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SS

クリス「あ"ーーーッッ!?!?ミナキさん!スイクンいましたよ!」ミナキ「何処じゃあああああああ!!!!」

 ▼ 1 EkbJKGiljg 21/07/27 21:07:22 ID:AOlM7Dm6 [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クリス「待てえええええええああああああ!!!」

ミナキ「どおおおお!!!!もう逃げられないぞおおおおお!!!!」


スイクン「!?」ビクッ


スタコラサッサー


クリス「だああああ!!逃げちゃったー」

ミナキ「……くっ!またダメだったか……悪いなクリス、協力してもらってるのに逃がしてばかりで……」

クリス「いえ!気にしないでください!私もスイクン捕まえたくてミナキさんと手を組んだんですから!何が何でも捕まえますよ!」

ミナキ「ふっ、ありがたいな。こんなところで同士に出会うとは、なんとも嬉しいことだ」

クリス「早く捕まえてスイクンの紫のもふもふをくんかくんかしたいです!」

ミナキ「だな!早く私もスイクンのひらひらをぺろぺろしたいぜ!」

クリス「ぺろぺろどころじゃないですよ!くんかくんかすーはーすーはーしたいです!」

ミナキ「私もだ!本当に君と私は気が合うな!」ハッハッハッハ



スイクン「……ヘクチュッ」
 ▼ 2 ーブシン@ミズZ 21/07/27 21:08:20 ID:/6sUs9bY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
3点
 ▼ 3 EkbJKGiljg 21/07/27 21:17:02 ID:AOlM7Dm6 [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミナキ「まさかマツバと訪れたやけたとうで君のような変態……否、同志と出会うとはな」

クリス「私もびっくりですよ。ミナキさんみたいなストーカー……ううん、仲間がいるとは」シミジミ



(回想)

クリス「ここがやけたとうかあ〜……くんくん、これがスイクンの生まれた場所……」クンカクンカ

クリス「スイクン……ここ、ここをスイクンが歩いた……!////」スリスリ

クリス「フゥフゥ……///スイクン……っ……スイクン……っ!んは……スイクンの匂いがする気がする……!///」ハアハアハア


ミナキ「そこで何をしているんだ?」

クリス「へあっ!?ななな、何にも!?」ビクッ

ミナキ「何にもしてない人はスイクンの名前を呼びながら匂いを嗅ぎ、腰を振りながら床に這いつくばったりしないと思うが」

クリス「うぅ……///」

ミナキ「まあ気持ちは分かるぞ!ここは聖なるポケモン・スイクンの生まれた場所!多少はくんかくんかすーはーすーはーしたくなるのも分かる!!!」

クリス「……!で、ですよね!スイクン、お好きなんですか!」

ミナキ「ああもちろんだ!いつかはスイクンをゲットしてスイクンの脚を舐め回したいと思っている!」

クリス「滅茶苦茶分かる……!あの引き締まった後ろ脚に蹴られたいですよね!」

ミナキ「!!わかってくれるか!」
 ▼ 4 EkbJKGiljg 21/07/27 21:23:22 ID:AOlM7Dm6 [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミナキ「……わたしはスイクンをさがして旅をしているミナキというものだ。君は……」

クリス「ワカバタウンのクリスです。将来の夢はスイクンの嫁です!」

ミナキ「クリスというのか!よろしく!素晴らしい夢を持っているのだな!」

クリス「初めて言われました!あなたとは気が合いそうです!」

ミナキ「私もそう思っていたところだ!」

ガシッ(握手する音)


(回想おわり)




ミナキ「まさかこんな年端もいかない少女と趣味がぴったり合うとは」

クリス「ふふ……私だってミナキさんみたいなおじさんと趣味が合うなんてびっくりです」

ミナキ「『お兄さん』だぜ!」
 ▼ 5 ンリキー@ディフェンダー 21/07/27 21:24:41 ID:LFSQVNZE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ポケマスで2人の会話してるところは見てみたいな
 ▼ 6 ーベム@レッドカード 21/07/27 21:26:20 ID:8cq2hXqs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
最終的にスイクンのトレーナーに相応しいのはどちらか決める戦いしそう
 ▼ 7 EkbJKGiljg 21/07/27 21:28:43 ID:AOlM7Dm6 [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
───エンジュシティ・マツバ宅
マツバ「……ふむ、それで僕のとこへ来たと」

ミナキ「ああ!」

クリス「はい!」

マツバ「(なんか変態が増えてる)」

ミナキ「お前の千里眼なら見えるだろ!スイクンの居場所!クソ羨ましいんだぜ!」

クリス「本当ですよ!スイクンがあんなことやこんなことしてるのを遠くから眺めることが出来るなんて……」

マツバ「その言い方だと覗きみたいになるからやめてくれないか」

ミナキ「えっ、覗きしてるのか」

マツバ「してない」
 ▼ 8 EkbJKGiljg 21/07/27 21:34:55 ID:AOlM7Dm6 [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マツバ「というか、ミナキくんには言った筈なんだけどな、この力の事。1度ホウオウの居場所を探ろうとして失敗した話」

ミナキ「忘れたぜ!」ドヤァ

マツバ「ドヤァじゃないよ。まったくもう」

クリス「……失敗した、ってどういうことですか?」

マツバ「うん……僕の千里眼が開眼した時、僕は真っ先にホウオウの居場所を探ったんだ。僕はホウオウを見つけるのが夢だったからね。……だけど、見えなかったんだ。何か不思議な力で守られているようだった……僕の力では、これが限界だったんだよ。多分、スイクンも同じだと思うんだ」

クリス「そんなあ」

ミナキ「そうか……やはり己の力で見つけるしかないんだな。ありがとう友よ」

クリス「ミナキさん……」

ミナキ「ふっ、どうやらスイクンは私達を試しているようだな!だがこの程度で挫ける私ではない!絶対捕まえて匂いを嗅ぐんだからな!」

マツバ「君は本当ポジティブだね……」

ミナキ「ということでマツバ、今夜泊めてくれ」

マツバ「何が『ということで』なんだ……まあいいけど」

クリス「わーい!お泊まりだー!」

マツバ「君も泊まるの!?」
 ▼ 9 EkbJKGiljg 21/07/27 21:46:24 ID:AOlM7Dm6 [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
〜その夜〜

クリス「お風呂ありがとうございます!」

マツバ「いやいや、全然大丈夫だよ。……ほらミナキくん、クリスちゃんあがったよ」

ミナキ「ぐーー……」

マツバ「寝るな」

ミナキ「いいじゃないか……昼にスイクン追いかけてたせいで眠いんだ……」

マツバ「くさいよ」

ミナキ「私はくさくない……ぐー」

マツバ「だから寝るな」

クリス「ミナキさーん!お風呂空いてますよ」

ミナキ「zzz」

マツバ「ダメだなこれは」

クリス「……」


クリス「……お風呂にスイクンいますよ」

ミナキ「なんだとぉっ!?!?」ガバッ

マツバ「!?」

クリス「今なら一緒にお風呂入れるチャンスですよ〜」

ミナキ「Foooooooooooooo!!!!スイクンンンンンン!」ダダダダッシュ

マツバ「……」

マツバ「なんというか……スゴいな君は」

クリス「いえいえ。全然スゴくないですよ!ミナキさんならこうしたら動くかな、って」

マツバ「……」

マツバ「(僕よりミナキくんのこと理解してる……)」
 ▼ 10 EkbJKGiljg 21/07/27 22:15:23 ID:AOlM7Dm6 [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミナキ「クソ〜……お風呂にスイクンいなかったんだぜ……」

クリス「でもちゃんとお風呂入ってきたんですね。えらいえらい」ナデナデ

ミナキ「そりゃまあ全裸で脱衣所まで行ったんだからそこまで行って入らないというのも変な話だろう」

マツバ「脱ぎ捨てられた服を片付ける僕の身にもなってよ」

ミナキ「そんなことより早く寝ようじゃないか!マツバ!布団敷くぞ!」

マツバ「はいはい」

クリス「私ここがいいです」

ミナキ「じゃあ私はここ!」

マツバ「修学旅行じゃないんだから」

ミナキ「クリス!寝る前にスイクンについて語り合わないか?君のように趣味の合う人は初めてだからな!」

クリス「わあ!いいですね!じゃんじゃん語らいましょ!」

マツバ「どうでもいいけど、あんまりうるさくしないでね?僕明日も朝早いから」

ミナキ・クリス「はーい!」

マツバ「おやすみー」
 ▼ 11 ガデンリュウ@コインケース 21/07/27 22:40:01 ID:BG3c.G3k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
変態だという点を除けばすげぇほのぼのしてる
 ▼ 12 EkbJKGiljg 21/07/27 23:56:38 ID:AOlM7Dm6 [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>4
>>7
すいません、この間1個飛んでました



ミナキ「しかし……これでまたスイクンは消えてしまったな……ふりだしへ戻る、か……」

クリス「……いいえ!こんなことで諦めたりしません!」

ミナキ「!?」

クリス「私はたとえ何があろうとスイクンを捕まえるんです!一回逃げられたからって私は諦めませんよ!」ゴゴゴゴゴ

ミナキ「お、おう!もちろんだぜ!……だが、現実問題、スイクンは消えてしまった……また見つけるのは至難の技だぞ」

クリス「チッチッチ……ミナキさん、お忘れですか?あなたのご友人のこと!」

ミナキ「友人……?マツバのことか?それがどうしたと……はっ!なるほど、そういうことか!」

クリス「そうと決まれば早速エンジュシティへレッツゴーです!」
 ▼ 13 ガルカリオ@チャーレムナイト 21/07/27 23:59:10 ID:5uhUxxLc NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
ええやん
 ▼ 14 EkbJKGiljg 21/07/28 19:05:16 ID:cut.57/c [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>10の続きから


───深夜3時
ミナキ「────で、要するに私はスイクンの紫のもふもふをもふもふしたいんだぜ」

クリス「きゃー!すっごい分かりますよ!私ももふもふにかじりつきたいです」

ミナキ「分かってくれるか!あ、あとあの腹!あの腹を吸いたい」

クリス「吸いたい?そんなもんじゃないですよ〜!ぺろんぺろんしたいです!」

ミナキ「確かに〜!」アッハッハ

ペチャクチャペチャクチャキャッキャウフフ




マツバ「(う る さ い)」
 ▼ 15 EkbJKGiljg 21/07/28 19:09:59 ID:cut.57/c [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

