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フシギダネ「絶対フレア団に復讐する」

 ▼ 1 ツロイド@こうかくレンズ 19/05/07 20:03:10 ID:8ysgAFFw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(……め……い…)

なんだ

(……目覚めなさい…)

声が聞こえる
誰の声かはわからねえ

(……目覚めなさい…)

ああ?

(……アナタは1度死んで蘇ったのです…)

…ああ、俺死んだのか

(……そうです……あのフレア団と名乗る者たちの手で)

フレア団………………フレア団ッ!!

(……こうしてアナタと話せるのももう限界……ワタシの力は尽き果てようとしています…)

テメエは一体誰だ?

(……いずれ分かります……来るべき日が来れば)

来るべき日?

(……その日までに、アナタには生きてもらいたいのです…)

(……では……さようなら…)

声が聞こえた

生きてほしいだと?言われなくたって生きてやる

生きて生きて生きて


アイツらに……






復讐してやるッッッッ!!!!!
 ▼ 200 ーベム@きゅうこん 19/07/28 19:58:48 ID:G3ygRGos NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミアレシティ……

カルネ「……連絡ありがとう、くれぐれも気をつけてね」

ピッ

パンジー「どうでしたか?」

カルネ「まだ何とも言えない状態らしいわ。手術が終わって、今はセンターで安静にしているそうよ」

パンジー「それにしても……まさかフシギダネくんがそんなことになってるなんて。あれだけ強いのに……」

カルネ「あの子達を襲った少年、おそらく幹部……いや、それ以上の実力の持ち主ね」

パンジー「しかもメガシンカか……フレア団にも使えるトレーナーがいたなんて、正直信じられないわ」

カルネ「この前の研究所の襲撃も含め、あちらもメガシンカの研究には相当力を入れてるようね」

パンジー「正直あの子達が心配ですね……」

カルネ「……でも、フレア団を倒すためにも、彼にはメガシンカを習得して私たちに協力してもらわなければならないわ。彼自身が自分の身を守るためにも、ね」

パンジー「でも、カルネさん達実力者しか使えないメガシンカを、そんな短期間で習得できるんですか?」

カルネ「そう思って、助っ人をさっき呼んどいたわ。四天王でも1番信頼できる人を」

パンジー(多分、あの人かしらね)
 ▼ 201 チャブル@くろいビードロ 19/07/29 21:12:41 ID:vMO2JB.U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
毎度ながらバトル描写が上手くて面白い
ところでその四天王って誰だろ?まさか…
シエンネ
 ▼ 202 ッタイシ@いんせき 19/08/02 00:55:17 ID:dHiUfeGA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 203 ーナイト@ひでんのくすり 19/08/02 12:48:05 ID:Lhd6pUxU [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
…………

(…………ダネ……)

……ああ?

(……フシギダネーー!)

なんだお前か……

(今日は何するーー?)

何もする気ねえよ……

(じゃあ今日は言葉の勉強しようかーー!)

人間の言葉なんて要るか

(まずはこれ覚えてみよーかー!)

チッ、分かったよ……

(じゃあ今日はこれで終わりだねーー)

オイ、もう終わりか?

(また明日だねーー!)

待てよ……

(バイバーーイ!)

待て……!



待ってくれえええええええ!
 ▼ 204 シマリ@きんのいれば 19/08/02 12:48:31 ID:Lhd6pUxU [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コボクタウン、ポケモンセンター……



フシギダネ「!!?」バタッ

フシギダネは飛び起きた。

フシギダネ「ハア、ハア……今のは……」

フシギダネ「……チッ、嫌なもん思い出したぜ……」

フシギダネは辺りを見回す。

フシギダネ「……ポケモンセンターか……ん?」

フシギダネのいるベッドに顔をうずめ、近くでサナが寝ている。

フシギダネ「コイツ……」

ガチャ

ルカリオ「……!フシギダネ!起きたのか!」

フシギダネ「テメエは……」

ルカリオ「心配したぞ、私もサナ殿も。特にサナ殿はお前につきっきりで看病をしていたよ」

フシギダネ「ケッ、別に頼んだ覚えはねえよ……」

サナ「……うーん、ムニャムニャ」

サナが起きた。

サナ「…………ってあーーーーー!フシギダネーーーーーー!」

サナはフシギダネに抱きついた。

フシギダネ「な、何だテメエ!?」

サナ「心配したんだよーーーー!うわーーん!」グスッ

フシギダネ「知るか!とっとと離れろ!」

サナ「ダメだよフシギダネ!怪我してるんだから安静にしないとーー!怒っちゃダメだよーー!」

フシギダネ「誰のせいでキレてると思ってんだ!」

ルカリオ「やれやれ……」
 ▼ 205 ャラコ@かくれポン 19/08/02 12:48:56 ID:Lhd6pUxU [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数分後……

