エルレイド「耳はやめてくれ…」:ポケモンBBS(掲示板) エルレイド「耳はやめてくれ…」:ポケモンBBS

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エルレイド「耳はやめてくれ…」

 ▼ 1 ガフシギバナ@ミミロップナイト 19/05/13 18:24:09 ID:zAvQLhC. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
サーナイト「いいじゃない、ちょっとだけ…」

エルレイド「ん……」

耐えきれずに息が漏れてしまう

サーナイト「ふふっ…」

エルレイド「!」

自分を含め、ラルトス系統における赤い部分は相手の心を読み取るための受信機だ。そして……

エルレイド「ぬっ………」

彼女の柔らかな唇が俺の胸の赤い部分をはむはむと甘噛みする。彼女の暖かな鼻息と舌の感覚がさらに追い討ちをかけてくる

エルレイド「っ………」

ラルトス系統におけるこの部分は、一つの性感帯でもある………

エルレイド(まずい……これは本当にまずい……)

彼女の性的な感情が赤い部分を通して流れ込んでくる

このままでは、理性が感情に負ける……

そもそも、どうしてこうなった……

………………
 ▼ 2 ラガラ@スチールメモリ 19/05/13 18:24:50 ID:zAvQLhC. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
今日もいつもと変わらない朝だ。昨日の疲れもとれないまま、仕事が始まる

グランブル「連絡は以上だ。では各員宜しく」

係長の号令で朝礼が終わる

グランブル「チームAはこっちへ集合だ」

ここはとある警備会社。俺はその「守備係」なるところに勤務している

マリルリ「ほら、行くわよ」

俺と、今声をかけてきたマリルリは同じ「チームA」に所属する同僚だ

グランブル「よし。本日より諸君らには新しい任務についてもらう」

二人以外に他数名のポケモンが係長の周囲に集まると、説明が始まった

グランブル「場所はベトン家の屋敷、目的は、メガストーンの監視だ」

マリルリ「どろぼうですか?」

グランブル「そうだ。先日ベトン家宅にメガストーンの窃盗予告が届いている。が、内容は曖昧なものだった」

マリルリ「曖昧?」
 ▼ 3 ズモー@タラプのみ 19/05/13 18:28:27 ID:mLPQ8YTE NGネーム登録 NGID登録 報告
支援!
 ▼ 4 ンバス@コンペボール 19/05/13 18:30:05 ID:zAvQLhC. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
グランブル「『この手紙がお宅に届いてから2、3週間以内くらいにメガストーンを頂きに参上する、かもしれない』とのことだ」

マリルリ「はい??」

グランブル「いずれにしろこれほ仕事だ。では、準備を開始し、現場へと向かいたまえ」

ただただ必要最低限の説明だけを行うと、係長は自分のデスクへと戻っていった

マリルリ「まったく、さっぱりね」

エルレイド「ああ」

それからデスクに戻って準備にかかる

ベロリンガ「はいお茶〜」

事務員のベロリンガが皆にお茶を配って回っている

エルレイド「感謝する」

ベロリンガ「相変わらず堅いわねぇ。ほら、ぺろ〜ん」

エルレイド「くっ」

ベロリンガのでかい舌が俺の耳を舐めた

エルレイド「だから、耳はやめてくれと言ってるじゃないか」

ベロリンガ「いいじゃない、減るもんじゃあるまいし」

エルレイド「ぬぅ」

マリルリ「ベロさん私達これから出るから、あんまりいじめてやらないでよ?」

ベロリンガ「わかってるわよ。ま、頑張ってきてよ」

おばさん特有のノリで背中を叩かれる

エルレイド「ああ、了解」

また耳を舐められないうちに準備を済ませて、オフィスを出た

耳を舐められるのはいつものことだが、いつまでたっても慣れない

弱点だ
 ▼ 5 ントラー@セシナのみ 19/05/13 19:50:12 ID:FEVkcmuQ NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 6 ロカロス@ポフィンケース 19/05/13 20:24:58 ID:IFvoTbic [1/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
住宅街の中に、周囲よりも少し大きめな屋敷がある。今回の目的地だ

