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【コハ→サト〇】 コハル「私のプリン・・・」 【サト→コハ×】

 ▼ 1 クノシタ@きあいのタスキ 22/05/03 23:53:59 ID:hFQQ5e.k [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
最近、サトシとコハルの距離感が変わった。
二人の間に流れる空気が明らかに違う。特にコハルのサトシに対する対応は顕著だ。


コハルからサトシに視線を送る回数が増えたし、あんなにもコハルが異性の前で笑顔で喋りかけているのは・・・正直初めて見る気がする。

別に俺はコハルの彼女でもないし、コハルを取られた!とかそういった感情はない。・・・ないはずだけど、この胸の中にあるモヤモヤは何なんだろう。

そもそも二人の距離がここまで近くなったのはあの日、そうあの日が切っ掛けでコハルはきっとサトシに想いを抱いたに違いはない。
その決定的瞬間をこの目で見たわけではないけれど、これまで二人をいつも近くで見てきた俺だからこそ分かる。



あれは、サトシがワールドチャンピオンシップスでキバナさんとの試合を直前に控え、特訓にいつも以上に熱が入っていた日のことだ。あの日以来から、コハルはだんだんとサトシに好意を寄せていったに違いない。



サトシはその日もサクラギパーク内で自分のポケモンたちのワザを磨きポケモン通しで競わせていた。
その様子を俺もコハルも遠くから見ていて、その練習中に事件は起きた。


つい先日も俺のゲットしたケロマツとコハルのイーブイがサトシのポケモンバトルに感化されてバトルをしていたら、ケロマツがゲコガシラに進化した。
もっともそんな事は今はどうでもいいんだけど、それからサトシ達のバトルを見るたびイーブイは、よく俺のゲットしたパーク内にいるポケモンたちとよくバトルをするようになった。


そしてちょうどその時、サトシの練習風景を見に来ていたコハルもその光景を見て思わず声をかけてしまったのだ。

今にして思えば、それがすべての始まりだったんだろう。
 ▼ 2 ピアー@ポフのみ 22/05/03 23:55:55 ID:hFQQ5e.k [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
最近コハルのサトシに対する見方というか、対応が今までも良くなってる気がする。
コハルがミナモシティでコンテストライブに出場したあの日以降だ。


俺たちは帰りの船にギリギリで乗り合わせたところで、サトシの昔の旅仲間であるセレナという女の子に出会った。

聞けば彼女がコハルのコンテストライブ出場の後押しをしてくれたらしい。
そこでどんな内容の会話をしたのか、何があったかは俺には分からないけれど今でもコハルはよくセレナと定期的に連絡を取り合っているらしい。

その影響かコハルのサトシにたいしての態度が柔らかくなったように思う。
多分だけど。

だからと言って何か特別な出来事が起きたわけじゃない。
ただ単にコハルがサトシに対して優しい表情を見せるようになっただけなんだと思う。


だけど、俺はそれを見た時、何故か心の中に大きな穴が開いたような気分になった。
どうしてこんな気持ちになるのかは自分でも不思議で仕方なかった。

でも、今の俺はその理由を知っている。

これは嫉妬なんだ。
だってそうだろ?サトシは俺とリサーチフェローすることになったのがきっかけでこのサクラギ研究所に寝泊まりしているが、俺やコハルと出会ってそう月日も長くは流れてなんかいない。

コハルは俺にとって幼馴染で、それ以上でもそれ以下でもない。

だから別にコハルを取られたとか、悔しいとかそんな気持ちになるハズはないんだけど、でもなんか分からないけれど俺のほうが昔からの仲なのに、サトシが俺よりもコハルと仲良くしている姿を見ると少し寂しい気持ちになってしまう。
 ▼ 3 ーシャドー@たいりくのせきばん 22/05/03 23:57:05 ID:hFQQ5e.k [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コハルが俺より先にサトシの事が好きになっていたのかもしれないと思うと、やっぱりどこか負けた気になってしまってモヤモヤする。


コハルがサトシの事が好きになっていることに気が付いた時は驚いたけど、別に嫌な気持ちにはならないしむしろ応援したいくらいの気持ちはあるのは嘘じゃない。

嘘じゃないけど・・・。サトシがコハルのことを好きになればいいとも思ってはいない。
コハルの恋路を邪魔するつもりもない。


俺はコハルが幸せになれればそれで良いと思っている。

だからこそ、二人が両思いであれば素直に嬉しいし、もし付き合うことになったとしてもおめでとうと言えるだろう。・・・・・・言えるはずだ。


でも、最近の二人を見てると、胸の奥が痛む。

もっともコハルのサトシに対する思いがただの勘違いであるならば、杞憂であったのなら俺は嬉しいんだろうな。


正直に言えばそうなんだろう。
そういう事を考えてしまう自分自身が嫌になってしまうくらいに。俺は一体どうしてしまったんだろうか。
 ▼ 4 リヤード@ふるさとマフィン 22/05/03 23:59:54 ID:wE3AUeoY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
だほだほしてきた
支援
 ▼ 5 ンド@せっかちミント 22/05/04 00:00:55 ID:./SUzYig NGネーム登録 NGID登録 報告
またお前だろうな
 ▼ 6 ワライド@カイロスナイト 22/05/04 00:00:56 ID:9BkQ0s.I [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コハサト支援
 ▼ 7 ョボマキ@ホエルコじょうろ 22/05/04 00:02:55 ID:h5mIfnYg NGネーム登録 NGID登録 報告
ここ以外カプ名すら聞かんのにね
 ▼ 8 ゲボウズ@ガンバリのいし 22/05/04 00:04:16 ID:9BkQ0s.I [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトコハコハサトにとって知名度より最終回までに公式になることのほうが大事
 ▼ 9 マルス@ジャラランガZ 22/05/04 00:39:00 ID:B1CI66iY NGネーム登録 NGID登録 報告
>>7
確かに。こことpixivとTwitterと5chでしか聞かないねw
 ▼ 10 ロトーガ@フラットコール 22/05/04 08:18:36 ID:w5RYAfrg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトコハはあり得る流れになって嬉しい
シエンネ
 ▼ 11 シギダネ@クリティカッター 22/05/04 14:24:52 ID:LyccCMNo [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシは今日も変わらず朝早くからトレーニングをし、次のマスタークラス昇格を掛けた入れ替え戦に向け、ピカチュウやルカリオ達と共にポケモンバトルをして過ごしている。