ルカリオ「さて、これからどうするかだが、我々はパルファム宮殿に向かう」

フシギダネ「パルファム宮殿だと?」

ルカリオ「お前が倒れている間にカルネ殿から連絡があってな。メガシンカ習得の秘訣を知る人物がパルファム宮殿にいるとの話を聞いたのだ」

フシギダネ「誰だよそいつは」

ルカリオ「会ってみれば分かる、とのことだ」

フシギダネ「ケッ、下らねえ。そんな胡散臭い話よりとっととコウジンタウンに向かうぞ」

ルカリオ「……どうだった、あのリザードンの実力は」

フシギダネ「ああ?…………」

リザードンとの戦いの記憶が蘇る。

フシギダネ「……ケッ!あんなトカゲ野郎、次こそは必ずぶっ潰してやる!」

ルカリオ「本当にできるのか?」

フシギダネ「何だと?」

ルカリオ「私たちの"お節介"でギリギリ命を拾ったお前が、また同じように挑んで勝てると、本気で思っているのか?」

サナ「ちょ、ちょっとルカリオ!?」

フシギダネ「テメエ!何ならここでまたバトルするか!」

ルカリオ「望むところだ。この前は負けたが、手負いのお前には負ける気はしない」

サナ「2人とも喧嘩はダメだって……」

フシギダネ「テメエは黙ってろ!」

サナ「うっ……」ビクッ

サナ(きょ、今日のフシギダネ、すっごく怖い……)
 ▼ 206 ラベベ@ジャポのみ 19/08/02 21:38:15 ID:Lhd6pUxU [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コボクタウン、ポケモンセンター前……

ルカリオ「準備はいいか?」

フシギダネ「うるせえ!くらえタネマシンガン!」

ドガガガガガガガガガガガガガガガッ

ルカリオ「随分単調な攻撃だな」

フシギダネ「何!?」

ルカリオはタネマシンガンを全てかわした。

ルカリオ「行くぞ!ボーンラッシュ!」

ルカリオが迫る。

フシギダネ「蔓の鞭!」

しかしルカリオは蔓の鞭をもかわす。

フシギダネ「クソッ!だったらこれでも喰らいやがれ!タネばくだ…」



『大文字!』

『グオオオオオオオ!』



フシギダネ「…………ッ!」

フシギダネはタネ爆弾を出さずに後ろにかわした。

サナ「あ、あれ?タネ爆弾は?」

ルカリオ「…………」

フシギダネ「ケッ、テメエにタネ爆弾なんか使わなくても勝てるからな!」

ルカリオ「……もう終わりだ」

フシギダネ「な、なんだと!?」
 ▼ 207 ルーグ@しめったいわ 19/08/02 21:49:14 ID:Lhd6pUxU [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「破られたのだろう?あのリザードンに、タネ爆弾が……」

フシギダネ「ケッ!あの時は出すタイミングが悪かっただけだ!」

ルカリオ「だが、さっき打たなかったのは、ひとえにお前に自信がなくなったからだ」

フシギダネ「俺がビビってたって言いてえのか!?」

ルカリオ「そうだ。その調子では、メガシンカは愚か、この先フレア団と戦うなど到底無理な話だろうな」

フシギダネ「テメエ……!クソッ!」

ダダダダダダダッ……

フシギダネは走り去っていった。

サナ「フシギダネ……」

ルカリオ「言い過ぎてしまったか……」

サナ「ううん、ルカリオの言ってること、フシギダネも分かってると思うよ。だからこそバトルを続けずに、走っていったんだと思う……」

ルカリオ「少し様子を見てから、パルファム宮殿に向かうとしよう」



コボクタウン、町外れ……

フシギダネ「クソッ……何してんだ俺は……」

フシギダネ(心の底でビビってんのか、あのカルムって奴とトカゲ野郎に……)

フシギダネ「クソッ!」

サナ「フシギダネ?」

フシギダネ「ああ?」

サナが後ろから歩いてきた。

サナ「ここにいたんだね」

フシギダネ「なんか用かよ」

サナ「うーん、用って言われると特に無いんだけど……」

フシギダネ「じゃあとっとと帰れ」
 ▼ 208 ゲツケサル@エレクトロメモリ 19/08/02 22:05:52 ID:Lhd6pUxU [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サナ「……あのね、アタシもあのリザードンと戦ったんだけど、全然かなわなかったんだよね。ケロマツもシシコも頑張ってくれたのに……」

