人も侵略者だったとしたら…
   …もし、先住民を名乗る者が現れたら…
   その時、僕はどうすればいいんだ?
   


夜は静かにふけていく…
 ▼ 56 ロボシ・レッド 19/08/04 16:52:36 ID:j50Yu4xY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
うーん、やはりジーナの言葉使いが難しいですね。
何とか頑張って進めます。
 ▼ 57 ンゴロ@モンスターボール 19/08/04 22:34:55 ID:CsaUJTo2 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 58 ガミュウツーY@しんぴのしずく 19/08/04 22:36:14 ID:6qe2Faco NGネーム登録 NGID登録 [s] m 報告
しえん
 ▼ 59 ネボー@がんせきプレート 19/08/07 16:45:09 ID:LtWktJ8E NGネーム登録 NGID登録 m 報告
応援するぞ!
 ▼ 60 ロボシ・レッド 19/08/18 10:44:27 ID:UAhk1AbM [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
数日後…

シトロン、ユリーカの二人はプラターヌ研究所に出向いていた。


プラターヌ「不審な飛行物体?」

シトロン「はい。最近、ミアレシティ上空で確認されているんです。」

ユリーカ「また宇宙人が来たのかな?」

シトロン「分からない…。でも、その可能性はあるね。
     博士、用心した方がいいと思います。」

プラターヌ「そうだね…。私の方も出来る限り調べてみるよ。」


一方、こちらはハンサムハウス近く―

ジーナ「…今のところ、何の動きもありませんわね。」

デクシオ「寝てるんじゃない?まだ朝早いし…。ふああ」

デクシオはジーナに返答しながら大あくびをした。

ジーナ「デクシオ! まったく貴方って人は! 緊張感というものを持ち合わせて
    いませんの!?」

デクシオ「だって朝早いし…。」

ジーナ「まったく!」


デクシオとジーナは、モロボシ・ダンを監視するために連日張り込んでいた。
分かったのは、マチエールという少女と「もこお」というニックネームのニャスパーと
住んでいるという事だった。


デクシオ「あのダンていう人は、本来は旅をしている風来坊らしいね。」

ジーナ「そのようですわね。」

デクシオ「普通に生活しているように見えるけど、良い人かもしれないね。」

ジーナ「貴方、先日言っていた事と逆ではないの! あたくしたちを油断させるための
    演技かもしれないわ!」

デクシオ「でもさぁ…全然変な動きとかしてないじゃないか。」

ジーナ「っ! それは…そうかもしれませんけれど…」


ガチャッ


デクシオ「あっ! 出てきた!」

ジーナ「えっ!?」
 ▼ 61 ロボシ・レッド 19/08/18 11:00:15 ID:UAhk1AbM [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
デクシオは、ジーナの手を引いて隠れようとした。

デクシオ「ジーナ! こっち!」

ジーナ「あっ!」

二人は間一髪、隠れる事に成功した。


ダン「じゃあ、街を少し見回ってみるよ。」

マチエール「道、迷わない?」

ダン「うん、大丈夫だよ! 分からなかったら周りの人に聞くよ。」

マチエール「分かった! 気をつけてね!」

ダン「ああ!」

ダンは、ミアレシティの街を気分転換に散策する事にした。
それともう一つ目的があった…。


デクシオ「あの人出掛けたよ! 追いかけよう!」

ジーナ「…デクシオ。」

デクシオ「え? 何?」

デクシオが振り向くと、ジーナが少し顔を赤らめていた。

ジーナ「貴方、いつまであたくしの手を握っているの?」

デクシオ「えっ!? あっ! ご、ごめん!」

デクシオは、ジーナの手を握ったままだったのだ。
すかさず、パッと手を離した。

ジーナ「…まったく…。」

ジーナはデクシオから目を離した。

デクシオ「ごめん…。」

すると、ジーナは再びデクシオの方に目を向けた。
まだ少し顔が赤い。

ジーナ「ほら! 行きますわよ!」

デクシオ「う、うん。」


二人はダンの尾行を始めた。
 ▼ 62 ロボシ・レッド 19/08/25 15:56:14 ID:T7H6Vot. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダンは、ミアレシティの街を見て回っていた。
この街は、カロス地方の中心街であり、上空からもよく目立つだろう。
様々な方角の道路から、この街に入れるようになっている。

ダン(ふむ。街と道路を繋ぐ門のような物を『ゲート』というのか。)

ダンは、13番道路に続くゲートを見ながら心の中で呟いた。
この先は、『ミアレの荒野』という荒野があり、その土地の中に『カロス発電所』と
いう施設がある。

ダン(僕はここに来てから、この街から出た事がない。しかし、街の外がどうなって
   いるか分からないから、下手に出ない方がいいかもしれないな…。)