私も最初はサトシがここに滞在する事に対して不安もあったけど、今ではすっかり慣れてしまった。


ここの所よくセレナと連絡取り合ってるせいなのかな。
セレナが嬉しそうにサトシの事を何度も電話越しに教えてくれるのを聞いていると、私まで嬉しくなってしまうほどに。


セレナは明言は避けてたけれど、あれは明らかにサトシの事が好きなんだろう。
サトシは鈍感で全然気が付いてないみたいだけど、あれは間違いなく恋する乙女の顔をしているよね。


サトシは本当に不思議な人。

ポケモンが大好きで、ポケモンのために自分を犠牲にしてまでも助けようとする。
普段はとても優しくて、笑顔を絶やすことはない。

いつも前向きで、どんな困難にも立ち向かっていく勇気を持っている。
ポケモンのこととなると周りが見えなくなることもあるけれど、その分ポケモンへの愛はとても深い。

それに、サトシと一緒にいると、自然と自分も頑張ろうって思えるんだ。
きっとセレナもそういう部分に惹かれていったんだろうなと思う。


別に私はサトシのことはそういう目で見たことは無い。この日も普段と変わらないつもりで話しかけてたハズだったのに、どうしてこんな事になっちゃったんだろう。


サトシとはゴウと一緒で友達として一緒に笑いあえればいいなって思ってたのに、セレナとサトシが付き合う事になれば素直に応援したいって思っていたのに、いつからだろう。

その思いが変わってしまったのは・・・。
 ▼ 12 ドシシ@ジョウトのせきばん 22/05/04 14:25:10 ID:LyccCMNo [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あの日あんなことが無ければ、私は、サトシの事を好きにはならなかったかもしれなかったのに。


きっとサトシは私の事を友達以上には見ていないんだろう。

それにサトシは鈍感だから気が付いていないけれども、私がサトシのこと好きなんだなんて絶対に気が付いてはいない。


サトシの事が好きだっていう女の子はセレナ以外にもきっとたくさんいる気がする。

今の私もそれは例外ではない。



ただこれはあくまで私の妄想に過ぎないけれど、サトシだってセレナの事が好きに違いない。

あの日セレナと話している時のサトシはとっても楽しそうだし、セレナの話をするときはなんだか優しい顔をしている。

何よりもセレナと話すときのサトシの表情は他の子たちと話してる時とは明らかに違う気がする。

なんていうかセレナと話してる時のサトシは信じられないほどにイケメンに見えた・・・なんでだろう。

気のせいかもしれないけれどね・・・。



だから、多分サトシはセレナの事が好きで、このままいけば二人はいずれ付き合うことになるんじゃないかと思う。

もしそうなれば私は二人の仲を応援するつもり。

サトシには私なんかよりもセレナのような素敵で、綺麗な女性な人が似合っていると思うしね。


セレナの想いは理解はしているつもりだし、邪魔をしたいなんて気持ちもない。


でも、その時が来るまでは、それまではもう少しだけ、今は・・・今だけでもいいからサトシの隣にいたいなと思う。
 ▼ 13 ットレイ@ポフのみ 22/05/04 17:41:39 ID:tYoITCSA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 14 チコール@ネストボール 22/05/04 18:04:47 ID:LyccCMNo [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
の日もサトシはサクラギパーク内でポケモンバトルの特訓に余念がない。

もうすぐマスターズエイト最後の入れ替え戦があるから、尚の事熱が入っているのはここから見ても凄く伝わってくる。

特にカロス地方へ行ってからかルカリオとのコンビネーションは更に磨きが掛かっている。


コハル「サトシ調子はどう?」


私は思わずサトシに声を掛ける。

セレナと最近よく電話してるせいかな?何故かサトシの事が気になってくる。

セレナの教えてくれるサトシは私の抱いているサトシとは全く別人で、優しくていつも素敵で紳士的な男性らしい。


恋の力は凄いなって思う。
だってあのサトシが紳士的、とか・・・私から見たら想像もできないよ。



サトシ「おう!絶好調だよ!」

コハル「そっか。頑張ってね」

サトシ「あぁサンキューな」



サトシはそう言ってニカっと笑う。

サトシはいつも笑顔で優しく接してくれるけど、たまに見せる真剣な顔がまた魅力的!

セレナはそう言っていたけれど、なんとなくだが分からないようでもない気はするけど。
 ▼ 15 ルノズク@つかまえポン 22/05/04 18:06:12 ID:LyccCMNo [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴウ「なぁコハル。コハルからサトシに話しかけることここ数日で増えたよな。なんかあったのか?」

コハル「そう?別に・・・そんなことないよ。それがどうかしたの」

ゴウ「そうなのか?いや・・・別になんとなくそんな気がしただけっていうか・・・その」


それ以上は何も語ろうといはせず、ゴウは私の視線から逸らすようにサトシの方を見る。

なんだかゴウは私がサトシに恋心を抱いていると思っているみたいだけど、別にそんなわけはないのに。

確かに最近はサトシと話す機会が増えたけど、あのセレナを惹きつけるサトシの事が気になるっていうか、それぐらいで。


コハル「私がサトシと話してたら何か困る事あるの?」

ゴウ「は!?いやっ・・・ない!あるわけないっしょ!」


ゴウは慌てた様子で否定する。

一体何を慌てているんだか・・・。


コハル「まぁいっか。あっ私この後行くところあるから先に帰るね」

ゴウ「へっ、あっあぁ・・・そっか。じゃーな・・・はぁ」


ゴウはゴウでなんだかぎこちない感じ。

理由を聞いても答えてくれずにいつも隠そうとしてるし、私何かゴウに嫌われる事でもしたのかな。
 ▼ 16 ローラゴローニャ@かいでんのタネ 22/05/04 18:10:49 ID:LyccCMNo [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
二人とは別れて私はイーブイを連れてサクラギ研究所を後にした。