マツバ「(なんだこいつら……今何時だと思ってるんだ)」

マツバ「(寝れない)」

マツバ「(ミナキくんのスイクントークがクソ長くて変態臭いのは知ってたけどまさかそれに匹敵する変態が現れるなんて……)」

マツバ「(うるさくて寝れない……)」



ミナキ「──ふぅ……おや?マツバのやつ、もう寝たのか」

マツバ「(寝てないよ!寝たふりだよ!)」

クリス「……こうして見るとマツバさんて結構イケメンなんですねえ」

マツバ「(……お)」

クリス「なんかこう少しタレ目で……よく見ると睫毛も長くて綺麗です。肌も綺麗だし」

ミナキ「クリスもそう思うか?マツバって割とイケメンなんだよな」

マツバ「(……ふふ)」

クリス「あ、口元笑ってる!どんな夢見てるんでしょうね」
 ▼ 16 EkbJKGiljg 21/07/28 19:16:49 ID:cut.57/c [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミナキ「イケメンなんだけど普段の格好がちょっとダサいんだよな〜」

マツバ「(…………!?)」

クリス「あ、それ私も思ってました!言っちゃ悪いですけど、ダボダボの水色シャツに下ジャージってダサいですよね」

ミナキ「ああ!とても修験者には見えないよなぁ」

マツバ「(…………)」

クリス「なんか近所のコンビニにたむろしてる不良みたいな」

ミナキ「私のイケイケコーディネートに比べると芋っぽいよなあ」

クリス「ダサいですよね〜」

マツバ「……。」




マツバ「…………誰がダサいって?」ガバッ

ミナキ・クリス「!?!?」
 ▼ 17 ローン@ロックメモリ 21/07/28 19:44:59 ID:m4IID/hc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 18 EkbJKGiljg 21/07/28 19:53:40 ID:cut.57/c [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミナキ「ママママツバ!おおおお起きてたのか!」

クリス「……いいいいつから……」

マツバ「最初からだよ」ゴゴゴゴゴ

ミナキ「(めっちゃ怒ってる……)」


マツバ「……折角泊めてあげてるのに深夜3時まで騒いだり僕のことダサいって言ったり……」

ミナキ「おおお落ち着け!確かに深夜3時までしゃべってたのは悪かった!でもダサいのは事実だろ!」

マツバ「ダサくないもん!少なくとも君よりはマシだよ!」

クリス「(マツバさん涙目になってる)」
 ▼ 19 EkbJKGiljg 21/07/28 19:58:39 ID:cut.57/c [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

マツバ「もう我慢ならない…………ゲンガー!つまみ出せ!」

ゲンガー「げんげろ〜ん!」ガシッ

ミナキ「うわっ!ゲンガー離しなさい!」

クリス「きゃっ!わわ、変なとこ触んないで……っ」

ミナキ「ごめん!ごめんってば!」

マツバ「知るか!もう絶交だ!」

ゲンガー「げんげろろ〜ん!」



ポイポイッ

ミナキ「ぎゃあーーっ!!!」
 ▼ 20 ガース@やまぶきのミツ 21/07/28 20:33:22 ID:A0YsvKss NGネーム登録 NGID登録 報告
パジャマツバ、俺は好きだぞ……😭
 ▼ 21 ルタンク@こだわりメガネ 21/07/28 20:38:46 ID:lLfY/nHM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 22 EkbJKGiljg 21/07/29 20:53:32 ID:d.AYH9bY [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミナキ「…………」ポツーン

クリス「……追い出されちゃいましたね」

ミナキ「………まさかあんなにキレるとは……」

クリス「『正論は他のどんな悪口より効く』ってウツギ博士が言ってたのは本当だったんですね……」

ミナキ「ああ…………また今度謝りに行かないとな」

クリス「なんかイケてる服とか差し入れたら許してくれますかね」

ミナキ「そうだな……ゴースト使いに似合いそうな紫色のマフラーでも差し入れよう」

クリス「ついでに紫色のバンダナもあげましょう」

ミナキ「ゴースト使いっぽい黒セーターとかも差し入れたら喜んでくれるだろうか」

クリス「わー!それいいですね!」
 ▼ 23 EkbJKGiljg 21/07/29 20:57:21 ID:d.AYH9bY [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


クリス「で……これからどうします?こんな時間ですし……ポケモンセンターも空いてませんし……」

ミナキ「いや、問題ないんだぜ。こんなことはよくあることだからな。クリス、自動販売機を探せ」

クリス「?なんでですか?」

ミナキ「自動販売機は暖かい。自動販売機に張り付けば暖がとれる」

クリス「…………」

ミナキ「……お!あんなところに段ボールが捨ててあるじゃないか!助かるな〜、段ボールがあれば暖かいからな」ガサゴソ

クリス「…………」

クリス「……ミナキさん……」

ミナキ「……」

クリス「みじめですね……」

ミナキ「……ハハ」
 ▼ 24 EkbJKGiljg 21/07/29 21:03:29 ID:d.AYH9bY [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クリス「そんなことしなくたって……っと」ギュッ

ミナキ「おっ……!?」

クリス「こうやってぎゅっとしてれば暖かいですよ」

ミナキ「た、確かに……だが何だか照れくさいというか……」

クリス「自販機と抱き合うよりはマシです」

ミナキ「むむ、まあその通りか」

クリス「……」

ミナキ「……」
 ▼ 25 フレシア@するどいキバ 21/07/29 21:06:14 ID:mUjQAHyg NGネーム登録 NGID登録 報告
ま〜伝説ポケモン追ってりゃ普通の人が立ち入らないような所にも行ってるんだよねこの変態は
 ▼ 26 EkbJKGiljg 21/07/29 21:15:14 ID:C1jwI2Qs NGネーム登録 NGID登録 報告
クリス「ねえミナキさん」

ミナキ「ん?」

クリス「……ミナキさんはどうしてスイクンを追いかけてるんですか?」

ミナキ「言ってなかったか?」

クリス「はい」

ミナキ「……私の祖父は、伝説に詳しい人だったんだ。幼い頃からスイクンについて聞かされていて……憧れは、いつしか夢に変わったのさ」

ミナキ「10年経っても、その想いはちっとも色褪せやしない。人は私に夢見がちだとか、現実を見ろと言うが……10年追いかけ続けた夢を捨てるのは難しいんだ」

クリス「ふうん……そっか……ミナキさんはそんなに長い間、夢を……」ウトウト

ミナキ「……ん?クリス、眠たいのか」

クリス「ん……や、ねむく、ないです……」

ミナキ「無理するな。……ほら、私のマントの中にお入り。少しは暖かいだろう」

クリス「ありがとうございます……ふぁあ……」モゾモゾ

ミナキ「フフッ、私も眠るとしよう。おやすみ」

クリス「……おやすみなさい」
 ▼ 27 EkbJKGiljg 21/07/31 21:03:06 ID:H8HYL8ZU [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


───次の朝

クリス「スイクン……スイクン……♡」スピー

ミナキ「おい……クリス」

クリス「んふふ……♡スイクン……スイクン……♡」スピー

ミナキ「クリス!起きろ!」

クリス「んがっ!?」ガバッ


クリス「……はっ!ミナキさん!おはようございます」

ミナキ「ああ、おはよう。スイクンに抱かれる夢はどうだった?」

クリス「な、何故それを……////」

ミナキ「寝言で全部出てたぞ」

クリス「聞いてたんですか!?セクハラ!」

ミナキ「この至近距離じゃあ聞かざるをえないだろ!取り敢えず私の体から離れてくれ!」

クリス「はっ!ごめんなさい!」パッ
 ▼ 28 EkbJKGiljg 21/07/31 21:03:49 ID:H8HYL8ZU [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「……気を取り直して……今日も楽しくスイクンを追っかけるぞー!」

クリス「おー!」

クリス「……で、肝心のスイクンはどこにいるんですか?」

ミナキ「知らん!!!」

クリス「ダメじゃないですか」

ミナキ「知らないものは知らないんだもん!」

クリス「よくそれでスイクンハンター名乗ってますね」

ミナキ「ぐ……!だ、だが、スイクンがいそうなところの目星はついてる!クリス!一緒に行くぞ!」

クリス「はーい」
 ▼ 29 ルキー@スチールメモリ 21/07/31 21:06:33 ID:YIHUdYBs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
こいつら・・・さらっと抱き合って寝やがった・・・!
 ▼ 30 EkbJKGiljg 21/07/31 21:07:46 ID:H8HYL8ZU [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


──森

ミナキ「今までの移動スピードもろもろ計算したら、今はスイクンはこの辺にいるはずなんだが……」

クリス「でも見えるところにはいないみたいですよ?……本当にいるのかなぁ……」

ミナキ「むむぅ……」

クリス「きっと隠れてるんですよ」

ミナキ「ふうむ……よし、それでは『プランA』を実行しよう」

クリス「『プランA』?」

ミナキ「罠を張るんだ」

クリス「罠」

ミナキ「落とし穴とか、網とかそういうアレだ」

クリス「アレですか」

ミナキ「うむ。……それじゃあ、私はこっちの方で落とし穴を掘るから、クリスは向こうでなんか罠張っといてくれ」

クリス「了解でーす」
 ▼ 31 レキブル@メガラペルピン 21/07/31 21:08:57 ID:Lt56tApU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 32 EkbJKGiljg 21/07/31 21:11:49 ID:F.8Ac.4M NGネーム登録 NGID登録 報告

クリス「……さて、この辺かな……でておいで!アリさん!」


POM!!

アリさん(アリアドス♂)「ヂュラ」

クリス「このへん一帯にぱぱーっとクモの巣張っちゃって!」

アリさん(アリアドス♂)「ヂュラ」


しゅぱぱぱぱぱーーーっ


クリス「うん!ナイスナイス!ここを通ったらスイクンも網にからめとられて動けなくなるはず!」

クリス「あとはスイクンが来るのを待って……っと」

アリさん(アリアドス)「ヂュララ〜」





PPPPPPPPPPPP!