ベトベトン「よくぞ来てくれた」

屋敷の当主ベトベトンに招き入れられ、問題の場所へ案内される

マリルリ「これが、メガストーン。見るのは初めてたわ」

エルレイド「俺もだ」

屋敷の地下の小部屋。ガラスケースの中に小さな石が一つ入っている

ベトベトン「私が先日近くの山で偶然見つけたものでね」

サーナイト「この度はお手数おかけいたします」

当主の婦人らしい、少しシワの多いサーナイトが礼をした

マリルリ「お任せください。24時間体制での警備を行います」

ベトベトン「頼んだよ」

夫婦が部屋を去ると、チーム内でのシフト、警備位置を段取りし、さっそく仕事にかかる

シフトは朝、昼、深夜の三交代制。それぞれの時間帯にこの部屋、屋敷内、庭に数名ずつ配置し警備にあたる

マリルリ「ま、何もないといいけどね」

俺はマリルリとこの部屋での警備だ
 ▼ 7 ラナクシ@でかいきんのたま 19/05/13 20:34:45 ID:/QnQ4OC6 NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 8 リデプス@ヒコウZ 19/05/13 20:41:12 ID:IFvoTbic [2/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
そもそも俺の会社が何をやっているのかといえば、まあ色々だ

こういった窃盗に対する警備や、要人の警護。小さなものではライドポケモンの交通量調査までだ

大概は警察でもできそうなものだが、あいにくここら辺は田舎なもんで、交番が一つ二つある程度なので俺達の会社は割と繁盛している

ネイティオ「お疲れ様です。良ければこちらをどうぞ」

警備を初めて数時間した頃、家政婦らしきポケモンがお茶とちょっとした菓子を運んできてくれて、二人は休憩に入る

マリルリ「あのぅ、こういうことを聞くの失礼なんでしょうけど、ベトベトンさんはなんのお仕事を?」

クッキー12枚を一気に口の中に放り込みながらネイティオに尋ねる

ネイティオ「ちょっとした地主でして」

なんでも代々、山や土地を扱っているのだとか。マリルリはふんふんと頷いていたが、俺にはさっぱりだ

マリルリ「それで山の中でこの石を」

ネイティオ「そうなんです」
 ▼ 9 シャマリ@くろいビードロ 19/05/13 20:41:44 ID:IFvoTbic [3/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
マリルリ「でもこれ、誰に使える石なのかって」

ネイティオ「えぇ、まだわかっていないんです」

マリルリ「なるほどぉ」

メガストーンはポケモンの力を極限まで引き出せる謎の石だ。これだけ聞けばその力を手に入れたいと思うものは多いだろう

しかし、石を手に入れてもその力まで手にできるものは限られているという

まずその石に対応したポケモンでなければその力を引き出すことはできない。次にそのポケモンの身体的、精神的力、対人関係、生活環境、ストレス度など多種多様な要素が関係するという

こういったある種「ガチャ」のような運要素が絡み合うことを理由に、道具としての価値は高いが、宝としての価値はあまり高くないという

ま、全部ネットでみた情報だが

ネイティオ「それでは、私はそろそろ」

マリルリ「ありがとうございました」

茶菓子の盆を待ってネイティオは部屋を後にした

マリルリ「なんに使えるのかもわからないのに、物好きなどろぼうよねぇ」

エルレイド「そうだな」

再び警備に戻る
 ▼ 10 ルロック@ボスゴドラナイト 19/05/13 20:52:06 ID:IFvoTbic [4/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
それからまたしばらくすると、部屋のドアがぎこっ……と少しだけ開く

エルレイド「?」

ドアの隙間から、小さな顔がこちらを覗いた

キルリア「こんにちは」

マリルリ「こんにちは」

キルリア「そのぉ、ご苦労様です」

隙間に半分を顔を隠したまま女の子がはにかむ

マリルリ「ここのうちの子?」

キルリア「はい、娘です」

マリルリ「そうなの」

そのまま二人が何気ない会話をする
 ▼ 11 イリーフ@しめったいわ 19/05/13 20:52:40 ID:IFvoTbic [5/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
なるほど、

勝手な皮肉だが、

やっぱり金のある所に美人は集まるのだ

どこの世の中でも………

………いや、それよりも今は仕事だ

キルリア「それじゃあ、また」

マリルリ「えぇ、またね」

互いに手を振り合うと、女の子は俺にも少しだけ視線を向けてきた

エルレイド「?………」

なんとなく小さく頷くと、女の子も小さく頷き、静かにドアを閉めて去って行った

女の子?