スマホを取り出してある画面を眺める。

今日は前からSNSで見かけたプリンの専門店の予約をしてあるんだよね。

そのお店は数量限定販売で、一日に30個しか作らないらしい。


毎回すぐに売り切れてしまうという事で、何度も予約しようとしていたのに、毎回予約できずにいたけれど遂に私も予約することに成功した。


この日のために、昨日からずっと楽しみにしてたんだ。

私は足早にイーブイと一緒に目的地へと向かう。

そして到着すると既に行列ができていた。やっぱり人気のお店だ。

私は最後尾に並ぶと、店員さんが列の整理を始めてくれたおかげで、直ぐに私の後ろには誰も並ばなくなった。



それから暫くして、いよいよ私の番になった。

私はワクワクしながら予約完了のスマホの画面を提示して例のプリンを注文をする。

瓶に入ったカラメルソースのかかったぷるんとした柔らかそうな食感が特徴的なプリンだ。
 ▼ 17 ガライボルト@きんのナナのみ 22/05/04 18:13:03 ID:LyccCMNo [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コハル「あの、これお願いします」


私はそう言ってスマホの画面に表示されているQRコードを提示する。

店員さんはレジを操作すると、会計が終わり、無事に購入することができた。

そして商品の入った紙袋を受け取ると、私は店を後にしようとした。


コハル「明日学校から帰ったら一緒に食べようねイーブイ!」


私はそう言ってイーブイの頭を撫でると、嬉しそうに目を細める。


コハル「あっそうだ。せっかくだし二人にも買ってあげよっか。まぁどうせ二人は違いとか分かんないだろうし・・・適当にコンビニとかのでいいよね!イーブイもそう思うでしょ?」


私はそう呟くと近くのコンビニへと足を運んだ。

サトシとゴウは暇さえあれば二人でよく特訓しているから、きっと喜んでくれるだろう。

疲れたら甘い物が一番だもんね。


後は帰って冷蔵庫にでも入れておいて、二人の分はお父さんに明日になったら研究所のほうに持って行ってもらうようにお願いすれば大丈夫かな。


私のものと間違えないようにちゃんと言っておかないと・・・まぁ流石にそんなポカをやらかしはしないだろうけど、一応ね。
 ▼ 18 ラルヒヒダルマ@すごいつりざお 22/05/04 18:41:41 ID:u3EcTboE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 19 リキリ@アップグレード 22/05/04 18:43:54 ID:KN36gRIU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえんん
 ▼ 20 ンギラス@いんせき 22/05/04 21:23:56 ID:LyccCMNo [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
翌日。朝早くに目が覚めた私はいつも通り身支度を整え玄関で靴を履く。

コハル「いってきます。 あっそうだ・・・お父さん昨日のあれ頼んだよ!」

サクラギ博士「あぁ分かっているよ。 右側のほうだろ」

コハル 「そうそう。間違えないでよね。 左は私とイーブイの分だからね」


お父さんは少し笑いながら返事をした。ただすぐに手元に持っていたタブレットに目線を戻すと、眉間がピクッとなる。
何かあるんだろうか。


コハル 「お父さん?」

サクラギ博士 「ん?あぁ・・・最近はね、トレーナーに捨てられたポケモンが野生化する問題が各地で起きていてね。これが深刻な問題となっているんだよ」

コハル「ふぅ〜ん・・・酷い事する人もいるんだね」


私は興味なさげに相槌を打つ。

もっともそういう事をリサーチフェローでゴウとサトシが調査することになるんだろうけれど、私が一緒に調査するわけじゃないし、あまり関心がない。


サクラギ博士 「こういったポケモンは人に対する警戒心が非常に高くてね。実際に人を襲う事件が各所で報告されているんだよ」

コハル 「へぇ・・・大変そうだね。 じゃぁそれ、サトシとゴウが調査するの?」


サクラギ博士 「当然二人には協力をお願いするが、 すぐに対処もできないだろう。 特にその地域に本来生息していないポケモンは特に危険だからまずはそういったポケモンから調査して貰おうとはしているよ。 コハルも、 もしそういったポケモンを見つけても決して近づかないように」


なんだか凄い真剣に話してくれてるけれど、ぶっちゃけ私には関係ない話だろう。
いざとなれば二人が解決してくれるだろうし、 こんな話は聞き流しておくに限る。

私は適当に相槌を打ちながら、家を出てスクールへと向かった。
 ▼ 21 ケンカニ@ダウジングマシン 22/05/04 22:29:21 ID:LyccCMNo [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いつも通りに授業を終えて帰路に着き、一番にサクラギ研究所へと向かう。

どうせ今日もサトシが特訓してるに違いないだろうし、そこにゴウもいるはずだ。
それに何よりも今日の一番のお楽しみはプリンだ。

早く食べたいなとい気持ちでいっぱいだった。


ただ、そこで想定もしていなかった事件が起きてしまった。

あれほど間違えないようにとお父さんに念を押していたのに。

研究所の扉を開けて中に入ると、目を疑った。
青天の霹靂だ。


コハル「えっ・・・それ、私のプリン・・・」


目の前に広がる突然の光景に私はそこから先の言葉を失った。

私の机の上には空っぽの瓶と、その横には食べかけのプリンが置かれていた。

そして隣ではサトシが何食わぬ顔で私の分のプリンを食べていたのだ。


コハル「・・・は?」

予想だにしない事態に空いた口がふさがらず、うまく言葉が出ない。


コハル(ちょっと待ってどういうこと!?)

サトシ「おっコハル!今帰ったのか。お帰り。悪いな先に食べてたぜ。プリンサンキューな」

サトシはそう言って無垢な笑顔で私にお礼を言う。

ゴウはと言うと、まるで何かを察したかのように気まずそうに私を見つめていた。


コハル(はぁああああああ!!!?)
 ▼ 22 ットロトム@ピカチュウZ 22/05/05 17:01:51 ID:T/jw4L/s [1/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
一瞬にして怒りが頂点に達し、私は思わず拳を強く握りしめてしまう。


コハル(私超楽しみにしてたんだけど!!!ていうかなんで二人が私のプリン食べてるわけ!?)