フシギダネ「……シシコ?あのフレア団のババアのポケモンを使ったってのか?」

サナ「うん、フシギダネが危なかったから、つい……」

フシギダネ「フン、余計なお世話だ。テメエが噛み殺されなくて運が良かったな」

サナ「アハハ、そうだねー……でもね、いつまでもシシコを出さないのもやっぱり違うと思ったんだ。だって、友達になりたいしね」

フシギダネ「またそれか。気持ちワリイ」

サナ「うん、そうかも」

フシギダネ「?」

サナ「友達友達ってただ言っても、それだけじゃ友達は守れないって……あのカルムって人に負けて思ったの」

フシギダネ「さり気無く俺が友達って前提で話すんな」

サナ「だから、私も強くなりたいって思ったの。ケロマツは勿論だし、シシコとも仲良くなって、強くなろうって……」

フシギダネ「…………」

サナ「だからその、あんまり上手く言えないけど……フシギダネもさ、アタシたちと一緒に強くなろうよ!アタシも頑張るからさ!」

フシギダネ「…………」

サナ「それに、フシギダネは大丈夫だよ!あんなに強いんだし、もしメガシンカができるようになったら、もっと凄くなるよ!」

サナ「……って、なんかごめんね……調子に乗り過ぎたかな、アハハーー……」

フシギダネ「……全くだ。テメエみたいに弱い奴と一緒にすんな」

サナ「え?」
 ▼ 209 ーディン@シュカのみ 19/08/02 22:12:48 ID:Lhd6pUxU [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フシギダネ「簡単なことだ。俺は強くなんなきゃいけねえ。そのためにも前に進み続ける……簡単な話だったぜ、ホントに」

サナ「フシギダネ……?」

フシギダネ「オイ、何ボサッとしてんだ!とっととパルファム宮殿ってのに行くぞ!」

サナ「……うん!」



遠くでルカリオが眺めている。

ルカリオ「どうやら、話はまとまったようだな」

ルカリオ「メガシンカ、か……」



7番道路……

フシギダネ「オイ、どうやってパルファム宮殿に行くんだ?」

ルカリオ「ここから6番道路が分かれていて、そこを直進すれば宮殿に着く」

サナ「パルファム宮殿はね、昔あった戦争の後に建てられたんだって!」

フシギダネ「戦争、か…………」

サナ「……フシギダネ、どうかした?」

フシギダネ「いやなんでもねえ、とっとと向かうぞ」

ザワザワザワザワ……

ルカリオ「?何やら人が集まってるぞ?」

サナ「行ってみよーー!」

ダダダダダッ……

フシギダネ「どうでもいいだr……ってもういねえ!?」

ルカリオ「我々も見に行くとしよう」

フシギダネ「チッ、面倒くせえ……」
 ▼ 210 ワパレス@はっかのみ 19/08/02 22:25:30 ID:Lhd6pUxU [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「まーたコイツか」

「もうそんな時期なのねえ」

「しかしよりによってここで寝るとは……」

フシギダネ「なんなんだ一体?」

ルカリオ「あれは……」

1匹のポケモンが、橋の上で寝ている。

サナ「うわーー大きいポケモン!お昼寝中かなあ?」

「あれ、君たちお城の見学に来た子たちよね」

フシギダネ(ウゲッ、この前のキモいやつじゃねえか……)

ルカリオ「一体どうしたんだ?」

「いやーーね。毎年この時期になると、この辺りにはカビゴンが来て居眠りするんだよね」

サナ「あのポケモン、カビゴンって言うんですか?」

「眠るのと食べるのが大好きなポケモンなんだ。で、いつもはフラッと来てフラッと帰るんだけど、今回はよりによってコウジンタウンへの道を塞いで寝ちゃったみたいなんだよね」

フシギダネ(何!?)

「だからみんな困っちゃって」

ルカリオ「なるほど……」

サナ「うーん、起きてくれないかなあ。フシギダネー、どうすればいいかなあ?」

フシギダネ(コイツ、図体だけはでけえな。無理にどけようとすれば、逆に橋が壊れちまうかも……めんどくせえな)

「ポケモンの笛さえあればどうにかなるんだけどね」

サナ「ポケモンの笛?」
 ▼ 211 レディア@やわらかいすな 19/08/03 22:28:36 ID:Bb5IsmFg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「ポケモンの笛ってのは、その音色を聞いたポケモンの目を必ず覚まさせるすごーい笛なんだよね」

ルカリオ「それを使えば解決するということか」

「だけどポケモンの笛はパルファム宮殿の領主が持ってるのよね」

サナ「じゃあ借りに行こうよ!」

「そう上手くいくとも限らないのよ」

ルカリオ「……どうやら話を聞くに、些か問題のある人のようだな」

フシギダネ(ま、どっちにしろ宮殿に行くしかねえな。とっとと向かおうぜ)ボソボソ

サナ「おーーーー!」

ダダダダダダダッ……

フシギダネ(ってまた目を離したすきに……しょうがねえな)

フシギダネは歩き出した。



………………モゾッ

フシギダネ「?」

ルカリオ「どうしたフシギダネ?」

フシギダネ(…………いや、なんでもねえ)ボソボソ

フシギダネ(……今、あのポケモン動かなかったか?)