いや、多分俺と同じくらいの歳だが、未進化だから幼く見えるだけだろう、そう思う

箱入りなんだろう
 ▼ 12 ムパルド@ながねぎ 19/05/13 21:08:37 ID:IFvoTbic [6/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
深夜、その日のシフトが終わり屋敷の外に出る

マリルリ「じゃ、また明日ー」

エルレイド「ああ」

屋敷の前でマリルリと別れ、別々の方向へ進む

念の為、屋敷の外周をチェックしようと外壁に沿って歩いてみる。些細な行動だが、成果を上げたこともあるので、やらないに越したことはない

途中で庭が見える場所があった

キマワリ「………」

周りの植物と同化した同チームのキマワリがじっと警備についている

日中は太陽の方を向いているが、日が沈むと下を向く習性があるせいで今はくったりとうなだれていた

キマワリ「おつかれ」

キマワリがささやいたので、少しギョッとする。こちらのことは見えてないのに、かすかな音だけで俺だと分かるのだ

エルレイド「ああ」

ささやき返し、また歩き出す

俺達の会社にはこういう凄いポケモンが色々いる

俺自身はどうか知らないが、あのマリルリだってそうだ
 ▼ 13 ニーゴ@するどいキバ 19/05/13 21:09:02 ID:IFvoTbic [7/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
半周程すると裏口を見つける

ガサガサッ………

その真横にある茂みが突然音を立て始めた

エルレイド「!」

敵か!? まさか見つけてしまったか?

さっと戦闘態勢に入る

ガサガサッ、ガサガサッ、ザッ!

茂みから小さな影が飛び出した

が、出てきたのは……

キルリア「あっ」

エルレイド「あっ」

昼間の子だった
 ▼ 14 シギバナ@マックスアップ 19/05/13 21:17:34 ID:IFvoTbic [8/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キルリア「どうも」

エルレイド「どうも」

よく見ると女の子は何かの風呂敷を担いでいる

キルリア「お帰りですか?」

エルレイド「はい」

キルリア「そうですか。じゃあ、お疲れ様でした〜」

言いながらすぅーっと道を歩いていこうとする

エルレイド「どうも………。いや、待ってください」

キルリア「?」

エルレイド「こんな遅くにどこへ?」

キルリア「それはぁ、そのぉ」

箱入りなのだから、なんとなく想像はつく。友達の家とか、彼氏のとことかだろう

あるいは、これは考えにくいが………あの石を?

いずれにしろ、状況的にはあまり良くないだろう
 ▼ 15 ダツボミ@エフェクトガード 19/05/13 21:23:03 ID:IFvoTbic [9/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キルリアは少し思案してから言った

キルリア「口、堅いですか?」

エルレイド「?」

やはり石を?

キルリア「実は、ちょっと手伝って欲しいかなと」

エルレイド「手伝う?」

キルリア「ついてきてください」

言いながらそそくさと歩き出した

エルレイド「あ、ちょっと」

わけがわからないが、流石にこのまま一人で行かせるわけにはいかない

石に関係しているかもしれないし、なによりこんな深夜に一人歩きは危険すぎる
 ▼ 16 ガジュカイン@マグマスーツ 19/05/13 21:32:01 ID:IFvoTbic [10/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キルリア「それでね、そこでパパが……」

道中、キルリアの話を延々と聞かされる。歳は俺よりも一つ下でやはり箱入りらしく、そのことに不満があるようだ

キルリア「もう私も良い大人なのにさ。なんだかねぇ」

エルレイド「こんな深夜に一人歩きしてると知ったらますますでしょう、きっと」

キルリア「今日はあなたも一緒でしょう?」

エルレイド「………」

今のこの行動が当主にバレた時のことを考えてみる。俺自身にいっさいその気はないが、仮にも大人の男女同士だ。最悪の場合……

キルリア「それに、夜遊びしてるわけじゃないもの」

そこだけしっかりとした口調になる

キルリア「さ、ここよ」

見ると、山道の入口だ

エルレイド「コロモリでも狩るんです?」

キルリア「ちーがーいーまーすー。ま、ついてきてよ」

ちゅうちょなく山道へと進んで行くので、後を追った
 ▼ 17 ワパレス@エレベータのカギ 19/05/13 21:35:21 ID:ypf2nDCU NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 18 ニラン@ウルトラボール 19/05/13 21:41:47 ID:IFvoTbic [11/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
途中で山道をそれ、完全な獣道を通る。五分程行ったところで少し開けた場所に出た

キルリア「来たよ、おじちゃん」

小さなテントがあり、その前にこれまた小さな焚き火があった

「?……あぁ、嬢ちゃんか」

焚き火の前でごろんとし転がっている何かが動き、こちらに視線を向けた

キルリア「さ、食べて食べて」

キルリアが持ってきた風呂敷を広げる。中には缶詰がいくつも入っていた

レントラー「悪いなぁ。でも、もういいんだぜ? こんなことしてくれなくてよ」

相手が起き上がると焚き火に顔が照らされ、レントラーであることが分かった

キルリア「おじちゃんがちゃんとするまで、私はこうするわ」

レントラー「ちゃんと、ねぇ……」

暗闇の中でも彼の表情に陰が落ちるのが分かった

レントラー「ん? というか、今日はついに彼氏を連れてきたのか??」

缶詰に手を伸ばしつつ、俺に視線を向けてきた
 ▼ 19 マナッツ@あついいわ 19/05/13 21:48:30 ID:IFvoTbic [12/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キルリア「ちーがーいーまーすー! おじちゃんの為についてきてもらったのよ?」