クリス「あ……電話……もしもし」
 ▼ 33 EkbJKGiljg 21/07/31 21:19:11 ID:H8HYL8ZU [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ウツギ博士『やあクリスちゃん!調子はどうだい?』

クリス「あっ、ウツギ博士!」

ウツギ博士『ははは、その声だと元気みたいだね!よかったー』

クリス「はい!」

ウツギ博士『そりゃあよかったよ!……スイクンを追いかけてるんだろう?捕まえられそう?』

クリス「あ……えっと、それは……」

ウツギ博士『…………ふむ』

ウツギ博士『う〜ん……その、あんまり急かすのも悪いんだけどね、一応、こちらもポケモン図鑑を早いとこ完成させてくれないと困るんだ』

クリス「……」

ウツギ博士『スイクンを追いかけるのもいいけど……他のやるべきことを見失わないようにね』

クリス「……はい」
 ▼ 34 EkbJKGiljg 21/08/01 19:12:50 ID:2jskNUJg [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ウツギ博士『あぁ、そうだ!君のお母さん……君を心配してるからたまには連絡してあげてよ』

クリス「……それは」

ウツギ博士『いや、君のお母さん、毎日研究所に来て、クリスは大丈夫なんですか〜とか、女の子なんだから旅に出さなければよかったーとか言ってるんだよ』

クリス「……まぁ、お母さん私が旅に出るの反対してたし……」

ウツギ博士『お母さんに心配かけさせるのも悪いし……あまり旅が長引くようなら他の子に頼もうかなと思ってるんだ』

クリス「……え」

ウツギ博士『君より少し年下の女の子が近所にいてね。コトネちゃんって言うんだけど、両親もトレーナーになることに賛成してるし、丁度いいかなって』

ウツギ博士『だから、無理して旅を続ける必要はないからね。いつでも帰っておいで』

クリス「…………はい。それじゃあ」

ウツギ博士『うん。さよなら』




ピッ

クリス「……はぁ」
 ▼ 35 EkbJKGiljg 21/08/01 19:14:04 ID:2jskNUJg [2/4] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
クリス「…………」

アリさん(アリアドス)「ヂュララ……」

クリス「……帰って来い、だって。」

アリさん(アリアドス)「ヂュラ……」

クリス「………帰ったら、私の旅は終わっちゃうよね……」

アリさん(アリアドス)「……」

クリス「お母さん、ポケモン嫌いだから……きっと帰ったらアリさんや……他の手持ちとも離ればなれになっちゃう」

アリさん(アリアドス)「……」

クリス「……それに、私がいなくても、代わりの子がいるんだって」

アリさん(アリアドス)「……」

クリス「コトネちゃん、だって。……いいなあ……両親に、応援してもらってるんだ」

クリス「いいなぁ……私も、旅、諦めずに続けたいなぁ……」

アリさん(アリアドス)「……」

クリス「……」


クリス「……夢を追うのって、いつからこんなに苦しいことになっちゃったのかな……」
 ▼ 36 EkbJKGiljg 21/08/01 19:21:34 ID:2jskNUJg [3/4] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
アリさん(アリアドス)「チュラ……」


スリッ

クリス「……あはっ、くすぐったいよ……!アリさん、もしかして励ましてくれてる?」

アリさん(アリアドス)「ヂュラ」

クリス「……うん。ありがとう。そうだよね、くよくよしてる暇があったら前を向かないと」

クリス「泣くのは我慢。今はスイクンを……」




ミナキ「クリスゥゥゥウアアアアアア!!!!スイクン!スイクンが出たぞおおおおおお!!!!!イエエェェェェェエエイ!!!!」

クリス「!?」ビクッ

アリさん(アリアドス)「!?」ビクッ
 ▼ 37 EkbJKGiljg 21/08/01 19:25:00 ID:2jskNUJg [4/4] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
ミナキ「うわあああああいええええええい!!!!!!!Foooooooooooooo!!!ヒャッハーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

クリス「うるさっ……!ちょっと!落ち着いてください!スイクン!?何処に!?」

ミナキ「はー……はー……!すまない、少々取り乱した……さっき、スイクンが私の目の前を通りすぎていったんだ!」

クリス「え!?嘘!どっちに行ったんですか!?」

ミナキ「ああ、ついさっきこちらに……あ!あれ!あの岩の上!」

クリス「!」






スイクン「…………!」ギロッ


クリス「……!!!スイクン!」

ミナキ「あぁ!」
 ▼ 38 EkbJKGiljg 21/08/02 23:08:02 ID:P.t6SpRw [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミナキ「うわぁぁああ……!なんと気高く、美しいのだ……」ウルッ

クリス「泣かないでください……気持ちは分かるけど」


スイクン「…………」ジッ


クリス「……向こうはこちらに気付いてる……!でも逃げない……ということは!」

ミナキ「あぁ!奴は……やる気のようだ!」


スイクン「……!」ジリッ


ミナキ「!来るぞ!」


スイクン「…………すぃ……!」キィィィイ……!
 ▼ 39 クマ@スピアナイト 21/08/02 23:12:00 ID:HR7M.NM6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンジシ
 ▼ 40 EkbJKGiljg 21/08/02 23:13:12 ID:P.t6SpRw [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


シュビーーーーッ!!!!


ミナキ「クリス!危ない!」ガッ

クリス「きゃっ!?」


ミナキ「はぁはぁ……『れいとうビーム』……か」

クリス「く……!応戦よ!アリさん!」

アリさん(アリアドス)「ヂュラララ!!!」

クリス「『どくどく』!!」

アリさん(アリアドス)「ヂュララララララ!!!」シュパパッ

スイクン「……!!」ズキッ

クリス「やったあ!成功!」
 ▼ 41 EkbJKGiljg 21/08/02 23:18:42 ID:YvLYSlkE NGネーム登録 NGID登録 報告
ミナキ「よし、それでは私も行こう!マルマイン!」


POM!!

マルマイン「ジジッ」

ミナキ「『ころがる』だぜっ!」

マルマイン「ジジッ!」


ゴロゴロゴロゴロ……


スイクン「……」タンッ


クリス「あっ、かわされた」

ミナキ「ああっ!?まずいぞ!マルマイン!方向転換!」

マルマイン「ジジッ……ジ?」ギシッ

ミナキ「……!?どうしたマルマイン!」

クリス「……ああっ!さ、さっき私が仕掛けたクモの巣に引っ掛かっちゃってる!」

ミナキ「何ーーっ!?」

クリス「ごめんなさい!!!」

スイクン「……」
 ▼ 42 EkbJKGiljg 21/08/02 23:25:52 ID:P.t6SpRw [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

スイクン「……すぃ!」


シュビビビビビビ!!!

マルマイン「ジジジジーーッ!」ガクン

ミナキ「ハ、『ハイドロポンプ』!?そんな……マルマイーン!!」

スイクン「……」フン

クリス「く……ミナキさん、つぎのポケモンを!」

ミナキ「あ、ああ!……行けっ!ゴースト!」


POM!!

ゴースト「ごお!!」
 ▼ 43 EkbJKGiljg 21/08/03 23:04:44 ID:hIZsYH7Y [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミナキ「『のろい』で削るんだぜ!」

ゴースト「ごお!!」ズズズズ……

スイクン「……!」

ミナキ「よしっ、やった」



スイクン「……!」タッ

クリス「あっ、逃げた」

ミナキ「追えーっ!!!逃がさんぞ!!!」

クリス「はっ、はい!」

アリさん(アリアドス)「ヂュラッ!!!」

ゴースト「ごっごお!」
 ▼ 44 EkbJKGiljg 21/08/03 23:10:56 ID:hIZsYH7Y [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



タッタッタッタッ……!

クリス「はあ……はあ……なんて素早いの……!」

ミナキ「くっ……だがここで逃がせばまたふりだしだ……!今がチャンスなんだぜ」

クリス「はい!」

ミナキ「『どくどく』も『のろい』も食らわせてる……!あとはボールを当てるだけだ!何がなんでも追い付かないと……!」

クリス「そうです…………にゃぁっ!?!?」ズボッ

ミナキ「!?クリス!?……って、うぎゃ!?」ズボッ


クリス「痛った……何これ!?……落とし穴?」

ミナキ「はっ!しまった!スイクンに夢中で落とし穴掘ったの忘れてたんだぜ!」

クリス「お馬鹿!」ゲシイッ

ミナキ「ぎゃあ!?狭いんだから蹴らないでくれ!」
 ▼ 45 EkbJKGiljg 21/08/03 23:14:42 ID:hIZsYH7Y [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

スイクン「……」ヒョコッ

ミナキ「あぁっ、スイクンが上から私たちを見てる……」

クリス「……なんか呆れた目でこっち見てますね」

ミナキ「ふぐぅっ……そんな目で見ないでくれスイクンよ……」

スイクン「……」呆

ミナキ「くっ……!取り敢えず脱出しなければ」モゾモゾ

クリス「ひぁ……っ!ちょっと、胸触らないでください!」ゴソゴソ

ミナキ「わっ、すまな……痛ぁ!?クリスの二つ結びが目に刺さった!」モニュ

クリス「尻を!触るな!」ゲシッ

ミナキ「あああああ!!!」

スイクン「……ハァ」呆
 ▼ 46 EkbJKGiljg 21/08/05 22:12:10 ID:nufIVkqA [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
スイクン「……」シュルル

クリス「……?これ……スイクンの……」

ミナキ「……あぁ、ヒラヒラしたあの謎のアレだ」

スイクン「……すぃ」

クリス「……もしかして、『掴まれ』ってこと?」

ミナキ「……え?」

スイクン「すぃ」コクン

クリス「スイクン……でも私たち、あなたを捕まえようと」

スイクン「……」シュルル

クリス「わっ……」

ミナキ「スイクンのヒラヒラが……私達を引っ張りあげて……!」



ストン

クリス「……スイクン……」

スイクン「……」フン

クリス「あの、私達……」
 ▼ 47 EkbJKGiljg 21/08/05 22:13:54 ID:nufIVkqA [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



シュパーンッ!!!



スイクン「……!?」

クリス「きゃっ……!?」

ミナキ「なんだ!?これは……網!?」

???「見つけたぜ……!聖なるポケモン・スイクン!」

スイクン「ぐるるぅ…………っ」ジタバタ

???「おーっと、暴れても無駄だぜ?オレ達が開発した特製の網……たとえ伝説ポケモンでも破くなんて無理だ」

スイクン「……!!」バタバタ

クリス「なっ……何よあなた!スイクンを離して!」

ミナキ「待てクリス!あまり突っかかるな!」

クリス「……でもスイクンが!」

ミナキ「よく見るんだ!あの男の服のRの文字……あれはカントー地方のマフィア、ロケット団のロゴマークだ!」

クリス「マフィア……!?」

ロケット団の男「へぇ〜!そこのマント野郎は中々鋭いようだな」
 ▼ 48 EkbJKGiljg 21/08/07 21:20:40 ID:ErEwVFUk [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ラムダ「そうだ!オレぁ泣く子も黙るロケット団の次期幹部!ラムダだ!スイクンは俺達が頂くぜ」

ミナキ「……ロケット団は一年前のタマムシ襲撃事件で壊滅したはず。今さらスイクンに何の用だ!」

ラムダ「へへっ、スイクン程珍しいポケモンはそういねえ。なんてったって伝説のポケモンだからな……そしてコイツを金持ちに売っ払っちまえば……」

クリス「スイクンを……売る!?」

スイクン「す……」

???「その辺にしておいてくださいラムダ」

クリス「!」
 ▼ 49 EkbJKGiljg 21/08/07 21:22:20 ID:ErEwVFUk [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ロケット団の男その2「やれやれ……喋りすぎですよ。こんな雑魚にベラベラと」

ラムダ「あぁ悪ィ、ランス」

ミナキ「……おのれ……!そんなこと許せるわけがないだろう!行け!ゴースト!」

ゴースト「ごっごおお!」シュバッ

ランス「戦うつもりですか………ゴルバット!!」

POM!