パルファム宮殿……

サナ「パルファム宮殿とうちゃーーーーく!」

フシギダネ「またそれか」

ルカリオ「しかし改めて見ると壮大かつ美麗な宮殿だ」

フシギダネ「見た目なんてどうでもいい。とっととポケモンの笛って奴と、チャンピオンの奴が言ってた野郎を探そうぜ」
 ▼ 212 レユータン@こおりのいし 19/08/07 16:34:15 ID:HR3wba0A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 213 ックル@ジーエスボール 19/08/09 23:00:08 ID:/qTwZiBc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 214 インディ@バクーダナイト 19/08/18 10:30:19 ID:N8qEbd8A NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンネ
 ▼ 215 ドラン@シュカのみ 19/08/21 23:32:47 ID:UI2AaTsY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パルファム宮殿……

サナ「パルファム宮殿にとうちゃーーーーく!」

フシギダネ「またそれか」

ルカリオ「改めて見ると非常に豪華絢爛な建物だな」

フシギダネ「ケッ、至るところがキラキラしてて趣味のワリイこった」

サナ「うーん、たしかにそうかも」

フシギダネ「意外と分かってんじゃねえか」

ルカリオ「とにかく宮殿内に入るとしよう」



門番「宮殿に入るには、入場料1000円が必要です」

サナ「えーー!お金いるの〜〜?」

門番「ご主人様の命ゆえ、何卒ご了承ください」

フシギダネ「随分とケチくせえ野郎だな、ここの主人ってのは」

ルカリオ「まあ仕方がないだろう」

ルカリオは3000円を支払った

門番「ではお入りください」

サナ「というかルカリオお金持ってるの?」

ルカリオ「コルニ様から頂いた。旅には必要だとな」

フシギダネ「金が必要だなんて、人間ってのは相変わらず不便な暮らししてんだな」
 ▼ 216 レッフィ@バトルサーチャー 19/08/21 23:41:38 ID:UI2AaTsY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パルファム宮殿、中……

「うおおおおおおおおお!僕の愛しのトリミアンちゃんはどこだああああああああ!」

フシギダネ「何だコイツ」

「そこの君たち!僕の可愛い可愛いトリミアンちゃんを見つけたら直ぐに教えてくれ!待っててーー、トリミアンちゃああああん!」

ダダダダダダダッ……

フシギダネ「……ホントに何だったんだアイツは」

ルカリオ「随分慌てているようだったが……」

サナ「困ってるみたいだったね。アタシたちも探してあげようよ!」

フシギダネ「は?どうでもいいだろあんな奴」

サナ「でもトレーナーと逸れちゃってたらトリミアンが可哀想だよ!アタシだけでも探しに行くね。じゃ、また後でーー!」

ダダダダダダダッ……

フシギダネ「ったく、さっきから慌ただしい奴ばかりだな」

ルカリオ「我々はこの宮殿の主人を探すとしようか」



パルファム宮殿、廊下……

フシギダネ「ところでよ、テメエさっきから人間の前でも普通に人間の言葉喋ってやがるが、何で他の奴らは驚かねえんだ?」

ルカリオ「私に限らず、ルカリオというポケモンは訓練を積めば人間の言葉くらい使えるようになるのだ」

フシギダネ「へえ。波動ってのは随分と便利じゃねえか」

ルカリオ「間違っていないな。波動の力というのはルカリオ自身の修行によって強くも弱くもなる」

ルカリオ「……私は大したことない方だが……」

フシギダネ「……?」
 ▼ 217 ッツー@シルバースプレー 19/08/21 23:51:31 ID:UI2AaTsY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
2人のそばを観光客が通り過ぎた

観光客1「さっきの話、面白かったねーー」

観光客2「でも昔あんなことあっただなんて、ちょっと怖いかも」



ルカリオ「どうやらあそこにいる男性が、弾き語りをしているようだな」

フシギダネ「どうでもいいぜ。とっとと主人を探そうぜ」

ルカリオ「だが、些か気になるな」

フシギダネ「ケッ、じゃあテメエだけで聞くんだな。俺は主人と……あのチャンピオンが言ってた奴を探すぜ」

タタタタッ……



音楽師「私に何か御用ですか?」

ルカリオ「弾き語りをしていたと聞いたのだが、私も是非聞きたい」

音楽師「ええ、いいですよ」

ルカリオは音楽師の話を聞いた

ルカリオ「……3000年前の戦争か」

音楽師「この宮殿は、その後に建てられたそうですよ」

ルカリオ「昔のことなど想像もできないが、興味深い話だった。ありがとう」

音楽師「…………」

ルカリオ「…………?」

音楽師「…………チップ」ボソッ

ルカリオ「…………」

音楽師「…………」

ルカリオ「……100円で良いか?」チャリン

音楽師「ありがとうございました」ニコッ

ルカリオ(アイツのいう通り、人間とは中々面倒なものだな……)
 ▼ 218 ピナス@アクアスーツ 19/08/22 00:02:51 ID:9sqk.BGo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パルファム宮殿、図書室……

フシギダネ(図書室か。なんか面白え本でもねえか見てみるか)

フシギダネは本棚を見て回っている

フシギダネ(……ん?あのジジイが持ってる本のタイトルは……)

『メガシンカの起源とその秘密』

フシギダネ(何か役立つかもしれねえな。アイツが本を戻したら見てみるか)



数分後……

フシギダネ(…………だあああああ!あのジジイずっと読んでやがるじゃねえか!こうなったら蔓の鞭で一瞬で奪い取ってやる……!)