レントラー「俺の為?」

キルリア「ちゃんとした大人にビシッと言ってもらって、ちゃんとしてもらう為よ」

おじちゃんと呼ばれているレントラーだが、毛づくろいをしていない為全身が異常に毛むくじゃらなせいで老けて見えるだけのようだ。恐らくまだ若いだろう

レントラー「はあ」

キルリア「さあお兄さん! ビシッと言ってやってください! ビシッと」

エルレイド「??」

????

エルレイド「その、何を?」

レントラー「彼氏さん困ってるぞ嬢ちゃん」

キルリア「あ、そういえばまだ話してなかった………って、彼氏じゃありませんーー!」

レントラー「やれやれ」

エルレイド「………」

状況が読めない
 ▼ 20 ナトーン@アクセサリーいれ 19/05/13 22:00:37 ID:IFvoTbic [13/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
とりあえず三人で焚き火を囲んで座る

キルリア「じゃあ、最初から話すね。いいよねおじちゃん?」

レントラー「好きにしなよ」

キルリア「要点を言うと、このおじちゃん、女々しいニートのクソッタレホームレス野郎なの」

レントラー「言われるとだいぶ心にくるな………」

エルレイド「はあ」

野生を忘れられずにホームレスとなるポケモン自体はさほど珍しくはないが、

キルリア「昔はこうじゃなかったらしいの。綺麗な奥さんと子供がいたんですって」

レントラー「………」

キルリア「でもね、おじちゃんが仕事に行ってる時、ライドポケモンの交通事故に巻き込まれて……」

レントラー「………」

レントラーの表情が暗くなっていくのが分かる。食事の手もどんどん遅く
 ▼ 21 ブトプス@ポイズンメモリ 19/05/13 22:07:48 ID:jFjU7bSw NGネーム登録 NGID登録 m 報告
支援
 ▼ 22 ネコロロ@ダークボール 19/05/13 22:07:56 ID:IFvoTbic [14/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キルリア「事故の後もおじちゃんはなんとか頑張って生きてきたんだって。でもね………」

エルレイド「わかった、もういい。察しはついたよ」

家族を失った喪失感がいつのまにかレントラーをこうしたのだろう

………レントラーの顔を初めて見た時に感じた既視感は、やはり間違いではなかった

そう、俺と似てる、多分

レントラー「………何度も言うがな嬢ちゃん。俺はおじちゃんじゃないぜ? 嬢ちゃんと変わらない歳なんだぜ?」

場を和ませようとしたのか、なんとか口を開くが声は暗かった

キルリア「そんなに毛むくじゃらなのに? そんなの嘘だよ嘘。それにそれなら私だって嬢ちゃん呼ばわりされるのはおかしいわよぉ」

レントラー「嬢ちゃんは嬢ちゃんだろう? この山も嬢ちゃんのパパのなんだからさ」

キルリア「それとこれとは違うわよぉ」

ここがあの当主の山?

確か、メガストーンを見つけたのも山だったと聞いた

あぁ、そういうことか
 ▼ 23 ガバシャーモ@そうこのかぎ 19/05/13 22:26:48 ID:IFvoTbic [15/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キルリア「だからね! ビシッと言って欲しいのっ! この女々しい毛むくじゃらに!」

状況は分かったが…

エルレイド「待ってくれ。初対面なんだし、」

レントラー「そうだぞ、あんまり他所様に迷惑かけちゃいかんぞ?」

キルリア「?」

何か、ひもか何かが切れたようにキルリアの表情が変わる。キッとレントラーをにらみける

キルリア「………他所様に、迷惑?」

レントラー「い、いやぁ、その……」

キルリアの豹変に、レントラーもびっくりしているようだ
 ▼ 24 ドラ@リリバのみ 19/05/13 22:27:42 ID:IFvoTbic [16/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キルリア「私も、一応他所様ですが?」