私はそう叫びたい衝動を抑えつつ、何とか冷静さを保つ。ゴウはサトシの隣で申し訳なさそうな顔をしていた。

サトシはそんなゴウの態度を見てか、私の怒りに気が付いていないようだった。


サクラギ博士「やぁコハルお帰り。ちゃんと言われた通り左側の箱に入ってた分二人に渡しておいたぞ」

コハル「違う・・・グス」

サクラギ博士「え?」


私は目に涙を浮かべて俯きながら、肩を震わせてた。

せっかく今日の楽しみにしていたのに凄いショックで。

サトシは何のことか分かっておらずゴウはコッソリと耳打ちで事の真相を話していたようだ。


サトシ「悪かったよ。でも俺たちも知らなかったしさ、しょうがないだろ」


確かに二人が知らなかったのは事実ではあるが、それでも私にとってはとても大事なものだった。

それを横取りされたような気分になり、とても悲しい気持ちになった。

なによりゴウはともかくサトシのそのなんてことない、気にもしてなさそうな態度も気に入らない。
 ▼ 23 ルーラ@アロライZ 22/05/05 17:02:43 ID:T/jw4L/s [2/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サクラギ博士「ま、まぁ落ち着いてコハル・・・」

お父さんが私を宥めようとする。しかし、私はもう我慢の限界だった。


コハル「そもそもお父さんが間違えなきゃこうはならなかったじゃない!」


正直自分でもなんでここまで怒っているのか分からない。

けれどこの時は感情を抑えられくてついお父さんやサトシの当たってしまい、私は大声で怒鳴りつけるように言った。


ゴウ「コハル・・・えと」

ゴウはなんとかその場を治めようと必死になっているが、そんなことで今の私の気持ちは収まらない。


サトシ「なにそこまで怒ってるんだよ?謝ってんじゃん・・・」

サトシは私の剣幕に少しだけ驚いた様子を見せるが、すぐに呆れた表情に変わる。

まるで私が間違っているかのような言い草にさらに腹立たしく感じてしまう。


サトシ「ていうかさぁ・・・たかがプリンじゃん。また買えばいいだろ」

コハル「・・・ッ!!」

サトシの発言に私はカチンと来た。


コハル「たかがプリンってなによ!!私のプリンだよ!?今日一日楽しみにしてたんだからね!!!ていうか・・・予約するのすら大変だったことすらない癖して!!!」
 ▼ 24 ガユキノオー@エレベータのキー 22/05/05 17:03:59 ID:T/jw4L/s [3/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私は感情的になって思わず声を荒げてしまった。

サトシはというと、何が何だかわからないといった表情で私を見つめている。


コハル「サトシなんかに私の気持ち分かるはず無いよね!!サトシみたいな何も考えてない人に言われたくないし!!」

サトシ「そこまでいう事ないじゃん・・・落ち着けよコハル」


私はサトシの言葉を聞いて余計に頭に血が上ってしまった。


コハル「もういい!サトシ嫌い!あとお父さんも!」

サクラギ博士「なんっ・・・だと!?・・・ガハッ」


お父さんはショックを受けたようでその場で勢いよく倒れこみ泡を吹いて失神してしまっていた。

私はなりふり構わずその場から逃げるようにイーブイ抱きかかえ外に向かって走った。

サトシ「おい!コハルちょっと待てって」

ゴウ「サクラギ博士、大丈夫・・・じゃないなこれ。駄目だ、完全に意識失ってるっしょ・・・」


サトシとゴウの声が聞こえたが、今はとにかく一刻も早くこの場所から離れたかった。


私はサトシ達から逃げるように、後ろも振り返らずに必死に走った。

イーブイが心配そうな表情でこちらをのぞき込んでいたけれど、今はなんでもいいから一人になりたくて人目もはばからずにとにかく走った。
 ▼ 25 ドキング@ラブタのみ 22/05/05 17:05:09 ID:T/jw4L/s [4/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
息を切らしながら足を止めて肩を上下させながら呼吸を整える。

ふぅっと息を大きく吐くと、私はようやく冷静さを取り戻すことができた。


周囲を見渡すと気が付けば森の中で、サトシたちどころか人の気配は全くなかった。

せっかくだし近くの木に背中を預け、ズルズルと地面に座り込んだ。


私は一体何をしているのだろうか。

ただ単に楽しみにしてたプリンを知らずとはいえ勝手に食べられただけで、あそこまでに怒ることなんて無かったはずだ。

いくらなんでも流石に冷静じゃなかったかな。


コハル「ごめんね、イーブイ・・・ビックリさせちゃったね」


私は自分の腕の中で大人しく抱かれているイーブイの頭を優しく撫でてあげた。

するとイーブイは嬉しそうに目を細めて気持ち良さそうだ。

私はそのまま空を仰ぎ見た。木々の間からは太陽の光が差し込み、鳥ポケモンたちのさえずりが聞こえる。

とても心地の良い風が吹き、頬にそよぐ。


コハル「もうちょっとだけ休憩したら帰ろっか。・・・帰ったらお父さんやサトシにも謝らなきゃね」
 ▼ 26 チュール@カムラのみ 22/05/05 17:06:49 ID:T/jw4L/s [5/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
10分程立っただろうか、ゆっくりと立ち上がりスカートに付着した土を軽く払う。

ここに長居しても問題は解決はしない。

意を決し帰ろうとしたが問題が発生してしまった

脇目も振らず必死に走ってここまで来てしまったせいで、どの方角からこの森へやって来たのかがよく分からない。


コハル(どうしよう・・・)


立ち止まっていても仕方ない、とりあえず適当に歩いてみる事にした。

だがしばらく歩くがやはり森からは出られず、途方に暮れてしまう。

それにこんな時に限ってスマホの充電が切れてしまっている。


コハル「はぁ・・・」



溜息しか出ない。サトシやゴウはきっと今頃私を探して走り回っているのだろうか。

ただあんな酷い事言ってしまった自分を探してくれている保証もない。


結局自力で森から脱出しないことに事態は好転してくれいだろうな。

今はまだいいけどじきに日も暮れるし、そうなってくると危険度は一気に跳ね上がるだろう。


コハル「大丈夫だよイーブイ安心して・・・ん?」
 ▼ 27 ルノズク@あくのジュエル 22/05/05 19:24:46 ID:BEFgg2Zg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 28 ーロット@ちからのハチマキ 22/05/05 19:51:04 ID:T/jw4L/s [6/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ふと、目線を右に移すとそこには少し遠くにドラピオンの姿があった。