ジーナ「あの人、ゲートを見てますわね。」

デクシオ「そうだね。街を出るつもりなのかな?」

ジーナとデクシオは、ダンの様子を見ながら話していた。

ダン(360度円形にいくつかのゲートがある。ゲートは封鎖できるようにはなって
   いるが、上空から宇宙人が降りたら防ぎようがないな…。
   あの中心にある大きなタワーもかなり目立つ。
   それに、見るからに電力も豊富だ。
   クール星人が目をつけたのも納得できるな。)

その時、ダンに声が掛けられた。

シトロン「あれ? ダンさん?」

ダン「ん?」

ダンが声がした方向を見ると、シトロンとユリーカが立っていた。

ダン「やあ、おはよう。」

シトロン「おはようございます。」

ユリーカ「おはよう!ダンさん!」

シトロン「こんなに朝早くからどうしたんですか?」

ダン「いや、少し散歩しようと思ってね。二人はどうしたんだい?」

シトロン「この先にある、『カロス発電所』に用事があって…。
     僕はジムリーダーですが、電気関係の仕事もしてるので。」

ダン「そうか。まだそんな年齢なのに大したものだな。」

シトロン「いえいえ。そんなに大した事ではありませんよ。」

ユリーカ「お兄ちゃん、電気だけじゃなくて色んな発明してるの。
     失敗ばっかしてるけどねw」

シトロン「ユリーカ、失敗は余計だよ。」

ユリーカ「へへ。」

ダン「そうか。」

ダンは笑いながら答えた。
 ▼ 63 ガルカリオ@こうこうのしっぽ 19/08/25 15:58:51 ID:uW22avmE NGネーム登録 NGID登録 報告
瞳の中の暗殺者?
 ▼ 64 プ・レヒレ@クラボのみ 19/08/25 16:00:09 ID:cP6MR18U NGネーム登録 NGID登録 m 報告
時が経ってますます人間通しがお互いを信用しなくなりましたね
 ▼ 65 ロボシ・レッド 19/08/25 16:21:35 ID:T7H6Vot. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユリーカ「その仕事のあと、喫茶店で朝ごはん食べるからあたしもついて来たの!」

シトロン「まったく…家で待ってればいいのに。」

ユリーカ「いいじゃん!見学見学!」

ダンはシトロンに話しかけた。

ダン「シトロン。もし良かったら、僕もその発電所に連れて行ってくれないか?」

シトロン「え?」

ダン「僕はここに来てまだ日が浅い。この街の外側がどうなっているか、
   よく知らないんだ。色んなものを見て回りたいんだ。」

シトロン「そうですか。いいですよ! ただ、少しだけ時間が掛かるのでユリーカと
     一緒に待っていて頂けますか?」

ダン「もちろん! ありがとう!」

シトロン「では行きましょうか。」

ダン「うん。」

シトロン、ユリーカ、ダンの3人はゲートの外へ歩いて行った。

デクシオ「あっ! 街を出るよ。」

ジーナ「この先はカロス発電所ですけど…。」

デクシオ「それにしても、シトロン君とユリーカちゃんがあの人と知り合いだった
     とはね。」

ジーナ「おそらく博士経由で知り合ったのでしょう。後を追いましょう!

デクシオ「うん。」

デクシオとジーナもゲートの外へ向かった。
 ▼ 66 ロボシ・レッド 19/08/25 16:28:22 ID:T7H6Vot. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>63
すみません。某映画とは全く関連性はないんです。
サブタイトルが似た感じになってしまいました。
申し訳ないです。
 ▼ 67 ロボシ・レッド 19/09/01 16:05:23 ID:JtoUEdyk [1/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
シトロン・ユリーカ・ダンの3人は13番道路、つまり『ミアレの荒野』を通り
カロス発電所の方向に進んでいた。
ここは強い風が吹いており、体が流されそうになる事もある。

ダン「ずいぶん風の強い場所だな。」

シトロン「ここは粘土質の赤土で出来た土地なんです。そのため草木が育たず、
     発電所を造るのに適した場所なんです。」

ダン「…なるほどな。」

シトロン「僕の後に続いて歩いて下さい。ここは時々、地面タイプのポケモンが飛び
     出してきますから。ポケモンを連れておられないダンさんは少々危険です
     ので。」