レントラー「あー、はは…」

キルリア「くらえシャドーボールッ!」

レントラー「ぐぇー」

ぐったりとするレントラーのお腹を小さな足で踏みにじる

レントラー「や、やめてくれ、じょ、嬢ちゃん…」

キルリア「おのれぇ、この毛むくじゃらぁ」

エルレイド「タイムタイムッ」

審判のそれと同じように、慌てて二人を引き離す

キルリア「ふんっ! ふんっ!」

エルレイド「まあまあ、落ち着いて」

レントラー「ひでぇよぉ、兄ちゃん言ってやってくれよぉ〜」

それからキルリアをなだめるのに少々時間がかかった
 ▼ 25 オッキー@せいしんのハネ 19/05/13 22:41:21 ID:IFvoTbic [17/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
それからキルリアをなだめるのに少々時間がかかった

キルリア「はぁ、とにかくね。このおじちゃんを説得して欲しいの。ちゃんと働こうって。その方が奥さん達もきっと喜ぶって」

エルレイド「なるほど」

レントラー「余計なお世話さ」

再びレントラーの声が暗くなる。じっと焚き火の火を見ていた

キルリア「もぉ。また」

エルレイド「………」

やはり、似ている、俺と……

でも、彼の方が辛いだろう

なら……

エルレイド「………まあ、無理強いはしない方がいい」

キルリア「え?」

エルレイド「ポケモンにもそれぞれ事情はある。彼にも、その過去以上にこうしている原因があるのかもしれない。だから、無理強いは良くないんだ」

キルリア「そんなの……」
 ▼ 26 マケロ@ウイのみ 19/05/13 22:42:01 ID:IFvoTbic [18/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
エルレイド「彼も動き出す時は来る。君はそう信じているから、こうして夜中に食べ物を運んでいるし、嘘の脅迫状も作った」

キルリア「え、どうしてそれを!?」

エルレイド「大丈夫。彼は動き出す。だから、今日は帰ろう」

キルリア「ちょっと待ってっ。どうして?」

レントラー「そうだぞぉ嬢ちゃん。夜更かしはお肌の大敵、はよ帰りな」

振り返ったレントラーと目が合う。キルリアには分からない程小さく、互いに頷く

エルレイド「帰ろう」

キルリア「え?ええ??」

困惑するキルリアを連れて、山を降りた
 ▼ 27 スキッパ@ウルトラボール 19/05/13 22:50:15 ID:IFvoTbic [19/19] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
キルリア「ねぇ、どうして私が……」

キルリアを屋敷へ送る途中、先程のことを執拗に聞いてくる

エルレイド「メガストーンが見つかったのはあの山なんだろう?」

キルリア「え、えぇ」

エルレイド「簡単なことさ。新たなメガストーンを求めてあの山の開拓が進んだとしたら、あのレントラーはいずれ見つかる。彼に社会の中に戻る意志があれば問題ないだろうが、そうでなければ……」

キルリア「………だから、ちゃんと説得して欲しかったのに…」

エルレイド「大丈夫さ。だから、今日はもう帰ろう」

キルリア「脅迫状のことは……」

エルレイド「それも、大丈夫。彼が動くまでは………いや、ずっと秘密だ」

キルリア「ありがとう」

エルレイド「ま、君のお父さんお金持ちだから、報酬が多いしね」

キルリア「あー、お金目的だぁ!」

エルレイド「冗談だよ、冗談」

そこで初めて二人で笑った

笑ったのは、随分と久しぶりな気がする
 ▼ 28 ャーレム@リザードナイトY 19/05/14 15:53:06 ID:zspQZCsY [1/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
あげ
 ▼ 29 リキザン@さざなみのおこう 19/05/14 18:07:25 ID:zspQZCsY [2/2] NGネーム登録 NGID登録 m 報告
翌日からも、警備は続いた

本当は、その必要はないのだが…

夕方頃に、またドアがぎこっ…と少し開き、キルリアが顔を覗かせる

マリルリ「あら、こんにちは」

キルリア「こんにちは」

また二人が話し始めたが、俺は気のないふりをするようにする

この仕事には、一つの掟がある

依頼人とその親族等とは、必要以上に親しい関係を築いてはいけない

仕事に対する集中力や有事の際の判断力を鈍らせる可能性があるからだ

昨夜ああいったことになって、同僚達にまだ気づかれていないのは幸いだった。深夜、屋敷の外、山奥、男女…………当事者達にその気は無くとも、その事実だけを見るなら間違いなく降格だろう

キルリアが俺の方へ視線を向け、何かを言おうとする

エルレイド「………」

マリルリには気づかれないよう、小さく首を振る

今はダメだ、分かってくれ
 ▼ 30 ンノーン@ビビリだま 19/05/15 22:53:33 ID:kTQMYiX. NGネーム登録 NGID登録 m 報告
早くしろ
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