ランス「『きゅうけつ』です」

ゴルバット「キェエ!」ガブッ

ゴースト「ごぉ……っ」フラッ

ミナキ「ぐ……ゴースト!!戻れ!」

ミナキ「次は……!」カチャカチャ

ラムダ「おおっと!その辺にしときな!お前のかわいいお友達に手を出されたくなかったらな!」

クリス「離して……っ!」

ミナキ「クリス!」
 ▼ 50 EkbJKGiljg 21/08/07 21:24:34 ID:ErEwVFUk [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「卑怯な……!」

ランス「卑怯と言われるのは慣れっこですよ。そういう仕事ですから」

ラムダ「こっちにゃスイクンもいるんだ。そのモンスターボールを捨てなければ、スイクンとこのガキを痛めつけてやらぁ」グッ

クリス「痛っ……!」

スイクン「……!!!」

ミナキ「ま、待て!……っ、わ、分かった言う通りにする……だからその子を離してくれ……っ」

ラムダ「へへん、素直で良いじゃねえか」

ランス「ふっ、簡単な仕事でしたね。これなら私達の幹部昇格も確実です……!それじゃあ、ラムダ、その子とスイクンを連れて行きましょう」
 ▼ 51 EkbJKGiljg 21/08/07 21:29:53 ID:ErEwVFUk [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「なっ……!おい!約束だろう!その子を……クリスを離せ!」

ランス「うるさいですね……ゴルバット!」

ゴルバット「キェエ!!!」エアスラッシュ

ミナキ「がは……っ」ドサッ

クリス「……!!ミナキさんっ!!」

ラムダ「馬鹿なやつ。こんな重要事項を聞いた奴を生かしておく訳ねえのに」

ランス「やれやれ……始末が大変ですよ。でもまあ、ここで始末するのはまずいでしょう。その男も連れていってください。秘密基地で始末しましょう」

ラムダ「ヘイヘーイ」

クリス「……っっ!離して!ミナキさんっ!ミナキさん!!」
 ▼ 52 イロス@ダイキノコ 21/08/07 23:12:05 ID:Qhywz5q6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 53 ゲチック@あやしいパッチ 21/08/07 23:34:59 ID:Ctlgy0ZU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
シエンネ
 ▼ 54 EkbJKGiljg 21/08/09 20:21:09 ID:XkvMx8mc [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

────ロケット団秘密基地
ミナキ「……んぅ……スイクン……♡誘っているのか……っ♡くっ」スピー

クリス「…………ミナキさん」

ミナキ「フゥフゥ……♡っあぁん、そん…な……っ♡だめぇっ♡そこはぁん♡」スピー

クリス「ねぇ…………ミナキさん」

ミナキ「んっんっ……♡はぁん♡スイクン……スイクン……♡」スピー

クリス「起きてください!ミナキさん!!」ゲシイッ

ミナキ「ふげぇっ!?」ガバッ

 ▼ 55 EkbJKGiljg 21/08/09 20:22:56 ID:XkvMx8mc [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「……はっ!そうだ私達はロケット団にさらわれて……クリス!大丈夫だったか!?」

クリス「大丈夫ですよ。ミナキさんもこの状況でスイクンとHする夢みてるなら大丈夫ですね」

ミナキ「な、何故それを知っている!?」

クリス「寝言で全部出てましたよ」

ミナキ「き、聞いてたのか!?クリスのスケベ!」

クリス「お互い様でしょうが!」
 ▼ 56 EkbJKGiljg 21/08/09 20:24:33 ID:XkvMx8mc [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「ぐぐぐ……まあそれはおいといて……ここは一体……?」

クリス「私も分からないんです……目隠しされてここに連れてこられたから」

ミナキ「……見たところ倉庫のような場所のようだな。出口は……あのドアだけか」

クリス「この通り手も手錠をかけられてるし……一体どうしたら……」

ミナキ「……クリス……怖いだろうが、我慢だ。きっと何か脱出のチャンスが……」

クリス「いいえ……私は怖くないんです……ただ、スイクンが心配で……」

ミナキ「……スイクンが?」

クリス「スイクン……あのロケット団達、スイクンを売るって言ってました……!スイクンを物扱いするなんて許せない!」

ミナキ「……あぁ。それは私も同じ気持ちだ……!」
 ▼ 57 EkbJKGiljg 21/08/09 20:26:13 ID:XkvMx8mc [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「とにかくこの拘束をとかないとどうにも……」グリグリ

ミナキ「手錠だから中々……くっ、全然取れなk」

クリス「取れた!!」

ミナキ「早!?」

クリス「なんか手を細く縮めたら抜けました!!!」

ミナキ「あぁ……クリスは手が小さいから」

クリス「ミナキさん取れますか?引っ張りましょうか?」グリグリ

ミナキ「あああああ!痛たたたた!手首!手首取れる!」
 ▼ 58 EkbJKGiljg 21/08/09 20:30:44 ID:XkvMx8mc [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



ミナキ「う……っ、手が痛い」

クリス「すみません……」

ミナキ「あぁ……私は気にしないで大丈夫だ……だが、手錠を外すのは無理だな」

クリス「なんかドラマで見た、ピンとかで鍵開けるやつは……」

ミナキ「そんな泥棒みたいな技術持ってないだろ」

クリス「ですね……じゃあまずミナキさんの手錠の鍵を探さないと……」

ミナキ「いや、まず君がこの部屋から逃げるのが先だ……私にいい考えがあるんだぜ。……クリス、耳を貸してくれ」

クリス「……?はい……?」

ミナキ「いいか?私が合図したら……ゴニョゴニョ……」

 ▼ 59 EkbJKGiljg 21/08/10 22:14:39 ID:ictIsoX2 [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「よし……それじゃあやるぞ。クリス、ちゃんと隠れたか?」

クリス「はい!」

ミナキ「よし……」スゥゥウウウ……


ミナキ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!」


バンッ!!!(ドアを開ける音)

したっぱ「なっ、何の騒ぎだ!?……って、おい!お前、あの女のガキはどうした!?」

ミナキ「知らないんだぜ!目が覚めたらいつの間にかいなくて……!」

したっぱ「でまかせ言うんじゃねえ!あいつぁガキだぜ!?一人で逃げられる訳がねえ!」

ミナキ「知らないものは知らないんだぜ!」プイッ

したっぱ「この野郎……!しらばっくれる気か?クソが……痛い目見ねえとわかんねえみたいだな!」ガシッ

ミナキ(……今だ!!)

ミナキ「はああああああああああああああああああああああああああ!!!」


ドッゴオッ!!!

したっぱ「ぐっふぅ……!?頭突き……!?」フラッ

ミナキ「怯んだぞ!チャンスだああああああ!」

クリス「おりゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

したっぱ「!?」
 ▼ 60 EkbJKGiljg 21/08/10 22:18:11 ID:ictIsoX2 [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
したっぱ「なんだこいつ!?隠れてやがったのかよ……っ!?」

クリス「うらあああああああああああああああああああああああああ!!!」ポカポカポカポカ

したっぱ「痛っ!?おいこらやめろ……っこの!」

クリス「せえええええええええええええい!!!!!」ボカボカドコスコ

したっぱ「げふっ!?えげぇっ……!?」

ミナキ「金的だ!金的だクリス!」

クリス「はい!」スッ

したっぱ「はぁ……はぁ……やべ……やべて……金的はやべて……!」

ミナキ「だってよ!やめてやれクリス!」

クリス「はい!」

したっぱ「……助かった……」コヒョー…コヒョー……
 ▼ 61 EkbJKGiljg 21/08/10 22:23:18 ID:ictIsoX2 [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クリス「さあ!ミナキさんの手錠の鍵を寄越しなさい!」

したっぱ「ふ……ふざけんな!そんなことしたらラムダさんたちに怒られちまう!」

ミナキ「そうか……仕方ない。クリス、金的だ」

クリス「はい!」スッ

したっぱ「嘘!嘘です!鍵渡すんでやめてください!」

ミナキ「よし!ありがとうしたっぱ君!」

クリス「話の分かる人で良かった!」ウフフフフ

したっぱ「ウン……ソウデスネ……」




ガチャン!

ミナキ「ふぅ……!やっと解放されたな」コキコキ

クリス「あ、したっぱさん、もしこの事を他の人に言ったら……」スッ

したっぱ「言わない!言わないから金的だけは……!」

ミナキ「うむ!いい返事だ!」

クリス「ミナキさん!早くスイクンを助けに行きましょ!」

ミナキ「ああ!……したっぱ君、スイクンは今どこにいるんだ?教えないと金t」

したっぱ「地下!ここの地下のフロアで幹部のアポロさんたちが面倒見てる!だから金的はストップ!!!」

クリス「なるほど!ありがとうしたっぱさん!」

ミナキ「よおし!今助けに行くぜ!待っていてくれたまえスイクン!」


タッタッタッタッタ……
 ▼ 62 EkbJKGiljg 21/08/10 22:27:39 ID:ictIsoX2 [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告



───ロケット団秘密基地・地下フロア

スイクン「ぐるるる……があぅっ!!!」ドタンバタン

アポロ「……これがかの高名な伝説のポケモン……スイクンですか。ランス、ラムダ、よく捕獲しましたね」

ランス「フフン、まあ大したことでもなかったですがね」

ラムダ「オレたちが行った時、二つ結びのガキとマント男が先にスイクンの体力を削ってくれてたんだよ……まあラッキーだったよな」

アテナ「何にせよ、この美しさならきっとかなりの値段がつく筈ね。ロケット団再興のための資金には十分だわ」ウフフ

スイクン「…………ぐぅ……!」ギロリ
 ▼ 63 EkbJKGiljg 21/08/10 22:32:20 ID:ictIsoX2 [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
アテナ「……さあて!私達はこれからスイクンが従順になるように調教しないと!さあ!あんたらは持ち場に戻りなさい!」シッシッ

ラムダ「へいへーい」

ランス「それでは、失礼しま……おっ?」


バタバタ……

したっぱ「たたたた、大変ですアポロさん!」

アポロ「……どうかしました?」

したっぱ「侵入者です!青髪の二つ結びの子供と蝶ネクタイマント男が地下への通路で暴れています!」

ラムダ「何ィ!?あいつら逃げたのかよ!?」

アポロ「……被害状況は?」

したっぱ「はい……!現在、地下二階の階段まで侵入を許してしまってます。あいつら、ポケモン持ってない癖に存外強くて……」

アポロ「……ポケモンを持っていない?トレーナーではない、と?」

したっぱ「いえ……トレーナーらしいのですが、今のところ、全部素手で薙ぎ倒してます」

アポロ「……素手で?」

したっぱ「はい。」

アポロ「えぇ……」
 ▼ 64 EkbJKGiljg 21/08/10 22:37:17 ID:ictIsoX2 [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

