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サトシ 「カノンから?」
ピカチュウ 「ぴぃか?」
母、ハナコからの呼びかけに、サトシとピカチュウは同時に声を上げた。
ワールドチャンピオンシップス決勝戦でダンデに勝利し、世界一の称号を手に入れたサトシ。
タケシ、カスミとの旅を終え、今は実家を拠点に、しばしの休息期間。
近くの森や海に足を運び、野生ポケモン達と触れ合う日々。初めてマサラタウンを旅立った時を思いだし、初心に返ったつもりで探検し、実家でゆっくり休む日々。
一方で、世界一になった自分は、果たしてポケモンマスターに近づけたのか、自分はこれか何をすべきなのか――。
ポケモントレーナーとして一つの区切りを迎えたサトシは、自分自身の今後についても、真剣に考えていた。
ハナコ 「まったく。今までの旅で何人の女の子と仲良くなったのかしらね〜」
サトシ 「いや、でも、カノンとは あのとき会ったっきりだし、手紙をくれるなんて、何かあったのかな?」
ピカチュウ 「ぴかぁ」
ハナコ 「きっと お祝いのメッセージよ。きちんと お返事だすのよ」
ハナコはサトシに手紙を渡すと、彼の部屋から出て行った。