フシギダネは老人の背後から蔓の鞭を伸ばした

「!」

バシィッ!

フシギダネ(何!?)

老人はフシギダネの蔓の鞭を掴んだ

「人の物をいきなり取ろうとするとは、中々乱暴だな。カルネ殿から聞いていただけのことはある」

フシギダネ(カルネ、だと?コイツ一体……)

「人の目の多いここでは喋りづらいかね?」

フシギダネ(!!)

「裏庭に向かうとするか」

フシギダネ(チッ……)



パルファム宮殿、裏庭……

フシギダネ「オイ、テメエ一体何者だ?」
 ▼ 219 メテテ@うしおのおこう 19/08/25 22:54:27 ID:4GN6jve6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「我の名はガンピ!」

フシギダネ「随分と間抜けな雰囲気の名前だな」

ガンピ「辛辣だな……そして貴殿が探している、カルネ殿からの依頼を受けて来た者だ」

フシギダネ「何だと!?」

ガンピ「貴殿がカルネ殿の言っていたフシギダネで合っているのかな?」

フシギダネ「他にこんな珍しいフシギダネがいるわけねえだろ」

ガンピ「それはそうだ」

フシギダネ「で、メガシンカのやり方ってのを教えてくれるってんだろ?さっさと言え」

ガンピ「ほう、メガシンカの習得については消極的だと聞いていたが?」

フシギダネ「どうでもいいだろ。さっさとしろ」

ガンピ「断る」

フシギダネ「話が早えな…………って、ああ!?断るだと!?」

ガンピ「その様子だと大方、メガシンカがなくとも十分だと思っていたのに敗北し、藁にもすがる思いでメガシンカに泣きつき始めたといったところか」

フシギダネ「テメエ、ふざけたこと言ってんじゃねえぞ!」

ガンピ「その様な都合の良い理由で、メガシンカを教えることなど到底できぬ!そもそも、教えたとしても貴殿には習得できまい……」

フシギダネ「ケッ!随分と胸糞ワリイ野郎だなテメエは!」

ガンピ「なら試してみるかな?」

フシギダネ「ああ?」

ガンピ「我と勝負し、もし勝てたら大人しくメガシンカの秘訣を教えよう」

フシギダネ「……いいぜ。そっちの方が話が分かりやすい」
 ▼ 220 ルビル@じめんのジュエル 19/09/02 21:29:32 ID:Cpecdsy. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 221 ングマ@メガグローブ 19/09/02 22:43:03 ID:iW9cfV2c NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 222 ンチャム@おかえしメール 19/09/03 22:54:43 ID:GUFAv0F6 [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一方その頃……

パルファム宮殿、裏庭奥……

サナ「あーー!トリミアンみーーっけ!」

トリミアン「きゅん!?」

サナ「良かったーー!探したんだよーー。トレーナーの人も心配してたんだよ?」

トリミアン「きゅううん……」

サナ「うーん、何で元気がないn」

「おおおおおおお!愛しのトリミアンちゃあああああん!」

ダダダダダッ……

サナ「うわっ!?びっくりしたーー」

トリミアン「きゅううん……」

「良かったーー!やっと会えたよトリミアンちゃーーん!さあ、一緒に帰ろうね!」

トリミアン「……」

サナ「あのーー、トリミアン、少し嫌がってるように見えるんですけど……」

「きっと僕に会えてホッとして疲れが出たんだろう!またちゃんとお世話してあげるからね!」

トリミアン「きゅううん……」

「ところできみは?」

サナ「アタシ、トリミアンを探してたんです」

「へー、ありがとう。ちょっとは役に立ってくれたね」

サナ「……」

サナ(なんかやーーなひと)



ドゴオオオオン!

サナ「えっ!?なになに?」
 ▼ 223 ンバット@しんかいのキバ 19/09/03 22:55:12 ID:GUFAv0F6 [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
「い、今の音は!?僕の庭で何が!?」

サナ「え、僕の庭って……」

「騒ぎを起こす不届き者は追い出してやるーー!」

ダダダダダッ……

サナ「あ、アタシも行こう!」

ダダダダダッ……




フシギダネ「ハア、ハア……」

「ゴドオオオオオオ!」

ガンピ「どうした?我のボスゴドラに手も足も出ないか」

フシギダネ「チィッ!何つー硬さだコイツ……タネマシンガンも宿り木の種も弾かれやがる」

ガンピ「貴殿の実力はたしかに並のレベルを大きく超えている……しかしそれだけでは我のボスゴドラの鉄壁の防御力を突破することはできぬ!」

ボスゴドラ「ゴドオオオオ!」

ガンピ「アイアンテール!」

アイアンテールがフシギダネに迫る。

フシギダネ「タネ爆弾!」

タネ爆弾の爆発がアイアンテールをのけぞらせる。

フシギダネ「ダメージは……」

ボスゴドラ「ゴドオオオオオオオ!」

フシギダネ「……受けてるって感じじゃねえな、クソッ!」
 ▼ 224 ルフォン@ぼうごパット 19/09/03 23:10:27 ID:GUFAv0F6 [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガンピ「それが貴殿の最高の攻撃だと言うのならば、我のボスゴドラには絶対勝てぬ!」

ガンピは腕を大きく上げた。

フシギダネ「あれは……まさか!」

ガンピ「そう、これこそ我のキーストーン!そして……」

ボスゴドラが光に包まれる。

ボスゴドラ「ゴドオオオオオオオ……!」

ガンピ「これが、我のメガシンカ!」

ボスゴドラ「ゴドオオオオオオオ!」

ギュイイイイイイイイン!