アポロ「……ランス、ラムダ。お前達に侵入者の排除を任せます。絶対にここまで来させないように」

ラムダ・ランス「了解」

アポロ「アテナさんも万一の為にスタンバイしておいてください」

アテナ「分かったわ」

アポロ「……スイクンは、ロケット団再興のために必要なポケモン……そう簡単に奪わせる訳には行きませんからね……」フフフ

スイクン「……!!」
 ▼ 65 ッチルドン@プラズマカード 21/08/10 23:35:36 ID:8BVwW.HA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 66 EkbJKGiljg 21/08/12 20:50:56 ID:8hnAV/dc [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

───一方、ミナキ&クリス

ミナキ「せえええええええええええええい!!!!!」ボコスカボコスカ

クリス「そおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!」ゲシゲシッ

したっぱ達「えぎゃあああああああああああああああああああああああ」


ミナキ「ふぅ……ふぅ……!中々疲れるな……」

クリス「ポケモンも取られてるから今のところ全部素手で倒してますからね」

ミナキ「うむ……したっぱ達のポケモンのレベルが低いことが救いか。これ以上レベル高かったら流石にやられるぞ」

クリス「でも私のキックにかかればどんな敵だってやっつけちゃいますよ!」シュバシュバ

ミナキ「……クリス、君ちょっとテンションあがってきてるだろ」

クリス「てへへ……////」

ミナキ「とにかく、どこかで私達のポケモンを取り返さないと……」




ラムダ「お前達!逃げやがったのか!!」

ランス「すぐに元の牢に戻してあげましょう……!」


ミナキ・クリス「!!」
 ▼ 67 EkbJKGiljg 21/08/12 20:51:48 ID:8hnAV/dc [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「……!!お前達は!」

ラムダ「よぉ!どうやって出てきたのかは知らねえが……もう一度痛い目見ねえと分からねえみたいだな!ドガース!」

ドガース「ドガッ!」

ランス「ゴルバット!」

ゴルバット「キェェエ!!」

ミナキ「クソッ……そこそこレベルの高そうなポケモンがきてしまった……」

クリス「ど、どうしますかミナキさん!」

ミナキ「お、落ち着くんだぜ……!きっと何か打開する策が……」

ラムダ「ドガース!『毒ガス』攻撃だ!」

ドガース「ドガ!」


プシューーーーッ…………

ミナキ「まずい!クリス!毒ガスを吸うな!」ガバッ

クリス「!?むぐぐぅ〜っ!?」

ラムダ「へへ、もう遅い!」

ミナキ「ぐっ……」フラッ

クリス「……!ミナキさんっ!?大丈夫ですか!?」
 ▼ 68 EkbJKGiljg 21/08/12 20:54:16 ID:8hnAV/dc [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「うえぇ……っ……あぐ……っ」ハナミズダバァ

クリス「!?」

ラムダ「へへん、どうだ?オレのドガースの毒ガスは?ちょっとでも吸えば鼻水涙まみれでまともに戦えねえぞ!」

ミナキ「へげぇ……へげぇ……っ……ぐりず……ぜっだいガスをずっぢゃだべだぜ……」ナミダダバァ

クリス「ひゃ……ミナキさん……と、取り敢えず顔拭いてください!」

ミナキ「へげぇ……」フキフキ

ラムダ「おっつけお前もそこのマント野郎みてーに、鼻水涙まみれよ!」

ドガース「ドガ♪」

クリス「うわぁ……」

ラムダ「それに、毒ガスはこの為だけじゃねーしな!」

クリス「へ……」

ランス「……ゴルバット!『きゅうけつ』!」

ゴルバット「キェェエ!!」

クリス「きゃ……っ!?」チッ
 ▼ 69 EkbJKGiljg 21/08/12 20:55:34 ID:8hnAV/dc [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ランス「チッ、外しましたか」

クリス「……!」

ラムダ「毒ガスはこーやって奇襲にも使えるからな」

クリス「卑怯者……っ!」

ランス「卑怯で結構。そういう仕事ですから」

ゴルバット「キィエェェェエッッ!!」

クリス「やめて!この毒ガスを今すぐ止めて!」

ラムダ「止めろといわれて止めるバカはいねぇよ!ドガース、じゃんじゃんやっちまえ!」

ドガース「ドガ」プシュー……

ミナキ「へげ〜……へげ〜……」

クリス「ミナキさあぁん!」


ランス「フン、所詮は子供……大人がいなければ何も出来ないようですね」

ラムダ「はっ、違いねェ」

クリス「……〜〜ッ!」

ランス「さて、捕まえたっと」ガシッ

クリス「あ……っ!」
 ▼ 70 EkbJKGiljg 21/08/12 20:56:54 ID:8hnAV/dc [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「離して〜っ!!」バタバタ

ランス「誰が離すものですか!さんざん邪魔しておいて、次は逃げられませんよ」

クリス「……ッ!!!」

ラムダ「わりぃな、お嬢ちゃん。こっちもこっちで色々あんだよ」

クリス「スイクンに酷いことしたくせに!」

ラムダ「はん!やられる方が悪いんだよ!こっちだってなあ、あんなに簡単にスイクンが手に入るなんて思ってなかったんだぜ?」

ミナキ「……っ」
 ▼ 71 EkbJKGiljg 21/08/12 20:59:33 ID:8hnAV/dc [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラムダ「伝説の聖なるポケモンっつたって、要はただのクソ珍しいだけのポケモンだもんな。珍しくなかったらあんな弱いポケモン誰も欲しがらねェよ」

ミナキ「…………やべろ」

ラムダ「……お?なんだコイツ?鼻水まみれで動けない癖に、オレに反抗するつもりかよ」

ミナキ「……ずいぐん、わ……けだかく、て……うづぐじい……そしで、づよいんだ……」ズビッ

ラムダ「な〜に言ってんのかわかんねぇよ!もっとはっきり言いやがれってんだ」ハハハ

ミナキ「……わだじは……そんなずいぐんをおいがげで……ひっ」スッ

クリス「……!ミナキさん……!?」

ラムダ「なんだなんだ〜?何にもわかんねえぜ?もっと顔近づけろよ」グイッ

ランス「……ラムダ。止めた方がいいですよ。その男、様子が……」

ラムダ「は?」

ミナキ「……は……は……」







ミナキ「ばえええぇぇぇえっくしょおおおおおいっっっっっ!!!!!!」ハナミズドバァア!!!

ラムダ「ぶへぇ!?!?」ビチャァ!!!!
 ▼ 72 ンデツンデ@するどいくちばし 21/08/12 21:33:27 ID:M15Mf9Wg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 73 イホーン@たいようのふえ 21/08/12 21:36:54 ID:21xAQ7bU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
というかポケモン出す前にぶちのめしてたのかと思ったら
もしかして下っ端のポケモン生身で倒してる・・・?
 ▼ 74 EkbJKGiljg 21/08/14 00:03:14 ID:odHclDCE [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ラムダ「うぎゃあああああああああああああ!?!?顔に鼻水がああああああ!?!?」

ランス「ラムダああああああああああ!?!?」

クリス「うわぁきっしょ……」引

ミナキ「……へげぇ」ズビビッ


ラムダ「おえええええええ!!きったね……きったねぇえええ!!!!ランスうううう!!!たすけてぇぇええええええ!!!!」

ランス「ヒイイイイイイ!?!?ちょっ、鼻水ついた手でこっちに来るんじゃないっ!」パッ


クリス(……あっ、離れたっ)



クリス「よし、チャンス!ミナキさん!」

ミナキ「へげえ……」

クリス「うおららああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」ポカポカポカポカポカポカ

二人「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?」
 ▼ 75 EkbJKGiljg 21/08/14 00:03:55 ID:odHclDCE [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告




ラムダ・ランス「」

クリス「ぜぇ……ぜぇ……。ふぅ……なんとか縛りあげました……」

ミナキ「ずび……クリス……ありがとう」

クリス「お礼は顔拭いてからにしてくださいね」

ラムダ「クッソォ……覚えてろよ……」

ランス「ぐ……この私に鼻水をつけたこと、絶対に許しませんよ……」

クリス「あんまり歯向かうようならもう一回鼻水つけますよ」

ランス「ごめんなさいもうしません」

ミナキ「さあお前達。スイクンは今どこにいる!そして……私の愛しい手持ち達をどこにやったんだ!」

ラムダ「知らねーよ!知ってても教えるもんか!」

クリス「鼻水つけますよ」

ラムダ「スイクンは地下室にいます」

ランス「お二人の手持ちは今私が持ってます」
 ▼ 76 EkbJKGiljg 21/08/14 00:05:03 ID:odHclDCE [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「おお!私のかわいいかわいい手持ち達!マルマイン、スリーパー、ゴースト……皆無事でよかった……!」ガシッ

三匹「……」

クリス「再開を喜ぶのはせめて顔拭いてからにしませんか」

ミナキ「皆無事でよかった……」

クリス「聞いてないし……。それより、早くスイクンを助けに行かないと」

ミナキ「ああそうだな。……地下室か。スイクンはそこに閉じ込められているんだな?」

ラムダ「……ああそうさ。だがな!地下室にはもっと強い幹部が……アポロとアテナがいるんだ!てめえらにスイクンは奪い返せねェよ!」

ランス「その通り。悔しいですがあの二人の実力は我々より上……貴方達にはあの二人は倒せません」

クリス「……鼻水つけますよ」

ランス「えっ!?なんで!?やめてください!」ジタバタ
 ▼ 77 EkbJKGiljg 21/08/14 00:05:43 ID:odHclDCE [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「……貴方達みたいな、ポケモンを道具としか思ってない人に、私達は負けません。どんなに相手が強くても……私はスイクンを解放してみせます」

ミナキ「クリス……」

ラムダ「……チッ、綺麗事ばっかし抜かしやがってよぉ……」

クリス「綺麗事でもいいんです。……スイクンは、私の、夢だから」

ミナキ「……よし!よく言ったぞクリス!」

クリス「ミナキさん……」

ミナキ「クリスの言う通りだ!スイクンは私の夢でもあり……クリスの夢でもある!それを馬鹿にしたのだからお前達、覚悟しておけよ!」

ラムダ「へいへい」

ミナキ「さあクリス!早くスイクンを助けに行こう!クリスなら……クリスならきっと助けられるさ!」

クリス「……はい!」
 ▼ 78 EkbJKGiljg 21/08/14 23:46:07 ID:odHclDCE [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


───地下室


スイクン「ぐあぁぁあ!!!がるるるる!」ドタンバタン

アテナ「……全くもう!うるさいわね!」

アポロ「暴れても無駄ですよ。こんな地下まで誰かが助けに来るはずもない」

スイクン「……ヴルルル」ギロッ

アポロ「これは躾に時間がかかりそうですね」

アテナ「ウフフ、まあ時間をかけてゆっくり躾ればいいわ。ちょっとずつ痛めつけて……恐怖で縛りつけてやれば」



バンッ!

