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──欲しいんだ、俺の火照ったアナルに、お前のアイススピナーが……。
スプリングのよく沈むベッドに座っている俺は、腰掛けて同じ高さになっているグルーシャの瞳を逃さないよう見つめている。
彼の、動揺を隠しきれず四方に散らしている視線の先には興味がなかった。
グルーシャ「えっと……どうして? キミとはその……色々な問題があるよね?」
──俺が、男だということか?
グルーシャ「うん、そう……まあ、キミは男性で、僕も男。同性での関係が存在することは勿論知っているし尊重するつもりだけど……いざ自分自身が当事者に言い寄られると、ちょっと困っちゃうね……」
──それでも、その高い壁を越えて愛し合いたいんだ……。刑務所の壁を、グラスファイバーのポールを使って飛び越える話があったね。
グルーシャ「……どうしてもセックスがしたいの? 別に、セックスが無いカップルだってある。そのまま関係が継続していくこともあると思うよ……?」
言葉の節々から飛び出している、俺を傷つけまいと剪定されたはずのトゲがくすぐったい。
しては、くれないのだろうか。わかっては、くれないのだろうか……。話を切り出す前から覚悟はしていたつもりでも、現実を纏う重苦しい空気にいざ包まれると狼狽えてしまう。
──だめ。ダメなんだ……。俺はお前に求められたがってる。セックスという行為を通して、相手の抱えている感情が愛であることを確かめたいんだ……。同性愛だからこそ、より強くなる欲望だと、思う。
グルーシャ「そっか。……そうだよね、ぼくに抱かれることで、友達に抱くLIKEでは無くて、恋人に抱くLOVEを感じたい……そういうことだね」
──そうだ。
グルーシャ「……本当に申し訳ないけど、ぼくはその期待に応えてあげられない。……すまない」