ただトレーナーらしき人物が近くにいる様子もない。

ドラピオンはカントー地方に野生化していないはずのポケモン。

どうしてこんな場所に、そう考えを巡らせるがコハルは今日の父の会話をふと思い出す。


トレーナーの判断で捨てられたポケモンが野生化している問題。

そしてそういったポケモンは警戒心が高く、人に対して気性が激しい事。

そうでなくともドラピオンは元々獰猛な気質のポケモン・・・。

なによりもそういう野生化したポケモンに人が襲われ事故が発生している事、最悪のケースも考えられる。


コハル「ど、どうしよう・・・イーブイ大きな声出しちゃだめだよ・・・」


イーブイは小さく首を縦に振る。

まだ向こうはこちらの存在に気が付いてはいない。

このまま音を立てずに気が付かないうちにこの場を去れば大丈夫なはずだ。


右手で口元を抑え、左手ではイーブイを抱きかかえながらゆっくりとじりじりと後ろに下がる。


未だにこちらに目線を向ける様子もない。
良かった・・・。
 ▼ 29 オル@やけどなおし 22/05/05 19:51:56 ID:T/jw4L/s [7/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ほっと胸を撫でおろしてもう一歩足を後ろに下げたところで、渇いた小枝が折れたグシャッという大きな音が辺りに響いた。


コハル「え・・・」


迂闊だった。
ドラピオンに意識しすぎて足元への注意が抜けており、真下を見下ろすと最悪な事に小枝を踏み抜いていて、まさに見つけて下さいと言わんばかりの音を立ててしまった。


私は恐る恐る顔を上げてドラピオンのいた方向に視線を向けた。

そこにはこちらをギロリと見つめて、鋭い爪をこちらに向けて威嚇するドラピオンがいた。


コハル「ひっ・・・」


私は恐怖のあまり腰が抜けてしまい、その場に尻餅をついてしまった。

私は何とか逃げようと立ち上がろうとするけれど、上手く足に力が入らず、再びその場で転んでしまう。

私の恐怖心が電線してしまったのかイーブイも、私の腕の中で体を小さく丸めてブルブルと震えていた。


コハル「・・・っ!」


目の前にいるドラピオンはこちらにジリジリと近寄って来る。

私はその度に少しずつ後ずさりをするが、とうとう背中に木の幹が当たってしまいこれ以上は下がれなくなってしまった。
 ▼ 30 ラサリス@はっかのみ 22/05/05 19:53:06 ID:T/jw4L/s [8/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コハル「ッ・・・ヒュー・・・いやだ・・・ハッ・・・誰かぁ・・・ヒュー・・・ゴウ、ヒッ・・・サトシィ・・・」


私は泣きそうになりながらも必死に助けを呼ぶ。

だが、そんな願いも虚しく誰もいない事は自分がよく分かっていた。


コハル「お願い・・・こっち来ないでぇ・・・ヒュゥ・・・」


そう言って襲うのを辞めてもらえるのであればどんなに幸せな事か。

コハルとドラピオンの距離は詰まるばかりで、こうなっては助からないのは明白だった。

いよいよ追い詰められ攻撃してこようものならば、私の体が引き裂かれるのは時間の問題だ。


ふとお尻のあたりが徐々に生暖かくなってきて、不快な感覚が一気に広がっていく。

やがて足元へと流れては水たまりが形成されていき、すぐに地面に吸収されて染みとなる。

濡れた下着が肌に張り付くような独特な不快感は無くならないが、今はそんな事を気にしている余裕などあるわけがない。


コハル「ヒッ・・・やだぁ・・・死にたくないよぉ・・・ゴウ、サトシぃ・・・」


視界が涙でぼやけて何も見えなくなる。


終わった・・・。

せめてイーブイだけでも守れるように必死に強く抱きしめて目を瞑り、最後の瞬間を待った。
 ▼ 31 ラミドロ@せいれいプレート 22/05/05 20:04:15 ID:eW1oURQw NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しーえん
 ▼ 32 ッカグヤ@カゴのみ 22/05/05 23:09:31 ID:T/jw4L/s [9/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
これまで出会ってきた様々なイーブイの進化系のポケモンやそのトレーナーたち、家族たち。

そしてゴウとサトシ、そしてなによりもイーブイの笑顔など一瞬で皆の顔が思い浮かんでくる。

あぁこれが走馬灯ってものなのかな・・・ここで、私は死ぬんだ。


サトシ「アイアンテール!」


突如として現れた聞き覚えのある少年の声と共に、金属通しががぶつかり合う音が聞こえてきた。


コハル「えっ?」


私には何が起こったのか分からなかった。


コハル「あっ、あれ?生き・・・てる・・・」


恐る恐る目を開けると、そこには先ほどまでこちらに向かって牙を剥いていたドラピオンの姿はない。

代わりに一人の男の子が立っていた。


コハル「サ・・・トシ・・・?」


彼はこちらを振り返る事なく、ただまっすぐに前を向いていた。

その先には、今まさに襲いかかろうとしていたドラピオンと対峙するピカチュウ。


サトシ「コハル! もう大丈夫だ。ちょっとだけ待ってろよ」
 ▼ 33 ガヘルガー@ロックメモリ 22/05/05 23:10:47 ID:T/jw4L/s [10/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
その言葉を聞いて、私はようやく理解した。