ミナキ「スイクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!!!!!!!!」

クリス「スイクンっっ!助けに来たわよーーーーーーっっっ!!!!!!!」


アポロ「!?」

アテナ「!?」

スイクン「!?」
 ▼ 79 EkbJKGiljg 21/08/14 23:47:20 ID:odHclDCE [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

アポロ「お前達は……!?」

ミナキ「スイクンを助けに来たんだぜ!」

クリス「あ、見てくださいミナキさん!スイクン!!!!!」

スイクン「……すぃ」ビクッ


アテナ「まさか……貴方達がランスの言っていた侵入者!?」

ミナキ「うおおおおおおおおお!スイクンーーーーーー!!!!!」

アポロ「まさか……ラムダとランスを倒したと……!?」

クリス「スイクン!!!!!今助けてあげるからねぇーーーーーっ!!!!」

アテナ「ちょっと、嘘でしょ!?あいつらもそんなに弱くない筈よ!?」

ミナキ「スイクンーーーーーーっっっ!!!!」

クリス「今行くからねーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!!」

アポロ「……うるさい!!!!!」
 ▼ 80 EkbJKGiljg 21/08/14 23:48:16 ID:odHclDCE [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「む!?なんだこいつら!?」

クリス「あれじゃないですか、ドガースの人が言ってた幹部」

ミナキ「あああれか。気づかなかった」

アポロ「あれとはなんですかあれとは」

アテナ「アポロ、こいつら私達のことナメてるわ」

アポロ「そのようですね……。これは私たちの恐ろしさをしっかりと教えてやらねば……!……いけ、ヘルガー」


POM!

ヘルガー「ガアァルルルルル!!!」

アテナ「あら、貴方はヘルガーで行くのね。だったらこの子……行きなさい、クサイハナ!」


POM!!

クサイハナ「ふらら」

ミナキ「……く、奴らやる気のようだぜ」

クリス「だったらこっちも……行け!なみのり!」


POM!

なみのり(ヌオー)「ぬぅ」

ミナキ「……仕方がない。私も……行け、スリーパー!」


POM!

スリーパー「すりすりすりぃ〜」
 ▼ 81 EkbJKGiljg 21/08/19 01:24:14 ID:oNzYVXrY [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

アポロ「スイクンは渡しません!ヘルガー!『かえんほうしゃ』!」

ヘルガー「ぐぉぅっ」


ゴッ!!!

ミナキ「危ない!かわせスリーパー!」

スリーパー「すりゅ!?」

クリス「炎技……!ということはあのポケモンは炎タイプ?」

ミナキ「分からん、私も初めて見る……がそのようだな」

クリス「だったら……なみのり!!」

なみのり(ヌオー)「ぬおっ」

クリス「『みずでっぽう』!」

なみのり(ヌオー)「ぬぅ!」


ザパーン!!!

ヘルガー「るが……っ」

クリス「よしっ」

アテナ「あら、敵は2人いることをお忘れのようね」

クリス「……!?」
 ▼ 82 EkbJKGiljg 21/08/19 01:24:52 ID:oNzYVXrY [2/7] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告

アテナ「クサイハナ!やっておしまい!」

クサイハナ「ふらっふぅ!!!」


ジャキジャキジャキッ!!!

なみのり(ヌオー)「ぬぁ……!」

クリス「なみのり!?」

アテナ「効果はバツグン、ね」

クサイハナ「ふらっ」

ミナキ「……今だ!『ねんりき』だぜ!」

スリーパー「すりすりぱ〜」


ミョミョミョミョ~~

クサイハナ「はにゃ!?」

アテナ「クサイハナ!?」
 ▼ 83 ルトラネクロズマ@エネコのシッポ 21/08/19 01:30:49 ID:9wT27AnU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
それぞれお互いに弱点を突き合う関係
面白いマルチバトルだ
 ▼ 84 EkbJKGiljg 21/08/19 23:32:58 ID:oNzYVXrY [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
すみません、ミスでミナキの手持ちがスリーパーになってましたがスリープに脳内変換してください
 ▼ 85 EkbJKGiljg 21/08/19 23:35:13 ID:oNzYVXrY [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「よぉ〜し!よくやったスリープ!偉いぞぉ!」

スリープ「すりり」

アテナ「クサイハナ!……なんてこと!」

ミナキ「大丈夫かクリス!ヌオーは……」

クリス「あ、はい!大ダメージは受けたけど……」

なみのり(ヌオー)「ぬ」ボロッ


アテナ「悔しいっ、なんでこんなやつに負けなきゃならないの!?アポロ!」

アポロ「分かってますよ!ヘルガー!」

ヘルガー「がるる」

アポロ「スリープに『かみつく』!」

ヘルガー「がああああ!!!」


ガブッ

スリープ「すりゅ……っ」

ミナキ「スリープ!?」

スリープ「すりり……」ガクッ

クリス「そんな……っ」

アポロ「バトル中によそ見する余裕があるんですか!?ヘルガー!やってしまえ!」

ヘルガー「ぐおぉおん!!!」


ガブッ

なみのり(ヌオー)「ぬ……」ガクッ

クリス「な、なみのりっ!」
 ▼ 86 EkbJKGiljg 21/08/19 23:38:11 ID:oNzYVXrY [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

アポロ「ははは、口ほどにもないとはこの事ですね!」

ミナキ「ぐ……」

アテナ「おほほ、ここまで来たのだからどんな強いトレーナーかと思っていたけれど……大したことないのね」

クリス「あなたさっきミナキさんのスリープにやられてたじゃない!」

アテナ「うっ、うるさいわね!私だってクサイハナしか持ってないわけじゃないんだからっ!……行けっ!ヤミカラス!」


POM!!

ヤミカラス「があ〜」

クリス「また知らないポケモン……」

ミナキ「……クリス、他に手持ちは何を持っている?」

クリス「ええと……ワタッコのこっとんと、オニドリルのひきゃくと、ウインディのウインぴょ、アリアドスのアリさんとウソッキーのきです」

ミナキ「ネーミングセンスすごいな」
 ▼ 87 EkbJKGiljg 21/08/19 23:41:13 ID:oNzYVXrY [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「ミナキさんは?」

ミナキ「ううむ……スイクンとの戦いでマルマインは瀕死だし、あのゴルバット男にやられたからゴーストは戦えないし、スリープはやられたし……情けないが手持ち皆戦える状態ではない」

クリス「そんな……」

ミナキ「だが、策はある。スイクンを解放することさえ出来ればこっちのものだ。……クリス、申し訳ないが一瞬だけ、君のワタッコを貸してほしい」

クリス「こっとんを、ですか?」

ミナキ「私が時間を稼ぐ。君と君のポケモンで、あの檻を壊してスイクンを解放するんだ……出来るか?」

クリス「私が……」

ミナキ「……スイクンを愛する君にしか出来ないことだ。大丈夫。君を傷付けるようなことはあいつらにはさせないから」

クリス「……ミナキさん……」
 ▼ 88 EkbJKGiljg 21/08/19 23:44:33 ID:oNzYVXrY [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「分かりました。……こっとん、少しの間、ミナキさんに力を貸してあげてね」


POM!

こっとん(ワタッコ)「わちゃ!」


アポロ「作戦会議は終わりましたか?」

アテナ「フフン、どんなに作戦を立てようと無駄だけどね」

ミナキ「よおし!お前達!今度は私がまとめて相手をしてやる!!ワタッコ!頼むぜ!」

クリス「こっとんって呼んだげてください!」

ミナキ「失礼、こっとん!頼むぜ!」

こっとん(ワタッコ)「わっちゃちゃ〜!」
 ▼ 89 EkbJKGiljg 21/08/20 23:48:41 ID:cJHMY4/E [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

アポロ「フッ、ワタッコ……草タイプなんて私のヘルガーのいいカモですよ」

アテナ「ヤミカラスの攻撃もバツグンだし、あの2人、タイプ相性ってものがまるっきり分かってないのかしらねぇ?」

ミナキ「そんなことはないぜ!……こっとん!『わたほうし』!」

こっとん(ワタッコ)「わっちゃーー!!」


ぶおおおおおおおっ!!!!

アポロ「ぶわ……っ」

アテナ「きゃ!?何よこれ!?……綿?」

ミナキ「クリス!今のうちに!」

クリス「はいっ!……ウインぴょ、スイクンの檻まで走って!こっそりよ!」

ウィンぴょ(ウインディ)「がう」

 ▼ 90 EkbJKGiljg 21/08/20 23:51:11 ID:MnB.h.fg NGネーム登録 NGID登録 報告

アポロ「ごほっ、ごほっ……口に綿が……」

アテナ「〜〜〜っ!!こんな綿……ヤミカラス!『かぜおこし』で吹き飛ばして!」

ヤミカラス「があぁ!」バッサバッサバッサ

ミナキ「させるものか!『ねむりごな』!」

こっとん(ワタッコ)「わっちゃあ!」


トロ~ン……

ヤミカラス「……zzz」

アテナ「ヤミカラス!?」

ミナキ「ついでに『しびれごな』も撒いておけ!」

こっとん(ワタッコ)「わちゃわちゃ〜!」

ヘルガー「……ッ」シビレビレ

アポロ「……!ヘルガー!」
 ▼ 91 EkbJKGiljg 21/08/20 23:56:46 ID:cJHMY4/E [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「……」チラッ

ミナキ「(……あいつらまだクリスがスイクンを助けに行ったことに気づいてないな……よし)」


アポロ「……っ、姑息な……ヘルガー!なんとしてでもあのワタッコを倒すのです!」

ヘルガー「ぐぅ……」シビレビレ

アポロ「〜〜〜っ!」

アテナ「ちょっと!起きなさいヤミカラス!!寝てる場合じゃないのよ!」

ヤミカラス「……zzz」

ミナキ「はっはっは!どうしたどうした!ワタッコ一匹に随分手こずっているなあ?」

アテナ「……くぅっ!なんてこと!あんな男一人にこんなに手こずるなんてっ!」

アポロ「……そういえば、あの男の隣にいた二つ結びの少女の姿が見えませんね……?」

ミナキ「ギクーーーーッ!?」
 ▼ 92 EkbJKGiljg 21/08/21 00:00:34 ID:tsq.zMhQ [1/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「ク、クリスならここにいるんだぜっ!わたほうしのせいで君たちの角度から見えないだけなんだぜっ!!!」ワタワタ

こっとん(ワタッコ)「わわちゃっ!!」アセアセ

アポロ「(怪しい)」

アテナ「……まさか、私達がこの男に気をとられている隙に……」



ガチャン!