ガンピ「顕現せよ!メガボスゴドラ!」

メガボスゴドラ「ゴドオオオオオオオオオオオオオオ!」

フシギダネ「チィッ!どいつもこいつもコロコロ姿変えやがって……ぶっ倒す!」

ガンピ「アイアンテールを!」

メガボスゴドラ「ゴドオオオオオオオ!」

フシギダネ「もう1発タネ爆弾を食らいやがれ!」

ドガアアアン!

しかしアイアンテールの勢いは止まらない。

フシギダネ「クソッ!」

フシギダネはタネ爆弾の爆風で後ろに飛んだ。

ガンピ「ほう……今のは当たると思ったのだが、見事だ」

フシギダネ「ケッ、正直ソイツへの有効打は持ってねえが、そんな鈍重な攻撃なんて当たらねえよ!」
 ▼ 225 オスバメ@スペシャルガード 19/09/03 23:24:40 ID:lvzgkSF6 NGネーム登録 NGID登録 報告
ガンピ「ならこちらも貴殿に合わせよう……ボディパージ!」

メガボスゴドラ「ゴドッ!」

メガボスゴドラの体表の鋼が吹き飛んだ。

フシギダネ「何だと!?」

ガンピ「再度アイアンテール!」

メガボスゴドラ「ゴドオオオオオオオ!」

アイアンテールが迫る。

フシギダネ「さっきより速え!」

ドゴオッ!

フシギダネ「グッ……タネ爆弾!」

吹っ飛ばされた際にフシギダネはタネ爆弾をアイアンテールに打ち込んだ。

ヒュウウウウン……ドゴオオン!

フシギダネ「ゲホッ……少しは効いたぜ」

ガンピ「反応はしていたようだが、我のメガボスゴドラのアイアンテールの速さには対応出来なかったようだな」

フシギダネ「……ケッ、ソイツはどうだかな」

ガンピ「?……なるほど、これは失礼したな」

メガボスゴドラの尻尾にヒビが入っている。

メガボスゴドラ「ゴドッ!?」

フシギダネ「俺のタネ爆弾3発(内1発はゼロ距離)にさっきの技……それだけありゃあ、ソイツにもヒビぐらい入るだろ。そして……」

ヒビから植物が生えてきた。

フシギダネ「タネ爆弾と一緒に打ち込んでおいたぜ……宿り木の種をな!」

メガボスゴドラ「ゴドオオオオオオオ……」

ガンピ「…………ハッハッハ!これはしてやられたと言わざるを得ないな」
 ▼ 226 レキブル@くれないのミツ 19/09/06 22:29:36 ID:rDiAOy9U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フシギダネ「ヘラヘラ笑いやがって……随分余裕だなオイ!」

ガンピ「うむ、たしかに余裕はあるな」

フシギダネ「テメエ……!」

ガンピ「取り敢えずバトルはこれで閉めようぞ」

フシギダネ「…………は?」

ガンピ「ご苦労、メガボスゴドラ」

ガンピはメガボスゴドラをボールに戻した。

ガンピ「……ん?どうした?そんな顔をして」

フシギダネ「ふざけんじゃねぇぞ!メガシンカのことを教えるって約束だったじゃねえか!」

ガンピ「その通り。だから今からメガシンカについて教えようぞ」

フシギダネ「……何ぃ!?」

ガンピ「我は貴殿が勝ったら教えるとは言ったが、勝たなかったら教えないとは一言も言っておらんぞ?しっかりと教えるので安心するがよい!」

フシギダネ「クソッ、これじゃとんだムダバトルだったじゃねえか!」

ガンピ「そうとも限らん。貴殿の実力があまりにも低いようなら教えるつもりはなかったぞ」

フシギダネ「ケッ、随分適当なヤローだ」

ガンピ「柔軟性があると言ってほしいな」

フシギダネ「で、メガシンカの秘訣ってのは一体なんなんだ」

ガンピ「それは……」



ダダダダダ……

サナ「あーーーー!フシギダネはっけーーん!」

フシギダネ「ゲッ、アイツ微妙なタイミングで来やがった!」
 ▼ 227 ィグダ@ローラースケート 19/09/06 22:44:02 ID:gQrMdC1Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 228 ラガラ@みどりのかけら 19/09/07 22:31:24 ID:2IdcGi1M [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガンピ「あの男性も知り合いか?」

フシギダネ「あ?」

ダダダダダ……

「僕の庭を荒らそうとするのはお前たちかーーーー!成敗してやるぞーー!」

フシギダネ「アイツ、さっき騒いでた奴か!」

ガンピ「どうやら怒っているようだな。貴殿、何かやらかしたのか?」

フシギダネ「テメエにも怒ってるみてえだぞ」

「問答無用!成敗してや」

フシギダネ「蔓の鞭」

バシッ!