彼が助けに来てくれたのだと。

サトシが来てくれた事で不思議とこれまで押しつぶされそうになっていた不安や恐怖心がみるみる和らいでいく。



コハル「どうしてここに・・・なんで私を助けてくれるの・・・私サトシに酷い事言ったのに・・・」

サトシ「なんでって・・・そんなの決まってるだろ」

コハル「えっ・・・」


サトシはゆっくりと振り返ると、優しい笑みを浮かべ、ポンと頭に手を置きながらこう答えた。


サトシ「俺達さ・・・友達、だろ?その友達をほうってなんかおけないさ!」

コハル「ッ・・・」


サトシの言葉を聞いた途端、胸の奥がギュっと締め付けられる感じになった。

私はその感情が何であるかは分からないけれど、それでも嬉しかった。

こんな時だというのに私はまた泣いてしまいそうになる。


コハル「うん・・・うん!」
 ▼ 34 ロリーム@つかまえポン 22/05/05 23:12:19 ID:T/jw4L/s [11/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「さてと・・・今はここをどうにかしないとな!」


サトシはそう呟くとドラピオンと向き合い表情が険しくなる。


サトシ「ピカチュウ!10まんボルト!」

ピカチュウ『ピカァー!』


ピカチュウはサトシの指示通り、こちらに背中を向けたまま尻尾を立てて、その先端から凄まじい電撃を放つ。

しかし、それは相手も予想済みだったようで、すぐさま回避行動に移る。

ドラピオンは持ち前のスピードを活かしながら右へ左と移動しピカチュウの攻撃を的確にかわし続ける。


サトシ「まだまだ行くぞ!アイアンテール!」


今度はアイアンテールで攻撃を仕掛けるが、ドラピオンも同じくアイアンテールを繰り出して攻撃と攻撃が重なる。

激しい衝撃音と共に、お互いの技は相殺される形で消えていった。


サトシ「あのドラピオン・・・なかなかやるな」

ピカチュウ『ピィーカ!』


サトシとピカチュウは、ドラピオンの実力の高さに感嘆とした声を上げる。

ただ二人の表情はこんな局面でも笑っていた。


思わぬ強敵と相まみえたからなのか、何か秘策があるからなのかは分からないけれど、こういう時のサトシは不思議と何かやってくれそうな期待感がある。
 ▼ 35 ウマージ@けいけんおまもり 22/05/05 23:48:58 ID:T/jw4L/s [12/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「ピカチュウ。連続でエレキネット!周囲に放て」


サトシは立て続けに指示を出す。

するとピカチュウの周りに電気で作られた網のようなものが出現する。

ただそれはドラピオンをかすめるどころか、触れる事もなく左右に散らばっていく。


コハル「外した?」

サトシ「いやこれでいい」

ドラピオンは突然の出来事に戸惑いつつも、すぐに反撃へと転じて、ピカチュウ目掛けて突進を仕掛ける。


サトシ「アイアンテール!」


ピカチュウは再び尻尾を硬質化させると、向かってきたドラピオンに向かってジャンプしながら一回転し尻尾を叩きつけていく。

しかしドラピオンはすぐに攻撃を見切り右へと大きく飛び込みこの攻撃すらも回避した。

サトシはピカチュウの攻撃が避けられる事を想定していたのか、特に慌てる様子も無く次の作戦へと移った。


サトシ「そこだ。でんこうせっかで押し込め!」

サトシはピカチュウに対してでんこうせっかを繰り出すように指示する。
 ▼ 36 リヤード@イアのみ 22/05/05 23:49:50 ID:T/jw4L/s [13/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ピカチュウはサトシの命令を受けて即座に動き出す。

ピカチュウはドラピオンの真正面に立つと、目にも止まらぬスピードでその勢いのまま体当たりをし、ドラピオンを吹き飛ばす。

2匹の対格差故に大したダメージは期待はできないが、それでも狙いとしては充分だった。


コハル「あっ」


両サイドに先程張り巡らされていたエレキネットが、ドラピオンの体を包み込むように動きを封じる。

サトシはドラピオンの動きを止めるために敢えて攻撃を避けさせていたのだ。

激しく動き回りエレキネットから抜け出そうとするが、動けば動くほどドラピオンは動きが鈍くなってくる。


サトシ「ピカチュウ決めるぞ!10まんボルト!!!」

ピカチュウ『ピカピカ・・・ジュゥーー!!!』


ピカチュウは全身を光らせながらドラピオンに向かって走り出し、強烈な電撃を浴びせる。

ドラピオンは電撃を浴びながらも必死に抵抗しようとするが、やがて限界を迎えそのまま倒れ込んだ。


サトシはドラピオンが完全に気絶している事を確認すると、コハルの方を振り返り笑顔を見せる。

その瞬間、私の中の不安が全て吹き飛んだような気がした。
 ▼ 37 ーシャン@ロトムじてんしゃ 22/05/05 23:51:16 ID:T/jw4L/s [14/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシとピカチュウはこちらに向かって駆け寄って来る。

サトシは私の目の前までくると、しゃがみ込んで優しく語りかける。

サトシの優しい眼差しに見つめられると、何故だか心が安らいでいく。

サトシは私に視線を合わせるために身を屈めながら手を差し伸べてきた。



サトシ「怪我はしてないか?もう大丈夫だ」

コハル「う、うん・・・平気。ただ・・・」


差し出してくれた手を握って立ち上がれれば良かったんだけど、どうにもまだ足の震えはとまらなくてうまく立ち上がれない。

それになによりも助かった安堵感はあるが、それと同時にサトシが今目の前にいるこの状況が問題点でもある。

今までは死という極限状態故に対して気にもならなかったが、今は違う。


失禁した事実と衣服の濡れた不快感、それをサトシに悟られてしまう事への羞恥心などから、火が出るほどに顔が赤くなって私はまともに顔を上げられずにいた。


おそらくサトシは濡れたスカートや足、地面のシミとなった箇所をみて即座に状況を察したのだろう。

あぁ・・・と一言呟いてから困り果てている様子が見て取れる。


サトシ「ごめんなコハル・・・俺のせいでこわい思いにさせちゃったな」
 ▼ 38 ラルデスマス@ピンクのリボン 22/05/05 23:53:24 ID:T/jw4L/s [15/15] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私は黙ったまま俯いている。