クリス「スイクン!大丈夫!?」

スイクン「……くうぅん」

アポロ「なんだとっ!?」
 ▼ 93 EkbJKGiljg 21/08/21 00:08:40 ID:x/Ok.t6o [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告

ミナキ「よしっ!よくやったクリス!!」

クリス「はいっ!……スイクン、怪我は大丈夫?」

スイクン「くぅん」

アテナ「ッ!スイクンは私達ロケット団の再興の為に必要な軍資金なのよ!それを貴方達なんかに……」

アポロ「奪われてたまるか!!!ヘルガー!!!」

アテナ「ヤミカラス!!!!起きなさい!!!」ゴンッ

ヘルガー「……っがああ!!!」ダッ

ヤミカラス「zzz……ハッ」

ヤミカラス「ごあ……カアァ!」バサッ


ミナキ「ヤバいんだぜっ!?クリス!!」

こっとん(ワタッコ)「わちゃちゃ!!」
 ▼ 94 EkbJKGiljg 21/08/21 00:09:37 ID:tsq.zMhQ [2/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「ひっ……ウインぴょ、お願い!」

ウインぴょ(ウインディ)「があぁ!」ダンッ

アポロ「アテナ、足止めを!あの少女は私が狩ります!」

アテナ「分かったわ!……ヤミカラス!あんたの相手はウインディよ」

ヤミカラス「カアア!」

ウインぴょ(ウインディ)「がるる……!」

クリス「ウ、ウインぴょ……!」


アポロ「さあ、その少女を始末して、さっさとスイクンを取り返すのです!!」

ヘルガー「ガルルルルル!!!」

クリス「きゃあああああああ!?!?」




キィン!!!

ヘルガー「が……!」

スイクン「……」グググ……

クリス「……スイクン……!?」

ミナキ「なんと……!」
 ▼ 95 EkbJKGiljg 21/08/21 00:11:10 ID:x/Ok.t6o [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告

スイクン「くぅうう…………!」

ヘルガー「……!」

スイクン「すいぃぃぃいいいい!!!!」


アテナ「……どっ、どういうことよ!今スイクンがあの子供を庇ったように見えたけど!?」

アポロ「…………チッ、なに怯んでいるんですかヘルガー!スイクンだって所詮は手負い、勝てない相手ではない筈です!さっさとトドメを!」


ヘルガー「が、がぅ……」ビクビク

スイクン「…………」
 ▼ 96 EkbJKGiljg 21/08/21 00:12:46 ID:tsq.zMhQ [3/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

スイクン「…………すぃ」グイッ

クリス「わ……!」


トンッ


ミナキ「あぁっ、クリスがスイクンの背中に乗っているっ!!羨まし……じゃなくて、何をするつもりだ!?」

こっとん(ワタッコ)「わちゃ……!?」


スイクン「…………」グッ


タッタッタッタッタ……!!

スイクン「すいぃぃい!!!」


ガツンッ!!

ヘルガー「ぐぉ……」ガクッ

アポロ「ヘルガー!?」


タッタッタッタッタ……!!
 ▼ 97 EkbJKGiljg 21/08/21 00:13:59 ID:tsq.zMhQ [4/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

スイクン「すいぃぃい!!!」

クリス「……ミナキさん!!!乗って!!逃げましょう!」

ミナキ「んな……え!?スイクンに!?」

クリス「はい!スイクンを助けるって目的は達成したんです!早く逃げましょう!」

ミナキ「えっ、えっ、でも、乗っていいのか!?スイクンだぞ!?」

クリス「言ってる場合ですか!早くしないとあの人たちが……」


アポロ「〜〜〜っ!!!クソ……クソッ!!ロケット団再興の為にあんなに努力してきたのに……っ!!……マタドガス!!絶対に逃がすな!!」


POM!!

アテナ「ヤミカラス!あんたも行きなさい!!」

ヤミカラス「カアァ!!」



クリス「ヤバッ……ああもう、ミナキさん早くして!」

ミナキ「いや、すまない緊張で手が震えて……」プルプルプル

クリス「何してるんですかーーっ!!!」

 ▼ 98 EkbJKGiljg 21/08/21 00:17:58 ID:tsq.zMhQ [5/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「ミナキ早く!」

ミナキ「あ、あぁ……うわっ、たてがみふわふわだぁ……」

クリス「何たてがみ堪能してるんですか!今そんな場合じゃないでしょ!……スイクン!お願い!」

スイクン「…………!」



ダッ!!


アポロ「逃がしませんよ!マタドガス!!『ヘドロばくだん』っっ!!」

アテナ「ヤミカラス!!『エアカッター』!!」

 ▼ 99 EkbJKGiljg 21/08/21 00:19:21 ID:tsq.zMhQ [6/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「スイクン!!右上!!」

スイクン「……すぃ!」


ヒョイヒョイッ

アポロ「ぐっ、かわされたっ!」

アテナ「早く次の攻撃を……」


クリス「今よ!!スイクン……『ハイドロポンプ』っっっ!!!!」

スイクン「すぃ……」キィィィン……


スイクン「すいぃぃい!!!!」

シュビィーーーーッ!!!


アポロ「ぐぁ……っ」

アテナ「いっ……!」


ミナキ「(……!すごい、すごすぎる……スイクンに技を指示して、ちゃんとバトルしている……)」

クリス「地上に出ます!ミナキさん、しっかり捕まって!!!」

ミナキ「あっ、あぁ!!」

スイクン「……!」


ダッ!!!


 ▼ 100 ガディアンシー@ふといホネ 21/08/21 21:34:12 ID:49IYeSRA NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 101 EkbJKGiljg 21/08/21 21:48:27 ID:tsq.zMhQ [7/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


───地上

クリス「はぁ……はぁ……」

スイクン「……くぅん」

クリス「よかった……なんとか逃げきれたみたい……ありがとう、スイクン」

スイクン「……」コクン

クリス「……ほら、ミナキさんもスイクンから降りてください」

ミナキ「」

クリス「……おーい、ミナキさん?」

ミナキ「……はっ!いかんいかん、スイクンに乗れたことに感動しすぎて気を失っていたぜ」

スイクン「……😠」ブォンッ


ミナキ「どべうっ!?」ズジャァッ

クリス「振り落とした……」

スイクン「……」フン


クリス「まあなんにせよ……スイクン。無事でよかったわ。……それから、助けてくれてありがとう。」

スイクン「……くぅ」

ミナキ「……スイクン……」

クリス「…………それじゃあ、さよなら」クルリ
 ▼ 102 EkbJKGiljg 21/08/21 21:49:30 ID:tsq.zMhQ [8/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

ミナキ「え!?お、おいちょっと待ちたまえ!!スイクンだぞ!?スイクンが目の前にいるんだぞ!」

クリス「はい」

ミナキ「何もしなくていいのか!?あんなに捕まえたがっていたじゃないか!」

クリス「……はい」

スイクン「…………」ジッ

ミナキ「……スイクンも、君のことを見ている。きっと、クリスのことを認めているんだ」

クリス「……」

ミナキ「私も、クリスなら、スイクンのトレーナーに相応しいと思っているんだぜ?」

クリス「……」

ミナキ「……さっきの戦い、クリスの指示にスイクンは従っていた……これは、クリスを主として認めているということじゃないか。こんなに光栄なことはない。それなのに……」

クリス「……」




クリス「……私……私もう、トレーナー、やめるんです」

ミナキ「……え?」
 ▼ 103 EkbJKGiljg 21/08/21 21:52:13 ID:HL3M2cRg [1/5] NGネーム登録 NGID登録 報告

クリス「元々……私……お母さんにトレーナーになるの、反対されてたんです。この旅もウツギ博士に無理言って……」

ミナキ「……」

クリス「……でも、もう帰らないといけない。帰ったら、もうトレーナーには戻れない」

ミナキ「……」

クリス「……憧れだったから。スイクンにだけは会いたかったんです。でも……私、スイクンのトレーナーには、なれないんです」

ミナキ「……でも」

クリス「私、満足ですよ。憧れのスイクンに認めて貰えた。手持ちのこの子たちと出会うことが出来た。……ミナキさんとも、出会えた」

ミナキ「……クリス」

クリス「スイクン、ごめんなさい。……折角、私のことを認めてくれたのに」

スイクン「……すぃ」



ミナキ「……」

クリス「……なんでミナキさんが悲しそうな顔してるんですか」

ミナキ「……クリス。本当は、まだ旅を続けたいんじゃないか?」

クリス「……」
 ▼ 104 EkbJKGiljg 21/08/21 21:53:39 ID:tsq.zMhQ [9/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「……いいえ。だってお母さんに心配かけられないし……私が、いなくても、代わりがいる、し……」

ミナキ「私が聞いているのは『君自身』の気持ちだぜ?」

クリス「……」

ミナキ「私には、クリスの言っていることが、自分を納得させるための言い訳にしか聞こえない」

クリス「……」



クリス「……続けたくない訳ないじゃないですか」
 ▼ 105 EkbJKGiljg 21/08/21 21:55:24 ID:tsq.zMhQ [10/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「私も……ぐすっ……もっと……もっと旅を続けて、全部のジムを回ってっ……!スイクンも捕まえて……っ!立派なトレーナーになりたかった……!ひくっ……どうして……」ポロッ

ミナキ「……クリス……」

クリス「ミナキさんみたいに……っ!スイクンを追いかけたり……バトルしたり……」

ミナキ「……」

クリス「私も……もっと夢を追いかけていたかったのに……っ」ボロボロ

ミナキ「……」



ギュッ

ミナキ「……大丈夫。泣いていいんだ。ほら、大丈夫」ポンポン

クリス「うぇっ……うえぇぇ〜〜ん……」

スイクン「……」スリッ
 ▼ 106 EkbJKGiljg 21/08/21 23:23:39 ID:tsq.zMhQ [11/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告




クリス「ぐすっ……」

ミナキ「……大丈夫か?落ち着いたか」

クリス「……ごめんなさい」

ミナキ「何を謝る必要があるんだ?」

クリス「……だって、私……泣いちゃって」


ミナキ「……私もな、何度も挫けそうになったことがあるんだ」

クリス「……ミナキさんが?」

ミナキ「あぁ。……スイクンは伝説のポケモンだ……世間では実在しているかどうかすら疑われている。……実在も怪しい存在を、本気になって追いかけるなんて馬鹿げているだろ?」