ダン「分かった。」

3人がそのまま舗装された道を進んでいくと、発電所の入り口が見えてきた。

ダン「立派な発電所だな。」

シトロン「さあ、入りましょう。」

ガチャッ

3人が入ると、発電所の女性職員が出迎えてくれた。

職員「おはよう。シトロン君、ユリーカちゃん。」

シトロン「おはようございます。」

ユリーカ「おはようございます!」

職員「御苦労さま。…えっと、シトロン君。そちらの方は?」

シトロン「あ、こちらはモロボシ・ダンさんです。異国のご出身で、つい先日カロスの
     方へ来られたばかりなんです。発電所を見学したいとおっしゃっていて…。
     よろしいですか?」

職員「ええ。構わないわよ。あっ!でもコンピューターの方には手を触れないように
   して下さい。不具合の原因になったりしますので…。」

ダン「分かりました。ありがとうございます。」

ダンは快く答えると、施設内を見渡した。

ダン「ミアレシティの電力はここから来ているんですか?」

職員「そうですよ。街のほとんどの電力はここから供給されています。これも、
   シトロン君の尽力があってこそなんです!」

ダン「そうなんですね。やっぱり凄いな君は。」

ダンに褒められたシトロンは、照れくさそうに答える。

シトロン「いえいえ、僕なんて…職員の皆さんが頑張っておられるからこそですよ。
     それじゃダンさん。僕は仕事を終わらせてきますから、待っていて下さい。」

ダン「分かった。」

シトロンは施設内に向かって入って行った。
 ▼ 68 ロボシ・レッド 19/09/01 16:16:35 ID:JtoUEdyk [2/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダンは、ユリーカと一緒に入り口近くで待つことにした。

ダン「君のお兄さんは凄く優秀だな。」

ユリーカ「はは。失敗も多いけどねw これでお嫁さんになってくれる人が見つかれば      万々歳なんだけど。」

ダン「…はは。」

ダンは苦笑交じりに答える。

ユリーカ「ダンさん、あたしトイレに行ってきてもいい?」

ダン「ああ、いいよ。ここで待ってる。」

ユリーカ「ありがとう。行ってくる!」

ユリーカはそう言うと、走って行った。


数分後…


ユリーカは、トイレから出てくるとダンの所へ戻ろうとした。

その時、左側の通路の奥から何やら奇妙な音が聴こえてきた。


ギャアァァ……ギャアァァ

ユリーカ「…何?…誰かいるの?」

ユリーカは不思議に思いながら、左側の通路の奥へ恐る恐る近付いて行った…。
 ▼ 69 ロボシ・レッド 19/09/01 16:39:02 ID:JtoUEdyk [3/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ダン「………」

ユリーカがトイレに向かって行ってから、約40分ほどが経過していた。

ダン(おかしいな…。あまりに遅すぎる…。)

ダンは表情を強張らせながら、ユリーカが向かった方向へ目を向けた。
その時、仕事を終わらせたシトロンが帰ってきた。

シトロン「ダンさん、お待たせしました!…あれ、ユリーカは?」

ダン「トイレに行くと言ったきり戻って来ないんだ。もう40分は過ぎてる。」

シトロン「え!?」

ダン「今からトイレの方へ行って、外からユリーカに声を掛けようかと思って
   いたんだ。」

シトロン「そうですか。僕も一緒に行きます。すみません、うちの妹が…。」

ダン「いや、気にしなくていい。何もなければそれでいいんだ。お腹を壊しただけなら
   病院へ行けばいいしね。」

ダンとシトロンはトイレの方へ向って行った。


一方、こちらは発電所の外

ジーナ「ずいぶん長いですわね。シトロン君の力量ならすぐに仕事を終わらせられる
    はずですのに。」

デクシオ「何か設備的なトラブルがあったのかもしれないね。」

ジーナ「何事もなければいいのですけど…。」

ジーナはやや心配そうに発電所の入り口を見つめていた。


トイレに到着したダンとシトロンは、中にいるであろうユリーカに声を掛けた。

シトロン「ユリーカ! いるかい? 仕事終わったよ!」

ダン「大丈夫かい? お腹が痛いのかい?」

シトロン「ユリーカ?」

ダン「ユリーカ?」

二人が声を掛けるが、一向に返事がない。

ダン「倒れているんじゃないか?」

シトロン「ユリーカ!?」

ダン「緊急事態だ! 中に入ろう!」

シトロン「は、はい!」

二人はトイレに突入しようとした。
その時、二人に声が掛けられた。
 ▼ 70 ロボシ・レッド 19/09/01 16:57:44 ID:JtoUEdyk [4/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユリーカ「…お兄ちゃん?…ダンさん?」