フシギダネの蔓の鞭が、男性の口を塞いだ。

「モゴッ、モゴッ……」

フシギダネ「ったく、やっと静かになったぜ」

サナ「たしかにちょっとうるさい人だよねーー」

フシギダネ「テメエもだ!」

ガンピ「貴殿も十分騒がしいぞ」

男性「モゴッ!ゴモッ!」

ガンピ「取り敢えず蔓の鞭をほどいてやらねば」

フシギダネ「チッ」

フシギダネは蔓の鞭を引っ込めた。

男性「っぷはあ!はあ、はあ……お前たち、この宮殿の主人に対してよくもこんな真似をしてくれたなーー!」

フシギダネ「主人だと?テメエみたいなアホ面がそんな訳ねえだろ」

男性「ムキーーーー!」
 ▼ 229 ルロック@やみのいし 19/09/07 22:48:32 ID:2IdcGi1M [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サナ「確かにフシギダネの言う通りだけど……もしホントにこの宮殿の主人さんなら、ポケモンの笛を持ってるはずだよ!」

フシギダネ「まあそうだな。オイ、ポケモンの笛ってのを持ってるってんならとっとと出せ」

男性「フン!人に危害を加えて挙句には物をよこせだなんて、絶対にお断りだ!」

フシギダネ「ケッ、だったらしょうがねえ。テメエを喋れる程度にボコボコにしてから置いてある場所を聞き出すまでだ」

男性「…………え?嘘だよね?まさか今時そんな古いやり方……」

バシッ!

男性は蔓の鞭で縛られた。

ガンピ「まさか暴力に訴えるつもりか?」

フシギダネ「そんなことしたらコイツがあっさり気絶しちまうだろ。こういう時は取って置きの方法があんだよ」

サナ「取って置き?」

男性「な、何をするつもりだ……あ!そこは、いや、ちょっと……」

男性「ああああああああ!」



パルファム宮殿、裏庭入口……

ルカリオ「これはまた随分と立派な庭だな。これほどの宮殿の主人とは、一体どのような人物なのだろうか……」



「ハア、ハア……急がなければ……!」

ルカリオ「?一体どうしたというんだ?」

「ああ、失礼……私はこの宮殿の執事をしているのですが、先ほどご主人様の悲鳴が聞こえまして、もしや何者かに襲われたのかと心配で急いでいるのです!」

ルカリオ「そんな不届き者がいるとは……私も協力しよう」

執事「おお!助かります!ではこちらへ……」

ダダダダダッ……





男性「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

男性は蔓の鞭でくすぐられている。

フシギダネ「どうした?とっとと言わねえと笑い死ぬぞ」

男性「あひゃひゃひゃひゃ!し、しぬ!でもあひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

ルカリオ(不届き者いたーーーー!)Σ
 ▼ 230 ガハッサム@たべのこし 19/09/17 21:18:47 ID:zKGY9anQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンネ
 ▼ 231 ゲキッス@ゴツゴツメット 19/09/18 00:15:08 ID:N5hMarIc [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ガンピ「たしかに暴力ではない、が……」

サナ「これはこれでちょっと可哀想かも……」

ルカリオ(有名人もいたーーーー!)Σ

執事「あ、あなたがた!ご主人様に何をしておられるのです!?」

フシギダネ「何?じゃあコイツがホントにここの主人だってのか」

サナ「うーーん、やっぱりそうは見えないなーー」

フシギダネ「だったらこれはこのまま続行だな。オイ、さっさと言いやがれ!」

コチョコチョコチョコチョ……

主人「ひゃああああああああああ!」

ゴツン!

フシギダネ「痛え!何すんだテメエは!」

フシギダネはショックで蔓の鞭を解いた。

主人「ふひー、ふひー、し、死ぬかと思った……」

執事「おお、よくぞご無事で!」

主人「ぶ、無事なもんか……!」

ルカリオ「貴様こそ、こんな手段で話してくれるとでも思ったのか!」

フシギダネ「テメエ、やる気か!」

ゴツン!ゴツン!