クリス「……はい」

ミナキ「他の人は、よく私のことを馬鹿な男だとか、夢見がちだとか言っていた」

ミナキ「……何度も挫けそうにもなった。やめようかな、と思った時もあった」

ミナキ「……クリス。私はな、夢を追いかけ続けるのも、諦めるのもどちらも辛いことだと思うのさ」

クリス「……」

ミナキ「……だが、そのどちらの選択も、決して間違いではないと思うんだ」

クリス「……」
 ▼ 107 EkbJKGiljg 21/08/21 23:24:26 ID:tsq.zMhQ [12/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「……私、どうしたらいいんでしょうね?」

ミナキ「……クリス自身が選ぶことだ。私はとやかくは言わない」

クリス「……夢は追いかけたいし、旅も……勿論続けたい。……でも……」

ミナキ「……」

クリス「……うん。私、やっぱり……一回家へ帰ります。お母さんにも、心配かけられないし。……スイクンには会えたし」

スイクン「……すぃ」

ミナキ「……そうか。クリスが選んだのなら、私は何も言わないよ」

クリス「……でも……でも、もし……ひとつだけ、わがままを言っていいのなら……」

ミナキ「あぁ。何でも言ってくれたまえ」









クリス「…………スイクンの匂いを嗅いでから、トレーナーを引退したいです」

スイクン「………………!?!?」
 ▼ 108 EkbJKGiljg 21/08/21 23:27:26 ID:tsq.zMhQ [13/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

スイクン「!?…………!?」

クリス「ずぅっと、夢だったんです……スイクンの匂いを嗅ぐのが……」

スイクン「……」ビクッ


クリス「スイクン……♡くんくん……♡」ガバッ

スイクン「……!?」

クリス「はぁはぁ……♡くんかくんか……♡」

スイクン「……!……!」タスケテ

ミナキ「ぐぅ……クリス……羨ましいんだぜ……私もスイクンを嗅ぎたい……」

スイクン「!?」

クリス「ミナキさんも嗅げばいいじゃないですか」

ミナキ「何っ!いいのか!」

スイクン「……!……!!」イヤイヤ

クリス「スイクンもいいよって言ってます」

スイクン「!?!?」チガウチガウ

ミナキ「なるほど……それでは遠慮なく……」ガバッ



ミナキ・クリス「くんかくんか……♡」

スイクン「〜〜〜〜〜〜!!!!」




ダッシュッ!!!!

クリス「あーーっ!?逃げた!?」

ミナキ「なんでっ!?」
 ▼ 109 EkbJKGiljg 21/08/21 23:29:40 ID:tsq.zMhQ [14/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告


──数分後

クリス「ぐぅう〜〜っ!どこ探してもいない〜〜っ!もっと嗅ぎたかったのに〜〜」

ミナキ「私もまだ脇の下の匂いを嗅いでいなかったのに……」

クリス「はあ……でも、これで私の旅も終わりかあ……」

ミナキ「……」




ミナキ「よし!決めた!」

クリス「わ!?」

ミナキ「いつかこの手でもう一度スイクンを捕まえて、クリスに会いに行く!」

クリス「えっ?」

ミナキ「クリスが追いかけられなかった夢を、私が代わりに追いかけ続けるんだぜ!」

クリス「ミナキさん……」

ミナキ「たとえ何があろうと、私はスイクンを追いかけ続けるぜ!クリスの代わりにな!」

ミナキ「そして……いつか、スイクンを捕まえたときは、一番に君に見せに来よう。そして、もう一度君と夢を語り合うのさ」
 ▼ 110 EkbJKGiljg 21/08/21 23:31:59 ID:tsq.zMhQ [15/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「……フフ」

ミナキ「むむっ、クリス、今私がスイクンゲット出来ないと思っただろ」

クリス「そんなことないですよ!……楽しみにしてます」

ミナキ「そうか!……それじゃあ、私もじっとしてはいられないな。早いとこスイクンを捕まえなければ」

クリス「じゃあ、これでお別れですね」

ミナキ「ああ。……さよならは言わないぜ?」

クリス「何カッコつけてるんですか」

ミナキ「ハハハ。それでは……またな!」

クリス「……ええ!またいつか!」





クリス「……ありがとう、ミナキさん」
 ▼ 111 EkbJKGiljg 21/08/21 23:38:00 ID:HL3M2cRg [2/5] NGネーム登録 NGID登録 報告




───数年後・ワカバタウン

コトネ「──で?で?どうなったんですかクリスさん!その後は」

クリス「ん?ん〜……いや、特に連絡もなし。どこで何をしてるんでしょうね」

コトネ「えぇ〜っ!?つまんな〜い!!そこは2人のラブ・ロマンスが始まる流れでしょぉ〜!!」

クリス「何言ってるんだか」


──ワカバタウンへと帰った私・クリスは、今ウツギ博士の助手としてお手伝いしている。相変わらずお母さんはポケモンが嫌いで、トレーナーに復帰するのは無理そうだ。

そして、この春。私の後輩にあたる、コトネちゃんがワカバタウンから旅立った。そして、驚くべき早さでジョウト全土のジムを制覇、殿堂入りを果たしてしまった。
 ▼ 112 EkbJKGiljg 21/08/21 23:41:13 ID:tsq.zMhQ [16/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

クリス「……コトネちゃんはすごいわよね。しっかり夢を叶えちゃうんだから」

コトネ「そうですかね?」

クリス「そうだよ。……夢を叶えるのって、とても難しいことなんだから」

コトネ「ん〜?そうかなぁ」



ウツギ「おーい、コトネちゃん。回復終わったよ」

コトネ「あっ、はーい!」パタパタ
 ▼ 113 EkbJKGiljg 21/08/21 23:41:50 ID:HL3M2cRg [3/5] NGネーム登録 NGID登録 報告

コトネ「よいしょ。……はい!確かに受け取りました!私の手持ち!」

ウツギ「うん。……にしても、驚いたよ。君がまさかあの伝説のポケモンを捕まえてしまうなんてなあ」

コトネ「スイクン達のことですか?」

ウツギ「うん。スイクンは、かつてクリス君が捕まえようとしてたんだけど……」

コトネ「あぁ……さっき聞きました。……クリスさん」

クリス「……ん?」

コトネ「ごめんなさい。私、その、スイクン……」

クリス「……いいのよ。コトネちゃん。スイクンを大切にしてあげてね」

コトネ「……ありがとうございます」ペコリ
 ▼ 114 EkbJKGiljg 21/08/21 23:42:33 ID:HL3M2cRg [4/5] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

コトネ「じゃあ、私ママに顔見せて来ないと。うちのママ心配症だから、困っちゃいますよぉ!」エヘヘ

クリス「ええ。早く会ってきたらいいわ」

ウツギ「つもる話もあるだろう。楽しんでおいで」

コトネ「はーい!」ガチャリ



???「失礼します!!!!」

コトネ「ふげっ!?」ゴンッ

コトネ「痛ってて……もぉ……誰!?」




ミナキ「クリス!!」

クリス「…………ミナキさん!?」
 ▼ 115 EkbJKGiljg 21/08/21 23:43:14 ID:HL3M2cRg [5/5] NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告

コトネ「ミナキさん!?なんでここに……」
ウツギ「……誰?」


ミナキ「久しぶりだな!元気にしていたか?」

クリス「……ええ。でも、でもどうして……」

ミナキ「フフ……言っただろう?『いつか会いに行く』と」

クリス「でっ、でも……」

ミナキ「……スイクンは、捕まえられなかったんだ……申し訳ない。だが……君に伝えたいことがあるんだぜ」

クリス「えっ……」



コトネ「ヤバいヤバいヤバいキテルキテルキテル!!!!」
ウツギ「何!?何がどうしたの!?」
 ▼ 116 EkbJKGiljg 21/08/21 23:46:06 ID:tsq.zMhQ [17/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告

ミナキ「スイクンを調査していたとき……スイクンは様々な地方に足を運んでいると分かったんだ。ホウエン、アローラ、ガラル……この各地の伝承を調べれば、何か新しいものが見えてくるかもしれない」

ミナキ「……長い旅になるんだ。この旅は」

クリス「……」

ミナキ「だから……君にも一緒についてきてほしいんだぜ」

クリス「……へ?」




コトネ「……チッ、愛の告白タイムじゃねえのかよ……」
ウツギ「???」
 ▼ 117 EkbJKGiljg 21/08/21 23:46:44 ID:tsq.zMhQ [18/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告

クリス「……でも……でも、私は……」

ミナキ「親御さんは私から説得しよう。……一人で夢を追うのは、やはりどこか物足りないんだ」

クリス「ミナキさん……」

ミナキ「君という、夢を語り合える素敵なコンビ相手がいるからこそ、私の夢も輝いてみえるんだ。だから」

クリス「……ふふっ」

ミナキ「なっ、何を笑っている!?」

クリス「……もう。ミナキさんってば本当ロマンチストなんだから」

ミナキ「……来てくれないのか?」

クリス「ばか」





クリス「……一緒に行くに決まってます!!」
 ▼ 118 EkbJKGiljg 21/08/21 23:47:55 ID:tsq.zMhQ [19/20] NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告





──こうして、私はもう一度旅に出た

お母さんは、ミナキさんが上手に説得してくれて、なんとか旅に出ることを許して貰えた。

ミナキさんとスイクンの調査をしたり、他の地方へ行って様々な伝承や文献を調べたり……。

時には苦しいこともあったけど、それ以上に、スイクンのことをを深く知るのは楽しかった。

……それに、ミナキさんが隣にいてくれたから、世界が、私の夢が、何倍にも輝いて見えたような気がした。

たまに思う。……私達は最高のコンビだなって。……ミナキさん本人に言うのはまだちょっとだけ照れ臭いけどね。




ミナキ「おーいクリス!!!あっちの洞穴でスイクンが出たらしいぜ!行こう!!!」

クリス「あっ、はーい!!」



(おしまい)
 ▼ 119 EkbJKGiljg 21/08/21 23:51:49 ID:tsq.zMhQ [20/20] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
見て頂いた方、ありがとうございました
かなりのキャラ崩壊も含んだ稚拙な文章でしたが、支援を頂けたりでとても嬉しかったです
楽しく書けてよかったです

【SS企画】夏のコンビSSコンテスト!【7/24(土)〜8/22(日)】https://pokemonbbs.com/post/read.cgi?no=1485181
↑本作はこちらの企画に参加させていただいています
 ▼ 120 フレシア@なんでもなおし 21/08/21 23:54:09 ID:ZUVsis9k NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
おつです!
面白かった
 ▼ 121 スネ@マスターボール 21/08/23 18:03:53 ID:H4mAjFRE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
面白かったです
オチも好きです
 ▼ 122 ロバンコ@かいふくポケット 21/08/29 15:55:31 ID:NwtgGkvQ NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
おつです
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