きっとサトシは自分が危険な目に遭わせたせいだと責任を感じてしまっているに違いない。

でも元はと言えば自分が勝手にイライラして来てしまったのが発端だ。

そんなことを考えていると自分の体が急にふわっと浮かぶ感覚を覚える。


コハル「ちょっ!?ちょぉ!」

サトシ「いつまでもここに留まってるわけにもいかないだろ?少しだけ我慢してくれるか?」


サトシは私を抱き抱えるようにして持ち上げると、そのまま歩き出そうとする。


ただ持ち上げられた事でスカートに含まれていた私のおしっこがポタポタと垂れていって、恥ずかしくて見る事も出来なかったけれどサトシの服にかかってしまっているだろう。


思わずぎゅっと目を瞑る。


コハル「ダメだよ・・・サトシ・・・だって私・・・汚いし、それに・・・」

サトシ「・・・そんなことないって。ひとまずここから離れよう?・・・な?」

コハル「・・・・・・うん」
 ▼ 39 ローラベトベトン@クラフトキット 22/05/06 13:35:05 ID:fzTMjKpw NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 40 プ・レヒレ@ドラゴンZ 22/05/06 19:10:35 ID:S3mso/Yc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
果心居士
 ▼ 41 ンブオー@きいろのはなびら 22/05/06 23:25:28 ID:6Jh.3j1M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 42 スモッグ@ねがいぼし 22/05/07 11:17:59 ID:4H9QPFcU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 43 クバリス@きのはこ 22/05/07 16:32:33 ID:8wjcIDGs [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
今日は来ないか…
 ▼ 44 ルジーナ@あかいバンダナ 22/05/07 17:27:09 ID:dOiQAl9c [1/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシに抱きかかえられて森の出口へと向かっていた。

私は恥ずかしくてどう喋っていいかも分からず、ただサトシとは目線を合わせないようにしていた。



そんなサトシも私に遠慮したのか話しかけてくる事もなく淡々と歩いていたが、5分程歩いたぐらいからかいよいよこの空気感に堪え切れなくなってか口を開いた。



サトシ「その・・・遅くなってごめんなコハル」


私はゆっくりと目線をサトシに向ける。サトシはバツが悪そうに苦笑いを浮かべていた。

申し訳なさそうな表情をしているサトシの顔を見ると、私もなんだか胸が締め付けられるように苦しくなる。


コハル「そんなこと・・・」


サトシが謝る事なんて何一つ無いのに。

私がサトシを巻き込んでしまったんだ。


むしろサトシには感謝しかないし、むしろ私なんかの為にここまで危険を冒して助けに来てくれた事が嬉しくて仕方がなかった。


辺りを見渡すと今まで草か木しかなかった風景と変わり遠くに街が見えてきた。もうすぐ森から出られる。


コハル「あっあのさ・・・サトシ。私もう平気だから」

サトシ「えっ、あぁ・・・うん。分かった」
 ▼ 45 ットレイ@ポイントアップ 22/05/07 17:28:45 ID:dOiQAl9c [2/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシは私の言葉を聞いて、ゆっくりと地面に下ろしてくれた。

私を地面に下ろすと、しゃがんで両肩に手を置き私の顔を覗き込む。

真剣な眼差しで私を見つめていた。

サトシの瞳には私の姿が映っていて、その事に妙にドキドキしてしまう。


コハル「あっあの!・・・その、私着替えていいかな」


サトシは一瞬不思議そうな顔を見せたが、すぐに理解してくれたようで小さく笑みを見せながら返事をする。


彼の笑顔を見るだけで心が落ち着く。

少し離れた所で待機しているからと、何かあれば声を出して知らせてほしいと伝えてきてくれた。


私はすぐそばに丁度よさそうな草陰に隠れて、バッグの中からスクールで使っている体操服を取り出した。


それから制服のスカートを脱いで下着姿になる。

靴や下着の替えはないがここはもうどうしようもない。



コハル(はぁ・・・まさかこの歳でお漏らしする事になるなんて。しかもサトシにもバレたし、最悪・・・)


改めて考えると凄い恥ずかしい。サトシは何も言わなかったけど、内心ではどう思われていたのか・・・・。

って、今はそんな事考えてる場合じゃないし、早く着替えないと・・・。
 ▼ 46 ローラゴローニャ@ヨロギのみ 22/05/07 17:29:48 ID:dOiQAl9c [3/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ひとまず濡れている個所をタオルで素早くふき取ってから着替えを済ませる。

濡れたスカートはビニール袋の中に包んでバッグの中へと放り込んでおいた。

これでとりあえずは大丈夫だと思う。


コハル「ごめんね。・・・お待たせ」


サトシの所に駆け寄ると、心配そうにこちらを見ていた。

サトシは私の姿を見て安心したような表情を見せる。


コハル「それにしても・・・よく私がここにいるってわかったね」


サトシ「まぁすぐに追いかけてたからな。森に入って行ったまではみてたけど、そこから見失ってさ、俺まで迷いそうになって時間かかったけど・・・」



サトシは頭を掻きながら照れくさそうに笑う。

コハルはサトシの優しさに触れて思わず頬が緩む。

コハルは先ほどまでの恐怖を思い出してしまい、サトシに抱き着いて胸に顔をうずめる。


自分とは違って野生のポケモンと遭遇しても問題ないとは思うが、自分のせいでサトシにまで危険な目に合うかもしれないと思うと。
 ▼ 47 グザグマ@ひかるおまもり 22/05/07 17:34:16 ID:dOiQAl9c [4/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
泣きじゃくりながらもサトシに抱きしめられ、落ち着くまでの間ずっとそのままの状態でいた。


コハル「私が!私が・・・あんなこと言わなかったらこうはならなかったのに!」

サトシ「でもさ、二人とも無事だったんだぜ。だからさもう気にするなよ」

コハル「でもっ!・・・でも」


私の背中をさすりながら優しく語り掛けてくれる。

私の事を慰めようとしているのだが、それが逆効果になってしまったのか、既に涙で顔がもうぐちゃぐちゃだった。

必死に涙をぬぐいながらサトシの顔を見上げる。


サトシ「俺さぁ。こんな事言ったらコハルは変に感じるかもしれないけど・・・俺今日、コハルとケンカして良かったって思ってるよ!」


コハル「は?・・・それって、どういう」


目を丸くして驚いた表情を見せていた。

サトシの言っている意味が全く分からない。

それでもサトシは私の手を強く握りしめながら言葉を続けてくる。

その瞳には真剣さが宿っていて、その手を振り払う事が出来ない。
 ▼ 48 ノヤコマ@いちごアメざいく 22/05/07 17:37:29 ID:8wjcIDGs [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
きてた
支援
 ▼ 49 キカブリ@ジュカインナイト 22/05/07 17:51:27 ID:R6V2K9r6 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コハルはもっと漏らすべきだほw
 ▼ 50 リンリキ@ギンガだんのカギ 22/05/07 18:10:35 ID:dOiQAl9c [5/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サトシ「今までたくさんの人と一緒に冒険してきてさ、ヒカリもセレナも…それにピカチュウだってそうさ」