フシギダネ「うぐっ……」

ルカリオ「ぐっ……!」

ボスゴドラ「ゴドーーーー」ハァ

ガンピ「貴殿らも少しは落ち着くのだ」

サナ「うわーーすごーーい!2人をあっさり止めるなんて」
 ▼ 232 ガゲンガー@ロックカプセル 19/09/18 00:15:46 ID:N5hMarIc [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルカリオ「……流石はガンピ殿のボスゴドラだ」

フシギダネ「あ?テメエコイツのこと知ってたのか?」

ルカリオ「知っているも何も、ガンピ殿は四天王だ」

フシギダネ「四天王?」

サナ「あーーーーーーーー!どこかで見たことあると思ったら、四天王のガンピさんだったんですね!私会えて感激ですーー!」

ガンピ「ははは、なかなか嬉しい反応をしてくれるな」

フシギダネ「オイ、四天王ってのはなんだ」

ルカリオ「四天王とは、チャンピオンのカルネ殿の下に着く、4人のトレーナーのことだ。このカロス地方でもトップクラスの実力者が選ばれている」

フシギダネ「へえ」

ガンピ「少しは我の強さを理解できたかな?」

フシギダネ「でもチャンピオンよりは弱いんだろ?」

ガンピ「…………」

ルカリオ「貴様また失礼なことを……」

主人「ちょっと待てーーーー!さっきから勝手に話を進めて、僕にまず謝らないのかーー!」

フシギダネ「あ?まだ口を割んねえようなら……」

主人「ヒッ……」

執事「お、お待ちください!とりあえず落ち着いて、話はそれから……」

フシギダネ「ケッ」

ルカリオ「なんだか面倒なことになってしまったな……」

サナ「そうだねえ」

ガンピ「うむ」
 ▼ 233 ッギョ@6ごうしつのカギ 19/09/18 00:28:23 ID:N5hMarIc [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
数分後……

主人「……ゴホン、それで君達は僕に何の用があるんだ」

ルカリオ「先ほどは無礼な真似をしてしまい申し訳ない。実は……」

ルカリオはポケモンの笛とカビゴンの話をした。

主人「なるほどね……ま、そんなことだろうとは思ったけど」

ルカリオ「では……」

主人「やだね」

サナ「え?」

主人「なんで僕がそんな問題を助けてやらないといけないんだ」

ルカリオ「しかしそれでは私たちだけでなくコボクタウンの人々も……」

主人「そんなに困ってるんだったら、自分から直接頭を下げるのが礼儀じゃないのか?特に君達に僕がポケモンの笛を持ってるって言った奴……随分と図々しそうじゃないか」

サナ(うーん、あんまり好きじゃない人だけど、言ってることは間違ってないかも……)

ルカリオ「仕方がない。一旦出直して……」



「その必要はないよ」

ルカリオ「あなたは……」

サナ「あ!お城の案内の人だ!」

主人「案内?……へえ、城主の癖に観光客の案内だなんて、随分としみったれた生活を送ってるもんだね」

サナ「城主?誰が?」

主人「そこの奴こそ、あのショボンヌ城の城主さ」

サナ「えーーーーーー!」

ルカリオ「ただの案内では無かったのか」

城主「……図々しいのは分かってるよ。でもこの子達や町の人たちに迷惑がかかってるんだ。だからどうしても、ポケモンの笛を貸して欲しい」

主人「フン!自分からあげた癖に今更何を言ってるんだ」

サナ「え、なになに?どういうこと?」
 ▼ 234 ガエルレイド@アイスメモリ 19/09/27 02:10:01 ID:yvPcox6s NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 235 イドン@かくれポン 19/09/30 01:39:49 ID:vvwAbLrk NGネーム登録 NGID登録 報告
更新まだかな……
支援
 ▼ 236 リル@カシブのみ 19/10/15 15:10:51 ID:IVxIwAwM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 237 ムリット@ソルガレオZ 19/10/22 00:10:43 ID:9UIQm3YI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンネ
 ▼ 238 ゲキ@たまむしプレート 19/10/23 00:13:19 ID:8JmI0rbI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
主人「そいつは金欲しさに僕にその笛を売ったのさ。いや、笛だけじゃない。城にあったものの殆どは、そいつの金稼ぎのために売り飛ばされたんだよ」

ルカリオ「そういえば、城の物の殆どは売ったと言っていたが……」

主人「さ、帰った帰った。そんな奴のお願いなんかお断りだね」

城主「……」

フシギダネ「さっきから黙って聞いてりゃ好き放題言うじゃねえか。オイ、テメエもなんか言えよ」

城主「……あたしにできることはもう無いわ。ごめんなさい」

サナ「城主さん……」



執事「た、大変です、ご主人様!」

主人「?どうしたんだい?」

執事「と、とにかく、こちらの方へ!」



パルファム宮殿、玄関……

「キャーーーー!」

「何なんだコイツ!?」

サナ「あ!あれって……」

玄関の前でカビゴンが暴れている。

フシギダネ「アイツ、いつの間に起きやがったんだ?」

カビゴン「カビ?」

カビゴンはフシギダネを見つけた。

カビゴン「カビ〜〜〜〜」

フシギダネ「……オイ、なんでアイツ俺を見てダラダラとヨダレたらしてやがるんだ」

ガンピ「ほう、どうやらお目当ては貴殿のようだな。試しにその背中の植物、食べさせてみては?」

フシギダネ「久しぶりに口開いたかと思えばムカつくじゃねえか」
 ▼ 239 ノヤコマ@みっけポン 19/10/23 07:28:57 ID:/2KE/6og NGネーム登録 NGID登録 報告
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