二人が振り向くと、そこにはユリーカが立っていた。

シトロン「ユリーカ!? 何処に居たんだい!? 心配したんだよ!?」

ユリーカ「………」

ダン「大丈夫かい?」

ユリーカ「…うん。」

シトロン「まったく…ダンさんにまで心配掛けて…一人であちこち行っちゃ
     駄目じゃないか。」

シトロンはユリーカを注意する。

ユリーカ「…ごめんなさい。」

ダン「とにかく、無事で良かったよ! シトロン、そんなに責めないであげてくれ。
   待ちくたびれて暇だったんだろう。そうだね?ユリーカ?」

ユリーカ「………」

ユリーカは無表情のまま、ダンの方へ目を向けた。

ダン「!?」

ダンはユリーカの様子がおかしい事に気付いた。

シトロン「さあ、帰りましょうか。朝ご飯も食べないと…。」

3人は施設の入り口に向かって歩いた。

ダン(………)

ダンは、ユリーカの方へ目を向けた。

ダン(あの目は、どうみても人間の目ではない。…まさか…)

ダンは思い切って、ユリーカに質問する事にした。





ダン「ユリーカは何処へやった?」

シトロンは、え?、という表情で振り向きダンを見た。

シトロン「ダンさん? 何言ってるんですか? どうしたんですか?」

質問されたユリーカは、ゆっくりダンの方へ向き、焦点の合ってない目で、
突き刺すように見つめる。

ダン「質問に答えろ! 本物のユリーカは何処へやった!?」

ユリーカ「………」

ユリーカは答えない。
 ▼ 71 ロボシ・レッド 19/09/01 17:18:59 ID:JtoUEdyk [5/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
じり、じり…

ユリーカはゆっくり後ずさりすると、回れ右をして猛スピードで走り出した。

シトロン「ユリーカ!?」

ダン「待て!」

二人はユリーカを追いかけた。
ユリーカが次の角を曲がり、二人もそれに続いた。


その時!

二人が角を曲がると、そこには距離を空けてユリーカが待ち構えていた。

ダン・シトロン「!!」


ガパアァ

ドン!ドン!ドン!

ユリーカが口を開けて、球体型の光線を発射した。

シトロン「うわあああ!!」

ダン「くっ!!」

ダンはシトロンの手を引き、来た道を猛スピードで引き返した。
二人は走りながら話す。

ダン「早く! 外に出るんだ!」

シトロン「だ、ダンさん!
 ▼ 72 ロボシ・レッド 19/09/01 17:30:08 ID:JtoUEdyk [6/6] NGネーム登録 NGID登録 報告
ユリーカの放った光線は施設の壁に直撃し、破壊された。
同時に火災が発生した。



ウー!ウー!ウー!


施設内に警報音が鳴り響く。

男性職員「何だ!? どうしたんだ!?」

女性職員「一体どうしたの!?」



シトロン「だ、ダンさん! どういう事なんですか!? 妹はどうして…。」

ダン「あれはユリーカじゃない! おそらくアイロス星人という宇宙人が変身している
   偽物だ!」

シトロン「ええ!?」

ダン(僕が一緒にトイレに付き添っていれば…迂闊だった!)

ダンは走りながら、心の中で悔んでいた。

シトロン「ゆ、ユリーカは!? ユリーカは何処へ行ってしまったんでしょう!?」

ダン「おそらく奴らに捕まっているんだろう! 何とかして助けなければ…!
   しかし、今は分が悪い! とにかく一旦外へ脱出するんだ!」

シトロン「は、はい!」

二人は、職員達がいる入り口に向かって走って行った。
 ▼ 73 ロボシ・レッド 19/09/07 09:55:49 ID:DHsA3KTo [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
奥から駆け込んできたダンとシトロンは、職員達と合流した。

女性職員「ど、どうしたんですか!? 一体!?」

男性職員「火事が起こったんですか!?」

ダン「中に宇宙人がいます! ユリーカが捕まりました!」

女性職員「ええ!?」

ダン「ここは危険です! 皆さん、外へ出て、出来るだけ遠くへ離れて下さい!」

シトロン「ユリーカ…!」

シトロンは後ろを振り向き、立ち止った。

ダン「シトロン! 気持ちは分かるが、今は脱出が優先だ! 早く行こう!」

シトロン「…!…はい…。」


バアアアーン!!!