コハル「・・・」

サトシ「時にはたくさんケンカしてきた。あっでもセレナには怒られる事のほうが多かったっけか」


私が話を聞き言ってるなか、サトシは話をそのまま続けた。



サトシ「その人が大切で、信頼してて、大好きだからさ。だからこそお互いの本音をぶつけ合えるんだ!例えケンカしちゃっても・・・またちゃんとごめんって謝って仲直りして。そうすれば今までよりももっともーっと仲良くなれるさ!」



サトシの言葉を聞いて自然と目頭が熱くなるのを感じた。

自分の考えがいかにちっぽけなものなのか思い知らされた気分。

サトシがここまで真剣な表情で語るのを見て、本当にそうなのだと実感させられた。


サトシ「本当に仲良くなきゃ・・・信頼してなければ、ケンカなんてしないさ。俺はそう思ってるよ。だから・・・今日コハルとケンカしたことがダメなことだって思わないよ!」


もう今日何回目だろう。何度も泣き止んだはずなのに、また私の瞳からはボロボロと涙が流れ落ちる。


サトシ「俺はコハルのこと信頼してるし。大切な仲間で友達だって思ってるよ。・・・コハルはどう?」


サトシが優しい笑顔を浮かべて私を見る。


私は胸が今にも張り裂けそうなくらいにドキドキしているのを感じていた。
 ▼ 51 ガジュカイン@むらさきのミツ 22/05/07 18:11:10 ID:dOiQAl9c [6/6] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コハル「うん・・・私も。サトシと一緒、かな。サトシ・・・今日はごめんね。後、助けてくれてありがとう!」


私が微笑みながら言うと、サトシもまた笑みをこぼす。

そして二人で笑い合った後にそろそろ戻ろうと言う事になった。


コハル「あっあのねサトシ・・・」

一度言いかけた言葉が詰まって出なくなる。

どうしようか、悩みながら思わず右手首を左手で抑える。

今ならなんでもないと誤魔化すこともできるけれど、この気持ちは誤魔化したくはない。

意を決して震える右手をそっと伸ばした。


コハル「そのね・・・手」

サトシ「手?」

コハル「帰るまででいいの。繋いで・・・ほしいなって。あっいやっ!駄目なら全然・・・いいの」



自分から言い出しておいて恥ずかしくなり、慌てて手をひっこめようとするが、それよりも早くサトシの手が伸びて私の手を掴んだ。



コハル「えっ」

サトシ「そんなことでいいのか?別に構わないけど」


サトシはあっさりと、それも何事もないように言った。

あまりにも簡単に承諾してくれたことに拍子抜けしてしまう。何をそんなに躊躇していたんだか。
 ▼ 52 ワンコ@ふといホネ 22/05/07 20:19:36 ID:76UcfrBQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
コハルは今何も履いてないの?
 ▼ 53 ンドール@おはなアメざいく 22/05/08 11:44:49 ID:m25ocBvU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 54 ンテイ@きれいなウロコ 22/05/08 11:46:13 ID:lFMQy3Bc NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 55 ンボラー@きれいなハネ 22/05/08 12:03:01 ID:5.B27mmc NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 56 ウマージ@きよめのおふだ 22/05/08 23:55:42 ID:yxL60LbA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 57 タフリー@ダイマックスB 22/05/09 18:36:15 ID:.2VkeVas NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 58 ポエラー@フェザーボール 22/05/10 13:12:07 ID:jHkYCbUo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえーん
 ▼ 59 シツブテ@おいしいシッポ 22/05/11 16:22:04 ID:90U.DqUk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 60 ガヘルガー@がくしゅうそうち 22/05/12 16:23:48 ID:cuQgUii2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 61 ラカラ@ぎんのズリのみ 22/05/15 00:30:56 ID:mB86TO.I NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
続きを…
 ▼ 62 カチュウ@トウガのみ 22/05/18 20:53:35 ID:W/CI6Z1Q NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
もう来ないのか…
 ▼ 63 ナアーラ@フライングメモリ 22/05/18 21:00:44 ID:Qj5swO5. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援やで!
 ▼ 64 トツキ@ピーピーリカバー 22/05/19 01:47:25 ID:953Mnecc NGネーム登録 NGID登録 報告
待つぜ!
 ▼ 65 ニリュウ@ミュウツナイトY 22/05/21 08:59:39 ID:.JIAVpaA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
支援
 ▼ 66 ユルド@ポロックケース 22/05/26 20:07:20 ID:dr7sQRLM NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 67 ロリンガ@たんけんセット 22/05/28 16:24:48 ID:K94AOqDg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
私まつわ〜
 ▼ 68 ムパルド@しあわせタマゴ 22/06/04 14:23:02 ID:opzMoBcU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
いつまでも待つわ〜
 ▼ 69 チュル@バンギラスナイト 22/06/09 20:10:55 ID:65Jch8.. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
静だ
 ▼ 70 リキテル@ペアチケット 22/07/07 20:16:30 ID:1O7wVgIQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
静寂の底から〜♪
 ▼ 71 ダイトウ@ユキノオナイト 22/07/30 21:37:15 ID:s0dE153M NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
まだかい
 ▼ 72 ジロン@にじのせきばん 22/08/16 03:38:56 ID:umQMCd6U NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
しえん
 ▼ 73 ルマイン@ももぼんぐり 22/08/16 08:30:33 ID:Bs2IXbIg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
最終更新から100日経過してしまったか〜…
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