いきなり発電所の入り口が勢いよく開けられた。
それを見て、デクシオとジーナは驚いた。


ジーナ「え!?」

デクシオ「何だ!?」

中から、発電所の職員、シトロンとダンが飛び出してきた。
全員、発電所から離れようと走り出した。
デクシオとジーナは、それに駆け寄る。


デクシオ「シトロン君! どうしたんだい!?」

シトロン「ジーナさん!? デクシオさん!? どうしてこんなところに!?」

ジーナ「…あ、い、いえ。 あたくし達は荒野のポケモンの現在の様子を調査して
    いたのです。それより、何があったのですか?」

ダンを尾行していたとは言う訳にもいかないので、ジーナはすかさず誤魔化した。

シトロン「中に宇宙人が現れて、襲い掛かって来たんです! 僕の妹が捕まって
     しまって…。」

ジーナ「ええ!?」

デクシオ「本当に!?」

ダン「二人とも、僕達と一緒に行こう! 早く離れるんだ!」

ジーナ「わ、分かりました!」

デクシオ「りょ、了解です!」

デクシオとジーナは、ダン達と一緒に発電所を離れた。
 ▼ 74 ロボシ・レッド 19/09/07 10:32:14 ID:DHsA3KTo [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
全員がミアレシティの方向に向かって走っていた時、発電所の近くから円盤が飛び
出してきた。
円盤は、ダン達に向かって飛んできた。
ダンは振り返り、それを確認する。

ダン(いつの間にあんな物を…人間の目では見えないようにするフィルターをかけて
   いたのか…。)

宇宙船が、ダン達に向かって光線を放ってくる。


ビュン、ビュン!

ドカーン! ドカーン!


女性職員「きゃあああ!」

男性職員「わあああ!」

シトロン「くっ!」

シトロンは、所持していたモンスターボールを手に取り、それを投げた。

シトロン「レントラー! お願いします!」

ポン!

レントラー「ウオォォン!」

シトロンの手持ち、レントラーが現れた。

シトロン「皆さんはそのままミアレシティの方へ走って下さい!
レントラー! あの円盤に向かってスピードスターです!」

レントラ「ウワォォォ…ウオォォォン!!」


レントラーが放ったスピードスターは、円盤に直撃した! しかし…

カキッ、カキーン!

宇宙船は傷一つ負っていない。
バリアーを張っているのだ。

シトロン「そ、そんな!?」

ビュン、ビュン!

宇宙船が反撃してきた。
光線は地面を直撃し、近くにいたレントラーは弾き飛ばされた。

レントラー「ウオォォォン!!!」

ドサッ!

レントラーは地面に投げ出された。

シトロン「レントラー!」
 ▼ 75 ロボシ・レッド 19/09/08 15:04:16 ID:piFsbXqQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
その時、円盤から声が聴こえて来た。

アイロス「人間諸君。 発電所は我々が占拠した。こちらで人間の娘を一人預かって
     いる。返して欲しければ、このミアレシティという街を放棄し、我々に
     提供せよ。
     繰り返す。娘を返して欲しければ、発電所と街を放棄せよ。」

シトロン「何だって!?」

ダン「………」

アイロス「4時間以内に返答がなければ、娘の命は無い。君達の賢明な判断を期待して
     いる。」

そう言うと、円盤は再び発電所の近くへ引き上げて行った。


シトロン「ユリーカ…! すまない。僕がしっかりしていないばっかりに!」

ダン「…シトロン。君のせいじゃない。とりあえず、ミアレシティに戻ろう。」


一行はそのままミアレシティのゲートに向かって行った。
 ▼ 76 ロボシ・レッド 19/09/08 15:19:14 ID:piFsbXqQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
ミアレシティに戻った一行は、とりあえずポケモンセンターに向かう事にした。
シトロンは傷付いたレントラーを看てもらっていた。
デクシオとジーナはプラターヌ博士に状況を報告するために、研究所へ向かった。
ダンは、ハンサムハウスに電話し、マチエールに今の状況を伝えていた…。

マチエール「ええ!? ユリーカが!?」

ダン「ああ…。僕がもう少し気をつけていれば…。迂闊だった。4時間以内に発電所と
   ミアレシティの放棄を伝えなければ、ユリーカを殺すと言っている。」

マチエール「…そんな。」

ダン「しかし、奴らの思い通りにさせる訳にはいかない。何としても、街と発電所を
   守り、ユリーカを助け出さなければならない。僕が何とかする。」

マチエール「ダンさん! あたしも手伝う! ユリーカは大切なお友達だもん!
      このまま留守番してられないよ!」

ダン「いや、駄目だ! 危険だ!」

マチエール「ううん! あたしはこの街を守るって、ハンサムおじさんと約束した!
      お願い! あたしに出来る事があったら手伝わせて!」

ダン「…分かった。 僕はあとでシトロンと一緒にプラターヌ博士の研究所に向かう。
   そこで合流しよう。」

マチエール「うん! 分かった!」
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